JP4590709B2 - Brake device for vehicle - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブレーキ駆動用のアクチュエータに流す電流に対して、ディザ電流(振動電流)を加えるように制御する車両用ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用ブレーキ装置は、運転者によるブレーキペダル踏み込みが成されると、その踏力に応じた指示電流をブレーキ駆動用のアクチュエータに流し、アクチュエータの動作によって踏力に応じた制動トルクを発生させる。このアクチュエータに対して流す指示電流と制動トルクとの関係がヒステリシスを有していること、つまり図5に示すように指示電流を上昇させるときの制動トルクと下降させるときの制動トルクとの間にズレがあることから、従来では、指示電流に対してディザ電流を加えることでヒステリシスをなくし、指示電流と制動トルクとが比例関係となるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一定の制動トルクを得るためには、それに比例した指示電流を常に加えておく必要があり、その分の消費電流が必要になる。
【0004】
本発明は上記点に鑑みて、一定の制動トルクを得る際における消費電流の低減を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ブレーキペダル(1)の踏み込みに応じて決定される指示電流に対してディザ電流を重畳し、該指示電流にディザ電流を重畳した電流を出力電流としてブレーキ駆動用アクチュエータ(8〜11)に流し、該ブレーキ駆動用アクチュエータを駆動することで制動力を発生させるように構成された車両用ブレーキ装置において、ディザ電流が重畳された指示電流と制動トルクの関係を示す線(A)は、ディザ電流を重畳していないときの指示電流と制動トルクの関係を示したヒステリシスを有する線(B)のうち、指示電流を次第に上昇させる際の指示電流と制動トルクの関係を示した上昇線と、指示電流を次第に下降させる際の指示電流と制動トルクの関係を示した下降線との間に設定されており、ブレーキペダルの踏み込みが維持された状態の際には、ディザ電流の重畳を停止すると共に、該ブレーキペダルの踏み込みが維持されはじめたときよりも指示電流を低下させ、この低下させた指示電流を出力電流としてブレーキ駆動用アクチュエータに流すことを特徴としている。
【0006】
このように、ブレーキペダルの踏み込みが維持された際に、ディザ電流の重畳を止め、指示電流を低下させることにより、消費電流の低減を図ることが可能となる。
【0007】
請求項2に記載の発明においては、踏み込みが維持された状態からブレーキペダルの踏み込みに変化があると、低下した指示電流をブレーキペダルの踏み込みが維持されはじめたときの指示電流に戻すと共に、ディザ電流の重畳を再び開始し、該指示電流にディザ電流を重畳させた電流を出力電流としてブレーキ駆動用アクチュエータに流すことを特徴とする。
【0008】
このように、一旦、ブレーキペダルの踏み込みが維持された後にブレーキペダルの踏み込みに変化があった時には、低下した指示電流を元に戻すと共に、ディザ電流の重畳を再び開始するようにすれば、指示電流と制動トルクの関係をヒステリシスを持たない比例関係に戻すことが可能である。
【0009】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1に、本発明の一実施形態が適用される車両用ブレーキ装置の概略構成を示す。以下、この図に基づいてブレーキ装置の構成の説明を行う。
【0011】
図1に示すように、ブレーキ装置は運転者によって操作されるブレーキペダル1と、ブレーキペダル1の踏み込み状態としてペダル踏力の検出を行う踏力センサ2と、踏力センサ2からの検出信号が入力される電子制御装置(以下、ECUという)3と、各車輪4〜7毎に設けられ、ECU3によって駆動されることで各車輪4〜7に制動力を発生させるブレーキ駆動用アクチュエータ(制動力発生部)8〜11とが備えられている。
【0012】
ECU3は、踏力センサ2からの検出信号に基づき、ペダル踏力に応じた指示電流、すなわちブレーキ駆動用アクチュエータ8〜11に流す電流を決定すると共に、その指示電流を流すことによるブレーキ駆動用アクチュエータ8〜11の制御を行う。
【0013】
ブレーキ駆動用アクチュエータ8〜11は、例えばモータ及びこのモータによって駆動されるディスクブレーキもしくはドラムブレーキ等で構成され、モータへの通電量の調整により制動力の調整が行えるように構成されている。そして、ECU3から指示電流が流されると、ブレーキ駆動用アクチュエータ8〜11は指示電流に応じた制動トルクを発生させるようになっている。
【0014】
これらの構成により、運転者によるブレーキペダル1の踏み込みが成されると、踏力センサ2にてペダル踏力が検出されると共に、このペダル踏力に基づいてECU3での演算が行われ、さらに、この演算結果に応じた出力電流がブレーキ駆動用アクチュエータ8〜11に流されて、ブレーキペダル1の踏み込みに応じたブレーキ制御が成されるようになっている。
【0015】
次に、上記したブレーキ装置において、ブレーキ駆動用アクチュエータ8〜11に流す出力電流の設定方法を図2に示すフローチャートを用いて説明する。
【0016】
まず、ステップ100に示すように制動指示値の入力が成される。この制動指示値の入力は踏力センサ2からの検出信号に基づいてECU3で行われるもので、ペダル踏力に応じた制動力に相応する値が入力されるようになっている。そして、ステップ110では、入力された制動指示値の微分演算を行い、時間に対する制動指示値の変動割合を求める。この制動指示値の微分値は、ブレーキペダル1の踏み込みの変化を示しており、微分値が小さければブレーキペダル1の踏み込みの変化がほとんどない状態、すなわちブレーキペダル1の踏み込みが維持された状態を表している。
【0017】
ステップ120では、微分演算の結果が定数Aより大きいか否かを判定する。すなわち、ブレーキペダル1の踏み込みが維持されているか否かを判定する。そして、肯定判定であれば、ブレーキペダル1の踏み込みに変化があったとして、ステップ130でディザ振幅(ディザ電流の振幅)を大に設定したのちステップ140に進み、出力電流(消費電流)の演算を行う。ここでは、出力電流を、出力電流=制動指示値×定数B+ディザ振幅大の数式に従って演算する。なお、この場合には、制動指示値×定数Bが指示電流に相当し、指示電流に振幅の大きなディザ電流を加えたものが出力電流として設定される。
【0018】
一方、ステップ120で否定判定されると、ブレーキペダル1の踏み込みが維持された状態であるとして、ステップ150でディザ振幅を小に設定したのち、ステップ160に進み、出力電流の演算を行う。ここでは、出力電流を、出力電流=制動指示値×定数B×定数C+ディザ振幅小に従って演算する。ただし、定数Cとは1未満の数である。
【0019】
このときのディザ振幅小とは、ディザ電流の振幅が非常に小さいことを意味し、ディザ電流を重畳しないことを意味する。つまり、ブレーキペダル1の踏み込みが維持された状態の時にはディザ電流を指示電流に重畳しないようにする。なお、この場合には、制動指示値×定数B×定数Cが指示電流に相当し、定数Cが1未満の数に適宜設定してあることから、ブレーキペダル1の踏み込みが変化している時よりも維持された状態にされている時の方が指示電流が低下するように演算される。この低下させた指示電流に振幅の小さなディザ電流を加えたものが出力電流として設定される。
【0020】
そして、ステップ170にて、設定された出力電流をブレーキ駆動用アクチュエータ8〜11に流し、処理を繰り返す。
【0021】
このような動作を行うブレーキ装置において、ブレーキペダル1への踏み込みがあった時のペダル踏力、指示電流、ディザ電流、制動力および消費電流の関係をそれぞれ図3(a)〜(e)のタイミングチャートに示す。この図に基づいて本ブレーキ装置における指示電流の制御方法を説明する。
【0022】
まず、図3の期間t1〜t2のようにブレーキペダル1への踏み込みが成されると、図3(a)に示すようにペダル踏力が上昇する。このペダル踏力の上昇が踏力センサ2で検出され、この踏力センサ2からの検出信号に基づき、ECU3で指示電流の演算が行われる。そして、図3(c)に示すように指示電流がブレーキペダル1への踏み込みと同様の変化を示し、上昇していく。
【0023】
この指示電流が変化している途中の際には、図3(b)に示すようにディザ振幅大が設定され、図3(e)に示すように指示電流に対してディザ電流を重畳させる。この指示電流に対してディザ電流を重畳させたものが出力電流(消費電流)として、ブレーキ駆動用アクチュエータ8〜11に流される。このとき、指示電流に対してディザ電流を重畳させていることから、指示電流と制動力との関係がヒステリシスを持たない比例関係となり、制動力が図3(d)に示すように指示電流と同様に上昇する。
【0024】
次に、図3の期間t2〜t3のようにブレーキペダル1への踏み込みが維持された状態になると、図3(a)に示すようにペダル踏力が維持される。これにより、図3(c)に示すように指示電流の上昇も停止する。
【0025】
このとき、踏力センサ2からの検出信号に基づいてペダル踏力が維持されていることが検出されたら、図3(b)に示すようにディザ振幅小が設定され、指示電流に対するディザ電流の重畳を止め、図3(c)、(e)に示すように指示電流をペダル踏力が維持されはじめた時よりも低下させる。従って、この期間t2〜t3においては、指示電流が出力電流(消費電流)として、ブレーキ駆動用アクチュエータ8〜11に流される。
【0026】
この動作の趣旨を図4に基づいて説明する。図4は、指示電流と制動トルクとの関係を示したものであり、実線で示した線Aが指示電流に対してディザ電流を重畳したときの関係、点線で示した線Bが指示電流に対してディザ電流を重畳していないときの関係を表している。
【0027】
この図4のうち、(a)が期間t2〜t3の間における指示電流と制動トルクとの関係を表したものである。この期間t2〜t3の間、つまりブレーキペダル1への踏み込みが維持された状態となる間は、上述したようにディザ電流の重畳を停止し、指示電流を低下させるようにしている。これは、ディザ電流を重畳しない場合には、図4(a)の線Bで示すように指示電流と制動トルクとの関係がヒステリシスを持っており、指示電流が変化しても制動トルクが変化しないということを利用したものである。すなわち、ブレーキペダル1の踏み込みが維持される時には制動力を一定に維持すればよいため、期間t2〜t3の間にディザ電流の重畳を停止すれば、図中矢印で示したように指示電流を低下させても制動トルクを一定のまま維持することができるのである。
【0028】
このような動作とすることで、ブレーキペダル1の踏み込みが維持されているときに、図3(c)、(e)の斜線部で示すように指示電流の低減を図ることが可能となり、消費電流の低減を図ることができる。
【0029】
この後、期間t3以降のようにブレーキペダル1の踏み込みが緩められたり、もしくは更なる踏み込みが成されたりした場合には、まず図3(b)に示すようにディザ振幅大が設定され、図3(e)に示すように再び指示電流に対してディザ電流を重畳させる。図4(b)は、この瞬間(期間t3)における指示電流と制動トルクとの関係を表したものであり、この図に示されるように指示電流に対してディザ電流を重畳することにより、図中矢印で示したように指示電流と制動トルクとが比例関係(線Aの関係)に戻る。
【0030】
そして、ブレーキペダル1の踏み込み状態に応じた指示電流の演算が行われ、図3(c)の点線で示したように指示電流が上昇もしくは下降し、それに伴って制動力も上昇もしくは下降する。図4(c)は期間t3以降における指示電流と制動トルクとの関係を表したものである。この図に示されるように指示電流と制動トルクとの関係がヒステリシスを持たない関係に戻り、この関係に基づき、指示電流の変化に伴って制動トルクが変化する。
【0031】
以上説明したように、ブレーキペダル1の踏み込みが維持された際に、ディザ電流の重畳を止め、指示電流を低下させることにより、指示電流の低減を図ることができ、消費電流の低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が適用されるブレーキ装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1に示すブレーキ装置が処理する出力電流の設定に関するフローチャートを示した図である。
【図3】図1に示すブレーキ装置におけるペダル踏力、ディザ振幅、指示電流、制動力および出力電流(消費電流)のタイミングチャートを示した図である。
【図4】図1に示すブレーキ装置の指示電流と制動トルクとの関係を説明した図である。
【図5】従来のブレーキ装置における指示電流と制動トルクとの関係を説明した図である。
【符号の説明】
1…ブレーキペダル、2…踏力センサ、3…ECU、4〜7…車輪、
8〜11…ブレーキ駆動用アクチュエータ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle brake device that performs control so that a dither current (vibration current) is applied to a current that flows through an actuator for driving a brake.
[0002]
[Prior art]
When the brake pedal is depressed by the driver, the vehicular brake device sends an instruction current corresponding to the pedaling force to the brake driving actuator, and generates a braking torque corresponding to the pedaling force by the operation of the actuator. The relationship between the command current applied to the actuator and the braking torque has hysteresis, that is, between the braking torque when increasing the command current and the braking torque when decreasing the command current as shown in FIG. Since there is a deviation, conventionally, a hysteresis is eliminated by adding a dither current to the command current so that the command current and the braking torque are in a proportional relationship.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in order to obtain a constant braking torque, it is necessary to always add an instruction current proportional to the braking torque, and a corresponding amount of current consumption is required.
[0004]
In view of the above points, the present invention has an object to reduce current consumption when obtaining a constant braking torque.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a dither current is superimposed on an instruction current determined in response to depression of the brake pedal (1), and a current obtained by superimposing the dither current on the instruction current. Is output to the brake drive actuators (8 to 11) as an output current, and in the vehicle brake device configured to generate a braking force by driving the brake drive actuator, the instruction current on which the dither current is superimposed The line (A) showing the relationship between the braking torque and the braking torque is a line (B) having a hysteresis showing the relation between the command current and the braking torque when the dither current is not superimposed. Set between the rising line showing the relationship between the command current and braking torque and the falling line showing the relationship between the command current and braking torque when the command current is gradually lowered Are, when the state of depression of the brake pedal is maintained, it stops the superposition of the dither current, than when the depression of the brake pedal is started to be maintained to reduce the indicator current and the reduced It is characterized in the score flow to the brake driving actuator as a command current output current.
[0006]
In this way, when the depression of the brake pedal is maintained, the consumption current can be reduced by stopping the superposition of the dither current and reducing the command current.
[0007]
In the second aspect of the invention, if there is a change in the depression of the brake pedal from the state where the depression is maintained, the reduced instruction current is returned to the instruction current when the depression of the brake pedal starts to be maintained, and the dither The current superposition is started again, and the current obtained by superimposing the dither current on the command current is supplied as an output current to the brake driving actuator.
[0008]
In this way, once the brake pedal depression has changed after the brake pedal depression has been maintained, the reduced instruction current is restored and the dither current superimposition is started again. It is possible to return the relationship between the current and the braking torque to a proportional relationship without hysteresis.
[0009]
In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis of each said means shows the correspondence with the specific means as described in embodiment mentioned later.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
FIG. 1 shows a schematic configuration of a vehicle brake device to which an embodiment of the present invention is applied. The configuration of the brake device will be described below based on this figure.
[0011]
As shown in FIG. 1, the brake device receives a brake pedal 1 that is operated by a driver, a pedaling force sensor 2 that detects a pedaling force when the brake pedal 1 is depressed, and a detection signal from the pedaling force sensor 2. An electronic control unit (hereinafter referred to as ECU) 3 and a brake driving actuator (braking force generating unit) that is provided for each of the wheels 4-7 and is driven by the ECU 3 to generate a braking force on each of the wheels 4-7. 8 to 11 are provided.
[0012]
The
[0013]
The brake driving actuators 8 to 11 are constituted by, for example, a motor and a disc brake or a drum brake driven by the motor, and are configured so that the braking force can be adjusted by adjusting the energization amount to the motor. When an instruction current is flowed from the
[0014]
With these configurations, when the driver depresses the brake pedal 1, the pedal effort is detected by the pedal effort sensor 2, and calculation is performed by the
[0015]
Next, in the brake device described above, a method for setting an output current flowing through the brake driving actuators 8 to 11 will be described with reference to a flowchart shown in FIG.
[0016]
First, as shown in
[0017]
In
[0018]
On the other hand, if a negative determination is made in
[0019]
The small dither amplitude at this time means that the amplitude of the dither current is very small, and means that the dither current is not superimposed. That is, when the depression of the brake pedal 1 is maintained, the dither current is not superimposed on the command current. In this case, since the braking command value × constant B × constant C corresponds to the command current and the constant C is appropriately set to a number less than 1, the depression of the brake pedal 1 is changed. It is calculated so that the indicated current is lower when the state is maintained than when it is maintained. A value obtained by adding a dither current having a small amplitude to the reduced instruction current is set as an output current.
[0020]
In step 170, the set output current is supplied to the brake driving actuators 8 to 11, and the process is repeated.
[0021]
In the brake device that performs such an operation, the relationship among the pedal depression force, the instruction current, the dither current, the braking force, and the consumption current when the brake pedal 1 is depressed is shown in the timings of FIGS. Shown in the chart. Based on this figure, the control method of the command current in this brake device is demonstrated.
[0022]
First, when the brake pedal 1 is depressed during the period t1 to t2 in FIG. 3, the pedal effort increases as shown in FIG. The increase in the pedal effort is detected by the pedal effort sensor 2, and the instruction current is calculated by the
[0023]
When the command current is changing, a large dither amplitude is set as shown in FIG. 3B, and the dither current is superimposed on the command current as shown in FIG. A current obtained by superimposing a dither current on the command current is supplied to the brake drive actuators 8 to 11 as an output current (current consumption). At this time, since the dither current is superimposed on the command current, the relationship between the command current and the braking force is a proportional relationship having no hysteresis, and the braking force is equal to the command current and the braking current as shown in FIG. Similarly rises.
[0024]
Next, when the depression of the brake pedal 1 is maintained during the period t2 to t3 in FIG. 3, the pedal depression force is maintained as shown in FIG. Thereby, as shown in FIG.3 (c), the raise of instruction | indication current also stops.
[0025]
At this time, if it is detected that the pedal effort is maintained based on the detection signal from the pedal effort sensor 2, a small dither amplitude is set as shown in FIG. 3B, and the dither current is superimposed on the command current. As shown in FIGS. 3 (c) and 3 (e), the command current is decreased as compared with the time when the pedal effort is started to be maintained. Therefore, during this period t2 to t3, the command current is supplied to the brake drive actuators 8 to 11 as an output current (current consumption).
[0026]
The purpose of this operation will be described with reference to FIG. FIG. 4 shows the relationship between the command current and the braking torque. The relationship when the dither current is superimposed on the command current is indicated by the line A indicated by the solid line, and the command B is indicated by the line B indicated by the dotted line. On the other hand, the relationship when the dither current is not superimposed is shown.
[0027]
In FIG. 4, (a) represents the relationship between the command current and the braking torque during the period t2 to t3. During this period t2 to t3, that is, while the depression of the brake pedal 1 is maintained, as described above, the superposition of the dither current is stopped and the command current is reduced. This is because when the dither current is not superimposed, the relationship between the command current and the braking torque has hysteresis as shown by the line B in FIG. 4A, and the braking torque changes even if the command current changes. It is a thing that does not use. That is, when the depression of the brake pedal 1 is maintained, it is only necessary to keep the braking force constant. Therefore, if the superposition of the dither current is stopped during the period t2 to t3, the instruction current is changed as indicated by the arrow in the figure. Even if it is reduced, the braking torque can be kept constant.
[0028]
By adopting such an operation, when the brake pedal 1 is kept depressed, the instruction current can be reduced as shown by the hatched portions in FIGS. 3C and 3E. The current can be reduced.
[0029]
Thereafter, when the depression of the brake pedal 1 is loosened or further depressed as in the period t3 and after, a large dither amplitude is first set as shown in FIG. As shown in 3 (e), the dither current is superimposed again on the instruction current. FIG. 4B shows the relationship between the command current and the braking torque at this moment (period t3). By superposing the dither current on the command current as shown in FIG. As indicated by the middle arrow, the command current and the braking torque return to the proportional relationship (the relationship of line A).
[0030]
Then, the command current is calculated according to the depression state of the brake pedal 1, and the command current is increased or decreased as shown by the dotted line in FIG. 3C, and the braking force is increased or decreased accordingly. FIG. 4C shows the relationship between the command current and the braking torque after the period t3. As shown in this figure, the relationship between the command current and the braking torque returns to a relationship having no hysteresis, and based on this relationship, the braking torque changes as the command current changes.
[0031]
As described above, when the depression of the brake pedal 1 is maintained, the superposition of the dither current is stopped and the instruction current is reduced, whereby the instruction current can be reduced and the current consumption can be reduced. Is possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a brake device to which a first embodiment of the present invention is applied.
2 is a flowchart related to setting of an output current processed by the brake device shown in FIG. 1. FIG.
3 is a timing chart of pedal depression force, dither amplitude, instruction current, braking force, and output current (consumption current) in the brake device shown in FIG. 1. FIG.
4 is a diagram for explaining a relationship between an instruction current and a braking torque of the brake device shown in FIG. 1; FIG.
FIG. 5 is a diagram illustrating a relationship between an instruction current and a braking torque in a conventional brake device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Brake pedal, 2 ... Treading force sensor, 3 ... ECU, 4-7 ... Wheel,
8 to 11: Brake drive actuators.
Claims (2)
前記ディザ電流が重畳された前記指示電流と制動トルクの関係を示す線(A)は、前記ディザ電流を重畳していないときの前記指示電流と前記制動トルクの関係を示したヒステリシスを有する線(B)のうち、前記指示電流を次第に上昇させる際の指示電流と制動トルクの関係を示した上昇線と、前記指示電流を次第に下降させる際の指示電流と制動トルクの関係を示した下降線との間に設定されており、
前記ブレーキペダルの踏み込みが維持された状態の際には、前記ディザ電流の重畳を停止すると共に、該ブレーキペダルの踏み込みが維持されはじめたときよりも前記指示電流を低下させ、この低下させた指示電流を前記出力電流として前記ブレーキ駆動用アクチュエータに流すことを特徴とする車両用ブレーキ装置。A dither current is superimposed on an instruction current determined according to depression of the brake pedal (1), and a current obtained by superimposing the dither current on the instruction current is passed as an output current to the brake driving actuators (8 to 11); In the vehicle brake device configured to generate a braking force by driving the brake driving actuator,
A line (A) indicating the relationship between the command current and the braking torque on which the dither current is superimposed is a line having a hysteresis indicating the relationship between the command current and the braking torque when the dither current is not superimposed ( B), an ascending line indicating the relationship between the command current and the braking torque when the command current is gradually increased, and a descending line indicating the relationship between the command current and the braking torque when the command current is gradually decreased. Is set between
In the state where the depression of the brake pedal is maintained, the superposition of the dither current is stopped, and the instruction current is lowered than when the depression of the brake pedal starts to be maintained. vehicle brake device comprising a score flow a current to the brake driving actuator as the output current.
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