JP4584482B2 - child seat - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車の座席に取り付けられ、小児を着座させるチャイルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、小児の体型に合わせたシート体を備え、自動車の座席に取り付けられて、着座する小児を保護するチャイルドシートが用いられている。そして、このチャイルドシートは、従来、シートベルトを用いて座席に取り付けられるもので、取り付け作業が煩雑で、取り付けに習熟を要するものであった。
【0003】
この点、近年、容易かつ確実にチャイルドシートを座席に固定する方法として、いわゆるアイソフィックス(ISO-FIX)方式の装置が開発され、利用されている。例えば、特開平8−207630号公報に示されるように、4カ所にコネクタを設けたサポート部材と、このサポート部材に取り付けられたシートボディとを備え、これらコネクタを、それぞれ座席側の上下両側に予め設けた4カ所の係止ユニットのバーに挿入して係合することにより、特段の習熟を要することなく、チャイルドシートを確実に着脱し固定できるようになっている。
【0004】
さらに、このアイソフィックス方式のチャイルドシートにおいて、コネクタを2個として、座席の座面上の2カ所の係止ユニットに係合して取り付け、取り付け作業の簡易化や汎用性の向上を図った構成が考えられている。すなわち、図25に示すように、このチャイルドシート1は、自動車の座席(カーシート)である車両シート2に取り付けられ、使用状態で、このチャイルドシート1に小児が着座するものである。そして、車両シート2は、略水平な座面3と、この座面3の後部に接続され、後方に向かって傾斜して立ち上げられたシートバック4とを備えている。そして、シートバック4の下部のヒンジ部分には、座面3の上面より若干上側に位置して、両側一対の取付受部6が設けられている。そして、各取付受部6は、少なくとも必要に応じて前方に開口可能な凹設部7と、この凹設部7の内部に配置されたバーであるアンカー(車両取付用アンカー)8とを備えている。そして、各アンカー8は、アイソバーあるいはアイソフィックスバーなどと呼ばれるもので、鋼材製で円柱状などに形成され、両側方向を長手方向として配置され、シートバック4に埋設された図示しないフレームに連結されている。
【0005】
ここで、チャイルドシート1の2カ所に設けたコネクタ1aをアンカー8に係合する構成では、2本のアンカー8は水平状にかつ同軸上に配置されているため、悪路などにおいて、チャイルドシート1が矢印θ方向などにがたつくおそれがある。
【0006】
この点、特開2000−280800号公報に示されるように、2本のアームを設けたベース体と、このベース体の上側に取り付けられるシート体とを備え、各アームに、係止ユニットに係合されるコネクタを設けるとともに、ベース体に、回動可能な浮動ストッパを備えた構成が考えられている。そして、この公報記載の構成では、チャイルドシートの取り付けの際は、まず、各アームのコネクタを係止ユニットに挿入して係合し、座席の座面上に配置されたベース体から浮動ストッパを車両後方に回動してシートバックに押し当て、ベースを座席に取り付ける。次いで、シート体の底板の後端をベースに係合し、シート体の前側部を押し下げてベース体に設けたフックに係合し、シート体をベース体に取り付ける。また、チャイルドシートの取り外しの際は、まず、操作片を操作しフックを後退させてシート体を上側に取り外し、また、レバーを操作して浮動ストッパを車両前方に回動し、さらに、操作片を前方に引いて、アームのフックをバーから取り外すようになっている。
【0007】
このように、特開2000−280800号公報記載の構成では、車両のシートバックとチャイルドシートの背面との間に構造上空間があり、浮動ストッパがシートバックに当接してチャイルドシートの回動が規制されているが、シートバックに線状に当接する浮動ストッパのみでは、シートバックの形状や柔らかさによっては、チャイルドシートをがたつくことなく取り付ける作業が簡略ではない問題を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のように、アイソフィックス方式のチャイルドシートにおいて、より簡略な作業で確実に取り付けでき、また、汎用性が高い構成が求められている。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、容易に確実に取り付けできるとともに、汎用性を向上できるチャイルドシートを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のチャイルドシートは、着座可能なシート本体を備えたシート体と、このシート体が着脱可能に取り付けられるベース本体及び被取付部に設けた取付受部に取り付けられる取付装置とを備えたベース体とを具備し、前記取付装置は、前記取付受部に係合して固定される係着部を設け、前記ベース本体から引出方向及び収納方向に移動可能に設けられたアタッチメントと、前記シート体を前記ベース本体に取り付けていない状態で、前記アタッチメントの収納方向への移動を禁止するするとともに、前記シート体を前記ベース本体に取り付けた状態で、収納方向への移動の禁止を解除する第1規制装置と、前記係着部が前記取付受部に係合して固定した状態で、前記アタッチメントの収納方向への移動を許容するとともに引出方向への移動を禁止する第2規制装置とを備えたものである。
【0011】
そして、この構成では、シート体をベース本体から取り外した状態で、アタッチメントを引き出すと、第1規制装置によりアタッチメントが収納方向に移動しないように保持される。この状態で、このアタッチメントに設けた係着部を取付受部に係合して固定する。次いで、シート体をベース本体に取り付ける。次いで、これらシート体及びベース本体を被取付部側に押し込む。この課程で、第1規制装置及び第2規制装置により収納方向への移動は許容され、相対的にアタッチメントがベース本体に収納される収納方向に移動する。さらに、シート体及びベース本体を被取付部側に押し込んだ状態で、第2規制装置によりアタッチメントの引出方向への移動は禁止されているため、シート体が被取付部側に当接した状態で、シート体が被取付部に対して固定され、チャイルドシートが被取付部に容易に取り付けられる。アタッチメントを収納する寸法の変化により、種々の形状、寸法の被取付部にチャイルドシートが容易に取り付けられ、汎用性が向上する。さらに、シート体が被取付部側に当接することにより、チャイルドシートが被取付部に安定して支持され、汎用性が向上する。
【0012】
請求項2記載のチャイルドシートは、請求項1記載のチャイルドシートにおいて、被取付部は、座面、この座面の後部から上方に立設されたシートバックを備えた座席を構成し、取付受部は、これら座面とシートバックとの接続部分近傍に設けられたものである。
【0013】
そして、この構成では、ベース本体の底面が座面に面状に当接し、シート体の背面がシートバックに面状に当接して、チャイルドシートが安定して支持される。
【0014】
請求項3記載のチャイルドシートは、請求項1または2記載のチャイルドシートにおいて、アタッチメントは、ベース本体に収納される方向に常時付勢されたものである。
【0015】
そして、この構成では、シート体の背面がシートバックに密着する方向に付勢され、チャイルドシートの取り付けの作業性が良好になる。また、ベース体を取付受部から取り外した状態で、アタッチメントがベース本体に容易に収納される。
【0016】
請求項4記載のチャイルドシートは、請求項1ないし3いずれか記載のチャイルドシートにおいて、取付装置は、係着部が取付受部に係合して固定していない状態で、シート体のベース本体への取り付けを禁止し、係着部が取付受部に係合して固定した状態で、シート体のベース本体への取り付けを許容する第3規制装置を備えたものである。
【0017】
そして、この構成では、ベース体が取付受部に取り付けられるまで、シート体をベース本体へ取り付けできないので、ベース体を取付受部に取り付けたことの確認が容易になる。
【0018】
請求項5記載のチャイルドシートは、請求項1ないし4いずれか記載のチャイルドシートにおいて、取付装置は、係着部が取付受部に係合して固定した後、シート体がベース本体へ取り付けられるまで、アタッチメントをベース本体に対して固定するものである。
【0019】
そして、この構成では、シート体をベース本体に取り付ける作業性が良好になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のチャイルドシートの一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0021】
なお、被取付部としての座席としての車両シート2は、図25に示すものと同様であり、取付受部としてのアイソフィックス(ISO-FIX)方式のアンカー8を備えたもので、同一の符号を付して説明を省略する。
【0022】
まず、チャイルドシートの構成及び車両シート2への装着動作の概略を図1を参照して説明する。なお、以下、前後方向、上下方向、両側方向の方向は、自動車の直進状態における方向を基準とし、前向きの車両シート2にチャイルドシートを前向きに取り付けた状態で説明する。
【0023】
図1において、10はチャイルドシートで、このチャイルドシート10は、アイソフィックス(ISO-FIX)方式を採用したもので、乗員である幼児を含む小児が着座するシート体11と、このシート体11が着脱可能に取り付けられるベース体12とを備えている。
【0024】
そして、シート体11は、小児の体型に合わせてバケットシート状などに形成された側面視略L字状のシート本体14を備えている。また、このシート本体14は、例えば、硬質の合成樹脂や金属で構成された芯材と、この芯材の少なくとも着座側に配置された軟質のクッションとを備えている。そして、このシート本体14は、略水平上の底面部17と、底面部17の後端から立設され、後側上方に向かって傾斜したシート本体背もたれである背面部18とを備えている。
【0025】
さらに、シート本体14の底面部17には、係止金具としての前部取付バー19及び後部取付バー20が前後に対をなして設けられている。すなわち、これら取付バー19,20は、例えば略コの字状に屈曲された鋼材であり、前後に所定の間隔を介して配置され、シート本体14の芯材に強固に連結されている。そして、これら取付バー19,20の両側方向に略水平上に延びる部分が、被支持部である第1のシート係合受部及び第2のシート係合受部となっている。
【0026】
さらに、図14に示すように、シート本体14の底面部17には、前部取付バー19の両側の所定位置に、第2切換装置を構成する所定形状のシート本体側突起部22が下側に向かって突設されている。
【0027】
また、図示しないが、シート本体14には、小児の上体をサポートするストラップとも呼ばれる肩ハーネスや腹部をサポートするブロックなどが備えられている。
【0028】
一方、ベース体12は、ベース本体24を備え、このベース本体24にシート体11を保持するとともにアンカー8に取り付けられる取付装置25を備えている。そして、ベース本体24は、平面略矩形箱状をなし、このベース本体24の後側部に、取付装置25を構成する両側一対のアタッチメント27がベース本体24に摺動して収納及び引出可能に備えられている。そして、このアタッチメント27の引出方向の先端部すなわち後端部には、それぞれアンカー8に係着すなわちロック可能に係合する係着部28が設けられている。また、ベース本体24の上面には、第1のシート係合部としてのロック部31と、第2のシート係合部としてのリアストッパ32とが備えられている。さらに、ベース体12は、アタッチメント27がベース本体24に収納されている状態では、後述する第1規制装置を作用させ、アタッチメント27を後側に引き出す方向にのみ移動可能にするとともに、シート体11をベース体12に取り付けた状態では、第2規制装置を作用させ、アタッチメント27を前側に収納する方向にのみ移動可能とするように切り替える。加えて、ベース体12は、アタッチメント27をアンカー8に係着した状態で、シート体11のベース体12への取り付けを規制している第3規制装置が取り付けを許容するように切り替える。
【0029】
そして、このように構成されたチャイルドシート10の車両シート2への取付順序は、図1(a)及び(b)に示すように、まず、ベース本体24に収納された両側のアタッチメント27を後側に最大限引き出す。すると、第1規制装置により、このアタッチメント27は、ベース本体24内に収納されないように一時的に固定された状態になる。次いで、図1(c)及び(d)に示すように、ベース体12ごと押し付けて、係着部28をアンカー8に係着する。次いで、図1(e)に示すように、シート体11の後部取付バー20をベース体12のリアストッパ32に引っ掛け、次いで、この後部取付バー20を支点としてシート体11の前側を押し下げ、前部取付バー19をベース体12のロック部31に係着させ、シート体11とベース体12とを固定する。ここで、シート体11がベース体12に正しく装着されれば、第1規制装置によるアタッチメント27の一時的な固定が解除され、ベース本体24内に収納可能になる。最後に、図1(f)に示すように、ベース体12に取り付けたシート体11を後方すなわち車両シート2のシートバック4方向に押し付けると、収納方向にのみ移動可能の状態となっているアタッチメント27がベース本体24内に収納され、シート体11がシートバック4に押し付けられ面状に密着した状態に保持され、チャイルドシート10の取付が完了する。すなわち、図1(f)に示すように、チャイルドシート10を車両シート2へ密着させて取り付けた状態とする。
【0030】
次に、ベース体12の構成を詳細に説明する。
【0031】
図1ないし5に示すように、ベース体12のベース本体24は、金属製などのフレーム35と、このフレーム35を覆う樹脂製などのカバー36とを備えている。
【0032】
そして、フレーム35は、固定的に設けられたフレーム本体41を備え、このフレーム本体41は、固定フレームとしての断面略C字筒状をなす両側一対の側部フレーム42,42と、これら側部フレーム42,42同士を連結する前部フレームであるフロントブリッジ43及び後部フレームであるリヤブリッジ44を備えている。なお、この実施の形態では、リヤブリッジ44の両端部は、ブリッジブラケット45,45を介して側部フレーム42,42に固定されている。また、フロントブリッジ43及びブリッジブラケット45,45は、ブリッジ取付用のボルト及びナットなどにて構成された固着具47にて側部フレーム42,42に固定され、リヤブリッジ44は、リヤブリッジ取付用のボルト及びナットなどにて構成された固着具48にてブリッジブラケット45,45に固定されている。また、フロントブリッジ43の上部中央には、ロック部31を構成するロックハウジング51が取り付けられている。また、リヤブリッジ44には、リアストッパ32を構成するリアストッパ金具52が取り付けられている。そして、ロックハウジング51は、ロックハウジング取付用のボルト及びナットなどにて構成された固着具54にてフロントブリッジ43に固定され、リアストッパ金具52は、リヤブリッジ取付用の固着具48にてリヤブリッジ44に固定されている。
【0033】
また、フロントブリッジ43の下面には、アタッチメントストッパ取付ベース55が固定され、このアタッチメントストッパ取付ベース55に、両側方向を支軸とするシャフト56を支軸として、アタッチメントブリッジストッパ57が回動自在に取り付けられている。そして、アタッチメントストッパ取付ベース55の下部には、後述するアタッチメントブリッジ64を収納した状態でこのアタッチメントブリッジ64に当接するベース側収納ストッパ55aと、このベース側収納ストッパ55aの前側に位置して、弾性体取付部55bとが設けられている。
【0034】
そして、このアタッチメントブリッジストッパ57は、アタッチメント27の引出方向への移動を許容するとともに収納方向への移動を禁止すなわちロックする第1規制装置を構成するもので、このアタッチメントブリッジストッパ57の後端部に、壁部であるアタッチメントブリッジストッパ部57aが設けられ、シャフト56に対してアタッチメントブリッジストッパ部57aの反対側である前側に、第2切換装置を構成する作動部としての上側に向かう両側一対の突起部57bが形成されている。さらに、突起部57bの近傍には、それぞれ弾性体取付部57cが設けられている。そして、このアタッチメントブリッジストッパ57の各弾性体取付部57cとアタッチメントストッパ取付ベース55の各弾性体取付部55bとの間には、弾性体であり、コイルばねであるストッパ用コイルスプリングS1が装着され、アタッチメントブリッジストッパ57を、突起部57bを上側に突出させる方向、すなわち、アタッチメントブリッジストッパ部57aを下方に向かって突出させる方向に付勢している。そして、突起部57bが上側に位置した状態で、この突起部57bは、フロントブリッジ43に形成した挿通部である突起用開口43aを介し、この突起用開口43aから上側に突出するようになっている。
【0035】
また、アタッチメント27は、主要骨格となる断面略U字状の両側一対のアタッチメントフレーム61,61を備え、これらアタッチメントフレーム61内に、後述する第2取付装置の構成部品が組み込まれている。さらに、これらアタッチメントフレーム61,61は、断面略C字状をなす側部フレーム42,42内に摺動可能に嵌合されている。また、各アタッチメントフレーム61には、側部フレーム42,42からベース体12の中心側に突出するブリッジ取付部62が突設され、これらブリッジ取付部62に固定された第1規制装置を構成するアタッチメントブリッジ64により、両側のアタッチメントフレーム61,61が連結され連動するようになっている。また、ブリッジ取付部62は、アタッチメントブリッジ取付用のボルト及びナットなどにて構成された固着具65にて、アタッチメントブリッジ64に固定されている。
【0036】
さらに、フレーム35には、両側一対のアタッチメントフレーム61,61間に位置して、引出グリップ67が備えられている。そして、この引出グリップ67は、後端部に操作部である握り部68が設けられているとともに、前端部に引出グリップ引掛部69が設けられ、この引出グリップ引掛部69が、アタッチメントブリッジ64の前端の当接部である端末壁64aに接離可能に当接する。また、アタッチメントブリッジ64には、両側一対の弾性体取付部64bが設けられている。そして、このアタッチメントブリッジ64の弾性体取付部64bと、フレーム本体41に設けた図示しない弾性体取付部との間に、それぞれ弾性体でありコイルばねであるアタッチメント引込用スプリングS2が装着され、アタッチメント27を前側にすなわち収納方向に付勢している。
【0037】
さらに、ロック部31は、図4ないし図11に示すように、ロックハウジング51に上方に開口して設けたガイド部71と、このガイド部71に臨みロック用シャフト72で回動可能に軸支されたロック体74とを備えている。そして、このロック体74は、ガイド部71に臨んで凹設されたバー当て部であるバー受部74aと、このバー受部74aの下側に位置するカム受部74bとを備えている。また、このロック体74には、弾性体取付シャフト75が設けられている。また、このロックハウジング51内には、ロック体74に対向してカム77が配置されている。そして、このカム77は、カム用シャフト78により回動可能に軸支され、さらに、弾性体取付シャフト79が設けられている。そして、このカム77には、ロック体74のカム受部74bの複数の位置に選択的に係合するカム部77aが形成されているとともに、下側に延設された腕部77bの先端側に、連結シャフト用の連結部である長孔77cが形成されている。そして、ロック体74の弾性体取付シャフト75とカム77の弾性体取付シャフト79との間には、図示しない弾性体である引っ張りばねであるコイルスプリングが装着され、このコイルスプリングにより、互いに付勢され、バー受部74aが上方を向くように付勢されている。
【0038】
さらに、ロックハウジング51の下方には、前後方向に進退可能に操作手段であるシートロック解除レバー81が配置させている。そして、このシートロック解除レバー81は、前端部に操作部81aが設けられ、この操作部81aから後方に延設された軸部81bの先端側に、両側方向を軸方向とする連結シャフト82が設けられている。そして、この連結シャフト82は、カム77の長孔77cに回動自在かつ摺動自在に挿入され、カム77とシートロック解除レバー81とが連結されている。
【0039】
一方、リアストッパ32には、リアストッパ金具52に、後側に開口する引掛部52aが形成されている。
【0040】
また、アタッチメントブリッジ64には、それぞれ両側方向を長手方向とする両側一対の軸部84が設けられ、これら軸部84により、車両シート取付ロックの解除レバーであり第3規制装置を構成する両側一対のレバー体85が回動可能に設けられている。そして、このレバー体85には、上側に互いに異なる角度で2方向に傾斜して延びる操作部85aと、一側部に形成されたリンク部であるリンク孔85bとが設けられている。
【0041】
さらに、アタッチメント27の各アタッチメントフレーム61内には、レバー体85に連動するロックガイド88が配置されている。そして、各ロックガイド88は、第3規制装置を構成するもので、各ロックガイド88には、図16ないし図24に示すように、長手方向に沿って規制部である長孔88a,88bが設けられ、これら長孔88a,88bに挿入されたロックガイド規制用シャフトであるピン89,90により、移動範囲が規制されているとともに、前端部近傍に配置された連結シャフト91がレバー体85のリンク孔85bに挿入されている。さらに、各ロックガイド88には、付勢手段装着部88cが設けられる一方、この付勢手段装着部88cと対向して、各アタッチメントフレーム61には、付勢手段装着部であるスプリングストッパ92が取付シャフト92aで固定的に設けられている。そして、これら付勢手段装着部88cとスプリングストッパ92との間に、付勢手段であるスプリングであるコイルスプリングS3が装着され、各アタッチメントフレーム61に対して各ロックガイド88が後方に付勢されている。この状態で、レバー体85の回動に応じて、ロックガイド88が前後方向に円滑に進退駆動される。
【0042】
また、各アタッチメントフレーム61の引出方向の先端部には、後方に開口を設けた受入部61aが形成されているとともに、係着部28を構成するフック94が配置されている。そして、このフック94は、フックシャフト95を回転軸としてアタッチメントフレーム61に回動可能に軸支され、受入部61aに臨むアンカー押し当て部であるアンカー受部94aと、前方に向かって延設されたフック回転規制部94bとを備えている。また、このフック回転規制部94bは、ロックガイド88の後端部の曲面状の押当壁88d上に一体に設けられたロックバー96に当接して、回転が規制されるようになっている。
【0043】
さらに、各ロックガイド88には、下方に向かい、それぞれストッパ押下用傾斜面であるストッパ案内部101が複数、本実施の形態では前後に対をなして設けられている。すなわち、各ストッパ案内部101は、所定の高さ位置に設けられた突出許容位置101aと、この突出許容位置101aの後方に位置し、突出許容位置101aより相対的に低い位置に設けられた突出禁止位置101bと、これら突出許容位置101aと突出禁止位置101bとを連続させる押し下げ用の傾斜部101cとを備えている。
【0044】
一方、各ストッパ案内部101の下方に位置し、各アタッチメントフレーム61には、複数の、本実施の形態では2個のストッパ台部102が一体的に設けられている。そして、これらストッパ案内部101とストッパ台部102との間に、それぞれ、ストッパ105が配置されている。すなわち、両側のアタッチメントフレーム61には、それぞれ、互いに独立して上下に進退する複数の、本実施の形態では2個のストッパ105が配置されている。そして、このストッパ105には、上端部から上側に向かい、アタッチメント27の収納方向への移動を許容するとともに引出方向への移動を禁止すなわちロックする第2規制装置を構成する係合部としてのストッパ部105aが突設されており、すなわち、アタッチメントフレーム61には、これらストッパ部105aが所定の間隔で配置されている。一方、ストッパ105の下側部には、付勢手段を受ける前後方向に幅広のばね用段部105bが形成され、さらに、両側方向に延びるストッパシャフト106が貫通して取り付けられている。そして、これらばね用段部105a及びストッパシャフト106と、ストッパ台部102との間には、付勢手段であるスプリングであるコイルスプリングS0が装着され、ストッパ105を上方すなわちストッパ部105aが上方に突出する方向に付勢している。さらに、各ストッパ105には、ストッパ部105aより下側に位置して規制段部105cが設けられている。また、ロックガイド88の上側には、ピン89,90によりアタッチメントフレーム61に固定されたストッパプレート108が配置され、各ストッパ105のストッパ部105aは、このストッパプレート108に形成した孔部である開口部より上側に突出する。また、各ストッパシャフト106は、各アタッチメントフレーム61に設けたガイド部である長孔109により上下方向に移動可能に案内されている。そして、これらストッパプレート108の開口部とストッパシャフト106とに案内され、ストッパ部105aに、剪断方向、すなわち、アタッチメントフレーム61の収納引出方向である進退方向の力が加わった場合にも、ストッパ105が傾くことなく保持される。
【0045】
さらに、各側部フレーム42の上面には、第2規制装置を構成する係合部として、ストッパ105のストッパ部105aを挿入可能な開口部(係合孔)であるフレーム角孔110が所定間隔で複数、本実施の形態では4カ所に配置されている。そして、各フレーム角孔110は、両側方向の幅寸法はストッパ部105aとほぼ等しい一方、前後方向の長手寸法は、ストッパ部105aよりも大きく設定され、このフレーム角孔110に挿入すなわち係合されたストッパ部105aは、係合された状態のまま、前後方向に所定寸法だけ移動可能になっている。さらに、このフレーム角孔110は、後側の端部が略垂直な係止部110aとなり、前側の端部は傾斜して切り起こされた傾斜面である案内部110bとなっている。
【0046】
一方、フレーム35を覆うカバー36は、図2及び図3などに示すように、樹脂などにて形成されたアッパーカバー120とロワーカバー121とを組み合わせて箱状に構成されている。そして、このカバー36の上面部には、ガイド部71近傍を除いてロックハウジング51を覆うロック部収納部124、及び、引掛部52a近傍を除いて各リアストッパ金具52を覆う両側一対のリアストッパ収納部125が突設されている。また、カバー36の上面部には、各レバー体85の操作部85aが上側に突出可能な、2列の解除レバー移動用カバー開口127が設けられている。さらに、ロック部収納部124の両側方には、アタッチメントブリッジストッパ57の突起部57bに臨み、ブリッジストッパ突起部用カバー開口128が設けられている。なお、各突起部57bは、上側に移動した状態でも、これらブリッジストッパ突起部用カバー開口128から上側に突出せず、このブリッジストッパ突起部用カバー開口128に下側から対向するようになっている。また、カバー36の前端部には、図6などに示すように、シートロック解除レバー81の操作部81aに対向して操作用開口130が設けられている。さらに、カバー36の後端部には、図2などに示すように、各アタッチメントフレーム61が挿通するアタッチメントフレーム用開口131が設けられている。
【0047】
次に、このチャイルドシート10の車両シート2への取付動作の詳細を説明する。
【0048】
まず、シート体11と分離した状態のベース体12を車両シート2へ取り付ける動作を説明する。
【0049】
すなわち、図1(a)、図3、図5、図6、図12及び図16に示す状態から、引出グリップ67を後側に引っ張ると、この引出グリップ67の引出グリップ引掛部69がアタッチメントブリッジ64の前端の端末壁64aに当接し、図7示すように、両側のアタッチメント27のアタッチメントフレーム61がカバー36から後側に突出する。さらに、引出グリップ67を後側に引っ張ると、図8に示すように、アタッチメントブリッジ64上に摺接していたアタッチメントブリッジストッパ57のアタッチメントブリッジストッパ部57aが、このアタッチメントブリッジ64から外れた状態で、ストッパ用コイルスプリングS1の引き方向の付勢力によりシャフト56を支軸として下方に回動し、アタッチメントブリッジストッパ部57aが端末壁64aの前側に対向する。この状態で、第1規制手段によりアタッチメントブリッジ64は引き込みの動きを規制され、図2、図4、図13及び図17に示す状態になる。
【0050】
また、このように両側のアタッチメント27を引き出す際は、各アタッチメント27内の各ストッパ105は、各ロックガイド88のストッパ案内部101の突出禁止位置101bによりストッパシャフト106とともに下方に押圧された状態で、各側部フレーム42の各フレーム角孔110とは干渉せず、各アタッチメント27の移動に影響を与えない。
【0051】
次いで、この状態で、ベース体12を車両シート2へ取り付ける。
【0052】
すなわち、引出グリップ67を前側に移動させてベース本体24内に収納した上、ベース本体24を把持してベース体12を車両シート2側に押し付け、アタッチメント27の先端の受入部61aにアンカー8を圧入する。すると、図9及び図18に示すように、このアンカー8をアンカー受部94aに受け入れた状態で、このアンカー受部94aが押動され、フック94が回転し、フック回転規制部94bが上側に逃げる。すると、コイルスプリングS3の付勢力により、ロックガイド88が後方に移動し、フック94のフック回転規制部94bの下側にロックガイド88と一体になったロックバー96が滑り込み、フック94の回転が規制される。これにより、係着部28のフック94がアンカー8にロックされ、ベース本体24が車両シート2の座面3上に載置された状態で、ベース体12が車両シート2に取り付けられる。
【0053】
さらに、フック94がアンカー8にロックされ、ロックガイド88が後方に移動した状態で、このロックガイド88に連結されたレバー体85が回動して解除レバー移動用カバー開口127内に収納される。
【0054】
次いで、ベース体12にシート体11を取り付ける。
【0055】
すなわち、シート体11の底面部17の後部取付バー20をベース体12のリアストッパ32の引掛部52aに引っ掛け、この引掛部52aの最も奥すなわち手前まで挿入された状態の後部取付バー20を中心として、シート体11を回転させる。そして、前部取付バー19をベース体12のロック部31のロックハウジング51のガイド部71に沿わせて、ロック体74のバー受部74aに載せる。ここで、シート体11の前側部を上から押さえつけると、ロック体74及びカム77が、弾性体取付シャフト75,79同士の間に装着されたコイルスプリングの付勢力に抗して、それぞれシャフト72,78を中心に回動し、図10、図14及び図18に示すように、ロック体74のカム受部74bの所定の位置にカム77のカム部77aが係合して、前部取付バー19をロックし、シート体11とベース体12とを固定する。
【0056】
そして、この状態で、カム77の回動に伴い、腕部77bが前側に移動し、シートロック解除レバー81の操作部81aが操作用開口130から前側に突出する。
【0057】
さらに、この状態で、すなわち、シート体11がベース体12に対して正しい位置に装着された状態で、図14に示すように、シート体11に設けたシート本体側突起部22が、カバー36に設けたブリッジストッパ突起部用カバー開口128に挿入され、フロントブリッジ43の突起用開口43aから上側に突出していたアタッチメントブリッジストッパ57の突起部57bを下方に押動する。すると、アタッチメントブリッジストッパ57はシャフト56を中心に回動し、アタッチメントブリッジストッパ部57aがアタッチメントブリッジ64の前端の端末壁64aに対して上方に退避して、アタッチメントブリッジ64がベース本体24に対して相対的に前方に移動可能な状態になる。
【0058】
そして、最後に、図11、図15、図19ないし図22に示すように、ベース体12に取り付けたシート体11を後方すなわち車両シート2のシートバック4方向に押し付ける。すると、ベース本体24に対して相対的に前側に移動可能になったアタッチメントブリッジ64とともに、後述する第2規制装置により収納方向にのみ移動可能の状態となっているアタッチメント27がベース本体24内に収納され、シート体11がシートバック4に押し付けられ面状に密着した状態に保持され、チャイルドシート10の取付が完了する。すなわち、図1(f)に示すように、チャイルドシート10を車両シート2へ密着させて取り付けた状態にできる。
【0059】
また、このチャイルドシート10を車両シート2から取り外す際は、まず、ベース体12の前端部のシートロック解除レバー81を後方に押し込む。すると、カム77が回動してカム部77aがロック体74のカム受部74bから外れ、ロック体74が上方に回動可能になる。この状態で、シート体11の前側を持ち上げて、前部取付バー19をロック部31から取り外し、ついで、シート体11を後方に移動させ、後部取付バー20をリアストッパ32から取り外して、ベース体12からシート体11を取り外す。
【0060】
次いで、ベース体12の両側のレバー体85を操作部85aを用いて引き起こすと、図17などに示すように、アタッチメントフレーム61に対してロックガイド88が前方に移動し、フック94が開放され、アンカー8が係着部28から取り外される。同時に、アタッチメントフレーム61に対してロックガイド88が前方に移動した状態で、各アタッチメント27内の各ストッパ105は、各ロックガイド88のストッパ案内部101の傾斜部101cによりストッパシャフト106が押し下げられ、突出禁止位置101bで下方に押圧された状態で保持される。この状態で、各ストッパ105のストッパ部105aは、ストッパプレート108から上側に突出せず、各側部フレーム42の各フレーム角孔110に干渉せず、各アタッチメント27は収納方向及び引出方向の両方向に移動可能になる。さらに、アタッチメント引込用スプリングS2の付勢力により、各アタッチメント27は収納方向に引き込まれ、図3、図5、図6、図12及び図16などに示す初期状態に復帰する。
【0061】
次に、主として図16ないし図24を参照して、アタッチメント27を側部フレーム42に対し収納方向へのみ移動可能とする第2規制装置について説明する。ベース体12に取り付けたシート体11を後方すなわち車両シート2のシートバック4方向に押し付ける際に、両側のアタッチメント27が一方向すなわち収納方向であるベース本体24に対して相対的に前方にのみ段階的にロックをかけながら移動可能となり、一旦ベース本体24側に引き込まれたアタッチメント27は、解除操作を行わない限り反対方向すなわちベース本体24に対して相対的に後方に移動することがない、との動作を可能にするアタッチメントフレーム61内に配置されたストッパ105などの構成を説明する。なお、図16ないし図22に付いては、説明上、側部フレーム42の各フレーム角孔110及びストッパ105のみを図示している。
【0062】
すなわち、上記の図16及び図17に示すように、ベース体12にシート体11を取り付ける前に、アタッチメント27を後側に引き出す過程においては、各アタッチメント27内の各ストッパ105は、各ロックガイド88のストッパ案内部101の突出禁止位置101bによりストッパシャフト106とともに下方に押圧された状態で、各側部フレーム42の各フレーム角孔110とは干渉せず、各アタッチメント27の移動に影響を与えない。
【0063】
そして、図18に示すように、各アタッチメント27の先端の係着部28にアンカー8をロックした状態で、コイルスプリングS3の付勢力により、各ロックガイド88がアタッチメントフレーム61に対して後方に移動し、各アタッチメント27内の各ストッパ105は、各ロックガイド88のストッパ案内部101の傾斜部101cを介して突出許容位置101aに対向する位置に相対的に移動し、図24に示すように、上下方向に移動可能になる。そこで、各アタッチメント27がベース本体24側に収納される課程で、各ストッパ105のストッパ部105aと側部フレーム42のフレーム角孔110との位置が一致した時、図19及び図23に示すように、各ストッパ105のストッパ部105aがフレーム角孔110から上側に突出し、係合した状態になる。
【0064】
ここで、フレーム角孔110は、後端部が略垂直な係止部110aとなり、前端部は傾斜して切り起こされた案内部110bとなっている。そこで、ストッパ105のストッパ部105aは、係止部110aに当接した状態では係止すなわちロックされ、前方に移動して案内部110bに当接した状態では、この案内部110bに摺接しながら下方に引き込まれ、このフレーム角孔110を通過することが可能となる。このようにして、アタッチメント27は、フレーム角孔110とストッパ105のストッパ部105aとの位置関係により、段階的にロックがかけられ、ストッパ105を引き込み可能な方向、すなわち、収納方向にのみ移動可能になっている。
【0065】
なお、ロックガイド88は、コイルスプリングS3によりいわばフック方向に付勢されているため、ストッパ105のストッパ部105aがいずれかのフレーム角孔110に挿入された状態で、外部からの力が加わらない状態になると、ストッパ部105aがフレーム角孔110の係止部110aに当接して安定した状態になる。
【0066】
ここで、アタッチメント27がベース本体24側に移動する課程で、個々のストッパ105のストッパ部105aは、各側部フレーム42の一個のフレーム角孔110から隣接するフレーム角孔110へ移動する際、一度側部フレーム42内に引き込まれ、ストッパ部105aがロックとしての機能を奏しない状態になる。一方、車種によっては、すなわち、車両シート2の形状、材質などによっては、シート体11を車両シート2のシートバック4に押し付けて密着させた状態で、個々のストッパ105のストッパ部105aが、必ずしもフレーム角孔110に挿入され係止部110aに係止されるものではない。
【0067】
そこで、本発明では、それぞれストッパ部105aを設けたストッパ105について、各側部フレーム42のフレーム角孔110列に対して、それぞれ複数、本実施の形態では、2個ずつ配置し、側部フレーム42に対するアタッチメント27の位置に関わらず、少なくとも一個のストッパ105のストッパ部105aが、いずれかのフレーム角孔110に必ず挿入された状態となるように設定されている。
【0068】
すなわち、図18に示すように、アタッチメント27の最大引出状態で、ストッパ105がロックしている状態では、図示左側のストッパ105のストッパ部105aが、側部フレーム42のフレーム角孔110より突出し、係止部110aに当接して係止されている。一方、図示右側のストッパ105のストッパ部105aは、側部フレーム42の内側に位置し、フレーム角孔110に挿入されてはいない。
【0069】
そして、図19は、図18よりアタッチメント27を収納方向に移動した状態で、左側のストッパ部105aは、係止部110aから離間しているが、いまだフレーム角孔110に挿入され、すなわち確実に係止可能な状態にある。
【0070】
さらに、図20に示すように、アタッチメント27をさらに収納方向に移動した状態では、左側のストッパ部105aは、案内部110bに接近しているが、いまだフレーム角孔110に挿入された状態であり、同時に、右側のストッパ部105aが、フレーム角孔110に挿入され、係止部110aに当接して係止されている。
【0071】
そして、図21に示すように、アタッチメント27をさらに収納方向に移動した状態では、左側のストッパ部105aは、案内部110bに摺接して押し下げられ、側部フレーム42内に潜った状態となる。この時、この左側のストッパ部105aは、ロックの機能を奏していないが、右側のストッパ部105aが、フレーム角孔110に挿入され、ロックの機能を奏している。
【0072】
さらに、図22に示すように、アタッチメント27をさらに収納方向に移動した状態では、左側のストッパ部105aは、隣接するフレーム角孔110に挿入され、係止部110aに当接して係止されている。一方、右側のストッパ部105aも、いまだフレーム角孔110に挿入され、ロックの機能を奏している。
【0073】
以下、さらにアタッチメント27を収納方向に移動すると、上記の図19ないし図22に示す動作を繰り返し、すなわち、所定の間隔で2カ所に設けたストッパ部105aを用いることにより、常にいずれかのストッパ部105aをロック可能な状態としておくことができる。
【0074】
このように、本実施の形態によれば、アイソフィックス(ISO-FIX)方式で車両のシートへ取り付けられる機構を備えたチャイルドシートについて、ベース体12は、摺動可能な構造である車両取付用のアタッチメント27を備え、このアタッチメント27は、このアタッチメント27を車両に取り付けた後、さらにシート体11をベース体12に取り付けた状態で、車両シート2のシートバック4に押し付ける一方向のみに移動可能になっている。
【0075】
そこで、シート体11の装着後は、シート体11の背面部18をシートバック4に押し付け、面状に当接し、圧接させることにより、チャイルドシート10をあらゆる車種の車両シート2に安定して確実に取り付けできる。すなわち、シートの形状や寸法の異なる多数の車種に、同一のチャイルドシート10を、日常の使用においては、がたつくことなく安定して確実に取り付けできる。
【0076】
また、アタッチメント27がベース本体24に収納されている状態から、アタッチメント27を後側に引き出した状態で、このアタッチメント27が第1規制装置により一時固定されるため、アタッチメント27に設けた係着部28をアンカー8に確実かつ作業性良く容易に係着することができる。
【0077】
さらに、アタッチメント27を車両シート2に取り付けてから、シート体11をベース本体24に取り付けるまでは、アタッチメント27は摺動不能の状態で保持されるため、シート体11をベース本体24に取り付ける作業性を良好にできる。
【0078】
また、アタッチメント27は、アタッチメント引込用スプリングS2によりベース本体24に収納される方向に常時付勢されているため、シート体11が車両シート2のシートバック4に密着する方向に誘導され、チャイルドシート10の取り付けの作業性が良好になる。さらに、ベース体12を車両シート2から取り外した状態で、アタッチメント27がベース本体24に収納され、不使用時の収納性を良好にできる。
【0079】
さらに、アタッチメント27の係着部28を車両シート2のアンカー8に取り付けるまで、レバー体85の操作部85aが上側に突出して、シート体11をベース本体24に取り付けできないように規制する第3規制装置を備えたため、アタッチメント27の係着部28を車両シート2のアンカー8に正確に取り付けたことを容易に確認できる。
【0080】
また、上記の各切換装置は、シート体11の取り付けあるいはアタッチメント27の取り付けに連動するため、操作が煩雑になることはなく、作業性を良好にできる。
【0081】
さらに、第2規制装置は、固定フレームである側部フレーム42に複数所定間隔で配置されたフレーム角孔110に、移動するアタッチメント27側に設けたストッパ105のストッパ部105aが突出、引き込みなどして順次係合することにより、段階的に移動し、係合する。このとき、本実施の形態では、アタッチメント27にそれぞれストッパ部105aを設けたストッパ105を複数個設け、アタッチメント27の引き込みの課程では、複数のストッパ部105aの少なくとも1つが、常にいずれかのフレーム角孔110に挿入され引っ掛けすなわちロック可能な状態となるため、ベース体12すなわちシート体11の位置を確実に保持でき、乗員保護性能を確実に保持できる。すなわち、万が一の衝突時などにも、車両シート2へ押し付けたチャイルドシート10が前方へ移動してしまうことを確実に防止し、乗員を保護する性能を維持できる。
【0082】
そして、上記のように、いかなる状態でも、いずれかのストッパは常にロック可能な状態にするためには、
係合受部であるフレーム角孔110の配置ピッチをa、
係合部であるストッパ105のストッパ部105aの配置ピッチをb、
フレーム角孔110内におけるストッパ部105aの係合状態での移動ストロークをc、
ストッパ部105aの総数をx、
互いに最も接近したストッパ部105aについて、フレーム角孔110の配置ピッチa内に含まれるストッパ部105aの数をy、
0及び正の整数をnとしたとき、
y=1の場合は、
b=((x+1)/x)a+na かつ c>=a/x
との関係を満し、
y>1の場合は、
b=(a/(y−1))((x−1)/x)+na かつ c>=a/x
との関係を満たせば良い。
【0083】
そして、上記の実施の形態では、側部フレーム42のフレーム角孔110とストッパ105のストッパ部105aとの関係は、4カ所のフレーム角孔110と2個のストッパ部105aとを備え、これらストッパ部105aは、いずれか一方がフレーム角孔110に挿入されるか、あるいは、互いに隣接するフレーム角孔110にそれぞれストッパ部105aが挿入された状態となる構成としたが、これらフレーム角孔110とストッパ部105aとの並びの位置関係、及び、ストッパ部105aの数などは、少なくとも1個のストッパ部105aが常にいずれかのフレーム角孔110に挿入された状態となる条件を満たす限り、適宜選択することができる。
【0084】
そして、例えば、複数のストッパ部105aを近接して配置し、1カ所のフレーム角孔110に複数のストッパ部105aが挿入されるか、あるいは、いずれか一方がフレーム角孔110に挿入された状態となる構成とすることもできる。
【0085】
また、例えば、複数のストッパ部105aを離間して配置し、互いに離間したフレーム角孔110にストッパ部105aがそれぞれ挿入されるか、あるいは、いずれか一方がフレーム角孔110に挿入された状態となる構成とすることもできる。
【0086】
さらに、例えば、それぞれストッパ部105aを設けたストッパ105を3個備えた構成とすることもできる。
【0087】
なお、上記の実施の形態では、ストッパ105がフレーム角孔110の一方向には係止され、他方向には移動可能とする構成は、フレーム角孔110の一端を略垂直な係止部110aとし、他端を傾斜して切り起こした案内部110bとする構成に限られず、ストッパ105のストッパ部105aの形状の変更すなわちストッパ部105aの前端部を傾斜した案内部とする構成、あるいは、ストッパ105を一方向である後方のみに回動可能とする構成とすることもできる。
【0088】
また、ストッパ105などの係合部をベース本体のフレーム側に設け、フレーム角孔110などの係合受部をアタッチメント側に設けることもできる。
【0089】
【発明の効果】
請求項1記載のチャイルドシートによれば、シート体をベース本体から取り外した状態で、アタッチメントを引き出すと、第1規制装置によりアタッチメントが収納方向に移動しないように保持できる。この状態で、このアタッチメントに設けた係着部を取付受部に係合して作業性良く固定できる。次いで、シート体をベース本体に取り付ける。次いで、これらシート体及びベース本体を被取付部側に押し込むと、第2規制装置によりアタッチメントの引出方向への移動は禁止されているため、シート体が被取付部側に当接した状態で、シート体を被取付部に対して固定でき、チャイルドシートを被取付部に容易に取り付けできる。アタッチメントを収納する寸法の変化により、種々の形状、寸法の被取付部にチャイルドシートを容易に取り付けでき、汎用性を向上できる。さらに、シート体が被取付部側に当接することにより、チャイルドシートを被取付部に安定して支持でき、汎用性を向上できる。
【0090】
請求項2記載のチャイルドシートによれば、請求項1記載の効果に加え、ベース本体の底面が座面に面状に当接し、シート体の背面がシートバックに面状に当接して、チャイルドシートを安定して支持できる。
【0091】
請求項3記載のチャイルドシートによれば、請求項1または2記載の効果に加え、アタッチメントをベース本体に収納される収納方向に常時付勢したため、シート体は背面がシートバックに密着する方向に付勢され、チャイルドシートの取り付けの作業性を良好にできる。また、ベース体を取付受部から取り外した状態で、アタッチメントをベース本体に容易に収納できる。
【0092】
請求項4記載のチャイルドシートによれば、請求項1ないし3いずれか記載の効果に加え、ベース体が取付受部に取り付けられるまで、シート体をベース本体へ取り付けできないため、ベース体を取付受部に取り付けたことの確認を容易にできる。
【0093】
請求項5記載のチャイルドシートによれば、請求項1ないし4いずれか記載の効果に加え、取付装置は、係着部が取付受部に係合して固定した後、シート体がベース本体へ取り付けられるまで、アタッチメントをベースプレートに対して固定するため、シート体をベース本体に取り付ける作業性を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチャイルドシートの一実施の形態を示す取付作業の工程を示す説明図である。
【図2】同上チャイルドシートのベース体のアタッチメントの引出状態を示す斜視図である。
【図3】同上チャイルドシートのベース体のアタッチメントの収納状態を示す斜視図である。
【図4】同上図2のチャイルドシートのカバーを外した状態を示す斜視図である。
【図5】同上図3のチャイルドシートのカバーを外した状態を示す斜視図である。
【図6】同上チャイルドシートの図3のI−I断面図である。
【図7】同上チャイルドシートの図2のI−I断面図である。
【図8】同上チャイルドシートのベース体をシートへ取り付ける直前の状態を示す図2のI−I相当位置の断面図である。
【図9】同上チャイルドシートのベース体をシートへ取り付けた状態を示す図2のI−I相当位置の断面図である。
【図10】同上チャイルドシートのベース体にシート体を取り付けた状態を示す図2のI−I相当位置の断面図である。
【図11】同上チャイルドシートのシート体を取り付けたベース体をシートへ押し付けてアタッチメントが収納される状態を示す図2のI−I相当位置の断面図である。
【図12】同上チャイルドシートの図3のII−II断面図である。
【図13】同上チャイルドシートのベース体をシートへ取り付ける直前の状態を示す図2のII−II相当位置の断面図である。
【図14】同上チャイルドシートのベース体をシートへ取り付け、ベース体にシート体を取り付けた状態を示す図2のII−II相当位置の断面図である。
【図15】同上チャイルドシートのシート体を取り付けたベース体をシートへ押し付けてアタッチメントが収納される状態を示す図2のII−II相当位置の断面図である。
【図16】同上チャイルドシートの図3のIII−III断面図である。
【図17】同上チャイルドシートのベース体をシートへ取り付ける直前の状態を示す図2のIII−III相当位置の断面図である。
【図18】同上チャイルドシートのベース体をシートへ取り付け、1段目としてストッパがフレーム角孔にロックしている状態を示す図2のIII−III相当位置の断面図である。
【図19】同上チャイルドシートのシート体を取り付けたベース体をシートへ押し付けてアタッチメントが収納される状態を示す図2のIII−III相当位置の断面図である。
【図20】同上チャイルドシートのアタッチメントが収納され2段目としてストッパがフレーム角孔にロックしている状態を示す図2のIII−III相当位置の断面図である。
【図21】同上チャイルドシートのシート体を取り付けたベース体をシートへ押し付けてアタッチメントが収納される状態を示す図2のIII−III相当位置の断面図である。
【図22】同上チャイルドシートのアタッチメントが収納され3段目としてストッパがフレーム角孔にロックしている状態を示す図2のIII−III相当位置の断面図である。
【図23】同上チャイルドシートのストッパがロックした状態を示す図2のIV−IV相当位置の断面図である。
【図24】同上チャイルドシートのストッパがロックしていない状態を示す図2のIV−IV相当位置の断面図である。
【図25】チャイルドシートを車両シートに密着させないで取り付けた際のがたつきを示す説明図である。
【符号の説明】
2 被取付部としての座席としての車両シート
3 座面
4 シートバック
8 取付受部としてのアンカー
10 チャイルドシート
11 シート体
12 ベース体
14 シート本体
24 ベース本体
25 取付装置
27 アタッチメント
28 係着部
57 第1規制装置を構成するアタッチメントブリッジストッパ
85 第3規制装置を構成するレバー体
105a 規制装置としての第2規制装置を構成する係合部としてのストッパ部
110 規制装置としての第2規制装置を構成する係合受部としてのフレーム角孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a child seat that is attached to, for example, a car seat and seats a child.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a child seat that includes a seat body that matches a child's body shape, is attached to a seat of an automobile, and protects the seated child is used. The child seat is conventionally attached to a seat using a seat belt, and the attaching operation is complicated, and the attachment is necessary.
[0003]
In this regard, in recent years, a so-called ISO-FIX system has been developed and used as a method for easily and surely fixing a child seat to a seat. For example, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-207630, a support member provided with connectors at four locations and a seat body attached to the support member are provided, and these connectors are respectively provided on both upper and lower sides of the seat side. By inserting and engaging with the bars of four locking units provided in advance, the child seat can be securely attached and detached without requiring special learning.
[0004]
In addition, this isofix child seat has two connectors that are engaged and attached to two locking units on the seating surface of the seat, thereby simplifying the mounting operation and improving versatility. It is considered. That is, as shown in FIG. 25, the
[0005]
Here, in the configuration in which the
[0006]
In this regard, as disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-280800, a base body provided with two arms and a sheet body attached to the upper side of the base body are provided, and each arm is associated with a locking unit. A configuration in which a connector to be joined is provided and a base body is provided with a rotatable floating stopper is considered. In the configuration described in this publication, when attaching the child seat, first, the connector of each arm is inserted and engaged with the locking unit, and the floating stopper is moved from the base body arranged on the seat surface of the seat to the vehicle. Rotate backwards and press against the seat back to attach the base to the seat. Next, the rear end of the bottom plate of the sheet body is engaged with the base, the front side portion of the sheet body is pushed down to engage with a hook provided on the base body, and the sheet body is attached to the base body. When removing the child seat, first, operate the operation piece to retract the hook and remove the seat body upward, and operate the lever to rotate the floating stopper forward of the vehicle. Pull forward and remove the arm hook from the bar.
[0007]
As described above, in the configuration described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-280800, there is a structural space between the seat back of the vehicle and the rear surface of the child seat, and the rotation of the child seat is restricted by the floating stopper contacting the seat back. However, only the floating stopper that linearly contacts the seat back has a problem that the operation of attaching the child seat without rattling is not simple depending on the shape and softness of the seat back.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
As in the prior art, there is a demand for an isofix type child seat that can be securely attached by a simpler operation and that is highly versatile.
[0009]
This invention is made | formed in view of such a point, and it aims at providing the child seat which can be attached reliably easily and can improve versatility.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The child seat according to
[0011]
And in this structure, when an attachment is pulled out in the state which removed the sheet | seat body from the base main body, an attachment is hold | maintained by a 1st control apparatus so that it may not move to a storage direction. In this state, the engaging portion provided on the attachment is engaged with and fixed to the attachment receiving portion. Next, the sheet body is attached to the base body. Next, the sheet body and the base body are pushed into the attached portion side. In this process, movement in the storage direction is allowed by the first restriction device and the second restriction device, and the attachment relatively moves in the storage direction in which the base body is stored. Furthermore, since the movement of the attachment in the pull-out direction is prohibited by the second restricting device with the sheet body and the base body pushed into the attached portion side, the sheet body is in contact with the attached portion side. The seat body is fixed to the attached portion, and the child seat is easily attached to the attached portion. The child seat can be easily attached to the attachment portion of various shapes and dimensions by changing the dimensions for storing the attachment, and versatility is improved. Furthermore, the child seat is stably supported by the attached portion by the seat body coming into contact with the attached portion side, and versatility is improved.
[0012]
The child seat according to
[0013]
In this configuration, the bottom surface of the base body abuts on the seat surface in a planar shape, and the back surface of the seat body abuts on the seat back in a surface shape, so that the child seat is stably supported.
[0014]
The child seat according to
[0015]
In this configuration, the back surface of the seat body is urged in the direction in close contact with the seat back, and the workability of attaching the child seat is improved. Further, the attachment is easily accommodated in the base body with the base body removed from the attachment receiving portion.
[0016]
The child seat according to
[0017]
In this configuration, since the sheet body cannot be attached to the base body until the base body is attached to the attachment receiving portion, it is easy to confirm that the base body is attached to the attachment receiving portion.
[0018]
The child seat according to claim 5 is the child seat according to any one of
[0019]
And in this structure, the workability | operativity which attaches a sheet | seat body to a base main body becomes favorable.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the child seat of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0021]
The
[0022]
First, the configuration of the child seat and the outline of the mounting operation on the
[0023]
In FIG. 1, 10 is a child seat, and this
[0024]
The
[0025]
Further, a
[0026]
Further, as shown in FIG. 14, a sheet
[0027]
Although not shown, the
[0028]
On the other hand, the
[0029]
The
[0030]
Next, the configuration of the
[0031]
As shown in FIGS. 1 to 5, the
[0032]
The
[0033]
Also, an attachment
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
Further, the
[0037]
Further, as shown in FIGS. 4 to 11, the
[0038]
Further, below the
[0039]
On the other hand, the
[0040]
In addition, the
[0041]
Further, in each
[0042]
In addition, a receiving
[0043]
Further, each
[0044]
On the other hand, a plurality of, in the present embodiment, two
[0045]
Further, frame
[0046]
On the other hand, as shown in FIGS. 2 and 3, the
[0047]
Next, details of the operation of attaching the
[0048]
First, the operation of attaching the
[0049]
That is, when the
[0050]
Further, when pulling out the
[0051]
Next, the
[0052]
That is, the
[0053]
Further, in a state where the
[0054]
Next, the
[0055]
That is, the rear
[0056]
In this state, as the
[0057]
Further, in this state, that is, in a state where the
[0058]
Finally, as shown in FIGS. 11, 15, 19 to 22, the
[0059]
Further, when removing the
[0060]
Next, when the
[0061]
Next, with reference mainly to FIG. 16 to FIG. 24, a second restriction device that allows the
[0062]
That is, as shown in FIGS. 16 and 17, in the process of pulling out the
[0063]
Then, as shown in FIG. 18, each
[0064]
Here, the frame
[0065]
Since the
[0066]
Here, in the process in which the
[0067]
Therefore, in the present invention, a plurality of
[0068]
That is, as shown in FIG. 18, in the state where the
[0069]
19 shows the state in which the
[0070]
Furthermore, as shown in FIG. 20, in the state where the
[0071]
As shown in FIG. 21, in a state where the
[0072]
Further, as shown in FIG. 22, in a state where the
[0073]
Thereafter, when the
[0074]
Thus, according to the present embodiment, for a child seat having a mechanism that can be attached to a vehicle seat by the ISO-FIX method, the
[0075]
Therefore, after the
[0076]
In addition, since the
[0077]
Furthermore, since the
[0078]
Further, since the
[0079]
Further, a third restriction that restricts the
[0080]
Further, each switching device described above is linked to the attachment of the
[0081]
Furthermore, in the second restricting device, the
[0082]
And as mentioned above, to make any stopper always lockable in any state,
The arrangement pitch of the frame
The arrangement pitch of the
The movement stroke in the engagement state of the
The total number of
For the
When 0 and a positive integer are n,
If y = 1,
b = ((x + 1) / x) a + na and c> = a / x
Satisfy your relationship with
If y> 1,
b = (a / (y-1)) ((x-1) / x) + na and c> = a / x
Satisfy the relationship with.
[0083]
In the above embodiment, the relationship between the frame
[0084]
For example, a plurality of
[0085]
Further, for example, a plurality of
[0086]
Furthermore, for example, a configuration in which three
[0087]
In the above-described embodiment, the
[0088]
It is also possible to provide an engaging portion such as the
[0089]
【The invention's effect】
According to the child seat of the first aspect, when the attachment is pulled out in a state where the seat body is detached from the base body, the attachment can be held by the first regulating device so as not to move in the storing direction. In this state, the engaging portion provided on the attachment can be engaged with the attachment receiving portion and fixed with good workability. Next, the sheet body is attached to the base body. Next, when the sheet body and the base body are pushed into the attached portion side, the second restricting device prohibits movement of the attachment in the pull-out direction, so that the sheet body is in contact with the attached portion side, The seat body can be fixed to the attached portion, and the child seat can be easily attached to the attached portion. The child seat can be easily attached to the attachment portion of various shapes and dimensions by changing the dimensions for storing the attachment, and versatility can be improved. Furthermore, the child body can be stably supported on the attached portion by the seat body coming into contact with the attached portion side, and versatility can be improved.
[0090]
According to the child seat of
[0091]
According to the child seat of the third aspect, in addition to the effect of the first or second aspect, since the attachment is always urged in the storage direction in which the attachment is stored in the base body, the seat body is attached in the direction in which the back surface is in close contact with the seat back. Therefore, the workability of attaching the child seat can be improved. Further, the attachment can be easily stored in the base body with the base body removed from the attachment receiving portion.
[0092]
According to the child seat of
[0093]
According to the child seat of the fifth aspect, in addition to the effect of any one of the first to fourth aspects, the attachment device is configured such that the seat body is attached to the base body after the engaging portion is engaged and fixed to the attachment receiving portion. Until the attachment is fixed to the base plate, the workability of attaching the sheet body to the base body can be improved.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is an explanatory diagram showing a process of attachment work showing an embodiment of a child seat of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a state in which the attachment of the base body of the child seat is pulled out.
FIG. 3 is a perspective view showing a storage state of the attachment of the base body of the child seat.
4 is a perspective view showing a state where the child seat cover of FIG. 2 is removed. FIG.
5 is a perspective view showing a state in which the cover of the child seat in FIG. 3 is removed. FIG.
6 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG. 3 of the child seat.
7 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG. 2 of the child seat.
FIG. 8 is a cross-sectional view taken along the line II in FIG. 2, showing a state immediately before the child seat base body is attached to the seat.
9 is a cross-sectional view taken along the line II in FIG. 2, showing a state in which the base body of the child seat is attached to the seat.
10 is a cross-sectional view taken along the line II in FIG. 2, showing a state where the seat body is attached to the base body of the child seat.
11 is a cross-sectional view taken along the line II in FIG. 2 showing a state in which the attachment is housed by pressing the base body to which the seat body of the child seat is attached to the seat.
12 is a cross-sectional view taken along the line II-II of FIG. 3 of the child seat.
13 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. 2, showing a state immediately before the child seat base body is attached to the seat.
14 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. 2 showing a state in which the base body of the child seat is attached to the seat and the seat body is attached to the base body.
15 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. 2 showing a state in which the attachment is housed by pressing the base body to which the seat body of the child seat is attached to the seat.
16 is a cross-sectional view taken along the line III-III of FIG. 3 of the child seat.
17 is a cross-sectional view taken along the line III-III in FIG. 2 showing a state immediately before the child seat base body is attached to the seat.
18 is a cross-sectional view taken along the line III-III in FIG. 2 showing a state in which the base body of the child seat is attached to the seat and the stopper is locked to the frame square hole as the first stage.
19 is a cross-sectional view taken along the line III-III in FIG. 2 showing a state in which the base body to which the child body seat is attached is pressed against the seat.
20 is a cross-sectional view taken along the line III-III in FIG. 2 showing a state in which the child seat attachment is housed and the stopper is locked to the frame square hole as the second stage.
FIG. 21 is a cross-sectional view taken along the line III-III in FIG. 2 showing a state in which the base body to which the seat body of the child seat is attached is pressed against the seat and the attachment is housed.
22 is a cross-sectional view taken along the line III-III in FIG. 2 showing a state in which the child seat attachment is housed and the stopper is locked to the frame square hole as the third stage.
23 is a cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 2 showing a state where the child seat stopper is locked.
24 is a cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 2 showing a state where the child seat stopper is not locked.
FIG. 25 is an explanatory diagram showing rattling when the child seat is attached without being in close contact with the vehicle seat.
[Explanation of symbols]
2 Vehicle seats as seats as attached parts
3 Seat
4 Seat back
8 Anchor as a mounting receiving part
10 Child seat
11 Sheet body
12 Base body
14 Seat body
24 Base body
25 Mounting device
27 Attachment
28 Anchorage
57 Attachment bridge stopper constituting the first regulating device
85 Lever body constituting the third regulating device
105a Stopper portion as an engaging portion constituting the second restriction device as the restriction device
110 Frame square hole as an engagement receiving portion constituting the second restricting device as the restricting device
Claims (5)
前記取付装置は、
前記取付受部に係合して固定される係着部を設け、前記ベース本体から引出方向及び収納方向に移動可能に設けられたアタッチメントと、
前記シート体を前記ベース本体に取り付けていない状態で、前記アタッチメントの収納方向への移動を禁止するするとともに、前記シート体を前記ベース本体に取り付けた状態で、収納方向への移動の禁止を解除する第1規制装置と、
前記係着部が前記取付受部に係合して固定した状態で、前記アタッチメントの収納方向への移動を許容するとともに引出方向への移動を禁止する第2規制装置とを備えた
ことを特徴とするチャイルドシート。A seat body including a seat body that can be seated; a base body that includes a base body to which the seat body is detachably attached and an attachment device that is attached to an attachment receiving portion provided in the attached portion;
The mounting device is
An attachment provided to be engaged and fixed to the attachment receiving portion, and an attachment provided so as to be movable from the base body in a pulling-out direction and a storage direction;
While the sheet body is not attached to the base body, the movement of the attachment in the storage direction is prohibited, and the prohibition of movement in the storage direction is released with the sheet body attached to the base body. A first regulating device that
A second restricting device that permits movement of the attachment in the storage direction and prohibits movement in the pull-out direction in a state in which the engaging portion is engaged with and fixed to the attachment receiving portion. A child seat.
取付受部は、これら座面とシートバックとの接続部分近傍に設けられた
ことを特徴とする請求項1記載のチャイルドシート。The mounted portion constitutes a seat having a seat surface and a seat back erected upward from the rear portion of the seat surface,
The child seat according to claim 1, wherein the attachment receiving portion is provided in the vicinity of a connection portion between the seat surface and the seat back.
ことを特徴とする請求項1または2記載のチャイルドシート。The child seat according to claim 1 or 2, wherein the attachment is always urged in a direction in which the attachment is stored in the base body.
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のチャイルドシート。The attachment device prohibits the attachment of the seat body to the base body and the engagement portion is engaged and fixed to the attachment receiving portion in a state where the engagement portion is not engaged and fixed to the attachment reception portion. The child seat according to any one of claims 1 to 3, further comprising a third regulating device that allows the seat body to be attached to the base body.
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のチャイルドシート。The attachment device fixes the attachment to the base body until the seat body is attached to the base body after the engaging part engages with the attachment receiving part and is fixed. Or child seat.
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