JP4565846B2 - ピッチ変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、音声信号や楽音信号等のピッチを変換するピッチ変換装置に関する。
従来、ピッチ変換装置としては、種々のものが提案されている。例えば特許第3329635号公報(特許文献1)には、入力されたオーディオ信号をメモリに記憶するとともに、そのオーディオ信号のピッチ(周期)を検出し、その検出された周期に対応する区間をメモリから切り出して、新たに指定されたピッチに応じた周期でその切り出した区間を合成することによりピッチを変換して再生する効果装置が開示されている。なお、本明細書中では、新たに指定されたピッチを目標ピッチといい、この目標ピッチは、入力されたオーディオ信号のピッチとは関係のない絶対音高を指すものとする。ピッチを指定する方法としては、入力されたオーディオ信号のピッチに対する相対値で指定する方法もあり、この方法と区別するためである。
また、特許第3287230号公報(特許文献2)には、歌唱者が発生すべきボーカル音のピッチを指定する情報およびそのボーカル音に付与すべきハーモニー音のピッチを指定する情報を入力し、歌唱者が発声したボーカル音のピッチを検出して、そのピッチと歌唱者が発生すべきボーカル音のピッチとの比率を求め、その比率に圧縮処理を施すことにより得られる情報をボーカル音に付与すべきハーモニー音のピッチを指定する情報に付与してハーモニー音のピッチを変換するようにしたコーラス効果装置が開示されている。したがって、この装置では歌唱者が発声したボーカル音のピッチが揺らいでいる場合には、歌唱者のピッチと発声すべきボーカル音のピッチとの比率により歌唱者のピッチの揺らぎが抽出され、この抽出された揺らぎがハーモニー音に付与される。
特許第3329635号公報(図10等) 特許第3287230号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている効果装置では、切り出されたオーディオ信号を、新たに指定された目標ピッチに応じた周期で合成するように構成されているため、変換された音声は一定のピッチで発生され、あたかもロボットが発声しているかのような音声になっていた。特に、カラオケなどで効果装置として用いられるコーラス付加装置の場合は、付加されるコーラスのピッチが一定となるため、不自然で違和感があるという問題点があった。
また、特許文献2に記載されているコーラス効果付与装置では、歌唱者が発生すべきボーカル音のピッチと、歌唱者が発生したボーカル音のピッチとの比率を求め、この比率に基づいてハーモニー音に揺らぎを与えるので、歌唱者が発生すべきボーカル音のピッチを指定する情報が必要であるという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、音声信号や楽音信号等のオーディオ信号のピッチを変換するに際し、簡単な構成で自然な揺らぎを残したまま音声のピッチを変換することができるピッチ変換装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1記載のピッチ変換装置は、オーディオ信号を入力する入力手段と、その入力手段に入力されたオーディオ信号のピッチを順次検出するピッチ検出手段と、そのピッチ検出手段により検出されたピッチを平滑化し、平滑化ピッチ情報を求めるピッチ平滑手段と、目標ピッチを指定する目標ピッチ指定手段と、前記入力手段に入力されたオーディオ信号のピッチを変換するピッチ変換手段と、前記入力されたオーディオ信号のピッチが、前記ピッチ平滑手段により平滑化された平滑化ピッチ情報の示すピッチと前記目標ピッチ指定手段により指定された目標ピッチとの比に対応して変換されるように、前記ピッチ変換手段を制御する制御手段とを備えている。
この請求項1記載のピッチ変換装置によれば、入力されたオーディオ信号のピッチを順次検出し、そのピッチを平滑化する平滑化手段を備え、平滑化されたピッチと指定された目標ピッチとの比に対応して、入力されたオーディオ信号のピッチ変換を行うものである。
請求項記載のピッチ変換装置は、請求項1載のピッチ変換装置において、前記平滑化手段は、前記ピッチ検出手段により今回検出されたピッチの値から前回平滑化された値を引いた差分値に所定の係数を乗算することにより平滑化ピッチ情報を得るものである。
請求項記載のピッチ変換装置は、請求項1又は2に記載のピッチ変換装置において、前記ピッチ変換手段は、前記ピッチ検出手段により検出されたピッチに基づいて、前記オーディオ信号の所定区間を切り出し、前記検出されたピッチに基づく周期を前記ピッチ平滑手段により平滑化された平滑化ピッチ情報の示すピッチと前記目標ピッチ指定手段により指定された目標ピッチとの比に対応して変更した周期で、前記切り出した区間を合成するものである。
請求項記載のピッチ変換装置は、請求項1又は2に記載のピッチ変換装置において 、前ピッチ変換手段は、波形記憶手段に記憶されたオーディオ信号を前記ピッチ平滑手段により平滑化された平滑化ピッチ情報の示すピッチと前記目標ピッチ指定手段により指定された目標ピッチとの比に対応した速さで読み出すものである。
請求項1記載のピッチ変換装置によれば、入力されたオーディオ信号のピッチを順次検出し、そのピッチを平滑化するピッチ平滑手段を備え、平滑化されたピッチと指定された目標ピッチとの比に対応して、入力されたオーディオ信号のピッチ変換を行うので、入力されたオーディオ信号のピッチが指定された目標ピッチに変換されるとともに、入力されたオーディオ信号のピッチが揺らいでいる場合には、変換されたオーディオ信号のピッチも揺らぐようにすることができるという効果がある。
請求項記載のピッチ変換装置は、請求項1載のピッチ変換装置の奏する効果に加え、ッチ平滑手段は、ッチ検出手段により今回検出されたピッチの値から前回平滑化された値を引いた差分値に所定の係数を乗算することにより平滑化ピッチ情報を得るものであるので、単純な演算により平滑化処理を行うことができるという効果がある。
請求項記載のピッチ変換装置は、請求項1又は2に記載のピッチ変換装置の奏する効果に加え、ッチ変換手段は、ッチ検出手段により検出されたピッチに基づいて、ーディオ信号の所定区間を切り出し、検出されたピッチに基づく周期をピッチ平滑手段により平滑化された平滑化ピッチ情報の示すピッチと目標ピッチ指定手段により指定された目標ピッチとの比に対応して変更した周期で、切り出した区間を合成するものであるので、入力されたオーディオ信号のフォルマントを変更せずにピッチだけを変換することができるという効果がある。
請求項記載のピッチ変換装置は、請求項1又は2に記載のピッチ変換装置において、ッチ変換手段は、波形記憶手段に記憶されたオーディオ信号をピッチ平滑手段により平滑化された平滑化ピッチ情報の示すピッチと目標ピッチ指定手段により指定された目標ピッチとの比に対応した速さで読み出すものであるので、入力されたオーディオ信号のフォルマントも同時に変換されるが構成が簡単であるという効果がある。
本発明の第1の実施形態は、図1(a)に示すように、アナログの楽音信号または音声信号等のオーディオ信号(可聴周波数信号)が入力される入力端子2を有し、この入力端子2に供給されたオーディオ信号が、A/D変換器4によってデジタルオーディオ信号(サンプリングデータ)に変換される。このA/D変換器4と入力端子2との間には、オーディオ信号をA/D変換器4におけるサンプリング周波数(例えば48kHz)の1/2以下の周波数に制限して、エイリアスの発生を防止するために、ローパスフィルタ6が設けられている。
A/D変換器4によりデジタル化されたサンプリングデータは、DSP(デジタル信号処理装置)8に供給され、DSP8からRAM12に供給される。このRAM12は、入力されたサンプリングデータを順次記憶するリングメモリとして使用されている。
次に、DSP8は、このリングメモリに一時的に記憶したサンプリングデータを読出して、処理を行い、D/A変換器14に供給する。D/A変換器14は、DSP8で処理されたサンプリングデータをアナログのオーディオ信号に変換し、ローパスフィルタ16に供給する。このアナログのオーディオ信号は、ローパスフィルタ16により不要な信号成分が除去された後、出力端子18から出力され、図示しないアンプにより増幅されてスピーカ等から放音される。
DSP8は、予め設定されているプログラムに従ってサンプリングデータを処理する。その処理には、例えば使用者が操作する操作子28によって設定されたフォルマント変更係数FORMANT−VRや目標ピッチ情報SPITCH等のパラメータが使用される。これらフォルマント変更係数FORMANT−VRや目標ピッチ情報SPITCHは、それぞれを設定するボリュームツマミが設けられており、それらのボリュームツマミにより設定されている値がCPU22によって検出され、DSP8に供給され、DSP8内のレジスタに記憶される。なお、目標ピッチ情報SPITCHは、目標ピッチ(周波数)に対応する周期であり、目標とするピッチの逆数である。
CPU22には、プログラム等を記憶したROM24とRAM26がバスを経由して接続され、ROM24に記憶されたプログラムを実行することによりピッチ変換装置の制御を行う。CPU22が実行する処理としては、上述の通り操作子28により設定されている値を検出し、その設定に応じたパラメータをDSP8に供給するなどのDSP8の制御と、設定されたパラメータを表示器(図示なし)に表示を行うなどの処理がある。
図1(b)は、DSP8が実行する機能を機能ブロック図で示したもので、本発明の基本となる実施形態を示したものである。なお、この実施例では、入力端子23に入力されるサンプリングデータをRAM12のリングメモリに順次記憶する機能ブロックを有しているが、説明を容易にするため、図1(b)ではその機能ブロックを省略している。
同図(b)に示す基本実施形態では、入力端子23と、ピッチ変換手段36と、ピッチ検出手段30と、ピッチ平滑手段32と、制御手段34と、出力端子29とが、設けられている。
ピッチ検出手段30は、サンプリングデータからゼロクロス点を検出し、ゼロクロス点の間隔がほぼ同一となる周期を順次検出するものである。ピッチ平滑手段32は、ピッチ検出手段30が検出した周期を順次入力し平滑化を行うものである。入力されたオーディオ信号のピッチが揺らいでいる場合には、揺らぎが除かれ、平滑化(平均化)されたピッチ(周期)が得られる。
制御手段34は、ピッチ検出手段30からのピッチ検出信号とピッチ平滑手段32により平滑化された平滑化ピッチ情報lpや、CPU22を介して操作子28の操作によって設定されたフォルマント変更係数FORMANT−VRや目標ピッチ情報SPITCH等のパラメータを用いてピッチ変換手段36を制御するものである。
ピッチ変換手段36は、リングメモリに記憶されているサンプリングデータからピッチ検出手段30により検出されたピッチに対応する周期に基づいて所望の区間を音素として切り出し、制御手段34の制御に基づいて、切り出された区間を所望のフォルマントに対応する速度で読み出すと共に、再生ピッチ情報WIDTHに対応した周期で合成する。
ピッチ平滑手段32は、上述の通りピッチ検出手段30により順次検出されたオーディオ信号のピッチに対応する周期を平滑化(平均化)するもので、ローパスフィルタ(低域通過フィルタ)を用いることができる。このローパスフィルタの一例として、今回検出されたピッチ(周期)をPITCH、平滑率をα(0より大きく1.0より小さい所定の値の係数)とすると平滑化された平滑ピッチlp(平滑化ピッチ情報)は、
lp=(PITCH−lp)×α+lp (1)
として求めることができる。
ここで、平滑率αの値を1.0とすれば、lpは、平滑化されない検出されたピッチの値そのものとなり、平滑率αの値を0に近い値に設定すると、検出されたピッチの変化に追従しない平滑化ピッチ情報となる。この平滑率を適切な値に設定することにより、入力されたオーディオ信号のピッチが揺らいでいる場合には、その揺らぎが除かれたピッチ、言換えれば中心ピッチが求められる。
制御手段34は、その揺らぎが除かれたピッチを指定された目標ピッチに変換するようにピッチ変換手段36を制御する。その結果、ピッチ変換されたオーディオ信号に、入力されたオーディオ信号のピッチの揺らぎが保持されることになる。
なお、この基本実施形態では、上記音素の再生を、第1の波形を再生するための処理経路と、第2の波形を再生するための処理経路とを使用し、それぞれの処理経路では、再生しようとする周期の2倍の周期で音素を再生し、これらを合成するようにしている。
この効果付加の動作を、図2、図3及び図4に示すフローチャートに基づいて説明する。DSP8は、サンプリングデータの検出ピッチに対応する周期を記憶するレジスタPITCH、リングメモリからサンプリングデータを切り出す(読出)アドレスを記憶するレジスタSADRSを備えている。更に、後述する再生ピッチ周期長に達したかをカウントするためのレジスタPHASE、第1の波形の位相をカウントするためのレジスタPH1、第2の波形の位相をカウントするためのレジスタPH2も設けられている。
また、ピッチ検出手段30によって検出された周期PITCHに目標ピッチ情報SPITCHを乗算し、その積を平滑化ピッチ情報lpで除算することによって求めた再生ピッチ情報を記憶するためのレジスタWIDTH、検出した周期とフォルマント係数FORMANT−VRとから定めたエンベロープの長さを記憶するレジスタLENGTH、平滑化されたピッチである平滑化ピッチ情報を記憶するレジスタlp、第1の波形のエンベロープを記憶するためのレジスタENV1、及び第2の波形のエンベロープを記憶するためのレジスタENV2が、設けられている。
更に、第1の波形のエンベロープの形状を決定するためのレジスタWINDOW1、第2の波形のエンベロープの形状を決定するためのレジスタWINDOW2、LENGTHの値に基づいて定めたWINDOW1、WINDOW2の歩進率を記憶するレジスタW−RATE、第1の波形の切り出し開始アドレスを記憶するレジスタSADRS1、第2の波形の切り出し開始アドレスを記憶するレジスタSADRS2、第1及び第2の波形の切り出しの開始位置等の決定のために使用するフラグF等も設けられている。
これらは、電源の投入の際に、初期化が行われる。即ち、フラグFは1に、他のものは0に、それぞれ設定される。なお、以下の説明では、各レジスタには、既に適当な値が記憶されているとして説明する。また、図2及び図3に示すフローチャートの各ステップは、DSP8にA/D変換器4からサンプリングデータが入力されるごとに実行される。
図2において、サンプリングデータがA/D変換器4から供給されると、これをリングメモリに書き込む(S2)。次に、この入力されたサンプリングデータに基づいてピッチ検出処理を行う(S4)。このS4の処理がピッチ検出手段30に相当する。このピッチ検出処理は、ピッチを検出したときにゼロクロス位置のアドレスであるSADRSと検出したピッチに対応する周期であるPITCHとを出力するものである。
このピッチ検出処理は、例えば隣接するゼロクロス間の時間間隔を順次比較するものである。例えば、図5(a)は、入力されたオーディオ信号の波形を表すもので、横軸に時間を、縦軸に波形の振幅値を表示している。この図において、入力信号のゼロクロス間の時間間隔がa0、b0、c0、d0、a1、b1、c1、d1であるとする。最初のゼロクロス間の時間間隔a0と次のゼロクロス間の時間間隔b0とを比較し、両者が異なると、次にそれらを加算した時間間隔(a0+b0)と隣接する時間間隔(c0+d0)とを比較する。この比較においても両者が異なると、時間間隔(a0+b0+c0)と隣接する時間間隔(d0+a1+b1)とを比較する。やはり両者が異なると、時間間隔(a0+b0+c0+d0)と隣接する時間間隔(a1+b1+c1+d1)とを比較する。この比較で両者がほぼ一致すると、時間間隔(a1+b1+c1+d1)をPITCH、時刻t0に対応するアドレスをゼロクロス位置のアドレスとして出力する。
その他、例えば特開平3−288200号公報に開示されているように、サンプリングデータのゼロクロス位置と、波形信号のピーク位置とを検出し、これらゼロクロス位置とピーク位置との時間間隔を、以前に検出したゼロクロス位置との時間間隔と比較することによって、ピッチを検出するものも使用することができる。
S4の処理においてピッチ検出が行われたか否かを判断し(S6)、ピッチ検出された場合(S6:Yes)は、S4の処理で検出されたゼロクロス位置を切り出しアドレスとし、これによってレジスタSADRSの値を更新し、かつ検出ピッチを1周期長として、これでPITCHの値を更新する(S8)。
ピッチ検出が行われなかった場合(S6:No)、またはピッチ検出が行われ、上記の両レジスタの更新が行われた場合、レジスタPHASE、PH1、PH2の値をそれぞれ1歩進させる(S10)。
次にレジスタPHASEが、WIDTHの値と等しいかまたは大きいかを判断する(S12)。WIDTHは、後述するように再生するピッチに対応する1周期長を記憶しており、PHASEの値がこのWIDTHの値に達しているか否かを判断している。即ち、所定の再生ピッチにPHASEの値が達しているか否かを判断している。このWIDTHの値が再生ピッチ情報に相当する。
PHASEの値がWIDTHの値に達していないと(S12:No)、後述する図3に記載のフローチャートのS32の波形処理へ進む。PHASEの値がWIDTHの値に達していると(S12:Yes)、レジスタPHASEの値を0とする(S14)。
次に、ピッチ平滑化処理を行う。この処理は、レジスタPITCHの値からレジスタlpの値を引いた値に係数αを乗算し、その値にレジスタlpの値を加算した値を新たなlpとするものであり、この処理によりレジスタPITCHに順次記憶される値が平滑化される。この平滑化された値lpをレジスタlpに記憶する(S16)。
そして新たなWIDTHの値を決定するために、PITCHの値と目標ピッチ情報SPITCHとを乗算し、その積を平滑化ピッチ情報lpの値で除算する。これをレジスタWIDTHに記憶させると共に、第1の波形のエンベロープ、第2の波形のエンベロープの周期を決定するために、PITCHの値をフォルマント係数FORMANT−VRで除算し、レジスタLENGTHに記憶させる(S18)。
次に図3に記載するフローチャートに進み、レジスタLENGTHの値がレジスタWIDTHの値より大きいか否かを判断する(S20)。LENGTHの値がWIDTHの値よりも大きいと(S20:Yes)、LENGTHの値をWIDTHの値とする(S22)。これは、LENGTHの値がWIDTHの値を超えないようにするためである。即ち、後述するS32の波形読み出し処理において波形を加算するための処理経路が2つしか用意していないため、2つ以上の波形が重ならないようにするためである。
なお、LENGTHの値がWIDTHの値以下であると、S22のような処理を行わずに、S24の処理を行う。また、S22の処理に続いて、S24の処理も行われる。S24の処理では、LENGTHの値の逆数を求め、レジスタW−RATEに記憶させる。このW−RATEの値は、後述するようにWINDOW1、WINDOW2の値を歩進させるために使用する。また、S24の処理では、フラグFの値を今までの値と反転させることも行う。
次に、S24の処理で反転させたフラグFの値が1であるか、−1であるかを判断する(S26)。フラグFが1であると(S26:Yes)、第1の波形の読出開始のため、レジスタPH1、WINDOW1をそれぞれ0とし、S8の処理で決定したSADRSの値(切り出しアドレス)を切り出し開始アドレスレジスタSADRS1に記憶させる(S28)。
またS24の処理で反転させたFの値が−1であると(S26:No)、第2の波形の読出開始のため、レジスタPH2、WINDOW2をそれぞれ0とし、S8で決定したレジスタSADRSの値(切り出しアドレス)を切り出し開始アドレスレジスタSADRS2に記憶させる(S30)。
このようなステップS12、S14、S16、S18、S20、S22、S24、S26、S28、S30によって、2再生ピッチの周期長に相当する時間(WIDTHの値の2倍)経過ごとに、第1及び第2の波形データの切り出し開始アドレスが更新され、PHASEの値がWIDTHの値に達するごとにフラグFの値が反転されることになる。
S28またはS30の処理に続いて、またはS12の処理においてレジスタPHASEの値がレジスタWIDTHの値に達していないと判断された場合、波形読出処理を行う(S32)。このように波形読みだし処理は、PHASEの値がWIDTHに達するまでは、WIDTHの値、LENGTHの値(ひいてはW−RATEの値)を変更せずに行われる。
後述する波形読み出し処理では、W−RATEの値で、第1及び第2の波形のエンベロープENV1、ENV2の値が制御される。
そして、W−RATE、ひいてはLENGTHの値は、S18において検出ピッチをフォルマント変更係数FORMANT−VRによって変更したものであるので、波形読出処理される波形のピッチは、フォルマント変更係数FORMANT−VRに応じたものとなる。
次に図4を参照して、この波形読出処理について説明する。まずカウンタWINDOW1の値をW−RATEの値だけ歩進させる(S34)。そして、歩進させたWINDOW1の値が1より小さいか、1以上であって2より小さいか、2以上であるかを判定する(S36)。
1より小さい場合、WINDOW1の値をレジスタENV1に記憶させ(S38)、1以上であって2より小さいとき、2からWINDOW1の値を減算した値をレジスタENV1に記憶させ(S40)、2以上のとき、ENV1の値を0とする(S42)。
S34乃至S40の処理は、W−RATEの値ずつ値が増加する鋸歯状波を作成し、これの値を1で折り返すことによって、ENV1を作成している。但し、WINDOW1の値が2を超えた場合には、S42の処理によってENV1を0としている。即ち、フォルマント係数FORMANT−VRと検出ピッチとに基づいて定めたLENGTHの値の逆数であるW−RATEずつ1まで増加し、その後、W−RATEずつ0まで減少する三角波を第1の波形のエンベロープとして作成している。
また、S38、S40またはS42の処理に続いて、レジスタPH1の値(切り出しアドレスの歩進値)にフォルマント係数FORMANT−VRを乗算した値を、第1の波形の切り出し開始アドレスを記憶しているレジスタSADRS1の値と加算して、第1の波形の切り出しアドレスを記憶するレジスタADRS1に記憶させる(S44)。これに続いて、リングメモリから切り出しアドレスADRS1で第1の波形の波形データDATA1を読み出す(S46)。
このように読出アドレスはフォルマント係数FORMANT−VRによって変更されているので、結果的には波形データDATA1の読出速度が、フォルマント係数FORMANT−VRによって変更されている。
これに続いて、WINDOW2の値をW−RATEだけ歩進させる(S48)。歩進させたWINDOW2の値が1より小さいか、1以上で2未満であるか、または2以上であるか判断する(S50)。そして、WINDOW2の値が1より小さいと、WINDOW2の値をレジスタENV2に記憶させ(S52)、WINDOW2の値が1以上で2未満であると、2からWINDOW2の値を減算した値をレジスタENV2の記憶させ(S54)、WINDOW2の値が2以上であると、ENV2の値を0とする(S56)。このようにして、第2の波形のエンベロープを準備する。
S52、S54またはS56の処理に続いて、レジスタPH2の値にフォルマント係数FORMANT−VRを乗算した値と第2の波形データ用の切り出し開始アドレスSADRS2の値とを加算した値を、第2の波形データ用の切り出しアドレス用のレジスタADRS2に記憶させる(S58)。そして、リングメモリからアドレスADRS2で第2の波形の波形データ(DATA2)を読み出す(S60)。
このようにして読出されたDATA1にENV1の値を乗算したものと、DATA2にENV2の値を乗算したものとを、加算したものを出力OUTとする(S62)。このような波形読出処理が行われた後、図3に示すように出力OUTを送出する(S64)。
図5は、目標ピッチ情報SPITCHに応じて設定されたWIDTHが、検出された周期PITCHより長く設定され、フォルマント変更係数FORMANT−VRが1に設定された場合の各部の波形を示すものである。すなわち、この図5では、入力されたオーディオ信号のピッチを低く変換し、フォルマント特性は元のままとする場合を示している。
図5(a)は、入力波形であり、時刻t0からt1までが1周期であってその周期をP0、次に時刻t1からt2までが次の1周期であり、その周期をP1として示している。
以下同様である。
(b)は、レジスタPHASEの値の変化であり、再生される楽音のピッチに対応する周期であるWIDTHを周期とする鋸歯状波である。この周期毎の時刻をtw0、tw1・・・とする。
(c)は、PH1、(d)は、PH2を示す図で、WIDTHの2倍の周期の鋸歯状波であって、PH1とPH2とは、位相がWIDTHだけ異なっている。
(e)は、ENV1を表す図であり、LENGTHは、入力されたオーディオ信号のピッチに対応する周期に設定されている。このLENGTHの期間に入力されたオーディオ信号の1周期が、ここでは入力されたサンプリング周期と同じ周期で読み出される。
時刻がtw2の時、入力波形のP0の周期が確定されるので、この時点でLENGTHの値が、P0に設定され、切り出しアドレスSADRSは、時刻t0にリングメモリに記憶したアドレスに設定される。
(f)は、ENV2を表す図であり、ENV1と同様にLENGTHは、入力されたオーディオ信号のピッチに対応する周期に設定されている。ENV1とENV2とは、位相がWIDTHだけ異なっており、読出された波形に乗算されるエンベロープ波形であり、ENV1とENV2とでエンベロープがクロスフェードされる。
(g)、(h)は、それぞれのエンベロープENV1およびENV2が読出された音素に乗算された様子を示すもので、これらの波形が合成されて出力される。
以上説明したように、この実施例では、出力される信号のピッチは、ピッチ検出手段により検出された周期であるPITCHと設定された目標ピッチ情報SPITCHとを乗算し、その積を平滑化ピッチ情報lpにより除算した値であるWIDTHの値により定められ、出力される信号の読出速度は、フォルマント変更係数FORMANT−VRによって定められる。
したがって、入力されたオーディオ信号のピッチが揺らいでいる場合には、出力される信号のピッチは、その中心ピッチが目標ピッチに変換されつつも平滑率に対応した揺らぎが維持される。
図6は、本発明の第2の実施形態について説明するためのもので、本発明をコーラス効果装置に応用した実施例を示すブロック図である。図1(b)と異なる点は、ピッチ変換手段は、4つのコーラスチャネル36a、36b、36c、36dを備えている点である。その他のピッチ検出手段30、ピッチ平滑手段32は、同じであり制御手段34は、それぞれのコーラスチャネルに検出されたピッチ情報PITCHとそれぞれの再生ピッチ情報WIDTHを供給する。
例えば、カラオケ装置にこのコーラス効果装置を応用する場合は、カラオケ装置に備えられたシーケンサから曲の進行に合わせて複数のハーモニーに対応する音高情報がMIDI規格により規定されるノートナンバにより供給される。CPU22は、これらのノートナンバに対応する目標ピッチ情報SPITCHを求め、制御手段34に供給する。制御手段34は、それぞれの目標ピッチ情報SPITCHについて、検出されたピッチPITCHおよび平滑化ピッチlpに対応する再生ピッチ情報WIDTHを求め各コーラスチャネルに供給する。
また、複数のハーモニーのフォルマントをそれぞれ変更設定することにより、フォルマントを変更することができる。例えば、入力されるボーカルが男性の声であれば、ハーモニーのフォルマントを女性、または子供のフォルマントに設定すれば、あたかも男性のボーカルに女性、あるいは子供のハーモニーが付加されたような効果を得ることができる。
図7は、本発明の第3の実施形態について説明するためのもので、本発明を電子楽器に応用した実施例のブロック図である。図1(a)と異なる点は、オーディオ信号が予め記憶手段であるストレージ38に記憶されている点と、目標ピッチを指定する手段が鍵盤40である点であり、その他の構成は、図1(a)と同じであり同じ部番を付している。図1(a)では、オーディオ信号が外部から入力され、そのオーディオ信号のピッチを変換する場合の実施例であるが、図7の場合は、例えばハードディスクなどの大容量のメモリに多数のサンプリングされた波形を記憶し、いずれかの波形を選択し、目標とするピッチを鍵盤40に備えられた鍵を押下することにより指定するものである。
この場合には、ストレージ38に記憶された波形の中から選択された波形を読出し、ピッチを順次検出してそのピッチを平滑化し、その平滑化された平滑化ピッチと、鍵盤40により指定された目標ピッチとに基づいてピッチ変換する。このことにより、ストレージ38に記憶されている波形のピッチの揺らぎを、ピッチ変換されて出力する波形のピッチに付与することができる。
なお、以上の実施例では、ピッチ変換装置として、オーディオ信号の所定区間を切り出し、その切り出した区間を再生ピッチに対応する周期で合成する方式のものとしたが、メモリにオーディオ信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングして記憶し、そのサンプリング周波数とは異なるサンプリング周波数で読み出すことによりピッチを変換する方式のものとしてもよい。例えば、特許第2519441号に開示されたコーラス効果装置は、この方式を採用したものである。この公報では、目標ピッチをf1、入力されたオーディオ信号のピッチをf2とし、ピッチ変換量Pをf1/f2とし、入力されたオーディオ信号を所定のサンプリング周波数F1でメモリに記憶し、読み出す場合は、このピッチ変換量PをF1に乗算したサンプリング周波数F2で読出している。この方式に、本発明を適用するには、検出されたピッチf2をピッチ平滑手段32により平滑化されたピッチに置き換えればよい。なお、ここでは、サンプリング周波数を変更するいわゆる可変サンプリング方式であるが、サンプリング周波数は一定で、歩進するアドレスの幅を、再生する速度に対応する幅とし、サンプル点がアドレスの少数点になる場合には、補間方法によりその小数点のアドレスに対応する振幅値を求める固定サンプリング方式としてもよい。
なお、請求項1記載の入力手段は、図1(b)の入力端子23が該当し、目標ピッチ指定手段は、図1(a)の操作子28、または図6を参照して説明したMIDI情報や図7の鍵盤40が該当する。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施例では、ピッチ検出手段30をDSP8に設けたものとしたが、この処理をCPU22により実行するようにしてもよい。その場合には、DSP8からゼロクロス間の時間情報や波形のピークの時間などをCPU22に送り、CPU22は、これらの値から自己相関を演算により求め、周期を抽出する。
また、同様に上記実施例では、ピッチ平滑手段32をDSP8に設けたものとしたが、この処理をCPU22により実行するようにしてもよい。その場合には、DSP8に設けたピッチ検出手段により検出されたピッチの値をCPU22が読み取り、平滑化した平滑化ピッチ情報を制御手段34に供給すればよい。また、同様に、制御手段34により行われる処理をCPU22により実行されるようにしてもよい。
また、順次検出されるピッチの値を平滑化する低域通過フィルタの演算式(1)を例示したが、上記に代わる演算式として、
lp = PITCH×α +(1ーα)×lp
を用いてもよいし、その他の平滑化演算方法を用いてもよい。
(a)は、本発明によるピッチ変換装置のブロック図、(b)は、DSPにおける処理を説明するためのブロック図である。 DSPが実行する処理の一部を示すフローチャートである。 図2に示すフローチャートに続くフローチャートである。 図3のフローチャートにおける波形読出し処理の詳細を示すフローチャートである。 DSPにおいて実行される処理の部分毎の波形を示す図である。 本発明を応用したコーラス効果装置のブロック図を示す図である。 本発明を応用した電子楽器のブロック図を示す図である。
8 DSP
22 CPU
23 入力端子(入力手段)
30 ピッチ検出手段
32 ピッチ平滑手段
34 制御手段
36 ピッチ変換手段

Claims (4)

  1. オーディオ信号を入力する入力手段と、
    その入力手段に入力されたオーディオ信号のピッチを順次検出するピッチ検出手段と、
    そのピッチ検出手段により検出されたピッチを平滑化し、平滑化ピッチ情報を求めるピッチ平滑手段と、
    目標ピッチを指定する目標ピッチ指定手段と、
    前記入力手段に入力されたオーディオ信号のピッチを変換するピッチ変換手段と、
    前記入力されたオーディオ信号のピッチが、前記ピッチ平滑手段により平滑化された平滑化ピッチ情報の示すピッチと前記目標ピッチ指定手段により指定された目標ピッチとの比に対応して変換されるように、前記ピッチ変換手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴とするピッチ変換装置。
  2. 前記ピッチ平滑手段は、前記ピッチ検出手段により今回検出されたピッチの値から前回平滑化された値を引いた差分値に所定の係数を乗算することにより平滑化ピッチ情報を求めるものであることを特徴とする請求項1載のピッチ変換装置。
  3. 前記ピッチ変換手段は、前記ピッチ検出手段により検出されたピッチに基づいて、前記オーディオ信号の所定区間を切り出し、前記検出されたピッチに基づく周期を前記ピッチ平滑手段により平滑化された平滑化ピッチ情報の示すピッチと前記目標ピッチ指定手段により指定された目標ピッチとの比に対応して変更した周期で、前記切り出した区間を合成するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のピッチ変換装置。
  4. ピッチ変換手段は、波形記憶手段に記憶されたオーディオ信号を前記ピッチ平滑手段により平滑化された平滑化ピッチ情報の示すピッチと前記目標ピッチ指定手段により指定された目標ピッチとの比に対応した速さで読み出すものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のピッチ変換装置。

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