JP4619568B2 - Excavated item washing device and washing method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は土器等の埋蔵物の出土品を洗浄して付着している土等の汚れを落とす出土品洗浄装置及び出土品洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
土器等の埋蔵物の出土品は、洗浄して付着している土等の汚れを落とす必要がある。この洗浄作業は、従来、土器等の出土品を手にもってに水をかけつつブラシでたたきながら付着している土等の汚れをかきおとすことにより行われている。一箇所の遺構であってもそこから出土する土器やそのかけら等の出土品は極めて多く、このような手作業による洗浄は能率が悪く、且つ出土品を傷つけるおそれがあった。よって、効率的な洗浄方法、装置がのぞまれている。しかし、出土品の洗浄は、出土品を傷つけることなく行うことが必須の要件であり、微妙な作用を行う効率的な洗浄方法、装置の開発は難しかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これら問題点を解決し、出土品を傷つけることなく且つ能率的に出土品を洗浄する洗浄装置及び洗浄方法を提供しようとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨とするところは、内部を透視出来る遮蔽窓と手を挿入して操作するための開口を備えた箱体と、該箱体の内部に設けられた微細な液滴を噴射する水噴射装置とを含み、該箱体内に搬入された出土品を洗浄操作するようになした出土品洗浄装置であることにある。
【0005】
前記遮蔽窓は、円形の透明板と、該透明板を回転させる駆動装置と、前記箱体に対して固定され前記箱体の内側で該透明板にさしわたされて当接されたワイピングバーとを備え、該透明板が、該透明板と直角な該透明板の中心軸のまわりに回転可能であり、該駆動装置により回転させられ得る。
【0006】
本発明の出土品洗浄装置は、前記水噴射装置に送る水を加熱する加熱手段と、該水の温度を調整する温度調整手段とを備え得る。
【0007】
本発明の出土品洗浄装置は、前記水噴射装置に送る水を加圧する加圧手段と、該水の圧力を調整する圧力調整手段とを備え得る。
【0008】
前記箱体は排気手段を備え得る。
【0009】
又、本発明の要旨とするところは、出土品を少なくとも一部が篩体から成る底部に載置する容器と、該容器を着脱自在に搭載する揺動可能な枠体と、該枠体を略水平方向に振動させる加振手段と、該出土品に噴流水を当てる水噴出手段とを含んで構成される出土品の予備洗浄装置であることにある。
【0010】
更に、本発明の要旨とするところは、出土品を目視しつつ、該出土品の汚れた個所に、水噴射装置により40℃以上の噴流水を当てる工程を含む出土品洗浄方法であることにある。
【0011】
前記噴流水の温度は、55乃至70℃であり得る。
前記水噴射装置に送る水の圧力は、1乃至4mPaであり得る。
本発明の出土品洗浄方法は、出土品を容器に入れ、該容器を加振手段により略
【0012】
水平方向に振動させつつ水噴出手段により噴流水を該出土品にかける予備洗浄工程を含み得る。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る出土品洗浄装置の態様を図面に基づいて詳しく説明する。図1は出土品洗浄装置2の主として外観を示す要部斜視図である。出土品洗浄装置2は箱体4から構成される。箱体4の中で出土品の洗浄が行なわれる。箱体4は前面が開放されたチャンバー6と、その前面が開放されたチャンバー6の前面をカバーする可動の蓋8を備える。蓋8は中央部に遮蔽窓10を有し、遮蔽窓10にはガラス、アクリル等から成る透明板11がはめられている。透明板11は、少なくとも一部が透明な円形の板状部材である。遮蔽窓10を通して箱体4の中が観察出来る。箱体4の中には、微細な液滴を噴射する不図示の水噴射用ノズルが、そのノズルに接続された不図示の管とともに配されている。管は箱体4の内側から、給水パイプ18に接続されている。
【0014】
給水パイプ18へは外部から水噴射用ノズルに供給するための、圧力をかけた温水が供給される。蓋8は遮蔽窓10の下方に一対の開口12が設けられている。開口12のそれぞれには作業用の手袋14が取り付けられている。手袋14の口縁部16と、開口12の周縁部17とが、周方向に合わされて封止されている。手袋14はゴムや軟質のプラスチックから成る非透水性の素材でできている。このような構成により、手袋14に箱体4の外側から手を入れて手袋14をはめ、その手で箱体4の中で水噴射装置を用いて出土品の洗浄作業を行なっても、手を濡らしたり、泥等で汚すことがない。又、洗浄水の熱が手袋で遮断されるので温水を用いて継続的な洗浄作業が可能である。使用された洗浄水は排水管19から排出される。
【0015】
なお、箱体4の上部の収納部46には、不図示の照明手段が収納されており、操作中の箱体4の内部を見易くするため照明する。又、箱体4の内部は温水から発生する湯気で曇り、中が観察しにくくなるので、それを防止するため収納部46には箱体4の排気を行なう不図示の排気手段が収納されている。本発明においては、このような排気手段の使用が箱体4の内部の曇りを防止するうえで好ましい。
【0016】
箱体4の側面には、試料即ち出土品を出し入れしたり、箱体4の内部の点検保守を行なうための扉47が設けられている。
【0017】
図2は図1の箱体4のA−A´方向の要部断面模式図であり、手袋14をはめ洗浄作業が行われる態様を示す。図2において、箱体4の蓋8の手前、即ち箱体4の外側からから手を入れて手袋14をはめ、その手で箱体4の中で水噴射装置20を用いて出土品22の洗浄作業を行なう。水噴射装置20には可撓性のパイプ24が接続され、更にパイプ24は、自在に方向を変えることのできる可撓性継ぎ手28を介して給水パイプ18に接続されている。給水パイプ18へは箱体4の外部に設置された給水手段により、水噴射用ノズルに供給するための、圧力をかけた温水が供給される。パイプ24と可撓性継ぎ手28とで可撓性の送水管27となる。
【0018】
次に、本発明の出土品洗浄装置2の好適に用いられる水噴射装置20の側面図を図4に示す。水噴射装置20は、水が噴出するノズル110、水導入口112、噴射水の水量の調節と入り切りを行なうための水量調節レバー114、掴手116を備える。水導入口112は送水用のパイプ24が連結されている。図5はノズル110の形状を示す要部斜視図であり、ノズル110はノズル孔120の出口周囲に楕円状のくぼみ122を有し、且つノズル孔120の出口周囲を頂上部として、その楕円の長軸方向の左右に下降する傾斜面115を持つ山状の盛り上がり部114が形成されている。更に、この山状の盛り上がり部114はその楕円の短軸方向の左右から、一対の壁面116により挟まれている。図6は、ノズル110の正面図(a)及び平面図(b)である。符号は図5と共通である。
【0019】
ノズル110のこのような構成により、ノズル孔120から噴出する微細な液滴から成る水の広がり130は図7(a)の平面図に示すように1の方向に扇状に広がり、その扇状の広がりの方向と直角方向には図5、図6に示す壁面116や、楕円状のくぼみ122の影響により制限されて広がらず、図7(b)の正面図に示すように1の方向にのみ広がった長円形もしくは楕円形に広がる。
【0020】
このような1の方向にのみ広がった微細な液滴から成る噴射水によって、出土品の表面に満遍なく噴射水を当てることができ、且つ、噴射のエネルギーが特定の一点に集中することがないので、出土品の表面の特定の一点に噴射のエネルギーが過剰に集中して出土品の表面を損傷するおそれがなく好ましい。
【0021】
図8に、水噴射装置20へ給水するための給水手段のフロー図を示す。給水手段は、原水を加熱する加熱手段であるボイラーと、原水を加圧してそのボイラーを介して給水パイプ18(図1,図2)へ送る加圧・送水手段であるポンプと、そのボイラーを加熱するバーナーとを備える。温水の圧力は、ポンプからでた管の途中に設けられた、温度調節手段である圧力計と圧力調製弁とにより所定の圧力に調製される。温水の温度は、温度調節手段である温調計と燃料調製弁とでボイラーに送る燃料の量を調製することにより所定の温度に調製される。
【0022】
本発明において、土器のような出土品の洗浄に用いる温水の温度は40℃以上が洗浄力が強く好ましい。55乃至70℃であることが洗浄力が強く且つ洗浄操作中に手袋が操作できないほどに過度に熱くならない点で好ましい。60乃至65℃であることが洗浄力が強く且つ洗浄操作中に手袋が僅かしか熱くならない点で最も好ましい。
【0023】
水噴射装置20へ供給し、微細な液滴から成る噴射水を得るための温水の圧力は、汚れの程度により適宜変え得るが、1乃至4mPa(絶対圧)であることが、出土品を損傷せず、且つ、効果的な洗浄がなされる点で好ましい。
【0024】
又、図1に示すような本発明の出土品洗浄装置においては、作業者は透明板11を通して箱体4の内側を観察しながら、両手で土器等の出土品の洗浄作業を行うので、出土品の汚れの状態に応じて、微細な液滴から成る噴射水の噴射の位置や角度を目視で調節出来る。又、水の温度や、噴射圧力を出土品の汚れの状態に応じて調節出来る。これにより、従来の方式にくらべ、能率的に出土品の洗浄を行なうことが出来る。
【0025】
出土品22の洗浄は必要に応じ所定の温度の温水を用いるため、遮蔽窓10にはめられている透明板11が曇る。又洗浄水が透明板11に付着して箱体4の中が見えにくくなる。このため、遮蔽窓10には車のワイパーのような機能をもたせたワイピングバー30を装着する。ワイピングバー30は、車のワイパーのようにワイピングバー自体を動かす構成であってもよいが、図1においては、ワイピングバー30は箱体4に対して固定して、透明板11の面にさしわたして当接させておき、円形の透明板11を、その面と直角な透明板11の中心軸のまわりに回転させる。この方式はワイピングバー30が動かないので、洗浄作業の邪魔にならず好ましい。
【0026】
図3に透明板11を回転させる態様を示す。図3(a)は蓋8の正面模式図であり、図3(b)は図3(a)のA−A´方向の断面模式図である。透明板11は回転手段34により回転させられる。回転手段34は回転ゴムロール40を備える駆動装置36と、透明板11を透明板11の縁の4箇所でそれぞれ転支する4個の転支ロール41から成る。回転ゴムロール40の周面は透明板11の縁と当接しており、板部材58に取り付けられた駆動装置36により回転して透明板11の縁を接触駆動し、これにより透明板11が、図3(b)の一点鎖線で示す透明板11の中心軸Cのまわりに回転する。図3(c)は、透明板11と、転支ロール41との係合関係を示す。転支ロール41は、転支ロール41の周面に周回して設けられた嵌合溝54に透明板11の縁部を嵌めて透明板11を転支する。又、転支ロール41は、軸45に回動自在に軸着しており、軸45は蓋8の前面部を形成する板部材58に固定されている。
【0027】
更に、本発明の出土品洗浄装置2においては、蓋8を動かして、蓋8の前面が箱体4の底面となす角度即ち透明板11の傾斜角度を変えることが出来る。更に、蓋8を動かして箱体4の前面を開放し、その開放された口から試料を出し入れすることが出来る。この態様を図9の側面模式図で示す。図9(a)においては蓋8の下端部の側面に掛止用の切り込み40が設けられている。一方、箱体4の側面下部には、切り込み40を掛止して短い棒状の掛止子42が取り付けられている。更に、蓋8の上端部の側面には弧状に長穴44が設けられている。又、箱体4の側面上部には、長穴44に係合して蓋8の動きを案内するために短い棒状の案内子43が取り付けられている。蓋8の前面上部を箱体4の内部に向かって押すことにより、蓋8が、掛止子42を支点にして長穴44に係合する案内子43に案内されてAの位置からBの位置へと動く。このような簡単な操作で、蓋8の前面44の傾斜角度、即ち透明板11(図1)の傾斜角度を箱体4の内部が見やすいように変えることが出来る。
【0028】
更に、図9(b)のように、切り込み40と掛止子42との掛止をはずして、蓋8を案内子43を支点に持ち上げるという簡単な操作で、蓋8がCの位置からDの位置へ移動し、箱体4の前面が開いて、そのあいた口から試料を出し入れすることが出来る。
【0029】
なお、本発明の他の態様として、図10に示すような、蓋8の前面に備えられた開口12に、スリット付きのゴム円盤85を嵌める構成が挙げられる。そのスリット87から、操作のために手を挿入する。その手には作業用手袋をはめておくことがのぞましい。スリット87はゴム円盤85の中央部から放射状に設けられている。ゴム円盤85の厚さは2乃至2.5mm程度であることが好ましい。
【0030】
以上本発明の諸態様を説明したが、従来のブラシを用いる出土した土器の洗浄は、一片当たり1乃至3分を要しているのに対し、本発明の出土品洗浄装置2により、微細な液滴から成る温水を出土した土器に満遍なく噴射でき、これにより、洗浄時間を一片当たり10乃至30秒と、従来法に対し約1/6に短縮出来る。
【0031】
更に、洗浄される出土品は、多数の土器の欠片等を含んでおり、これら欠片等を順次本発明の出土品洗浄装置2を用いて洗浄するのにはなお相当の時間を要する。本発明においては、多数の試料を一度に予備洗浄することにより出土品洗浄装置2を用いた本洗浄の時間を短縮出来る。
【0032】
本発明における予備洗浄の態様を図11、図12に示す。図11は予備洗浄に用いる出土品予備洗浄装置70の外観の要部斜視図である。出土品予備洗浄装置70は、足付きのメインフレーム72の洗浄室74の中に洗浄容器76が収められている。洗浄容器76は取手77を有し、洗浄室74からの出し入れが自在である。洗浄容器76の底部78の少なくとも一部はメッシュのような篩体75から成り、洗浄後の水や、その水に含まれる泥や砂が通過する。洗浄容器76の底部78に予備洗浄すべき試料79がならべて載置され、上からシャワー用ノズルのような水噴出手段80によりシャワー状の水、あるいは噴流水が吹き付けられる。このとき、洗浄容器76は機械室82に収められている加振手段81により左右に振動させられている。
【0033】
この振動により満遍なく多数の試料79を均一に洗浄できる。振動の振幅は5乃至60mmが好ましい。振動の振幅が20乃至40mmであるときに更に均一に洗浄できる。振動の周期は1乃至300サイクル/minであることが好ましい。1サイクル/min未満では洗浄水を満遍なく各試料にゆきわたらせる効果がなく、300サイクルを超えた振動数では、試料が洗浄容器76の中で過剰に動くため、試料同士あるいは試料と洗浄容器76の壁面が衝突して、試料を損傷する場合がある。振動数は50乃至100サイクル/minであることが最も好ましい。
【0034】
洗浄容器76の底部78を形成する多孔のシート状物は、プラスチックを被覆した線材又はプラスチックから成るブリッスルの線材を用いた網であると、振動により試料を損傷することが殆どなく好ましい。メッシュの粗さは5乃至15メッシュであることが、細かい出土品79を保持し、かつ水の抜けが良いことから好ましい。7乃至13メッシュであることが最も好ましい。
【0035】
図12(a)は洗浄容器76を振動させる態様を示すための、出土品予備洗浄装置70の側面模式説明図である。図12(b)は図12(a)の説明図におけるA−A´方向の断面図である。図12において、メインフレーム72には、洗浄容器76を搭載する枠体90が揺動腕92を介して取り付けられている。揺動腕92の上端部は、メインフレーム72に固定された固定子94と回動自在に軸着しており、揺動腕92の下端部は、枠体90と回動自在に軸着している。これにより、枠体90は略水平方向に揺動可能となっている。枠体90の1端部95は、クランク機構98に備えられたクランクシャフト99と連結されている。機械室82には、クランク機構98と、このクランク機構98を駆動する回転駆動装置100が収められている。このような構成で回転駆動装置100を駆動させると、洗浄容器76を搭載した枠体90が図12(a)の図面視左右に振動する。
【0036】
【発明の効果】
従来のブラシを用いる出土した土器等の洗浄は、一片当たり1乃至3分を要していたが、本発明の出土品洗浄装置により、洗浄時間を一片当たり10乃至30秒と、従来法に対し約1/6に短縮出来る。
【0037】
このように、本発明に係る出土品洗浄装置を用いて、土器等の出土品の洗浄を能率よく行なうことが出来る。
【0038】
又、洗浄される出土品は、多数の土器の欠片等を含んでおり、これら欠片等を順次本発明の出土品洗浄装置を用いて洗浄する場合にはなお相当の時間を要する。本発明においては、多数の試料を一度に予備洗浄することにより出土品洗浄装置を用いた本洗浄の時間を短縮出来る。
【0039】
本発明に係る出土品洗浄方法により、多数の土器等の出土品の洗浄を能率よく行なうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る出土品洗浄装置の構成を示す外観要部斜視図である。
【図2】図1の出土品洗浄装置のA−A´方向の要部断面図模式図である。
【図3】図1の出土品洗浄装置の遮蔽窓の枠部の断面図である。
【図4】本発明に用いられる水噴射装置の側面図である。
【図5】図4の水噴射装置のノズルの形状を示す要部斜視図である。
【図6】図5のノズルの正面図(a)と、平面図(b)である。
【図7】図5のノズルによる噴流水の広がりの状態を示す側面図(a)と、正面図(b)である。
【図8】本発明の出土品洗浄装置に用いられる給水手段のフロー図である。
【図9】図9(a)は、本発明の出土品洗浄装置における蓋を傾斜させる態様を示す側面模式図である。図9(b)は、本発明の出土品洗浄装置における蓋の開閉の態様を示す側面模式図である。
【図10】本発明の出土品洗浄装置の他の態様を示す正面模式図である。
【図11】本発明の出土品予備洗浄装置の態様を示す要部斜視図である。
【図12】図12(a)は、本発明の出土品予備洗浄装置の構成を示す側面説明模式図である.図12(b)は、図12(a)の出土品予備洗浄装置のA−A´方向の要部断面図模式図である。
【符号の説明】
2:出土品洗浄装置
4:箱体
8:蓋
10:遮蔽窓
11:透明板
12:開口
14:手袋
16:口縁部
17:周縁部
20:水噴射装置
22、79:出土品
27:送水管
30:ワイピングバー
70:出土品予備洗浄装置
75:篩体
80:水噴出手段
81:加振手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an excavated item cleaning apparatus and an excavated item cleaning method for cleaning dirt excavated items such as earthenware and removing dirt adhering thereto.
[0002]
[Prior art]
It is necessary to clean the excavated items of earthenware and other buried items by washing and removing dirt. Conventionally, this cleaning operation is carried out by scraping off dirt such as soil adhering to the excavated items such as earthenware while holding the water while hitting with a brush. Even in a single site, there are a lot of excavated items such as earthenware and fragments, and such manual cleaning is inefficient and may damage the excavated items. Therefore, an efficient cleaning method and apparatus are desired. However, it is indispensable to clean the excavated items without damaging the excavated items, and it has been difficult to develop an efficient cleaning method and apparatus that can perform subtle effects.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention aims to solve these problems and provide a cleaning apparatus and a cleaning method for efficiently cleaning an excavated product without damaging the excavated product.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention is that a box having a shielding window through which the inside can be seen through and an opening for inserting and operating a hand, and water for injecting fine droplets provided inside the box. It is an excavated item cleaning device that includes a jetting device and that performs an washing operation on an excavated item carried into the box.
[0005]
The shielding window includes a circular transparent plate, a driving device that rotates the transparent plate, and a wiping bar that is fixed to the box and is touched by being touched by the transparent plate inside the box. The transparent plate is rotatable about the central axis of the transparent plate perpendicular to the transparent plate and can be rotated by the driving device.
[0006]
The excavated article cleaning apparatus of the present invention may include a heating unit that heats water to be sent to the water jetting device, and a temperature adjusting unit that adjusts the temperature of the water.
[0007]
The excavated article washing apparatus of the present invention may include a pressurizing unit that pressurizes water to be sent to the water jetting device, and a pressure adjusting unit that adjusts the pressure of the water.
[0008]
The box may include exhaust means.
[0009]
Further, the gist of the present invention is that a container for placing an excavated article on a bottom part, at least a part of which is made of a sieve body, a swingable frame for detachably mounting the container, and the frame It is a pre-cleaning device for excavated goods that includes a vibrating means that vibrates in a substantially horizontal direction and a water jetting means that applies jet water to the excavated goods.
[0010]
Furthermore, the gist of the present invention is that the excavated product washing method includes a step of applying jet water of 40 ° C. or more to a soiled portion of the excavated product with a water jet device while visually checking the excavated product. is there.
[0011]
The temperature of the jet water may be 55 to 70 ° C.
The pressure of the water sent to the water injection device may be 1 to 4 mPa.
The excavated item cleaning method of the present invention is to put an excavated item into a container, and the container is substantially reduced by a vibration means.
A pre-cleaning step of applying jet water to the excavated product by water jetting means while vibrating in the horizontal direction may be included.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The aspect of the excavated item washing | cleaning apparatus which concerns on this invention is demonstrated in detail based on drawing. FIG. 1 is a perspective view of a main part mainly showing an appearance of the excavated
[0014]
Hot water under pressure is supplied to the
[0015]
Note that an illumination unit (not shown) is accommodated in the
[0016]
On the side surface of the
[0017]
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of the main part in the AA ′ direction of the
[0018]
Next, FIG. 4 shows a side view of a
[0019]
With such a configuration of the
[0020]
The spray water composed of such fine droplets spreading only in one direction allows the spray water to be uniformly applied to the surface of the excavated product, and the energy of the spray does not concentrate on a specific point. It is preferable that the energy of the injection is excessively concentrated on a specific point on the surface of the excavated product and the surface of the excavated product is not damaged.
[0021]
FIG. 8 shows a flow chart of water supply means for supplying water to the
[0022]
In the present invention, the temperature of hot water used for washing excavated items such as earthenware is preferably 40 ° C. or higher because of its strong detergency. A temperature of 55 to 70 ° C. is preferable in that the cleaning power is strong and the glove cannot be heated excessively during the cleaning operation. A temperature of 60 to 65 ° C. is most preferable in that the cleaning power is strong and the gloves are slightly heated during the cleaning operation.
[0023]
The pressure of the hot water supplied to the
[0024]
Further, in the excavated item cleaning apparatus of the present invention as shown in FIG. 1, the operator performs the excavation of the excavated item such as the earthenware with both hands while observing the inside of the
[0025]
Since the excavated
[0026]
FIG. 3 shows a mode in which the
[0027]
Furthermore, in the excavated
[0028]
Further, as shown in FIG. 9B, the
[0029]
As another aspect of the present invention, a configuration in which a
[0030]
Although various aspects of the present invention have been described above, cleaning of the excavated earthenware using a conventional brush requires 1 to 3 minutes per piece, while the excavated
[0031]
Further, the excavated item to be washed contains a large number of pieces of earthenware, and it takes a considerable time to sequentially wash these pieces using the excavated
[0032]
A mode of preliminary cleaning in the present invention is shown in FIGS. FIG. 11 is a perspective view of the main part of the appearance of the excavated material
[0033]
Due to this vibration, a large number of
[0034]
The porous sheet-like material forming the bottom 78 of the cleaning
[0035]
FIG. 12A is a schematic side view of the excavated item
[0036]
【The invention's effect】
Washing of earthenware that has been excavated using a conventional brush took 1 to 3 minutes per piece, but with the excavated product washing apparatus of the present invention, the washing time was 10 to 30 seconds per piece, compared to the conventional method. It can be shortened to about 1/6.
[0037]
As described above, the excavated item washing apparatus according to the present invention can be used to efficiently wash excavated items such as earthenware.
[0038]
In addition, the excavated item to be washed contains a large number of pieces of earthenware, and it takes a considerable amount of time to sequentially wash these pieces using the excavated item washing apparatus of the present invention. In the present invention, it is possible to shorten the time of the main cleaning using the excavated article cleaning apparatus by pre-cleaning a large number of samples at once.
[0039]
With the excavated item cleaning method according to the present invention, a large number of excavated items such as earthenware can be efficiently washed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an essential part of an outer appearance showing a configuration of an excavated article cleaning apparatus according to the present invention.
2 is a schematic cross-sectional view of an essential part in the AA ′ direction of the excavated article cleaning apparatus of FIG. 1;
3 is a cross-sectional view of a frame portion of a shielding window of the excavated item cleaning apparatus of FIG. 1;
FIG. 4 is a side view of a water injection device used in the present invention.
5 is a perspective view of a main part showing the shape of a nozzle of the water injection device of FIG. 4;
6 is a front view (a) and a plan view (b) of the nozzle of FIG. 5. FIG.
7 is a side view (a) and a front view (b) showing a state of spreading of jet water by the nozzle of FIG. 5;
FIG. 8 is a flow diagram of water supply means used in the excavated product washing apparatus of the present invention.
FIG. 9 (a) is a schematic side view showing an aspect in which the lid is inclined in the excavated item cleaning apparatus of the present invention. FIG. 9 (b) is a schematic side view showing an open / close state of the lid in the excavated item cleaning apparatus of the present invention.
FIG. 10 is a schematic front view showing another embodiment of the excavated product washing apparatus of the present invention.
FIG. 11 is a perspective view of a main part showing an embodiment of the excavated product preliminary cleaning device of the present invention.
FIG. 12 (a) is a schematic side view illustrating the configuration of the excavated product preliminary cleaning apparatus of the present invention. FIG.12 (b) is a principal part sectional view schematic diagram of the AA 'direction of the excavation goods preliminary washing apparatus of Fig.12 (a).
[Explanation of symbols]
2: Excavated item cleaning device 4: Box 8: Lid 10: Shielding window 11: Transparent plate 12: Opening 14: Gloves 16: Mouth portion 17: Peripheral portion 20:
Claims (4)
前記箱体は、前面が開放されたチャンバーと、該チャンバーの前面をカバーすると共に前記遮蔽窓が形成され、底面となす角度が可変となる可動の蓋と、を備え、
前記遮蔽窓は、円形の透明板と、該透明板を回転させる駆動装置と、前記箱体における前記蓋に対して固定され、且つ前記蓋の内側で該透明板にさしわたされて当接されたワイピングバーとを備え、該透明板が、該透明板と直角な該透明板の中心軸のまわりに回転可能であり、該駆動装置により回転させられることを特徴とする出土品洗浄装置。A box having a shielding window through which the inside can be seen, an opening for inserting and operating a hand, and a water injection device for injecting fine droplets provided inside the box. The excavated items brought in are cleaned .
The box includes a chamber whose front surface is open, and a movable lid that covers the front surface of the chamber and has the shielding window formed therein, and an angle formed with the bottom surface is variable.
The shielding window is fixed to the lid of the box in a circular transparent plate, a driving device for rotating the transparent plate, and is touched by the transparent plate inside the lid. An excavated article washing apparatus comprising: a wiping bar configured to be rotatable about the central axis of the transparent plate perpendicular to the transparent plate and rotated by the driving device.
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