JP4545274B2

JP4545274B2 - L type gas stopper

Info

Publication number: JP4545274B2
Application number: JP2000118312A
Authority: JP
Inventors: 三兄保坂
Original assignee: Koyo Sangyo Co Ltd; Toho Gas Co Ltd
Current assignee: Koyo Sangyo Co Ltd; Toho Gas Co Ltd
Priority date: 1999-04-19
Filing date: 2000-04-19
Publication date: 2010-09-15
Anticipated expiration: 2020-04-19
Also published as: JP2001004042A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、互いにほぼ直交する方向に延びるガス流入孔およびガス流出孔を有するＬ型ガス栓に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、Ｌ型ガス栓においては、弁体にその内部を貫通する貫通孔が形成されており、開時にはガス流入孔とガス流出孔とが貫通孔を介して連通するようになっている。したがって、弁体の貫通孔は、互いに直交するガス流入孔およびガス流出孔に対応してほぼ直角に屈曲して形成されている。貫通孔が直角に屈曲していると、貫通孔内におけるガスの流通抵抗が増大し、圧力損失が大きくなる。このような圧力損失を見越して、従来のＬ型ガス栓においては、貫通孔の内径をできる限り大きくしている。また、貫通孔を略四半分の円弧状に湾曲させるようにしたものもある（特開平１０−３３２０００号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のＬ型ガス栓においては、ガスの圧力損失を小さく抑えることが困難である場合があった。
例えば、最近、ガス流出孔が開口する栓本体の端部に接続ナットを回転自在に設け、この接続ナットをガス器具の流入部に螺合させることにより、ガス栓をガス器具に直接接続するガス栓が多用されるようになってきたが、このような器具直接接続タイプでは、接続ナットをできる限り小径にするために、流出孔を必要最小限の大きさにしている。したがって、Ｌ型ガス栓を器具直接接続タイプにする場合には、貫通孔が大径に形成される一方、流出孔が必要最小限野大きさに形成されるため、それらの間に内径差に基づく段差が生じる。その結果、貫通孔からガス流出孔にガスが流れる際に、大きな圧力損失が発生する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、内部に、弁収容孔とこの弁収容孔の内面にそれぞれの一端部が開口するガス流入孔及びガス流出孔とが形成された栓本体と、内部を貫通する貫通孔を有し、上記栓本体の弁収容孔に回動自在に設けられた弁体とを備え、上記ガス流入孔と上記ガス流出孔とのうちの一方が上記弁体の回動軸線上に配置されて、その一端部がほぼ上記回動軸線方向を向く上記弁収容孔の内面に開口し、他方が上記回動軸線とほぼ直交する線上に配置されて、その一端部が上記回動軸線とほぼ直交する方向を向く上記弁収容孔の内面に開口し、上記貫通孔の一端部が上記弁体の回動軸線方向を向く外面に開口して上記ガス流入孔と上記ガス流出孔とのうちの上記一方と対向し、上記貫通孔の他端部が、上記弁体の回動位置に応じて上記ガス流入孔と上記ガス流出孔とのうちの上記他方と対向、離間するよう、上記弁体の回動軸線とほぼ直交する方向を向く外面に開口するＬ型ガス栓において、上記他方の一端開口部の上記回動軸線方向における寸法が、上記貫通孔の他端開口部の上記回動軸線方向における寸法より小さく設定され、上記他方の一端開口部の内周面のうちの、上記回動軸線方向において上記貫通孔の一端部から最も離れた端縁と、これに対応する上記貫通孔の他端開口部の端縁とが、上記回動軸線方向においてほぼ同一位置に配置され、上記他方の一端開口部の内周面のうちの、上記回動軸線方向において上記貫通孔の一端部に近い側の端部には、上記貫通孔との間の段差を小さくするための切欠き部が形成されていることを特徴としている。
この場合、上記貫通孔の他端部は、上記回動軸線と直交する方向に延びていてもよく、上記他方に対し上記弁体の回動軸線から離れるのにしたがって上記貫通孔の一端部から離れるように傾斜していてもよい。
上記貫通孔の一端部と他端部とを結ぶ中間部は、円弧状に湾曲していることが望ましい。
上記貫通孔の他端開口部が上記回動軸線に沿う方向に長い長円状に形成され、上記他方の一端開口部がほぼ円形に形成され、その内径が上記貫通孔の他端開口部の幅とほぼ同一に設定されていることが望ましい。
上記貫通孔の一端開口部が円形に形成され、この一端開口部と他端開口部とが滑らかに連結されていることが望ましい。
以上
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図１〜図１１を参照して説明する。
図１〜図９はこの発明の一実施の形態を示すものであり、この実施の形態のＬ型ガス栓１は、図１および図２に示すように、栓本体２と弁体３とを備えている。
【０００６】
図１〜図６に示すように、栓本体２の内部には、軸線を上下方向に向けたテーパ孔状の弁収容孔２１が形成されている。この弁収容孔２１は、球形または円筒形に形成してもよい。
【０００７】
また、栓本体２の内部には、ガス流入孔２２およびガス流出孔２３が形成されている。
ガス流入孔２２は、断面円形状をなしており、その軸線を弁収容孔２１の軸線（弁体３の回動軸線）Ｌと一致させて配置されている。ガス流入孔２２の内側の端部２２ａは、弁収容孔２１の小径側の端面（回動軸線Ｌ方向を向く内面）に開口し、外側の端部２２ｂ、は栓本体２の外面に開口している。内側の端部２２ａの内径は、ガスの流通抵抗を所定の大きさ以下にするのに必要とされる内径より大径になっている。ガス流入孔２２の外側の端部２２ｂには、周知のガス管接続機構４が設けられている。このガス管接続機構４によってガス流入孔２２にフレキシブルガス管（図示せず）が接続され、フレキシブルガス管からガスが供給されるようになっている。
【０００８】
ガス流出孔２３は、断面円形状をなしており、その軸線を軸線Ｌとほぼ直交させて配置されている。ガス流出孔２３の内側の端部２３ａは弁収容孔２１の内周面（回動軸線Ｌとほぼ直交する方向を向く内面）に開口し、外側の端部２３ｂは、栓本体２の外周面に軸線Ｌと直交する方向に突出して形成された突出部２４の先端面に開口している。突出部２４には、接続ナット５が回転自在に設けられており、この接続ナット５をガス器具（図示せず）に螺合させることにより、ガス栓１がガス器具に直接接続されるようになっている。接続ナット５が大径化するのを防止するために、流出孔２３の内径は、ガスの流通抵抗を勘案した上でできる限り小さく設定されており、ガス流入孔２２より小径になっている。
【０００９】
図５および図６に示すように、栓本体２の外周面には、突起２５が形成されている。この突起２５は、突出部２４に対し、軸線Ｌ方向には同一位置に、栓本体２の周方向にはほぼ９０°離れて配置されている。突起２５には、その先端面から弁収容孔２１の内周面まで延びる検査孔２６が形成されている。なお、検査孔２６は、検査時以外、つまりガス栓１の通常の使用時には、その外側の開口部に螺合された止めねじ（図示せず）によって開閉可能に閉じられている。
【００１０】
図１、図２および図７〜図９に示すように、上記弁体３は、弁収容孔２１に回動自在に挿入されている。弁体３は、弁収容孔２１に対応してテーパ状に形成されているが、弁収容孔２１が他の形状である場合には、それに対応して球形または円筒形に形成される。弁体３には、その内部を貫通する貫通孔３１が形成されている。
【００１１】
貫通孔３１は、ガス流入孔２２とガス流出孔２３とを連通させるためのものであり、略四半分の円弧状に湾曲して形成されている。貫通孔３１の一端部３１ａは、弁体３の小径側の端面（ほぼ回動軸線Ｌ方向を向く外面）に開口し、他端部３１bは弁体３の外周面（回動軸線Ｌとほぼ直交する方向を向く外面）に開口している。
【００１２】
貫通孔３１の一端部３１ａは、円形に形成されており、その内径はガス流入孔２２の内側の端部２２ａの内径と同径になっている。また、一端部３１ａは、その軸線を軸線Ｌと一致させて配置されている。したがって、貫通孔３１は、ガス流入孔２２と常時対向して連通している。
【００１３】
貫通孔３１の他端部３１ｂは、軸線Ｌ方向に長い長円状に形成されている。他端部３１ｂの軸線Ｌ方向における長さは、ガス流入孔２２の一端部２２ａの内径より長くなっている。その一方、他端部３１ｂの幅は、一端部２２ａの内径より狭くなっている。この実施の形態では、ガス流出孔２３の内径とほぼ同一になっている。他端部３１ｂの長さおよび幅をこのように設定することにより、他端部３１ｂと一端部３１ａとの断面積がほぼ等しく設定されている。また、一端部３１ａの内面と他端部３１ｂの内面とは、互いの間に段差等が生じないよう滑らかに連結されており、一端部３１ａと他端部３１ｂとの間の貫通孔３１の各部分の断面積は、両端部３１ａ，３１ｂの断面積とほぼ等しくなっている。そして、貫通孔３１を円弧状に湾曲させたことと、貫通孔３１の各部の断面積を一端部３１ａの断面積と同一にして通常必要とされる断面積より大きくしたこととにより、貫通孔３１内における流通抵抗を所定の大きさ以下にしている。
【００１４】
貫通孔３１の他端部３１ｂは、弁体３をハンドル６によって回動操作して所定の開位置に回動させると、ガス流出孔２３の端部２３ａと対向する。これにより、ガス流入孔２２とガス流出孔２３とが貫通孔３１を介して連通し、ガス器具にガスが供給される。
【００１５】
弁体３を開位置から所定の閉位置までほぼ９０°回動させると、貫通孔３１の他端部３１ｂがガス流出孔２３の端部２３ａに対して弁収容孔２１の周方向に離間する。この結果、ガス流入孔２２とガス流出孔２３との間が弁体３によって遮断され、ガス器具に対するガスの供給が停止する。このとき、貫通孔３１の他端部３１ｂが長円形をなしているので、円形にした場合に比して、他端部３１ｂとガス流出孔２３の端部２３ａとの間の弁体３の周方向における間隔を広くすることができる。したがって、貫通孔３１とガス流出孔２３との間のガスの流通を確実に遮断することができる。これが、貫通孔３１の他端部３１ｂを軸線Ｌ方向に長い長孔にした理由である。
【００１６】
弁体３の外周面には、周方向に延びる溝３２が形成されている。この溝３２は、弁体３を開位置から閉位置側へ回動させたとき、貫通孔３１がガス流出孔２３から周方向へ離間する直前の位置から閉位置までの範囲で、ガス流出孔２３と検査孔２６とを連通させるように配置されている。したがって、貫通孔３１がガス流出孔２３から離間する直前の位置に弁体３を回動させると、検査孔２６が、溝３２および貫通孔３１を介してガス流入孔２２に連通するとともに、溝３２を介してガス流出孔２３に連通する。これにより、ガス圧検査および元栓（図示せず）からガス器具までの間にガス漏れが有るか否かの検査を行うことができる。また、弁体３を閉位置に回動させると、検査孔２６が溝３２を介してガス流出孔２３と連通し、ガス流入孔２２に対して遮断される。これにより、ガス栓１からガス器具までの間にガス漏れがあるか否かを検査することができる。
【００１７】
図１に示すように、端部２３ａの弁収容孔２１の内周面における開口部の上端縁（他方の弁収容孔２１の内面における開口部のうちの回動軸線Ｌ方向において貫通孔３１の一端部３１ａから離れた側の端縁）と、これに対応する貫通孔３１の他端部３１ｂの開口部の上端縁とは、軸線Ｌ方向においてほぼ同一位置に配置されている。この結果、端部２３ａの開口部の下端縁が、貫通孔３１の端部３１ｂの開口部の下端縁とよりそれらの軸線Ｌ方向における長さの差の分だけ上方に位置し、それらの間に段差が形成される。この段差をそのまま放置すると、貫通孔３１とガス流出孔２３との間に大きな流通抵抗が発生する。このような不具合を未然に防止するために、次の構成が採用されている。
【００１８】
すなわち、図１、図２および図４〜図６に示すように、ガス流出孔２３の端部２３ａの内周面の下側には、弁収容孔２１の内周面から外側に向って切り欠き部２７，２８が順次形成している。
【００１９】
切り欠き部２７は、断面円弧状をなし、ガス流出孔２３と平行に延びている。つまり、切り欠き部２７は、ガス流出孔２３と平行に延びる円弧面によって形成されている。この円弧面の曲率半径は、ガス流出孔２３の半径より若干大径になっている。切り欠き部２７の弁収容孔２１の内周面における下端縁は、貫通孔３１の他端部３１ｂの開口部の下端縁と一致している。この結果、弁収容孔２１の内周面における端部２３ａの開口部は、その幅が貫通孔３１の他端部３１ｂの開口部の幅より若干広くなる点を除き、他端部３１ｂの開口部の形状とほぼ同一になっている。これにより、貫通孔３１の他端部３１ｂとガス流出孔２３の内側の端部２３ａとの各下端縁間に段差が形成されるのを防止している。切り欠き部２７の曲率半径は、ガス流出孔２３の半径と同一にしてもよい。そのようにすれば、切り欠き部２７が形成された個所における端部２３ａの形状を、貫通孔３１の他端部３１ａの形状とほとんど同一にすることができる。
【００２０】
切り欠き部２８は、切り欠き部２７から外側に向って滑らかに連続して延びており、切り欠き部２７とほぼ同一の曲率半径を有する円弧面によって形成されている。ただし、切り欠き部２８は、切り欠き部２７がガス流出孔２３と平行に配置されているのに対し、外側に向かうにしたがって上方へ向うように傾斜している。このような切り欠き部２８を切り欠き部２７とこれに外側に続くガス流出孔２３の内周面との間に形成することにより、それらを段差が生じることなく滑らかに連続させている。切り欠き部２８は、弁収容孔２１の内周面まで延ばしてもよい。勿論、その場合には、切り欠き部２７が形成されることはない。
【００２１】
なお、貫通孔３１の端部３１ｂ内を流れるガスの流量は、上端側で多く、下端側で少ない。そこで、端部２３ａ、３１ｂの上端縁どうしを軸線Ｌ方向においてほぼ同一位置に位置させることにより、ガス流量の多い上端縁側の流通抵抗をほとんど無くすようにしたものである。
【００２２】
上記構成のＬ型ガス栓１においては、ガス流出孔２３を貫通孔３１より小さくしているので、それに対応して突出部２４の外径を小さくすることができ、これによって接続ナット５の外径を小さくすることができる。しかも、ガス流出孔２３の内側の端部２３ａに切り欠き部２７，２８を形成し、弁収容孔の内周面における端部２３ａの開口部と、弁体３の外周面における貫通孔３１の他端部３１ｂ開口部と各下端縁間に段差が形成されるのを防止している。したがって、ガスの流通抵抗およびそれに基づく圧力損失を小さくすることができる。
【００２３】
図１０および図１１は、この発明の他の実施の形態を示すものである。この実施の形態のＬ型ガス栓１′においては、貫通孔３１の他端部３１ｂが軸線Ｌから離れるのにしたがって上方（貫通孔３１の一端部３１ａから離れる方向）へ向うように傾斜している。また、切り欠き部１７が形成されておらず、切り欠き部１８が弁収容孔２１の内周面まで延びている。また、切り欠き部１８の曲率半径は、ガス流出孔２３の半径より若干小さくなっている。これは、図１０において想像線で示すように、切り欠き部２８を形成するためのエンドミル、ドリル等の切削工具Ｔを、切り欠き部２８と同一角度だけ傾斜させた状態でガス流出孔２３に挿入することができるようにするためものである。
【００２４】
また、このＬ型ガス栓１′では、ガス流入孔２２の内側の端部２２ａの下流側近傍に、端部２２ａに接近するのにしたがって大径になるテーパ孔部２２ｃが形成されている。これにより、ガス流入孔２２の小径である下流側から大径である端部２２ａ側へ向ってガスが円滑に流れるようにしている。その他の構成は、上記Ｌ型ガス栓１と同様になっている。
【００２５】
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態におけるガス流入孔２２とガス流出孔２３とを逆にしてもよい。つまり、ガス流入孔２２をガス流出孔として用い、ガス流出孔２３をガス流入孔として用いてもよい。
【００２６】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ガス流入孔またはガス流出孔を必要最小限に小さくすることができ、しかも小さくされたガス流入孔またはガス流出孔と弁体の貫通孔との間の流通抵抗を小さくし、それによってガスの圧力損失を小さくすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係るＬ型ガス栓を開状態で示す縦断面図である。
【図２】同ガス栓を閉状態で示す縦断面図である。
【図３】同ガス栓の栓本体を示す正面図である。
【図４】図３のＸ−Ｘ断面図である。
【図５】図３のＹ−Ｙ断面図である。
【図６】図５のＸ−Ｘ断面図である。
【図７】同ガス栓の弁体を示す正面図である。
【図８】図７のＸ−Ｘ断面図である。
【図９】図７のＹ−Ｙ断面図である。
【図１０】この発明の他の実施の形態を開状態で示す縦断面図である。
【図１１】栓収容孔の内周面におけるガス流出孔の開口部と弁体の外周面における貫通孔の開口部との関係を開状態で示す図である。
【符号の説明】
Ｌ軸線（弁体の回動軸線）
１Ｌ型ガス栓
１′ Ｌ型ガス栓
２栓本体
３弁体
２１栓収容孔
２２ガス流入孔
２２ａガス流入孔の内側の端部
２３ガス流出孔
２３ａガス流出孔の内側の端部
２７切り欠き部
２８切り欠き部
３１貫通孔
３１ａ貫通孔の一端部
３１ｂ貫通孔の他端部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an L-type gas stopper having a gas inflow hole and a gas outflow hole extending in directions substantially orthogonal to each other.
[0002]
[Prior art]
In general, in the L-type gas stopper, a through-hole penetrating the inside of the valve body is formed, and when opened, the gas inflow hole and the gas outflow hole communicate with each other through the through-hole. Therefore, the through hole of the valve body is formed to be bent at a substantially right angle corresponding to the gas inflow hole and the gas outflow hole orthogonal to each other. When the through hole is bent at a right angle, the gas flow resistance in the through hole is increased and the pressure loss is increased. In anticipation of such pressure loss, in the conventional L-type gas stopper, the inner diameter of the through hole is made as large as possible. In addition, there is also one in which the through hole is curved in a substantially quadrant arc shape (see Japanese Patent Laid-Open No. 10-332000).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional L-type gas stopper, it may be difficult to keep the pressure loss of the gas small.
For example, recently, a connecting nut is rotatably provided at the end of a plug body where a gas outflow hole is opened, and the connecting nut is screwed into an inflow portion of the gas appliance so that the gas plug is directly connected to the gas appliance. In many cases, plugs have been used frequently. In such a device direct connection type, in order to make the connecting nut as small as possible, the outflow hole has a minimum required size. Therefore, when the L-shaped gas plug is a direct connection type of the instrument, the through hole is formed with a large diameter, while the outflow hole is formed with a necessary minimum field size. A level difference is generated. As a result, a large pressure loss occurs when gas flows from the through hole to the gas outflow hole.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and a valve accommodating hole and a gas inflow hole and a gas outflow hole, each of which is open at one end, are formed inside the valve accommodating hole . A plug body, and a valve body that has a through-hole penetrating through the valve body and is rotatably provided in the valve housing hole of the plug body, and one of the gas inlet hole and the gas outlet hole is It is arranged on the rotation axis of the valve body, one end thereof is opened on the inner surface of the valve housing hole facing the direction of the rotation axis, and the other is arranged on a line substantially orthogonal to the rotation axis. One end of which opens in the inner surface of the valve housing hole facing in a direction substantially perpendicular to the rotation axis, and one end of the through hole opens in the outer surface of the valve body in the rotation axis direction. Opposite the one of the inflow hole and the gas outflow hole, the other end of the through hole is L that opens to the outer surface facing in a direction substantially orthogonal to the rotation axis of the valve body so as to face and separate from the other of the gas inflow hole and the gas outflow hole according to the rotation position of the valve body. In the mold gas stopper, the dimension of the other end opening in the rotation axis direction is set smaller than the dimension of the other end opening of the through hole in the rotation axis direction . Of the peripheral surface, the edge farthest from one end of the through hole in the rotation axis direction and the corresponding edge of the other end opening of the through hole correspond in the rotation axis direction . A step between the inner hole of the other one end opening and the one near the one end of the through hole in the direction of the rotation axis is disposed at substantially the same position. A notch is formed to reduce the It is set to.
In this case, the other end of the through hole may extend in a direction orthogonal to the rotation axis, and from the one end of the through hole as the distance from the rotation axis of the valve body with respect to the other is increased. You may incline so that it may leave | separate.
It is desirable that an intermediate portion connecting one end portion and the other end portion of the through hole be curved in an arc shape.
The other end opening of the through hole is formed in a long oval shape in a direction along the rotation axis, the other end opening is formed in a substantially circular shape, and the inner diameter thereof is the same as that of the other end opening of the through hole. It is desirable that the width is set almost the same.
It is desirable that one end opening of the through hole is formed in a circular shape, and the one end opening and the other end opening are smoothly connected.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
1 to 9 show an embodiment of the present invention, and an L-type gas plug 1 of this embodiment includes a plug body 2 and a valve body 3 as shown in FIGS. I have.
[0006]
As shown in FIG. 1 to FIG. 6, a valve housing hole 21 having a tapered hole shape whose axis is directed in the vertical direction is formed inside the plug body 2. The valve accommodation hole 21 may be formed in a spherical shape or a cylindrical shape.
[0007]
Further, a gas inflow hole 22 and a gas outflow hole 23 are formed inside the plug body 2.
The gas inflow hole 22 has a circular cross section, and is arranged such that its axis coincides with the axis of the valve housing hole 21 (the rotation axis of the valve body 3) L. The inner end 22 a of the gas inflow hole 22 opens to the end surface on the small diameter side (the inner surface facing the rotation axis L direction) of the valve housing hole 21, and the outer end 22 b opens to the outer surface of the plug body 2. ing. The inner end 22a has an inner diameter that is larger than the inner diameter required to reduce the gas flow resistance to a predetermined value or less. A known gas pipe connection mechanism 4 is provided at the outer end 22 b of the gas inflow hole 22. A flexible gas pipe (not shown) is connected to the gas inflow hole 22 by the gas pipe connection mechanism 4 so that gas is supplied from the flexible gas pipe.
[0008]
The gas outflow hole 23 has a circular cross section, and is arranged with its axis substantially orthogonal to the axis L. The inner end 23 a of the gas outflow hole 23 opens on the inner peripheral surface (the inner surface facing the direction substantially perpendicular to the rotation axis L) of the valve housing hole 21, and the outer end 23 b is the outer peripheral surface of the plug body 2. Opening is made at the front end surface of the projecting portion 24 formed so as to project in a direction perpendicular to the axis L. The projecting portion 24 is provided with a connecting nut 5 so as to be rotatable. By screwing the connecting nut 5 into a gas appliance (not shown), the gas plug 1 is directly connected to the gas appliance. It has become. In order to prevent the connection nut 5 from increasing in diameter, the inner diameter of the outflow hole 23 is set as small as possible in consideration of the gas flow resistance, and is smaller than the gas inflow hole 22.
[0009]
As shown in FIGS. 5 and 6, a protrusion 25 is formed on the outer peripheral surface of the plug body 2. The protrusion 25 is disposed at the same position in the direction of the axis L with respect to the protrusion 24 and at a distance of approximately 90 ° in the circumferential direction of the plug body 2. The protrusion 25 is formed with an inspection hole 26 extending from the tip surface to the inner peripheral surface of the valve housing hole 21. The inspection hole 26 is closed so as to be openable and closable by a set screw (not shown) that is screwed into the opening on the outside of the inspection hole 26 except during inspection, that is, during normal use of the gas plug 1.
[0010]
As shown in FIGS. 1, 2, and 7 to 9, the valve body 3 is rotatably inserted into the valve accommodation hole 21. The valve body 3 is formed in a tapered shape corresponding to the valve accommodation hole 21, but when the valve accommodation hole 21 has another shape, it is formed in a spherical shape or a cylindrical shape corresponding thereto. The valve body 3 is formed with a through hole 31 penetrating through the inside thereof.
[0011]
The through hole 31 is for communicating the gas inflow hole 22 and the gas outflow hole 23, and is formed to be curved in a substantially quadrant arc shape. One end 31a of the through hole 31 opens on the end surface on the small diameter side of the valve body 3 (an outer surface substantially facing the direction of the rotational axis L), and the other end 31b is an outer peripheral surface of the valve body 3 (almost with the rotational axis L). It opens to the outer surface facing the orthogonal direction.
[0012]
One end 31 a of the through hole 31 is formed in a circular shape, and its inner diameter is the same as the inner diameter of the inner end 22 a of the gas inflow hole 22. Further, the one end portion 31 a is arranged with its axis line coincident with the axis line L. Therefore, the through hole 31 is always opposed to and communicated with the gas inflow hole 22.
[0013]
The other end 31b of the through hole 31 is formed in an oval shape that is long in the axis L direction. The length of the other end portion 31 b in the direction of the axis L is longer than the inner diameter of the one end portion 22 a of the gas inflow hole 22. On the other hand, the width of the other end portion 31b is narrower than the inner diameter of the one end portion 22a. In this embodiment, the inner diameter of the gas outflow hole 23 is substantially the same. By setting the length and width of the other end 31b in this way, the cross-sectional areas of the other end 31b and the one end 31a are set to be approximately equal. Further, the inner surface of the one end portion 31a and the inner surface of the other end portion 31b are smoothly connected so as not to cause a step or the like between them, and the through hole 31 between the one end portion 31a and the other end portion 31b is formed. The cross-sectional area of each part is substantially equal to the cross-sectional area of both end portions 31a and 31b. The through-hole 31 is curved in an arc shape, and the cross-sectional area of each part of the through-hole 31 is made the same as the cross-sectional area of the one end 31a so as to be larger than the normally required cross-sectional area. The distribution resistance in 31 is made below to a predetermined magnitude.
[0014]
The other end portion 31 b of the through hole 31 faces the end portion 23 a of the gas outflow hole 23 when the valve body 3 is rotated by the handle 6 and rotated to a predetermined open position. As a result, the gas inflow hole 22 and the gas outflow hole 23 communicate with each other through the through hole 31, and gas is supplied to the gas appliance.
[0015]
When the valve body 3 is rotated by approximately 90 ° from the open position to the predetermined closed position, the other end 31 b of the through hole 31 is separated from the end 23 a of the gas outflow hole 23 in the circumferential direction of the valve accommodation hole 21. . As a result, the gap between the gas inflow hole 22 and the gas outflow hole 23 is blocked by the valve body 3, and the supply of gas to the gas appliance is stopped. At this time, since the other end portion 31b of the through hole 31 has an oval shape, the valve body 3 between the other end portion 31b and the end portion 23a of the gas outflow hole 23 is smaller than when the other end portion 31b is circular. The interval in the circumferential direction can be increased. Therefore, the gas flow between the through hole 31 and the gas outflow hole 23 can be reliably blocked. This is the reason why the other end 31b of the through hole 31 is a long hole extending in the axis L direction.
[0016]
A groove 32 extending in the circumferential direction is formed on the outer peripheral surface of the valve body 3. When the valve body 3 is rotated from the open position to the closed position, the groove 32 has a gas outflow hole in a range from the position immediately before the through hole 31 is separated from the gas outflow hole 23 in the circumferential direction to the closed position. 23 and the inspection hole 26 are arranged to communicate with each other. Therefore, when the valve body 3 is rotated to a position immediately before the through hole 31 is separated from the gas outflow hole 23, the inspection hole 26 communicates with the gas inflow hole 22 through the groove 32 and the through hole 31, and the groove Communicating with the gas outflow hole 23 via 32. Thereby, it is possible to perform a gas pressure inspection and an inspection as to whether or not there is a gas leak between the main plug (not shown) and the gas appliance. When the valve body 3 is turned to the closed position, the inspection hole 26 communicates with the gas outflow hole 23 through the groove 32 and is blocked from the gas inflow hole 22. Thereby, it can be test | inspected whether there exists gas leakage between the gas stopper 1 and a gas appliance.
[0017]
As shown in FIG. 1, the upper end edge of the opening on the inner peripheral surface of the valve accommodating hole 21 of the end 23 a (the through hole 31 in the direction of the rotation axis L of the opening on the inner surface of the other valve accommodating hole 21). (The edge on the side away from the one end portion 31a) and the upper end edge of the opening portion of the other end portion 31b of the corresponding through hole 31 are arranged at substantially the same position in the axis L direction. As a result, the lower end edge of the opening portion of the end portion 23a is positioned above the lower end edge of the opening portion of the end portion 31b of the through hole 31 by the difference in length in the direction of the axis L, and between them. A step is formed. If this step is left as it is, a large flow resistance is generated between the through hole 31 and the gas outflow hole 23. In order to prevent such a problem, the following configuration is adopted.
[0018]
That is, as shown in FIGS. 1, 2, and 4 to 6, the gas outlet hole 23 is cut from the inner peripheral surface of the end portion 23 a toward the outside from the inner peripheral surface of the valve housing hole 21. Notch portions 27 and 28 are sequentially formed.
[0019]
The notch 27 has a circular arc cross section and extends in parallel with the gas outflow hole 23. That is, the notch 27 is formed by an arc surface extending in parallel with the gas outflow hole 23. The radius of curvature of the arc surface is slightly larger than the radius of the gas outflow hole 23. The lower end edge of the notch 27 on the inner peripheral surface of the valve housing hole 21 coincides with the lower end edge of the opening of the other end 31 b of the through hole 31. As a result, the opening of the end 23a on the inner peripheral surface of the valve housing hole 21 is the opening of the other end 31b, except that the width is slightly wider than the width of the opening of the other end 31b of the through hole 31. It is almost the same as the shape of the part. This prevents a step from being formed between the lower end edges of the other end portion 31 b of the through hole 31 and the end portion 23 a inside the gas outflow hole 23. The radius of curvature of the notch 27 may be the same as the radius of the gas outflow hole 23. By doing so, the shape of the end 23 a at the location where the notch 27 is formed can be made almost the same as the shape of the other end 31 a of the through hole 31.
[0020]
The notch 28 extends smoothly and continuously from the notch 27 toward the outside, and is formed by an arcuate surface having substantially the same radius of curvature as the notch 27. However, the notch 28 is inclined so as to go upward as it goes outward, while the notch 27 is arranged in parallel with the gas outflow hole 23. By forming such a notch portion 28 between the notch portion 27 and the inner peripheral surface of the gas outflow hole 23 that follows the notch portion 27, they are smoothly continued without causing a step. The notch 28 may extend to the inner peripheral surface of the valve accommodation hole 21. Of course, in that case, the notch 27 is not formed.
[0021]
Note that the flow rate of the gas flowing in the end portion 31b of the through hole 31 is large on the upper end side and small on the lower end side. In view of this, the upper end edges of the end portions 23a and 31b are located at substantially the same position in the direction of the axis L, so that the flow resistance on the upper end side where the gas flow rate is large is almost eliminated.
[0022]
In the L-shaped gas plug 1 configured as described above, since the gas outflow hole 23 is made smaller than the through hole 31, the outer diameter of the projecting portion 24 can be correspondingly reduced. The diameter can be reduced. Moreover, notches 27 and 28 are formed in the inner end 23 a of the gas outflow hole 23, and the opening of the end 23 a on the inner peripheral surface of the valve housing hole and the through hole 31 on the outer peripheral surface of the valve body 3 are formed. A step is prevented from being formed between the opening of the other end 31b and each lower edge. Therefore, the gas flow resistance and the pressure loss based thereon can be reduced.
[0023]
10 and 11 show another embodiment of the present invention. In the L-shaped gas plug 1 ′ of this embodiment, as the other end portion 31 b of the through hole 31 is separated from the axis L, it is inclined upward (in a direction away from the one end portion 31 a of the through hole 31). Yes. Further, the notch 17 is not formed, and the notch 18 extends to the inner peripheral surface of the valve accommodating hole 21. Further, the radius of curvature of the notch 18 is slightly smaller than the radius of the gas outflow hole 23. As shown by an imaginary line in FIG. 10, this is because the cutting tool T such as an end mill or a drill for forming the notch 28 is inclined at the same angle as the notch 28 in the gas outflow hole 23. This is so that it can be inserted.
[0024]
Further, in the L-type gas plug 1 ′, a tapered hole portion 22 c that increases in diameter as it approaches the end portion 22 a is formed in the vicinity of the downstream side of the end portion 22 a inside the gas inflow hole 22. Thus, the gas smoothly flows from the downstream side having a small diameter of the gas inflow hole 22 toward the end portion 22a having a large diameter. Other configurations are the same as those of the L-shaped gas plug 1.
[0025]
In addition, this invention is not limited to said embodiment, It can change suitably.
For example, the gas inflow hole 22 and the gas outflow hole 23 in the above embodiment may be reversed. That is, the gas inflow hole 22 may be used as a gas outflow hole, and the gas outflow hole 23 may be used as a gas inflow hole.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the gas inflow hole or gas outflow hole can be reduced to the minimum necessary, and between the reduced gas inflow hole or gas outflow hole and the through hole of the valve body. The flow resistance of the gas can be reduced, whereby the pressure loss of the gas can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an L-shaped gas stopper according to the present invention in an open state.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing the gas stopper in a closed state.
FIG. 3 is a front view showing a stopper main body of the gas stopper.
4 is a cross-sectional view taken along the line XX of FIG.
5 is a cross-sectional view taken along the line YY in FIG. 3;
6 is a cross-sectional view taken along line XX in FIG.
FIG. 7 is a front view showing a valve body of the gas stopper.
8 is a sectional view taken along line XX in FIG.
9 is a YY cross-sectional view of FIG.
FIG. 10 is a longitudinal sectional view showing another embodiment of the present invention in an open state.
FIG. 11 is a view showing a relationship between an opening of the gas outflow hole on the inner peripheral surface of the stopper housing hole and an opening of the through hole on the outer peripheral surface of the valve body in an open state.
[Explanation of symbols]
L axis (Rotating axis of valve body)
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 L-type gas plug 1 'L-type gas plug 2 Plug body 3 Valve body 21 Plug accommodation hole 22 Gas inflow hole 22a End part 23 inside a gas inflow hole Gas outflow hole 23a End part 27 inside a gas outflow hole Notch Part 28 Notch part 31 Through-hole 31a One end part 31b of through-hole The other end part of a through-hole

Claims

A plug body having a valve housing hole and a gas inflow hole and a gas outflow hole each having one end opened on the inner surface of the valve housing hole , and a through-hole penetrating the interior, the plug body A valve body rotatably provided in the valve housing hole, wherein one of the gas inflow hole and the gas outflow hole is disposed on a rotation axis of the valve body, and one end thereof is The valve housing hole is open on the inner surface of the valve housing hole substantially facing the rotation axis direction , the other is arranged on a line substantially orthogonal to the rotation axis line, and one end portion of the valve housing hole faces the direction substantially orthogonal to the rotation axis line. Opening to the inner surface of the valve housing hole, one end of the through hole is opened to the outer surface facing the rotational axis direction of the valve body, facing the one of the gas inlet hole and the gas outlet hole, The other end portion of the through hole has the gas inflow hole and the gas outflow hole according to the rotational position of the valve body. The other facing of the, to be separated, in the L-type gas valve that opens to an outer surface facing the direction substantially perpendicular to the rotation axis of the valve body,
The dimension of the other end opening in the rotational axis direction is set to be smaller than the dimension of the other end opening of the through hole in the direction of the rotational axis. Of the inner peripheral surface of the other end opening, The edge farthest from one end of the through hole in the rotational axis direction and the corresponding edge of the other end opening of the through hole are arranged at substantially the same position in the rotational axis direction . In the inner peripheral surface of the other one end opening portion, the end portion closer to the one end portion of the through hole in the rotational axis direction is for reducing the step between the through hole. An L-shaped gas stopper, wherein a notch is formed.

The L-type gas plug according to claim 1, wherein the other end portion of the through hole extends in a direction orthogonal to the rotation axis.

The other end portion of the through hole is inclined so as to be separated from the one end portion of the through hole as the other end portion is separated from the rotation axis of the valve body with respect to the other. L-shaped gas stopper.

The L-shaped gas plug according to any one of claims 1 to 3, wherein an intermediate portion connecting one end portion and the other end portion of the through hole is curved in an arc shape.

The other end opening of the through hole is formed in a long oval shape in a direction along the rotation axis, the other end opening is formed in a substantially circular shape, and the inner diameter thereof is the same as that of the other end opening of the through hole. The L-type gas stopper according to any one of claims 1 to 4, wherein the L-type gas stopper is set to be substantially the same as the width.

6. The L-shaped gas plug according to claim 5, wherein one end opening of the through hole is formed in a circular shape, and the one end opening and the other end opening are smoothly connected.