JP4667129B2 - 通信制御方法及び,これを適用する通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は,通信制御方法及び,これを適用する通信装置に関する。特にL2ループ発生時に通信を確保するための通信制御方法及び,これを適用する通信装置に関する。
ネットワークにおいて,LANケーブルの誤接続により発生する非常に頻度の高い障害の一つであるL2ループ(ブロードキャストストーム)が知られている(例えば,特許文献1)。このL2ループが発生すると、サブネット全域で伝送路が高負荷となるだけでなく、ループの存在する場所にパケットがフォワードされるブラックホール現象と呼ばれる現象が発生する。
かかるL2ループの発生のメカニズムは以下のように説明できる。図1は,L2ループの発生のメカニズムを説明する図である。
してブロードキャストパケットを送信する。サブネット内の全ての端末2,3にパケットが届くように各中継スイッチSW1,SW2,SW3でフォワードされる。
このとき、各中継スイッチSW1,SW2,SW3では、このパケットを受信したポートにおいてパケットの発MACアドレスであるである“A”を学習する。すなわち、このポートの先にMACアドレス“A”を持つ端末が存在することを学習する。これにより,次に、他の端末から宛先MACアドレスが“A”のパケットを送信したときに、各中継スイッチがこの学習結果からフォワードするポートを決定することができる。
ところが、図1Bに示すように,例えば,中継スイッチSW3において,LANケーブルの誤接続によりケーブルがループ状態となると,端末1が送信したブロードキャストパケットがループする。すなわち,端末1の送信したパケットが,中継スイッチSW3でループする度にループ箇所から端末1が送信したパケットが送信され、先の説明と同じ原理でサブネット内の各中継スイッチSW1,SW2,SW3でループ箇所にMACアドレス“A”の端末1が存在するとしてMACアドレスが誤って学習される。
特開2002-252625号公報
この結果、端末1宛のパケットを他の端末が送信しようとしても、中継スイッチSW3に形成されたループ箇所にパケットが吸い込まれるため、端末1には正常にパケットが届かなくなり、端末1宛への通信が不能となる。
Windows(マイクロソフト社OS)使用の装置やパーソナルコンピュータやルータは頻繁にブロードキャストパケットを送信するため、一度ブロードキャストパケットを送信した端末はサブネット内で通信ができなくなる、という現象が発生する。
上記特許文献1では,このようなループの発生箇所を検出する手法を開示しているが,ループの発生した後に誤って学習したアドレスを訂正する手法はこれまでに存在していなかった。従来はケーブルを抜くなど物理的な作業でループ発生源を切り離して根本的にループを停止させなければ、ループサブネット内に存在する端末と通信することは困難であった。
このような切り離し作業は、ループ箇所を特定する必要があるため、時間的、人的コストが高いという問題があった。
したがって,本発明の目的は,L2ループ・ブロードキャストストームが発生した時にも、ループサブネット内のホスト同士、あるいはループサブネット内のホストとループサブネット外のホストの通信路を確保し,サブネット内の通信を可能にする通信制御方法を提供することにある。
上記の本発明の目的を達成する通信制御方法の第1の側面は,サブネット内の中継スイッチに接続された複数のエンドホスト間でデータの送受を行う通信システムにおいて,前記中継スイッチにおけるL2レベルの誤接続、および中継スイッチの故障により発生するパケットループによる通信障害を回復する通信制御方法であって,前記サブネットを構成する,通信させたいエンドホストの送信元MACアドレス以外のMACアドレスを送信元として,パケットを連続して送信し,これにより,前記パケットループを停止させ,ついで,送信先のエンドホストのMACアドレスを送信先MACアドレスとしてパケットデータを送信することを特徴とする。
前記連続送信するパケットの宛先をブロードキャストアドレスとすることができる。
また,前記連続送信するパケットを,前記サブネットに実在しないアドレスを宛先としてユニキャストに送信することができる。
さらに,前記連続送信するパケットを,前記サブネットに実在しないアドレスを送信元MACアドレスとしてマルチキャストすることができる。
前記通信させたいエンドホストの送信元MACアドレス以外のMACアドレスは,通信をモニタして実在するMACアドレスを取得し、取得されたMACアドレスと予め識別されている実在するMACアドレス以外のMACアドレスとしてもよい。
前記サブネット内に実在しないMACアドレスを送信元アドレスに設定して、ブロードキャストされるパケットを連続的に送信することができる。
また,前記サブネットに存在しないMACアドレスを送信元アドレスに設定し,通信させたいエンドホストがユニキャストで応答する、宛先がブロードキャストであるパケットを送信し,これにより,エンドホストのMACアドレスを前記サブネット内の中継スイッチで正しく学習させることも可能である。
前記サブネットに存在しないMACアドレスを送信元アドレスに設定し,前記サブネット内に実在しないアドレスの宛先を持つユニキャストパケットを送信し,これにより,エンドホストのMACアドレスを前記サブネット内の中継スイッチで正しく学習させるようにしてもよい。
前記サブネットに存在しないMACアドレス送信元アドレスに設定し,通信させたいエンドホストがユニキャストで応答する、宛先がマルチキャストであるパケットを送信し,これにより,エンドホストのMACアドレスを前記サブネット内の中継スイッチで正しく学習させるようにしてもよい。
上記の本発明の目的を達成する通信制御方法の第2の側面は,サブネット内の中継スイッチに接続された複数のエンドホスト間でデータの送受を行う通信システムにおいて,前記中継スイッチにおけるL2レベルの誤接続により発生するパケットループによる通信障害を回復する通信制御方法であって,
通信させたいエンドホストのMACアドレスを発アドレスとして持つパケットを連続的に送信し,これにより,ブロードキャストパケットの発アドレスが同一の場合に、中継スイッチのMAC学習テーブルを消去させ,ついで,送信先のエンドホストのMACアドレスを送信先MACアドレスとしてパケットデータを送信することを特徴とする。
上記において,アープ(ARP:Address Resolution Protocol)ブロードキャストパケットを送信し,その後に誤学習訂正のためのパケット送信を行い,エンドホストのIPアドレスからMACアドレスを取得することも可能である。
また,前記パケットの連続的に送信は,遠隔地に置かれた装置から実行されることも可能である。
L2ループ・ブロードキャストストームが発生した時にも、ループサブネット内のホスト同士、あるいはループサブネット内のホストとループサブネット外のホストの通信路を確保し,サブネット内の通信を可能にする。
以下に図面に従い,本発明の実施の形態例を説明する。なお,実施の形態例は本発明の理解のためのものであり,本発明の技術的範囲は,これに限定されるものではない。
本発明の基本原理は,ループ発生時の誤ったアドレス学習をリモートからパケットを連続的に送信することで訂正するものである。これにより、ループ発生源を切り離すことなく、サブネット内の端末との通信を可能にし、これまで必要であった通信回復までの時間的および人的コストを大幅に削減することが可能になる。
すなわち,ループするパケットとして、通信の送信元、宛先双方の端末の持つMACアドレスを送信元とするパケットが存在しないようにすれば良く、本発明では,この条件を満たすパケットを連続的にブロードキャストし、意図的にループしているパケットを置き換えることを原理とする。
ループを構成している中継スイッチポートでは本発明によりパケットが連続的に入力されると共に、既存のループパケットも入力されるため出力ポート1つに対して2入力が存在する状態となる。これが連続的に発生するため入力または出力キューが溢れ、結果的にループしているパケットが中継スイッチにおけるキュー溢れにより廃棄させられ、本発明により送信するパケットのみがループしている状態を作り出すことができる。
以上の原理により、ループからMACアドレスの誤学習の原因となるパケットが送信されなくなり、サブネット内の端末(エンドホスト)と通信できるようになる。
図2は,上記原理を実現する本発明を説明するためのサブネットの構成例である。中継スイッチSW1にエンドホスト200A,200Bが接続され,更に,一つのホストの概念として本発明の方法を適用するL2ループ時に通信を回復するための通信装置100(以下本発明装置100という)が中継スイッチSW1に接続されている。さらに,中継スイッチSW1の先にケーブルで接続された中継スイッチSW2が存在し,この中継スイッチSW2におけるケーブル接続の誤りによりL2ループが発生している状態を示している。
[第1実施例]
図3は,本発明に従う本発明装置100の機能構成例を示す図である。図4は,図3の実施の形態例に対応する本発明装置100の動作フローであり,図5は,図2のサブネットにおける信号のシーケンスを示す図である。
これらの図を参照して本発明の第1の実施例を説明する。
本発明装置100は指定されたパケット(Etherヘッダの宛先アドレス、発アドレス、プロトコル、プロトコルに応じたペイロードなど)を指定された回数で送信する機能を持ち、サブネットに実在しないMACアドレスを発アドレスとしてブロードキャストされるパケットをサブネット内に連続的に送信する。これにより、通信させたいエンドホストのMACアドレスが中継の中継スイッチSW1,SW2で誤学習されることを停止する効果が得られる。
図3に示す本発明装置100の機能ブロックにおいて,入力部101において,本発明装置100のMACアドレス(=MC)を取得し(図4,ステップS1),更に制御パラメータとして,送信パケット数,サイズ,ヘッダ,ペイロード情報を取得する(ステップS2)。ついで,パケット送信部102は,入力された制御パラメータに従って発アドレスをMACアドレス(=MC)とするパケットを生成して,ネットワークインタフェース103を通して送信する(ステップS3)。
本発明装置100の前記制御パラメータとして、プロトコル、宛先MACアドレス、発MACアドレス、パケット長、およびMACパケットの上位プロトコル固有のパラメータなどをパケット送信部102に渡すことができる。これらの送信するパケットのパラメータは全て変更することもできるし、またデフォルトの値を用いてもよいし、固定の値で変更できなくてもよい。送信を指示されたパケット送信部102は、制御パラメータに基づき、パケットを生成し、インタフェース103を通してネットワーク110に送信する。停止を指示されれば、送信部102はパケットの送信を停止する。
ここで,パケットは,ヘッダ部に宛先アドレスと発アドレスが書き込まれるように構成される。例えば、入力部101よりデフォルトのパラメータを利用して,1,514バイト(Byte)のイーサネット(Ethernet)の最長パケットとしてアープ(ARP:Address Resolution Protocol)リクエストフレームを,宛先MACアドレスがFF-FF-FF-FF-FF-FFというMACブロードキャスト、発アドレスが本発明装置100のMACアドレス、アープ(ARP)で要求するアドレスを本発明装置100のIPアドレス(=IPC)にして、例えば10,000パケットを送信する。これにより、ループしているパケットが本発明装置100で送信したパケットに置き換えられる。
たとえば,図2おいて,エンドホスト200Aが送信したブロードキャスト(BC)パケットPKT1が中継スイッチSW2でループしており、エンドホスト200AのMACアドレス(=MA)が中継スイッチSW1,SW2で継続的に誤学習( 「MA」がループ方向)されている場合を考える(図5,P1参照)。
この状態で、本発明装置100はブロードキャストパケットPKT2を大量に送信する( 図5,P2参照)。これにより,本発明装置100のMACアドレス(=MC)がループ方向隣,エンドホスト200Aが送信したループパケットPKT1を一掃する。したがって,誤学習の原因となるパケットPKT1がループする状態を停止させることができる。
ただし、この状態では、誤学習の原因となるエンドホスト200A発のパケットがループすることを停止させただけなので、誤学習が直ってはいない。
この後、例えば、通信の発信元となるエンドホスト200Aが自発的に誤学習されていないエンドホスト200BへユニキャストパケットPKT3を送信する。これを契機に、エンドホスト200Aのアドレスが中継スイッチSW1上で正しく学習されながら(図5,P4参照)、エンドホスト200Bに到達する。
この結果、エンドホスト200Bからエンドホスト200Aへの通信も応答パケットPKT4が正しく学習されている経路を通ってエンドホスト200Aに到達するようになる(図5,P5参照)。
以上のメカニズムにより誤学習が訂正され、L2ループが発生している状況でもエンドホスト200Aと200Bとの間で通信することが可能になる。
ここで,上記した送信するMACパケットPKT2の宛先MACアドレスはMACパケットのブロードキャスト(=BC)以外にMACパケットのマルチキャストアドレス、もしくはサブネット内で利用されていないMACパケットのユニキャストアドレスを使うことも可能である。
また,送信するMACパケットの発アドレスは本発明装置100のMACアドレス(=MC)でなくてもよく、通信させたいエンドホストの持つMACアドレス以外であれば、任意のアドレスを利用できる。サブネット内で利用されていないMACパケットのユニキャストアドレス、サブネット内で利用されているMACのユニキャストアドレス、MACブロードキャスト、MACマルチキャストアドレスを利用しても良い。
たとえば、サブネットに存在しない任意のMACアドレスを発アドレスとしてアープ(ARP)を送信すると、本発明装置100が送信したパケットがループした場合には、ループ箇所からサブネット全域に対して送信したパケットが再送信され続ける。このときに、各中継スイッチで学習されるMACアドレスは、先に生成した実在しないエンドホストのMACアドレスとなり、各中継スイッチでMACアドレスがループ箇所に存在するように誤学習されても、本発明装置100を含めて実在するエンドホストには何ら影響がない。
また、送信するプロトコルもアープ(ARP)に限るものではなく、IP(Internet Protocol),
ICMP(Internet Control Message Protocol),IPX(Internet Packet Exchange)など,どのような上位プロトコルを利用しても良く、現在は使われていないようなエンドホストが解釈できないプロトコル、または、正常に解釈できないパケットを利用しても良い。送信するパケット長や送信するパケット数も、実際にネットワーク上に送信できるパケットであればどのような値でも良い。
また、本発明装置100は,ループしているサブネット内に設置しなくてもよく、例えば、ループしているサブネットと異なるネットワークに設置された場合にも、ループサブネット宛のIPブロードキャストアドレスを宛先としたICMP Echo Requestを連続的に送信する、RIPなどループサブネット内のルータがブロードキャストパケットで応答するパケットを連続的に送信する、あるいは NetBIOSループサブネット内のエンドホストがブロードキャストパケットで応答するパケットを連続的に送信することによっても同様に可能である。
また、本発明装置100はVLAN(Virtual Local Network)tag をつけたMACパケットを送信してもよく、ループサブネットで利用されているVLANtagを指定することにより、適切なサブネットにパケットを送信することが可能になる。
[第2実施例]
第2の実施例として,ループしている受信パケットをモニタしながらパケットを送信する実施例を説明する。
かかる第2の実施例におけるサブネットの構成は,先の図2に示したとおりとする。第2の実施例に手着る本発明装置100の装置構成例を図6に示す。図7は,その動作フローである。
図6に示す本発明装置100の装置構成例において,入力部101より検査パラメータを取得し,パケット送信部102において,送信パケット数,サイズ,宛先アドレスを設定する(ステップS11)。
通信させたいホストのアドレス集合Hを取得または設定する(ステップS12)。ついで,本発明装置100及びサブネット上のMACアドレスのリストを取得する(ステップS13)。
ついで,取得したMACアドレスのリストにないアドレスXを生成する(ステップS14)。
生成されたアドレスXを発アドレスとし,実施例として5,000個のアープ(ARP)パケットを送出する(ステップS15)。
一方,監視部106において,一定期間,例えば1秒間に受信したイーサネット(Ethernet)パケットの発アドレスの全てを監視部106に記録する。1秒間受信し,受信した発MACアドレスの集合Sを記録する(ステップS16)。
そして,期間内に受信したパケットの発MACアドレスの集合Sと先に設定した通信させたいホストのアドレス集合Hと比較する(ステップS17)。この比較において,集合Sが集合 Hに含まれないようになれば(ステップS17,N),実在するエンドホスト200A,200Bに誤学習の影響がなくなり,それらと通信可能となるので,処理は終了する。そうでなければ(ステップS17,Y),更に集合Sが集合Hに含まれなくなるまで,Xを発アドレスとするパケットの送信(ステップS15)を継続する。
この実施例では受信したパケットの発MACアドレスに一つでも実在するエンドホストのMACアドレスが含まれていれば(集合Sに集合Hが含まれる:ステップS17,Y)、無限に送信処理を繰り返すが、有限回で停止させてもよい。
また、一定期間受信し続けなくてもよく、ステップS17でパケットを受信するたびに、発アドレスがサブネット内に実在するエンドホストのMACアドレスと一致するかを比較し、一致する場合には、任意の実在しないMACアドレスを発アドレスとしたパケットを実施例1と同様に連続的に送信してもよい。
また、最初に監視部106で受信したブロードキャストパケットの発MACアドレスを一定時間の間に取得記録しておき、次に、通信させたいエンドホストのMACアドレスが、監視部106で記録した受信発MACアドレスに一致する場合に、前記の送信処理を実施することで、通信させたいエンドホストのMACアドレスが誤学習されていなければ、送信処理を実施しなくてもよい。これにより、ネットワークに不必要な負荷を与えなくすることもできる。
ただし、通信させたいエンドホストが発アドレスであるブロードキャストパケットが現在ループしていなくても、過去にループしていた場合には、MACアドレスが誤学習されている可能性がある。このため、一定時間の間にループしていないことが確認されても、エンドホストが通信できない場合は、前記の送信処理(ステップS15)をしてもよい。
以上の状態で通信を目的とするパケットをエンドホスト間で送受信すれば、誤学習が発生している場合でも通信が回復する効果が得られる。
[第3実施例]
第3の実施例として,ホストが応答するブロードキャストパケットをループさせる実施例を説明する。
この第3の実施例では誤学習の原因となるパケットがループする状態を全て停止させ、且つ誤学習を訂正し、正常に学習させることを特徴とする。ネットワーク構成は,図2に示した例であり,図8は,本実施例における信号のシーケンスフローである。
図9は,MACパケットのフォーマットであり,MACヘッダは詳細には,宛先MAC,発MAC 及びタイプの3つのフィールドがある。なお,図9の他,関連するMACパケットのフォーマットを示している図では,簡単化のためにMACヘッダのタイプは省略されて示されている。
まず、第1実施例または第2実施例に従って、本発明装置100から図9Aに示すフォーマットのMACパケットPKT2を連続して送り,通信させたいエンドホスト200A発のMACパケットPKT1によるループLP1が消滅した状態にする(P1)。このとき,本発明装置100から送出されたMAKパケットPKT2によるループLP2は暫く消滅しない状態である。
次に,本実施例において,アープ(ARP)要求パケットを送信するが、この際、図9Bに示すフォーマット構造のアープ(ARP)要求パケット内で,要求する宛先IPアドレスをエンドホスト200AのIPアドレス(=IPA)に設定し、第2の実施例と同様に、アープ(ARP)要求パケット内の要求元のIPおよびMACアドレスとしてサブネットで使われていないIPアドレス(=IPX)とMACアドレス(=MX)を設定する。さらに,MACヘッダ部でアープ(ARP)要求の発MACアドレスをMXに設定し、宛先MACアドレスとしてブロードキャストMACアドレス(=BC)に設定したパケットを1つ、もしくは複数送信する。これにより,送信したアープ(ARP)要求パケットがループしながらブロードキャストされる(LP3)。
このアープ(ARP)要求パケットをエンドホスト200Aが1つ受信すると、エンドホスト200Aはアープ(ARP)の応答パケットを1つ宛先MACアドレス(=MX)に対して送信する(P2)。
このMACアドレス(=MX)はループ箇所に存在すると全ての中継スイッチSW1,SW2で誤学習されているため、結果的に、ループに向かってアープ(ARP)の応答が中継され、中継路に沿う各中継スイッチでエンドホスト200AのMACアドレス(=MA)が正常に学習される(P3)。
以上の状態で通信を目的とするパケットPKT3,PKT4をエンドホスト200A,200B間で送受信すれば、誤学習が発生している場合でも通信が回復する(P4)。
なお,エンドホスト200Aはアープ(ARP)に応答し続け、負荷が高くなるため、正常に学習された後、ループパケットをホストの負荷が高くならないものに置き換えることで、応答を停止させてもよい。この方法は,アープ(ARP)に限らず、エンドホストがブロードキャストされるパケットに応答すれば良く、IPマルチキャスト、IPブロードキャストなど様々なプロトコルを使うことも可能である。
[第4実施例]
第4の実施例は,誤学習の原因となるパケットがループするのを停止させずに、誤学習を訂正させることを特徴とする。
図10は,かかる第4の実施例に対応する信号のシーケンスを示す図である。
ある種類のイーサネットの中継スイッチにおいては、同一の発MACアドレス(ここではエンドホスト200AのMACアドレス(=MA)とする)を持つパケットが異なるポートに頻繁に到着した場合(P1−P2)、アドレスMAが学習されるポートが頻繁に変更され、正常に学習できないとみなされ、一時的に該当するMACアドレスが学習テーブルから消去され、結果的にアドレスMAは未学習の状態となる(P3)。
この場合に,通信を目的とするエンドホスト200A宛のパケットが中継スイッチに到着すると、MAは未学習であるため、宛先不明とみなされ、ユニキャストパケットではあるが、全ポートにブロードキャストされる(P4)。これにより、正常に学習されていないが、正しいポートにもパケットがフォワードされるため、誤学習を訂正したのと同等の効果が得られる。
このような状態を作るためには、アドレスMAを発アドレスとして持つMACパケットを連続的に送信すればよい。一例として第3の実施例において、予め誤学習の原因となるパケットがループするのを全て停止させなくても、ループにより連続的にブロードキャストされるパケットにエンドホストが応答すれば、中継スイッチにおいて誤学習を訂正した場合(図8,P3参照)と同じ効果が得られる。
また、別の例として、本発明装置100をループしているサブネットと異なるサブネットに設置し、ループしているサブネットとのゲートウェイであるルータを経由してループサブネット内のホスト宛に連続的にユニキャストパケットを送信する。仮に、ルータの送信したブロードキャストパケットがループしている場合でも、本実施例により一時的にホストからルータ宛のパケットが正常にフォワードされ、ルータを経由して本発明装置100と通信することが可能になる。
以上の状態で通信を目的とするパケットをエンドホスト間で送受信すれば、誤学習が発生している場合でも通信が回復する効果が得られる。
以上の例の場合で、宛先アドレスはユニキャストアドレスでなくてもよく、MACのブロードキャストアドレスやMACのマルチキャストアドレスなど何を使っても同等の効果が得られる。
[第5実施例]
第5の実施例として,ループサブネットと異なる遠隔のサブネットに属するエンドホストが、遠隔からループサブネット内もしくはループサブネット外に存在する本発明装置を制御して、遠隔からアドレス誤学習を停止・修正する例を示す。
図11は,かかる第5の実施例に適用される本発明装置の機能構成例を示す図である。
ルータの内部機能として、あるいは、サブネット内のエンドホストとしてループサブネット内に予め設置されている本発明装置100に対して、遠隔に存在するエンドホストは、telnetやSNMP(Simple Network Management Protocol)などの通信手段で、制御メッセージを送信し、それをパケット受信部105で受信する。本発明装置100は受信した制御メッセージを制御パラメータの入力として遠隔制御部104でこれを解釈し、先の実施例1〜4のいずれかの処理と同様の処理を行う。制御メッセージは既存の通信手段であれば特に制限がなく、例えば、TCP/IPを利用するならば、telnetやSNMPをはじめソケット通信に制御メッセージを乗せても良い。
本発明装置100がループサブネットに接続しているエンドホストとして動作する場合は、図11に示すように、制御メッセージを送受信するインタフェース103と、誤学習を停止・修正するためのブロードキャストパケットを送信するインタフェースは同一である。あるいは、物理的に異なるインタフェースであっても、論理的に一つのエンドホストとして動作すればインタフェースが複数あっても良い。
また、ループサブネットが外部のネットワークと接続される境界のルータ(ゲートウェイ)の論理的な機能の一部として実現されていてもよく、この場合は、図11におけるネットワークインタフェース103はサブネット側と外部ネットワーク側の2つに分離されるが、論理的な機能としては、ルータ宛のパケットは一旦パケット受信部105で受信され、それ以降の処理にも違いはない。
また、本発明装置100はループサブネット内に設置されていなくてもよく、第1の実施例のように、サブネット外からループサブネット内にIPブロードキャストが宛先のICMP Echo Requestパケットを連続的にループサブネットに送信することで、同様の効果が得られる。
[第6実施例]
第6の実施例は、ループ発生時にIPアドレスからMACアドレスを取得できることを特徴とする。
図12は,第6の実施例における誤学習の概念を説明する図である。図13は,第6の実施例に対応する信号シーケンスを示す図である。
図12に示すように,ループ発生時に本発明装置100がサブネット内の他のエンドホスト200との通信を試みる場合に、エンドホスト200のIPアドレス(=IPA)を知っていたとしても、アープ(ARP)要求を送信してエンドホスト200のMACアドレス(=MA)を取得しなければならない。
しかし、ループ発生時にはアープ(ARP)要求のようなブロードキャストパケットを送信すると(P1)、パケットがループして、本発明装置200のMACアドレス(MC)が誤学習されてしまう(P2)。このため、アープ(ARP)要求に対する応答が本発明装置100に正常に戻ってこないため、結果的にエンドホスト200のMACアドレス(=MA)を取得できず、通信ができない状態となる。
この時の状態を詳細に記述すると、本発明装置100からのアープ(ARP)要求(I)がループすることによりエンドホスト200は頻繁に本発明装置発のアープ(ARP)要求〈I〉を受信する。受信のたびにアープ(ARP)応答(II)を送信する。しかし、本発明装置100のMACアドレス(=MC)が,スイッチSW1,SW2において、ループ箇所に存在すると誤学習されている。
このため、結果的にエンドホスト200が送信したアープ(ARP)応答(II)は、全てループ箇所にフォワードされ、さらにループ箇所での誤学習により、アープ(ARP)応答パケットもループ箇所でループすることになる(P3)。
通常、図12に示すように,ブロードキャストパケットが回っている方向〈図12,実線〉と逆方向(図12,破線)でユニキャストパケットがループする。ここで、図13に示すように、実在しないMACアドレス(=MX)が発MACアドレスのブロードキャストパケット(III)を第1の実施例または第3の実施例のように本発明装置100が大量に送信する(P4)ことで、アープ(ARP)要求パケットをループから消滅させる。
次に、例えば第3の実施例のように発MACアドレスが本発明装置100のMC、宛先MACアドレスがMXの任意のMACパケット(IV)を本発明装置100が送信すると、第3の実施例の原理でスイッチSW1,SW2での誤学習が訂正される。この結果、ループしていたエンドホスト200が送信したアープ(ARP)応答のパケット(II)が,本発明装置100に向かってフォワードされ,最終的に本発明装置100はアープ(ARP)応答を受信することになり、エンドホスト200のMACアドレス(=MA)を取得できる(P5)。
以上により、ループしている場合でもアープ(ARP)プロトコルを用いてエンドホスト200のMACアドレスを取得することが可能になる。
(付記1)
サブネット内の中継スイッチに接続された複数のエンドホスト間でデータの送受を行う通信システムにおいて,前記中継スイッチにおけるL2レベルの誤接続により発生するパケットループによる通信障害を回復する通信制御方法であって,
前記サブネットを構成する,通信させたいエンドホストの送信元MACアドレス以外のMACアドレスを送信元として,パケットを連続して送信し,
これにより,前記パケットループを停止させ,
ついで,送信先のエンドホストのMACアドレスを送信先MACアドレスとしてパケットデータを送信する
ことを特徴とする通信制御方法。
(付記2)
付記1において,
前記連続送信するパケットの宛先をブロードキャストアドレスとすることを特徴とする通信制御方法。
(付記3)
付記1において,
前記連続送信するパケットを,前記サブネットに実在しないアドレスを宛先としてユニキャストに送信することを特徴とする通信制御方法。
(付記4)
付記1において,
前記連続送信するパケットを,前記サブネットに実在しないアドレスを送信元MACアドレスとしてマルチキャストすることを特徴とする通信制御方法。
(付記5)
付記1において,
前記通信させたいエンドホストの送信元MACアドレス以外のMACアドレスは,通信をモニタして実在するMACアドレスを取得し、取得されたMACアドレスと予め識別されている実在するMACアドレス以外のMACアドレスであることを特徴とする通信制御方法。
(付記6)
付記1において,
前記サブネット内に実在しないMACアドレスを送信元アドレスに設定して、ブロードキャストされるパケットを連続的に送信することを特徴とする通信制御方法。
(付記7)
付記1において,
前記サブネットに存在しないMACアドレス送信元アドレスに設定し,
通信させたいエンドホストがユニキャストで応答する宛先が,ブロードキャストであるパケットを送信し,
これにより,エンドホストのMACアドレスを前記サブネット内の中継スイッチで正しく学習させることを特徴とする通信制御方法。
(付記8)
付記1において,
前記サブネットに存在しないMACアドレス送信元アドレスに設定し,
前記サブネット内に実在しないアドレスの宛先を持つユニキャストパケットを送信し,
これにより,エンドホストのMACアドレスを前記サブネット内の中継スイッチで正しく学習させることを特徴とする通信制御方法。
(付記9)
付記1において,
前記サブネットに存在しないMACアドレス送信元アドレスに設定し,
通信させたいエンドホストがユニキャストで応答する宛先がマルチキャストであるパケットを送信し,
これにより,エンドホストのMACアドレスを前記サブネット内の中継スイッチで正しく学習させることを特徴とする通信制御方法。
(付記10)
サブネット内の中継スイッチに接続された複数のエンドホスト間でデータの送受を行う通信システムにおいて,前記中継スイッチにおけるL2レベルの誤接続により発生するパケットループによる通信障害を回復する通信制御方法であって,
通信させたいエンドホストのMACアドレスを発アドレスとして持つパケットを連続的に送信し,
これにより,ブロードキャストパケットの発アドレスが同一の場合に、中継スイッチのMAC学習テーブルを消去させ,
ついで,送信先のエンドホストのMACアドレスを送信先MACアドレスとしてパケットデータを送信する
ことを特徴とする通信制御方法。
(付記11)
付記1又は10において,
アープ(ARP:Address Resolution Protocol)ブロードキャストパケットを送信し,
その後に誤学習訂正のためのパケット送信を行い,エンドホストのIPアドレスからMACアドレスを取得することを特徴とする通信制御方法。
(付記12)
付記1又は,10において、
前記パケットの連続的に送信は,遠隔地に置かれた装置から実行されることを特徴とする通信制御方法。
(付記13)
中継スイッチと,
前記中継スイッチを通してデータの送受を行う,前記サブネット内に前記サブネットを構成するエンドホストと,
パケットを連続して送信する制御装置を接続し,
前記中継スイッチにおけるL2レベルの誤接続によりL2ループが発生する際,
前記制御装置は,通信させたいエンドホストの送信元MACアドレス以外のMACアドレスを送信元として,パケットを連続して送信し,これにより,前記パケットループを停止させ留ことを特徴とする通信システム。
(付記14)
付記13において,
前記連続送信するパケットの宛先をブロードキャストアドレスとすることを特徴とする通信制御方法。
(付記15)
付記13において,
前記連続送信するパケットを,前記サブネットに実在しないアドレスを宛先としてユニキャストに送信することを特徴とする通信制御方法。
(付記16)
付記13において,
前記連続送信するパケットを,前記サブネットに実在しないアドレスを送信元MACアドレスとしてマルチキャストすることを特徴とする通信制御方法。
(付記17)
付記13において,
前記通信させたいエンドホストの送信元MACアドレス以外のMACアドレスは,通信をモニタして実在するMACアドレスを取得し、取得されたMACアドレスと予め識別されている実在するMACアドレス以外のMACアドレスであることを特徴とする通信制御方法。
(付記18)
付記13において,
前記サブネット内に実在しないMACアドレスを送信元アドレスに設定して、ブロードキャストされるパケットを連続的に送信することを特徴とする通信制御方法。
(付記19)
付記13において,
前記サブネットに存在しないMACアドレス送信元アドレスに設定し,
通信させたいエンドホストがユニキャストで応答する宛先が,ブロードキャストであるパケットを送信し,
これにより,エンドホストのMACアドレスを前記サブネット内の中継スイッチで正しく学習させることを特徴とする通信制御方法。
上記に図面に従い実施例を説明したように,本発明によりL2ループ・ブロードキャストストームが発生した時にも、ループサブネット内のホスト同士、あるいはループサブネット内のホストとループサブネット外のホストの通信路を確保し,サブネット内の通信を可能にする。
これにより,通信品質の信頼性が担保でき,産業以上寄与するところ大である。
L2ループ(ブロードキャストストーム)の発生のメカニズムを説明する図である。 本発明原理を実現する本発明実施例を説明するためのサブネットの構成例である。 本発明に従う本発明装置100の機能構成例を示す図である。 図2の実施の形態例に対応する本発明装置100の動作フローである。 サブネットにおける信号のシーケンスを示す図である。 第2の実施例における本発明装置100の装置構成例を示す図である。 第2の実施例における本発明装置100の動作フローである。 第3の実施例における信号のシーケンスフローである。 パケットのフォーマットを示す図である。 第4の実施例に対応する信号のシーケンスを示す図である。 第5の実施例に適用される本発明装置の機能構成例を示す図である。 第6の実施例における誤学習の概念を説明する図である。 第6の実施例に対応する信号シーケンスを示す図である。
符号の説明
100 本発明装置
1,2,3,200,200A,200B エンドホスト,
SW1,SW2,SW3 スイッチ
101 入力部
102 パケット送信部
103 ネットワークインタフェース
104 制御部
105 パケット受信部
106 監視部
107 表示部

Claims (5)

  1. サブネット内の中継スイッチに接続された複数のエンドホスト間でデータの送受を行う通信システムにおける通信方法において、
    前記中継スイッチにおいて、あるパケットループが発生している場合に、第1のエンドホストと第2のエンドホストのいずれとも異なるMACアドレスを送信元とするパケットを連続的に第3のエンドホストから前記中継スイッチに送信し、
    前記中継スイッチにおいてループしている前記あるパケットを前記中継スイッチにおけるキュー溢れにより廃棄させ、
    前記第1のエンドホストから、該第1のエンドホストを送信元とし、前記第2のエンドホスト宛てのパケットを送信して、該第1のエンドホストと前記第2のエンドホストとの間に介在する中継スイッチに、前記第1のエンドホストについてのアドレス学習を行わせ、
    前記第1のエンドホストと前記第2のエンドホスト間での通信を行う、
    ことを特徴とする通信方法。
  2. 請求項1において、
    前記連続的に送信するパケットの宛先をブロードキャストアドレスとすることを特徴とする通信制御方法。
  3. 請求項1において、
    前記連続的に送信するパケットを、前記サブネットに実在しないアドレスを宛先としてユニキャストに送信することを特徴とする通信制御方法。
  4. サブネット内の中継スイッチに接続された複数のエンドホスト間でデータの送受を行う通信システムにおける、前記中継スイッチにおけるL2レベルの誤接続により発生するパケットループによる通信障害を回復する通信制御方法であって、
    同一のMACアドレスを発アドレスとして持つパケットを、連続的に送信し、これにより、ループを生じた中継スイッチの、アドレスを学習するポートを頻繁に変更させて、前記MACアドレスを未学習状態とし、
    ついで、第1のエンドホストから、該第1のエンドホストを送信元とし、前記第2のエンドホスト宛てのパケットを送信して、該第1のエンドホストと前記第2のエンドホストとの間に介在する中継スイッチに、前記第1のエンドホストについてのアドレス学習を行わせ、
    前記第1のエンドホストと前記第2のエンドホスト間での通信を可能とさせる、
    ことを特徴とする通信制御方法。
  5. 中継スイッチと、
    前記中継スイッチに接続される、サブネット内の複数のエンドホストを有し、
    前記中継スイッチにおいて、あるパケットループが発生している場合に、前記複数のエンドホストの内の第1のエンドホストと第2のエンドホストのいずれとも異なるMACアドレスを送信元とするパケットを連続的に第3のエンドホストから前記中継スイッチに送信し、
    前記中継スイッチにおいてループしている前記あるパケットを前記中継スイッチにおけるキュー溢れにより廃棄させ、
    前記第1のエンドホストから、該第1のエンドホストを送信元とし、前記第2のエンドホスト宛てのパケットを送信して、該第1のエンドホストと前記第2のエンドホストとの間に介在する中継スイッチに、前記第1のエンドホストについてのアドレス学習を行わせ、
    前記第1のエンドホストと前記第2のエンドホスト間での通信を行う、
    ことを特徴とする通信システム。
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