JP4656701B2 - Aqueous suspension pesticide composition - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水性懸濁型の農薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、農薬組成物としては、水和剤、粉剤、乳剤、水性懸濁剤等があり、それぞれの持つ特徴で、目的に応じて使用されている。上記の水和剤や粉剤は、製剤形成が容易であるが、水に希釈する際の粉立ち、散布に際して周囲への飛散等の問題点を有する。また、上記乳剤は、乳化剤や有機溶剤を用いるので、臭いや引火性等の問題を有する。
【0003】
これに対し、水性懸濁製剤は水を用い、有機溶剤や乳化剤を用いないか、或いは殆ど用いないので、上記の問題点を解決し、安全面や環境衛生面で優れている。
【0004】
この水性懸濁製剤は、水に難溶又は不溶で、常温で液状又は固形状の農薬活性成分(いわゆる、オイル分)を水等の水系媒体の中に分散させたものであり、基本的にオイル分の粒子径が小さいほど、又は水系媒体の粘度が高いほど、オイル分と水系媒体との分離が生じにくくなり、保存安定性が向上する。このため、一般に水性懸濁製剤は、水系媒体の粘度を高くし、保存安定性の向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の通り、一般に水性懸濁製剤は、高粘度のため、希釈するのに手間がかかったり、容器へ付着する等のハンドリング面での問題点を有する。また、安定性向上のために用いた増粘剤の影響で、散布時に噴射ノズルが詰まったり、また、不均一な噴出等の問題を有する。
【0006】
そこで、この発明は、保存安定性が高く、ハンドリングや散布等の実用上問題を有さない、原液でも使用できる水性懸濁組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、水に対する溶解度が20℃で1000ppm以下であり、かつ、常温で液状又は所定の手段で液状化が容易な固形状の農薬活性成分、有機溶剤、非イオン界面活性剤、増粘剤、及び水を含有する水性懸濁農薬組成物において、上記の農薬活性成分、有機溶剤、非イオン界面活性剤の混合物の比重dAと、上記の増粘剤及び水の混合物の比重dBの比dA/dBが、0.95≦dA/dB≦1.05の範囲であることを特徴とすることにより、上記の課題を解決したのである。
【0008】
農薬活性成分、有機溶剤、非イオン界面活性剤等のオイル分の比重と、増粘剤及び水等の水系媒体の比重を一定範囲内に接近させたので、両者の分離が生じにくくなり保存安定性を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を説明する。
【0010】
この発明にかかる水性懸濁農薬組成物は、所定の農薬活性成分、有機溶剤、非イオン界面活性剤、増粘剤及び水を含有する水性懸濁型の製剤である。
【0011】
上記農薬活性成分は、所定以下の溶解度を有するものであり、かつ、常温で液状又は所定の手段で液状化が容易な固形状の成分である。
【0012】
この農薬活性成分の水に対する溶解度が20℃で1000ppm以下がよい。
この溶解度は、日局通則で、「極めてとけにくい」又は「ほとんど溶けない」に分類されるものである。したがって、上記農薬活性成分としては、「極めてとけにくい」又は「ほとんど溶けない」に分類されるものがよい。
【0013】
上記の範囲の溶解度の農薬活性成分を用いることにより、得られる水性懸濁組成物の懸濁状態を安定化させることができる。
【0014】
この農薬活性成分の形状は、常温で液状、又は所定の手段で液状化が容易な固形状がよい。液状のものを用いると、水に懸濁させやすい。また、固形状であっても所定の手段で液状化が容易であれば、水に懸濁させやすい。この所定の手段としては、例えば、溶剤に溶解させたり加温による溶融化等があげられる。
【0015】
このような農薬活性成分としては、殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤、忌避剤、除草剤等があげられる。以下にそれらの具体例を「商品名〔一般名称〕」の形式で示す。上記殺虫剤、殺菌剤又は殺ダニ剤の例としては、有機リン系化合物として、フェニトロチオン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−ニトロフェニル)ホスホロチオエート〕、フェンチオン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−(メチルチオ)フェニル)ホスホロチオエート〕、ダイアジノン〔O,O−ジエチル−O−2−イソプロピル−6−メチルピリミジン−4−イルホスホロチオエート〕、クロルピリホス〔O,O−ジエチル−O−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホロチオエート〕、アセフエート〔O,S−ジメチルアセチルホスホラミドチオエート〕、メチダチオン〔S−2、3−ジヒドロ−5−メトキシ−2−オキソ−1,3,4−チアジアゾール−3−イルメチル O,O−ジメチルホスホロジチオエート〕、ジスルホトン〔O,O−ジエチル S−2−エチルチオエチルホスホロジチオエート〕、DDVP〔2,2−ジクロロビニルジメチルホスフエート〕、スルプロホス〔O−エチル O−4−(メチルチオ)フェニル S−プロピルホスホロジチオエート〕、シアノホス〔O−4−シアノフェニル O,O−ジメチルホスホロチオエート〕、ジオキサベンゾホス〔2−メトキシ−4H−1,3,2−ベンゾジオキサホスホリン−2−スルフィド〕、ジメトエート〔O,O−ジメチル−S−(N−メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェート〕、フェントエート〔エチル 2−ジメトキシホスフイノチオイルチオ(フェニル)アセテ−ト〕、マラチオン〔ジエチル(ジメトキシホスフィノチオイルチオ)サクシネ−ト〕、トリクロルホン〔ジメチル 2,2,2−トリクロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート〕、アジンホスメチル〔S−3,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,2,3−ペンゾトリアジン−3−イルメチル O,O−ジメチルホスホロジチオエート〕、モノクロトホス〔ジメチル(E)−1−メチル−2−(メチルカルバモイル)ビニルホスフェート〕、エチオン〔O,O,O′,O′−テトラエチルS,S′−メチレンビス(ホスホロジチオエート)〕等があげられる。
【0016】
また、カ−バメ−ト系化合物として、BPMC(2−sec−ブチルフェニルメチルカーバメート)、ベンフラカルブ〔エチルN−〔2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メチル)アミノチオ〕−N−イソプロピル−β−アラニネート〕、プロポキスル〔2−イソプロポキシフェニル N−メチルカ−バメ−ト〕、カルボスルファン〔2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ〔b〕フラニル N−ジブチルアミノチオ−N−メチルカ−バメ−ト〕、カルバリル〔1−ナフチル−N−メチルカ−バメ−ト〕、メソミル〔S−メチル−N−〔(メチルカルバモイル)オキシ〕チオアセトイミデ−ト〕、エチオフェンカルブ〔2−(エチルチオメチル)フェニルメチルカ−バメ−ト〕、アルジカルブ〔2−メチル−2−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド O−メチルカルバモイルオキシム〕、オキサミル〔N,N−ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシイミノ−2−(メチルチオ)アセタミド〕、フェノチオカルブ〔S−4−フェノキシブチル)−N、N−ジメチルチオカーバメ−ト等があげられる。
【0017】
さらに、ピレスロイド化合物として、エトフェンプロックス〔2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピル−3−フェノキシべンジルエーテル〕、フェンバレレ−ト〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレ−ト〕、エスフェンバレレート〔(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレ−ト〕、フェンプロパトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト〕、シペルメトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト〕、ペルメトリン〔3−フェノキシベンジル (1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト〕、シハロトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシべンジル(z)−(1RS)−cis−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト〕、デルタメトリン〔(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R)−シス−3(2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト〕、シクロプロトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(RS)−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルボキシレ−ト〕、フルバリネ−ト(α−シアノ−3−フェノキシベンジルN−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)−D−バリネート)、ビフェントリン(2−メチルビフェニル−3−イルメチル)、(Z)−(1RS)−cis−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト、2−メチル−2−(4−プロモジフルオロメトキシフェニル)プロピル(3−フェノキシベンジル)エーテル、トラロメトリン〔(1R−シス)3−{(1RS)(1,2,2,2−テトラブロモエチル)}−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジルエステル〕、シラフルオフェン〔4−エトキシフェニル{3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)プロピル}ジメチルシラン〕、d−フェノトリン〔3−フェノキシベンジル (1R−シス,トランス)−クリサンテマ−ト〕、シフェノトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1R−シス,トランス)−クリサンテマ−ト〕、d−レスメトリン〔5−ベンジル−3−フリルメチル(1R−シス,トランス)−クリサンテマ−ト〕、アクリナスリン〔(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1R−シス(Z))−(2,2−ジメチル−3−{3−オキソ−3−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ)プロペニル)シクロプロパンカルボキシレート〕、シフルトリン〔(RS)−α−シアノ−4−フルオロ−3−フェノキシベンジル 3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト〕、テフルトリン〔2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル (1RS−シス(Z))−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エニル)−2.2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト〕、トランスフルスリン〔2,3,5,6−テトラフルオロベンジル (1R−トランス)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート〕、テトラメトリン〔3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミドメチル
(1RS)−シス,トランス−クリサンテマ−ト〕、アレスリン〔(RS)−3−アリル−2−メチル−4−オキソシクロペント−2−エニル(1RS)−シス,トランス−クリサンテマ−ト〕、プラレトリン〔(S)−2−メチル−4−オキソ−3−(2−プロピニル)シクロペント−2−エニル(1R)−シス,トランス−クリサンテマ−ト〕、エンペントリン〔(RS)−1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル (1R)−シス,トランス−クリサンテマ−ト〕、イミプロトリン〔2,5−ジオキソ−3−(プロプ−2−イニル)イミダゾリジン−1−イルメチル(1R)−シス,トランス−2,2−ジメチル−3−(2−メチルプロプ−1−エニル)シクロプロパンカルボキシレ−ト〕、d−フラメトリン〔5−(2−プロピニル)フルフリル(1R)−シス,トランス−クリサンテマ−ト〕、5−(2−プロピニル)フルフリル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレ−ト等があげられる。
【0018】
さらにまた、ニトロイミダゾリジン誘導体、N−シアノアミジン誘導体として、N−シアノ−N′−メチル−N′−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)アセトアミジン等があげられる。
【0019】
また、塩素化炭化水素化合物として、エンドスルファン〔6,7,8,9,10,10−へキサクロロ−1,5,5a,6,9,9a−へキサヒドロ−6,9−メタノ−2,4,3−ベンゾジオキサチエピンオキサイド〕、γ−BHC(1,2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロへキサン〕、1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノ−ル等があげられる。
【0020】
さらに、ベンゾイルフェニルウレア系化合物として、クロルフルアズロン〔1−(3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)フェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア〕、テフルベンズロン〔1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア〕、フルフェノクスロン〔1−(4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア〕等があげられる。
【0021】
さらにまた、チオ尿素誘導体として、ジアフェンチウロン〔N−(2,6−ジイソプロピル−4−フェノキシフェニル)−N′−tert−ブチルカルボジイミド〕等があげられる。
【0022】
その他の殺虫剤、殺菌剤又は殺ダニ剤の例としては、ニトロイミダゾリジン誘導体、フェニルピラゾール化合物、メトキサジアゾン〔5−メトキシ−3−(2−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−(3H)−オン〕、ブロモプロピレート〔イソプロピル 4,4′−ジブロモベンジレ−ト〕、テトラジホン〔4−クロロフェニル 2,4,5−トリクロロフェニルスルホン〕、キノメチオネ−ト〔S,S−6−メチルキノキサリン−2,3−ジイルジチオカルボネート〕、ピリダベン〔2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチルベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−オン〕、フェンピロキシメ−ト〔tert−ブチル(E)−4−〔(1,3−ジメチル−5−フェノキシピラゾール−4−イル)メチレンアミノオキシメチル〕ベンゾエート〕、デブフェンピラド〔N−4−tert−ブチルベンジル〕−4−クロロ−3−エチル−1−メチル−5−ピラゾールカルボキサミド〕、ポリナクチンコンプレックス〔テトラナクチン、ジナクチン、トリナクチン〕、ピリミジフェン〔5−クロロ−N−〔2−{4−(2−エトキシエチル)−2,3−ジメチルフェノキシ}エチル〕−6−エチルピリミジン−4−アミン、ミルべメクチン、アバメクチン、イバ−メクチン、アザジラクチン〔AZAD〕、ブブロフェジン〔2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3,5−チアジアジン−4−オン〕、テブフェノジド〔N−tert−プチル−N’−(4−エチルベンゾイル)−3,5−ジメチルベンンゾヒドラジド〕、フィプロニル〔(±)−5−アミノ−1−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トルイル)−4−トリフルオロメチルスルフィニルピラゾール−3−カルボニトリル〕、フルトラニル〔α,α,α−トリフルオロ−3’−イソプロポキシ−O−トルアニリド〕、ジチアノン〔2.3−ジシアノ−1,4−ジチアアンスラキノン〕、TPN〔テトラクロロイソフタロニトリル〕等があげられる。
【0023】
上記除草剤の例としては、ベンスルフロンメチル〔メチル=d−(4.6−ジメトキシピリミシン−2−イルカルバモイルスルファモイル)−O−トルア−ト〕、テニルクロ−ル〔2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニル)−2’,6’−ジメチルアセトアニリド〕、ビラフルフェン−エチル〔エチル=2−クロロ−5−(4−クロロ−5−ジフルオロメトキシ−l−メチル−1H−ピラゾ−ル−3−イル)−4−フルオロフェノキシアセテート〕等があげられる。
【0024】
上記忌避剤の例としては、3,4−カランジオール、N,N−ジエチル−m−トルアミド、1−メチルプロピル 2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンカルボキシラ−ト、p−メンタン−3,8−ジオ−ル、ヒソップ油などの植物精油等があげられる。
【0025】
上記有機溶剤としては、水に対する溶解度が20℃で1000ppm以下のものがよい。この範囲の溶解度の有機溶剤を用いることにより、得られる水性懸濁組成物の懸濁状態を安定化させることができる。
【0026】
上記有機溶剤の例としては、合成イソパラフィン系炭化水素、パラフィン系炭化水素、植物油、芳香族炭化水素や、アルキルベンゼン、アジピン酸ジブチル等があげられる。上記合成イソパラフィン系炭化水素としては、エクソン化学社製のアイソパーG(商品名)、出光石油社製のIPソルベント1016、1620、2028、2385(いずれも商品名)等があげられ、上記パラフィン系炭化水素としては、エクソン化学社製のエクソールD40、D80(いずれも商品名)等があげられる。また、上記植物油としては、大豆油、ヤシ油、アマニ油、綿実油、ナタネ油、キリ油、ヒマシ油等があげられ、芳香族炭化水素としては、キシレン、ベンゼン、トルエン等があげられる。
【0027】
上記非イオン界面活性剤は、HLBが11以下のものがよい。このような非イオン界面活性剤を用いることにより、従来、水中油型で化学的に不安定であった農薬活性成分を極めて安定化させることができる。
【0028】
この非イオン界面活性剤の例としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のアルキルアリルエーテル型、ポリオキシエチレンラルリルエーテル等のアルキルエーテル型、ポリオキシエチレンオレエート等のアルキルエステル類、ポリオキシエチレンラウリルアミン等のアルキルアミン型、ソルビタンモノオレートやポリオキシエチレンソルビタンオレート等の多価アルコール型、及びアルキルアリルエーテルホルマリン縮合物等があげられる。これらの非イオン界面活性剤は、1種のみならず2種以上を使用することができる。更に、必要に応じてHLBが11以上の非イオン界面活性剤を併用することもできる。
【0029】
上記増粘剤としては、アラビアガム、ポリビニルアルコール、キサンタンガム、CMC、カラギナン、トラガントガムやシリカ系増粘剤等があげられる。
【0030】
上記農薬活性成分の上記水性懸濁農薬組成物全体に対する配合比は、0.0001〜0.5重量%がよく、0.01〜0.5重量%が好ましい。0.0001重量%より少ないと、農薬の活性が十分期待できない。0.5重量%より多いと、十分な保存安定性が得られない場合がある。
【0031】
上記有機溶剤の上記水性懸濁農薬組成物全体に対する配合比は、0.0001〜1.0重量%がよく、0.005〜0.2重量%が好ましい。0.0001重量%より少ないと、比重調整が期待できず、1.0重量%より多いと、オイル分が多くなり、十分な保存安定性が得られない場合がある。
【0032】
上記非イオン界面活性剤の上記水性懸濁農薬組成物全体に対する配合比は、0.0001〜0.5重量%がよく、0.01〜0.2重量%が好ましい。0.0001重量%より少ないと、農薬活性成分を十分に安定化できない場合があり、0.5重量%より多いと、散布後に処理面がべったりして、好ましくない。
【0033】
上記増粘剤の上記水性懸濁農薬組成物全体に対する配合比は、0.01〜1重量%がよく、0.05〜0.5重量%が好ましい。0.01重量%より少ないと、十分な保存安定性を期待できず、1重量%より多いと、粘度が高くなり、原液散布したとき、均一散布するのが困難となる。
【0034】
上記の農薬活性成分、有機溶剤、非イオン界面活性剤の混合物(以下、「オイル分」と称する。)の比重をdAとし、上記の増粘剤及び水の混合物(以下、「水系媒体」と称する。)の比重をdBとすると、その比dA/dBは、0.95≦dA/dB≦1.05の範囲がよい。上記の範囲を外れると、オイル分と水系媒体との分離が生じやすくなり、保存安定性にかけるからである。
【0035】
上記水性懸濁農薬組成物の粘度は、これを原液のまま使用する場合、30mPa・s以下が好ましく、20mPa・s以下がより好ましく、10mPa・s以下がさらに好ましい。30mPa・sより大きいと、上記の原液を、例えば、0.5mmのノズル口径のトリガーや、200〜500KPa程度の低圧の噴霧器を用いて噴霧するとき、霧状に広がらずに棒状に噴射される場合が多くなり、農薬活性成分を有効に散布できなくなるからである。
【0036】
【実施例】
以下に、この発明を実施例を用いて発明をより詳細に説明する。
【0037】
まず、以下の実施例及び比較例に用いる原材料を示す。
(1)農薬活性成分
・フェニトロチオン(商品名) 住友化学工業社製
・シフェノトリン(商品名) 住友化学工業社製
・ビフェントリン(商品名) (米国)FMC社製
・フィプロニル(商品名) ローヌ・プーラン社製
(2)有機溶剤
・アイソパーG(商品名) エクソン化学社製
・ソフトアルキルベンゼン(商品名) 三菱化学社製
・アジピン酸ジブチル 三菱化学社製
・フタル酸ジ−2−エチルヘキシル 三菱化学社製
・2−エチルヘキシルジグリコール 日本乳化剤社製
(3)非イオン性界面活性剤
・ソルビタンモノオレート(HLB:4.3) 竹本油脂社製:NK−D−935
・ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(HLB:15.0) 竹本油脂社製:NK−D−945
(4)増粘剤
・キサンタンガム 三晶社製:ケルザンS
・シリカ系増粘剤 LAPORTE社製:Laponite508。
【0038】
〔実施例1〜3、比較例1〜6〕
表1に示す量の農薬活性成分、有機溶剤、非イオン性界面活性剤、増粘剤及び水を混合し、水性懸濁農薬組成物を製造した。そのときの各比重及び比重比は、表1に示すとおりである。保存安定性については、得られた水性懸濁農薬組成物を50℃又は2℃の条件下で静置し、オイル分と水系媒体の分離の有無を観察した。両成分の分離が観察されたときは○、分離が観察されなかったときは×で表記した。散布性については、製剤直後に原液のままで0.5mmのノズル口径のトリガーを用いて噴霧し、霧状に広がって噴射されたときは○、棒状に噴射されたときは×で表記した。これらの結果を表1に示した。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】
この発明によれば、オイル分水系媒体との比重の比を一定範囲内に接近させたので、両者の分離が生じにくくなり保存安定性を向上させることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an aqueous suspension type agricultural chemical composition.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as agrochemical compositions, there are wettable powders, powders, emulsions, aqueous suspensions, and the like, each of which has a characteristic and is used according to the purpose. The above-mentioned wettable powders and powders are easy to form, but have problems such as powder formation when diluted with water and scattering to the surroundings when sprayed. Moreover, since the said emulsion uses an emulsifier and an organic solvent, it has problems, such as a smell and flammability.
[0003]
On the other hand, since the aqueous suspension preparation uses water and does not use an organic solvent or an emulsifier, or hardly uses it, it solves the above problems and is excellent in terms of safety and environmental hygiene.
[0004]
This aqueous suspension preparation is obtained by dispersing an agrochemical active ingredient (so-called oil component) that is hardly soluble or insoluble in water and is liquid or solid at room temperature in an aqueous medium such as water. As the particle size of the oil component is smaller or the viscosity of the aqueous medium is higher, the oil component and the aqueous medium are less likely to be separated, and the storage stability is improved. For this reason, in general, an aqueous suspension preparation has a high viscosity of an aqueous medium to improve storage stability.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, since an aqueous suspension preparation generally has a high viscosity, it has a problem in handling such that it takes time to dilute or adheres to a container. In addition, due to the influence of the thickener used for improving the stability, the spray nozzle is clogged at the time of spraying, and there are problems such as uneven ejection.
[0006]
Therefore, an object of the present invention is to provide an aqueous suspension composition that has high storage stability and does not have practical problems such as handling and spraying and can be used even in a stock solution.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides a solid agrochemical active ingredient, organic solvent, nonionic surfactant, thickener having a solubility in water of 1000 ppm or less at 20 ° C. and being liquid at room temperature or easily liquefied by a predetermined means , and the aqueous suspension agricultural chemical composition containing the water, the above pesticidal active ingredient, an organic solvent, a specific gravity d a mixture of non-ionic surfactant, the specific gravity d B of a mixture of the above thickeners and water The ratio d A / d B is in the range of 0.95 ≦ d A / d B ≦ 1.05, thereby solving the above-mentioned problem.
[0008]
Since the specific gravity of oil such as agrochemical active ingredients, organic solvents, and nonionic surfactants and the specific gravity of thickeners and water-based media such as water are close to each other within a certain range, they are less likely to separate and stable storage Can be improved.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
[0010]
The aqueous suspension agricultural chemical composition according to the present invention is an aqueous suspension type preparation containing a predetermined agricultural chemical active ingredient, an organic solvent, a nonionic surfactant, a thickener and water.
[0011]
The agrochemical active ingredient is a solid ingredient that has a solubility of not more than a predetermined value and is liquid at room temperature or easily liquefied by a predetermined means.
[0012]
The solubility of the pesticidal active ingredient in water is preferably 1000 ppm or less at 20 ° C.
This solubility is categorized as “extremely difficult to dissolve” or “almost insoluble” according to the general rules of JP. Therefore, as the agrochemical active ingredient, those classified as “extremely difficult to dissolve” or “almost insoluble” are preferable.
[0013]
By using an agrochemical active ingredient having a solubility in the above range, the suspension state of the resulting aqueous suspension composition can be stabilized.
[0014]
The shape of the pesticidal active ingredient is preferably liquid at room temperature or solid that can be easily liquefied by a predetermined means. If a liquid is used, it is easy to suspend in water. Even if it is solid, it can be easily suspended in water if it can be liquefied easily by a predetermined means. Examples of the predetermined means include dissolution in a solvent and melting by heating.
[0015]
Examples of such agrochemical active ingredients include insecticides, fungicides, acaricides, repellents, herbicides and the like. Specific examples thereof are shown in the form of “product name [general name]”. Examples of the insecticide, fungicide or acaricide include fenitrothion [O, O-dimethyl O- (3-methyl-4-nitrophenyl) phosphorothioate], fenthion [O, O-dimethyl] as organophosphorus compounds. O- (3-methyl-4- (methylthio) phenyl) phosphorothioate], diazinon [O, O-diethyl-O-2-isopropyl-6-methylpyrimidin-4-ylphosphorothioate], chlorpyrifos [O, O-diethyl- O-3,5,6-trichloro-2-pyridylphosphorothioate], acephate [O, S-dimethylacetylphosphoramidothioate], methidathion [S-2,3-dihydro-5-methoxy-2-oxo-1, 3,4-thiadiazol-3-ylmethyl O, O-dimethylphosphorodithioate ], Disulfotone [O, O-diethyl S-2-ethylthioethyl phosphorodithioate], DDVP [2,2-dichlorovinyldimethylphosphate], sulfophos [O-ethyl O-4- (methylthio) phenyl S- Propyl phosphorodithioate], cyanophos [O-4-cyanophenyl O, O-dimethyl phosphorothioate], dioxabenzophos [2-methoxy-4H-1,3,2-benzodioxaphospholine-2-sulfide] Dimethoate [O, O-dimethyl-S- (N-methylcarbamoylmethyl) dithiophosphate], phentoate [ethyl 2-dimethoxyphosphinothioylthio (phenyl) acetate], malathion [diethyl (dimethoxyphosphinothioylthio) ) Succinate], trichlorphone [jime Til 2,2,2-trichloro-1-hydroxyethylphosphonate], azinephosmethyl [S-3,4-dihydro-4-oxo-1,2,3-benzotriazin-3-ylmethyl O, O-dimethylphosphoro Dithioate], monocrotophos [dimethyl (E) -1-methyl-2- (methylcarbamoyl) vinyl phosphate], ethion [O, O, O ', O'-tetraethyl S, S'-methylenebis (phosphorodithioate) )] Etc.
[0016]
Further, as a carbamate compound, BPMC (2-sec-butylphenylmethylcarbamate), benfuracarb [ethyl N- [2,3-dihydro-2,2-dimethylbenzofuran-7-yloxycarbonyl (methyl)] Aminothio] -N-isopropyl-β-alaninate], propoxyl [2-isopropoxyphenyl N-methylcarbamate], carbosulfan [2,3-dihydro-2,2-dimethyl-7-benzo [b] Furanyl N-dibutylaminothio-N-methylcarbamate], carbaryl [1-naphthyl-N-methylcarbamate], mesomil [S-methyl-N-[(methylcarbamoyl) oxy] thioacetimide] Ethiophene carb [2- (ethylthiomethyl) phenylmethylcarbamate], aldicar [2-methyl-2- (methylthio) propionaldehyde O-methylcarbamoyloxime], oxamyl [N, N-dimethyl-2-methylcarbamoyloxyimino-2- (methylthio) acetamide], phenothiocarb [S-4-phenoxy Butyl) -N, N-dimethylthiocarbamate and the like.
[0017]
Further, as pyrethroid compounds, etofenprox [2- (4-ethoxyphenyl) -2-methylpropyl-3-phenoxybenzil ether], fenvalerate [(RS) -α-cyano-3-phenoxybenzyl (RS) ) -2- (4-chlorophenyl) -3-methylbutyrate], esfenvalerate [(S) -α-cyano-3-phenoxybenzyl (S) -2- (4-chlorophenyl) -3-methylbutyrate ], Phenpropatoline [(RS) -α-cyano-3-phenoxybenzyl 2,2,3,3-tetramethylcyclopropanecarboxylate], cypermethrin [(RS) -α-cyano-3-phenoxy Benzyl (1RS) -cis, trans-3- (2,2-dichlorovinyl) -2,2-dimethylcyclopropane carbonate Boxylate], permethrin [3-phenoxybenzyl (1RS) -cis, trans-3- (2,2-dichlorovinyl) -2,2-dimethylcyclopropanecarboxylate], cyhalothrin [(RS) -α -Cyano-3-phenoxybenzil (z)-(1RS) -cis-3- (2-chloro-3,3,3-trifluoroprop-1-enyl) -2,2-dimethylcyclopropanecarboxylate ), Deltamethrin [(S) -α-cyano-3-phenoxybenzyl (1R) -cis-3 (2,2-dibromovinyl) -2,2-dimethylcyclopropanecarboxylate], cycloprotorin [ (RS) -α-cyano-3-phenoxybenzyl (RS) -2,2-dichloro-1- (4-ethoxyphenyl) cyclopropanecarboxylate] Fulvalinate (α-cyano-3-phenoxybenzyl N- (2-chloro-α, α, α-trifluoro-p-tolyl) -D-valinate), bifenthrin (2-methylbiphenyl-3-ylmethyl), (Z)-(1RS) -cis-3- (2-chloro-3,3,3-trifluoroprop-1-enyl) -2,2-dimethylcyclopropanecarboxylate, 2-methyl-2- (4-Promodifluoromethoxyphenyl) propyl (3-phenoxybenzyl) ether, tralomethrin [(1R-cis) 3-{(1RS) (1,2,2,2-tetrabromoethyl)}-2,2-dimethyl Cyclopropanecarboxylic acid (S) -α-cyano-3-phenoxybenzyl ester], silafluophene [4-ethoxyphenyl {3- (4-fluoro-3- Enoxyphenyl) propyl} dimethylsilane], d-phenothrin [3-phenoxybenzyl (1R-cis, trans) -chrysanthemate], cyphenothrin [(RS) -α-cyano-3-phenoxybenzyl (1R-cis, trans ) -Chrysanthemate], d-resmethrin [5-benzyl-3-furylmethyl (1R-cis, trans) -chrysanthemate], acrinathrin [(S) -α-cyano-3-phenoxybenzyl (1R-cis) (Z))-(2,2-dimethyl-3- {3-oxo-3- (1,1,1,3,3,3-hexafluoropropyloxy) propenyl) cyclopropanecarboxylate], cyfluthrin [( RS) -α-Cyano-4-fluoro-3-phenoxybenzyl 3- (2,2-dichlorovinyl) -2,2 -Dimethylcyclopropanecarboxylate], tefluthrin [2,3,5,6-tetrafluoro-4-methylbenzyl (1RS-cis (Z))-3- (2-chloro-3,3,3-trifluoro) Loprop-1-enyl) -2.2-dimethylcyclopropanecarboxylate], transfluthrin [2,3,5,6-tetrafluorobenzyl (1R-trans) -3- (2,2-dichloro) Vinyl) -2,2-dimethylcyclopropanecarboxylate], tetramethrin [3,4,5,6-tetrahydrophthalimidomethyl (1RS) -cis, trans-chrysanthemate], allethrin [(RS) -3-allyl- 2-methyl-4-oxocyclopent-2-enyl (1RS) -cis, trans-chrysanthemate], praretrin [(S) 2-methyl-4-oxo-3- (2-propynyl) cyclopent-2-enyl (1R) -cis, trans-chrysanthemate], empentrin [(RS) -1-ethynyl-2-methyl-2-pentenyl (1R) -cis, trans-chrysanthemate], imiprothrin [2,5-dioxo-3- (prop-2-ynyl) imidazolidin-1-ylmethyl (1R) -cis, trans-2,2-dimethyl- 3- (2-methylprop-1-enyl) cyclopropanecarboxylate], d-flamethrin [5- (2-propynyl) furfuryl (1R) -cis, trans-chrysanthemate], 5- (2-propynyl) ) Furfuryl 2,2,3,3-tetramethylcyclopropanecarboxylate and the like.
[0018]
Furthermore, N-cyano-N′-methyl-N ′-(6-chloro-3-pyridylmethyl) acetamidine and the like can be mentioned as nitroimidazolidine derivatives and N-cyanoamidine derivatives.
[0019]
Further, as a chlorinated hydrocarbon compound, endosulfan [6,7,8,9,10,10-hexachloro-1,5,5a, 6,9,9a-hexahydro-6,9-methano-2,4 , 3-Benzodioxathiepine oxide], γ-BHC (1,2,3,4,5,6-hexachlorocyclohexane], 1,1-bis (chlorophenyl) -2,2,2-trichloroethano -E.g.
[0020]
Further, as benzoylphenylurea compounds, chlorofluazulone [1- (3,5-dichloro-4- (3-chloro-5-trifluoromethylpyridin-2-yloxy) phenyl) -3- (2,6 -Difluorobenzoyl) urea], teflubenzuron [1- (3,5-dichloro-2,4-difluorophenyl) -3- (2,6-difluorobenzoyl) urea], flufenoxuron [1- (4- (2 -Chloro-4-trifluoromethylphenoxy) -2-fluorophenyl] -3- (2,6-difluorobenzoyl) urea] and the like.
[0021]
Furthermore, examples of the thiourea derivative include diafenthiuron [N- (2,6-diisopropyl-4-phenoxyphenyl) -N′-tert-butylcarbodiimide].
[0022]
Examples of other insecticides, fungicides or acaricides include nitroimidazolidine derivatives, phenylpyrazole compounds, methoxadiazone [5-methoxy-3- (2-methoxyphenyl) -1,3,4-oxadiazole-2- (3H) -one], bromopropylate [isopropyl 4,4'-dibromobenzylate], tetradiphone [4-chlorophenyl 2,4,5-trichlorophenylsulfone], quinomethionate [S, S-6- Methylquinoxaline-2,3-diyldithiocarbonate], pyridaben [2-tert-butyl-5- (4-tert-butylbenzylthio) -4-chloropyridazin-3 (2H) -one], fenpyroxime [Tert-butyl (E) -4-[(1,3-dimethyl-5-phenoxypyrazole-4-yl ) Methyleneaminooxymethyl] benzoate], debufenpyrad [N-4-tert-butylbenzyl] -4-chloro-3-ethyl-1-methyl-5-pyrazolecarboxamide], polynactin complex [tetranactin, dinactin, trinactin] , Pyrimidifen [5-chloro-N- [2- {4- (2-ethoxyethyl) -2,3-dimethylphenoxy} ethyl] -6-ethylpyrimidin-4-amine, milbemectin, abamectin, iba-mectin Azadirachtin [AZAD], bubrofezine [2-tert-butylimino-3-isopropyl-5-phenyl-3,4,5,6-tetrahydro-2H-1,3,5-thiadiazin-4-one], tebufenozide [N -Tert-butyl-N '-(4-ethylbenzo ) -3,5-dimethylbenzazohydrazide], fipronil [(±) -5-amino-1- (2,6-dichloro-α, α, α-trifluoro-p-toluyl) -4-tri Fluoromethylsulfinylpyrazole-3-carbonitrile], flutolanil [α, α, α-trifluoro-3′-isopropoxy-O-toluanilide], dithianone [2.3-dicyano-1,4-dithiaanthraquinone] , TPN [tetrachloroisophthalonitrile] and the like.
[0023]
Examples of the herbicide include bensulfuron methyl [methyl = d- (4.6-dimethoxypyrimycin-2-ylcarbamoylsulfamoyl) -O-toluato], tenyl chloride [2-chloro-N -(3-Methoxy-2-enyl) -2 ', 6'-dimethylacetanilide], bilaflufen-ethyl [ethyl 2-chloro-5- (4-chloro-5-difluoromethoxy-1-methyl-1H-pyrazo] -L-3-yl) -4-fluorophenoxyacetate] and the like.
[0024]
Examples of the repellent include 3,4-caranediol, N, N-diethyl-m-toluamide, 1-methylpropyl 2- (2-hydroxyethyl) -1-piperidinecarboxylate, p-menthane- Examples include plant essential oils such as 3,8-diol and hyssop oil.
[0025]
As the organic solvent, those having a solubility in water of 1000 ppm or less at 20 ° C. are preferable. By using an organic solvent having a solubility within this range, the suspension state of the resulting aqueous suspension composition can be stabilized.
[0026]
Examples of the organic solvent include synthetic isoparaffinic hydrocarbons, paraffinic hydrocarbons, vegetable oils, aromatic hydrocarbons, alkylbenzenes, dibutyl adipate, and the like. Examples of the synthetic isoparaffinic hydrocarbons include Isopar G (trade name) manufactured by Exxon Chemical Co., Ltd., IP Solvents 1016, 1620, 2028, and 2385 (all trade names) manufactured by Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. Examples of hydrogen include Exol D40 and D80 (both trade names) manufactured by Exxon Chemical. Examples of the vegetable oil include soybean oil, coconut oil, linseed oil, cottonseed oil, rapeseed oil, drill oil, castor oil and the like, and examples of the aromatic hydrocarbon include xylene, benzene, toluene and the like.
[0027]
The nonionic surfactant preferably has an HLB of 11 or less. By using such a nonionic surfactant, an agrochemical active ingredient that has been conventionally oil-in-water and chemically unstable can be extremely stabilized.
[0028]
Examples of such nonionic surfactants include alkyl allyl ether types such as polyoxyethylene nonylphenyl ether, alkyl ether types such as polyoxyethylene ralyl ether, alkyl esters such as polyoxyethylene oleate, polyoxyethylene, and the like. Examples include alkylamine types such as laurylamine, polyhydric alcohol types such as sorbitan monooleate and polyoxyethylene sorbitan oleate, and alkylallyl ether formalin condensates. These nonionic surfactants can be used alone or in combination of two or more. Furthermore, if necessary, a nonionic surfactant having an HLB of 11 or more can be used in combination.
[0029]
Examples of the thickener include gum arabic, polyvinyl alcohol, xanthan gum, CMC, carrageenan, tragacanth gum, silica thickener and the like.
[0030]
The blending ratio of the pesticidal active ingredient to the entire aqueous suspension pesticide composition is preferably 0.0001 to 0.5% by weight, and preferably 0.01 to 0.5% by weight. If it is less than 0.0001% by weight, the activity of the agricultural chemical cannot be expected sufficiently. If it is more than 0.5% by weight, sufficient storage stability may not be obtained.
[0031]
The blending ratio of the organic solvent to the whole aqueous suspended agricultural chemical composition is preferably 0.0001 to 1.0% by weight, and preferably 0.005 to 0.2% by weight. If the amount is less than 0.0001% by weight, the specific gravity cannot be adjusted. If the amount is more than 1.0% by weight, the oil content increases and sufficient storage stability may not be obtained.
[0032]
The blending ratio of the nonionic surfactant to the entire aqueous suspension agricultural chemical composition is preferably 0.0001 to 0.5% by weight, and preferably 0.01 to 0.2% by weight. If the amount is less than 0.0001% by weight, the pesticidal active ingredient may not be sufficiently stabilized. If the amount is more than 0.5% by weight, the treated surface may slip after spraying, which is not preferable.
[0033]
The blending ratio of the thickener to the entire aqueous suspension agricultural chemical composition is preferably 0.01 to 1% by weight, and preferably 0.05 to 0.5% by weight. When the amount is less than 0.01% by weight, sufficient storage stability cannot be expected. When the amount is more than 1% by weight, the viscosity becomes high, and when the stock solution is sprayed, it becomes difficult to spray uniformly.
[0034]
The specific gravity of a mixture of the above pesticidal active ingredient, organic solvent and nonionic surfactant (hereinafter referred to as “oil”) is d A , and the above thickener and water mixture (hereinafter “aqueous medium”). the specific gravity of the called.) and when the d B, the ratio d a / d B is good in the range of 0.95 ≦ d a / d B ≦ 1.05. If it is out of the above range, separation between the oil and the aqueous medium is likely to occur, and storage stability is applied.
[0035]
The viscosity of the aqueous suspension pesticide composition is preferably 30 mPa · s or less, more preferably 20 mPa · s or less, and even more preferably 10 mPa · s or less when used as a stock solution. When it is greater than 30 mPa · s, when the above-mentioned stock solution is sprayed using, for example, a trigger having a nozzle diameter of 0.5 mm or a low-pressure sprayer of about 200 to 500 KPa, it is sprayed in a rod shape without spreading in a mist shape. This is because the number of cases increases and it becomes impossible to spray the pesticidal active ingredient effectively.
[0036]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples.
[0037]
First, raw materials used in the following examples and comparative examples are shown.
(1) Agrochemical active ingredient, fenitrothion (trade name) manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd./Cifenothrin (trade name) manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd./bifenthrin (trade name) (USA) FMC Co., Ltd./fipronil (trade name) (2) Organic solvent, Isopar G (trade name), Exxon Chemical Co., Ltd., soft alkylbenzene (trade name), Mitsubishi Chemical Corp., dibutyl adipate, Mitsubishi Chemical Corp., di-2-ethylhexyl phthalate, Mitsubishi Chemical Corp., 2-Ethylhexyl diglycol manufactured by Nippon Emulsifier Co., Ltd. (3) Nonionic surfactant / sorbitan monooleate (HLB: 4.3) manufactured by Takemoto Yushi Co., Ltd .: NK-D-935
Polyoxyethylene sorbitan monooleate (HLB: 15.0) Takemoto Yushi Co., Ltd .: NK-D-945
(4) Thickener xanthan gum, manufactured by Sankisha: Kelzan S
Silica-based thickener manufactured by LAPORTE: Laponite 508.
[0038]
[Examples 1 to 3, Comparative Examples 1 to 6]
The amounts of agricultural chemical active ingredients, organic solvents, nonionic surfactants, thickeners and water shown in Table 1 were mixed to produce an aqueous suspension agricultural chemical composition. Each specific gravity and specific gravity ratio at that time are as shown in Table 1. About storage stability, the obtained aqueous suspension agricultural chemical composition was left still on 50 degreeC or 2 degreeC conditions, and the presence or absence of isolation | separation of an oil component and an aqueous medium was observed. When the separation of both components was observed, it was indicated by ○, and when the separation was not observed, it was indicated by ×. As for the sprayability, it was sprayed using a trigger with a nozzle diameter of 0.5 mm as it was as the stock solution immediately after the preparation, and expressed as ◯ when spread and sprayed in a mist, and as × when sprayed in a rod shape. These results are shown in Table 1.
[0039]
[Table 1]
[0040]
【The invention's effect】
According to this invention, since the ratio of the specific gravity with respect to the oil-branched medium is made to approach within a certain range, the separation between the two hardly occurs and the storage stability can be improved.
Claims (3)
上記の農薬活性成分、有機溶剤、非イオン界面活性剤の混合物の比重dAと、上記の増粘剤及び水の混合物の比重dBの比dA/dBが、0.95≦dA/dB≦1.05の範囲であり、
粘度が10mPa・s以下であることを特徴とする水性懸濁農薬組成物。Solid agrochemical active ingredients, organic solvents, nonionic surfactants, thickeners, and water that have a solubility in water of 1000 ppm or less at 20 ° C. and are liquid at room temperature or easily liquefied by a predetermined means In the aqueous suspension pesticide composition contained,
The ratio d A / d B of the specific gravity d A of the mixture of the pesticidal active ingredient, organic solvent and nonionic surfactant and the specific gravity d B of the mixture of the thickener and water is 0.95 ≦ d A / d Ri range der of B ≦ 1.05,
Aqueous suspension agricultural chemical composition viscosity characterized by the following der Rukoto 10 mPa · s.
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