JP4544879B2 - 画像符号化方法、画像符号化装置及びプログラム - Google Patents
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Description
参照ピクチャなどは、メモリに保存される。
メモリは、短時間保存メモリと長時間保存メモリから構成される。短時間保存メモリは直前に復号化された複数のピクチャを記憶するものであり、いわゆるMPEG−1やMPEG−2のPピクチャ(前方予測符号化ピクチャ)およびBピクチャ(双方向予測符号化ピクチャ)といった参照ピクチャが記憶される。長時間保存メモリは短時間保存メモリよりもピクチャを長時間保存するために用いられる。
このようなメモリを効率的に使用するためには高度なメモリ管理が必要であり、メモリを管理するための仕組みがH.264|AVCに導入されている。
1.参照可能なピクチャを選択する指令
2.短時間保存メモリで予測符号化の参照ピクチャとして不要になったピクチャの保存されているメモリ領域を開放する指令
3.短時間保存メモリのピクチャを長時間保存メモリに移動する指令
4.メモリ内のピクチャを全て開放してピクチャ復号化に関する情報を初期化する指令
画像符号化・復号化では、参照可能なピクチャの中からブロック単位で予測誤差が小さいピクチャを参照ピクチャとして選択するため、ブロック単位で参照ピクチャを指示する信号(参照画像指示信号)が必要である。予め参照可能なピクチャを選択することで、参照ピクチャの候補数を適切な値に絞り込み、ブロック単位で必要な参照画像指示信号のビット数を節約できる。
このような画像符号化方法および画像復号化方法では、不要なピクチャをメモリから除去するように指令するメモリ管理コマンドや、ピクチャを短時間保存メモリから長時間保存メモリに移動するように指令するメモリ管理コマンドを、画像符号化装置で符号化して出力し、画像復号化装置に伝送して復号化する。このようなメモリ管理コマンドは、符号化されたピクチャに付加されて伝送されるが、そのメモリ管理コマンドを伴うピクチャが伝送エラー等で消失した場合には、画像復号化装置側のメモリ内の画像配置が正しく復元できないため、ピクチャを復号化できなくなる。
メモリ管理コマンドを適用するピクチャ(メモリ管理コマンドの管理対象となるピクチャ)や、メモリ管理用コマンドを再送する場合にどのピクチャに対して付加されたメモリ管理用コマンドの再送であるかを示すために、各ピクチャに対してピクチャ番号を付与される。このピクチャ番号によって、管理対象のピクチャや、最初にメモリ管理コマンドが付加されたピクチャが示される。
一方、画像符号化ストリームのピクチャレートなどを途中で切り換えても、それ以降の画像符号化ストリームが正しく復号化できることを保証するために、IDRピクチャが導入される。このIDRピクチャは、これを超えて前方のピクチャの参照が行われないようにするためのピクチャであって、このIDRピクチャが符号化される時点で、メモリ内のピクチャが開放されてピクチャ復号化に関する情報が初期化される。そのため、IDRピクチャの符号化、復号化の前後でメモリ内に保存されているピクチャが異なる。また、IDRピクチャでなく、初期化コマンドが用いられることもある。IDRピクチャは、ピクチャ番号を含め全てのピクチャに関する復号化情報を初期化するのに対して、初期化コマンドは、一部の情報(ピクチャ番号等)のみを初期化する。
"Study of Final Committee Draft of Joint Video Specification", Joint Video Team (JVT) of ISO/IEC and ITU-T VCEG, JVT-F100, 15 Feb., 2003
即ち、ピクチャ番号が所定数の剰余として表現されることや、IDRピクチャや初期化コマンドによりピクチャ番号が0に初期化されることによって、異なるピクチャに同一のピクチャ番号が付与されることとなるため、ピクチャ番号による1つのピクチャの特定が困難になり、誤動作を誘発してしまうのである。
ことを特徴としても良い。例えば、前記判別サブステップでは、前記画像符号化信号の連続性が編集によって失われた編集点を前記基準点として扱う。又は、前記判別サブステップでは、メモリを初期化するように促す情報を含めて符号化されたピクチャを前記基準点として扱う。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における画像符号化方法を実現するための画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
画像符号化装置100は、メモリ情報制御部101と、短時間保存メモリ管理部102と、長時間保存メモリ管理部103と、非保存メモリ管理情報部104と、管理情報符号化部105と、参照画像選択部106と、保存領域指定部107と、参照領域指定部108と、画像メモリ109と、画像復号化部111と、画像符号化部110と、可変長符号化部112と、カウンタ113と、カウンタ114などから構成される。
メモリ情報制御部101は、ピクチャタイプ情報PTによって前方および後方のいずれか一方のピクチャ、もしくは両方のピクチャが参照可能かどうかを判断する。さらに、メモリ情報制御部101は、参照領域指定部108に指令することにより、その判断結果に対応する参照ピクチャを画像メモリ109から画像符号化部110に出力させる。
非保存メモリ管理情報部104は、不要なピクチャの除去を指示するメモリ管理コマンドや、短時間保存メモリ内のピクチャを長時間保存メモリに移動するように指示するメモリ管理コマンドが符号化され、画像符号化ストリームVSt中の重要度が低く復号化されにくいピクチャに付加されたかどうかを管理する。そして、非保存メモリ管理情報部104は、重要度が低いピクチャに付加されている場合は、メモリ管理コマンドを再度符号化して画像符号化ストリームVStに付加するようにメモリ情報制御部101に指示する。
さらに、メモリ情報制御部101は、メモリ管理コマンドの2回目以降の伝送時(再送時)には、メモリ管理コマンドを適用するメモリに保存されているピクチャ(管理対象のピクチャ)が、IDRピクチャより以前に符号化されているピクチャであるかを検出して、IDRピクチャより以前に符号化されているピクチャである場合は、メモリ管理コマンドを符号化して再送することはしない。また、メモリ情報制御部101は、同一のピクチャ番号を有する(巡回する番号が付与されているため)ピクチャのうち、管理対象のピクチャが符号化順で最近のピクチャであるか否かを検出し、最近のピクチャである場合にのみメモリ管理コマンドを符号化して再送する。さらに、メモリ情報制御部101は、画像符号化ストリームVStの編集により不連続となった編集点より、管理対象のピクチャが符号化順で前にあるか否かを検出し、編集点より前である場合はメモリ管理コマンドを符号化して再送することはしない。
図2の(a)は、符号化された各ピクチャを示す図である。
この図2の(a)に示すように、各ピクチャには符号化順にピクチャ番号が付与されている。ピクチャ番号は予め定められた最大値(例えば15)になると再び0に戻される。このようにピクチャ番号は番号が巡回している。
ピクチャA以前に符号化された各ピクチャをピクチャB0,B1…B15、C0,C1…C11とする。ピクチャB0〜B15のピクチャ番号が0〜15であり、ピクチャC0〜C11のピクチャ番号は0〜11である。ピクチャC0,C1…C11は、同じく巡回したピクチャ番号の付与されたピクチャB0,B1…B15に比べて符号化された順番がピクチャAに近い。そこで、本実施の形態の画像符号化装置100は、ピクチャC0,C1…C11に対して適用するメモリ管理コマンドを再度符号化してピクチャAの箇所で符号化し伝送するが、ピクチャB0,B1…B15に対して適用するメモリ管理コマンドは再度符号化することはない。
図2の(b)は、図2の(a)におけるピクチャC4がIDRピクチャである場合の各ピクチャを示す図である。
IDRピクチャとは、その箇所から画像符号化ストリームVStの復号化を開始しても画像符号化ストリームVStを正しく復号化できたり、その直前で、画像符号化ストリームVStのピクチャレートなどを切り換えても、IDRピクチャ以降のストリームが正しく復号化できることを保証するために、導入されたピクチャである。このIDRピクチャは、これを超えて前方のピクチャの参照が行われないようにし、このIDRピクチャが符号化される時点で、メモリ内の全ピクチャが開放されて復号化に関する情報が初期化される。
例えば、IDRピクチャであるピクチャC4以前のピクチャC1が保存されたメモリを開放する(再利用可能とする)ことを示すメモリ管理コマンドが以前に符号化された場合であれば、本実施の形態の画像符号化装置100は、そのメモリ管理コマンドを再度符号化しない。
また、本実施の形態におけるさらに他の特徴を、図3を用いて説明する。
図3は、画像符号化ストリームVStの編集を説明するための説明図である。
ピクチャE0〜E13を含む画像符号化ストリームは、ピクチャE11とピクチャE12の間で分割され、ピクチャF0〜F13を含む画像符号化ストリームは、ピクチャF11とピクチャF12の間で分割される。ピクチャE0〜E11の画像符号化ストリームとピクチャF12〜F13の画像符号化ストリームとがつなげられて、1つの画像符号化ストリームYに編集される。このようにピクチャE11とピクチャF12がつなげられてピクチャ番号が不連続となった部分を編集点Hとよぶ。
即ち、ピクチャF13を含む画像符号化ストリームは、編集されて画像符号化ストリームYとなっているため、メモリに保存されるピクチャには編集点H以前のピクチャF0〜F11はメモリ内に存在しない。そこで、編集点H以前のピクチャであるピクチャF0〜F11に適用するメモリ管理コマンドが再度符号化されてしまうと、画像復号化装置は、そのメモリ管理コマンドの実行時に、そのメモリ管理コマンドを適用するピクチャが存在しないため、失われたピクチャを新たに生成してメモリに保存し、他のピクチャをメモリから消去するといった誤動作を行う可能性がある。したがって、本実施の形態の画像符号化装置100は、そのようなメモリ管理コマンドを再度符号化することを禁止するのである。
図4は、本実施の形態の画像符号化装置100がIDRピクチャに基づいてメモリ管理コマンドの再符号化を行う動作を示すフローチャートである。
まず、画像符号化装置100の画像符号化部110は、入力画像信号Vinの符号化を開始する(ステップS100)。短時間保存メモリ管理部102及び長時間保存メモリ管理部103は、画像符号化部110の符号化処理中、メモリ内で不要な領域(今後の符号化で参照されないピクチャ)を調査し(ステップS101)、不要なメモリ領域があるか否かを判定する(ステップS102)。ここで、短時間保存メモリ管理部102及び長時間保存メモリ管理部103が不要なメモリ領域があると判定したときには(ステップS102のYes)、画像符号化装置100の管理情報符号化部105は、不要なメモリ領域を開放するように指示するメモリ管理コマンドを符号化する(ステップS103)。そして、短時間保存メモリ管理部102及び長時間保存メモリ管理部103は、その不要なメモリ領域を開放する(ステップS104)。また、短時間保存メモリ管理部102及び長時間保存メモリ管理部103によって不要なメモリ領域がないと判定されたときには(ステップS102のNo)、画像符号化装置100は、ステップS103,S104の動作を実行しない。
画像符号化装置100は、まず、図4に示すステップS100〜S106と同様の動作を実行する(ステップS200〜S206)。
メモリ情報制御部101は、メモリ管理コマンドの管理対象となるピクチャがIDRピクチャよりも前にはないと判定したときには(ステップS206のNo)、さらに、管理対象のピクチャと同一のピクチャ番号が付与されたピクチャのうち、管理対象のピクチャが最近のピクチャであるかを判定する(ステップS207)。即ち、メモリ情報制御部101は、管理対象のピクチャと同一のピクチャ番号が付与されたピクチャの中で、その管理対象のピクチャが符号化順で、画像符号化ストリームVSt中のメモリ管理コマンドが再付加される予定の部位の直前にあるか否かを判定する。
図6は、本実施の形態の画像符号化装置100が画像符号化信号の編集を行う動作を示すフローチャートである。
次に、画像符号化装置100のメモリ情報制御部101は、メモリ管理コマンドが符号化されて、編集後の画像符号化ストリームVStに付加されているか否かを判別する(ステップS301)。
一方、ステップS301においてメモリ管理コマンドが符号化(付加)されていないと判別されたときや(ステップS301のNo)、ステップS302において管理対象のピクチャが編集点よりも前にあると判別されたときには(ステップS302のYes)、画像符号化装置100は、その画像符号化ストリームVStの編集処理を終了する。
メモリ情報制御部101は、メモリ管理コマンドの管理対象のピクチャが最近のピクチャでないと判定したときには(ステップS407のNo)、処理を終了するが、最近のピクチャであると判定したときには(ステップS407のYes)、さらに、そのメモリ管理コマンドの管理対象となるピクチャが符号化順で編集点よりも前にあるか否かを判別する(ステップS408)。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図8は、実施の形態2における画像復号化方法を実現するための画像復号化装置のブロック図である。
画像復号化装置200は、メモリ情報制御部201と、短時間保存メモリ管理部202と、長時間保存メモリ管理部203と、管理情報復号化部205と、保存領域指定部207と、参照領域指定部208と、画像メモリ209と、画像復号化部210と、可変長復号化部212などから構成される。
このとき、画像メモリ209における参照ピクチャの格納可能なメモリ領域は、保存領域指定部207からの指示によって決定される。即ち、メモリ情報制御部201は、短時間保存メモリ管理部202に問い合わせて、画像メモリ209内の短時間保存メモリでピクチャの除去されたメモリ領域を特定する。保存領域指定部207は、その特定されたメモリ領域に参照ピクチャを記録するように、画像メモリ209に対し指示を出す。
管理情報復号化部205は、メモリ管理情報ストリームCStを復号化して、メモリ情報制御部201を通じ、短時間保存メモリ内の不要な(参照されない)ピクチャを除去するように指示する内容のメモリ管理コマンドを、短時間保存メモリ管理部202に通知する。また、管理情報復号化部205は、短時間保存メモリ内のピクチャを画像メモリ209内の長時間保存メモリに移動するように指示するメモリ管理コマンドを、長時間保存メモリ管理部203に通知する。
例えば、画像復号化装置200は、復号化されたメモリ管理コマンドが再送されたものであって、IDRピクチャ(C4)以前に復号化されたピクチャ(例えばC1)が保存されたメモリ領域を開放する(再利用可能とする)ように指示するような場合には、このメモリ管理コマンドを無効とする。即ち、画像復号化装置200は、このメモリ管理コマンドにより指示される管理内容をピクチャC1に対して実行しない。
実施の形態1の画像符号化装置100は、このようなメモリ管理コマンドを再送することがないように画像符号化ストリームを生成するため、従来の画像復号化装置であっても、この画像符号化ストリームを、上述のような誤動作を生じることなく復号化することができる。ところが、従来の画像復号化装置は、従来の画像符号化装置で生成された画像符号化ストリームを復号化するときには、上述のような誤動作をしてしまう。そこで、本実施の形態の画像復号化装置は、従来の画像符号化装置で生成された画像符号化ストリームであっても、誤動作を生じることなくこれを復号化することができるのである。
また、本実施の形態の画像復号化装置200は、再送されたメモリ管理コマンドの管理対象となるピクチャのピクチャ番号と同一のピクチャ番号が付与されたピクチャのうち、最近に復号化されたピクチャにそのメモリ管理コマンドを適用する。このような動作は、画像符号化装置と画像復号化装置で一致させる必要がある。したがって、実施の形態1の画像符号化装置100が、このように最近のピクチャを管理対象としないメモリ管理コマンドの再送を禁止して画像符号化ストリームを作成した場合であっても、本実施の形態の動作は必要である。
画像復号化装置200は、復号化したメモリ管理コマンドが再送されたものであり、例えば、ピクチャ番号2であるピクチャが保存されたメモリ領域を開放するように指示するメモリ管理コマンドである場合、復号化順が現時点に最も近いピクチャC2の保存されたメモリ領域を開放し、ピクチャB2の保存されたメモリを開放しない。
このような本実施の形態の画像復号化装置200の特徴的な動作について、図3を用いて説明する。
例えば、復号化されたメモリ管理コマンドが、再送されたメモリ管理コマンドであって、編集点Hより前のピクチャF1の保存されたメモリ領域を開放するように指示する場合には、そのメモリ領域の開放を実行しない。
図9は、本実施の形態の画像復号化装置200が、最近か否かの判断に基づいてメモリ管理コマンドを取り扱う動作を示すフローチャートである。
まず、画像復号化装置200の管理情報復号化部205は、メモリ管理情報ストリームCSt中に含まれるメモリ管理コマンドを復号化する(ステップS500)。このメモリ管理コマンドの復号化ステップ(ステップS500)では、再送されたメモリ管理コマンドと、初めて受信した(再送でない)メモリ管理コマンドの両方の復号化を行う。次に、可変長復号化部212及び画像復号化部210は、画像符号化ストリームVStを復号化する(ステップS501)。
画像復号化装置200は、図9に示すステップS500〜S503と同様の動作を実行する(ステップS600〜S603)。
画像復号化装置200のメモリ情報制御部201は、ステップS602で、再送されたメモリ管理コマンドがあると判別したときには(ステップS602のYes)、再送されたメモリ管理コマンドの管理対象となるピクチャがIDRピクチャより前に復号化されたピクチャであるか否かを判定する(ステップS604)。この再送されたメモリ管理コマンドの管理対象となるピクチャとは、再送されたメモリ管理コマンドが例えば不要なメモリ領域を開放する(再利用可能とする)ように指示するコマンドである場合、その開放されるメモリ領域に保存されたピクチャのことである。
画像復号化装置200は、図10に示すステップS600〜S604と同様の動作を実行する(ステップS700〜S704)。
なお、本実施の形態では、不要なメモリを開放するように指示する内容のメモリ管理コマンドを例に挙げて説明したが、ピクチャに対するメモリ上の管理内容を示すメモリ管理コマンドであれば、短時間保存メモリに保存されているピクチャを長時間保存メモリに移動させるように指示する内容のメモリ管理コマンドであっても良い。
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
また、上記実施の形態に示した画像符号化方法・画像復号化方法は、携帯電話やカーナビゲーションシステム等の移動体通信機器やデジタルビデオカメラやデジタルスチールカメラ等の撮影機器にLSI等の半導体によって実装することが可能である。また、実装形式としては、符号化器・復号化器を両方持つ送受信型の端末の他に、符号化器のみの送信端末、復号化器のみの受信端末の3通りが考えられる。
図13は、コンテンツ配信サービスを実現するコンテンツ供給システムex100の全体構成を示すブロック図である。通信サービスの提供エリアを所望の大きさに分割し、各セル内にそれぞれ固定無線局である基地局ex107〜ex110が設置されている。
カメラex113はデジタルビデオカメラ等の動画撮影が可能な機器である。また、携帯電話は、PDC(Personal Digital Communications)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方式、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)方式、若しくはGSM(Global System for Mobile Communications)方式の携帯電話機、またはPHS(Personal Handyphone System)等であり、いずれでも構わない。
図14は、上記実施の形態で説明した画像符号化方法と画像復号化方法を用いた携帯電話ex115を示す図である。携帯電話ex115は、基地局ex110との間で電波を送受信するためのアンテナex201、CCDカメラ等の映像、静止画を撮ることが可能なカメラ部ex203、カメラ部ex203で撮影した映像、アンテナex201で受信した映像等が復号化されたデータを表示する液晶ディスプレイ等の表示部ex202、操作キーex204群から構成される本体部、音声出力をするためのスピーカ等の音声出力部ex208、音声入力をするためのマイク等の音声入力部ex205、撮影した動画もしくは静止画のデータ、受信したメールのデータ、動画のデータもしくは静止画のデータ等、符号化されたデータまたは復号化されたデータを保存するための記録メディアex207、携帯電話ex115に記録メディアex207を装着可能とするためのスロット部ex206を有している。記録メディアex207はSDカード等のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものである。
携帯電話ex115は、CPU、ROM及びRAM等でなる主制御部ex311の制御に基づいて、音声通話モード時に音声入力部ex205で集音した音声信号を音声処理部ex305によってディジタル音声データに変換し、これを変復調回路部ex306でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部ex301でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナex201を介して送信する。また携帯電話機ex115は、音声通話モード時にアンテナex201で受信した受信データを増幅して周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を施し、変復調回路部ex306でスペクトラム逆拡散処理し、音声処理部ex305によってアナログ音声データに変換した後、これを音声出力部ex208を介して出力する。
また、アンテナex201を介して受信された多重化データを復号化するには、多重分離部ex308は、多重化データを分離することにより画像データのビットストリームと音声データのビットストリームとに分け、同期バスex313を介して当該符号化画像データを画像復号化部ex309に供給すると共に当該音声データを音声処理部ex305に供給する。
また、本発明はかかる上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形または修正が可能である。
101 メモリ情報制御部
102 短時間保存メモリ管理部
103 長時間保存メモリ管理部
104 非保存メモリ管理情報部
105 管理情報符号化部
106 参照画像選択部
107 保存領域指定部
108 参照領域指定部
109 画像メモリ
110 画像符号化部
111 画像復号化部
112 可変長符号化部
113 カウンタ
114 カウンタ
200 画像復号化装置
201 メモリ情報制御部
202 短時間保存メモリ管理部
203 長時間保存メモリ管理部
205 管理情報復号化部
207 保存領域指定部
208 参照領域指定部
209 画像メモリ
210 画像復号化部
212 可変長復号化部
215 編集検出部
CSt メモリ管理情報ストリーム
H 編集点
PT ピクチャタイプ情報
Pri 重要度指示信号
VSt 画像符号化ストリーム
Vin 入力画像信号
Vout 復号画像信号
Y 画像符号化ストリーム
Claims (5)
- 動画像信号に含まれる各ピクチャに対して所定のピクチャ数単位で符号化順にピクチャ番号を割り当て、各ピクチャごとに符号化を行うことで画像符号化信号を生成する画像符号化方法であって、
所定のピクチャ番号の第1のピクチャに対するメモリ上の管理内容を示すメモリ管理コマンドを、前記第1のピクチャと異なる第2のピクチャに付加する付加ステップと、
前記メモリ管理コマンドを前記画像符号化信号中の前記第2のピクチャ以外の付加対象部位に再付加する再付加ステップとを含み、
前記再付加ステップは、
前記付加対象部位までの画像符号化信号に含まれる前記所定のピクチャ番号のピクチャの中で、前記第1のピクチャが符号化順で前記付加対象部位の直前にあるか否かを判別する判別サブステップと、
前記判別サブステップで直前にないと判別されたときには、前記メモリ管理コマンドの再付加を禁止する禁止サブステップとを含む
ことを特徴とする画像符号化方法。 - 前記判別サブステップでは、さらに、
メモリを初期化するように促す情報を含めて符号化されたピクチャ、あるいは、前記画像符号化信号の連続性が編集によって失われた編集点よりも、前記第1のピクチャが符号化順で前方にあるか否かを判別し、
前記禁止サブステップでは、さらに、
前記判別サブステップで前方にあると判別されたときには、前記メモリ管理コマンドの再付加を禁止する
ことを特徴とする請求項1記載の画像符号化方法。 - 前記メモリを初期化するように促す情報を含めて符号化されたピクチャは、IDRピクチャである
ことを特徴とする請求項2記載の画像符号化方法。
- 動画像信号に含まれる各ピクチャに対して所定のピクチャ数単位で符号化順にピクチャ番号を割り当て、各ピクチャごとに符号化を行うことで画像符号化信号を生成する画像符号化装置であって、
所定のピクチャ番号の第1のピクチャに対するメモリ上の管理内容を示すメモリ管理コマンドを、前記第1のピクチャと異なる第2のピクチャに付加する付加手段と、
前記メモリ管理コマンドを前記画像符号化信号中の前記第2のピクチャ以外の付加対象部位に再付加する再付加手段とを備え、
前記再付加手段は、
前記付加対象部位までの画像符号化信号に含まれる前記所定のピクチャ番号のピクチャの中で、前記第1のピクチャが符号化順で前記付加対象部位の直前にあるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段で最前にないと判別されたときには、前記メモリ管理コマンドの再付加を禁止する禁止手段とを備える
ことを特徴とする画像符号化装置。 - 動画像信号に含まれる各ピクチャに対して所定のピクチャ数単位で符号化順にピクチャ番号を割り当て、各ピクチャごとに符号化を行うことで画像符号化信号を生成するためのプログラムであって、
所定のピクチャ番号の第1のピクチャに対するメモリ上の管理内容を示すメモリ管理コマンドを、前記第1のピクチャと異なる第2のピクチャに付加する付加ステップと、
前記メモリ管理コマンドを前記画像符号化信号中の前記第2のピクチャ以外の付加対象部位に再付加する再付加ステップと
をコンピュータに実行させるとともに、
前記再付加ステップでは、
前記付加対象部位までの画像符号化信号に含まれる前記所定のピクチャ番号のピクチャの中で、前記第1のピクチャが符号化順で前記付加対象部位の直前にあるか否かを判別する判別サブステップと、
前記判別サブステップで直前にないと判別されたときには、前記メモリ管理コマンドの再付加を禁止する禁止サブステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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