JP4656392B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波を利用し被検体内の診断部位について経時変化をいわゆるMモード画像として表示する超音波診断装置に関する。
拡張と収縮を繰り返す臓器、たとえば心臓については、その機能を超音波診断装置と心電図により計測して検査することが行われている。ここで、計測方法としては、心臓の経時変化をいわゆるMモード画像として表示し、これによって計測する方法が知られている。このような方法を採用する超音波診断装置においては、Mモード画像に対して、拡張期と収縮期における心室や心筋の径から体積(心室容積)を計算することが行なわれている。具体的には、Mモード画像において、左室の拡張期と収縮期における左室径や左室後壁厚や心室中隔厚を設定し、たとえば心室容積を計算することが行われている。
ところで、左室の拡張期と収縮期とにおける従来の左室径や左室後壁厚や心室中隔厚の計測は、たとえば心臓の拡張末期から収縮末期が含まれるMモード画像をフリーズした状態にし、そしてこの状態において、左室径や左室後壁厚や心室中隔厚を設定する計測点を検者によって設定するようになっている。具体的には、拡張末期や収縮末期の設定において、心電図より得られるR波の時相を拡張末期として指定し、R波からの時間により収縮末期位置が指定されるよになっている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−79006号公報
上記従来技術にあっては、検者自らが計測点を指定しなければならず、ルーチンワークにおける検者の負担や検査時間について配慮がなされてはいなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、Mモード画像上の左室計測において自動化を行なうことで検査時間を短縮し、ルーチンワークの効率を向上させることを可能とする超音波診断装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の超音波診断装置は、被検体の測定部位に当接させ、当該部位に超音波を送波し、当該部位からの反射エコー信号を受信する超音波探触子と、前記反射エコー信号を信号処理し、Mモード像を取得する信号処理手段と、前記取得されたMモード像を前記被検体の心電波形と共に表示する表示手段と、
前記心電波形の特徴形状に基づき、所望の時相に対応するMモード像の位置に計測ラインを設定する時相設定手段と、
前記計測ラインに沿って複数の計測点を設定する計測点設定手段と、
前記設定された複数の計測点に基づいて、所定の項目についての計測量を求める計測手段と、
を備えた超音波診断装置であって
前記Mモード像上で所定部位の時間変化をトレースするトレース手段を有し、
前記時相設定手段は、前記心電波形の特徴形状に基づいて第1の時相に第1の計測ラインを設定し、前記所定部位の時間変化に基づいて第2の時相に第2の計測ラインを設定し、
前記計測点設定手段は、前記第1の計測ラインと前記第2の計測ラインに沿って、それぞれ複数の計測点を設定し、
前記計測手段は、前記第1の計測ラインに沿って設定された複数の計測点に基づいて第1の項目についての計測量を、前記第2の計測ラインに沿って設定された複数の計測点に基づいて第2の項目についての計測量を、それぞれ求める
ことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、超音波診断装置側で各種の計測点を抽出することから、検者の作業工数を減らすことが可能になり、この結果、検査時間の短縮とルーチンワークの効率向上とが図られる。
また、請求項2記載の超音波診断装置は、請求項1に記載の超音波診断装置において、前記第1の時相を、拡張末期とし、前記第2の時相を、収縮末期としたことを特徴としている。
また、請求項3記載の超音波診断装置は、請求項2に記載の超音波診断装置において、前記第1の計測ラインに沿って設定する前記計測点設定手段における拡張末期計測点の設定位置を、
前記Mモード画像上の中心より左室後壁側に検索をかけ最初に輝度値が現れる左室後壁の内膜位置と、
前記左室後壁の内膜位置から前記方向に左室後壁側に検索をかけ輝度値が最大になっている左室後壁の外膜位置と、
前記Mモード画像上の中心より心室中隔側に検索をかけ最初に輝度値が現れる心室中隔の左室側の境界位置と、
前記心室中隔の左室側の境界から心室中隔拡張末期厚の正常値(0.8〜1.1cm)によって決定する心室中隔の右室側の境界位置と、
の4つの設定位置によって決定することを特徴としている。
また、請求項4記載の超音波診断装置は、請求項3に記載の超音波診断装置において、前記拡張末期の前記4つの計測点の設定位置によつて計測する計測項目を、前記左室後壁拡張末期厚、心室中隔拡張末期厚、及び左室拡張末期径としたことを特徴としている。
さらに、請求項5記載の超音波診断装置は、請求項3又は4に記載の超音波診断装置において、前記トレース手段によって時間変化をトレースする前記Mモード像上で所定部位を、前記左室後壁の内膜、前記左室後壁の外膜、前記心室中隔の左室側の壁膜、及び前記心室中隔の右室側の壁膜としたことを特徴としている。
さらにまた、請求項6記載の超音波診断装置は、請求項2,3,4又は5に記載の超音波診断装置において、前記左室後壁の内膜、左室後壁の外膜、心室中隔の左室側の壁膜、及び心室中隔の右室側の壁膜により、左室径と左室後壁厚とを検出して収縮末期を設定し、
進行方向を時間の新しい方向とし、各時間においての前記左室径と前記左室後壁厚とを計算し、前記左室径の最小のところ、又は前記左室後壁厚の最大部分のところを収縮末期として設定し、前記第2の計測ラインを決定することを特徴としている。
またさらに、請求項7記載の超音波診断装置は、請求項6に記載の超音波診断装置において、前記第2の計測ラインに沿って設定する前記計測設定手段における収縮末期計測点の設定位置を、前記左室後壁の内膜と前記第2の計測ラインとの交点と、前記左室後壁の外膜と前記第2の計測ラインとの交点と、前記心室中隔の左室側の壁膜と前記第2の計測ラインとの交点と、前記心室中隔19の右室側の壁膜と前記第2の計測ラインとの交点と、の4つの設定位置によって決定することを特徴としている。
そして、請求項8記載の超音波診断装置は、請求項7に記載の超音波診断装置において、前記収縮末期の前記4つの計測点の設定位置によつて計測する計測項目を、前記左室後壁拡張末期厚、心室中隔拡張末期厚、及び左室拡張末期径としたことを特徴としている。
請求項記載の超音波診断装置は、被検体の測定部位に当接させ、当該部位に超音波を送波し、当該部位からの反射エコー信号を受信する超音波探触子と、前記反射エコー信号を信号処理し、前記部位の断層像を取得する信号処理手段と、前記取得された部位の断層像を前記被検体の心電波形と共に表示する表示手段と、を備え、
前記信号処理手段は、Mモード像を生成し、
前記表示手段は、前記生成されたMモード像を表示する機能を有する超音波診断装置において、
前記信号処理手段で生成したMモード像の輝度情報と前記心電波形の特徴形状に基づいて拡張末期の左室後壁拡張末期厚と左室拡張末期径と心室中隔拡張末期厚の計測点を設定する手段と、
前記設定した拡張末期の計測点と前記信号処理手段で生成したMモード像の輝度情報より収縮末期の左室後壁拡張末期厚と左室拡張末期径と心室中隔拡張末期厚を計測する手段と、を備えた
ことを特徴としている。
その他、上記課題を解決するための超音波診断装置としては、(1)被検体に当接した超音波探触子からの情報に基づいて前記被検体の断層を取得し、この取得した断面上のさらにある一直線に注目して経時経過を画像化した情報をMモード画像として表示する機能と、心電図を計測してこの計測した心電図のR波の位置を前記Mモード画像の位置座標として取得する機能と、前記R波の前記位置座標に基づいて前記Mモード画像上に拡張末期ラインを前記被検体の拡張末期として表示する機能と、前記拡張末期ライン上に左室後壁拡張末期厚、心室中隔拡張末期厚、及び左室拡張末期径を計測する拡張末期計測点を設定するとともに、該設定した拡張末期計測点に基づいて前記左室後壁拡張末期厚、前記心室中隔拡張末期厚、及び前記左室拡張末期径を計測する機能と、前記Mモード画像に基づいて左室後壁及び心室中隔をトレースする機能と、前記左室後壁のトレース及び前記心室中隔のトレースに収縮末期ラインを前記被検体の収縮末期として表示する機能と、前記左室後壁のトレース、前記心室中隔のトレース、及び前記収縮末期ラインに基づいて収縮末期計測点を設定するとともに、該設定した収縮末期計測点に基づいて左室後壁収縮末期厚、心室中隔収縮末期厚、及び左室収縮末期径を計測する機能と、を備えることを特徴とすることができる。このような(1)の特徴を有する超音波診断装置によれば、超音波診断装置側で各種の計測点を抽出することから、検者の作業工数を減らすことが可能になり、この結果、検査時間の短縮とルーチンワークの効率向上とが図られる。
また、超音波診断装置は、上記(1)に記載の超音波診断装置において、(2)前記拡張末期計測点を前記Mモード画像の輝度情報に基づいて設定することを特徴とすることができる。このような特徴を有する超音波診断装置によれば、拡張末期計測点を正確に設定することが可能になる。
また、超音波診断装置は、上記(1)又は(2)に記載の超音波診断装置において、(3)前記拡張末期計測点、前記収縮末期測定点を手動により位置修正可能とすることを特徴とすることができる。このような特徴を有する超音波診断装置によれば、誤計測をなくすことが可能になる。
また、超音波診断装置は、上記(1)ないし(3)いずれか記載の超音波診断装置において、(4)前記拡張末期ライン、前記収縮末期ラインを手動により位置修正可能とすることを特徴とすることができる。このような特徴を有する超音波診断装置によれば、拡張末期ラインの修正では、心電図よりR波が得られない場合において適切に対処することが可能になる。
本発明によれば、Mモード画像において左室計測をおこなう場合、検査時間の短縮とルーチンワークの効率の向上とを図ることができるという効果を奏する。また、自動計測で取得した情報を修正することにより、検者の望む情報を取得することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の超音波診断装置の一実施の形態を示すブロック図である。
本発明の超音波診断装置は、超音波を利用して被検体の撮影部位に関する断層像を取得し、この取得した断面上のさらにある一直線に注目して経時経過を画像化した情報をMモード画像として表示するとともに、心電図を検出することが可能で、検出した心電図の情報からMモード画像上におけるR波の位置を検出することができるように構成されている。具体的に、本発明の超音波診断装置は、図1に示す如く、超音波探触子11と、超音波送受信部12と、値入力部13と、心電図検出部14と、演算部15と、表示部16とを備えて構成されている。また、本発明の超音波診断装置は、特に図示しないが、Mモード画像構成部と、デジタルスキャンコンバータと、画像記憶部とを備えて構成されている。以下、各構成について説明する。
上記超音波探触子11は、機械的又は電子的にビーム走査を行って被検体内に超音波を送受信するものであって、その内部には、超音波の発生源であるとともに生体内からの反射エコーを受信する一つ又は複数の振動子を有している。超音波探触子11は、公知のものが用いられている。
上記超音波送受信部12は、接続される超音波探触子11を駆動して振動子から超音波を発生させるとともに、受信した反射エコー信号を処理することができるように構成されている。具体的に、超音波送受信部12は、超音波探触子11から被検体内へ送信する超音波ビームを形成するための公知の送波パルサ及び送波遅延回路と、超音波探触子11の各振動子で受信した反射エコー信号を増幅する受信増幅器と、この受信した各反射エコー信号の位相を揃えて加算し受波超音波ビームを形成する受波遅延回路及び加算器などから成る整相回路とを有して構成されている。
このような超音波送受信部12は、演算部15に接続されて制御されるようになっている。また、超音波送受信部12は、図示しないMモード画像構成部に接続されてMモード画像が再構成されるようになっている。再構成されたMモード画像は、図示しないデジタルスキャンコンバータを介して、同じく図示しない画像記憶部に記憶されるようになっている。図示しない画像記憶部に記憶された画像データは、制御信号に基づいて読み出され、表示部16において表示されるようになっている。
上記心電図検出部14は、被検体の心電情報を検出することができるように、すなわち心電図を検出することができるように構成されている(公知のものが用いられており、ここでは具体的な構成の説明を省略する)。心電図検出部14には、心電情報から後述するMモード画像上におけるR波の位置座標を取得するR波位置検出部14aが接続されている。このR波位置検出部14aは、演算部15に接続されて制御されるようになっている。心電図検出部14において検出された心電図は、図示しないデジタルスキャンコンバータを介して同じく図示しない画像記憶部に記憶されるようになっている。
上記演算部15は、超音波診断装置全体を制御する制御部(図示省略)の一部として組み込まれたり、又は独立した状態で上記制御部により制御されたりする部分であって、後述する各種の自動計測のための演算を行うことができるように構成されている。演算部15は、拡張末期設定部15aと、収縮末期設定部15bと、計測点設定部15cと、左室後壁、心室中隔トレース部15dと、計測演算部15eとを有して構成されている。演算部15は、マイクロコンピュータとしての機能を有している。
拡張末期設定部15aは、R波位置検出部14aで取得したR波の位置座標に基づいて被検体の拡張末期を、Mモード画像上に後述する拡張末期ライン62として自動表示することができるように構成されている。拡張末期設定部15aには、演算部15の外部から、R波位置検出部14aの他に値入力部13も接続されている。拡張末期設定部15aは、収縮末期設定部15bと、計測点設定部15cと、左室後壁、心室中隔トレース部15dとに接続されている。
収縮末期設定部15bは、被検体の収縮末期を後述する収縮末期ライン64として自動表示することができるように構成されている。収縮末期設定部15bには、拡張末期設定部15aからの情報が入力されるようになっている。収縮末期設定部15bは、計測点設定部15cに接続されている。
計測点設定部15cは、後述する拡張末期ライン62上に四つの拡張末期計測点63を自動設定することができるように構成されている。また、計測点設定部15cは、後述する収縮末期ライン64上にも四つの収縮末期計測点65を自動設定することができるように構成されている。計測点設定部15cには、拡張末期設定部15a、収縮末期設定部15b、左室後壁、心室中隔トレース部15dからの情報が入力されるようになっている。計測点設定部15cは、計測演算部15eに接続されている。
左室後壁、心室中隔トレース部15dは、後述するMモード画像に基づいて左室後壁及び心室中隔をトレースすることができるように構成されている。左室後壁、心室中隔トレース部15dには、拡張末期設定部15aからの情報が入力されるようになっている。左室後壁、心室中隔トレース部15dは、計測点設定部15cに接続されている。
計測演算部15eは、計測点設定部15cからの情報、すなわち後述する四つの拡張末期計測点63及び四つの収縮末期計測点65に基づいて各種の計測演算をすることができるように構成されている。また、計測演算部15eは、演算部15外部の表示部16に接続されており、各種の計測演算結果を表示部16へ出力するように構成されている。
上記値入力部13は、R波位置検出部14aにおいてR波が検出されなかった場合の拡張末期位置の手動修正を行うことができるように構成されている。また、値入力部13は、自動計測後の各種の計測点や拡張末期ラインや収縮末期ラインを手動によって変更、修正することができるように構成されている。値入力部13による手動修正としては、たとえばキーボードやトラックボールやマウス等が挙げられるものとする。値入力部13は、拡張末期設定部15aに接続されている。
上記表示部16は、いわゆるモニタとしての機能を有しており、図示しない画像記憶部に記憶された画像情報を表示することができるように構成されている。また、表示部16は、計測演算部15eからの各種の計測演算結果やこの結果を表示する計測結果枠、さらには拡張末期計測点63及び収縮末期計測点65を表示することができるように構成されている。
上記構成に基づいて、演算部15における拡張末期設定部15a、収縮末期設定部15b、計測点設定部15c、左室後壁、心室中隔トレース部15d、及び計測演算部15eの具体的な作用や、値入力部13、表示部16の具体的な作用を、本発明の超音波診断装置が実行する左室自動計測処理を例に挙げて説明する。左室自動計測処理は、フローチャートや画面表示説明図等を参照しながら説明する。
図2は左室自動計測処理の流れを示すフローチャート、図3は拡張末期の設定の処理の流れを示すフローチャート、図4はMモード画像と心電図との表示例を示す説明図、図5は自動計測の処理の動作と状態を示す説明図、図6は計測点の自動計測の処理の説明図である。
本発明の超音波診断装置において、検者が値入力部13を介して左室の自動検出を選択すると、超音波診断装置は、左室自動計測処理におけるステップS31から順に処理を実行する。図2において、先ず、ステップS31では、左室自動計測に係る処理を本格的に起動させる。左室自動計測に係る処理が起動すると、ステップS32の処理(サブルーチン)へ移行し、被検体の拡張末期を設定する。
図3において、被検体の拡張末期を設定するサブルーチンを実行すると、ステップS41、S42では、心電図検査部14で取得した心電図18(図4参照)からR波位置検出部14aがMモード画像17におけるR波30の位置座標(ここではR波30の頂点となる位置の座標)を取得することができたかどうかの確認を行って処理を分岐する。Mモード画像17におけるR波30の位置座標を取得することができた場合には、ステップS43の処理へ移行し、取得できない場合にはステップS44の処理へ移行する。
ステップS43では、既に心電図18からMモード画像17におけるR波30の位置座標を検出していることから、R波30の位置座標に基づいて拡張末期ライン62を図5(a)に示す如く表示する。拡張末期ライン62は、被検体の拡張末期として表示部16のMモード画像17上に表示する。ここで、図5(a)の引用符号61は計測結果枠を示すものとする。
R波30の位置座標は、表示部16の画面上に表示されるR波30の中で最新のものを拡張末期とするものとし、これに基づいて設定する。但し、最新の心拍において、拡張末期と収縮末期とを含んでいない場合には、次に新しいものとなるR波の位置を拡張末期として設定するものとする。
ステップS44は、R波30の位置座標を検出することができない場合の処理であることから、R波30の位置を検者が自ら設定することにより拡張末期を設定する。検者自らの拡張末期の位置設定では、値入力部13を操作して拡張末期設定部15aを機能させるものとする。
被検体の拡張末期を設定する図3のサブルーチンの処理が完了すると、図2のステップS33〜S36の処理を順に実行する。ステップS33〜S36の処理では、拡張末期計測点63及び収縮末期計測点65の自動設定と各種の計測点(63、65)に基づく自動計測とを行う。
ステップS33では、ステップS32における被検体の拡張末期を設定するサブルーチンの処理で設定された拡張末期ライン62上に、拡張末期における左室後壁拡張末期厚26、心室中隔拡張末期厚24、及び左室拡張末期径25を検出するための四つの拡張末期計測点63を自動で設定する。四つの拡張末期計測点63は、Mモード画像17の輝度情報に基づいて抽出され、そして自動で設定されるものとする。Mモード画像17の輝度の変化を抽出することに関しては、計測点設定部15cを機能させるものとする。
四つの拡張末期計測点63の自動設定は、拡張末期ライン62に重なる部分の輝度の変化により抽出する。先ず、図6(a)に示す如くMモード画像を図6(b)のようにノイズ除去をする処理を行う。ノイズ除去処理は、先ずMモード画像において3×3画素単位で平均化処理を実行する。平均化処理後、Mモード画像の各画素値を、予め設定した閾置と比較する。予め設定した閾値以下の輝度要素がある場合には、この輝度要素の除外を実行する(黒抜けとなる前処理を行う。具体的には、移動平均による平滑化、低輝度情報の削除を行う)。輝度要素の除外の後、画像において連結した画素をひとつの塊として考えるラベリング処理を実行する。ラベリング処理は、各要素の塊の面積を算出し、Mモード画像の輝度要素を除外した画像においては、算出した面積を閾置と比べて閾置以下の要素を除外する(低面積領域の削除)。
上記の処理の完了後、図6(b)に示す如くのノイズ除去を行った画像に基づいて、拡張末期ライン62上に四つの拡張末期計測点63を自動設定する。以下、四つの拡張末期計測点63の自動設定について説明する。
先ず、ノイズ除去を行ったMモード画像上の中心より左室後壁21側に検索をかけていき、最初に輝度値が現れた位置を左室後壁21の内膜位置として決定し、これを計測点として設定する(一つ目の拡張末期計測点63。輝度は、たとえば256階調として表示され、黒抜けは0階調とする。境界では、輝度が上昇するたとえば1階調以上の点を設定する)。決定した左室後壁21の内膜位置から上記同様の方向に更に検索をかけていき、輝度値が最大になっている位置を左室後壁21の外膜位置として決定し、これを計測点として設定する(二つ目の拡張末期計測点63)。一方、ノイズ除去を行ったMモード画像の中心より心室中隔19側に検索をかけていき、最初に輝度値が現れた位置を心室中隔19の左室20側の境界として決定し、これを計測点として設定する(三つ目の拡張末期計測点63)。心室中隔19の左室20側の境界から心室中隔拡張末期厚24の正常値(0.8〜1.1cm)を用いて、心室中隔19の右室側の境界として決定し、これを計測点として設定する(四つ目の拡張末期計測点63)。
ここで上記の処理までを一旦まとめると、被検体の拡張末期において、表示部16には図5(a)に示す如くの拡張末期ライン62が表示される。拡張末期ライン62上の四つの拡張末期計測点63は、図5(b)に示す如くの位置に設定される。四つの拡張末期計測点63は、拡張末期ライン62上に十字マークとして表示される。
拡張末期ライン62上に十字マークの四つの拡張末期計測点63が表示されると、表示部16の計測結果枠61には、拡張末期における左室後壁拡張末期厚26、心室中隔拡張末期厚24、及び左室拡張末期径25の計算結果が測定値として表示される。
ステップS34では、ステップS33で自動設定された四つの拡張末期計測点63の情報と、Mモード画像の輝度情報とにより、左室後壁21の内膜、左室後壁21の外膜、心室中隔19の左室20側の壁膜、及び心室中隔19の右室側の壁膜を検出してこれらをトレースする。トレースに関しては、左室後壁、心室中隔トレース部15dを機能させるものとする。ここでは、左室後壁21の内膜、左室後壁21の外膜、心室中隔19の左室20側の壁膜、及び心室中隔19の右室側の壁膜をトレースする方法として、輝度情報を比較する方法を用いるものとする。
輝度情報を比較する方法について説明する。ステップS33で設定した四つの拡張末期計測点63において、その9近傍に関し平均値を取得する(図11(a)において、9近傍の平均値を取得するとは、「拡張末期の計測点+まわりの8画素の合計を算出し、これを1/9にした値を取得する」の意味であるものとする)。この取得した平均値に関しては、次の画素の5近傍に係る輝度値の差を確認する(図11(b)において、次の画素の5近傍に係る輝度値の差を確認するとは、「注目画素と、時間軸上に1画素移動した位置での5近傍の画素との輝度の差を調べる」の意味であるものとする)。そして、輝度値の差が最小になる場所を壁の境界とする。順次時間方向にその処理を行うことにより、左室後壁21の内膜、左室後壁21の外膜、心室中隔19の左室20側の壁膜、及び心室中隔19の右室側の壁膜を検出する。
左室後壁21の内膜の境界、心室中隔19の左室20側の壁膜、及び心室中隔19の右室側の壁膜のトレースにおいては、上記のトレース方法で取得した位置の輝度値が0の場合に、輝度値が変化する位置を検索し、この輝度値が変化する位置を左室後壁21の内膜の境界、心室中隔19の左室20側の壁膜、及び心室中隔19の右室側の壁膜として検出する。検出する範囲は、1心拍取れている場合に1心拍、1心拍取れてない場合には、拡張末期ライン62からMモード画像の右端までそれぞれの境界を検出する(図5(c)参照)。
ステップS35では、ステップS34で検出した左室後壁21の内膜、左室後壁21の外膜、心室中隔19の左室20側の壁膜、及び心室中隔19の右室側の壁膜により、左室径と左室後壁厚とを検出して収縮末期を設定する。収縮末期の設定は、収縮末期設定部15bを機能させるものとする。具体的に、図5(d)に示す如く進行方向を時間の新しい方向(右向きの矢印参照)とし、各時間においての左室径と左室後壁厚とを計算する。そして、図5(e)に示す如く左室径の最小のところ、又は左室後壁厚の最大部分のところを収縮末期として設定し、収縮末期ライン64を自動表示する。
ステップS36では、ステップS34で検出した左室後壁21の内膜、左室後壁21の外膜、心室中隔19の左室20側の壁膜、及び心室中隔19の右室側の壁膜と、ステップS35で設定した収縮末期(収縮末期ライン64)とに基づいて、収縮末期における左室後壁収縮末期厚29、心室中隔収縮末期厚27、及び左室収縮末期径28を検出するための四つの収縮末期計測点65を自動設定する。四つの収縮末期計測点65を自動設定する際には、計測点演算部15cを機能させるものとする。
計測点設定部15cは、左室後壁21の内膜と収縮末期ライン64との交点、左室後壁21の外膜と収縮末期ライン64との交点、心室中隔19の左室20側の壁膜と収縮末期ライン64との交点、心室中隔19の右室側の壁膜と収縮末期ライン64との交点を収縮末期計測点65として決定しこれを自動設定する。四つの収縮末期計測点65は、表示部16において、図5(f)に示す如く十字マークで表示される。設定された四つの収縮末期計測点65に基づいて、左室後壁収縮末期厚29、心室中隔収縮末期厚27、及び左室収縮末期径28を計算し、この計算結果を計測結果枠61に表示する。以上により、一連の処理が完了する。
次に、図7ないし図10を参照しながら、手動による修正を必要とする場合の例を説明する。図7は計測点の手動修正の処理の流れを示すフローチャート、図8は拡張末期の手動修正の動作と状態を示す説明図、図9は収縮末期の手動修正の動作と状態を示す説明図、図10は計測点の手動修正の動作と状態を示す説明図である。
上述の如く一連の処理が完了した後、図7のステップS45からはじまる処理を順に実行する。ステップS45では、手動修正の終了を確認する。検者が終了を選択した場合には、修正が終了して結果が固定される。検者が終了を選択しなかった場合には、ステップS46、S52、S55のいずれかの処理へ移行する。具体的に、拡張末期を修正する場合にはステップS46へ、収縮末期を修正する場合にはステップS52へ、計測点を修正する場合にはステップS55へ移行する。
ステップS46〜S51は、拡張末期を修正する場合の処理を示している。以下、拡張末期の手動修正について図7、図8を参照しながら説明する。ステップS46では、拡張末期を指定する。図8(a)の状態から値入力部13を操作することにより、図8(b)に示す如くカーソルを拡張末期(拡張末期ライン64)に合わせるとカーソルが拡張末期移動選択のカーソル71に変化し、その状態で実行する。
ステップS47では、この処理を実行すると、選択可能なR波が表示部16において図8(c)に示す如く逆三角のマークで表示され、現在選択しているR波72と選択可能なR波73とがそれぞれ塗りつぶしと中空の状態とで表示される。選択可能なR波73は、R波の位置から収縮末期の位置まで画面上に含まれるものを対象とする(R波の情報を取得することが可能な場合である)。
ステップS48では、選択可能なR波73に検者が計測したい点を指定して移動させる。尚、現在選択しているR波72は、選択可能なR波73ごとに移動して、その中間は指定することができないようになっている。
ステップS49では、ステップS48で選択したR波を決定し、拡張末期の位置を修正する。ステップS50では、ステップS31からの処理を順に実行して左室自動計測を再度行う。ステップS51では、表示部16においてステップS50の自動計測で計算した結果を計測結果枠61に表示する。尚、R波の位置を修正することが不可能な場合の拡張末期修正は、ステップS46で拡張末期を指定し、その後、図3で説明したR波の位置を手動で設定する場合の処理へ移行する。
ステップS52〜S54とステップS54から移行するステップS50〜S51は、収縮末期を修正する場合の処理を示している。以下、収縮末期の手動修正について図7、図9を参照しながら説明する。ステップS52では、値入力部13を操作することにより、修正を要する収縮末期を指定する。収縮末期の指定は、図9(a)に示す如く結果が表示されているMモード画像上において、収縮末期を表す線(収縮末期ライン64)を指定する。指定が完了すると、図9(b)に示す如く水平移動を示すカーソル81が表示される。図9(b)の状態で実行することにより、図9(c)に示す如くの水平移動可能状態を示すカーソル82が表示される。
ステップS53では、ステップS52で指定した収縮末期を水平方向に移動する。図9(c)に示す如く水平移動可能状態のカーソル82が表示されている場合には、検者は収縮末期を水平方向に移動させ修正をする。ステップS54では、修正位置を決定する。図9(c)の状態で実行することにより、収縮末期の位置の修正が図9(d)に示す如く有効になる。ステップS50では、収縮末期計測点の自動設定を再度行う。ステップS51では、図9(e)に示す如く自動計測で計算した結果を計測結果枠61に表示する。
ステップS55〜S58は、拡張末期、収縮末期の計測点を修正する場合の処理を示している。以下、計測点の手動修正について図7、図10を参照しながら説明する。ステップS55では、図10(a)に示す如く結果が表示されている状態において、値入力部13を操作することにより、カーソルを十字マークで表示した計測点に移動する。カーソルが計測点上にある場合には、図10(b)に示す如くの垂直方向移動カーソル91が表示される。
図10(b)の状態で計測点を指定し実行すると、図10(c)に示す如く垂直方向の移動が可能なカーソル92が表示される。ステップS56では、図10(c)で表示したカーソル92が拡張末期ライン又は収縮末期ライン上を垂直方向に移動する。カーソル92を用いて計測点を移動させた場合には、ステップS57へ移行する。ステップS57では、計測点が移動するごとに計測演算部15eにおいて再計算を行い、計測結果枠61の値を更新する。ステップS58では、計測点の位置を決定し再度実行を行う。手動による修正終了後、ステップS45で再度、修正終了の確認を行う。修正終了を検者が指定しない限り、手動修正は可能となる。
以上、図1ないし図11を参照しながら説明してきたように、本発明によれば、Mモード画像において左室計測をおこなう場合、検査時間の短縮とルーチンワークの効率の向上とを図ることができる。また、自動計測で取得した情報を修正することにより、検者の望む情報を取得することができる。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明の超音波診断装置の一実施の形態を示すブロック図である。 左室自動計測処理の流れを示すフローチャートである。 拡張末期の設定の処理の流れを示すフローチャートである。 Mモード画像と心電図との表示例を示す説明図である。 自動計測の処理の動作と状態を示す説明図である。 計測点の自動計測の処理の説明図である。 計測点の手動修正の処理の流れを示すフローチャートである。 拡張末期の手動修正の動作と状態を示す説明図である。 収縮末期の手動修正の動作と状態を示す説明図である。 計測点の手動修正の動作と状態を示す説明図である。 9近傍、5近傍についての説明図である。
符号の説明
11 超音波探触子
12 超音波送受信部
13 値入力部
14 心電図検出部
14a R波位置検出部
15 演算部
15a 拡張末期設定部
15b 収縮末期設定部
15c 計測点設定部
15d 左室後壁、心室中隔トレース部
15e 計測演算部
16 表示部
17 Mモード画像
18 心電図
19 心室中隔
20 左室
21 左室後壁
24 心室中隔拡張末期厚
25 左室拡張末期径
26 左室後壁拡張末期厚
27 心室中隔収縮末期厚
28 左室収縮末期径
29 左室後壁収縮末期厚
30 R波
61 計測結果枠
62 拡張末期ライン
63 拡張末期計測点
64 収縮末期ライン
65 収縮末期計測点
71 カーソル
72 現在選択しているR波
73 選択可能なR波
81、82、91、92 カーソル

Claims (9)

  1. 被検体の測定部位に当接させ、当該部位に超音波を送波し、当該部位からの反射エコー信号を受信する超音波探触子と、前記反射エコー信号を信号処理し、Mモード像を取得する信号処理手段と、前記取得されたMモード像を前記被検体の心電波形と共に表示する表示手段と、
    前記心電波形の特徴形状に基づき、所望の時相に対応するMモード像の位置に計測ラインを設定する時相設定手段と、
    前記計測ラインに沿って複数の計測点を設定する計測点設定手段と、
    前記設定された複数の計測点に基づいて、所定の項目についての計測量を求める計測手段と、
    を備えた超音波診断装置であって
    前記Mモード像上で所定部位の時間変化をトレースするトレース手段を有し、
    前記時相設定手段は、前記心電波形の特徴形状に基づいて第1の時相に第1の計測ラインを設定し、前記所定部位の時間変化に基づいて第2の時相に第2の計測ラインを設定し、
    前記計測点設定手段は、前記第1の計測ラインと前記第2の計測ラインに沿って、それぞれ複数の計測点を設定し、
    前記計測手段は、前記第1の計測ラインに沿って設定された複数の計測点に基づいて第1の項目についての計測量を、前記第2の計測ラインに沿って設定された複数の計測点に基づいて第2の項目についての計測量を、それぞれ求める
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 請求項1に記載の超音波診断装置において、
    前記第1の時相は、拡張末期であり、
    前記第2の時相は、収縮末期である
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  3. 請求項2に記載の超音波診断装置において、
    前記第1の計測ラインに沿って設定する前記計測点設定手段における拡張末期計測点の設定位置は、
    前記Mモード画像上の中心より左室後壁側に検索をかけ最初に輝度値が現れる左室後壁の内膜位置と、
    前記左室後壁の内膜位置から前記方向に左室後壁側に検索をかけ輝度値が最大になっている左室後壁の外膜位置と、
    前記Mモード画像上の中心より心室中隔側に検索をかけ最初に輝度値が現れる心室中隔の左室側の境界位置と、
    前記心室中隔の左室側の境界から心室中隔拡張末期厚の正常値(0.8〜1.1cm)によって決定する心室中隔の右室側の境界位置と、
    の4つの設定位置によって決定する
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  4. 請求項3に記載の超音波診断装置において、
    前記拡張末期の前記4つの計測点の設定位置によつて計測する計測項目は、
    前記左室後壁拡張末期厚、心室中隔拡張末期厚、及び左室拡張末期径である
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  5. 請求項3又は4に記載の超音波診断装置において、
    前記トレース手段によって時間変化をトレースする前記Mモード像上で所定部位は、
    前記左室後壁の内膜、前記左室後壁の外膜、前記心室中隔の左室側の壁膜、及び前記心室中隔の右室側の壁膜である
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  6. 請求項2,3,4又は5に記載の超音波診断装置において、
    前記左室後壁の内膜、左室後壁の外膜、心室中隔の左室側の壁膜、及び心室中隔の右室側の壁膜により、左室径と左室後壁厚とを検出して収縮末期を設定し、
    進行方向を時間の新しい方向とし、各時間においての前記左室径と前記左室後壁厚とを計算し、前記左室径の最小のところ、又は前記左室後壁厚の最大部分のところを収縮末期として設定し、前記第2の計測ラインを決定する
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  7. 請求項6に記載の超音波診断装置において、
    前記第2の計測ラインに沿って設定する前記計測設定手段における収縮末期計測点の設定位置は、
    前記左室後壁の内膜と前記第2の計測ラインとの交点と、前記左室後壁の外膜と前記第2の計測ラインとの交点と、前記心室中隔の左室側の壁膜と前記第2の計測ラインとの交点と、前記心室中隔19の右室側の壁膜と前記第2の計測ラインとの交点と、
    の4つの設定位置によって決定する
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  8. 請求項7に記載の超音波診断装置において、
    前記収縮末期の前記4つの計測点の設定位置によつて計測する計測項目は、
    前記左室後壁拡張末期厚、心室中隔拡張末期厚、及び左室拡張末期径である
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  9. 被検体の測定部位に当接させ、当該部位に超音波を送波し、当該部位からの反射エコー信号を受信する超音波探触子と、前記反射エコー信号を信号処理し、前記部位の断層像を取得する信号処理手段と、前記取得された部位の断層像を前記被検体の心電波形と共に表示する表示手段と、を備え、
    前記信号処理手段は、Mモード像を生成し、
    前記表示手段は、前記生成されたMモード像を表示する機能を有する超音波診断装置において、
    前記信号処理手段で生成したMモード像の輝度情報と前記心電波形の特徴形状に基づいて拡張末期の左室後壁拡張末期厚と左室拡張末期径と心室中隔拡張末期厚の計測点を設定する手段と、
    前記設定した拡張末期の計測点と前記信号処理手段で生成したMモード像の輝度情報より収縮末期の左室後壁拡張末期厚と左室拡張末期径と心室中隔拡張末期厚を計測する手段と、を備えた
    ことを特徴とする超音波診断装置。
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