JP4541493B2

JP4541493B2 - Aerosol products with motion buttons

Info

Publication number: JP4541493B2
Application number: JP2000115626A
Authority: JP
Inventors: 聡目加多
Original assignee: Daizo Corp
Current assignee: Daizo Corp
Priority date: 2000-04-17
Filing date: 2000-04-17
Publication date: 2010-09-08
Anticipated expiration: 2020-04-17
Also published as: JP2001294286A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は運動ボタンを備えたエアゾール製品に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ボタンを振動させるエアゾール製品としては、たとえば特公平６−３４８０５号公報に開示されているマッサージ用エアゾール装置がある。このものは、プロペラントと薬液が充填されたエアゾール容器と、容器内部から噴孔に至る薬液の流通経路に設けた、薬液の運動エネルギをマッサージ部の振動エネルギに変換する振動発生機構とを備えている。また、特開平７−９６２２６号公報には、バネで付勢したニードル弁の前後動でエアゾールバルブを間欠的に開閉させ、それに伴って噴孔を備えたピストンが前後動する間欠噴射機構が開示されている。
【０００３】
他方、芳香剤や殺虫剤、消臭剤などの室内散布用のエアゾール製品では、容器の外観を置物のようにして、室内に置いておく違和感を減少させることが行われているが、噴射時の殺風景なイメージは否めない。なお通常のエアゾール製品では、ボタンを押すとバルブが開き、離すとバルブが閉じる構造になっているが、ボタンを押したときにステムを上方に付勢するバネに蓄えられるエネルギは何ら活用されていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は室内に載置するエアゾール製品、とくにその作動におもしろさを感じさせ、使用に親しみが感じられるようにすること、しかもそのために別個の動力を用いずに行わせることを技術課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアゾール製品は、ステムおよびそのステムを上昇する向きに付勢するバネを有するバルブと、そのステムに取り付けられ、噴孔を有するボタンと、前記ステムが上昇するときに、バネのエネルギーに基づいて、前記ステムないし前記ボタンを回転させる運動機構とを備えており、前記ボタンに放射状に延びる複数枚の羽根が設けられており、前記ボタンの回転により前記羽根が上向きの風を送り、噴孔から噴射された薬液を拡散することを特徴としている。
【０００６】
そのようなエアゾール製品であって、前記運動機構がボタンを回転させる機構であり、前記バルブのカバーと前記ボタンとがネジ嵌合しており、前記バネのエネルギーによるボタンの上昇と共に、ネジ同士の摺動によりボタンが回転する、ものが好ましい。
一方、前記運動機構がステムを回転させる機構であり、前記ステムとボタンとが、ボタンを押し下げるときだけ噛み合うクラッチ機構を構成しており、前記ボタンが上昇するとき回転し、前記ボタンが下降するとき回転しないものも好ましい。
また、前記ボタンの噴孔が上を向いているものが好ましい。
【０００７】
【作用および発明の効果】
本発明のエアゾール製品（請求項１）は、ボタンを押すと噴射を始め、ボタンを離すと噴射が止まる。そしてボタンが元の位置まで戻るときに、ボタンを回転ないし振動させる。そのため、使用のたびに興趣を感じ、トイレなどの芳香剤の場合にボタンを押し忘れることが少なくなる。
【０００８】
ボタンに放射状に延びる複数の羽根を設けているため、ボタンの動作が一層強調される。しかも、噴孔から噴射された薬液の霧が回転する羽根によって広く拡散される。
【０００９】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明のエアゾール製品の実施の形態を説明する。図１は本発明のエアゾール製品の一実施形態を示す斜視図、図２はそのエアゾール製品の要部断面図、図３は本発明のエアゾール製品の他の実施形態を示す要部断面図、図４は本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態を示す側面図、図５は本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態を示す要部断面図、図６は本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態を示す概略正面図である。
【００１０】
図１に示すエアゾール製品１０は上部に開口部を備えた容器１１と、その容器の開口部に取り付けられるバルブ１２と、そのバルブのステム１３の上端に取り付けられるボタン（押しボタン）１４と、そのボタン１４の上昇に伴ってボタン１４を回転させる運動機構１５とを備えている。ボタン１４の中心部には噴孔１６を備えたノズルチップ１７が取り付けられており、さらにボタン１４には、放射状に複数枚の羽根１８が設けられている。羽根１８はたとえば扇風機の羽根のようなひねりを有する形状を備えている。
【００１１】
前記容器１１およびバルブ１２は公知のものであり、容器１１はたとえば金属薄板から形成されており、胴部２１と、その上方の肩部２２とを備えている。さらに図２に示すように、肩部２２の上端にはビード部２３が設けられ、そのビード部２３にバルブ１２のマウンティングカップ２５がクリンプされている。バルブ１２は、マウンティングカップ２５の中心部に固定されるハウジング２６と、そのハウジング内に上下移動自在に収容される前述のステム１３と、ステムを上向きに付勢するバネ２８とを備えている。ハウジング２６とマウンティングカップ２５の間には、円環状のバルブラバー２９が挟着されている。ステム１３にはステム孔３０が形成されている。ハウジング２６の下方にはディップチューブ３１が取り付けられている。容器１１内には、芳香剤、殺虫剤あるいは消臭剤などの薬液と、その薬液を噴射させる噴射剤とが充填されている。容器１１、バルブ１２および薬液や噴射剤は公知のものである。
【００１２】
前記マウンティングカップのフランジ部３２には、円板状のカバー３３が取り付けられており、そのカバー３３の中心部には円筒状の雌ネジ部材３４が一体に設けられている。さらにボタン１４の下方には、その雌ネジ部材３４と螺合する雄ネジ部材３５が一体に設けられている。そしてそれらの雌ネジ部材３４と雄ネジ部材３５とが前述の運動機構１５を構成している。
【００１３】
雄ネジ部材３５および雌ネジ部材３４のネジ３７はリード角が大きい多条ネジである。そのためボタン１４を上下動させると、ネジ同士の摺動により、ボタン１４が回転する。なおステム１３はボタン１４と一緒に回転するように構成してもよく、ボタン１４に対してスムーズに回転するように構成して、ボタン１４が回転するときにステム１３が回転しないようにすることもできる。
【００１４】
上記のように構成されるエアゾール製品１０は、使用者が指でボタン１４を押し下げると、ボタン１４はネジ３７同士の螺合により、回転しながら下降する。それに伴い、ステム１３が下降し、バルブラバー２９が撓み、ステム孔３０を通じて噴射剤および薬液が噴孔１６から霧状で噴出する。そして指を離すと、バネ２８の付勢力でステム１３が上昇する。そしてその途中でステム孔３０がバルブラバー２９で塞がれて噴出が止まる。さらにステム１３が上昇してボタン１４が上昇すると、ネジ３７同士の螺合により、ボタン１４は下降するときとは逆方向に回転する。
【００１５】
ボタン１４の回転により、羽根１８が回転して上向きに風を送る。したがって噴孔１６から噴出される薬液の霧は、その風に乗って高く舞い上がる。それにより薬液を室内に広く散布することができる。また、羽根１８の回転が使用者に興趣を与える。なお羽根１８が回転するときの空気抵抗およびネジ３７同士の摩擦抵抗により、ボタン１４の上昇速度が遅くなる。したがって噴孔１６からの薬液の散布は、いくらか長く行われる。
【００１６】
上記のように、このエアゾール製品１０では、ステム１３の上昇運動をボタン１４の回転運動に変換する運動機構１５を備えているので、従来は無駄に浪費されていた、バネ２８に蓄積したエネルギを、羽根１８の回転による薬液の広い散布および使用者に興趣を与えるという、あらたな用途に有効に利用することができる。
【００１７】
図１および図２のエアゾール製品１０では、ボタン１４は上昇時だけでなく、下降時にも回転する。そのため、ボタン１４を指で押し下げる操作に違和感がある。図３は、ボタン１４の下降時には回転しないように工夫したものである。
【００１８】
図３のボタン１４は、ステム１３によって回転自在に、かつ軸方向に移動自在に保持されている。そしてステム１３の上部に設けた環状突起４１とボタン１４の内面との間に、ボタン１４をステム１３に対して上向きに付勢するバネ４２が介在されている。さらに環状突起４１の下面と、ボタン１４の下部に設けた環状突起４１と係合する段部４３の上面には、放射状に延びる噛み合い歯列４４が設けられている。またステム１３に直接雄ネジ４５が形成されている。この雄ネジ４５も多条ネジである。
【００１９】
それらの噛み合い歯列４４は、通常の状態ではバネ４２がボタン１４を上向きに付勢するので、噛み合い歯列４４同士が噛み合う。そしてボタン１４を押し下げるときには、噛み合い歯列４４同士が離れて、噛み合わない。すなわち噛み合い歯列４４やバネ４２などは、ボタン１４を押し下げるときだけ噛み合うクラッチ機構を構成している。したがって使用者がボタン１４を押し下げるときは、噛み合い歯列４４同士が噛み合わないので、ステム１３のみが回転し、ボタン１４は回転しない。そしてボタン１４が上昇するときは、噛み合い歯列４４同士が噛み合い、上昇しながら回転するという、図１の運動機構１５と実質的に同じ作用を奏する。なお噛み合い歯列４４に変えて、摩擦板を設けることもできる。バネ４２はコイルバネのほか、ゴムリングなどの他のバネ要素によっても構成することができる。
【００２０】
図４に示すエアゾール製品５０では、カバー３３に設けた支点５１まわりに回動自在に設けたレバー５２と、ボタン１４の下部に設けた駆動プーリ５３と、カバー３３の反対側に設けた方向転換プーリ５４と、一端が駆動プーリ５３に係止され、駆動プーリ５３のまわりに巻き付けられた上で、方向転換プーリ５４によって方向が変えられ、他端がレバー５２に係止されたひもないし糸５５とを備えている。またレバー５２の途中に形成した長穴５６は、ボタン１４に対して中心軸まわりに回動自在に設けたリング５７から横向きに突出する軸５８と係合している。駆動プーリ５３には、常時糸５５を巻き上げる方向に回転するように付勢するゼンマイバネ（図示していない）などが内装されている。糸５５は繊維質のもののほか、可撓性を有する金属ワイヤなどであってもよい。
【００２１】
上記のように構成されるエアゾール製品５０では、レバー５２の端部を押し下げると、軸５８と長穴５６の係合により、ボタン１４が押し下げられる。そのとき、噴孔１６から薬剤が噴霧される。そしてレバー５２が下降するにしたがって、糸５５が弛み、その弛んだ分はゼンマイバネの付勢力で駆動プーリ５３上に巻き付けられる。さらにレバー５２から手を離すと、ボタン１４が上昇し、噴霧が止まる。そしてボタン１４が上昇する間は、レバー５２に係止されている糸５５が駆動プーリ５３からほどき出され、それにより駆動プーリ５３が回転する。したがってボタン１４も一緒に回転する。
【００２２】
なお、図４ではボタン１４に設ける羽根は示されていないが、図１のエアゾール製品１０と同様の羽根１８を設けてもよく、また、色彩を施した回転板などを設けて、視覚から使用者の興趣を惹き起こすようにすることもできる。
【００２３】
図５に示すエアゾール製品６０では、ボタン１４とステム１３とを弾力性を有するチューブ６１で連結し、ボタン１４の下部に、先端に爪部６２を備えた舌片６３を設けている。またカバー３３には、爪部６２と断続的に係合する歯列６４を有する係合片６５を設けている。なお係合片６５も弾力的に変形可能であってもよい。前記歯列６４は、ボタン１４を下げるときに強く爪部６２と係合せず、ボタン１４が上昇するときに比較的強く係合するように、不等辺三角形の形態を備えている。ただし単なる二等辺三角形状の歯列であってもよい。なおチューブ６１の内側あるいは外側に、ボタン１４とステム１３を連結するコイルバネ６７を設けてもよい。
【００２４】
このエアゾール製品６０においては、ボタン１４を押し下げるときは、爪部６２と歯列６４が強く歯合せず、舌片６３が弾性変形するので、スムーズに下降させることができる。そしてボタン１４の下降により、バルブが開き、噴孔１６から薬液が噴射される。ついでボタン１４から手を離すとボタン１４が上昇する。そのとき爪部６２が歯列６４に引っ掛かる。しかしチューブ６１が撓むため、その係合が外れ、さらに爪部６２は歯列６４の上の歯と係合する。このようにして順次爪部６２と歯列６４の係合・解除が繰り返され、ボタン１４はチューブ６１の部分で揺れながら断続的に上昇する。なお、チューブ６１や舌片６３の弾力性の強さ、歯列６４の歯のピッチなどにより、ボタン１４の上昇中の振動ないし揺動の状態を変更することができる。
【００２５】
そのため、使用者はボタン１４から噴射される薬液の霧を視認するだけでなく、ボタン１４の振動を目で見ることができ、また、爪部６２と歯列６４の出す音を感ずることができるので、興趣に富む。
【００２６】
図６は上記のボタンの振動の機構を利用したエアゾール製品７０を示している。このエアゾール製品７０は、図５におけるステム１３あるいはチューブ６１を長く延ばし、その上端のボタン１４に花の形態の飾り７１を設け、容器１１を植木鉢状の入れ物７２に収容したものである。このものは噴霧の後、ボタン１４が上昇するときに花の飾り７１が揺れながら上昇するので、一層興趣に富む。それにより、たとえば子供がトイレの芳香剤を噴射させることを楽しむようになる。なお、植木鉢の入れ物７２に変えて、動物の体の形態の入れ物とし、花の飾り７１に変えて動物の頭部を有する飾りとすることもできる。
【００２７】
前記実施形態では、ボタンは回転のみ、あるいは振動のみを行っているが、たとえば図１のエアゾール製品１０のボタン１４に図５の振動させる機構を組み合わせて、回転しながら振動するように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のエアゾール製品の一実施形態を示す斜視図である。
【図２】図１のエアゾール製品の要部断面図である。
【図３】本発明のエアゾール製品の他の実施形態を示す要部断面図である。
【図４】本発明のエアゾール製品のさらに他の実施形態を示す側面図である。
【図５】本発明の範囲外のエアゾール製品の形態を示す要部断面図である。
【図６】本発明の範囲外のエアゾール製品の形態を示す概略正面図である。
【符号の説明】
１０エアゾール製品
１１容器
１２バルブ
１３ステム
１４ボタン
１５運動機構
１６噴孔
１７ノズルチップ
１８羽根
２１胴部
２２肩部
２３ビード部
２５マウンティングカップ
２６ハウジング
２８バネ
２９バルブラバー
３０ステム孔
３１ディップチューブ
３２フランジ部
３３カバー
３４雌ネジ部材
３５雄ネジ部材
３７ネジ
４１環状突起
４２バネ
４３段部
４４噛み合い歯列
４５雄ネジ
５０エアゾール製品
５１支点
５２レバー
５３駆動プーリ
５４方向転換プーリ
５５糸
５６長穴
５７リング
５８軸
６０エアゾール製品
６１チューブ
６２爪部
６３舌片
６４歯列
７０エアゾール製品
７１飾り
７２入れ物[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to aerosol products with motion buttons.
[0002]
[Prior art]
As an aerosol product that vibrates a button, for example, there is an aerosol device for massage disclosed in Japanese Patent Publication No. 6-34805. This is provided with an aerosol container filled with a propellant and a chemical solution, and a vibration generating mechanism for converting the kinetic energy of the chemical solution into the vibration energy of the massage unit provided in the distribution route of the chemical solution from the inside of the container to the nozzle hole. ing. Japanese Patent Laid-Open No. 7-96226 discloses an intermittent injection mechanism in which an aerosol valve is intermittently opened and closed by a back-and-forth movement of a needle valve biased by a spring, and a piston provided with an injection hole is moved back and forth accordingly. Has been.
[0003]
On the other hand, in aerosol products for indoor spraying such as fragrances, insecticides, and deodorants, the appearance of the container is made like a figurine to reduce the uncomfortable feeling left in the room. I can't deny the murderous image. In general aerosol products, the valve opens when the button is pressed and closes when the button is released.However, the energy stored in the spring that biases the stem upward when the button is pressed is utilized. Absent.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has a technical problem of making aerosol products to be placed indoors, in particular, making them feel interesting in operation and feeling familiar to use, and for that purpose, without using separate power. .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The aerosol product of the present invention includes a valve having a stem and a spring that urges the stem in the upward direction, a button attached to the stem and having a nozzle hole, and the energy of the spring when the stem is raised. based on, to not the stem comprises a motion mechanism for rotating the button, the button is provided with a plurality of blades extending radially, said vanes by the rotation of the button sends the upward wind It is characterized by diffusing the chemical solution injected from the nozzle hole .
[0006]
In such an aerosol product, the motion mechanism is a mechanism for rotating a button, the cover of the valve and the button are screwed together, and as the button is raised by the energy of the spring, It is preferable that the button is rotated by sliding.
On the other hand, the motion mechanism is a mechanism for rotating the stem, and the stem and the button constitute a clutch mechanism that engages only when the button is depressed, and the button rotates when the button is raised and the button is lowered. Those that do not rotate are also preferred.
Moreover, it is preferable that the nozzle hole of the button faces upward.
[0007]
[Operation and effect of the invention]
The aerosol product of the present invention (Claim 1) starts spraying when the button is pressed, and stops spraying when the button is released. When the button returns to its original position, the button is rotated or vibrated. Therefore, it feels interesting every time it is used, and it is less likely to forget to press the button when using a fragrance such as a toilet.
[0008]
Since the button is provided with a plurality of radially extending blades , the operation of the button is further emphasized. However also, the fog of the chemical injected from injection holes Ru is widely diffused by the rotating blades.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the aerosol product of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of an aerosol product of the present invention, FIG. 2 is a sectional view of a principal part of the aerosol product, and FIG. 3 is a sectional view of a principal part showing another embodiment of the aerosol product of the present invention. 4 is a side view showing still another embodiment of the aerosol product of the present invention, FIG. 5 is a cross-sectional view of an essential part showing still another embodiment of the aerosol product of the present invention, and FIG. 6 is still another embodiment of the aerosol product of the present invention. It is a schematic front view which shows this embodiment.
[0010]
An aerosol product 10 shown in FIG. 1 includes a container 11 having an opening at the top, a valve 12 attached to the opening of the container, a button (push button) 14 attached to the upper end of the stem 13 of the valve, And a motion mechanism 15 that rotates the button 14 as the button 14 is raised. A nozzle tip 17 having a nozzle hole 16 is attached to the center of the button 14, and a plurality of blades 18 are provided radially on the button 14. The blade | wing 18 is equipped with the shape which has a twist like the blade | wing of a fan, for example.
[0011]
The container 11 and the valve 12 are publicly known, and the container 11 is formed of, for example, a thin metal plate, and includes a trunk portion 21 and a shoulder portion 22 above it. Further, as shown in FIG. 2, a bead portion 23 is provided at the upper end of the shoulder portion 22, and a mounting cup 25 of the valve 12 is crimped to the bead portion 23. The valve 12 includes a housing 26 that is fixed to the center of the mounting cup 25, the stem 13 that is accommodated in the housing so as to be movable up and down, and a spring 28 that biases the stem upward. An annular valve rubber 29 is sandwiched between the housing 26 and the mounting cup 25. A stem hole 30 is formed in the stem 13. A dip tube 31 is attached below the housing 26. The container 11 is filled with a chemical solution such as a fragrance, insecticide or deodorant and a propellant for injecting the chemical solution. The container 11, the valve 12, the chemical solution and the propellant are known ones.
[0012]
A disc-shaped cover 33 is attached to the flange portion 32 of the mounting cup, and a cylindrical female screw member 34 is integrally provided at the center of the cover 33. Further, a male screw member 35 that is screwed with the female screw member 34 is integrally provided below the button 14. The female screw member 34 and the male screw member 35 constitute the motion mechanism 15 described above.
[0013]
The screw 37 of the male screw member 35 and the female screw member 34 is a multi-thread screw having a large lead angle. Therefore, when the button 14 is moved up and down, the button 14 is rotated by sliding between the screws. The stem 13 may be configured to rotate together with the button 14, and configured so as to rotate smoothly with respect to the button 14 so that the stem 13 does not rotate when the button 14 rotates. You can also.
[0014]
In the aerosol product 10 configured as described above, when the user presses down the button 14 with a finger, the button 14 descends while rotating by screwing the screws 37 together. Accordingly, the stem 13 is lowered, the valve rubber 29 is bent, and the propellant and the chemical liquid are ejected from the nozzle hole 16 in the form of a mist through the stem hole 30. When the finger is released, the stem 13 is raised by the biasing force of the spring 28. In the middle of this, the stem hole 30 is blocked by the valve rubber 29 and the ejection stops. When the stem 13 is further raised and the button 14 is raised, the button 14 is rotated in the opposite direction to that when the button 14 is lowered due to screwing of the screws 37.
[0015]
As the button 14 rotates, the blades 18 rotate to send the wind upward. Therefore, the mist of the chemical liquid ejected from the nozzle hole 16 soars high on the wind. Thereby, a chemical | medical solution can be spread widely indoors. In addition, the rotation of the blade 18 provides interest to the user. The ascending speed of the button 14 is slowed by the air resistance when the blades 18 rotate and the frictional resistance between the screws 37. Accordingly, the spraying of the chemical solution from the nozzle hole 16 is performed for a somewhat longer time.
[0016]
As described above, the aerosol product 10 includes the motion mechanism 15 that converts the ascending motion of the stem 13 into the rotational motion of the button 14, so that the energy accumulated in the spring 28, which was wasted in the past, is wasted. In addition, it can be effectively used for new purposes such as wide application of chemicals by rotation of the blade 18 and interest for the user.
[0017]
In the aerosol product 10 of FIGS. 1 and 2, the button 14 rotates not only when raised but also when lowered. Therefore, there is a sense of incongruity in the operation of pressing down the button 14 with a finger. FIG. 3 is devised so as not to rotate when the button 14 is lowered.
[0018]
3 is held by the stem 13 so as to be rotatable and movable in the axial direction. A spring 42 for biasing the button 14 upward with respect to the stem 13 is interposed between an annular protrusion 41 provided on the top of the stem 13 and the inner surface of the button 14. Further, meshing teeth 44 extending radially are provided on the lower surface of the annular protrusion 41 and the upper surface of the step portion 43 that engages with the annular protrusion 41 provided at the lower part of the button 14. A male screw 45 is directly formed on the stem 13. The male screw 45 is also a multi-thread screw.
[0019]
Since the spring 42 urges the button 14 upward in the normal state, the meshing teeth 44 engage with each other. When the button 14 is pushed down, the meshing teeth 44 are separated from each other and do not mesh. That is, the meshing teeth 44 and the spring 42 constitute a clutch mechanism that meshes only when the button 14 is depressed. Therefore, when the user pushes down the button 14, the meshing teeth 44 are not meshed with each other, so that only the stem 13 rotates and the button 14 does not rotate. When the button 14 is raised, the meshing teeth 44 engage with each other and rotate while being lifted, so that the movement mechanism 15 of FIG. Instead of the meshing tooth row 44, a friction plate can be provided. The spring 42 can be constituted by a coil spring or other spring elements such as a rubber ring.
[0020]
In the aerosol product 50 shown in FIG. 4, a lever 52 provided to be rotatable around a fulcrum 51 provided on the cover 33, a drive pulley 53 provided on the lower part of the button 14, and a direction change provided on the opposite side of the cover 33. A pulley 54 and a string 55 that has one end locked to the drive pulley 53 and wound around the drive pulley 53, changed direction by the direction changing pulley 54, and the other end locked to the lever 52. And. An elongated hole 56 formed in the middle of the lever 52 is engaged with a shaft 58 that protrudes laterally from a ring 57 that is provided so as to be rotatable about the central axis with respect to the button 14. The drive pulley 53 is internally provided with a spring (not shown) that urges the thread 55 to always rotate in the direction of winding up the yarn 55. The thread 55 may be a metal wire having flexibility in addition to a fibrous one.
[0021]
In the aerosol product 50 configured as described above, when the end of the lever 52 is pushed down, the button 14 is pushed down by the engagement between the shaft 58 and the elongated hole 56. At that time, the medicine is sprayed from the nozzle hole 16. As the lever 52 is lowered, the thread 55 is slackened, and the slack is wound around the drive pulley 53 by the urging force of the spring. When the hand is further released from the lever 52, the button 14 rises and spraying stops. While the button 14 is raised, the thread 55 locked to the lever 52 is unwound from the drive pulley 53, whereby the drive pulley 53 rotates. Therefore, the button 14 also rotates together.
[0022]
In FIG. 4, the blades provided on the button 14 are not shown, but the blades 18 similar to the aerosol product 10 of FIG. 1 may be provided, and a colored rotating plate is provided for visual use. It can also be used to evoke the interest of the person.
[0023]
In the aerosol product 60 shown in FIG. 5, the button 14 and the stem 13 are connected by a tube 61 having elasticity, and a tongue piece 63 having a claw portion 62 at the tip is provided below the button 14. Further, the cover 33 is provided with an engagement piece 65 having a tooth row 64 that intermittently engages with the claw portion 62. The engagement piece 65 may also be elastically deformable. The tooth row 64 has an unequal triangular shape so that it does not strongly engage with the claw portion 62 when the button 14 is lowered, and relatively strongly engages when the button 14 is raised. However, it may be a simple isosceles triangular tooth row. A coil spring 67 that connects the button 14 and the stem 13 may be provided inside or outside the tube 61.
[0024]
In the aerosol product 60, when the button 14 is pushed down, the claw portion 62 and the tooth row 64 do not mesh strongly, and the tongue piece 63 is elastically deformed, so that it can be lowered smoothly. When the button 14 is lowered, the valve is opened and the chemical liquid is ejected from the nozzle hole 16. Then, when the hand is released from the button 14, the button 14 rises. At that time, the claw portion 62 is caught on the tooth row 64. However, since the tube 61 is bent, the engagement is disengaged, and the claw portion 62 is engaged with the teeth on the tooth row 64. In this way, the engagement and release of the claw portion 62 and the tooth row 64 are repeated successively, and the button 14 is intermittently raised while shaking at the tube 61 portion. It should be noted that the state of vibration or swinging of the button 14 can be changed according to the elasticity of the tube 61 and the tongue piece 63, the tooth pitch of the tooth row 64, and the like.
[0025]
Therefore, the user can not only visually recognize the mist of the chemical liquid ejected from the button 14 but also can visually observe the vibration of the button 14 and can feel the sound produced by the nail portion 62 and the tooth row 64. So rich in fun.
[0026]
FIG. 6 shows an aerosol product 70 utilizing the above-described button vibration mechanism. This aerosol product 70 is obtained by extending the stem 13 or the tube 61 in FIG. 5 long, providing a flower-like decoration 71 on the button 14 at the upper end, and housing the container 11 in a flower pot-like container 72. After spraying, this is more interesting because the flower decoration 71 rises while the button 14 is raised. Thereby, for example, the child enjoys spraying the toilet air freshener. In addition, it can change to the container 72 of a flowerpot, and can make it into the container of the form of the body of an animal, and can also be set as the decoration which has the head of an animal instead of the flower decoration 71.
[0027]
In the above embodiment, the button only rotates or vibrates. For example, the button 14 of the aerosol product 10 in FIG. 1 is combined with the vibrating mechanism in FIG. 5 so as to vibrate while rotating. You can also.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of an aerosol product of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a main part of the aerosol product of FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of an essential part showing another embodiment of the aerosol product of the present invention.
FIG. 4 is a side view showing still another embodiment of the aerosol product of the present invention.
5 is a fragmentary cross-sectional view showing the shape condition of the aerosol products outside the scope of the present invention.
6 is a schematic front view showing the shape condition of the outside of the aerosol products of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Aerosol product 11 Container 12 Valve 13 Stem 14 Button 15 Movement mechanism 16 Injection hole 17 Nozzle tip 18 Blade 21 Body part 22 Shoulder part 23 Bead part 25 Mounting cup 26 Housing 28 Spring 29 Valve rubber 30 Stem hole 31 Dip tube 32 Flange part 33 Cover 34 Female Thread Member 35 Male Thread Member 37 Screw 41 Annular Projection 42 Spring 43 Step 44 Meshing Teeth 45 Male Thread 50 Aerosol Product 51 Support Point 52 Lever 53 Drive Pulley 54 Direction Change Pulley 55 Thread 56 Slot 57 57 Ring 58 Shaft 60 Aerosol product 61 Tube 62 Claw part 63 Tongue piece 64 Teeth row 70 Aerosol product 71 Decoration 72 Container

Claims

A valve having a stem and a spring that biases the stem in a rising direction;
A button attached to the stem and having a nozzle hole;
When the stem is raised, based on the energy of the spring, to free the stem comprises a motion mechanism for rotating the button,
The button is provided with a plurality of blades extending radially,
An aerosol product in which the blades send upward wind by the rotation of the button to diffuse the chemical injected from the nozzle hole .

The motion mechanism is a mechanism for rotating a button;
The valve cover and the button are screwed together,
The aerosol product according to claim 1, wherein the button is rotated by sliding between the screws as the button is raised by the energy of the spring.

The motion mechanism is a mechanism for rotating a stem;
The stem and the button constitute a clutch mechanism that meshes only when the button is depressed,
Rotates when the button is raised,
The aerosol product of claim 1, wherein the aerosol product does not rotate when the button is lowered.

The aerosol product according to claim 1, wherein the nozzle hole of the button faces upward.