JP4573732B2 - サーバント装置 - Google Patents
サーバント装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4573732B2 JP4573732B2 JP2005247227A JP2005247227A JP4573732B2 JP 4573732 B2 JP4573732 B2 JP 4573732B2 JP 2005247227 A JP2005247227 A JP 2005247227A JP 2005247227 A JP2005247227 A JP 2005247227A JP 4573732 B2 JP4573732 B2 JP 4573732B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- servant
- file
- replica
- congestion
- degree
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
Napster型 :目的情報の所在を一括管理する専用サーバが存在するタイプ、
Gnutella型:目的情報の所在を伝言ゲーム方式で次々に問い合わせていくタイプ、
前者は、各サーバントからの検索要求パケットが、専用サーバに集中するため、サーバボトルネックとなり易い。また、後者は、TTLに設定された値のホップ数の範囲まで次々に目的の情報の有無を隣接サーバントに対して問い合わせていき、各サーバントでは、隣接サーバントへ延ばしている「腕」の分だけ分岐されてパケットが送出されることになる。
本発明の目的は、ファイルごとに、そのときの要求度合いを考慮して、レプリカ数を制御することができ、あるファイルに関する負荷を平滑化させることが可能なピュアー型P2P通信における動的レプリカ制御機能を具備した装置を提供することにある。
そこで、必要な分だけのレプリカ数をその要求数に従って時間的にダイナミックに変更して常に最適な数を保持できるように制御する。しかも、そのときに「混雑度」を定義してその値により制御を行う手法を用いる。
(定義)
P2Pネットワークにおいて、あるサーバントの近傍を次のように定義する。
〔近傍の定義1〕
当該サーバントからNホップ先のサーバントまでの範囲内にある全てのサーバントを言う。このとき、特に『サーバントSのNー位置近傍サーバント』と呼ぶことにする。
当該サーバントから、ある時刻においてPing情報を送出し、Pongが戻ってくるまでの時間(以下では「応答時間」と呼ぶ)がt1秒以内である全てのサーバントを言う。
ここで、あるサーバントSの近傍に含まれるサーバントを「サーバントSのt1−時間近傍サーバント」と呼ぶことにする。
〔核サーバントの定義〕
「レベルM核サーバント」とは、ディグリー(隣接サーバントへ直接伸ばしている腕の数)がM以上のサーバントのことであり、その周りに「近傍」が定義されうるサーバントのことを意味する。
(核サーバントSの近傍に他の核サーバントが含まれることもあるうる)。
すなわち、あるサーバントi(∈G{S(t)})のファイルkの混雑度に関するある指標をCi,k(t)とするとき、
サーバントSのファイルkに関する混雑度は、
Ck(GN{S(t)})=ΣCi,k(t)
i∈GN{S(t)}
で与えられるものとする。
このとき、この値を閾値として、レプリカ数が制御される(請求項1参照)。
ここで、上記混雑度の中のCi,k(t)として、次の項目が考えられる。
(1)そのサーバントを単位時間に通過するファイルkに関するPingやPongの数m1、
(2)そのサーバントを単位時間に通過するファイルkに関するQueryの数m2、
(3)そのサーバントを単位時間に通過するファイルkに関するQueryHitの数m3、
(4)そのサーバントのCPU使用率の直近N単位時間の平均値m4、
(5)そのサーバントにおいてHitしたファイルkのダウンロード(提供する側)の実行回数m5、
などが考えられる。なお、これらのうち、有力なものは、上記(3)と(5)であると考えられる。
図3は、本発明の実施例2に係る有限存続のファイルによるレプリカファイル消去法を示す説明図である。
実施例2では、P2P型通信を行う各サーバントでレプリケーションを実施する場合に、レプリカが生成された後にメモリ内に存続する時間TTLを定義し、また、ファイルについて時間とともに減衰する関数F(t)を定義し、このファイルが検索されて、ヒットする度ごとに関数F(t)をリセットして予め定めた値を持たせて、再び減衰を続行し、そのファイルの値が0になったときにそのファイルを消去する。
レプリカ毎にメモリ内に存続させる時間(ファイルTTL)を2種類の方法(例1と例2)で定めておき、時間が到来したならばそのレプリカファイルを消去するのである。例1は減衰関数F(t)による場合であり、例2はヒット数の観測に基づいて存続時間τ(k)を与える場合である。
減衰関数F(t)による場合は、ファイルkについて時間とともに減衰する関数F(t)を定義しておき、そのファイルが検索されて、ヒットする度ごとに関数F(t)の値に1を加算する。図3(例1)では、時刻t1,t2,t3で検索がヒットしたので、減衰した値に1が加算されている。1が加算された後、再び減衰を続け、その値が0になったときにファイルkが消去される。例1では、t1がレプリカが作成された時点、t2,t3がレプリカが参照およびダウンロードされた時点、総存続時間はt4−t1となっている。
この場合には、ヒット数の観測に基づいて存続時間τ(k)を与える方法であって、ファイルが生成された時刻から一定時間内に、検索されヒットし、またダウンロードされた数を考慮して、ファイル消去までの時間の長さを決定する。図3(例2)では、k回検索ヒットおよびダウンロードしたので、与えられた存続時間τ(k)の後にファイルが消去されている。この場合、存続時間τ(k)=√k*t0で表わされ、総存続時間=t3−t1で表わされている。
まず、Kの値の初期値0をセットし(ステップ101)、その値のインクリメントが行われ(ステップ102)、このサーバント自身の近傍における混雑度CKが閾値α1より大きな値であるか否かが判別され(ステップ103)、もし閾値α1より大きければ新しいレプリケーション実行のサブルーチン内に移って、それが実行される(ステップ104)。また、もし、混雑度CKが閾値α1より小さければ、サーバント自身の近傍における混雑度CK閾値α2より大きな値か否かが判別され(ステップ105)、もし小さければ、観測サブルーチン(点線内の107)に移る。
観測サブルーチン内では、このレプリカに関するレーティング関数θの値の観測がスタートし(ステップ108)、これとは独立にステップ106から再度処理がスタートする。
観測サブルーチン内では、レーティング関数θの値が閾値と比較され(ステップ109)、閾値より小さければ、このレプリカがメモリから削除され(ステップ110)、サブルーチンが終了する(ステップ111)。また、閾値より大きければ、観測が継続され(ステップ112)、またステップ109に戻る。
図2において、1はサーバント(端末装置)であり、通常のPCの機能を持ついわゆる端末であるが、P2Pアプリケーションレイヤとしてはサーバントとして見えるものである。2は、通常のタイマである。3は情報計算部であって、レーティング関数計算部4とレーティング情報計算部5を内蔵する。レーティング関数計算部4は、各レプリカファイルのレーティング関数θを計算する機能を有し、レーティング情報計算部5は、レーティング、すなわち各ファイルのレプリカの優先順位である持ち点数を計算する機能を有する。
1)ある時間単位(T)を定義する。この時間間隔ごとに、自身の持つレプリカファイル毎のヒット数を記録し、現時点における各レプリカファイルの持つレーティングを計算する機能を有する。
2)ある時刻において、レプリケーションを実行しようとするとき、メモリ容量が不足することが判明した場合、その時点において、最小のレーティングを持つレプリカファイルをメモリ内から消去する機能を有する。新しいレプリケーションが実行できるメモリ容量が確保できるまで、次々にレーティング最小のレプリカファイルを消去する。
4)自身が持つレプリカに対して、過去に問い合わせがあった時刻と減衰関数F(t)とからなる情報セットをサーバント毎に格納しておく機能を有する。
データはバスを介してレジスタとメモリ間、レジスタと入出力装置間、レジスタと各種機能装置間で転送されるようになる。
2:タイマ
3:情報計算部
4:レーティング関数計算部
5:レーティング情報計算部
6:情報管理/転送部
7:レプリカ検索情報管理部
8:ヒット情報管理部
9:近傍管理部
10:要求情報転送部
11:メモリ部
12:メモリ容量管理/制御部
13:メモリ
14:レプリケーション実行部
15:レプリケーション情報解析部
16:レプリケーションアクション決定/実行部
17:PAD
18:パケット送信部
19:パケット受信部
20:IP網
Claims (2)
- ピュアー型P2P通信における動的レプリカ制御を行うサーバント装置において、
当該サーバント装置の近傍におけるヒット数を管理する管理手段と、
該管理手段に接続され、該管理手段が持つヒット数の情報を参照することにより、当該サーバント装置の持つファイルごとに混雑度の計算を行う手段と、
該管理手段に接続され、該管理手段が持つヒット数の情報を参照することにより、第1の閾値と混雑度を比較してレプリケーションを実行する手段と、
該管理手段に接続され、該管理手段が持つヒット数の情報を参照することにより、第2の閾値と混雑度を比較して、メモリ手段にアクセスし、該メモリ手段に格納されているレプリカを消去する手段と
を有し、
前記混雑度は、ある時刻tにおけるサーバント装置のNホップ先のサーバントまでの範囲内にある全てのサーバントの集合をGN{S(t)}と表わし、あるサーバントiのファイルkの混雑度に関するある指標をCi,k(t)とするとき、
Ck(GN{S(t)})=ΣCi,k(t)
i∈GN{S(t)}
で与えられることを特徴とするサーバント装置。 - 請求項1に記載のサーバント装置において、
前記混雑度の中のCi,k(t)としては、該サーバント装置を単位時間に通過するファイルkに関するPingやPongの数、あるいはQueryの数、あるいはQueryHitの数、あるいは該サーバント装置のCPU使用率の直近N単位時間の平均値、あるいは該サーバントにおいてHitしたファイルkのダウンロードの実行回数、のうちの1つを選択することを特徴とするサーバント装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005247227A JP4573732B2 (ja) | 2005-08-29 | 2005-08-29 | サーバント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005247227A JP4573732B2 (ja) | 2005-08-29 | 2005-08-29 | サーバント装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007065714A JP2007065714A (ja) | 2007-03-15 |
JP4573732B2 true JP4573732B2 (ja) | 2010-11-04 |
Family
ID=37927897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005247227A Expired - Fee Related JP4573732B2 (ja) | 2005-08-29 | 2005-08-29 | サーバント装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4573732B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5369587B2 (ja) | 2008-09-30 | 2013-12-18 | 富士通株式会社 | 情報処理装置、情報処理システム、方法、およびプログラム |
JP5396848B2 (ja) * | 2008-12-16 | 2014-01-22 | 富士通株式会社 | データ処理プログラム、サーバ装置およびデータ処理方法 |
EP2249550A1 (en) * | 2009-05-04 | 2010-11-10 | Thomson Licensing | device and method for controlling dissemination of contents between peers having wireless communication capacities, depending on impatience reaction functions |
JP2011170640A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Nec Corp | キャッシュサーバ制御装置、コンテンツ配信システム、コンテンツ配信方法、及びプログラム |
JP2012078903A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Brother Ind Ltd | ノード装置、ノード装置用プログラムおよび情報処理方法 |
WO2012176300A1 (ja) * | 2011-06-23 | 2012-12-27 | パイオニア株式会社 | 通信装置及び方法、並びにコンピュータプログラム |
JP6016773B2 (ja) * | 2013-12-24 | 2016-10-26 | ヴォドラー グループ アーベー | プッシュ−プルベースのコンテンツ配信システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005031987A (ja) * | 2003-07-14 | 2005-02-03 | Nec Corp | コンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配置管理システム及びコンテンツ配置管理プログラム |
JP2005227842A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | P2p通信におけるレプリケーション手法およびそれを具備する装置、ならびにそのプログラム |
-
2005
- 2005-08-29 JP JP2005247227A patent/JP4573732B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005031987A (ja) * | 2003-07-14 | 2005-02-03 | Nec Corp | コンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配置管理システム及びコンテンツ配置管理プログラム |
JP2005227842A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | P2p通信におけるレプリケーション手法およびそれを具備する装置、ならびにそのプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007065714A (ja) | 2007-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102301353B1 (ko) | 컨텐츠 중심 네트워크에서 컨텐츠 소유자 및 노드의 패킷 전송 방법 | |
JP4573732B2 (ja) | サーバント装置 | |
US6760756B1 (en) | Distributed virtual web cache implemented entirely in software | |
US7890632B2 (en) | Load balancing using replication delay | |
US8495013B2 (en) | Distributed storage system and method for storing objects based on locations | |
CN102523279B (zh) | 一种分布式文件系统及其热点文件存取方法 | |
JP2004318743A (ja) | ファイル移送装置 | |
JPH10320337A (ja) | 分散データ管理方法 | |
JP4590651B2 (ja) | レプリケーション制御方法とシステムおよびプログラム | |
US20040208119A1 (en) | Providing a node of a peer-to peer network with access to a resource | |
CN103020004A (zh) | 高速缓存非对称一致性内存访问系统的访问方法和装置 | |
Yu et al. | Granary: A sharing oriented distributed storage system | |
US20080307045A1 (en) | Method, system and apparatus for managing directory information | |
JP2002149466A (ja) | ファイル共有システム | |
Cohen et al. | Self-adjusting advertisement of cache indicators with bandwidth constraints | |
JP2009289161A (ja) | クラスタ型ストレージシステム、そのノード装置、データの読み出しおよび書き込み制御方法およびそのプログラム | |
US20110093534A1 (en) | System For Delivery Of Content To Be Played Autonomously | |
JP2001125830A (ja) | キャッシュ管理装置及びネットワークシステム並びにプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP7174372B2 (ja) | 分散ストレージネットワークにおけるデータ管理方法、装置、プログラム | |
WO2000079362A2 (en) | Distributed virtual web cache implemented entirely in software | |
JP2004280847A (ja) | 情報中継装置及び記憶媒体 | |
JP2006178609A (ja) | ピュアー型p2p通信におけるレプリカ管理方法およびそれを具備した装置、ならびにそのプログラム | |
JP5100011B2 (ja) | ネットワーク資源管理装置、ネットワーク資源管理システム、ネットワーク資源管理方法 | |
Xu et al. | C 2: adaptive load balancing for metadata server cluster in cloud-scale storage systems | |
JP2018056739A (ja) | スイッチ、および通信方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070808 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100305 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100817 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100817 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |