JP4592903B2 - Balcony structure with evacuation ladder - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、避難はしごを備えたバルコニーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数階建ての集合住宅では、バルコニーに避難はしごが備えられ、避難時にバルコニーから屋外に出ることができるようになっている。従来、この避難はしごの設置のために、図3(イ−1)に示すように、バルコニー51の床52に設けられた避難ハッチ53に避難はしごを内蔵させたものが提供されている。このタイプでは、避難時に、図3(イ−2)に示すように、ハッチ53を開き、はしご54を下の階のバルコニー51へ降ろせるようになっていて、各階のバルコニー51…を通じて下に降りていくことができるようになっている。
【0003】
また、図3(ロ)に示すように、避難はしごユニット55をバルコニー51の床面52の上に設置しておくタイプのものも提供されている。このタイプでは、避難時に、ユニット55からはしご54を取り出し、はしご54をバルコニー51の腰壁57に掛け、バルコニー伝いではなく直接に地上に降りることができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ハッチ内蔵式のものでは、避難はしごを内蔵するために、ハッチ53がバルコニー51の床面高さ位置から70mmほど上方に突出してしまい、日常生活の中でこの突出が非常に邪魔である。しかも、避難時には、上下階のバルコニー51…を順次に伝って下に降りていかなければならず、緊急時には避難に間に合わないおそれもある。特に、上層階の住人にとっては、下に降りるのにかなりの時間を要してしまう。
【0005】
また、避難はしごユニット55によるものでは、ユニット55それ自体が、例えば700mm*450mm*250mmなどと、かなり大きな立体サイズのものであるため、バルコニー51が狭められてしまい、また、はしご54の重量も10kg以上あるのが一般的で、これを、避難時に、腰壁57を越えて地上に降ろすのは、男性であっても大変な労力を要する。
【0006】
本発明は、上記のような従来の問題点に鑑み、避難はしごの設置でバルコニーの床に突出を生じさせたり、バルコニーが狭められたりすることがなく、また、避難はしごを直接地上に降ろすことができて速く安全に避難することができ、更に、避難はしごを容易に地上に降ろすことができる、避難はしごを備えたバルコニーの構造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、バルコニーの腰壁内に避難はしご収納部が形成され、この収納部に避難はしごが収納されていることを特徴とする避難はしごを備えたバルコニーの構造によって解決される。
【0008】
この構造では、避難はしごがバルコニーの腰壁に内蔵されているので、バルコニーの床に突出を生じさせたり、バルコニーが狭められたりすることがない。
【0009】
このバルコニー構造において、バルコニーの腰壁に、腰壁を挟む屋内側と屋外側とを連通する開口部が設けられ、
この開口部内を収納部として避難はしごが収納され、
この開口部は、その屋内側と屋外側とがそれぞれ蓋パネルで開閉可能に塞がれ、
内外蓋パネルを開いてこの開口部から避難はしごを下に降ろすことができるようになっているのがよい。
【0010】
このバルコニー構造では、避難はしごが腰壁に内蔵されており、この腰壁から避難はしごを降ろすことができるようになっているので、避難はしごを地上に直接に降ろすことができて、避難時に速く地上に避難することができる。
【0011】
しかも、開口部を通じて避難はしごを下に降ろせるようになっているので、避難はしごを腰壁の上を越えさせる必要がなく、はしごを容易に下に降ろすことができる。
【0012】
加えて、避難はしごの収納される開口部内は、腰壁の内外方向から蓋で閉じられているので、普段は避難はしごを隠すことができ、また、避難はしごが雨などに曝されてしまうのを防ぐことができる。
【0013】
上記の開口部が、人の通過を許容するサイズのものからなり、この開口部を通じて、避難できるようになっている場合は、腰壁の上を越えてはしごに乗り移る必要がなく、バルコニーからはしごへの乗り移りを安全にかつ容易に行うことができる。
【0014】
上記の開口部が上に開放されるものである場合は、開口部を通じてはしごを楽に降ろすことができるし、開口部を通じたはしごへの乗り移りを楽に行うことができる。
【0015】
上記のバルコニー構造において、屋外側の蓋パネルが、屋内側から開口部内を通じて開けることができるようになっている場合は、屋外側の蓋パネルをバルコニーの側から安全に開くことができる。
【0016】
また、開口部内又はその近傍部に安全用の掴み部が備えられている場合は、この掴み部を掴んで避難はしごを安全に降りていくことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
図1及び図2に示す実施形態のバルコニー1において、2はバルコニーの床、3は腰壁である。なお、4は手摺りで、腰壁3の上方に備えられている。
【0019】
腰壁3には、腰壁3を挟む屋内側と屋外側とを連通する方形状の開口部5が設けられており、この開口部5内を収納部として避難はしご6が収納されている。避難はしご6は、例えば、折り畳み式、縄はしご式、伸縮式などの各種タイプのものからなっていてよい。
【0020】
そして、この開口部5は、その屋内側と屋外側とがそれぞれ、蓋パネル7,8で開閉可能に塞がれており、これら内外蓋パネル7,8を開いてこの開口部5から避難はしご6を下に降ろせるようになっている。
【0021】
屋内側の蓋パネル7は、図1(イ)に示すように、腰壁3から取り外して開くことができるようになっており、屋内側から開口部5へのアクセスの際の邪魔にならないよう、開口部5から離れたところに退けておくことができるようになっている。
【0022】
また、屋外側の蓋パネル8は、図1(ロ)、図2(イ)に示すように、その下縁部が開口部5の下縁部に枢着されていて、この屋外側の蓋パネル8を屋内側から屋外側へと押すことで、屋外側に倒れるように回転して開くようになっている。
【0023】
そして、腰壁3の開口部5の左右両脇には縦向きの掴み部9,9が取り付けられている。図面では、腰壁3の屋外側の面に取り付けられているが、開口部5内の側面に取り付けられていてもよいし、屋内側の面に取り付けられていてもよい。
【0024】
上記のバルコニー1では、避難はしご6が腰壁3内に内蔵されているから、床面2を突出のない平坦面にすることができるし、床面上に避難はしごを置いておく設置スペースを確保しておく必要もなく、普段の生活において、バルコニーを安全にかつ広々と使うことができる。
【0025】
避難時は、図1(イ)に示すように、バルコニー1において、屋内側から、蓋パネル7を取り外して開口部5を開く。屋内側の蓋パネル7は取り外せるようになっているから、邪魔にならないところによけておくとよい。
【0026】
そして、屋内側から開口部5を通じて屋外側の蓋パネル8を屋外側に押す。すると、屋外側の蓋パネル8は、図1(ロ)に示すように、その下縁部を回転の中心として、屋外側へと倒れていき、図2(イ)に示すように、腰壁3から垂れ下がった状態となって、開口部5が全開される。屋外側の蓋パネル8は、開口部5が全開するように下方によけられ、蓋パネル8それ自体の自重により、全開状態が維持されるから、はしご6を降ろしたり、はしご6に乗り移る邪魔になることはなく、しかも、それを簡素な機構で実現することができる。更に、屋外側の蓋パネル8を開くことで、このパネル8が地上に落ちてしまうこともない。また、屋内側から開口部5を通じて押すだけでよいから、屋外側の蓋パネル8を安全に開かせることができる。
【0027】
しかる後、図2(イ)(ロ)に示すように、避難はしご6を、開口部5から、この開口部5の下縁部に掛け、地上へと降ろしていく。はしご6を腰壁3の上を越えさせる必要はなく、開口部5から楽に降ろしていくことができる。なお、はしご6は、その上端部が予め開口部5の下縁部に連結されていてもよいし、上端部を開口部5の下縁部に掛けるようにするものであってもよい。
【0028】
避難は、バルコニー1から開口部5を通じてはしご6に乗り移ることで行うことができる。その際、掴み部9,9を掴んでからだを支えることで、安全にはしご6に乗り移ることができる。はしご6に乗り移るのに、腰壁3の上を越える必要はない。図示しないが、開口部5が上に開放されるものである場合は、はしご6を降ろしたり、開口部5を通じてはしご6に乗り移ったりするのを、楽にかつ安全に行うことができる。
【0029】
こうして、上記のバルコニー1では、はしご6を降ろす準備を行うところから地上に避難するまでを、安全かつ容易に、そしてスピーディーに行っていくことができる。
【0030】
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、本発明では、避難はしごが腰壁の内部に収納されている構造となっていればよく、避難に際して、避難はしごを腰壁から取り出し、例えば腰壁3の上部にはしごを掛けて腰壁3の上を越えてはしごに乗り移る形式のものからなっていてもよい。あるいは、開口部5を通じては人の通過ができないようになっていて、開口部5から降ろしたはしごに腰壁3の上部を越えて乗り移る形式になっていてもよい。その場合には、腰壁3の屋外側の面に安全用の掴み部を備えさせておくと、安全にはしご6に乗り移ることができる。また、上記の実施形態では、避難はしご6や腰壁3、その開口部5、掴み部9の取付け位置などについて、特定の構造のものを示しているが、各種形態のものが採用されてよいことはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、以上のとおりのものであるから、避難はしごの設置でバルコニーの床に突出を生じさせてしまったり、バルコニーが狭められてしまうことがなく、また、避難はしごを直接地上に降ろすことができて速く安全に避難することができ、更に、避難はしごを容易に地上に降ろすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のバルコニーを示すもので、図(イ)は屋内側から見た断面斜視図、図(ロ)は屋外側から見た断面斜視図である。
【図2】図(イ)ははしごを降ろした状態を屋外側から見た断面斜視図、図(ロ)は避難ルートを示す建物正面図である。
【図3】従来例を示すもので、図(イ−1)は第1従来例のバルコニーを示す断面斜視図、図(イ−2)はその避難ルートを示す建物正面図である。図(ロ)は第2従来例のバルコニーを示す断面斜視図である。
【符号の説明】
1…バルコニー
3…腰壁
5…開口部(はしご収納部)
6…避難はしご
7…屋内側の蓋パネル
8…屋外側の蓋パネル
9…掴み部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to the structure of a balcony with an evacuation ladder.
[0002]
[Prior art]
In multi-storey apartments, balconies are equipped with evacuation ladders so that they can go outside from the balcony during evacuation. Conventionally, for the installation of this evacuation ladder, an evacuation hatch 53 provided on the floor 52 of the balcony 51 is provided with an evacuation ladder built in as shown in FIG. In this type, at the time of evacuation, as shown in FIG. 3 (B-2), the hatch 53 is opened so that the ladder 54 can be lowered to the balcony 51 on the lower floor, and is lowered through the balcony 51 on each floor. You can get down.
[0003]
As shown in FIG. 3B, a type in which an evacuation ladder unit 55 is installed on the floor 52 of the balcony 51 is also provided. In this type, at the time of evacuation, the ladder 54 is taken out from the unit 55, and the ladder 54 is hung on the waist wall 57 of the balcony 51 so that it can go down directly to the ground, not along the balcony.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the built-in hatch type, since the escape ladder is built in, the hatch 53 protrudes upward by 70 mm from the floor surface height position of the balcony 51, and this protrusion is very disturbing in daily life. . Moreover, at the time of evacuation, it is necessary to step down the balconies 51 on the upper and lower floors in order to get down, and there is a possibility that the emergency evacuation may not be in time. In particular, it takes a considerable amount of time for the residents on the upper floors to get down.
[0005]
Further, in the case of the evacuation ladder unit 55, since the unit 55 itself is of a considerably large three-dimensional size, for example, 700 mm * 450 mm * 250 mm, the balcony 51 is narrowed, and the weight of the ladder 54 is also increased. It is generally 10 kg or more, and it takes a lot of labor even for a man to drop it over the waist wall 57 during evacuation.
[0006]
In view of the conventional problems as described above, the present invention does not cause the balcony floor to be protruded or narrowed by the installation of the evacuation ladder, and the evacuation ladder can be directly lowered to the ground. It is an object of the present invention to provide a balcony structure with an evacuation ladder that can be evacuated quickly and safely, and that can easily lower the evacuation ladder to the ground.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The above problem is solved by a balcony structure having an evacuation ladder characterized in that an evacuation ladder storage section is formed in the waist wall of the balcony, and an evacuation ladder is stored in the storage section.
[0008]
In this structure, since the evacuation ladder is built in the balcony's waist wall, the balcony floor is not projected and the balcony is not narrowed.
[0009]
In this balcony structure, an opening for communicating the indoor side and the outdoor side sandwiching the waist wall is provided on the waist wall of the balcony,
The evacuation ladder is stored with this opening as the storage,
This opening is closed so that the indoor side and the outdoor side can be opened and closed by lid panels,
The inner and outer lid panels may be opened to allow the escape ladder to be lowered from this opening.
[0010]
In this balcony structure, the evacuation ladder is built in the waist wall, and the evacuation ladder can be lowered from the waist wall, so that the evacuation ladder can be lowered directly to the ground, and at the time of evacuation quickly Evacuate to the ground.
[0011]
Moreover, since the evacuation ladder can be lowered through the opening, it is not necessary for the evacuation ladder to cross over the waist wall, and the ladder can be easily lowered.
[0012]
In addition, the inside of the opening where the evacuation ladder is housed is closed with a lid from the inside and outside of the waist wall, so the evacuation ladder can usually be hidden and the evacuation ladder is exposed to rain, etc. Can be prevented.
[0013]
If the above opening is of a size that allows people to pass through and is designed to be evacuated through this opening, there is no need to move over the waist wall to the ladder, and from the balcony. Transfer to can be performed safely and easily.
[0014]
When the opening is opened upward, the ladder can be easily lowered through the opening, and the ladder can be easily transferred through the opening.
[0015]
In the above balcony structure, when the outdoor lid panel can be opened from the indoor side through the opening, the outdoor lid panel can be safely opened from the balcony side.
[0016]
When a safety grip is provided in the opening or in the vicinity thereof, the escape ladder can be safely lowered by gripping this grip.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0018]
In the balcony 1 of the embodiment shown in FIGS. 1 and 2, 2 is a floor of the balcony, and 3 is a waist wall. Reference numeral 4 denotes a handrail, which is provided above the waist wall 3.
[0019]
The waist wall 3 is provided with a square-shaped opening 5 that communicates the indoor side and the outdoor side with the waist wall 3 interposed therebetween, and an evacuation ladder 6 is stored in the opening 5 as a storage unit. The evacuation ladder 6 may be formed of various types such as a folding type, a rope ladder type, and a telescopic type.
[0020]
The opening 5 is closed so that the indoor side and the outdoor side can be opened and closed by lid panels 7 and 8, respectively. The inner and outer lid panels 7 and 8 are opened to escape from the opening 5. 6 can be lowered.
[0021]
As shown in FIG. 1 (a), the indoor lid panel 7 can be removed from the waist wall 3 and opened so as not to interfere with access to the opening 5 from the indoor side. , And can be retracted away from the opening 5.
[0022]
Further, as shown in FIGS. 1 (B) and 2 (A), the outdoor-side lid panel 8 is pivotally attached to the lower edge of the opening 5 as shown in FIGS. By pushing the panel 8 from the indoor side to the outdoor side, the panel 8 is rotated and opened so as to fall down to the outdoor side.
[0023]
And the vertical grips 9 and 9 are attached to the left and right sides of the opening 5 of the waist wall 3. In the drawing, it is attached to the outdoor side surface of the waist wall 3, but it may be attached to the side surface in the opening 5 or may be attached to the indoor side surface.
[0024]
In the above balcony 1, the evacuation ladder 6 is built in the waist wall 3, so that the floor surface 2 can be made a flat surface without protruding, and an installation space for placing the evacuation ladder on the floor surface is provided. There is no need to secure it, and the balcony can be used safely and spaciously in everyday life.
[0025]
At the time of evacuation, as shown in FIG. 1 (a), on the balcony 1, the lid panel 7 is removed from the indoor side and the opening 5 is opened. Since the indoor side lid panel 7 can be removed, it is better to keep it out of the way.
[0026]
Then, the lid panel 8 on the outdoor side is pushed to the outdoor side through the opening 5 from the indoor side. Then, as shown in FIG. 1 (b), the lid panel 8 on the outdoor side falls down to the outdoor side with its lower edge as the center of rotation, and as shown in FIG. 2 (a), the waist wall As a result, the opening 5 is fully opened. The lid panel 8 on the outdoor side is positioned downward so that the opening 5 is fully opened, and the fully open state is maintained by the weight of the lid panel 8 itself, so that the ladder 6 can be lowered or transferred to the ladder 6. Moreover, it can be realized with a simple mechanism. Furthermore, the panel 8 does not fall on the ground by opening the lid panel 8 on the outdoor side. Moreover, since it only needs to push through the opening part 5 from the indoor side, the outdoor side cover panel 8 can be opened safely.
[0027]
Thereafter, as shown in FIGS. 2A and 2B, the evacuation ladder 6 is hung from the opening 5 to the lower edge of the opening 5 and lowered to the ground. The ladder 6 does not need to be passed over the waist wall 3 and can be easily lowered from the opening 5. The upper end of the ladder 6 may be connected to the lower edge of the opening 5 in advance, or the upper end of the ladder 6 may be hung on the lower edge of the opening 5.
[0028]
Evacuation can be performed by transferring from the balcony 1 to the ladder 6 through the opening 5. At that time, it is possible to safely move to the ladder 6 by holding the grips 9 and 9 and supporting the body. There is no need to cross over the waist wall 3 to transfer to the ladder 6. Although not shown, when the opening 5 is opened upward, the ladder 6 can be lowered and transferred to the ladder 6 through the opening 5 easily and safely.
[0029]
Thus, the balcony 1 can safely, easily and speedily go from preparing to lower the ladder 6 to evacuating to the ground.
[0030]
Although the embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to this, and various modifications can be made without departing from the spirit of the invention. For example, in the present invention, it is sufficient that the evacuation ladder is housed inside the lumbar wall. When evacuating, the evacuation ladder is taken out of the lumbar wall and, for example, the upper part of the lumbar wall 3 is hung with a ladder. It may consist of a form that crosses the top of 3 to a ladder. Alternatively, a person can not pass through the opening 5, and the ladder lowered from the opening 5 may be transferred over the upper portion of the waist wall 3. In that case, if a grip portion for safety is provided on the outdoor side surface of the waist wall 3, it is possible to safely transfer to the ladder 6. Moreover, in said embodiment, although the thing of a specific structure is shown about the evacuation ladder 6, the waist wall 3, the opening part 5, the attachment position of the grip part 9, etc., the thing of various forms may be employ | adopted. Needless to say.
[0031]
【The invention's effect】
Since the present invention is as described above, the installation of the evacuation ladder does not cause the balcony floor to protrude or the balcony is narrowed, and the evacuation ladder can be lowered directly to the ground. Can be evacuated quickly and safely, and the evacuation ladder can be easily lowered to the ground.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B show a balcony of an embodiment, in which FIG. 1A is a cross-sectional perspective view seen from the indoor side, and FIG. 1B is a cross-sectional perspective view seen from the outdoor side.
FIG. 2A is a cross-sectional perspective view of a state where a ladder is lowered as viewed from the outdoor side, and FIG. 2B is a front view of a building showing an evacuation route.
FIG. 3 shows a conventional example, in which FIG. (A-1) is a sectional perspective view showing a balcony of the first conventional example, and FIG. (A-2) is a front view of a building showing its evacuation route. FIG. (B) is a cross-sectional perspective view showing the balcony of the second conventional example.
[Explanation of symbols]
1 ... Balcony 3 ... Waist wall 5 ... Opening (ladder storage)
6 ... Evacuation ladder 7 ... Indoor lid panel 8 ... Outdoor lid panel 9 ... Grab

Claims (1)

バルコニーの腰壁に、腰壁を挟む屋内側と屋外側とを連通する開口部が設けられ、
この開口部内を収納部として避難はしごが収納され、
この開口部は、その屋内側と屋外側とがそれぞれ蓋パネルで開閉可能に塞がれ、
屋内側の蓋パネルは、バルコニーにおいて腰壁から取り外すことができるようになされて、開口部の屋内側を開くことができるようになっており、
屋外側の蓋パネルは、その下縁部が開口部の下縁部に枢着されていて、屋内側から開口部を通じて屋外側に向けて押すことにより、屋外側に倒れるよう回転して、腰壁から垂れ下がった状態となることができるようになされて、開口部の屋外側を開くことができるようになっており、
内外蓋パネルを開いてこの開口部から避難はしごを下に降ろすことができるようになっていると共に、
開口部が、人の通過を許容するサイズのものからなっていて、この開口部を通じて、避難できるようになっており、
開口部内又はその近傍部に安全用の掴み部が備えられていることを特徴とする避難はしごを備えたバルコニーの構造。
An opening that connects the indoor side and the outdoor side sandwiching the waist wall is provided on the waist wall of the balcony,
The evacuation ladder is stored with this opening as the storage,
This opening is closed so that the indoor side and the outdoor side can be opened and closed by lid panels,
The indoor lid panel can be removed from the waist wall on the balcony, so that the indoor side of the opening can be opened,
The lid panel on the outdoor side has its lower edge pivoted to the lower edge of the opening, and when it is pushed from the indoor side to the outdoor side through the opening, it rotates so that it falls to the outdoor side. It is designed to be able to hang down from the wall and open the outdoor side of the opening,
The evacuation ladder through the opening with and is capable unload down by opening the inner and outer lid panels,
The opening is of a size that allows people to pass through, and through this opening can be evacuated,
A structure of a balcony with an evacuation ladder, characterized in that a safety grip is provided in or near the opening .
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