JP4569409B2 - 警報通知方法および警報通知システム - Google Patents
警報通知方法および警報通知システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4569409B2 JP4569409B2 JP2005217565A JP2005217565A JP4569409B2 JP 4569409 B2 JP4569409 B2 JP 4569409B2 JP 2005217565 A JP2005217565 A JP 2005217565A JP 2005217565 A JP2005217565 A JP 2005217565A JP 4569409 B2 JP4569409 B2 JP 4569409B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alarm
- base station
- area
- mobile communication
- communication terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
警報の対象となった地域内に存在する基地局のエリア情報を前記通信センター側の処理で強制的に変更することにより、警報の対象となった地域内で稼動している携帯通信端末が基地局間で擬似的に移動した状態とし、この際に前記基地局から前記通信センターに送信されるエリア情報と当該基地局に無線接続した前記携帯通信端末の呼出番号に相当する値とに基づいて警報の対象となる地域内で稼動している携帯通信端末を呼び出すための情報を特定し、
この情報に基づいて、前記通信センターから、前記警報の対象となった地域内の基地局を経由して当該地域内に存在する携帯通信端末に災害の警報を送信することを特徴とした構成を有する。
従って、警報の対象となった地域内の基地局から通信センターに送信されるエリア情報と当該基地局に無線接続した携帯通信端末の呼出番号に相当する値とに基づいて警報の対象となる地域内に存在する携帯通信端末を割り出し、この携帯通信端末を呼び出すための情報を特定することが可能である。
この情報、つまり、警報の対象となる地域内に存在する携帯通信端末の呼出番号に相当する値と携帯通信端末が無線接続している基地局の情報に基づいて通信センターから携帯通信端末に災害の警報を送信することにより、警報の対象となる地域内に存在する基地局に新たに無線接続した携帯通信端末の全てに対して災害の警報を送信することができる。
これにより、電話番号や電子メールアドレスを地域毎に纏めておく等の下準備が不要となり、GPSの受信機能等を備えていない既存の携帯通信端末を所有する不特定多数の利用者に対し、携帯通信端末の買い替えや改修作業を強いることなく個人宛で災害の警報を通知することが可能となる。
なお、ここでいうエリア情報とは、通信センターが個々の携帯通信端末の所在を特定するために必要とする位置情報、つまり、具体的には、携帯通信端末と接続している基地局を特定するための情報(基地局のIDと考えてもよい)であり、近年の携帯電話事業者等が提供している地域密着型の天気情報,交通情報,グルメ情報,買物情報等の類ではない。
しかし、既に電源が投入されて待ち受け状態にある携帯通信端末では、基地局との間でのエリア情報の交換が完了し、このエリア情報によって基地局が特定された状態となっているため、携帯通信端末の所有者の移動や電波の送受信状態の変化等によって最寄の基地局の再選択処理が行われない限り、携帯通信端末から通信センターへ呼出番号に相当する値を送信する作業は行われない。
そこで、このような状況を考慮し、本発明においては、更に、警報の対象となった地域内に存在する基地局のエリア情報を通信センター側の処理で強制的に変更し、警報の対象となった地域内で稼動している携帯通信端末に記憶されているエリア情報と当該基地局のエリア情報を強制的に不一致の状態とさせる。
これにより、改めて携帯通信端末と基地局との間でエリア情報の交換が行われ、これらの情報が通信センターに改めて送信されることになるので、稼動中の不特定多数の携帯通信端末の呼出番号に相当する値を通信センターの側で確実に把握して災害の警報を送信することができるようになる。
従って、電源を投入されて新たに稼動状態となった携帯通信端末および既に稼動状態にあって基地局との間のエリア情報の交換が完了している携帯通信端末の全てに対し災害の警報を送信することができる。
前記通信センター用コンピュータが、
災害の警報の対象として区分けされた地域と前記基地局との対応関係を記憶した地域区分用データベースと、
警報の対象となった地域に基づいて前記地域区分用データベースを検索し、警報の対象となった地域内の基地局を抽出する基地局抽出手段と、
警報の対象となった地域内に存在する基地局のエリア情報を強制的に変更するエリア情報変更手段と、
警報の対象となった地域内の基地局から前記通信センターに送信されるエリア情報と当該基地局に接続した携帯通信端末の呼出番号に相当する値とに基づいて警報の対象となる地域内に存在する携帯通信端末を特定する端末特定手段と、
前記端末特定手段で特定された携帯通信端末に対し、前記警報の対象となった地域内の基地局を経由して災害の警報を送信する警報送信手段とを備えたことを特徴とする構成を有する。
災害の警報が発令されると、通信センター用コンピュータの基地局抽出手段が警報の対象となった地域に基づいて地域区分用データベースを検索し、警報の対象となった地域内の基地局を抽出する。災害の警報の対象となる地域や警報の内容は、通信センターのオペレータが防災センター等からの連絡を受けて通信センター用コンピュータに手動で入力してもよいし、あるいは、通信センター用コンピュータと防災センター等のコンピュータとをネットワークで接続し、防災センター等のコンピュータから直接的に通信センター用コンピュータに送信するようにしてもよく、この点は単なる設計上の問題である。
通信センター用コンピュータの端末特定手段は、警報の対象となった地域内の基地局から通信センターに送信されるエリア情報と当該基地局に接続した携帯通信端末の呼出番号に相当する値とに基づいて警報の対象となる地域内に存在する携帯通信端末を特定し、警報送信手段が前記端末特定手段で特定された携帯通信端末に対し、警報の対象となった地域内の基地局を経由して当該基地局に無線接続する携帯通信端末に災害の警報を送信する。
従って、前記と同様、GPSの受信機能等を備えていない既存の携帯通信端末を所有する不特定多数の利用者に対し、携帯通信端末の買い替えや改修作業を強いることなく個人宛で災害の警報を通知することができる。
情報の伝達は防災センター6のオペレータや通信センター5のオペレータを経由してもよいし、あるいは、情報のフォーマットを予め決めておいて防災センター6のコンピュータから直接的に通信センター用コンピュータ4に送信するようにしても構わない。
防災センター6のコンピュータから直接的に通信センター用コンピュータ4に警報の情報を送信する場合にはホットライン7の接続先もインターフェイス12となる。
防災センター6で発令された災害警報に関連する情報をホットライン7およびオペレータ経由で通信センター用コンピュータ4に入力する場合には、ホットライン7の電話等を介して通信センター5のオペレータに伝達された情報が、オペレータ自身の手でキーボード13を介して通信センター用コンピュータ4に入力されることになる。
但し、通話のみに特化した携帯電話3の利用者に対して値1(電子メールの使用)を設定するようなことはしない。
なお、図4に示される地域区分用データベースにおいて各基地局2のエリア情報それ自体を利用して地域と各基地局2との対応関係を記憶させた場合には、データの整合性を確保する必要上、警報が解除されるまでの間、当該地域に含まれる各基地局2のエリア情報を前述した別のエリア情報に書き換えておく。
前述した通り、各基地局2のエリア情報それ自体を利用して地域と各基地局2との対応関係を地域区分用データベースに記憶させた場合においては、地域区分用データベース上においても、警報発令の対象地域に含まれる各基地局2のエリア情報を強制変更後の値に書き換えてデータの整合性を確保するようにしているので、各基地局2のエリア情報それ自体を利用して地域と各基地局2との対応関係を記憶させた場合であっても、警報発令の対象地域内の基地局2から送信されたエリア情報は、確実に、警報発令の対象地域内のものとして判断され得る。
このうち“”内の値はRAM10に一時記憶されている災害の種別,対象となる地域,危険の度合い(程度),発生予想時刻(津波の場合は到達予想時刻)等で決まる値で、“危険の度合い(程度)”の文言としては、例えば、“注意を要する”,“強度の”,“壊滅的な”等の利用が考えられる。
また、注釈となる“直ちに高台などへ避難してください。”等の文言は、災害の種別と関連付けて大容量記憶装置11に格納しておき、電子メールの作成段階で災害の種別に応じて大容量記憶装置11から読み出して電子メールに取り込むことが可能である。
津波の場合について具体例を示すと、例えば、「東海地方には15時30分ごろに注意を要する津波が発生する恐れがあります。直ちに高台などへ避難してください。」のようになる。
2a,2b,2c 基地局
3a,3b,3c,3d,3e 携帯電話(携帯通信端末)
4 通信センター用コンピュータ
5 通信センター
6 防災センター
7 ホットライン
8 CPU(基地局抽出手段,エリア情報変更手段,端末特定手段,警報送信手段)
9 ROM
10 RAM
11 大容量記憶装置
12 インターフェイス
13 キーボード
14 モニタ
15 入出力回路
16 プリンタ
Claims (6)
- 最寄の基地局を選択した携帯通信端末から送信される固有の呼出番号に相当する値と前記基地局に固有のエリア情報とを併せて前記基地局から通信センターに送信し、該エリア情報と各携帯通信端末に固有の呼出番号に相当する値を前記通信センターに登録し、前記通信センターの管理の下で携帯通信端末相互間の通信を行うようにした携帯通信端末を利用して災害の警報を個人宛に通知する警報通知方法であって、
警報の対象となった地域内に存在する基地局のエリア情報を前記通信センター側の処理で強制的に変更することにより、警報の対象となった地域内で稼動している携帯通信端末が基地局間で擬似的に移動した状態とし、この際に前記基地局から前記通信センターに送信されるエリア情報と当該基地局に無線接続した前記携帯通信端末の呼出番号に相当する値とに基づいて警報の対象となる地域内で稼動している携帯通信端末を呼び出すための情報を特定し、
この情報に基づいて、前記通信センターから、前記警報の対象となった地域内の基地局を経由して当該地域内に存在する携帯通信端末に災害の警報を送信することを特徴とした警報通知方法。 - 呼出番号に相当する値として電話番号を利用し、携帯通信端末に災害の警報を音声データで送信することを特徴とした請求項1記載の警報通知方法。
- 呼出番号に相当する値として電子メールアドレスを利用し、携帯通信端末に災害の警報を電子メールで送信することを特徴とした請求項1記載の警報通知方法。
- 分散配備された複数の基地局と、最寄の基地局を検索して当該基地局に無線接続する携帯通信端末と、前記基地局間の通信を管理する通信センター用コンピュータとからなる警報通知システムであって、
前記通信センター用コンピュータが、
災害の警報の対象として区分けされた地域と前記基地局との対応関係を記憶した地域区分用データベースと、
警報の対象となった地域に基づいて前記地域区分用データベースを検索し、警報の対象となった地域内の基地局を抽出する基地局抽出手段と、
警報の対象となった地域内に存在する基地局のエリア情報を強制的に変更するエリア情報変更手段と、
警報の対象となった地域内の基地局から前記通信センターに送信されるエリア情報と当該基地局に接続した携帯通信端末の呼出番号に相当する値とに基づいて警報の対象となる地域内に存在する携帯通信端末を特定する端末特定手段と、
前記端末特定手段で特定された携帯通信端末に対し、前記警報の対象となった地域内の基地局を経由して災害の警報を送信する警報送信手段とを備えたことを特徴とする警報通知システム。 - 呼出番号に相当する値が電話番号によって構成され、前記警報送信手段が音声データ送信機能を備えたことを特徴とする請求項4記載の警報通知システム。
- 呼出番号に相当する値が電子メールアドレスによって構成され、前記警報送信手段が電子メール送信機能を備えたことを特徴とする請求項4記載の警報通知システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005217565A JP4569409B2 (ja) | 2005-07-27 | 2005-07-27 | 警報通知方法および警報通知システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005217565A JP4569409B2 (ja) | 2005-07-27 | 2005-07-27 | 警報通知方法および警報通知システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007036713A JP2007036713A (ja) | 2007-02-08 |
JP4569409B2 true JP4569409B2 (ja) | 2010-10-27 |
Family
ID=37795411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005217565A Expired - Fee Related JP4569409B2 (ja) | 2005-07-27 | 2005-07-27 | 警報通知方法および警報通知システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4569409B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000201377A (ja) * | 1999-01-06 | 2000-07-18 | Kansai Nippon Denki Tsushin System Kk | 狭域情報発信システム |
JP2001112066A (ja) * | 1999-10-14 | 2001-04-20 | Denso Corp | 移動体通信システムおよび移動体通信装置 |
JP2004040197A (ja) * | 2002-06-28 | 2004-02-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無線通信システム |
-
2005
- 2005-07-27 JP JP2005217565A patent/JP4569409B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000201377A (ja) * | 1999-01-06 | 2000-07-18 | Kansai Nippon Denki Tsushin System Kk | 狭域情報発信システム |
JP2001112066A (ja) * | 1999-10-14 | 2001-04-20 | Denso Corp | 移動体通信システムおよび移動体通信装置 |
JP2004040197A (ja) * | 2002-06-28 | 2004-02-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無線通信システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007036713A (ja) | 2007-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7142892B2 (en) | Systems, methods and computer program products for communicating amber alerts to a mobile workforce | |
US7679506B1 (en) | Method of using an emergency alert system | |
Rahman et al. | Location based early disaster warning and evacuation system on mobile phones using OpenStreetMap | |
US20040248586A1 (en) | Location markers on mobile devices | |
AU2011215693B2 (en) | Emergency alert system | |
AU2011215699B2 (en) | Alert warning method | |
US10194485B2 (en) | Method and apparatus for automated dispatch of mobile devices in a communication system | |
JP5900104B2 (ja) | 通信システム、安否確認方法、および通信端末 | |
JP2011039768A (ja) | 自動販売機 | |
JP2007018432A (ja) | 災害情報システム | |
JP2005258638A (ja) | 安否確認システム | |
JP2024036489A (ja) | 情報処理システムおよび情報処理方法 | |
JP2021180048A (ja) | 安否確認情報提供装置、携帯端末、安否確認情報提供方法およびプログラム | |
JP2010157881A (ja) | 通信ネットワークシステム | |
JP2005333232A (ja) | 情報配信システム及び方法並びに情報配信用プログラム | |
JP4569409B2 (ja) | 警報通知方法および警報通知システム | |
EP2444946A1 (en) | Mobile alert broadcaster | |
JP6192983B2 (ja) | 緊急報知システム、携帯通信端末及び緊急報知方法 | |
JP2001243569A (ja) | 紛失防止検出器および端末、ならびに紛失物発見支援端末 | |
JP7374707B2 (ja) | 情報処理システムおよび情報処理方法 | |
JP7427415B2 (ja) | 情報処理システムおよび情報処理方法 | |
JP6036766B2 (ja) | 防災報知システム、および、無線放送受信装置 | |
WO2023157114A1 (ja) | 防災支援装置、防災支援システム、防災支援方法、および記録媒体 | |
AU2014277664B2 (en) | Alert Warning Method | |
JP2006171922A (ja) | 警報装置および警報システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080611 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100430 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100518 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100621 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100713 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100726 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |