JP4569614B2 - データ変換システム - Google Patents

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Description

本発明は、データ変換システムにかかり、特に、複数のデータ変換装置を備えたデータ変換システムに関する。
ネットワーク技術の発達に伴い、文書データ、静止画像又は動画像データ、音声データなど、様々なマルチメディアデータの配信が行われている。そして、マルチメディアデータは、配信する前に、使用するネットワークや配信要求に応じた変換処理が施される。例えば、圧縮形式を変換したり、伝送帯域を変換する。
そして、近年では、マルチメディアデータの容量の増大や圧縮形式の多様化に伴い、変換処理を効率的に行う必要が生じている。ところが、一つの変換装置で変換することのできるマルチメディアデータは一つだけであるため、変換するマルチメディアデータのデータ量が大きい場合には、変換処理時間が長くかかると共に、変換装置の処理負荷が高くなる、という問題が生じる。また、データ量の少ないマルチメディアデータを多量に変換しなければならない場合、複数の変換装置が占有されることになり、他のデータの変換が進まず、それぞれのマルチメディアデータの変換の処理が非効率になる。このように、複数の変換装置を装備した場合でも、効率的な変換処理を行うことができない、という問題があった。
ここで、マルチメディアデータの変換に関連する技術が、特許文献1,2に開示されている。特許文献1には、複数の変換サーバを備えており、このうち、負荷に余裕があるなど、いずれかの変換サーバを選択して、かかる選択された変換サーバにて変換処理を行う、という技術が開示されている。また、特許文献2には、マルチメディアデータの変換処理を複数の変換装置に分散させて各変換処理の負荷を下げる、という技術が開示されている。
特開平10−40204号公報 特開2002−374317号公報
しかしながら、上述した特許文献1,2に開示の技術では、大容量のマルチメディアデータの変換処理をある程度は効率的に行うことは可能であるが、変換対象に様々な容量のマルチメディアデータが存在する場合には、全てのデータに対して効率的な変換を実現できない。例えば、小容量のデータを複数変換する場合には、複数備えられた変換装置が占有されてしまう可能性があり、さらに他のマルチメディアデータが変換処理待ち状態となり、効率的な変換処理を実行することができない、という問題が生じうる。
このため、本発明では、上記従来例の有する不都合を改善し、特に、変換装置の負荷を抑制すると共に、変換処理の効率化を図る、ことをその目的とする。
そこで、本発明の一形態であるデータ変換システムは、変換対象データの変換処理を行う複数の変換装置と、この変換装置に対して変換対象データを提供する管理装置と、を備え、管理装置が、変換対象データの内容を解析するデータ解析手段と、データ解析手段による解析結果に応じて、変換対象データを複数に分割して各分割データをそれぞれ複数の変換装置に提供する、あるいは、複数の変換対象データを結合して結合データを1つの変換装置に提供する、データ提供手段と、を備えた、という構成を採っている。
本発明は、以上のように構成することにより、各変換装置にかかる負荷を抑制しつつ、複数の変換装置の占有を抑制することができ、変換処理の高効率化を図ることができる、という従来にない優れた効果を有する。
本発明は、様々なマルチメディアデータを他の形式に変換するシステムである。そして、特に、マルチメディアデータを分割して複数の変換装置で並列に変換処理を行ったり、複数のマルチメディアデータを結合して1つの変換装置で変換処理を行うことを可能としている。これにより、各変換装置にかかる負荷を抑制しつつ、複数のデータの変換処理をまとめて実行し、効率的な変換処理を実現するものである。
そして、本発明の一形態であるデータ変換システムは、
変換対象データの変換処理を行う複数の変換装置と、この変換装置に対して変換対象データを提供する管理装置と、を備えたデータ変換システムであって、
管理装置が、
変換対象データの内容を解析するデータ解析手段と、
データ解析手段による解析結果に応じて、変換対象データを複数に分割して各分割データをそれぞれ複数の変換装置に提供する、あるいは、複数の変換対象データを結合して結合データを1つの変換装置に提供する、データ提供手段と、
を備えた、という構成を採っている。
上記発明によると、管理装置は、まず変換対象データの内容を解析し、この解析結果に応じて、変換対象データを複数に分割、あるいは、複数の変換対象データを1つに結合し、変換装置に提供する。そして、変換装置が、提供された変換対象データの変換処理を行う。従って、例えば、変換処理量の多いデータは分割されて、複数の変換装置にて変換処理され、変換処理量の少ないデータは複数が結合されて、1つの変換装置にて変換処理される。その結果、各変換装置にかかる負荷を抑制しつつ、また、複数の変換装置の占有を抑制することができ、変換処理の高効率化を図ることができる。
また、上記データ提供手段は、変換対象データの解析結果に応じて当該変換対象データの変換処理にかかる時間を推定する変換時間推定手段と、変換時間推定手段にて推定した変換推定時間に応じて、変換対象データを分割、あるいは、複数の変換対象データを結合するデータ分割・結合手段と、を備えた、という構成を採る。
また、上記データ分割・結合手段は、変換推定時間が、予め設定された分割基準値よりも大きい場合に変換対象データを分割し、予め設定された結合基準値よりも小さい場合に複数の変換対象データを結合する、という構成を採る。
さらに、上記変換時間推定手段は、分割データの変換にかかる時間を推定し、上記データ分割・結合手段は、分割データの変換推定時間が予め定められた値以上となるよう変換対象データを分割する、という構成を採る。また、上記変換時間推定手段は、分割データの変換にかかる時間を推定し、上記データ分割・結合手段は、分割データの変換推定時間がそれぞれほぼ一定となるよう変換対象データを分割する、という構成を採る。
また、上記変換時間推定手段は、結合データの変換にかかる時間を推定し、データ分割・結合手段は、結合データの変換推定時間が予め定められた値に達するまで他の変換対象データを結合する、という構成を採る。
上記構成によると、変換対象データの変換処理を実行する前に、まず、変換時間の推定を行う。そして、変換推定時間が分割基準値よりも大きい場合には変換対象データを分割し、結合基準値よりも小さい場合には、複数の変換対象データを結合する。従って、変換時間が長くかかりそうなデータは分割して、変換装置の処理負担を軽減すると共に、各分割データの変換時間を短くすることができる。また、変換時間が短いと推定されるデータは、複数の変換対象データを結合してまとめて変換処理し、変換装置の処理負担の増大を抑制しつつ、複数の変換装置が占有されることを抑制することができる。
さらに、変換対象データを分割した分割データの変換時間を推定して、当該分割データの変換推定時間が予め定められた値以上となるよう分割することで、変換対象データを分割しすぎることなく、多くの変換対象データを占有することを抑制できる。特に、各分割データの変換推定時間がほぼ一定となるよう分割することで、各変換装置にて均一な変換処理を実現でき、処理負担を抑制できる。また、複数の変換対象データを結合した結合データの変換時間を推定して、当該結合データの変換推定時間が予め定められた値に達するまで他のデータを結合することで、変換装置の負荷を過剰に大きくすることなく、複数のデータをまとめて処理して、効率的な変換処理を実現できる。
また、上記データ解析手段は、変換対象データのデータ量、種類、特徴のうち、少なくとも1つについて解析する、という構成を採る。また、上記管理装置は、変換装置にて変換対象データを実際に変換したときにかかった時間を表す変換時間データを、データ解析手段による解析結果と関連付けて記憶する変換時間記憶手段を備え、上記変換時間推定手段は、変換時間記憶手段に記憶したデータに基づいて変換時間を推定する、という構成を採る。
これにより、解析した変換対象データの各特性に基づいて、より正確な変換推定時間を算出することができる。さらに、実際にかかった変換処理時間を解析結果に関連付けて蓄積しておくことで、これを参照して、さらにより正確な変換推定時間を算出することができる。
また、上記データ解析手段は、変換対象データに当該変換対象データの処理順序の優先度を表す優先度データを関連付け、上記データ提供手段は、変換対象データに関連付けられた優先度データに基づく順序にて変換対象データを処理する、という構成を採る。また、上記データ解析手段は、変換対象データを変換対象として受け付けた時刻を表す時刻情報を当該変換対象データに関連付け、データ提供手段は、変換対象データに関連付けられた時刻情報から特定できる変換処理待ち時間に基づく順序にて変換対象データを処理する、という構成を採る。
これにより、変換が必要とされる優先度の高いデータや処理待ち時間が長いデータを優先して処理することができ、変換処理の効率化を図ることができる。
また、本発明の他の形態であるデータ変換管理装置は、変換対象データの変換処理を行う複数の変換装置に対して変換対象データを提供する装置であって、変換対象データの内容を解析するデータ解析手段と、データ解析手段による解析結果に応じて、変換対象データを複数に分割して各分割データをそれぞれ複数の変換装置に提供する、あるいは、複数の変換対象データを結合して結合データを1つの変換装置に提供する、データ提供手段と、を備えた、という構成を採る。
また、上記データ変換管理装置は、上記データ提供手段が、変換対象データの解析結果に応じて当該変換対象データの変換処理にかかる時間を推定する変換時間推定手段と、変換時間推定手段にて推定した変換推定時間に応じて、変換対象データを分割、あるいは、複数の変換対象データを結合するデータ分割・結合手段と、を備えた、という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、変換対象データの変換処理を行う複数の変換装置に対して変換対象データを提供するコンピュータに、変換対象データの内容を解析するデータ解析手段と、データ解析手段による解析結果に応じて、変換対象データを複数に分割して各分割データをそれぞれ複数の変換装置に提供する、あるいは、複数の変換対象データを結合して結合データを1つの変換装置に提供する、データ提供手段と、を実現させる、という構成を採る。
また、上記プログラムは、上記コンピュータに、変換対象データの解析結果に応じて当該変換対象データの変換処理にかかる時間を推定する変換時間推定手段と、変換時間推定手段にて推定した変換推定時間に応じて、変換対象データを分割、あるいは、複数の変換対象データを結合するデータ分割・結合手段と、を備えたデータ提供手段を実現させる、という構成を採る。
また、本発明の他の形態である変換対象データの変換処理を行う複数の変換装置に対して変換対象データを提供する方法は、変換対象データの内容を解析するデータ解析工程と、データ解析工程による解析結果に応じて、変換対象データを複数に分割して各分割データをそれぞれ複数の変換装置に提供する、あるいは、複数の変換対象データを結合して結合データを1つの変換装置に提供する、データ提供工程と、を有する、という構成を採る。
また、上記方法では、上記データ提供工程が、変換対象データの解析結果に応じて当該変換対象データの変換処理にかかる時間を推定する変換時間推定工程と、変換時間推定工程にて推定した変換推定時間に応じて、変換対象データを分割、あるいは、複数の変換対象データを結合するデータ分割・結合工程と、を有する、という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるデータ変換方法は、コンピュータが変換装置に対して変換対象データを提供するデータ提供工程と、変換装置が提供された変換対象データの変換処理を行う変換処理工程と、を有しており、前記データ提供工程の前に、コンピュータが変換対象データの内容を解析するデータ解析工程を有すると共に、上記データ提供工程は、データ解析工程による解析結果に応じて、変換対象データを複数に分割して各分割データをそれぞれ複数の変換装置に提供する、あるいは、複数の変換対象データを結合して結合データを1つの変換装置に提供する、という構成を採る。
そして、上記データ変換方法では、上記データ提供工程が、変換対象データの解析結果に応じて当該変換対象データの変換処理にかかる時間を推定する変換時間推定工程と、変換時間推定工程にて推定した変換推定時間に応じて、変換対象データを分割、あるいは、複数の変換対象データを結合するデータ分割・結合工程と、を有する、という構成を採る。
上記構成の装置、プログラム、方法の発明であっても、上述したデータ変換システムと同様の作用を有するため、上述した本発明の目的を達成することができる。
本発明の第1の実施例を、図1乃至図9を参照して説明する。図1は、データ変換システムの全体構成を示すブロック図である。図2は、変換対象データであるマルチメディアデータの入力時の様子を示す図である。図3は、データ変換システムの一部を構成するデータ変換管理装置である管理装置の構成を示す機能ブロック図である。図4は、管理装置内にてマルチメディアデータがタスクとして管理されているときの状態を示す図である。図5乃至図9は、データ変換システムの動作を示すフローチャートである。
[構成]
まず、本実施例におけるデータ変換システムは、例えば、マルチメディアデータを変換したものを、ネットワークを介して配信するコンテンツ配信サービスなどに利用するものである。但し、その用途は一例であって、本発明は、コンテンツ配信サービスに利用されることに限定されない。
図1に示すように、本実施例におけるデータ変換システムは、変換対象データであるマルチメディアデータをシステムに入力する入力装置1と、マルチメディアデータの変換処理の管理を行う管理装置2と、この管理装置2に接続されておりマルチメディアデータの変換処理を行う複数の変換装置3と、を備えている。上記各装置1,2,3は、例えば、それぞれ1台のコンピュータにて構成されていてもよく、あるいは、複数台のコンピュータに分散されて構成されていてもよい。以下、各装置について説明する。
入力装置1は、マルチメディアデータの変換処理のタスクを受け付け、また、変換処理要求を受け付ける装置である。例えば、変換対象データであるマルチメディアデータが電子文書である場合には、かかる電子文書を受け付けると共に、これを静止画像等に変換する旨の要求を受け付ける。
また、入力装置1は、図2に示すように、変換対象データであるマルチメディアデータMDと共に、優先度と変換先のフォーマットの情報の入力を受け付ける。そして、これらを関連付けてタスクDを構成し、管理装置2に渡す。なお、優先度とは、後述するように、関連付けられたマルチメディアデータMDの変換処理順序の優先度合いを表すデータである。つまり、この優先度データが付加されている、あるいは、優先度が高く設定されたデータが付加されているマルチメディアデータMDは、後述するように、優先的に変換処理される。また、変換先フォーマットとは、例えば,電子文書をGIFやJPEGといった静止画像の圧縮形式に変換する場合におけるフォーマットの指定を表す。
また、入力装置1は、管理装置2に蓄積される変換タスクの状態確認要求や、変換タスクの上述した優先度を変更する要求の入力を受け付けて、かかる要求を管理装置2に渡す機能を有する。
次に、管理装置2について説明する。図3に示すように、管理装置2は、CPUといった演算装置(図示せず)にプログラムが組み込まれることで、変換要求されたマルチメディアデータの内容を解析するデータ解析部21と、変換するマルチメディアデータつまり変換タスクを選択するタスク選択部23と、変換処理を行うタスクを解析するタスク解析部24と、を備えている。また、管理装置2は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリといった記憶装置に、変換するマルチメディアデータである変換タスクを一旦格納するタスクリスト22と、実際に変換処理を行ったときの状況を表す情報を記憶する変換情報記憶部25と、を備えている。以下、各構成についてさらに詳述する。
データ解析部21(データ解析手段)は、まず、入力装置1から受け付けた各マルチメディアデータつまり変換タスク毎に、ID(識別情報)を付加して、タスクリスト22に変換タスク22aとして格納する。また、データ解析部21は、入力装置1から受け取ったタスクの受付時刻を、変換タスク22a内に付加する。また、データ解析部21は、マルチメディアデータのデータ量を解析するデータ量解析部21aを有し、マルチメディアデータのデータ量の解析を行い、変換タスク22a内に付加する。また、データ解析部21は、マルチメディアデータの種類(ファイル形式など)を解析する種類解析部21bを有し、入力装置1から受け取ったマルチメディアデータの種類の解析を行い、変換タスク22a内に付加する。また、データ解析部21は、マルチメディアデータの特徴を解析する特徴解析部21cを有し、データのどの部分にどのような特徴があるか(例えば、電子文書中の画像部分がどこか、など)、といった解析を行い、変換タスク22a内に付加する。
ここで、データ解析部21にて解析された変換対象であるマルチメディアデータを含む変換タスク22aのデータ構造の一例を、図4に示す。この図に示すように、変換タスク22aは、識別情報であるID、入力時に受け付けた優先度、管理装置2によるタスク受付時刻、マルチメディアデータ自体、マルチメディアデータの種類、マルチメディアデータのデータ量、データの特徴、変換状態の情報などを含んでいる。なお、変換タスク22aの変換状態は、「変換待ち」、「変換中」、「変換完了」の3つの状態からなり、例えば、後述するようにタスク選択部23によって書き換えられる。但し、変換タスク22aに含まれる情報は、上述した情報に限定されない。
タスク選択部23は、タスクリスト22から実行タスクを選択したり、変換装置3に変換タスクを渡す機能を有する。具体的には、まず、タスク選択部23は、変換処理を行っていない空き変換装置3がある場合に、タスクリスト22の中から変換処理が実行されていないタスク22a等を選択する。そして、図4に示したように、各マルチメディアデータに関連付けられているタスクの優先度、タスクの受付時刻を考慮して、タスクリスト22から選択した変換タスク22aを取り出す。例えば、タスクの選択方法は、まず、タスクの受付時刻に基づいてタスクリスト22の中で一定時間以上タスクリスト中に変換待ち状態で存在しているタスクを探し出し、それらのタスクのなかで、最も待ち時間が長いタスクを選択する。そのようなタスクが無い場合は、タスクリスト中で最も優先度の高いタスクを選択する。最も優先度の高いタスクが複数存在した場合は、待ち時間がより長いタスクを選択する。そして、タスク選択部23は、選択したタスクを変換効率の向上のための処理を行うタスク解析部24に渡す。これに応じて、タスク選択部23は、タスク解析部24に解析してもらった結果を受け取って、当該結果に基づいて、変換タスク22aを変換装置3に渡す。
また、タスク選択部23は、変換装置3からの変換処理後のタスクを受け付けて、各タスクの変換状態をタスクリスト22内の変換タスク22a内に書き込む。また、タスク選択部23は、実際の変換処理にかかったタスクの変換処理時間を、対象となるタスクつまりマルチメディアデータの解析データと共に、変換情報記憶部25(変換時間記憶手段)に記憶する。例えば、変換装置3での変換処理終了後に当該変換措置3から情報の収集を行い、収集した実際の変換処理時間のデータに基づいて、単位時間当たりに変換可能なデータ量の算出や、データの特徴による変換時間への影響等を抽出して、かかる情報として保持する。
次に、タスク解析部24について説明する。タスク解析部24は、タスク選択部23にて選択された変換タスク22aを受け付けて、図4に示すようなタスクに付加されたデータ解析部21による解析結果に基づいて、タスクつまり変換するマルチメディアデータの分割、あるいは、複数のタスクつまり変換するマルチメディアデータの結合、を行う。具体的には、タスク解析部24は、変換時間推定部24a(変換時間推定手段)を有しており、データ全体でどれだけの変換時間がかかるか、といった変換推定時間を算出する。また、タスク解析部24は、データ分割・結合部24b(データ分割・結合手段)を有しており、上記算出した変換推定時間が予め設定した分割基準値であるTmax以上の場合には、タスクを分割し、上記算出した変換推定時間が予め設定した結合基準値であるTmin以下の場合には、複数のタスクを結合する。なお、Tmaxは、例えば、予め実験や経験則、あるいは、理論式などによって定められた、変換装置3で効率的であると判断された変換処理時間の上限である。また、Tminは、同じく予め定められた変換装置3で効率的であると判断された変換処理時間の下限である。このとき、タスク解析部24は、例えば、変換情報記憶部25に蓄積された実際の変換時間の情報と、変換するタスクの情報と、効率よく変換が行えるよう、タスクの分割あるいは結合を行う。なお、具体的なタスクの分割あるいは結合の処理については、動作説明時に詳述する。
このようにして分割、あるいは、結合されたタスクは、タスク選択部23を通じて、各変換装置3に変換処理を行うよう提供される。例えば、データ量が多いなどの理由により変換推定時間が長いと判断されたマルチメディアデータは、データ自体が複数に分割されて、複数の変換装置にて処理される。一方、データ量が少ないなどの理由により変換推定時間が短いと判断されたマルチメディアデータは、単独で変換装置3にて処理するのではなく、複数のマルチメディアデータ自体を結合して1つのマルチメディアデータとして、1つの変換装置で変換処理を行う。
以上のように、タスク選択部23とタスク解析部24は、協働して、データ解析部21による解析結果に応じて、マルチメディアデータを複数に分割して各分割データをそれぞれ複数の変換装置3に提供する、あるいは、複数のマルチメディアデータを結合して結合データを1つの変換装置3に提供する、データ提供手段として機能する。
次に、変換装置3について説明する。変換装置3は管理装置2に複数接続されており、当該管理装置2からの変換タスクを受け付けて、マルチメディアデータの変換を行う。そして、変換終了後には、管理装置2つまりデータ選択部23に変換データと終了通知、変換時間などの情報を渡す。
[動作]
次に、上述したデータ変換システムの動作を、図5乃至図9のフローチャートを参照して説明する。まず、マルチメディアデータの変換を行う際には、マルチメディアデータと優先度と変換するフォーマットとを、入力装置1に入力する(図5のステップS1、図2参照)。すると、入力装置1は、受け取ったマルチメディアデータと優先度と変換するフォーマットとを管理装置2に渡す。
続いて、管理装置2は、入力装置1から渡された変換対象データであるマルチメディアデータと優先度と変換するフォーマットとをデータ解析部21にて受け付けて、変換タスクとする(図5のステップS2)。そして、管理装置2は、変換タスクを、まずデータ量解析部21aに渡す。データ量解析部21aでは、マルチメディアデータのデータ量の解析を行い(図5のステップS3)、変換タスク22aにマルチメディアデータのデータ量を情報として付加し(図4参照)、タスクを種類解析部21bに渡す。種類解析部21bでは、マルチメディアデータの種類の解析を行い(図5のステップS4)、変換タスク22aにマルチメディアデータの種類を情報として付加し(図4参照)、タスクを特徴解析部21cに渡す。特徴解析部21cでは、マルチメディアデータの特徴の解析を行う(図5のステップS5)。例えば、データを最初から最後まで見て、データのどの部分にどのような特徴があるのかを解析し、その情報を変換タスク22aに付加する(図4参照)。
また、データ解析部21は、変換タスク22aに、管理装置2がタスクを受け付けた時刻と、管理装置2中で一意なIDを付加して(図4参照)、管理装置2中のタスクリスト22に追加する(図5のステップS6)。このとき、変換タスク22aに付加したIDを入力装置1に通知する。すると、入力装置1は、管理装置2から変換タスクのIDの通知を受け取る。以上が、マルチメディアデータの内容を解析するデータ解析工程である。
続いて、タスク選択部23は、変換処理を行っていない変換装置3がある場合に(図6のステップS11でイエス)、タスクリスト22から変換を実行するタスクを選択する(図6のステップS21)。このとき、タスクの受付時刻、タスクの優先度を元に選択する。ここで、タスクの選択動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。
まず、タスクリスト22の中で一定時間以上タスクリスト22中に変換待ちの状態で存在している変換タスクを探し出し(図7のステップS21でイエス)、それらのタスクの中で、最も待ち時間が長いタスクを、変換を実行するタスクとして選択する(図7のステップS22)。そのようなタスクが無い場合は(図7のステップS21でノー)、タスクリスト22中で最も優先度の高いタスクを選択する(図7のステップS23)。このとき、最も優先度の高いタスクが複数存在した場合は(図7のステップS24でイエス)、待ち時間がより長いタスクを選択する(図7のステップS25)。そして、タスク選択部23は、選択したタスクをタスクリスト22から取り出し、タスク解析部24に渡す(図6のステップS13)。
続いて、タスク解析部24では、タスク選択部23から渡された変換タスク22aの解析を行う(図6のステップS14)。まず、変換を実行していない空き状態の変換装置3の数を把握する。このとき、変換情報記憶部25から、過去の変換状況に基づいて、選択された変換タスク22aのデータ中に存在する各特徴のデータが単位時間当たりどれだけ変換できるか、という情報を取得し、データ全体でどれだけの変換時間がかかるか変換推定時間を算出する(変換時間推定工程)。そして、推定した変換時間が定数値Tmax以上の場合は(図6のステップS15でイエス)、タスクの分割を行う(図6のステップS16、データ分割・結合工程)。
このとき、タスクの分割では、推定した変換推定時間と、データの特徴を考慮して、一つの変換装置3での変換推定時間がある一定値(例えば、Tmin)以上になるように分割数、つまり、空き変換装置3の数を選び、かつ、各変換装置3での変換推定時間がほぼ同一になるようにマルチメディアデータを空き変換装置数で分割する。つまり、分割することによって生成される各分割データの変換推定時間を変換時間推定部24aにて推定し、タスクを分割する。そして、分割したマルチメディアデータで新たにN個のタスクを生成し、一意なIDを振る。また、分割されたタスクは、元のタスクと紐付けしておく。
その後、タスク解析部24は、分割したタスクと空き変換装置3への割り当てを決定し(ステップS19)、その情報をタスク選択部23に戻す。これを受けたタスク選択部23は、分割したタスクを各変換装置3に提供する。これにより、空き変換装置3に対する効率のよい負荷分散を実現して変換装置の稼動効率を上げることになり、さらにマルチメディアデータ自体の変換時間を短縮できることになる。
また、タスクの変換推定時間が、Tmax以上ではなく(図6のステップS15でノー)、Tmin以下のタスクの場合は(図6のステップS17でイエス)、タスクの結合を行う(図6でステップS18、データ分割・結合)。この場合、タスク選択部23で、現在解析中のタスクを除いて、現在解析中のタスクとマルチメディアデータが同一の種類であり、かつ、変換先のフォーマットが同一であるタスクの選択を実行する。そして、選択したタスクのマルチメディアデータの変換推定時間を算出し、解析中のタスクの変換推定時間との和がTmin以下である場合は、マルチメディアデータを結合して、タスクの結合を行い、一つのタスクとし、元のタスクと紐付けしておく。そして、このタスクの結合処理を、選択するタスクが存在しないか、結合したタスクの変換推定時間がTmaxを超えない限り繰り返す。その後、結合したタスクと空き変換装置への割り当ての情報をタスク選択部23に戻す。これにより、タスク選択部23にて、結合したタスクを1つの変換装置3に割り当てる(図6のステップS19)。従って、変換時間が少ないマルチメディアデータの変換タスクが多くある場合、一つの変換装置3で複数のマルチメディアデータの変換をまとめて行うため、変換効率を上げることができ、さらに使用する変換装置3を削減でき、他の変換装置3での他のタスクの実行が効率的になる。
また、変換推定時間がTmax以上でもなく、Tmin以下でもない場合は(図6のステップS15でノー、ステップ17でノー)、マルチメディアデータの分割・結合は行わずに、タスクを変換装置3に割り当てる(図6のステップS19)。
その後、タスク選択部23は、タスク解析部24から戻されたタスクと変換装置への割り当て情報をもとにして、タスクを空き変換装置3に提供する。以上のようにして、変換装置3に変換対象となるマルチメディアデータを提供するデータ提供工程が完了する。なお、このとき、タスク変換部23は、割り当てたタスク内の変換状態を、「変換中」にする。
そして、変換装置3は、管理装置2から渡されたマルチメディアデータの変換を実行する(変換処理工程)。マルチメディアデータを変換し、マルチメディアデータの全ての変換が完了したのちには、管理装置2にタスクのIDと変換したデータを渡して、変換の終了通知を行う。
管理装置2のタスク選択部23は、変換装置3からの変換終了通知で変換した画像データとタスクのIDを受け取り、タスクリスト22内の該当タスク内の変換状態を「変換完了」にする。終了通知されたタスクが分割されているタスクであった場合は、分割前のタスクをチェックして、分割したタスクが全て終了していれば分割前のタスク内の変換状態を「変換完了」にする。また、複数のタスクを結合したタスクである場合には、結合前のタスク内の変換状態を「変換完了」にする。
ここで、変換情報記憶部25は、タスク選択部23にて変換装置3から収集した変換に関する情報を記憶する。つまり、変換装置3から変換が完了したタスクが通知されてきたときに、タスクのマルチメディアデータの種類、データ量、変換先のフォーマット、変換にかかった時間をもとにしてある種類のデータをある種類のデータに変換する際の、データ量に対する変換速度つまり変換にかかる時間(変換時間)を、逐次平均を取る形で記録しておく。また、変換が完了したタスクのマルチメディアデータに特徴がある場合は、その特徴に対して、変換速度つまり変換にかかる時間(変換時間)を逐次平均を取る形で記録しておく。これらの情報は、上述したタスクの変換時間の推定に利用される。
また、入力装置1からタスクのIDと優先度を入力して、管理装置2中に存在するタスクの優先度を変更することができる。例えば、管理装置2が入力装置2からタスクのIDと優先度を受け取ると(図8のステップS31)、タスクリスト22の中から該当するIDのタスクを見つけ出す(図8のステップS32)。そして、タスクリスト22中に該当するIDのタスクが存在し、タスクの状態が変換待ちであった場合は(図8のステップS32でイエス)、タスク内の優先度を入力された値に変更する(図8のステップS33)。
また、入力装置1からタスクのIDを入力して、管理装置2中に存在するタスクの状態を確認することができる。例えば、管理装置2は入力装置1からタスクのIDを受け取ると(図9のステップS41)、タスクリスト22の中から該当するIDのタスクを見つけ出す(図9のステップS42)。そして、タスクリスト22中に該当するIDのタスクが存在した場合は(図9のステップS42でイエス)、タスク内の変換状態を表す情報を入力装置1に返却する(図9のステップS42)。
以上のように、上記データ変換システムによると、変換対象データから推定される変換処理時間に応じて、分割あるいは複数が結合されて、変換装置にて変換処理される。従って、処理時間がかかるデータは複数の変換装置にて処理され、処理時間がかからないデータはまとめて1つの変換装置にて処理される。その結果、各変換装置にかかる負荷を抑制しつつ、また、複数の変換装置の占有を抑制することができ、変換処理の高効率化を図ることができる。
また、マルチメディアデータを解析して、データ量、データの種類、データの特徴等に基づいてより正確な変換推定時間を算出することができ、さらに、実際にかかった変換処理時間を解析結果に関連付けて蓄積しておくことで、これを参照して、さらにより正確な変換推定時間を算出することができる。その結果、より適切に分割・結合を行うことができ、更なる変換処理の効率化を図ることができる。なお、マルチメディアデータの解析時には、必ずしも上述したデータ量、種類、特徴といった項目について解析することに限定されない。例えば、これらの項目のうち少なくとも一種類を解析してもよく、他の項目について解析してもよい。
さらに、マルチメディアデータの優先度や処理待ち時間等を考慮してタスクを選択することで、必要とするデータをより効率よく変換することができる。特に、優先度を外部から動的に変更することで、利便性が高まる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。本実施例では、変換対象データが電子文書データである場合を説明する。なお、上述した実施例1では、入力装置1を1つ装備した構成であるが、入力装置1を複数装備してもよい。
まず、電子文書の変換においては、単純にデータ量での分割は困難であるが、データ量をページ数に置き換えたり、ページ中に存在するデータの特徴を利用したりすることにより本発明に適用することができる。そして、ここでは、電子文書を画像に変換する場合を例に挙げて説明する。
まず、電子文書のデータと優先度と変換先のフォーマットを入力装置1に入力する。入力装置1は、受け取った電子文書のデータと優先度を管理装置に渡す。すると、管理装置2は、入力装置1から渡された電子文書と優先度を変換タスクとし、データ解析部21に渡す。データ解析部21では、電子文書のページ数の解析を行い、変換タスクに電子文書のページ数を情報として付加する。次に、データ解析部21は、電子文書の種類の解析を行い、変換タスクに電子文書の種類を情報として付加する。次に、データ解析部21は、電子文書の各ページの特徴を解析し、解析した情報をタスクに付加する。ページの特徴に関しては、ページ中に含まれる文字数、文字サイズ、図の有無等で分類する。
次に、データ解析部21は、タスクに、管理装置2がタスクを受け付けた時刻と管理装置2中で一意なIDを付加して、管理装置2中のタスクリスト22に追加する。また、付加したIDを入力装置1に通知する。すると、入力装置1は、管理装置2からの変換タスクのIDの通知を受け取る。
次に、タスク選択部23は、変換処理を行っていない変換装置3がある場合に、タスクリスト22から変換を実行するタスクを選択する。このとき、タスクの受付時刻、タスクの優先度をもとにタスクを選択する。そして、タスクの選択手順は、まず、タスクリストの中で一定時間以上タスクリスト中に変換待ち状態で存在しているタスクを探し出し、それらのタスクのなかで、最も待ち時間が長いタスクを変換を実行するタスクとして選択する。なお、そのようなタスクが無い場合は、タスクリスト中で最も優先度の高いタスクを選択する。そして、最も優先度の高いタスクが複数存在した場合は、待ち時間がより長いタスクを選択する。その後、タスク選択部23は、タスクを選択後、選択したタスクをタスク解析部24に渡す。
タスク解析部24では、渡されたタスクの解析を行う。まず、変換を実行していない空き状態の変換装置3の数を把握する。続いて、変換情報記憶部25にあるページの特徴と変換時間の関係のデータを利用して、タスクの電子文書の各ページが変換にどの程度の時間が掛かるかを算出し、電子文書全体で変換に掛かる時間を推定する。そして、変換推定時間がTmax以上である場合は、タスクの分割を行う。タスクの分割は、電子文書の変換推定時間を空き変換装置数で割った数値がある一定数値以上になるように空き変換装置を選択する。このとき、タスク解析部24では、この情報をもとに、電子文書を選んだ空き変換装置3と同じ数の電子文書に分割する。また、電子文書の分割は、ページを最小単位として、各変換装置3での変換時間が同程度になるように分割を行う。また、分割されたタスクは元のタスクと紐付けしておく。その後、分割したタスクと空き変換装置3への割り当てを決定し、その情報をタスク選択部23に戻す。これにより、空き変換装置に対する負荷分散を実現して変換装置の稼動効率を上げることになり、さらに電子文書自体の変換時間を短縮できることになる。
また、タスクの電子文書の変換推定時間がTmin以下である場合は、タスクの結合を行う。この場合、タスク選択部23で現在解析中のタスクを除いて、現在解析中のタスクと同じ種類の文書のタスクの選択を実行する。そして、選択したタスクの電子文書の変換推定時間と解析中のタスクの変換推定時間の和がTmaxを超えない限りこれを繰り返す。その後、結合したタスクと空き変換装置3への割り当ての情報をタスク選択部23に戻す。これにより、変換推定時間の小さい電子文書のタスクが多くある場合、一つの変換装置で複数の電子文書の変換をまとめて行うため、変換効率を上げることができ、さらに使用する変換装置を削減できるため、変換装置での他のタスクの実行が効率的になる。どちらにも当てはまらない場合は、一つの変換装置3に変換処理を割り当てる。
なお、変換情報記憶部25は、タスク選択部23で収集された変換に関する情報を記憶する。具体的には、タスク選択部23が、変換装置3から変換が完了したタスクが通知されてきたときに、タスクの電子文書の種類、ページ数、変換先のフォーマット、変換にかかった時間をもとにして、ある種類のデータをある種類のデータに変換する際の、データ量に対する変換速度(変換時間)を逐次平均を取る形で記録しておく。また、変換が完了したタスクのページに特徴がある場合は、その特徴に対して、変換速度(変換時間)を逐次平均を取る形で記録しておく。これらの情報はタスクの変換時間の推定に利用される。
次に、本発明の第3の実施例を、図10を参照して説明する。図10は、本実施例におけるデータ変換システムの構成を示すブロック図である。
図10に示すように、本実施例における管理装置120は、データ解析部121と変換データ提供部122とを備えている。そして、データ解析部121は、上述した図1に示すデータ解析部21と同様に、入力装置1から入力されたマルチメディアデータの内容を解析する。また、データ提供部122(データ提供手段)は、上述したデータ選択部23及びタスク解析部24と同様に機能し、上記データ解析部121による解析結果に応じて、マルチメディアデータつまり変換タスクを、複数に分割して各分割データをそれぞれ複数の変換装置3に提供したり、あるいは、複数のマルチメディアデータを結合して結合データを1つの変換装置3に提供する。
例えば、上述した実施例1では、マルチメディアデータの解析結果に基づいて変換推定時間を算出し、さらにこれに基づいてマルチメディアデータを分割・結合していたが、本実施例では、単にデータ量に基づいて分割・結合してもよい。あるいは、他の解析結果を表すデータに基づいて、分割や結合の必要性を判断し、マルチメディアデータを分割、あるいは、複数のマルチメディアデータを結合してもよい。
本発明は、マルチメディアデータを変換したものを、ネットワークを介して配信するサービスなどに利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
データ変換装置の構成を示すブロック図である。 変換対象データであるマルチメディアデータの入力時の様子を示す図である。 実施例1における管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 管理装置内にてマルチメディアデータがタスクとして管理されているときの状態を示す図である。 データ変換システムの動作を示すフローチャートである。 データ変換システムの動作を示すフローチャートである。 データ変換システムの動作を示すフローチャートである。 データ変換システムの動作を示すフローチャートである。 データ変換システムの動作を示すフローチャートである。 実施例3における管理装置の構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
1 入力装置
2 管理装置
3 変換装置
21 データ解析部
21a データ量解析部
21b 種類解析部
21c 特徴解析部
22 タスクリスト
22a,22b タスク
23 タスク選択部
24 タスク解析部
24a 変換時間推定部
24b データ分割・結合部
25 変換情報記憶部

Claims (11)

  1. 変換対象データの変換処理を行う複数の変換装置と、この変換装置に対して変換対象データを提供する管理装置と、を備えたデータ変換システムであって、
    前記管理装置が、
    前記変換対象データの内容のうち少なくとも当該変換対象データの種類を解析するデータ解析手段と、
    前記データ解析手段による解析結果に応じて、前記変換対象データを複数に分割して各分割データをそれぞれ複数の前記変換装置に提供する、あるいは、同一種類であり変換先のフォーマットが同一である複数の前記変換対象データを結合して結合データを1つの前記変換装置に提供する、データ提供手段と、を備え、
    前記データ提供手段は、
    前記変換対象データの解析結果に応じて当該変換対象データの変換処理にかかる時間を推定する変換時間推定手段と、
    前記変換時間推定手段にて推定した変換推定時間に応じて、当該変換推定時間が予め設定された分割基準値よりも大きい場合に前記変換対象データを分割し、前記変換推定時間が予め設定された結合基準値よりも小さい場合に複数の前記変換対象データを結合する、データ分割・結合手段と、を備えた、
    ことを特徴とするデータ変換システム。
  2. 前記変換時間推定手段は、前記分割データの変換にかかる時間を推定し、
    前記データ分割・結合手段は、前記分割データの変換推定時間が予め定められた値以上となるよう前記変換対象データを分割する、
    ことを特徴とする請求項記載のデータ変換システム。
  3. 前記変換時間推定手段は、前記分割データの変換にかかる時間を推定し、
    前記データ分割・結合手段は、前記分割データの変換推定時間がそれぞれほぼ一定となるよう前記変換対象データを分割する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ変換システム。
  4. 前記変換時間推定手段は、前記結合データの変換にかかる時間を推定し、
    前記データ分割・結合手段は、前記結合データの変換推定時間が予め定められた値に達するまで他の前記変換対象データを結合する、
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載のデータ変換システム。
  5. 前記管理装置は、前記変換装置にて前記変換対象データを実際に変換したときにかかった時間を表す変換時間データを、前記データ解析手段による解析結果と関連付けて記憶する変換時間記憶手段を備え、
    前記変換時間推定手段は、前記変換時間記憶手段に記憶したデータに基づいて変換時間を推定する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のデータ変換システム。
  6. 前記データ解析手段は、前記変換対象データに当該変換対象データの処理順序の優先度を表す優先度データを関連付け、
    前記データ提供手段は、前記変換対象データに関連付けられた前記優先度データに基づく順序にて前記変換対象データを処理する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のデータ変換システム。
  7. 前記データ解析手段は、前記変換対象データを変換対象として受け付けた時刻を表す時刻情報を当該変換対象データに関連付け、
    前記データ提供手段は、前記変換対象データに関連付けられた前記時刻情報から特定できる変換処理待ち時間に基づく順序にて前記変換対象データを処理する、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載のデータ変換システム。
  8. 変換対象データの変換処理を行う複数の変換装置に対して前記変換対象データを提供するデータ変換管理装置であって、
    前記変換対象データの内容のうち少なくとも当該変換対象データの種類を解析するデータ解析手段と、
    前記データ解析手段による解析結果に応じて、前記変換対象データを複数に分割して各分割データをそれぞれ複数の前記変換装置に提供する、あるいは、同一種類であり変換先のフォーマットが同一である複数の前記変換対象データを結合して結合データを1つの前記変換装置に提供する、データ提供手段と、を備え、
    前記データ提供手段は、
    前記変換対象データの解析結果に応じて当該変換対象データの変換処理にかかる時間を推定する変換時間推定手段と、
    前記変換時間推定手段にて推定した変換推定時間に応じて、当該変換推定時間が予め設定された分割基準値よりも大きい場合に前記変換対象データを分割し、前記変換推定時間が予め設定された結合基準値よりも小さい場合に複数の前記変換対象データを結合する、データ分割・結合手段と、を備えた、
    ことを特徴とするデータ変換管理装置。
  9. 変換対象データの変換処理を行う複数の変換装置に対して前記変換対象データを提供するコンピュータに、
    前記変換対象データの内容のうち少なくとも当該変換対象データの種類を解析するデータ解析手段と、
    前記データ解析手段による解析結果に応じて、前記変換対象データを複数に分割して各分割データをそれぞれ複数の前記変換装置に提供する、あるいは、同一種類であり変換先のフォーマットが同一である複数の前記変換対象データを結合して結合データを1つの前記変換装置に提供する、データ提供手段と、を実現させると共に、
    前記変換対象データの解析結果に応じて当該変換対象データの変換処理にかかる時間を推定する変換時間推定手段と、
    前記変換時間推定手段にて推定した変換推定時間に応じて、当該変換推定時間が予め設定された分割基準値よりも大きい場合に前記変換対象データを分割し、前記変換推定時間が予め設定された結合基準値よりも小さい場合に複数の前記変換対象データを結合する、データ分割・結合手段と、
    を備えた前記データ提供手段を実現させるプログラム。
  10. 変換対象データの変換処理を行う複数の変換装置に対して、コンピュータが前記変換対象データを提供する方法であって、
    前記コンピュータが、前記変換対象データの内容のうち少なくとも当該変換対象データの種類を解析するデータ解析工程と、
    前記コンピュータが、前記データ解析工程による解析結果に応じて、前記変換対象データを複数に分割して各分割データをそれぞれ複数の前記変換装置に提供する、あるいは、同一種類であり変換先のフォーマットが同一である複数の前記変換対象データを結合して結合データを1つの前記変換装置に提供する、データ提供工程と、を有すると共に、
    前記データ提供工程は、
    前記コンピュータが、前記変換対象データの解析結果に応じて当該変換対象データの変換処理にかかる時間を推定する変換時間推定工程と、
    前記コンピュータが、前記変換時間推定工程にて推定した変換推定時間に応じて、当該変換推定時間が予め設定された分割基準値よりも大きい場合に前記変換対象データを分割し、前記変換推定時間が予め設定された結合基準値よりも小さい場合に複数の前記変換対象データを結合する、データ分割・結合工程と、を有する、
    ことを特徴とする変換対象データの提供方法。
  11. コンピュータが変換装置に対して変換対象データを提供するデータ提供工程と、前記変換装置が提供された前記変換対象データの変換処理を行う変換処理工程と、を有するデータ変換方法であって、
    前記データ提供工程の前に、前記コンピュータが前記変換対象データの内容のうち少なくとも当該変換対象データの種類を解析するデータ解析工程を有し、
    前記データ提供工程は、前記データ解析工程による解析結果に応じて、前記変換対象データを複数に分割して各分割データをそれぞれ複数の前記変換装置に提供する、あるいは、同一種類であり変換先のフォーマットが同一である複数の前記変換対象データを結合して結合データを1つの前記変換装置に提供すると共に、
    前記データ提供工程は、
    前記コンピュータが、前記変換対象データの解析結果に応じて当該変換対象データの変換処理にかかる時間を推定する変換時間推定工程と、
    前記コンピュータが、前記変換時間推定工程にて推定した変換推定時間に応じて、当該変換推定時間が予め設定された分割基準値よりも大きい場合に前記変換対象データを分割し、前記変換推定時間が予め設定された結合基準値よりも小さい場合に複数の前記変換対象データを結合する、データ分割・結合工程と、を有する、
    ことを特徴とするデータ変換方法。
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