JP4541820B2 - 軌道パラメータ算出プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、地球観測衛星の軌道を定める軌道パラメータについて算出を行う軌道パラメータ算出プログラムに関する。
地球観測衛星の軌道は、グランドトレース(地表面上の衛星直下点の軌跡)が、地球上の全表面をまんべんなく覆うように、通常、準回帰条件または回帰条件を課せられ定められる。なお、準回帰とは、M日後に衛星直下点経度が必ず元のところへ戻る場合を言い、また、回帰とは、衛星直下点経度が毎日同一の経度に戻る場合を言う。
なお、光学センサのように観測が太陽位置に影響を受ける場合は、地球観測衛星の軌道を決定するに際して太陽同期条件も加味される。太陽同期とは、図7に示すように、軌道面と太陽方向とのなす角θが常に一定であるような条件が軌道に課される場合を言う。太陽同期条件が課されない場合は「太陽非同期」と呼ばれる。この場合、一般に太陽方向に対して軌道面が回転するので、上記角度θは一定でなくなる。図7は、地球を北極方向から見た図であり、地球観測衛星は、通常、北極と南極を通過する極軌道で地球表面をまわるため、軌道面は図中、線分として表されている。
図8は、地球をまわる地球観測衛星の軌道を示す図である。
図8において、地球観測衛星は楕円軌道で地球のまわりを回っている。アポジ半径とペリジ半径は、下記計算式により、軌道長半径a、離心率eから求めることができる。
アポジ半径=a×(1+e)
ペリジ半径=a×(1−e)
なお図8では差が誇張して描かれている。地球観測衛星では離心率eは略0(ゼロ)に等しいので、軌道長半径aによって楕円形状が決定される。
なお、上述したように、地球観測衛星は極軌道を描くが、軌道面と赤道面とのなす角を軌道傾斜角という。図9は、軌道傾斜角iを示す図である。図9において、昇交点は衛星が赤道を下から上に通過する際のグランドトレースと赤道との交点であり、また、降交点は衛星が赤道を上から下に通過する際のグランドトレースと赤道との交点である。太陽同期を実現するためには軌道長半径aと軌道傾斜角iとの組み合わせをうまく選ぶ必要がある。
図10は地球表面の赤道付近を示す図であるとともに、準回帰パラメータ、すなわち、日周回数N、回帰日数M、日移動数L、について説明する図である。
図10において、紙面を上下方向に斜めに横切る実線または破線の矢印は、地球観測衛星の軌道を示している。地球観測衛星は地球上をまんべんなく走査したいため、一定の周期でトレースをかけるような軌道(準回帰軌道)を設計することになる。
準回帰軌道は、準回帰パラメータ(日周回数N、回帰日数M、日移動数L)によって決定される。
日周回数Nは、1日の概周回数(整数)で、例えば、300〜1300kmの高度で地球をまわる衛星では、通常、N=16〜13となる。また、回帰日数Mは、その日数Mが経過すると、同じ場所に戻ることを示す日数(整数)である。日移動数Lは、1日後の交点経度の目盛りの東方向または西方向へのずれを示す値(整数)であり、準回帰軌道では、「|L|<M/2、MとLは互いに素」という関係がある。そして、回帰日数Mに示される日数が経過すると、衛星は交点経度の目盛りに指定される軌道をまんべんなく通過する。なお、L=0の場合、回帰軌道となる。また、回帰周回数X(=NM+L)は、地球のまわりを何本の線(軌道)で覆うかを示す数であるとともに、赤道上に存在するグランドトレースの交点経度の個数である。これらの交点経度は赤道上にΔλ=360deg/Xの等間隔に並ぶことになる。なお、図10には、M=5、L=2の例が示されている。
以下に準回帰軌道パラメータの設計(算出)方法について説明する。
準回帰条件は以下の(S1)式で表される。
n=(N+L/M)(ω−Ωdot) ・・・・・・(S1)
ここで、Ωdotは、軌道面の回転角速度であり、以下の(S2)式で表される。
Ωdot=−(3n/2)(a/a)cos(i) ・・・・・・(S2)
(S1)および(S2)式における各文字の意味は以下のようである。
n:衛星平均軌道
i:軌道傾斜角
ω:地球自転角速度(定数)
:地球赤道半径(定数)
a:軌道長半径
:地球重力の扁平による効果(定数)
N:日周回数
M:回帰日数
L:日移動数
なお、以下の計算においては、2体近似により、衛星平均軌道nと軌道長半径aの間に成り立つ下記(S3)式がさらに加味される。
a=(μ/n1/3 ・・・・・・(S3)
μ:地心重力定数
太陽同期の場合は、さらに以下の太陽同期条件が用いられる。
Ωdot=ns
ns:地球の公転角速度
太陽非同期の場合は、軌道傾斜角iを独立に指定して軌道パラメータの算出を行う。
以下、上記内容を加味しつつ従来の軌道パラメータの設計技術について説明する。
従来、地球観測衛星の軌道設計は上記関係式を用いて試行錯誤的に行われている。すなわち、準回帰パラメータ(N,M,L)を与えて、軌道長半径a、軌道傾斜角iを算出したり、また、高度h(=a−地球赤道半径)と、準回帰パラメータの一部を与えて、残りのパラメータを算出したりしている。そして、その算出結果の軌道が観測センサ条件や観測運用要求に合致しなければ、別のパラメータの組で再度計算することが行なわれている。
実際、地球観測衛星の軌道パラメータ算出機能を有する市販のあるソフトウェアでは、以下のパラメータを入力として指定するようになっている。
<準回帰軌道の場合>
・軌道高度または日周回数
・軌道傾斜角
・回帰周回数
<太陽同期準回帰軌道の場合>
・軌道高度または日周回数
・回帰周回数
また、下記特許文献1では、準回帰軌道から回帰軌道に変更する方式が記述されているが、軌道パラメータ(軌道長半径a、軌道傾斜角i)を入力として指定することになっている。
特開2000−111359号公報 「地球観測システム」
しかし、地球観測衛星には観測センサが搭載されており、その観測センサには対応可能な高度範囲、センサ視野角がセンサのスペックとして決められている。上記したように衛星は離散的な経度しか通過しないので、交点経度間隔Δλが広すぎると、地球表面で走査できない部分が生じてしまい地球の全表面を覆うことができなくなる。
つまり、上記した各従来技術のように、当初から準回帰パラメータ等を決めた場合には、軌道パラメータの算出結果が、観測センサのスペック(観測センサ条件)に合致しない場合や、地球の全表面を覆う等の観測運用要求に合致しない場合には、計算を再度行なうことになり不便である。
本発明の課題は、観測センサ条件や観測運用要求を考慮して軌道パラメータの算出を行うことが可能な軌道パラメータ算出プログラムを提供することである。
本発明の第1態様の軌道パラメータ算出プログラムは、太陽同期条件のもとで、日周回数、回帰日数、および、日移動数から地球観測衛星の軌道を決定する処理をコンピュータに実現させる軌道パラメータ算出プログラムにおいて、指定された軌道高度範囲に基づいて、太陽同期条件を満たす準回帰軌道パラメータを算出し、前記コンピュータの記憶手段に格納するステップと、前記準回帰パラメータを用いて前記地球観測衛星の軌道を決定するステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする軌道パラメータ算出プログラムである。
ここで、軌道高度範囲を予め指定することで、観測センサ条件や観測運用要求に対応する軌道パラメータの算出を行うことが可能となる。
本発明の第2態様の軌道パラメータ算出プログラムは、軌道傾斜角、日周回数、回帰日数、および、日移動数から地球観測衛星の軌道を決定する処理をコンピュータに実現させる軌道パラメータ算出プログラムにおいて、指定された軌道傾斜角および軌道高度範囲に基づいて準回帰軌道パラメータを算出し、前記コンピュータの記憶手段に格納するステップと、前記軌道傾斜角および前記準回帰パラメータを用いて前記地球観測衛星の軌道を決定するステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする軌道パラメータ算出プログラムである。
本発明によれば、太陽同期条件を満たす準回帰軌道を算出するに際しては、日周回数の範囲、回帰日数の範囲、日移動数の範囲に含まれる日周回数、回帰日数、日移動数の全ての組に対して軌道長半径および軌道傾斜角が算出されるので、軌道パラメータの抽出を網羅的に行うことが可能となる。また、入力として、軌道高度の範囲を指定するので、観測センサ条件や観測運用要求を考慮して軌道設計を行うことができる。よって、ミッション要求を実現する軌道パラメータを効率的に抽出できる。
また、本発明によれば、準回帰軌道を算出するに際しては、日周回数の範囲、回帰日数の範囲、日移動数の範囲に含まれる日周回数、回帰日数、日移動数の全ての組に対して軌道傾斜角を用いて軌道長半径が算出されるので、軌道パラメータの抽出を網羅的に行うことが可能となる。また、入力として、軌道高度の範囲を指定するので、観測センサ条件や観測運用要求を考慮して軌道設計を行うことができる。よって、ミッション要求を実現する軌道パラメータを効率的に抽出できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、観測センサ条件を説明する図であるとともに、軌道高度hとクロストラック方向センサ視野角φとに対して、地表面カバレッジ範囲ΔCを示す図である。
上述したように、本発明の地球観測衛星の軌道パラメータを設計するに際しては、観測センサ条件や観測運用要求を考慮して行うことになるが、このうちの観測センサ条件として主に考慮すべきは、軌道高度hと、グランドトレースに対する垂直方向であるクロストラック方向のセンサ視野角φである。例えば、図において、同一のセンサ視野角φに対しては、軌道高度hが大きい方が地表面カバレッジ範囲ΔCは広くなる。また、上述したように、地球観測衛星に搭載される観測センサは対応可能な軌道高度範囲が決まっている。
地球表面全体を隙間なく観測するには、交点経度間隔Δλと地表面カバレッジ範囲ΔCとは下記の条件式(T1)を満たすように設定されなければならない。
ΔC>Δλ/2 ・・・ (T1)
Δλ=360deg/X、X=NM+Lであることを考慮すると、(T1)式より、地球表面全体を隙間なく観測することは、回帰周回数Xや回帰日数Mにも関係することが分かる。このうち、観測運用要求から主に考慮すべきは、回帰日数Mである。例えば、地球の全表面を早く観測したい場合は回帰日数Mを小さく設定し交点経度間隔Δλは大きくなる。また、地球の全表面を細かく観測したい場合は回帰日数Mを大きく設定し交点経度間隔Δλは小さくなる。
以上説明したことから、本実施形態においては、軌道パラメータを設計する際の入力として、以下のものを指定する。
・軌道高度hの範囲
・回帰日数Mの範囲
・交点経度間隔Δλの最大値
・クロストラック方向センサ視野角φの最大値
背景技術において説明したように、準回帰の状態を表すパラメータN、M、L(太陽非同期の場合はさらに軌道傾斜角i)を決めれば軌道は一義的に決まる。この場合、「|L|<M/2、MとLは互いに素」という条件がすでにあるので、一般には、上記の4つの変数に対する条件のうちの任意の2つを指定することで、衛星の軌道を決定できるが、ここでは、上記観測センサ条件から特に重要と思われる「軌道高度hの範囲」を第1の条件として必ず指定するようにし、第2の条件として、「回帰日数Mの範囲」、「交点経度間隔Δλの最大値」、「クロストラック方向センサ視野角φの最大値」のいずれか1つを指定するようにする。
したがって、本実施形態においては、下記表1に示すように、太陽同期で3モード(SS2〜SS4)、太陽非同期で3モード(NS2〜NS4)の計6モードの計算が実行できる。なお、表1において、モードSS1は太陽同期の場合における準回帰の状態を表すパラメータN、M、Lから軌道長半径a、軌道傾斜角iを求める計算モードを示し、また、モードNS1は太陽非同期の場合における準回帰の状態を表すパラメータN、M、L、軌道傾斜角iから軌道長半径aを求めるモードを示し、いずれも従来の計算モードに対応している。
以下に計算に使用するデータ項目をまとめる。
(1)各種定数
・地心重力定数 μ
・地球自転角速度 ω
・地球の平均公転角速度 ns
・地球赤道半径 a
(2)画面から入力するデータ
a)軌道タイプフラグ 太陽同期/太陽非同期
b)準回帰条件パラメータ
・日周回数 N
・回帰日数(下限/上限) M(M1,M2)
・日移動数 L
・軌道傾斜角 i
・軌道高度(下限/上限) (h1,h2)
・交点経度間隔最大値 Δλm(経度または赤道上距離で指定)
・クロストラック方向センサ視野角最大値 φm
c)ミッション期間年数 ΔY
また、軌道パラメータの算出結果としての出力データ項目を以下に示す。
a)回帰パラメータ
・日周回数 N
・回帰日数 M
・日移動数 L
b)軌道パラメータ
・軌道長半径 a
・軌道傾斜角 i
・軌道高度 h
c)観測パラメータ
・交点経度間隔 Δλ
・クロストラック方向センサ視野角 φ
・ミッション期間中同一パス観測回数 Nobs
図2は、本発明の一実施形態の軌道パラメータ算出装置(コンピュータ)の構成を示すブロック図である。
図2において、軌道パラメータ算出装置は、太陽同期条件下で軌道パラメータを算出する太陽同期機能10と、太陽同期条件が課されない場合に軌道パラメータを算出する太陽非同期機能20とから構成される。各機能は例えばソフトウェア(プログラム)としてコンピュータにインストールされることで実現される。
太陽同期機能10は、指定された軌道高度範囲h1、h2に基づいて準回帰パラメータとしての日周回数Nの範囲を算出し、コンピュータの記憶手段(メモリ)に格納する日周回数範囲算出部11、指定された軌道高度範囲h1、h2および指定された交点経度間隔最大値Δλmに基づいて準回帰パラメータとしての回帰日数Mの範囲を算出し、上記記憶手段(メモリ)に格納する回帰日数範囲算出部12、指定された軌道高度範囲h1、h2および指定されたクロストラック方向センサ視野角φmに基づいて準回帰パラメータとしての回帰日数Mの範囲を算出し、上記記憶手段(メモリ)に格納する回帰日数範囲算出部13、指定または算出された回帰日数Mの範囲に基づいて準回帰パラメータとしての日移動数Lの範囲を算出し、上記記憶手段(メモリ)に格納する日移動数範囲算出部14、指定された日周回数N、回帰日数M、日移動数Lの組に対して軌道長半径a、軌道傾斜角iを算出する軌道長半径・軌道傾斜角算出部15、を備える。
太陽非同期機能20は、指定された軌道高度範囲h1、h2および指定された軌道傾斜角iに基づいて準回帰パラメータとしての日周回数Nの範囲を算出し、上記記憶手段(メモリ)に格納する日周回数範囲算出部21、指定された軌道高度範囲h1、h2、指定された軌道傾斜角iおよび指定された交点経度間隔最大値Δλmに基づいて準回帰パラメータとしての回帰日数Mの範囲を算出し、上記記憶手段(メモリ)に格納する回帰日数範囲算出部22、指定された軌道高度範囲h1、h2、指定された軌道傾斜角iおよび指定されたクロストラック方向センサ視野角φmに基づいて準回帰パラメータとしての回帰日数Mの範囲を算出し、上記記憶手段(メモリ)に格納する回帰日数範囲算出部23、上記日移動数範囲算出部14、指定された日周回数N、回帰日数M、日移動数Lの組および指定された軌道傾斜角iに対して軌道長半径aを算出する軌道長半径算出部25、を備える。
なお、これら各機能10または20を介して、算出された日周回数N、回帰日数M、日移動数L、軌道長半径a、軌道傾斜角iの組は、対応データ算出・格納制御部30に渡され、そこで、それら日周回数N、回帰日数M、日移動数L、軌道長半径a、軌道傾斜角iの組に対して対応する各種データをさらに算出するとともに、高度h(=a−a)が、指定された軌道高度範囲h1、h2に含まれるかどうかをチェックし、含まれる場合に、算出されたデータの組を出力データ格納領域に格納する。
以下、各機能(各部)における処理内容(計算式等)を示す。
(1)軌道長半径・軌道傾斜角算出部15では、太陽同期条件下で、準回帰パラメータ(N,M,L)から軌道長半径a,軌道傾斜角iを以下のようにして算出している。
2体近似による軌道長半径aと軌道傾斜角iとを求める。
すなわち、太陽同期の場合は、Ωdot=nsなので、準回帰軌道の条件式より
=(N+L/M)(ω−ns)
=(μ/n 1/3
太陽同期の条件式より、
=cos−1{−2ns/(3n(a/a)}
そして、Jを考慮した軌道長半径aと軌道傾斜角iとを求める。
Δn=(3/2)(a/a(4cos−1)
n=n/(1+Δn)
a=(μ/n1/3
i=cos−1{−2ns/(3n(a/a)}
(2)日周回数範囲算出部11では、太陽同期条件下で、軌道高度範囲(h1,h2)から日周回数範囲(N1,N2)を以下のようにして算出している。
2体近似により、h1,h2に対応した平均運動を求める。
n1={μ/(a+h1)1/2
n2={μ/(a+h2)1/2
準回帰軌道の条件式より、太陽同期の場合はΩdot=nsなので、
n=(N+L/M)(ω−ns)
したがって、
A1=n1×(ω−ns)
A2=n2×(ω−ns)
とおけば、次式から日周回数範囲(N1,N2)が求まる。
N1=ROUND[A2]
N2=ROUND[A1]
ここで、ROUND[X]はXを四捨五入した整数値を示す。また、h1<h2ならばN1≦N2であることに注意。
(3)回帰日数範囲算出部12では、太陽同期条件下で、軌道高度範囲(h1,h2)、交点経度間隔最大値Δλmから回帰日数範囲(M1,M2)を以下のようにして算出している。
2体近似により、h1、h2に対応した平均運動を求める。
n1={μ/(a+h1)1/2
n2={μ/(a+h2)1/2
Δλmが経度で与えられている場合は、回帰周回数Xは次式で表せる。
X=INT[360/Δλm(deg)]+1 (INT[X]はXを超えない整数)
なお、Δλmが赤道上距離で与えられている場合は、以下の式を用いて経度で表現してから上式を適用する。
Δλm(deg)=360×Δλm(km)/(2πa
準回帰条件より、太陽同期の場合はΩdot=nsなので、
X/M=(N+L/M)=n/(ω−ns)
したがって、
A1=n1/(ω−ns)
A2=n2/(ω−ns)
とおけば、
M1=ROUND[X/A1]
M2=ROUND[X/A2]
ここで、条件M1≦M≦M2を満たす整数Mについて回帰周回数Xと互いに素であるか判定し、互いに素である全てのMを算出結果として出力する。なお、ROUND[X]はXを四捨五入した整数値を示す。
(4)回帰日数範囲算出部13では、太陽同期条件下で、軌道高度範囲(h1,h2)、クロストラック方向センサ視野角φmから回帰日数範囲(M1,M2)を以下のようにして算出している。
図2において、地表面カバレッジ範囲ΔC(=Δλ/2)とおいて(Δλ:交点経度間隔)、クロストラック方向センサ視野角φが与えられた場合の交点経度間隔Δλを算出する。余弦定理を図2の三角形に適用し、
=ρ+(a+h)−2ρ(a+h)cosφ
ρ=a +(a+h)−2a(a+h)cos(Δλ/2)
第1式をρに関する2次方程式として解き、負号をとると、下記式が得られる。
ρ=(a+h)cosφ−{a −(a+h)sinφ}1/2 ・・・(4−1)
一方、第2式より、
Δλ=2cos−1[{a +(a+h)−ρ}/2a(a+h)]・・(4−2)
(4−1)および(4−2)式を用いて、高度h1、h2に対応するΔλ1、Δλ2を算出する。そして、Δλ1、Δλ2について(3)と同様の手順により回帰日数範囲(M1,M2)を算出し、条件M1≦M≦M2を満たす整数Mについて回帰周回数Xと互いに素である全てのMを算出結果として出力する。
(5)軌道長半径算出部25では、太陽非同期の場合に、日周回数N、回帰日数M、日移動数Lの組および軌道傾斜角iから軌道長半径aを以下のようにして算出している。
基本式(S1)、(S2)より、
n/(ω−Ωdot)=N+L/M
Ωdot=−(3n/2)(a/a)cos(i)
上記2式からΩdotを消去し、2体近似n=(μ/a 1/2を用いれば、aに関する下記の方程式を得る。
(ω/μ1/2)a 7/2−a /(N+L/M)+(3/2)a cos(i)=0
ここで、a 1/2≡xとおけば、xについての実係数高次代数方程式が得られ、その高次代数方程式を数値的に、例えば、周知の数値計算アルゴリズムを用いて解いて、xしたがってaを求める。
そして、このようにして求めたaから以下の式により、Jを考慮した軌道長半径aを求める。
Δn=(3/2)(a/a(4cosi−1)
n=n/(1+Δn)
a=(μ/n1/3
(6)日周回数範囲算出部21では、太陽非同期の場合に、軌道高度範囲h1、h2および軌道傾斜角iから日周回数範囲(N1,N2)を以下のようにして算出している。
軌道高度範囲h1、h2に対応した軌道長半径を求める。
a1=a+h1
a2=a+h2
2体近似により、h1、h2に対応した平均運動を求める。
n1={μ/(a+h1)1/2
n2={μ/(a+h2)1/2
さらに指定された軌道傾斜角iを用いて、軌道長半径a1、a2に対応した軌道面の回転角速度Ωdotを求める。
Ωdot1=−(3n/2)(a/a1)cos(i)
Ωdot2=−(3n/2)(a/a2)cos(i)
準回帰軌道の条件式より、
n=(N+L/M)(ω−Ωdot
したがって、
A1=n1×(ω−Ωdot1)
A2=n2×(ω−Ωdot2)
とおけば、次式から日周回数範囲(N1,N2)が求まる。
N1=ROUND[A2] (ROUND[X]はXを四捨五入した整数値)
N2=ROUND[A1]
(7)日周回数範囲算出部22では、太陽非同期の場合に、軌道高度範囲h1、h2、軌道傾斜角i、および、交点経度間隔最大値Δλmから回帰日数範囲(M1,M2)を以下のようにして算出している。
軌道高度範囲h1、h2に対応した軌道長半径を求める。
a1=a+h1
a2=a+h2
2体近似により、h1、h2に対応した平均運動を求める。
n1={μ/(a+h1)1/2
n2={μ/(a+h2)1/2
さらに指定された軌道傾斜角iを用いて、軌道長半径a1、a2に対応した軌道面の回転角速度Ωdotを求める。
Ωdot1=−(3n/2)(a/a1)cos(i)
Ωdot2=−(3n/2)(a/a2)cos(i)
Δλmが経度で与えられている場合は、回帰周回数Xは次式で表せる。
X=INT[360/Δλm(deg)]+1 (INT[X]はXを超えない整数)
なお、Δλmが赤道上距離で与えられている場合は、以下の式を用いて経度で表現してから上式を適用する。
Δλm(deg)=360×Δλm(km)/(2πa
準回帰軌道の条件より、
n=(N+L/M)(ω−Ωdot
X/M=(N+L/M)=n/(ω−Ωdot
したがって、
A1=n1/(ω−Ωdot1)
A2=n2/(ω−Ωdot2)
とおけば、
M1=ROUND[X/A1]
M2=ROUND[X/A2]
ここで、条件M1≦M≦M2を満たす整数Mについて回帰周回数Xと互いに素であるか判定し、互いに素である全てのMを算出結果として出力する。なお、ROUND[X]はXを四捨五入した整数値を示す。
(8)日周回数範囲算出部23では、太陽非同期の場合に、軌道高度範囲h1、h2、軌道傾斜角i、および、クロストラック方向センサ視野角φmから回帰日数範囲(M1,M2)を以下のようにして算出している。
すなわち、(4)と同様の手順により、軌道高度範囲(h1、h2)のそれぞれについてΔλ1、Δλ2を算出する。そして、Δλ1、Δλ2のそれぞれについて(7)と同様の手順のより回帰日数Mの範囲を算出し、回帰周回数Xと互いに素となる全てのMを算出結果として出力する。
(9)日移動数範囲算出部14では、太陽同期または太陽非同期の場合に、指定または算出された回帰日数範囲(M1,M2)から日移動数範囲(L1,L2)を以下のようにして算出している。
すなわち、Lmax=INT[M/2]とし、整数の集合±1、±2、・・・、±Lmaxの各要素についてMと互いに素であるかを判定し、その集合内のMと互いに素である全ての要素を日移動数Lの範囲として出力する。
(10)対応データ算出・格納制御部30では、太陽同期機能10または太陽非同期機能20の処理結果として算出された日周回数N、回帰日数M、日移動数L、軌道長半径a、軌道傾斜角iに基づいて、下記計算式により、対応する各種データ、例えば、軌道高度h、交点経度間隔Δλ、クロストラップ方向センサ視野角φ、ミッション期間中同一パス観測回数Nobsを算出している。そして、入力として軌道高度範囲(h1、h2)が指定されている場合に、すなわち、実行モードSS2,SS3,SS4,NS2,NS3,NS4のいずれかで軌道パラメータの算出処理を行った場合に、算出された軌道高度hが指定された軌道高度範囲h1、h2に含まれるかどうかをチェックし、含まれる場合に、算出されたデータの組を出力データ格納領域に格納する。
・軌道高度h=a−a
・交点経度間隔Δλ=360deg/(MN+L)
・クロストラック方向センサ視野角:以下の2式より求める。
ρ={a +(a+h)−2a(a+h)cos(Δλ/2)}1/2
φ=cos−1{(a・cos(Δλ/2)−a−h)/ρ}
・ミッション期間中同一パス観測回数
obs=ΔY×365/M
以下にモードごとの軌道パラメータの算出処理について説明するが、この算出処理に先立って、運用者(ユーザ)によって、例えば画面を介して条件データが入力される。
図3は、各実行モードSS1〜SS4、NS1〜NS4における入力データ項目を示す図である。図3に示されるように、モードに応じてデータの入力には、「F:特定値を入力する」、「R:範囲(最大/最小値)を入力する」、「M:最大値を入力する」の3パターンがある。
図4は、軌道パラメータ算出処理のフローチャートである。この算出処理は図2の各部によって実行される。
図4において、軌道パラメータの算出処理が開始されると、まず、ステップS1において、太陽同期条件を加味して(準回帰)軌道パラメータの算出を行うか否かが判定される。ステップS1で太陽同期条件を加味すると判定された場合は、ステップS2に進み、そこで、SS1、SS2、SS3、SS4のいずれのモードで軌道パラメータの算出を行うかが判定される。
ステップS2において、SS1モードで軌道パラメータの算出を行うと判定された場合は、続くステップS3で上記(1)の計算が図2の軌道長半径・軌道傾斜角算出部15によって行われる。すなわち、太陽同期条件下で、準回帰パラメータ(N,M,L)から軌道長半径a,軌道傾斜角iが算出される。そして、ステップS4で上記(10)の計算が図2の対応データ算出・格納制御部30によって行われ、日周回数N、回帰日数M、日移動数L、軌道長半径a、軌道傾斜角iの組に対応する各種データが算出され、それら各データが記憶領域に格納され、一連の軌道パラメータ算出処理を終了する。
ステップS2において、SS2、SS3、SS4のいずれかのモードで軌道パラメータの算出を行うと判定された場合は、ステップS5で上記(2)の計算が図2の日周回数範囲算出部11によって行われる。すなわち、太陽同期条件下で、軌道高度範囲(h1,h2)から日周回数範囲(N1,N2)が算出される。そして、続くステップS6でSS2、SS3、SS4のいずれのモードで軌道パラメータの算出を行うかが判定される。
ステップS6でSS2モードで軌道パラメータの算出を行うと判定された場合、このSS2モードでは回帰日数範囲(M1,M2)が入力として指定されているので、準回帰パラメータ(N,M,L)のループ処理に進む。
このループ処理では、まず、日周回数範囲(N1,N2)から最初の日周回数Nが指定されるとともに、回帰日数範囲(M1,M2)から最初の回帰日数Mが指定される。そして、その指定された最初の回帰日数Mに基づいて、ステップS9において上記(9)の計算が図2の日移動数範囲算出部14によって行われる。すなわち、指定された回帰日数Mから日移動数範囲(L1,L2)が算出される。そして、これら指定された日周回数N、回帰日数Mに対して日移動数範囲(L1,L2)から最初の日移動数Lが指定される。
この準回帰パラメータ(N,M,L)の組に対して、ステップS10において上記(1)の計算が図2の軌道長半径・軌道傾斜角算出部15によって行われ、太陽同期条件下で、準回帰パラメータ(N,M,L)から軌道長半径a,軌道傾斜角iが算出される。続いて、ステップS11において上記(10)の計算が図2の対応データ算出・格納制御部30によって行われる。すなわち、日周回数N、回帰日数M、日移動数L、軌道長半径a、軌道傾斜角iの組に対応する各種データ、例えば、軌道高度h、交点経度間隔Δλ、クロストラップ方向センサ視野角φ、ミッション期間中同一パス観測回数Nobsが算出される。
ステップS12では、ステップS11で算出された軌道高度hが入力データとして指定した軌道高度範囲(h1、h2)に含まれるか(h1<h<h2)が判定される。含まれると判定された場合は、ステップS13でこれらデータの組(日周回数N、回帰日数M、日移動数L、軌道長半径a、軌道傾斜角i、軌道高度h、交点経度間隔Δλ、クロストラップ方向センサ視野角φ、ミッション期間中同一パス観測回数Nobs)を記憶領域に保存する。この処理が準軌道パラメータの組(N,M,L)のそれぞれに対して行われ、一連の軌道パラメータ算出処理を終了する。
再びステップS6に戻る。
ステップS6でSS3モードで軌道パラメータの算出を行うと判定された場合、ステップS7において、上記(3)の計算が図2の回帰日数範囲算出部12によって行われる。すなわち、太陽同期条件下で、軌道高度範囲(h1,h2)、交点経度間隔最大値Δλmから回帰日数範囲(M1,M2)が算出される。そして、準回帰パラメータ(N,M,L)のループ処理に進む。以降の処理はSS2モードの場合と同様である。
ステップS6でSS4モードで軌道パラメータの算出を行うと判定された場合、ステップS8において、上記(4)の計算が図2の回帰日数範囲算出部13によって行われる。すなわち、太陽同期条件下で、軌道高度範囲(h1,h2)、クロストラック方向センサ視野角φmから回帰日数範囲(M1,M2)が算出される。そして、準回帰パラメータ(N,M,L)のループ処理に進む。以降の処理はSS2モードの場合と同様である。
以上で、太陽同期条件下での各モード(SS1、SS2、SS3、SS4)における軌道パラメータの算出処理の説明が終了する。続いて太陽非同期の場合の各モード(NS1、NS2、NS3、NS4)における軌道パラメータの算出処理について説明する。
太陽非同期の場合、ステップS1において、太陽同期条件を加味しないで(準回帰)軌道パラメータの算出を行うものと判定され、ステップS20に進み、そこで、NS1、NS2、NS3、NS4のいずれのモードで軌道パラメータの算出を行うかが判定される。
ステップS20において、NS1モードで軌道パラメータの算出を行うと判定された場合は、続くステップS21で上記(5)の計算が図2の軌道長半径算出部25によって行われる。すなわち、日周回数N、回帰日数M、日移動数Lおよび軌道傾斜角iから軌道長半径aが算出される。そして、ステップS22で上記(10)の計算が図2の対応データ算出・格納制御部30によって行われ、日周回数N、回帰日数M、日移動数L、軌道長半径a、軌道傾斜角iの組に対応する各種データが算出され、それら各データが記憶領域に格納され、一連の軌道パラメータ算出処理を終了する。
ステップS20において、NS2、NS3、NS4のいずれかのモードで軌道パラメータの算出を行うと判定された場合は、ステップS23で上記(6)の計算が図2の日周回数範囲算出部21によって行われる。すなわち、軌道高度範囲h1、h2および軌道傾斜角iから日周回数範囲(N1,N2)が算出される。そして、続くステップS24でNS2、NS3、NS4のいずれのモードで軌道パラメータの算出を行うかが判定される。
ステップS24でNS2モードで軌道パラメータの算出を行うと判定された場合、このNS2モードでは回帰日数範囲(M1,M2)が入力として指定されているので、準回帰パラメータ(N,M,L)のループ処理に進む。
このループ処理では、まず、日周回数範囲(N1,N2)から最初の日周回数Nが指定されるとともに、回帰日数範囲(M1,M2)から最初の回帰日数Mが指定される。そして、その指定された最初の回帰日数Mに基づいて、ステップS27において上記(9)の計算が図2の日移動数範囲算出部14によって行われる。すなわち、指定された回帰日数Mから日移動数範囲(L1,L2)が算出される。そして、これら指定された日周回数N、回帰日数Mに対して日移動数範囲(L1,L2)から最初の日移動数Lが指定される。
この準回帰パラメータ(N,M,L)の組に対して、ステップS28において上記(5)の計算が図2の軌道長半径算出部25によって行われる。すなわち、日周回数N、回帰日数M、日移動数Lの組および軌道傾斜角iから軌道長半径aが算出される。続いて、ステップS29において上記(10)の計算が図2の対応データ算出・格納制御部30によって行われる。すなわち、日周回数N、回帰日数M、日移動数L、軌道長半径a、軌道傾斜角iの組に対応する各種データ、例えば、軌道高度h、交点経度間隔Δλ、クロストラップ方向センサ視野角φ、ミッション期間中同一パス観測回数Nobsが算出される。
ステップS30では、ステップS29で算出された軌道高度hが入力データとして指定した軌道高度範囲(h1、h2)に含まれるか(h1<h<h2)が判定される。含まれると判定された場合は、ステップS31でこれらデータの組(日周回数N、回帰日数M、日移動数L、軌道長半径a、軌道傾斜角i、軌道高度h、交点経度間隔Δλ、クロストラップ方向センサ視野角φ、ミッション期間中同一パス観測回数Nobs)を記憶領域に保存する。この処理が準軌道パラメータの組(N,M,L)のそれぞれに対して行われ、一連の軌道パラメータ算出処理を終了する。
再びステップS24に戻る。
ステップS24でNS3モードで軌道パラメータの算出を行うと判定された場合、ステップS25において、上記(7)の計算が図2の日周回数範囲算出部22によって行われる。すなわち、軌道高度範囲h1、h2、軌道傾斜角i、および、交点経度間隔最大値Δλmから回帰日数範囲(M1,M2)が算出される。そして、準回帰パラメータ(N,M,L)のループ処理に進む。以降の処理はNS2モードの場合と同様である。
ステップS24でNS4モードで軌道パラメータの算出を行うと判定された場合、ステップS26において、上記(8)の計算が図2の日周回数範囲算出部23によって行われる。すなわち、軌道高度範囲h1、h2、軌道傾斜角i、および、クロストラック方向センサ視野角φmから回帰日数範囲(M1,M2)が算出される。そして、準回帰パラメータ(N,M,L)のループ処理に進む。以降の処理はNS2モードの場合と同様である。
図5は、各実行モードSS1〜SS4、NS1〜NS4における出力データ項目を示す図である。図5に示されるように、モードに応じてデータの出力には、「I:入力値をそのまま出力」、「RC:入力で指定された範囲内の実現値を出力」、「C:計算値を出力」の3パターンがある。また、SS2,SS3,SS4およびNS2,NS3,NS4の各モードについては複数の準回帰軌道パラメータの組が算出結果として得られる。
図6は、本実施形態における各処理をコンピュータに実行させるプログラムが格納される記憶媒体例を示す図である。
図6に示すように、上記記憶媒体には、CD−ROM、フレキシブルディスク(MO、DVD、リムーバブルハードディスク等であってもよい)等の媒体駆動装置に脱着可能な可搬記憶媒体46、ネットワーク回線43経由でプログラムが送信される外部の装置(サーバ等)内の記憶手段(データベース等)42、情報処理装置の本体44内のメモリ(RAMまたはハードディスク等)45、が含まれる。本実施形態の各処理を行うプログラムは、上記記憶媒体から本体44内のメモリ45にロードされ実行される。
観測センサ条件を説明する図であるとともに、軌道高度hとクロストラック方向センサ視野角φとに対して、地表面カバレッジ範囲ΔCを示す図である。 本発明の一実施形態の軌道パラメータ算出装置の構成を示すブロック図である。 各実行モードSS1〜SS4、NS1〜NS4における入力データ項目を示す図である。 軌道パラメータ算出処理のフローチャートである。 各実行モードSS1〜SS4、NS1〜NS4における出力データ項目を示す図である。 記憶媒体例を示す図である。 太陽同期条件を説明する図である。 地球をまわる地球観測衛星の軌道を示す図である。 軌道傾斜角を示す図である。 地球表面の赤道付近を示す図であるとともに、準回帰パラメータ、すなわち、日周回数N、回帰日数M、日移動数L、について説明する図である。
符号の説明
10 太陽同期機能
11 日周回数範囲算出部
12,13 回帰日数範囲算出部
14 日移動数範囲算出部
15 軌道長半径・軌道傾斜角算出部
20 太陽同期機能
21 日周回数範囲算出部
22,23 回帰日数範囲算出部
25 軌道長半径算出部
30 対応データ算出・格納制御部

Claims (7)

  1. 周回数、回帰日数、および、日移動数から地球観測衛星の軌道を決定する処理をコンピュータに実現させる軌道パラメータ算出プログラムにおいて、
    指定された軌道高度範囲に基づいて準回帰パラメータとしての日周回数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納するステップと、
    所定の回帰日数の範囲に基づいて前記準回帰パラメータとしての日移動数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納するステップと、
    前記日周回数の範囲、回帰日数の範囲、日移動数の範囲に含まれる日周回数、回帰日数、日移動数の全ての組に対して軌道長半径を算出するステップと、
    前記準回帰パラメータを用いて前記地球観測衛星の軌道を決定するステップと、を前記コンピュータに実行させることを特徴とする軌道パラメータ算出プログラム。
  2. 前記軌道パラメータ算出プログラムは
    指定された軌道高度範囲および交点経度間隔上限に基づいて前記準回帰パラメータとしての回帰日数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納するステップを更に前記コンピュータに実行させ
    前記日移動数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納するステップは、前記算出された回帰日数の範囲に基づいて前記準回帰パラメータとしての日移動数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納することを特徴とする請求項1記載の軌道パラメータ算出プログラム。
  3. 前記軌道パラメータ算出プログラムは
    指定された軌道高度範囲およびクロストラック方向センサ視野角上限に基づいて前記準回帰パラメータとしての回帰日数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納するステップを更に前記コンピュータに実行させ
    前記日移動数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納するステップは、前記算出された回帰日数の範囲に基づいて前記準回帰パラメータとしての日移動数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納することを特徴とする請求項1記載の軌道パラメータ算出プログラム。
  4. 記準回帰パラメータとしての日周回数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納するステップは、指定された軌道高度範囲に加えて、更に指定された軌道傾斜角に基づいて前記準回帰パラメータとしての日周回数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納し
    記準回帰パラメータとしての回帰日数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納するステップは、指定された軌道高度範囲および交点経度間隔上限に加えて、更に指定された軌道傾斜角に基づいて前記準回帰パラメータとしての回帰日数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納し
    前記軌道半径を算出するステップは、前記算出された日周回数の範囲、回帰日数の範囲、日移動数の範囲に含まれる日周回数、回帰日数、日移動数の全ての組に対して前記軌道傾斜角を用いて軌道長半径を算出し、
    前記地球観測衛星の軌道を決定するステップは、前記準回帰パラメータに加えて、更に前記軌道傾斜角を用いて前記地球観測衛星の軌道を決定することを特徴とする請求項2記載の軌道パラメータ算出プログラム。
  5. 記準回帰パラメータとしての日周回数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納するステップは、指定された軌道高度範囲に加えて、更に指定された軌道傾斜角に基づいて前記準回帰パラメータとしての日周回数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納し
    記準回帰パラメータとしての回帰日数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納するステップは、指定された軌道高度範囲およびクロストラック方向センサ視野角上限に加えて、更に指定された軌道傾斜角に基づいて前記準回帰パラメータとしての回帰日数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納し
    前記軌道半径を算出するステップは、前記算出された日周回数の範囲、回帰日数の範囲、日移動数の範囲に含まれる日周回数、回帰日数、日移動数の全ての組に対して前記軌道傾斜角を用いて軌道長半径を算出し、
    前記地球観測衛星の軌道を決定するステップは、前記準回帰パラメータに加えて、更に前記軌道傾斜角を用いて前記地球観測衛星の軌道を決定することを特徴とする請求項3記載の軌道パラメータ算出プログラム。
  6. 記準回帰パラメータとしての日周回数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納するステップは、指定された軌道高度範囲に加えて、更に指定された軌道傾斜角に基づいて前記準回帰パラメータとしての日周回数の範囲を算出し、前記記憶手段に格納し
    前記軌道半径を算出するステップは、前記日周回数の範囲、回帰日数の範囲、日移動数の範囲に含まれる日周回数、回帰日数、日移動数の全ての組に対して前記軌道傾斜角を用いて軌道長半径を算出し、
    前記地球観測衛星の軌道を決定するステップは、前記準回帰パラメータに加えて、更に前記軌道傾斜角を用いて前記地球観測衛星の軌道を決定することを特徴とする請求項1記載の軌道パラメータ算出プログラム。
  7. 前記算出された軌道長半径から軌道高度を算出するステップと、
    前記軌道高度が前記軌道高度範囲に含まれるか否かに基づいて算出された準回帰軌道パラメータの組に対する適格性を判定するステップとを前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の軌道パラメータ算出プログラム。
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