JP4637891B2 - Failure detection device for exhaust secondary air supply device - Google Patents
Failure detection device for exhaust secondary air supply device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4637891B2 JP4637891B2 JP2007292460A JP2007292460A JP4637891B2 JP 4637891 B2 JP4637891 B2 JP 4637891B2 JP 2007292460 A JP2007292460 A JP 2007292460A JP 2007292460 A JP2007292460 A JP 2007292460A JP 4637891 B2 JP4637891 B2 JP 4637891B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- air
- air supply
- fuel ratio
- secondary air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Description
この発明は排気二次エア供給装置の故障検知装置に関する。 The present invention relates to a failure detection device for an exhaust secondary air supply device.
排気二次エア供給装置は、例えば、内燃機関の排気系に配置された触媒装置の上流位置に接続されるエア供給管とエアポンプからなり、エアポンプを駆動してエア供給管から排気二次エアを導入して燃焼を促進し、排気中の未燃成分を低減する。 The exhaust secondary air supply device includes, for example, an air supply pipe and an air pump connected to an upstream position of a catalyst device disposed in an exhaust system of the internal combustion engine. The exhaust secondary air is driven from the air supply pipe by driving the air pump. Introduce to promote combustion and reduce unburned components in the exhaust.
排気二次エア供給装置においては、エア供給管の破損などの故障が生じると、所期の機能が達成されないことから、その故障検知手法が種々提案されており、その例として下記の特許文献1に記載の技術が提案されている。 In the exhaust secondary air supply device, when a failure such as breakage of the air supply pipe occurs, the intended function is not achieved, and various failure detection methods have been proposed. The technique described in is proposed.
特許文献1に記載の技術にあっては、内燃機関で駆動されるエアポンプに接続されて触媒装置の上流に二次エアを供給するエア供給管とその開度を調節して二次エア供給量を制御する制御バルブを備える排気二次エア供給装置において、所定の診断運転領域で排気二次エアを断続的に供給し、エア供給位置と触媒装置の間に配置された空燃比センサ(O2センサ)の出力が断続的な供給に見合って反転しているか否か判定することで、その故障を検知している。
このように従来技術においては、精度良く故障検知するには、排気二次エア供給装置が正常のときの空燃比センサ出力などを学習するなどして確認しておく必要があって煩瑣であると共に、それによって故障検知が遅れる不都合もあった。かかる不都合は、特にV型機関のようにバンクごとに排気系を備える場合などに顕著となる。 As described above, in the prior art, in order to detect a failure with high accuracy, it is necessary to learn and confirm the output of the air-fuel ratio sensor when the exhaust secondary air supply device is normal. As a result, failure detection is delayed. Such inconvenience is particularly noticeable when an exhaust system is provided for each bank as in a V-type engine.
従って、この発明の目的は上記した不具合を解消し、排気二次エア供給装置の故障を簡易かつ精度良く検知するようにした排気二次エア供給装置の故障検知装置を提供することにある。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a failure detection device for an exhaust secondary air supply device that solves the above-described problems and detects a failure of the exhaust secondary air supply device easily and accurately.
上記の目的を達成するために、請求項1項にあっては、V型の内燃機関の排気系に配置された触媒装置の上流位置に排気二次エアを供給する排気二次エア供給装置の故障検知装置であって、前記内燃機関の排気系に接続されてそれぞれ前記排気二次エアを供給する複数本のエア供給管、前記複数本のエア供給管の下流位置において前記排気系に配置されてそれぞれ前記排気系を流れる排気中の酸素濃度に応じた出力を生じる複数個の空燃比センサ、1個のエアポンプを備え、前記エア供給管が前記エアポンプに接続されると共に、途中から分岐して前記V型の内燃機関のそれぞれのバンクに接続されてなる排気二次エア供給装置の故障検知装置において、前記複数個の空燃比センサの出力に基づいて前記排気二次エアが供給された後にそれぞれ算出される空燃比フィードバック補正係数の差を算出する補正係数差算出手段と、前記算出された差を所定値と比較する比較手段と、前記算出された差が所定値を超えるとき、前記排気二次エア供給装置が故障と検知する故障検知手段を備える如く構成した。
In order to achieve the above object, according to
V型の内燃機関の排気系に接続されてそれぞれ前記排気二次エアを供給する複数本のエア供給管の下流位置において前記排気系に配置されてそれぞれ前記排気系を流れる排気中の酸素濃度に応じた出力を生じる複数個の空燃比センサの出力に基づいて前記排気二次エアが供給された後にそれぞれ算出される空燃比フィードバック補正係の差を算出する補正係数差算出手段と、前記算出された差を所定値と比較する比較手段と、前記算出された差が所定値を超えるとき、前記排気二次エア供給装置が故障と検知する故障検知手段を備える如く構成したので、排気二次エア供給装置の故障を簡易かつ精度良く検知することができる。また、排気二次エア供給装置が正常のときの空燃比センサ出力などを学習するなどして確認しておくような煩瑣の作業も不要となると共に、学習によって故障検知が遅れるなどの不都合が生じることもない。また、V型機関のようにバンクごとに排気系を備える機関のそれぞれにエア供給管を配置する場合、単に故障の有無を検知できるに止まらず、故障が検知されるとき、それがどちらのバンクのエア供給管に生じたのかも検知することができる。 Connected to an exhaust system of a V-type internal combustion engine and arranged in the exhaust system at downstream positions of a plurality of air supply pipes that supply the exhaust secondary air, respectively, to the oxygen concentration in the exhaust flowing through the exhaust system, respectively. a correction coefficient difference calculating means for calculating a difference between the air-fuel ratio feedback correction coefficient which are calculated after the exhaust secondary air supplied based on the output of the plurality of air-fuel ratio sensor which produces a corresponding output, the calculated A comparison unit that compares the difference with a predetermined value, and a failure detection unit that detects that the exhaust secondary air supply device detects a failure when the calculated difference exceeds a predetermined value. A failure of the air supply device can be detected easily and accurately. In addition, troublesome work such as learning and checking the output of the air-fuel ratio sensor when the exhaust secondary air supply device is normal is unnecessary, and inconveniences such as delay in failure detection due to learning occur. There is nothing. Further, when an air supply pipe is arranged in each engine having an exhaust system for each bank such as a V-type engine, it is not only possible to detect the presence or absence of a failure, but when a failure is detected, which bank It is also possible to detect whether it has occurred in the air supply pipe.
以下、添付図面に即してこの発明の一つの実施の形態に係る排気二次エア供給装置の故障検知装置について説明する。 Hereinafter, a failure detection device for an exhaust secondary air supply device according to one embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
図1は、その実施の形態に係る排気二次エア供給装置の故障検知装置の全体構成を示す概略図である。 FIG. 1 is a schematic diagram showing the overall configuration of a failure detection device for an exhaust secondary air supply device according to the embodiment.
同図において符合10は多気筒内燃機関(以下「エンジン」という)を示す。エンジン10は、4サイクルのV型6気筒のDOHCエンジンからなり、右バンク10Rに#1,#2,#3の3個の気筒(シリンダ)12を備えると共に、左バンク10Lに#4,#5,#6の3個の気筒12を備える。
In the figure,
エンジン10において、エアクリーナ14から吸入された空気は吸気管16を流れ、スロットルバルブ20で流量を調節されつつ吸気マニホルド(図示せず)を介して各気筒12の吸気ポートに至り、そこに配置されたインジェクタ(図示せず)からガソリン燃料を噴射される。よって生じた混合気は吸気バルブ(図示せず)が開放されるとき気筒燃焼室(図示せず)に入り、点火プラグ(図示せず)で点火されて燃焼する。
In the
燃焼によって生じた排気(排出ガス)は排気バルブ(図示せず)が開放されたとき、左右バンク10R,Lごとに設けられた排気マニホルド22を流れ、集合部で合流した後、排気管24を流れ、触媒装置(三元型)26で有害成分が除去された後、エンジン外に放出される。
Exhaust gas (exhaust gas) generated by combustion flows through the
排気マニホルド22と排気管24からなる排気系には、排気二次エア供給装置30が設けられる。排気二次エア供給装置30は主として、エンジン10の排気系において触媒装置26の上流位置に接続されたエア供給管(デリバリパイプ)32と、エアポンプ34からなる。
An exhaust secondary
吸気管16はスロットルバルブ20の上流側で分岐され、分岐管16aの他端はエアポンプ34の吸入側に接続される。エアポンプ34の吐出側はエア供給管32に接続される。エア供給管32はカットオフバルブ36を介して分岐し、それぞれ左右バンク10R,Lの排気マニホルド22に接続される。右バンク10R側の排気マニホルド22に配置されるエア供給管を32R、左バンク10L側のそれを32Lとする。尚、エア供給管32R,Lは、同量のエアを供給する形状に構成される。
The
図2にエア供給管32などの構成を詳細に示すが、図示の如く、エア供給管32の先端には開口32aの付近にフランジ32bが形成され、開口32aを排気マニホルド22に穿設された孔(図1に破線で示す)22aに合致させつつ、フランジ32bで排気マニホルド22にボルト止めすることで、エア供給管32は排気マニホルド22に接続される。
FIG. 2 shows the configuration of the
エアポンプ34には電動モータ40が接続され、その回転で駆動されてエアクリーナ14から吸入された空気を吸引してエア供給管32に圧送する。カットオフバルブ36は負圧ダイアフラム(図示せず)を備え、図示しない負圧導入機構を介して負圧が導入されるとき、開放して吸入口36aから導入した圧送空気を排気マニホルド22に供給する。
An
図1において、エンジン10のクランク軸などの回転軸(図示せず)の付近にはクランク角センサ42が配置されて気筒判別信号を出力すると共に、各気筒のTDC位置あるいはその付近でTDC信号を、またそれを細分化してなるクランク角度信号を出力する。
In FIG. 1, a
また、吸気管16のスロットルバルブ20の配置位置の下流には絶対圧センサ44が設けられ、吸気管内絶対圧(エンジン負荷)PBAに応じた信号を出力すると共に、エンジン10の冷却水通路(図示せず)には水温センサ46が配置され、エンジン冷却水温TWに応じた信号を出力する。
Further, an
また、排気系において、触媒装置26の上流側には第1の空燃比センサ50が配置されると共に、その下流には第2の空燃比センサ52が配置され、それぞれ配置位置を流れる排気中の酸素濃度に応じた信号を出力する(以下、右バンク10Rに配置されたセンサを50R,52R、左バンク10Lに配置されたそれを50L,52Lとする)。第1、第2の空燃比センサ50,52は共にO2センサであり、理論空燃比相当値を中心としてリッチ方向とリーン方向に反転を繰り返す信号を出力する。以下、第1の空燃比センサ50を「PO2センサ」、第2の空燃比センサ52を「SO2センサ」という。
Further, in the exhaust system, a first air-fuel ratio sensor 50 is disposed upstream of the
上記したセンサ群の出力は、ECU54に送られる。ECU54はマイクロコンピュータからなり、入力したクランク角センサ42のクランク角度信号をカウントしてエンジン回転数NEを検出すると共に、クランク角センサ42を含むセンサ出力に基づいてエンジン10に供給されるべき、燃料噴射量TIを以下のように算出する。
The output of the sensor group described above is sent to the
TI=TIM×KO2×KTOTAL+TTOTAL
上記で、TIMはエンジン回転数NEとエンジン負荷(吸気管内絶対圧)PBAからマップ検索して得られる基本値である。またKO2はPO2センサ出力から得られる検出空燃比に基づいて決定される空燃比フィードバック補正係数であって、以下のように算出される。以下でnは離散系のサンプル番号、より具体的には制御周期である。
KO2(n)=KO2(n-1)−KO2I (検出空燃比がリッチな場合)
KO2(n)=KO2(n-1)+KO2I (検出空燃比がリーンな場合)
即ち、KO2はPO2センサ出力の理論空燃比相当値(反転中心値)からの偏差にI(積分制御項)を加減算して決定される。尚、KO2は左右バンク10R,Lにそれぞれ配置されたPO2センサ50R,Lの出力に基づいてバンクごとに算出される。また、KO2は学習制御される。
TI = TIM × KO2 × KTOTAL + TTOTAL
In the above, TIM is a basic value obtained by map search from the engine speed NE and the engine load (intake pipe absolute pressure) PBA. KO2 is an air-fuel ratio feedback correction coefficient determined based on the detected air-fuel ratio obtained from the PO2 sensor output, and is calculated as follows. In the following, n is a discrete sample number, more specifically, a control cycle.
KO2 (n) = KO2 (n-1) -KO2I (when the detected air-fuel ratio is rich)
KO2 (n) = KO2 (n-1) + KO2I (when the detected air-fuel ratio is lean)
That is, KO2 is determined by adding / subtracting I (integral control term) to the deviation from the theoretical air-fuel ratio equivalent value (reversal center value) of the PO2 sensor output. Note that KO2 is calculated for each bank based on the outputs of the
また、KTOTALはその他の乗算形式による補正係数、TTOTALは加算形式による補正係数である。尚、燃料噴射量TIは、インジェクタの開弁時間として示される。また、燃料噴射量TIは、エンジン10の始動時などに増量される。
KTOTAL is a correction coefficient in another multiplication format, and TTOTAL is a correction coefficient in an addition format. The fuel injection amount TI is indicated as the valve opening time of the injector. Further, the fuel injection amount TI is increased when the
ECU54は、エンジン回転数NEなどを用いて点火時期も決定すると共に、エンジン10が始動された後、所定時間、電動モータ40に通電指令してエアポンプ34を駆動し、排気二次エアを排気系に供給する。それにより、始動時に増量された燃料の未燃成分は排気マニホルド22およびその下流の排気管24で燃焼させられ、触媒装置26を加熱しつつ、大気に放出される。これにより、触媒装置26の活性化が促進されると共に、大気への未燃成分の放出が低減させられる。また、ECU54は、排気二次エア供給装置30の故障検知も行う。
The
次いで、その排気二次エア供給装置30の故障検知動作を説明する。
Next, the failure detection operation of the exhaust secondary
図3は、その動作を示すフロー・チャートである。 FIG. 3 is a flowchart showing the operation.
以下説明すると、S10でモニタ領域(故障検知領域)か否か判断する。エンジン10が始動されて暖機が終了した後、アイドル状態あるいはその他の定常運転状態にあるとき、モニタ領域と判断される。
In the following, it is determined in S10 whether or not the monitor area (failure detection area). After the
S10で否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS12に進み、排気二次エア供給装置30の故障が検知ずみか否か判断する。S12で肯定されるときも、以降の処理をスキップする。尚、電動モータ40が故障ではないが、それへの通電が過大となって過熱していると判断される場合なども、以降の処理をスキップする。
When the result in S10 is negative, the subsequent processing is skipped. When the result is affirmative, the process proceeds to S12, and it is determined whether or not a failure of the exhaust secondary
他方、S12で否定されるときはS14に進み、エアポンプ34をオン、即ち、電動モータ40に通電してエアポンプ34を駆動すると共に、空燃比フィードバック補正係数KO2の学習を禁止する。即ち、故障検知のための人為的な空燃比の操作による本来の空燃比フィードバック制御に影響を与えないため、その学習を禁止する。
On the other hand, when the result in S12 is negative, the program proceeds to S14, in which the
次いでS16に進み、左右バンクのPO2センサ50R,Lの出力から空燃比フィードバック補正係数KO2をそれぞれ算出する。尚、右バンク側のPO2センサ50Rから算出される補正係数をKO2R、左バンク側のそれをKO2Lとする。次いでその最大値KO2RMAXおよびKO2LMAXを求める。
Next, in S16, the air-fuel ratio feedback correction coefficient KO2 is calculated from the outputs of the
次いでS18に進み、求めた最大値KO2RMAXからKO2LMAXを減算してその差Δmaxを絶対値で求める。 Next, in S18, KO2LMAX is subtracted from the obtained maximum value KO2RMAX, and the difference Δmax is obtained as an absolute value.
次いでS20に進み、絶対値で求めた差Δmaxを所定値と比較し、差Δmaxが所定値を超えるか否か判断し、否定されるときはS22に進み、エア供給管32が正常と判断(検知)すると共に、肯定されるときはS24に進み、エア供給管32が故障と判断(検知)する。
Next, the process proceeds to S20, where the difference Δmax obtained as an absolute value is compared with a predetermined value, and it is determined whether or not the difference Δmax exceeds the predetermined value. If the result is negative, the process proceeds to S22, where the
ここで、図4および図5を参照して説明すると、排気二次エア供給装置30が正常であれば、図4において時点taでエアポンプ34の駆動が開始したとすれば、左右バンクの排気マニホルド22には同量のエアが供給されて排気管24を流れる結果、PO2センサ50R,50Lの配置位置で排気は徐々にリーンとなる。従って、その検出値に基づいて算出される空燃比フィードバック補正係数KO2R,Lの値も、同図に示す如く、リッチ方向に補正するように徐々に変化するが、その最大値同士の差は零か微小な値となる。
4 and FIG. 5, if the exhaust secondary
他方、左右バンクのエア供給管32R,Lのいずれかに亀裂などの破損が生じてエアがリークしているなどの故障が生じた場合など、左右バンクの排気マニホルド22に同量のエアが供給されていないとき、排気管24を流れるエア量も左右バンクで異なる。
On the other hand, the same amount of air is supplied to the exhaust manifolds 22 of the left and right banks, such as when a failure such as a crack has occurred in either of the
例えば、図5に示すように、右バンク10R側のエア供給管に上記したような故障が生じたとすると、供給されるエア量は不足することから、PO2センサ50Rの検出値に基づいて算出される空燃比フィードバック補正係数KO2Rの値の変化は、所期のエア量が供給される左バンク10L側の空燃比フィードバック補正係数KO2Lの変化に比して小さくなり、両者の差が徐々に増加して最大値KO2LMAXで最大となる。
For example, as shown in FIG. 5, if the above-described failure occurs in the air supply pipe on the
従って、前記した所定値を適宜設定して左右バンクの空燃比フィードバック補正係数KO2RMAXとKO2LMAXの差Δmaxと比較することで、排気二次エア供給装置30に故障、より正確には、最大値が小さい(空燃比フィードバック補正係数の変化が小さい)方のエア供給管32に亀裂などの破損が生じる、そのフランジ部32bと排気マニホルド22との接続部のシールが不十分となる、あるいはエアポンプ34またはカットオフバルブ36とエア供給管32との接続部のシールが不十分となるなどの故障が生じたと判断することができる。
Therefore, the exhaust secondary
この実施の形態に係る故障検知装置は上記の如く構成したので、排気二次エア供給装置30の故障、より具体的にはそのエア供給管32の破損などの故障を簡易かつ精度良く検知することができる。
Since the failure detection device according to this embodiment is configured as described above, it is possible to easily and accurately detect a failure such as a failure of the exhaust secondary
尚、所定値は上記したように差から故障を判定するに足る値を適宜選択して設定するが、例えば、排気二次エアが供給されていないときのPO2センサ50R,Lの出力の差を学習し、学習値に応じて設定された所定値を補正しても良い。
As described above, the predetermined value is set by appropriately selecting a value sufficient for determining a failure from the difference. For example, the difference between the outputs of the
尚、上記において、左右バンクの空燃比フィードバック補正係数KO2R,Lの最大値KO2RMAX,KO2LMAXを求め、それらの差Δmaxを算出して所定値と比較することで故障を検出したが、必ずしも厳密に最大値を求める必要はない。例えば、空燃比フィードバック補正係数KO2R,Lの一方についてのみ最大値を求めると共に、他方は最大値に至る前の値を用いて両者の差を算出して所定値と比較しても良い。あるいは、KO2R,L共、最大値に至る前の値を用いて両者の差を算出し、所定値と比較しても良い。 In the above, the maximum values KO2RMAX, KO2LMAX of the air-fuel ratio feedback correction coefficients KO2R, L of the left and right banks are obtained, and the difference Δmax is calculated and compared with a predetermined value, but the failure is not strictly strictly detected. There is no need to find a value. For example, the maximum value may be obtained for only one of the air-fuel ratio feedback correction coefficients KO2R and L, and the other value may be calculated using a value before reaching the maximum value and compared with a predetermined value. Alternatively, for both KO2R and L, the difference between the two may be calculated using the value before reaching the maximum value and compared with a predetermined value.
さらには、PO2センサ50R,Lの出力(あるいはその最大値)同士の差を求め、その差を適宜設定する所定の値と比較して故障を検知するようにしても良い。この場合も、差が所定の値を超えるとき、リッチ方向の値を出力するか、あるいは出力の反転を示すPO2センサ50Rあるいは50L側のエア供給管32が故障とみなすことができる。
Further, the difference between the outputs (or the maximum values) of the
この実施の形態は上記の如く、V型の内燃機関(エンジン)10の排気系(排気マニホルド22、排気管24)に配置された触媒装置26の上流位置に排気二次エアを供給する排気二次エア供給装置30の故障検知装置であって、前記内燃機関の排気系(排気マニホルド22)に接続されてそれぞれ前記排気二次エアを供給する複数本のエア供給管32R,L、前記複数本のエア供給管の下流位置において前記排気系(排気管24)に配置されてそれぞれ前記排気系を流れる排気中の酸素濃度に応じた出力を生じる複数個の空燃比センサ(PO2センサ50R,L)、1個のエアポンプ34を備え、前記エア供給管32R,Lが前記エアポンプに接続されると共に、途中から分岐して前記V型の内燃機関のそれぞれのバンク10R,Lに接続されてなる排気二次エア供給装置の故障検知装置において、前記複数個の空燃比センサの出力に基づいて前記排気二次エアが供給された後にそれぞれ算出される空燃比フィードバック補正係数KO2R,Lの差(より正確にはそれらの最大値KO2RMAXとKO2LMAXの差Δmax)を算出する補正係数差算出手段(ECU54,S16,S18)と、前記算出された差を所定値と比較する比較手段(ECU54,S20)と、前記算出された差が所定値を超えるとき、前記排気二次エア供給装置が故障と検知する故障検知手段(ECU54,S24)を備える如く構成した。
In this embodiment, as described above, the exhaust secondary air is supplied to the upstream position of the
尚、この実施の形態においては、V型エンジンの左右バンク10R,Lごとにエア供給管30R,Lを配置する共に、その下流にPO2センサ50R,Lを配置する構成を例にとって説明したが、この発明はそれに限られるものでなく、V型エンジンではなくても排気系が複数の系からなり、そのそれぞれにエア供給管と空燃比センサを配置可能なものであれば、同様に妥当する。また、空燃比センサとしてO2センサを使用したが、それに限られるものではなく、酸素濃度に比例した出力を生じるセンサを用いても良い。
In this embodiment, the air supply pipes 30R, L are arranged for each of the left and
10 エンジン(内燃機関)、22 排気マニホルド、24 排気管、26 触媒装置、30 排気二次エア供給装置、32 エア供給管、34 エアポンプ、50 第1の空燃比センサ(PO2センサ)、54 ECU(電子制御ユニット)
DESCRIPTION OF
Claims (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007292460A JP4637891B2 (en) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | Failure detection device for exhaust secondary air supply device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007292460A JP4637891B2 (en) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | Failure detection device for exhaust secondary air supply device |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003173700A Division JP4367749B2 (en) | 2003-06-18 | 2003-06-18 | Failure detection device for exhaust secondary air supply device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008064110A JP2008064110A (en) | 2008-03-21 |
JP4637891B2 true JP4637891B2 (en) | 2011-02-23 |
Family
ID=39287005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007292460A Expired - Fee Related JP4637891B2 (en) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | Failure detection device for exhaust secondary air supply device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4637891B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3165731B1 (en) * | 2014-07-04 | 2020-04-22 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Vehicle and single-cylinder four-stroke engine unit |
CN106471237B (en) * | 2014-07-04 | 2019-10-01 | 雅马哈发动机株式会社 | Vehicle and single-cylinder four-stroke engine unit |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05256127A (en) * | 1992-03-11 | 1993-10-05 | Mazda Motor Corp | Trouble shooting device for secondary air supply |
JPH06146867A (en) * | 1992-11-13 | 1994-05-27 | Toyota Motor Corp | Abnormality detection device for secondary air supply mechanism |
JPH08312337A (en) * | 1995-05-15 | 1996-11-26 | Nissan Motor Co Ltd | Secondary air supply device for internal combustion engine |
JP2000345827A (en) * | 1999-06-02 | 2000-12-12 | Denso Corp | Air-fuel ratio control device of internal combustion engine |
JP2003314263A (en) * | 2002-04-25 | 2003-11-06 | Toyota Motor Corp | Secondary air supply system |
-
2007
- 2007-11-09 JP JP2007292460A patent/JP4637891B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05256127A (en) * | 1992-03-11 | 1993-10-05 | Mazda Motor Corp | Trouble shooting device for secondary air supply |
JPH06146867A (en) * | 1992-11-13 | 1994-05-27 | Toyota Motor Corp | Abnormality detection device for secondary air supply mechanism |
JPH08312337A (en) * | 1995-05-15 | 1996-11-26 | Nissan Motor Co Ltd | Secondary air supply device for internal combustion engine |
JP2000345827A (en) * | 1999-06-02 | 2000-12-12 | Denso Corp | Air-fuel ratio control device of internal combustion engine |
JP2003314263A (en) * | 2002-04-25 | 2003-11-06 | Toyota Motor Corp | Secondary air supply system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008064110A (en) | 2008-03-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4363398B2 (en) | Air-fuel ratio control device for internal combustion engine | |
JP4736058B2 (en) | Air-fuel ratio control device for internal combustion engine | |
JP2009203884A (en) | Control device for internal combustion engine | |
US8620564B2 (en) | Abnormality detection apparatus and abnormality detection method for multi-cylinder internal combustion engine | |
JP2006152955A (en) | Misfire detection device for multi-cylinder engine | |
US8725389B2 (en) | Control device for multi-cylinder internal combustion engine | |
JP2008163815A (en) | Fuel injection control device for internal combustion engine | |
JP4868173B2 (en) | Abnormality diagnosis device for internal combustion engine | |
JP4637891B2 (en) | Failure detection device for exhaust secondary air supply device | |
JP2008128160A (en) | Control device of internal combustion engine | |
JP4367749B2 (en) | Failure detection device for exhaust secondary air supply device | |
JP4034697B2 (en) | Failure detection device for exhaust secondary air supply device | |
JP2010168905A (en) | Air-fuel ratio learning control device for internal combustion engine | |
US20040255575A1 (en) | Failure detecting apparatus for exhaust secondary air supply system | |
JP3854949B2 (en) | Failure detection device for exhaust secondary air supply device | |
JP2007262895A (en) | Failure diagnostic device for exhaust system | |
JP4854796B2 (en) | Abnormality detection device for internal combustion engine | |
JP2001289111A (en) | Misfire detector for engine | |
JP2015203407A (en) | Engine control device | |
JP4462419B2 (en) | Engine exhaust system abnormality detection device | |
JP2007205274A (en) | Control device of internal combustion engine | |
JP6502746B2 (en) | Oxygen sensor fault diagnosis device | |
JP2016035222A (en) | Inter-cylinder air-fuel ratio variation detector of multiple cylinder internal combustion engine | |
JP5555496B2 (en) | Control device for internal combustion engine | |
JP2001073852A (en) | Engine control device provided with fuel cutoff valve |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101102 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101124 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |