JP4540938B2 - Heavy metal remover in tap water - Google Patents

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JP4540938B2 JP2003073975A JP2003073975A JP4540938B2 JP 4540938 B2 JP4540938 B2 JP 4540938B2 JP 2003073975 A JP2003073975 A JP 2003073975A JP 2003073975 A JP2003073975 A JP 2003073975A JP 4540938 B2 JP4540938 B2 JP 4540938B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は水道水中の重金属除去剤に関する。特に浄水器に充填して、水道水中のクロム、マンガン、カドミウム、鉛、水銀などの重金属類、特に鉛を除去するとともに、残留塩素、トリハロメタンをも効率よく除去し、カルシウムイオンやマグネシウムイオンは除去せず、またはそれらの含有量が少ない場合はそれらを補って、安全で爽やかな味の水を提供する水道水中の重金属除去剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
水道水中に含まれるトリハロメタンや残留塩素を除去するために活性炭が広く利用されている。また近年、水道水中に微量に溶解しているクロム、マンガン、カドミウム、鉛、水銀などの重金属類、特に鉛が新たな問題となっているが、活性炭単独では重金属の除去効果は小さい。
一方、ゼオライトに代表されるアルミノケイ酸塩は、水中でのイオン交換機能があり、水中の重金属類を吸着する機能があることは良く知られている。
これまでにも活性炭と天然ゼオライトを混合して水道水の処理に使用することが提案されている(特許文献1)が、天然ゼオライトでは重金属類の除去性能が低い。これ以外にも、アルミノケイ酸塩系無機イオン交換体(例えば、ゼオライトなど)と活性炭を組み合わせた浄水器が多数提案されているが(特許文献2、3)、ゼオライトは重金属を吸着するのみならず、水道水中のカルシウムイオンやマグネシウムイオンも吸着してしまうので、処理後の水はいわゆる喉越しの爽やかさがなくなり、また健康上も好ましくないものになってしまう。
また、カルシウム(Ca)型ゼオライト、銀(Ag)型ゼオライト、水素(H)型ゼオライトおよび活性炭を混合し、カートリッジに収容する方法(特許文献4)や、Ca型天然ゼオライト、Ag型天然ゼオライト、H型天然ゼオライトを使用した水質改良剤も提案されている(特許文献5、6)が、Ca型ゼオライトのCa置換度や各種置換ゼオライトの使用割合、活性炭との使用割合は示されていなし、各原料を適当に混合しただけでは、美味しい水とはなり得ず、また天然ゼオライトは重金属除去性能が低いので、重金属除去の効果が長期間持続するものは得られない。
水質の改良に関しては、これまでCa型ゼオライトを使用することにより、水中のカルシウムイオンの濃度を調整する技術が知られているが、もう一つの重要なミネラル成分であるマグネシウムイオンの調整をも行う技術は知られていなかった。しかも水質の改良を行いながら同時に水中の重金属を除去する技術も提案されてはいなかった。
【0003】
【特許文献1】
特開昭61−86985号
【特許文献2】
特開平08−132026号
【特許文献3】
特開平10−277537号
【特許文献4】
特開平06−47383号
【特許文献5】
特開平03−229690号
【特許文献6】
特開平07−148487号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、水道水中のクロム、マンガン、カドミウム、鉛、水銀などの重金属イオンの中でも特に鉛イオン、及び残留塩素、およびトリハロメタンを高度に吸着除去することができ、しかもマグネシウムイオン及びカルシウムイオンを含み、それらの少ない時は補って、美味しくて健康に良い水を得ることができる水道水中の重金属除去剤を提供しようとするものである。また本発明は重金属除去後も水のpHを中性付近に安定して保持することができる水処理剤を提供しようとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、交換可能な全陽イオン量の15〜34モル%がマグネシウムイオン、52〜64モル%がカルシウムイオンで且つ68〜93モル%がマグネシウムイオンとカルシウムイオンで置換された合成ゼオライトと活性炭とを、10:90〜30:70(重量比)で含有する水中重金属除去剤が、クロム、マンガン、カドミウム、鉛、水銀などの重金属類、特に鉛を吸着し、カルシウムイオンおよびマグネシウムイオンは殆ど吸着しないうえ、カルシウムイオンやマグネシウムイオンが一定濃度以下である場合はそれらを溶出して補うことを見出した。また、このカルシウムおよびマグネシウム型のゼオライトを特定比率の活性炭と併用したことにより、カルシウムイオンおよびマグネシウムイオンは除去せず、残留塩素やトリハロメタンを効率よく除去することができる優れた吸着剤が得られることを知見した。本発明者らはこれらの知見を基にさらに研究を重ね、本発明を完成した。
【0006】
すなわち、本発明は、
(1)交換可能な全陽イオン量の15〜34モル%がマグネシウムイオン、52〜64モル%がカルシウムイオンで、且つ68〜93モル%がマグネシウムイオンとカルシウムイオンで置換された合成ゼオライトと活性炭とを、10:90〜30:70の重量比で含有する水道水中の重金属除去剤、
(2)合成ゼオライトが、合成A型、合成X型または合成Y型である(1)記載の水道水中の重金属除去剤、
(3)合成ゼオライトが、合成X型である(2)記載の水道水中の重金属除去剤、
(4)合成ゼオライトと活性炭が、それぞれ0.01〜10mmの平均粒子径のものである(1)〜(3)のいずれかに記載の水道水中の重金属除去剤、
(5)活性炭の比表面積が、500〜2000m/gである(1)〜(4)のいずれかに記載の水道水中の重金属除去剤、
(6)活性炭が銀または銀の無機化合物を担持したものである(1)〜(5)のいずれかに記載の水道水中の重金属除去剤、
(7)更に水溶性アルカリ土類金属塩を含有する(6)記載の水道水中の重金属除去剤、
(8)活性炭がヤシ殻から作られたものである(1)記載の水道水中の重金属除去剤、
(9)浄水器または整水器のろ材である(1)〜(8)のいずれかに記載の水道水中の重金属除去剤、
(10)重金属がクロム、マンガン、カドミウム、鉛または水銀である(1)〜(9)のいずれかに記載の水道水中の重金属除去剤、
(11)重金属が鉛である(10)記載の水道水中の重金属除去剤、
である。
【0007】
本発明に使用されるマグネシウムイオンおよびカルシウムイオン置換前の合成ゼオライトとしては、たとえば合成A型、X型、Y型のナトリウム置換型が挙げられる。これらの合成ゼオライトは、公知の方法によって合成され、市販されているのものが使用され、たとえば関東化学工業(株)製の商品名モレキュラーシーブ3A、4A、5A(A型)、モレキュラーシーブ13X(X型)などがその例として挙げられる。
A型としては4A型、X型としては13X型が好ましい。それらの中でもX型がより好ましく、13X型が特に好ましい。
【0008】
合成ゼオライトの形状は粉末でも破砕、成型体でもよいが、破砕、成型体の場合の平均粒子径は、好ましくは0.01〜10mm、さらに好ましくは0.05〜5mm、最も好ましくは0.1〜3mmである。成型体は、粉末合成ゼオライトを適当なバインダーを用いて成型し、必要であれば焼成、破砕、洗浄、乾燥をして調製することができる。形状は、球状、円柱状、破砕状等があるが、破砕状が特に好ましい。
【0009】
合成ゼオライトにおけるマグネシウムイオンの置換量は、合成ゼオライトの全陽イオン交換量(NaO規準)の15〜34モル%である。カルシウムイオンの置換量は陽イオン交換量の52〜64モル%である。ナトリウムイオンとカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンが置換されている場合のカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンの置換量はモル比において、
[CaO+MgO/(NaO+CaO+MgO)]×100
の値により表示される。カルシウムイオンおよびマグネシウムイオン以外の陽イオンが置換されている場合には、NaOにモル換算する。この[CaO+MgO/(NaO+CaO+MgO)]×100の値は68〜93である。
【0010】
マグネシウムイオンまたはマグネシウムイオンおよびカルシウムイオンで置換された合成ゼオライトは、ナトリウム(Na)型合成ゼオライトを水溶性カルシウムおよび水溶性マグネシウムで処理して得ることができるが、その場合の水溶性カルシウムおよびマグネシウムとしては、それぞれ常温で中性の水に対し1重量%以上(10g/L)溶解するものであればどのようなものでもよい。
【0011】
マグネシウムイオンおよびカルシウムイオンで置換された合成ゼオライトを得る方法としては、たとえばNa型合成ゼオライトの陽イオン交換量のそれぞれ2〜5倍のカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンを含む水溶性カルシウム塩、マグネシウム塩の水溶液中にNa型合成ゼオライト成形品を浸漬し、ナトリウムイオンをカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンで置換させる方法が挙げられる。
水溶性マグネシウム塩として好ましいものは、塩化マグネシウム、硝酸マグネシウム、酢酸マグネシウムなどが挙げられ、特に塩化マグネシウムが好ましい。水溶性カルシウム塩として好ましいものは塩化カルシウム、硝酸カルシウム、酢酸カルシウムなどであり、特に塩化カルシウムが好ましい。このとき一般的にはマグネシウムイオンおよびカルシウムイオンと交換したナトリウムイオンが水溶液中に溶出する。
浸漬は攪拌下でも静置でも良いが、攪拌したほうが浸漬時間が短くて済む。攪拌時間は通常60分から10時間であり、浸漬温度は5℃〜80℃程度がよい。
得られたマグネシウムイオンおよびカルシウムイオン交換ゼオライトは、必要により、洗浄してもよい。洗浄は通常の水道水や工業用水でも良い。
マグネシウムイオンおよびカルシウムイオンで置換した後、公知の方法で水切りを行ない、必要により乾燥を行なっても良い。乾燥した方が後の工程での活性炭との混合が容易である。
粉末のままマグネシウムイオンおよびカルシウムイオンで置換した後成形する方法もあるが、成型したゼオライトをカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンで置換した方が、洗浄、乾燥が簡便である。ゼオライト合成時にマグネシウムイオンおよびカルシウムイオンを添加し、マグネシウムイオンおよび/またはカルシウムイオンと交換しても良い。活性炭とゼオライトを混合して使用する場合は、混合後にイオン交換してもよい。
【0012】
このマグネシウムイオンおよびカルシウムイオン交換ゼオライトと活性炭を特定比率で混合することにより、ミネラル類は除去せず、重金属類、残留塩素やトリハロメタンなどの揮発性有機塩素化合物およびかび臭物質も併せて吸着することができる。
本発明に使用される活性炭の原料はヤシ殻、石炭、木粉、合成樹脂など一般的に用いられるものであればどのようなものでも良いが、ヤシ殻が特に好ましい。活性炭の賦活方法は特に限定されない。たとえば「活性炭工業」、重化学工業通信社、p.23〜37(1974)の方法で製造される、水蒸気、酸素、炭酸ガスなどの活性ガスでの賦活炭や、リン酸、塩化亜鉛などを用いた薬品賦活炭、ハロゲンガスで賦活した活性炭などが用いられる。
原料の一つである賦活された活性炭は、その比表面積が、400〜2500m/g、好ましくは500〜2000m/g、最も好ましくは700〜1800m/gのものである。
活性炭の平均粒子径は特に限定されないが、通常0.01〜10mm、好ましくは0.05〜5mm、最も好ましくは0.1〜3mmである。
活性炭と合成ゼオライトとの比率(重量比)は、90:10〜70:30である。活性炭の形状は、粉末状、球状、破砕状、円柱状等があるが、破砕状が好ましい。また、混合する活性炭とゼオライトの形状および粒子径は同様のものが好ましい。
【0013】
抗菌性を付与するために銀または銀の無機化合物(たとえば酸化銀、リン酸銀、硝酸銀、塩化銀等が挙げられるが、なかでも、硝酸銀が好ましい。)を添加してもよい。銀は、硝酸銀などの水溶性銀化合物の水溶液を活性炭に添加して添着させ、乾燥する。あるいは酸化銀、金属銀などの水不溶性の銀化合物の微粒子を混合しても良い。銀の含有量は、ゼオライトと活性炭の合計重量に対し、銀に換算して0.05〜2.0重量%、好ましくは0.05〜0.5重量%、最も好ましくは0.05〜0.3重量%である。
【0014】
銀を添加した場合には、水溶性アルカリ土類金属塩を共存して添加させることにより、銀イオンの水中への溶出量を抑えることができ、抗菌効果が長期間にわたって持続する。アルカリ土類金属塩としては、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウム、硝酸バリウム、硫酸マグネシウムなどが好ましく、硝酸マグネシウムがより好ましい。水溶性アルカリ土類金属塩の添加量は、合成ゼオライトと活性炭の合計重量に対し、アルカリ土類金属に換算して、0.05〜2.0重量%、好ましくは0.05〜0.5重量%、最も好ましくは0.05〜0.3重量%である。銀や、水溶性アルカリ土類金属塩の添加は、活性炭、合成ゼオライトにそれぞれ添加してから両者を混合してもよいし、活性炭または合成ゼオライトのみに添加してから両者を混合してもよいし、あるいは活性炭、合成ゼオライトを混合してから添加してもよい。
また、本発明の水道水中の重金属除去剤は、活性炭素繊維、イオン交換樹脂、他の無機系吸着剤、カキ殻やサンゴ石などと併用してもよい。
水道水中の重金属除去剤に、樹脂や繊維、バインダーを添加し、円筒状に成形(モールドカーボン)したものも好ましく用いられる。ハニカム状に成型してもよい。
【0015】
本発明の水道水中の重金属除去剤は、カラムなどの充填塔や充填器に充填し、一般の上水や工業用水を通水し、様々の水道水中の有害物を除去するために用いられる。特に浄水器やアルカリイオン整水器をはじめとする整水器のカートリッジに利用するのに適している。また、処理する水道水に直接吸着材を添加して使用してもよい。
本発明の水道水中の重金属除去剤を収容したカートリッジを用いて、都市水道水を家庭で処理するには、本発明の水道水中の重金属除去剤水道水との空間速度SVが10〜4000/hr程度となるように水道水中の重金属除去剤と水量を調節するのが良い。
【0016】
【実施例】
以下実施例、比較例、実験例を挙げて本発明を具体的に説明する。
実施例1
13X型ゼオライト成型体(破砕品)を篩いにかけ、粒径を0.2〜0.6mm(平均粒子径0.4mm)に揃えた。この合成ゼオライト90gを500mlのビーカーに入れ、塩化カルシウム水溶液180ml(カルシウムとして6.5g含有)及び塩化マグネシウム水溶液180ml(マグネシウムとして0.9g含有)を加え、ジャーテスターで60分間100rpmで攪拌した。攪拌終了後、0.1mmの篩いで合成ゼオライトと水溶液を分離し、水道水で洗浄した後ゼオライトを115℃で乾燥し、カルシウムイオン及びマグネシウムイオン置換ゼオライト(Ca−Mg型ゼオライトNo.1;カルシウム置換度60モル%、マグネシウム置換度15モル%)を得た。
原料活性炭として、BET比表面積1100m2/gの市販のヤシ殻活性炭(破砕炭)を篩にかけ、粒径を0.6〜0.2mm(平均粒子径0.4mm)に揃え、活性炭No.1を得た。Ca−Mg型ゼオライトNo.1を10gと活性炭No.1を90g均一に混合し、吸着剤No.1を調製した。
【0017】
実施例2
塩化カルシウム及び塩化マグネシウムを含む水溶液500ml(カルシウムとして6.5g、マグネシウムとして2.0g含有)以外は実施例1と同様にしてCa−Mg型ゼオライトNo.2(カルシウム置換度60モル%、マグネシウム置換度33モル%)を得た。
Ca−Mg型ゼオライトNo.2の10gと前記実施例1で用いた活性炭90gをよく混合して、吸着剤No.2を得た。
【0018】
実施例3
No.2と同様にして調製したCa−Mg型ゼオライト15gと前記実施例1で用いたと同じ活性炭No.1の85gをよく混合して吸着剤No.3を得た。
【0019】
比較例1
実施例1で使用した13X型ゼオライト成型体を篩いにかけ、粒径を0.6〜0.2mmに揃えただけのものをNa型ゼオライト、吸着剤No.4とした。
【0020】
比較例2
比較例1のNa型ゼオライトの10gと前述の粒径を0.6〜0.2mmに揃えた活性炭No.1の90gをよく混合したものを吸着剤No.5とした。
【0021】
比較例3
Ca型ゼオライト
13X型ゼオライト成型体(破砕品)を篩いにかけ、粒径を0.2〜0.6mm(平均粒子径0.4mm)に揃えた。この合成ゼオライト90gを500mlのビーカーに入れ、塩化カルシウム水溶液360ml(カルシウムとして11g含有)を加え、ジャーテスターで60分間100rpmで攪拌した。攪拌終了後、0.1mmの篩いで合成ゼオライトと水溶液を分離し、水道水で洗浄した後ゼオライトを115℃で乾燥し、カルシウムイオン置換ゼオライト(カルシウム置換度85モル%)からなる吸着剤No.6を得た。
【0022】
実験例1
鉛除去性能試験
実施例1〜3、比較例1〜3の吸着剤の鉛除去性能を次の方法で測定した。
内容積50mlの浄水器カートリッジに各吸着剤27gを充填し、JIS S3201による方法に準じて通水試験を行った。すなわち、温度20℃で、鉛50ppbに調製した水を浄水器にSV=300hr−1で通水し、浄水器の出口の水を定期的に採取した。この水中の各成分の濃度を原子吸光測定装置で測定した。鉛の破過率が20%を超える時の時間を破過時間とした。破過時間が長いほど除去性能が高いことになる。またこの実験の際に、通水開始から10分経過後の水のpH値を測定した。結果を表1に示した。
破過率(%)={(出口濃度)/(入口濃度)}X100
【0023】
実験例2
トリハロメタン除去性能試験
実施例1〜3、比較例2の吸着剤のトリハロメタン除去性能を次の方法で測定した。
内容積50mlの浄水器カートリッジに各吸着剤27gを充填し、JIS S3201による方法に準じて通水試験を行った。すなわち、温度20℃で、クロロホルム45ppb、ブロモジクロロメタン30ppb、ジブロモクロロメタン20ppb、ブロモホルム5ppbに調製した水(総トリハロメタン濃度100ppb)を、浄水器にSV=300hr−1で通水し、浄水器の出口の水を定期的に採取した。この水中の各成分の濃度をECDガスクロマトグラフィーで測定した。総トリハロメタンの破過率が20%を超える時の時間を破過時間とした。破過時間が長いほど除去性能が高いことになる。結果を表1に示した。
【0024】
【表1】
鉛、トリハロメタン除去性能とpH値(原水のpH=7.6)
【0025】
実験例3
カルシウムイオン及びマグネシウムイオン減少率
実験例1において、入口と出口のカルシウムイオン濃度およびマグネシウムイオン濃度を測定し、カルシウムイオンおよびマグネシウムイオンの減少率を求めた。その結果を表2に示した。
カルシウムイオン減少率(%)=[{(入口濃度)−(出口濃度)}/(入口濃度)]X100
マグネシウムイオン減少率(%)=[{(入口濃度)−(出口濃度)}/(入口濃度)]X100
【0026】
【表2】
水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオン減少率(%)
【0027】
実施例4
硝酸銀0.157g(銀換算0.1g)を蒸留水50mlに溶解し、これを100gの吸着剤No.1に均一に散布した後、乾燥して吸着剤No.7を得た。
【0028】
実施例5
硝酸銀0.157g(銀換算0.1g)と硝酸マグネシウムMg(NO・6HOの1.25g(マグネシウム換算0.12g)とを蒸留水50mlに溶解し、これを100gの吸着剤No.1に均一に散布した後、乾燥して吸着剤No.8を得た。
【0029】
実験例4
銀溶出量の測定
200mlの三角フラスコに、吸着剤No.6〜8を各2.0gを入れ、これに蒸留水100mlを加え、25℃で1時間振とうし、ろ過した。原子吸光光度計で濾液の銀濃度を測定した。その結果を表3に示した
【0030】
【表3】
銀溶出量
【0031】
実験例5
Ca型ゼオライトとCa−Mg型ゼオライトとの飲み水における官能テスト、日本水道協会編「浄水試験方法(2001)」に規定された味の分析方法に従って、表4に示す吸着剤を搭載した浄水器で処理した水道水の官能試験を行った。即ち、実験例1による方法で作成した浄水器カートリッジに、水道水を300L/hrで通水し、通水開始後10分後に処理水を採取し、40℃に加温した。5人のパネリストがその水約10mlを口に含み、水道水との対比において味を評価した。下記の評価基準による5人の評価点の合計を表に示した。
【0032】
【表4】
評価基準
水道水より不味い。 −1点
水道水と区別がつかない。 0点
水道水より美味しい。 1点
この結果、美味しい飲み水は、その中に含まれるカルシウムイオンのみならず、マグネシウムイオンとのバランスにより作り出されるものであることが判る。
【0033】
【発明の効果】
本発明の水道水中の重金属除去剤は、水道水中の鉛等の重金属イオンを高度に吸着除去するのみならず、残留塩素、トリハロメタンなども効率よく除去することができる。美味しい飲み水は、その中に含まれるカルシウムイオンのみならずマグネシウムイオンとの微妙なバランスにより達成されるが、本発明の水道水中の重金属除去剤は水に含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオンを除去することなく、それらが不足するような場合はそれらを補ってそのバランスを保ち、美味しくて健康上安全な水を与えることができる。また本発明の水道水中の重金属除去剤は、重金属除去処理後も、水のpHを中性付近に安定して保持することができるので、お茶やコーヒーなどの嗜好飲料の水としても適した水を与えることができる。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a heavy metal removing agent in tap water . In particular, filling water purifiers removes heavy metals such as chromium, manganese, cadmium, lead, mercury, etc., especially lead in tap water, and also efficiently removes residual chlorine and trihalomethane, and removes calcium ions and magnesium ions. The present invention relates to a heavy metal removing agent in tap water that provides safe and refreshing water without supplementing or supplementing them when the content is low.
[0002]
[Prior art]
Activated carbon is widely used to remove trihalomethane and residual chlorine contained in tap water. In recent years, heavy metals such as chromium, manganese, cadmium, lead, and mercury, especially lead, which are dissolved in trace amounts in tap water have become a new problem, but activated carbon alone has a small effect of removing heavy metals.
On the other hand, it is well known that an aluminosilicate represented by zeolite has an ion exchange function in water and a function of adsorbing heavy metals in water.
So far, it has been proposed to mix activated carbon and natural zeolite for use in the treatment of tap water (Patent Document 1), but natural zeolite has low removal performance of heavy metals. In addition to this, many water purifiers combining aluminosilicate inorganic ion exchangers (eg, zeolite) and activated carbon have been proposed (Patent Documents 2 and 3), but zeolite not only adsorbs heavy metals. Further, since calcium ions and magnesium ions in tap water are also adsorbed, the treated water is not so refreshing over the throat and is unfavorable for health.
Further, a method of mixing calcium (Ca) type zeolite, silver (Ag) type zeolite, hydrogen (H) type zeolite and activated carbon and storing them in a cartridge (Patent Document 4), Ca type natural zeolite, Ag type natural zeolite, A water quality improver using H-type natural zeolite has also been proposed (Patent Documents 5 and 6), but the Ca substitution degree of Ca type zeolite, the use ratio of various substituted zeolites, the use ratio with activated carbon are not shown, If each raw material is mixed appropriately, it cannot be a delicious water, and natural zeolite has a low heavy metal removal performance, so that a heavy metal removal effect cannot be obtained for a long time.
Regarding the improvement of water quality, the technology of adjusting the concentration of calcium ions in water by using Ca-type zeolite has been known so far, but magnesium ion, which is another important mineral component, is also adjusted. The technology was not known. In addition, no technology has been proposed for removing heavy metals in water while improving water quality.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 61-86985 [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 08-132026 [Patent Document 3]
JP-A-10-277537 [Patent Document 4]
Japanese Patent Laid-Open No. 06-47383 [Patent Document 5]
Japanese Patent Laid-Open No. 03-229690 [Patent Document 6]
Japanese Patent Laid-Open No. 07-148487
[Problems to be solved by the invention]
The present invention, chromium waterworks water, manganese, cadmium, lead, particularly lead ions among heavy metal ions such as mercury, and residual chlorine, and trihalomethane a can be highly adsorbed and removed, yet the magnesium ions and calcium ions It is intended to provide an agent for removing heavy metals in tap water that can be supplemented when there are few of them and can obtain delicious and healthy water. Another object of the present invention is to provide a water treatment agent that can stably maintain the pH of water in the vicinity of neutrality after removal of heavy metals .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have synthesized zeolite in which 15 to 34 mol% of the total exchangeable cation amount is replaced with magnesium ions, 52 to 64 mol% is calcium ions, and 68 to 93 mol% is replaced with magnesium ions and calcium ions. And activated carbon, 10:90 to 30:70 (weight ratio), heavy metal removal agent in water adsorbs heavy metals such as chromium, manganese, cadmium, lead, mercury, especially lead, calcium ion and magnesium ion Was found to be hardly adsorbed, and to elute and supplement calcium ions and magnesium ions when they were below a certain concentration. In addition, by combining this calcium and magnesium type zeolite with a specific ratio of activated carbon, it is possible to obtain an excellent adsorbent that can efficiently remove residual chlorine and trihalomethane without removing calcium ions and magnesium ions. I found out. The present inventors have further studied based on these findings and completed the present invention.
[0006]
That is, the present invention
(1) Synthetic zeolite and activated carbon in which 15 to 34 mol% of the total exchangeable cation amount is magnesium ion, 52 to 64 mol% is calcium ion, and 68 to 93 mol% is substituted with magnesium ion and calcium ion And a heavy metal removing agent in tap water containing 10:90 to 30:70 in a weight ratio,
(2) The heavy metal removing agent in tap water according to (1), wherein the synthetic zeolite is synthetic A type, synthetic X type or synthetic Y type,
(3) The heavy metal removing agent in tap water according to (2), wherein the synthetic zeolite is synthetic X type,
(4) The heavy metal removing agent in tap water according to any one of (1) to (3), wherein the synthetic zeolite and the activated carbon have an average particle diameter of 0.01 to 10 mm, respectively.
(5) The heavy metal removing agent in tap water according to any one of (1) to (4), wherein the activated carbon has a specific surface area of 500 to 2000 m 2 / g,
(6) The heavy metal removing agent in tap water according to any one of (1) to (5), wherein the activated carbon carries silver or a silver inorganic compound.
(7) The heavy metal removing agent in tap water according to (6), further comprising a water-soluble alkaline earth metal salt,
(8) The heavy metal removing agent in tap water according to (1), wherein the activated carbon is made from coconut shells,
(9) The heavy metal removing agent in tap water according to any one of (1) to (8), which is a filter medium for a water purifier or a water purifier,
(10) The heavy metal removing agent in tap water according to any one of (1) to (9), wherein the heavy metal is chromium, manganese, cadmium, lead or mercury,
(11) The heavy metal removing agent in tap water according to (10), wherein the heavy metal is lead,
It is.
[0007]
Examples of the synthetic zeolite before substitution with magnesium ions and calcium ions used in the present invention include synthetic A type, X type and Y type sodium substitution types. These synthetic zeolites are synthesized by a known method and are commercially available. For example, trade names of molecular sieves 3A, 4A, 5A (A type), molecular sieve 13X (manufactured by Kanto Chemical Industry Co., Ltd.) Examples thereof include X type).
The A type is preferably 4A type and the X type is preferably 13X type. Among these, the X type is more preferable, and the 13X type is particularly preferable.
[0008]
The shape of the synthetic zeolite may be powder, crushed or molded, but the average particle size in the case of crushed or molded is preferably 0.01 to 10 mm, more preferably 0.05 to 5 mm, most preferably 0.1. ~ 3mm. The molded body can be prepared by molding powdered synthetic zeolite using an appropriate binder and, if necessary, firing, crushing, washing and drying. The shape includes a spherical shape, a cylindrical shape, a crushed shape, and the like, and a crushed shape is particularly preferable.
[0009]
The substitution amount of magnesium ions in the synthetic zeolite is 15 to 34 mol% of the total cation exchange amount (Na 2 O standard) of the synthetic zeolite. The substitution amount of calcium ions is 52 to 64 mol% of the cation exchange amount. When sodium ion, calcium ion, and magnesium ion are substituted, the amount of substitution of calcium ion and magnesium ion is in molar ratio.
[CaO + MgO / (Na 2 O + CaO + MgO)] × 100
It is displayed by the value of. When cations other than calcium ions and magnesium ions are substituted, they are converted to Na 2 O by mole. The value of [CaO + MgO / (Na 2 O + CaO + MgO)] × 100 is 68 to 93 .
[0010]
Synthetic zeolite substituted with magnesium ions or magnesium ions and calcium ions can be obtained by treating sodium (Na) -type synthetic zeolite with water-soluble calcium and water-soluble magnesium. In this case, as water-soluble calcium and magnesium, As long as it dissolves in an amount of 1% by weight or more (10 g / L) in neutral water at room temperature, any may be used.
[0011]
As a method for obtaining a synthetic zeolite substituted with magnesium ions and calcium ions, for example, a water-soluble calcium salt and a magnesium salt aqueous solution containing calcium ions and magnesium ions 2 to 5 times the cation exchange amount of Na-type synthetic zeolite, respectively. An example is a method in which a Na-type synthetic zeolite molded product is immersed therein and sodium ions are replaced with calcium ions and magnesium ions.
Preferred examples of the water-soluble magnesium salt include magnesium chloride, magnesium nitrate, and magnesium acetate, and magnesium chloride is particularly preferable. Preferred examples of the water-soluble calcium salt include calcium chloride, calcium nitrate, and calcium acetate, and calcium chloride is particularly preferable. At this time, generally sodium ions exchanged with magnesium ions and calcium ions are eluted in the aqueous solution.
The soaking may be performed under stirring or standing, but the soaking time may be shorter when stirring. The stirring time is usually 60 minutes to 10 hours, and the immersion temperature is preferably about 5 ° C to 80 ° C.
The obtained magnesium ion and calcium ion exchanged zeolite may be washed if necessary. Washing may be normal tap water or industrial water.
After substituting with magnesium ions and calcium ions, draining may be performed by a known method, and drying may be performed if necessary. The dried one is easier to mix with activated carbon in a later step.
There is a method in which the powder is replaced with magnesium ions and calcium ions in the form of powder, and then molding is performed. However, the replacement of the molded zeolite with calcium ions and magnesium ions is easier to clean and dry. Magnesium ions and calcium ions may be added during zeolite synthesis and exchanged with magnesium ions and / or calcium ions. When activated carbon and zeolite are mixed and used, ion exchange may be performed after mixing.
[0012]
By mixing this magnesium ion and calcium ion exchanged zeolite with activated carbon at a specific ratio, minerals are not removed, but heavy metals, volatile organic chlorine compounds such as residual chlorine and trihalomethane, and musty odor substances can also be adsorbed together. it can.
The raw material for the activated carbon used in the present invention may be any generally used raw material such as coconut shell, coal, wood flour, and synthetic resin, but coconut shell is particularly preferable. The activation method of activated carbon is not particularly limited. For example, “activated carbon industry”, heavy chemical industry news agency, p. 23-37 (1974), activated carbon with activated gas such as water vapor, oxygen, carbon dioxide, chemical activated carbon using phosphoric acid, zinc chloride, activated carbon activated with halogen gas, etc. Used.
One is activated activated carbon is the raw material, its specific surface area, 400~2500m 2 / g, preferably 500~2000m 2 / g, most preferably those of 700~1800m 2 / g.
The average particle diameter of the activated carbon is not particularly limited, but is usually 0.01 to 10 mm, preferably 0.05 to 5 mm, and most preferably 0.1 to 3 mm.
Ratio of the activated carbon and synthetic zeolite (weight ratio), 9 0: 10 to 70: 30. The activated carbon has a powdered shape, a spherical shape, a crushed shape, a cylindrical shape, etc., but a crushed shape is preferable. The activated carbon and zeolite to be mixed preferably have the same shape and particle size.
[0013]
In order to impart antibacterial properties, silver or an inorganic compound of silver (for example, silver oxide, silver phosphate, silver nitrate, silver chloride, etc. may be mentioned, among which silver nitrate is preferable) may be added. Silver is added by adding an aqueous solution of a water-soluble silver compound such as silver nitrate to the activated carbon, followed by drying. Alternatively, fine particles of a water-insoluble silver compound such as silver oxide or metallic silver may be mixed. The silver content is 0.05 to 2.0% by weight, preferably 0.05 to 0.5% by weight, most preferably 0.05 to 0% in terms of silver based on the total weight of zeolite and activated carbon. .3% by weight.
[0014]
When silver is added, the amount of elution of silver ions into water can be suppressed by coexisting and adding a water-soluble alkaline earth metal salt, and the antibacterial effect lasts for a long time. As the alkaline earth metal salt, magnesium nitrate, calcium nitrate, barium nitrate, magnesium sulfate and the like are preferable, and magnesium nitrate is more preferable. The addition amount of the water-soluble alkaline earth metal salt is 0.05 to 2.0% by weight, preferably 0.05 to 0.5% in terms of alkaline earth metal, based on the total weight of the synthetic zeolite and activated carbon. % By weight, most preferably 0.05-0.3% by weight. Addition of silver or water-soluble alkaline earth metal salt may be performed by adding both to activated carbon and synthetic zeolite and then mixing both, or adding only to activated carbon or synthetic zeolite and mixing both. Alternatively, activated carbon and synthetic zeolite may be mixed and added.
Further, the heavy metal removing agent in tap water of the present invention may be used in combination with activated carbon fiber, ion exchange resin, other inorganic adsorbent, oyster shell, coral stone, and the like.
A resin, fiber, or binder added to the heavy metal removing agent in the tap water and molded into a cylindrical shape (molded carbon) is also preferably used. It may be formed into a honeycomb shape.
[0015]
The heavy metal removing agent in tap water of the present invention is used for removing harmful substances in various tap water by filling a packed tower such as a column or a packing device, passing general water or industrial water. It is particularly suitable for use in cartridges for water purifiers such as water purifiers and alkaline ion water purifiers. Moreover, you may use it, adding an adsorbent directly to the tap water to process.
In order to treat municipal tap water at home using the cartridge containing the heavy metal remover in tap water of the present invention, the space velocity SV between the heavy metal remover and tap water in the tap water of the present invention is 10 to 4000 / It is good to adjust the heavy metal removing agent and the amount of water in tap water so that it becomes about hr.
[0016]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to examples, comparative examples, and experimental examples.
Example 1
The 13X-type zeolite molding (crushed product) was sieved, and the particle size was adjusted to 0.2 to 0.6 mm (average particle size 0.4 mm). 90 g of this synthetic zeolite was placed in a 500 ml beaker, 180 ml of calcium chloride aqueous solution (containing 6.5 g of calcium) and 180 ml of magnesium chloride aqueous solution (containing 0.9 g of magnesium) were added, and the mixture was stirred with a jar tester at 100 rpm for 60 minutes. After completion of the stirring, the synthetic zeolite and the aqueous solution are separated with a 0.1 mm sieve, washed with tap water, and then dried at 115 ° C. to obtain calcium ion and magnesium ion substituted zeolite (Ca-Mg type zeolite No. 1; calcium Substitution degree 60 mol%, magnesium substitution degree 15 mol%).
As a raw material activated carbon, commercially available coconut shell activated carbon (crushed charcoal) having a BET specific surface area of 1100 m 2 / g is sieved, and the particle size is adjusted to 0.6 to 0.2 mm (average particle size 0.4 mm). 1 was obtained. Ca-Mg type zeolite No. 1 to 10 g and activated carbon No. 1 1 was uniformly mixed, and adsorbent No. 1 was mixed. 1 was prepared.
[0017]
Example 2
Except for 500 ml of an aqueous solution containing calcium chloride and magnesium chloride (containing 6.5 g as calcium and 2.0 g as magnesium), the Ca—Mg type zeolite No. 1 was prepared in the same manner as in Example 1. 2 (calcium substitution degree 60 mol%, magnesium substitution degree 33 mol%) was obtained.
Ca-Mg type zeolite No. 2 and 10 g of the activated carbon used in Example 1 were mixed well, and the adsorbent No. 2 was obtained.
[0018]
Example 3
No. The same activated carbon as used 2 and Ca-Mg-type zeolite preparative 1 5 g, prepared in the same manner in Example 1 No. 1 was mixed well and adsorbent No. 1 was mixed. 3 was obtained.
[0019]
Comparative Example 1
The 13X-type zeolite molding used in Example 1 was sieved, and the one having a particle diameter of 0.6 to 0.2 mm was used as Na-type zeolite and adsorbent No. 4.
[0020]
Comparative Example 2
Activated carbon No. 1 having 10 g of Na-type zeolite of Comparative Example 1 and the above-mentioned particle size of 0.6 to 0.2 mm. 1 in which 90 g of 1 was mixed well was adsorbent no. It was set to 5.
[0021]
Comparative Example 3
The Ca-type zeolite 13X-type zeolite molding (crushed product) was passed through a sieve and the particle size was adjusted to 0.2 to 0.6 mm (average particle size 0.4 mm). 90 g of this synthetic zeolite was put into a 500 ml beaker, 360 ml of calcium chloride aqueous solution (containing 11 g of calcium) was added, and the mixture was stirred with a jar tester at 100 rpm for 60 minutes. After completion of the stirring, the synthetic zeolite and the aqueous solution were separated with a 0.1 mm sieve, washed with tap water, dried at 115 ° C., and adsorbent No. 1 comprising calcium ion-substituted zeolite (calcium substitution degree 85 mol%). 6 was obtained.
[0022]
Experimental example 1
Lead removal performance test The lead removal performance of the adsorbents of Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 to 3 was measured by the following method.
A water purifier cartridge with an internal volume of 50 ml was filled with 27 g of each adsorbent, and a water passage test was performed according to the method according to JIS S3201. That is, at a temperature of 20 ° C., water prepared to 50 ppb of lead was passed through the water purifier at SV = 300 hr −1 and water at the outlet of the water purifier was collected periodically. The concentration of each component in the water was measured with an atomic absorption measuring device. The time when the lead breakthrough rate exceeded 20% was defined as the breakthrough time. The longer the breakthrough time, the higher the removal performance. In this experiment, the pH value of water after 10 minutes from the start of water flow was measured. The results are shown in Table 1.
Breakthrough rate (%) = {(Outlet concentration) / (Inlet concentration)} X100
[0023]
Experimental example 2
Trihalomethane Removal Performance Test The trihalomethane removal performance of the adsorbents of Examples 1 to 3 and Comparative Example 2 was measured by the following method.
A water purifier cartridge with an internal volume of 50 ml was filled with 27 g of each adsorbent, and a water passage test was performed according to the method according to JIS S3201. That is, water (total trihalomethane concentration 100 ppb) prepared in chloroform 45 ppb, bromodichloromethane 30 ppb, dibromochloromethane 20 ppb, bromoform 5 ppb at a temperature of 20 ° C. was passed through the water purifier at SV = 300 hr −1 , and the outlet of the water purifier Water was collected regularly. The concentration of each component in the water was measured by ECD gas chromatography. The time when the breakthrough rate of the total trihalomethane exceeded 20% was defined as the breakthrough time. The longer the breakthrough time, the higher the removal performance. The results are shown in Table 1.
[0024]
[Table 1]
Lead and trihalomethane removal performance and pH value (pH of raw water = 7.6)
[0025]
Experimental example 3
Calcium ion and magnesium ion reduction rate In Experimental Example 1, the calcium ion concentration and magnesium ion concentration at the inlet and outlet were measured, and the reduction rate of calcium ion and magnesium ion was determined. The results are shown in Table 2.
Calcium ion reduction rate (%) = [{(Inlet concentration) − (Outlet concentration)} / (Inlet concentration)] X100
Magnesium ion reduction rate (%) = [{(Inlet concentration) − (Outlet concentration)} / (Inlet concentration)] X100
[0026]
[Table 2]
Reduction rate of calcium ion and magnesium ion in water (%)
[0027]
Example 4
0.157 g of silver nitrate (0.1 g in terms of silver) was dissolved in 50 ml of distilled water. 1 was sprayed uniformly, and then dried and adsorbent No. 1 was dried. 7 was obtained.
[0028]
Example 5
The silver nitrate 0.157 g (in terms of silver 0.1 g) and magnesium nitrate Mg (NO 3) 2 · 6H 2 O in 1.25 g (magnesium terms 0.12 g) was dissolved in distilled water 50 ml, which 100g of the adsorbent No. 1 was sprayed uniformly, and then dried and adsorbent No. 1 was dried. 8 was obtained.
[0029]
Experimental Example 4
Measurement of silver elution amount In a 200 ml Erlenmeyer flask, adsorbent No. 2.0 g each of 6-8 were added, 100 ml of distilled water was added thereto, and the mixture was shaken at 25 ° C. for 1 hour and filtered. The silver concentration of the filtrate was measured with an atomic absorption photometer. The results are shown in Table 3 .
[0030]
[Table 3]
Silver elution amount
[0031]
Experimental Example 5
A water purifier equipped with an adsorbent shown in Table 4 according to a sensory test in drinking water of Ca-type zeolite and Ca-Mg-type zeolite, and a taste analysis method defined in “Water Purification Test Method (2001)” edited by Japan Water Works Association The sensory test of the tap water treated with was conducted. That is, tap water was passed through the water purifier cartridge prepared by the method according to Experimental Example 1 at 300 L / hr, and treated water was collected 10 minutes after the start of passing water and heated to 40 ° C. Five panelists included about 10 ml of the water in their mouths and evaluated the taste in comparison with tap water. Table 4 shows the total of five evaluation points according to the following evaluation criteria.
[0032]
[Table 4]
It is worse than evaluation standard tap water. -1 point is indistinguishable from tap water. Delicious than 0 tap water. 1 point As a result, it can be seen that delicious drinking water is produced not only by calcium ions contained therein but also by balance with magnesium ions.
[0033]
【The invention's effect】
Heavy metal removal agent in tap water of the present invention not only highly adsorbing and removing heavy metal ions such as lead water tap water, residual chlorine can be efficiently removed, such as trihalomethanes. Delicious drinking water is achieved by a delicate balance with magnesium ions as well as calcium ions contained therein, but the heavy metal remover of tap water of the present invention removes calcium ions and magnesium ions contained in water. Without them, you can make up for them and keep them balanced and give you delicious and healthy water. In addition, since the heavy metal removing agent in tap water of the present invention can stably maintain the pH of water near neutral after the heavy metal removal treatment, it is also suitable as water for favorite beverages such as tea and coffee. Can be given.

Claims (11)

交換可能な全陽イオン量の15〜34モル%がマグネシウムイオン、52〜64モル%がカルシウムイオンで、且つ68〜93モル%がマグネシウムイオンとカルシウムイオンで置換された合成ゼオライトと活性炭とを、10:90〜30:70の重量比で含有する水道水中の重金属除去剤。Synthetic zeolite and activated carbon in which 15 to 34 mol% of the total exchangeable cation amount is magnesium ion, 52 to 64 mol% is calcium ion, and 68 to 93 mol% is substituted with magnesium ion and calcium ion, A heavy metal remover in tap water containing a weight ratio of 10:90 to 30:70. 合成ゼオライトが、合成A型、合成X型または合成Y型である請求項1記載の水道水中の重金属除去剤。 The heavy metal removing agent in tap water according to claim 1, wherein the synthetic zeolite is synthetic A type, synthetic X type or synthetic Y type. 合成ゼオライトが、合成X型である請求項2記載の水道水中の重金属除去剤。 The heavy metal removing agent in tap water according to claim 2, wherein the synthetic zeolite is synthetic X type. 合成ゼオライトと活性炭が、それぞれ0.01〜10mmの平均粒子径のものである請求項1〜3のいずれかに記載の水道水中の重金属除去剤。 The heavy metal removing agent in tap water according to any one of claims 1 to 3, wherein the synthetic zeolite and the activated carbon each have an average particle diameter of 0.01 to 10 mm. 活性炭の比表面積が、500〜2000m/gである請求項1〜4のいずれかに記載の水道水中の重金属除去剤。The specific surface area of activated carbon is 500-2000 m < 2 > / g, The heavy metal removal agent in tap water in any one of Claims 1-4. 活性炭が銀または銀の無機化合物を担持したものである請求項1〜5のいずれかに記載の水道水中の重金属除去剤。 The heavy metal removing agent in tap water according to any one of claims 1 to 5, wherein the activated carbon carries silver or an inorganic compound of silver. 更に水溶性アルカリ土類金属塩を含有する請求項6記載の水道水中の重金属除去剤。Furthermore, the heavy metal removal agent in tap water of Claim 6 containing water-soluble alkaline-earth metal salt. 活性炭がヤシ殻から作られたものである請求項1記載の水道水中の重金属除去剤。 The heavy metal removing agent in tap water according to claim 1, wherein the activated carbon is made from coconut shells. 浄水器または整水器のろ材である請求項1〜8のいずれかに記載の水道水中の重金属除去剤。It is a filter medium of a water purifier or a water conditioner, The heavy metal removal agent in tap water in any one of Claims 1-8. 重金属がクロム、マンガン、カドミウム、鉛または水銀である請求項1〜9のいずれかに記載の水道水中の重金属除去剤。The heavy metal removing agent in tap water according to any one of claims 1 to 9, wherein the heavy metal is chromium, manganese, cadmium, lead or mercury. 重金属が鉛である請求項10記載の水道水中の重金属除去剤。The heavy metal removing agent in tap water according to claim 10, wherein the heavy metal is lead.
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