JP4580274B2 - ペアリング演算装置、ペアリング演算方法、およびペアリング演算プログラム - Google Patents

ペアリング演算装置、ペアリング演算方法、およびペアリング演算プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4580274B2
JP4580274B2 JP2005146556A JP2005146556A JP4580274B2 JP 4580274 B2 JP4580274 B2 JP 4580274B2 JP 2005146556 A JP2005146556 A JP 2005146556A JP 2005146556 A JP2005146556 A JP 2005146556A JP 4580274 B2 JP4580274 B2 JP 4580274B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finite field
miller
pseudo
operation unit
pairing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005146556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006323160A (ja
Inventor
鉄太郎 小林
和麻呂 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2005146556A priority Critical patent/JP4580274B2/ja
Publication of JP2006323160A publication Critical patent/JP2006323160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4580274B2 publication Critical patent/JP4580274B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、楕円曲線上の演算、特にセキュリティ技術を実現するための演算を利用した装置、方法、およびプログラムに関する。
楕円曲線のペアリングを用いたID−base暗号や短署名長デジタル署名を実現する方法が提案されている(特許文献1)。
Tateペアリングによる暗号や署名の概要を図1に示す。有限体GF(p)上で定義される楕円をE/GF(p)とする。楕円E/GF(p)上のGF(p)有理点をP(x、y)、楕円E/GF(p)上のGF(p)有理点をQ(x、y)とする。Tateペアリングでは、PとQを入力とし、Millerアルゴリズムによって有限体GF(p)上の元fを出力し、さらにべき乗演算によってfを(p−1)/m乗することで有限体GF(p)上の元eへ写像し、出力する。ここで、pは素数または素数のべき乗、mは素数かつP、Q、eの位数、kはm|(p−1)を満足する最小の整数、mは(p−1)の約数ではない、かつpとmの最大公約数は1である。
図2はTateペアリングを用いたペアリング演算装置1000の機能構成例を示している。図1に示した処理を行うため、Millerアルゴリズムを用いて入力PとQを有限体GF(p)上の元fに変換して出力するMiller演算装置30と、べき乗演算によって入力fを有限体GF(p)上の元eに写像して出力するべき乗演算装置20から構成されている。
Tateペアリングで90%の計算量を占めるMiller演算装置30の内部構成例を図3に、処理フロー例を図4に示す。Miller演算装置30は、制御部100、代入部200、楕円上点生成部400、楕円加算部500、入出力部600、GF(p)乗算部700、GF(p)逆元部850、および記録部190から構成される。制御部100は、以下に示す処理フローに沿った処理を実行するために他の構成部を制御する。また、記録部190はハードディスク等の不揮発性のメモリでもよいし、一連の計算を行う間だけ一時的に記録する揮発性のメモリでもよい。また、組み合わせてもよい。
入出力部600にm、P、Qが入力されると、m、P、Qを記録部190に記録する(S700)。次に代入部200で、TにPを、Fに1を代入し、記録部190に記録する(S710)。楕円上点生成部400で、S≠PかつS≠Qの条件を満足する有限体GF(p)上で定義される楕円上の点S(∈E/GF(p))を生成し、記録部190に記録する(S720)。Sは条件を満足する点であれば、あらかじめ定めてもいいし、ランダムに生成してもよい。楕円加算部500で、記録部190からQとSを読み取り、Q’(=Q+S)を計算し、記録部190に記録する(S730)。代入部200で、log(m)−1の小数点以下を切り上げた整数をnに代入し、記録部190に記録する(S740)。制御部100は、記録部190からnを読み取り、n<0か否かを確認し、Yesの場合にはステップS910に進み、Noの場合にはステップS760に進む(S750)。Yesの場合、入出力部600は、記録部190からFを読み取り、出力し(S910)、Millerアルゴリズムによる演算が終了する。Noの場合、楕円加算部500は、記録部190からTを読み取り、2Tを計算し、記録部190に記録する(S760)。GF(p)乗算部700は、Q’、S、T、2Tを記録部190から読み取り、l(x,y)=0をTと2Tとを結ぶ直線、l(x,y)=0を2TとOとを結ぶ直線として、l(Q’)、l(Q’)、l(S)、l(S)を計算し、記録部190に記録する(S770)。ただし、l(Q’)とは、Q’のx座標とy座標とを、l(x,y)に代入した値である。なお、Sを有限体GF(p)の元から選定すると(この場合、残りのk−1個の有限体GF(p)の元は0である。)、l(S)、l(S)の計算は省略でき、以降のステップでl(S)、l(S)を省略できる。次に、代入部200は、記録部190から2Tを読み取り、Tに2Tの値を代入し、Tを記録部190に記録する(S780)。GF(p)逆元部850で、記録部190からl(Q’)、l(S)を読み取り、l(Q’)−1、l(S)−1を計算し、記録部190に記録する(S790)。GF(p)乗算部700は、記録部190からF、l(Q’)、l(S)、l(Q’)−1、l(S)−1を読み取り、
Figure 0004580274
を計算し、Fの値として記録部190に記録する(S810)。制御部100は、記録部190からmとnを読み取り、mのn番目のビットが1かを確認し、Yesの場合にはステップS830へ進み、Noの場合にはステップS900へ進む(S820)。Yesの場合、楕円加算部500で、記録部190からT、Pを読み取り、T+Pを計算し、記録部190に記録する(S830)。GF(p)乗算部700は、Q’、S、T、P,T+Pを記録部190から読み取り、l(x,y)=0をTとPとを結ぶ直線、l(x,y)=0をT+PとOとを結ぶ直線とし、l(Q’)、l(Q’)、l(S)、l(S)を計算して、記録部190に記録する(S840)。代入部200は、記録部190からT+Pを読み取り、TにT+Pを代入し、Tを記録部190に記録する(S850)。GF(p)逆元部850は、記録部190からl(Q’)、l(S)を読み取り、l(Q’)−1、l(S)−1を計算し、記録部190に記録する(S860)。GF(p)乗算部700は、記録部190からF、l(Q’)、l(S)、l(Q’)−1、l(S)−1を読み取り、
Figure 0004580274
を計算し、Fの値として記録部190に記録する(S880)。ステップS820でNoと判断した場合とステップS880が終了した場合、代入部200は、記録部190からnを読み取り、n−1をnに代入し、nを記録部190に記録する(S900)。次にステップS750に戻り、ステップS750の判断がYesとなるまで処理が繰り返される。
特開2004-177673号公報
ペアリングの演算に必要な演算量は、通常の楕円演算にくらべると非常に大きいため、その演算速度が遅いことが問題となっている。Tateペアリングの場合、Millerのアルゴリズムというdevisor有理式の評価を行う演算に費やされる。本発明が解決しようとする課題は、Millerのアルゴリズムの演算速度の高速化である。
本発明では、有限体の性質を用いて高速化を行う。図5に本発明による演算の高速化の原理を示す。Tateペアリングでは、有限体GF(p)上の元fをべき乗演算により有限体GF(p)上の元eに写像するが、次の条件を満足する有限体GF(p)上の元f’も、べき乗演算により有限体GF(p)上の元eに写像する。
f’=rf ただし、rは有限体GF(pk/2)上の元 (1)
そこで、本発明ではkが偶数の場合に、この有限体の性質を利用し、Millerアルゴリズムよりも計算量が少ないアルゴリズム(以下、「擬似Millerアルゴリズム」という。)で、元f’を求め、元f’をべき乗演算することで元eを求める。
擬似Millerアルゴリズムでは、Millerアルゴリズムで逆元を求める処理を、少ない計算量で求められる逆元のr倍の元(以下、「擬似逆元」という。)を求める処理に置き換える。具体的には、kが偶数であり、Lが有限体GF(p)上の元の場合、
Figure 0004580274
を満足する有限体GF(pk/2)上の元nが存在する。したがって、
Figure 0004580274
であり、式(1)の関係を満足する。そこで、
Figure 0004580274
を擬似逆元として使用する。
また、前記のMillerのアルゴリズムの多項式の乗算では、多項式を展開して計算する。具体的には、ステップS810とS880の多項式の乗算には、
Figure 0004580274
が含まれるが、前記の擬似逆元を用いると、
Figure 0004580274
に置き換えることができる。また、Q’=(XQ’,YQ’)とすると、
(Q’)=cXQ’+dYQ’+e、l(Q’)=gXQ’+h (7)
と表すことができる。ここで、c、d、e、g、hはGF(p)上の元である。さらに、フェルマーの小定理から、
Figure 0004580274
と変形することができる。ここでX^Q’はXQ’の共役元である。
したがって、式(6)は、
(cXQ’+dYQ’+e)・(gX^Q’+h) (9)
と表現できる。
そこで、あらかじめA=XQ’X^Q’、B=YQ’X^Q’を求めておき、
cgA+dgB+egX^Q’+chXQ’+dhYQ’+eh (10)
により計算する。
本発明によれば、楕円曲線上のTateペアリング演算において、kが偶数である場合に、有限体の性質を用いて、E/GF(p)からGF(p)への写像を高速に行うことができる。また、本発明では、特殊な楕円曲線の性質を用いず高速化できる。さらに、任意の標数の楕円曲線に適用することが可能であり、応用範囲が広い。
以下では、説明の重複を避けるため同じ機能を有する構成部や同じ処理を行う処理ステップには同一の番号を付与し、説明を省略する。
[第1実施形態]
図6に本発明のペアリング演算装置の機能構成例を示す。図2との違いはMiller演算装置30の代わりに、擬似Miller演算装置10が備えられていることである。擬似Miller演算装置10は、前記の擬似逆元を用い、多項式を展開した乗算を行うことで、擬似Millerアルゴリズムを実現する装置である。擬似Miller演算装置10の内部構成例を図7に、擬似Miller演算装置10の処理フローを図8に示す。図7と図3との違いは、図7の記録部150に記録するデータの種類が、図3の記録部190に記録するデータの種類と異なるものがあること、擬似逆元を計算するためにGF(p)逆元部850が擬似GF(p)逆元部800に置き換えられたことである。まず、図4の説明中での「記録部190への記録」または「記録部190からの読み取り」は、図8では「記録部150への記録」または「記録部150からの読み取り」と読み替える。その他の図8の処理フローと図4の処理フローとの違いは、以下のとおりである。
ステップS730とステップS740との間に、ステップS110を追加している。ステップS110では、Q’のx座標とy座標であるXQ’とYQ’(∈GF(p))、およびPのx座標とy座標であるxとy(∈GF(p))とを記録部150から読み取り、X^Q’、A=XQ’X^Q’、B=YQ’X^Q’、C=(XQ’−x)X^Q’、D=(YQ’ −y)X^Q’を計算し、X^Q’、A、B、C、Dを記録部150に記録する。
ステップS770はステップS120に置き換える。ステップS120では、GF(p)乗算部700が、Q’、S、T、2Tを記録部150から読み取り、l(x,y)=0をTと2Tとを結ぶ直線、l(x,y)=0を2TとOとを結ぶ直線として、l(S)、l(S)を計算し、記録部150に記録する。また、多項式l(x,y)=cx+dy+eとl(x,y)=gx+hの係数であるc、d、e、g、hとを求め、記録部150に記録する。
ステップS790とステップS810は、ステップS130〜S150に置き換える。ステップS130では、擬似GF(p)逆元部800が、記録部150からl(S)を読み取り、l(S)の擬似逆元を計算し、記録部150に記録する。ステップS140では、GF(p)乗算部700が、記録部150からA、B、c、d、e、g、h、Q’のx座標XQ’とy座標YQ’、XQ’の共役元X^Q’を読み取り、(cXQ’+dYQ’+e)・(gX^Q’+h)をcgA+dgB+egX^Q’+chXQ’+dhYQ’+ehのように計算し、
Figure 0004580274
として記録部150に記録する。ステップS150では、GF(p)乗算部700が、記録部150からF、l(S)、l(S)の擬似逆元、および
Figure 0004580274
を読み取り、
Figure 0004580274
を計算し、Fの値として記録部150に記録する。
ステップS840は、ステップS160に置き換えられる。ステップS160では、GF(p)乗算部700が、Q’、S、T、P,T+Pを記録部150から読み取り、l(x,y)=0をTとPとを結ぶ直線、l(x,y)=0をT+PとOとを結ぶ直線とし、l(S)、l(S)を計算して、記録部150に記録する。また、多項式l(x,y)=cx+dyとl(x,y)=gx+hの係数であるc、d、g、hとを求め、記録部150に記録する。なお、ステップS160とS120とを比べてみると、ステップS160には多項式l(x,y)の係数eがない。これは、ステップS160では、e=0となるので、省略できるからである。
ステップS860とステップS880は、ステップS170〜S190に置き換える。ステップS170では、擬似GF(p)逆元部800が、記録部150からl(S)を読み取り、l(S)の擬似逆元を計算し、記録部150に記録する。ステップS180では、GF(p)乗算部700が、記録部150からC、D、c、d、g、h、Q’のx座標XQ’とy座標YQ’、XQ’の共役元X^Q’、 Pのx座標とy座標であるxとyを読み取り、(cX’+dY’)・(gX^Q’+h)をcgC+dgD+chX’+dhY’のように計算し、
Figure 0004580274
として記録部150に記録する。ただし、X’=XQ’ −x、Y’=YQ’ −yである。ステップS190では、GF(p)乗算部700が、F、l(S)、l(S)の擬似逆元、および
Figure 0004580274
を記録部150から読み取り、
Figure 0004580274
を計算し、Fの値として記録部150に記録する。
なお、本発明でもSを有限体GF(p)の元から選定すると(この場合、残りのk−1個の有限体GF(p)の元は0である。)、l(S)、l(S)の計算や演算を省略できる。
このように変更した処理フローによって、Millerアルゴリズムよりも計算量を少なくし、有限体GF(p)上の元f’を求めることができる。
本発明によれば、擬似逆元を用いることで、演算量の多いGF(p)の元どうしの乗算を多項式展開できる。また、多項式展開できるため、演算量の多いGF(p)の元どうしの乗算を、多項式展開した上で、繰り返し計算に共通の項をあらかじめ計算しておくことができる。GF(p)の元どうしの乗算の演算量をO(k)と表現すると、通常GF(p)の元どうしの乗算の演算量はO(k)となり、Karatsuba法などを用いた場合でもO(k1.5)の演算量となる。一方、GF(p)の元とGF(p)の元との乗算の演算量は、O(k)となるため、演算量を削減することができる。特に、kが大きくなると本発明の効果も大きくなる。
なお、本発明は、コンピュータ本体とコンピュータプログラムとして実行することが可能であるし、デジタルシグナルプロセッサや専用LSIに実装して実現することも可能である。
Tateペアリング演算の概要を示す図。 Tateペアリングを用いたペアリング演算装置の機能構成例を示す図。 Miller演算装置の内部構成例を示す図。 Millerアルゴリズムの処理フローを示す図。 擬似Millerのアルゴリズムを用いた演算の高速化の原理を示す図。 擬似Millerアルゴリズムを用いたペアリング演算装置の機能構成例を示す図。 擬似Miller演算装置の機能構成例を示す図。 擬似Millerアルゴリズムの処理フローを示す図。

Claims (5)

  1. pは素数または素数のべき乗、kは偶数であって、有限体GF(p)上の楕円曲線上の点Pと有限体GF(p)上の楕円曲線上の点Qを入力とし、入力された点から有限体GF(p)上の元f’を求める擬似Miller演算部と、求めた有限体上の元を有限体GF(p)上の元e(P,Q)に写像し、出力するべき乗演算部とを備えるペアリング演算装置において、
    XとYをGF(p)上の元、X^をXの共役元、c、d、e、g、hをGF(p)上の元とする場合に、
    PとQから有限体GF(p)上の元fを求めるMillerアルゴリズムを、Millerアルゴリズム内で用いる有限体GF(p)上の元Lの逆元の代わりに
    Figure 0004580274
    を用いること、
    (cX+dY+e)・(gX^+h)の計算を、あらかじめA=XX^、B=YX^を求めて記録手段に記録しておき、cgA+dgB+egX^+chX+dhY+ehにより求めること
    を特徴とする前記擬似Miller演算部と、
    前記擬似Miller演算部で求めた元f’を有限体GF(p)上の元e(P,Q)にべき乗演算により写像することを特徴とする前記べき乗演算部と、
    を備えるペアリング演算装置。
  2. pは素数または素数のべき乗、kは偶数であって、有限体GF(p)上の楕円曲線上の点Pと有限体GF(p)上の楕円曲線上の点Qを入力とし、入力された点から有限体GF(p)上の元f’を求める擬似Miller演算部と、求めた有限体上の元を有限体GF(p)上の元e(P,Q)に写像し、出力するべき乗演算部とを備えるペアリング演算装置において、
    XとYをGF(p)上の元、X^をXの共役元、x、y、c、d、g、hをGF(p)上の元とする場合に、
    PとQから有限体GF(p)上の元fを求めるMillerアルゴリズムを、Millerアルゴリズム内で用いる有限体GF(p)上の元Lの逆元の代わりに
    Figure 0004580274
    を用いること、
    (c(X−x)+d(Y−y))・(gX^+h)の計算を、あらかじめC=(X−x)X^、D=(Y−y)X^を求めて記録手段に記録しておき、cgC+dgD+ch(X−x)+dh(Y−y)により求めること
    を特徴とする前記擬似Miller演算部と、
    前記擬似Miller演算部で求めた元f’を有限体GF(p)上の元e(P,Q)にべき乗演算により写像することを特徴とする前記べき乗演算部と、
    を備えるペアリング演算装置。
  3. pは素数または素数のべき乗、kは偶数であって、擬似Miller演算部で、有限体GF(p)上の楕円曲線上の点Pと有限体GF(p)上の楕円曲線上の点Qを入力とし、入力された点から有限体GF(p)上の元f’を求め、べき乗演算部で、求めた有限体上の元を有限体GF(p)上の元e(P,Q)に写像し、出力するペアリング演算方法において、
    XとYをGF(p)上の元、X^をXの共役元、c、d、e、g、hをGF(p)上の元とする場合に、
    前記擬似Miller演算部で、PとQから有限体GF(p)上の元fを求めるMillerアルゴリズムを、Millerアルゴリズム内で用いる有限体GF(p)上の元Lの逆元の代わりに
    Figure 0004580274
    を用いる過程と、
    前記擬似Miller演算部で、(cX+dY+e)・(gX^+h)の計算を、あらかじめA=XX^、B=YX^を求めて記録手段に記録しておき、cgA+dgB+egX^+chX+dhY+ehにより求める過程と、
    前記べき乗演算部で、前記擬似Miller演算部で求めた元f’を有限体GF(p)上の元e(P,Q)にべき乗演算により写像する過程と、
    を有することを特徴とするペアリング演算方法。
  4. pは素数または素数のべき乗、kは偶数であって、擬似Miller演算部で、有限体GF(p)上の楕円曲線上の点Pと有限体GF(p)上の楕円曲線上の点Qを入力とし、入力された点から有限体GF(p)上の元f’を求め、べき乗演算部で、求めた有限体上の元を有限体GF(p)上の元e(P,Q)に写像し、出力するペアリング演算方法において、
    XとYをGF(p)上の元、X^をXの共役元、x、y、c、d、g、hをGF(p)上の元とする場合に、
    前記擬似Miller演算部で、PとQから有限体GF(p)上の元fを求めるMillerアルゴリズムを、Millerアルゴリズム内で用いる有限体GF(p)上の元Lの逆元の代わりに
    Figure 0004580274
    を用いる過程と、
    前記擬似Miller演算部で、(c(X−x)+d(Y−y))・(gX^+h)の計算を、あらかじめC=(X−x)X^、D=(Y−y)X^を求めて記録手段に記録しておき、cgC+dgD+ch(X−x)+dh(Y−y)により求める過程と、
    前記べき乗演算部で、前記擬似Miller演算部で求めた元f’を有限体GF(p)上の元e(P,Q)にべき乗演算により写像する過程と、
    を有することを特徴とするペアリング演算方法。
  5. 請求項3または4記載のペアリング演算方法の各過程をコンピュータにより実現するペアリング演算プログラム。
JP2005146556A 2005-05-19 2005-05-19 ペアリング演算装置、ペアリング演算方法、およびペアリング演算プログラム Active JP4580274B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005146556A JP4580274B2 (ja) 2005-05-19 2005-05-19 ペアリング演算装置、ペアリング演算方法、およびペアリング演算プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005146556A JP4580274B2 (ja) 2005-05-19 2005-05-19 ペアリング演算装置、ペアリング演算方法、およびペアリング演算プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006323160A JP2006323160A (ja) 2006-11-30
JP4580274B2 true JP4580274B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=37542888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005146556A Active JP4580274B2 (ja) 2005-05-19 2005-05-19 ペアリング演算装置、ペアリング演算方法、およびペアリング演算プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4580274B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4630132B2 (ja) * 2005-05-27 2011-02-09 日本電信電話株式会社 ペアリング演算方法、その方法を用いた装置およびプログラム
WO2009020216A1 (ja) * 2007-08-09 2009-02-12 National University Corporation Okayama University 演算方法及び演算装置
JP5168649B2 (ja) * 2008-09-03 2013-03-21 国立大学法人 岡山大学 ペアリング演算装置、ペアリング演算方法、及びペアリング演算プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004177673A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Fujitsu Ltd ペアリング暗号装置、ペアリング暗号演算プログラム
JP2005316267A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Hitachi Ltd 楕円曲線ペアリング演算装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004177673A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Fujitsu Ltd ペアリング暗号装置、ペアリング暗号演算プログラム
JP2005316267A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Hitachi Ltd 楕円曲線ペアリング演算装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006323160A (ja) 2006-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Bhardwaj et al. Power-and area-efficient approximate wallace tree multiplier for error-resilient systems
KR101154695B1 (ko) 암호 처리 연산 장치
JP2006227562A (ja) 暗号処理演算方法、および暗号処理装置、並びにコンピュータ・プログラム
JP4580274B2 (ja) ペアリング演算装置、ペアリング演算方法、およびペアリング演算プログラム
JP6621813B2 (ja) 難読化された算術を実行するための電子計算装置
Khan et al. High speed ECC implementation on FPGA over GF (2 m)
Nguyen et al. Efficient algorithm and architecture for elliptic curve cryptographic processor
US11502836B2 (en) Method for performing cryptographic operations on data in a processing device, corresponding processing device and computer program product
Mao et al. High-performance and configurable SW/HW co-design of Post-Quantum Signature CRYSTALS-Dilithium
JPWO2006030496A1 (ja) 楕円曲線暗号演算装置、楕円曲線を用いた演算装置の演算方法および楕円曲線上の点のスカラー倍演算をコンピュータに実行させるプログラム
JP4630132B2 (ja) ペアリング演算方法、その方法を用いた装置およびプログラム
KR102184189B1 (ko) 꼬인 에드워즈 곡선에 대한 4차 아이소제니 계산 방법
JP4585372B2 (ja) ペアリング演算装置、ペアリング演算方法、およびペアリング演算プログラム
JP4644039B2 (ja) ペアリング演算方法、その方法を用いた装置およびプログラム
EP1578054B1 (en) Cryptography-processing method, cryptography-processing apparatus and computer program
Nath et al. Security and efficiency trade-offs for elliptic curve Diffie–Hellman at the 128-bit and 224-bit security levels
KR102184188B1 (ko) 꼬인 에드워즈 곡선에 대한 3차 아이소제니 계산 방법
KR101707334B1 (ko) 효율적인 타원곡선 암호화 연산 장치 및 그 방법
JP4630117B2 (ja) マルチペアリング演算方法、ペアリング比較方法、それらを用いた装置、およびプログラム
Karshon et al. Circle and torus actions on equal symplectic blow-ups of CP^ 2
Inala et al. Relative performance of multipliers: A fault tolerance perspective for parallel FFTs
US9311052B2 (en) Method of performing multiplication operation in binary extension finite field
WO2022009384A1 (ja) 最終べき計算装置、ペアリング演算装置、暗号処理装置、最終べき計算方法及び最終べき計算プログラム
JP6040052B2 (ja) ペアリング演算装置、ペアリング演算方法、およびプログラム
KR100377185B1 (ko) 암호시스템의 연산속도 개선 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070323

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100827

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4580274

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350