JP4604929B2 - Cylinder lock - Google Patents
Cylinder lock Download PDFInfo
- Publication number
- JP4604929B2 JP4604929B2 JP2005266151A JP2005266151A JP4604929B2 JP 4604929 B2 JP4604929 B2 JP 4604929B2 JP 2005266151 A JP2005266151 A JP 2005266151A JP 2005266151 A JP2005266151 A JP 2005266151A JP 4604929 B2 JP4604929 B2 JP 4604929B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- key
- cylinder lock
- reset
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
本発明は、シリンダ錠に関し、キーコードを変更できる小型で安価なシリンダ錠であって、鍵穴に異物が挿入されてキー操作が不可能となった場合、鍵が破損した場合、紛失した場合なども開錠することができるシリンダ錠に関する。 The present invention relates to a cylinder lock, which is a small and inexpensive cylinder lock in which the key code can be changed. When a foreign object is inserted into the keyhole and key operation becomes impossible, the key is damaged or lost, etc. Also relates to a cylinder lock that can be unlocked.
遊技場の遊技機、いわゆる、パチンコ店のパチンコ台などには、第三者による、不正な操作を防止するためにシリンダ錠が用いられている。一方、遊技場側が遊技機を容易に管理することができるようにするため、１つの遊技場においては、１つの鍵で、それぞれの遊技機に設けられたシリンダ錠を施錠または開錠（解錠）できることが要求される。 Cylinder locks are used in gaming machines in game halls, so-called pachinko parlors in pachinko parlors, to prevent unauthorized operation by a third party. On the other hand, in order to allow the gaming hall side to easily manage gaming machines, in one gaming hall, one key locks or unlocks (unlocks) the cylinder lock provided in each gaming machine. ) It is required to be able to.
シリンダ錠の鍵を紛失したり、不正に合鍵を作成された場合、または、不正に開錠される恐れが生じた場合、シリンダ錠を他の鍵で施錠または開錠できるものに取り替えなければならなかった。この場合、１つの鍵で施錠または開錠できるシリンダ錠を新たに多数準備すると、多額の費用がかかってしまう。また、シリンダ錠の取替え作業にも手間と時間がかかってしまっていた。 If the key of the cylinder lock is lost, or a wrong key is created, or if there is a risk of unauthorized unlocking, the cylinder lock must be replaced with something that can be locked or unlocked with another key. There wasn't. In this case, if a large number of new cylinder locks that can be locked or unlocked with one key are prepared, a large amount of cost is required. Also, it took time and effort to replace the cylinder lock.
また、遊技機を新たに購入した場合、遊技機に設けられたシリンダ錠を、既に使用されている鍵で、施錠または開錠（解錠）できるようにすることが必要である。 Further, when a gaming machine is newly purchased, it is necessary that the cylinder lock provided in the gaming machine can be locked or unlocked (unlocked) with a key that has already been used.
このため、施錠または開錠できる鍵を自由に変更可能なシリンダ錠が提案されている。 For this reason, a cylinder lock has been proposed in which a lockable or unlockable key can be freely changed.
図１乃至図１０を参照して、従来の施錠または開錠できる鍵を自由に変更可能なシリンダ錠１について説明する。図１乃至図１０は、従来のシリンダ錠１の縦断面図である。シリンダ錠１のケース１０は、略筒状に形成される。ケース１０の後端部（図１中の右側）に取り付けフランジ１１が設けられている。
A
取り付けフランジ１１に対して取り付け面がほぼ一致するように背面カバー１２が設けられている。ケース１０の図中の上側の外周には、カバー１３が設けられている。ケース１０の図中の下側の外周には、カバー１４が設けられている。
A
中間シリンダ２１は、ケース１０の内側に回動可能に設けられている。中間シリンダ２１の図中の右端の軸２１ａは、背面カバー１２を貫通して、ケース１０の外部に露出し、図示せぬ施錠カムが装着される。
The
中間シリンダ２１の内側には、さらに、内周シリンダ２２が回動可能に設けられている。内周シリンダ２２の、ケース１０の前端部（図１中の左側）には、鍵が挿入される鍵孔２２ａが設けられている。
Further, an inner
中間シリンダ２１および内周シリンダ２２は、施錠または開錠されるとき、鍵とともに回動し、軸２１ａに取り付けられた施錠カムを回動させる。
When the
取り付けフランジ１１には、さらに、リセットピン孔３０が設けられている。リセットピン孔３０には、図中の上下方向に移動可能に、リセットボタン３１が配置されている。リセットピン３２、補助ピン３３、ドライバピン３４、およびバネ３５は、ケース１０、中間シリンダ２１、および内周シリンダ２２の円筒状の孔に連通するように配置されている。リセットピン３２の上端は、リセットボタン３１の凸部３１ａに当接する。バネ３５は、リセットピン３２、補助ピン３３、およびドライバピン３４を図中の上方向に付勢する。
The
リセットボタン３１が図中の下方向に押圧されたとき、リセットボタン３１の凸部３１ａに当接するリセットピン３２は、図中の下方向に移動し、リセットピン３２によって押圧される、補助ピン３３およびドライバピン３４が、図中の下方向に移動する。
When the
ドライバピン孔４１−１乃至４１−８のそれぞれは、ケース１０の図中の上下方向の円筒状の孔、中間シリンダ２１の図中の上下方向の円筒状の孔、および内周シリンダ２２の図中の上下方向の円筒状の孔からなる。ドライバピン孔４１−１乃至４１−８は、ケース１０の軸方向（鍵が挿入される方向と一致する方向）に配列されている。
Each of the driver pin holes 41-1 to 41-8 is a cylindrical hole in the vertical direction in the figure of the
一方、ドライバピン孔５１−１乃至５１−８のそれぞれは、ケース１０の図中の上下方向の円筒状の孔および中間シリンダ２１の図中の上下方向の円筒状の孔からなり、ドライバピン孔４１−１乃至４１−８のそれぞれに対向する位置であって、ケース１０の軸方向に配列されている。
On the other hand, each of the driver pin holes 51-1 to 51-8 includes a cylindrical hole in the vertical direction in the drawing of the
カバー１３は、ドライバピン孔４１−１乃至４１−８のケース１０側の開口部を被覆し、カバー１４は、ドライバピン孔５１−１乃至５１−８のケース１０側の開口部を被覆する。
The
図１で示される状態において、ドライバピン孔５１−１乃至５１−８の他方の開口部は、内周シリンダ２２によって閉じられている。
In the state shown in FIG. 1, the other openings of the driver pin holes 51-1 to 51-8 are closed by the
ドライバピン孔４１−１には、図中の上側から順に、バネ６０、ドライバピン６１、補助ピン６２、およびタンブラ６３が挿入され、連通し、ドライバピン６１、補助ピン６２、およびタンブラ６３は、バネ６０によって図１の下方向に付勢されている。内周シリンダ２２の円筒状の孔は、内側が細く形成され、タンブラ６３は、先端側（図１中の下側）が細く、ドライバピン６１と当接する側が太く形成されている。従って、タンブラ６３は、内周シリンダ２２の円筒状の孔の細くなった部分に当接して、位置決めされる。
In the driver pin hole 41-1, a
また、ドライバピン孔４１−１に対向する位置に配置されているドライバピン孔５１−１には、図中の上から順に、５つの可変ピン６４、ドライバピン６５、およびバネ６６が挿入され、連通し、５つの可変ピン６４、ドライバピン６５は、バネ６６によって図１の上方向に付勢されている。
In addition, five
ドライバピン孔４１−２乃至４１−４、およびドライバピン孔５１−２乃至５１−４には、同様の各種ピンおよびバネが挿入されている。 Various similar pins and springs are inserted into the driver pin holes 41-2 to 41-4 and the driver pin holes 51-2 to 51-4.
重複して説明するが、例えば、ドライバピン孔４１−５には、バネ７０、ドライバピン７１、補助ピン７２、タンブラ７３、および２つの可変ピン７４ａが挿入され、連通し、ドライバピン７１、補助ピン７２、タンブラ７３、および２つの可変ピン７４ａは、バネ７０によって図１の下方向に付勢されている。
Although redundantly described, for example, a
なお、２つの可変ピン７４ａは、補助ピン７２およびタンブラ７３の間に配置される。
The two
ドライバピン孔５１−５には、３つの可変ピン７４ｂ、ドライバピン７５、およびバネ７６が挿入され、連通し、３つの可変ピン７４ｂおよびドライバピン７５は、バネ７６によって図１の上方向に付勢されている。
In the driver pin hole 51-5, three
補助ピン６２（補助ピン７２を含む）の長さは、中間シリンダ２１の筒状部の肉厚と同等とされている。
The length of the auxiliary pin 62 (including the auxiliary pin 72) is equal to the thickness of the cylindrical portion of the
図２は、シリンダ錠１に正規の鍵Ｋ1を矢印８０の方向に挿入した状態を表している。鍵Ｋ1には、シリンダ錠１における、個々のタンブラ６３（タンブラ７３を含む）の図中の上下方向の位置を決める、位置決め面８１−１乃至８１−８が設けられている。
FIG. 2 shows a state in which the regular key K1 is inserted into the
以下、１つの鍵によって決まる、タンブラの位置の組み合わせを、その鍵のキーコードとも称する。また、開錠または施錠を許可するタンブラの位置の組み合わせを、その錠のキーコードとも称する。 Hereinafter, a combination of tumbler positions determined by one key is also referred to as a key code of the key. A combination of tumbler positions permitting unlocking or locking is also referred to as a key code of the lock.
鍵Ｋ1が挿入されると、ドライバピン孔４１−１乃至４１−８に挿入されているタンブラ６３（タンブラ７３を含む）が、鍵Ｋ1の位置決め面８１−１乃至８１−８（図２では８１−４乃至８１−６の符号を省略している）に当接することにより、各タンブラ６３（タンブラ７３を含む）は図２の上方向に移動する。 When the key K1 is inserted, the tumblers 63 (including the tumbler 73) inserted into the driver pin holes 41-1 to 41-8 are positioned on the positioning surfaces 81-1 to 81-8 (81 in FIG. 2). -4 to 81-6 are omitted), each tumbler 63 (including the tumbler 73) moves upward in FIG.
タンブラ６３の図中の上方向の移動によって、ドライバピン孔４１−１乃至４１−８において、ケース１０の内周面、および中間シリンダ２１の外周面と、全ての補助ピン６２の上側の面が一致するとともに、補助ピン３３の上側の面とが一致して、ラインＬ1が形成される。ドライバピン孔５１−１乃至５１−８において、ケース１０の内周面、および中間シリンダ２１の外周面と、可変ピン６４の下側の面が一致する。
Due to the upward movement of the
この場合、中間シリンダ２１の内周面と、全ての補助ピン６２の下側の面が一致する。
In this case, the inner peripheral surface of the
一方、中間シリンダ２１の内周面と、ドライバピン３４の上面とは一致しない。
On the other hand, the inner peripheral surface of the
従って、ケース１０に対して、中間シリンダ２１および内周シリンダ２２が、一体に、回動可能になる。
Therefore, the
図３で示されるように、矢印９１の方向にリセットボタン３１を押圧すると、リセットピン３２、補助ピン３３、およびドライバピン３４が図中の下側に移動して、ケース１０の内周面、および中間シリンダ２１の外周面と、補助ピン３３の上側の面とが一致せず、中間シリンダ２１の内周面と、全ての補助ピン６２の下側の面とが一致すると共に、ドライバピン３４の上側の面が一致することによりラインＬ2が形成される。
As shown in FIG. 3, when the
その結果、ケース１０に対して、中間シリンダ２１は固定されると共に、中間シリンダ２１に対して、内周シリンダ２２は回動可能になる。
As a result, the
従って、図４で示されるように矢印９２の方向（時計回り、または反時計回りの方向）に鍵Ｋ1を１８０°回動させることで内周シリンダ２２だけが１８０°回動し、図４に示す状態になる（ケース１０および中間シリンダ２１に対して、内周シリンダ２２が反転した状態になる）。
Accordingly, as shown in FIG. 4, by rotating the key K1 by 180 ° in the direction of the arrow 92 (clockwise or counterclockwise), only the
図４で示される状態において、ドライバピン孔５１−１乃至５１−８のそれぞれには、図中の上から順に、タンブラ６３、５つの可変ピン６４、ドライバピン６５、およびバネ６６が配置されることになる。
In the state shown in FIG. 4, a
図５は、鍵Ｋ1を矢印１０１の方向に引き抜く様子を表している。
FIG. 5 shows a state in which the key K1 is pulled out in the direction of the
図６は、鍵Ｋ1を引き抜いたシリンダ錠１の状態を表している。すなわち、図６で示されるように鍵Ｋ1を引き抜くとドライバピン孔５１−１乃至５１−８において、バネ６６の付勢力により、タンブラ６３、５つの可変ピン６４、およびドライバピン６５は、図中の上側に移動し、タンブラ６３が、内周シリンダ２２の円筒状の孔の細くなった部分に当接することによって、位置決めされる。すなわち、タンブラ６３、５つの可変ピン６４、およびドライバピン６５は、ドライバピン孔５１−１乃至５１−８のそれぞれに対して、同じ位置に配置されることになる。
FIG. 6 shows the state of the
図７で示されるように、図６で示される状態のシリンダ錠１のキーコードを変更するため、新たな鍵Ｋ2が、矢印１１１の方向に移動されシリンダ錠１に挿入される。これにより、各タンブラ６３は、鍵Ｋ2の位置決め面１２１−１乃至１２１−８（図７では、位置決め面１２１−３乃至１２１−６の符号を省略している）のいずれかに当接することによって、内周シリンダ２２に対する、各タンブラ６３の位置が変化する。
As shown in FIG. 7, in order to change the key code of the
この状態で、図８で示されるように鍵Ｋ2を矢印１３１の方向（時計回り、または反時計回りの方向）に１８０°回動させることで、ケース１０および中間シリンダ２１に対して、内周シリンダ２２のみが１８０°回動し、反転する。このとき、５つの可変ピン６４のうち、図７のラインＬ2に対して、内側に位置している（内周シリンダ２２側に位置している）可変ピン６４だけが内周シリンダ２２とともに、回動し、図８に示す状態に移行する。
In this state, as shown in FIG. 8, the key K2 is rotated 180 ° in the direction of the arrow 131 (clockwise or counterclockwise), so that the inner periphery of the
さらに、図８における、矢印１３２で示される方向にリセットボタン３１がバネ３５の付勢力によって戻されることで、ラインＬ2とドライバピン３４の上面とが一致しなくなるので、中間シリンダ２１と内周シリンダ２２とが固定される。
Further, since the
図９は、矢印１４１で示される方向に鍵Ｋ2が引き抜かれる、シリンダ錠１を表している。
FIG. 9 shows the
図１０は、鍵Ｋ2が引き抜かれ、キーコードが変更されたシリンダ錠１を表している。
FIG. 10 shows the
図１で示される、ドライバピン孔４１−１乃至４１−８のそれぞれにおける可変ピンの数と、図１０で示される、ドライバピン孔４１−１乃至４１−８のそれぞれにおける可変ピンの数とが異なり、シリンダ錠１のキーコードが変更されることになる。
The number of variable pins in each of the driver pin holes 41-1 to 41-8 shown in FIG. 1 and the number of variable pins in each of the driver pin holes 41-1 to 41-8 shown in FIG. In contrast, the key code of the
以上にようにして、図１０に示されるように従来のシリンダ錠１のキーコードは変更されていた（例えば、特許文献１参照）。
As described above, the key code of the
また、筒状に形成され内周面に傾斜面で接続する係合凹部が形成されるケースと、ケースに回動可能に挿入され、前面に開口する鍵孔と、鍵孔に交叉するタンブラ孔と、タンブラ孔の一方の内壁面を貫通するサイドバー収容孔と、タンブラ孔の他方の内壁面を貫通するレトラクタ収容孔と、後部に形成される小径部に設けられるリセットピン挿入孔とを有するプラグと、ケースと小径部との間に回動可能に挿入される筒部にリセットピン挿入孔と重なる切欠部が形成され、後端部に形成される軸部に施錠カムを有するジョイントカムと、リセットピン挿入孔に挿入され、ジョイントカムの切欠部に突出する方向に付勢され、外部から操作可能なリセットボタンに当接するリセットピンと、レトラクタ収容孔に挿入され、端部に形成された係合突起が係合凹部に係合するレトラクタと、サイドバー収容孔に挿入され、先端部が係合凹部に係合する方向にばねにより付勢されるサイドバーと、タンブラ孔に挿入され、一方にキーに係合するキー係合溝と、鋸歯状の噛合部が設けられ、他方の面がレトラクタに滑り接触する可変タンブラと、タンブラ孔に挿入され、一方にサイドバー係合溝が設けられ、他方に噛合部に係脱する被噛合部が設けられるタンブラプレートとにより構成されるシリンダ錠もある（例えば、特許文献２参照）。このシリンダ錠においては、キーコード変更時に、初期設定キーによりプラグのみを１８０度回動した際に、レトラクタの係合突起がケースの係合凹部に一致し、レトラクタはばねにより係合突起が係合凹部に係入する方向に移動する。 Also, a case formed in a cylindrical shape with an engaging recess that is connected to the inner peripheral surface by an inclined surface, a key hole that is rotatably inserted into the case and opens to the front surface, and a tumbler hole that intersects the key hole And a side bar accommodating hole that penetrates one inner wall surface of the tumbler hole, a retractor accommodating hole that penetrates the other inner wall surface of the tumbler hole, and a reset pin insertion hole provided in a small diameter portion formed at the rear portion. A joint cam having a plug, a notched portion that overlaps with the reset pin insertion hole in a cylindrical portion that is rotatably inserted between the case and the small-diameter portion, and a locking cam on a shaft portion that is formed at the rear end portion; A reset pin that is inserted into the reset pin insertion hole, biased in a direction protruding from the notch portion of the joint cam, and abutted on a reset button that can be operated from the outside, and a latch that is inserted into the retractor receiving hole and formed at the end. Together A retractor that engages with the engaging recess, a side bar that is inserted into the side bar receiving hole, a tip that is biased by a spring in a direction to engage with the engaging recess, and a tumbler hole that is inserted into one A key engagement groove that engages with the key, a serrated engagement portion, a variable tumbler whose other surface is in sliding contact with the retractor, and a tumbler hole are inserted, and a sidebar engagement groove is provided on one side, On the other hand, there is also a cylinder lock constituted by a tumbler plate provided with a meshed portion that engages and disengages with the meshing portion (see, for example, Patent Document 2). In this cylinder lock, when the key code is changed, when only the plug is rotated 180 degrees by the initial setting key, the engaging projection of the retractor matches the engaging recess of the case, and the retractor is engaged with the engaging projection by the spring. It moves in the direction of engaging with the mating recess.
このシンリンダ錠においては、図１１に示されるように、鍵１６５の形状と可変タンブ１６２の形状が一致すると、可変タンブラ１６２が図中右側に移動し、可変タンブラ１６２と当接しているレトラクタ１６４も図中右側に移動することにより、レトラクタ１６４の突部１６４ａとケース１６１の凹部１６１ａの係合が解除され、ケース１６１に対して、シリンダの内周部分が回動可能な状態となる。
In this cylinder lock, as shown in FIG. 11, when the shape of the key 165 matches the shape of the
しかしながら、図１１に示されるようなシリンダにおいては、シリンダの内周部分が回動する場合、可変タンブラ１６２の先端の鋸歯状の噛合部１６２ａが、タンブラプレート１６３の先端の被噛合部１６３ａと噛合し、シリンダの内周部分が回動するように構成されている。このため、噛合部１６２ａおよび被噛合部１６３ａに回動するときの負荷がかかり、このシリンダを長期間使用すると、正常に開施錠動できなくなる恐れがあった。
However, in the cylinder as shown in FIG. 11, when the inner peripheral portion of the cylinder rotates, the
また、従来のシリンダ錠において、キーコードの変更を行う場合、キーコードの変更操作を行うためのリセットボタンなどを、シリンダ錠の後方（鍵穴が露出する面と反対側の面）から操作する必要があった。遊技場に設置されているスロット遊技台などの遊技機では、構造上、機器の裏側から操作することができないものもあり、シリンダ錠の利用上の制約となっていた。 In addition, when changing the key code in the conventional cylinder lock, it is necessary to operate the reset button, etc., for changing the key code from the back of the cylinder lock (the surface opposite to the surface where the keyhole is exposed). was there. Some gaming machines such as slot game machines installed in amusement halls cannot be operated from the back side of the equipment because of the structure, and this has been a restriction on the use of cylinder locks.
さらに、従来のキーコードの変更可能なシリンダ錠では、シリンダ錠を構成する構成部品の数が多く、そのためコストが高くなったり、大型化して、大きな取り付けスペースが必要になってしまうという課題があった。 Furthermore, the conventional cylinder lock with a changeable key code has a problem that the number of components constituting the cylinder lock is large, resulting in an increase in cost and an increase in size and a large installation space. It was.
また、シリンダ錠を、従来の部品点数を減らす構成としても、広く流通しているシリンダ錠の鍵であって、一方の面の位置でキーコードが特定されるもの（例えば、すり鉢形状の溝（キーコード）が設けられている鍵）では、シリンダ錠を施錠若しくは開錠し、またはシリンダ錠のキーコードを変更することができないという課題があった。 In addition, even if the cylinder lock is configured to reduce the number of conventional parts, it is a widely distributed cylinder lock key in which the key code is specified at one surface position (for example, a mortar-shaped groove ( The key provided with the key code) has a problem that the cylinder lock cannot be locked or unlocked or the key code of the cylinder lock cannot be changed.
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、キーコードを変更できる小型で安価なシリンダ錠であって、より多くの目的で利用することが可能なシリンダ錠を提供できるようにするものである。 The present invention has been made in view of such a situation, and is a small and inexpensive cylinder lock that can change a key code, and can provide a cylinder lock that can be used for more purposes. To do.
本発明によるシリンダ錠は、予め定められたキーコードを有する鍵をキーコードのセットおよびリセットが可能な可変機構を内設したシリンダ本体の鍵穴に挿入し、鍵を一方向に回動操作することにより挿入された鍵のコードがセットされたキーコードに一致した場合に開錠し、鍵を他方向に回動操作することによりセットされたキーコードがリセットするように形成されたシリンダ錠であって、シリンダ錠は、挿入された鍵の回動操作により回動するシリンダと、このシリンダを覆うカバーとから構成するとともに、鍵の回動操作で開錠した場合にシリンダの回動に応じて電気信号を発生するスイッチと、シリンダ本体の鍵穴面側に設けられ他方向への鍵の回動を規制する規制手段とを備え、鍵を一方向に回動操作して開錠した場合、電気的信号を出力し、鍵を他方向に回動操作する場合、他方向への鍵の回動操作を規制する。 In the cylinder lock according to the present invention, a key having a predetermined key code is inserted into a key hole of a cylinder body provided with a variable mechanism capable of setting and resetting the key code, and the key is rotated in one direction. It is a cylinder lock that is unlocked when the code of the key inserted by the key matches the set key code, and the key code set by resetting the key in the other direction is reset. The cylinder lock is composed of a cylinder that rotates when the inserted key is rotated and a cover that covers the cylinder . When the cylinder is unlocked by the key rotation operation , the cylinder lock responds to the rotation of the cylinder. A switch that generates an electrical signal and a restricting means that is provided on the keyhole surface side of the cylinder body and restricts the rotation of the key in the other direction. It outputs a signal, when operated to rotate the key in the other direction, to restrict the rotational operation of the key in the other direction.
本発明によるシリンダ錠においては、鍵の回動操作で開錠した場合にシリンダの回動に応じて電気信号が発生され、シリンダ本体の鍵穴面側に設けられ他方向への鍵の回動が規制され、鍵を一方向に回動操作して開錠した場合、電気的信号が出力され、鍵を他方向に回動操作する場合、他方向への鍵の回動操作が規制される。 In the cylinder lock according to the present invention , when unlocked by a key rotation operation, an electrical signal is generated according to the rotation of the cylinder, and the key is provided on the keyhole surface side of the cylinder body to rotate the key in the other direction. When the key is unlocked by turning the key in one direction, an electrical signal is output. When the key is turned in the other direction, the key turning operation in the other direction is restricted .
従って、遊技機に対する重要な設定の操作などを、正規の鍵を有する者のみが行えるようにすることができる。 Accordingly, it is possible to allow only those who have a proper key to perform important setting operations on the gaming machine.
前記規制手段は、鍵穴面側に設けられたリセットボタンと、シリンダの一部と、シリンダを覆うカバーの一部とにそれぞれ係合するリセットピンと、リセットピンおよびリセットボタンを、鍵の挿入方向と逆の方向であって、カバーから露出させる方向に付勢するバネを含み、リセットボタンが押圧された場合、リセットピンが鍵の挿入方向に移動し、リセットピンとカバーの一部との係合が解除させられるようにすることができる。 The restricting means includes a reset button provided on the keyhole surface side, a reset pin that engages with a part of the cylinder, and a part of the cover that covers the cylinder, the reset pin and the reset button, and a key insertion direction. When the reset button is pressed when the reset button is pressed, the reset pin moves in the key insertion direction, and the reset pin and a part of the cover are engaged. It can be released.
前記リセットボタンは、シリンダの鍵穴がカバーから露出する面と同じ面において、カバーから外部に露出するようにすることができる。 The reset button may be exposed from the cover to the outside on the same surface as the surface where the keyhole of the cylinder is exposed from the cover.
従って、前面からリセットボタンを操作させるようにすることができる。 Therefore, the reset button can be operated from the front.
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図１２および図１３は、本発明を適用したシリンダ錠１９１の外観の例を示している。図１２は、シリンダ錠１９１の前端部側の外観の斜視図である。図１３は、シリンダ錠１９１の後端部側の外観の斜視図である。
12 and 13 show an example of the appearance of a
シリンダ錠１９１の、外周シリンダ２０１の内側には、正規の鍵が挿入された場合に、鍵と共に回動する内周シリンダ２０３が設けられている。内周シリンダ２０３が外周シリンダ２０１に配置された状態において、内周シリンダ２０３に設けられた、鍵が挿入される鍵穴２０３ａは、外周シリンダ２０１から外部に露出する。
Inside the
また、外周シリンダ２０１の後部には、シリンダ錠１９１を固定するための取り付けフランジ２０１aが設けられている。取り付けフランジ２０１ａの上側および下側にそれぞれ、取り付け用のネジなどを貫通させる取り付け用孔２０２−１および２０２−２が設けられている。
A mounting
外周シリンダ２０１の背面には、背面カバー２１３が嵌着されている。リセットボタン２１１を押圧できるように、外周シリンダ２０１の背面からリセットボタン２１１、およびジョイントカム２１２の一部が露出するように、リセットボタン２１１、およびジョイントカム２１２が設けられている。ジョイントカム２１２は、背面カバー２１３のジョイントカム用孔２１３ａを貫通している。また、ジョイントカム２１２には、図示せぬ施錠カムが取り付けられる軸部２１２ａ、および凸部２１２ｂが設けられている。すなわち、外周シリンダ２０１は、シリンダ錠１９１において、内周シリンダ２０３、および各構成部品を保持するケースとなる。
A
図１４は、シリンダ錠１９１を、鍵穴２０３ａが正面となるような位置からみた外観を表す図であり、図１５は、図１４に示されるシリンダ錠１９１を、側面からみた外観を表す図である。
FIG. 14 is a diagram illustrating the external appearance of the
次に、図１６乃至図１８を参照して、シリンダ錠１９１の構造を説明する。図１６は、シリンダ錠１９１の構成を示す斜視図である。図１７は、シリンダ錠１９１の縦断面図である。図１８は、図１７のＡ−Ａ線におけるシリンダ錠１９１の縦断面図である。
Next, the structure of the
開閉プレート２３１−１乃至２３１−８のそれぞれは、その内周シリンダ２０３に対する位置によって、内周シリンダ２０３の回動を可能にするか、または回動を抑制するように動作する。開閉プレート２３１−１乃至２３１−８はそれぞれ、後述する係合穴によってタンブラプレート２３３−１乃至２３３−８と係合する。
Each of the opening / closing plates 231-1 to 231-8 operates so as to enable the rotation of the inner
開閉プレート用バネ２３２−１乃至２３２−８のそれぞれは、一方の端部が開閉プレート２３１−１乃至２３１−８に当接し、他方の端部がバネカバー２３５に当接するように設けられている。そして、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８を、シリンダ錠１９１に挿入された鍵の位置決め面に当接するように、付勢する。図１７に示されるように、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８および開閉プレート用バネ２３２−１乃至２３２−８は、それぞれ、内周シリンダ２０３の開閉プレート用孔２８１ａ乃至２８１ｈのそれぞれに挿入される。
Each of the open / close plate springs 232-1 to 232-8 is provided such that one end thereof is in contact with the open / close plates 231-1 to 231-8 and the other end thereof is in contact with the
バネカバー２３５の孔２３５ａは、内周シリンダ２０３の凸部２９１ａに嵌合され、バネカバー２３５の孔２３５ｂは、内周シリンダ２０３の凸部２９１ｂに嵌合されることにより、バネカバー２３５は、内周シリンダ２０３に固定される（図１７）。
The
サイドバー２５１は、サイドバー用バネ２５２−１および２５２−２によって、外周シリンダ２０１の内面に押圧される。サイドバー２５１には、凸部２５１ａおよび傾斜面を有する凸部２５１ｂ（以下、単に凸部２５１ｂと称する）が設けられている。サイドバー２５１は、外周シリンダ２０１の凹部２０１ｄと噛み合うか、またはその噛み合いが外れることにより、外周シリンダ２０１に対する内周シリンダ２０３の回動を規制する。
The
図１８に示されるように、サイドバー２５１は、サイドバー用孔２７４に沿って、図中左右の方向に移動可能な構造とされている。シリンダ錠１９１が開錠可能となる状態においては、サイドバー２５１の凸部２５１ａは、タンブラプレート２３３−４の凹部２３３−４ａに嵌合することにより、外周シリンダ２０１の傾斜面を有する凹部２０１ｄ（以下、単に凹部２０１ｄと称する）とサイドバー２５１の凸部２５１ｂとの嵌合が解除され、内周シリンダ２０３は回動可能となる。
As shown in FIG. 18, the
一方、シリンダ錠１９１が施錠された状態においては、サイドバー２５１の凸部２５１ａは、２３３−１乃至２３３−８いずれかの、凹部２３３−１ａ乃至２３３−８ａの以外の側面（図１５中の左側の側面）に当接することにより、外周シリンダ２０１の凹部２０１ｄとサイドバー２５１の凸部２５１ｂとの嵌合は解除されず、内周シリンダ２０３は回動不可能となる。
On the other hand, in the state where the
なお、サイドバー２５１は、サイドバー用バネ２５２−１および２５２−２（図１６）により、通常、サイドバー２５１の凸部２５１ｂが、外周シリンダ２０１の凹部２０１ｄと嵌合する方向、すなわち図中左方向に付勢されている。
The
図１７に示されるように、リセットボタン２１１は、図中の上下方向に移動可能に設けられている。リセットボタン２１１の凸部２１１ａが、ジョイントブロック２４２に当接しており、ジョイントブロック２４２に当接し、ジョイントブロック２４２、およびリセットボタン２１１を図中の上側に付勢するリセット用バネ２４３が、内周シリンダ２０３の孔２８１ｊに配置されている。なお、リセットボタンの詳細については、図４１を参照して後述する。
As shown in FIG. 17, the
完全挿入確認バネ３１１は、その尖端部３１１ａがバネとなっており、尖端部３１１ａが内周シリンダ２０３の鍵穴２０３ａに係合する形状とされ、鍵が完全に挿入されていない場合、尖端部３１１ａが鍵穴２０３ａを掛止し、鍵が完全に挿入された場合、尖端部３１１ａと鍵穴２０３ａの掛止が解除されるように装着される。なお、完全挿入確認バネ３１１の詳細は図２４乃至図３３を参照して後述する。
When the complete
このように、正規の鍵が挿入された場合、ジョイントカム２１２と共に内周シリンダ２０３の回動が可能となり、正規の鍵が挿入されていない場合、内周シリンダ２０３の回動ができないように、シリンダ錠１９１は構成されている。
Thus, when the regular key is inserted, the
また、正規の鍵が挿入され、リセットボタン２１１が押圧された場合、ジョイントカム２１２が外周シリンダ２０１に対して固定されたままで、内周シリンダ２０３の回動が可能になる。
Further, when the regular key is inserted and the
次に、図１９Ａ、図１９Ｂ、図２０Ａ、および図２０Ｂを参照して、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４の関係について詳細に説明する。上述したように、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４は係合する。このため、開閉プレート２３１−４の図中右側の上部には、３つの穴により構成される係合穴２３１−４ａが設けられており、図中右側の下部には、やはり３つの穴で構成される係合穴２３１−４ｂが設けられている。一方、タンブラプレート２３３−４には、係合穴２３１−４ａのいずれか１つの穴に係合する径をもつ係合ピン２３３−４ｂ、および係合穴２３１−４ｂのいずれか１つの穴に係合する径をもつ係合ピン２３３−４ｃが設けられている。 Next, the relationship between the opening / closing plate 231-4 and the tumbler plate 233-4 will be described in detail with reference to FIGS. 19A, 19B, 20A, and 20B. As described above, the opening / closing plate 231-4 and the tumbler plate 233-4 are engaged. For this reason, an engagement hole 231-4a constituted by three holes is provided in the upper right part of the opening / closing plate 231-4, and the lower part of the right part in the figure is also constituted by three holes. Engagement holes 231-4b are provided. On the other hand, the tumbler plate 233-4 is provided with any one of an engagement pin 233-4b and a engagement hole 231-4b having a diameter that engages with any one of the engagement holes 231-4a. An engagement pin 233-4c having a diameter to be engaged is provided.
従って、係合ピン２３３−４ｂおよび係合ピン２３３−４ｃが、それぞれ係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂのいずれか１つの穴に係合することにより、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４が係合する。そして、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４が係合することにより、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４の図中上下方向の位置が決まる。 Accordingly, the engagement pin 233-4b and the engagement pin 233-4c are engaged with any one of the engagement hole 231-4a and the engagement hole 231-4b, respectively, and thereby the opening / closing plate 231-4 The tumbler plate 233-4 is engaged. Then, when the opening / closing plate 231-4 and the tumbler plate 233-4 are engaged, the positions of the opening / closing plate 231-4 and the tumbler plate 233-4 in the vertical direction in the drawing are determined.
図１９Ｂは、このように構成される開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４を備えるシリンダ錠１９１の断面図である。
FIG. 19B is a cross-sectional view of a
図１９Ａにおいては、係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂが、それぞれ独立した３つの穴で構成されるようにしたが、実際には、係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂを、それぞれ、図２０Ａに示されるように構成してもよい。 In FIG. 19A, the engagement hole 231-4a and the engagement hole 231-4b are configured by three independent holes, but in reality, the engagement hole 231-4a and the engagement hole 231 are formed. -4b may be configured as shown in FIG. 20A, respectively.
図２０Ａにおいて、係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂは、それぞれ独立した３つの穴ではなく、第１番目（図中最上部）の穴の下部と第２番目（図中中間）の穴の上部が当接し、また、第２番目（図中中間）の穴の下部と、第３番目（図中最下部）の穴の上部が当接するように構成されている。 In FIG. 20A, the engagement holes 231-4a and 231-4b are not three independent holes, but the lower and second (middle in the figure) of the first (uppermost part in the figure) hole. The upper part of the second hole abuts, and the lower part of the second (middle in the figure) hole and the upper part of the third (lowermost part in the figure) hole abut.
すなわち、図２０Ａの係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂは、図１９Ａに示される、それぞれの３つの穴を、図中縦方向に近接させたものであり、このように係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂを構成することにより、開閉プレート２３１−４を、図１９Ａの場合と比較して、さらに小型化することができる。また、係合ピン２３３−４ｂおよび係合ピン２３３−４ｃは、やはり、それぞれ係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂのいずれか１つの穴に係合するので、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４の図中上下方向の位置を決めることができる。 That is, the engagement hole 231-4a and the engagement hole 231-4b in FIG. 20A are obtained by bringing the three holes shown in FIG. 19A close to each other in the vertical direction in the figure. By configuring the hole 231-4a and the engagement hole 231-4b, the opening / closing plate 231-4 can be further reduced in size compared to the case of FIG. 19A. In addition, the engagement pin 233-4b and the engagement pin 233-4c are also engaged with any one of the engagement hole 231-4a and the engagement hole 231-4b, respectively, so that the opening / closing plate 231-4 And the position of the tumbler plate 233-4 in the vertical direction in the figure can be determined.
ここでは、開閉プレート２３１−４およびタンブラプレート２３３−４を例として説明したが、開閉プレート２３１−１乃至２３１−３、および開閉プレート２３１−５乃至２３１−８、並びにタンブラプレート２３３−１乃至２３３−３、およびタンブラプレート２３３−５乃至２３３−８も、それぞれ開閉プレート２３１−４およびタンブラプレート２３３−４と同様に構成されている。 Here, the opening / closing plate 231-4 and the tumbler plate 233-4 have been described as examples. However, the opening / closing plates 231-1 to 231-3, the opening / closing plates 231-5 to 231-8, and the tumbler plates 233-1 to 233 are described. -3 and the tumbler plates 233-5 to 233-8 are configured similarly to the open / close plate 231-4 and the tumbler plate 233-4, respectively.
図２０Ｂは、このように構成される開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４を用いて構成される、シリンダ錠１９１の断面図である。
FIG. 20B is a cross-sectional view of the
同図に示されるように、上述した係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂ、並びに係合ピン２３３−４ｂおよび係合ピン２３３−４ｃによって、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４が係合しており、タンブラプレート２３３−４の凹部２３３−４ａの図中上下方向の高さが、サイドバー２５１の凸部２５１ａの図中上下方向の高さと一致している。これは、鍵穴２０３ａに挿入された鍵の形状に従って、開閉プレート２３１−４が図中上下方向に移動し、開閉プレート２３１−４に係合しているタンブラプレート２３３−４が、開閉プレート２３１−４の移動に伴って、図中上下方向に移動した結果であり、鍵の形状によっては、凹部２３３−４ａの図中上下方向の高さが、凸部２５１ａの図中上下方向の高さと一致しない場合もある（鍵の形状については、図２２を参照して後述する）。
As shown in the figure, the opening / closing plate 231-4 and the tumbler plate 233 are formed by the engagement holes 231-4a and 231-4b, and the engagement pins 233-4b and 233-4c. 4 is engaged, and the height in the vertical direction of the concave portion 233-4a of the tumbler plate 233-4 coincides with the height of the
上述したように、係合ピン２３３−４ｂおよび係合ピン２３３−４ｃが、それぞれ係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂのいずれか１つの穴に係合することにより、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４が係合し、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４の図中上下方向の位置が決まる。従って、鍵を挿入したとき、凹部２３３−４ａの図中上下方向の高さを、凸部２５１ａの図中上下方向の高さと一致させるためには、鍵の形状に合わせて、係合ピン２３３−４ｂおよび係合ピン２３３−４ｃを、それぞれ係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂのどの穴に係合させるかを決定する必要がある（係合ピン２３３−１ｂ乃至２３３−８ｂおよび係合ピン２３３−１ｃ乃至２３３−８ｃ、並びに係合穴２３１−１ａ乃至２３１−８ａおよび係合穴２３１−１ｂ乃至２３１−８ｂも、全て同様）。
As described above, the engagement pin 233-4b and the engagement pin 233-4c are engaged with any one of the engagement hole 231-4a and the engagement hole 231-4b, respectively, whereby the opening / closing plate 231 is engaged. -4 and the tumbler plate 233-4 are engaged, and the positions of the opening / closing plate 231-4 and the tumbler plate 233-4 in the vertical direction in the figure are determined. Therefore, when the key is inserted, in order to make the height of the concave portion 233-4a in the vertical direction in the drawing coincide with the height of the
すなわち、係合ピン２３３−１ｂ乃至２３３−８ｂおよび係合ピン２３３−１ｃ乃至２３３−８ｃを、それぞれ係合穴２３１−１ａ乃至２３１−８ａおよび係合穴２３１−１ｂ乃至２３１−８ｂのどの穴に係合させるかが、シリンダ錠１９１を開施錠する鍵を特定する、キーコードとなる。
That is, the engagement pins 233-1b to 233-8b and the engagement pins 233-1c to 233-8c are respectively connected to the engagement holes 231-1a to 231-8a and the engagement holes 231-1b to 231-8b. The key code for identifying the key for unlocking the
図２１を参照して、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４に加えて、サイドバー２５１の関係を詳細に説明する。サイドバー２５１は、タンブラプレート２３３−４が嵌合するタンブラプレート用孔２５１ｃを有しており、タンブラプレート２３３−４は、タンブラプレート用孔２５１ｃに嵌合し、タンブラプレートの面２３３−４ｄが、タンブラプレート用孔２５１ｃに隣接するサイドバー２５１の凸部２５１ｄの図中左側の面と当接するように構成されている。そして、サイドバー２５１が、矢印４５２の方向に移動することにより、タンブラプレート２３３−４の凹部２３３−４ａと、サイドバー２５１のタンブラプレート用孔２５１ｃの中に設けられた凸部２５１ａが嵌合する。
With reference to FIG. 21, in addition to the opening / closing plate 231-4 and the tumbler plate 233-4, the relationship between the side bars 251 will be described in detail. The
すなわち、サイドバー２５１は、矢印４５２の方向に移動することができるように構成されており、その場合、タンブラプレート２３３−４の位置は変化しない。また、サイドバー２５１が矢印４５１の方向にも移動することができるように構成されており、その場合、タンブラプレート用孔２５１ｃに嵌合しているタンブラプレート２３３−４もサイドバー２５１の移動に伴って、矢印４５１の方向に移動する。
That is, the
換言すれば、タンブラプレート２３３−４（タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８）は、開閉プレート２３１−４（開閉プレート２３１−１乃至２３１−８）の移動に伴って図中上下方向に移動可能であり、サイドバー２５１の移動に伴って、矢印４５１の方向、すなわち、シリンダ錠１９１の鍵の挿入方向にも移動可能となるように構成されている。
In other words, the tumbler plate 233-4 (tumbler plates 233-1 to 233-8) can move in the vertical direction in the drawing in accordance with the movement of the opening / closing plate 231-4 (opening / closing plates 231-1 to 231-8). In accordance with the movement of the
上述したように、係合ピン２３３−４ｂおよび係合ピン２３３−４ｃがそれぞれ係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂのいずれか１つの穴に係合するので、開閉プレート２３１−４の面２３１−４ｄとタンブラプレート２３３−４の面２３３−４ｄが当接するように、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４は係合している。 As described above, the engagement pin 233-4b and the engagement pin 233-4c engage with any one of the engagement hole 231-4a and the engagement hole 231-4b. The opening / closing plate 231-4 and the tumbler plate 233-4 are engaged so that the surface 231-4 d and the surface 233-4 d of the tumbler plate 233-4 contact each other.
サイドバー２５１が矢印４５１の方向に移動する場合、タンブラプレート用孔２５１ｃに嵌合しているタンブラプレート２３３−４は、サイドバー２５１の移動に伴って、矢印４５１の方向に移動するが、開閉プレート２３１−４は、図１７を参照して上述したように、内周シリンダ２０３の開閉プレート用孔２８１ｄに挿入されて固定されているため移動しない。このため、サイドバー２５１が矢印４５１の方向に移動すると、タンブラプレート２３３−４の面２３３−４ｄは、開閉プレート２３１−４の面２３１−４ｄから離れ、その結果、係合ピン２３３−４ｂおよび係合ピン２３３−４ｃと、係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂとの係合が解除される。
When the
このように、係合ピン２３３−４ｂおよび係合ピン２３３−４ｃと、係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂとの係合を解除する（係合ピン２３３−１ｂ乃至２３３−８ｂおよび係合ピン２３３−１ｃ乃至２３３−８ｃ、並びに係合穴２３１−１ａ乃至２３１−８ａおよび係合穴２３１−１ｂ乃至２３１−８ｂも、全て同様）ことで、シリンダ錠１９１のキーコードをリセットすることができる。
In this way, the engagement pins 233-4b and 233-4c are disengaged from the engagement holes 231-4a and 231-4b (engagement pins 233-1b to 233-8b). And the engagement pins 233-1c to 233-8c, and the engagement holes 231-1a to 231-8a and the engagement holes 231-1b to 231-8b are all the same), thereby resetting the key code of the
なお、同図に示されているように、実際には、係合ピン２３３−４ｂおよび係合ピン２３３−４ｃは、それぞれその尖端部分が序々に細くなるような傾斜を有する構成とされる。また、係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂは、それぞれその上部（面２３１−４ｄ側）が序々に広くなるような傾斜を有する構成とされる。このように構成することにより、係合ピン２３３−４ｂおよび係合ピン２３３−４ｃの位置が、それぞれ係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂのいずれか１つの穴の位置に、正確に一致していなくても、係合ピン２３３−４ｂおよび係合ピン２３３−４ｃが、それぞれ係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂのいずれか１つの穴に、よりスムーズに係合するようにできる。 As shown in the figure, in practice, the engaging pin 233-4b and the engaging pin 233-4c are each configured to have an inclination such that the pointed portion gradually becomes narrower. Further, each of the engagement holes 231-4a and the engagement holes 231-4b is configured to have an inclination such that the upper part (surface 231-4d side) gradually becomes wider. With this configuration, the positions of the engagement pin 233-4b and the engagement pin 233-4c are accurately set to the position of one of the engagement hole 231-4a and the engagement hole 231-4b, respectively. The engagement pin 233-4b and the engagement pin 233-4c can be more smoothly engaged with any one of the engagement hole 231-4a and the engagement hole 231-4b, respectively. You can do that.
このように、本発明のシリンダ錠１９１においては、係合ピン２３３−１ｂ乃至２３３−８ｂおよび係合ピン２３３−１ｃ乃至２３３−８ｃを、それぞれ係合穴２３１−１ａ乃至２３１−８ａおよび係合穴２３１−１ｂ乃至２３１−８ｂと係合させたり、または係合を解除させることにより、簡単にキーコードを設定、またはリセットできる。
Thus, in the
次に図２２を参照して、シリンダ錠１９１に挿入される鍵Ｋ3の例を説明する。図２２は、鍵Ｋ3の外観の例を示す斜視図である。鍵Ｋ3は、ユーザが鍵Ｋ3を回動させる場合に、保持する保持部４１１、およびシリンダ錠１９１に挿入する挿入部４１２により構成されている。挿入部４１２には、３段階の深さ（高さ）を有するすり鉢形状の孔として位置決め面４２１乃至４２８が設けられている。位置決め面４２１乃至４２８の３段階の深さ（高さ）の組み合わせにより、鍵Ｋ3のキーコードが特定される。
Next, an example of the key K3 inserted into the
なお、位置決め面４２１乃至４２８は、シリンダ錠１９１に挿入された場合、内周シリンダ２０３に対する、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８のそれぞれの位置を決めることができれば足り、すり鉢形状に限られない。
The positioning surfaces 421 to 428 need only be able to determine the respective positions of the tumbler plates 233-1 to 233-8 relative to the inner
図２３を参照して、正規の鍵Ｋ3が挿入されたシリンダ錠１９１について説明する。図２３は、鍵Ｋ3が挿入されたシリンダ錠１９１の縦断面図である。同図に示されるように、シリンダ錠１９１に鍵Ｋ3が挿入されると、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８のそれぞれは、位置決め面４２１乃至４２８のそれぞれに当接することによって、３段階の位置（高さ（図２３中の縦方向））のうちの１つの位置に移動する。
With reference to FIG. 23, the
また、同図においては、完全挿入確認バネ３１１の記載が省略されているが、シリンダ錠１９１に鍵Ｋ3が完全に挿入されると、鍵Ｋ3の挿入部４１２の尖端部が完全挿入確認バネ３１１の尖端部３１１ａに当接する。
Further, although the illustration of the complete
図２４乃至図２８を参照して、完全挿入確認バネ３１１と鍵Ｋ3の関係について詳細に説明する。図２４は、完全挿入確認バネ３１１の、内周シリンダ２０３またはジョイントカム２１２に対する取り付け位置を表す斜視図である。同図に示されるように、完全挿入確認バネ３１１は、内周シリンダ２０３とジョイントカム２１２の間に挿入される。上述したように、完全挿入確認バネ３１１は、その尖端部３１１ａがバネとなっており、通常（鍵Ｋ3が完全に挿入されていない場合）、尖端部３１１ａが内周シリンダ２０３の鍵穴２０３ａに入り込むように、バネ（尖端部３１１ａ自身）により付勢されている。
The relationship between the complete
図２５は、完全挿入確認バネ３１１が装着されたシリンダ錠１９１の縦断面図である。なお、同図は、図２３と同様の縦断面図であるが、図２５において、内周シリンダ２０３は、図２３の状態から１８０°回転した状態とされており、これに伴って、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８などが図中下側に表示されている。
FIG. 25 is a longitudinal sectional view of the
図２６は、図２５における完全挿入確認バネ３１１の周辺（図中円で囲まれた部分）を拡大した図である。同図に示されるように、完全挿入確認バネ３１１が、内周シリンダ２０３とジョイントカム２１２の間に装着されており、尖端部３１１ａは、内周シリンダ２０３の鍵穴２０３ａに係合するため、バネにより付勢されて内周シリンダ２０３の内部（図中左側）に突出している。この状態では、内周シリンダ２０３は、完全挿入確認バネ３１１により掛止（ロック）されるため、ジョイントカム２１２に対して相対的に回転できない。
FIG. 26 is an enlarged view of the periphery (portion surrounded by a circle in the drawing) of the complete
図２７は、図２５のシリンダ錠１９１に鍵Ｋ3が挿入された状態を表す縦断面図である。同図に示されるように鍵Ｋ3の挿入部４１２が挿入されると、挿入部４１２の尖端部が完全挿入確認バネ３１１の尖端部３１１ａと当接する。
FIG. 27 is a longitudinal sectional view showing a state where the key K3 is inserted into the
図２８は、図２７における完全挿入確認バネ３１１の周辺（図中円で囲まれた部分）を拡大した図である。同図に示されるように、完全挿入確認バネ３１１の尖端部３１１ａは、挿入部４１２の尖端部によって図中右方向に押圧されて、内周シリンダ２０３の内部に突出しない状態になっている。すなわち、尖端部３１１ａと、内周シリンダ２０３の鍵穴２０３ａのロックが解除された状態となっている。この状態であれば、内周シリンダ２０３は、完全挿入確認バネ３１１によるロックが解除されるため、ジョイントカム２１２に対して相対的に回転できる。
FIG. 28 is an enlarged view of the periphery of the complete
また、上述したように、完全挿入確認バネ３１１の尖端部３１１ａは、図中左から挿入される鍵の挿入部４１２の尖端部により、図中右方向に押圧されるようになっている。従って、シリンダ錠１９１に対して、鍵４１２を完全に（図中右方向一杯に）挿入しないと、尖端部３１１ａと、内周シリンダ２０３の鍵穴２０３ａの係合は解除されない。このため、挿入部４１２を中途半端に挿入しても、完全挿入確認バネ３１１によるロックが解除されず、内周シリンダ２０３は、ジョイントカム２１２に対して相対的に回転できない。
Further, as described above, the
このように、シリンダ錠１９１は、鍵Ｋ3が完全に挿入された場合、内周シリンダ２０３が回転するように構成されている。このように構成することで、例えば、ピッキングなどによりシリンダ錠１９１が不正に開錠されることを抑止し、また、キーコードを変更するとき、鍵が完全に挿入されていない状態で、その形状が誤って認識され、誤ったキーコードが登録されることを抑止することができる。
Thus, the
この例では、完全挿入確認バネ３１１の尖端部３１１ａと、挿入部４１２の尖端部が当接するようにシリンダ錠１９１が構成されているが、完全挿入確認バネ３１１の尖端部３１１ａを覆うボタンを設けて、このボタンと、挿入部４１２の尖端部が当接するようにシリンダ錠１９１を構成してもよい。図２９乃至図３３は、完全挿入確認ボタン３１２を設けた場合の、完全挿入確認バネ３１１と鍵Ｋ3の関係を表す図である。
In this example, the
図２９は、完全挿入確認バネ３１１と完全挿入確認ボタン３１２の、内周シリンダ２０３またはジョイントカム２１２に対する取り付け位置を表す斜視図である。同図は、図２４に対応する図であるが、図２４の場合と異なり、完全挿入確認バネ３１１と、内周シリンダ２０３の間に、完全挿入確認ボタン３１２が装着されている。そして、鍵Ｋ3が完全に挿入されていない場合、完全挿入確認ボタン３１２が内周シリンダ２０３の鍵穴２０３ａに係合するように、バネにより付勢されている。
FIG. 29 is a perspective view illustrating the attachment positions of the complete
図３０は、図２５に対応する縦断面図であり、図３１は、図３０の完全挿入確認ボタン３１２の周辺（図中円で囲まれた部分）を拡大した図である。
30 is a longitudinal sectional view corresponding to FIG. 25, and FIG. 31 is an enlarged view of the periphery of the complete
図３１に示されるように、完全挿入確認バネ３１１は、内周シリンダ２０３とジョイントカム２１２の間に装着されており、尖端部３１１ａを覆う完全挿入確認ボタン３１２は、内周シリンダ２０３の鍵穴２０３ａに係合するため、バネ（尖端部３１１ａ）により付勢され、内周シリンダ２０３の内部（図中左側）に突出している。この状態では、内周シリンダ２０３は、完全挿入確認ボタン３１２によりロックされるため、ジョイントカム２１２に対して相対的に回転できない。
As shown in FIG. 31, the complete
図３２は、図３０のシリンダ錠１９１に鍵Ｋ3の挿入部４１２が挿入された状態を表す縦断面図である。同図に示されるように挿入部４１２が挿入されると、挿入部４１２の尖端部が完全挿入確認ボタン３１２と当接する。
FIG. 32 is a longitudinal sectional view showing a state where the
図３３は、図３２における完全挿入確認ボタン３１２の周辺（図中円で囲まれた部分）を拡大した図である。同図に示されるように、完全挿入確認ボタン３１２は、図中左方向から挿入される鍵の挿入部４１２の尖端部により図中右方向に押圧され、挿入部４１２の尖端部と当接する面が、内周シリンダ２０３の図中右端の面とほぼ同等の位置となるまで、図中右側に移動している。すなわち、完全挿入確認ボタン３１２と、内周シリンダ２０３の鍵穴２０３ａの係合が解除された状態となっている。この状態であれば、内周シリンダ２０３は、完全挿入確認ボタン３１２によるロックが解除されるため、ジョイントカム２１２に対して相対的に回転できる。
FIG. 33 is an enlarged view of the periphery of the complete
このように構成することで、図２４を参照して上述した場合と同様に、シリンダ錠１９１が不正に開錠されることを抑止し、また、キーコードを変更するとき、誤ったキーコードが登録されることを抑止することができるとともに、鍵が完全に挿入されたか否かをより正確に検知することができる。
With this configuration, as in the case described above with reference to FIG. 24, the
鍵Ｋ3が挿入されたときのシリンダ錠１９１の内部の状態について、さらに詳細に説明する。図３４Ａ、図３４Ｂ、および図３４Ｃのそれぞれは、図２３のＣ−Ｃ線、Ｄ−Ｄ線、およびＥ−Ｅ線におけるシリンダ錠１９１の縦断面図である。
The state inside the
図３４Ａで示されるように、開閉プレート２３１−３が鍵Ｋ3の挿入部４１２の位置決め面４２３に当接されることで、開閉プレート２３１−３を図中下方向に付勢するバネ２３２−３が縮み、開閉プレート２３１−３が図中上方向に移動すると共に、開閉プレート２３１−３と係合しているタンブラプレート２３３−３の図中上下方向の位置も位置決めされる。すなわち、開閉プレート２３１−３は、鍵Ｋ3の形状に応じて位置決め面４２３の位置が変化する方向である図３４Ａの上下方向に移動可能となるように設けられており、タンブラプレート２３３−３は、係合ピン２３３−３ｂおよび２３３−３ｃが係合穴２３１−３ａおよび２３１−３ｂにそれぞれ係合されているので、開閉プレート２３１−３の上下方向の位置を追従し、その位置が特定されるように設けられている。
As shown in FIG. 34A, the opening / closing plate 231-3 is brought into contact with the
開閉プレート２３１−３は、鍵Ｋ3の挿入部４１２の位置決め面のうち、最も低い位置決め面４２３に当接するが、タンブラプレート２３３−３の係合ピン２３３−３ｂおよび２３３−３ｃは、開閉プレート２３１−３の係合穴２３１−３ａおよび２３１−３ｂのうち、最も高い位置の穴に係合しているので、タンブラプレート２３３−３は、位置決め面４２３に対してより高い位置に配置される。
The opening / closing plate 231-3 contacts the
その結果、タンブラプレート２３３−３の凹部２３３−３ａの図中の上下方向の位置がサイドバー２５１の凸部２５１ａの図中の上下方向の位置に一致する。
As a result, the vertical position of the concave portion 233-3a of the tumbler plate 233-3 in the drawing coincides with the vertical position of the
また、図３４Ｂで示されるように、開閉プレート２３１−５が鍵Ｋ3の挿入部４１２の位置決め面４２５に当接して、図中の上方向に移動されることで、開閉プレート２３１−５と共に、開閉プレート２３１−５と係合しているタンブラプレート２３３−５も上方向に移動される。
Further, as shown in FIG. 34B, the opening / closing plate 231-5 abuts on the
開閉プレート２３１−５は、鍵Ｋ3の挿入部４１２の中間の高さの位置決め面４２５に当接するが、タンブラプレート２３３−５の係合ピン２３３−５ｂおよび２３３−５ｃは、開閉プレート２３１−５の係合穴２３１−５ａおよび２３１−５ｂのうち、中間の高さの穴に係合しているので、タンブラプレート２３３−５は、位置決め面４２５に対して中間の高さの位置に配置される。
The opening / closing plate 231-5 contacts the
その結果、タンブラプレート２３３−５の凹部２３３−５ａの図中の上下方向の位置がサイドバー２５１の凸部２５１ａの図中の上下方向の位置に一致する。
As a result, the vertical position of the concave portion 233-5a of the tumbler plate 233-5 in the drawing coincides with the vertical position of the
さらに、図３４Ｃで示されるように、開閉プレート２３１−７が鍵Ｋ3の挿入部４１２の位置決め面４２７に当接して、図中の上方向に移動されることで、開閉プレート２３１−７と共に、開閉プレート２３１−７と係合しているタンブラプレート２３３−７も上方向に移動される。
Furthermore, as shown in FIG. 34C, the opening / closing plate 231-7 abuts on the
開閉プレート２３１−７は、鍵Ｋ3の挿入部４１２の最も高い位置決め面４２７に当接するが、タンブラプレート２３３−７の係合ピン２３３−７ｂおよび２３３−７ｃは、開閉プレート２３１−７の係合穴２３１−７ａおよび２３１−７ｂのうち、最も低い位置の穴に係合しているので、タンブラプレート２３３−７は、位置決め面４２７に対してより低い位置に配置される。
The opening / closing plate 231-7 contacts the
その結果、タンブラプレート２３３−７の凹部２３３−７ａの図中の上下方向の位置がサイドバー２５１の凸部２５１ａの図中の上下方向の位置に一致する。
As a result, the vertical position of the concave portion 233-7a of the tumbler plate 233-7 in the drawing coincides with the vertical position of the
以上、タンブラプレート２３３−３，２３３−５および２３３−７について説明したが、タンブラプレート２３３−１，２３３−２，２３３−４，２３３−６、および２３３−８も同様に、その凹部２３３−１ａ，２３３−２ａ，２３３−４ａ，２３３−６ａ、および２３３−８ａの位置がサイドバー２５１の凸部２５１ａの位置に一致する。すなわち、シリンダ錠１９１は、正規の鍵Ｋ3の挿入部４１２の形状（位置決め面４２１乃至４２８の高さ）に合わせてキーコードが設定されているので、鍵Ｋ3が挿入された場合、各タンブラプレートの凹部の位置が全てサイドバー２５１の凸部２５１ａの位置と一致する。従って、サイドバー２５１の凸部２５１ａは、内周シリンダ２０３を回動してシリンダ錠１９１を開錠する際には、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８の凹部２３３−１ａ乃至２３３−８ａに挿入されることになる。
The tumbler plates 233-3, 233-5, and 233-7 have been described above, but the tumbler plates 233-1, 233-2, 233-4, 233-6, and 233-8 similarly have their recesses 233- The positions of 1a, 233-2a, 233-4a, 233-6a, and 233-8a coincide with the position of the
次に、図３５乃至図３９を参照して、シリンダ錠１９１の開錠の詳細について、順を追って説明する。図３５は、鍵Ｋ3が挿入されていない状態の、図１７のＡ−Ａ線におけるシリンダ錠１９１の縦断面図である。同図に示されるように、シリンダ錠１９１には鍵Ｋ3の挿入部４１２が挿入されていないため、開閉プレート２３１−４は、挿入部４１２の位置決め面と当接しておらず、開閉プレート用バネ２３２−４によって、図中下方向に付勢され、開閉プレート２３１−４と共に、開閉プレート２３１−４と係合しているタンブラプレート２３３−４も下方向に付勢されている。その結果、タンブラプレート２３３−４の凹部２３３−４ａの図中の上下方向の位置とサイドバー２５１の凸部２５１ａの図中の上下方向の位置が一致していない。
Next, with reference to FIGS. 35 to 39, details of unlocking the
図３６は、このときのサイドバー２５１、開閉プレート２３１−４、およびタンブラプレート２３３−４の位置の関係を表す斜視図である。同図においては、タンブラプレート用孔２５１ｃの中で、タンブラプレート２３３−４の凹部２３３−４ａの上下方向の位置とサイドバー２５１の凸部２５１ａの上下方向の位置が一致しない状態となっており、サイドバー２５１は、開閉プレート２３１−４、およびタンブラプレート２３３−４に対して、後述する図３９の場合と比較して、遠い位置にある（離れている）。
FIG. 36 is a perspective view showing the positional relationship between the
次に、シリンダ錠１９１に鍵Ｋ3が挿入されると、図３７に示されるように、開閉プレート２３１−４が鍵Ｋ3の挿入部４１２の位置決め面４２４に当接して、図中の上方向に移動されることで、開閉プレート２３１−４と共に、開閉プレート２３１−４と係合しているタンブラプレート２３３−４も上方向に移動される。その結果、タンブラプレート２３３−４の凹部２３３−４ａの図中の上下方向の位置がサイドバー２５１の凸部２５１ａの図中の上下方向の位置に一致する。
Next, when the key K3 is inserted into the
上述したように、正規の鍵Ｋ3が完全に挿入されると、タンブラプレート２３３−４に限らず、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８の全てがそれぞれ移動され、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８の凹部２３３−１ａ乃至２３３−８ａの図中の上下方向の位置が、全てサイドバー２５１の凸部２５１ａの図中の上下方向の位置に一致する。
As described above, when the regular key K3 is completely inserted, not only the tumbler plate 233-4 but also all of the tumbler plates 233-1 to 233-8 are moved, respectively, and the tumbler plates 233-1 to 233- The positions of the eight concave portions 233-1a to 233-8a in the vertical direction in the drawing all coincide with the vertical positions of the
この状態で、ユーザが鍵Ｋ3を図中時計回りに回動させると、サイドバー２５１（の凸部２５１ｂ）は、外周シリンダ２０１（凹部２０１ｄ）の形状に沿って、図中右方向に緩やかに押圧される。そして、サイドバー２５１が右方向に移動して、凸部２５１ａがタンブラプレートの凹部２３３−１a乃至２３３−８ａに挿入されることになる。
In this state, when the user rotates the key K3 in the clockwise direction in the figure, the side bar 251 (the
すなわち、図３８に示されるように、鍵Ｋ3が回動されることで、外周シリンダ２０１の凹部２０１dとサイドバー２５１の凸部２５１ｂとの嵌合が解除される（内周シリンダ２０３が外周シリンダ２０１に対して回動する状態になる）。
That is, as shown in FIG. 38, when the key K3 is rotated, the fitting between the
このとき、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４が係合する部分である係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂと係合ピン２３３−４ｂおよび係合ピン２３３−４ｃには、図中上下方向に、互いに相反する方向に力がかかる（負荷がかかる）が、係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂと係合ピン２３３−４ｂおよび係合ピン２３３−４ｃは、前後方向（図中奥行方向）に係合するように構成されているので、回動中に係合が外れる可能性は低く、その結果シリンダ錠１９１の耐久性が向上する。
At this time, the engagement hole 231-4a, the engagement hole 231-4b, the engagement pin 233-4b, and the engagement pin 233-4c are portions where the opening / closing plate 231-4 and the tumbler plate 233-4 are engaged. Although forces are applied in the opposite directions in the vertical direction in the drawing (load is applied), the engagement holes 231-4a and 231-4b, the engagement pins 233-4b, and the engagement pins 233-4c Since it is configured to engage in the front-rear direction (depth direction in the figure), the possibility of disengagement during rotation is low, and as a result, the durability of the
図３９は、このときのサイドバー２５１、開閉プレート２３１−４、およびタンブラプレート２３３−４の位置の関係を表す斜視図である。同図においては、タンブラプレート用孔２５１ｃの中で、タンブラプレート２３３−４の凹部２３３−４ａの上下方向の位置とサイドバー２５１の凸部２５１ａの上下方向の位置が一致した状態となっており、サイドバー２５１の凸部２５１ａがタンブラの凹部２３３−１a乃至２３３−８ａに挿入されたため、サイドバー２５１は、開閉プレート２３１−４、およびタンブラプレート２３３−４に対して、図３６の場合と比較して近接している。
FIG. 39 is a perspective view showing the positional relationship between the
このように、シリンダ錠１９１は、正規の鍵Ｋ3を完全に挿入し、回動させることで開錠することができる。シリンダ錠１９１の開錠を制御する部品は、主に、サイドバー２５１、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８、およびタンブラプレート２３３−１乃至２３３−８なので、従来のシリンダ錠に比べて部品数が少なく、シリンダ錠１９１を、簡単かつ耐久性の高い構造にすることができる。
In this way, the
一方、正規の鍵Ｋ3が完全に挿入されていない場合、シリンダ錠１９１を開錠することはできない。すなわち、正規の鍵以外の鍵を挿入したり、正規の鍵Ｋ3の挿入が完全でないような（鍵Ｋ3を中途半端に挿入したような）場合、図４０に示されるように、開閉プレート２３１−４が挿入された鍵の位置決め面に当接して、図中の上方向に移動されることで、開閉プレート２３１−４と共に、開閉プレート２３１−４と係合しているタンブラプレート２３３−４も上方向に移動されるものの、タンブラプレート２３３−４の凹部２３３−４ａの図中の上下方向の位置がサイドバー２５１の凸部２５１ａの図中の上下方向の位置に一致しない状態になる。
On the other hand, when the regular key K3 is not completely inserted, the
なお、図４０において、シリンダ錠１９１には正規の鍵Ｋ3以外の鍵が挿入されており、開閉プレート２３１−４は、その鍵の位置決め面（位置決め面４２４とは、図中上下方向の位置が異なる位置決め面）と当接しているものとする。
In FIG. 40, a key other than the regular key K3 is inserted into the
この状態で、鍵を回動しようとすると、サイドバー２５１（の凸部２５１ｂ）は、上述した場合と同様に、外周シリンダ２０１（凹部２０１ｄ）の形状に沿って、図中右方向に緩やかに押圧されるが、凸部２５１ａが、タンブラプレート２３３−４の凹部２３３−４ａのやや上の部分に当接してしまい、サイドバー２５１は、図中右側に移動することができない。従って、外周シリンダ２０１の凹部２０１dとサイドバー２５１の凸部２５１ｂとの嵌合が解除されず、鍵を回動させることはできない。
When the key is to be rotated in this state, the side bar 251 (the
仮に、その鍵の開閉プレート２３１−４に対応する位置決め面の高さが、偶然適当な位置に設定されており、凹部２３３−４ａの図中の上下方向の位置がサイドバー２５１の凸部２５１ａの図中の上下方向の位置に一致したとしても、正規の鍵Ｋ3を完全に挿入しなければ、凹部２３３−１ａ乃至２３３−８ａのいずれかのうち、少なくとも１つは、サイドバー２５１の凸部２５１ａと、図中の上下方向の位置が一致しない状態になる。
Temporarily, the height of the positioning surface corresponding to the key opening / closing plate 231-4 is set to an appropriate position by chance, and the vertical position of the concave portion 233-4a in the drawing is the
従って、サイドバー２５１（の凸部２５１ｂ）を図中右方向に押圧しても、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８のいずれかのうち、少なくとも１つは、サイドバー２５１の凸部２５１ａと、その凹部２３３−１ａ乃至２３３−８ａ以外の部分で当接してしまい、サイドバー２５１の凸部２５１ａが、タンブラの凹部２３３−１a乃至２３３−８ａに挿入されず、外周シリンダ２０１の凹部２０１ｄとサイドバー２５１の凸部２５１ｂとの嵌合が外れることがないため内周シリンダ２０３は外周シリンダ２０１に対して回動することができないことになる。
Therefore, even if the side bar 251 (the
このように、シリンダ錠１９１は、正規の鍵Ｋ3が完全に挿入されなければ、開錠できないように施錠されている。
In this way, the
次に、図４１乃至図４６を参照してシリンダ錠１９１のキーコードをリセットするリセット状態への移行について説明する。図４１は、リセットボタン２１１を説明する図である。同図に示されるように、リセットボタン２１１は、図中の上下方向に移動可能に設けられている。リセットボタン２１１の凸部２１１ａは、ジョイントブロック２４２に当接し、ジョイントブロック２４２に当接するリセット用バネ２４３は、内周シリンダ２０３の孔２８１ｊに配置される。リセット用バネ２４３は、ジョイントブロック２４２、およびリセットボタン２１１を図中の上側に付勢する。
Next, the transition to the reset state in which the key code of the
リセットボタン２１１が図中の下方向に押圧されていない状態においては、ジョイントブロック２４２が、内周シリンダ２０３の孔２８１ｊに挿入され、嵌合されると共に、ジョイントブロック２４２は、ジョイントカム２１２の凹部２１２ｃと嵌合する。従って、リセットボタン２１１が図中の下方向に押圧されていない状態においては、内周シリンダ２０３にジョイントカム２１２が固定される。
In a state where the
一方、リセットボタン２１１が図中の下方向に押圧された場合、ジョイントブロック２４２が、図中の下方向に移動し、リセットボタン２１１がジョイントカム２１２に嵌合する。そして、ジョイントブロック２４２の上側の面と、ジョイントカム２１２の内周の面とが一致することにより、外周シリンダ２０１に対して、内周シリンダ２０３は回動自在となるとともに、ジョイントカム２１２は、外周シリンダ２０１に固定される。
On the other hand, when the
図４２Ａは、正規の鍵Ｋ3が挿入され、リセットされていないシリンダ錠１９１について、図１７の図中上方向からみた断面図である。図４２Ｂは、図４２ＡのＦ−Ｆ線におけるシリンダ錠１９１の縦断面図である。
42A is a cross-sectional view of the
図４２Ａに示されるように、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８は、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８と係合されており、図４２Ｂに示されるように、正規の鍵Ｋ3が挿入されることで、タンブラプレート２３３−４（タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８も同様）は、タンブラプレート２３３−４の凹部２３３−４ａの図中の上下方向の位置がサイドバー２５１の凸部２５１ａの図中の上下方向の位置に一致するように位置決めされている。
As shown in FIG. 42A, the opening / closing plates 231-1 to 231-8 are engaged with the tumbler plates 233-1 to 233-8, and the regular key K3 is inserted as shown in FIG. 42B. Thus, in the tumbler plate 233-4 (the same applies to the tumbler plates 233-1 to 233-8), the vertical position of the concave portion 233-4a of the tumbler plate 233-4 in the drawing is the
シリンダ錠１９１をリセットする場合、リセットボタン２１１を押下した状態で、鍵Ｋ3を回動させる。すなわち、シリンダ１９１を開錠する場合と同様に、外周シリンダ２０１の凹部２０１dとサイドバー２５１の凸部２５１ｂとの嵌合が解除され、内周シリンダ２０３が外周シリンダ２０１に対して回動するが、シリンダ１９１を開錠する場合と異なり、リセットボタン２１１がジョイントカム２１２に嵌合しているため、ジョイントカム２１２は、外周シリンダ２０１に固定され、回動しない。
When the
図４３は、図４２Ａに示される状態から、リセットボタン２１１を押下して、鍵Ｋ3を１８０°回動させた状態を表す図である。同図においては、内周シリンダ２０３の回動に伴って、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８、およびサイドバー２５１も回動している。すなわち、図４２Ａにおいて、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８およびサイドバー２５１は、図中左側に表示されているが、図４３において、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８およびサイドバー２５１は、図中右側に表示されている。なお、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８は、図４２Ａの状態から、その上下が逆転した状態となっている。
FIG. 43 is a diagram illustrating a state in which the
サイドバー２５１は、サイドバー２５１の図４３中上方向の端部に当接するように装着されたサイドバー前後移動用バネ２５２−３により図４３中下方向に付勢される。さらにジョイントカム２１２は、図４３中左側の端部２１２ｄに対して、図４３中右側の端部２１２ｅの方が下方向に突出するように構成されており、ジョイントカム２１２の端部に、図４３中上側の端部を当接させながら回動するサイドバー２５１は、サイドバー前後移動用バネ２５２−３とジョイントカム２１２端部２１２ｅにより図４３中下方向に付勢され、サイドバー２５１全体が、図４３中下方向に移動する。その結果、サイドバー２５１の図４３中下側の端部２５１ｄが、外周シリンダ２０１の凹部２０１ｅに嵌合する。
The
このとき、図２１を参照して上述したように、サイドバー２５１のタンブラプレート用孔２５１ｃに嵌合しているタンブラプレート２３３−１乃至２３３−８もサイドバー２５１の移動に伴って、図４３中下方向に移動する。そして、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８の面２３３−１ｄ乃至２３３−８ｄは、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８の面２３１−１ｄ乃至２３１−８ｄから離れ、係合ピン２３３−１ｂ乃至２３３−８ｂおよび係合ピン２３３−１ｃ乃至２３３−８ｃと、係合穴２３１−１ａ乃至２３１−８aおよび係合穴２３１−１ｂ乃至２３１−８ｂとの係合が解除される。
At this time, as described above with reference to FIG. 21, the tumbler plates 233-1 to 233-8 fitted in the tumbler plate holes 251c of the
図４４Ａ、図４４Ｂ、図４５Ａ、および図４５Ｂを参照して、サイドバー２５１の移動に伴って、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８とタンブラプレート２３３−１乃至２３３−８の係合が解除される様子を説明する。
44A, 44B, 45A, and 45B, the engagement of the open / close plates 231-1 to 231-8 and the tumbler plates 233-1 to 233-8 is released as the
図４４Ａは、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４の係合が解除されていない状態の、サイドバー２５１の位置を表す斜視図である。同図において、サイドバー２５１（内周シリンダ２０３）は、その端部２５１ｄが、図４３の外周シリンダ２０１の凹部２０１ｅに嵌合する位置まで回動されていないものとする。
FIG. 44A is a perspective view illustrating the position of the
図４４Ｂは、図４４Ａを矢印４９１の方向からみた図である。同図に示されるように、タンブラプレート２３３−４の係合ピン２３３−４ｂおよび２３３−４ｃが開閉プレート２３１−４の係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂと係合し、その結果、開閉プレート２３１−４の面２３１−４ｄとタンブラプレート２３３−４の面２３３−４ｅとがほぼ当接している。
FIG. 44B is a view of FIG. 44A viewed from the direction of the
図４５Ａは、図４４Ａに示される状態から、内周シリンダ２０３がさらに回動され、サイドバー２５１の端部２５１ｄが、図４３の外周シリンダ２０１の凹部２０１ｅに嵌合する位置となった状態を表す斜視図である。同図においては、サイドバー２５１が、矢印５１１で示される方向に移動しており、サイドバー２５１の移動に伴って、タンブラプレート２３３−４も矢印５１１で示される方向に移動している。これに対して、開閉プレート２３１−４は移動していない。
FIG. 45A shows a state in which the inner
図４５Ｂは、図４５Ａを図４５Ａの矢印４９２の方向からみた図である。同図に示されるように、サイドバー２５１の移動に伴って、タンブラプレート２３３−４も図中右方向に移動したため、開閉プレート２３１−４の面２３１−４ｄからタンブラプレート２３３−４の面２３３−４ｅが離れ、係合ピン２３３−４ｂおよび２３３−４ｃと、開閉プレート２３１−４の係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂとの係合が解除されている。
45B is a view of FIG. 45A as viewed from the direction of the
図４４Ａ、図４４Ｂ、図４５Ａ、および図４５Ｂにおいては、例として、開閉プレート２３１−４とタンブラプレート２３３−４との係合が解除される様子を説明したが、開閉プレート２３１−１乃至３とタンブラプレート２３３−１乃至３の係合、および開閉プレート２３１−５乃至８とタンブラプレート２３３−５乃至８の係合も同様にして解除される。 In FIG. 44A, FIG. 44B, FIG. 45A, and FIG. 45B, the manner in which the engagement between the opening / closing plate 231-4 and the tumbler plate 233-4 has been described as an example has been described. Similarly, the engagement of the tumbler plates 233-1 to 233-1 and the engagement of the opening / closing plates 231-5 to 231 to the tumbler plates 233-5 to 233 are also released.
この状態で、鍵Ｋ3をシリンダ錠１９１から引き抜くと、リセットが完了する。
When the key K3 is pulled out from the
図４６は、図４３のＧ−Ｇ線におけるシリンダ錠１９１の縦断面図である。図４６において、鍵Ｋ3はシリンダ錠１９１から引き抜かれたものとする。同図に示されるように、鍵Ｋ3が引き抜かれたことにより、開閉プレート２３１−４（開閉プレート２３１−１乃至２３１−８も同様）は、開閉プレート用バネ２３２−４により付勢され、図中上方向に移動する。一方、タンブラプレート２３３−４は、凹部２３３−４ａがサイドバー２５１の凸部２５１ａに嵌合して固定されているため移動しない。このとき、開閉プレート２３１−４は、係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂのいずれの穴の位置も、タンブラプレート２３３−４の係合ピン２３３−４ｂおよび２３３−４ｃの位置と一致しない状態となるまで、図中上方向に移動する。
46 is a longitudinal sectional view of the
このようにして、シリンダ錠１９１に設定されていた鍵Ｋ3に対応するキーコードがリセットされる。
In this way, the key code corresponding to the key K3 set in the
次に、シリンダ錠１９１のキーコードを、新しい鍵Ｋ4に対応するキーコードに変更する操作について説明する。キーコードを変更する場合、鍵Ｋ3をシリンダ錠１９１から引き抜いた後、新しい鍵Ｋ4をシリンダ錠１９１に挿入し、鍵Ｋ4を回動させる。
Next, an operation for changing the key code of the
図４７Ａは、図４３に示される状態から、鍵Ｋ3が引き抜かれ、新しい鍵（例えば、鍵Ｋ4）が挿入された状態を表す図である。図４７Ｂは、図４７ＡのＨ−Ｈ線におけるシリンダ錠１９１の縦断面図である。図４７Ｂに示されるように、鍵Ｋ4が挿入されたことにより、開閉プレート２３１−４（開閉プレート２３１−１乃至２３１−８も同様）が、鍵Ｋ4の所定の位置決め面に当接することにより図中下方向に移動する。この例では、開閉プレート２３１−４は、係合穴２３１−４ａおよび係合穴２３１−４ｂの図中最も下側の穴の位置が、タンブラプレート２３３−４の係合ピン２３３−４ｂおよび２３３−４ｃの位置と一致する状態となるまで、図中下方向に移動している。
FIG. 47A is a diagram illustrating a state in which the key K3 has been extracted from the state illustrated in FIG. 43 and a new key (for example, key K4) has been inserted. 47B is a longitudinal sectional view of the
この状態で、鍵Ｋ4を反時計回り（時計回りでもよい）に回動させることによりシリンダ錠１９１のキーコードは変更される。図４７Ａにおいて、鍵Ｋ4を反時計回り（時計回りでもよい）に回動させるとき、サイドバー２５１は、外周シリンダの凹部２０１ｅの形状に従って、図中上方向に緩やかに押圧され、内周シリンダ２０３（鍵Ｋ4）の回動に伴って、図中上方向に移動する。これにより、図４４Ａ、図４４Ｂ、図４５Ａ、および図４５Ｂを参照して上述した場合とは逆に、サイドバー２５１の移動に伴って、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８とタンブラプレート２３３−１乃至２３３−８が係合する。
In this state, the key code of the
図４８Ａは、図４７Ａに示される状態から、鍵Ｋ4（内周シリンダ２０３）を反時計回り（時計回りでもよい）に１８０°回動させた状態を表す図である。同図において、内周シリンダ２０３の回動に伴って、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８、およびサイドバー２５１も回動している。すなわち、図４７Ａにおいて、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８およびサイドバー２５１は、図中右側に表示されているが、図４８Ａにおいて、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８およびサイドバー２５１は、図中左側に表示されている。なお、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８は、図４７Ａの状態からその上下が逆転した状態となっている。そして、サイドバー２５１が図中上方向に移動したことに伴って、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８と、タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８が、鍵Ｋ4の位置決め面に合わせた状態に係合されている。
FIG. 48A is a diagram illustrating a state in which the key K4 (inner cylinder 203) is rotated 180 ° counterclockwise (or clockwise) from the state illustrated in FIG. 47A. In the same figure, the opening / closing plates 231-1 to 231-8, the tumbler plates 233-1 to 233-8, and the
また、リセット用バネ２４３の付勢力によってリセットボタン２１１が図４１の上方向に戻り、再び内周シリンダ２０３とジョイントカム２１２がジョイントブロック２４２を介して固定される。
Further, the
図４８Ｂは、図４８ＡのＩ−Ｉ線におけるシリンダ錠１９１の縦断面図である。同図に示されるように、鍵Ｋ4が挿入されたことで、タンブラプレート２３３−４（タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８も同様）は、タンブラプレート２３３−４の凹部２３３−４ａの図中の上下方向の位置がサイドバー２５１の凸部２５１ａの図中の上下方向の位置に一致するように位置決めされている。すなわち、シリンダ錠１９１のキーコードが、新しい鍵Ｋ4に対応するキーコードに変更されている。
48B is a longitudinal sectional view of the
サイドバー２５１は、サイドバー左右移動用バネ２５２−１および２５２−２により図中左方向に付勢されるため、外周シリンダ２０１の凹部２０１dとサイドバー２５１の凸部２５１ｂが嵌合し、サイドバー２５１は、図中左の方向に移動する。これにより、サイドバー２５１の凸部２５１ａとタンブラプレート２３３−４の凹部２３３−４ａの嵌合が解除される。
Since the
この状態で、鍵Ｋ4をシリンダ錠１９１から引き抜くと、キーコードの変更が完了する。タンブラプレート２３３−１乃至２３３−８は、鍵Ｋ4の位置決め面に基づいて、その凹部２３３−１ａ乃至２３３−８ａの図中の上下方向の位置がサイドバー２５１の凸部２５１ａの図中の上下方向の位置に一致するように位置決めされているので、キーコードの変更が完了した後、シリンダ錠１９１は、鍵Ｋ4以外の鍵では開錠できないようになる。
When the key K4 is pulled out from the
このようにしてシリンダ錠１９１のキーコードが変更される。
In this way, the key code of the
次に、図４９乃至図５２を参照して、シリンダ錠１９１の中で、鍵が挿入される内周シリンダ２０３の内部構造の詳細について説明される。
Next, with reference to FIGS. 49 to 52, details of the internal structure of the inner
図４９は、内周シリンダ２０３の外観を表す図であり、図５０は、図４９の斜線で示される面５５１に沿って内周シリンダ２０３を切断した場合の断面図である。上述したように、ユーザは、鍵（例えば、鍵Ｋ3）を内周シリンダの鍵穴２０３ａに挿入する。このとき、鍵Ｋ3の挿入部４１２は、その尖端が図中左側（シリンダ錠１９１において鍵穴２０３ａが露出する側）から、図中右側（ジョイントカム２１２側）に向かって挿入される。なお、図５０では、完全挿入確認バネ３１１の記載を省略している。
FIG. 49 is a diagram illustrating the appearance of the inner
図５１は、図５０の内周シリンダ２０３の図中右側の端部付近（図中円で囲まれた部分）を拡大した図である。同図に示されるように、内周シリンダ２０３の内側の面（鍵Ｋ3の挿入部４１２と当接する側の面）におけるジョイントカム２１２側の図中上側に位置する端部２０３ｂは、図中右側に向かって下がる傾斜を有している。端部２０３ｂの傾斜は、鍵Ｋ3の挿入部４１２の尖端部の形状に合わせて形成されており、鍵Ｋ3が内周シリンダの鍵穴２０３ａに完全に挿入されたとき、挿入部４１２の尖端部が端部２０３ｂと当接する。
FIG. 51 is an enlarged view of the vicinity of the right end of the inner
また、図５１には記載が省略されているが、端部２０３ｂと対面するように、内周シリンダ２０３の内側の面（鍵Ｋ3の挿入部４１２と当接する側の面）におけるジョイントカム２１２側の図中下側に位置する端部２０３cも、鍵Ｋ3の挿入部４１２の尖端部の形状に合わせて、図中右側に向かって上がる傾斜を有している。従って、鍵Ｋ3が内周シリンダの鍵穴２０３ａに完全に挿入されたとき、挿入部４１２の尖端部が、端部２０３ｂと端部２０３ｃに挟まれるようにして止まる。
Further, although not shown in FIG. 51, the
図５２は、鍵Ｋ3が完全に挿入されたときのシリンダ錠１９１の断面図である。同図に示されるように、挿入部４１２の尖端部が、端部２０３ｂと端部２０３ｃに挟まれるように当接している。
FIG. 52 is a cross-sectional view of the
内周シリンダ２０３の内部をこのように構成することで、完全に挿入された鍵Ｋ3は、挿入部４１２の尖端部が、端部２０３ｂと端部２０３ｃにより挟まれて止まるので、内周シリンダ２０３の中で、挿入部４１２の図中上下方向の高さが一定に保持される。その結果、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８は、それぞれ挿入部４１２の所定の位置決め面と正確に当接し、シリンダ錠１９１の開施錠の動作の安定性を向上させることができる。
By configuring the inside of the inner
すなわち、内周シリンダ２０３の内側の面に設けられた端部２０３ｂと２０３ｃは、シリンダ錠１９１に挿入された鍵の振れを防止して、鍵の位置を安定させる振れ止め機構として機能する。
That is, the
ところで、完全挿入確認バネ３１１、または完全挿入確認ボタン３１２を用いてシリンダ錠１９１に鍵が完全に挿入されたか否かを検知する方法については、図２４乃至図３３を参照して上述したが、シリンダ錠１９１に鍵が完全に挿入されたか否かをさらに別の方法で検知することもできる。図５３は、シリンダ錠１９１に鍵が完全に挿入されたことを検知する完全挿入確認プレート３１３を用いて、シリンダ錠１９１を構成する例を示す図である。
By the way, the method for detecting whether the key is completely inserted into the
図５３に示されるように、内周シリンダ２０３の、ジョイントカム２１２と当接する面に近い位置（図中右側）に、完全挿入確認プレート用孔２０３ｄが設けられており、完全挿入確認プレート用孔２０３ｄに完全挿入確認プレート３１３が装着される。
As shown in FIG. 53, a complete insertion
完全挿入確認プレート用孔２０３ｄは、内周シリンダ２０３のジョイントカム２１２と当接する面に近い位置、すなわち、鍵Ｋ3が完全に挿入されたとき、挿入部４１２の尖端部と当接する端部２０３ｂと端部２０３ｃが位置する部分に、完全挿入確認プレート３１３を、鍵Ｋ3の挿入方向と直交する方向に装着できるように設けられている。完全挿入確認プレート用孔２０３ｄは、同図には示されていないが、内周シリンダ２０３を、図中下方向に向かって貫通している。完全挿入確認プレート３１３は、図中上側の端部３１３ａが、挿入された鍵Ｋ3の挿入部４１２の尖端部と当接し、図中下側の端部３１３ｂが、内周シリンダ２０３を貫通して、外周シリンダ２０１の一部と係合するように装着される。
The complete insertion
完全挿入確認プレート用バネ３１４は、その端部３１４ａが内周シリンダの凹部２０３ｅに嵌合するように装着され、完全挿入確認プレート３１３を図中下方向に付勢する。
The complete insertion
図５４は、完全挿入確認プレート３１３が装着されたシリンダ錠１９１の縦断面図である。同図に示されるように、内周シリンダ２０３の端部２０３ｂにおいて、鍵穴２０３ａの図中奥行方向の後ろ側（裏側）に設けられた完全挿入確認プレート用孔２０３ｄに装着された完全挿入確認プレート３１３の端部３１３ａが、完全挿入確認プレート用バネ３１４により付勢されて図中下方向に向かって鍵穴２０３ａの中に突出している。
FIG. 54 is a longitudinal sectional view of the
図５５は、図５４のＪ−Ｊ線におけるシリンダ錠１９１の縦断面図である。同図に示されるように、完全挿入確認プレート３１３は、完全挿入確認プレート用孔２０３ｄに沿って、図中上下方向（鍵Ｋ3の挿入方向と直交する方向）に移動可能となるように装着されている。完全挿入確認プレート３１３は、鍵Ｋ3が完全に挿入されていない場合、完全挿入確認プレート用バネ３１４により付勢されて図中下方向の端部３１３ｂが、外周シリンダ２０１に設けられた係合穴２０１ｅに係合し、図中上方向の端部３１３ａ（の一部）が、鍵穴２０３ａの中に突出するように構成されている。この状態では、完全挿入プレート３１３の端部３１３ｂが外周シリンダ２０１の係合穴２０１ｅに係合してロックされているため、内周シリンダ２０３を、外周シリンダ２０１に対して回動させることができない。
55 is a longitudinal sectional view of the
シリンダ錠１９１に鍵Ｋ3が挿入されるとき、挿入部４１２が、図５４の図中左方向から右方向に向かって挿入され、その尖端部を完全挿入確認プレート３１３の端部３１３ａと当接させながら、尖端部が内周シリンダ２０３の端部２０３ｂと２０３ｃに当接するまで、さらに右方向に挿入されていく。その結果、完全挿入確認プレート３１３の端部３１３ａは、挿入部４１２が図５４中右方向に挿入されるのに伴って、図５５（図５４）中上方向に押圧され、完全挿入確認プレート３１３全体が、図５５中上方向に移動する。
When the key K3 is inserted into the
図５６は、鍵Ｋ3が完全に挿入されたシリンダ錠１９１の縦断面図である。鍵Ｋ3の挿入部４１２の尖端部は、図中右側から左側に向かって序々に広がっていく傾斜を有する形状とされているので、最初に完全挿入プレート３１３の端部３１３ａの図中下側に当接した挿入部４１２の尖端部は、図中右方向に挿入されていくとき、その形状（傾斜）に従って、端部３１３ａを序々に図中上方向に押圧していく。そして、同図に示されるように、挿入部４１２の尖端部が内周シリンダ２０３の端部２０３ｂおよび２０３ｃと当接する位置まで、図中右方向に挿入されたことに伴い、完全挿入確認プレート３１３の端部３１３ａは、挿入部４１２の尖端部によって押圧され、鍵穴２０３ａの中に突出しない位置まで、
図中上方向に移動している。
FIG. 56 is a longitudinal sectional view of the
It moves upward in the figure.
図５７は、図５６のＫ−Ｋ線におけるシリンダ錠１９１の縦断面図である。同図に示されるように、挿入部４１２の尖端部によって、完全挿入確認プレート３１３の端部３１３ａが押圧され、完全挿入確認プレート３１３全体が、矢印５０１の方向（図中上方向）に移動している。その結果、完全挿入プレート３１３の端部３１３ｂと外周シリンダ２０１の係合穴２０１ｅとの係合（ロック）が解除され、内周シリンダ２０３を回動させることができる。
57 is a longitudinal sectional view of the
シリンダ錠１９１をこのように構成することで、シリンダ錠１９１が不正に開錠されることを抑止し、また、鍵が完全に挿入されたか否かをより正確に検知することにより、キーコードを変更するとき、鍵が完全に挿入されていない状態のままキーコードが変更されて、誤ったキーコードが登録されることを抑止することができる。
By configuring the
上述したように、鍵が完全に挿入されたか否かは、完全挿入確認プレート３１３が、鍵Ｋ3の挿入部４１２の尖端部の傾斜に従って移動することにより検知される。鍵Ｋ3において挿入部４１２の尖端部の最も尖った部分（図５６中最も右側に位置する部分）は、長い期間鍵Ｋ3を使用していると、摩耗して擦り減ってしまう恐れがある。従って、挿入部４１２の尖端部の最も尖った部分が摩耗するのに伴って、挿入部４１２の長さが短くなり、完全挿入確認バネ３１１または完全挿入確認ボタン３１２を用いても、鍵が完全に挿入されたか否かを正確に検知できなくなる恐れがある。そこで、長い期間鍵Ｋ3を使用しても、比較的摩耗するおそれが少ない挿入部４１２の尖端部の傾斜を利用して鍵が完全に挿入されたことを検知する。このようにすることで、摩耗した鍵が挿入された場合であっても、鍵が完全に挿入されたか否かを正確に検知することができる。
As described above, whether or not the key is completely inserted is detected by moving the complete
また、挿入部４１２の尖端部のみを利用して鍵が完全に挿入されたことを検知するようにしたことにより、鍵Ｋ3の挿入部４１２の位置決め面４２１乃至４２８のぞれぞれは全て、開閉プレート２３１−１乃至２３１−８の位置を特定するキーコードとして利用することができ、その結果、シリンダ錠１９１のセキュリティを低下させることなく、鍵が完全に挿入されたか否かを正確に検知することができる。
Further, by detecting that the key has been completely inserted using only the tip of the
ところで、遊技場に設置されているスロット遊技台などの遊技機においては、事前に、いわゆる「当たり」の出る確率などを変更する遊技場の運営上重要な設定を行う必要がある。このような重要な設定の操作を行う場合、当然、遊技場の担当者が、予め許可されたタイミングで、予め許可された設定を行うことが求められる。例えば、不正に、重要な設定の操作が行われた場合、遊技場の顧客がスロット遊技台などで行うゲームの結果が、予め想定していたものと大きく異なったものとなり、その結果、遊技場の営業などに多大な影響が出てしまう。 By the way, in a gaming machine such as a slot game machine installed in a game hall, it is necessary to make an important setting in advance for the management of the game hall to change the probability of a so-called “winning”. When performing such an important setting operation, it is natural that a person in charge of the game hall is required to perform a previously permitted setting at a previously permitted timing. For example, if an operation of an important setting is performed illegally, the result of the game played by the game hall customer on the slot game machine or the like will be greatly different from what was assumed in advance, and as a result, the game hall Will have a significant impact on the sales of the company.
そこで、このような重要な設定の操作を行う場合、予め鍵によるシリンダ錠の開錠操作を行い、シリンダ錠が開錠された場合のみ、設定の操作が可能となるようにすることが望ましい。このようにすることで、例えば、正規の鍵を所持しない不正な者により重要な設定の操作が行われることを抑止することができる。また、セキュリティを強化するためにも、重要な設定の操作に伴って開錠されるシリンダ錠は、やはりキーコードの変更が可能となるように構成される必要がある。このようにすることで、例えば、遊技場の担当者が入れ替わっても、また、中古のスロット遊技台などを設置した場合であっても、正規の設定の操作のみ許可するようにすることができる。 Therefore, when performing such an important setting operation, it is desirable to perform the unlocking operation of the cylinder lock with a key in advance so that the setting operation can be performed only when the cylinder lock is unlocked. By doing so, for example, it is possible to prevent an important setting operation from being performed by an unauthorized person who does not have a regular key. Further, in order to enhance security, the cylinder lock that is unlocked in accordance with an operation of important setting needs to be configured so that the key code can be changed. By doing so, for example, even if the person in charge of the game hall is changed, or even when a used slot game machine is installed, only a normal setting operation can be permitted. .
図５８は、スロット遊技台６００の外観を示す斜視図である。同図に示されるようにスロット遊技台６００は、ドラム表示部６０３が設けられた前扉６０２と、本体６０１により構成されている。図５９は、図５８のスロット遊技台６００を正面からみた斜視図であって、スロット遊技台６００の正面の扉が取り外された状態で、スロット遊技台６００の内部の構成が見えるように示されている。
FIG. 58 is a perspective view showing the appearance of the
図５９において、ドラム表示部６０３に表示される数字や模様などを制御するリール６２１の下側に、メダルを保管するホッパー６２２、および電源ユニット６２３が設けられている。
In FIG. 59, a
電源ユニット６２３は、スロット遊技台６００を稼動させるために必要な電力を供給する。上述したような重要な設定の操作は、電源ユニット６２３に設けられた設定変更用スイッチを操作して行われるように構成されている。
The
図６０は、電源ユニット６２３の構成例を示す斜視図である。同図に示されるように電源ユニット６２３は、本体カバー６３１により覆われており、本体カバー６３１の前面６３１ａに設定変更用スイッチ６３３、および電源スイッチ６３２が設けられている。
FIG. 60 is a perspective view illustrating a configuration example of the
設定変更用スイッチ６３３は、上述した重要な設定の操作を行う場合、操作されるスイッチであり、上述したようにキーコードの変更が可能なシリンダ錠として構成される。重要な設定の操作を行う遊技場の担当者は、最初に設定変更用スイッチ６３３として構成されるシリンダ錠に正規の鍵を挿入して回動させることによりシリンダ錠を開錠する。これによりシリンダ錠が開錠されたことが、例えば電気的信号として電源ユニット６２３に供給され、続いて行われる設定の操作の入力が受け付けられる（設定の操作が許可される）ようになる。換言すれば、シリンダ錠を開錠してからでないと、設定の操作の入力は受け付けられない。なお、設定の操作は、例えば、本体カバー６３１の前面６３１ａに設けられた図示せぬ設定用ボタンなどを押下することなどにより行われる。
The setting
また、電源ユニット６２３の内部はスロット遊技台６００の性能に係る重要な電子機器などが多数配置されている。そのため、通常本体カバー６３１には、内部を確認するための扉などは設けられておらず、設定の操作は全て前面６３１ａ側から行うことになる。すなわち、電源ユニット６２３を分解するなどして内部の電子機器などの設定の操作をすることはできず、当然、設定変更用スイッチ６３３として構成されるシリンダ錠についても、一旦、電源ユニット６２３に取り付けられた後は、全ての操作が前面６３１ａ側（シリンダ錠の鍵穴が露出する側）から行われることを前提とした構成とする必要がある。
In addition, a large number of important electronic devices related to the performance of the
ここで、設定変更用スイッチ６３３として構成されるシリンダ錠に対して行われる操作は、シリンダ錠の開錠、またはキーコードの変更（リセット）が考えられる。従来のシリンダ錠では、リセットを行う場合、通常後方（鍵穴が露出する面と反対側の面）からリセットボタンなどを操作してリセットするように構成されているが、設定変更用スイッチ６３３として構成されるシリンダ錠は、リセットに関する操作を前方（シリンダ錠の鍵穴が露出する側）から行えるようにする必要がある。
Here, the operation performed on the cylinder lock configured as the setting
図６１および図６２は、設定変更用スイッチ６３３として構成されるシリンダ錠であって、本発明を適用したシリンダ錠１１９０の外観の例を示している。図６１は、シリンダ錠１１９０の前端部側の外観の斜視図である。図６２は、シリンダ錠１１９０の後端部側の外観の斜視図である。
61 and 62 are cylinder locks configured as the setting
シリンダ錠１１９０の、外周シリンダ１２０１の内側には、正規の鍵が挿入された場合に、鍵と共に回動する内周シリンダ１２０３が設けられている。内周シリンダ１２０３が外周シリンダ１２０１の内側に配置された状態において、内周シリンダ１２０３に設けられた、鍵が挿入される鍵穴１２０３ａは、外周シリンダ１２０１から外部に露出する。
Inside the
また、外周シリンダ１２０１の後部には、スイッチケース１２０２が設けられており、外周シリンダ１２０１とスイッチケース１２０２は、ビス１２０５−１およびビス１２０５−１の反対側にある１２０５−２により互いに固定されている。スイッチケース１２０２は、シリンダ錠１１９０が開錠されたとき、開錠されたことを表す電気的信号を生成するスイッチ（後述）が内部に取り付けられており、スイッチケース１２０２の後部に設けられたコネクタ１２０２ａが、電源ユニット６２３の所定の部位に接続されて、シリンダ錠１１９０が開錠されたことを表す電気的信号を、電源ユニット６２３に供給する。
A
図６３は、シリンダ錠１１９０の構成を示す斜視図である。同図に示されるように、内周シリンダ１２０３は、外周シリンダ１２０１の内側に挿入されるように構成されており、外周シリンダ１２０１の内部で回動可能となるように構成されている。また、内周シリンダ１２０３は、後部（図中鍵穴１２０３ａと反対側）に、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ａと嵌合する形状の凹部を有しており、自身の回動に伴ってラチェットディスク１２１１を回動させる。
FIG. 63 is a perspective view showing the configuration of the
ラチェットディスク１２１１は、所定の厚みを有する円盤状のものであり、スイッチケース１２０２の内部に挿入されるように構成されており、スイッチケース１２０２の内部で回動可能となるように構成されている。ラチェットディスク１２１１には、中央において、図中上下方向にラチェットディスク１２１１を貫通するバネ穴１２１１ｃが設けられており、バネ穴１２１１ｃにはバネ１２１３が挿入される。また、バネ穴１２１１ｃに挿入されたバネ１２１３の図中上下両端に当接するようにラチェットボール１２１４−１および１２１４−２がそれぞれ配置される。ラチェットボール１２１４−１および１２１４−２は、その直径がバネ穴１２１１ｃの直径とほぼ同じとなるように構成されており、バネ１２１３によりラチェットディスク１２１１の外周に突出するようにそれぞれ付勢される。
The
スイッチケース１２０２は、前方の円周状の端部１２０２ｃが内周シリンダ１２０３に当接するとともに、その外側の面が外周シリンダ１２０１の内側の面と当接するように構成されており、内部にスイッチ１２１２が取り付けられるように構成されている。そしてスイッチ１２１２の先端部１２１２ａが、後述するように、ラチェットディスク１２１１の回動に伴ってラチェットディスク１２１１の後部（図中凸部１２１１ａの反対側）の凸部により押圧されるように構成されている。そして先端部１２１２ａが所定の位置まで押圧されたとき、コネクタ１２０２ａから電気信号が出力される。
The
また、スイッチケース１２０２の内部には、ラチェットディスク１２１１の回動（回転）位置を制御する制御溝１２０２ｄ−１乃至１２０２ｄ−４が設けられている。スイッチケース１２０２の内部の円周上で、制御溝１２０２ｄ−１の位置を基準として、制御溝１２０２ｄ−２乃至１２０２ｄ−４が、それぞれ９０°，１８０°，２７０°異なる位置に設けられている。制御溝１２０２ｄ−１乃至１２０２ｄ−４は、それぞれラチェットボール１２１４−１または１２１４−２の一部と緩やかに係合するような形状と深さで構成されている。
Further, inside the
例えば、図６３の場合、ラチェットボール１２１４−１および１２１４−２は、それぞれ制御溝１２０２ｄ−１および１２０２ｄ−３と係合する位置にあり、この状態からラチェットディスク１２１１が９０°回転された場合、ラチェットボール１２１４−１および１２１４−２が、それぞれ制御溝１２０２ｄ−２および１２０２ｄ−４と係合することになる。このように、ラチェットボール１２１４−１および１２１４−２が制御溝１２０２ｄ−２および１２０２ｄ−４と係合することにより、ラチェットディスク１２１１が９０°回転される都度、シリンダ錠１１９０を開錠するユーザに、鍵を介してクリック感が伝わるように構成されている。
For example, in the case of FIG. 63, the ratchet balls 1214-1 and 1214-2 are in positions that engage with the
また、スイッチケース１２０２の後部内側の面には、凸部１２０２ｂが設けられている。凸部１２０２ｂは、後述するように円形と台形を組み合わせた、いわゆる前方後円墳のような形状とされ、同図においては、凸部１２０２ｂの一部（円形の部分）が示されている。凸部１２０２ｂは、ラチェットディスクのラチェットディスク１２１１の後部（図中凸部１２１１ａの反対側）の凸部の一面と当接することにより、ラチェットディスク１２１１の回動を停止させるように構成されている。
A
図６４は、内周シリンダ１２０３の構成を示す斜視図である。内周シリンダ１２０３は、図１６を参照して上述した内周シリンダ２０３と同様の構成とされる。すなわち、開閉プレート１２３１−１乃至１２３１−５のそれぞれは、その内周シリンダ１２０３に対する位置によって、内周シリンダ１２０３の回動を可能にするか、または回動を抑制するように動作する。開閉プレート１２３１−１乃至１２３１−５はそれぞれ、係合穴によってタンブラプレート１２３３−１乃至１２３３−８と係合する。
FIG. 64 is a perspective view showing the configuration of the inner
開閉プレート用バネ１２３２−１乃至１２３２−５のそれぞれは、一方の端部が開閉プレート１２３１−１乃至１２３１−５に当接し、他方の端部がバネカバー１２３５に当接するように設けられている。そして、開閉プレート１２３１−１乃至１２３１−５を、シリンダ錠１１９０に挿入された鍵の位置決め面に当接するように、付勢する。開閉プレート１２３１−１乃至１２３１−５および開閉プレート用バネ１２３２−１乃至１２３２−５は、それぞれ、内周シリンダ１２０３の開閉プレート用の孔のそれぞれに挿入される。
Each of the opening / closing plate springs 1232-1 to 1232-5 is provided such that one end thereof is in contact with the opening / closing plates 12331-1 to 1231-5 and the other end thereof is in contact with the
バネカバー１２３５の孔１２３５ａおよび１２３５ｂは、それぞれ内周シリンダ１２０３の図中上側の凸部に嵌合され内周シリンダ１２０３に固定される。
The
サイドバー１２５１は、サイドバー用バネ１２５２−１および１２５２−２によって、外周シリンダ１２０１の内面に押圧される。サイドバー１２５１は、外周シリンダ１２０１の内側の凹部と噛み合うか、またはその噛み合いが外れることにより、外周シリンダ１２０１に対する内周シリンダ１２０３の回動を規制する。
The
なお、サイドバー１２５１は、サイドバー用バネ１２５２−１および１２５２−２により、通常、サイドバー１２５１の凸部１２５１ｂが、外周シリンダ１２０１の内側の凹部と嵌合する方向に付勢され、また、サイドバー用バネ１２５２−３により、サイドバー用バネ１２５２−１および１２５２−２による付勢の方向と直交する方向であって、図中鍵穴１２０３ａの方向に付勢されている。
The
完全挿入確認プレート１３１３は、図５３を参照して上述した完全挿入確認プレート３１３と同様に構成される。すなわち、完全挿入確認プレート１３１３は、内周シリンダ１２０３の、ラチェットディスク１２１１と当接する面に近い位置に設けられた、完全挿入確認プレート用孔に装着され、内周シリンダ１２０３の内部において鍵が完全に挿入されたとき、鍵の挿入部の尖端部と当接する部分に、完全挿入確認プレート１３１３が鍵の挿入方向と直交する方向に移動できるように設けられている。なお、完全挿入確認プレート用孔は、同図には示されていないが、内周シリンダ１２０３を、図中下方向に向かって貫通しており、完全挿入確認プレート１３１３は、図中下側の端部１３１３ａが、挿入された鍵の挿入部の尖端部と当接し、図中上側の端部１３１３ｂが、内周シリンダ１２０３を貫通して、外周シリンダ１２０１の一部と係合するように装着される。
The complete
完全挿入確認プレート用バネ１３１４は、完全挿入確認プレート１３１３を図中上方向に付勢し、鍵が完全に挿入されたとき、完全挿入確認プレート１３１３の端部１３１３ｂと外周シリンダ１２０１との係合が解除され、内周シリンダ１２０３が回動可能となるように構成される。
The complete insertion
図６５と図６６は、ラチェットディスク１２１１の構成例を示す図である。図６５は、ラチェットディスク１２１１を、前方からみた斜視図であり、上述したように、内周シリンダ１２０３と嵌合する凸部１２１１ａが設けられている。図６６は、ラチェットディスク１２１１を後方からみた図であり、上述したようにスイッチ１２１２の先端部１２１２ａと当接してスイッチ１２１２ａの先端部を押圧するとともに、スイッチケース１２０２の後部内側の面の凸部１２０２ｂと当接することによりラチェットディスク１２１１の回動を停止させる凸部１２１１ｂが設けられている。
65 and 66 are diagrams showing a configuration example of the
凸部１２１１ｂは、その一部が傾斜面１３１１として構成され、スイッチ１２１２の先端部１２１２ａは、傾斜面１３１１と当接するように配置される。ラチェットディスク１２１１の回動に伴って先端部１２１２ａと当接する位置が、傾斜面１３１１の図中上方向から図中下方向に移動する。これにより、先端部１２１２ａは、ラチェットディスク１２１１の回動に伴って序々に押圧されていくことになる。
A part of the
また、詳細については後述するが、シリンダ錠１１９０の初期状態（後述するスイッチＯＦＦの位置）からラチェットディスク１２１１が右方向（時計回り）に９０°回転された場合（後述するスイッチＯＮの位置）において、凸部１２１１ｂの面１３１２が凸部１２０２ｂと当接し、ラチェットディスク１２１１がそれ以上右方向に回転することが抑止される。一方、シリンダ錠１１９０の初期状態（後述するスイッチＯＦＦの位置）からラチェットディスク１２１１が左方向（反時計回り）に１８０°回転された場合（後述するリセットの位置）において、凸部１２１１ｂの面１３１３が凸部１２０２ｂと当接し、ラチェットディスク１２１１がそれ以上左方向に回転することが抑止される。
Although details will be described later, when the
次に、シリンダ錠１１９０を、設定変更用スイッチ６３３として用いる場合の操作について説明する。図６７Ａは、シリンダ錠１１９０を、鍵穴１２０３ａ側から見た図であって、シリンダ錠１１９０の初期状態の例を示す図であり、この例では、内周シリンダ１２０３が、鍵穴１２０３ａの長手方向が図中上下方向に向く状態に位置している。この状態は、シリンダ錠１１９０が施錠されている状態であり、本発明ではこの状態を、（設定変更用スイッチ６３３の）スイッチＯＦＦの状態と称する。
Next, an operation when the
図６７Ｂは、図６７Ａに示される状態から、内周シリンダ１２０３が右方向（時計回り）に９０°回転した状態を示す図である。この状態は、シリンダ錠１１９０が、いわば開錠されている状態であり、本発明ではこの状態を、（設定変更用スイッチ６３３の）スイッチＯＮの状態と称する。すなわち、シリンダ錠１１９０に正規の鍵が挿入され、右方向に９０°回動されると、上述したようにスイッチ１２１２の先端部１２１２ａが所定の位置まで押圧されてコネクタ１２０２ａから電気信号が出力されることにより、シリンダ錠１１９０が開錠されたことが、電気的信号として電源ユニット６２３に供給され、続いて行われる設定の操作の入力が受け付けられる（設定の操作が許可される）ようになる。なお、図６７Ｂの状態にするためには、正規の鍵を挿入して回動させる必要があるが、説明を分かり易くするため、鍵は図示されていない。
FIG. 67B is a diagram showing a state in which the
また、シリンダ錠１１９０が開錠される場合、図３５乃至図３９を参照して上述したように、シリンダ錠１１９０に正規の鍵が挿入されると、開閉プレート１２３１−１乃至１２３１−５が鍵の挿入部の位置決め面に当接して移動されることで、開閉プレート１２３１−１乃至１２３１−５と係合しているタンブラプレート１２３３−１乃至１２３３−５も移動される。その結果、タンブラプレート１２３３−１乃至１２３３−５の凹部の位置がサイドバー１２５１の凸部の位置に一致して、サイドバー１２５１の凸部がタンブラプレートの凹部に挿入されることで外周シリンダ１２０１の凹部とサイドバー１２５１の凸部１２５１ｂとの嵌合が解除され、内周シリンダ１２０３が外周シリンダ１２０１に対して回動する。
When the
すなわち、シリンダ錠１１９０が開錠される仕組みは、シリンダ錠１９１の場合と同様である。なお、シリンダ錠１９１においては、内周シリンダ２０３がおよそ４５°回動されて開錠される例について説明したが、図６７Ｂの場合、内周シリンダ１２０３が９０°回動されて開錠される。
That is, the mechanism for unlocking the
図６７Ｃは、図６７Ａに示される状態から、内周シリンダ１２０３が左方向（反時計回り）に１８０°回転した状態を示す図である。この状態は、シリンダ錠１１９０が、リセットされた状態（キーコードの変更が可能となる状態）である。図４１乃至図４６を参照して上述した例においては、シリンダ錠１９１をリセットする場合、リセットボタン２１１を押下した状態で、シリンダ１９１を開錠する場合と同様に鍵を回動させるようにしたが、図６７Ｃの場合、シリンダ錠１１９０を開錠する場合と反対方向に鍵を回動させることによりシリンダ錠１１９０がリセットされる。
FIG. 67C is a diagram showing a state in which the
なお、シリンダ錠１１９０がリセットされた状態においては、図４３乃至図４５を参照して上述した場合と同様に、サイドバー１２５１が、サイドバー前後移動用バネ１２５２−３に付勢されて移動し、サイドバー１２５１のタンブラプレート用孔に嵌合しているタンブラプレート１２３３−１乃至１２３３−５もサイドバー１２５１の移動に伴って移動する。そして、タンブラプレート１２３３−１乃至１２３３−５の面が、開閉プレート１２３１−１乃至１２３１−５の面から離れ、係合ピンと、係合穴との係合が解除される。すなわち、シリンダ錠１１９０がリセットされてキーコードが変更される仕組みは、シリンダ錠１９１の場合と同様である。
In the state where the
次に、スイッチＯＦＦの状態におけるシリンダ錠１１９０の内部の状態について説明する。
Next, the internal state of the
図６８は、スイッチＯＦＦの状態のシリンダ錠１１９０の正面図であり、図６９は、図６８の線Ａ−Ａにおける断面図である。また、図７０は、図６９の図中円で囲まれる部分（スイッチ１２１２付近）の拡大図であり、図７１は、図６９の線Ｂ−Ｂにおけるシリンダ錠１１９０の断面図である。
68 is a front view of the
図６９乃至図７１に示されるように、スイッチＯＦＦの状態では、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂは、スイッチ１２１２の先端部と当接しない位置にある。
As shown in FIGS. 69 to 71, in the switch OFF state, the
図７２は、図６９の線Ｘ−Ｘにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図である。同図においては、スイッチケース１２０２、ラチェットディスク、およびスイッチ１２１２が示されており、図中円と台形の形状（いわゆる前方後円墳のような形状）で示されているは、スイッチケース１２０２の内側の凸部１２０２ｂである。同図に示されるように、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂは、スイッチ１２１２とは離れた位置にあり、また、スイッチケースの内側の凸部１２０２ｂとも当接しない位置にある。
FIG. 72 is a longitudinal sectional view of the
図７３は、図６９の線Ｙ−Ｙにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図である。同図に示されるように、正規の鍵が挿入されていない状態においては、タンブラプレート１２３３−３の凹部１２３３−３ａの位置が、サイドバー１２５１の凸部１２５１ａの位置と一致しておらず（他のタンブラプレートも同様）、サイドバー１２５１の凸部１２５１ｂと外周シリンダ１２０１の凹部１２０１ｄの嵌合が解除されないため、内周シリンダ１２０３を回動させることができない。
73 is a longitudinal sectional view of the
次に、スイッチＯＮの状態におけるシリンダ錠１１９０の内部の状態について説明する。
Next, the internal state of the
図７４は、スイッチＯＮの状態のシリンダ錠１１９０の正面図であり、図７５は、図７４の線Ａ−Ａにおける断面図である。また、図７６は、図７５の図中円で囲まれる部分（スイッチ１２１２付近）の拡大図であり、図７７は、図７５の線Ｂ−Ｂにおけるシリンダ錠１１９０の断面図である。
74 is a front view of the
図７５と図７７に示されるように、スイッチＯＮの状態では、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂは、スイッチ１２１２の先端部と当接する位置にある。図７６に示されるように、スイッチＯＮの状態では、スイッチ１２１２の先端部１２１２ａが凸部１２１１ｂにより図中右方向に押圧されている。これにより、スイッチケース１２０２のコネクタ１２０２ａから電気信号が出力される。
As shown in FIGS. 75 and 77, in the switch ON state, the
図７８は、図７５の線Ｘ−Ｘにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図である。同図においては、スイッチケース１２０２、およびラチェットディスク１２１１が示されており、図中円と台形の形状（いわゆる前方後円墳のような形状）で示されているは、スイッチケース１２０２の内側の凸部１２０２ｂである。いまの場合、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂがスイッチ１２１２の先端部１２１２ａと当接する位置にあるため、凸部１２１１ｂに隠れて、スイッチ１２１２が見えない状態となっている。また、凸部１２１１ｂの図中右側の面がスイッチケースの内側の凸部１２０２ｂの図中左側の面と当接しており、ラチェットディスク１２１１と内周シリンダ１２０３は、これ以上右方向に回転できない。
78 is a longitudinal sectional view of the
図７９は、図７５の線Ｙ−Ｙにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図である。同図に示されるように、正規の鍵が挿入されて開錠された状態においては、タンブラプレート１２３３−３の凹部１２３３−３ａの位置が、サイドバー１２５１の凸部１２５１ａの位置と一致し（他のタンブラプレートも同様）、内周シリンダ１２０３を回動させることができる。なお、図７９においては、説明を簡単にするため鍵は図示されていない。
79 is a longitudinal sectional view of the
次に、リセットの状態におけるシリンダ錠１１９０の内部の状態について説明する。
Next, the internal state of the
図８０は、リセットの状態のシリンダ錠１１９０の正面図であり、図８１は、図８０の線Ａ−Ａにおける断面図である。また、図８２は、図８１の図中円で囲まれる部分（スイッチ１２１２付近）の拡大図であり、図８３は、図８１の線Ｂ−Ｂにおけるシリンダ錠１１９０の断面図である。
80 is a front view of the
図８３に示されるように、リセットの状態では、内周シリンダ１２０３がスイッチＯＦＦの状態の位置から１８０°回動されたことにより、サイドバー用バネ１２５２−３により図中左方向に付勢されるサイドバー１２５１の先端部１２５１ｄが外周シリンダ１２０１の凹部１２０１ｅと嵌合する位置に移動し、その結果、サイドバー１２５１が図中左方向に移動する。このとき、図４３を参照して上述した場合と同様に、サイドバー１２５１のタンブラプレート用孔に嵌合しているタンブラプレート１２３３−１乃至１２３３−５もサイドバー１２５１の移動に伴って、図中左方向に移動する。そして、タンブラプレート１２３３−１乃至１２３３−５は、開閉プレート１２３１−１乃至１２３１−５から離れ、係合ピンと、係合穴との係合が解除される。この状態で新たな鍵を挿入し、内周シリンダ１２０３を回動させることで、新たなキーコードを設定することができる。
As shown in FIG. 83, in the reset state, the
また、図８１乃至図８３に示されるように、リセットの状態では、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂは、スイッチ１２１２の先端部と当接しない位置にある。
As shown in FIGS. 81 to 83, in the reset state, the
図８４は、図８１の線Ｘ−Ｘにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図である。同図においては、スイッチケース１２０２、ラチェットディスク１２１１、およびスイッチ１２１２が示されており、図中円と台形の形状（いわゆる前方後円墳のような形状）で示されているのは、スイッチケース１２０２の内側の凸部１２０２ｂである。リセット状態においては、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂは、スイッチ１２１２から離れた位置にあり、凸部１２１１ｂの図中左側の面がスイッチケースの内側の凸部１２０２ｂの図中右側の面と当接しており、ラチェットディスク１２１１と内周シリンダ１２０３は、これ以上左方向に回転できない。
FIG. 84 is a longitudinal sectional view of the
図８５は、図８１の線Ｙ−Ｙにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図である。同図に示されるように、リセットされた状態においては、タンブラプレート１２３３−３の凹部１２３３−３ａの位置が、サイドバー１２５１の凸部１２５１ａの位置と一致ししている（他のタンブラプレートも同様）。
85 is a longitudinal sectional view of the
図８６乃至図８８を参照してラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂと、スイッチケースの内側の凸部１２０２ｂの位置についてさらに詳細に説明する。図８６乃至図８８は、ラチェットディスク１２１１と、スイッチケースの内側の凸部１２０２ｂのみを示した図であって、ラチェットディスク１２１１と、スイッチケースの内側の凸部１２０２ｂとをシリンダ錠１１９０の後方（コネクタ１２０２ａ）側から見たものである。また、図８６乃至図８８は、それぞれスイッチＯＦＦの状態、スイッチＯＮの状態、リセットの状態におけるラチェットディスク１２１１と、スイッチケースの内側の凸部１２０２ｂとを示す図である。
86 to 88, the positions of the
図８６に示されるスイッチＯＦＦの状態においては、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂは、スイッチケースの内側の凸部１２０２ｂと離れた位置にある。この状態から鍵とともに内周シリンダ１２０３が右方向に９０°回動されると、図８７に示されるスイッチＯＮの状態になる。なお、図８６と図８７は、シリンダ錠１１９０の後方側から見た図であるため、図８６の状態からシリンダ錠１１９０の前方において鍵が右方向に回動されると、図８７においてラチェットディスクは図中左方向に回動していることになる。
In the switch OFF state shown in FIG. 86, the
図８７においては、ラチェットディスクの凸部１２１１ｂの図中下側の面がスイッチケースの内側の凸部１２０２ｂの図中上側の面と当接することによりラチェットディスク１２１１が、これ以上図中左方向に回動しないように制御される。すなわち、シリンダ錠１１９０に正規の鍵を挿入して回動させるユーザは、右方向に鍵を回動させる場合、９０°以上回動させることができないことになる。
In FIG. 87, the
また、図８６に示されるスイッチＯＦＦの状態から鍵とともに内周シリンダ１２０３が左方向に１８０°回動されると、図８８に示されるリセットの状態になる。なお、図８６と図８８は、シリンダ錠１１９０の後方側から見た図であるため、図８６の状態からシリンダ錠１１９０の前方において鍵が左方向に回動されると、図８８においてラチェットディスクは図中右方向に回動していることになる。
Also, when the
図８８においては、ラチェットディスクの凸部１２１１ｂの図中上側の面がスイッチケースの内側の凸部１２０２ｂの図中下側の面と当接することによりラチェットディスク１２１１が、これ以上図中右方向に回動しないように制御される。すなわち、シリンダ錠１１９０に正規の鍵を挿入して回動させるユーザは、左方向に鍵を回動させる場合、１８０°以上回動させることができないことになる。
In FIG. 88, the
このように、スイッチケース１２０２の内側に凸部１２０２ｂを設けたことにより、内周シリンダ１２０３およびラチェットディスク１２１１の右方向または左方向への回動幅を所定の位置までの回動幅に設定することが可能となる。いまの場合、内周シリンダ１２０３およびラチェットディスク１２１１の右方向に９０°まで、左方向に１８０°までの回動幅に設定されていることになる。このようにすることで、リセットを行うときに誤ってスイッチＯＮの状態になってしまったり、スイッチＯＮの状態にするときに誤ってリセットされてしまうような操作ミスが抑止されるようにすることができる。
Thus, by providing the
このように、設定変更用スイッチ６３３として構成されるシリンダ錠１１９０は、シリンダ錠に正規の鍵を挿入して右方向に回動することによりシリンダ錠１１９０が開錠され（スイッチＯＮの状態にされ）、続いて行われる設定の操作の入力が受け付けられる（設定の操作が許可される）ようになる。また、シリンダ錠に正規の鍵を挿入して左方向に回動することによりシリンダ錠１１９０がリセットされ、新たにキーコードを設定することが可能となる。したがって、シリンダ錠１１９０の前方からの鍵の操作だけで、シリンダ錠１１９０を開錠したり、リセットしたりすることができる。
In this way, the
以上においては、設定変更用スイッチ６３３として構成されるシリンダ錠について、鍵を挿入して、右方向に回動させるとスイッチＯＮの状態になり、左方向に回動させるとリセットの状態になる例について説明したが、鍵を回動させる方向をユーザが正確に記憶することは困難であり、あやまって逆方向に鍵を回動させてしまうこともあり得る。このため、シリンダ錠１１９０をリセット状態にする場合、なんらかの追加的な操作（例えば、ボタンを押下するなど）を要求するようにすることが望ましい。
In the above, for the cylinder lock configured as the setting
図８９および図９０は、リセット状態にする場合、リセットボタンの押下を要求するように構成される場合のシリンダ錠１１９０の外観の例を示す図である。
FIGS. 89 and 90 are diagrams showing an example of the external appearance of the
図８９は、シリンダ錠１１９０の前端部側の外観の斜視図である。図９０は、シリンダ錠１１９０の後端部側の外観の斜視図である。図８９および図９０は、それぞれ図６１および図６２に対応しており、同一の符号が付されている各部の構成は、図６１および図６２の場合と同等であり詳細な説明は省略する。この例では、図８９において、図６１の場合と異なり、鍵穴１２０３ａの図中右上側に、リセットボタン用穴１２０１ａが設けられている。リセットボタン用穴１２０２ａには、後述するリセットボタンが取り付けられ、ユーザは、シリンダ錠１１９０の前方からリセットボタンを押下する。
FIG. 89 is an external perspective view of the front end portion side of the
図９１は、図８９または図９０のシリンダ錠１１９０の構成を示す斜視図である。同図は、図６３に対応しており、同一の符号が付されている各部の構成は、図６３の場合と同等であり詳細な説明は省略する。この例では、図６３の場合と異なり、リセットボタン用穴１２０２ａを貫通するように、リセットボタン１２４１とリセットピン１２４２が取り付けられている。さらに、内周シリンダ１２０３の前方に、弧状のリセットピン収容溝１２０３ｇが設けられている。
FIG. 91 is a perspective view showing a configuration of the
図９２は、図９１の内周シリンダ１２０３の構成を示す斜視図である。同図は、図６４に対応しており、同一の符号が付されている各部の構成は、図６４の場合と同等であり詳細な説明は省略する。この例では、内周シリンダ１２０３の前方のリセットピン収容溝１２０３ｇにリセット奥ピン１２４３と、リセット奥ピンバネ１２４４が収容されるように構成されている。リセット奥ピン１２４３は、後方においてリセット奥ピンバネ１２４４と当接してリセット奥ピンバネ１２４４により前方に付勢され、前方においてリセットピン１２４２と当接する。
FIG. 92 is a perspective view showing the configuration of the inner
リセットピン収容溝１２０３ｇは、図中上下方向の幅がリセット奥ピン１２４３およびリセットピン１２４２の直径とほぼ等しい大きさとされ、リセット奥ピン１２４３と、リセットピン１２４２の一部を収容した状態で、内周シリンダ１２０３が右方向または左方向に所定の位置まで回動可能となるように構成されている。また、リセットピン収容溝１２０３ｇの図中右側の端部１２０３ｈは、リセットピン収容溝１２０３ｇの深さより深い円形の穴であって、リセット奥ピン１２４３およびリセットピン１２４２の直径とほぼ等しい直径の穴となるように構成されている。
The reset
次に、図８９乃至図９０を参照して上述したシリンダ錠１１９０を、設定変更用スイッチ６３３として用いる場合の操作について説明する。図９３Ａは、シリンダ錠１１９０を、鍵穴１２０３ａ側から見た図であって、シリンダ錠１１９０の初期状態の例を示す図であり、この例では、内周シリンダ１２０３が、鍵穴１２０３ａの長手方向が図中上下方向に向く状態に位置している。この状態は、シリンダ錠１１９０が施錠されている状態であり、（設定変更用スイッチ６３３の）スイッチＯＦＦの状態とされる。
Next, an operation when the
図９３Ｂは、図９３Ａに示される状態から、内周シリンダ１２０３が右方向（時計回り）に９０°回転した状態を示す図である。この状態は、シリンダ錠１１９０が、いわば開錠されている状態であり、（設定変更用スイッチ６３３の）スイッチＯＮの状態とされる。なお、図９３Ｂの状態にするためには、正規の鍵を挿入して回動させる必要があるが、説明を分かり易くするため、鍵は図示されていない。
FIG. 93B is a diagram showing a state in which the inner
図９３Ｃは、図９３Ａに示される状態から、内周シリンダ１２０３が左方向（反時計回り）に１８０°回転した状態を示す図である。この状態は、シリンダ錠１１９０が、リセットされた状態（キーコードの変更が可能となる状態）である。図９３Ａに示される状態から、内周シリンダ１２０３を左方向に回動させる場合、予め（図９３Ａに示される状態で）リセットボタン１２４１を押し込む操作が必要となる。
FIG. 93C is a diagram showing a state in which the
すなわち、図８９乃至図９０を参照して上述したシリンダ錠１１９０を、設定変更用スイッチ６３３として用いる場合の操作については、図６７Ａ乃至図６７Ｃを参照して上述した場合とほぼ同様であるが、図６７Ｃの場合と異なり、リセットする場合のみ、リセットボタン１２４１を押し込む操作が要求される。
That is, the operation when the
次に、スイッチＯＦＦの状態におけるシリンダ錠１１９０の内部の状態について説明する。
Next, the internal state of the
図９４は、スイッチＯＦＦの状態のシリンダ錠１１９０の正面図であり、図９５は、図９４の線Ａ−Ａにおける断面図である。また、図９６は、図９５の図中円で囲まれる部分（スイッチ１２１２付近）の拡大図であり、図９７は、図９５の線Ｂ−Ｂにおけるシリンダ錠１１９０の断面図である。図９４乃至図９７は、それぞれ図６８乃至図７１に対応しており、対応する各部には同一の符号が付されている。
94 is a front view of the
図９６乃至図９７に示されるように、スイッチＯＦＦの状態では、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂは、スイッチ１２１２の先端部と当接しない位置にある。
As shown in FIGS. 96 to 97, in the switch OFF state, the
図９８は、図９４の線Ｃ−Ｃにおけるシリンダ錠１１９０の断面図であって、リセットボタン１２４１付近を拡大した断面図である。同図に示されるようにリセットボタン１２４１は、外周シリンダ１２０１から外部に突出している状態であり、リセットピン１２４２は、その一部が内周シリンダ１２０３のリセットピン収容溝１２０３ｇに収容され、他の部分は外周シリンダ１２０１（リセットボタン用穴１２０１ａ）に係合している状態であり、リセット奥ピン１２４３は、内周シリンダ１２０３のリセットピン収容溝１２０３ｇに収容されている状態とされる。
FIG. 98 is a cross-sectional view of the
図９９は、図９５の線Ｘ−Ｘにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図であり、図１００は、図９５の線Ｙ−Ｙにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図である。図９９および図１００は、図７２および図７３に対応する図であり、詳細な説明は省略するが、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂは、スイッチ１２１２とは離れた位置にあり、スイッチケースの内側の凸部１２０２ｂとも当接しない位置にある。また、正規の鍵が挿入されていない状態においては、タンブラプレート１２３３−３の凹部１２３３−３ａの位置が、サイドバー１２５１の凸部１２５１ａの位置と一致しておらず（他のタンブラプレートも同様）、サイドバー１２５１の凸部１２５１ｂと外周シリンダ１２０１の凹部１２０１ｄの嵌合が解除されないため、内周シリンダ１２０３を回動させることができない。
99 is a longitudinal sectional view of the
図１０１は、図９５の線Ｚ−Ｚにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図である。同図に示されるように、リセットピン１２４２は、内周シリンダ１２０３のリセットピン収容溝１２０３ｇの図中右側の端部１２０３ｈとほぼ同じ位置にある。詳細については後述するがこの状態においては、リセットピン１２４２の一部が内周シリンダ１２０３のリセットピン収容溝１２０３ｇに収容され、他の部分は外周シリンダ１２０１のリセットボタン用穴１２０１ａに係合しているため、内周シリンダ１２０３をこれ以上左に回動させることができない。
101 is a longitudinal sectional view of the
次に、スイッチＯＮの状態におけるシリンダ錠１１９０の内部の状態について説明する。
Next, the internal state of the
図１０２は、スイッチＯＮの状態のシリンダ錠１１９０の正面図であり、図１０３は、図１０２の線Ａ−Ａにおける断面図である。また、図１０４は、図１０３の図中円で囲まれる部分（スイッチ１２１２付近）の拡大図であり、図１０５は、図１０３の線Ｂ−Ｂにおけるシリンダ錠１１９０の断面図である。図１０２乃至図１０５は、それぞれ図７４乃至図７７に対応しており、対応する各部には同一の符号が付されている。
FIG. 102 is a front view of the
図１０３と図１０５に示されるように、スイッチＯＮの状態では、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂは、スイッチ１２１２の先端部と当接する位置にある。図１０４に示されるように、スイッチＯＮの状態では、スイッチ１２１２の先端部１２１２ａが凸部１２１１ｂにより図中右方向に押圧されている。これにより、スイッチケース１２０２のコネクタ１２０２ａから電気信号が出力される。
As shown in FIGS. 103 and 105, in the switch ON state, the
図１０６は、図１０２の線Ｃ−Ｃにおけるシリンダ錠１１９０の断面図であって、リセットボタン１２４１付近を拡大した断面図である。同図に示されるようにリセットボタン１２４１は、外周シリンダ１２０１から外部に突出している状態であり、リセットピン１２４２は、その一部が内周シリンダ１２０３のリセットピン収容溝１２０３ｇに収容され、他の部分は外周シリンダ１２０１（リセットボタン用穴１２０１ａ）に係合している状態である。また、この状態においてリセット奥ピン１２４３は、見えない位置にある。
106 is a cross-sectional view of the
図１０７は、図１０３の線Ｘ−Ｘにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図であり、図１０８は、図１０３の線Ｙ−Ｙにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図である。図１０７および図１０８は、図７８および図７９に対応する図であり、詳細な説明は省略するが、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂがスイッチ１２１２の先端部１２１２ａと当接する位置にあり、また、凸部１２１１ｂの図中右側の面がスイッチケースの内側の凸部１２０２ｂの図中左側の面と当接しており、ラチェットディスク１２１１と内周シリンダ１２０３は、これ以上右方向に回転できない。さらに、タンブラプレート１２３３−３の凹部１２３３−３ａの位置が、サイドバー１２５１の凸部１２５１ａの位置と一致し（他のタンブラプレートも同様）、内周シリンダ１２０３を回動させることができる状態とされている。なお、図１０８においては、説明を簡単にするため鍵は図示されていない。
107 is a longitudinal sectional view of the
図１０９は、図１０３の線Ｚ−Ｚにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図である。同図に示されるように、リセットピン１２４２は、その一部が外周シリンダ１２０１のリセットボタン用穴１２０１ａに係合しているため、内周シリンダ１２０３の回転とともに移動されず、図１０１の場合と同じ位置にとどまっている。一方、リセット奥ピン１２４３は、内周シリンダ１２０３のリセットピン収容溝１２０３ｇの端部１２０３ｈに係合して、内周シリンダ１２０３の回転とともに移動されている。
109 is a longitudinal sectional view of the
このように、リセットボタン１２４１が押下されていない状態では、内周シリンダ１２０３を左方向に回動させることはできないが、右方向には回動させることができる。
As described above, when the
次に、リセットの状態におけるシリンダ錠１１９０の内部の状態について説明する。
Next, the internal state of the
図１１０は、リセットの状態のシリンダ錠１１９０の正面図であり、図１１１は、図１１０の線Ａ−Ａにおける断面図である。また、図１１２は、図１１１の図中円で囲まれる部分（スイッチ１２１２付近）の拡大図であり、図１１３は、図１１１の線Ｂ−Ｂにおけるシリンダ錠１１９０の断面図である。図１１０乃至図１１３は、それぞれ図８０乃至図８３に対応しており、対応する各部には同一の符号が付されている。
110 is a front view of the
図１１３に示されるように、リセットの状態では、内周シリンダ１２０３がスイッチＯＦＦの状態の位置から１８０°回動されたことにより、サイドバー用バネ１２５２−３により図中左方向に付勢されるサイドバー１２５１の先端部１２５１ｄが外周シリンダ１２０１の凹部１２０１ｅと嵌合する位置に移動し、その結果、サイドバー１２５１が図中左方向に移動し、サイドバー１２５１のタンブラプレート用孔に嵌合しているタンブラプレート１２３３−１乃至１２３３−５もサイドバー１２５１の移動に伴って、図中左方向に移動する。そして、タンブラプレート１２３３−１乃至１２３３−５は、開閉プレート１２３１−１乃至１２３１−５から離れ、係合ピンと、係合穴との係合が解除される。この状態で新たな鍵を挿入し、内周シリンダ１２０３を回動させることで、新たなキーコードを設定することができる。
As shown in FIG. 113, in the reset state, the
また、図１１１乃至図１１３に示されるように、リセットの状態では、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂは、スイッチ１２１２の先端部と当接しない位置にある。
In addition, as shown in FIGS. 111 to 113, in the reset state, the
図１１４は、図１１０の線Ｃ−Ｃにおけるシリンダ錠１１９０の断面図であって、リセットボタン１２４１付近を拡大した断面図である。同図に示されるようにリセットボタン１２４１は、外周シリンダ１２０１の内部に収容されている状態であり、この状態においてリセットピン１２４２およびリセット奥ピン１２４３は、見えない位置にある。
FIG. 114 is a cross-sectional view of the
図１１５は、図１１１の線Ｘ−Ｘにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図であり、図１１６は、図１１１の線Ｙ−Ｙにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図である。図１１５および図１１６は、それぞれ図８４および図８５に対応する図であり、詳細な説明は省略するが、リセット状態においては、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂは、スイッチ１２１２から離れた位置にあり、凸部１２１１ｂの図中左側の面がスイッチケースの内側の凸部１２０２ｂの図中右側の面と当接しており、ラチェットディスク１２１１と内周シリンダ１２０３は、これ以上左方向に回転できない。また、リセットされた状態においては、タンブラプレート１２３３−３の凹部１２３３−３ａの位置が、サイドバー１２５１の凸部１２５１ａの位置と一致ししている（他のタンブラプレートも同様）。
115 is a longitudinal sectional view of the
図１１７は、図１１１の線Ｚ−Ｚにおけるシリンダ錠１１９０の縦断面図である。同図に示されるように、リセットピン１２４２は、リセット奥ピン１２４３とともに、内周シリンダ１２０３のリセットピン収容溝１２０３ｇの端部１２０３ｈに係合して、内周シリンダ１２０３の回転とともに移動されている。
FIG. 117 is a longitudinal sectional view of the
このように、リセットボタン１２４１が押下された状態では、内周シリンダ１２０３を左方向に回動させることができる。
Thus, in the state where the
なお、ラチェットディスク１２１１の凸部１２１１ｂと、スイッチケースの内側の凸部１２０２ｂの位置に関しては、図８６乃至図８８を参照して上述した場合と同様なので、詳細な説明は省略する。
Note that the positions of the
リセット時の動作についてさらに詳細に説明する。図１１８は、図８９または図９０のシリンダ錠１１９０の正面図であり、図１１９は、図１１８の線Ｄ−Ｄにおけるシリンダ錠１１９０の断面図であり、図１２０は、図１１９の図中円で囲まれた部分（リセットボタン１２４１付近）の拡大図である。図１１８乃至図１２０においては、リセットボタン１２４１は押下されていない状態とされる。
The operation at reset will be described in more detail. 118 is a front view of the
図１２０に示されるように、リセットボタン１２４１が押下されていない場合、リセットピン１２４２の図中上側の部分は、内周シリンダ１２０３のリセットピン収容溝１２０３ｇに収容されており、リセットピン１２４２の図中下側の部分（リセットピン１２４２の略半分）は外周シリンダ１２０１（リセットボタン用穴１２０１ａ）に係合している状態である。このため、図中の矢印１５０１で示される方向であって、内周シリンダ１２０３を左方向に回動させようとした場合、リセットピン１２４２の図中右側の面が内周シリンダ１２０３と当接しており、リセットピン１２４２が矢印１５０１の方向に付勢されるが、リセットピン１２４２の図中左側の面が外周シリンダ１２０１と当接しているため、結果として内周シリンダ１２０３を左方向に回動させることができないことになる。
As shown in FIG. 120, when the
図１２１は、図８９のシリンダ錠１１９０に、鍵K６が挿入された状態のシリンダ錠１１９０の外観を示す斜視図である。同図に示されるように、ユーザは、鍵K6が挿入された状態で、シリンダ錠１１９０の前面からリセットボタン１２４１を押下することが可能である。
FIG. 121 is a perspective view showing an appearance of the
図１２２は、図１２１のシリンダ錠１１９０の正面図であり、図１２３は、図１２２の線Ｄ−Ｄにおけるシリンダ錠１１９０の断面図であり、図１２４は、図１２３の図中円で囲まれた部分（リセットボタン１２４１付近）の拡大図である。図１２２乃至図１２４においては、リセットボタン１２４１は押下されている状態とされる。
122 is a front view of the
図１２４に示されるように、リセットボタン１２４１が押下されている場合、リセットピン１２４２は図中上側に移動されて、リセット奥ピン１２４３と当接するリセット奥ピンバネ１２４４が収縮し、リセット奥ピン１２４３は、リセットピン収容溝１２０３ｇの端部１２０３ｈに押し込まれた状態となる。これにより、リセットピン１２４２の図中下端の面の位置が外周シリンダ１２０１と内周シリンダ１２０３との境界の位置とほぼ同じ位置になるまでリセットピン１２４２が図中上方向に移動する。すなわち、リセットボタン１２４１が押下されたことにより、リセットピン１２４２は、外周シリンダ１２０１から退出し、リセットピン１２４２と外周シリンダ１２０１（リセットボタン用穴１２０１ａ）との係合は解除される。
As shown in FIG. 124, when the
この状態であれば、リセットピン１２４２と外周シリンダ１２０１（リセットボタン用穴１２０１ａ）との係合は解除されているので、図中の矢印１５０１で示される方向であって、内周シリンダ１２０３を左方向に回動させることが可能となる。
In this state, since the engagement between the
このように、リセットボタン１２４１乃至リセット奥ピンバネ１２４４により、内周シリンダ１２０３の左方向への回動が規制され、シリンダ錠１１９０において誤ってリセットが行われることが抑止される。
As described above, the
次に、リセットボタン１２４１を押下せず、内周シリンダ１２０３を右方向に回動させる場合（図９３ＢのスイッチＯＮの状態にする場合）のリセットボタン１２４１乃至リセット奥ピンバネ１２４４の動きについて説明する。図１２５Ａ乃至図１３２Ａは、シリンダ錠１１９０の正面図であって、内周シリンダ１２０３が右方向へ序々に回動されていく場合のシリンダ錠１１９０の正面図である。すなわち、スイッチＯＦＦの状態である図１２５Ａの状態からやや右方向に内周シリンダ１２０３が回動された状態のシリンダ錠１１９０の正面図が図１２６Ａとなる。図１２６Ａでは、鍵穴１２０３ａが右方向にやや傾いた状態で示されており、図１２５Ａのときより内周シリンダ１２０３が右方向に回動させられている。
Next, the movement of the
同様に、図１２６Ａの状態からやや右方向に内周シリンダ１２０３が回動された状態は、図１２７Ａで示されており、内周シリンダ１２０３がさらに右方向に回動させられた状態は、図１２８Ａ、図１２９Ａ、・・・図１３２Ａとされている。図１３２Ａにおいては、図１２５Ａから内周シリンダ１２０３が右方向に９０°回動されており、上述したスイッチＯＮの状態とされる。
Similarly, a state in which the inner
なお、内周シリンダ１２０３を回動させる場合、鍵を挿入する必要があるが、図１２５Ａ乃至図１３２Ａにおいては、説明を簡単にするため鍵は図示されていない。
Note that when the
図１２５Ｂ乃至図１３２Ｂは、それぞれ図１２５Ａ乃至図１３２Ａの線Ｄ−Ｄにおける断面図であって、リセットボタン１２４１付近を拡大した図である。
125B to 132B are cross-sectional views taken along line DD of FIGS. 125A to 132A, respectively, in which the vicinity of the
図１２５Ｂにおいては、リセットボタン１２４１乃至リセット奥ピンバネ１２４４が一直線に並べられた状態とされている。すなわち、同図に示されるようにリセットボタン１２４１は、外周シリンダ１２０１（リセットボタン用穴１２０１ａ）に挿入されて図中下側の部分が外周シリンダ１２０１から外部に露出しており、リセットピン１２４２は、図中下側の部分が外周シリンダ１２０１（リセットボタン用穴１２０１ａ）と係合しており、図中上側の部分が内周シリンダ１２０３のリセットピン収容溝１２０３ｇに収容されている。リセット奥ピン１２４３とリセット奥ピンバネ１２４４は、リセットピン収容溝１２０３ｇの端部１２０３ｈに収容されている。このとき、リセットピン１２４２の図中上側の面と、リセットピン収容溝１２０３ｇの図中下側の面がほぼ同じ位置となる。
In FIG. 125B, the
なお、図１２５Ｂに示される（スイッチＯＦＦのときの）リセットボタン１２４１乃至リセット奥ピンバネ１２４４の状態は、図１０１を参照して上述した状態に対応している。
The state of the
図１２６Ｂにおいては、内周シリンダ１２０３が右方向に回動されたことにより、リセットボタン１２４１乃至リセット奥ピンバネ１２４４は、一直線に並べられた状態とはならない。すなわち、同図に示されるようにリセットボタン１２４１およびリセットピン１２４２は、外周シリンダ１２０１（リセットボタン用穴１２０１ａ）と係合しているため移動していないが、リセット奥ピン１２４３およびリセット奥ピンバネ１２４４は、リセットピン収容溝１２０３ｇの端部１２０３ｈとともに移動している。
In FIG. 126B, the
図１２７Ｂでは、図１２６Ｂに示される状態からリセット奥ピン１２４３およびリセット奥ピンバネ１２４４がさらに移動している。いまの場合、内周シリンダ１２０３が右方向に回動されていくと、図中右斜め下方向にリセット奥ピン１２４３およびリセット奥ピンバネ１２４４が移動していくことになる。このように内周シリンダ１２０３が右方向に回動されていくにつれて、図１２８Ｂに示されるように、リセット奥ピン１２４３およびリセット奥ピンバネ１２４４がほぼ見えない位置まで移動し、図１２９Ｂおよび図１３０Ｂにおいては、リセット奥ピン１２４３およびリセット奥ピンバネ１２４４は見えない状態とされている。
In FIG. 127B, the reset back
内周シリンダ１２０３がさらに右方向に回動されると、図１３１Ｂに示されるように、リセットピン収容溝１２０３ｇの左側の端部がリセットピン１２４２に近づいてくる。そして、内周シリンダ１２０３が右方向に９０°回転されたとき、図１３２Ｂに示されるように、リセットピン１２４２と、リセットピン収容溝１２０３ｇの左側の端部とが当接する位置となり、内周シリンダ１２０３は、これ以上右方向に回動しない。
When the
なお、図１３２Ｂに示される（スイッチＯＮのときの）リセットボタン１２４１乃至リセット奥ピンバネ１２４４の状態は、図１０９を参照して上述した状態に対応している。
Note that the state of the
このように、内周シリンダ１２０３が右方向に回動される。
In this way, the
次に、リセットボタン１２４１を押下して、内周シリンダ１２０３を左方向に回動させる場合（図９３Ｃのリセットの状態にする場合）のリセットボタン１２４１乃至リセット奥ピンバネ１２４４の動きについて説明する。図１３３Ａ乃至図１３７Ａは、シリンダ錠１１９０の正面図であって、内周シリンダ１２０３が左方向へ序々に回動されていく場合のシリンダ錠１１９０の正面図である。すなわち、スイッチＯＦＦの状態である図１３３Ａおよび図１３４Ａの状態からやや左方向に内周シリンダ１２０３が回動された状態のシリンダ錠１１９０の正面図が図１３５Ａとなる。図１３５Ａでは、鍵穴１２０３ａが左方向にやや傾いた状態で示されており、図１３５Ａのときより内周シリンダ１２０３が左方向に回動させられている。
Next, the movement of the
同様に、図１３５Ａの状態からやや左方向に内周シリンダ１２０３が回動された状態は、図１３６Ａで示されており、内周シリンダ１２０３がさらに左方向に回動させられた状態は、図１３７Ａとされている。
Similarly, a state in which the inner
なお、内周シリンダ１２０３を回動させる場合、鍵を挿入する必要があるが、図１３３Ａ乃至図１３７Ａにおいては、説明を簡単にするため鍵は図示されていない。
Note that when the
図１３３Ｂ乃至図１３７Ｂは、それぞれ図１３３Ａ乃至図１３７Ａの線Ｄ−Ｄにおける断面図であって、リセットボタン１２４１付近を拡大した図である。
133B to 137B are cross-sectional views taken along line DD of FIGS. 133A to 137A, respectively, and are enlarged views of the vicinity of the
図１３３Ｂにおいては、リセットボタン１２４１乃至リセット奥ピンバネ１２４４が一直線に並べられた状態とされている。すなわち、同図に示されるようにリセットボタン１２４１は、外周シリンダ１２０１（リセットボタン用穴１２０１ａ）に挿入されて図中下側の部分が外周シリンダ１２０１から外部に露出しており、リセットピン１２４２は、図中下側の部分が外周シリンダ１２０１（リセットボタン用穴１２０１ａ）と係合しており、図中上側の部分が内周シリンダ１２０３のリセットピン収容溝１２０３ｇに収容されている。リセット奥ピン１２４３とリセット奥ピンバネ１２４４は、リセットピン収容溝１２０３ｇの端部１２０３ｈに収容されている。このとき、リセットピン１２４２の図中上側の面と、リセットピン収容溝１２０３ｇの図中下側の面がほぼ同じ位置となる。この状態でリセットボタン１２４１が押下されると、図１３４Ｂに示されるようになる。
In FIG. 133B, the
図１３４Ｂにおいては、リセットボタン１２４１が押下され、リセットピン１２４２は図中上側（正確には図中右斜め上側）に移動されて、リセット奥ピン１２４３と当接するリセット奥ピンバネ１２４４が収縮し、リセット奥ピン１２４３は、リセットピン収容溝１２０３ｇの端部１２０３ｈに押し込まれた状態となる。これにより、リセットピン１２４２の図中下端の面の位置が外周シリンダ１２０１と内周シリンダ１２０３との境界の位置とほぼ同じ位置になるまでリセットピン１２４２が図中上方向に移動する。すなわち、リセットボタン１２４１が押下されたことにより、リセットピン１２４２は、外周シリンダ１２０１から退出し、リセットピン１２４２と外周シリンダ１２０１（リセットボタン用穴１２０１ａ）との係合は解除される。
In FIG. 134B, the
図１３５Ｂにおいては、内周シリンダ１２０３が左方向に回動されたことにより、リセットボタン１２４１乃至リセット奥ピンバネ１２４４は、一直線に並べられた状態とはならない。すなわち、同図に示されるようにリセットボタン１２４１は、外周シリンダ１２０１（リセットボタン用穴１２０１ａ）と係合しているため移動していないが、リセットピン１２４２乃至リセット奥ピンバネ１２４４は、リセットピン収容溝１２０３ｇの端部１２０３ｈとともに移動している。
In FIG. 135B, the
図１３６Ｂでは、図１３５Ｂに示される状態からリセットピン１２４２乃至リセット奥ピンバネ１２４４がさらに移動している。いまの場合、内周シリンダ１２０３が左方向に回動されていくと、図中左斜め上方向にリセットピン１２４２乃至リセット奥ピンバネ１２４４が移動していくことになる。このように内周シリンダ１２０３が左方向に回動されていくにつれて、図１３７Ｂに示されるように、リセットピン１２４２乃至リセット奥ピンバネ１２４４が見えない位置まで移動している。
In FIG. 136B, the
このように、本発明のシリンダ錠１１９０においては、リセットボタン１２４１を押下することにより、内周シリンダ１２０３の左方向への回動が許可されることになる。
As described above, in the
以上のように、本発明のシリンダ錠によれば、リセット状態にする場合、リセットボタンの押下を要求するようにすることができる。その結果、例えば、ユーザが鍵を回動させる方向を間違った場合であっても、誤ってキーコードがリセットされてしまうことが抑止される。 As described above, according to the cylinder lock of the present invention, when the reset state is set, the pressing of the reset button can be requested. As a result, for example, even when the user rotates the key in the wrong direction, the key code is prevented from being reset accidentally.
１９１ シリンダ錠，
１９２ シリンダ錠，
２００ 前部外周シリンダ，
２００ａ 前部，
２００ｂ 後部，
２００ｃ 凹部，
２０１ 外周シリンダ，
２０１ｄ 凹部，
２０３ 内周シリンダ，
２０３ａ 鍵穴，
２０３ｂ 端部，
２０４ 後部外周シリンダ，
２０６ 中部外周シリンダ，
２０７ 連結軸，
２０８ 出力軸，
２１１ リセットボタン，
２１２ ジョイントカム，
２３１−１乃至２３１−８ 開閉プレート，
２３１−１ａ乃至２３１−８ａ 係合穴，
２３１−１ｂ乃至２３１−８ｂ 係合穴，
２３２−１乃至２３２−８ 開閉プレート用バネ，
２３３−１乃至２３３−８ タンブラプレート，
２３３−１a乃至２３３−８ａ 凹部，
２３３−１ｂ乃至２３３−８ｂ 係合ピン，
２５１ サイドバー，
２５１ａ 凸部，
３１１ 完全挿入確認バネ，
３１１ａ 尖端部，
３１２ 完全挿入確認ボタン，
３１３ 完全挿入確認プレート
３１３ａ 端部，
３１３ｂ 端部，
３１４ 完全挿入確認プレート用バネ，
６００ スロット遊技台，
６２３ 電源ユニット，
６３３ スイッチ，
１１９０ シリンダ錠，
１２０１ 外周シリンダ，
１２０１ａ リセットボタン用穴，
１２０２ スイッチケース
１２０２ｂ 凸部，
１２０２ｄ−１乃至１２０２ｄ−４ 制御溝，
１２０３ 内周シリンダ，
１２０３ａ 鍵穴，
１２０３ｇ リセットピン収容溝，
１２０３ｈ 端部，
１２１１ ラチェットディスク，
１２１１ｂ 凸部，
１２１２ スイッチ，
１２１２ａ 先端部，
１２１３ ラチェットバネ，
１２１４−１，１２１４−２ ラチェットボール，
１２４１ リセットボタン，
１２４２ リセットピン，
１２４３ リセット奥ピン，
１２４４ リセット奥ピンバネ
Ｋ3 鍵，
Ｋ4 鍵，
Ｋ5 鍵，
Ｋ６ 鍵
191 cylinder lock,
192 cylinder lock,
200 front outer cylinder,
200a front,
200b rear,
200c recess,
201 outer cylinder,
201d recess,
203 inner cylinder,
203a keyhole,
203b end,
204 rear outer cylinder,
206 middle outer cylinder,
207 connecting shaft,
208 output shaft,
211 reset button,
212 joint cam,
231-1 to 231-8 opening and closing plate,
231-1a to 231-8a engagement holes,
231-1b to 231-8b engagement holes,
232-1 to 232-8 spring for opening and closing plate,
233-1 to 233-8 tumbler plate,
233-1a to 233-8a recess,
233-1b to 233-8b engaging pins,
251 sidebar,
251a convex portion,
311 complete insertion confirmation spring,
311a apex,
312 Complete insertion confirmation button,
313 Complete
313b end,
314 spring for complete insertion confirmation plate,
600 slot game machine,
623 power supply unit,
633 switch,
1190 cylinder lock,
1201 outer cylinder,
1201a reset button hole,
1202
1202d-1 to 1202d-4 control groove,
1203 inner cylinder,
1203a keyhole,
1203 g reset pin receiving groove,
1203h end,
1211 ratchet disc,
1211b convex portion,
1212 switch,
1212a tip,
1213 ratchet spring,
1214-1, 1214-2 ratchet balls,
1241 reset button,
1242 Reset pin,
1243 reset back pin,
1244 Reset back pin spring K3 key,
K4 key,
K5 key,
K6 key
Claims (3)
前記シリンダ錠は、
挿入された鍵の回動操作により回動するシリンダと、このシリンダを覆うカバーとから構成するとともに、鍵の回動操作で開錠した場合に前記シリンダの回動に応じて電気信号を発生するスイッチと、前記シリンダ本体の鍵穴面側に設けられ前記他方向への鍵の回動を規制する規制手段とを備え、
鍵を一方向に回動操作して開錠した場合、電気的信号を出力し、
鍵を他方向に回動操作する場合、前記他方向への鍵の回動操作を規制する
シリンダ錠。 Inserting a key having a predetermined key code into the key hole of the cylinder body with a variable mechanism capable of setting and resetting the key code, and rotating the key in one direction to insert the key code Is a cylinder lock formed to unlock when the key code matches the set key code, and to reset the key code set by rotating the key in the other direction,
The cylinder lock is
A cylinder that rotates by rotating the inserted key and a cover that covers the cylinder, and generates an electrical signal in response to the rotation of the cylinder when unlocked by the key rotating operation. A switch, and a regulating means provided on the keyhole surface side of the cylinder body for regulating the rotation of the key in the other direction,
When unlocked by rotating the key in one direction, an electrical signal is output,
A cylinder lock that restricts the rotation of the key in the other direction when the key is rotated in the other direction .
前記鍵穴面側に設けられたリセットボタンと、
前記シリンダの一部と、前記シリンダを覆うカバーの一部とにそれぞれ係合するリセットピンと、
前記リセットピンおよびリセットボタンを、前記鍵の挿入方向と逆の方向であって、前記カバーから露出させる方向に付勢するバネを含み、
前記リセットボタンが押圧された場合、前記リセットピンが前記鍵の挿入方向に移動し、前記リセットピンと前記カバーの一部との係合が解除させられる
請求項１に記載のシリンダ錠。 The regulating means is
A reset button provided on the keyhole surface side ;
A reset pin that engages with a part of the cylinder and a part of the cover that covers the cylinder;
A spring that biases the reset pin and the reset button in a direction opposite to the direction in which the key is inserted and exposed from the cover;
If the reset button is pressed, the reset pin moves in the insertion direction of the key, the reset pin and cylinder lock according to claim 1, engagement is by releasing a portion of said cover.
請求項２に記載のシリンダ錠。 The cylinder lock according to claim 2 , wherein the reset button is exposed to the outside from the cover on the same surface as a surface where the keyhole of the cylinder is exposed from the cover.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005266151A JP4604929B2 (en) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | Cylinder lock |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005266151A JP4604929B2 (en) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | Cylinder lock |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007077648A JP2007077648A (en) | 2007-03-29 |
| JP4604929B2 true JP4604929B2 (en) | 2011-01-05 |
Family
ID=37938241
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005266151A Expired - Fee Related JP4604929B2 (en) | 2005-09-14 | 2005-09-14 | Cylinder lock |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4604929B2 (en) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4941743B2 (en) * | 2007-06-07 | 2012-05-30 | オムロン株式会社 | Cylinder lock |
| EP2152986B1 (en) * | 2007-06-13 | 2011-10-12 | Schlage Lock Company | Programmable lock cylinder assembly |
| JP5018390B2 (en) * | 2007-10-12 | 2012-09-05 | オムロン株式会社 | Variable cylinder lock |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003056221A (en) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | Mitsubishi Electric Corp | Connector device |
| JP2004057508A (en) * | 2002-07-29 | 2004-02-26 | Kpe Inc | Game machine |
| JP2005232800A (en) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Omron Corp | Cylinder lock |
| JP2006265910A (en) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | G S K Hanbai Kk | Lock device with switch |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3561362B2 (en) * | 1996-02-29 | 2004-09-02 | 株式会社アルファ | Variable code type cylinder lock |
-
2005
- 2005-09-14 JP JP2005266151A patent/JP4604929B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003056221A (en) * | 2001-08-20 | 2003-02-26 | Mitsubishi Electric Corp | Connector device |
| JP2004057508A (en) * | 2002-07-29 | 2004-02-26 | Kpe Inc | Game machine |
| JP2005232800A (en) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Omron Corp | Cylinder lock |
| JP2006265910A (en) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | G S K Hanbai Kk | Lock device with switch |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2007077648A (en) | 2007-03-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7370497B2 (en) | Multifunctional padlock having shackle limit knob | |
| TWI502120B (en) | Lock cylinder | |
| EP1329575A2 (en) | Door locking handle assembly with built-in combination lock | |
| JP2008507641A (en) | Locking device | |
| JP4604929B2 (en) | Cylinder lock | |
| JP5227280B2 (en) | Variable code cylinder lock | |
| JP4296959B2 (en) | Cylinder lock | |
| JP2006006403A (en) | Spin drum type game machine | |
| JP4293025B2 (en) | Cylinder lock | |
| JP2004081605A (en) | Game machine | |
| JP4552512B2 (en) | Cylinder lock | |
| JP4609710B2 (en) | Cylinder lock | |
| JP4937335B2 (en) | Game machine | |
| JP4720496B2 (en) | Cylinder lock | |
| JP3583383B2 (en) | Lock handle device for sign combination lock built-in type door | |
| JP3919146B2 (en) | Variable code padlock | |
| RU2189425C2 (en) | Combination lock mechanism | |
| JP2005163328A (en) | Cylinder lock | |
| JP2005040414A (en) | Lock and inner cylinder connecting shaft therefor | |
| US20080156046A1 (en) | Multifunctional padlock having shackle limit knob | |
| JP2005163326A (en) | Cylinder lock | |
| JP3139599U (en) | Pointer lock | |
| JP2021130971A5 (en) | ||
| JP3240072U (en) | Locking device for zipper | |
| JPH0810339Y2 (en) | Locking device mounting structure |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080312 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100622 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100701 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100820 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100907 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100920 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4604929 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015 Year of fee payment: 3 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |