JP4625192B2 - Bi-directional amplifier and bi-directional CATV system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、増幅後の信号出力レベルを双方向CATVシステムのセンタ装置側から自動で設定できるようにした双方向増幅装置、及び、その双方向増幅装置を用いて構築される双方向CATVシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、双方向CATVシステムにおいて、伝送線上に配置される信号増幅用の双方向増幅装置からの信号出力レベルをセンタ装置側から自動で調整したり、その動作を監視できるようにするために、下り信号及び上り信号の入・出力レベルを検出する検出回路を内蔵し、その検出回路による検出結果をセンタ装置側に送信するように構成された双方向増幅装置が知られている(例えば、特開昭56−158584号公報参照)。
【0003】
そして、このように構成された双方向増幅装置を用いて双方向CATVシステムを構成した場合、センタ装置側では、各双方向増幅装置での信号の入・出力レベルを監視することにより、システム異常を速やかに検出することができることになり、従来、作業者が行っていた点検作業を不要にすることができる。
【0004】
また、このシステムでは、各双方向増幅装置からの信号の出力レベルをセンタ装置側で自動で検知できるので、双方向CATVシステムの構築直後に各双方向増幅装置からの信号出力レベルを設計値に設定する調整作業についても、センタ装置から各双方向増幅装置にレベル調整用の指令信号(利得調整用の信号)を送信することにより、自動で行うことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記双方向増幅装置では、各増幅回路への信号の入・出力レベルをセンタ装置側に送信するようにしていることから、利得調整(出力レベル調整)や点検作業をセンタ装置側で行うことができるものの、双方向増幅装置には、信号レベル検出用の回路を組み込む必要があり、双方向増幅装置の大型化・コストアップを招くという問題があった。
【0006】
つまり、双方向増幅装置において、各増幅回路(上り信号増幅用,下り信号増幅用の各増幅回路)への信号の入・出力レベルを検出して、その検出結果をセンタ装置側に伝送できるようにするには、センタ装置との間でデータ通信を行うための通信回路に加えて、各増幅回路への信号入出力経路から信号の一部を分岐させる分岐回路と、その分岐させた各信号の中からシステム点検用のパイロット信号を抽出して検波する選局・検波回路と、その検波後のパイロット信号の信号レベルをデジタルデータに変換するA/D変換回路と、を設ける必要があるため、双方向増幅装置の構成が複雑になって、装置の大型化を招き、延いては、装置のコストアップにつながるのである。
【0007】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、増幅回路への信号の入出力レベルを検出することなく、センタ装置側から自動で信号出力レベルを調整でき、システムの監視も容易に行うことができる双方向増幅装置、及び、これを用いた双方向CATVシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載の双方向増幅装置においては、双方向CATVシステムの伝送線を流れる下り信号及び上り信号を各々増幅する各増幅回路の利得が、各増幅回路に対応する自動利得調整回路によって自動調整される。
【0009】
自動利得調整回路は、増幅回路からの出力レベルが目標レベルとなるようにその増幅回路の利得を調整するものであるが、自動利得調整回路が増幅回路の利得を調整するのに用いる目標レベルは、目標レベル設定手段によって、センタ装置が各信号の出力レベルを設定するために当該装置に対して送信してきた出力レベル設定データと、記憶手段に記憶された出力ー目標特性データとに基づき設定される。
【0010】
つまり、本発明では、記憶手段に、当該装置からの各信号の出力レベルと、各自動利得調整回路が各増幅回路の利得を自動調整するのに用いる目標レベルとの関係を表す出力ー目標特性データを予め記憶しておき、目標レベル設定手段がセンタ装置からの出力レベル設定データに基づき各自動利得調整回路の目標レベルを設定する際には、センタ装置から指定された出力レベルと記憶手段に記憶された出力ー目標特性データとを用いて、各信号の出力レベルをセンタ装置から指定された出力レベルに制御するのに必要な目標レベルを求め、これを、前記各自動利得調整回路の目標レベルとして設定するようにしている。
【0011】
このため、本発明の双方向増幅装置によれば、各信号の出力レベルを、センタ装置から送信されてきた出力レベル設定データに対応した出力レベル(換言すればセンタ装置が指定してきた出力レベル)に設定することができる。
そして、本発明の双方向増幅装置では、前述した従来装置のように、各信号の出力レベルをセンタ装置側で制御できるようにするために、各増幅回路への信号の入・出力レベルを検出して、センタ装置側に送信する必要がないため、各信号の入・出力レベルを検出するための検出回路(前述した分岐回路,選局・検波回路等)が不要となり、装置構成を簡単にすることができる。
【0012】
よって、本発明によれば、各信号の出力レベルをセンタ装置側からの指令によって自動で設定し得る双方向増幅装置の小型化を図り、しかも、その装置を、低コストで実現できることになる。
また、双方向増幅装置における各信号の出力レベルを設定する際、センタ装置側では、双方向増幅装置に対して、各信号の出力レベルを指定するだけでよく、双方向増幅装置から送信されてくる各信号の入・出力レベルを確認しながら、双方向増幅装置を構成する各増幅回路の利得を調整する必要がないため、その調整動作を極めて簡単に行うことができ、しかも、その調整に要する時間を短縮できる。
【0013】
次に、請求項2に記載の双方向増幅装置においては、出力−目標特性データが記憶される記憶手段に対して、更に、各自動利得調整回路が各増幅回路の利得を自動調整するのに用いる目標レベルと、各自動利得調整回路から各増幅回路に出力される利得調整信号の標準電圧との関係を表す目標ー電圧特性データを記憶しておき、目標レベル設定手段が各自動利得調整回路の目標レベルを設定した後は、動作監視手段が、センタ装置側からの監視指令若しくは予め設定された監視タイミングに従い、下記の手順で、周期的に、各増幅回路の異常を判定するようにされている。
【0014】
即ち、請求項2に記載の双方向増幅装置では、動作監視手段が、各自動利得調整回路から各増幅回路に出力される利得調整信号の電圧レベルを検出すると共に、記憶手段に記憶された目標ー電圧特性データから各自動利得調整回路が利得調整に使用している目標レベルに対応した標準電圧を取得し、各利得調整信号の電圧レベルと標準電圧とのずれに基づき、各増幅回路の異常を判定する。
【0015】
この結果、請求項2に記載の双方向増幅装置によれば、各増幅回路の動作が動作監視手段によって周期的に監視され、各増幅回路の動作不良、若しくは、各増幅回路への信号入力レベルの適正値からのずれ等によって、各自動利得調整回路から各増幅回路に出力される利得調整信号の標準電圧に対するずれが著しく大きくなった場合には、その旨が、速やかに検出されることになる。
【0016】
よって、この双方向増幅装置においては、動作監視手段によって、増幅回路の動作が異常である旨が判定された際に、その旨をシステム管理者に通知するようにすれば、システム異常時の復旧作業を迅速に行うことができるようになる。
尚、このように動作監視手段による各増幅回路の異常判定結果をシステム管理者に通知する場合、例えば、双方向増幅装置内に、無線による通信装置(無線電話)を設けて、異常判定結果を、無線にてシステム管理者に通知するようにしてもよいが、より好ましくは、動作監視手段を、請求項3に記載のように構成するとよい。
【0017】
つまり、請求項3記載の双方向増幅装置では、動作監視手段が、各増幅回路の異常判定結果を表す信号を、上り信号の一つとしてセンタ装置に送信する。このため、この双方向増幅装置を用いて双方向CATVシステムを構築すれば、センタ装置側で、双方向CATVシステムを構成している各双方向増幅装置の動作異常を監視することができ、しかも、双方向増幅装置内に無線通信装置を別途設ける必要がないので、双方向増幅装置、延いては、双方向CATVシステムを安価に実現できることになる。
【0018】
また、このように、センタ装置側で双方向増幅装置の動作状態を監視するようにした場合には、双方向増幅装置側の動作監視手段により、各増幅回路の異常を判定するようにする必要はなく、例えば、双方向増幅装置側の動作監視手段を、センタ装置側からの監視指令若しくは予め設定された監視タイミングに従い、周期的に、各自動利得調整回路から各増幅回路に出力される利得調整信号の電圧レベルを検出すると共に、記憶手段に記憶された目標ー電圧特性データから各自動利得調整回路が利得調整に使用している目標レベルに対応した標準電圧を取得し、これら電圧レベル及び標準電圧をそのままセンタ装置側に送信するように構成し、各増幅回路の異常判定については、センタ装置側で行うようにしてもよい。
【0019】
一方、請求項4に記載の発明は、上述した請求項1〜請求項3の何れかに記載の双方向増幅装置を用いて構築された双方向CATVシステムに関するものであり、センタ装置には、伝送線上に配置された各双方向増幅装置に対して、信号の出力レベルを設定するための出力レベル設定データを送信することにより、各双方向増幅装置からの信号出力レベルを自動設定する出力レベル設定手段が設けられている。
【0020】
従って、この双方向CATVシステムによれば、例えば、システムを運用するに当たって、各双方向増幅装置からの信号出力レベルを設計値に設定する場合には、センタ装置側の出力レベル設定手段に、各双方向増幅装置からの信号出力レベルを入力するだけで、各双方向増幅装置からの信号出力レベルを自動で設定させることができ、その設定作業を極めて簡単に行うことが可能となる。
【0021】
また次に、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の双方向CATVシステムにおいて、伝送線上に配置される双方向増幅装置に、動作監視手段を備えた請求項3に記載の双方向増幅装置を用いるようにし、センタ装置側には、各双方向増幅装置から伝送線を介して送信されてくる増幅回路の異常判定結果を表す信号を取得することで、双方向CATVシステムの異常を監視するシステム監視手段を設けたものである。
【0022】
従って、この双方向CATVシステムによれば、システムを構成している各双方向増幅装置の異常をセンタ装置側で集中管理することができるようになり、異常発生時に、異常箇所を特定して、作業者による復旧作業を速やかに開始させることが可能となる。
【0023】
尚、上記のように、双方向増幅装置側の動作監視手段を、利得調整信号の電圧レベルとそれに対応した標準電圧とをセンタ装置側にそのまま送信するように構成した場合には、センタ装置側のシステム監視手段において、これら各値のずれから、双方向増幅装置を構成している増幅回路の異常を判定するようにすればよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
図1は本発明が適用された実施例の双方向CATVシステム全体の構成を表す構成図である。
【0025】
図1に示すように、本実施例の双方向CATVシステムは、センタ装置2から端末側に、所定の伝送周波数帯(例えば、70MHz〜602MHz帯)の下り信号を伝送し、端末側からセンタ装置2側には、下り信号よりも周波数の低い伝送周波数帯(例えば、10MHz〜55MHz帯)の上りLow 信号と、下り信号よりも周波数の高い伝送周波数帯(例えば、650MHz〜770MHz帯)の上りHigh信号との2種類の上り信号を伝送するようにされている。
【0026】
そして、これら各信号をセンタ装置2と当該システムの加入者側端末装置との間で双方向に伝送するための伝送線として、センタ装置2に接続された幹線La、幹線Laに設けられた幹線分岐増幅器A0,A2や図示しない分岐器等を介して幹線Laから分岐した多数の第1分岐線Lb、各第1分岐線Lbに設けられた分岐増幅器A01,A02や図示しない分岐器等を介して第1分岐線Lbから分岐した多数の第2分岐線Lc、及び、第2分岐線Lcに設けられたタップオフ(分岐器)B1,B2を介して第2分岐線Lcから分岐し、図示しない加入者側の保安器に至る引込線を備える。尚、本実施例では、これらの線路(伝送線)は、同軸ケーブルからなる。
【0027】
そして、幹線Laには、本発明の双方向増幅装置として、幹線Laを流れる伝送信号を双方向に増幅する幹線増幅器A1や、上述の幹線分岐増幅器A0,A2等が所定間隔で縦続接続されており、第1分岐線Lbにも、本発明の双方向増幅装置として、第1分岐線Lbを流れる伝送信号を双方向に増幅する延長増幅器(図示せず)や、上述の分岐増幅器A01,A02等が、所定間隔で縦続接続されている。
【0028】
一方、センタ装置2には、加入者側端末に配信するテレビ放送信号を受信する受信アンテナとして、BS(放送衛星)やCS(通信衛星)からの放送電波を受信する衛星受信アンテナ6と、地上局からの放送電波を受信する地上波受信アンテナ8が設けられている。
【0029】
そして、衛星受信アンテナ6からの受信信号は、レシーバ12にて一旦復調され、変調器14にて当該システムで伝送可能な放送信号に変換された後、送受信器10に入力され、地上波受信アンテナ8からの受信信号は、そのまま送受信器10に入力される。そして、変調器14から出力される衛星放送信号及び地上波受信アンテナ8からの受信信号に含まれる地上放送信号は、送受信器10にて、所定チャンネルの放送信号にチャンネル配置(周波数変換)された後、幹線Laに送出される。
【0030】
また、センタ装置2には、伝送線(幹線La,第1分岐線Lb等)上に設けられた上記各増幅器(以下、単に双方向増幅装置Aという)の動作状態を監視するためのステイタスセンタ16、各双方向増幅装置Aからの信号の出力レベルや増幅時の周波数特性を自動調整するためのシステム自動調整部20、各双方向増幅装置Aの動作状態の監視及び動作特性の調整のために使用する下り信号として所定周波数(例えば451.25MHz)の下りパイロット信号を発生するためのパイロット信号発生器(以下単にPGという)22等も設けられている。
【0031】
そして、これら各部は、送受信器10を介して、幹線Laに接続されており、ステイタスセンタ16には、各双方向増幅装置Aから送信されてきた内部回路(増幅回路)の異常を表す判定信号が送受信器10を入力され、システム自動調整部20にて生成された各双方向増幅装置Aの動作設定のための設定データや、PG22にて生成された下りパイロット信号は、送受信器10を介して、幹線La上に送出される。
【0032】
尚、図示しないが、幹線Laや第1分岐線Lbの末端には、各双方向増幅装置Aの動作状態の監視及び動作特性の調整のために使用する上りLow 信号及び上りHigh信号として、所定周波数の上りLow パイロット信号(例えば、48.0MHz)及び上りHighパイロット信号(例えば、771.25MHz)を発生するパイロット信号発生器(PG)が設けられている。
【0033】
また、センタ装置2には、インターネットサービスプロバイダ(ISP)としての機能を実現できるようにするために、外部のインターネット網に接続されたルータ26、送受信器10を介してインターネットに加入している加入者側端末との間でデータを送受信するセンタモデム24、WWWサーバ,メールサーバ等のサーバ群28も設けられている。
【0034】
そして、本実施例では、センタ装置2に設けられたステイタスセンタ16が本発明のシステム監視手段に相当し、同じくシステム自動調整部20が本発明の出力レベル設定手段に相当する。
次に、幹線Laや第1分岐線Lbに設置される各双方向増幅装置Aの構成を図2を用いて説明する。
【0035】
尚、図2に示す双方向増幅装置Aは、分岐端子を備えていない幹線増幅器A1や図示しない延長増幅器の構成を表しており、分岐回路を内蔵し、この分岐回路の分岐端子から下り信号を送出すると共に、端末側から伝送されてきた上り信号(上りLow 信号,上りHigh信号)を取り込む幹線分岐増幅器A0,A2や分岐増幅器A01,A02とは構成が異なる。
【0036】
しかし、分岐回路を内蔵したこれら分岐増幅器については、従来より周知であり、これらの分岐増幅器においても、分岐回路及び分岐端子を備えた点以外は、図2に示す双方向増幅装置Aと同じ構成となっているので、本実施例では、図2に基づき、伝送線上に配置される各双方向増幅装置Aの構成を説明し、分岐機能を有する分岐増幅器の詳細説明については省略する。
【0037】
図2に示すように、伝送線に配置される各双方向増幅装置Aは、センタ装置2側及び端末側の伝送線(幹線La若しくは第1分岐線Lb)を夫々接続するための入力端子Tin及び出力端子Tout を備える。
そして、センタ装置2側の伝送線を介して入力端子Tinに入力された下り信号は、BON32、イコライザ(EQ)34、ローパスフィルタ(LPF)36、ハイパスフィルタ(HPF)38を介して、下り増幅回路40に入力され、下り増幅回路40にて所定レベルまで増幅された後、HPF44、LPF46を介して、出力端子Tout まで伝送され、出力端子Tout から端末側の伝送線上に送出される。
【0038】
一方、出力端子Tout に入力された上り信号の内、周波数が低い上りLow 信号は、LPF46,LPF48を介して、上りLow 増幅回路52に入力され、上りLow 増幅回路52にて所定レベルまで増幅された後、LPF54、LPF36、EQ34、BON32を介して、入力端子Tinまで伝送され、入力端子Tinからセンタ装置2側の伝送線上に送出される。
【0039】
また、出力端子Tout に入力された上り信号の内、周波数が高い上りHigh信号は、HPF60を介して、上りHigh増幅回路58に入力され、上りHigh増幅回路58にて所定レベルまで増幅された後、HPF56、EQ34、BON32を介して、入力端子Tinまで伝送され、入力端子Tinからセンタ装置2側の伝送線上に送出される。
【0040】
ここで、LPF36及び46は、双方向増幅装置Aを通過する3種類の信号の内、周波数が最も高い上りHigh信号の通過を阻止し、下り信号と上りLow 信号のみを通過させるためのものであり、そのカットオフ周波数は、例えば、602MHzに設定されている。また、HPF38及び44は、LPF36及び46を通過する下り信号及び上りLow 信号の内、上りLow 信号の通過を阻止し、下り信号のみを通過させるためのものであり、そのカットオフ周波数は、例えば、70MHzに設定されている。また、HPF56及び60は、双方向増幅装置Aを通過する3種類の信号の内、下り信号と上りLow 信号の通過を阻止し、周波数が最も高い上りHigh信号のみを通過させるためのものであり、そのカットオフ周波数は、例えば、650MHzに設定されている。
【0041】
この結果、下り増幅回路40、上りLow 増幅回路52、上りHigh増幅回路58には、増幅対象となる下り信号、上りLow 信号、上りHigh信号のみが、選択的に入出力されることになり、これら各増幅回路に他の信号成分が入力されて、増幅動作が不安定になるのを防止できる。
【0042】
一方、入力端子TinからLPF36,HPF56に至る信号経路上に設けられたBON32は、所謂擬似線路であり、入力端子Tinに接続されるセンタ装置2側伝送線の線路長が設定値よりも短く、この伝送線で生じる各信号(下り信号,上りLow 信号,上りHigh信号)の減衰量が小さい場合に、これら各信号を、伝送線での各信号の減衰特性に合わせて設定レベルまで減衰させることにより、下り増幅回路40への下り信号の入力レベルや、入力端子Tinからセンタ装置2側伝送線への各上り信号の出力レベル(換言すれば、センタ装置2側伝送線に設けられた前段の伝送機器への上り信号の入力レベル)を調整するためのものである。
【0043】
また、EQ34は、入力端子Tinに接続されるセンタ装置2側伝送線に、周波数特性を持たない一定の減衰特性(所謂フラットロス)を生じる分配器等の伝送機器が設置されている場合に、その減衰特性が同軸ケーブルで生じる減衰特性となるように補償するためのものである。
【0044】
つまり、BON32及びEQ34は、入力端子Tinに入出力される各信号の信号レベル及びその周波数特性が適正となるように、入力端子Tinに接続されるセンタ装置2側伝送線での各信号の減衰特性を補償するためのものである。そして、BON32及びEQ34の信号減衰特性は、対応する制御回路62及び64を介して調整できるようにされている。
【0045】
次に、下り増幅回路40は、HPF38を介して入力された下り信号を入力側増幅回路40aと出力側増幅回路40dとで2段階に増幅するようにされている。そして、これら各増幅回路40a,40dの間の信号通過経路には、この経路での下り信号の減衰量を調整することにより下り増幅回路40の利得を増減させるための利得調整回路(GC)40bと、下り増幅回路40での下り信号の増幅特性が周波数が高いほど利得が高い周知のチルト特性となるように調整するためのスロープ回路(SLP)40cとが設けられている。
【0046】
また、下り増幅回路40には、出力側増幅回路40dから出力される下り信号の信号レベルが所定の目標レベルになるように、GC40bを制御するための利得調整信号を発生する自動利得調整回路(AGC回路)40eと、このAGC回路40eから出力される利得調整信号を、下り増幅回路40の利得変化に対して電圧レベルが略一定に変化するように補正する折れ線回路40fとが設けられており、GC40bは、折れ線回路40fを介して入力される利得調整信号に応じて、下り信号の減衰量(延いては、下り増幅回路40の利得)を変化させる。
【0047】
尚、折れ線回路40fは、AGC回路40eからの信号出力特性が飽和曲線となり、利得調整信号はその信号レベル(電圧)が大きくなる程、下り信号の目標レベルからのずれに対する変化が小さくなるために設けられているものであり、この折れ線回路40fによって、GC40bに入力される利得調整信号が、下り信号の目標レベルからのずれに対して略一定に変化するように補正される。
【0048】
また更に下り増幅回路40には、AGC回路40eが下り信号の信号レベルと比較するのに用いる目標レベル(換言すれば下り増幅回路40からの信号出力レベル)を、外部から指定されたレベルに設定するための制御回路40gと、SLP40cにより設定される下り増幅回路40の増幅特性を外部から指定された所定のチルト特性に設定するための制御回路40hとの2種類の制御回路が設けられている。
【0049】
一方、上りLow 増幅回路52及び上りHigh増幅回路58は、増幅対象となる信号及びその信号の入出力方向が異なるだけで、下り増幅回路40と同様に構成されている。つまり、これら各上り増幅回路52,58にも、各信号増幅用の回路だけでなく、利得調整回路(GC)、スロープ回路(SLP)、AGC回路、折れ線回路、2種類の制御回路が設けられており、これら2種類の制御回路を介して、外部から、増幅特性(信号の出力レベル及び傾斜特性)を設定できるようにされている。
【0050】
また、双方向増幅装置Aには、各増幅回路40,52,58に内蔵された2種類の制御回路(40g,40h等)を介して、各増幅回路40,52,58の増幅特性を設定したり、制御回路62,64を介して、BON32,EQ34の信号減衰特性を設定するための設定・監視回路70が設けられている。
【0051】
この設定・監視回路70は、通信機能を有するマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンという)70aを中心に構成されており、D/A変換器70dを介して、上記各制御回路に制御信号を出力して、BON32,EQ34,各増幅回路40の動作特性を設定できるようにされている。また、設定・監視回路70には、各増幅回路40,52,58に内蔵された折れ線回路(40f等)からの出力(利得調整信号)を選択的に取り込むマルチプレクサ(MPX)70bと、このマルチプレクサ70bを介して取り込んだ利得調整信号をA/D変換してマイコン70aに入力するA/D変換器70cとが設けられている。
【0052】
また、双方向増幅装置Aには、マイコン70aが、センタ装置2に設けられたステイタスセンタ16やシステム自動調整部20との間でデータ通信を行うのに必要が高周波モデム72を装着するための端子T1,T2,Ta,Tbが設けられている。
【0053】
尚、端子T1は、上りLow 増幅回路52への上りLow 信号入力経路に設けられた上りLow 信号入力用の分岐回路50に接続され、端子T2は、下り増幅回路40からの下り信号の出力経路に設けられた下り信号分岐用の分岐回路42に接続されている。
【0054】
そして、高周波モデム72は、分岐回路42から端子T2へと伝送されてくる下り信号の一部を入力端子(RFin)を介して取り込み、下り信号を復調することにより、デジタルデータを生成し、その生成したデジタルデータの内、センタ装置2から当該双方向増幅装置Aに対して送信されてきた所定アドレスのデータのみを、端子Taを介して、マイコン70aに入力する。
【0055】
また高周波モデム72は、マイコン70aからの出力データを端子Tbを介して取り込み、これに、当該双方向増幅装置Aを特定するためのアドレスを付与して、上りLow 信号を生成し、その生成した上りLow 信号を、出力端子(RFout )から端子T1側に出力することで、その上りLow 信号を、分岐回路50を介して、上りLow 増幅回路52に入力させる。
【0056】
この結果、マイコン70aは、高周波モデム72を介して、センタ装置2に設けられたステイタスセンタ16やシステム自動調整部20との間でデータ通信を行うことが可能となる。
また、設定・監視回路70には、マイコン70aに内蔵されるRAM,ROM等のメモリに加えて、記憶内容を保持し、且つ、記憶内容を書き換え可能なフラッシュメモリ(以下、単にメモリという)70eが設けられている。
【0057】
このメモリ70eは、本発明の記憶手段に相当するものであり、双方向増幅装置Aから出力される下り信号、上りLow 信号、上りHigh信号の信号レベルをセンタ装置2のシステム自動調整部20から指定された出力レベルに制御するのに必要なAGC回路40eの目標レベルと、その目標レベルに対応してAGC回路40eから出力され、折れ線回路40fにより補正された利得調整信号の標準電圧との関係を表す、双方向増幅装置A固有のAGC特性データが記憶されている。尚、このAGC特性データは、本発明の出力ー目標特性データ及び目標ー電圧特性データに相当する。
【0058】
ここで、AGC特性データは、双方向増幅装置Aの出荷時に、図3に示す如きAGC特性データ設定用のシステムを利用して、各増幅装置毎に、自動的に生成され、メモリ70e内に格納されるものである。
以下、このシステム構成及びAGC特性データの生成・格納手順について説明する。
【0059】
図3に示すように、AGC特性データの設定システムは、下りパイロット信号を発生するための周波数可変型の発振器(下りPG)82と、上りLow パイロット信号及び上りHighパイロット信号を発生するための周波数可変型の発振器(上りPG)82を備える。
【0060】
そして、下りPG82が発生した下りパイロット信号を、減衰量が調整可能な可変減衰器(ATT)84及び高周波スイッチ86を介して、対象となる双方向増幅装置Aの入力端子Tinから入力し、出力端子Tout から出力される下りパイロット信号を、高周波スイッチ88を介して、パワーメータ90に入力することにより、パワーメータ90にて、その信号レベルを測定するようにされている。
【0061】
また、上りPG92が発生した上りパイロット信号(上りLow 又は上りHighパイロット信号)については、減衰量を調整可能な可変減衰器(ATT)94及び高周波スイッチ88を介して、対象となる双方向増幅装置Aの出力端子Tout から入力し、入力端子Tinから出力される上りパイロット信号を、高周波スイッチ86を介して、パワーメータ96に入力することにより、パワーメータ96にて、その信号レベルを測定するようにされている。
【0062】
ここで、双方向増幅装置Aの入・出力端子Tin,Tout に接続される高周波スイッチ86,88は、双方向増幅装置Aに対して上記各パイロット信号を選択的に入出力するための切換スイッチであり、設定装置80により切り換えられる。また、下りPG82及び上りPG92の発振周波数、及び、ATT84,94の減衰量も、AGC特性データの設定対象となっている双方向増幅装置Aの仕様に応じて、設定装置80により設定される。
【0063】
一方、設定装置80は、CPUを中心とするマイクロコンピュータ(マイコン)からなり、パワーメータ90,96にて測定された上記各パイロット信号の信号レベルは、この設定装置80に入力される。また、この設定装置80は、双方向増幅装置A側のマイコン70aと同様の通信機能を有し、上述した端子Ta,Tbに接続された通信線(図に点線で示す)を介して、双方向増幅装置A側のマイコン70aに対して各種指令を送信する。
【0064】
次に、図4は、双方向増幅装置Aに対してAGC特性データを生成・記憶させるために設定装置80側で実行されるアンプ調整処理(a)、及び、この処理に対応して双方向増幅装置A側の設定・監視回路70にて実行されるAGC特性データ生成処理(b)を表すフローチャートである。
【0065】
尚、図4(a)に示すアンプ調整処理は、双方向増幅装置Aを構成する各増幅回路毎に実行されるものであり、この処理を実行するに当たって、設定装置80は、図示しない操作部を介して入力される使用者からの指令に従い、高周波スイッチ86,88を下りパイロット信号の入・出力側若しくは上りパイロット信号の入・出力側に切り換える。
【0066】
そこで、以下の説明では、高周波スイッチ86,88が下りパイロット信号を入・出力する側に切り換えられて、双方向増幅装置Aの下り増幅回路40のAGC特性データを設定する場合について説明する。
図4(a)の如く、アンプ調整処理が起動されると、まずステップ110(以下、ステップをSと記載する)にて、双方向増幅装置Aの仕様で定まる下り信号の標準出力レベルを、出力規定レベルとして設定する。
【0067】
尚、双方向増幅装置Aの標準出力レベルは、増幅対象となる下り信号、上りLow 信号、上りHigh信号毎に定められるため、双方向増幅装置Aの上りLow 増幅回路52や上りHigh増幅回路58のAGC特性データを設定する場合、S110では、それに対応した信号(つまり上りLow 信号又は上りHigh信号)の標準出力レベルを出力規定レベルとして設定する。
【0068】
次に、S120では、BON32、EQ34、AGC回路40eを初期状態に設定するための指令(初期設定指令)を双方向増幅装置Aに送信し、続くS130にて、下りPG82及びATT84を制御することにより、双方向増幅装置Aに対して、双方向増幅装置Aの仕様で定まる規定レベルの下りパイロット信号を入力する。
【0069】
尚、S130では、双方向増幅装置Aの上りLow 増幅回路52や上りHigh増幅回路58のAGC特性データを設定する場合には、上りPG82及びATT94を制御することにより、双方向増幅装置Aに対して、双方向増幅装置Aの仕様で定まる規定レベルの上りLow 又は上りHighパイロット信号を入力する。
【0070】
一方、双方向増幅装置A側の設定・監視回路70では、上記S120の処理によって、設定装置80から初期設定指令が送信されてくると、AGC特性データ生成処理が起動され、S310にて、下り信号がBON32,EQ34,SLP40cをそのまま通過するように、制御回路62,64,40hを介して、これら各部32,34,40cでの信号制御量を0dBに初期設定すると共に、制御回路40gを介して、AGC回路40eが下り増幅回路40の利得調整に用いる下り信号の目標レベルを標準出力レベルに対応した初期値にする。
【0071】
この結果、双方向増幅装置Aにおいて、下り増幅回路40の利得は、AGC回路40eの動作によって、下り増幅回路40からの信号出力レベル(具体的には下りパイロット信号の出力レベル)が初期値となるように制御され、下り増幅回路40が設計通りに動作していれば、出力端子Tout から出力されるパイロット信号は、標準出力レベルに対応した値となる。
【0072】
しかし、実際には、下り増幅回路40を構成する各部にはばらつきがあるため、AGC回路40eに設定した目標レベルと双方向増幅装置Aからの信号出力レベルとにずれが生じ、双方向増幅装置Aからの信号出力レベルを所望の値に設定するためにAGC回路40eの目標レベルを変更しても、信号出力レベルを所望の値に設定するのは困難である。
【0073】
そこで、本実施例では、以下に説明する処理動作によって、下り増幅回路40において制御回路40gを介してAGC回路40eに設定される目標レベル(より具体的には目標レベルの設定電圧)と、双方向増幅装置Aからの下り信号の出力レベルとの対応関係を表すデータを生成して双方向増幅装置Aのメモリ70eに格納しておくことで、双方向増幅装置Aに対して下り信号の出力レベルを指定すれば、AGC回路40eの目標レベルがそれに対応した値に自動で設定されて、双方向増幅装置Aからの下り信号の出力レベルが指定した出力レベルとなるようにするのである。
【0074】
即ち、設定装置80においては、S140にて、パワーメータ90を介して、双方向増幅装置Aからの下りパイロット信号の出力レベルを測定し、S150にて、その出力レベルが、現在設定されている出力規定レベルであるか否かを判断する。そして、出力レベルが出力規定レベルでなければ、S160にて、目標レベル変更指令を送信し、再度S140に移行する。
【0075】
尚、目標レベル変更指令は、双方向増幅装置A側の対象となる増幅回路(ここでは下り増幅回路40)のAGC回路40eに設定されている目標レベルを変更させるための指令であり、S160では、出力レベルが出力規定レベルよりも大きい場合には、目標レベルを所定量だけ減少させ、出力レベルが出力規定レベルよりも小さい場合には、目標レベルを所定量だけ増加させる指令を出力する。
【0076】
一方、双方向増幅装置A側の設定・監視回路70では、設定装置80からAGC目標レベル変更指令が送信されてくると、S320にてその旨が検出されて、S330が実行される。そして、S330では、制御回路40gを介して、AGC回路40eの現在の目標レベルを所定量だけ減少又は増加させる。
【0077】
次に、設定装置80において、S150にて、双方向増幅装置Aからの信号出力レベルが出力規定レベルに一致(若しくは略一致)していると判断されると、今度は、S170にて、双方向増幅装置Aからの信号出力レベルを現在の出力規定レベルに設定するのに必要なAGC回路40eの目標レベルを記憶させるために、双方向増幅装置Aに対して、データ記憶指令を送信する。
【0078】
すると、双方向増幅装置A側の設定・監視回路70では、S340にて、その旨を検出し、続くS350〜S370の処理を実行する。つまり、まず、S350では、AGC回路40eから折れ線回路40fを介して現在出力されている利得調整信号の電圧(AGC電圧)を読み込み、続くS360にて、その読み込んだAGC電圧とAGC回路40eの現在の目標レベルとを、双方向増幅装置Aからの現在の信号出力レベル(設定装置80側で現在設定されている出力規定レベル)に関連付けてマイコン70a内のRAMに記憶し、続くS370にて、記憶が完了した旨を表す記憶完了信号を設定装置80に送信する。
【0079】
尚、S360にて記憶されるAGC電圧は、双方向増幅装置Aへのパイロット信号(ここでは下りパイロット信号)の信号入力レベルが出力規定レベルであるときの標準電圧であり、双方向増幅装置Aが幹線La等に配置されて実際に動作しているときには、AGC電圧は、入力信号のレベル変化に応じて変化する。
【0080】
一方、設定装置80側では、S170にてデータ記憶指令を送信した後は、S180にて、上記記憶完了信号を受信したか否かを判断することにより、双方向増幅装置A側から記憶完了信号が送信されてくるのを待ち、記憶完了信号を受信すると、S190に移行して、予め設定されている全ての出力レベルに対するレベル測定を完了したか否かを判断する。
【0081】
そして、S190にて全ての出力レベルに対するレベル測定を完了していないと判断されると、続くS200にて、現在設定されている出力規定レベルを、S110にて最初に設定した標準出力レベルを基準とする±5dBの範囲内で、0.1dBステップで変更し、S160にて、その変更に合わせて目標レベル変更指令を双方向増幅器A側に送信した後、S140に移行する。
【0082】
つまり、上記S110〜S180の一連の処理により、規定レベルの下りパイロット信号を双方向増幅装置Aに入力したときに、その信号出力レベルを標準出力レベルに制御するのに必要なAGC回路40eの目標レベルと、そのときのAGC電圧(標準電圧)とを、双方向増幅装置Aの設定・監視回路70に記憶させた後は、出力規定レベルを標準出力レベル±5dBの範囲内で0.1dBずつ順に変化させることで、双方向増幅装置Aからの信号出力レベルを標準出力レベル±5dBの範囲内で変更するのに必要なAGC回路40eの目標レベルと、そのときのAGC電圧(標準電圧)とを、双方向増幅装置Aの設定・監視回路70に順に記憶させるのである。
【0083】
そして、S190にて、全ての出力レベルに対するレベル測定(換言すれば全ての出力レベルに対するデータの生成)が完了したと判断されると、S210に移行して、双方向増幅装置Aに対して、データ作成終了指令を送信し、下り増幅回路40に対するアンプ調整処理を終了する。
【0084】
一方、双方向増幅装置Aの設定・監視回路70では、設定装置80から作成終了指令が送信されてきた旨をS380にて検出し、続くS390にて、今まで上記各出力レベル毎にRAM内に記憶してきた全てのデータを、下り信号の出力レベル設定用のAGC特性データとして、不揮発性のメモリ70eに格納し、AGC特性生成処理を一旦終了する。
【0085】
この結果、メモリ70eには、双方向増幅装置Aへの下り信号の入力レベルが規定レベルであるときに、出力レベルを標準出力レベル±5dBの範囲内の所定値に設定するのに必要なAGC回路40eの目標レベルと、そのとき折れ線回路40fから出力されるAGC電圧(標準電圧)とを表すAGC特性データが格納されることになる。
【0086】
そして、上記一連の処理は、双方向増幅装置Aの各増幅回路毎に実行されることから、メモリ70eには、双方向増幅装置Aへの上りLow 及び上りHigh信号の入力レベルが規定レベルであるときに、各信号の出力レベルを標準出力レベル±5dBの範囲内の所定値に設定するのに必要な、上りLow 及び上りHigh増幅回路52,58内のAGC回路の目標レベルと、そのときこれら各増幅回路52,58内の折れ線回路から出力されるAGC電圧(標準電圧)とを表すAGC特性データも格納されることになる。
【0087】
次に、上記のように構成された双方向増幅装置Aが伝送線(幹線La,第1分岐線Lb等)に分散配置された本実施例の双方向CATVシステムにおいて、センタ装置2に設けられたシステム自動調整部20の動作によって、各双方向増幅装置Aの動作特性を自動設定する際の手順について説明する。
【0088】
まず、システム自動調整部20には、図5に示すように、双方向CATVシステムの設計時に作成した各双方向増幅装置A毎の設定データが記憶されている。尚、設定データは、双方向増幅装置Aを構成するBON32、EQ34の減衰特性と、下り信号,上りLow 信号,上りHigh信号の出力レベルと、これら各信号のスロープ特性(周波数に対する信号レベルの傾斜特性)とからなる。そして、システム自動調整部20は、各双方向増幅装置Aに対して、処理の順序で、設定データを送信する。
【0089】
尚、このデータ送信には、下り信号の周波数範囲内で予め設定された固定周波数の搬送波が使用され、システム自動調整部20は、その信号を送受信器10に出力することにより、送受信器10から下り信号の一つとして伝送線上に送出させる。
【0090】
一方、伝送線上に配置された各双方向増幅装置Aにおいては、外付けされた高周波モデム72が、センタ装置2側から送信されてくる下り信号の中から、動作特性設定用に割り当てられた所定周波数の下り信号を選局し、その下り信号を復調することでデータを復元して、設定・監視回路70に入力する。
【0091】
すると設定・監視回路70は、高周波モデム72から入力されたデータに付与されているアドレスから、今回受信した設定データは他の双方向増幅装置Aに対するものであるか否かを判定し、設定データが自己に対するものであれば、取得した設定データに基づき、BON32及びEQ34の減衰特性、各増幅回路40,52,58内のSLP(40c等)のスロープ特性、及び、各信号(下り信号,上りLow 信号,上りHigh信号)の出力レベルを設定する。
【0092】
ところで、双方向増幅装置Aにおいて、BON32及びEQ34の減衰特性や、各増幅回路40,52,58内のSLP(40c等)のスロープ特性については、制御回路62,64,40hを介して直接設定できるが、各信号の出力レベルは、直接設定できない。
【0093】
このため、双方向増幅装置Aにおいて、上記各信号の出力レベルをセンタ装置2側から指定された出力レベルに設定する際には、メモリ70eに格納されたAGC特性データが用いられ、マイコン70aが図6(a)に示す出力レベル設定処理を実行することにより、各信号の出力レベルが設定される。
【0094】
即ち、図6(a)に示すように、例えば、下り信号の出力レベルをセンタ装置2側から指定された出力レベルに設定する際には、マイコン70aは、センタ装置2側から指定された出力レベルに対応する下り増幅回路40内のAGC回路40eの目標レベルをメモリ70eから読み出し(S410)、その目標レベルを、制御回路40gを介して、AGC回路40eに設定する(S420)。
【0095】
この結果、AGC回路40eは、下り増幅回路40からの下り信号の出力レベルがこの目標レベルとなるように、下り増幅回路40の利得を制御し、双方向増幅装置Aから端末側に出力される下り信号の信号出力レベルは、センタ装置2から指定された出力レベルとなる。
【0096】
また、出力レベル設定処理において、S420にて、AGC回路40eの目標レベルを設定した後は、メモリ70eから、今回設定した目標レベルに対応したAGC電圧(標準電圧)を読み出し、これに基づき、この標準電圧を中心とする所定電圧範囲を、AGC電圧の許容電圧範囲として設定する(S430)。
【0097】
つまり、メモリ70eにAGC回路40eの目標レベルに対応して記憶されているAGC電圧は、双方向増幅装置Aへの下り信号の入力レベルが双方向増幅装置Aの仕様から定まる規定レベルであるときの値であり、実際のAGC電圧とメモリ70eに格納されたAGC電圧(標準電圧)とのずれを検出すれば、入力レベルの規定レベルからのずれが判る。
【0098】
そこで、本実施例では、その標準電圧を中心とする所定電圧範囲をAGC電圧の許容電圧範囲として設定することにより、AGC電圧を用いて、下り信号の伝送系の異常を判定できるようにしているのである。
尚、許容電圧範囲としては、例えば、下り信号の入力レベルが規定レベルを中心として所定電圧(例えば±4dB)以上ずれた場合の値に設定すればよい。
【0099】
また、図6(a)に示した出力レベル設定処理は、下り信号の出力レベルを設定する場合だけでなく、上りLow 信号や上りHigh信号の出力レベルを設定する場合にも、同様に実行され、その処理によって、上りLow 増幅回路52及び上りHigh増幅回路58内のAGC回路の目標レベルが設定される。そして、本実施例では、この出力レベル設定処理が、本発明の目標レベル設定手段に相当する。
【0100】
また次に、本実施例の双方向CATVシステムにおいて、各双方向増幅装置A内のマイコン70aは、上記のように各増幅回路のAGC回路の目標レベルを設定した後の通常動作時に、定期的に図6(b)に示す入力異常判定処理を実行する。
【0101】
この処理は、出力レベル設定処理を実行した際に設定したAGC電圧の許容電圧範囲を用いて、下り信号、上りLow 信号、或いは上りHigh信号の入力レベルの異常を判定するための処理であり、本発明の動作監視手段に相当する。
そして、この処理が開始されると、まずS510にて、各増幅回路内で折れ線回路(40f)からGC(40b)に出力される利得調整信号の電圧レベル(AGC電圧)をMPX70b,A/D変換器70cを介して読み込み、続くS520にて、その読み込んだAGC電圧が、出力レベル設定処理の実行時に設定した許容電圧範囲内にあるか否かを判断する。
【0102】
そして、AGC電圧が許容電圧範囲内にあれば、そのまま入力異常判定処理を終了し、AGC電圧が許容電圧範囲内になければ、下り信号、上りLow 信号、或いは上りHigh信号の入力レベルが異常であると判断して、S530にて、その旨をマイコン70a内のRAMに記憶すると共に、その旨を表す異常判定信号を、高周波モデム72を介して、センタ装置2側に送信し、当該入力異常判定処理を終了する。
【0103】
尚、双方向増幅装置Aからセンタ装置2に異常判定信号が送信されると、センタ装置2側では、その異常判定信号がステイタスセンタ16に伝送され、ステイタスセンタ16では、その異常判定信号から、双方向増幅装置Aへの信号の入力系(若しくは増幅回路自体)に何らかの異常があると判断して、警報を発生する。
【0104】
この結果、管理者は、作業者に対して、異常が発生した双方向増幅装置Aの点検等を速やかに指示することができ、双方向CATVシステムを速やかに正常状態に復旧させることが可能となる。
以上詳述したように、本実施例の双方向CATVシステムにおいては、伝送線上に配置される双方向増幅装置(幹線分岐増幅器,幹線増幅器,分岐増幅器,延長増幅器等)に、下り信号,上りLow 信号,上りHigh信号の出力レベルを所望レベルに設定するのに必要なAGC回路の目標レベルを表すAGC特性データが記憶されている。そして、センタ装置2側から各双方向増幅装置に対して出力レベルの設定データを送信することにより、各双方向増幅装置が、AGC特性データに基づき、各信号の出力レベルをセンタ装置2側から指定された出力レベルに設定するのに必要なAGC回路の目標レベルを読み出し、その目標レベルを、各増幅回路内のAGC回路の目標レベルとして設定する。
【0105】
このため、本実施例の双方向CATVシステムによれば、システムを構成している各双方向増幅装置からの各信号の出力レベルを設計値に設定するに当たって、従来のように、センタ装置側で、双方向増幅装置からの出力レベルを監視しながら、双方向増幅装置を構成している各増幅回路の利得を遠隔制御する必要がなく、各双方向増幅装置からの各信号の出力レベルを、極めて簡単に設計値に設定することが可能となる。
【0106】
また、センタ装置側で、各双方向増幅装置の動作状態を監視するために、双方向増幅装置を構成する増幅回路への信号の入・出力レベルを測定する測定回路を設ける必要がないので、双方向増幅装置の構成を簡素化し、双方向増幅装置(延いてはシステム全体)のコストダウンを図ることができる。
【0107】
本実施例では、各双方向増幅装置に入力される各信号の入力レベルや増幅回路の動作状態の異常を自動で検出できるようにするために、AGC特性データとして、各信号の出力レベルに対応したAGC回路の目標レベルだけでなく、各信号の出力レベルに対応してAGC回路の目標レベルを設定した際に生成される利得調整信号の信号レベル(AGC電圧の標準電圧)を記憶しておき、システム運用時に、各双方向増幅装置において、AGC電圧の標準電圧からのずれを監視し、そのずれが許容電圧範囲を超えると、増幅回路への信号入力経路若しくは増幅回路自体に異常があると判断して、その旨を、センタ装置側に通知するようにされている。
【0108】
このため、本実施例の双方向CATVシステムによれば、従来装置に比べて、システム異常の監視も極めて容易に行うことができる。
つまり、従来装置では、各双方向増幅装置に対する各信号の入・出力レベルを、センタ装置側で監視するようにしていたことから、センタ装置側では、各双方向増幅装置との間でデータの送受信を頻繁に行わなければならず、双方向CATVシステムの規模が大きくなる程、センタ装置側でのシステム監視のための処理負荷が大きくなるという問題があった。
【0109】
しかし、本実施例の双方向CATVシステムによれば、AGC電圧を用いて異常を判定し、しかもその異常判定は、各双方向増幅装置側で行うようにしていることから、センタ装置側でのシステム監視のための処理負荷を低減することができ、しかも、各双方向増幅装置側でも、各増幅回路のAGC電圧が許容電圧範囲内にあるか否かを判定するだけでよく、センタ装置に対して各信号の入出力レベルを送信する必要がないため、各双方向増幅装置側での処理負荷についても低減できるようになるのである。
【0110】
尚、このような監視を行うに当たっては、AGC回路から折れ線回路を介して出力される利得調整信号の信号レベル(AGC電圧)をそのままセンタ装置側に送信するようにし、センタ装置側では、そのAGC電圧の標準値からのずれに基づき、システムの異常を判定するようにすることもできる。
【0111】
しかし、このようにした場合には、AGC電圧が各信号の入力レベルの変化に比例して変化するように、折れ線回路の特性を調整しなければならず、その調整作業に要する工数によって双方向増幅装置のコストアップを招く、といった問題が発生する。
【0112】
以下、この理由を説明する。
折れ線回路40fは、例えば、図7に示すように、前後二段の差動増幅回路41a,41bと、前段の差動増幅回路41aからの信号出力レベルが設定値より大きいか否かによって後段の差動増幅回路41bの増幅特性(利得)を切り換える利得切換回路41cとから構成される。
【0113】
ここで、入力段の差動増幅回路41aは、オペアンプOP1と、オペアンプOP1の反転入力端子(−)に外部からの入力信号Vin(具体的には、AGC回路40eからの利得調整信号)を入力する入力抵抗R1と、オペアンプOP1の反転入力端子(−)と出力端子との間に設けられた帰還抵抗Raと、オペアンプOP1の非反転入力端子(+)を接地する抵抗R2,R3の直列回路と、抵抗R2と抵抗R3との接続点を電源電圧Vccが印加された電源ラインに接続する抵抗Rbとから構成されている。
【0114】
このため、差動増幅回路41aでは、入力信号Vinが抵抗R1,Raの抵抗値で決まる所定ゲイン(Ra/R1)で増幅され、しかも、その増幅後の信号は、抵抗Rbと抵抗R3とで電源電圧Vccを分圧した所定電圧分オフセットされることになる。
【0115】
また、出力段の差動増幅回路41bは、オペアンプOP2と、オペアンプOP2の反転入力端子(−)に差動増幅回路41aからの出力信号V1を入力する入力抵抗R5と、オペアンプOP2の反転入力端子(−)と出力端子との間に設けられた帰還抵抗R6と、オペアンプOP1の非反転入力端子(+)を接地する抵抗R8,ダイオードD4及び抵抗R9の直列回路と、抵抗R8とダイオードD4との接続点を電源ラインに接続する抵抗R10とから構成されている。
【0116】
このため、差動増幅回路41bでは、差動増幅回路41aからの出力信号V1が抵抗R5,R6の抵抗値で決まる所定ゲイン(R6/R5)で増幅され、しかも、その増幅後の信号は、抵抗R8と抵抗R9とで電源電圧Vccを分圧した所定電圧分オフセットされることになる。尚、ダイオードD4は、温度補償用のダイオードである。
【0117】
次に、利得切換回路41cは、オペアンプOP1の出力端子とオペアンプOP2の反転入力端子(−)との間に(換言すれば抵抗R5に対して並列に)設けられたダイオードD1と抵抗R4との直列回路と、これらダイオードD1と抵抗R4との接続点をダイオードD2,D3を介して接地する接地抵抗R7と、同じくその接続点を電源ラインに接続する抵抗R8とから構成されている。
【0118】
この利得切換回路41cにおいて、ダイオードD1は、アノードがオペアンプOP1の出力端子に接続されるように配置されており、しかも、このダイオードD1のカソード側電圧V2は、電源電圧Vccを抵抗R8と抵抗R7とで分圧した基準電圧V2となるため、オペアンプOP1からの出力信号V1が基準電圧V2に比べてダイオードD1の順方向電圧Vf(約0.7V)以上高くなると、ダイオードD1が導通して、オペアンプOP2の非反転入力端子(−)には、オペアンプOP1からの出力信号V1が、抵抗R5と抵抗R4との並列回路を介して入力されることになる。
【0119】
そして、この状態では、差動増幅回路41bのゲインは、抵抗R5とR4との並列回路の抵抗値Rin(Rin=R4・R5/(R4+R5))と、R6の抵抗値とで決定されることから、ダイオードD1の導通時には、ダイオードD1の非導通時に比べて、差動増幅回路41bのゲインが大きくなる。尚、ダイオードD2,D3は、温度補償用のダイオードである。
【0120】
このように、折れ線回路40fは、前段の差動増幅回路41aからの出力信号V1の信号レベルが抵抗R7,R8の抵抗値で決まる設定値よりも大きい場合に、差動増幅回路41bの増幅特性(利得)を通常よりも大きくすることで、AGC回路40eからの利得調整信号を、下り信号の目標レベルからのずれに対して略一定に変化するように補正するのであるが、上記のように、この折れ線回路から出力される利得調整信号の信号レベル(AGC電圧)をそのままセンタ装置側に送信し、センタ装置側で、そのAGC電圧の標準値からのずれに基づき、システムの異常を判定するようにすると、各双方向増幅装置毎に、折れ線回路から出力されるAGC電圧と双方向増幅装置への各信号の入力レベルとが一対一に対応するように折れ線回路の特性を調整しなければならない。
【0121】
そして、この調整には、例えば、図7に示した折れ線回路40fにおける抵抗Ra及び抵抗Rbを可変抵抗とし、これらの各抵抗Ra,Rbの抵抗値を調整することにより、入力段の差動増幅回路41aのゲイン及びオフセットを各々調整するようにすればよいが、これら2つの抵抗Ra,Rbを用いて折れ線回路40fの増幅特性を所望特性に調整するには、多大な工数を要することになり、双方向増幅装置のコストアップを招くことになるのである。
【0122】
これに対して、本実施例によれば、AGC特性データから、各信号の出力レベルとAGC電圧の標準値との関係が明らかとなっており、各信号の出力レベルを所定レベルに制御している状態では、AGC電圧の標準値のずれから、各信号の入力レベルの変動が判ることから、折れ線回路の特性を調整する必要がなく、その調整作業によって双方向増幅装置のコストアップを招くといったことはない。
【0123】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施例では、上り信号として、一般的な双方向CATVシステムにて用いられている上りLow 信号に加えて、上りHigh信号をも伝送するようにしたCATVシステムについて説明したが、下り信号とこれより周波数の低い上り信号(上りLow 信号)とを双方向に伝送するCATVシステムであっても本発明を適用することにより上記実施例と同様の効果を得ることができる。尚、この場合、双方向増幅装置は、図2に示したものから、上りHigh増幅回路58と、上りHigh信号と他の信号とを分離するためのフィルタ(HPF56,60、LPF36,46)とを削除した構成とすればよい。
【0124】
また、上記実施例では、双方向増幅装置がセンタ装置との間でデータ通信を行うための高周波モデムを、双方向増幅装置に対して外付けするものとして説明したが、こうした高周波モデム等の通信装置は、双方向増幅装置内に組み込むようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の双方向CATVシステムの構成を表す概略構成図である。
【図2】 実施例の双方向増幅装置の構成を表すブロック図である。
【図3】 双方向増幅装置に記憶させるAGC特性データを設定するのに用いられる設定システムの構成を表すブロック図である。
【図4】 図3の設定システムを利用してAGC特性データを設定する際の手順を表すフローチャートである。
【図5】 センタ装置側のシステム自動調整部に記憶された双方向増幅装置の動作特性設定用データを表す説明図である。
【図6】 双方向増幅装置において信号出力レベルの自動設定及び信号入力レベルの異常監視を行うために実行される制御処理を表すフローチャートである。
【図7】 折れ線回路の構成を表す電気回路図である。
【符号の説明】
2…センタ装置、10…送受信器、16…ステイタスセンタ、20…システム自動調整部、32…BON(擬似線路)、34…EQ(イコライザ)、40…下り増幅回路、40a…入力側増幅回路、40d…出力側増幅回路、40e…AGC回路、40f…折れ線回路、40g,40h,62,64…制御回路、52…上りLow 増幅回路、58…上りHigh増幅回路、70…設定・監視回路、70a…マイコン、70b…マルチプレクサ、70c…A/D変換器、70d…D/A変換器、70e…メモリ、72…高周波モデム、A…双方向増幅装置(A0,A2…幹線分岐増幅器、A1…幹線増幅器、A01,A02…分岐増幅器)。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bidirectional amplifying device that can automatically set a signal output level after amplification from the center device side of the bidirectional CATV system, and a bidirectional CATV system constructed using the bidirectional amplifying device. .
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a bidirectional CATV system, in order to be able to automatically adjust the signal output level from a bidirectional amplification device for signal amplification arranged on a transmission line from the center device side, or to monitor its operation, 2. Description of the Related Art A bidirectional amplifying device is known that includes a detection circuit that detects input / output levels of a downstream signal and an upstream signal and is configured to transmit a detection result by the detection circuit to the center device side (for example, (See Kaisho 56-1558584).
[0003]
When a bidirectional CATV system is configured using the bidirectional amplifying apparatus configured as described above, the center apparatus monitors the signal input / output level at each bidirectional amplifying apparatus, thereby causing a system abnormality. Can be detected promptly, and inspection work conventionally performed by an operator can be made unnecessary.
[0004]
In this system, since the output level of the signal from each bidirectional amplifying device can be automatically detected on the center device side, the signal output level from each bidirectional amplifying device is set to the design value immediately after the construction of the bidirectional CATV system. The adjustment work to be set can also be automatically performed by transmitting a level adjustment command signal (gain adjustment signal) from the center device to each bidirectional amplifying device.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the input / output level of the signal to each amplifier circuit is transmitted to the center device side in the above-described bidirectional amplifier device, gain adjustment (output level adjustment) and inspection work are performed on the center device side. However, there is a problem in that it is necessary to incorporate a signal level detection circuit in the bidirectional amplifying device, which increases the size and cost of the bidirectional amplifying device.
[0006]
In other words, in the bi-directional amplifier, the input / output level of the signal to each amplifier circuit (each amplifier circuit for upstream signal amplification and downstream signal amplification) can be detected, and the detection result can be transmitted to the center device side. In addition to a communication circuit for performing data communication with the center device, a branch circuit for branching a part of the signal from a signal input / output path to each amplifier circuit, and each branched signal Because it is necessary to provide a channel selection / detection circuit for extracting and detecting a pilot signal for system inspection from among them, and an A / D conversion circuit for converting the signal level of the detected pilot signal into digital data Further, the configuration of the bidirectional amplifying device becomes complicated, leading to an increase in the size of the device, which leads to an increase in the cost of the device.
[0007]
The present invention has been made in view of such problems, and the signal output level can be automatically adjusted from the center device side without detecting the input / output level of the signal to the amplifier circuit, and the system can be easily monitored. An object of the present invention is to provide a bidirectional amplifying device and a bidirectional CATV system using the same.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In the bidirectional amplifying device according to
[0009]
The automatic gain adjustment circuit adjusts the gain of the amplification circuit so that the output level from the amplification circuit becomes the target level. The target level used by the automatic gain adjustment circuit to adjust the gain of the amplification circuit is The target level setting means is set based on the output level setting data transmitted from the center apparatus to the apparatus for setting the output level of each signal and the output-target characteristic data stored in the storage means. The
[0010]
In other words, in the present invention, the storage means stores an output-target characteristic representing the relationship between the output level of each signal from the device and the target level used by each automatic gain adjustment circuit to automatically adjust the gain of each amplification circuit. Data is stored in advance, and when the target level setting means sets the target level of each automatic gain adjustment circuit based on the output level setting data from the center apparatus, the output level specified by the center apparatus and the storage means are stored. Using the stored output-target characteristic data, a target level required to control the output level of each signal to the output level designated by the center device is obtained, and this is obtained as the target of each automatic gain adjustment circuit. It is set as a level.
[0011]
Therefore, according to the bidirectional amplification device of the present invention, the output level of each signal is set to the output level corresponding to the output level setting data transmitted from the center device (in other words, the output level specified by the center device). Can be set to
In the bidirectional amplifier of the present invention, the input / output level of the signal to each amplifier circuit is detected so that the output level of each signal can be controlled on the center device side as in the conventional device described above. Since there is no need to transmit to the center device side, the detection circuit (branch circuit, channel selection / detection circuit, etc.) for detecting the input / output level of each signal becomes unnecessary, and the device configuration can be simplified. can do.
[0012]
Therefore, according to the present invention, it is possible to reduce the size of the bidirectional amplifying device that can automatically set the output level of each signal according to a command from the center device side, and to realize the device at low cost.
Also, when setting the output level of each signal in the bidirectional amplifying device, the center device only needs to specify the output level of each signal to the bidirectional amplifying device, and the signal is transmitted from the bidirectional amplifying device. Since it is not necessary to adjust the gain of each amplifier circuit that constitutes the bidirectional amplifier while checking the input / output level of each signal coming, the adjustment operation can be performed very easily. The time required can be shortened.
[0013]
Next, in the bidirectional amplifying device according to
[0014]
That is, in the bidirectional amplifying device according to
[0015]
As a result, according to the bidirectional amplifying device of
[0016]
Therefore, in this bidirectional amplifying apparatus, when it is determined by the operation monitoring means that the operation of the amplifier circuit is abnormal, a notification to that effect is given to the system administrator. Work can be done quickly.
When notifying the system administrator of the abnormality determination result of each amplifier circuit by the operation monitoring means in this way, for example, a wireless communication device (wireless telephone) is provided in the bidirectional amplifier, and the abnormality determination result is displayed. The system administrator may be notified wirelessly, but more preferably, the operation monitoring means may be configured as described in
[0017]
That is, in the bidirectional amplifying device according to the third aspect, the operation monitoring means transmits a signal representing the abnormality determination result of each amplifier circuit to the center device as one of the upstream signals. Therefore, if a bidirectional CATV system is constructed using this bidirectional amplifying apparatus, the center apparatus can monitor the abnormal operation of each bidirectional amplifying apparatus constituting the bidirectional CATV system. Since there is no need to separately provide a wireless communication device in the bidirectional amplifying device, the bidirectional amplifying device, and in other words, the bidirectional CATV system can be realized at low cost.
[0018]
In addition, when the operation state of the bidirectional amplifying device is monitored on the center device side as described above, it is necessary to determine the abnormality of each amplifier circuit by the operation monitoring means on the bidirectional amplifying device side. For example, the operation monitoring means on the bidirectional amplifying device side is periodically gained from each automatic gain adjustment circuit to each amplifying circuit in accordance with a monitoring command from the center device side or a preset monitoring timing. While detecting the voltage level of the adjustment signal, the standard voltage corresponding to the target level used for gain adjustment by each automatic gain adjustment circuit is acquired from the target-voltage characteristic data stored in the storage means, and these voltage levels and The standard voltage may be transmitted to the center device as it is, and the abnormality determination of each amplifier circuit may be performed on the center device side.
[0019]
On the other hand, the invention described in
[0020]
Therefore, according to this bidirectional CATV system, for example, when operating the system, when setting the signal output level from each bidirectional amplifying device to the design value, the output level setting means on the center apparatus side By simply inputting the signal output level from the bidirectional amplifying device, the signal output level from each bidirectional amplifying device can be automatically set, and the setting operation can be performed very easily.
[0021]
Further, the invention according to
[0022]
Therefore, according to this bidirectional CATV system, it becomes possible to centrally manage the abnormality of each bidirectional amplifying device constituting the system on the center device side. It becomes possible to promptly start the recovery work by the worker.
[0023]
As described above, when the operation monitoring means on the bidirectional amplifying device side is configured to transmit the voltage level of the gain adjustment signal and the corresponding standard voltage to the center device side as it is, the center device side In the system monitoring means, the abnormality of the amplifier circuit constituting the bidirectional amplification device may be determined from the difference between these values.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram showing the entire configuration of a bidirectional CATV system according to an embodiment to which the present invention is applied.
[0025]
As shown in FIG. 1, the bidirectional CATV system of this embodiment transmits a downlink signal of a predetermined transmission frequency band (for example, 70 MHz to 602 MHz band) from the
[0026]
The trunk line La connected to the
[0027]
The trunk line La is connected to the trunk line amplifier A1 for bidirectionally amplifying the transmission signal flowing through the trunk line La and the above-described trunk line branching amplifiers A0, A2, etc., cascaded at predetermined intervals as the bidirectional amplifying device of the present invention. The first branch line Lb also includes an extension amplifier (not shown) that bi-directionally amplifies a transmission signal flowing through the first branch line Lb, and the above-described branch amplifiers A01 and A02 as the bidirectional amplifier of the present invention. Etc. are cascade-connected at a predetermined interval.
[0028]
On the other hand, the
[0029]
Then, the received signal from the
[0030]
Further, the
[0031]
These units are connected to the trunk line La via the transmitter /
[0032]
Although not shown in the figure, at the ends of the trunk line La and the first branch line Lb, predetermined values are provided as an uplink low signal and an uplink high signal used for monitoring the operation state of each bidirectional amplifying apparatus A and adjusting the operation characteristics. A pilot signal generator (PG) for generating an uplink low pilot signal (eg, 48.0 MHz) and an uplink high pilot signal (eg, 771.25 MHz) is provided.
[0033]
In addition, the
[0034]
In the present embodiment, the status center 16 provided in the
Next, the configuration of each bidirectional amplifying apparatus A installed in the trunk line La and the first branch line Lb will be described with reference to FIG.
[0035]
Note that the bidirectional amplifying apparatus A shown in FIG. 2 represents a configuration of a main line amplifier A1 not provided with a branch terminal or an extension amplifier (not shown), and has a built-in branch circuit, and receives a downstream signal from the branch terminal of the branch circuit. The configuration is different from the main branching amplifiers A0 and A2 and the branching amplifiers A01 and A02 that transmit and receive upstream signals (upstream Low signal and upstream High signal) transmitted from the terminal side.
[0036]
However, these branch amplifiers having a built-in branch circuit are well known in the art, and these branch amplifiers also have the same configuration as the bidirectional amplifier A shown in FIG. 2 except that the branch circuit and the branch terminal are provided. Therefore, in the present embodiment, the configuration of each bidirectional amplifying device A arranged on the transmission line will be described based on FIG. 2, and the detailed description of the branch amplifier having a branch function will be omitted.
[0037]
As shown in FIG. 2, each bidirectional amplifying apparatus A arranged on the transmission line has an input terminal Tin for connecting the transmission line (the trunk line La or the first branch line Lb) on the
The downstream signal input to the input terminal Tin via the transmission line on the
[0038]
On the other hand, of the upstream signal input to the output terminal Tout, the upstream low signal having a low frequency is input to the upstream low amplifying circuit 52 via the
[0039]
Further, an upstream high signal having a high frequency among the upstream signals input to the output terminal Tout is input to the upstream high amplification circuit 58 via the HPF 60 and amplified to a predetermined level by the upstream high amplification circuit 58. , Transmitted to the input terminal Tin via the HPF 56,
[0040]
Here, the
[0041]
As a result, only the downstream signal, upstream Low signal, and upstream High signal to be amplified are selectively input / output to the
[0042]
On the other hand, the
[0043]
The
[0044]
In other words, the
[0045]
Next, the
[0046]
The down-
[0047]
In the broken line circuit 40f, the signal output characteristic from the AGC circuit 40e becomes a saturation curve, and as the signal level (voltage) of the gain adjustment signal increases, the change with respect to the deviation of the downstream signal from the target level becomes smaller. The broken line circuit 40f corrects the gain adjustment signal input to the GC 40b so as to change substantially constant with respect to the deviation of the downstream signal from the target level.
[0048]
Furthermore, the target level (in other words, the signal output level from the downstream amplifier circuit 40) used by the AGC circuit 40e for comparison with the signal level of the downstream signal is set to a level designated externally in the
[0049]
On the other hand, the upstream Low amplifier circuit 52 and the upstream High amplifier circuit 58 are configured in the same manner as the
[0050]
Further, in the bidirectional amplifier A, the amplification characteristics of the
[0051]
The setting /
[0052]
Further, the bidirectional amplifying apparatus A is equipped with a high frequency modem 72 that is necessary for the microcomputer 70a to perform data communication with the status center 16 and the system
[0053]
Note that the terminal T1 is connected to an upstream Low signal
[0054]
Then, the high frequency modem 72 takes in a part of the downlink signal transmitted from the
[0055]
Further, the high frequency modem 72 takes in the output data from the microcomputer 70a through the terminal Tb, and gives an address for specifying the bidirectional amplifying device A to generate an upstream Low signal. By outputting the upstream Low signal from the output terminal (RFout) to the terminal T1 side, the upstream Low signal is input to the upstream Low amplifier circuit 52 via the
[0056]
As a result, the microcomputer 70 a can perform data communication with the status center 16 and the system
The setting /
[0057]
This memory 70e corresponds to the storage means of the present invention, and the signal levels of the downstream signal, upstream Low signal, and upstream High signal output from the bidirectional amplifying apparatus A are sent from the system
[0058]
Here, the AGC characteristic data is automatically generated for each amplifying apparatus using the AGC characteristic data setting system as shown in FIG. 3 when the bidirectional amplifying apparatus A is shipped, and is stored in the memory 70e. It is to be stored.
The system configuration and AGC characteristic data generation / storage procedure will be described below.
[0059]
As shown in FIG. 3, the AGC characteristic data setting system includes a frequency variable oscillator (down PG) 82 for generating a downlink pilot signal, and a frequency for generating an uplink low pilot signal and an uplink high pilot signal. A variable oscillator (upstream PG) 82 is provided.
[0060]
Then, the downlink pilot signal generated by the downlink PG 82 is input from the input terminal Tin of the target bidirectional amplifying apparatus A via the variable attenuator (ATT) 84 and the high frequency switch 86 whose attenuation can be adjusted, and output. The downstream pilot signal output from the terminal Tout is input to the
[0061]
In addition, with respect to the upstream pilot signal (upstream Low or upstream High pilot signal) generated by the upstream PG 92, a bidirectional amplifying apparatus as a target is provided via a variable attenuator (ATT) 94 and a
[0062]
Here, the high-
[0063]
On the other hand, the setting
[0064]
Next, FIG. 4 shows an amplifier adjustment process (a) executed on the
[0065]
The amplifier adjustment process shown in FIG. 4A is executed for each amplifier circuit that constitutes the bidirectional amplifier A. In executing this process, the setting
[0066]
Therefore, in the following description, a case will be described in which the high frequency switches 86 and 88 are switched to the input / output side of the downlink pilot signal to set the AGC characteristic data of the
When the amplifier adjustment process is started as shown in FIG. 4A, first, in step 110 (hereinafter, step is described as S), the standard output level of the downstream signal determined by the specification of the bidirectional amplifying apparatus A is Set as specified output level.
[0067]
Note that the standard output level of the bidirectional amplifying apparatus A is determined for each downstream signal, upstream Low signal, and upstream High signal to be amplified, and therefore the upstream Low amplifier circuit 52 and upstream High amplifier circuit 58 of the bidirectional amplifier A. When the AGC characteristic data is set, in S110, the standard output level of the corresponding signal (that is, the uplink Low signal or the uplink High signal) is set as the output regulation level.
[0068]
Next, in S120, a command (initial setting command) for setting the BON32, EQ34, and AGC circuit 40e to the initial state is transmitted to the bidirectional amplifying apparatus A, and the downstream PG 82 and the ATT 84 are controlled in S130. Thus, a downlink pilot signal having a specified level determined by the specification of the bidirectional amplifying device A is input to the bidirectional amplifying device A.
[0069]
In S130, when setting the AGC characteristic data of the upstream Low amplifier circuit 52 and the upstream High amplifier circuit 58 of the bidirectional amplifier A, the upstream PG 82 and the ATT 94 are controlled to control the bidirectional amplifier A. Then, an upstream Low or upstream High pilot signal having a specified level determined by the specification of the bidirectional amplifier A is input.
[0070]
On the other hand, in the setting /
[0071]
As a result, in the bidirectional amplifying apparatus A, the gain of the
[0072]
However, in actuality, since each part constituting the
[0073]
Therefore, in the present embodiment, both the target level (more specifically, the set voltage of the target level) set in the AGC circuit 40e via the control circuit 40g in the
[0074]
That is, the setting
[0075]
The target level change command is a command for changing the target level set in the AGC circuit 40e of the target amplification circuit (here, the downstream amplification circuit 40) on the bidirectional amplification device A side. When the output level is higher than the output specified level, the target level is decreased by a predetermined amount, and when the output level is lower than the output specified level, a command for increasing the target level by a predetermined amount is output.
[0076]
On the other hand, in the setting /
[0077]
Next, in the
[0078]
Then, the setting /
[0079]
Note that the AGC voltage stored in S360 is a standard voltage when the signal input level of the pilot signal (here, the downlink pilot signal) to the bidirectional amplifying apparatus A is the output specified level, and the bidirectional amplifying apparatus A Is placed on the trunk line La or the like and is actually operating, the AGC voltage changes according to the level change of the input signal.
[0080]
On the other hand, on the
[0081]
If it is determined in S190 that the level measurement for all output levels has not been completed, in S200, the currently set output specified level is referred to the standard output level initially set in S110. In step S160, the target level change command is transmitted to the bidirectional amplifier A side in accordance with the change, and the process proceeds to S140.
[0082]
That is, the target of the AGC circuit 40e required to control the signal output level to the standard output level when the downlink pilot signal of the specified level is input to the bidirectional amplifying apparatus A by the series of processes of S110 to S180. After the level and the AGC voltage (standard voltage) at that time are stored in the setting /
[0083]
When it is determined in S190 that the level measurement for all output levels (in other words, generation of data for all output levels) is completed, the process proceeds to S210, and the bidirectional amplifying apparatus A is A data creation end command is transmitted, and the amplifier adjustment processing for the
[0084]
On the other hand, the setting /
[0085]
As a result, the memory 70e has an AGC necessary for setting the output level to a predetermined value within the range of the standard output level ± 5 dB when the input level of the downstream signal to the bidirectional amplifying apparatus A is a specified level. AGC characteristic data representing the target level of the circuit 40e and the AGC voltage (standard voltage) output from the broken line circuit 40f at that time is stored.
[0086]
Since the above series of processing is executed for each amplifier circuit of the bidirectional amplifying apparatus A, the input level of the upstream low and upstream high signals to the bidirectional amplifying apparatus A is at a specified level in the memory 70e. At a certain time, the target level of the AGC circuit in the upstream Low and upstream High amplifier circuits 52 and 58 necessary for setting the output level of each signal to a predetermined value within the range of the standard output level ± 5 dB, and at that time AGC characteristic data representing the AGC voltage (standard voltage) output from the broken line circuit in each of the amplifier circuits 52 and 58 is also stored.
[0087]
Next, in the bidirectional CATV system of the present embodiment in which the bidirectional amplification device A configured as described above is dispersedly arranged on the transmission lines (the trunk line La, the first branch line Lb, etc.), the
[0088]
First, as shown in FIG. 5, the system
[0089]
The data transmission uses a carrier wave having a fixed frequency set in advance within the frequency range of the downstream signal. The system
[0090]
On the other hand, in each bidirectional amplifying apparatus A arranged on the transmission line, the externally attached high-frequency modem 72 is a predetermined signal assigned for setting operating characteristics from among the downstream signals transmitted from the
[0091]
Then, the setting /
[0092]
By the way, in the bidirectional amplifier A, the attenuation characteristics of the
[0093]
Therefore, in the bidirectional amplifying apparatus A, when the output level of each signal is set to the output level specified from the
[0094]
That is, as shown in FIG. 6A, for example, when setting the output level of the downstream signal to the output level specified from the
[0095]
As a result, the AGC circuit 40e controls the gain of the
[0096]
In the output level setting process, after setting the target level of the AGC circuit 40e in S420, the AGC voltage (standard voltage) corresponding to the target level set this time is read from the memory 70e, and based on this, A predetermined voltage range centered on the standard voltage is set as an allowable voltage range of the AGC voltage (S430).
[0097]
That is, the AGC voltage stored in the memory 70e corresponding to the target level of the AGC circuit 40e is when the input level of the downstream signal to the bidirectional amplifying apparatus A is a prescribed level determined from the specifications of the bidirectional amplifying apparatus A. If the deviation between the actual AGC voltage and the AGC voltage (standard voltage) stored in the memory 70e is detected, the deviation of the input level from the specified level can be determined.
[0098]
Therefore, in this embodiment, by setting a predetermined voltage range centered on the standard voltage as an allowable voltage range of the AGC voltage, it is possible to determine an abnormality in the transmission system of the downstream signal using the AGC voltage. It is.
The allowable voltage range may be set to a value when the input level of the downstream signal is shifted by a predetermined voltage (for example, ± 4 dB) or more around the specified level.
[0099]
Further, the output level setting process shown in FIG. 6A is executed not only when setting the output level of the downstream signal but also when setting the output level of the upstream Low signal or the upstream High signal. As a result, the target level of the AGC circuit in the upstream Low amplifier circuit 52 and the upstream High amplifier circuit 58 is set. In this embodiment, this output level setting process corresponds to the target level setting means of the present invention.
[0100]
Next, in the bidirectional CATV system of this embodiment, the microcomputer 70a in each bidirectional amplifying apparatus A periodically performs the normal operation after setting the target level of the AGC circuit of each amplifier circuit as described above. The input abnormality determination process shown in FIG.
[0101]
This process is a process for determining an abnormality in the input level of the downstream signal, the upstream low signal, or the upstream high signal using the allowable voltage range of the AGC voltage set when the output level setting process is executed. This corresponds to the operation monitoring means of the present invention.
When this processing is started, first, in S510, the voltage level (AGC voltage) of the gain adjustment signal output from the broken line circuit (40f) to the GC (40b) in each amplifier circuit is set to MPX70b, A / D. Reading is performed through the converter 70c, and in subsequent S520, it is determined whether or not the read AGC voltage is within the allowable voltage range set when the output level setting process is executed.
[0102]
If the AGC voltage is within the allowable voltage range, the input abnormality determination process is terminated. If the AGC voltage is not within the allowable voltage range, the input level of the downstream signal, the upstream low signal, or the upstream high signal is abnormal. In step S530, the fact is stored in the RAM in the microcomputer 70a, and an abnormality determination signal indicating the fact is transmitted to the
[0103]
When the abnormality determination signal is transmitted from the bidirectional amplifying apparatus A to the
[0104]
As a result, the administrator can promptly instruct the operator to check the bidirectional amplification device A in which an abnormality has occurred, and can promptly restore the bidirectional CATV system to a normal state. Become.
As described above in detail, in the bidirectional CATV system of the present embodiment, a downstream signal, an upstream Low signal is transmitted to a bidirectional amplifying device (a trunk branch amplifier, a trunk amplifier, a branch amplifier, an extension amplifier, etc.) disposed on the transmission line. AGC characteristic data representing the target level of the AGC circuit necessary for setting the output level of the signal and the upstream high signal to a desired level is stored. Then, by transmitting the output level setting data from the
[0105]
For this reason, according to the bidirectional CATV system of the present embodiment, in setting the output level of each signal from each bidirectional amplifying device constituting the system to the design value, the center device side, as in the prior art, is used. While monitoring the output level from the bidirectional amplifying device, there is no need to remotely control the gain of each amplifying circuit constituting the bidirectional amplifying device, the output level of each signal from each bidirectional amplifying device, It becomes possible to set the design value very easily.
[0106]
In addition, in order to monitor the operation state of each bidirectional amplifying device on the center device side, it is not necessary to provide a measuring circuit for measuring the input / output level of the signal to the amplifying circuit constituting the bidirectional amplifying device. The configuration of the bidirectional amplifying device can be simplified, and the cost of the bidirectional amplifying device (and thus the entire system) can be reduced.
[0107]
In the present embodiment, the AGC characteristic data corresponds to the output level of each signal in order to automatically detect the input level of each signal input to each bidirectional amplifying device and the abnormal operation state of the amplifier circuit. In addition to the target level of the AGC circuit, the signal level (standard voltage of the AGC voltage) of the gain adjustment signal generated when the target level of the AGC circuit is set corresponding to the output level of each signal is stored. When the system is operated, each bi-directional amplifier monitors the deviation of the AGC voltage from the standard voltage. If the deviation exceeds the allowable voltage range, the signal input path to the amplifier circuit or the amplifier circuit itself is abnormal. Judgment is made and a notification to that effect is sent to the center apparatus side.
[0108]
For this reason, according to the bidirectional CATV system of this embodiment, it is possible to monitor the system abnormality extremely easily as compared with the conventional apparatus.
In other words, in the conventional apparatus, the input / output level of each signal with respect to each bidirectional amplifying apparatus is monitored on the center apparatus side. There has been a problem that transmission / reception must be performed frequently, and the processing load for system monitoring on the center apparatus side increases as the scale of the bidirectional CATV system increases.
[0109]
However, according to the bidirectional CATV system of this embodiment, an abnormality is determined using the AGC voltage, and the abnormality determination is performed on each bidirectional amplification device side. The processing load for system monitoring can be reduced, and each bidirectional amplifying device only has to determine whether or not the AGC voltage of each amplifying circuit is within the allowable voltage range. On the other hand, since it is not necessary to transmit the input / output level of each signal, the processing load on each bidirectional amplifying apparatus can be reduced.
[0110]
In performing such monitoring, the signal level (AGC voltage) of the gain adjustment signal output from the AGC circuit via the broken line circuit is transmitted as it is to the center device side, and the center device side receives the AGC. It is also possible to determine a system abnormality based on a deviation from the standard value of the voltage.
[0111]
However, in this case, the characteristic of the broken line circuit must be adjusted so that the AGC voltage changes in proportion to the change in the input level of each signal, and the bidirectional operation depends on the man-hour required for the adjustment work. There arises a problem that the cost of the amplification device is increased.
[0112]
Hereinafter, the reason will be described.
For example, as shown in FIG. 7, the broken line circuit 40f includes a
[0113]
Here, the
[0114]
Therefore, in the
[0115]
The differential amplifier circuit 41b at the output stage includes an operational amplifier OP2, an input resistor R5 for inputting the output signal V1 from the
[0116]
Therefore, in the differential amplifier circuit 41b, the output signal V1 from the
[0117]
Next, the gain switching circuit 41c includes a diode D1 and a resistor R4 provided between the output terminal of the operational amplifier OP1 and the inverting input terminal (−) of the operational amplifier OP2 (in other words, in parallel with the resistor R5). The circuit includes a series circuit, a grounding resistor R7 that grounds a connection point between the diode D1 and the resistor R4 via the diodes D2 and D3, and a resistor R8 that similarly connects the connection point to the power supply line.
[0118]
In the gain switching circuit 41c, the diode D1 is arranged so that the anode is connected to the output terminal of the operational amplifier OP1, and the cathode side voltage V2 of the diode D1 is composed of the power supply voltage Vcc, the resistors R8 and R7. Therefore, when the output signal V1 from the operational amplifier OP1 becomes higher than the reference voltage V2 by the forward voltage Vf (about 0.7V) of the diode D1, the diode D1 becomes conductive. The output signal V1 from the operational amplifier OP1 is input to the non-inverting input terminal (−) of the operational amplifier OP2 through a parallel circuit of a resistor R5 and a resistor R4.
[0119]
In this state, the gain of the differential amplifier circuit 41b is determined by the resistance value Rin (Rin = R4 · R5 / (R4 + R5)) of the parallel circuit of the resistors R5 and R4 and the resistance value of R6. Therefore, when the diode D1 is turned on, the gain of the differential amplifier circuit 41b is larger than when the diode D1 is not turned on. Diodes D2 and D3 are temperature compensating diodes.
[0120]
As described above, the broken line circuit 40f has the amplification characteristic of the differential amplifier circuit 41b when the signal level of the output signal V1 from the
[0121]
For this adjustment, for example, the resistance Ra and the resistance Rb in the broken line circuit 40f shown in FIG. 7 are variable resistances, and the resistance values of these resistances Ra and Rb are adjusted, whereby the differential amplification of the input stage is performed. The gain and offset of the
[0122]
On the other hand, according to the present embodiment, the relationship between the output level of each signal and the standard value of the AGC voltage is clarified from the AGC characteristic data, and the output level of each signal is controlled to a predetermined level. In this state, since the fluctuation of the input level of each signal can be found from the deviation of the standard value of the AGC voltage, it is not necessary to adjust the characteristics of the broken line circuit, and the adjustment work causes an increase in the cost of the bidirectional amplifying device. There is nothing.
[0123]
As mentioned above, although one Example of this invention was described, this invention is not limited to the said Example, A various aspect can be taken.
For example, in the above embodiment, the CATV system has been described in which an uplink high signal is transmitted in addition to an uplink low signal used in a general bidirectional CATV system as an uplink signal. Even in a CATV system that bi-directionally transmits an upstream signal (upstream Low signal) having a lower frequency than this, by applying the present invention, it is possible to obtain the same effect as in the above embodiment. In this case, the bidirectional amplifying device includes an upstream high amplification circuit 58 and filters (HPFs 56 and 60, LPFs 36 and 46) for separating the upstream high signal and other signals from those shown in FIG. What is necessary is just the structure which deleted.
[0124]
In the above-described embodiment, the high-frequency modem for the bi-directional amplifier to perform data communication with the center device has been described as being externally attached to the bi-directional amplifier. The device may be incorporated into a bidirectional amplifying device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram illustrating a configuration of a bidirectional CATV system according to an embodiment.
FIG. 2 is a block diagram illustrating a configuration of a bidirectional amplifying device according to an embodiment.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of a setting system used for setting AGC characteristic data to be stored in a bidirectional amplifying device.
4 is a flowchart showing a procedure for setting AGC characteristic data using the setting system of FIG. 3; FIG.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing operation characteristic setting data of a bidirectional amplifying device stored in a system automatic adjustment unit on the center device side.
FIG. 6 is a flowchart showing a control process executed to perform automatic setting of a signal output level and monitoring of an abnormality of a signal input level in a bidirectional amplification device.
FIG. 7 is an electric circuit diagram showing a configuration of a polygonal line circuit.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記各信号を各々増幅する複数の増幅回路と、
該各増幅回路からの出力レベルが目標レベルとなるように前記各増幅回路の利得を自動調整する複数の自動利得調整回路と、
当該装置からの前記各信号の出力レベルと、前記各自動利得調整回路が前記各増幅回路の利得を自動調整するのに用いる目標レベルとの関係を表す出力ー目標特性データが予め記憶された記憶手段と、
前記下り信号の中から、前記センタ装置が前記各信号の出力レベルを設定するために当該装置に対して送信してきた出力レベル設定データを抽出し、該出力レベル設定データと前記記憶手段に記憶された出力ー目標特性データとに基づき、当該装置からの前記各信号の出力レベルを前記センタ装置から指令された出力レベルに制御するのに必要な目標レベルを求め、該目標レベルを、前記各自動利得調整回路が前記各増幅回路の利得を自動調整するのに用いる目標レベルに設定する目標レベル設定手段と、
を備えたことを特徴とする双方向増幅装置。Bidirectional amplification that is provided on the transmission line of the bidirectional CATV system and amplifies the downstream signal transmitted from the center apparatus to the terminal direction via the transmission line and the upstream signal transmitted from the terminal side to the center apparatus direction. A device,
A plurality of amplifier circuits for amplifying each of the signals;
A plurality of automatic gain adjustment circuits for automatically adjusting the gain of each amplification circuit such that the output level from each amplification circuit becomes a target level;
Pre-stored output-target characteristic data representing the relationship between the output level of each signal from the device and the target level used by each automatic gain adjustment circuit to automatically adjust the gain of each amplification circuit Means,
From the downstream signal, the output level setting data transmitted from the center apparatus to the apparatus in order to set the output level of each signal is extracted and stored in the storage means and the output level setting data. Based on the output-target characteristic data, a target level required to control the output level of each signal from the device to the output level instructed by the center device is obtained, and the target level is determined based on each automatic level. Target level setting means for setting a target level used by the gain adjustment circuit to automatically adjust the gain of each amplifier circuit;
A bidirectional amplifying device characterized by comprising:
当該装置は、更に、
前記目標レベル設定手段が前記各自動利得調整回路の目標レベルを設定した後、前記センタ装置側からの監視指令若しくは予め設定された監視タイミングに従い、周期的に、前記各自動利得調整回路から各増幅回路に出力される利得調整信号の電圧レベルを検出すると共に、前記記憶手段に記憶された目標ー電圧特性データから前記各自動利得調整回路が利得調整に使用している目標レベルに対応した標準電圧を取得し、各利得調整信号の電圧レベルと標準電圧とのずれに基づき、各増幅回路の異常を判定する動作監視手段、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の双方向増幅装置。In addition to the output-target characteristic data, the storage means includes a target level used by each automatic gain adjustment circuit to automatically adjust the gain of each amplification circuit, and each amplification from each automatic gain adjustment circuit. Target-voltage characteristic data representing the relationship with the standard voltage of the gain adjustment signal output to the circuit is stored,
The device further comprises:
After the target level setting means sets the target level of each automatic gain adjustment circuit, each amplification from each automatic gain adjustment circuit is periodically performed according to a monitoring command from the center apparatus side or a preset monitoring timing. The voltage level of the gain adjustment signal output to the circuit is detected, and the standard voltage corresponding to the target level used for gain adjustment by each automatic gain adjustment circuit from the target-voltage characteristic data stored in the storage means Operation monitoring means for determining an abnormality of each amplifier circuit based on the difference between the voltage level of each gain adjustment signal and the standard voltage,
The bidirectional amplifying apparatus according to claim 1, further comprising:
前記各双方向増幅装置として、前記請求項1〜請求項3の何れかに記載の双方向増幅装置を用い、
前記センタ装置に、前記各双方向増幅装置に対して前記各信号の出力レベルを設定するための出力レベル設定データを送信することにより、前記各双方向増幅装置からの各信号の出力レベルを自動設定する出力レベル設定手段を設けたことを特徴とする双方向CATVシステム。A plurality of bidirectional amplifying devices are arranged at intervals on a transmission line from the center device to the terminal side, and in each bidirectional amplifying device, a downlink signal transmitted from the center device to the terminal direction, and from the terminal side In a bidirectional CATV system configured to amplify each downstream signal transmitted in the direction of the center device,
As each of the bidirectional amplifying devices, using the bidirectional amplifying device according to any one of claims 1 to 3,
By transmitting output level setting data for setting the output level of each signal to each bidirectional amplifying device to the center device, the output level of each signal from each bidirectional amplifying device is automatically set. An interactive CATV system characterized in that output level setting means for setting is provided.
前記センタ装置に、前記各双方向増幅装置から前記伝送線を介して送信されてくる増幅回路の異常判定結果を表す信号を取得することで、当該システムの異常を監視するシステム監視手段を設けたことを特徴とする請求項4記載の双方向CATVシステム。The bidirectional amplifying device according to claim 3 is used as each bidirectional amplifying device,
The center device is provided with a system monitoring means for monitoring an abnormality of the system by acquiring a signal representing an abnormality determination result of the amplifier circuit transmitted from each bidirectional amplifying device via the transmission line. The bidirectional CATV system according to claim 4.
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