JP4617063B2

JP4617063B2 - Feeding pest control composition with water resistance

Info

Publication number: JP4617063B2
Application number: JP2003090540A
Authority: JP
Inventors: 敦来住野; 裕斉藤
Original assignee: Hodogaya Chemical Co Ltd
Current assignee: Hodogaya Chemical Co Ltd
Priority date: 2003-03-28
Filing date: 2003-03-28
Publication date: 2011-01-19
Anticipated expiration: 2023-03-28
Also published as: JP2004292411A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は摂食性害虫駆除剤有効成分の駆除効果を持続させる上でグルテン類により耐水性を付与し、優れた持続効果を発揮する耐水性を付与した摂食性害虫駆除剤組成物に関する。具体的には摂食性害虫駆除剤有効成分とグルテン類の一種以上を、その他の可食成分とその他の添加剤に加えて誘引性を向上させ、毒餌とした耐水性の付与された摂食性害虫駆除剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
摂食性害虫駆除剤有効成分に対して、各種の穀物粉末などを加え誘引性を向上させた毒餌がいくつか知られている。メタアルデヒドをカラギーナンなどのゲル化剤、水およびこれらをｐＨ７〜１０に調整するリン酸水素一カリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素一ナトリウムなどのｐＨ調整剤を必須成分とするゲル状のナメクジ駆除剤が報告されている（例えば、特許文献１参照。）。月桂樹油を有効成分として含有するアブラムシ類駆除剤も報告されている（例えば、特許文献２参照。）。これらの駆除剤に賦形剤を加えてなるナメクジ・カタツムリ駆除剤用の賦形剤として、酒粕を用いたことを特徴とするナメクジ・カタツムリ駆除剤（例えば、特許文献３参照。）が知られている。
【０００３】
【特許文献１】
特開平５−２８６８１０号公報
【特許文献２】
特開平８−１３３９２３号公報
【特許文献３】
特開平１０−２５２０７号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
有害な陸棲・水棲軟体動物や節足動物等脚目の生息環境は、高温・多湿または水中であり、また自らも粘液成分を分泌している。その為、摂食性害虫駆除剤は、常に水分と接している事となり、従来の摂食性害虫駆除剤組成物では、駆除剤自体の形状を保てないばかりか、完全に溶けてしまうことが問題であった。その結果、家庭の庭などの外観を損ねたり、施用した日に雨などが降ると効果持続期間が著しく短縮される恐れがある。またこの問題点を解決するためには、製剤中の賦型成分含有量を増加させたり、成形性の高い添加物を加える等の方法があるが、そのような製剤は摂食性害虫から好まれず、食されないため、効果を発揮しないという問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、有害な陸棲・水棲軟体動物、等脚目節足動物を対象とする、優れた耐水性を付与した摂食性害虫駆除剤組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、駆除剤有効成分とグルテン類とを組み合わせて用いると、優れた耐水性を示すことを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【０００６】
すなわち本発明は、駆除剤有効成分を製剤中に０．１〜６５質量％含有し、可食成分を製剤中に０．１〜９７質量％含有し、耐水性を付与するために粉末として添加されたグルテン類を製剤中に０．１〜６５質量％含有し、賦型成分を製剤中に０．１〜６５質量％含有し、陸棲・水棲軟体動物、節足動物等脚目に属する有害な摂食性害虫を対象とする、耐水性の付与された摂食性害虫駆除剤組成物である。
【０００７】
また本発明は、駆除剤有効成分を製剤中に０．１〜６５質量％含有し、可食成分を製剤中に０．１〜９７質量％含有し、賦型成分を製剤中に０．１〜６５質量％含有する、陸棲・水棲軟体動物、節足動物等脚目に属する有害な摂食性害虫を対象とする摂食性害虫駆除剤組成物に対して、グルテン類を粉末として該組成物中に０．１〜６５質量％添加することを特徴とする、摂食性害虫駆除剤組成物に耐水性を付与する方法である。
【０００８】
本発明の、摂食性害虫駆除剤組成物に耐水性を付与するためのグルテン類の粉末は、製剤中に０．１〜６５質量％添加して使用するが、必要に応じて１種類で、あるいは２種類以上混合して用いることができ、混合する場合の配合比は任意に選択することが出来る。グルテン類の粉末を該組成物中に添加する量として、好ましい範囲は１〜１５質量％である。
【０００９】
本発明の摂食性害虫駆除組成物に用いられるグルテン類は、デンプン、タンパク質等からなる３次元構造を有する物質であり、具体的には、バイタルグルテン（三和澱粉工業株式会社製）、α化トウモロコシ澱粉（ワキシアルファー；日本食品工業株式会社製）、α化コーンスターチ（アルスターＥ；日本食品工業株式会社製）、α化ハイアミローススターチ（アルスターＨ；日本食品工業株式会社製）等が挙げられる。
【００１０】
本発明で使用するグルテン類の粉末は、摂食性害虫駆除剤組成物に耐水性を付与するが、摂食性害虫駆除剤組成物が水棲軟体動物を対象として水中で使用される場合でも、十分に効果を発揮することができる。一方、従来型の摂食性害虫駆除剤組成物の場合でも、グルテンやデンプン等を成分としている小麦粉を、可食成分として使用している場合がある。しかし、これら従来型の摂食性害虫駆除剤組成物の場合は耐水性を有していない。本発明で使用するグルテン類の粉末は、３次元構造を有するために、予想をはるかに超えた顕著な耐水性を示している。
【００１１】
本発明で使用するグルテン類の粉末は、摂食性害虫駆除剤組成物中においては、可食成分としての性質も有している。そのため、賦型成分やその他の成形性の高い添加物の場合は摂食性害虫から忌避されるのと異なり、逆に摂食性害虫を誘引する作用を有するので、本発明の効果をより一層確かなものにしている。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明の摂食性害虫駆除剤組成物に使用する駆除剤有効成分は、使用時の簡便性、経済性の面から、製剤中に０．１〜６５質量％含有させて使用するが、必要に応じて１種類で、あるいは２種類以上を混合して用いることができ、混合する場合の配合比は任意に選択することが出来る。駆除剤有効成分の製剤中の含有量として、好ましい範囲は１〜１５質量％である。
【００１３】
本発明の摂食性害虫駆除組成物に用いる駆除剤有効成分として、３，５−キシリル−Ｎ−メチルカーバメート（マクバール）または１−ナフチル−Ｎ−メチルカーバメート（カルバリル）を用いることができる。
【００１４】
本発明の摂食性害虫駆除剤組成物に使用する可食成分は、該製剤中に０．１〜９７質量％含有される。この可食成分の好ましい含有量は、該製剤中に３０〜５０質量％である。可食成分としては、植物油、動物油、糖類、穀物粉末がある。
【００１５】
植物油としては、大豆油、菜種油、ごま油、小麦胚芽油など、動物油としては、獣脂、ラード、ステアリン酸、魚油、魚肝油などを好ましいものの例として挙げることが出来る。その使用量は摂食性害虫駆除組成物全体の０〜２０質量％である。
【００１６】
さらに糖類としては、例えばショ糖、ブドウ糖、果糖、乳糖、黒砂糖、赤砂糖、三温糖、廃糖蜜などを列挙することが出来る。その使用量は摂食性害虫駆除組成物全体の０〜２０質量％である。
【００１７】
また、穀物粉末としては、例えば、ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシなどのデンプン粉、小麦粉、米粉、トウモロコシ粉などの穀物粉末を例示する事が出来、その使用量は、摂食性害虫駆除剤全体の０〜６０質量％である。
【００１８】
本発明の摂食性害虫駆除剤組成物に使用する賦型成分としては例えばベントナイト、クレー、ゼオライト、サンドなどを挙げることができる。製剤中に０．１〜６５質量％含有させて使用する
【００１９】
次に、本発明の摂食性害虫駆除組成物には、必要に応じて分散補助剤、防腐防ばい剤、増量剤、可塑剤、安定化剤、その他害虫に対する誘引性を増強するための香料などを添加しても良い。
【００２０】
防腐防ばい剤としては例えばｐ−クロロ−ｍ−キシレノール、ｐ−クロロ−ｍ−クレゾール、ｐ−オキシ安息香酸ブチル、ソルビタン酸、ソルビン酸カリウムなどがあり、これらを単独あるいは２種以上を併用して用いることもできる。
【００２１】
摂食性害虫駆除剤有効成分の安定化剤として、酸化防止剤、紫外線防止剤などを併用してもよい。
【００２２】
害虫に対する誘引剤としては例えば目的害虫に応じて、アルコール性発酵物、魚粉、有機脂肪酸などを併用しても良い。
【００２３】
本発明の耐水性の付与された摂食性害虫駆除剤組成物は、一般的な農・医薬の製剤機器を用いて容易に製剤可能であり、その製剤過程において添加成分を撹拌、造粒、混合することができる。
【００２４】
【実施例】
次に実施例をあげて説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。なお、以下の製剤例および比較例中の部は、すべて質量部を示す。
【００２５】
［製剤例１］
（ベイト食餌基剤）
コーンスターチ（日本食品工業株式会社製）５０部
廃糖蜜（大日本精糖株式会社製）５部
清酒酒粕（大関酒造株式会社製）１部
ナタネ油かす（日清製油株式会社製）１部合計５７部
腐敗防止剤トリフミン０．０２部合計５７．０２部
（最終的に製剤する時には上記のベイト食餌基剤に対して、駆除剤有効成分と本発明のグルテン類を必要量加え、クレーを添加して１００質量部とすることを基本とする。）
殺虫殺軟体動物成分
３，５−キシリル−Ｎ−メチルカーバメート３部
耐水性成分バイタルグルテン５部
賦形成分クレー３４．９８部
【００２６】
［参考例］
ベイト食餌基剤（製剤例１に同じ）５７．０２部
殺虫殺軟体動物成分３，５−キシリル−Ｎ−メチルカーバメート３部
耐水性成分バイタルグルテン０．５部
賦形成分クレー２４．４８部
【００２７】
［製剤例２］
ベイト食餌基剤（製剤例１に同じ）７２．０２部
殺虫殺軟体動物成分３，５−キシリル−Ｎ−メチルカーバメート３部
耐水性成分バイタルグルテン１部
賦形成分クレー２３．９８部
【００２８】
［製剤例３］
ベイト食餌基剤（製剤例１に同じ）７２．０２部
殺虫殺軟体動物成分３，５−キシリル−Ｎ−メチルカーバメート３部
耐水性成分バイタルグルテン２部
賦形成分クレー２２．９８部
【００２９】
［製剤例４］
ベイト食餌基剤（製剤例１に同じ）７２．０２部
殺虫殺軟体動物成分３，５−キシリル−Ｎ−メチルカーバメート３部
耐水性成分バイタルグルテン３部
賦形成分クレー２１．９８部
【００３０】
［製剤例５］
ベイト食餌基剤（製剤例１に同じ）７２．０２部
殺虫殺軟体動物成分３，５−キシリル−Ｎ−メチルカーバメート２部
耐水性成分α化トウモロコシ澱粉１部
賦形成分クレー２４．９８部
【００３１】
［製剤例６］
ベイト食餌基剤（製剤例１に同じ）７２．０２部
殺虫殺軟体動物成分３，５−キシリル−Ｎ−メチルカーバメート３部
耐水性成分α化コーンスターチ４部
賦形成分クレー２０．９８部
【００３２】
［製剤例７］
ベイト食餌基剤（製剤例１に同じ）７２．０２部
殺虫殺軟体動物成分α−ナフチル−Ｎ−メチルカーバメート５部
耐水性成分α化ハイアミローススターチ（食用澱粉）１部
賦形成分クレー２１．９８部
【００３３】
次に比較例を示す。
［比較例１］
ベイト食餌基剤（製剤例１に同じ）７２．０２部
殺虫殺軟体動物成分３，５−キシリル−Ｎ−メチルカーバメート３部
賦形成分クレー２４．９８部
【００３４】
［比較例２］
ベイト食餌基剤（製剤例１に同じ）７２．０２部
殺虫殺軟体動物成分α−ナフチル−Ｎ−メチルカーバメート５部
賦形成分クレー２２．９８部
【００３５】
［比較例３］
ベイト食餌基剤（製剤例１に同じ）７２．０２部
殺虫殺軟体動物成分４−メチルチオ−３，５−キシリル−Ｎ−メチルカーバメート３部
賦形成分クレー２４．９８部
【００３６】
［比較例４］
ベイト食餌基剤（製剤例１に同じ）７２．０２部
殺虫殺軟体動物成分３，７，９，１３−テトラメチル−５，１１−ジオキサ−２，８，１４トリチア−４，７，９，１２−テトラアザペンタデカ−３，１２−ジエン−６，１０−ジオン２部
賦形成分クレー２５．９８部
【００３７】
［比較例５］
ベイト食餌基剤（製剤例１に同じ）７２．０２部
殺虫殺軟体動物成分Ｏ，Ｏ−ジメチル−Ｏ−［３−メチル−４−（メチルチオ）フェニル］チオフォスフェ−ト３部
賦形成分クレー２４．９８部
【００３８】
［比較例６］
ベイト食餌基剤（製剤例１に同じ）７２．０２部
殺虫殺軟体動物成分（ＲＳ）−α−シアノ−３−フェノキシベンジル＝（１ＲＳ，３ＲＳ）−（２，２−ジクロロビニル）−２，２ジメチルシクロプロパンカルボキシラ−ト０．０１部
賦形成分クレー２７．９７部
【００３９】
次に本発明の有用性を実証するために試験例を示す。
［実施例１］
１／１００，０００ａ水田用ポットを用い、水田土１００ｍｌを入れ、その後水３００ｍｌを加えた。この試験容器に、製剤例１〜７、比較例１〜６に従って作製した摂食性害虫駆除剤を５粒加え、２４時間後の粒剤の崩壊性を観察した。摂食性害虫駆除剤の崩壊状態については、完全溶解型、粉末型、原型の３段階で表示した。その結果を［表１］に示す。従来型の摂食性害虫駆除剤が水中で崩壊しているのに対して、本発明の摂食性害虫駆除剤は水中でも原型をとどめていることがわかる。
【００４０】
【表１】

【００４１】
［実施例２］
温室洋ラン栽培園の栽培棚下に多発しているナメクジ、オカダンゴムシ、ヤケヤスデを供試動物とし、１．８ｍ×０．９ｍ（１．６２ｍ^２）を１区画として、摂食性害虫駆除剤を散粒した実用化試験を実施した。この温室洋ラン栽培園は１日３回の散水を行っており、１回に約１０ｍｍ〜２０ｍｍの降水量に相当するものである。また、散水を行わない乾燥状態での試験も実施した。
【００４２】
製剤例１〜７に従って作製した摂食性害虫駆除剤、および対照として比較例１〜６に従って作製した摂食性害虫駆除剤を使用し、試験区あたり５ｇ、２．５ｇ、１．２５ｇを散粒した。調査は７日後の区画内の死亡ナメクジ、死亡オカダンゴムシ、死亡ヤケヤスデ数を計数した。また、その時の摂食性害虫駆除剤の崩壊状態について、完全溶解型、粉末型、原型の３段階で表示した。結果を［表２］、［表３］に示す。
【００４３】
【表２】

【００４４】
【表３】

【００４５】
［表２］、［表３］の結果から、乾燥状態での試験結果では、従来型の摂食性害虫駆除剤と本発明の摂食性害虫駆除剤との間で、摂食性害虫の死亡数、崩壊状態ともに大きな差異は認められないが、降雨条件下の試験結果では、従来型の摂食性害虫駆除剤には崩壊が観察され、摂食性害虫の死亡数も激減していることがわかる。一方、本発明の摂食性害虫駆除剤は降雨条件下でも、崩壊は観察されず、摂食性害虫の死亡数も乾燥状態に比して大きな減少の無いことがわかる。
【００４６】
【発明の効果】
本発明の摂食性害虫駆除剤組成物は耐水性が十分に付与されているので、降雨後に製剤自体の形状が崩れたり、溶けたりすることが無く、庭等の外観を損ねたり、効果持続期間を著しく短縮されたりする恐れが無い。また、水中で使用しても形状を保てるので、効果持続期間を保持することができる。そのため、陸棲・水棲軟体動物、節足動物等脚目に属する有害な摂食性害虫を、効果的に駆除することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an insecticidal pesticide composition imparted with water resistance by providing gluten for sustaining the control effect of an active ingredient for feeding insecticide and providing excellent water resistance. Specifically, one or more edible pest control active ingredients and gluten are added to other edible ingredients and other additives to improve the attractiveness of the edible pests with water resistance. The present invention relates to a pesticide composition.
[0002]
[Prior art]
Several poison baits have been known in which various cereal powders and the like are added to the active ingredients of feeding insecticides to improve the attractiveness. A gel-like composition containing, as essential components, a gelling agent such as carrageenan, methaaldehyde, water, and a pH adjusting agent such as monopotassium hydrogen phosphate, disodium hydrogen phosphate, and monosodium hydrogen phosphate that adjust these to pH 7 to 10. Slug control agents have been reported (see, for example, Patent Document 1). Aphids control agents containing laurel oil as an active ingredient have also been reported (see, for example, Patent Document 2). A slug / snail extermination agent characterized by using sake lees as an excipient for a slug / snail extermination agent obtained by adding an excipient to these extermination agents (for example, see Patent Document 3). ing.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-5-286810 [Patent Document 2]
JP-A-8-133923 [Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-25207
[Problems to be solved by the invention]
The habitat of harmful leg land such as terrestrial and aquatic mollusks and arthropods is hot, humid or underwater, and secretes mucus components themselves. Therefore, the feeding insecticides are always in contact with moisture, and the conventional feeding insecticide composition can not only maintain the shape of the insecticide itself, but also dissolve completely. Met. As a result, the duration of the effect may be significantly shortened if the appearance of the home garden or the like is damaged, or if rain falls on the day of application. In order to solve this problem, there are methods such as increasing the content of excipients in the preparation and adding additives with high moldability, but such preparations are preferred by feeding pests. There was a problem that the effect was not exhibited because it was not eaten.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of earnest research to develop an insecticidal pesticide composition imparted with excellent water resistance, targeting harmful terrestrial / hydropod molluscs, isopoda arthropods, It has been found that when a pesticide active ingredient and gluten are used in combination, excellent water resistance is exhibited, and the present invention has been completed based on this finding.
[0006]
That is, the present invention contains 0.1 to 65% by mass of a pesticide active ingredient in a preparation, 0.1 to 97% by mass of an edible ingredient in the preparation, and is added as a powder to impart water resistance. Containing 0.1-65% by mass of gluten in the formulation, 0.1-65% by mass of excipients in the formulation, and harmful to legumes such as land and water molluscs, arthropods It is an ingestible pest control composition imparted with water resistance intended for various ingestible pests.
[0007]
In addition, the present invention contains 0.1 to 65% by mass of a pesticide active ingredient in a formulation, 0.1 to 97% by mass of an edible component in the formulation, and 0.1% of an excipient component in the formulation. Containing gluten as a powder with respect to an eating pest control composition for harmful eating pests belonging to the order of terrestrial / water poultry molluscs, arthropods, etc. It is a method for imparting water resistance to the feeding pest control composition, characterized by adding 0.1 to 65% by mass to the pesticide.
[0008]
The gluten powder for imparting water resistance to the feeding pest control composition of the present invention is used by adding 0.1 to 65% by mass in the preparation. Alternatively, two or more types can be mixed and used, and the mixing ratio in the case of mixing can be arbitrarily selected. The preferred range of the amount of gluten powder added to the composition is 1 to 15% by mass.
[0009]
The gluten used for the feeding pest control composition of the present invention is a substance having a three-dimensional structure composed of starch, protein, etc., specifically, vital gluten (manufactured by Sanwa Starch Co., Ltd.), pregelatinized Examples include corn starch (waxy alpha; manufactured by Nippon Food Industry Co., Ltd.), pregelatinized corn starch (Alstar E; manufactured by Nippon Food Industries Co., Ltd.), pregelatinized high amylose starch (Alster H; manufactured by Nippon Food Industries Co., Ltd.), and the like. .
[0010]
The gluten powder used in the present invention imparts water resistance to the feeding pest control composition, but even when the feeding pest control composition is used in water for aquatic mollusks, The effect can be demonstrated. On the other hand, even in the case of a conventional eating pest control composition, wheat flour containing gluten, starch or the like may be used as an edible component. However, these conventional feeding pest control compositions do not have water resistance. Since the gluten powders used in the present invention have a three-dimensional structure, they exhibit remarkable water resistance far beyond expectations.
[0011]
The gluten powder used in the present invention also has properties as an edible component in the feeding pest control composition. Therefore, in the case of a shaping component or other highly moldable additive, unlike repelling from feeding pests, on the contrary, it has the action of attracting feeding pests, so the effect of the present invention is further confirmed. I'm making things.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The active ingredient for the insecticide used in the feeding insecticide composition of the present invention is used in an amount of 0.1 to 65% by mass in the preparation from the viewpoint of convenience and economy during use. Accordingly, one type or a mixture of two or more types can be used, and the mixing ratio in the case of mixing can be arbitrarily selected. The content of the active ingredient in the preparation is preferably 1 to 15% by mass.
[0013]
3,5-Xylyl-N-methyl carbamate (Mcbar) or 1-naphthyl-N-methyl carbamate (carbaryl) can be used as an active ingredient for the insecticide used in the feeding pest control composition of the present invention.
[0014]
The edible component used in the edible pest control composition of the present invention is contained in the preparation in an amount of 0.1 to 97% by mass. The preferable content of this edible component is 30 to 50% by mass in the preparation. Edible ingredients include vegetable oils, animal oils, sugars and cereal powders.
[0015]
Examples of preferred vegetable oils include soybean oil, rapeseed oil, sesame oil, and wheat germ oil, and examples of animal oils include tallow, lard, stearic acid, fish oil, and fish liver oil. The amount used is 0 to 20% by mass of the total feeding pest control composition.
[0016]
Furthermore, examples of the saccharide include sucrose, glucose, fructose, lactose, brown sugar, red sugar, tri-warm sugar, and molasses. The amount used is 0 to 20% by mass of the total feeding pest control composition.
[0017]
Examples of the cereal powder include starch powders such as potato, sweet potato, and corn, and cereal powders such as wheat flour, rice flour, and corn flour, and the amount used is 0 to 0 of the total feeding insecticide. 60% by mass.
[0018]
Examples of the shaping component used in the feeding pest control composition of the present invention include bentonite, clay, zeolite, and sand. Used by adding 0.1 to 65% by mass in the preparation.
Next, the feeding pest control composition of the present invention includes a dispersion aid, an antiseptic agent, a bulking agent, a plasticizer, a stabilizer, and other fragrances for enhancing the attractiveness to pests. May be added.
[0020]
Examples of antiseptics include p-chloro-m-xylenol, p-chloro-m-cresol, butyl p-oxybenzoate, sorbitan acid, potassium sorbate, etc., and these may be used alone or in combination of two or more. Can also be used.
[0021]
Antioxidants, UV inhibitors and the like may be used in combination as stabilizers for the active ingredients of the feeding insecticide.
[0022]
As an attractant for pests, for example, alcoholic fermented products, fish meal, organic fatty acids and the like may be used in combination according to the target pests.
[0023]
The water-resistant feeding pest control composition of the present invention can be easily formulated using a general agricultural / pharmaceutical formulation device, and the additive components are stirred, granulated and mixed in the formulation process. can do.
[0024]
【Example】
Next, although an example is given and explained, the present invention is not limited to these examples. In addition, all the parts in the following formulation examples and comparative examples show a mass part.
[0025]
[Formulation Example 1]
(Bait diet base)
Corn starch (manufactured by Nippon Food Industry Co., Ltd.) 50 parts Molasses (manufactured by Dainippon Seika Co., Ltd.) 5 parts Sake sake lees (manufactured by Ozeki Sake Brewery Co., Ltd.) 1 part rapeseed oil cake (manufactured by Nisshin Oil Co., Ltd.) 1 part Total 57 parts Anti-corruption agent Trihumin 0.02 part Total 57.02 parts (When final formulation, add necessary amount of pesticide active ingredient and gluten of the present invention to above bait diet base, add clay (Based on 100 parts by mass)
Insecticidal mollusc component 3,5-xylyl-N-methylcarbamate 3 parts Water resistant component Vital gluten 5 parts Clay 34.98 parts
[ Reference example ]
Bait diet base (same as Formulation Example 1) 57.02 parts insecticidal mollusc component 3,5-xylyl-N-methylcarbamate 3 parts water-resistant component vital gluten 0.5 part forming clay 24.48 parts 0027
[ Formulation Example 2 ]
Bait diet base (same as Formulation Example 1) 72.02 parts insecticidal mollusc component 3,5-xylyl-N-methyl carbamate 3 parts water resistant component vital gluten 1 part forming clay 23.98 parts
[ Formulation Example 3 ]
Bait diet base (same as Formulation Example 1) 72.02 parts insecticidal mollusc component 3,5-xylyl-N-methyl carbamate 3 parts water resistant component vital gluten 2 parts forming clay 22.98 parts
[ Formulation Example 4 ]
Bait diet base (same as Formulation Example 1) 72.02 parts insecticidal mollusc component 3,5-xylyl-N-methylcarbamate 3 parts water resistant component vital gluten 3 parts forming clay 21.98 parts
[ Formulation Example 5 ]
Bait diet base (same as Formulation Example 1) 72.02 parts insecticidal mollusc component 3,5-xylyl-N-methyl carbamate 2 parts water resistant component pregelatinized corn starch 24.98 parts 0031
[ Formulation Example 6 ]
Bait diet base (same as Formulation Example 1) 72.02 parts insecticidal mollusc component 3,5-xylyl-N-methyl carbamate 3 parts water resistant component pregelatinized corn starch 4 parts formed clay 200.98 parts ]
[ Formulation Example 7 ]
Bait diet base (same as Formulation Example 1) 72.02 parts insecticidal mollusc component α-naphthyl-N-methyl carbamate 5 parts water resistant component pregelatinized high amylose starch (edible starch) 1 part forming clay 21. 98 parts [0033]
Next, a comparative example is shown.
[Comparative Example 1]
Bait diet base (same as Formulation Example 1) 72.02 parts insecticidal mollusc component 3,5-xylyl-N-methyl carbamate 3 parts clay 24.98 parts
[Comparative Example 2]
Bait diet base (same as Formulation Example 1) 72.02 parts Insecticidal mollusc component α-Naphthyl-N-methylcarbamate 5 parts Clay 22.98 parts
[Comparative Example 3]
Bait diet base (same as Formulation Example 1) 72.02 parts Insecticidal mollusc component 4-Methylthio-3,5-xylyl-N-methylcarbamate 3 parts Clay 24.98 parts
[Comparative Example 4]
Bait diet base (same as Formulation Example 1) 72.02 parts insecticidal mollusc component 3,7,9,13-tetramethyl-5,11-dioxa-2,8,14 Trithia-4,7,9, 12-tetraazapentadeca-3,12-diene-6,10-dione 2 parts Clay 25.98 parts
[Comparative Example 5]
Bait diet base (same as Formulation Example 1) 72.02 parts insecticidal mollusc component O, O-dimethyl-O- [3-methyl-4- (methylthio) phenyl] thiophosphate 3 parts formed clay 24 .98 parts [0038]
[Comparative Example 6]
Bait diet base (same as Formulation Example 1) 72.02 parts insecticidal mollusc component (RS) -α-cyano-3-phenoxybenzyl = (1RS, 3RS)-(2,2-dichlorovinyl) -2, 2-dimethylcyclopropanecarboxylate 0.01 part forming clay 27.97 parts
Next, test examples are shown to demonstrate the usefulness of the present invention.
[Example 1]
Using a 1 / 100,000a paddy pot, 100 ml of paddy soil was added, and then 300 ml of water was added. To this test container, five feeding pesticides prepared according to Formulation Examples 1-7 and Comparative Examples 1-6 were added, and the disintegration of the granules after 24 hours was observed. The disintegration state of the feeding pesticide was indicated in three levels: complete dissolution type, powder type, and prototype. The results are shown in [Table 1]. It can be seen that the conventional eating pest control agent is disintegrated in water, whereas the eating pest control agent of the present invention remains in its original form even in water.
[0040]
[Table 1]

[0041]
[Example 2]
The slugs, okadangamushi, and zelkova that are frequently found under the cultivation shelf of greenhouse orchid orchards are used as test animals, and 1.8m x 0.9m (1.62m ² ) is used as one section. A granulated practical test was carried out. This greenhouse orchid orchard waters three times a day, corresponding to a precipitation of about 10 mm to 20 mm at a time. Moreover, the test in the dry state which does not spray water was also implemented.
[0042]
Using the feeding pest control agent prepared according to Formulation Examples 1-7 and the feeding pest control agent prepared according to Comparative Examples 1-6 as a control, 5 g, 2.5 g, and 1.25 g were granulated per test section. . The survey counted the number of dead slugs, dead oak dandelions, and dead scents in the plot after 7 days. In addition, the disintegration state of the feeding pest control agent at that time was displayed in three levels: complete dissolution type, powder type, and prototype. The results are shown in [Table 2] and [Table 3].
[0043]
[Table 2]

[0044]
[Table 3]

[0045]
From the results of [Table 2] and [Table 3], in the test results in the dry state, the number of eating pest deaths between the conventional feeding insecticide and the feeding insecticide of the present invention, Although there is no significant difference in the collapsed state, the test results under the rain conditions show that collapse is observed in the conventional feeding pesticides, and the number of deaths of feeding pests is drastically reduced. On the other hand, the feeding insect pest control agent of the present invention does not show decay even under rain conditions, and it can be seen that the number of eating insect pest deaths is not significantly reduced compared to the dry state.
[0046]
【The invention's effect】
Since the feeding pest control composition of the present invention is sufficiently water-resistant, the shape of the preparation itself does not collapse or melt after raining, and the appearance of the garden or the like is impaired, or the duration of effect There is no fear of being significantly shortened. In addition, since the shape can be maintained even when used in water, the effect duration can be maintained. Therefore, harmful feeding pests belonging to the order of terrestrial / aquatic mollusks, arthropods and the like can be effectively controlled.

Claims

0.1-65 mass% of 3,5-xylyl-N-methyl carbamate or α-naphthyl-N-methyl carbamate is contained in the preparation as an active ingredient of the pesticide, and edible ingredients are 0.1-97 in the preparation. Contains% by mass, but does not contain fatty acids, fatty acid salts, fatty acids having a hydroxy group, fatty acid salts having a hydroxy group, and esters of fatty acids having a hydroxy group, in order to provide water resistance with a three-dimensional structure 1 to 15% by mass of one or more selected from vital gluten, pregelatinized corn starch, pregelatinized corn starch and pregelatinized high amylose starch added as a powder Ingredient pest control composition that contains 0.1 to 65% by mass of the ingredients in the formulation and targets harmful feeding pests belonging to the order of terrestrial, aquatic mollusks, arthropods, etc. .

2. The feeding insecticide composition according to claim 1, wherein the feeding insecticide composition is intended for aquatic mollusks and is used in water.

The feed insect pest control composition according to claim 1 or 2, wherein the content of the active ingredient as described above is 1 to 15% by mass.

The ingestible pest control composition according to any one of claims 1 to 3, wherein the content of the edible component in the preparation is 30 to 50% by mass.

0.1-65 mass% of 3,5-xylyl-N-methyl carbamate or α-naphthyl-N-methyl carbamate is contained in the preparation as an active ingredient of the pesticide, and edible ingredients are 0.1-97 in the preparation. Contains% by mass, but does not contain fatty acids, fatty acid salts, fatty acids having a hydroxy group, fatty acid salts having a hydroxy group, and esters of fatty acids having a hydroxy group, in order to provide water resistance with a three-dimensional structure 1 to 15% by mass of one or more selected from vital gluten, pregelatinized corn starch, pregelatinized corn starch and pregelatinized high amylose starch added as a powder Contains 0.1 to 65% by mass of the ingredients in the formulation, and uses an insecticidal pesticide composition in water or in the place affected by rainfall, Object, a method of combating harmful eating pests belonging to Arthropoda isosceles eyes.

6. The terrestrial / aquatic mollusc and arthropod in the place affected by water or rain according to claim 5, wherein the above-mentioned feeding pest control composition is used in water for aquatic molluscs. How to get rid of harmful feeding pests belonging to the order of isopods.