JP4537294B2 - 記録装置、プログラム、記録方法。 - Google Patents

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Description

本発明は、層間連続記録の技術分野に属する発明である。
層間連続記録とは、装置がリアルタイムにエンコードしたデータを、第1記録層、第2記録層を有する二層式の光ディスクに順次書き込んでゆき、DVD-Videoフォーマット等、リードオンリー型記録媒体の論理フォーマットを得る技術である。
層間連続記録では、装置がリアルタイムにエンコードしたビデオストリームを先ず第1記録層に記録してゆき、第1記録層への記録が完了すれば、第2記録層に、後続するビデオストリームを記録してゆく。かかる記録により、DVD-Videoフォーマットの論理フォーマットを得るので、第1記録層、第2記録層という広大な記録容量を、録画番組の記録に用いることができる。
尚、一層のDVD-Rに、DVD-Video規格の論理フォーマットで、データを記録してゆく技術は、以下の特許文献1に記載されている。
特開2003-46936号公報
ところが、層間連続記録を実現する場合、ストリームの記録に不適切な余り領域が、第1記録層の終端に発生する場合がある。かかる余り領域の取り扱いには、以下の2つの対処策がある。
1つ目は、第1記録層の終端までを未記録にしておこうというものである。この場合、付加的な処理は発生せず、処理は簡潔になるが、第1記録層の終端までを余り領域にしておくと、2層型DVDの要求仕様上、第2記録層上の対応する部分にも同様の余り領域を設けておく必要がある。第1記録層、第2記録層のそれぞれにおいて、余り領域を2つ設けておく必要があるので、記録効率からして、決して賢明であるとはいえない。
2つ目は、第1記録層の終端までを、ヌルデータ等、無意味なデータで満たしておこうという案である。この案では、第2記録層の対応する部分が余り領域になるという弊害はないものの、そのヌルデータの扱いが新たな弊害を生む。つまりDVD-Video規格に規定されていないデータが、記録されれば、このヌルデータの前後は、別々の録画番組として、再生装置により認識される。その結果、再生装置が録画番組ナビ(光ディスクに記録されている録画番組を一覧表示する機能)を起動した際、記録層間の境界を跨いで記録されたビデオストリームは、2つの別々の録画番組として、ユーザに提示されることになる。本来は1つの録画番組であるのに、記録層間の境界を跨いだため、2つの別々の録画番組として扱われるのは、ユーザからすれば、非常に不可解である。
もっとも、第1記録層の終端までの領域に、ビデオデータ等を書き込めば、かかる録画番組分断の弊害は生じないが、この場合、録画番組の途中に、余計な映像が再生されることは避け得ない。如何に記録層の境界を通過しようとも、本来、録画番組の内容ではない、余計な映像が挿入されるのは、ユーザにとって望ましくなく、録画装置を製造するメーカにとって、決して受け入れられるものではない。
本発明の目的は、ビデオストリームの記録に適さない余り領域が、記録層間の境界に生じた場合でも、ユーザにとって目障りにならない態様で、記録層の境界処理を実行することができる録画装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る録画装置は、ビデオストリームを、光ディスクの第1記録層に書き込み、後続するビデオストリームを、同光ディスクの第2記録層に書き込む録画装置であって、所定のサイズに満たない領域が、第1記録層の終端付近に存在している場合、当該領域にダミーのビデオデータを書き込む書込手段と、ダミーのビデオデータと、その前後のビデオストリームとを別々の再生区間として指定する複数の再生区間情報を生成する第1生成手段と、ダミービデオデータに対応する再生区間は包含しないが、その前後のビデオストリームに対応する再生区間は包含した再生経路を規定する再生経路情報を生成する第2生成手段とを備え、第2生成手段が生成した再生経路情報を、光ディスクに書き込む、ことを特徴としている。
ダミーのビデオデータ前後のビデオストリームに相当する再生区間を、1つの連続した再生経路として定義するので、この録画装置によりビデオストリームが書き込まれた光ディスクを、再生しようとする再生装置は、第1記録層に記録されているビデオストリームと、第2記録層に記録されているビデオストリームとを一体の再生番組として認識することができる。不本意な録画番組の分断は発生せず、また目障りな映像の再生も避けられるので、ユーザは、記録層の境界の存在を意識することなく、第1記録層−第2記録層からなる広大な記録領域を、ビデオストリームの記録に利用することができる。
ここで前記ビデオストリームは、複数の符号化単位からなり、前記符号化単位は、ピクチャデータのグループと、これらピクチャデータについての管理情報とを含み、前記録画装置は、予め定められたエンコード条件に基づき、装置への入力信号をエンコードして、符号化単位を得るエンコーダと、解像度、符号化方式の組み合わせが異なる、ピクチャデータのサンプルを複数保持する保持手段とを備え、
前記書込手段は更に、保持手段が保持している複数のピクチャデータサンプルのうち、エンコーダにおけるエンコード条件に合致するものを選ぶ選択処理を行い、前記ダミーのビデオデータは、前記選択処理により選択されたピクチャデータのサンプルと、このピクチャデータサンプルについての管理情報とを含む、ことを特徴としても良い。
エンコーダによる現在のエンコード動作に依拠したピクチャデータが、ダミーのビデオデータとして余り領域に書き込まるので、記録層間の境界において、ビデオストリームの連続性を保つことができる。かかる連続性の維持により、記録層間の境界前後での、再生連続性を維持することができる。
以降図面を参照しながら、本発明に係る録画装置の内部構成について説明する。図1は、録画装置の内部構成を示す図である。本図に示すように録画装置は、ドライブ装置1、ビデオエンコーダ2、オーディオエンコーダ3、NVパック生成部4、インターリーブ部5、メモリ6、メモリ7、メモリ8、制御部9から構成される。本図の一点鎖線のうち、太い一点鎖線は、システムLSI化されている部分を示す。
ドライブ装置1は、DVD-RやDVD+R(以降DVD±Rという)のロード/イジェクトを行い、DVD±Rに対する読み書きを実行する。DVD±Rは、記録内容の事後的な書き換えが許されないライトワンス型の記録媒体なので、一度VOBUをDVD±Rに書き込んでしまえば、もはやVOBUの記録位置を書き加えることはできない。
ビデオエンコーダ2は、予め定められたエンコード条件(表示方式、解像度、符号化方式)に基づいて、入力ビデオ信号をエンコードすることにより、0.4〜1.0秒長のGOPを生成する。ここで入力ビデオ信号には、放送入力の信号、ライン入力の信号、再生装置からの信号、再エンコードのための信号がある。
オーディオエンコーダ3は、入力オーディオ信号をエンコードすることにより、オーディオデータを得る。入力オーディオ信号には、放送入力の信号、ライン入力の信号、再生装置からの信号、再エンコードのための信号がある。
NVパック生成部4は、DVD-Video規格に規定されたナビゲーションパック(以下、NVパック)を生成する。
インターリーブ部5は、ビデオエンコーダ2が生成したGOP、オーディオエンコーダ3が生成したオーディオデータ、NVパック生成部4が生成したNVパックをパック列に変換し、これらを多重化することによりVOBU(Video Object Unit)を得る。
以下、インターリーブ部5により生成されるVOBUについて説明する。VOBUは整数個のパックから成り、NVパックを先頭としてビデオパックやオーディオパックがこれに続く。VOBUは、最後でない限り0.4秒以上1.0秒以下のビデオ再生時間を持つデータユニットである。
メモリ6は、インターリーブ部5により得られたVOBUを、先入れ先出し式に格納しておくFIFOを構成する。
メモリ7は、解像度、符号化方式の組み合わせに応じた、複数のピクチャーデータのサンプルを格納している。本実施形態では、ピクチャーデータのサンプルとしてブルーバックデータを用いる。個々の組み合わせを、“表示方式:解像度 (符号化方式)”という表記で表す場合、メモリ7には、以下の組み合わせにあたる、ブルーバックデータが格納されることになる。ブルーバックデータは、青一色のビデオデータなので、そのサイズは小さい。

NTSC:720×480(MPEG2) PAL:720×576(MPEG2)
NTSC:704×480(MPEG2) PAL:704×576(MPEG2)
NTSC:352×480(MPEG2) PAL:352×576(MPEG2)
NTSC:352×240(MPEG2) PAL:352×288(MPEG2)
NTSC:352×240(MPEG1) PAL:352×288(MPEG1)


メモリ8は、後述するVTSIの格納に用いられる。VTSI(ビデオタイトルセット情報)とは、DVD-Video規格の論理フォーマットに規定されたナビゲーション構造を示す情報である。VTSIは、ストリーム全体が確定するまで、このメモリ8上に保存され、ストリーム全体の記録が完了すれば、DVDに書き込まれることになる。
制御部9は、CPUと、プログラムを格納したROMと、RAMとからなり、録画装置全体の制御を行う。VOB記録制御部10、ダミー生成部11、VTSI生成部12(VTS_C_ADT生成部13、C_POSIT生成部14を含む)は、この制御部9の機能的な構成である。以降、これらの機能的な構成について説明する。

<制御部9の構成その1.VOB記録制御部10>
VOB記録制御部10は、メモリ6上に生成されたVOBUをDVD±RのL0層(第1記録層)及びL1層(第2記録層)に書き込んでゆくことにより、層間連続記録を実行する。
図2(a)〜(e)は、VOB記録制御部10による記録制御を模式的に示す図である。記録が命じられると、最内周から所定サイズの領域(L0層左端における余白)を、Video Title Set情報等、管理情報の記録のために確保する。その後光ピックアップを、外周側に移動させてゆき、DVD±RのL0層に、VOB#1,#2,#3を記録してゆく(図2(a))。ここでVOB#mを記録した時点で、L0層の余り領域が、足りなくなった場合は(図2(b))、後述するダミー生成部11に、ダミーVOBUからなるダミーVOBを生成させ、このダミーVOBをVOB#m+1として、L0層の記録領域を満たさせる(図2(c))。そうしてL0層への記録が完了すれば、光ピックアップは、L0層の最外周に到達する。以降、最外周から最内周へと光ピックアップを移動させてゆき(図2(d))、L1層にVOB#m+2〜VOB#nを記録してゆく(図2(e))。以上の処理を経て、L0層、L1層に、合計n個のVOBを記録してゆく。

<制御部9の構成その2.ダミー生成部11>
ダミー生成部11は、カレントアドレスからL0層,L1層間の境界までの余り領域(Brセクタ)が、VOBUの最小サイズ(VOBUmin)に満たない場合、現在、ビデオエンコーダ2がエンコードを行っているエンコード条件(解像度、符号化方式)に合致するブルーバックデータのサイズと、NVパックとのサイズの和(De)を求める。そして、Br,De,VOBUminの三者の関係により、内容が異なるダミーVOBUを、セクタ数Brの余り領域に書き込む。
VOBUminは、“10.08Mbps×0.4秒/2Kバイト(=約258セクタ)”という計算で算出されるセクタ数である。10.08Mbpというビットレートは、VOBの記録に割り当て可能なビットレートの最大値であり、0.4秒というのは、VOBUの再生時間の最小値である。
図3(a)は、カレントアドレスからL0層,L1層間の境界までの余り領域を示す図である。この余り領域は、Brセクタというサイズをもつものとする。
図3(b)は、表示方式、解像度、符号化方式の組合せに応じた、ブルーバックデータのサイズと、NVパックとのサイズの和(De)を示す図である。本図に示すように、エンコーダにおけるエンコード条件によりDeは、2セクタから6セクタの範囲を変化する。

i)De≦Br<VOBUminの場合
この場合、エンコード条件に合致するブルーバックデータと、1つのNVパックと、Br-De個のセクタにあたるサイズのPuddingパック又はStuffingバイトとをインターリーブ部5に多重化させ、ダミーのVOBUを生成させる。そうして生成されたダミーVOBUのみからなるダミーVOBを、Brセクタの余り領域に書き込ませる。
ここでPuddingパックとは、ISO/IEC13818-1で定義されるPuddingパケットで構成するパック(以下、Puddingパック。PUDと略記する場合がある。)をいう。
図4は、ダミーVOBU及びダミーVOB(VOB#m+1)の内部構成を示す図である。本図は、エンコード条件が、352×240(MPEG2)である場合を想定している。本図においてL0層,L1層間の境界までの余り領域までに、VOB#m+1が記録されている。このVOB#m+1は、ダミーVOBUからなり、1セクタのNVパックと、2セクタのビデオパックと、Br-De個のPuddingパックとからなる。Puddingパックは、BrがDeより大きい場合に必要になるものであり、ダミーVOBUは、NVパックと、ビデオパックとで構成される場合も有り得る。
ii)Br≦Deの場合
この場合、L0層,L1層間の境界までの余り領域にダミーVOBUを書き込むことはできないから、Puddingパックを、この余り領域に書き込む。

以上述べたように、カレントアドレスからL0層,L1層間の境界までの余り領域の大きさや、現在のエンコーダによるエンコード条件に応じて、最適なダミーVOBUが、L0層,L1層間の境界までの余り領域に書き込まれることになる。以上がダミー生成部11の説明である。

<制御部9の構成その3.VTSI生成部12>
VTSI生成部12は、VTS_C_ADT生成部13、C_POSIT生成部14を備え、メモリ8上にVTSI(Video Title Set Information)を生成する。ここで“ビデオタイトルセット”とは、1つ以上のVOBで構成される1連続に再生可能な最大の再生単位であり、1つのVTSを構成する各VOBはメディア上に連続配置される。リアルタイムレコーディングでは1連続に記録される1つの録画番組に該当する。

<VTSI生成部12の構成その1.VTSIにて定義される再生単位>
図5は、VTSIにより定義される再生単位の全体構成を示す図である。本図の第5段目はVOB#1〜#nを示す。第5段目におけるVOB(Video Object)とは、ビデオストリーム、オーディオストリームを多重化してなる1つのシステムストリームであり、複数のVOBUから構成される。各VOBUに属するピクチャデータやオーディオデータのタイムスタンプ値は、1つのVOBを構成する複数のVOBUを通じて連続している。従って、このVOBを構成するVOBUを録画装置が順次読み出し、デコーダに投入してゆけば、ビデオストリーム、オーディオストリームを再生させてゆくことができる。

第4段目は再生区間(Cell)を定義する再生区間情報(VTS_CPI(Video Title Set_Cell Piece Infomation)#1〜#n)を示す。第4段目におけるVTS_CPIは、再生を開始すべきVOBUのアドレスと、再生を終了すべきVOBUのアドレスとの組みを用いて、1個のVOB上に、再生区間(Cell)を定義する情報である。本図における下向きの矢印ay1,2,3,4・・・・・は、このアドレスによる再生区間の指定を模式的に示している。

第3段目は、再生経路を定義する再生経路情報(C_POSI(Cell_POSition Infomation)#1〜#n-1)を示す。C_POSIとは、第4段目におけるVTS_CPIを指定することで、複数の再生区間からなる再生経路を、DVD±R上に定義する情報である。こうして定義される再生経路情報と、この再生経路に固有な再生制御情報との組みを、“プログラムチェーン(PGC)”と呼ぶ。本実施形態では、この“プログラムチェーン”を、1つの録画番組として取り扱う。このようなまとまりを、“録画番組”として扱うのは、記録処理中にタイムスタンプの不連続点が発生したとしても、その不連続点により分断された複数のVOBを1つのまとまりとして扱うためである。ここで不連続点は、記録処理中に、ユーザがポーズ操作を行った際に発生する。つまり入力されてくる放送がCMになり、ユーザがポーズ操作を行った場合、このCMの前後が不連続点になり、これらCMの前後が別々のVOBになってしまう。ポーズ操作による不連続点により複数に分割されたVOBを、ひとまとまりにするため、上述したような“プログラムチェーン”を、1つの録画番組と扱うのである。

第2段目のC_PBIT(Cell_PlayBack Information Table)#1,#2,#3〜#n-1は、第3段目のC_POSITにおいて、再生経路受信の構成要素として指定されている複数再生区間の再生情報であり、シームレス接続が可能か否か、STCリセットが必要か否かが等が規定される。

第1段目のPGMAP(ProGram MAP)は、再生経路情報の構成要素となる再生区間のうち、録画番組(PG)の先頭となるものの番号(EN_CN(ENtry_Cell_Number))を示す。
以上がVTSIにより定義される再生単位である。以上がVTSIの内部構成である。
<VTSI生成部12の構成その2.VTS_C_ADT生成部13>
VTS_C_ADT生成部13は、L0層及びL1層に記録された各VOBを、1つの再生区間として指定するVTS_CPIを複数生成し、この再生区間情報を包含したVTS_C_ADT(VTS_Cell_ADdress Table)を、メモリ8上に得る。VTS_C_ADT生成部13は、通常のVOBだけではなく、ダミーVOBに対してもVTS_CPIを生成する。ダミーVOBに対する再生区間として定義されるCellを、“ダミーCell”という。

<VTSI生成部12の構成その2.C_POSIT生成部14>
C_POSIT生成部14は、ダミーCellは包含しないが、ダミーCellの直前及び直後のCellは包含した再生経路を規定する再生経路情報(C_POSIT)をメモリ8上に得る。こうして生成された再生経路情報(C_POSIT)を含むPGCITをVTSI内に定義して、その後にVTSIをDVD±Rに書き込むよう、制御を行う。
図6は、層間連続記録を実現する場合に、VTS_C_ADT生成部13及びC_POSIT生成部14により、VTSIにおける各構成要素がどのように設定されるかを示す図である。

<VTSIにおける設定その1.VTS_VOBU_ADMAP>
「VTS_VOBU_ADMAP(VTS_VOBU_ADdress MAP)」とは、Video Title Setに属するVOBUのアドレスが一覧されたマップである。ダミーVOBUがL0層の終端付近に記録されるので、このダミーVOBUの記録アドレスが、VTS_VOBU_ADMAPに記述される。
「VTS_C_ADT」は、「VTS_VOB_Ns」と、「VTS_CPI#1〜#n」とからなる。このVTS_VOB_Nsは、ダミーVOBを含んだVOBの個数が設定される。
「VTS_VOB_Ns」は、Video Title Setに属するVOBの総数が記述される。本実施形態では、ダミーVOBであるVOB#m+1を含む、VOBの総数が設定される。

<VTS_CPIのデータ構造一般>
VTS_CPI本来のデータ構造について説明する。矢印c1は、「VTS_CPI#1〜#n」における個々のVTS_CPIのデータ構造を示す。この矢印に示すようにVTS_CPIは、対応するVOBのIDを示す「VTS_VOB_IDN」と、再生区間であるCellのIDを示す「VTS_CPIDN」と、Cellの開始点にあたるVOBUのアドレスを示す「VTS_CP_SA(Cell Piece_Start Address)」と、Cellの終了点にあたるVOBUのアドレスを示す「VTS_CP_EA(Cell Piece_End Address)」とからなる。

<VTS_CPIに対する特徴的な設定>
次に、ダミーVOBを設けた場合の、VTS_CPIに対する設定について説明する。
VTS_C_ADT生成部13は、ダミーVOBであるVOB#m+1に対しても、VTS_CPIを生成するので、m+1番目のVTS_CPIは、ダミーVOBを指示するよう設定されている。このダミーVOBに対応するVTS_CPIのVTS_VOB_IDNには、ダミーVOBであるVOB#m+1のIDが設定され、VTS_CPIDNには、“m+1”を示すCellのIDが設定される。VTS_CP_SAには、ダミーVOBの開始アドレスが、VTS_CP_EAには、ダミーVOBの終了アドレスが設定される。

<VTSIにおける設定その2.VTS_PGCIT>
「VTS_PGCIT(ProGram Chain Infomation Table)」は、「C_POSIT」と、「C_PBIT」を含む。
「C_POSIT(Cell_POSition Infomation Table)」は、C_POSI(Cell_POSition Infomation)#1〜#n-1からなり、再生経路を構成すべき、n-1個の再生区間情報(VTS_CPI)を指定している。

<C_POSIのデータ構造一般>
破線の矢印c2は、C_POSIの内部構成を示す。本矢印に示すように、C_POSI#mは、再生経路を構成すべきVOBのIDを記述する「C_VOB_IDN」と、再生経路を構成すべきCellのIDを記述する「C_IDN」とからなる。
<C_POSIに対する特徴的な設定>
C_POSI#1〜#mのうち、C_POSI#mのC_VOB_IDNには、ダミーVOB直前に位置するVOB(VOB#m)のIDが記述されている。C_POSI#mのC_IDNには、ダミーCell直前に位置するCell(Cell#m)のIDが記述されている。
C_POSI#m+1〜#nのうち、C_POSI#m+1のC_VOB_IDNには、ダミーVOBのIDではなく、ダミーVOB直後に位置するVOB(VOB#m+2)のIDが記述されている。C_POSI#m+1のC_IDNには、ダミーCellのIDではなく、ダミーCell直後に位置するCell(Cell#m+2)のIDが記述されている。
つまりダミーCell及びダミーVOBを抜かした形で、その前後のVTS_CPIを、再生経路の構成要素として指定しているのである。このようにダミーCellを指定していないので、C_POSITにおけるC_POSIの総数は、Cellの総数nより1つ少ない、n-1個になっている。

<VTSIにおける設定その3.C_PBIT>
図7は、「VTS_PGCIT」におけるC_PBITの内部構成を示す図である。
C_PBITは、C_POSITにおいて再生経路の構成要素として指定されている、各再生区間についての再生情報(C_PBI(Cell_PlayBack Information)#1〜#n-1)を有する。ダミーCell及びダミーVOBは、再生経路の構成要素としては規定されておらず、その前後の再生区間(VTS_CPI#m,#m+2で定義される再生区間)についての再生情報C_PBI#m,#m+1のCAT(Cell Attribute Table)が、どのような内容になるかが、本図には示されている。C_PBITの設定は、本願では、重要な意味合いはもたないので、この図7の記載内容の説明は省略する。

<VTSIによる設定その4.特徴的な内容>
もう一度図5を参照して、VTS_C_ADT生成部13、C_POSIT生成部14により生成される再生単位の特徴を述べる。第3段目のC_POSI#1〜#mは、第4段目のVTS_CPI#1〜#mを指定しており、C_POSI#m+1〜#n-1は、VTS_CPI#m+2〜#nを指定しているので、VTS_CPI#m+1を除外した形で、再生経路が定義されていることがわかる。
ダミーVOBはVTS_CPI#m+1にて指定されるので、このダミーVOBは、規格外のデータとしては扱われない。一方、VTS_CPI#m+1は、C_POSITにおいて再生区間としての指定から除外されているので、再生に供されることはない。またダミーVOB直前直後のVOBは、同じプログラムチェーンに帰属するので、これらが別々の再生番組として認識されることはない。

<ソフトウェアによる実装>
以上に述べたVOB記録制御部10、ダミー生成部11、VTSI生成部12、VTS_C_ADT生成部13、C_POSIT生成部14のソフトウェアによる実装について説明する。VOB記録制御部10〜C_POSIT生成部14は、図8のフローチャートに基づきプログラムを作成して、このプログラムをCPUに実行させることで、再生装置に実装することができる。
図8は、制御部9の制御内容を示すフローチャートである。本フローチャートのステップS1〜ステップS8は、メインループを構成している。このメインループは、カレントアドレスから、L0層,L1層間の境界までのセクタ数Brを検出して(ステップS1)、このセクタ数BrがVOBUmin未満でない場合(ステップS2でNo)、VOBUを、カレントアドレス以降の余り領域に書き込み(ステップS3)、その後、カレントアドレスを更新するという処理を(ステップS4)、記録停止がなされる(ステップS5でYes)まで繰り返すというものである。
ステップS6は、書き込んだVOBUが、1つのVOBを構成する最後のVOBUであるか否かの判定である。このVOBUが、タイムスタンプの変化点にあたるVOBUであり、1つのVOBの記録が完了したと考えられるなら(ステップS6でYes)、そのVOBをVOB#xとして、VOB#xのIDをVTS_VOB_IDNに記述し、VOB#xの先頭VOBUのアドレスをVTS_CP_SAに記述し、VOB#xの終了VOBUのアドレスをVTS_CP_EAに記述したC_CPI#xを、VTS_C_ADTに追記する(ステップS7)。
その後、VOB#xのIDをC_VOB_IDNに記述し、VTS_CPIのCellIDを、C_IDNに記述したC_POSI(以下C_POSI#yという)を生成して、C_POSITに記述する(ステップS8)。
ステップS15、S9〜ステップS14は、ステップS2がYesと判定された場合に実行される処理である。
この処理は、セクタ数BrがVOBUmin未満である場合、直前に書き込まれたVOBUまでをVOB#xとして、ステップS7、S8を実行する(ステップS15)。こうすることにより、直前に書き込まれたVOBUまでが1つのVOB#xになり、VOB#xのIDがVTS_VOB_IDNに記述され、VOB#xの先頭VOBUのアドレスがVTS_CP_SAに記述され、VOB#xの終了VOBUのアドレスがVTS_CP_EAに記述されたC_CPI#xが、VTS_C_ADTに追記されることになる。
またVOB#xのIDがC_VOB_IDNに記述され、VTS_CPIのCellIDが、C_IDNに記述されたC_POSIが、C_POSITに追記されることになる。
続いてエンコード条件たる、解像度、符号化方式、表示方式に応じたブルーバックデータをメモリ7から取り出し(ステップS9)、取り出されたブルーバックデータを格納したビデオパックと、NVパックとの個数の和Deを算出して(ステップS10)、DeがBr以下であるか否かを判定する(ステップS11)ものである。
DeがBr以下であるなら、NVパックと、生成したビデオパックと、(Br-De)個のPuddingパックからなる、ダミーのVOBを、L0層,L1層間の境界までの余り領域に書き込む(ステップS12)。そして、ダミーのVOBUの開始アドレスをVTS_CP_SAに記述し、ダミーVOBUの終了アドレスをVTS_CP_EAに記述したC_CPI#xを、VTS_C_ADTに追記した後(ステップS13)、ステップS4に移行する。
一方ステップS11において、BrがDeを下回ると判定されたなら(ステップS11でNo)、L0層,L1層間の境界までの余り領域にPuddingパックのみを書き込む(ステップS14)。
以上のように本実施形態によれば、ダミーのVOB前後のVOBに相当する再生区間を、1つの連続して再生経路として定義するので、この録画装置によりVOBが書き込まれたDVD±Rを、再生しようとする再生装置は、L0層に記録されているVOBと、L1層に記録されているVOBとを一体の再生番組として認識することができる。不本意な録画番組の分断は発生せず、また目障りな映像の再生も避けられるので、ユーザは、記録層の境界の存在を意識することなく、L0層−L1層からなる広大な記録領域を、VOBの記録に利用することができる。

(第2実施形態)
第1実施形態は、L0層,L1層間の境界までの余り領域が、VOBUminに満たない場合に、ダミーVOBUを書き込むとしたが、本実施形態では、シーンチェンジの発生点からL0層,L1層間の境界までを、ダミーVOBUで満たす改良に関する。ここでシーンチェンジとは、放送のシーンが変化した点であり、再生内容の再生の途切れが発生し得る点をいう。具体的にいうなら、放送における本編と、CMとの切り換え点がこのシーンチェンジにあたる。シーンチェンジ点は、音声属性が変化している点(モノラルから音声多重、モノラルからステレオ)を検知することにより、容易に検出することができる。一方、DVD-Video規格において、L0層,L1層間の境界は、“ノンシームレス”であると規定されている。そこで本実施形態に係るダミー生成部11は、このシーンチェンジの発生点からL0層,L1層間の境界までを、ダミーVOBUで満たすよう制御を行う。
図9は、シーンチェンジ点と、L0層,L1層間の境界との関係を示す図である。L0層の記録途上において、シーンチェンジが検出されれば、ダミー生成部11は、このシーンチェンジ点からL0層,L1層間の境界までの領域にダミーVOBUを書き込み、以降第1実施形態と同様の処理を行う。そうするとシーンチェンジの発生点からL0層,L1層間の境界までの領域は、再生経路から除外されることになる。
このような再生経路が定義されるので、再生時において、再生位置を示す光ピックアップがかかるシーンチェンジ点に到達した場合、光ピックアップは、シーンチェンジ点からL0層,L1層間の境界までスキップすることになる。
DVD±RのL0層にシーンチェンジ点が存在すれば、シーンチェンジにおける再生途切れと、L0層,L1層間の境界を通過するための再生途切れとで、2回の再生途切れが発生することになるが、上述した再生経路の定義により、2回という再生途切れの発生回数は、1回になる。これによりL0層,L1層間の境界の通過を、ユーザに意識させずに済む。
このような処理を行えば、L0層,L1層間の境界までの余り領域の大きさが大きめになる場合がある。そこで本実施形態におけるダミーVOB、ダミーVOBUは、図10(a)(b)のように構成するのが望ましい。図10(a)は、同じピクチャデータの複製物を複数含む、ダミーVOBUを示す図である。本図における複数のビデオパックは、同じピクチャデータの複製物を格納したものである。一方、余り領域のサイズと、ピクチャデータ複製物とに違いがあり、余り領域のサイズが、ピクチャデータ複製物の大きさに満たない場合は、この違いを吸収するべく、第1実施形態同様、Puddingパックを挿入する。かかるダミーVOBUは、同じピクチャデータの複製物を複数含むため、大きめの余り領域の調整に適している。一方、ダミーVOBは、図10(b)のように構成することも可能である。図10(b)は、複数のNVパックを設けることにより、サイズ調整を実現したダミーVOBを示す図である。
これら何れかのダミーVOBUを用いることにより、大きめの余り領域を好適に満たすことができる。
以上のように本実施形態によれば、放送の途中でシーンチェンジが発生したため、L0層,L1層間の境界を通過するための再生の途切れの他に、シーンチェンジによる再生途切れが発生し得る場合でも、シーンチェンジによる再生途切れと、L0層,L1層間の境界を通過するための再生途切とを、1回にすることができる。これによりユーザに、L0層,L1層間の境界通過のための再生途切れを意識させることはない。
(第3実施形態)
第1実施形態では、記録層間の境界までの余り領域が1個のVOBUを記録するに満たない場合に、ダミーVOB(ダミーVOBU)を書き込むとした。これに対し第2実施形態では、L0層の境界までの余り領域と、L1層の余り領域との総和Bdiscが、Cellの標準サイズBr_maxに満たない場合に、ダミーVOB(ダミーVOBU)を書き込むという改良に関する。図11(a)は、L0層の境界までの余り領域と、L1層の余り領域との総和Bdiscを模式的に描いた図である。
以下、Cellの標準サイズBr_maxをどのように算出するかについて、説明する。層間連続記録では、1つのVOBが、1つの再生区間情報(VTS_CPI)にて指定されるという対応関係を維持する。
一方、1つのVTSに記録可能なCellの総数は、DVD-Video規格において255個以下であると規定されている。これは、1つの番組の再生情報であるVTS_CPIを含むVTSIを、100Kバイト程度のメモリに常駐させておくためである。この再生区間情報の総数(=255)と、総和Bdiscとから、Cell1つ当たりの標準サイズBr_maxを導くことができる。
図11(b)は、Cellの標準サイズBr_maxに満たない、セクタ数Brの余り領域を示す図である。本図は、エンコード条件が、352×240(MPEG2)である場合を想定している。セクタ数BrがBr_maxに満たない場合、ダミー生成部11は、第1実施形態、第2実施形態に示したダミーVOB、ダミーVOBUを、この余り領域に書き込むことにより、L0層,L1層間の境界までの余り領域を埋める。
以上のように本実施形態によれば、DVD±Rの全体容量と、DVD±Rに記録することができる再生区間情報の総数とから、VOB1つ当たりの標準サイズを導き、L0層,L1層間の境界までの余り領域がこの標準サイズに満たない場合は、ダミーVOB(ダミーVOBU)を、この余り領域に書き込むので、DVD-Video規格による要求仕様を満たすことが容易になる。
(第4実施形態)
本実施形態は、第2実施形態〜第3実施形態に示した、余り領域補完処理を、好適に組み合わせる改良に関する。図12は、余り領域補完処理を組み合わせる場合における、Br及びBr_maxの関係を示す図である。
カレントアドレスの進行に伴い、L0層,L1層間の境界までのサイズが、Br_max以下になったかどうかの監視を行う。もし、Br_max以下になればダミー生成部11は、シーンチェンジの検出を開始する。シーンチェンジを検出すれば、第2実施形態同様の処理になる。つまり、シーンチェンジからL0層,L1層間の境界までの余り領域にダミーVOBUを書き込む。
シーンチェンジを検出することができず、L0層,L1層間の境界までの余り領域Brが、De≦Br<VOBUminになった場合、ダミー生成部11は、第1実施形態の処理を実行する。つまりエンコード条件に合致するu個のブルーバックデータと、1つのNVパックと、(Br-De)個のセクタにあたるサイズのPuddingパックを含むダミーのVOBUを、Brセクタの余り領域に書き込む。
L0層,L1層間の境界までの余り領域Brが、Br≦Deである場合、ダミー生成部11は、L0層,L1層間の境界までの余り領域にダミーVOBUを書き込むことはできないから、Puddingパックを、この余り領域に書き込む。
以上のように本実施形態によれば、L0層,L1層間の境界までの余り領域の発生状況に応じて、各実施形態に示した処理を選択的に実行するので、L0層、L1層の境界までの余り領域を好適に満たすことができる。
(備考)
以上の説明は、本発明の全ての実施行為の形態を示している訳ではない。下記(A)(B)(C)(D)・・・・・の変更を施した実施行為の形態によっても、本発明の実施は可能となる。本願の請求項に係る各発明は、以上に記載した複数の実施形態及びそれらの変形形態を拡張した記載、ないし、一般化した記載としている。拡張ないし一般化の程度は、本発明の技術分野の、出願当時の技術水準の特性に基づく。
(A)層間連続記録には、上述した実施形態に述べた方式、つまり、入力されるデジタルデータを自らエンコードするセルフエンコーディングの他に、アウトサイドエンコーディングがある。アウトサイドエンコーディングとは、エンコード済みのデジタルデータをエンコードすることなくディスクに記録することをいい、このアウトサイドエンコーディングにて記録を行う場合でも、本発明は適用可能である。
(B)各実施形態に示したフローチャートや、機能的な構成要素による情報処理は、ハードウェア資源を用いて具体的に実現されていることから、自然法則を利用した技術的思想の創作といえ、“プログラムの発明”としての成立要件を満たす。
・本発明に係るプログラムの生産形態
本発明に係るプログラムは、以下のようにして作ることができる。先ず初めに、ソフトウェア開発者は、プログラミング言語を用いて、各フローチャートや、機能的な構成要素を実現するようなソースプログラムを記述する。この記述にあたって、ソフトウェア開発者は、プログラミング言語の構文に従い、クラス構造体や変数、配列変数、外部関数のコールを用いて、各フローチャートや、機能的な構成要素を具現するソースプログラムを記述する。
具体的には、フローチャートにおける繰り返し処理は、上記構文に規定されたfor文等を用いて記述する。判定処理は、上記構文に規定されたif文,swith文等を用いて記述する。デコーダに対する再生制御や、ドライブ装置のアクセス制御等、ハードウェアについての制御は、ハードウェアの製造元から供給される外部関数を呼び出すことにより、記述する。
記述されたソースプログラムは、ファイルとしてコンパイラに与えられる。コンパイラは、これらのソースプログラムを翻訳してオブジェクトプログラムを生成する。
コンパイラによる翻訳は、構文解析、最適化、資源割付、コード生成といった過程からなる。構文解析では、ソースプログラムの字句解析、構文解析および意味解析を行い、ソースプログラムを中間プログラムに変換する。最適化では、中間プログラムに対して、基本ブロック化、制御フロー解析、データフロー解析という作業を行う。資源割付では、ターゲットとなるプロセッサの命令セットへの適合を図るため、中間プログラム中の変数をターゲットとなるプロセッサのプロセッサが有しているレジスタまたはメモリに割り付ける。コード生成では、中間プログラム内の各中間命令を、プログラムコードに変換し、オブジェクトプログラムを得る。
ここで生成されたオブジェクトプログラムは、各実施形態に示したフローチャートの各ステップや、機能的構成要素の個々の手順を、コンピュータに実行させるような1つ以上のプログラムコードから構成される。ここでプログラムコードは、プロセッサのネィティブコード、JAVA(登録商標)バイトコードというように、様々な種類がある。プログラムコードによる各ステップの実現には、様々な態様がある。外部関数を利用して、各ステップを実現することができる場合、この外部関数をコールするコール文が、プログラムコードになる。また、1つのステップを実現するようなプログラムコードが、別々のオブジェクトプログラムに帰属することもある。命令種が制限されているRISCプロセッサでは、算術演算命令や論理演算命令、分岐命令等を組合せることで、フローチャートの各ステップを実現してもよい。
オブジェクトプログラムが生成されるとプログラマはこれらに対してリンカを起動する。リンカはこれらのオブジェクトプログラムや、関連するライブラリプログラムをメモリ空間に割り当て、これらを1つに結合して、ロードモジュールを生成する。こうして生成されるロードモジュールは、コンピュータによる読み取りを前提にしたものであり、各フローチャートに示した処理手順や機能的な構成要素の処理手順を、コンピュータに実行させるものである。以上の処理を経て、本発明に係るプログラムを作ることができる。

(C)本発明に係るプログラムは、以下のようにして使用することができる。
(i)組込プログラムとしての使用
本発明に係るプログラムを組込プログラムとして使用する場合、プログラムにあたるロードモジュールを、基本入出力プログラム(BIOS)や、様々なミドルウェア(オペレーションシステム)と共に、命令ROMに書き込む。こうした命令ROMを、制御部に組み込み、CPUに実行させることにより、本発明に係るプログラムを、録画装置の制御プログラムとして使用することができる。
(ii)アプリケーションとしての使用
録画装置が、ハードディスク内蔵モデルである場合は、基本入出力プログラム(BIOS)が命令ROMに組み込まれており、様々なミドルウェア(オペレーションシステム)が、ハードディスクにプレインストールされている。また、ハードディスクから、システムを起動するためのブートROMが、録画装置に設けられている。
この場合、ロードモジュールのみを、過搬型の記録媒体やネットワークを通じて、録画装置に供給し、1つのアプリケーションとしてハードディスクにインストールする。そうすると、録画装置は、ブートROMによるブートストラップを行い、オペレーションシステムを起動した上で、1つのアプリケーションとして、当該アプリケーションをCPUに実行させ、本発明に係るプログラムを使用する。
ハードディスクモデルの録画装置では、本発明のプログラムを1つのアプリケーションとして使用しうるので、本発明に係るプログラムを単体で譲渡したり、貸与したり、ネットワークを通じて供給することができる。

(D)本発明に係るシステムLSIは、以下のようにして生産し、使用することができる。
システムLSIとは、高密度基板上にベアチップを実装し、パッケージングしたものをいう。複数個のベアチップを高密度基板上に実装し、パッケージングすることにより、あたかも1つのLSIのような外形構造を複数個のベアチップに持たせたものも、システムLSIに含まれる(このようなシステムLSIは、マルチチップモジュールと呼ばれる。)。
ここでパッケージの種別に着目するとシステムLSIには、QFP(クッド フラッド アレイ)、PGA(ピン グリッド アレイ)という種別がある。QFPは、パッケージの四側面にピンが取り付けられたシステムLSIである。PGAは、底面全体に、多くのピンが取り付けられたシステムLSIである。
これらのピンは、ドライブ装置との入出力インターフェイス、リモコン装置との入力インターフェイス、テレビとのインターフェイス、その他、IEEE1394インターフェイスやPCIバスとのインターフェイスとしての役割を担っている。システムLSIにおけるピンには、こうしたインターフェイスの役割が存在するので、システムLSIにおけるこれらのピンに、ドライブ装置等や録画装置の各種回路を接続することにより、システムLSIは、録画装置の中核としての役割を果たす。
システムLSIにパッケージングされるベアチップとは、各実施形態において内部構成図として示した各構成要素の機能を具現する命令ROMやCPU、デコーダLSI等である。
先に“組込プログラムとしての使用”で述べたように、命令ROMには、プログラムにあたるロードモジュールや、基本入出力プログラム(BIOS)、様々なミドルウェア(オペレーションシステム)が書き込まれる。本実施形態において、特に創作したのは、このプログラムにあたるロードモジュールの部分なので、プログラムにあたるロードモジュールを格納した命令ROMを、ベアチップとしてパッケージングすることにより、本発明に係るシステムLSIは生産することができる。
生産手順の詳細は以下のものになる。まず各実施形態に示した構成図を基に、システムLSIとすべき部分の回路図を作成する。
そうして、各構成要素を具現化してゆけば、回路素子やIC,LSI間を接続するバスやその周辺回路、外部とのインターフェイス等を規定する。更には、接続線、電源ライン、グランドライン、クロック信号線等も規定してゆく。この規定にあたって、LSIのスペックを考慮して各構成要素の動作タイミングを調整したり、各構成要素に必要なバンド幅を保証する等の調整を加えながら、回路図を完成させてゆく。
回路図が完成すれば、実装設計を行う。実装設計とは、回路設計によって作成された回路図上の部品(回路素子やIC,LSI)を基板上のどこへ配置するか、あるいは、回路図上の接続線を、基板上にどのように配線するかを決定する基板レイアウトの作成作業である。
ここで実装設計は、自動配置と、自動配線とからなる。
CAD装置を利用する場合、この自動配置は、“重心法”と呼ばれる専用のアルゴリズムを用いて実現することができる。自動配線は、回路図上の部品のピン同士を接続するような接続線を、金属箔やビアを用いて規定する。CAD装置を利用する場合、この配線処理は、“メーズ法”“ラインサーチ法”と呼ばれる専用のアルゴリズムを用いて実現することができる。
こうして実装設計が行われ、基板上のレイアウトが確定すれば、実装設計結果をCAMデータに変換して、NC工作機械等の設備に出力する。NC工作機械は、このCAMデータを基に、SoC実装やSiP実装を行う。SoC(System on chip)実装とは、1チップ上に複数の回路を焼き付ける技術である。SiP(System in Package)実装とは、複数チップを樹脂等で1パッケージにする技術である。以上の過程を経て、本発明に係るシステムLSIは、各実施形態に示した録画装置の内部構成図を基に作ることができる。
尚、上述のようにして生成される集積回路は、集積度の違いにより、IC、LSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
さらに、各録画装置の構成要素の一部又は全てを1つのチップとして構成してもよい。集積回路化は、上述したSoC実装,SiP実装に限るものではなく、専用回路又は汎用プロセスで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用することが考えられる。更には、半導体技術の進歩又は派生する技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積回路化を行っても良い。例えば、バイオ技術の適応などが可能性としてありうる。
(E)本発明は、2層以上の記録層を持つ他の記録媒体の記録層終端処理においても適用することができる。
本発明に係る録画装置は、上記実施形態に内部構成が開示されており、この内部構成に基づき量産することが明らかなので、資質において工業上利用することができる。このことから本発明に係る録画装置は、産業上の利用可能性を有する。
録画装置の内部構成を示す図である。 (a)〜(e)VOB記録制御部10による記録制御を模式的に示す図である。 (a)カレントアドレスからL0層,L1層間の境界までの余り領域を示す図である。
(b)表示方式、解像度、符号化方式の組合せに応じた、ブルーバックデータのサイズと、NVパックとのサイズの和(De)を示す図である。
ダミーVOBU及びダミーVOB(VOB#m+1)の内部構成を示す図である。 VTSIにより定義される再生単位の全体構成を示す図である。 層間連続記録を実現する場合に、VTS_C_ADT生成部13及びC_POSIT生成部14により、VTSIにおける各構成要素がどのように設定されるかを示す図である。 「VTS_PGCIT」におけるC_PBITの内部構成を示す図である。 制御部9の制御内容を示すフローチャートである。 シーンチェンジ点と、L0層,L1層間の境界との関係を示す図である。 (a)同じピクチャデータの複製物を複数含む、ダミーVOBUを示す図である。
(b)複数のNVパックを設けることにより、サイズ調整を実現したダミーVOBを示す図である。
(a)L0層の境界までの余り領域と、L1層の余り領域との総和Bdiscを模式的に描いた図である。
(b)Cellの標準サイズBr_maxに満たない、セクタBrの余り領域を示す図である。
余り領域補完処理を組み合わせる場合における、Br及びBr_maxの関係を示す図である。
符号の説明
1 ドライブ装置
2 ビデオエンコーダ
3 オーディオエンコーダ
4 パック生成部
5 インターリーブ部
6 メモリ
7 メモリ
8 メモリ
9 制御部
10 VOB記録制御部
11 ダミー生成部
12 VTSI生成部
13 VTS_C_ADT生成部
14 C_POSIT生成部

Claims (7)

  1. ビデオストリームを、光ディスクの第1記録層に書き込み、後続するビデオストリームを、同光ディスクの第2記録層に書き込む録画装置であって、
    前記ビデオストリームを、エンコードするエンコード手段と、
    前記エンコード手段でエンコードされたビデオデータを用いて、管理情報を含んだ再生単位であるビデオユニットを得る取得手段と、
    前記ビデオユニットに関するデータサイズに満たない領域が、第1記録層の終端付近に存在している場合であって、当該ビデオユニットに関するデータサイズに満たない領域が前記エンコード手段のエンコード条件に応じたピクチャデータサンプル及び管理情報を記録する際に必要となるデータのサイズを有する場合、当該領域にダミーのビデオユニットを書き込む書込手段と、
    前記ダミーのビデオユニットと、その前後のビデオストリームとを別々の再生区間として指定する複数の再生区間情報を生成する第1生成手段と、
    前記ダミーのビデオユニットに対応する再生区間は包含しないが、その前後のビデオストリームに対応する再生区間は包含した再生経路を規定する再生経路情報を生成する第2生成手段と、を備え、
    第2生成手段は、生成した再生経路情報を、光ディスクに書き込み、
    前記ダミーのビデオユニットは、前記ピクチャデータサンプル及び前記管理情報を含み、当該管理情報は、当該ピクチャデータサンプルの前に存在する、
    ことを特徴とする録画装置。
  2. 前記ビデオストリームは、複数の符号化単位からなり、
    前記符号化単位は、ピクチャデータのグループと、これらピクチャデータについてのナビパックとを含み、
    前記エンコード手段は、予め定められたエンコード条件に基づき、装置への入力信号をエンコードして、符号化単位を得て、
    前記録画装置は、解像度、符号化方式の組み合わせが異なる、ピクチャデータのサンプルを複数保持する保持手段とを備え、
    前記書込手段は更に、保持手段が保持している複数のピクチャデータサンプルのうちエンコード手段におけるエンコード条件に合致するものを選ぶ選択処理を行い、
    前記ダミーのビデオユニットは、前記選択処理により選択されたピクチャデータのサンプルと、このピクチャデータサンプルについてのナビパックとを含み、
    前記ダミーのビデオユニットにおいてナビパックは、ピクチャデータサンプルの前に存在する
    ことを特徴とする請求項1記載の録画装置。
  3. 前記ビデオユニットに関するデータサイズとは、符号化単位に属するピクチャーデータグループの再生時間長と、ビデオストリームの記録レートとを乗じた値である、ことを特徴とする請求項2に記載の録画装置。
  4. 前記光ディスクに記録されるべき各ビデオストリームは、1つの再生区間として、再生区間情報を用いて定義されており、
    前記ビデオユニットに関するデータサイズとは、光ディスクにおける第1記録層及び第2記録層のうち、記録可能な領域の総サイズを、光ディスクに記録可能な再生区間情報の最大数で割った値である、ことを特徴とする請求項1に記載の録画装置。
  5. 前記書込手段は、前記ビデオユニットに関するデータサイズに満たない領域が、第1記録層の終端付近に存在している場合において、
    当該ビデオユニットに関するデータサイズに満たない領域が前記エンコード手段のエンコード条件に応じたピクチャデータサンプル及び管理情報を記録する際に必要となるデータのサイズを有する場合、当該領域にダミーのビデオユニットを書き込む一方、
    当該ビデオユニットに関するデータサイズに満たない領域が前記エンコード手段のエンコード条件に応じたピクチャデータサンプル及び管理情報を記録する際に必要となるデータのサイズに有しない場合、当該領域に前記管理情報を含まない記録単位であるダミーのパックデータを書き込む、
    請求項1に記載の録画装置。
  6. ビデオストリームを、光ディスクの第1記録層に書き込み、後続するビデオストリームを、同光ディスクの第2記録層に書き込む処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記ビデオストリームをエンコードするエンコードステップと、
    前記エンコードステップでエンコードされたビデオデータを用いて、管理情報を含んだ再生単位であるビデオユニットを得る取得ステップと、
    前記ビデオユニットに関するデータサイズに満たない領域が、第1記録層の終端付近に存在している場合であって、当該ビデオユニットに関するデータサイズに満たない領域が前記エンコード手段のエンコード条件に応じたピクチャデータサンプル及び管理情報を記録する際に必要となるデータのサイズを有する場合、当該領域にダミーのビデオユニットを書き込む書込ステップと、
    前記ダミーのビデオユニットと、その前後のビデオストリームとを別々の再生区間として指定する複数の再生区間情報を生成する第1生成ステップと、
    前記ダミーのビデオユニットに対応する再生区間は包含しないが、その前後のビデオストリームに対応する再生区間は包含した再生経路を規定する再生経路情報を生成する第2生成ステップとを備え、
    第2生成ステップは、生成した再生経路情報を、光ディスクに書き込む処理をコンピュータに実行させ、
    前記ダミーのビデオユニットは、前記ピクチャデータサンプル及び前記管理情報を含み、当該管理情報は、当該ピクチャデータサンプルの前に存在する、
    ことを特徴とするプログラム。
  7. ビデオストリームを、光ディスクの第1記録層に書き込み、後続するビデオストリームを、同光ディスクの第2記録層に書き込む記録方法であって、
    前記ビデオストリームをエンコードするエンコードステップと、
    前記エンコードステップでエンコードされたビデオデータを用いて、管理情報を含んだ再生単位であるビデオユニットを得る取得ステップと、
    前記ビデオユニットに関するデータサイズに満たない領域が、第1記録層の終端付近に存在している場合であって、当該ビデオユニットに関するデータサイズに満たない領域が前記エンコード手段のエンコード条件に応じたピクチャデータサンプル及び管理情報を記録する際に必要となるデータのサイズを有する場合、当該領域にダミーのビデオユニットを書き込む書込ステップと、
    前記ダミーのビデオユニットと、その前後のビデオストリームとを別々の再生区間として指定する複数の再生区間情報を生成する第1生成ステップと、
    前記ダミービデオユニットに対応する再生区間は包含しないが、その前後のビデオストリームに対応する再生区間は包含した再生経路を規定する再生経路情報を生成する第2生成ステップとを備え、
    第2生成ステップは、生成した再生経路情報を、光ディスクに書き込み、
    前記ダミーのビデオユニットは、前記ピクチャデータサンプル及び前記管理情報を含み、当該管理情報は、当該ピクチャデータサンプルの前に存在する、
    ことを特徴とする記録方法。
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