JP4577527B2 - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4577527B2
JP4577527B2 JP2007210193A JP2007210193A JP4577527B2 JP 4577527 B2 JP4577527 B2 JP 4577527B2 JP 2007210193 A JP2007210193 A JP 2007210193A JP 2007210193 A JP2007210193 A JP 2007210193A JP 4577527 B2 JP4577527 B2 JP 4577527B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply line
voltage
processing unit
supplied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007210193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009043177A (ja
Inventor
勝美 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onkyo Corp filed Critical Onkyo Corp
Priority to JP2007210193A priority Critical patent/JP4577527B2/ja
Publication of JP2009043177A publication Critical patent/JP2009043177A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4577527B2 publication Critical patent/JP4577527B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

本発明は、第1電源ライン及び第2電源ラインが接続され、入出力される第1信号および第2信号を処理するデータ処理装置に関する。
近年、映像データや音声データといったコンテンツデータを供給するソース機器と、コンテンツデータを受け取るシンク機器やリピータ機器といった受信機器とで構成されるAVシステムが普及している。ソース機器は、たとえば、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤや、BD(Blue-ray Disc)プレーヤ、HDDVD(High
Definition DVD)プレーヤ等である。また、シンク機器は、たとえば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、プロジェクタ等である。リピータ機器は、たとえば、AVアンプや、AVレシーバである。これらの機器は、HDMI規格に準拠しており、HDMIケーブルを介して相互に接続される。
図3は、一般的なAVアンプ30の要部を説明する概略ブロック図である。AVアンプ30は、HDMI処理部11と、制御部12と、コネクタ13、14とを備えている。コネクタ13にはHDMIケーブルを介して、例えばDVDプレーヤが接続される。コネクタ14にはHDMIケーブルを介して、例えばディスプレイ装置が接続される。
HDMIのラインには、主に3種類のライン(ホットプラグライン、DDCライン、TMDSライン)が含まれる。TMDSは、DVDプレーヤからAVアンプにHDMI規格に準拠したコンテンツデータを送信するものである。ホットプラグは、AVアンプからDVDプレーヤにAVアンプの設定変更等(例えば、セレクタの切換、HDMIリンクの切断等)を通知するものである。ホットプラグ信号は、接続されていれば常時ハイレレベルである。DDCは、AVアンプに関する情報(EDID)をDVDプレーヤが取得し、認証するためのものである。
AVアンプ30の電源ラインには、2系統の電源ライン(5V電源ラインおよび3.3V電源ライン)が設けられている。ホットプラグおよびDDCには5V電源ラインが接続されており、TMDSには3.3V電源ラインが接続されている。
AVアンプ30には、次のような問題が発生する。AVアンプ30の電源がオフ状態(5V電源ライン、3.3V電源ラインが共に0V)の時に、接続されているDVDプレーヤの電源がオン状態であれば、DVDプレーヤからホットプラグライン、DDCライン、TMDSラインまたはその他のライン(例えば+5V電源ライン)を介して、AVアンプ30に電圧が供給される。この電圧に基づいて、HDMI処理部11の内部において、漏れ電流が流れ、HDMI処理部11の動作が不安定になり、誤動作が生じるという問題がある。以下、図4を参照して、詳述する。
図4は、HDMI処理部11の内部構成の一部を示す概略回路図である。HDMI処理部11は、コネクタ13とTMDSラインを介して接続されるTMDS処理部21と、コネクタ13とホットプラグラインを介して接続されるホットプラグ処理部22と、コネクタ13とDDCラインを介して接続されるDDC処理部23とを含む。TMDS処理部21には3.3V電源ラインが接続され、ホットプラグ処理部22およびDDC処理部23には5V電源ラインが接続されている。また、HDMI処理部11は、ICによって構成されるので、積層されたP型半導体とN型半導体との間、または、IC内部のスイッチ素子(例えばトランジスタ、FET)を構成するP型半導体とN型半導体との間などに寄生ダイオード(例えば、D51、D52等)が生成される。
AVアンプ30が電源オフ状態のときには、3.3V電源ラインおよび5V電源ラインは共に0Vである。このとき、DVDプレーヤからTMDSラインを介して供給される電圧は、ダイオードD1または図示しない寄生ダイオードを介して3.3V電源ラインへと供給され、3.3V電源ラインに電圧が発生する。3.3V電源ラインに発生した電圧による漏れ電流が、寄生ダイオードD51を介して、ホットプラグ処理部22内(例えば、MOSFETQ1のソース)に流れ込み、漏れ電流によりホットプラグ処理部22の動作が不安定になる。
同様に、DVDプレーヤからDDCラインを介して供給された電圧による漏れ電流が、寄生ダイオードD52を介して、ホットプラグ処理部22内(例えばMOSFETQ1のソース)に流れ込み、漏れ電流によってホットプラグ処理部22の動作が不安定になる。
すなわち、ホットプラグ処理部22は、漏れ電流による電圧を出力することによって、ハイレベのホットプラグ信号をDVDプレーヤやディスプレイ装置に対して出力することになる。DVDプレーヤは、ハイレベルのホットプラグを検出して、AVアンプが電源オン状態であることを誤認識する。その結果、DVDプレーヤは、DDCラインを介して、EDIDを取得するための信号をAVアンプ30に送信するが、AVアンプ30は電源オフ状態であるので、いつまでもEDIDを取得することができず、EDIDを所得するための信号を継続して送信し続けることになる。これにより、AVアンプ30からノイズが発生するなどの問題が生じる。
なお、上記のような問題は、ホットプラグ処理部22内だけでなく、DDC処理部23においても同様に生じる。
さらには、5V電源ラインがオフ状態であるので、ホットプラグ処理部22内のMOSFETQ1には十分な動作電圧が供給されていない。そのため、DVDプレーヤからホットプラグラインを介して供給される電圧によって、漏れ電流がMOSFETQ1を介して出力側(ディスプレイ装置側)に流れてしまい、出力側に誤動作を引き起こさせるという問題がある。
同様に、5V電源ラインがオフ状態であるので、DDC処理部23内のMOSFETQ2には動作可能な電圧が供給されていない。そのため、DVDプレーヤからDDCラインを介して供給される電圧によって、漏れ電流がMOSFETQ2を介して出力側(ディスプレイ装置側)に流れてしまい、出力側に誤動作を引き起こさせるという問題がある。
なお、TMDS処理部21においても、DVDプレーヤからTMDSラインを介して供給される電圧によって、漏れ電流が出力側へと流れてしまうが、TMDS処理部21の後段には、他の複数のスイッチ素子(MOSFET等)が設けられているので、スイッチ素子によって遮断され、ディスプレイ装置まで供給されることはない。
このような問題を解決するために、図5および図6に示すAVアンプ50が提案されている。図5に示すように、AVアンプ50には、HDMI処理部11とコネクタ13との間のホットプラグラインおよびDDCラインに、スイッチ部51が設けられている。AVアンプ50の電源がオフ状態のときには、スイッチ部51をオフ状態にすることにより、DVDプレーヤからホットプラグラインやDDCラインを介して電圧が供給されることを阻止し、さらに、漏れ電流によってハイレベルのホットプラグ信号がホットプラグラインを介してDVDプレーヤに誤検出されることを防止する。詳細には、図6に示すように、ホットプラグ処理部22とコネクタ13との間にMOSFETQ51が接続され、DDC処理部23とコネクタ13との間にMOSFETQ52が接続され、AVアンプ50の電源がオフ状態のときには、マイコンからの制御信号によってMOSFETQ51、Q52をオフ状態にする。
しかし、AVアンプ50においては、MOSFETQ51、Q52を設ける必要があり(実回路では6つのMOSFETが必要である)、さらに、マイコンに複数のMOSFETをオンオフ制御するためのポートを設ける必要があり、部品点数が多くなり、コストが増大するという問題がある。
特許第3952077号
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、部品点数を増加させることなく、簡単な構成で、HDMI処理部内での漏れ電流によって誤動作が発生することを防止するデータ処理装置を提供することである。
本発明の好ましい実施形態によるデータ処理装置は、第1電源ラインが接続され、第1信号が入力又は出力される第1処理部と、第2電源ラインが接続され、第2信号が入力又は出力される第2処理部とを備え、該第1電源ライン及び該第2電源ラインの電源がオフ状態において、該第1信号の電圧が該第1電源ラインに供給され、さらに、該第1電源ラインから寄生ダイオードを介して該第2処理部に漏れ電流が流れるものであって、該第1電源ラインに供給された電圧を、該第2電源ラインに供給することにより、寄生ダイオードのカソード電位を、寄生ダイオードがオンできる電位よりも高くすることで、該第1電源ラインから寄生ダイオードを介して該第2処理部に漏れ電流が流れないようにする電圧供給手段をさらに備える。
第1電源ライン及び第2電源ラインの電源がオフ状態(すなわち、電圧が0のとき)に、第1信号の電圧は、第1電源ラインに供給される。電圧供給手段は、第1電源ラインに供給された電圧を第2電源ラインに供給する。第1電源ラインから第2処理部には寄生ダイオードを介して漏れ電流が流れるが、第2電源ラインに電圧を供給することにより、寄生ダイオードのカソード電位を高くすることができ、寄生ダイオードを介して漏れ電流が流れることを防止することができる。従って、MOSFETやマイコンのポートを設けることなく、簡単な構成で、第2処理部において、漏れ電流によって動作が不安定になることを防止でき、各部の誤動作を防止できる。
本発明の別の好ましい実施形態によるデータ処理装置は、第1電源ラインが接続され、第1信号が入力又は出力される第1処理部と、第2電源ラインが接続され、第2信号が入力又は出力される第2処理部とを備え、該第2処理部が、該第2電源ラインから動作電圧が供給されている状態において、制御電極に制御信号が供給されることによりオンオフ動作を実行し、かつ、該第2電源ラインから動作電圧が供給されていない状態において、オンオフ動作を実行せず、漏れ電流が入力側又は出力側に流れるスイッチ素子(例えばFET)を含み、該第1電源ライン及び該第2電源ラインの電源がオフ状態において、該第1信号の電圧が該第1電源ラインに供給され、 該第1電源ラインに供給された電圧を、該第2電源ラインに供給することにより、該第2電源ラインから動作電圧を該スイッチ素子(例えばFET)に供給する電圧供給手段をさらに備える。
第1電源ライン及び第2電源ラインの電源がオフ状態(すなわち、電圧が0のとき)に、第1信号の電圧は、第1電源ラインに供給される。電圧供給手段は、第1電源ラインに供給された電圧を第2電源ラインに供給する。第2電源ラインの電圧がないと、第2処理部のFETは漏れ電流が流れ動作が不安定になり、各部に誤動作が生じるが、第2電源ラインに電圧を供給することにより、FETが正常に動作を行い、FETに漏れ電流が流れることを防止できる。従って、MOSFETやマイコンのポートを設けることなく、簡単な構成で、第2処理部において、漏れ電流によって動作が不安定になることを防止でき、各部の誤動作を防止できる。
好ましい実施形態においては、前記電圧供給手段が、アノードが該第1電源ラインに接続され、カソードが前記第2電源ラインに接続されたショットキーバリアダイオードである。
ショットキーバリアダイオードは、PN接合ダイオードよりも順方向電圧効果が低い。従って、第1電源ラインから第2電源ラインに大きな電圧を供給することができ、その結果、FETに正常な動作電圧に近い電圧を供給することができる。さらに、トランジスタやIC内部で生じる寄生ダイオードはPN接合ダイオードであるので、第1電源ラインの電圧からショットキーバリアダイオードの順方向電圧降下を減算した電圧を、寄生ダイオードのカソードに供給することで、寄生ダイオードを確実にオフ状態にでき、漏れ電流が第2処理部に流れることを防止できる。
好ましい実施形態においては、前記第1信号の電圧が寄生ダイオードを介して前記第1電源ラインに供給される。
この場合、寄生ダイオードを介して第1電源ラインに供給される漏れ電圧を利用して、第2処理部内に漏れ電流が流れることを防止できる。
好ましい実施形態においては、前記データ処理装置は、HDMI規格に準拠しており、前記第2信号がホットプラグである。
第2信号がホットプラグである場合、第2処理部内で漏れ電流が流れると、HDMI規格で接続される外部機器が、ホットプラグを誤検出して、接続機器が電源オン状態であると誤判断し、認証処理を繰り返して実行するようになり、ノイズが発生するなどの問題が生じる。従って、第2信号がホットプラグであるデータ処理装置に上記構成を適用することによって、ホットプラグの誤検出を防止できるというきわめて優れた効果が得られる。
MOSFETやマイコンのポートを設けることなく、簡単な構成で、第2処理部において、漏れ電流によって動作が不安定になることを防止でき、各部の誤動作を防止できる。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるAVアンプ10の要部を説明する概略ブロック図である。AVアンプ10は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格に準拠した機器であり、リピータ機器と呼ばれている。AVアンプ10は、HDMI処理部11と、制御部12と、コネクタ13、14と、電圧供給手段(D20)とを備えている。コネクタ13にはHDMIケーブルを介して、例えば、ソース機器であるDVDプレーヤが接続される。コネクタ14にはHDMIケーブルを介して、例えば、シンク機器であるディスプレイ装置が接続される。
HDMIのラインには、主に3種類のライン(ホットプラグライン、DDCライン、TMDSライン)が含まれる。TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)ラインは、DVDプレーヤからAVアンプ10にHDMI規格に準拠したコンテンツ(映像および音声)データ(以下、HDMIデータという。)を送信するためのラインである。ホットプラグラインは、AVアンプ10からDVDプレーヤにAVアンプ10の設定変更等(例えば、セレクタの切換、HDMIリンクの切断等)を通知するためのラインである。ホットプラグ信号は、接続されていれば常時ハイレレベルである。DDC(Display Data Channel)ラインは、AVアンプ10に関する情報(EDID:Extended Display Identification Data)をDVDプレーヤが取得するためのラインである。
AVアンプ10の電源ラインには、2系統の電源ライン(5V電源ラインおよび3.3V電源ライン)が設けられている。ホットプラグおよびDDCには5V電源ラインが接続されており、TMDSには3.3V電源ラインが接続されている。
制御部12は、AVアンプ10の各部を制御するものであり、具体的には、HDMI処理部11を制御する。
HDMI処理部11は、DVDプレーヤから送信された各信号に所定の処理を実行して、後段に出力するものである。または、HDMI処理部11は、DVDプレーヤから送信された各信号をそのまま後段に出力する。例えば、HDMI処理部11は、コネクタ13が複数設けられており複数のDVDプレーヤがAVアンプ10に接続される場合に、1つのDVDプレーヤから送信される各信号を選択して後段に出力するセレクタ(スイッチャ)としての処理を実行する。または、HDMI処理部11は、DVDプレーヤから送信されたHDMIデータを元の音声データおよび映像データに変換し、音声データを図示しないアンプ部に供給し、映像データを再びHDMIデータに変換して、コネクタ14に接続されるディスプレイ装置に出力する。
図2は、HDMI処理部11の内部構成の一部および電圧供給手段を示す概略回路図である。HDMI処理部11は、TMDS処理部21と、ホットプラグ処理部22と、DDC処理部23とを含む。
TMDS処理部21は、外部との間でTMDS信号を入出力する。すなわち、TMDS処理部21は、3.3V電源ラインが接続されており、DVDプレーヤからTMDSラインを介してTMDS信号(HDMIデータ)が供給され、TMDS信号に所定の処理を実行して、後段(出力部)に出力する。TMDS処理部21は、例えば、ダイオードD1〜D4を有している。
ホットプラグ処理部22は、外部との間でホットプラグ信号を入出力する。すなわち、ホットプラグ処理部22は、5V電源ラインが接続されており、DVDプレーヤに対して、ハイレベルまたはローレベルのホットプラグ信号を出力する。ホットプラグ処理部22は、例えば、ダイオードD5〜D8、スイッチ素子であるFET(MOSFET)Q1を有している。ホットプラグ処理部22は、5V電源ラインから動作電圧が供給され、制御部12からコントロール信号がMOSFETQ1のゲートに供給され、MOSFETQ1がオンオフ動作することにより、ハイレベルまたはローレベルのホットプラグ信号を出力する。
DDC処理部23は、外部との間でDDC信号を入出力する。すなわち、DDC処理部23は、5V電源ラインが接続されており、DVDプレーヤに対して、EDIDを出力する。なお、DDC処理部23には、DDCデータと、DDCクロックとの2つ処理部が存在するが、ここでは簡単のため1つのみを記載している。DDC処理部23は、例えば、ダイオードD9〜D12、スイッチ素子であるFET(MOSFET)Q2を有している。
HDMI処理部11は、代表的にはIC(integrated circuit)によって構成されているので、積層されたP型半導体とN型半導体との間、または、IC内部のトランジスタを構成するP型半導体とN型半導体との間などに、寄生ダイオードが発生する。従って、寄生ダイオードは、PN接合ダイオードである。例えば、3.3V電源ラインと、ホットプラグ処理部22内のMOSFETQ1のソースとの間に寄生ダイオードD51(2つのダイオード)が存在し、DDC処理部23の入力端と、ホットプラグ処理部22内のMOSFETQ1のソースとの間に寄生ダイオードD52が存在する。また、その他の箇所にも寄生ダイオードが発生するが、簡単のため省略する。
AVアンプ10の電源がオフ状態の時に、3.3V電源ラインおよび5V電源ラインの電源がオフ状態であり、電源電圧は0Vである。しかし、DVDプレーヤ10からTMDSラインを介して供給されるTMDSの電圧が、ダイオードD1または図示しない寄生ダイオードを介して3.3V電源ラインに供給され、3.3V電源ラインに、例えば2Vの電圧が発生する。
電圧供給手段は、TMDSラインを介して3.3V電源ラインに供給された電圧を、5V電源ラインにも供給するものである。5V電源ラインに電圧を供給することにより、MOSFETQ1、Q2のドレイン、ソースに動作電圧を供給し、MOSFETQ1、Q2のソース−ドレインに漏れ電流が流れることを防止する。ここでいう漏れ電流は、ホットプラグ処理部22に着目すると、例えば、DVDプレーヤ側からホットプラグラインを介して供給される電圧による漏れ電流や、DVDプレーヤ側からDDCラインを介して供給され、寄生ダイオードD52を介してホットプラグ処理部22に供給される漏れ電流等である。
また、電圧供給手段は、5V電源ラインに電圧を供給することにより、寄生ダイオードD51のカソード電位を高くして、3.3V電源ラインから寄生ダイオードD51を介してホットプラグ処理部22や、DDC処理部23に漏れ電流が流れることを防止する。
電圧供給手段は、ダイオードD20を含む。ダイオードD20のアノードは3.3V電源ラインに接続され、カソードは5V電源ラインに接続されている。ダイオードD20が設けられることにより、3.3V電源ラインに生じる電圧からダイオード20の順方向電圧降下を減算した電圧が、5V電源ラインに供給される。
ダイオードD20は、好ましくは、ショットキーバリアダイオードである。ショットキーバリアダイオードはPN接合ダイオードよりも順方向電圧降下が低く、PN接合ダイオードの順方向電圧降下が約0.6Vであるのに対して、ショットキーバリアダイオードの順方向電圧降下は約0.3Vである。そのため、ショットキーバリアダイオードを使用することで、3.3V電源ラインから5V電源ラインにより高い電圧を供給できるので、MOSFETQ1のドレイン、ソースに正常な動作電圧により近い電圧を供給できる。
さらに、寄生ダイオードD51のカソードが接続されているMOSFETQ1のソースは5V電源ラインとほぼ同電位(実際には、ダイオードD6の電圧を減算した値)であり、寄生ダイオードD51は順方向電圧降下が0.6Vである(例えば2つ接続されていると1.2Vである)ので、ダイオードD20にショットキーバリアダイオードを使用することで、寄生ダイオードD51のカソード電位を、寄生ダイオードD51がオンできる電位よりも高くすることができ、寄生ダイオードD51をオフ状態にすることができる。従って、寄生ダイオードD51を介して漏れ電流がMOSFETQ1に流れることを防止できる。
以上の構成を有するAVアンプ10について、その動作及び作用効果を説明する。
[5V電源ライン、3.3V電源ラインがオン状態の時]
3.3V電源ラインがオン状態であるので、TMDS処理部21において、TMDSラインを介してDVDプレーヤ側から供給されるTMDSの電圧は、3.3V電源ラインの電圧の方が高いので、3.3V電源ラインには供給されない。また、5V電源ラインがオン状態であるので、ホットプラグ処理部22において、MOSFETQ1に正常な動作電圧が供給され、コントロール信号によってオンオフ動作を実行し、ホットプラグ信号をハイレベルまたはローレベルにする正常な動作を実行する。従って、MOSFETQ1から漏れ電流が流れない。なお、DDC処理部23についても同様である。
[5V電源ライン、3.3V電源ラインがオフ状態の時]
5V電源ライン及び3.3V電源ラインは0Vであるので、TMDS処理部21において、TMDSラインを介してDVDプレーヤ側から供給されるTMDSの電圧は、3.3V電源ラインの電圧の方が低いので、3.3V電源ラインにダイオードD1または寄生ダイオードを介して供給される。3.3V電源ラインの電圧は、例えば、2Vである。3.3V電源ラインに供給された電圧は、ショトッキーバリアダイオードD20を介して5V電源ラインにも供給される。ショットキーバリアダイオードD20の順方向電圧降下は0.3Vであるので、5V電源ラインの電圧は、1.7Vである。
ホットプラグ処理部22においては、寄生ダイオードD51のアノード電圧が2V、カソード電圧が1.1V(MOSFETQ1のソース電圧であり、5V電源ライン1.7V−ダイオードD6の電圧0.6V)であるので、カソード電圧が寄生ダイオードD51がオンする0.8V以下にならず、寄生ダイオードD51はオフ状態になり、3.3V電源ラインからMOSFETQ1のソースに漏れ電流が流れることが防止される。従って、漏れ電流によってホットプラグ処理部22が不安定になり、誤動作することを防止することができる。
また、5V電源ラインに1.7Vの電圧が供給されると、MOSFETQ1のドレイン、ソースにダイオードD5、D6の電圧を減算した電圧が供給される。この電圧は、MOSFETQ1の動作電圧に近い電圧である。そして、MOSFETQ1のゲートにはコントロール信号が供給されないので、MOSFETQ1はオフ状態を維持する。MOSFETQ1をオフ状態にすることにより、ホットプラグラインを介してDVDプレーヤ側から電圧が供給されても、その電圧による漏れ電流が出力側に出力されることはなく、出力側で誤動作を引き起こすことを防止できる。
さらに、DDCラインを介してDVDプレーヤ側から供給され、さらに、寄生ダイオードD52を介してMOSFETQ1に供給される電圧による漏れ電流がホットプラグラインを介して、DVDプレーヤ側に出力されることを防止できる。特に、DVDプレーヤ側にホットプラグがハイレベルになったと誤認識されると、DVDプレーヤが継続して認証処理を実行し、AVアンプ10においてノイズが発生するが、そのような問題を解決できる。
同様に、DDC処理部23においては、寄生ダイオード(図示せず)のアノード電圧が2V、カソード電圧が1.1Vであるので、寄生ダイオードはオフ状態になり、3.3V電源ラインからMOSFETQ2に漏れ電流が流れることが防止される。従って、漏れ電流によってDDC処理部23の動作が不安定になり、誤動作することを防止することができる。
また、5V電源ラインに1.7Vの電圧が供給されると、MOSFETQ2のドレイン、ソースにダイオードD9、D10の電圧を減算した電圧が供給される。この電圧は、MOSFETQ2の動作電圧に近い電圧である。そして、MOSFETQ2のゲートにはコントロール信号が供給されないので、MOSFETQ2はオフ状態を維持する。MOSFETQ2をオフ状態にすることにより、DDCラインを介してDVDプレーヤ側から電圧が供給されても、その電圧による漏れ電流が出力側に出力されることを防止できる。さらに、ホットプラグラインを介してDVDプレーヤ側から供給され、さらに、寄生ダイオード(図示せず)を介してMOSFETQ2に供給される電圧による漏れ電流がDDCラインを介して、DVDプレーヤ側または出力側に出力され、誤動作を引き起こすことを防止することできる。
以上のように、本実施形態によると、3.3V電源ラインに供給された電圧を、電圧供給手段であるショットキーバリアダイオードD20を介して、5V電ラインにも供給することにより、HDMI処理部11内の例えばホットプラグ処理部22やDDC処理部23において漏れ電流による不安定な動作が防止される。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。HDMI処理部11の内部構造は一例にすぎず、2系統の電源ラインを備えることおよびHDMI処理部11内部で漏れ電流が生じること、という条件があれば、任意に適切な構造が採用され得る。また、上記実施形態とは逆に、ホットプラグ、DDCに3.3V電源ラインが接続され、TMDSに5V電源ラインが接続されてもよい。また、DVDプレーヤ側から他のラインを介して供給される電圧による漏れ電流についても同様に適用できる。また、AVアンプ内部のHDMI処理部を例に説明したが、DVDプレーヤ等のソース機器、LCD等のシンク機器内のHDMI処理部においても適用される。また、HDMI規格の機器に限定されず、HDMI規格と互換性のあるDVI規格等の任意の機器に適用できる。
本発明は、HDMI規格に準拠した、DVDプレーヤ等のソース機器、AVアンプ等のリピータ機器、又は、LCDやPDP等のシンク機器に好適に採用され得る。
本発明の好ましい実施形態によるAVアンプ10を示すブロック図である。 AVアンプ10のHDMI処理部11の内部構造を説明する回路図である。 従来のAVアンプ30を示すブロック図である。 従来のAVアンプ30のHDMI処理部11の内部構造を説明する回路図である。 従来のAVアンプ50を示すブロック図である。 従来のAVアンプ50のHDMI処理部11の内部構造を説明する回路図である。
符号の説明
10 AVアンプ
11 HDMI処理部
12 制御部
13、14 コネクタ
21 TDMS処理部
22 ホットプラグ処理部
23 DDC処理部
D20 電圧供給手段
Q1、Q2 MOSFET

Claims (3)

  1. 第1電源ラインが接続され、第1信号が入力又は出力される第1処理部と、
    第2電源ラインが接続され、第2信号が入力又は出力される第2処理部とを備え、
    該第1電源ライン及び該第2電源ラインの電源がオフ状態において、該第1信号の電圧が該第1電源ラインに供給され、さらに、該第1電源ラインから寄生ダイオードを介して該第2処理部に漏れ電流が流れるものであって、
    該第1電源ラインに供給された電圧を、該第2電源ラインに供給することにより、寄生ダイオードのカソード電位を、寄生ダイオードがオンできる電位よりも高くすることで、該第1電源ラインから寄生ダイオードを介して該第2処理部に漏れ電流が流れないようにする電圧供給手段をさらに備える、データ処理装置。
  2. 第1電源ラインが接続され、第1信号が入力又は出力される第1処理部と、
    第2電源ラインが接続され、第2信号が入力又は出力される第2処理部とを備え、
    該第2処理部が、該第2電源ラインから動作電圧が供給されている状態において、制御電極に制御信号が供給されることによりオンオフ動作を実行し、かつ、該第2電源ラインから動作電圧が供給されていない状態において、オンオフ動作を実行せず、漏れ電流が入力側又は出力側に流れるスイッチ素子を含み、
    該第1電源ライン及び該第2電源ラインの電源がオフ状態において、該第1信号の電圧が該第1電源ラインに供給され、
    該第1電源ラインに供給された電圧を、該第2電源ラインに供給することにより、該第2電源ラインから動作電圧を該スイッチ素子に供給する電圧供給手段をさらに備える、データ処理装置。
  3. 前記電圧供給手段が、アノードが前記第1電源ラインに接続され、カソードが前記第2電源ラインに接続されたショットキーバリアダイオードである、請求項1または2に記載のデータ処理装置。
JP2007210193A 2007-08-10 2007-08-10 データ処理装置 Expired - Fee Related JP4577527B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007210193A JP4577527B2 (ja) 2007-08-10 2007-08-10 データ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007210193A JP4577527B2 (ja) 2007-08-10 2007-08-10 データ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009043177A JP2009043177A (ja) 2009-02-26
JP4577527B2 true JP4577527B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=40443833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007210193A Expired - Fee Related JP4577527B2 (ja) 2007-08-10 2007-08-10 データ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4577527B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10218352B2 (en) 2016-03-14 2019-02-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8595520B2 (en) * 2011-10-12 2013-11-26 Qualcomm Incorporated System and method for determining thermal management policy from leakage current measurement
WO2014049686A1 (ja) * 2012-09-25 2014-04-03 Necディスプレイソリューションズ株式会社 Hdmi装置、通信システムおよびホットプラグ制御方法
WO2014050807A1 (ja) * 2012-09-25 2014-04-03 Necディスプレイソリューションズ株式会社 電子機器、通信システムおよびホットプラグ制御方法
JP5578229B2 (ja) * 2012-12-19 2014-08-27 ヤマハ株式会社 音響処理装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868319A (ja) * 1981-10-19 1983-04-23 Yokogawa Hokushin Electric Corp 入力装置
JPH05315933A (ja) * 1992-05-13 1993-11-26 Mitsubishi Electric Corp 出力回路
JP2003258614A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 逆流防止機能付きアナログスイッチ回路

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5868319A (ja) * 1981-10-19 1983-04-23 Yokogawa Hokushin Electric Corp 入力装置
JPH05315933A (ja) * 1992-05-13 1993-11-26 Mitsubishi Electric Corp 出力回路
JP2003258614A (ja) * 2002-02-28 2003-09-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 逆流防止機能付きアナログスイッチ回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10218352B2 (en) 2016-03-14 2019-02-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009043177A (ja) 2009-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8966306B2 (en) System and method for operating an electronic device having an HDMI port that is shared between HDMI source function and an HDMI sink function of the electronic device
US20090150589A1 (en) Hot-plug signal output apparatus and hot-plug signal input/output apparatus
JP4577527B2 (ja) データ処理装置
US8949481B2 (en) Techniques for achieving complete interoperability between different types of multimedia display interfaces
US7907208B2 (en) Information processing system, information processing apparatus, and information processing method for signal conversion
US10176140B2 (en) HDMI apparatus of high-definition TV has switching circuit that outputs low-level/ground potential to second pin of HDMI connector if a first signal is not outputted
WO2014049686A1 (ja) Hdmi装置、通信システムおよびホットプラグ制御方法
CN112073659B (zh) Hdmi接口控制方法、装置及显示设备
KR102005390B1 (ko) 리셋제어부를 포함하는 표시장치 및 그 구동방법
US20070296714A1 (en) Display apparatus and control method thereof
CN102148951B (zh) 用于自动检测接收器掉电的发射器和包括该发射器的系统
US8384445B2 (en) Driving stage and related driving method
US8115535B2 (en) Leakage current suppressing circuit and semiconductor chip
JP2012174203A (ja) ディスプレイ装置、ディスプレイ装置に接続されたブランチ機器の電源供給要否判定方法
US9258598B2 (en) Video display system, information processing apparatus and video display apparatus
US10438530B2 (en) Computer system and display interface circuit and display interface method thereof
JP4258569B1 (ja) ホットプラグ信号入出力装置
JP5077596B2 (ja) 電子機器
US20130002299A1 (en) Logic level translator and electronic system
US10430358B2 (en) High-definition multimedia interface apparatus capable of communication with slave/master apparatus utilizing the same HDMI port and method for controlling the same
CN103177679A (zh) 具有低电压损耗的电平移位器
US20130117491A1 (en) Electronic device and control method thereof
JP2009140365A (ja) ホットプラグ信号出力装置及びコンテンツ受信装置
US9800821B2 (en) Image processing system, image display apparatus, interface device for saving power, electronic device and driving method of image display apparatus
KR102302880B1 (ko) 전원 스위치 및 이를 포함하는 표시장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100810

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees