JP4612094B2 - バス間でのメッセージの自動ルーティングのためのゲートウェイ - Google Patents

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Description

本発明は、バス間、特にシリアルバス間およびフィールドバス間でのメッセージの自動ルーティングのためのゲートウェイに関する。
近年、近代的な車両製造、または機械製作、特に工作機械分野において、さらにオートメーション化分野においても、通信接続、特にバスおよび対応する通信モジュールから構成されるネットワークまたは通信システムを用いた制御装置、センサおよびアクチュエータのネットワーク化が著しく進展している。その際、複数の加入者、とくに制御装置に機能を分散させることにより相乗効果を得ることが可能となる。つまり、ここでは、分散型システムが関わっている。このように分散されたシステムもしくはネットワークは、加入者、および加入者を接続するバスシステム、または複数接続されるバスシステムから構成される。異なる局間もしくは異なる加入者間での通信は、メッセージのデータ伝送媒体となる、このような通信システム、バスシステム、またはネットワークを介して、ますます行われるようになっている。バスシステム上での通信、アクセス、および受信の仕組み、ならびにエラー処理は、対応するプロトコルを介して制御される。その際、本明細書の場合を含む多くの場合において、ネットワークもしくはバスシステム自体の同義語として各プロトコルの名称が用いられている。
プロトコルとして、例えば車両分野では、CAN(Controller Area Network)バスが確立されている。このプロトコルは、イベント駆動型のプロトコルである。つまり、メッセージ送信等のプロトコル動作は、通信バスシステムの外部で発生するイベントにより起動される。通信システムもしくはバスシステムへの一義的なアクセスは、優先順位に基づくビットアビトレーションにより解決される。そのための前提条件は、伝送されるデータ、従って各メッセージに優先順位が割り当てられることである。CANプロトコルは、非常にフレキシブルである。つまり、優先権(メッセージ識別子)を利用可能である限り、更に別の加入者およびメッセージの追加が問題なく可能となる。ネットワーク内で送信されるべき、優先順位が付された全てのメッセージ、およびメッセージの送信加入者もしくは受信加入者、または対応する通信モジュールの集合は、リスト、つまり通信マトリクスに格納されている。
イベント駆動型の自発的な通信に対する代替的なアプローチとして、理論的に純粋な時間駆動型アプローチが挙げられる。この場合、バス上での全ての通信動作は、厳密に周期的となる。メッセージ送信等のプロトコル動作は、バスシステム全体で有効となる時間を更新することにより起動される。この媒体へのアクセスは、排他的な送信権を取得可能な時間領域が送信者に割り当てられることに基づいている。その際、メッセージの順序は、通常、駆動開始(Inbetriebnahme)前に設定される必要がある。つまり、反復レート、冗長性、デットライン等に関するメッセージの要請を満たすタイムテーブル(Fahrplan)が作成される。つまり、バススケジュールが関わっている。このようなバスシステムとして、例えばTTP/C仕様が挙げられる。
前述した2つのバス形態の利点を統合した解決方法として、時間駆動型CAN、つまりTTCAN(Time Triggered Controller Area Network)が挙げられる。TTCANは、時間駆動型の通信に基づく前述した要請、および、ある程度のフレキシブル性の要請を満たす。TTCANは、特定の通信加入者の周期的なメッセージのための、排他的なタイムフレーム(Zeitfenster)、および複数の通信加入者の自発的なメッセージのためのアービトレートされたタイムフレームを用いて通信周期を設定することで、これらの要請を満たす。その際、TTCANは、基本的に時間駆動型の周期的な通信に基づいている。時間駆動型の周期的な通信は、時間基準メッセージを用いて基準時間を与える、加入者または通信モジュール、つまりタイムマスタにより同期される。
異なる伝送形態を統合するための更に別の可能性は、FlexRayプロトコルにより提供される。FlexRayプロトコルによって、特に車両に組込まれる、高速かつ決定論的でフォールトトレラントなバスシステムが記載される。このプロトコルは、時分割多重アクセス(TDMA)方式に基づいて機能する。その際、加入者または伝送されるべきメッセージに対して、固定のタイムスロットが割り当てられる。固定のタイムスロットにおいて、加入者または伝送されるべきメッセージは、通信接続、つまりバスに対する排他的使用権を有している。タイムスロットが所定のサイクルで繰り返されるので、バスを介したメッセージ伝送の時点を正確に予期することが可能となり、バスアクセスも決定論的に行われる。バスシステム上でメッセージ伝送のための帯域幅を最適に利用するために、サイクルは、静的部分および動的部分に分割される。その際、固定のタイムスロットは、バスサイクルの先頭に位置する静的部分に存在している。動的部分では、可変時分割多重アクセス(FTDMA:Flexible Time Division Multiple Access)方式に基づいて、タイムスロットが動的に割当てられる。動的部分では、排他的なバスアクセス権が、短時間の期間で割当てられる。アクセスが行われない場合に、アクセス権は、次の加入者のために解放される。この期間は、ミニスロットと呼ばれ、第1加入者によるアクセスが期待される。
前述されたように、複数の異なる伝送技術があり、従って複数の異なるバスシステム形態およびネットワーク形態が存在する。多くの場合、同一形態または異なる形態の複数のバスシステムが互いに接続される必要がある。そのために、バスインタフェースユニット、つまりゲートウェイが役割を果たす。ゲートウェイは、同一形態または異なる形態からなるバスを繋ぐインタフェースである。その際、ゲートウェイは、1つのバスから1つもしくは複数の他のバスに(部分的な)メッセージを転送する。公知のゲートウェイは、複数の独立した通信モジュールから構成されており、メッセージ交換は、各加入者のプロセッサインタフェース(CPUインタフェース)、または各通信モジュールの対応するインタフェースモジュールを介して行われる。その際、加入者に伝送されるメッセージに加えて、データ交換および更に別の実用的な機能によりCPUインタフェースに強い負荷が課される。従って、その結果生じる伝送構造と共に、相対的に低いデータ伝送速度が生じ、または消費電力を増加させる高クロック周波数が生じる。さらに、構造的な欠点を補うために、共通のメッセージ記憶装置、つまりメッセージRAMを共有する、一体化された通信制御部もしくは通信モジュールが存在する。いずれにせよ、このような一体化された通信モジュールは、データ伝送に関するフレキシブル性が非常に低く、かつ、特に、特定数のバス接続、多くの場合に同一のバスシステムに固定されている。
図1では、図2に示される従来型のゲートウェイのための、従来型の通信モジュールもしくは通信制御部CCが示されている。通信モジュールCCは、ゲートウェイの内部周辺バスもしくはシステムバスのためのインタフェース、および外部シリアルバスのための更に別のインタフェースを有している。システムバスは、アドレスバス、データバス、および制御バスを含んでおり、ゲートウェイ内で内部データを伝送する役割を果たす。システムバスには、通信モジュールの他に、データ記憶装置RAMを備えるホストCPU、およびDMAコントローラ等の更に別の代替的な構成要素が接続されている。ホストCPUは、内部データを処理する役割を果たし、通信モジュールCCから他の通信モジュールCCへの内部データの伝送を制御する。通信モジュールCCは、マスタ/スレーブの原理に基づいてホストCPUと通信する。その際、通信モジュールはスレーブに相当し、ホストCPUはマスタユニットを形成する。
図1に示すように、システムバスに対する通信モジュールCCの内部インタフェースは、二層構造のインタフェース、つまり、カスタマインタフェースおよび汎用インタフェースにより形成されている。カスタマインタフェースは、システムバスと汎用インタフェースとを接続する。その際、カスタマインタフェースは、製造者に固有のものであり、容易に交換可能である。汎用インタフェースは、カスタマインタフェースを介して、複数のカスタマに固有のシステムバスに接続可能である。図1に示される従来技術に基づく通信モジュールCCは、さらに、転送されるべきデータを一時格納するためのバッファを含んでいる。バッファは、例えば、RAMレジスタもしくはデータレジスタにより形成される。通信モジュールCCは、さらに、少なくとも1つのメッセージ記憶装置のメッセージ、通信プロトコルユニットのメッセージ、およびバッファのメッセージを転送するための、メッセージ転送ユニットもしくはメッセージハンドラを含んでいる。メッセージ記憶装置もしくはメッセージRAMは、転送されるべきメッセージオブジェクト、および構成および状態情報データ(Konfigurations-und Statusinformationsdaten)を一時格納する。メッセージ転送ユニットは、全てのバッファと、通信プロトコルユニットと、メッセージ一時記憶装置との間でデータフローを制御する。図1に示される従来型の通信モジュールCCの通信プロトコルユニットは、使用されるデータ伝送プロトコルに従って通信を実現する。その際、通信プロトコルユニットPRTは、外部シリアルインタフェースを介して伝送されるデータパケットDPのデータ形式と、通信モジュール内部で利用されるメッセージもしくはメッセージMSGとの間で変換(Umwandlung/Umsetzung)を行なう。その際、メッセージ転送ユニットもしくはメッセージハンドラにより転送されるメッセージMSGは、少なくとも、1つのデータワードDWからなり、データワードDWのワード長またはビット数は、特に、ゲートウェイの内部に設けられたデータバスのバス幅に相当する。システムバスが例えば32ビット長の内部データバスを有する場合には、データワードDWも同様に32ビットである。メッセージMSGは、所定数のデータワードDWで構成可能である。バッファの記憶容量は、例えば、所定数のデータワードDWを含むメッセージのデータ容量に対応する。データフローのアビトレーションは、メッセージ転送ユニットもしくはメッセージハンドラにより行なわれる。
今日、特に車両では、CANバス、FlexRayバス、MOSTバス、またはLINバス等のシリアルフィールドバスのような、複数のシリアルバスおよびフィールドバスが使用されている。これらのシリアルバス間で駆動されてネットワークの一部を形成しうる、ゲートウェイGWを介してデータが交換される。その際、車両および実行される機能に応じて、図2に示される中央のゲートウェイGW内のデータ量が非常に大きくなる可能性がある。このデータ量によりCPUに大きな負荷が課される。つまり、シリアルバスから1つもしくは複数の他のシリアルバスにデータをルーティングすることで、CPUに負荷が課せられる。さらに、例えば、複数のメッセージのデータ内容を統合して1つの新たなメッセージを作成する等、個々のネットワークもしくはシリアルバス内で帯域幅を低減するために必要となる動作によって、CPUに対する負荷がさらに増加する。
多くの場合に、安全性要件を満たすためのメッセージを周期的に所定のタイムフレームで送信する必要がある。優先順位が高いメッセージの場合、タイムフレームなし、またはタイムフレーム外で、メッセージの即時伝送が必要となる可能性がある。メッセージが再送されるべきか、または、メッセージの不在(未着)等のエラー発生によりメッセージの送信が禁止されるべきかという検証も、同様に、ゲートウェイGWのCPUにより行われ、CPUの処理能力を消費する。
多くの場合に、CPUは、更に別の機能を並行して実行する。つまり、CPU上では、互いに不利に作用することで、メッセージの送信または転送を遅延させる工程が並行して実行されている。並行して実行される工程の中断は、多くの場合に不可能であるので、並行して実行される工程によって、メッセージ伝送のためのジッタおよび待ち時間が増加する。
上記課題は、本発明に基づいて、特許請求の範囲の請求項1に記載のゲートウェイにより解決される。本発明は、バス間でのメッセージの自動ルーティングのためのゲートウェイであって、メッセージNを一時格納し、バスを介して伝送するための複数の通信モジュールと、メッセージNを交換するためにシステムバスを介して通信モジュールに接続されており、ルーティングされるべきメッセージNが通信モジュールで発生していることを外部イベントEVextとして各通信モジュールから通知される(angezeigt)ゲートウェイ制御ユニットと、を備える。ゲートウェイ制御ユニットは、ベクトル記憶装置(Vektorspeicher)VRAM、命令記憶装置IRAM、状態レジスタSR、およびシーケンス制御部(Ablaufsteuerung)FSMを有する。ベクトル記憶装置VRAMは、通信モジュールベクトル(Kommunikationsbaustein-Vektor)KBVを格納するための第1記憶領域を有し、各通信モジュールのために通信モジュールベクトルKBVが設けられており、通信モジュールベクトルKBVは、通信モジュールに一時格納されているメッセージNのために次に予期される内部イベントEVintの時点ZP、およびベクトル記憶装置VRAMの第2記憶領域に格納されているメッセージベクトルNVへのベクトルジャンプアドレスを示しており、通信モジュールに一時格納されている各メッセージNのために対応する(entsprechend)メッセージベクトルNVが格納されており、メッセージベクトルNVは、対応する(zugehoerig)メッセージNにより起動される内部イベントEVintの設定可能(konfigurierbar)な時点ZP、命令ジャンプアドレス、および更に別の構成および制御データ(Konfigurations-und Steuerdaten)を示している。命令記憶装置IRAMは、メッセージベクトルNV内に示されている命令ジャンプアドレスによりアドレス指定可能な命令を格納する。状態レジスタSRは、通信モジュールに一時格納されている全てのメッセージNのために、全ての予期される内部イベントのうち、次に予期されるイベントの時点を一時格納する。シーケンス制御部FSMは、通信モジュールに一時格納されている全てのメッセージNのために、状態レジスタSRに時点ZPが一時格納されている内部イベントEVintが発生した際に、または、通信モジュールによりシーケンス制御部に外部イベントEVextの発生が通知された際に、ベクトル記憶装置VRAMの第1記憶領域から各通信モジュールに対応する(zugehoerig)通信モジュールベクトルKBVを読出し、通信モジュールベクトルKBVに含まれるベクトルジャンプアドレスを用いて、アドレス指定されたメッセージベクトルNVの命令ジャンプアドレスをベクトル記憶装置VRAMの第2記憶領域から読出した後に、読出された命令ジャンプアドレスを用いて少なくとも1つの命令を命令記憶装置IRAMから読出して実行し、ベクトルNV、KBV内に示されている時点ZPが更新される。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、ゲートウェイは、独立した(seperat)第2システムバスを介して通信モジュールに接続されている少なくとも1つの更に別のプロセッサを備える。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、ゲートウェイ制御ユニットのシーケンス制御部FSMは、内部イベントまたは外部イベントの発生の際に、ベクトル記憶装置VRAMに格納されているベクトルKBV、NVを評価し(auswerten)、ベクトル内に示されている時点を更新するイベントFSMと、命令記憶装置IRAMから読出された命令を実行する命令FSMと、を有する。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、メッセージベクトルNVは、対応する(zugehoerig)メッセージNにより起動される内部または外部イベントの時点ZPと、対応する(zugehoerig)メッセージNにより次に起動される内部イベントの時点ZPとの間の時間差△tをさらに有する。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、ゲートウェイ制御ユニットは、内部イベントEVintを起動するための内部タイミング発生器としてカウンタZを有する。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、バスは、シリアルバスである。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、各通信モジュールは、通信プロトコルユニット、メッセージ転送ユニット、および複数のインタフェースユニットを有する。通信プロトコルユニットは、データパケットDPと複数のデータワードDWからなるメッセージMSGとの間で変換するために、シリアルバスに接続されている。メッセージ転送ユニットは、少なくとも1つのメッセージ記憶装置と通信プロトコルユニットとの間、および少なくとも1つのメッセージ記憶装置とバッファとの間でメッセージMSGを転送する。複数のインタフェースユニットは、ゲートウェイの対応する(zugehoerig)システムバスに各々に接続されており、各インタフェースユニットは、メッセージMSGを一時格納する少なくとも1つの対応する(zugehoerig)バッファに接続されている。そして、複数のシステムバス、および複数のシステムバスに対応する(zugehoerig)インタフェースユニットを介して、インタフェースユニットのバッファからのデータワードDWの伝送、およびインタフェースユニットのバッファへのデータワードDWの伝送が、待ち時間なしに同時に行われる。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、シリアルバスは、フィールドバスである。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、フィールドバスは、CAN(Controller Area Network)バスである。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、フィールドバスは、LIN(Local Interconnect Network)バスである。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、フィールドバスは、FlexRayバスである。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、シリアルバスは、イーサネット(登録商標)バスである。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、2つのシステムバスの各々は、対応する(zugehoerig)システムバスマスタを有する。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、通信モジュールのメッセージ転送ユニットは、システムバスを介してワード単位で伝送されるメッセージの受信をシステムバスのシステムバスマスタに信号で知らせる。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、通信モジュールのメッセージ転送ユニットは、システムバスマスタが情報を照会した後に、伝送されるべきメッセージの受領をシステムバスマスタに信号で知らせる(bestaetigt)。
本発明に基づくゲートウェイの実施形態において、各システムバスにより受信されるメッセージは、シリアルバスを介して送信準備(Sendebereitschaft)を信号で知らせるために少なくとも1つのフラッグビットを有し、かつ、バッファに一時格納されてメッセージ転送ユニットによりメッセージ記憶装置へ転送される。
以下では、本発明の本質的な特徴を示す添付図を参照しながら、本発明に基づくゲートウェイの好適な実施形態が説明される。
図3に示すように、本発明の一実施形態に係るゲートウェイ1は、シリアルバス3−iに各々に接続可能な複数の通信モジュール2−iを有している。シリアルバス3−iには、例えば、フィールドバスまたはイーサネット(登録商標)バスが関わっている。シリアルバス3−iを介してデータがメッセージとして伝送される。伝送されるデータパケットまたはメッセージは、制御データまたはヘッダデータ、およびユーザデータまたはペイロードデータを含んでいる。図3に示される実施形態に係るゲートウェイ1は、複数のマスタユニットを有している。第1マスタユニットは、ゲートウェイ制御ユニット4−1により形成され、第2マスタユニットは、CPU4−2により形成される。2つのマスタユニット4−1、4−2は、異なる機能を遂行する。図3に示される実施形態において、ゲートウェイ制御ユニット4−1は、異なる通信モジュール2−i間でのデータ転送を司っている。ホストCPUおよび内部記憶装置RAMからなるプロセッサ4−2により形成される他のマスタユニットは、例えば、ゲートウェイと共に組み込まれる制御装置の機能等、本来のデータ処理を実行する。図3に示される実施形態において、各マスタユニット4−1、4−2は、特に、独自のシステムバス5−1、5−2を有する。各システムバス5−1、5−2は、独自のデータバス、アドレスバス、および制御バスを有する。ゲートウェイ1内では、可能な実施形態において、データがワード単位で伝送される。データワードDWの長さは、システムバスの各データバスのバス幅に対応する。通信モジュール2−iは、可能な実施形態において、各システムバス5−iのために、特に、同様に対応するインタフェースを有する。
図4は、通信モジュール2−iの可能な実施形態を示している。通信モジュール2−iは、インタフェースを介してシリアルバスを接続する役目を果たす。通信モジュール2−iは、ゲートウェイ1の各内部システムバス5−iのために、異なる独自のインタフェース2a、2bを有する。図4に示される実施形態において、通信モジュール2−iは、システムバス5−1に接続するための第1インタフェース2aを有する。システムバス5−1のマスタユニットは、ゲートウェイ制御ユニット4−1によって形成される。さらに、通信モジュール2−iは、ゲートウェイ1のシステムバス5−2に接続するための更に別のインタフェース2bを有する。システムバス5−2のバスマスタは、プロセッサ4−2のホストCPUにより形成される。外部シリアルデータバス3−iには、通信モジュール2−iの通信プロトコルユニット2cが接続されている。通信プロトコルユニット2cは、外部のシリアルデータバス3−iを介して伝送される、データパケットまたはメッセージとの間で(zwischen Datenpaketen bzw. Nachrichten)変換を実行し、かつ、メッセージハンドラを用いて、1つまたは複数のデータワードDWにより構成可能な内部メッセージを送信する。
図4に示される通信モジュール2−iは、さらに、少なくとも1つの内部メッセージ記憶装置もしくはメッセージRAM2eと通信プロトコルユニット2cとの間、ならびに、内部データ線2hを介して少なくとも1つの内部メッセージ記憶装置もしくはメッセージRAM2eとバッファ2f、2gとの間でメッセージを転送するためのメッセージ転送ユニットもしくはメッセージハンドラ2dを含んでいる。バッファ2f、2gの記憶容量は、特に、内部で伝送されるべきメッセージのデータ容量、および、更に別の制御データのデータ量に相当する。通信モジュール2−iは、ゲートウェイ1の対応するシステムバス5−iに接続されている複数のインタフェースユニット2a、2bを有している。各インタフェースユニット2a、2bは、少なくとも1つのメッセージまたはメッセージオブジェクトMOを一時格納可能な少なくとも1つの対応するバッファ2f、2gに接続されている。
メッセージオブジェクトMOもしくはメッセージNに対するゲートウェイ制御ユニット4−1のアクセスは、ゲートウェイインタフェース2a、およびゲートウェイインタフェース2aに対応するインタフェースレジスタ2fを介して行なわれる。CPU4−2は、カスタマインタフェース5−2、およびカスタマインタフェース5−2に対応するインタフェースレジスタ2gを介して、メッセージもしくはメッセージオブジェクトにアクセスする。従って、ゲートウェイ制御ユニット4−1およびプロセッサユニット4−2による、全てのメッセージもしくはメッセージオブジェクトへのアクセスが、相互に作用することなく可能である。
図5は、ゲートウェイ1に含まれるゲートウェイ制御ユニット4−1の可能な実施形態を示している。ゲートウェイ制御ユニット4−1は、対応するシステムバス5−1を介して、メッセージ交換のために通信モジュール2−iに接続されている。ルーティングされるべきメッセージもしくはメッセージオブジェクトMOが通信モジュ−ルで発生したことが、外部イベントEVextとして、各通信モジュール2−iによりゲートウェイ制御ユニット4−1に通知される(anzeigt)。図3に示すように、イベントを通知するための少なくとも1つの通知線を有する各通信モジュール2−iが、ゲートウェイ制御ユニット4−1に接続されている。可能な実施形態において、図4に示される通信モジュール2−iは、メッセージレジスタごとにメッセージを格納するために、各インタフェースのための複数の並列メッセージレジスタを有する。可能な実施形態において、メッセージは、複数のグループ、例えばmグループに分けられる。可能な実施形態において、通信モジュール2−i内に設けられるメッセージグループの数は、m=4である。通信モジュール2−iのメッセージハンドラ2dは、外部イベントEVextが発生した際、例えば、転送されるべきメッセージの受信を、ゲートウェイ制御ユニット4−1に対応する通知線を介して通知する。可能な実施形態において、メッセージグループごとに独自の通知線が、例えばm=4の通知線として設けられている。全ての通信モジュール2−iが同一のmを有するという前提において、通信モジュール2−iの数がNであり、通信モジュール2−i内のグループ数がmの場合、外部イベントのための通知線の数は、N×mである。
図5に示すように、ゲートウェイ制御ユニット4−1は、システムバス5−1を介して通信モジュール2−iに接続されている。さらに、ゲートウェイ制御ユニット4−1には、ルーティングされるべきメッセージが通信モジュールで発生したことが、外部イベントEVextとして、各通信モジュール2−iによって通知線を介して通知される。ゲートウェイ制御ユニット4−1は、ベクトル記憶装置VRAMを含んでおり、その記憶内容が図6に示されている。さらに、ゲートウェイ制御ユニット4−1は、命令を格納するための命令記憶装置もしくは命令RAMを含んでおり、その記憶内容が図7に示されている。ゲートウェイ制御ユニット4−1の中央制御要素は、シーケンス制御部、または、有限オートマトン(FSM:Finite State Machine)によって形成される。有限オートマトンは、イベントFSM、およびイベントFSMとは別体の命令FSMから構成される。さらに、ゲートウェイ制御ユニット4−1は、状態レジスタSR、および内部イベントEVintを起動するタイミング発生器としてのカウンタZを含んでいる。ゲートウェイ制御ユニット4−1は、システムバスインタフェースSBIを介してシステムバス5−1に接続されている。ベクトル記憶装置もしくはVRAMは、図6に示されるように、基本的に3つの記憶領域を含んでいる。第1記憶領域には、通信モジュール2の構成データ(Konfigurationsdaten)が存在する。つまり、各通信モジュール2−iのために、メッセーグループごとに通信モジュールベクトルKBVが格納されている。通信モジュールベクトルKBVは、対応する通信モジュール2−iのために、通信モジュール2−iに格納されているメッセージNについて、次に予期される内部イベントEVintを示す時点ZPを格納している。追加的に、通信モジュールベクトルKBVは、対応するメッセージNのメッセージベクトルNVを示すベクトルジャンプアドレスVSAを有している。可能な構成データは、CCフラグによって形成される。CCフラグは、通信モジュール2もしくは通信コントローラが作動しているか、または作動していないかを示す。通信モジュール2がメッセージNの複数のグループを有する場合に、通信モジュールベクトルKBVは、通信モジュール2内の各メッセージグループのために設けられる。
ゲートウェイ制御ユニット4−1内のベクトル記憶装置VRAMは、さらに、第2記憶領域を含んでいる。第2記憶領域には、各メッセージ(Nachricht)Nもしくは各メッセージ(Message)MSGのために、メッセージベクトルNVとして構成データが格納されている。各関連する(relevant)メッセージNのために、メッセージベクトルNVがベクトル記憶装置VRAMに格納されている。通信モジュール2−iに一時格納されている各メッセージNのために、対応する(entsprechend)メッセージベクトルNVが設けられている。または、対応するメッセージベクトルNVは、対応する(zugehoerig)メッセージNにより起動される内部イベントEVintの設定可能な期間(zeitraum)ZPおよび命令ジャンプアドレスBSAを示すVRAMに格納されている。
ゲートウェイ1の可能な実施形態において、メッセージベクトルNVは、対応するメッセージNにより起動される内部または外部イベントの時点ZPと、対応するメッセージNにより起動される次の内部イベントの時点ZPとの時間差△tをさらに有している。
通信モジュールベクトルKBVのための記憶領域、およびメッセージベクトルNVのための第2記憶領域の他に、ベクトル記憶領域VRAMは、さらに、自由に構成可能な第3記憶領域を有している。第3記憶領域には、変数が一時格納され、かつ、定数およびフラグが格納されている。さらに、ベクトル記憶領域VRAMの自由に構成可能な第3記憶領域は、CPU4−2とのデータ交換の役割を果たす。
ベクトル記憶装置VRAMの第2記憶領域に格納されるメッセージベクトルNVは、命令ジャンプアドレスBSAを有している。命令ジャンプアドレスBSAによって、命令記憶装置IRAM内の少なくとも1つの命令ルーチンがアドレス指定可能となる。各メッセージNのために、ベクトル記憶装置VRAMの第2記憶領域には、メッセージベクトルNVが格納されている。メッセージベクトルNVは、命令記憶装置IRAM内のサブルーチンを示す命令ジャンプアドレスを有している。この種の命令シーケンスまたはサブルーチンは、各メッセージに割り当てられたIRAM内の記憶領域に格納されている。記憶領域の容量は、特に可変である。さらに、命令記憶装置IRAM内の記憶領域の位置も同様に可変である。
ゲートウェイ制御ユニット4−1には、ベクトル記憶装置VRAMおよび命令記憶装置IRAMの他に、シーケンス制御部FSMが設けられている。シーケンス制御部FSMは、イベントFSMおよび命令FSMを有している。シーケンス制御部のイベントFSMは、内部または外部イベント発生の際に、ベクトル記憶装置VRAMに格納されているベクトル、つまり、通信モジュールベクトルKBVおよびメッセージベクトルNVを評価し、各ベクトル内に示されている時点を更新する。
さらに、ゲートウェイ制御ユニット4−1は、構成および状態レジスタ(Konfigrations-bzw.Statusregister)SRを有している。構成および状態レジスタSRは、通信モジュール2−iに一時格納されている全てのメッセージのために予期される全ての内部イベントのうち、最も直近に予期されるメッセージの時点ZPを特に一時格納する。
シーケンス制御部の命令FSMは、命令記憶装置IRAMから読出される命令を実行する。その時点ZPが状態レジスタSRに示されている内部イベントEVintが発生した際、または、通信モジュール2−iによりシーケンス制御部に通知される外部イベントEVextが発生した際に、イベントFSMは、各通信モジュール2−iに対応する通信モジュールベクトルKBVをベクトル記憶装置VRAMの第1記憶領域から読出す。読出された通信モジュールベクトルKBVは、ベクトル記憶装置VRAMの第2記憶領域内のメッセージベクトルNVを示すベクトルジャンプアドレスVSAを含んでいる。各通信モジュール2−i、または通信モジュール2−i内の各メッセージNのグループのために、独自の通信モジュールベクトルKBVが設けられている。この独自の通信モジュールベクトルKBVは、ある意味で、ベクトル記憶領域VRAMの第2記憶領域内のメッセージベクトルNVのハッシュテーブルを形成する。シーケンス制御部のイベントFSMは、ベクトルジャンプアドレスVSAを用いて、アドレス指定されたメッセージベクトルNVをベクトル記憶装置VRAMの第2記憶領域から読出し、アドレス指定されたメッセージベクトルNV内に含まれる命令ジャンプアドレスBSAを用いて、命令記憶装置IRAM内のサブルーチンを読出す。アドレス指定された命令は、命令記憶装置IRAMから読出され、シーケンス制御部内の命令FSMによって実行される。命令FSMは、ベクトル内、つまり、メッセージベクトルNV内および通信モジュールベクトルKBV内に示されている時点ZPを、NVおよびKBVに対応して、特に、イベントFSMまたは実行された命令によって更新する。
図5に示されるゲートウェイ制御ユニット4−1は、内部イベントを起動するための内部タイミング発生器としてカウンタZを有している。
ゲートウェイ制御ユニット4−1において、外部イベントEVextと内部イベントEVintとが区別される。外部イベントEVextは、転送されるべきメッセージNまたはメッセージパケットDPの特に受信時に、通信モジュール2−iによって起動される。内部イベントEVintは、タイミング発生器または時間カウンタZによって起動される。この内部イベントは、例えば、メッセージの周期的な送信、受信されたメッセージバーストのデバウンス(Entprellen bzw. Debouncen)、または予定期間を超過した際のタイムアウトメッセージの送信に役立つ。通信モジュール2−i内の各関連するメッセージバッファのために、ゲートウェイ1の可能な実施形態において、ベクトル記憶装置VRAMにメッセージベクトルNVが格納されている。メッセージベクトルNVは、例えば以下の情報を有する。つまり、送信されるべきデータオブジェクトもしくはメッセージNを示す参照子、特定の命令シーケンスつまり次の内部イベントを実行するためのジャンプアドレス、後続の内部イベントを計算するための時間差(Differenzzeit)、ならびに、制御用の情報データ、および状態情報を有している。
2つのバスの間または複数のバス3の間でゲートウェイ1を介してデータを伝送するために、ベクトル記憶装置VRAMに格納されているデータ、特に定義される時点ZPによって、カウンタZを使用することで、ほとんど全ての時間的フロー(zeitlicher Ablauf)をゲートウェイ制御ユニット4−1により実現することが可能となる。システム起動の際に、タイミング発生器Zまたはカウンタが始動される。従って、カウンタは、システム全体で有効なタイムフレームにCPUクロックを分配する。メッセージNの送信を起動するために、カウンタZの目下のカウンタ値は、通信モジュールベクトルKBV内、およびベクトル記憶装置VRAMのメッセージベクトルNV内でメッセージオブジェクトを検証するために使用される。その際、タイミング発生器Zのカウンタ値は、ベクトルテーブルに格納されている時間値と比較される。カウンタZのタイミング発生値が、格納されている各時間値または各時点より大きくまたは同一であり、かつ、対応するメッセージNもしくはメッセージオブジェクトが送信オブジェクトである場合には、示されているアドレスへジャンプし、示されている命令が実行される。メッセージNもしくはメッセージオブジェクトが受信オブジェクトである場合には、受信オブジェクトが既に受信されている必要があるか否かが検証される。予期される時間内に受信メッセージオブジェクトが受信されない場合には、ゲートウェイ1によりタイムアウトが起動され、対応するタイムアウトメッセージが示される。続いて、シーケンス制御部により時間データ(Zeitangabe)が更新される。その際、計算は、サイクル時間が示された、それまでの時間データに基づいている。新たに計算された時点によって、メッセージNを再送する必要があるタイミング、または次のタイムアウトが行なわれるタイミングが検出される。
メッセージNの直接転送、または即時転送の際には、カウンタZにより示される時間値が比較される必要はない。ゲートウェイ制御ユニット4−1には、メッセージNが通信モジュール2により受信されたことが、通信モジュール2−iによって通知される。続いて、シーケンス制御部FSMは、ベクトル記憶装置VRAM内で対応するエントリ、つまりメッセージNに対応する通信モジュールベクトルKBVを検索する。このベクトルKBVは、ベクトル記憶装置VRAMの第2記憶領域内のメッセージベクトルNVを示している。メッセージベクトルNVは、ルーティング命令が格納されているルーチンへの命令ジャンプアドレスBSAを含んでいる。
新たな予定時間値(Erwartungszeitwert)もしくは予期された時点ZPの計算のために、カウンタZにより伝達される時間値の評価、および、異なる通信モジュール2−iの駆動は、自動的に進行するシーケンス制御部もしくは有限オートマトンによって行なわれる。シーケンス制御部FSMは、カウンタZおよび状態レジスタSRを用いて、送信されるべき全てのメッセージオブジェクトもしくはメッセージを検証し、さらに、通信モジュール2−iにより外部からの新たなメッセージの受信を追加的に検証する。メッセージの周期的な送信等の内部イベントの発生の際、または、転送されるべきメッセージNの通信モジュール2による受信等の外部イベントの発生の際には、設定されたルーティング命令が実行され、異なる通信モジュール2が駆動される。カスタマインタフェース5−2を介して通信モジュール2を連携させることによって、本発明の一実施形態に係るゲートウェイ1内のCPU4−2について、常に、通信モジュール内もしくはバスモジュール2−i内のメッセージNにアクセスする可能性が生じる。メッセージNは、通信モジュール2−i、またはシリアルバス3−iのバスモジュールに、特に一時格納され、かつ、自動ルーティングのためのゲートウェイ1の可能な実施形態において、ゲートウェイ制御ユニット4−1にロードされない。通信モジュールもしくはバスモジュール2−i間でのメッセージ伝送は、ゲートウェイ1の可能な実施形態において、更に別のバスによって、つまり、異なる通信モジュールを互いに環状に連結させるリングバスによって行なわれる。CPU4−2は、インタフェースレジスタ2gを介して、通信モジュール2−i内に一時格納されている全てのメッセージオブジェクトもしくはメッセージNにアクセス可能である。一方、ゲートウェイ制御ユニット4−1は、第2インタフェースレジスタ2fを介してアクセスを実行する。
図8は、ゲートウェイ1の可能な実施形態における動作方法を示す信号フロー図である。ゲートウェイ制御ユニット4−1の状態レジスタSRには、通信モジュール2−iに格納されている全てのメッセージのための全ての予期されるイベントのうち、次に予期されるイベント、つまり、予期される最も直近のイベントが発生する時点ZPが一時格納されている。従って、状態レジスタSRには、最も直近の内部イベント、または最も直近の内部イベントとしてゲートウェイ制御ユニット4−1により予期される内部イベントEVintが一時格納されている。タイミング発生器Zが最も直近の内部イベントの発生を示す(tnxtEVTall≦TIMER)カウンタ値を出力するとすぐに、シーケンス制御部内のイベントFSMは、対応する通信モジュール2−iを識別し、かつ、対応する通信モジュール2−i内の各グループのために、ベクトル記憶装置VRAMに格納されている全ての通信モジュールベクトルKBVを評価する。図8に示される簡単な例の場合、通信モジュール2は2つのメッセージグループ、つまり、グループGRP1およびグループGRP2を有している。イベントFSMは、ステップS1において、ベクトル記憶装置VRAMの第1記憶領域に格納されており、時間イベントを起動する通信モジュールベクトルKBVを評価し、かつ、図8に示される例において、通信モジュール2に一時格納されているメッセージの第2グループGRP2のために、通信モジュールベクトルKBVを検出する。更に別のステップS2において、第2ベクトル記憶装置VRAMの第2記憶領域内の、時間イベントを起動するメッセージベクトルNVが読出されて評価される。図8に示される例において、イベントEVを起動するベクトルは、起動する通信モジュール2−iの第2グループGRP2内のメッセージもしくはメッセージオブジェクト(メッセージオブジェクト1)のベクトルに相当する。
更に別のステップS3では、このメッセージオブジェクト(Message-Objekt)MOのために、次の時間イベントもしくは内部イベントが計算される。

Figure 0004612094
この計算は、各メッセージベクトルNVが、対応するメッセージNもしくはメッセージオブジェクト(Nachrichten-Objekt)NOにより起動される内部イベントの時点ZPと、対応するメッセージNにより次に起動される内部イベントの時点ZPとの間の時間差△tをさらに有しているので可能となる。
更に別のステップS4では、次の時間イベントもしくは内部イベントEVintがイベントFSMによって検索される。

Figure 0004612094
更に別のステップS5では、検出された時点に基づいて、ベクトル記憶装置VRAMの第1記憶領域内の通信モジュールベクトルKBVにおいて、時間データtnxtEV−Grpnが更新される。
更に別のステップS6では、格納されているメッセージもしくはメッセージオブジェクトMOの全てのグループについての、次の時間イベントもしくは予期される次の内部イベントが、全ての通信モジュール2−iを介して選択可能となる。図8に示される例において、これは、第1通信モジュール内の第1グループGRP1のための時点tに相当する。
後続のステップS7では、状態レジスタSRに、この時点tが、予期される直近の内部イベントの時点tn+1として格納される。カウンタZが時点tn+1に達するとすぐに、図8に示される工程、つまり、ステップS1〜ステップS7が改めて実行される。
図9は、2つの時間信号図を示している。上側の信号図は、ゲートウェイ1に到着したメッセージもしくはメッセージオブジェクトMOを示し、下側の信号図は、ゲートウェイ1から他のシリアルバスに出力されたメッセージを示している。図9に示される例において、第1シリアルバス3−iで受信されたメッセージMOが、直接他のシリアルバス3−jを介して転送されている。その際、小さな時間遅延tGDdelayが生じる。図9に示すように、送信サイクル時間tcycleは一定である。つまり、(周期的または自発的に)受信されたメッセージオブジェクトNは、周期的に転送される。
図10は、メッセージオブジェクトNが周期的に受信されない場合でも、ゲートウェイ1によりメッセージNが周期的に送信される状況を示している。最後に受信されたメッセージNは、継続的かつ周期的に、一定の周期内でバス3−iへ送信される。
図11は、タイムアウトが発生したメッセージの直接転送を示している。つまり、予期されるメッセージの不在(未着)が監視されている。図11に示すように、第1シリアルバス3−iを介してメッセージNもしくはメッセージオブジェクトが受信され、出力バスに直接転送される。時点tにおいて、予期されたメッセージが届いていないことが確認され(festgestellt)、ゲートウェイ1は、予期されたメッセージの不在を示すために、出力メッセージとして出力バスに出力されるタイムアウトメッセージを生成する。図11に示される工程の実行のために、シーケンス制御部は、この種のメッセージの受信の際に(メッセージは厳密にタイムフレーム内で受信される)図8に示されるS1を実行するのではなく、かつ、メッセージNの不在の際にS3(タイムアウトの起動)を実行するのではなく、その都度、残りのステップを実行する。
図12は、メッセージバーストのデバウンス(Entprellen)を示している。図12に示される例において、ゲートウェイ1は、所定のフレームtDEB内にメッセージを重複して有しており、第1メッセージグループだけを他のシリアルバス3−iに転送する。バースト内の残りのメッセージは、ゲートウェイ1により差し止められる(unterdruecken)。図12に示される機能または対応する駆動モードの場合、第1パス(Durchlauf)において、デバウンスアクティブビットが構成データとしてベクトル記憶装置VRAMのメッセージベクトルNV内に、メッセージを受信するために設定される。デバウンスアクティブビットが設定されるとすぐに、図8に示される工程が行なわれる。その際、ステップS3が省略される。続いて、デバウンスアクティブビットが構成データにおいて再びリセットされる。
図9、10、11、12に示すように、本発明の一実施形態に係るゲートウェイ1は、異なるバス間3−i、3−jで伝送されるメッセージの転送または処理のための異なる駆動モードまたは機能に適している。本発明の一実施形態に係るゲートウェイ1によれば、発生するデータ量に応じて、タイムアウトを自動検証する際、および、メッセージもしくは複数メッセージの組み合わせをゲートウェイ制御ユニット4−1により送信する際に、CPUに課せられる負荷が著しく低減される。メッセージもしくはメッセージオブジェクトの送信、またはタイムアウトに関するメッセージの検証は、CPU4−2で並行して駆動している工程に依存せずに、ゲートウェイ制御ユニット4−1により行なわれる。これによって、基本的に、より小さなジッタおよび待ち時間が達成される。従って、ネットワークにおける工程をより厳密に開始し、実行することが可能となる。その際、各メッセージオブジェクトもしくは各メッセージNを、他のネットワークに依存せずに、かつ、他のメッセージオブジェクトに依存せずに、個々の通信モジュールもしくはバスモジュールにおいて構成することが可能となる。本発明の一実施形態に係るゲートウェイ1において使用される、ベクトルを用いた参照技術(Verweistechnik)によって、本発明の一実施形態に係るゲートウェイ1の設定可能性(Konfigurierbarkeit)に関して、特に高いフレキシブル性が得られる。各通信モジュール2内に格納可能なメッセージNのグループを形成することによって、更に別のネスティング(Vershachtelung)が可能となり、フレキシブル性がさらに向上される。さらに、処理されるべきメッセージの検索工程の速度が基本的に短縮され、通信工程のコンパクトな定義によって、全てのメッセージオブジェクトのために必要な記憶容量が最小限に抑えられる。本発明の一実施形態に係るゲートウェイ1は、外部イベントが、内部イベントの時間的フローの決定に関与する、または制御する可能性をもたらす。本発明の一実施形態に係るゲートウェイ1は、CPU4−2による関与なしに、フィールドバスもしくはシリアルバス3間でデータを自動伝送する。その際、所定のタイムフレーム内での周期的な送信、メッセージ受領後の即時伝送、メッセージ不在の検証、およびメッセージのデバウンスが可能となる。その際、メッセージNの伝送は、CPUによる直接的な制御なしに行なわれる。しかし、CPU4−2は、常に、転送され、または利用されるメッセージオブジェクトに対するアクセス権を得る。その際、メッセージの自動ルーティングが中断されることはない。メッセージオブジェクトもしくはメッセージNの伝送もしくは転送は、本発明の一実施形態に係るゲートウェイ1において、ソフトウェアの待ち時間、またはCPU4−2に対する目下の負荷に依存せずに行なわれる。
従来技術に係る通信モジュールを示すブロック図である。 従来技術に係るゲートウェイを示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るゲートウェイを示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るゲートウェイの通信モジュールを示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るゲートウェイに含まれるゲートウェイ制御ユニットを示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るゲートウェイに含まれるベクトル記憶装置の記憶内容を示す図である。 本発明の一実施形態に係るゲートウェイに含まれる命令記憶装置の記憶内容を示す図である。 本発明の一実施形態に係るゲートウェイによるメッセージ転送の例を示す信号図である。 本発明の一実施形態に係るゲートウェイによるメッセージ転送の更に別の例を示す信号図である。 本発明の一実施形態に係るゲートウェイによるメッセージ転送の更に別の例を示す信号図である。 本発明の一実施形態に係るゲートウェイによるメッセージ転送の更に別の例を示す信号図である。 本発明の一実施形態に係るゲートウェイによるメッセージ転送の更に別の例を示す信号図である。

Claims (15)

  1. バス(3)間でのメッセージの自動ルーティングのためのゲートウェイであって、
    (a)メッセージ(N)を一時格納し、前記バス(3)を介して伝送するための複数の通信モジュール(2)と、
    (b)メッセージ(N)を交換するためにシステムバス(5−1)を介して前記通信モジュール(2)に接続されており、ルーティングされるべきメッセージ(N)が前記通信モジュール(2)で発生していることを外部イベント(EVext)として前記通信モジュール(2)から通知されるゲートウェイ制御ユニット(4−1)と、
    を備え、
    前記ゲートウェイ制御ユニット(4−1)は、
    (b1)通信モジュールベクトル(KBV)を格納するためのベクトル記憶装置(VRAM)であって、各通信モジュール(2)のために通信モジュールベクトル(KBV)が設けられており、前記通信モジュールベクトル(KBV)は、メッセージ(N)のために次に予期される内部イベント(EVint)の時点(ZP)、およびメッセージベクトル(NV)へのベクトルジャンプアドレスを示しており、前記メッセージベクトル(NV)は、対応するメッセージ(N)により起動される内部イベント(EVint)の設定可能な時点(ZP)、および命令ジャンプアドレスを示している、ベクトル記憶装置(VRAM)と、
    (b2)前記メッセージベクトル(NV)内に示されている命令ジャンプアドレスによりアドレス指定可能な命令を格納するための命令記憶装置(IRAM)と、
    (b3)シーケンス制御部(FSM)であって、メッセージベクトル(NV)内に時点(ZP)が示されている内部イベント(EVint)が発生した際に、または、外部イベント(EV ext )が発生した際に、前記ベクトル記憶装置(VRAM)から各通信モジュール(2)に対応する通信モジュールベクトル(KBV)を読出し、前記通信モジュールベクトル(KBV)に含まれるベクトルジャンプアドレスを用いて、アドレス指定されたメッセージベクトル(NV)の前記命令ジャンプアドレスを読出した後に、前記読出された命令ジャンプアドレスを用いて少なくとも1つの命令を前記命令記憶装置(IRAM)から読出して実行し、前記ベクトル(NV、KBV)内に示されている時点(ZP)が更新される、シーケンス制御部(FSM)と、
    を有する、バス間でのメッセージの自動ルーティングのためのゲートウェイ。
  2. 前記ゲートウェイ(1)は、独立した第2システムバス(5−2)を介して前記通信モジュール(2)に接続されているプロセッサ(4−2)を備える、請求項1に記載のゲートウェイ。
  3. 前記ゲートウェイ制御ユニット(4−1)の前記シーケンス制御部(FSM)は、
    内部イベントまたは外部イベントの発生の際に、ベクトル記憶装置(VRAM)に格納されているベクトル(KBV、NV)を評価し、前記ベクトル内に示されている時点を更新する、イベントFSMと、
    前記命令記憶装置(IRAM)から読出された命令を実行する命令FSMと、
    を有する、請求項1に記載のゲートウェイ。
  4. 前記メッセージベクトル(NV)は、前記対応するメッセージ(N)により起動される内部イベントの前記時点(ZP)と、前記対応するメッセージ(N)により次に起動される内部イベントの時点(ZP)との間の時間差(△t)をさらに有する、請求項1に記載のゲートウェイ。
  5. 前記ゲートウェイ制御ユニット(4−1)は、内部イベント(EVint)を起動するための内部タイミング発生器としてカウンタ(Z)を有する、請求項1に記載のゲートウェイ。
  6. 前記ゲートウェイ制御ユニット(4−1)は、状態レジスタ(SR)を有し、前記状態レジスタ(SR)は、前記通信モジュール(2)に一時格納されている全てのメッセージ(N)のために予期される全ての内部イベントのうち、次に予期されるイベントの時点(ZP)を一時格納する、請求項1に記載のゲートウェイ。
  7. 前記バス(3)は、シリアルバスである、請求項1に記載のゲートウェイ。
  8. 各通信モジュール(2)は、
    (a)データパケット(DP)と複数のデータワード(DW)からなるメッセージ(MSG)との間で変換するために、シリアルバス(3)に接続されている通信プロトコルユニット(2c)と、
    (b)少なくとも1つのメッセージ記憶装置(2e)と前記通信プロトコルユニット(2c)との間、および少なくとも1つのメッセージ記憶装置(2e)とバッファ(2f、2g)との間でメッセージ(MSG)を転送するためのメッセージ転送ユニット(2d)と、
    (c)前記ゲートウェイ(1)の対応するシステムバス(5−1、5−2)に各々に接続されている複数のインタフェースユニット(2a、2b)であって、各インタフェースユニット(2a、2b)は、メッセージ(MSG)を一時格納する少なくとも1つの対応するバッファ(2f、2g)に接続されている、複数のインタフェースユニット(2a、2b)と、
    を有し、
    複数のシステムバス(5−1、5−2)、および前記複数のシステムバス(5−1、5−2)に対応するインタフェースユニット(2a、2b)を介して、前記インタフェースユニット(2a、2b)の前記バッファ(2f、2g)からのデータワード(DW)の伝送、および前記インタフェースユニット(2a、2b)の前記バッファ(2f、2g)へのデータワード(DW)の伝送が、待ち時間なしに同時に行われる、請求項2に記載のゲートウェイ。
  9. 前記シリアルバス(3)は、フィールドバスである、請求項7に記載のゲートウェイ。
  10. 前記フィールドバスは、CANバスである、請求項9に記載のゲートウェイ。
  11. 前記シリアルバス(3)は、イーサネットバスである、請求項9に記載のゲートウェイ。
  12. 前記2つのシステムバス(5−1、5−2)の各々は、対応するシステムバスマスタ(4−1、4−2)を有する、請求項2に記載のゲートウェイ。
  13. 通信モジュール(2)の前記メッセージ転送ユニット(2d)は、システムバス(5−1、5−2)を介してワード単位で伝送されるメッセージの受信を前記システムバスのシステムバスマスタ(4−1、4−2)に信号で知らせる、請求項8に記載のゲートウェイ。
  14. 通信モジュールの前記メッセージ転送ユニット(2d)は、前記システムバスマスタ(4−1、4−2)が情報を照会した後に、伝送されるべきメッセージの受領を前記システムバスマスタ(4−1、4−2)に信号で知らせる、請求項8に記載のゲートウェイ。
  15. 前記各システムバス(5−1、5−2)により受信されるメッセージは、前記シリアルバス(3)を介して送信準備を信号で知らせるために少なくとも1つのフラッグビットを有し、かつ、バッファ(2f、2g)に一時格納されて前記メッセージ転送ユニット(2d)により前記メッセージ記憶装置(2e)へ転送される、請求項8に記載のゲートウェイ。
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