JP4665445B2 - Driving force transmission device for vehicle - Google Patents
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Description
本発明は車両用駆動力伝達装置に係り、特に、トルク感応型の車両用駆動力伝達装置に関するものである。 The present invention relates to a vehicle driving force transmission device, and more particularly to a torque-sensitive vehicle driving force transmission device.
トルク感応型の車両用駆動力伝達装置の一例として、遊星歯車式の車両用差動歯車装置(例えば、特許文献1参照)について、図5により簡単に説明する。デフケース102の内部にインターナルギヤ104が回転自在に収容され、このインターナルギヤ104の内周側の同心円上にサンギヤ106が配置されている。これらインターナルギヤ104とサンギヤ106の間に、プラネタリキャリア110に保持された複数個のプラネットギヤ108が配置され、前記両ギヤ104、106に噛み合っている。この発明の構成では、インターナルギヤ104、サンギヤ106およびプラネットギヤ108がいずれもはす歯を有して互いに噛み合っている。
As an example of a torque-sensitive vehicle driving force transmission device, a planetary gear type vehicle differential gear device (see, for example, Patent Document 1) will be briefly described with reference to FIG. An
前記インターナルギヤ104は、円筒状の部分104bとその一端部(図5の左端)から内周側へ伸びる内向きフランジ部104cとを有しており、円筒状の部分104bの内周面に内歯104aが、フランジ部104cの内周面にスプライン104dが形成されている。このフランジ部104cのスプライン104dに、カップリング114の外周に形成されたスプライン114aが嵌合している。
The
前記構成の車両用差動歯車装置では、例えば、プラネタリキャリア110と一体のデフケース102に、エンジン側からの駆動を伝えるとともに、インターナルギヤ104にスプライン係合されたカップリング114の内周に形成されているスプライン114bに、四輪駆動車の前後輪のいずれか一方を、そして、サンギヤ106の内周に形成されたスプライン106bに、前後輪の他方をそれぞれ連結する。
In the vehicle differential gear device having the above-described configuration, for example, the drive from the engine side is transmitted to the
この車両用差動歯車装置は、エンジンの駆動力が伝達されると、プラネットギヤ108を保持しているプラネタリキャリア110が回転駆動され、良好な路面を直進しているときには、プラネタリキャリア110に保持されたプラネットギヤ108と、このプラネットギヤ108に噛み合うインターナルギヤ104およびサンギヤ106が相対回転せずに一体的に回転する。また、コーナリング時等には、プラネタリキャリア110に保持されたプラネットギヤ108が自転することによって、インターナルギヤ104とサンギヤ106にそれぞれ連結されている前後駆動輪の回転差を吸収する。
In this vehicle differential gear device, when the driving force of the engine is transmitted, the
さらに、前後の路面のμが異なり、前後の駆動輪のグリップ力に相違が出たときには、互いに噛み合うはす歯同士の回転反力により発生する軸方向のスラスト力や、プラネットギヤ108とこのプラネットギヤ108を保持しているプラネタリキャリア110との摺動面に発生する摩擦力、さらに、プラネットギヤ108およびプラネタリキャリア110の先端面とインターナルギヤ104のフランジ部104c内面との間に配置されたワッシャ116、インターナルギヤ104のフランジ部104cおよびカップリング114とデフケース102の内面との間に配置されたワッシャ124との摺動による摩擦力、サンギヤ106の端面とプラネタリキャリア110との間のワッシャ120、122およびカップリング114との間のワッシャ118との摺動による摩擦力等によって、インターナルギヤ104とサンギヤ106との差動、すなわち前後輪の差動を制限しながらトルク分配を行う。
Further, when the front and rear road surface μs are different and there is a difference in the gripping force between the front and rear drive wheels, the axial thrust force generated by the rotational reaction force between the helical teeth meshing with each other, the
前記構成の車両用差動歯車装置は、遊星歯車式トルク感応型のセンターデフであり、2軸の出力軸(インターナルギヤ104に連結されたカップリング114と、サンギヤ106)に発生するトルクは、ギヤ比によって設定されるトルク分配を基準として、ハウジング102への入力トルクに比例して発生する差動制限トルクが加減算(出力軸の一方は加算、他方は減算)される値となる。
従来の車両用駆動力伝達装置の一例としての車両用差動歯車装置では、伝達トルクは、図6に示すように、ギヤ比で決まるトルク分配を基準(図6の符号G参照)として、さらに、ハウジング(デフケース)102からの入力トルクに比例する差動制限トルクが加算されるため(同図の矢印T1参照)、例えば後輪駆動をベースとし、入力トルクに応じて前輪へもトルクが配分されるような特性を得ることはできなかった、また、高い加工精度が要求される部品の点数が多く、コストがかかるとともに、重量および容積が大きくなるという問題があった。 In a vehicle differential gear device as an example of a conventional vehicle driving force transmission device, as shown in FIG. 6, the transmission torque is further determined based on torque distribution determined by the gear ratio (see symbol G in FIG. 6). Because the differential limiting torque proportional to the input torque from the housing (difference case) 102 is added (see arrow T1 in the figure), for example, the rear wheel drive is used as a base, and the torque is distributed to the front wheels according to the input torque. In other words, the number of parts requiring high machining accuracy is high, the cost is increased, and the weight and volume are increased.
本発明は、ハウジング内に回転自在に収容された第1出力軸と、この第1出力軸と同軸上に配置された第2出力軸と、ハウジングに入力されたトルクにより推力を発生させる推力発生機構とを備え、前記推力発生機構の推力によって第1出力軸を第2出力軸に対して押し付け、それによって当該軸間に摩擦力を発生させ、この摩擦力を第2出力軸の出力トルクとしたことを特徴とするものである。 The present invention relates to a first output shaft rotatably accommodated in a housing, a second output shaft disposed coaxially with the first output shaft, and thrust generation for generating thrust by torque input to the housing. and a mechanism, pressing against the first output shaft by the thrust of the thrust generating mechanism to the second output shaft, thereby to generate a frictional force between the shaft and the output torque of the frictional force the second output shaft It is characterized by that.
本発明の車両用駆動力伝達装置は、従来のものに比較して構成が単純であるので、コスト、重量および容積を抑えることができる。また、第2出力軸側の伝達トルクが、従来の差動歯車装置のようにギヤ比を基準としてトルクが加算されるのではなく、ゼロからスタートするため、例えば後輪駆動を基調とするトルク配分特性を得ることができる。 The vehicular driving force transmission device of the present invention has a simple configuration as compared with the conventional one, so that the cost, weight and volume can be suppressed. Further, since the transmission torque on the second output shaft side starts from zero instead of adding torque based on the gear ratio as in the conventional differential gear device, for example, torque based on rear wheel drive Distribution characteristics can be obtained.
ハウジング内に、推力発生機構が発生する推力を介して入力トルクが伝達される第1出力軸と、この第1出力軸と同軸に配置され、第1出力軸を介して前記推力が作用して発生する摩擦力を出力トルクとする第2出力軸とを設けるという簡単な構成で、差動制限トルクの絶対値を抑えるという目的を達成する。 A first output shaft to which an input torque is transmitted via a thrust generated by a thrust generating mechanism is disposed in the housing, and is disposed coaxially with the first output shaft, and the thrust acts via the first output shaft. The object of suppressing the absolute value of the differential limiting torque is achieved with a simple configuration of providing a second output shaft that uses the generated frictional force as an output torque.
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係る車両用駆動力伝達装置(トルク感応カップリング)1の縦断面図であり、大径の円筒部2aと小径の円筒部2bとを有するケース2と、このケース2の大径円筒部2a側の開口部(図1の右側開口部)内に挿入され、ボルト4によって固定されたキャップ6とによってハウジング8が形成されている。
Hereinafter, the present invention will be described with reference to embodiments shown in the drawings. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a vehicle driving force transmission device (torque-sensitive coupling) 1 according to an embodiment of the present invention, and includes a
前記ハウジング8内に第1出力軸(メイン出力軸)10がフランジ部10bに形成されたカム面でケース2と一体回転するように保持されている。このメイン出力軸10は、円筒状の部分10aとその外周面に形成されたフランジ状の部分10bとを有しており、前記円筒状部10aの内周面にスプライン10cが形成され、例えば、4WD車のリア側のシャフト(図示せず)が接続される。さらにこのメイン出力軸10と同軸上に、第2出力軸(カップリング出力軸12)が回転自在に配置されている。この、カップリング出力軸12の内周面に形成されたスプライン12aには、前記4WD車のフロント側のシャフト(図示せず)が接続される。
A first output shaft (main output shaft) 10 is held in the
カップリング出力軸12のメイン出力軸10側の端面と、メイン出力軸10との間にスラストワッシャ14が配置され、また、カップリング出力軸12の逆側の端面(図1の右側の端面)と前記キャップ6の内面との間に2枚のスラストワッシャ16、18が配置されている。
A
さらに、ケース2の大径円筒部2aと小径円筒部2bとの間の円板状の底面2cと、メイン出力軸10との間に推力発生機構20が設けられている。この実施例の推力発生機構20は、メイン出力軸10の外周側に形成されたフランジ部10bと、ケース2の底面2cの内側に配置されケース2と一体回転するリング状のプレート22と、これらフランジ部10bとプレート22との間に介装されたボール24から構成されており、フランジ部10bとリング状プレート22の互いに対向する面上には、それぞれカム面(例えば、放射方向のV溝)が形成されている。プレート22は本発明の「第1カム部材」に相当し、フランジ部10bは本発明の「第2カム部材」に相当する。ハウジング8からの入力トルクによってフランジ部10bとプレート22とが相対回転すると、カムの作用により、フランジ部10bを第1出力軸の軸方向(図面右方)に押圧する推力が発生する。この推力によってカップリング出力軸12が押圧され、このカップリング出力軸12の一方の端面(図1の左側端面)と、メイン出力軸10との間に配置されたスラストワッシャ14、および他方の端面とキャップ6との間に配置された2枚のスラストワッシャ16、18による摩擦力を受ける。この摩擦力によって入力トルクが第2出力軸12に伝わり、カップリング出力トルクとなってフロント側のシャフトに伝えられる。
Further, a
以上の構成に係る車両用駆動力伝達装置(トルク感応カップリング)の作動について、図2により説明する。前述のようにハウジング8の外周側からエンジン(図示せず)の駆動トルクが入力される(図2の矢印A参照)。この入力トルクAは、カム(メイン出力軸10のフランジ10bとリング状のプレート22)とボール24からなる推力発生機構20によって推力を発生させながらメイン出力軸10に伝えられる(図2の矢印B参照)。さらに、この推力がカップリング出力軸12に作用し、その両側のスラストワッシャ14、16、18を介して、カップリング出力軸12をメイン出力軸10のフランジ部10bとキャップ6の内面との間に押し付けて摩擦トルクを発生させる(図2の矢印C参照)。この摩擦トルクCがカップリング出力トルクとなる。従って、図2中の矢印Dがメイン出力軸10からのメイン出力トルク、矢印Eがカップリング出力軸12からのカップリング出力トルクである。
The operation of the vehicle driving force transmission device (torque-sensitive coupling) according to the above configuration will be described with reference to FIG. As described above, the driving torque of the engine (not shown) is input from the outer peripheral side of the housing 8 (see arrow A in FIG. 2). This input torque A is transmitted to the
メイン出力軸10からトルクが出力されるフロント側と、カップリング出力軸12から出力されるリヤ側との路面抵抗が大きく異なる場合には、従来の差動歯車装置と同様に、入力トルクに比例して発生する差動制限トルクが加えられるが、この実施例に係るトルク感応カップリングでは、図3に示すように、カップリング出力軸12側(リヤ側)の伝達トルクT2は、ゼロ%を基準として加えられるので、従来の構成に比べてフロント側に配分されるトルクの絶対値を抑えることができ、それ以降の駆動部品の軽量化が可能となる。なお、入力トルクに対する前後輪のトルク配分の特性は、カム面の角度によって容易に調整できる。カム面を角度の異なる複数の面で構成することにより、例えば、入力トルクが所定の値を超えたときに第2出力軸へ配分されるトルクの割合が急峻に立ち上がるような特性を得ることもできる。
When the road surface resistance between the front side where the torque is output from the
図4は、第2の実施例に係る車両用駆動力伝達装置の縦断面図である。この実施例は、メイン出力軸60にベベルギヤ式のフロントデフ80が結合されたツインデフタイプで前輪駆動を基調とするタイプの車両用駆動力伝達装置(トルク感応カップリング)51である。
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of the vehicle driving force transmission apparatus according to the second embodiment. This embodiment is a vehicle driving force transmission device (torque-sensitive coupling) 51 of a twin differential type in which a bevel gear type
前記ツインデフタイプの車両用差動歯車装置51は、第1ハウジング58Aと第2ハウジング58Bとを突き合わせて構成されたハウジング58の内部に、ベベルギヤ式のフロントデフ80に結合された第1出力軸(メイン出力軸)60と、このメイン出力軸60と同軸上に配置された第2出力軸(カップリング出力軸62)とが回転可能に収容されている。
The
前記ハウジング58の内部に、複数の段部を有するカップ状のメイン出力軸60が収容されている。このメイン出力軸60の最も大径の部分60aが、ハウジング58の内径の最も大きい部分内に、僅かの間隙を隔てて収容されている。このメイン出力軸60の中径部60b、小径部60c等からなる外面側に、ほぼ同形状の内面を有するカップリング出力軸62が配置されている。このカップリング出力軸62の小径部62cは、ハウジング58の外部に突出して、例えば、リヤ側のシャフト(図示せず)に接続される。これらメイン出力軸60およびカップリング出力軸62は、同軸上に配置され、同一の軸線O1を中心に回転する。
A cup-shaped
メイン出力軸60の大径部60aのカップリング出力軸62側端面と、カップリング出力軸62の外周側大径部62aのメイン出力軸60側端面との間に、3枚のスラストワッシャ82、84、86が配置されている。3枚のスラストワッシャ82、84、86のうち外側の2枚82、86は、外周面に形成された係合部(図示せず)が、ハウジング(第2ハウジング58B)の内面に係合して一体的に回転し、中間のスラストワッシャ84は、内周側の係合部がカップリング出力軸60に係合して一体的に回転するようになっている。また、カップリング出力軸62の外周部の、前記メイン出力軸60と逆側の端面(図4の右側端面)と、ハウジング58の内面との間にもスラストワッシャ88が配置されている。
Three
前記メイン出力軸60の大径部60aの内周面に、軸方向の溝60dが形成され、この溝60d内に、前記メイン出力軸60およびカップリング出力軸62の回転軸線O1と直交する方向を向いてピニオンピン90の両端が挿入されている。
An
ピニオンピン90の両端部寄りの外周に、それぞれピニオンギヤ92が嵌合している。これら一対のピニオンギヤ92は、前記メイン出力軸60およびカップリング出力軸62の回転軸線O1を中心として、左右両側に配置された一対のサイドギヤ94に噛み合っている。前記メイン出力軸60の軸方向溝60d内に挿通されたピニオンピン90、このピニオンピン90に嵌合された一対のピニオンギヤ92および左右両側に配置されてピニオンギヤ92に噛み合う一対のサイドギヤ94等によりベベルギヤ式のフロントデフ80が構成されており、例えば、左右のサイドギヤ94がそれぞれフロント側の左右車軸(図示せず)に接続される。
Pinion gears 92 are fitted on the outer circumferences of the pinion pins 90 near both ends. The pair of pinion gears 92 mesh with a pair of side gears 94 arranged on the left and right sides around the rotation axis O1 of the
前記ハウジング(第1ハウジング58A)の内面の外周部寄りと、メイン出力軸60の大径部60aの端面との間に推力発生機構70が設けられている。この推力発生機構70は、メイン出力軸60の端面に円周方向等間隔で保持された複数個の第1カム部材96と、第1ハウジング58Aの内面の、前記第1カム部材96と対向する位置に保持された第2カム部材98を有している。第1カム部材96には半径方向のV溝が形成され、第2カム部材98に形成されたV字状の突部がこの第1カム部材96のV溝に係合しており、これら両カム部材96、98が相対回転することにより推力が発生する。
A
ハウジング58にエンジンの駆動力が入力されると、この入力トルクが、推力発生機構70によって推力を発生させながらメイン出力軸60に伝えられる。この推力がカップリング出力軸62側に作用し、メイン出力軸60とカップリング出力軸62との間のスラストワッシャ82、84、86およびカップリング出力軸62とハウジング(第2ハウジング58B)との間のスラストワッシャ88による摩擦トルクが、カップリング出力軸62からのカップリング出力トルクとしてリヤ側のシャフトに伝えられる。また、フロントデフ80のベベルギヤ(ピニオン92)からの軸方向の推力も、サイドギヤ94とメイン出力軸60を介してカップリング出力軸62に作用する。
When engine driving force is input to the
以上の構成のツインデフタイプの車両用駆動力伝達装置51は、通常は、エンジンからの駆動力がハウジング58に入力され、メイン出力軸60に結合されたベベルギヤ式フロントデフ80の両サイドギヤ94にフロント側の両シャフトが接続され、カップリング出力軸62にリヤ側のシャフトが接続される。
In the twin differential type vehicle driving
この実施例では、前記第1実施例と同様にハウジング58からの入力トルクを、推力発生機構70により推力を発生させてメイン出力軸60に伝え、さらに、その推力により発生する摩擦力をカップリング出力軸62からの出力トルクとすることに加えて、フロントデフ80のベベルギヤ(ピニオン92)からの推力もカップリング出力軸62に作用させることができ、大きな差動制限力を得ることができる。
In this embodiment, the input torque from the
8 ハウジング
10 第1出力軸(メイン出力軸)
12 第2出力軸(カップリング出力軸)
20 推力発生機構
8
12 Second output shaft (coupling output shaft)
20 Thrust generating mechanism
Claims (3)
前記推力発生機構の推力によって第1出力軸を第2出力軸に対して押し付け、それによって当該軸間に摩擦力を発生させ、この摩擦力を第2出力軸の出力トルクとしたことを特徴とする車両用駆動力伝達装置。 A first output shaft rotatably accommodated in the housing; a second output shaft disposed coaxially with the first output shaft; and a thrust generating mechanism for generating a thrust by torque input to the housing. ,
Pressing against the first output shaft by the thrust of the thrust generating mechanism to the second output shaft, thereby to generate a frictional force between the shaft and characterized in that the frictional force was output torque of the second output shaft A vehicle driving force transmission device.
前記第2出力軸は、前記第2カム部材から推力を受けて摩擦力を生ずることを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動力伝達装置。 The thrust generating mechanism includes a first cam member that rotates integrally with the housing, and a second cam member that faces the first cam member and rotates integrally with the first output shaft, and the first cam member and the first cam member An axial thrust is generated by relative rotation with the second cam member,
2. The vehicle driving force transmission device according to claim 1, wherein the second output shaft receives a thrust from the second cam member to generate a frictional force.
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