JP4546020B2 - Environment definition information management system and method in large-scale distributed computing system - Google Patents

Environment definition information management system and method in large-scale distributed computing system Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の計算機で構成される大規模分散コンピューティングシステムの環境定義情報(システム設定情報)を扱う管理システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまで、大規模分散コンピューティングシステムの開発においては、経験者が類似システムを参考にしてシステム設計・構築を行うのが一般的であり、システム設計・構築作業では、システムを構成するハードウェア製品・ソフトウェア製品ごとに設計・構築方法を習得しなければならず、相応の経験が必要であった。また、大規模分散コンピューティングシステムの設計・構築や保守作業においては、システム環境定義のために多数の環境定義ファイルに対し各種の環境定義情報の入力・設定・調整作業を行う必要があるが、人間の手作業で行わなければならない部分が多く、多くの手間と人員が必要であるという大きな問題があった。
【0003】
なお、ここで述べている大規模分散コンピューティングシステムとは、多数の計算機の集合において何らかの処理・業務を実行するシステムのことを指している。規模としては例えば数十から数百台以上のオーダーが想定される。各計算機は、所定のハードウェア資源(CPU、メモリ、入出力装置等)で構成され、所定のソフトウェア(OS、アプリケーション、ミドルウェア、デバイスドライバ等)がインストールされる。システムを構成する計算機群においてハードウェア及びソフトウェアの構成が非統一(各種の製品が混在)である形態を含むことを想定している。
【0004】
第一の問題として、大規模分散コンピューティングシステムにおけるOSやその他ソフトウェア製品の環境定義情報(システム設定情報)のパラメータ値の決定を行うことは、環境定義情報のパラメータ数の多さとその自由度の大きさに加え、相互に影響し合うソフトウェア製品間の影響なども考慮する必要があるなど、経験の浅い者や未経験者には困難であるという問題がある。
【0005】
第二の問題として、環境定義ファイルや必要なスクリプト類の作成においては、製品ごとにフォーマットが異なるため、製品毎に知識が必要である上に経験者でも記述ミスなどを犯しやすいという問題がある。
【0006】
第三の問題として、環境定義ファイルをシステムに適用する際や設定変更作業の際に、ファイルの配置ミスや単純な設定ミスなどのトラブルが絶えないという問題がある。
【0007】
第四の問題として、システムに適用した環境定義パラメータ値の一覧をドキュメント化したい場合に従来ではシステムごとに手作業で作成・修正しなければならず、大きな手間がかかる上に情報の再利用性が無いという問題がある。
【0008】
第五の問題として、大規模分散システムを構成する計算機の台数が多くなり、システムに適用される環境定義ファイルの数が多くなればなる程、その管理が複雑かつ面倒になり、またトラブル発生時等にも迅速な対処ができないという問題がある。
【0009】
第六の問題として、従来ではシステムに適用した環境定義ファイルに関して、人為的なミスや不正目的等による書き換えに対するチェック・検出を行うことが困難であるため、システムが動き出して実際に不具合が発生したりするまで環境定義ファイルの問題点を発見し難く対処を施すことができないという問題がある。
【0010】
なお、特許公報に開示の従来技術として、通信ネットワークの構築や運用のためのネットワーク設定情報を扱うシステムがいくつか存在するが、本願の技術は大規模分散コンピューティングシステムが構築される基盤となるネットワークの設定を目的としたものではなく、大規模分散システムを構成する複数のソフトウェア製品の環境定義情報を統合的に管理しようとするものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、大規模分散コンピューティングシステムの設計・構築作業やまた保守・管理作業などにおける環境定義情報の操作のための人間(開発者や管理者等)の負担を軽減し、環境定義情報の設定や適用に関わる人間の作業を補佐し、人為的なミス等によるトラブルを防止でき、経験者のみならず未経験者等にとっても扱い易い、環境定義情報の管理システム及び方法を提供することを目的とする。
【0012】
また、環境定義情報の設定のための複雑な各種設定手順や管理作業を自動化し、環境定義ファイル及び必要なスクリプト類のテンプレートと実績値のセットを保持してこれらを適用・再利用する環境定義情報の管理システム及び方法を提供することを目的とする。
【0013】
また、環境定義情報に関してドキュメント化する仕組みを提供することにより情報の再利用性を高め、また環境定義ファイルに関する書き換えなどに対するチェックを行う仕組みを提供することにより環境定義ファイルの設定の問題点を早期に検出でき、システムでのトラブル発生時にも迅速に対応することのできる環境定義情報の管理システム及び方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、多数の計算機で構成される大規模分散コンピューティングシステムの環境定義情報を管理する環境定義情報管理システムであって、前記環境定義情報のうち、前記計算機ごとに固有の値である対象計算機固有値を除く、環境定義パラメータ値の、操作者による入力を受け付けるユーザインタフェースと該ユーザインタフェースにより受け付けられた前記環境定義パラメータ値に基づいてシステム設定ファイルを自動的に生成するシステム設定ファイル生成手段と、前記システム設定ファイルを前記対象計算機固有値に基づき前記計算機に配布する配布手段と、前記システム設定ファイルをマスタファイルとして記憶する記憶手段と、前記配布手段により前記計算機に配布された前記システム設定ファイル定期的に収集する収集手段と、該収集手段に収集された前記システム設定ファイルを前記マスタファイルと比較し差分をチェックするチェック手段と、該チェック手段のチェックにより差分が検出された場合にその旨を操作者に対して通知するアラーム手段と、を有し、前記チェック手段は、差分のチェックに加えて、前記環境定義ファイルについて所定の構文ルール及びパラメータ値条件に基づき構文チェック処理及びパラメータ値異常チェック処理を行って問題を検出し、該問題のレベルに応じた警告通知を前記アラーム手段に行わせることを特徴としている。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記チェック手段は、前記システム設定ファイルが前記計算機の各々に正常に配置されているかをチェックし、異常を検出した場合、前記アラーム手段に最上位ランクの異常警告通知を行わせることを特徴とする
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項記載の発明において、前記チェック手段は、前記システム設定ファイルが、配布先の前記計算機の動作上致命的な構文エラー、及び、当該システム設定ファイルに含まれる前記環境定義パラメータ値の異常、のうち少なくとも一つを検出し、検出した場合、前記アラーム手段に高いランクの異常警告通知を行わせることを特徴とする
【0017】
請求項4記載の発明は、多数の計算機で構成される大規模分散コンピューティングシステムの環境定義情報を管理する環境定義情報管理方法であって、前記環境定義情報のうち、前記計算機ごとに固有の値である対象計算機固有値を除く、環境定義パラメータ値の、操作者による入力を受け付けるステップと、受け付けられた前記環境定義パラメータ値に基づいてシステム設定ファイルを自動的に生成するシステム設定ファイル生成ステップと、前記システム設定ファイルを前記対象計算機固有値に基づき前記計算機に配布する配布ステップと、前記システム設定ファイルをマスタファイルとして記憶する記憶ステップと、前記配布ステップにより前記計算機に配布された前記システム設定ファイルを定期的に収集する収集ステップと、該収集ステップにより収集された前記システム設定ファイルを前記マスタファイルと比較し差分をチェックするチェックステップと、該チェックステップのチェックにより差分が検出された場合にその旨を操作者に対して通知するアラームステップと、を有し、前記チェックステップは、差分のチェックに加えて、前記環境定義ファイルについて所定の構文ルール及びパラメータ値条件に基づき構文チェック処理及びパラメータ値異常チェック処理を行って問題を検出し、該問題のレベルに応じた警告通知を行わせることを特徴とする環境定義情報管理方法である
【0018】
請求項5記載の発明は、請求項記載の発明において、前記チェックステップは、前記システム設定ファイルが前記計算機の各々に正常に配置されているかをチェックし、異常を検出した場合、最上位ランクの異常警告通知を行わせることを特徴とする
【0019】
請求項6記載の発明は、請求項記載の発明において、前記チェックステップは、前記システム設定ファイルが、配布先の前記計算機の動作上致命的な構文エラー、及び、当該システム設定ファイルに含まれる前記環境定義パラメータ値の異常、のうち少なくとも一つを検出し、検出した場合、高いランクの異常警告通知を行わせることを特徴とする
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態における環境定義情報管理システム100の構成を示す図である。環境定義情報管理システム(以下、管理システムと略記)100は、大規模分散コンピューティングシステム(以下、大規模システムと略記)200に適用される環境定義情報群(cとする)を総合的に管理するシステムである。本管理システム100では、本発明の実施の形態における環境定義情報管理方法が実施される。
【0032】
管理システム100は、大規模システム200を構成する計算機hにセットアップされても良いし、また、大規模システム200とは別の計算機(管理用計算機)にセットアップされる位置付けでも良い。
【0033】
大規模システム200は、複数(N台)の計算機hから構成される。複数の計算機hは、所定方式で接続され、所定の処理業務を実行する。また各計算機hは管理システム100と所定のネットワークインタフェースで接続される。各計算機hは、それぞれ所定のハードウェア資源(CPU、メモリ、入出力装置等)により構成され、OSやアプリケーション等の所定のソフトウェア群がインストールされている。各ソフトウェアには、環境定義のための環境定義ファイルfcが存在する。環境定義ファイルには、各種の環境定義情報が記述されている。大規模システム200中で異なるハードウェア製品/ソフトウェア製品が混在している形態を含む。
【0034】
各計算機hには、自機システム(ハードウェア+ソフトウェア)の環境定義のための各種の、複数の環境定義ファイル(fcとする)が存在し、所定ディレクトリに配置・格納されている。大規模システム200全体の環境定義情報cは、全ての計算機hの環境定義ファイルfc群の総体である。
【0035】
本管理システム100及び環境定義情報管理方法では、大規模システム200の設計・構築、保守・管理などにおけるシステム環境定義のための複雑な各種設定手順や管理作業を自動化し、大規模システム200の環境定義情報cを一括管理する。具体的には、計算機hに実際に環境定義ファイルfcとして配置・適用されるデータ(後述のシステム設定ファイルfs)についてマスタファイル(fmとする)の形で管理システム100側に管理する。また、本管理システム100は、環境定義ファイルfc及び必要なスクリプト類の自動生成のためのテンプレートファイル(ftとする)及び実績に基づく環境定義パラメータ値のセット(実績値セット)を管理システム100側に保持・管理し、これらを適用または再利用することを特徴としている。
【0036】
本管理システム100は、大規模システム200の開発における設計・構築作業においても、また大規模システム200を実際に利用するユーザ(組織)における保守・管理作業においても利用できるものである。
【0037】
管理システム100は、処理制御部10、記憶部20、入力装置30、表示装置40、印刷装置50(非図示)などを有する。また、所定のネットワークインタフェース部(非図示)などを有する。処理制御部10は、UI処理部11、パラメータ値算出部12、システム設定ファイル生成部13、マスタファイル管理部14、ファイル転送部15、帳票生成部16、チェック部17、アラーム部18などの処理部を有する。
【0038】
記憶部20は各種ファイルやデータを記憶・保持する所定のメモリ装置あるいはストレージ装置あるいはデータベースシステム等であり、システム設定ファイルfs、テンプレートファイル及び実績値セットft、マスタファイルfm、バックアップファイルfbなどが記憶される。
【0039】
処理制御部10は、CPU、システムメモリ等のハードウェア資源と、上記各処理部の機能に対応するプログラムとを含む。プログラム制御により各部の機能が実現される。処理制御部10は管理システム100の全体の制御を行う。
【0040】
入力装置30はキーボード・マウス等である。表示装置40は、環境定義情報cの入出力のための入力フォーム(iとする)他、各種のユーザインタフェース情報を画面に表示する装置である。入力フォームiは、環境定義情報cの入力・設定・調整・確認作業を視覚的に補佐し効率的に行わせるための情報である。印刷装置50は、帳票dなどを印刷出力する装置である。
【0041】
人間による大規模システム200の設計や保守などの作業に当たり、管理システム100を利用して以下のような作業・処理が行われる。下記各作業の大部分は管理システム100による処理により自動的に処理されるものである。本管理システム100では下記各作業が連続的に処理されることが可能である。
(1)大規模システム200の環境定義パラメータ値の入力。
(2)計算機hに適用すべき環境定義ファイル(スクリプト類を含む)の生成。
(3)生成した環境定義ファイルの計算機hへの配布・適用。
(4)適用した環境定義パラメータ一覧のドキュメント化。
(5)適用した環境定義ファイル、パラメータの修正・変更。
(6)適用した環境定義ファイルのバックアップ及びバージョン管理。
(7)適用した環境定義ファイルのチェック・評価。
上記(1)〜(7)の各作業に沿って、本管理システム100の特徴を説明する。以下、大規模システム200の設計・構築作業を行う場合を例に採り、管理システム100を利用して環境定義情報cの操作を行う人間を「操作者」と称することにする。上記の各作業は、従来では、操作者が手作業で大きな手間をかけて行う必要があったものである。
【0042】
まず、作業(1)において、操作者は、入力装置30、表示装置40、及び入力フォームiを介して、環境定義情報c(環境定義ファイルfc)における各種環境定義パラメータ値の入力作業を行う。操作者は、入力フォームiにおいて各種環境定義パラメータ及びその設定値を一覧し、どの計算機hにおける何の環境定義パラメータであるのか等を認識することができる。また、入力フォームiには、操作者による環境定義情報操作のための各種コマンドが提示され、操作者はコマンドを実行することにより各種の処理を管理システム100に行わせることができる。単一の環境定義ファイルfcについてその環境定義パラメータ値の入力を行うことも、複数の環境定義ファイルfc群について同時に関連パラメータ値の入力を行うことも可能であり、入力フォームiはそのような作業に応じた可変的な表示形態を提供する。
【0043】
また、システムを利用するに当たり、最低限、大規模システム200を構成する計算機hのホスト名やIPアドレス(ネットワークにおけるアドレス)や環境定義ファイルfcが配置されるディレクトリへのパス(配置ディレクトリパス)などの管理対象システム固有のパラメータ(以下、対象システム固有値)に関しては操作者が入力するあるいは予め入力されている必要がある。このような対象システム固有値も入力フォームiを通じて入力することができる。対象システム固有値は、システム設定ファイルfsの配布処理等の際の配布先情報として参照される。
【0044】
管理システム100では、技術的な知識や経験などが必要とされる環境定義パラメータについては、予め、開発・テスト等あるいは類似システム等での経験を通じて実績の有る値(実績値)のセットがテンプレートファイルftと共に用意されているため、操作者は、多数の環境定義パラメータに関して全てのパラメータ値を完全に入力する必要は無く、上記実績値を設定推奨値としてそのまま使用できる。入力フォームiには上記実績値が表示可能であり、操作者は、その都度セットしたい環境定義パラメータに関してのみ値の入力を行えば良く、その他のパラメータに関しては自動的に上記実績値がセットされる。
【0045】
次に、作業(2)では、管理システム100が、入力フォームiを介して入力されたパラメータ値と、記憶部20に予め用意されているテンプレートファイル及び実績値セットftをもとに、実際に計算機hに対して環境定義ファイルfcとして適用するべく配布するファイルであるシステム設定ファイルfsを自動生成する処理を行う。また、大規模システム200(計算機h)の構成上必要となるスクリプトファイル類についても、指定されたホスト名やIPアドレスなど対象システム固有値がセットされ、自動的に生成処理が行われる。システム設定ファイルfsには上記スクリプトファイル類も含まれるものとする。
【0046】
次に、作業(3)では、計算機hに対し、そのネットワークアドレス他の配布先情報をもとに、作業(2)で生成したシステム設定ファイルfsを自動配布する処理を行う。計算機hの所定ディレクトリにシステム設定ファイルfsが配置されることにより、その計算機hにおける環境定義ファイルfcとして適用される。適用されたファイルfsに関しては、マスタファイルfmとして記憶部20に記憶し管理する。なお、操作者がネットワークアドレス等の配布先情報の指定・設定を間違えている場合などに対応する機能として、既に計算機hに配布して適用しているシステム設定ファイルfsを一旦削除し、改めて作業(1)(2)を実行してシステム設定ファイルfsの再配布処理を行うことなどにより設定や配布の間違いを取り消す処理も可能である。作業(1)〜(3)により、環境定義パラメータ値の確定から実際の適用までがなされることになる。
【0047】
次に、作業(4)では、作業(1)で使用した入力フォームiを操作することにより、指定された環境定義ファイルfc(システム設定ファイルfs)の全てのあるいは任意の環境定義パラメータについて、あるいは環境定義情報cにおける任意の環境定義パラメータについて、パラメータの意味・推奨値(実績値)・設定値・設定理由などの情報を所定フォーマットで記載した帳票dを印刷出力することが可能である。この帳票出力処理は、操作者が随時指定実行することができる。
【0048】
次に、作業(5)では、操作者が、作業(1)で使用した入力フォームiを通じて任意の環境定義パラメータ値の修正・更新作業を行うことができ、それに伴いシステム設定ファイルfsの再生成及び配布処理によるシステム適用を実行することができる。この修正作業は、操作者が随時実行することができる。
【0049】
次に、作業(6)では、生成及び配布処理してシステム適用した全てのシステム設定ファイルfsについて、マスタファイルfmとして管理システム100の記憶部20に記憶・管理すると同時に、バージョン管理として、更新の度にバージョン情報を発行して付与し、旧バージョンのファイルと共にマスタファイルfmとして記憶部20に保持、管理する処理を行う。また、バックアップ管理として、システム設定ファイルfsのコピーをとってバックアップファイルfbとして記憶部20の所定領域に保存する処理を行う。大規模システム200、計算機hでのトラブル発生時などにおいては、記憶部20にバージョン管理及びバックアップ管理されているマスタファイルfmをもとに指定計算機hに対して配布処理を行ってリストアすることにより、環境定義ファイルfcの問題の解消を図ることが可能である。
【0050】
次に、作業(7)では、各計算機hに適用されている環境定義ファイルfcに関して、所定タイミングで管理システム100側に収集し、マスタファイルfmとの差分をチェックすることにより、人為的ミスや不正目的等によるパラメータ値書き換え等の問題点を検出することが可能である。また、このチェック機能を所定時間間隔で繰り返し実行することにより、対象の環境定義ファイルfcの書き換えに対する監視を実現することが可能であり、書き換えが検知された場合に出力装置を介して操作者等に対してアラーム(警告)を出力することが可能である。これらファイルチェック機能及びアラーム機能を通じて環境定義ファイルfcの問題点に迅速に対処することができる。
【0051】
本管理システム100では、上記作業(1)〜(7)を自動処理かつ連続処理することにより、操作者による環境定義情報cの操作に関して大幅に負担を減少させることができる。
【0052】
次に、本管理システム100の各処理部の機能を説明する。UI処理部11は、表示装置14への入力フォームiの表示処理、入力装置13からの環境定義パラメータ値入力や各種処理命令入力等の受け付け処理など、操作者による環境定義情報cの操作のためのユーザインタフェース処理を行う。入力フォームiは、環境定義情報cにおける環境定義パラメータ値の入力及び表示等を効率的に行うためのグラフィカルなシートであり、所定の表示形式を持っている。入力フォームiを通じて環境定義パラメータ値他の情報の入力及び表示が行われる。UI処理部11は、記憶部20に保持されているマスタファイルfm等を用いて、任意の環境定義ファイルfcの環境定義パラメータについて入力フォームi上に表示することができる。
【0053】
パラメータ値算出部12は、入力フォームiを通じて操作者により入力された環境定義パラメータ値を受けて、環境定義パラメータのフォーマット等に基づく所定の計算式(アルゴリズム)に基づき、システム設定ファイルfsの各環境定義パラメータに関して、実際にセットされる設定値の算出処理を行う。例えば、簡略化されたいくつかの値からの選択入力の形式になっている環境定義パラメータの場合などが該当する。操作者により選択入力された入力値に応じて所定の計算式に基づき適切な設定値を算出する。なお入力パラメータ値をそのまま実際の設定値として用いるパラメータに関しては算出処理は必要ない。
【0054】
システム設定ファイル生成部13は、入力フォームiを通じての入力パラメータ値、パラメータ値算出部12にて算出された算出値、及び、テンプレートファイル及び実績値セットft等を用いて、システム設定ファイルfsを生成する処理を行う。各種の環境定義パラメータについて、入力パラメータ値がそのまま設定値として使用されるもの、上記算出処理を経て算出された設定値を使用するもの、及び、実績値を推奨値として使用するもの等があり、各設定値がテンプレートファイルft(のコピー)の所定箇所にセットされてシステム設定ファイルfsが作成される。
【0055】
マスタファイル管理部14は、計算機hに対して配布、適用されるシステム設定ファイルfsについて、マスタファイルfmとして記憶部20に管理する処理を行う。生成したシステム設定ファイルfsを単に計算機h側に適用するだけではなく管理システム100側にマスタファイルfmとして管理することにより、環境定義ファイルfcについての内容書き換え有無のチェック機能、トラブル発生時のためのバックアップ−リストア機能等を実現することができる。また、マスタファイル管理部14は、マスタファイルfmとして管理するシステム設定ファイルfsについて、後述のバージョン管理処理やバックアップ管理処理等を行うことができる。
【0056】
ファイル転送部15は、所定のネットワークインタフェース(ファイル転送インタフェース)を介して大規模システム200の複数の計算機hに対してシステム設定ファイルfsを配布する機能を持つ。計算機hのホスト名、ネットワーク上アドレス、配置ディレクトリパス等の配布先情報、どの計算機hが何の環境定義ファイルfcを保持するのかを指定するファイル配置指定情報等に従って一度に複数の計算機hに対して配布処理を実行することができる。また、各計算機hが適用している環境定義ファイルfc(のコピー)を収集する機能を持つ。システム設定ファイルfsの配布処理あるいは環境定義ファイルfcの収集処理の際は、計算機hのネットワーク上アドレス等の配布先情報及びファイル配置指定情報等をもとにファイル転送処理が行われる。ファイル配置指定情報をもとに、大規模システム200における各計算機hに対してインストールされているソフトウェアに対応した適切なシステム設定ファイルfsの配置が行われる。
【0057】
帳票生成部16は、与えられる環境定義パラメータ値をもとに所定の統一フォーマットを持つ帳票データを生成しまたそれを記憶部20に保存し、必要に応じて印刷装置50を通じて紙媒体の帳票dとして印刷出力する処理を行う。操作者の要求(ユーザインタフェースを介した帳票印刷コマンドの入力)等に応じて帳票dを印刷出力することができる。帳票データ及び帳票dは、環境定義情報cについて整理された形で一覧でき、情報として利用するためのもので、その目的のために所定の出力形式で構造化されている。帳票dは、入力フォームiの表示形態と類似のフォーマットであっても良いし、別のフォーマットであっても良い。
【0058】
帳票生成部16は、パラメータ値算出部12を通じて、操作者入力値、算出部12での算出値、及びデフォルトの実績値等の環境定義パラメータ値を受け取り、それを帳票データのフォームの所定箇所に書き込んで帳票データを生成する。
なお、図1では、帳票生成部16がパラメータ値算出部12から各種パラメータ値を供給される処理形態を示したが、記憶部20に管理されているマスタファイルfm等からデータを取得して帳票データを作成するなどの処理形態でも良い。
通常、システム設定ファイルfsの生成に伴って新たな環境定義パラメータ値で自動的に帳票データを生成し保存するようにシステム100に予め設定しておくことにより、操作者は最新の環境定義情報cの一覧を随時得ることができる。
【0059】
チェック部17は、大規模システム200の各計算機hに適用されている環境定義ファイルfcについて、人為的ミスやあるいは不正目的等による書き換えが発生していないかどうかをチェックする処理を行う。チェック部17は、ファイル転送部15により各計算機hから収集された環境定義ファイルfcについて、対応するマスタファイルfmとの差分チェックを行い、内容の書き換えがあるか否かの判断を行う。内容の書き換えがあると判断した場合は、アラーム部18にその旨を通知して操作者に対する警告処理を行わせる。
【0060】
アラーム部18は、チェック部17での環境定義ファイルfcのチェック処理等を通じて、環境定義情報c及び環境定義ファイルfcに関わる内容書き換え等の不整合などの問題が発生した際に、それを出力装置を通じて操作者等に警告通知する処理を行う。
【0061】
図2は、システム設定ファイルfsの生成、配布、及びマスタファイルfmの更新処理について説明するための図である。各種ファイルの関連についてその概要を示した。
【0062】
システム設定ファイルfsは、対象システム200のシステム設定(configuration )のためのファイルであり、システム設定ファイル生成部13において生成される。生成されたシステム設定ファイルfsはファイル転送部15により指定計算機hに配布される。また指定計算機hに配布・適用されたファイルに関してマスタファイルfmとして記憶部20に保持・管理される。システム設定ファイルfsは、計算機hの所定ディレクトリに配置されることにより環境定義ファイルfcとして実際の適用となる。なお、計算機hにおいて適用された環境定義ファイルfcの更新が発生しない限りは、当然、マスタファイルfmとして記憶部20に保持されているシステム設定ファイルfsと、計算機hに格納されている環境定義ファイルfcとの内容は同等の状態である。
【0063】
テンプレートファイルftは、システム設定ファイルfs作成のためのテンプレート(雛型)となるファイルであり、計算機hに格納される環境定義ファイルfc及びスクリプト類のテンプレートである。テンプレートファイルftは、環境定義パラメータの実績値セットと共に管理される。
【0064】
マスタファイルfmは、計算機hが適用している環境定義ファイルfcについての管理システム100側での一括管理用データである。計算機hに適用されるシステム設定ファイルfsについて、マスタファイル管理部14は、それをマスタファイルfmとして記憶部20に管理する。実体は同等のデータが管理システム100側と大規模システム200側にそれぞれ保持されることになる。また、計算機h側における環境定義ファイルfcに問題がある場合などに、マスタファイルfmを利用して再配布・適用を実行することができるため、バックアップ−リストアの機能を果たすことになる。
【0065】
また、マスタファイル管理部14は、システム設定ファイルfsについてコピーを作成してバックアップファイルfbとして記憶部20の所定領域に保持することによるバックアップ処理をさらに行うこともできる。
【0066】
また、バージョン管理として、システム設定ファイルfsの生成・配布(つまり環境定義ファイルfcの更新)に伴いバージョン情報が発行・付与され、旧バージョンの各システム設定ファイルfsも新バージョンのシステム設定ファイルfsと共に系列的にマスタファイルfmとして保持される。必要に応じて旧バージョンのシステム設定ファイルfsを参照したり、再適用することも可能である。図5に、マスタファイル管理部14によりマスタファイルfmとしてバージョン管理されるシステム設定ファイルfsについてイメージを示す。複数のシステム設定ファイル(fs1,fs2,……)に関してバージョンごとのファイル(バージョン1,2,3,……)が系列的に保存される。記憶部20のメモリ容量に応じて所定数あるいは所定量の保存処理を行うなどする。
【0067】
その他、管理システム100において、システム設定ファイルfsの生成や適用(=マスタファイルfmの更新)に伴ってファイルの環境定義パラメータ設定値他の情報一覧を含んだ帳票データを生成し、生成した帳票データを記憶部20に保存する処理が自動で行われるように予め設定しておくことが可能である。同様に、生成した帳票データをもとに自動的に帳票dを印刷出力するように設定しておくことも可能である。
【0068】
また、管理システム100において、入力フォームiにおける環境定義パラメータの推奨値は、必要に応じてカスタマイズ可能であるが、これは予め用意されている実績値であるので、変更すること自体好ましくないパラメータについてはロックをかけて値変更できないように処理できる。
【0069】
また、管理システム100において、環境定義ファイルfcのテンプレートファイル及び実績値セットftは、記憶部20の所定領域に格納・管理され、管理対象システム200におけるソフトウェア製品のバージョンアップや仕様変更などに伴って置き換えや追加を行うことができる。
【0070】
次に、本実施形態の管理システム100の動作について説明する。図3は、管理システム100でのシステム設定ファイルfsの生成・配布処理にかかわる動作を示すフローチャートである。まず、操作者は、入力装置30及び表示装置40で、UI処理部11による処理により表示される入力フォームiを通じて環境定義情報cにおける任意の環境定義パラメータに関してパラメータ値を入力する(ステップS1)。
【0071】
ここで、操作者が入力値を考慮・決定する必要のあるパラメータについては入力フォームiを通じて入力を行うが、それ以外のパラメータについては、記憶部20に保持している実績値セットをもとに推奨値として自動的な設定が可能であるので特に全てのパラメータについて考慮して入力を行う必要はない。
【0072】
次に入力フォームiを通じて入力されたパラメータ値は、パラメータ値算出部12に供給される。パラメータ値算出部12は、与えられた入力パラメータ値と、環境定義ファイルfcの各パラメータのフォーマット等に対応した所定の計算式(アルゴリズム)、及び実績値セットから、対象の環境定義ファイルfcにおける全てのパラメータに関して実際にセットする設定値を導出し、システム設定ファイル生成部13に供給すると共に入力フォームi上に情報を出力する(ステップS2)。
【0073】
システム設定ファイル生成部13は、テンプレートファイルft(のコピー)を使用して、パラメータ値算出部12を通じて導出された環境定義パラメータ設定値を該当箇所に埋め込み、システム設定ファイルfsを生成する(ステップS3)。そして生成されたシステム設定ファイルfsは当該システム全体におけるマスタファイルfmとして扱われるようにマスタファイル管理部14に供給されると共に、システム設定ファイルfsの配布先情報(配布先計算機hのアドレス情報等)をファイル転送部15に供給する。
【0074】
マスタファイル管理部14は、システム設定ファイル生成部13にて新たに生成されたシステム設定ファイルfsについて、バージョン管理機能に基づきファイルごとのバージョン(版)を払い出す計算を行ってバージョン情報(バージョン番号及び更新日時等の情報)を発行しファイルに付与する(ステップS4)。
旧バージョンのシステム設定ファイルfsも含めてバージョン系列的にマスタファイルfmとして記憶部20に格納・管理される(図5)。システム設定ファイルfsにはバージョン情報が書き込まれる(あるいは外部的に付加、管理される)。マスタファイル管理部14は、バージョン情報の書き込まれたシステム設定ファイルfsについて、指定の配布先計算機hに対して配布させるべく、記憶部20に一旦テンポラリファイルとして格納する(ステップS5)。本実施形態では、システム設定ファイルfsの配布処理が正常に完了するまではまだマスタファイルfmとして格納せずに処理している。
【0075】
ファイル転送部15は、マスタファイル管理部14から与えられた配布先情報から配布すべきシステム設定ファイルfs、配布先計算機hのアドレス(ネットワーク上アドレス及び配置ディレクトリパス等を含む)等を認識し、指定された配布先の全ての計算機hに対し自動的に対象のシステム設定ファイルfsの配布処理=ファイル転送処理を実行すると共に、マスタファイル管理部14に対しその転送処理の実行結果を伝える(ステップS6)。システム設定ファイルfsの配布処理により、指定の計算機hの所定ディレクトリにシステム設定ファイルfsが配置されることにより、計算機hにとってそれが新たな環境定義ファイルfcとしての適用となる。つまり新たな環境定義パラメータ値の適用となる。
【0076】
上記ファイル転送処理結果が正常であった場合(ステップS7−YES「配布成功」)、マスタファイル管理部14は、適用したシステム設定ファイルfsに関して対応するマスタファイルfmの置き換えと保存処理(=更新処理)(ステップS8)、上記配布処理用テンポラリファイルの削除処理(ステップS9)を行う。これによりマスタファイルfmとして旧バージョンのシステム設定ファイルfs群に新バージョンのシステム設定ファイルfsが加わり、マスタファイルfmが更新されることとなる。マスタファイル管理部14は、同時に、新たに適用されたシステム設定ファイルfsについてコピー処理を行ってバックアップファイルfbとして所定領域に格納するバックアップ処理を行ってもよい。また、新たなシステム設定ファイルfsが環境定義ファイルfcとして大規模システム200に適用されたことに伴い、その環境定義パラメータ値をもとに帳票生成部16において帳票データを自動的に生成する処理を行っても良い(ステップS12)。操作者による要求等に基づき、帳票データから帳票dとして印刷出力が可能である。帳票データ生成処理は、システム設定ファイルfsの生成(ステップS3)と同時に行うようにしても良い。
【0077】
上記ファイル転送処理結果が異常終了であった場合(ステップS7−NO「配布失敗」)、マスタファイル管理部14は、対応するマスタファイルfmの置き換え・保存処理は行わず、上記配布処理用テンポラリファイルを残したまま、アラーム部18により操作者等に対して配布失敗の旨を報せる異常通知を行わせる(ステップS10)。
【0078】
上記異常終了の原因が判明した後でシステム設定ファイルfsの再配布が実行される場合には(例えば配布先情報の設定間違いが直された後など)(ステップS11−YES)、ファイル転送部15で配布先情報を確認して上記配布処理用テンポラリファイルを用いて配布処理を再実行することにより、システム設定ファイルfs(のテンポラリファイル)が指定計算機hに再配布される。再配布処理の成功後にこの新たなシステム設定ファイルfsがマスタファイルfmとして保存される。再配布処理を実行しない場合(ステップS11−NO)、システム設定ファイルfsの配布・適用をキャンセルするなどの対応で異常終了する。
【0079】
一旦大規模システム200の計算機hに環境定義ファイルfcとして適用されたパラメータ値に関する修正や、配布先計算機ノードの変更、ソフトウェア製品仕様変更などに伴うテンプレートファイルftの置換え処理などの際には、必要に応じて対象のテンプレートファイルftの置き換えが実施された後、入力フォームiからの値入力の作業からやり直されることによって対応できる。
【0080】
操作者が、入力フォームiが表示されている画面上で帳票印刷コマンドを実行した場合、帳票生成部16は、環境定義パラメータ名・パラメータの意味・パラメータの規定値・パラメータの推奨値(実績値が使用される)・パラメータ設定値・設定理由などの情報が記載された統一フォーマットの帳票dを帳票データをもとに印刷出力する処理を行う。図4に、帳票dあるいは入力フォームiにおける出力形式例を示す。図では、上記各情報の他、環境定義ファイルfc(あるいはシステム設定ファイルfs)の名、環境定義ファイルfcに対応するソフトウェア製品名、ファイルが適用される計算機hの情報なども出力している。他に、任意の環境定義パラメータについて複数の計算機hにおける各設定値を一覧として出力するなどの出力形式も有り得る。
【0081】
新たなシステム設定ファイルfsを大規模システム200中の計算機hに環境定義ファイルfcとして適用した後、必要なファイルが指定された全ての計算機hの全ての配置先に正常に指定に基づき配置されているかを確認する場合には、チェック17部でのファイルチェック機能を実行する。図6は、管理システム100でのファイルチェック処理について示すフローチャートである。ファイルチェック命令が与えられたとき(ステップS21)、ファイル転送部15は、配布先情報をもとに各計算機hにおける対象の環境定義ファイルfcを収集し、チェック部17に対して供給する(ステップS22)。ファイルチェック処理は操作者によるコマンド入力に応じて実行させることもできるし、管理システム100が自動的に所定タイミングで実行すること、所定時間間隔で定期実行することなどもできる。
【0082】
チェック部17におけるファイルチェック機能は、収集された環境定義ファイルfcと、マスタファイル管理部14によって管理されているマスタファイルfmとで、対応するファイル同士で差分をとることにより、実システム200での環境定義ファイルfcの存在とその整合性をチェックする処理が行われる(ステップS23)。差分チェック処理の結果、差分が検出されなかった場合(ステップS24−NO)、計算機hに適用されている環境定義ファイルfcに書き換え等は無いと判断し終了する。また、差分が検出された場合(ステップS24−YES)、環境定義ファイルfcに内容書き換え等が有ると判断し、アラーム部18によるアラーム機能により、表示装置画面等を通じて操作者等に対しその旨を通知させる処理を行う(ステップS25)。
【0083】
チェック部17におけるファイルチェック処理を所定の時間間隔毎に繰り返し実行することにより、人為的ミスや不正目的等による環境定義ファイルfcの内容書き換え等の問題を早期に検出することができる。内容書き換え等が検出された場合にはアラーム部18によるアラーム機能により操作者等に対する警告通知が行われ、操作者にそのことを認識させて対処を実行させることができる。
【0084】
さらに、環境定義ファイルfcの書き換え等が行われたことの確認と原因究明が操作者等によりなされた後、マスタファイル管理部14によるリストア機能(マスタファイルfmとして記憶部20に格納・管理しているファイルを用いて計算機hへの再配布・適用を行わせる機能)を使用して、必要に応じてシステム設定ファイルfsのリストア(=環境定義ファイルfcの置き換え)を行うことができる。アラーム部18による異常通知処理(差分検出通知)(ステップS25)の後、操作者に対してその対処を行うか確認する。例えばリストア処理を実行するか否か確認し(ステップS26)、リストアを実行する場合は(ステップS26−YES)、マスタファイル管理部14及びファイル転送部15により、対応するシステム設定ファイルfsの再配布・適応処理を実行する(ステップS27)。これにより結果として環境定義ファイルfcの不整合等の問題を解消することができる。リストア等の対処処理を実行しない場合は(ステップS26−NO)、異常終了として終了する。
【0085】
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。本発明の第2の実施の形態における環境定義情報管理システムでは、上述した実施形態の管理システム100の処理に加え、さらにチェック部17が環境定義ファイルfcの構文チェックを行う機能を備える。第2の実施形態でのチェック部17は、ファイル転送部15により収集された環境定義ファイルfcについて、ファイル構成(構文)や設定パラメータ値が適切かどうか(所定の文法やフォーマットを満たしたものかどうか)のチェックを行う。
【0086】
第1の実施形態では、環境定義ファイル(及びスクリプト類)fcのチェック基準がマスタファイルfmとの差分チェックのみであった。第2の実施形態では、操作者があるいは計算機hの使用者がシステム動作上は問題の無いパラメータ値変更を行った場合にはチェック部17でのファイルチェック機能によりそれが検知されて警告されないようにする。あるいは、警告として、内容は変更されているが環境定義ファイルfcの構文ルールやパラメータ設定範囲条件等は満たしている旨を通知する処理を行う。
【0087】
第2の実施形態では、チェック部17において、対応するマスタファイルfmとの差分チェック処理と同時に、環境定義ファイルfcの構文チェック処理も行い、差分チェックによるファイル内容の書き換え・更新の有無の検出に加え、ファイルの構文や設定パラメータ値が大規模システム200の動作上致命的かどうかの検知および警告通知処理を行う。
【0088】
第2の実施形態でのファイルチェック機能は、マスタファイル管理部14により管理された配布先情報及びファイル情報(環境定義ファイル名、適用対象計算機h、配置ディレクトリパス等)に従って、所定時間間隔で順次環境定義ファイルfcを収集・採取し、マスタファイル管理部14の機能によりテンポラリ領域に格納する。
【0089】
マスタファイル管理部14は、テンポラリ領域に格納された収集ファイルと、対応するマスタファイルfm(システム設定ファイルfs)との差分をチェックするとともに、環境定義ファイルfcごとに予め規定されている構文ルール等に従ってファイル構文や設定パラメータ値の正当性チェック処理を行う。
【0090】
このとき、マスタファイル管理部14は、以下の3つの基準により大規模システム200に適用されている環境定義ファイルfcについての判定処理を行う。
1.必要な環境定義ファイルfc(=システム設定ファイルfs)が指定された全ての配布先計算機hに正常に配置されているか。
2.環境定義ファイルfc内にシステム動作上致命的な構文エラーやパラメータ値異常はないか。
3.マスタファイルfmとの差分はないか。
【0091】
判定で、上記3つの基準のうち、基準1に引っかかった場合はシステム動作上致命的となる可能性が高いため、この状態を最上位の異常ランクと位置付け、アラーム部18の機能により操作者等に対する警告を促し、最上位ランクの異常警告処理として、問題となる環境定義ファイルfc名、計算機名等の情報を通知する。
【0092】
また、基準2については、構文判定ルールを細分化することで、システム200にとっての重要度をランク付けておき、問題とそのランクをアラーム部18に通知し、アラーム部18の機能により問題とそのランクに応じた異常通知・警告処理を操作者等に対して行わせる。例えば全くファイル構文ルールを満たしていなかったり設定パラメータ値の正常な条件や範囲からの逸脱が見られる場合など、高いランクの問題と判断して対応する警告・通知を行わせる。
【0093】
また、基準3については、環境定義ファイルfcとマスタファイルfmとの差分があった場合でも構文や設定パラメータ値に問題が無ければ、システム動作上は問題の無い低いランクの問題であると判断し、環境定義ファイルfcが単に更新されている旨(構文ルールや設定パラメータ値条件等は満たしたまま)をアラーム部18の機能により通知する。
【0094】
以上のように、第2の実施形態の管理システムでは、システムテストや計算機hの保守などで環境定義ファイルfcを直接変更・編集する機会が多い場合でも、チェック部17でのファイルチェック機能により環境定義ファイルfcの構成(構文)や設定パラメータ値に問題がないかチェックし、適用対象システム200にとっての問題のランクに応じた警告処理を行うため、環境定義パラメータが正しく編集されている場合においてはそれが(深刻な)警告対象とはならず、構成ミスやパラメータ値異常などの場合にのみ適切な警告が出力されるため、環境定義情報cに関してより効果的な問題検出につながる。
【0095】
以上により本発明の実施の形態について説明した。なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
【0096】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、第1の効果として、多数の計算機からなる大規模分散コンピューティングシステムの設計・構築あるいは保守・管理等の作業における環境定義情報の操作において、人間(開発者や管理者等)の作業の負担を軽減し、また作業を補佐し、人為的なミス等によるトラブルを防止することができる。その理由は、複数の計算機における多数の環境定義ファイルについて管理システム側で一括して管理し、環境定義情報の操作に関わるパラメータ値入力からファイル配布・適用、パラメータ値のドキュメント化等の従来手作業で行っていた一連の作業を自動化し、連続化して処理しているからである。
【0097】
また、経験者のみならず未経験者等にとっても環境定義パラメータの設定処理が容易となる。その理由は、操作者による環境定義パラメータ設定作業において、所定の入力フォームを含むユーザインタフェースを提供し、計算機のアドレス情報などの操作者が値決定・入力せざるを得ないような対象システム固有値を除いては環境定義パラメータの実績値セットが予め用意されていてそれをそのまま利用・再利用でき、また、対象システムごとに設定値の見積もりが必要な環境定義パラメータ等については操作者は単純化されたパラメータ値(テキスト情報形式等を含む)を選択・入力すれば、環境定義パラメータのフォーマット等に対応した所定の計算式(アルゴリズム)によって実際にセットされる適切なパラメータ設定値が自動で算出される処理が行われるためである。
【0098】
第2の効果として、操作者が所定の入力フォームに従って環境定義パラメータ値を入力するだけで、個々の環境定義ファイル及びスクリプト類がテンプレートファイルをもとに自動的に生成されるため、上記環境定義ファイル等の設計に関する作業の負荷が軽減すると共に、ファイルの編集ミスなどによるトラブルが防止できる。
【0099】
第3の効果として、生成されたシステム設定ファイル(計算機において環境定義ファイルとして適用されるファイル)を対象システムに適用する際に、適用する計算機のホスト名等を指定するだけで(各システム設定ファイルの配置ディレクトリは予め定まっている)、自動的にシステム設定ファイルの配布処理が実行されるため、ファイルの適用に関する作業の負荷が軽減すると共に作業ミスに伴うトラブルが防止できる。
【0100】
第4の効果として、適用した環境定義パラメータ値の一覧のドキュメント化処理が所定の統一フォーマットで自動で行われ、また必要に応じて帳票として印刷出力することができるため、それを設計用資料やレビュー用資料などとして利用したりなど情報として効果的に利用することが可能となり、従来において資料作成作業に費やしていた負荷が軽減される。
【0101】
第5の効果として、適用したシステム設定ファイルに関してマスタファイルとして管理システム側で保持・管理することにより、マスタファイルを利用したバックアップ−リストアの機能を果たし、ファイル再配布・適用作業が容易となる。またファイル配布失敗や対象システムにおけるトラブル発生時等にもファイル再配布・適用処理をすぐに実行可能であり、迅速な対処を行うことができる。
【0102】
第6の効果として、適用したシステム設定ファイルに関してマスタファイルとして一箇所に集めてバージョン管理(バージョン情報の発行・付与、旧バージョンファイルも含めた保持等)及びバックアップ管理(マスタファイルのコピーの保持)を行うことにより、各バージョンのファイルを必要に応じて参照・利用でき、環境定義パラメータ変更時のファイル差分チェックやトラブル生成時の対処等が容易になる。
【0103】
第7の効果として、環境定義ファイルに関する人為的ミスや不正目的等による書き換え等の問題点を容易にかつ早期にチェック・検出でき、またそれを警告でき、システムのトラブルを防止することができる。従来は、システムを構成する計算機の台数がさほど多くない場合でも、様々なソフトウェア製品が持つ複数の環境定義ファイルについて瞬時にチェックすることが不可能であったため、動作させて初めて不具合が発見されるケースが殆どであった。しかし、本発明では例えば所定時間間隔ごとに指定の全ての計算機の対象の環境定義ファイルをマスタファイルを管理する管理システム側マシンに収集してマスタファイルとの差分をチェックすることによりファイル書き換えの有無をチェックして問題を検出することが可能となるからである。さらに、環境定義ファイルについてマスタファイルとの差分チェックのみならず、予め定まっている構文ルール等に基づく構文チェックや設定パラメータ値条件のチェックを同時に実行することにより、システム動作にとって致命的でないパラメータ値変更は許可しつつ構文エラーやパラメータ値異常を検出して警告することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における環境定義情報管理システム100を含む全体構成を示す図である。
【図2】システム設定ファイルfsの生成、配布、及びマスタファイルfm更新処理について説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態における環境定義情報管理システム100でのシステム設定ファイルfsの生成・配布処理を示すフローチャートである。
【図4】帳票dや入力フォームiにおける出力形式例を示す図である。
【図5】バージョン管理されるシステム設定ファイルfsのイメージについて示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における環境定義情報管理システム100でのファイルチェック処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 環境定義情報管理システム
200 大規模分散コンピューティングシステム
h 計算機
10 処理制御部
20 記憶部
30 入力装置
40 表示装置
50 印刷装置
11 UI処理部
12 パラメータ値算出部
13 システム設定ファイル生成部
14 マスタファイル管理部
15 ファイル転送部
16 帳票生成部
17 チェック部
18 アラーム部
c 環境定義情報
fc 環境定義ファイル
fs システム設定ファイル
ft テンプレートファイル及び実績値セット
fm マスタファイル(各バージョンを含む)
fb バックアップファイル
i 入力フォーム
d 帳票
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a management system and method for handling environment definition information (system setting information) of a large-scale distributed computing system composed of a large number of computers.
[0002]
[Prior art]
Until now, in the development of large-scale distributed computing systems, it has been common for experienced people to perform system design and construction with reference to similar systems. In system design and construction work, hardware products that make up the system・ Since each software product had to learn how to design and build, appropriate experience was required. Also, in the design, construction, and maintenance of large-scale distributed computing systems, it is necessary to input, set, and adjust various environment definition information for many environment definition files for system environment definition. There were many parts that had to be done manually by humans, and there was a big problem that a lot of labor and personnel were required.
[0003]
Note that the large-scale distributed computing system described here refers to a system that executes some processing / work in a set of many computers. As the scale, for example, orders of several tens to several hundreds or more are assumed. Each computer is configured by predetermined hardware resources (CPU, memory, input / output device, etc.), and predetermined software (OS, application, middleware, device driver, etc.) is installed. It is assumed that the computer group constituting the system includes a form in which the hardware and software configurations are not unified (various products are mixed).
[0004]
The first problem is that determining the parameter values of the environment definition information (system setting information) of the OS and other software products in a large-scale distributed computing system is due to the large number of parameters of the environment definition information and its degree of freedom. There is a problem that it is difficult for inexperienced and inexperienced people to consider the influence between mutually affecting software products in addition to the size.
[0005]
The second problem is that when creating environment definition files and necessary scripts, the format differs for each product, so knowledge is required for each product, and even experienced users can easily make mistakes in writing. .
[0006]
As a third problem, there is a problem that when an environment definition file is applied to a system or when a setting change operation is performed, troubles such as file placement mistakes and simple setting mistakes are constantly occurring.
[0007]
As a fourth problem, when a list of environment definition parameter values applied to a system is to be documented, conventionally, it has to be manually created and modified for each system, which requires a lot of labor and information reusability. There is a problem that there is no.
[0008]
The fifth problem is that the larger the number of computers that make up a large-scale distributed system, the more environment definition files that are applied to the system. There is also a problem that it cannot be promptly dealt with.
[0009]
Sixth problem is that it is difficult to check and detect environment definition files applied to the system due to human error or fraudulent purpose. Until then, there is a problem that it is difficult to find the problem of the environment definition file and it cannot be dealt with.
[0010]
There are several systems that handle network setting information for the construction and operation of communication networks as the prior art disclosed in the patent gazette, but the technique of the present application is the basis on which a large-scale distributed computing system is constructed. It is not intended to set up a network, but is intended to manage environment definition information of a plurality of software products constituting a large-scale distributed system in an integrated manner.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of such problems, and is a person (developer or administrator) for operating environment definition information in design / construction work or maintenance / management work of a large-scale distributed computing system. Environment definition, which helps human work related to the setting and application of environment definition information, prevents troubles due to human error, etc., and is easy to handle for both experienced and inexperienced people An object is to provide an information management system and method.
[0012]
In addition, it automates various complicated setting procedures and management tasks for setting environment definition information, maintains environment definition files and necessary script templates and sets of actual values, and applies and reuses them An object is to provide an information management system and method.
[0013]
In addition, by providing a mechanism for documenting environment definition information, it is possible to improve the reusability of the information, and by providing a mechanism for checking for rewriting of environment definition files, the problem of setting environment definition files can be improved. It is an object of the present invention to provide a system and method for managing environment definition information that can be detected quickly and can quickly respond to troubles occurring in the system.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the invention described in claim 1 is an environment definition information management system for managing environment definition information of a large-scale distributed computing system composed of a large number of computers, Of the environment definition information, excluding the target computer specific value that is a specific value for each computer, Environment definition parameter value By the operator User interface that accepts input With , Based on the environment definition parameter value received by the user interface System configuration file Automatically Generate System configuration file Generating means and the system setting file Target computer eigenvalue Distributed to the computer based on Cloth Distribution means and the system setting file The As a file Storage means for storing When, By the distribution means To the calculator Distributed system configuration file The Regularly Collection means to collect; The system setting file collected by the collecting means is compared with the master file to check the difference, and the check means checks the difference. If detected, the operator is notified accordingly. Through Know alarm Means for checking, the checking means comprising: In addition to checking for differences, The environment definition file is subjected to syntax check processing and parameter value abnormality check processing based on predetermined syntax rules and parameter value conditions to detect a problem, and a warning notification according to the level of the problem For the alarm means It is characterized by having it be done.
[0015]
The invention according to claim 2 is the invention according to claim 1, The check unit checks whether the system setting file is normally arranged in each of the computers, and if an abnormality is detected, causes the alarm unit to perform an abnormality warning notification of the highest rank. .
[0016]
The invention according to claim 3 is the claim 2 In the described invention, The check means detects at least one of a syntax error that is fatal to the operation of the distribution destination computer and an abnormality in the environment definition parameter value included in the system setting file. When detected, the alarm means is made to perform a high-rank abnormality warning notification. .
[0017]
The invention according to claim 4 An environment definition information management method for managing environment definition information of a large-scale distributed computing system composed of a large number of computers, excluding a target computer unique value that is a unique value for each computer in the environment definition information Receiving an input of an environment definition parameter value by an operator, a system setting file generating step for automatically generating a system setting file based on the received environment definition parameter value, and the system setting file as the target A distribution step of distributing to the computer based on a computer specific value, a storage step of storing the system setting file as a master file, and a collecting step of periodically collecting the system setting file distributed to the computer by the distribution step; Collected by the collecting step A check step for comparing the system setting file with the master file and checking the difference, and an alarm step for notifying the operator when a difference is detected by the check in the check step. The check step detects a problem by performing a syntax check process and a parameter value abnormality check process based on a predetermined syntax rule and parameter value condition for the environment definition file in addition to a difference check, and sets the level of the problem. It is an environment definition information management method characterized by issuing a warning notification according to .
[0018]
The invention according to claim 5 is the claim 4 In the described invention, In the checking step, it is checked whether the system setting file is normally arranged in each of the computers, and when an abnormality is detected, an abnormality warning notification of the highest rank is performed. .
[0019]
The invention according to claim 6 is the claim 5 In the described invention, In the checking step, the system setting file detects at least one of a syntax error critical to the operation of the distribution destination computer and an abnormality in the environment definition parameter value included in the system setting file. , If detected, a high-rank abnormality warning notification is performed. .
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a diagram showing a configuration of an environment definition information management system 100 according to the first embodiment of this invention. An environment definition information management system (hereinafter abbreviated as “management system”) 100 comprehensively manages an environment definition information group (referred to as “c”) applied to a large-scale distributed computing system (hereinafter abbreviated as “large scale system”) 200. System. In the management system 100, the environment definition information management method in the embodiment of the present invention is implemented.
[0032]
The management system 100 may be set up in a computer h constituting the large-scale system 200, or may be positioned in a computer (management computer) different from the large-scale system 200.
[0033]
The large-scale system 200 includes a plurality (N units) of computers h. The plurality of computers h are connected by a predetermined method and execute a predetermined processing task. Each computer h is connected to the management system 100 via a predetermined network interface. Each computer h is configured by predetermined hardware resources (CPU, memory, input / output device, etc.), and a predetermined software group such as OS and application is installed. Each software has an environment definition file fc for environment definition. Various kinds of environment definition information are described in the environment definition file. This includes a form in which different hardware products / software products are mixed in the large-scale system 200.
[0034]
Each computer h has various environment definition files (referred to as fc) for environment definition of its own system (hardware + software), which are arranged and stored in a predetermined directory. The environment definition information c for the entire large-scale system 200 is the total of the environment definition files fc of all computers h.
[0035]
The management system 100 and the environment definition information management method automate complex various setting procedures and management tasks for system environment definition in design / construction, maintenance / management, etc. of the large-scale system 200. The definition information c is collectively managed. Specifically, data (system setting file fs described later) that is actually placed and applied as an environment definition file fc to the computer h is managed on the management system 100 side in the form of a master file (referred to as fm). In addition, the management system 100 receives an environment definition file fc, a template file for automatically generating necessary scripts (referred to as “ft”), and a set of environment definition parameter values based on the results (actual value set) on the management system 100 side. It is characterized by the fact that it is retained and managed and applied or reused.
[0036]
The management system 100 can be used for design / construction work in the development of a large-scale system 200 and also for maintenance / management work in a user (organization) who actually uses the large-scale system 200.
[0037]
The management system 100 includes a processing control unit 10, a storage unit 20, an input device 30, a display device 40, a printing device 50 (not shown), and the like. Further, it has a predetermined network interface unit (not shown). The processing control unit 10 includes processes such as a UI processing unit 11, a parameter value calculation unit 12, a system setting file generation unit 13, a master file management unit 14, a file transfer unit 15, a form generation unit 16, a check unit 17, and an alarm unit 18. Part.
[0038]
The storage unit 20 is a predetermined memory device or storage device that stores and holds various files and data, a database system, and the like, and stores a system setting file fs, a template file and a result value set ft, a master file fm, a backup file fb, and the like. Is done.
[0039]
The processing control unit 10 includes hardware resources such as a CPU and a system memory, and programs corresponding to the functions of the processing units. Functions of each unit are realized by program control. The process control unit 10 controls the entire management system 100.
[0040]
The input device 30 is a keyboard / mouse or the like. The display device 40 is a device that displays various user interface information on the screen in addition to an input form (i) for input / output of environment definition information c. The input form i is information for visually assisting and efficiently performing input, setting, adjustment, and confirmation work of the environment definition information c. The printing device 50 is a device that prints out a form d and the like.
[0041]
The following operations and processes are performed by using the management system 100 in the operations such as design and maintenance of the large-scale system 200 by humans. Most of the following operations are automatically processed by the management system 100. In the management system 100, the following operations can be continuously processed.
(1) Input of environment definition parameter values of the large-scale system 200.
(2) Generation of environment definition files (including scripts) to be applied to the computer h.
(3) Distribution and application of the generated environment definition file to the computer h.
(4) Documenting a list of applied environment definition parameters.
(5) Modification / change of applied environment definition file and parameters.
(6) Backup and version management of the applied environment definition file.
(7) Check and evaluate the applied environment definition file.
The characteristics of the present management system 100 will be described along the operations (1) to (7). Hereinafter, a case where the design / construction work of the large-scale system 200 is performed is taken as an example, and a person who operates the environment definition information c using the management system 100 is referred to as an “operator”. Conventionally, each of the above operations has to be performed manually by an operator with a lot of labor.
[0042]
First, in operation (1), the operator performs input operation of various environment definition parameter values in the environment definition information c (environment definition file fc) via the input device 30, the display device 40, and the input form i. The operator can list various environment definition parameters and their set values in the input form i, and can recognize which environment definition parameters are in which computer h. In addition, various commands for operating environment definition information by the operator are presented on the input form i, and the operator can cause the management system 100 to perform various processes by executing the commands. It is possible to input the environment definition parameter values for a single environment definition file fc, or to input related parameter values for a plurality of environment definition files fc at the same time. A variable display form according to the condition is provided.
[0043]
In using the system, at least the host name and IP address (network address) of the computer h constituting the large-scale system 200, the path to the directory where the environment definition file fc is placed (placement directory path), etc. The parameters specific to the management target system (hereinafter referred to as target system specific values) must be input by the operator or previously input. Such target system specific value can also be input through the input form i. The target system specific value is referred to as distribution destination information at the time of distribution processing of the system setting file fs.
[0044]
In the management system 100, for environment definition parameters that require technical knowledge or experience, a template file is a set of values (actual values) that have a track record through experience in development / testing or similar systems. Since it is prepared together with ft, it is not necessary for the operator to completely input all parameter values for a large number of environment definition parameters, and the actual values can be used as set recommended values as they are. The actual value can be displayed on the input form i, and the operator only needs to input a value for the environment definition parameter to be set each time, and the actual value is automatically set for the other parameters. .
[0045]
Next, in operation (2), the management system 100 actually uses the parameter value input via the input form i, the template file and the actual value set ft prepared in the storage unit 20 in advance. A process of automatically generating a system setting file fs, which is a file distributed to be applied to the computer h as an environment definition file fc, is performed. Also, for script files necessary for the configuration of the large-scale system 200 (computer h), target system specific values such as a specified host name and IP address are set, and generation processing is automatically performed. The system setting file fs includes the script files.
[0046]
Next, in the operation (3), a process of automatically distributing the system setting file fs generated in the operation (2) to the computer h based on the distribution destination information such as the network address is performed. When the system setting file fs is arranged in a predetermined directory of the computer h, it is applied as the environment definition file fc in the computer h. The applied file fs is stored and managed in the storage unit 20 as a master file fm. As a function corresponding to the case where the operator has mistakenly specified or set the distribution destination information such as the network address, the system setting file fs that has already been distributed and applied to the computer h is once deleted and reworked. (1) It is also possible to cancel a setting or distribution error by executing (2) and redistributing the system setting file fs. By the operations (1) to (3), the process from the determination of the environment definition parameter value to the actual application is performed.
[0047]
Next, in the operation (4), by operating the input form i used in the operation (1), all or arbitrary environment definition parameters of the specified environment definition file fc (system setting file fs) are set, or For any environment definition parameter in the environment definition information c, it is possible to print out a form d in which information such as parameter meaning, recommended value (actual value), setting value, and setting reason is described in a predetermined format. This form output process can be designated and executed at any time by the operator.
[0048]
Next, in the operation (5), the operator can correct / update any environment definition parameter value through the input form i used in the operation (1), and regenerate the system setting file fs accordingly. And system application by distribution processing can be executed. This correction work can be executed at any time by the operator.
[0049]
Next, in operation (6), all system setting files fs generated and distributed and applied to the system are stored and managed as master files fm in the storage unit 20 of the management system 100, and at the same time, as version management, Version information is issued and assigned each time, and a process of holding and managing in the storage unit 20 as a master file fm along with the old version file is performed. In addition, as backup management, a process of taking a copy of the system setting file fs and saving it as a backup file fb in a predetermined area of the storage unit 20 is performed. When trouble occurs in the large-scale system 200 and the computer h, the distribution processing is performed on the designated computer h based on the master file fm whose version is managed and backed up in the storage unit 20 and restored. The problem of the environment definition file fc can be solved.
[0050]
Next, in the operation (7), the environment definition file fc applied to each computer h is collected at a predetermined timing on the management system 100 side, and the difference from the master file fm is checked, so that human error or It is possible to detect problems such as parameter value rewriting due to fraudulent purposes. In addition, by repeatedly executing this check function at predetermined time intervals, it is possible to monitor the rewriting of the target environment definition file fc, and when rewriting is detected, the operator or the like can be monitored via the output device. Can output an alarm (warning). The problems of the environment definition file fc can be quickly dealt with through the file check function and the alarm function.
[0051]
In the management system 100, by performing automatic processing and continuous processing of the operations (1) to (7), the burden on the operation of the environment definition information c by the operator can be greatly reduced.
[0052]
Next, the function of each processing unit of the management system 100 will be described. The UI processing unit 11 is for operating the environment definition information c by the operator, such as display processing of the input form i on the display device 14, reception processing of input of environment definition parameter values and various processing commands from the input device 13, etc. Perform user interface processing. The input form i is a graphical sheet for efficiently inputting and displaying environment definition parameter values in the environment definition information c, and has a predetermined display format. The environment definition parameter value and other information are input and displayed through the input form i. The UI processing unit 11 can display the environment definition parameters of an arbitrary environment definition file fc on the input form i using the master file fm or the like held in the storage unit 20.
[0053]
The parameter value calculation unit 12 receives the environment definition parameter value input by the operator through the input form i, and based on a predetermined calculation formula (algorithm) based on the format of the environment definition parameter, each environment of the system setting file fs With respect to the definition parameters, a setting value to be actually set is calculated. For example, this corresponds to the case of environment definition parameters in the form of selection input from some simplified values. An appropriate set value is calculated based on a predetermined calculation formula according to the input value selected and input by the operator. Note that a calculation process is not necessary for a parameter that uses an input parameter value as it is as an actual set value.
[0054]
The system setting file generation unit 13 generates the system setting file fs using the input parameter value through the input form i, the calculated value calculated by the parameter value calculation unit 12, the template file, the actual value set ft, and the like. Perform the process. For various environment definition parameters, there are those in which input parameter values are used as set values as they are, those that use set values calculated through the above calculation process, and those that use actual values as recommended values, etc. Each setting value is set at a predetermined location in the template file ft (a copy thereof) to create a system setting file fs.
[0055]
The master file management unit 14 performs processing for managing the system setting file fs distributed and applied to the computer h as a master file fm in the storage unit 20. By not only applying the generated system setting file fs to the computer h side but also managing it as a master file fm on the management system 100 side, it is possible to check whether or not the contents of the environment definition file fc are rewritten, and for trouble occurrence A backup-restore function or the like can be realized. Further, the master file management unit 14 can perform a version management process, a backup management process, and the like, which will be described later, for the system setting file fs managed as the master file fm.
[0056]
The file transfer unit 15 has a function of distributing the system setting file fs to a plurality of computers h of the large-scale system 200 via a predetermined network interface (file transfer interface). For a plurality of computers h at a time according to distribution destination information such as the host name of the computer h, network address, arrangement directory path, etc., file arrangement designation information for designating which computer h holds what environment definition file fc, etc. Distribution process. Also, it has a function of collecting the environment definition file fc (copy) applied by each computer h. During the distribution process of the system setting file fs or the collection process of the environment definition file fc, the file transfer process is performed based on the distribution destination information such as the network address of the computer h and the file arrangement designation information. Based on the file arrangement designation information, an appropriate system setting file fs corresponding to the software installed on each computer h in the large-scale system 200 is arranged.
[0057]
The form generation unit 16 generates form data having a predetermined unified format based on the given environment definition parameter values, stores the form data in the storage unit 20, and forms a paper medium form d through the printing device 50 as necessary. To print out. The form d can be printed out in response to an operator request (input of a form print command via the user interface). The form data and the form d can be listed in an organized form with respect to the environment definition information c, are used as information, and are structured in a predetermined output format for that purpose. The form d may be in a format similar to the display form of the input form i, or may be in a different format.
[0058]
The form generation unit 16 receives environment definition parameter values such as an operator input value, a calculated value by the calculation unit 12, and a default actual value through the parameter value calculation unit 12, and stores them in a predetermined part of the form of the form data. Write and generate form data.
1 shows a processing form in which the form generation unit 16 is supplied with various parameter values from the parameter value calculation unit 12. However, the form is acquired by acquiring data from the master file fm or the like managed in the storage unit 20. A processing form such as creating data may be used.
Normally, by setting the system 100 in advance so that form data is automatically generated and stored with new environment definition parameter values as the system setting file fs is generated, the operator can set the latest environment definition information c. Can be obtained at any time.
[0059]
The check unit 17 performs a process of checking whether or not the environment definition file fc applied to each computer h of the large-scale system 200 has been rewritten due to human error or illegal purpose. The check unit 17 performs a difference check on the environment definition file fc collected from each computer h by the file transfer unit 15 with the corresponding master file fm, and determines whether the content has been rewritten. If it is determined that the content has been rewritten, the alarm unit 18 is notified of this and a warning process for the operator is performed.
[0060]
The alarm unit 18 outputs an output device when a problem such as inconsistency such as content rewriting related to the environment definition information c and the environment definition file fc occurs through the check processing of the environment definition file fc in the check unit 17 or the like. The process of notifying the operator or the like through a warning is performed.
[0061]
FIG. 2 is a diagram for explaining generation and distribution of the system setting file fs and update processing of the master file fm. An overview of the relationship between the various files is given.
[0062]
The system configuration file fs is a file for system configuration (configuration) of the target system 200 and is generated by the system configuration file generation unit 13. The generated system setting file fs is distributed by the file transfer unit 15 to the designated computer h. The file distributed and applied to the designated computer h is held and managed in the storage unit 20 as a master file fm. The system setting file fs is actually applied as the environment definition file fc by being placed in a predetermined directory of the computer h. Of course, unless the environment definition file fc applied in the computer h is updated, the system setting file fs held in the storage unit 20 as the master file fm and the environment definition file stored in the computer h The contents of fc are in the same state.
[0063]
The template file ft is a file (template) for creating the system setting file fs, and is an environment definition file fc and a script template stored in the computer h. The template file ft is managed together with the actual value set of environment definition parameters.
[0064]
The master file fm is batch management data on the management system 100 side regarding the environment definition file fc applied by the computer h. The master file management unit 14 manages the system setting file fs applied to the computer h in the storage unit 20 as a master file fm. As for the entity, equivalent data is held on the management system 100 side and the large-scale system 200 side, respectively. Further, when there is a problem in the environment definition file fc on the computer h side, redistribution / application can be executed using the master file fm, so that the backup-restore function is achieved.
[0065]
The master file management unit 14 can further perform a backup process by creating a copy of the system setting file fs and holding it as a backup file fb in a predetermined area of the storage unit 20.
[0066]
In addition, as version management, version information is issued / assigned along with generation / distribution of the system setting file fs (that is, update of the environment definition file fc). It is stored as a master file fm in series. If necessary, it is possible to refer to the old version of the system setting file fs or reapply it. FIG. 5 shows an image of the system setting file fs whose version is managed as the master file fm by the master file management unit 14. For each of the plurality of system setting files (fs1, fs2,...), Files (versions 1, 2, 3,...) For each version are stored in series. A predetermined number or a predetermined amount of storage processing is performed according to the memory capacity of the storage unit 20.
[0067]
In addition, the management system 100 generates form data including a list of environment definition parameter setting values and other information of the file in accordance with generation and application (= update of the master file fm) of the system setting file fs, and the generated form data Can be set in advance so that the process of saving the data in the storage unit 20 is automatically performed. Similarly, it is possible to set so that the form d is automatically printed out based on the generated form data.
[0068]
Further, in the management system 100, the recommended value of the environment definition parameter in the input form i can be customized as necessary. However, since this is an actual value prepared in advance, it is not preferable to change the parameter itself. Can be locked so that the value cannot be changed.
[0069]
Further, in the management system 100, the template file and the actual value set ft of the environment definition file fc are stored and managed in a predetermined area of the storage unit 20, and the software product in the management target system 200 is upgraded or the specification is changed. Can be replaced or added.
[0070]
Next, the operation of the management system 100 of this embodiment will be described. FIG. 3 is a flowchart showing operations related to the generation / distribution processing of the system setting file fs in the management system 100. First, the operator inputs a parameter value for an arbitrary environment definition parameter in the environment definition information c through the input form i displayed by the processing by the UI processing unit 11 using the input device 30 and the display device 40 (step S1).
[0071]
Here, parameters for which the operator needs to consider / determine input values are input through the input form i. Other parameters are input based on the actual value set held in the storage unit 20. Since it is possible to automatically set the recommended value, it is not necessary to input in consideration of all parameters.
[0072]
Next, the parameter value input through the input form i is supplied to the parameter value calculation unit 12. The parameter value calculation unit 12 uses the given input parameter value, a predetermined calculation formula (algorithm) corresponding to the format of each parameter of the environment definition file fc, and the actual value set, all of the target environment definition file fc. A setting value to be actually set with respect to these parameters is derived, supplied to the system setting file generation unit 13, and information is output on the input form i (step S2).
[0073]
The system setting file generation unit 13 uses the template file ft (a copy thereof) to embed the environment definition parameter setting value derived through the parameter value calculation unit 12 in the corresponding location, and generates the system setting file fs (step S3). ). The generated system setting file fs is supplied to the master file management unit 14 so as to be handled as a master file fm in the entire system, and at the same time, distribution destination information (address information of the distribution destination computer h, etc.) of the system setting file fs. Is supplied to the file transfer unit 15.
[0074]
The master file management unit 14 performs a calculation for paying out a version (version) for each file based on the version management function for the system setting file fs newly generated by the system setting file generation unit 13 to obtain version information (version number). And information such as update date and time) is issued and attached to the file (step S4).
The old version of the system setting file fs is stored and managed in the storage unit 20 as a master file fm in a version series (FIG. 5). Version information is written into the system setting file fs (or added and managed externally). The master file management unit 14 temporarily stores the system setting file fs in which the version information is written as a temporary file in the storage unit 20 in order to distribute it to the designated distribution destination computer h (step S5). In this embodiment, until the distribution process of the system setting file fs is normally completed, the process is not yet stored as the master file fm.
[0075]
The file transfer unit 15 recognizes the system setting file fs to be distributed from the distribution destination information given from the master file management unit 14, the address of the distribution destination computer h (including the network address and the arrangement directory path), and the like. The distribution processing of the target system setting file fs = file transfer processing is automatically executed to all the computers h at the specified distribution destinations, and the execution result of the transfer processing is transmitted to the master file management unit 14 (steps) S6). By distributing the system setting file fs, the system setting file fs is arranged in a predetermined directory of the designated computer h, so that it becomes an application as a new environment definition file fc for the computer h. In other words, new environment definition parameter values are applied.
[0076]
If the file transfer process result is normal (step S7—YES “Distribution Success”), the master file management unit 14 replaces and saves the corresponding master file fm with respect to the applied system setting file fs (= update process). ) (Step S8), the distribution process temporary file deletion process (step S9) is performed. As a result, the new version of the system setting file fs is added to the group of old version system setting files fs as the master file fm, and the master file fm is updated. At the same time, the master file management unit 14 may perform a backup process of performing a copy process on the newly applied system setting file fs and storing it as a backup file fb in a predetermined area. In addition, when the new system setting file fs is applied to the large-scale system 200 as the environment definition file fc, the form generation unit 16 automatically generates form data based on the environment definition parameter value. You may perform (step S12). Based on the request from the operator, the form data can be printed out as form d. The form data generation process may be performed simultaneously with the generation of the system setting file fs (step S3).
[0077]
If the result of the file transfer process is an abnormal end (step S7—NO “Distribution failure”), the master file management unit 14 does not perform the replacement / save process for the corresponding master file fm, and the distribution process temporary file. The alarm unit 18 notifies the operator or the like of an abnormality to notify that the distribution has failed (step S10).
[0078]
When the redistribution of the system setting file fs is executed after the cause of the abnormal termination is found (for example, after the setting error of the distribution destination information is corrected) (step S11-YES), the file transfer unit 15 The distribution setting information is confirmed and the distribution process is re-executed using the distribution process temporary file, so that the system setting file fs (temporary file) is redistributed to the designated computer h. After the successful redistribution process, the new system setting file fs is saved as the master file fm. When the redistribution process is not executed (step S11-NO), the process ends abnormally due to a response such as canceling the distribution / application of the system setting file fs.
[0079]
Necessary for correction of parameter values once applied to the computer h of the large-scale system 200 as the environment definition file fc, replacement processing of the template file ft associated with change of the distribution destination computer node, change of software product specifications, etc. After the target template file ft is replaced according to the above, it can be dealt with by starting over from the value input work from the input form i.
[0080]
When the operator executes a form print command on the screen on which the input form i is displayed, the form generation unit 16 displays the environment definition parameter name, the meaning of the parameter, the specified value of the parameter, the recommended value of the parameter (actual value) Is used). A process of printing out a form d in a uniform format in which information such as parameter setting values and setting reasons is described is printed based on the form data. FIG. 4 shows an output format example in the form d or the input form i. In the figure, in addition to the above information, the name of the environment definition file fc (or system setting file fs), the software product name corresponding to the environment definition file fc, information on the computer h to which the file is applied, and the like are also output. In addition, there may be an output format in which each set value in a plurality of computers h is output as a list for an arbitrary environment definition parameter.
[0081]
After the new system setting file fs is applied to the computer h in the large-scale system 200 as the environment definition file fc, the necessary file is normally placed on all placement destinations of all the designated computers h based on the designation. If it is confirmed, the file check function in the 17th check is executed. FIG. 6 is a flowchart illustrating file check processing in the management system 100. When a file check command is given (step S21), the file transfer unit 15 collects the target environment definition file fc in each computer h based on the distribution destination information and supplies it to the check unit 17 (step S21). S22). The file check process can be executed in response to a command input by an operator, or can be automatically executed by the management system 100 at a predetermined timing or periodically at predetermined time intervals.
[0082]
The file check function in the check unit 17 is based on the difference between the collected environment definition file fc and the master file fm managed by the master file management unit 14 between the corresponding files. Processing for checking the existence and consistency of the environment definition file fc is performed (step S23). If no difference is detected as a result of the difference check process (step S24-NO), it is determined that the environment definition file fc applied to the computer h is not rewritten, and the process ends. If a difference is detected (step S24-YES), it is determined that the environment definition file fc has a content rewrite and the like, and the alarm function by the alarm unit 18 notifies the operator or the like through the display device screen or the like. Processing to be notified is performed (step S25).
[0083]
By repeatedly executing the file check process in the check unit 17 at predetermined time intervals, problems such as rewriting the contents of the environment definition file fc due to human error or fraudulent purpose can be detected at an early stage. When content rewriting or the like is detected, a warning notification is given to the operator or the like by the alarm function of the alarm unit 18, and the operator can be made aware of this and take action.
[0084]
Furthermore, after the operator has confirmed that the environment definition file fc has been rewritten and the cause has been investigated, the restore function by the master file management unit 14 (stored and managed in the storage unit 20 as the master file fm) The system setting file fs can be restored (= replacement of the environment definition file fc) as necessary using a function that allows redistribution / application to the computer h using the existing file. After the abnormality notification process (difference detection notification) by the alarm unit 18 (step S25), it is confirmed whether or not the operator is to cope with it. For example, it is confirmed whether or not the restore process is to be executed (step S26). When the restore is to be executed (YES in step S26), the master file management unit 14 and the file transfer unit 15 redistribute the corresponding system setting file fs. -An adaptation process is performed (step S27). As a result, problems such as inconsistencies in the environment definition file fc can be solved. When the coping process such as restoration is not executed (step S26-NO), the process ends as an abnormal end.
[0085]
Next, another embodiment of the present invention will be described. In the environment definition information management system according to the second exemplary embodiment of the present invention, in addition to the processing of the management system 100 according to the above-described exemplary embodiment, the check unit 17 further includes a function of checking the syntax of the environment definition file fc. In the second embodiment, the check unit 17 determines whether the file structure (syntax) and setting parameter values are appropriate for the environment definition file fc collected by the file transfer unit 15 (whether it satisfies a predetermined grammar or format). Check).
[0086]
In the first embodiment, the check standard of the environment definition file (and scripts) fc is only a difference check with the master file fm. In the second embodiment, when the operator or the user of the computer h changes a parameter value that does not cause a problem in system operation, it is detected by the file check function in the check unit 17 so that no warning is given. To. Alternatively, as a warning, a process is performed to notify that the contents have been changed but the syntax rules and parameter setting range conditions of the environment definition file fc are satisfied.
[0087]
In the second embodiment, the check unit 17 also performs syntax check processing of the environment definition file fc at the same time as the difference check processing with the corresponding master file fm, and detects whether the file contents are rewritten or updated by the difference check. In addition, it detects whether the file syntax and setting parameter values are critical to the operation of the large-scale system 200 and performs warning notification processing.
[0088]
The file check function in the second embodiment is performed sequentially at predetermined time intervals according to distribution destination information and file information (environment definition file name, application target computer h, arrangement directory path, etc.) managed by the master file management unit 14. The environment definition file fc is collected and collected, and stored in the temporary area by the function of the master file management unit 14.
[0089]
The master file management unit 14 checks the difference between the collected file stored in the temporary area and the corresponding master file fm (system setting file fs), syntax rules defined in advance for each environment definition file fc, and the like. According to the above, the validity check process of the file syntax and setting parameter value is performed.
[0090]
At this time, the master file management unit 14 performs a determination process on the environment definition file fc applied to the large-scale system 200 according to the following three criteria.
1. Whether the necessary environment definition file fc (= system setting file fs) is normally placed in all the specified distribution destination computers h.
2. Is there a fatal syntax error or parameter value error in the system definition file fc?
3. Is there any difference from the master file fm?
[0091]
In the determination, if it is caught in the standard 1 among the above three standards, there is a high possibility that it will be fatal to the system operation. Therefore, this state is positioned as the highest abnormality rank, and the operator etc. by the function of the alarm unit 18 As an abnormality warning process of the highest rank, information such as the environment definition file fc name and computer name in question is notified.
[0092]
Also, for criterion 2, the syntax judgment rules are subdivided to rank the importance for the system 200, the problem and its rank are notified to the alarm unit 18, and the problem and its problem are determined by the function of the alarm unit 18. The operator or the like is made to perform abnormality notification / warning processing according to the rank. For example, when a file syntax rule is not satisfied at all, or when there is a deviation from the normal condition or range of the setting parameter value, it is determined that the problem is of a high rank and a corresponding warning / notification is performed.
[0093]
Regarding standard 3, if there is no problem in the syntax or setting parameter value even if there is a difference between the environment definition file fc and the master file fm, it is determined that the problem is a low-rank problem with no problem in system operation. The function of the alarm unit 18 notifies the fact that the environment definition file fc is simply updated (while the syntax rules and the setting parameter value conditions are satisfied).
[0094]
As described above, in the management system according to the second embodiment, even when there are many opportunities to directly change and edit the environment definition file fc for system tests, maintenance of the computer h, etc., the environment is improved by the file check function in the check unit 17. When there is no problem in the configuration (syntax) and setting parameter value of the definition file fc, and warning processing is performed according to the rank of the problem for the application target system 200, the environment definition parameter is correctly edited. This is not a (serious) warning target, and an appropriate warning is output only in the case of a configuration error, parameter value abnormality, etc., leading to more effective problem detection regarding the environment definition information c.
[0095]
The embodiment of the present invention has been described above. The above-described embodiment shows an example of a preferred embodiment of the present invention, and the present invention is not limited thereto, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. .
[0096]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, as a first effect, in the operation of environment definition information in the design / construction or maintenance / management of a large-scale distributed computing system comprising a large number of computers. It is possible to reduce the work burden of humans (developers, managers, etc.), assist the work, and prevent troubles due to human error. The reason for this is that many environment definition files on multiple computers are managed by the management system at the same time, and manual operations such as parameter value input, file distribution / application, and parameter value documentation related to the operation of environment definition information are performed. This is because the series of operations performed in (1) is automated and processed continuously.
[0097]
In addition, not only experienced people but also inexperienced people can easily set environment definition parameters. The reason is that in the environment definition parameter setting work by the operator, a user interface including a predetermined input form is provided, and values such as the computer address information that the operator is forced to determine and enter values are entered. Except for this, the actual value set of environment definition parameters is prepared in advance and can be used and reused as it is, and the operator is simplified for environment definition parameters that require estimation of setting values for each target system. The appropriate parameter setting value that is actually set is automatically calculated by a predetermined calculation formula (algorithm) corresponding to the environment definition parameter format, etc. This is because processing is performed.
[0098]
As a second effect, each environment definition file and scripts are automatically generated based on a template file simply by the operator inputting environment definition parameter values according to a predetermined input form. The workload of designing files etc. can be reduced, and troubles due to file editing mistakes can be prevented.
[0099]
As a third effect, when the generated system setting file (file applied as an environment definition file in a computer) is applied to the target system, only the host name of the computer to be applied is specified (each system setting file). Since the distribution directory of the system setting file is automatically executed, the work load related to the application of the file is reduced and troubles due to work mistakes can be prevented.
[0100]
As a fourth effect, the process of documenting the list of applied environment definition parameter values is automatically performed in a predetermined unified format, and can be printed out as a form as necessary. It can be used effectively as information, such as for review material, etc., and the load that has been spent on document creation work in the past can be reduced.
[0101]
As a fifth effect, the management system side holds and manages the applied system setting file as a master file, thereby performing a backup-restore function using the master file and facilitating file redistribution / application. In addition, the file redistribution / application process can be executed immediately in the event of a file distribution failure or a trouble in the target system, and a prompt action can be taken.
[0102]
As a sixth effect, the applied system setting file is collected as a master file in one place, version management (issuing / assigning version information, holding including old version files, etc.) and backup management (holding a copy of the master file) By doing this, you can refer to and use each version of the file as needed, making it easier to check the file difference when changing the environment definition parameters, and to deal with troubles.
[0103]
As a seventh effect, it is possible to easily and early check and detect problems such as rewriting due to human error or fraudulent purpose related to the environment definition file, and to warn of it, thereby preventing system troubles. Conventionally, even if the number of computers that make up the system is not so large, it was impossible to instantaneously check the multiple environment definition files of various software products. Most cases were. However, in the present invention, for example, whether or not file rewriting is performed by collecting environment definition files for all computers specified at predetermined time intervals on a management system machine that manages the master file and checking the difference from the master file. This is because the problem can be detected by checking. Furthermore, not only the difference between the environment definition file and the master file, but also the parameter value change that is not fatal to the system operation by simultaneously executing the syntax check based on the predetermined syntax rules and the setting parameter value condition check. Can detect and alert on syntax errors and parameter value anomalies.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an overall configuration including an environment definition information management system 100 according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram for explaining generation, distribution, and master file fm update processing of a system setting file fs.
FIG. 3 is a flowchart showing a system setting file fs generation / distribution process in the environment definition information management system 100 according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram illustrating an output format example in a form d or an input form i.
FIG. 5 is a diagram showing an image of a system setting file fs whose version is managed.
FIG. 6 is a flowchart showing a file check process in the environment definition information management system 100 according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
100 Environment definition information management system
200 Large scale distributed computing system
h Calculator
10 Processing control unit
20 storage unit
30 Input device
40 Display device
50 Printing device
11 UI processing unit
12 Parameter value calculator
13 System setting file generator
14 Master File Management Department
15 File transfer section
16 Form generator
17 Check section
18 Alarm section
c Environment definition information
fc environment definition file
fs system setting file
ft template file and actual value set
fm master file (including each version)
fb backup file
i Input form
d Form

Claims (6)

多数の計算機で構成される大規模分散コンピューティングシステムの環境定義情報を管理する環境定義情報管理システムであって、
前記環境定義情報に含まれる環境定義パラメータ値の、操作者による入力を受け付けるユーザインタフェースと、
該ユーザインタフェースにより受け付けられた前記環境定義パラメータ値に基づいてシステム設定ファイルを自動的に生成するシステム設定ファイル生成手段と、
前記システム設定ファイル配布時に参照され、前記ユーザインタフェースを用いて入力するあるいは予め入力されている配布先情報に基づき、前記システム設定ファイルを環境定義ファイルとして前記計算機に配布する配布手段と、
前記システム設定ファイルをマスタファイルとして記憶する記憶手段と、
前記環境定義ファイルを定期的に収集する収集手段と、
該収集手段に収集された前記環境定義ファイルを前記マスタファイルと比較し差分をチェックするチェック手段と、
該チェック手段のチェックにより差分が検出された場合にその旨を操作者に対して通知するアラーム手段と、を有し、
前記チェック手段は、差分のチェックに加えて、
前記環境定義ファイルについて所定の構文ルール及びパラメータ値条件に基づき構文チェック処理及びパラメータ値異常チェック処理を行って問題を検出し、該問題のレベルに応じた警告通知を前記アラーム手段に行わせることを特徴とする環境定義情報管理システム。
An environment definition information management system for managing environment definition information of a large-scale distributed computing system composed of a large number of computers,
A user interface that accepts input by the operator of the environment definition parameter value included in the environment definition information;
System setting file generation means for automatically generating a system setting file based on the environment definition parameter value received by the user interface;
Distribution means for distributing the system setting file to the computer as an environment definition file based on distribution destination information that is referred to when the system setting file is distributed and is input using the user interface or is input in advance;
Storage means for storing the system setting file as a master file;
Collection means for periodically collecting the environment definition file;
Checking means for comparing the environment definition file collected by the collecting means with the master file and checking a difference;
Alarm means for notifying the operator when a difference is detected by the check by the check means;
In addition to the difference check, the checking means
A problem is detected by performing syntax check processing and parameter value abnormality check processing based on a predetermined syntax rule and parameter value condition for the environment definition file, and causing the alarm means to perform warning notification according to the level of the problem. A featured environment definition information management system.
前記チェック手段は、前記環境定義ファイルが前記計算機の各々に正常に配置されているかをチェックし、異常を検出した場合、前記アラーム手段に最上位ランクの異常警告通知を行わせることを特徴とする請求項1記載の環境定義情報管理システム。The check unit checks whether the environment definition file is normally arranged in each of the computers, and if an abnormality is detected, causes the alarm unit to perform an abnormality warning notification of the highest rank. The environment definition information management system according to claim 1. 前記チェック手段は、前記環境定義ファイルが、配布先の前記計算機の動作上致命的な構文エラー、及び、当該環境定義ファイルに含まれる前記環境定義パラメータ値の異常、のうち少なくとも一つを検出し、検出した場合、前記アラーム手段に高いランクの異常警告通知を行わせることを特徴とする請求項2記載の環境定義情報管理システム。The check means detects at least one of the environment definition file having a fatal syntax error in the operation of the distribution destination computer and the abnormality of the environment definition parameter value included in the environment definition file. 3. The environment definition information management system according to claim 2, wherein, if detected, the alarm means is made to perform a high-rank abnormality warning notification. 多数の計算機で構成される大規模分散コンピューティングシステムの環境定義情報を管理する環境定義情報管理システムの制御方法であって、
前記環境定義情報に含まれる環境定義パラメータ値の、操作者による入力を受け付けるステップと、
受け付けられた前記環境定義パラメータ値に基づいてシステム設定ファイルを自動的に生成するシステム設定ファイル生成ステップと、
前記システム設定ファイル配布時に参照され、前記操作者によって入力されるあるいは予め入力されている配布先情報に基づき、前記システム設定ファイルを環境定義ファイルとして前記計算機に配布する配布ステップと、
前記システム設定ファイルをマスタファイルとして記憶する記憶ステップと、
前記環境定義ファイルを定期的に収集する収集ステップと、
該収集ステップにより収集された前記環境定義ファイルを前記マスタファイルと比較し差分をチェックするチェックステップと、
該チェックステップのチェックにより差分が検出された場合にその旨を操作者に対して通知するアラームステップと、を有し、
前記チェックステップは、差分のチェックに加えて、
前記環境定義ファイルについて所定の構文ルール及びパラメータ値条件に基づき構文チェック処理及びパラメータ値異常チェック処理を行って問題を検出し、該問題のレベルに応じた警告通知をアラーム手段に行わせることを特徴とする環境定義情報管理システムの制御方法。
An environment definition information management system control method for managing environment definition information of a large-scale distributed computing system composed of a large number of computers,
Receiving an input by an operator of an environment definition parameter value included in the environment definition information;
A system setting file generation step for automatically generating a system setting file based on the accepted environment definition parameter value;
A distribution step of distributing the system setting file to the computer as an environment definition file based on distribution destination information that is referred to when the system setting file is distributed and is input by the operator or input in advance;
Storing the system setting file as a master file;
A collection step of periodically collecting the environment definition file;
A check step of comparing the environment definition file collected by the collection step with the master file and checking a difference;
An alarm step for notifying the operator of the difference when a difference is detected by the check of the check step, and
In the check step, in addition to the difference check,
A problem is detected by performing syntax check processing and parameter value abnormality check processing based on a predetermined syntax rule and parameter value condition for the environment definition file, and a warning notification according to the level of the problem is performed by an alarm means. Control method of environment definition information management system.
前記チェックステップは、前記環境定義ファイルが前記計算機の各々に正常に配置されているかをチェックし、異常を検出した場合、最上位ランクの異常警告通知を前記アラーム手段に行わせることを特徴とする請求項4記載の環境定義情報管理システムの制御方法。  In the checking step, it is checked whether the environment definition file is normally arranged in each of the computers, and when an abnormality is detected, an abnormality warning notification of the highest rank is performed by the alarm means. The control method of the environment definition information management system according to claim 4. 前記チェックステップは、前記環境定義ファイルが、配布先の前記計算機の動作上致命的な構文エラー、及び、当該環境定義ファイルに含まれる前記環境定義パラメータ値の異常、のうち少なくとも一つを検出し、検出した場合、高いランクの異常警告通知を前記アラーム手段に行わせることを特徴とする請求項5記載の環境定義情報管理システムの制御方法。  In the checking step, the environment definition file detects at least one of a syntax error critical to the operation of the distribution destination computer and an abnormality of the environment definition parameter value included in the environment definition file. 6. The method of controlling an environment definition information management system according to claim 5, wherein, when detected, the alarm means is notified of a high-rank abnormality warning.
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