JP4665238B2 - Wig base of self hair utilizing wig and self hair utilizing wig - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、頭髪を植毛用の細線の間から外方へ引き出してかつらベースに植設された毛髪と混合するようにした自毛活用型かつら及びそのかつらベース並びにみの毛に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のかつらは、一般に、かつらの全体形状を画成するかつらベースに多数の毛髪を植設して形成されるが、このうち自毛活用型のかつらは、かつらベースに複数の孔又は網目を形成して、その孔又は網目から自毛を引き出すもののほか、図17に示すような自毛活用型の増毛部材60が知られている。これは、2つの保持部材61,61の間に複数の線材62を平行に架け渡し、保持部材61,61と線62に多数の毛髪を植設したものである。
この増毛部材60を取り付ける場合、止め具を用いて頭部に増毛部材60を載せて位置合わせした後、各線材62間の空間から整髪用ブラシ等を用いて自毛を引き出し、次いで引き出した自毛を線材62に植設した毛髪と絡み合わせることにより、自毛を活用して増毛部材60を装着するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成された自毛活用型の増毛部材60は、線材62がゴムひもなどにより弾力性及び伸縮性に富むよう棒状に構成されているので、その棒状の線材62は、ブラシや櫛などで自毛を引き出した際に、自毛の動きにより、線材62自体の形が歪むなどして変形してしまう。形体が変形すると安定性がなく、自毛と植毛された毛髪と絡み合わせてヘアスタイルを作ることが容易ではなくなる。
【0004】
したがって、ヘアスタイルを作り易くするために、増毛部材60自体の形を元の形体に戻さなければならない。例えば、自毛が各線材62間から引き出された状態で各線材62の型が変形している場合には、前後に引っ張っらないと元の形体に戻らない。このとき、各保持部材61,61を前後に引っ張るとある程度形状復元するが、自毛が各線材62間から出ている分強く引っ張らなければならず、引っ張った後に例えば止め具を用いて増毛部材60を自毛に止めると、引っ張られている分、自毛や地肌をいため脱毛を助長し得る課題がある。
【0005】
この発明は以上の点にかんがみて創作されたもので、自毛や地肌への影響を緩和しつつ自毛を活用して増毛し得るとともに、種々のヘアスタイルに自由に整えることができる自毛活用型かつら、そのかつらベース、みの毛及びみの毛の取付方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の自毛活用型かつらのかつらベースは、環状の周縁枠部材と、複数の剛性の細線とを備え、細線は芯材と芯材を密着して覆う収縮性の被覆部材とで形成されており、周縁枠部材の前額部及び後頭部に対応する内周縁に、細線の端部を差し込むことができる穴が複数形成され、細線の両端部がそれぞれ穴に差し込まれて上記周縁枠部材に取り付けられることで、細線が周縁枠部材の内周縁で囲まれる領域内に前後に伸びるように配置され、周縁枠部材に取り付けられた複数の細線が周縁枠部材の内周縁領域内で他の細線と交差し、その交差点において各細線が他の細線の動きに関与しないように、各細線同士が無接続で配置されていることを特徴としている。
被覆部材としては、後述する熱収縮性のチューブやパイプ状の組み紐,ネットなどが好適である。
【0007】
さらに、前記周縁枠部材の両側部にガイド細線を配置し、それらのガイド細線に沿って摺動可能にスライド細線を付加するようにしてもよい。
【0009】
前記細線は、剛性のある芯材のまわりを熱収縮性のチューブで密着して被われており、好ましくは、チューブは芯材よりも長く形成されている。または、細線は、剛性のある芯材のまわりを伸縮性のある円筒状の伸縮部材が長さ方向に引っ張られて延びて被われていてもよい。伸縮性のある円筒状の伸縮部材としては、パイプ状の組み紐,ネットなどがある。
【0011】
本発明における細線は、剛性のある芯材のまわり及び両端部が熱収縮性のチューブで被われ、チューブが熱収縮されることで芯材に密着していてもよい。好ましくは、細線の両端部の少なくとも一端部において、チューブが芯材よりも長く形成され、チューブが芯材の両端から外方へ縮径状態で延出している。
本発明における細線は、剛性のある芯材を伸縮性のある円筒状の伸縮部材が長さ方向に引っ張られて延びた状態で密着して覆い、伸縮部材の芯材端部より延びた部分が折り曲げて芯材に縛りつけられていてもよい。
【0012】
また、上記目的を達成するために、本発明では、細線のチューブ又は伸縮部材に毛髪を取り付けたみの毛を使用できる。このみの毛に、頭部の自毛を適宜の位置で取り付けるようにすれば確実にみの毛を頭部に取り付けることができる。
このみの毛は、剛性のある芯材のまわりが収縮性の被覆部材で密着して覆われた細線と、細線に取り付けられた毛髪とを備え、毛髪として、細線の側面に縮髪を、細線の外方に露呈する面に直毛を、取り付けるようにしてもよい。
本発明の自毛活用型かつらは、上記のようなかつらベースを有し、細線に毛髪が取り付けられている。
【0013】
上記各構成によれば、例えば特に各細線の間から自毛が引き出されて、細線が引っ張られたとしても、細線自体が剛性且つ弾力性をそなえていることから、元の形に復元し、また、各細線が周縁枠部材などに固定されているため、かつらベース及びかつら自体の型が安定し、自毛や地肌を痛めずにヘアスタイルを容易に調節することができる。
また、上記の細線によれば、芯材と熱収縮性のチューブなどの被覆部材で構成することで、確実に且つ簡単に植毛作業を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1はこの発明の一実施形態に係る自毛活用型かつらの、植設した毛髪を省略した状態の概略平面図である。
図1において、自毛活用型かつら10は、上側が前額部に対応し下側が後頭部に対応しており、全体が使用者の頭部の薄毛部分を覆う形状及びサイズとなるよう部分かつらとして形成されている。この実施形態の自毛活用型かつら10は、基本的には平面視環状に形成される周縁枠部材11内に複数本の細線12を縦方向(使用者の頭部の前後方向)に配置して形成したかつらベースで成っている。図1に示すように細線12は、周縁枠部材11の内周領域内の後頭部側で他の細線12と交差して周縁枠部材11に取り付けられている。なお、その交差点において、各細線12同士は接続、接着、逢着などされておらず、他の細線12に関わらず自由に動くことができるようになっている。
【0015】
各細線12は弾性及び剛性を有し、芯材12aとそれを被覆する被覆部材12bにより構成され(図2参照)、例えば、0.1〜3.0mm程度の太さ(直径)に形成されている。芯材12aはドライヤ等の熱の影響を受けにくい材料、例えばポリアミド系合成繊維,ポリエステルなどの合成樹脂,金属,紙,ゴム,木,竹,ネット,ガラス,カーボン等の弾性及び剛性を備えた材料、好ましくは頭皮の形状に沿って湾曲した形状記憶樹脂から構成され、例えば0.1〜3.0mm程度の太さのものが選ばれる。この細線12には多数の毛髪が取り付けられるので、その全体重量に抗して頭部形状に沿った湾曲状態を維持できる程度の剛性と弾力性を有する材料で芯材が構成されるのが好ましい。
【0016】
また、芯材12aとしてポリアミド系合成繊維,ポリエステルなどの剛性樹脂を用いる場合、例えば直径10〜30cm程度のロールに巻かれているポリアミド系合成繊維,ポリエステルなどの線をカットして用いると、やや弧状に湾曲した線形となるので、頭部の形状に適合し得る。また、ロールから引き出されてカットされた芯材に熱を加えて型作りして、頭部の形状に適合する型に成形したものも好適である。
さらに、この芯材12aのまわりを被覆部材12bが被って細線12が形成されるが、被覆部材としては熱収縮性のチューブが有利であり、この熱収縮性のチューブを用いた細線12について次に説明する。
【0017】
図2(a)〜(c)は、熱収縮性のチューブ(以下、チューブと言う)で被覆されている細線12の製造例を説明するための側面図である。
図2(a)に示すように、細線12は、芯材12aとこの芯材12aを被覆する熱収縮性のチューブ12bとから構成されている。チューブ12bは、芯材12aの外径より大きい内径を有しており、収縮される前のチューブ12bに芯材12aを差し込み、100℃〜105℃の温度範囲で数十分程度(例えば、5分〜30分)加熱処理を施すことで、チューブ12bが熱収縮して芯材12aに密着する。この際、チューブ12bは芯材12aの全長より長く形成されているので、加熱処理後は、図2(b)に示すように、残余のチューブ12bが芯材12aの両端からさらに外方へ縮径状態で延出している。このように、チューブ12bは芯材12aよりも長く形成されるのが望ましい。加熱処理を施された細線12の表面は、弾性のあるゴム質状の表面をなしているが、艶があるため、やすりなどでその表面を擦り、図2(c)に示すように艶消しされていれば、迷彩効果に富んで好ましい。また、薬液処理にて艶消しすることも可能である。
【0018】
なお、チューブ12bは、ポリオレフィンやポリエチレン或いはエチレン・プロピレン・ゴム(E.P.R)を主成分として構成したものが用いられ、100℃〜105℃で少なくとも径方向に40パーセント及びチューブの軸方向に大きくとも15パーセントの収縮特性を有するものが好適である。また、芯材12aとしては、チューブ12bよりも変形温度が高いものを用いるのが好ましい。
【0019】
さらに、被覆部材としては、チューブ12bの代わりに、ポリエステル,ポリアミド系合成繊維,天然繊維などで編み込まれたパイプ状の組み紐,ネットなど(以下、編み込みパイプと言う)を用いることができる。
ここで、図3(a)〜(d)は被覆部材として、編み込みパイプで被覆されている細線12の製造例を説明するための側面図である。
【0020】
図3(a)に示すように、形態が収縮される前の編み込みパイプ12cに芯材12aを差し込んで、図3(b)に示すように芯材12aをこれより長尺の編み込みパイプ12c内に収容する。次に、図3(c)に示すように、編み込みパイプ12cの両端部を長さ方向に引っ張ると、編み込みパイプ12cが延びるとともに、パイプ内径が収縮して芯材12aに密着する。そして、編み込みパイプ12cの延びた部分を図3(d)に示すように、折り曲げて他の紐12dで縛りつけることで、細線12が形成される。
なお、上記被覆部材のカラー(色)は、植毛する毛髪やファイバー、地肌の色に合わせて使い分けて構成する。
【0021】
次に、図1に示す周縁枠部材11は、かつらの形状を画成し、これを一定に保持して型くずれを防止するための型保持を行なうものであり、ポリアミド系合成繊維,ポリエステル製のネット又はポリウレタン等を素材とした人工皮膚などで構成されており、また上記細線12を固定するものでもある。すなわち、この周縁枠部材11は、かつらの型くずれを防ぐため、周縁が幅広の布テープやレースで縁取りされるか或いは樹脂コーティングなどで比較的肉厚に且つ剛性に縁取りすることにより形成される。また、周縁枠部材11は、上記合成繊維で構成されたネットを2枚重ね合わせて、形成されてもよい。
【0022】
ここで、図4(a)に示すように、細線12は周縁枠部材を構成する2枚のネット11a,11bの間に挟み込まれ、図4(b)に示すように、細線12を挟み込んだ状態で上下のネット11a,11bに対して、毛髪15を結着することにより、細線12が周縁枠部材11に確実に取り付けられるようになっている。これに代えて、上下のネット11a,11b及び細線12をともに超音波溶着により又は接着剤により接着することで取り付けてもよい。
なお、周縁枠部材11に取り付けられる細線12は自毛の粗密の程度によりその数を適宜増減することができる。
【0023】
図5は、上記自毛活用型かつら10(取り付けられるべき毛髪の図示を省略)を頭部に取り付けた状態を示す斜視図であり、各細線の間から自毛(図示省略)が引き出される。この場合、かつら10を頭の上から一方の手で押さえつつ、ブラシまたは櫛等を用いて頭部前方から後方にかけてブラッシングすることにより、各細線12間に抑え込まれている十分な量の自毛を簡単に外方へ引き出すことができる。
この際、ブラッシングにより細線12がたとえ上方へ浮いたとしても、細線12が形状復元性、弾力性がある形状記憶樹脂材などで弧状にに成形されていると頭形に沿った元の形状にすぐに復元する。
上述のように、自毛をかつら10の外面へ引き出したところで、整髪用ブラシ等により軽くブラッシングして、自毛と植設された毛髪とを絡み合わせながら所望の髪型に整髪することにより、かつらの装着が完了する。
【0024】
このようにして使用者の頭部に装着されたかつら10は、自毛が引き出される際、細線12も自毛の動きによってともに動くが、細線12自体が剛性且つ弾力性をそなえるため、櫛などで自毛が引っ張られるに伴って細線12自体が引っ張られたとしても弾力により元の形に戻る。
また、各細線12の間から引き出された自毛は、細線12が相互に交差して各細線12間の幅が変化していることで、自毛が適度に交差点で締め付けられて、引き出された状態を保持できるようになっている。
【0025】
また、自毛を引き出す際に細線12自体も引っ張られて周縁枠部材11にもその引張力が加わるが、周縁枠部材11も剛性をもって形成されているため、型くずれせず、安定してヘアスタイルを作ることができる。
さらに、各細線12間の交差点が接着などにより接続されていないことから、自毛の引き出しを容易に行なえるとともに、引き出された自毛が頭皮面側に倒れ込みすぎないように、細線12同士の交差点に支持されて、例えば、細線12の上にのることで、髪の一層のボリューム感を出すことができる。
【0026】
なお、弾力のある細線12は、ある一定の間隔に取り付けられているため、分け目スタイル、地肌を出したスタイルも可能となる。また、被覆部材12b,12cが弾力性に富みむので、植設された毛髪の根元の立ち上がりが良くなるためバックスタイルも可能となる。
また、細線12が芯材12aとそのまわりを被う被覆部材12b,12cから構成され、その被覆部材12b,12cがゴム状或いは化繊質であるため、毛髪15の植設作業が極めて容易になる。
【0027】
なお、上述した実施形態においては、各細線12が周縁枠部材11の内周縁領域内で互いに交差する態様を示した。ここで、図6は本発明の他の実施形態に係る自毛活用型のかつらの概略平面図であり、この実施形態のものは、各細線12が互いに平行して配列されている。なお、図6中、上側が前額部に対応し下側が後頭部に対応している。また、図7は、図6に示すかつら10(植毛された毛髪の図示を省略)を頭部に取り付けた状態を示す斜視図であり、各細線12の間から自毛(図示省略)が引き出される。
また、図6及び図7に示すように、細線の先端部12eが前額部辺りの周縁枠部材11からはみ出て形成されてもよい。この場合は、毛髪15が細線の先端部12eに多数取り付けられることになるので、周縁枠部材11の前額部に位置する横方向のラインが一層露顕しにくくなる。
【0028】
ところで、上記の実施形態では、細線12を周縁枠部材11に結着,接着する構成を説明したが、これらに代えて、細線12を周縁枠部材11に取り外し可能に構成することもできる。
ここで、図8は、周縁枠部材11に対して細線12を取り外し可能にする構成を示している。この周縁枠部材11には、例えば前額部及び後頭部に対応する内周縁に細線12が差し込まれる穴11cが形成されている。図8(b)は本実施形態に係る周縁枠部材11の細線12が取り付けられる要部の部分拡大斜視図であり、図8(b)に示すように、その穴11cに細線12の両端が挿入されて固定されるようになっている。このような周縁枠部材11を用いると、使用者の自毛が延びる方向や増毛すべき箇所などに応じて、自由に細線12を周縁枠部材11に取り付けることができ、植毛した毛髪を取り付けたそのようなかつらを装着すれば使用者の薄毛の分布状態に合わせた適当な増毛ができる。
【0029】
次に、本発明のさらに他の実施形態例について図9を参照して説明する。
図9に示す実施形態のものは、図8で説明した周縁枠部材11から着脱可能な細線12を備えたかつらにおいて、さらに補助部材として、これらの細線12に直交するスライド細線13を付加したものである。なお、上記で説明した同一符号のものについては、その説明を省略する。また、図面を分かりやすくするために、かつら10に植毛されている毛髪の図示を省略している。
【0030】
図9に示す周縁枠部材11には、細線12が前額部と後頭部対応位置の間に懸架されている。また、この周縁枠部材11の左右両側部において、頭皮と接する内面側に、ガイド細線14が細線12と同方向、すなわちかつらの前後方向(図中の左側と右側方向が前額部側と後額部側に対応)に配設されている。これら左右一対のガイド細線14は、各端部が周縁枠部材11に連結支持されているが中央部分は周縁枠部材11とは固着されていない。そして、上記スライド細線13の両端に形成したループ13a,13aがガイド細線14に通されて、このガイド細線14に沿ってスライド細線13を前後方向へ摺動することができるようになっている。上記各ガイド細線14,14は互いに平行になるように、その両端部が周縁枠部材11の内面に接着,縫着或いは超音波溶着等で固着される。
【0031】
上記スライド細線13及びこれを支持するやガイド細線14は、前記細線12と同一の材料で形成することができ、前記芯材12aと同じように剛性かつ弾力性をそなえ、ポリエステル,ポリアミド系合成繊維などのほか一定の形状を保持し得る形状記憶合金などを用いて構成される。
上記補助部材(スライド細線13及びガイド細線14)を付加することにより、増毛効果を高めたい位置にスライド細線13をスライドさせ、各細線12間から引き出した髪をそのスライド細線13の上にのせることで、引き出した自毛が再び頭皮へ倒れ込むのを抑制でき、自毛が外方へ延びた状態を保持できるので、視覚的に増毛効果を高めることができる。
なお、上記スライド細線13は、図9に示すように横断方向に2本以上で懸架してもよい。また、ガイド細線14は、細線12自体を利用してもよい。たとえば、左右両端側に配置した細線12をガイド部材として利用し、これにスライド細線13を懸架するようにしてもよい。
【0032】
上記の例では、細線が環状の周縁枠部材11に取り付けられてかつらベースが構成される場合を説明したが、フレーム状にかつらベースを構成する態様について図10〜図12を用いて説明する。
図10〜図12は、本発明の実施形態に係る他の自毛活用型かつらのフレームの平面図であり、先ず図10に示すフレーム20は、櫛状に形成され、細線12の一端が略長方形状の厚みをもった平面部材21に取り付けられて形成されている。なお、平面部材21は周縁枠部材11と同様に、ホット又は人工皮膚などで構成することができる。平面部材21の周縁の一辺に取り付ける複数の細線12は、図8に示した差し込み穴11cを平面部材21の端縁に形成し、そこに細線12を差し込んで取り付けるてもよく、或いは、接着,超音波などで取り付けるような構成であってもよい。
【0033】
さらに、図11に示すフレーム30は、図10に示すフレーム20と異なり、平面部材21の周縁の左右両端縁から、それぞれ反対方向に延出するように細線12が取り付けられて構成される。
また、図12に示すフレーム40は、細線12が取り付けられる平面部材が人工皮膚41で構成されていることを特徴とする。この場合、人工皮膚41を形成する際に、例えばポリウレタン樹脂を複数の層で重ね合わせて固化していく人工皮膚41の間に細線12の一端を挟み込んで一体的に形成する。
なお、フレーム20,30,40を用いてかつらを形成する場合、細線12の他に平面部材21,人工皮膚41にも毛髪が植毛される。
【0034】
次に、各細線12への毛髪の植毛法の一例を説明する。図13(a)は、細線12に毛髪15を植設した状態を示す部分拡大斜視図であり、図13(b)はその側面図、図13(c)はA−A断面図である。
図13(a)に示すように、細線12の表面に毛髪15a,15bを取り付ける場合、植毛針(図示せず)にて外側のチューブ12b(図2)だけに結着するのが好ましい。芯材12aは硬質であるので針が貫通しにくく作業効率に劣る。外側のチューブ12bに針を通すことにより、毛髪15は確実に且つ容易に細線12に取り付けられることができる。
なお、図13(a)では、細線12の周囲のみならず、端縁にまで毛髪15を取り付ける例を示している。
【0035】
ここで、図13(b)に示される細線12は、下側が頭皮表面側で上側が外方であると仮定すると、細線12の外方側には長尺の直線或いはカールした毛髪15aが取り付けられ、図13(b)及び図13(c)に示すように、細線の切り口や側面には、短尺の縮毛15bが取り付けられている。なお、図13(a)において、細線12自体を外部から視認しづらくするために、細線12の切り口、端部にも毛髪或いはファイバーが植毛されているが、細線12の端部がかつらベースに取り付けられて、隠れてしまうような場合には、設ける必要はない。
【0036】
また、細線12や周縁枠部材11などに取り付ける毛髪15a,15bは人毛に限らず各種の人工毛髪が適用でき、各細線12などには、例えば0.05乃至0.2mm程度の太さの人毛または化繊の毛髪を直接に縫着しあるいは巻き付けて接着するなど、多数本を所定の方向に突出させて取り付ける。
このような毛髪15a,15bを細線12に取り付けたかつら10によれば、細線12の側面がやや短尺の縮髪15bで覆われ、外方側の面に長尺の直毛などの毛髪15aが取り付けられることで、かつら10の細線12自体を視認しづらくすることができる。また、毛髪(縮毛)15bを細線12に取り付けることで自毛を押し上げることができるので、髪の全体的なボリューム感が得られる。
【0037】
本発明では、毛髪15a,15bを取り付けた細線12をみの毛として用いることができ、このみの毛を頭部の増毛箇所に取り付けるようにしてもよい。
図14は、上記みの毛16を頭部に取り付けた状態を示しているが、自毛の多くの図示を省略している。一方、図14(b)はその拡大斜視図である。
図14(a)及び(b)に示すみの毛16の頭部への取り付けは、複数の自毛Hを細線12に貫通させるか、この細線12に巻回し又は接着するなどにより取り付けるようになっている。
このようなみの毛16を頭部へ取り付けても容易に増毛を行なえ、さらに、細線12の側面に植毛される毛髪15bが縮髪であるため、外部から容易に視認しにくい効果がある。
【0038】
さらに、上述した実施形態においては、細線12は前後方向に或いは細線12同士が交差して前後に延びている場合を説明したが、これに限らず、細線12は、自毛の毛流と同一の方向あるいは使用者の整髪された髪型の毛流方向に沿って延びるように配置構成することもできる。
この場合、毛流方向へのブラッシングによって自毛の引き出しを容易に行なうことができると共に、ブラシや櫛がブラッシングの際に細線に引っかかることがない。
【0039】
ところで、上記実施形態では、部分かつら、部分かつら用のかつらベースを例に説明したが、本発明は全かつらにも適用することができる。
図15は、本発明の実施形態に係る全かつら50用のかつらベースを示す概略斜視図である。なお、この図15に示す全かつら用のかつらベース51は、公知の素材で形成することができ、その全体をポリエステル或いはポリエチレンなどの材質のネットと全体の型を保持するために周縁をポリウレタンなどでコーティングして型が保持されるように成形するとか、少なくとも一部に人工皮膚を組み合わせて構成するなど、任意に形成し得る。
【0040】
図15に示すように、かつらベース51は、左側頭部対応位置のネット(又は人工皮膚)の一部が切り取られており、その部位に細線12が配設されている。また、切除部53の周縁においては、ネット(又は人工皮膚)を内側又は外側へ折り返して畳み込み、その間に細線12を挟み込んでミシンなどを用いて縫い合わせて、その周縁が一定の型を保持するように形成する。切除部53に挟み込む細線12は、剛性をもって一定の形体を保持し得る金属や形状記憶合金などが有利である。
上記切除部53の位置や大きさや形状或いはその個数などは、自毛の密度や発汗部位などにより様々に変更することができる。
上記例の場合も、細線12は自毛の毛流方向に沿って適宜の本数で設けられ、頭部の湾曲形状に沿う形状に成形されてネットに取り付けられる。
なお、このかつらベース51は複数の構成部材からなっており、図15に示す点線52は、その繋ぎ目である。
【0041】
ここで、図16は上記実施形態に係る全かつらを頭部に装着した状態を示す斜視図であり、天頂部と左側頭部(及び/又は右側頭部)との切除部分から自毛を引き出すようにしている。図16ではかつらベース51や細線12に植毛される毛髪の図示を省略している。
【0042】
このような本発明の実施形態に係る全かつらを用いれば、切除部分から自毛を容易に引き出すことができ、引き出された自毛とかつらに植毛された毛髪とが絡み合わさり易い。さらに、毛髪15a,15bにより外部から細線12を視認し難いように構成されている。また、毛髪15a,15bにより、自毛にボリューム感を与えることができる。
【0043】
さらに、細線12自体が剛性材料で且つ弾性を備えているので、全かつらの型体が安定した形態でヘアスタイルを整えることができる。すなわち、頭部へかつら50を装着して、櫛でとかした際に、自毛や植毛した毛髪15a,15bが引っ張られ細線12自体も変形するが、その弾力性や一定の形体に形成されているかつらベース51に保持されていることで、この細線12はすぐに復元し、ヘアスタイルを容易に整えることができる。
【0044】
上記各実施形体に示したかつらベースやフレームには、これらを頭部に確実に取り付けるために、止め具を配設することができるのは勿論である。
以上詳述したが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な態様で実施できる。
【0045】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、例えば特に各細線の間から自毛が引き出される際に細線が引っ張られたとしても、細線自体が剛性且つ弾力性を備え、元の形に復元し得ること、また、各細線が周縁枠部材などに固定されていることから、かつらベース及びかつらの型が安定し、自毛や地肌を痛めずにヘアスタイルを容易に調節することができる。
また、本発明の細線によれば、芯材と熱収縮性のチューブなどの被覆部材とで構成することで、頑丈に且つ復元性よくフレームを構成することができ、植毛作業も極めて容易になる等、種々の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自毛活用型かつらの一実施形態の構成を示す、毛髪を省略した概略平面図である。
【図2】(a)〜(c)は、本発明に用いる細線の製造工程を説明する斜視図である。
【図3】(a)〜(c)は、本発明に用いる細線の別の製造工程を説明する斜視図である。
【図4】(a)及び(b)は、本発明の実施形体において、細線の周縁枠部材への取り付けを説明するための斜視図である。
【図5】図1に示す自毛活用型かつらを頭部へ装着した状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の自毛活用型かつらの他の実施形態の構成を示す概略平面図である。
【図7】図6に示す自毛活用型かつらを頭部へ装着した状態を示す斜視図である。
【図8】(a)は本発明の実施形態に係る周縁枠部材の一構成例を示す斜視図であり、(b)は(a)の周縁枠部材の内側端縁に細線を取り付ける差し込み口を示す部分拡大斜視図である。
【図9】本発明の実施形態において、補助部材を備えたかつらベースの斜視図である。
【図10】本発明の別の実施形態に係る自毛活用型かつらのフレームの斜視図である。
【図11】図10の変形例を示す斜視図である。
【図12】本発明のさらに他の実施形態に係るフレームの平面図である。
【図13】(a)は、本発明に用いる細線に毛髪を植設した状態を示す部分拡大斜視図、(b)はその側面図であり、(c)は、(b)のA−A端面図である。
【図14】(a)は本発明をみの毛として構成し、頭部へ装着した状態を示す概略斜視図であり、(b)はその取り付け状態の要部を拡大した斜視図である。
【図15】本発明を全かつらに適用した例を示す概略斜視図である。
【図16】図15の全かつらを頭部に装着した状態を示す斜視図である。
【図17】従来の増毛部材の概略平面図である。
【符号の説明】
10 自毛活用型かつら
11 周縁枠部材
11a,11b ネット
11c 差込み穴
12 細線
12a 芯材
12b 熱収縮性のチューブ(被覆部材)
12c 編み込みパイプ
12d 紐
12e 細線の先端部
13 スライド細線
14 ガイド細線
15,15a,15b 毛髪
16 みの毛
20,30,40 フレーム
21 平面部材
31 かつらベース
41 人工皮膚
50 全かつら
51 かつらベース
53 切除部
H 自毛[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a self-hair-utilizing wig in which the head hair is drawn outward from between the fine lines for flocking and mixed with the hair implanted in the wig base, the wig base and the hair of the wig.
[0002]
[Prior art]
Conventional wigs are generally formed by implanting a large number of hairs on a wig base that defines the overall shape of the wig. Among these, the self-hair-utilizing wig has a plurality of holes or meshes. In addition to forming and pulling out the own hair from the holes or meshes, a self-utilizing
When the
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the self-utilizing hair-thickening
[0004]
Therefore, in order to make it easy to make a hairstyle, the shape of the
[0005]
This invention was created in view of the above points, and can be used to increase the hair by using the own hair while relaxing the effect on the own hair and the skin, and can be freely adjusted to various hair styles. It is an object of the present invention to provide a utilization type wig, a wig base thereof, a hair of a wig, and a method of attaching a hair of a wig.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the wig base of the self-hair-utilizing wig of the present invention comprises an annular peripheral frame member and a plurality of rigid thin wires., ThinWire is core and coreIn close contactA plurality of holes into which the ends of the thin wires can be inserted in the inner peripheral edge corresponding to the forehead and the back of the peripheral frame member.Both ends are eachIt is inserted into the hole and attached to the peripheral frame member.Thus, the fine lines are arranged so as to extend back and forth in a region surrounded by the inner peripheral edge of the peripheral frame member, and a plurality of thin lines attached to the peripheral frame member intersect with other thin lines in the inner peripheral region of the peripheral frame member However, each thin line is arranged without connection so that each thin line is not involved in the movement of other thin lines at the intersection.It is characterized by that.
As the covering member, a heat-shrinkable tube, a pipe-shaped braid, a net, etc., which will be described later, are suitable.The
[0007]
Further, guide thin wires are arranged on both sides of the peripheral frame member, and the slide thin wires are slidable along the guide thin wires.Good.
[0009]
The thin wire is covered with a heat-shrinkable tube in close contact with a rigid core material. Preferably, the tube is formed longer than the core material. Alternatively, the fine wire may be covered with a stretchable cylindrical stretchable member extending in the length direction around a rigid core material. Examples of the stretchable cylindrical stretch member include a pipe-like braid and a net.
[0011]
The present inventionIn detailWire around a rigid coreAnd both endsCovered with heat shrinkable tubeThe tube may be in close contact with the core material by heat shrinking.Preferably, the tube is formed longer than the core material at at least one end of both ends of the thin wire.The tube extends outward from both ends of the core member in a reduced diameter state.
The fine line in the present invention isA rigid core material is stretched by a stretchable cylindrical elastic member pulled in the length direction.In close contactCoveringThe portion extending from the end portion of the core member of the elastic member may be bent and tied to the core member.
[0012]
In order to achieve the above purpose,In the present invention, a thin wire tube or an elastic memberAttach hairCan use tatami hair. If the hair of the head is attached to this hair at an appropriate position, the hair can be securely attached to the head.
This Minomi hair has a fine wire that is tightly covered with a shrinkable covering member around a rigid core material, and hair attached to the fine wire. You may make it attach a straight hair to the surface exposed outside.
The self-hair-utilizing wig of the present invention has the wig base as described above, and hair is attached to a thin line.
[0013]
According to each of the above configurations, for example, even if the own hair is pulled out between each thin line and the thin line is pulled, the thin line itself has rigidity and elasticity, so it is restored to its original shape, Further, since each thin line is fixed to the peripheral frame member or the like, the wig base and the wig itself have a stable mold, and the hairstyle can be easily adjusted without damaging the own hair or the background.
Moreover, according to said thin wire | line, by comprising with coating | coated members, such as a core material and a heat-shrinkable tube, a flocking operation can be performed reliably and easily.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on the embodiments shown in the drawings.
FIG. 1 is a schematic plan view of a self-utilizing hair type wig according to an embodiment of the present invention in a state where the implanted hair is omitted.
In FIG. 1, the self-hair-utilizing
[0015]
Each
[0016]
Further, when a rigid resin such as a polyamide synthetic fiber or polyester is used as the
Further, a
[0017]
FIGS. 2A to 2C are side views for explaining a manufacturing example of the
As shown in FIG. 2A, the
[0018]
The
[0019]
Furthermore, as the covering member, a pipe-like braid, net, or the like (hereinafter referred to as a knitted pipe) knitted with polyester, polyamide synthetic fiber, natural fiber, or the like can be used instead of the
Here, FIGS. 3A to 3D are side views for explaining a manufacturing example of the
[0020]
As shown in FIG. 3A, the
In addition, the color (color) of the said covering member is comprised and used separately according to the color of the hair, fiber, and ground which are flocked.
[0021]
Next, the
[0022]
Here, as shown in FIG. 4 (a), the
In addition, the number of the
[0023]
FIG. 5 is a perspective view showing a state where the self-hair-utilizing wig 10 (illustration of hair to be attached is omitted) is attached to the head, and the self-hair (not shown) is drawn from between the thin wires. In this case, while holding the
At this time, even if the
As described above, when the own hair is pulled out to the outer surface of the
[0024]
In the
Moreover, the own hair pulled out between each thin wire |
[0025]
Further, when pulling out the own hair, the
Furthermore, since the intersections between the
[0026]
In addition, since the elastic thin wire |
Further, since the
[0027]
In addition, in embodiment mentioned above, the mode which each thin wire |
Moreover, as shown in FIG.6 and FIG.7, the front-end | tip
[0028]
By the way, in said embodiment, although the structure which bind | bonds and adhere | attaches the thin wire |
Here, FIG. 8 shows a configuration in which the
[0029]
Next, still another embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
The embodiment shown in FIG. 9 is a wig provided with
[0030]
In the
[0031]
The slide
By adding the auxiliary members (slide
Note that two or
[0032]
In the above example, the case where the thin line is attached to the annular
10 to 12 are plan views of other self-hair-utilizing wig frames according to the embodiment of the present invention. First, the
[0033]
Furthermore, unlike the
Further, the
In addition, when forming a wig using the
[0034]
Next, an example of a method for implanting hair into each
As shown in FIG. 13 (a), when attaching the
In addition, in Fig.13 (a), the example which attaches the
[0035]
Here, assuming that the
[0036]
The
According to the
[0037]
In this invention, the thin wire |
FIG. 14 shows a state where the
14 (a) and 14 (b), the
Even if such a
[0038]
Further, in the above-described embodiment, the
In this case, the hair can be easily pulled out by brushing in the hair flow direction, and the brush or comb is not caught by the thin line during brushing.
[0039]
By the way, although the said embodiment demonstrated the wig base for partial wigs and partial wigs as an example, this invention is applicable also to all the wigs.
FIG. 15 is a schematic perspective view showing a wig base for all
[0040]
As shown in FIG. 15, the
The position, size, shape, or number of the
Also in the case of the above example, the
In addition, this
[0041]
Here, FIG. 16 is a perspective view showing a state where all the wigs according to the above-described embodiment are mounted on the head, and pulls out its own hair from the excised portion of the zenith portion and the left head portion (and / or right head portion). I am doing so. In FIG. 16, illustration of hair to be implanted in the
[0042]
By using all the wigs according to the embodiment of the present invention, it is possible to easily pull out the own hair from the excised portion, and the pulled out hair and the hair implanted in the wig are easily entangled. Furthermore, it is comprised so that it is difficult to visually recognize the thin wire |
[0043]
Furthermore, since the
[0044]
Of course, the wig base and the frame shown in each of the above-described embodiments can be provided with a stopper in order to securely attach them to the head.
As described above in detail, the present invention can be implemented in various modes without departing from the spirit of the present invention.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, for example, even when the own hair is pulled out between each thin wire, the thin wire itself has rigidity and elasticity and is restored to its original shape. Moreover, since each thin line is fixed to the peripheral frame member or the like, the wig base and the wig mold are stable, and the hairstyle can be easily adjusted without damaging its own hair or the background.
Further, according to the thin wire of the present invention, it is possible to construct a frame that is robust and with good resilience by being composed of a core material and a covering member such as a heat-shrinkable tube, and the flocking operation becomes extremely easy. Etc., and has various advantages.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic plan view of an embodiment of a self-utilizing hair type wig according to the present invention, omitting hair.
FIGS. 2A to 2C are perspective views for explaining a manufacturing process of a fine wire used in the present invention.
FIGS. 3A to 3C are perspective views for explaining another manufacturing process of a thin wire used in the present invention. FIGS.
FIGS. 4A and 4B are perspective views for explaining attachment of a thin wire to a peripheral frame member in the embodiment of the present invention. FIGS.
FIG. 5 is a perspective view showing a state in which the self-hair-utilizing wig shown in FIG. 1 is attached to the head.
FIG. 6 is a schematic plan view showing the configuration of another embodiment of the self-hair-utilizing wig of the present invention.
7 is a perspective view showing a state in which the self-hair-utilizing wig shown in FIG. 6 is attached to the head. FIG.
FIG. 8A is a perspective view showing a configuration example of a peripheral frame member according to an embodiment of the present invention, and FIG. FIG.
FIG. 9 is a perspective view of a wig base including an auxiliary member in the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a perspective view of a frame of a self hair utilizing wig according to another embodiment of the present invention.
11 is a perspective view showing a modification of FIG.
FIG. 12 is a plan view of a frame according to still another embodiment of the present invention.
FIG. 13 (a) is a partially enlarged perspective view showing a state in which hair is implanted in the fine wire used in the present invention, (b) is a side view thereof, and (c) is an AA view of (b). It is an end view.
FIG. 14A is a schematic perspective view showing a state in which the present invention is configured as a hair and attached to the head, and FIG. 14B is an enlarged perspective view of a main part in the attached state.
FIG. 15 is a schematic perspective view showing an example in which the present invention is applied to all wigs.
16 is a perspective view showing a state where all the wigs of FIG. 15 are attached to the head.
FIG. 17 is a schematic plan view of a conventional hair thickening member.
[Explanation of symbols]
10 Wigs utilizing self hair
11 Perimeter frame member
11a, 11b net
11c insertion hole
12 Fine wire
12a core material
12b Heat-shrinkable tube (coating member)
12c Braided pipe
12d string
12e Fine wire tip
13 Slide fine wire
14 Guide wire
15, 15a, 15b hair
16 Minoh
20, 30, 40 frames
21 Planar member
31 wig base
41 Artificial skin
50 all wigs
51 wig base
53 excision
H Self hair
Claims (8)
上記周縁枠部材の前額部及び後頭部に対応する内周縁に、上記細線の端部を差し込むことができる穴が複数形成され、
上記細線の両端部がそれぞれ上記穴に差し込まれて上記周縁枠部材に取り付けられることで、上記細線が上記周縁枠部材の内周縁で囲まれる領域内に前後に伸びるように配置され、
上記周縁枠部材に取り付けられた複数の上記細線が上記周縁枠部材の内周縁領域内で他の細線と交差し、その交差点において各細線が他の細線の動きに関与しないように、各細線同士が無接続で配置されていることを特徴とする、自毛活用型かつらのかつらベース。 An annular peripheral frame member and a plurality of rigid thin wires, the thin wires are formed of a core material and a shrinkable covering member that covers the core material in close contact;
The inner peripheral edge corresponding to the forehead and the occipital of the peripheral frame member, a hole that can be plugged the ends of the thin line is formed with a plurality of,
Both end portions of the thin line are respectively inserted into the holes that is attached to the peripheral frame member, the thin line is arranged so as to extend back and forth in a region surrounded by the inner peripheral edge of the peripheral frame member,
The plurality of thin lines attached to the peripheral frame member intersect with other thin lines in the inner peripheral area of the peripheral frame member, and the thin lines are connected to each other so that the thin lines are not involved in the movement of the other thin lines at the intersection. Wig base of self-utilizing hair type wig, characterized in that is arranged without connection .
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