JP4565600B2 - Wave-dissipating floating pier - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボートの係留施設等に適する消波式浮桟橋に関し、特に陸地から海上に延びた縦桟橋に対して複数の横桟橋を配置して多数のボート等の係留施設の最先端に配置される横桟橋に適する消波式浮桟橋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の浮桟橋において、消波機能を備えた浮桟橋として種々のタイプが考案されている。その一つに特開平6−108416号が存在する。これは、デッキ下面周囲に複数の分割フロートを配設し、かつ水面下の分割フロート間に水平フレームが渡され、この水平フレームに断面山形状の多数の板状材が各板状材間にスリットを形成するように配置された構成である。この場合、水平フレームは適度に傾斜させて水平フレームが緩傾斜になるように取り付けることによって消波機能をもたせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
陸地から海上に延びた縦桟橋に対して複数の横桟橋を配置して多数のボート等の係留施設においては、この係留施設の先端付近を航行するボート等による波浪によって、この係留施設の先端部に配置された浮桟橋が大きく揺れてこの施設全体の浮桟橋や係留船舶が揺れる問題がある。これを抑制するために消波機能を備えた浮桟橋が有効であるが、上記従来の消波機能を備えた浮桟橋は、多数の板状材が水平フレームにスリットを形成するように配置された構成であるため、かなり複雑な構成となる問題がある。本発明は、この様な従来の浮桟橋に比して、構成が簡単であり、且つ有効な消波効果が得られる浮桟橋を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願発明の請求項1記載の消式浮桟橋は、デッキと、前記デッキの下方に設けられる複数の消波膜体と、を有する消波式浮桟橋であって、前記複数の消波膜体は、前記デッキの長さ方向に配列され、前記消波膜体は上部が広く下部が窄んだ形状で中間部が下方に垂れ下がる状態となるように、前記消波膜体の上部のみがデッキに固定され、前記消波膜体の下端部に前記デッキの長さ方向に延びるバラストパイプを設け、前記消波膜体が水中に没したとき、該消波膜体で区分された海水層が形成されるようにする。
【0005】
また、本願発明の請求項2記載の消波式浮桟橋は、上記請求項1記載の消波式浮桟橋において、前記デッキの下方に、前記デッキの幅方向における両端に沿って前記デッキの長さ方向に配列される複数のフロートを設けるようにする。
【0006】
また本願発明の消波式浮桟橋は、前記消波膜体は、一枚の耐水性膜の両端が前記浮桟橋の下側に取り付けられて中間部が下方に垂れ下がる状態で前記対面する膜を形成し、前記バラストパイプが前記各消波膜体のそれぞれの垂れ下がり下端部内に保持されたことを特徴とする。
【0007】
これによって、対面する膜を別々の耐水性膜によって構成する場合に比して、膜間に海水の層を形成する消波膜体の構成が簡素化され、且つ耐水性膜へのバラストパイプの保持構造が簡素化される。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本願発明の実施の形態について説明する。図1乃至図6は本発明の一つの実施形態を示す。図1は本発明の消波式浮桟橋の外観説明図、図2は本発明の消波式浮桟橋の平面説明図、図3は本発明の消波式浮桟橋の側面説明図、図4は図2のA―A部分の断面説明図、図5は図4のD部の拡大図、図6は本発明の消波式浮桟橋が適用されるボート等の係留施設の説明図である。
【0009】
本発明の消波式浮桟橋は、消波機能に優れたものであり、種々の適用があるが、その中で特に、陸地から海上に延びた縦桟橋に対して複数の横桟橋を配置して多数のボート等の係留に適するボート等の係留施設において、その最先端に横に配置される浮桟橋として好適である。以下、本発明の実施形態をボート等の係留施設に適用した場合について図に基づき説明する。
【0010】
本発明の消波式浮桟橋1は、浮桟橋の下側中央部には下部が水中に没する複数の消波膜体10の列が配置され、各消波膜体10は間隔を存して対面する膜間に海水の層を形成し、消波膜体10のそれぞれの下端部には消波膜体10の横長さ方向に延びたバラストパイプを設けている。一つの形態として、デッキの下側に複数のフロートを配置した浮桟橋において、本発明の消波式浮桟橋1は、複数のフロート7がデッキ2の左右端に沿って左右のフロート列をなすようにデッキ2の長さ方向に配列され、左右のフロート列間にあってデッキ2の下側中央部には下部が水中に没する複数の消波膜体10の列が左右のフロート列と並列に配置され、各消波膜体10は間隔を存して対面する膜9、9間に海水の層を形成し、消波膜体10のそれぞれの下端部には、デッキ2の長さ方向に延びたバラストパイプ12を設けた構成である。
【0011】
これの一つの具体的な実施形態について説明する。1は幅Sで長さLの矩形状をなす本発明の消波式浮桟橋である。2はこの桟橋の床を構成するデッキであり、周縁部を巡るメインフレーム3A及びメインフレーム3A間に渡るサブフレーム3Bからなるフレーム3を有し、中間部にはデッキ2の長さL方向に並列に設けた補強材6をサブフレーム3Bの上に設け、メインフレーム3Aの左右間に渡ってデッキ2の幅S方向に長い多数のデッキパネル(床板)4が補強材6の上にデッキ2の長さL方向に平面的に並べられた構成である。5はフレーム3の側面に沿って取り付けた保護用ゴムである。7はデッキ2の下側に取り付けられたフロートであり、サブフレーム3Bの下面にボルト8でもって固定している。フロート7は、複数のフロート7がデッキ2の左右端に沿って左右のフロート列をなすように適当な間隔を存してデッキ2の長さ方向に配列されている。フロート7は、発泡体が充填された金属あるいはプラスチックス製の浮き体である。デッキ2とフロート7によって、浮桟橋が構成される。
【0012】
10は消波膜体であり、左右のフロート列間にあってデッキ2の下側中央部には複数の消波膜体10がデッキ2の長さL方向に略一直線状に配列されている。
消波膜体10は、間隔を存して対面する一対の耐水性膜9、9を形成して縦方向の長さの半分以上が水中に没する縦方向寸法を有しており、対面する一対の膜9、9の上部はサブフレーム3Bの下面にボルト11でもって固定しており、一対の膜9、9の間隔は上部が広く下部が窄んだ形状をなす。また、対面する膜9、9の間隔は、デッキ2の長さL方向が開いており、そのために対面する膜9、9間に進入した海水はその周囲の海水とは膜9、9によって区分された海水の層を形成する。この海水の層は、消波膜自体が海中に沈んだ状態を保つための錘の作用と、波による膜9、9の撓みによってその厚さが自在に変わることによる波の作用力の減衰作用をする部分である。
【0013】
消波膜体10は、対面する一対の膜9、9を夫々別個の膜で構成してもよいが、好ましい実施形態としては、一枚の耐水膜の両端がデッキ2の下側にボルト11で取り付けられて中間部が下方に垂れ下がる状態で対面する膜9、9を形成する方法がある。後者の場合、各消波膜体10は、プラスチックス製の膜であり、波浪を受けたときにも十分な強度を保つことが必要であり、その場合の好ましい実施形態としては、所定の撓みと剛性を有するように厚さ1.5mmの高密度ポリエチレン膜で構成され、略一直線状にデッキ2の長さ方向に配列されている。
図4に示すように、膜9、9の上端部は破損し難いように断面L型のレール材14にそって折り曲げた状態でボルト11でもってサブフレーム3Bに固定している。
【0014】
消波膜体10のそれぞれの下端部は、デッキ2の長さ方向に延びたバラストパイプ12で連結されている。具体的には、各消波膜体10のそれぞれの垂れ下がり下端部内に渡るようにバラストパイプ12が配置され、バラストパイプ12と消波膜体10の耐水膜の下端部を上下に貫通したボルト13とこれに螺合するナットでもってバラストパイプ12を消波膜体10に固定している。バラストパイプ12は内部に海水が侵入できるように例えば両端が開いた金属製又はプラスチックス製の中空の円筒パイプであるが、消波膜体10を海中に沈めるための錘の役目をさせるためには金属製がよいが、プラスチックス製の場合には適当な錘を内部に付加すればよい。一対の膜9、9の間隔は、図4に示すようにバラストパイプ12が取り付けられた状態で上部が広く下部が窄んだ形状をなして海中に沈んだ状態を保つ。
【0015】
本発明の消波式浮桟橋1を適用する場所として、図6に示すように、陸地から海上に延びた縦桟橋20に対して複数の横桟橋21を配置して多数のボート22等の係留施設がある。これにおいて、その最先端に配置される横桟橋23に本発明の消波式浮桟橋1を適用することによって、この施設に近い前方を往き来するプレジャーボートやその他の船(これらは符号24で示す)によって発生する波がこの桟橋23、即ち消波式浮桟橋1に到達してもこの波による桟橋の揺れを抑制できる。
【0016】
即ち、図6においてプレジャーボート等24が右から左へ進行するときに生ずる波は、消波式浮桟橋1に右から左へ順々に到達する。この場合、先ず右端の消波膜体10にこの波が衝突する。この衝突によって、膜9、9のうちの波浪を受けた一方の膜9は対面する膜9、9間の海水の層を押しつつ撓む。この押された海水は、膜9、9のうちの他方膜9を押圧すると共に膜9、9間で水位上昇しつつ隣の消波膜体10方向へも移動する。この一連の波浪緩衝作用によって消波作用がなされる。一対の膜9、9の間隔は、図4に示すように上部が広く下部が窄んだ形状をなすため、上端部の間隔はそのまま保持された状態でその下方部分が撓むことによって波浪緩衝作用が効果的である。また、膜9、9間の海水の層とバラストパイプ12は、消波膜体10の移動を抑制する作用をするため、錘としての機能も奏するものである。
【0017】
このように、バラストパイプ12の錘の作用に加えて、膜9、9間の海水の層が消波膜体10の錘の作用と波浪緩衝の作用をしてデッキ2の揺れを抑制する。
一方、各消波膜体10は、バラストパイプ12によって連結された構成であるため、プレジャーボート等24の進行によって生じる波浪が順々に消波膜体10に衝突してゆくときに、波浪によって押された消波膜体10は、まだ波浪によって押されていない隣の消波膜体10によってその動きが抑制される。このため、波浪によって押された消波膜体10の余分な移動、即ち押されっぱなしが制限され、消波効果が得られる。このように、膜9の撓みと対面する膜9、9間の海水の層によって消波膜体の錘の作用と波浪緩衝の作用が行われると共にバラストパイプ12で連結された消波膜体10相互が揺れを抑制し合う関係でもって、波浪による浮桟橋1の揺れが抑制される。
【0018】
このような作用によって、消波式浮桟橋1、即ち横桟橋23の揺れは軽減されるため、図6の施設における桟橋の揺れは少なく、この桟橋を利用する人にとって好ましいものとなる。なお、本発明の消波式浮桟橋1は、図6に示すような陸地から海上に延びた縦桟橋20と複数の横桟橋21の組み合わせ施設において、波が頻繁に届くような状況では、その最先端に配置される横桟橋23のみならず他の横桟橋21、更には縦桟橋20にも採用することによって、良好な消波式浮桟橋施設となる。
【0019】
本発明の消波式浮桟橋1の一つの実施例として、デッキ2の大きさは約幅Sが2m、長さLが9.3mであり、フロート7の大きさは、デッキ2の長さL方向の長さが1.8m、幅が70cm、高さが43cmであり、消波膜体10は、夫々高さが約2.3mで幅(デッキ2の長さL方向の長さ)が約2mのものと約1.8mのものが厚さ1.5mmのポリエチレン等の膜で構成され、一つのデッキ2には、左右端部に夫々4個のフロート7が略等間隔に配置され、消波膜体10は約2mのもの4個と約1.3mのもの1個が近接又は接する状態で直線状に配置され、消波膜体10の下部が水中に約2m没するように設計されたものである。これによって、良好な消波機能が発揮できる。
【0020】
上記において、各消波膜体10は、各消波膜体10のそれぞれの垂れ下がり下端部内に渡るように取り付けたバラストパイプ12で連結された状態である。これとは別の実施形態として、デッキ2の長さ方向に延びたバラストパイプ12が各消波膜体10ごとに分割された構成とすることができる。この場合、略各消波膜体10の横方向長さに相当する長さのバラストパイプ12を用意し、夫々の消波膜体10ごとに耐水膜の下端部を上下に貫通したボルト13とこれに螺合するナットでもってバラストパイプ12を各消波膜体10に固定すればよい。
【0021】
この分割された構成では、各消波膜体10は、バラストパイプ12によって連結された構成に比して独立した動きをするが、消波膜体10に波が衝突すると、膜9、9のうちの波浪を受けた一方の膜9は対面する膜9、9間の海水の層を押しつつ撓み、押された海水は、膜9、9のうちの他方膜9を押圧すると共に膜9、9間で水位上昇しつつ隣の消波膜体10方向へも移動する。この一連の波浪緩衝作用によって消波作用がなされる。これはバラストパイプ12が各消波膜体10に渡る構成の場合と同様である。このように、波浪によって押された消波膜体10は、膜9の撓みと対面する膜9、9間の海水の層によって消波膜体の錘の作用と波浪緩衝の作用が行われると共にバラストパイプ12の錘の作用によって消波作用がなされ、浪による浮桟橋1の揺れが抑制される。
【0022】
上記の実施形態では、多数のデッキパネル(床板)4を平面的に並べた構成のデッキ2とその下側に取り付けたフロート7とで浮桟橋を構成しているが、デッキ2全体を一つの箱型に形成してフロートを兼用するように、内部中空または内部中空に発泡材を充填した箱型浮桟橋、或いはデッキ2を複数の箱型に形成してフロートを兼用するように、内部中空または内部中空に発泡材を充填したものを直列に連結して形成した箱型浮桟橋とし、これら箱型浮桟橋の下面中央部に消波膜体10の列を上記のように配置した形態でもよい。この場合も上記同様の作用及び効果が得られる。
【0023】
本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しないかぎり種種の変更が考えられ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
【0024】
【発明の効果】
第1の発明によれば、付近を航行するボート等によって生じる波浪を受けた一方の膜は対面する膜間の海水の層を押しつつ撓む。この押された海水は他方の膜を撓ませると共に隣の消波膜体方向へも移動する。このように、膜間の海水の層による消波膜体の錘の作用と波浪緩衝の作用と、バラストパイプの錘の作用によって消波膜体の揺れを抑制しつつ消波効果が得られる。
【0025】
なお、各消波膜体がバラストパイプによって連結された構成とすることによって、波浪が順々に消波膜体に衝突してゆくときに、波浪によって押された消波膜体は隣の消波膜体によってその動きが抑制されるため、バラストパイプで連結された消波膜体相互が揺れを抑制し合う関係でもって、波浪による浮桟橋の揺れ抑制の効果がある。
【0026】
第2の発明によれば、対面する膜を別々の耐水性膜によって構成する場合に比して、膜間に海水の層を形成する消波膜体の構成が簡素化され、且つ耐水性膜へのバラストパイプの保持構造が簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消波式浮桟橋の外観説明図である。
【図2】本発明の消波式浮桟橋の平面説明図である。
【図3】本発明の消波式浮桟橋の側面説明図である。
【図4】図2のA―A部分の断面説明図である。
【図5】図4のD部の拡大図である。
【図6】本発明の消波式浮桟橋が適用されるボート等の係留施設の説明図である。
【符号の説明】
1……消波式浮桟橋
2……デッキ
3……フレーム
4……デッキ膜
7……フロート
8……ボルト
9……対面する膜
10…消波膜体
11…ボルト
12…バラストパイプ
13…ボルト[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wave-dissipating floating pier suitable for a mooring facility for boats and the like, and in particular, a plurality of horizontal piers are arranged on a vertical pier extending from the land to the sea, and arranged at the forefront of many mooring facilities such as boats. This is related to a wave-dissipating floating pier suitable for a horizontal pier.
[0002]
[Prior art]
In the conventional floating pier, various types have been devised as floating piers having a wave-dissipating function. One of them is JP-A-6-108416. This is because a plurality of divided floats are arranged around the lower surface of the deck, and a horizontal frame is passed between the divided floats below the water surface. It is the structure arrange | positioned so that a slit may be formed. In this case, the horizontal frame is moderately inclined and attached so that the horizontal frame has a gentle inclination, thereby providing a wave-dissipating function.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In a mooring facility such as a large number of boats with a plurality of horizontal piers arranged on a vertical pier that extends from the land to the sea, the tip of the mooring facility is caused by waves from a boat that sails near the tip of the mooring facility. There is a problem that the floating piers and moored vessels of the entire facility sways. In order to suppress this, a floating pier with a wave-dissipating function is effective. However, the conventional floating pier with a wave-dissipating function is arranged so that many plate-like materials form slits in a horizontal frame. Therefore, there is a problem that the configuration becomes quite complicated. The present invention provides a floating pier having a simple structure and an effective wave-dissipating effect as compared with such a conventional floating pier.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The extinguishing type floating pier according to claim 1 of the present invention is a wave extinguishing type floating pier having a deck and a plurality of wave extinguishing film bodies provided below the deck, wherein the plurality of wave extinguishing film bodies. Are arranged in the length direction of the deck, and only the upper part of the wave-dissipating film body is in a state where the upper part of the wave-dissipating film body is wide and the lower part is narrowed, and the intermediate part hangs downward. A ballast pipe extending in the length direction of the deck is provided at the lower end of the wave-dissipating film body, and when the wave-dissipating film body is submerged in water, a seawater layer divided by the wave-dissipating film body is To be formed.
[0005]
Further, the wave-dissipating floating pier according to
[0006]
Further, in the wave-dissipating floating pier of the present invention, the wave-dissipating film body includes the facing film in a state in which both ends of one water-resistant film are attached to the lower side of the floating pier and the middle part hangs downward. The ballast pipe is formed and held in the respective lower ends of the sagging film bodies.
[0007]
This simplifies the structure of the wave-absorbing membrane body that forms a seawater layer between the membranes, as compared to the case where the facing membranes are constituted by separate water-resistant membranes, and the ballast pipe to the water-resistant membranes. The holding structure is simplified.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described. 1 to 6 show one embodiment of the present invention. FIG. 1 is an external view of the wave-dissipating floating pier of the present invention, FIG. 2 is a plane explanatory view of the wave-dissipating floating pier of the present invention, and FIG. 3 is a side view of the wave-dissipating floating pier of the present invention. FIG. 5 is an enlarged view of a section D in FIG. 4, and FIG. 6 is an explanatory view of a mooring facility such as a boat to which the wave-dissipating floating pier of the present invention is applied. .
[0009]
The wave-dissipating floating jetty of the present invention has an excellent wave-dissipating function and has various applications. Among them, in particular, a plurality of horizontal jetties are arranged with respect to a vertical jetty extending from land to the sea. In a mooring facility such as a boat that is suitable for mooring a large number of boats, etc., it is suitable as a floating pier that is arranged next to the forefront. Hereinafter, the case where the embodiment of the present invention is applied to a mooring facility such as a boat will be described with reference to the drawings.
[0010]
In the wave-dissipating floating pier 1 of the present invention, a row of a plurality of wave-
[0011]
One specific embodiment of this will be described. Reference numeral 1 denotes a wave-dissipating floating pier of the present invention having a rectangular shape with a width S and a length L. 2 is a deck constituting the floor of this pier, and has a
[0012]
The wave-dissipating
[0013]
The wave-dissipating
As shown in FIG. 4, the upper ends of the
[0014]
Each lower end portion of the wave-absorbing
[0015]
As a place where the wave-dissipating floating pier 1 of the present invention is applied, as shown in FIG. 6, a plurality of
[0016]
That is, in FIG. 6, the waves generated when the
[0017]
Thus, in addition to the action of the weight of the
On the other hand, since each wave-dissipating
[0018]
By such an action, the shaking of the wave-dissipating floating jetty 1, that is, the
[0019]
As one embodiment of the wave-dissipating floating pier 1 of the present invention, the
[0020]
In the above, each wave-dissipating
[0021]
In this divided configuration, each wave-dissipating
[0022]
In the above embodiment, a floating pier is constituted by the
[0023]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be considered without departing from the technical scope of the present invention, and the various embodiments related thereto are included.
[0024]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the invention, the one membrane that has received the waves generated by a boat or the like sailing in the vicinity bends while pushing the seawater layer between the facing membranes. The pushed seawater deflects the other membrane and moves in the direction of the adjacent wave-dissipating membrane body. In this way, the wave-dissipating effect is obtained while suppressing the shaking of the wave-dissipating film body by the action of the weight of the wave-dissipating film body by the seawater layer between the films and the action of wave buffering and the action of the weight of the ballast pipe.
[0025]
In addition, by adopting a configuration in which each wave-dissipating film body is connected by a ballast pipe, when the waves collide with the wave-dissipating film body in order, the wave-dissipating film body pushed by the wave is adjacent to the wave-dissipating film body. Since the movement is suppressed by the corrugated film body, the wave-dissipating film bodies connected by the ballast pipes have the effect of suppressing the shaking, and the effect of suppressing the shaking of the floating jetty due to the waves is obtained.
[0026]
According to the second invention, the structure of the wave-dissipating film body for forming a seawater layer between the films is simplified and the water-resistant film is compared with the case where the facing film is constituted by separate water-resistant films. The structure for holding the ballast pipe is simplified.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view of the appearance of a wave-dissipating floating pier of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory plan view of the wave-dissipating floating pier of the present invention.
FIG. 3 is a side view of the wave-dissipating floating pier of the present invention.
4 is a cross-sectional explanatory view taken along a line AA in FIG. 2;
FIG. 5 is an enlarged view of a portion D in FIG. 4;
FIG. 6 is an explanatory diagram of a mooring facility such as a boat to which the wave-dissipating floating pier of the present invention is applied.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Wave-dissipating floating
Claims (2)
前記デッキの下方に設けられる複数の消波膜体と、を有する消波式浮桟橋であって、
前記複数の消波膜体は、前記デッキの長さ方向に配列され、
前記消波膜体は上部が広く下部が窄んだ形状で中間部が下方に垂れ下がる状態となるように、前記消波膜体の上部のみがデッキに固定され、
前記消波膜体の下端部に前記デッキの長さ方向に延びるバラストパイプを設け、
前記消波膜体が水中に没したとき、該消波膜体で区分された海水層が形成されるようにしたことを特徴とする消波式浮桟橋。 Deck,
A wave-dissipating floating pier having a plurality of wave-dissipating film bodies provided below the deck,
The plurality of wave-absorbing film bodies are arranged in a length direction of the deck,
Only the upper part of the wave-dissipating film body is fixed to the deck so that the middle part of the wave-dissipating film body has a shape in which the upper part is wide and the lower part is narrowed and the middle part hangs downward.
A ballast pipe extending in the length direction of the deck is provided at the lower end of the wave-dissipating film body,
A wave-dissipating floating jetty characterized in that when the wave-dissipating film body is submerged in water, a seawater layer divided by the wave-dissipating film body is formed .
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