JP4623126B2 - データ処理システム - Google Patents

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本発明は、データ転送を行うデータ処理システムに関するものであり、特に、一つのシステム上にて複数のOSが稼動し、一つのチャネル装置にて複数のOSに対する処理を同時に行うコンピュータ装置に関するものである。
これまで、メインフレームでは、一つのシステム上において制御プログラムの下で複数のOSを動作させるLPAR(Logical Partition)機能をサポートしてきた。
近年、該LPAR機能をメインフレームだけではなく、オープン系サーバもサポートするようになってきている。オープン系サーバにて該LPAR機能をサポートするにあたり、入出力処理を行うチャネル装置を搭載できるスロット数に制限があるため、一つのチャネル装置を複数のOSから共用することが求められている。しかし、上記のようにチャネル装置を複数のOSによる共用を実現しているメインフレームの場合、サポートしているチャネル装置がメインフレームベンダの固有仕様によるものが多く、業界標準規格のチャネル装置をサポートしているオープン系サーバでは実現が困難である。
上記のようにオープン系サーバがサポートしている業界標準規格のチャネル装置として、ANSI(American National Standards Institute)によって規格が作成され、幾つかのベンダによって開発されているファイバチャネルがある。ファイバチャネルにおいて数多く使用されているものとして、SCSI(Small Computer System Interface)アーキテクチャをサポートしているFCP(Fibre Channel Protocol)がある。FCPのプロトコルにおいて、フレーム中にLPAR番号、あるいはOSを識別できるデータはなく、複数のOSによって共用することが困難であった。また、ファイバチャネルのようなチャネル装置をオープン系サーバのスロットに挿入し、ホスト・プロセッサと接続する業界標準規格の手段として、PCI?SIGにて策定されたPCI(Peripheral Component Interchange)バスを用いる構成が広く用いられている。PCIバスの場合、チャネル装置のような媒体一つに対して、標準的に所持しているPCIコンフィギュレーションレジスタを含み、該媒体を制御するための制御レジスタを一つしか保持しておらず、該理由からも複数のOSによって共用することは困難であった。
上記のような業界標準規格のチャネル装置に対して、複数のOSによる共用をサポートした例として非特許文献1がある。該チャネル装置はファイバチャネルとしてのチャネル装置識別子として一つのWWPN(Worldwide unique Port Name)を持っているだけで、ファイバチャネルネットワークの中で一つのポートとしてのみ見えるものである。この制限により複数のOSが一つの該チャネル装置を共用できるが、ある任意の時間において、LUN(Logical Unit Number)によって識別される一つのファイバチャネルデバイスへは一つのOSしかアクセスすることができない。また、該チャネル装置はPCIバスのスロットに挿入するものではなく、ベンダ固有仕様のバス・スロットに挿入するものである。
さらに、近年、サーバのスロットを有効に利用する手段として、一つのスロット上に複数のポートを接続する多ポート化の技術がある。しかし、上記従来技術は多ポート化を実現したチャネル装置に対するものではない。
「FCP for the IBM eServer zSeries systems:Access to distributed storage」(IBM J. Res. & Dev. 46, No. 4/5 487-502)
上記従来技術の場合、複数のOSが一つのチャネル装置を共用できても、ある任意の時間において、LUNによって識別される一つのファイバチャネルデバイスへは一つのOSしかアクセスすることができないという制限があり、また、オープン系サーバにてサポートされているPCIバスのような標準仕様のバス・スロットに挿入しているものではない。
即ち、第一の課題として、ある任意の時間において、複数のOSがLUNによって識別される一つのファイバチャネルデバイスへアクセスすることができるようにすることにある。又、第二の課題として、PCIのような標準仕様のバスにも対応し、複数のOSにて一つのチャネル装置を共用できるようにすることにある。さらに、第三の課題として、上記にて既に述べたように、サーバのスロットを有効に利用する手段として、一つのスロット上に複数のポートを接続する多ポート化の技術があり、この多ポート化の技術に対しても、複数のOSによる共用を実現することにある。
本願のチャネル装置は、単一のチャネル装置において、該チャネル装置が入出力処理を行うための物理的な媒体であることを示すためのIDを複数備え、前記IDの各々に対して一つのOSを割り当て、該ID毎に独立してデータの送受信を制御し、複数の前記データの送受信を制御する一つの入出力制御手段を備える。
さらに、OSとチャネル装置との間で入出力処理を行うためにOSが該チャネル装置を制御できるようにOSが読み書きできる制御レジスタを複数備え、また、前記制御レジスタの各々を一つのOSに割り当てる手段を備える。
さらに、データの送受信を行うポートを複数備えたチャネル装置において、前記ポートの各々に対して一つのOSを割り当て、複数のポートを制御する一つの入出力処理制御手段を備える。
本発明によれば、複数のOSからのI/O処理を同時に実行できるチャネル装置を提供できる。
さらに、複数OSからの共用を多ポート化にも対応させたチャネル装置も提供できる。
以下、本願の一実施例について、図面を用いて説明する。
図2はデータ処理システムの構成例を示す。メモリアクセス制御チップ203はプロセッサ204、205、あるいはチャネル装置206からの主記憶200(MS)に対するメモリアクセスを主に制御し、メモリアクセス制御チップ203とチャネル装置206はPCIバスにて接続し、メモリアクセス制御チップ203とプロセッサ204、205はシステム固有仕様のホストバスにて接続している。チャネル装置206はポートを1つ持ち、ハブ207を介して、I/Oデバイス208と接続する。LPAR機能をサポートしている該データ処理システムは、1つのMS200を、例えば各LPARに2MBずつメモリを割り当て、各LPAR上のOSは該割り当てられた2MBのメモリを使用してオペレーションを行う。
図1は本発明の特徴を示した、一実施例である。なお、本実施例では、2つのOSが1つのチャネル装置を共用する場合について説明する。
図1で示したデータ処理システム中のチャネル装置100は、SCSIアーキテクチャをサポートしたFCPであり、ファイバチャネルとしてのリンク上インタフェースは、ハブ(Hub)接続にてI/O処理を行う標準インタフェース、FC−AL(Fibre Channel-Arbitrated Loop)とする。
図1のデータ処理システム上にて、LPAR制御プログラム109の制御の下でLPAR#1とLPAR#2の2つのLPARが立ち上がり、LPAR#1においてOS1が稼動し、LPAR#2においてOS2が稼動することを示す。また、チャネル装置100は2つのデータ転送用バッファ1、及びデータ転送用バッファ2を備え、該データ転送用バッファ1と2はそれぞれ、writeあるいはread用データのためのデータバッファ、SCSIコマンドのためのコマンドバッファ、更に、SCSIコマンドに対する応答フレーム用のレスポンスバッファを備え、各データ転送用バッファがI/O処理としてのデータ転送処理を行うために必要なバッファ容量を備えているものとする。また、該チャネル装置100は、入出力処理を行うファイバチャネルであることを示すチャネル装置識別子として、WWPN#1(例えば0x100)とWWPN#2(例えば、0x200)の2つを備えている。
入出力処理制御手段106が複数のデータ転送処理を制御する。該入出力処理制御手段106はデータ転送用バッファ1をチャネル装置識別子WWPN#1用に使用し、データ転送用バッファ2をチャネル装置識別子WWPN#2用に使用するように制御し、更に、データ転送のためのFCPプロトコル制御も行う。さらに、入出力処理制御手段106は前記複数のデータ転送用バッファに対するメモリアクセス処理を制御する。図4にメモリリクエストフォーマットの例を示す。リクエストタイプ400はストア、あるいはフェッチ等のリクエストタイプを示し、データサイズ401はストアあるいはフェッチするデータサイズ長(バイト)を示す。メモリアクセス処理において、各データ転送用バッファに対するデータバッファ、SCSIコマンド等のメモリリクエスト時に、DMA(Direct Memory Access)用アドレスをデータアドレス403にセットし、データ転送用バッファ1、あるいは2に対するものであることを示すメモリアクセス情報に対して、該入出力処理制御手段106は、データ転送用バッファ1に対するリクエストでは、上記メモリアクセス情報を‘1’にセットし、データ転送用バッファ2に対するリクエストでは、上記メモリアクセス情報を‘2’にセットする。ストアリクエストの場合、ストアするデータをデータ405に付加する。該チャネル装置中のメモリアクセス制御回路105は、メモリアクセス情報が‘1’のメモリリクエストならば該メモリリクエストに対するデータがデータ転送用バッファ1に返ってくることを論理にて実現し、同様に、上記メモリアクセス情報が‘2’のメモリリクエストならば該メモリリクエストに対するデータがデータ転送用バッファ2に返ってくることを論理にて実現しているものとする。
該チャネル装置は、ホストシステムに対して、PCIバスにて接続する。ここで、メモリアクセス制御回路105は上記メモリリクエストをPCIバス仕様フォーマットに変換してメモリアクセスを行う。
PCIバス接続するデバイスとして標準的に所有しているPCIコンフィギュレーションレジスタを含み、該チャネル装置を制御するための制御レジスタとしてチャネル制御レジスタ1と2の2面を持っている。図3にチャネル制御レジスタを示す。ここで、チャネル制御レジスタ内のWWPN#302は、チャネル制御レジスタ1においては、WWPN#1(0x100)を保持しており、チャネル制御レジスタ2においてはWWPN#2(0x200)を保持している。I/O処理ベースアドレスレジスタ303とI/O処理イネーブルレジスタ304については後述する。
前記LPAR制御プログラム109は、該チャネル制御レジスタをLPARに割り当てる処理を行う。人手操作等によりLPAR番号とチャネル装置の対応を設定できる手段を設け、たとえば、該チャネル装置をLPAR#1とLPAR#2から使用できるように設定する。該操作により該データ処理システムは図7に示すチャネル装置と該チャネル装置を使用するLPAR番号の対応テーブルを作成する。図7において、LPAR番号の下の値‘1’が、該当するチャネル装置を使用するように設定されたことを示す。図7では、チャネル装置1はLPAR1とLPAR2から使用するように設定されていることを示し、同様に、チャネル装置2はLPAR1から使用するように設定され、チャネル装置3はLPAR2から使用するように設定されていることを示している。実施例で示すチャネル装置は1番とする。該LPAR制御プログラム109は、若番のLPARを若番のチャネル制御レジスタに割り当てるアルゴリズムをサポートしているものとし、図7で示すテーブル情報をもとに、前記チャネル制御レジスタ1をLPAR#1へ割り当て、チャネル制御レジスタ2をLPAR#2へ割り当てる。LPAR#1上のOS1が該チャネル装置のチャネル制御レジスタに対してOS規定の関数使用によってreadあるいはwriteを行う場合、LPAR制御プログラム109は該関数をインターセプトし、前記チャネル制御レジスタ1のreadあるいはwriteを実行するように該関数を制御する。同様に、LPAR#2上のOS2が該チャネル装置のチャネル制御レジスタをOS規定の関数使用によってreadあるいはwriteを行う場合、該LPAR制御プログラム109は該関数をインターセプトし、前記チャネル制御レジスタ2のreadあるいはwriteを実行するように該関数を制御する。該LPAR制御プログラム109の制御により、OS1は該チャネル装置に対して、チャネル制御レジスタ1のみアクセスし、OS2は該チャネル装置に対して、チャネル制御レジスタ2のみアクセスし、複数のOSがそれぞれ独立して該チャネル装置を制御するようにする。以上より、OS1に対する入出力処理は前記WWPN#1のチャネル装置によって行われるように見え、OS2に入出力処理は前記WWPN#2のチャネル装置によって行われるように見える。
なお、上記のLPAR制御プログラム109がOS規定の関数をインターセプトする方法の他に、該LPAR制御プログラムがOSに対して、使用可能なチャネル制御レジスタ番号を教え、該OSは指定されたチャネル制御レジスタに対して直接アクセスする方法もある。
続いて、リンク初期化処理からI/O処理までについて説明する。
リンク初期化処理において、該チャネル装置100はFC−ALのプロトコルに基づき、リンク上にてデータ転送を行う際チャネル装置の識別子となるAL−PA(Arbitrated Loop-Physical Address)を2つ獲得する。ここで、リンク初期化処理の結果としてAL−PA:0x01と0x02を獲得したものとし、上記入出力処理制御手段106はAL−PA 0x01をデータ転送用バッファ1へ割り当て、AL−PA 0x02をデータ転送用バッファ2へ割り当て、データ転送用バッファとAL−PAの関係をデータとして保持する。図8が本実施例におけるチャネル制御レジスタ、データ転送用バッファ、LPAR番号、AL−PAの対応を示すテーブルであり、上記入出力処理制御手段106は該テーブル情報を作成し、保持する。
リンク初期化処理に続いて、該チャネル装置100はログイン処理を行う。ここで、2つのAL−PAを取得しているので、まずAL−PA 0x01を使用してログインを実行し、ファイバチャネルネットワーク上にて接続されているI/Oデバイスの情報を得る。続いてAL−PA 0x02を使用して同様に接続されているI/Oデバイスの情報を得る。例えば、該ファイバチャネルネットワークに接続されているI/OデバイスのポートがAL−PA 0xce、WWPN#3(例えば 0x300)ならば、上記ログイン処理にて、AL−PA 0x01、及び 0x02に対して、I/Oデバイスのポートとログインがそれぞれ成功したことにより、相手先ポートのAL−PAが 0xceであり、また、相手先ポートの識別子がWWPN#3である等の情報を得る。これら情報を入出力処理制御手段106は保持する。上記チャネル装置100は、上記リンク初期化処理、及びログイン処理により、AL−PA 0xceの接続相手に対してI/O処理を実行することが可能となる。
続いて、I/O処理について述べる。I/O処理において、各OSは図5に示すデータ構造にてチャネル装置との間でSCSIのI/O処理を行うものとする。図5において、DA_AD500は16バイトの領域とし、BU_AD503とFLAG504から成るデータ領域を指す8バイトの物理アドレスと、readあるいはwrite処理を示す1バイトのR/W情報バイトを含んでいるものとし、R/W情報バイトが‘0’のときはread、‘1’のときはwrite動作を要求していることを示し、本実施例では‘1’、writeを示しているものとする。上記データ領域内のBU_AD503はデータバッファアドレス領域の先頭アドレスを示す8バイトの領域から成り、FLAG504は、該データバッファアドレス領域の有効性、I/O処理が正常終了したかあるいはエラーにて終了したかを示す情報、エラー発生時のエラーの種類示すエラー情報、及び、データバッファの先頭アドレスを示す8バイト長のセグメント:DB_ADの集合からなるデータバッファアドレス領域内のセグメント数を示す情報を含む。なお、セグメントの先頭DB_AD0はSCSIコマンド領域を示し、DB_AD1以降がwrite、あるいはread用のデータバッファを示すものとする。
I/O処理における起動方法として、ここではOSが、前記チャネル制御レジスタ内に定義されたI/O処理ベースアドレスレジスタ303にDA_AD500の先頭アドレスをwriteした後、I/O処理イネーブルレジスタ304に‘1’をwriteすることにより該チャネル装置にI/O起動を指示するものとする。
I/O処理を行うとき、OSはDA_AD500、BU_AD503、及びDA_AD0、1内に物理アドレスをセットする。本実施例では上記データバッファアドレス領域内のセグメント数は2、つまりDB_AD0とDB_AD1が有効であるとし、FLAG504内のセグメント数を2にセットし、更に上記データバッファアドレス領域内のDB_AD0の指しているところにSCSIコマンド(256バイト)領域501をセットする。該SCSIコマンド領域は、SCSIコマンドの他に、I/O処理を行なう相手先ポートを示すターゲットID、及び該ポート配下に存在するファイバチャネルデバイスを示すLUN等の情報も含む。本実施例では、相手先ポート WWPN#3(0x300)に対するターゲットIDを‘0’とし、図9に示すようなターゲットIDと相手先ポートのWWPN#の対応を示すテーブルをユーザがシステムを立ち上げる前に設定するものとする。WWPN#3のI/OデバイスとI/O処理を行う場合、OSはターゲットID‘0’を使用して相手先を指定する。なお、SCSIコマンド領域256バイトに引き続く256バイトの領域をSCSIコマンドに対する応答フレームをストアする応答情報領域とする。また、DB_AD1のアドレスが示すところにwrite用のデータバッファが存在する。データバッファを可変長にする場合は、セグメントDB_AD内にデータ長を示す情報を含めれば良いが、本実施例では説明簡略化のためデータバッファのサイズを4Kバイト固定長とし、データ長をセットしない。OSはFLAG504内のデータバッファアドレス領域の有効性を示すビットをセットし、I/O処理を起動する。以下に、OS1からのI/O処理に対する動作概要を述べる。
上記OS1がI/O処理のため、ターゲットID‘0’、LUN=‘1’に対する上記データ情報をセットし、該チャネル装置のチャネル制御レジスタ内のI/O処理ベースアドレスレジスタにOS規定のwrite関数を使用してDA_ADの先頭アドレス設定後、I/O処理イネーブルレジスタに‘1’をwriteする。ここで、上記の通り、該OS規定のwrite関数をLPAR制御プログラム109がインタセプトし、該LPAR制御プログラム109がチャネル制御レジスタ1内のI/O処理ベースアドレスレジスタ、さらにI/O処理イネーブルレジスタにwriteするように該OS規定のwrite関数を実行する。
該チャネル装置100はOS1からのI/O処理起動を認識すると、チャネル装置100内の入出力処理制御手段106は、上記チャネル制御レジスタ1内のI/O処理ベースアドレスレジスタにセットされた該データ情報のDA_AD500の先頭アドレスを使用することによって、該データ情報のDA_AD500、BU_AD503、FLAG504、及びDB_AD0、DB_AD1のフェッチ処理を行ない、フェッチしたデータ情報からSCSIコマンド501のフェッチを行う。フェッチ処理の結果、該SCSIコマンド501のデータがデータ転送用バッファ1内のコマンドバッファにストアされる。入出力処理制御手段106は送信元のIDとしてAL−PA 0x01を使用する。また、ターゲットID‘0’から転送先のIDとしてAL−PA 0xceを使用する。図10が本実施例におけるI/Oデバイスのポートに対するターゲットID、WWPN#、AL−PAの対応を示す。入出力処理制御手段106は、送信元ID:AL−PA 0x01と転送先ID:AL−PA 0xceを反映させ、ファイバチャネルプロトコルに対応したフレームの生成、及びフレーム送信を実行する。前記SCSIコマンドに対するフレーム送信に続いて、DB_AD1が指すところのwrite用データをフェッチし、該データをデータ転送用バッファ1のデータバッファにストアし、上記と同様に、フレームを生成し、送信する。相手先のI/OデバイスはAL−PA 0xceのポートにてフレームを受信し、該フレーム中のLUNにて示されるファイバチャネルデバイスに対してデータのwrite処理を実行し、処理終了を示す応答フレームを返す。該チャネル装置100は、受信バッファ108にて該応答フレームを一旦受信する。入出力処理制御手段106は該応答フレーム中のデスティネーションID、AL−PA 0x01をデコードすることにより、該応答フレームをデータ転送用バッファ1のレスポンスバッファにて受信する。入出力処理制御手段106は受信した該応答フレームを前記SCSIコマンド応答情報領域にストアする。該応答フレームのストアを完了した後、I/O処理終了を示すI/O割り込みをOS1に対して上げる。なお、エラー発生時はFLAG504にエラー情報をセットした後にI/O処理終了のI/O割り込みを上げる。該OS1は該I/O割り込みを認識することによってチャネル装置100に対して起動したI/O処理の終了処理を行う。以上がリンク初期化からOS1におけるI/O処理終了までの動作概要である。OS2からI/O起動が発行された場合、入出力処理制御手段106はデータ転送用バッファ2を使用し、送受信するフレーム中の送信元のIDとしてAL−PA0x02を使用してI/O処理を実行する。データ転送用バッファ、及びIDをそれぞれ2個所持しているため、一度に2つのOSに対するI/O処理が可能であり、また、異なるOSであるOS1とOS2から同じLUNのファイバチャネルデバイスに対してI/O処理を実行できる。
なお、チャネル装置の識別子、及び上記データ転送用バッファの数を増やし、上記メモリアクセス情報も上記データ転送用バッファに対応させることによって同時に処理できるOSの数の拡張も可能である。
図6は多ポートのチャネル装置600を搭載したデータ処理システムを示す。OS1、OS2をはじめ、LPAR制御プログラム609、メモリアクセス制御回路605、データ転送用バッファ1、2、入出力処理制御手段606の機能、及び動作は図1にて説明したものと基本的に同じである。図1との違いはデータ転送用バッファ1とポート1が対応付けされ、データ転送用バッファ1から送信するフレームはポート1、及びリンク607を介して転送され、ポート1にて受信したreadデータ、及びSCSIコマンドに対する応答フレームはデータ転送用バッファ1内のデータバッファ、あるいはレスポンスバッファにてそれぞれ受信する。同様に、データ転送用バッファ2から送信するフレームはポート2、及びリンク608を介して転送され、ポート2にて受信したreadデータ、及びSCSIコマンドに対する応答フレームはデータ転送用バッファ2内のデータバッファ、あるいはレスポンスバッファにてそれぞれ受信する。
LPAR番号とチャネル装置の対応付けを行う時、LPAR番号をポート単位に対応付けを行う。例えば、LPAR#1をポート1に対応させ、LPAR#2をポート2に対応させるように設定する。該設定情報から、LPAR制御プログラム609は、チャネル制御レジスタ1をLPAR#1に割り当て、チャネル制御レジスタ2をLPAR#2に割り当てる。その他の処理は図1で述べたものと同じである。以上より、多ポートのチャネル装置においても複数のOSから共用が可能である。
以上、本発明にかかわる実施例を説明してきたが、複数のOSから共用できるチャネル装置を提供できる。また、多ポートを備えたチャネル装置においても複数のOSからの共用が可能となる。
本発明の一実施例を適用したデータ処理システムの構成図である。 データ処理システムの構成例である。 チャネル装置内のチャネル制御レジスタを示す図である。 メモリリクエストフォーマットを示す図である。 本発明の一実施例で用いたI/O処理のためのデータ情報を示す図である。 本発明の一実施例を適用したデータ処理システムの構成図である。 チャネル装置番号と該チャネル装置を使用するLPAR番号の対応を示すテーブルである。 チャネル制御レジスタ、データ転送用バッファ番号、LPAR番号、AL−PAの対応テーブルである。 ターゲットIDと相手先のWWPN#の対応テーブルである。 ターゲットIDと相手先のWWPN#、AL−PAの対応を示す図である。
符号の説明
100 チャネル装置
101、102 データ転送用バッファ
103、104 データ処理システム上のLPAR#1及びLPAR#2
105 メモリアクセス制御回路
106 入出力処理制御手段
107 フレームの送受信を行うリンク
108 受信バッファ
109 LPAR制御プログラム
110 チャネル制御レジスタ
200 主記憶(MS)
201 チャネル装置のポート
202 ケーブル
203 メモリアクセス制御チップ
204、205 プロセッサ
206 チャネル装置
207 ハブ(Hub)
208 I/Oデバイス
300 チャネル制御レジスタ
301 PCIコンフィギュレーションレジスタ
302 WWPN#レジスタ
303 I/O処理ベースアドレスレジスタ
304 I/O処理イネーブルレジスタ
500 データ領域を示すアドレスを含むDA_AD
501 SCSIコマンドを含む領域
502 SCSIコマンドに対する応答フレームストア領域
503 データバッファアドレス領域を示すアドレスを含むBU_AD
504 データバッファアドレス領域の有効性等の情報を含むFLAG
505 SCSIコマンド領域のアドレスDB_AD0
506 データバッファ領域のアドレスDB_AD1
507 データバッファ領域
600 チャネル装置
601、602 データ転送用バッファ
603、604 データ処理システム上のLPAR#1及びLPAR#2
605 メモリアクセス制御回路
606 入出力処理制御手段
607、608 フレームの送受信を行うリンク
609 LPAR制御プログラム
610 チャネル制御レジスタ
611、612 フレームの送受信を行うポート1及びポート2

Claims (4)

  1. 中央処理装置上で制御プログラムが動作し、該制御プログラムの制御下で複数のOSの動作が可能であり、データを送受信するポートを複数備えたチャネル装置を具備したデータ処理システムにおいて、前記制御プログラムは前記複数のポートの各々に対して前記システム上の1つのOSを割り当てる手段を備え、あるOSから起動される入出力処理に対して該OSが割り当てられた前記ポート毎に独立してデータの送受信を行ない、前記複数のポートを制御する入出力処理制御手段を前記チャネル装置に備えることを特徴とするデータ処理システム。
  2. プロセッサと主記憶とチャネル装置を備え、制御プログラムの制御下で複数のOSが稼動するデータ処理システムにおいて、前記チャネル装置は主記憶とのデータ転送を行う複数のバッファとチャネル装置をOS対応に制御するための複数の制御レジスタと複数のデータ転送を制御する入出力処理制御手段とを備え、各制御レジスタには入出力装置とのデータの送受信を行うためのチャネル装置識別子が格納され、前記入出力処理制御手段は各OSと前記チャネル識別子と前記バッファとの対応関係に従って複数のOSに対するデータ転送制御を行うことを特徴とするデータ処理システム。
  3. 各OSから前記チャネル装置内の制御レジスタへのアクセスを前記制御プログラムが制御することを特徴とする請求項2記載のデータ処理システム。
  4. 各OSは前記チャネル装置内の所定の制御レジスタへ直接アクセスすることを特徴とする請求項3記載のデータ処理システム。
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