JP4591102B2 - エコーキャンセラおよびそれを用いたハンズフリー電話とエコーキャンセル方法 - Google Patents
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Description
エコーキャンセラは、音響エコーキャンセラであって、
音響エコーキャンセラは、
受話信号が入力される受話信号入力部と、
受話信号を出力する受話信号出力部と、
エコー信号が入力される送話信号入力部と、
送話信号が出力される送話信号出力部と、
受話信号入力部と受話信号出力部との間に介在する第一の分岐部と、
送話信号入力部と送話信号出力部との間に介在する第二の分岐部とを備え、
修正値制御部は、第一の分岐部と第二の分岐部との間に設けられ、
音響エコーキャンセラは、更に、エコー信号と擬似エコー信号との位相に基づいて、入力される受話信号を減衰させる、受話信号入力部と第一の分岐部との間に設けられた第一の減衰部と、
を備えるという構成を有する。
エコーキャンセラは、音響エコーキャンセラであって、
音響エコーキャンセラは、
受話信号が入力される受話信号入力部と、
受話信号を出力する受話信号出力部と、
エコー信号が入力される送話信号入力部と、
送話信号が出力される送話信号出力部と、
受話信号入力部と受話信号出力部との間に介在する第一の分岐部と、
送話信号入力部と送話信号出力部との間に介在する第二の分岐部と、
修正値制御部は、第一の分岐部と第二の分岐部との間に設けられ、
音響エコーキャンセラは、更に、エコー信号と擬似エコー信号との位相に基づいて、入力される受話信号を減衰させる、送話信号出力部と第二の分岐部との間に設けられた第二の減衰部と、
を備えるという構成を有する。
エコーキャンセラは、回線エコーキャンセラであって、
回線エコーキャンセラは、
受話信号が入力される受話信号入力部と、
受話信号を出力する受話信号出力部と、
エコー信号が入力される送話信号入力部と、
送話信号が出力される送話信号出力部と、
受話信号入力部と受話信号出力部との間に介在する第一の分岐部と、
送話信号入力部と送話信号出力部との間に介在する第二の分岐部と、
修正値制御部は、第一の分岐部と第二の分岐部との間に設けられ、
回線エコーキャンセラは、更に、エコー信号と擬似エコー信号との位相に基づいて、出力される受話信号を減衰させる、受話信号出力部と第一の分岐部との間に設けられた、第三の減衰部と、
を備えるという構成を有する。
エコーキャンセラは、回線エコーキャンセラであって、
回線エコーキャンセラは、
受話信号が入力される受話信号入力部と、
受話信号を出力する受話信号出力部と、
エコー信号が入力される送話信号入力部と、
送話信号が出力される送話信号出力部と、
受話信号入力部と受話信号出力部との間に介在する第一の分岐部と、
送話信号入力部と送話信号出力部との間に介在する第二の分岐部と、
修正値制御部は、第一の分岐部と第二の分岐部との間に設けられ、
回線エコーキャンセラは、更に、エコー信号と擬似エコー信号との位相に基づいて、入力される送話信号を減衰させる、送話信号入力部と第二の分岐部との間に設けられた、第四の減衰部と、
を備えるという構成を有する。
エコーが含まれる推定対象の信号とエコーを推定した信号の位相を求める位相のパラメータとにより、収束途中にあるエコーキャンセラの学習を継続するか、あるいはダブルトークの状態でエコーキャンセラの学習を停止するかを連続的な値で制御する方法としている。
[構成]
図1は本発明の実施例1の構成を示すブロック図である。図1の構成のエコーキャンセラで、第一の信号入力部1から入力された第一の信号xは、第一の信号出力部2から、未知の伝達特性の系へ出力される。その未知の伝達特性を経た信号dを第二の信号入力部3から入力する。ここで、後述する未知の伝達特性に対応する擬似エコーyを、第二の信号入力部3からの信号dから減算部4で差し引いて、第二の信号出力部5から出力する構成となっている。
本発明の構成の根拠を示すために、エコーキャンセラにおける学習動作のシミュレーション実験について説明する。
LMSアルゴリズムでは、(数2)に従ってフィルタ係数修正部7で、フィルタ係数が修正される。
第二の信号入力部3からの入力信号dとフィルタ部で生成される擬似エコー信号yとの位相を、それぞれの信号の符号に基づき求める方法を示す。その構成を図8のブロック図に示す。なお、実施例1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付し、その説明を援用する。
第二の信号入力部3からの入力信号dとフィルタ部で生成される擬似エコー信号yとの位相を、それぞれの信号の相互相関による位相差と相関値に基づき求める方法を示す。その構成を図11のブロック図に示す。なお、実施例1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付し、その説明を援用する。
実施例3では、位相検出部3を、第二の信号入力部3の信号dとフィルタ部7の主鶴力信号yの相互相関関数のピーク位置の時間差とピーク位置の相関関数の値に基づいて、前記フィルタ係数の修正値を制御するものである。
(1)学習初期時のシングルトーク状態の相互相関関数
(2)収束時のシングルトーク状態相互相関関数
(3)学習初期時のシングルトーク状態の相互相関関数
(4)収束時のダブルトーク状態の相互相関関数
について、図12と図13に示す。
図14(a)は実施例1のエコーキャンセラを音響エコーキャンセラとして用いて、さらに、送話あるいは受話の音量を位相に基づいて制御した例である。実施例1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付し、その説明を援用する。
図15は実施例1のエコーキャンセラを音響エコーキャンセラとして用いて、さらに、送話あるいは受話の音量を位相に基づいて制御した例である。実施例1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付し、その説明を援用する。
図16は実施例1のエコーキャンセラを回線エコーキャンセラとして用いて、さらに、送話あるいは受話の音量を位相に基づいて制御した例である。実施例1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付し、その説明を援用する。
図17は実施例1のエコーキャンセラを回線エコーキャンセラとして用いて、さらに、送話あるいは受話の音量を位相に基づいて制御した例である。実施例1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付し、その説明を援用する。
以下、本発明の実施例8におけるハンズフリー電話について図面を参照しながら説明する。
6 フィルタ係数バッファ
7 第一の信号バッファ
8 フィルタ部
9 位相検出部
8 誤差計算処理部
9 フィルタ係数更新部
10 符号判定部
11 短時間積分部
12 相互相関計算部
13 ピーク位置遅延検出部
14 位相決定部
15 第一の減衰制御部
16 第一の減衰部
17 第二の減衰制御部
18 第二の減衰部
19 第三の減衰制御部
20 第三の減衰部
21 第四の減衰制御部
22 第四の減衰部
25 スピーカ
26−1 マイクロホン
26−2 マイクロホン
26−3 マイクロホン
26−4 マイクロホン
27 音響エコーキャンセラ
28 筐体
29 回線信号入力端子
30 回線信号出力端子
Claims (7)
- 入力されるエコー信号について、フィルタ係数の修正値を演算し、演算された修正値に基づいて、前記エコー信号から未知の伝達特性を模擬した擬似エコー信号を差し引くエコーキャンセラであって、
前記エコー信号と前記擬似エコー信号との符号の同異に基づいて前記フィルタ係数の修正値を制御し、前記フィルタ係数を修正する修正値制御部と、
前記修正値制御部により修正されたフィルタ係数に基づいて、前記擬似エコー信号を生成し、前記エコー信号から生成したエコー信号を差し引いて、送信信号を出力するキャンセル部と、
を備えたエコーキャンセラ。 - 入力されるエコー信号について、フィルタ係数の修正値を演算し、演算された修正値に基づいて、前記エコー信号から未知の伝達特性を模擬した擬似エコー信号を差し引くエコーキャンセラであって、
前記エコー信号と前記擬似エコー信号の相互相関関数の最大値の遅延に基づいて前記フィルタ係数の修正値を制御し、前記フィルタ係数を修正する修正値制御部と、
前記修正値制御部により修正されたフィルタ係数に基づいて、前記擬似エコー信号を生成し、前記エコー信号から生成したエコー信号を差し引いて、送信信号を出力するキャンセル部と、
を備えたエコーキャンセラ。 - 送話信号に混在して入力されるエコー信号について、フィルタ係数の修正値を演算し、演算された修正値に基づいてエコー信号から未知の伝達特性を模擬した擬似エコー信号を差し引く音響エコーキャンセラであって、
受話信号が入力される受話信号入力部と、
前記受話信号を出力する受話信号出力部と、
送話信号またはエコー信号が入力される送話信号入力部と、
前記送話信号が出力される送話信号出力部と、
前記受話信号入力部と前記受話信号出力部との間に介在する第一の分岐部と、
前記送話信号入力部と前記送話信号出力部との間に介在する第二の分岐部と、
前記第一の分岐部と前記第二の分岐部との間に設けられる修正値制御部と、
前記修正値制御部により修正されたフィルタ係数に基づいて、擬似エコー信号を生成し、前記エコー信号から生成したエコー信号を差し引いて送信信号を出力するキャンセル部とを備え、
前記修正値制御部は、前記エコー信号と前記擬似エコー信号との符号の同異を判定する符号判定部と、前記エコー信号と前記擬似エコー信号の符号が異なる度に両信号の差分を積算するとともに平均値を算出する短時間積分部を備え、前記平均値に基づいて前記フィルタ係数を修正することを特徴とする
音響エコーキャンセラ。 - 送話信号に混在して入力されるエコー信号について、フィルタ係数の修正値を演算し、演算された修正値に基づいてエコー信号から未知の伝達特性を模擬した擬似エコー信号を差し引く音響エコーキャンセラであって、
受話信号が入力される受話信号入力部と、
前記受話信号を出力する受話信号出力部と、
送話信号またはエコー信号が入力される送話信号入力部と、
前記送話信号が出力される送話信号出力部と、
前記受話信号入力部と前記受話信号出力部との間に介在する第一の分岐部と、
前記送話信号入力部と前記送話信号出力部との間に介在する第二の分岐部と、
前記第一の分岐部と前記第二の分岐部との間に設けられる修正値制御部と、
前記修正値制御部により修正されたフィルタ係数に基づいて、擬似エコー信号を生成し、前記エコー信号から生成したエコー信号を差し引いて送信信号を出力するキャンセル部とを備え、
前記修正値制御部は、前記エコー信号と前記擬似エコー信号の相互相関関数を求める相互相関計算部と、該相互相関関数が最大値となる点の遅延を求めるピーク位置遅延検出部と、相互相関関数の最大値の遅延に基づいて位相差を決定する位相決定部を備え、前記位相差に基づいて前記フィルタ係数の修正値を制御することを特徴とする
音響エコーキャンセラ。 - 請求項1または2記載のエコーキャンセラを備えたハンズフリー電話。
- 請求項3または4記載の音響エコーキャンセラを備えたハンズフリー電話。
- エコーが含まれる推定対象の信号とエコーを推定した信号の符号の同異に基づいて前記フィルタ係数の修正値を制御し、該符号が同じである頻度が多く収束途中にあるエコーキャンセラの学習を継続するか、あるいは該符号が異なる頻度が多くダブルトークの状態と見なされる場合にエコーキャンセラの学習を停止するかを連続的な値で制御するようにしたエコーキャンセル方法。
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JPS63234733A (ja) * | 1987-03-24 | 1988-09-30 | Hitachi Ltd | エコ−キヤンセラ |
JPH0653864A (ja) * | 1982-06-14 | 1994-02-25 | Telecommun Radioelectr Teleph <Trt> | エコーキャンセラーの集束時間を減少させる方法及び装置 |
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- 2005-02-04 JP JP2005028759A patent/JP4591102B2/ja not_active Expired - Fee Related
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