JP4531912B2 - 簡易型販売台及び壁面の構築構造並びにフレーム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駅構内や空港ターミナル等で臨時的に物品販売を行う場合に使用される簡易型販売台及びこれによる壁面の構築構造並びにこれに使用するフレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
駅や空港ターミナル等の構内では、臨時的に各地方の特産物の販売を行う物産展や記念セール等の物品販売が行われることが多く、簡易型販売台が使用されている。また通常の商店の店頭等においても、商品の出し入れや展示の便利さのために、簡易型の販売台が使用されている。図11は、従来の簡易型販売台1を示す斜視図である。同図に示すように、従来の簡易型販売台1は、キャスター2によって移動可能なワゴン本体3を有し、このワゴン本体3の上面側に商品を載置するための台板4が取り付けられている。ワゴン本体3は、パイプ5で骨組みが形成されており、周囲の壁面を帆布で覆ったり、ベニヤ板等で囲う等の表面化粧材6が取り付けられている。また台板4の周辺には、商品等の落下を防止するための10〜20cm程度の高さの周辺縦枠7が取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そして、このように構成された従来の簡易型販売台1では、閉店時に、これらの販売台1の商品を次の二つの方法によって保管収納するようにしていた。一つ目の方法は、販売商品を販売台1ごと倉庫へ運搬して行う方法である。また二つ目の方法は、販売商品が載ったままの簡易型販売台1の全てを一か所に集合させて全体にシートを被せ、シートの上からロープで縛って防犯対策を行う方法である。
【0004】
ところが、販売商品を販売台1ごと倉庫へ運搬して保管収納する場合は、販売台1の全てを収容するだけの大きなスペースの倉庫が必要であった。また倉庫への移動中に、誘導タイル等によって商品がバウンドし、商品によっては破損する危険性が高いという欠点と、移動中に他のお客さんとの接触事故が発生する原因となる欠点があった。更には、誘導タイルと販売台1のキャスター2との接触による摩耗が発生し、メンテナンスや部品交換等のための余分な費用がかかるという欠点もあった。
【0005】
一方、販売台1の全てを集合させてシートを被せ、ロープで縛って保管する方法の場合は、次のような多くの欠点があった。すなわち、販売台1に載ったままの商品の上にシートを被せるため、壊れ易い商品がある場合には、これを別途片付けておく必要があり、しかもその取扱いを慎重に行う必要があった。また多数の販売台1を集合させたときに、全体の大きさがシートでカバーできるものでなければならず、それに応じた大きさのシートを準備するか、シートの大きさごとに販売台1をまとめてロープで縛る必要があった。更に、シートを被せただけでは、商品の盗難事故が発生するので、シートの上からロープで縛って商品が外部から見えないようにしなければならないが、この作業が極めて面倒であった。
【0006】
しかも、シート1枚の重さは、25Kg程度あり、販売店員の多くの女性が一人で作業するにはかなりの負担がかかり、夏場等は着替えが必要になるほどの重労働であった。更にまた、シートの収納容量を越えて収納した場合には、販売商品の一部が外部に露出し、盗難事故の原因になるという欠点があった。それに加えて、シートはカッターナイフ等によって容易に切断されるビニール等の材料で成形されており、故意に切断する等の悪戯が発生したり、盗難事故にあう等の問題があった。またこの種の物産展等に使用される販売台1の高さは、カバンを一時的に置いたり、腰掛けるのにちょうど便利な高さであり、これらのために商品が損傷するという問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、販売台の周囲にパネル壁面を構築し、その中に陳列商品を営業時の状態で保管収納することのできる簡易型販売台及び壁面の構築構造並びにフレームを提供せんとするものである。
【0008】
而して、前記課題を解決するために本発明が採用した請求項1の手段は、店頭販売用のワゴン本体と、枠組み形成されてワゴン本体の台板上面に取り付けられたベースフレームと、ベースフレームに対して立設された起立フレームと、ベースフレーム又は起立フレームに取り付けられた折り畳み自在なパネルとから成り、パネルは折り畳んだ状態でワゴン本体の前面のみ又は前面及び側面を覆う壁面パネルとなり、展開した状態では起立フレームの前面のみ又は前面及び側面を囲う壁面パネルとなることを特徴とする簡易型販売台である。
この発明による販売台は、ベースフレーム又は起立フレームに取り付けられたパネルが折り畳み自在であり、パネルを折り畳んだ状態ではワゴン本体の前面等を覆う壁面パネルとなっているので、販売台の上面側とは干渉することがない。
従って、販売台上に載置した商品の販売を従来同様に行うことが可能である。また、パネルを展開した状態では、販売台の上面側に起立するフレームの前面等の壁面パネルとなる。従って、後述する要領で、多数の販売台の全周囲にパネル壁面を構築することが可能である。
【0009】
本発明が採用した請求項2の手段は、パネルが上下に折り畳み自在で、上半分のパネルの方が下半分のパネルよりも上下方向の寸法が長い請求項1に記載の簡易型販売台である。
この発明によれば、パネルを折り畳んだ状態で上半分のパネルが、下半分のパネルを覆い隠すことができ、見栄えがよい。
【0010】
本発明が採用した請求項3の手段は、パネルの大きさが、折り畳んだ状態で、ワゴン本体の前面のみ又は前面と側面の全面をカバーするように設定されている請求項1又は2に記載の簡易型販売台である。
この発明では、上半分のパネルがワゴン本体の前面等の全面をカバーすることができ、見栄えがよい。
【0011】
本発明が採用した請求項4の手段は、パネルを展開した状態から折り畳むときに、パネルをくの字状態で仮止めする係合部がパネルと起立フレームとの間に設けられている請求項1乃至3のいずれか一つに記載の簡易型販売台である。
パネルを展開した状態から折り畳むときに、パネルが一気に床の方まで落ちることがなく、安全である。
【0012】
本発明が採用した請求項5の手段は、請求項1乃至4に記載の簡易型販売台を複数台集めて隣位の販売台どうしを連結し、各販売台のパネルを展開することにより、集合した販売台の全周囲を連続したパネル壁面で囲うようにしたことを特徴とする簡易型販売台による壁面の構築構造である。
この発明では、パネルを展開して隣位の販売台どうしを連結することで、集合した販売台の全周囲に連続したパネル壁面を構築することが可能であり、閉店時に、販売台を倉庫へ移動したり、シートを被せてロープで縛る等の面倒な作業が不要である。
【0013】
本発明が採用した請求項6の手段は、ワゴン本体の台板上面に取り付けられる枠組みされたベースフレームと、ベースフレームに対して立設される起立フレームとから成り、ベースフレームは、台板の前面及び左右両側面の上端縁に載置されるアッパーフレームと、後面の下部側に位置するアンダーフレームとを有し、前面側のアッパーフレームには起立フレームの挿込部が取り付けられており、後面のアンダーフレームには台板の下面側を挟持するための挟持片が取り付けられており、起立フレームはワゴン本体の前面側に面するフロントフレームと、ワゴン本体の側面側に面するサイドフレームとを有することを特徴とする簡易型販売台のフレームである。
この発明は、前記請求項1〜5に記載の販売台を実現するためのフレームを提供するものである。
【0014】
本発明が採用した請求項7の手段は、フロントフレームの下部側には、上下に折り畳み自在なパネルが取り付けられる請求項5に記載の簡易型販売台のフレームである。
上下に折り畳み自在なパネルを、フロントフレームの下部側に設けることにより、折り畳んだ状態ではワゴン本体の前面側をカバーし、販売台の上面側で商品の販売を行うことが可能である。またパネルを展開した状態では、販売台の上面側を囲うことができ、そのまの位置で商品の保管収納が可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の構成を図面に示す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。なお、従来の場合と同一符号は同一部材である。図1乃至図10は、本発明の一実施の形態に係るものである。同図に示す如く、この実施の形態における簡易型販売台8は、従来と同じ構成のワゴン本体3と、このワゴン本体3の上面に取り付けられるベースフレーム9と、ベースフレーム9に対して立設される起立フレーム10と、起立フレーム10の下部側に折り畳み自在に取り付けられるパネル11とから成る。
【0016】
ベースフレーム9は、図5に示すように、前面側と左右の両側面側が断面L字状のアングル材からなるアッパーフレーム12a〜12cで形成されており、後面側が軽量形鋼等の角柱材からなるアンダーフレーム12d及びその接続用の中間フレーム12eとで形成されている。そして、これらのフレーム12a〜12eによって、ワゴン本体3の台板4とほぼ同じ大きさに枠組み形成されている。前面側のアッパーフレーム12aの前面側の両端寄りには、後述する起立フレーム10を差し込んで保持するための断面コ字状の挿込部13a及び13bが設けられており、後面側のアンダーフレーム12dの下面側には台板4の下面側に当接し、これを挟持するための挟持片14a及び14bが取り付けられている。
【0017】
起立フレーム10は、軽量形鋼等の角柱材によって縦方向に枠組み形成され、ワゴン本体3の前面側に面するフロントフレーム15と、ワゴン本体3の側面側に面するサイドフレーム16A及び16Bとを有している。左右のサイドフレーム16A及び16Bは、上端面側を天井フレーム17によって連結され、全体の剛性アップが図られている。またサイドフレーム16A及び16Bの下端面には、周辺縦枠7の上端面7aに載置される平板状のサイドメンバー18A及び18Bが取り付けられている。更に、これらのフロントフレーム15とサイドフレーム16A,16Bと、天井フレーム17との間には、それぞれ補強フレーム33が適宜の数設けられている。一方、フロントフレーム15の下端面のロアメンバー15Aは、サイドメンバー18A及び18Bよりも下方へ延長して形成されており、ロアメンバー15Aよりも上方の位置には、中間メンバー15Bが取り付けられている。
【0018】
而して、前記フロントフレーム15のロアメンバー15Aには、図3及び図4等に示すように、蝶番19によって上下に二分割されるアルミ合金製等のパネル20が別の蝶番21を介して取り付けられている。上部パネル20Aは、下部パネル20Bよりも上下方向の寸法が長くなるように設定されている。またフロントフレーム15の上端側のアッパーメンバー15Cには、前記上部パネル20Aの上端面を差し込むための板状に連続したフック22が取り付けられており、フロントフレーム15の左右の縦フレーム15D及び15Eの内側面には、パネル20を折り畳むときに、上下のパネル20A及び20Bを一旦くの字の状態で仮保持するためのストッパー23が取り付けられている。これに対応して、上部パネル20Aの背面側(図4の図(A)において右側)には、前記ストッパー23に係合するためのフック24が取り付けられている。更にまた、下部パネル20Bの上部側には、図4の図(A)に示すパネル展開用の治具25を差し込むための小孔26が穿設されており、その裏面側においてゴム等の弾性材料27によって隠蔽されている。
【0019】
次に、このように構成されたベースフレーム9と起立フレーム10及びパネル20をワゴン本体3へ設置する場合について説明する。先ず、ベースフレーム9をワゴン本体3の台板4上へ設置する。ベースフレーム9は、後面側を押し下げて前面側をやや上向きにした斜めの状態にし、アンダーフレーム12dの挟持片14a及び14bを台板4の下面側へ潜り込ませる。そして、ベースフレーム9の前面側を水平状態となるように降ろし、前面及び左右両側面の断面L字状のアッパーフレーム12a〜12cを、台板4の周辺縦枠7の上端面側からこれに載置する。これにより、ベースフレーム9は、断面L字状のアッパーフレーム12b及び12cによって前後方向への動きが規制され、また挟持片14a及び14bとアッパーフレーム12aとによって前後方向の動きが規制され、同時に後面側が起き上がることもない。然る後は、前記ベースフレーム9の挿込部13a及び13bに、起立フレーム10のフロントフレーム15を差し込み、サイドメンバー18A及び18Bを周辺縦枠7の上端面へ当接させて載置すればよい。これにより、起立フレーム10は前後左右方向への動きが規制され、また転倒することもない。
【0020】
このようにして組み立てられた簡易型販売台8は、図1の図(A)に示すように、営業時にはパネル20を折り畳んだ状態でその上端面をパネルホルダー28によって中間メンバー15Bへ係止し、またアッパーメンバー15Cに暖簾棒を係止するためのフックを設ける等して暖簾29をかけて商品の販売を行えばよい。パネル20は、折り畳んだ状態で、上部パネル20Aが前面側へ位置し、床面よりやや上方の位置から中間メンバー15Bの高さまでの領域、すなわち、ワゴン本体3の前面側の全面をカバーするようになり、通行人からの見栄えもよい。また商品を購入しようとする者の靴の先端がワゴン本体3の下方へ入り込むこともなく、安全でもある。
【0021】
一方、閉店時に際しては、パネルホルダー28を取り外し、上下二枚のパネル20A及び20Bを展開し、上方へ押し上げる。そして、上部パネル20Aの上端側を図4の図(A)に示すように、板状に連続したフック22へ係止させればよい。またこの展開した状態で、パネル20A又は20Bの一部と縦フレーム15D及び15Eとの間に、磁性体(図示せず)等によって一時的にパネル20A及び20Bを展開状態で保持しておくための機構を設けるようにすればよい。然る後は、パネル20A又は20Bと、縦フレーム15D及び15Eとの間に設けたロック機構(例えば、フランス錠等)によって、パネル20A及び20Bが容易に脱落しないようにすればよい。
【0022】
ところで、このような簡易型販売台8による物産展等における商品の販売は、多数の販売台8を図10の図(B)に示すように配置して行うことが多く、このような場合は、隣位の販売台8の起立フレーム10どうしを連結することで、図10の図(A)に示すように、全ての販売台8の全周囲を一つのパネル壁面30で囲うことが可能である。パネル壁面30の構築は、各販売台8のパネル20を図1の図(B)に示す閉店時の状態にするだけでよく、女性の販売店員であっても容易である。
【0023】
なお、隣位の販売台8どうしの連結は、直線部の場合は、図6に示す要領で行えばよい。すなわち、同図の図(B)に示す開口部31が狭まったC型チャンネル鋼等の連結具32を用いて、隣位の販売台8の補強フレーム33,33どうしを連結すればよい。連結具32は、開口部31を水平方向へ向けて横方向から補強フレーム33,33へ装入し、その後連結具32を90度回転させて開口部31を下向きにすればよい。これにより、隣位の起立フレーム10どうしが相互に連結されることになる。
【0024】
またコーナーの部分に配置される販売台8にあっては、図8及び図9に示すように、ワゴン本体3の前面と左右側面のいずれか一方(図面では右側面の場合を示す)に面して平面視した状態でL字状の起立フレーム34を設置するようにしている。コーナー用のベースフレーム35は、その出隅部に起立フレーム34の出隅部分36を支承するためのコーナー受け具37が取り付けられている。また前面側のアッパーフレーム12aの左端寄りには直線部のベースフレーム9の場合と同じように挿込部13aが取り付けられており、右側面側のアッパーフレーム12cの後面寄りには別の挿込部13bが取り付けられている。そして、コーナー用の起立フレーム34の前面側は基本的には直線部の起立フレーム10の構成と同じであり、右側面部は起立フレーム10のフロントフレーム15と同じ構成の右側面フロントフレーム38が設けられている。つまり、右側面部においても、上下に二分割されるパネル20を装着することが可能である。
【0025】
このコーナー部の販売台8の前面側は、前述した直線部の販売台8の場合と同じ要領で隣位の販売台8の起立フレーム10どうしを連結し、右側面部にあっては右側面フロントフレーム38の縦フレーム15Fと、隣位の直線部の販売台8の縦フレーム15Dとに跨がって、図7の図(B)に示す連結具39を装着すればよい。この連結具39は、コーナー部の販売台8の縦フレーム15Fに対して縦方向に沿って係合する断面コ字状の係合部40と、直線部の販売台8の補強フレーム33,33に対して上方から嵌合する断面コ字状の嵌合部41a,41bとを有している。コーナー部の販売台8と直線部の販売台8との連結は、図7の図(A)に示すように、連結具39の係合部40をコーナー部の販売台8の縦フレーム15Fに係合させ、この状態で連結具39の全体を下方向へスライドさせ、上下二段に形成された嵌合部41a及び41bを、直線部の販売台8の上下の補強フレーム33,33へ嵌合させればよい。これにより、コーナー部の販売台8と直線部の販売台8との起立フレームどうしの連結が可能である。
【0026】
これにより、直線部の販売台8とコーナー部の販売台8とを組み合わせることで、図10の図(B)に示すような配置形態が可能であり、営業時は、各販売台8のパネル20を図1の図(A)に示すように折り畳んで収納した状態で特産品等の販売を行うことができる。また閉店時は、図1の図(B)に示すように、パネル20を展開した状態にすればよい。このパネル20の折り畳み及び展開作業が女性の販売店員であっても容易であることは、前述した通りである。なお、コーナー部の販売台8のうち、その一つについては、図10の図(A)に示すように、パネル20を展開した状態で外側から起立フレームに対して施錠(図面では符号42がロック機構を示している)を行うようにすれば、集合した販売台8のパネル20によって連続した一つの壁面30を構築することができ、販売台8の台板4上に特産品等の商品を載置したままの状態で店終いを行うことが可能である。
【0027】
更に、閉店後の翌日等に、パネル20を展開した状態から、開店時の状態へ折り畳む場合は、最後に施錠したパネル20の施錠を解き、図4の図(A)に示すパネル展開用の治具25を当該パネル20の小孔26へ挿通し、パネル20の全体を手前側へ引き寄せればよい。これにより、パネル20は上下間において、くの字状に折れ曲がり、パネル裏面側の係止用フック24が起立フレーム15に設けたストッパー23に係合し、仮止め状態となる。然る後は、上部パネル20Aを斜め上後方へ押し上げて前記フック24とストッパー23との係合を外し、パネル20の全体を手前側へ引き寄せてワゴン本体3の前面側へ降ろし、図1の図(A)に示すように折り畳んで上部パネル20Aの上端側をパネルフック28で中間メンバー15Cへ係止すればよい。
【0028】
ところで、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例えば、パネル20を展開した状態のパネル20の床面からの高さは、防犯等を考慮して販売構内の建物施設に対応させる等して決定すればよいが、通常は1800mmもあれば十分である。またパネルのロック機構並びに施錠機構については、あらゆる施錠に関する部品の適用が可能である。更に、隣位の販売台8の起立フレームどうしの連結は、紐や金属線等の線材、周知のバインダー等であってもよい。更にまた、販売台8は、パネル20による壁面30が出隅である場合を説明したが、入隅となる場合へも適用可能である。但し、入隅の場合は隣位の販売台8の起立フレームどうしの連結は、別途コーナー部専用の販売台を設けるか、又はフレーム形式行うようにすることが必要である。更にまた、パネル20の取り付けは、ベースフレーム9であってもよく、起立フレーム10であってもよい。それに加えて、パネル20には、所望する意匠を施したり、広告宣伝用に利用する等のことも可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上説明しように本発明にあっては、店頭販売用のワゴン本体と、枠組み形成されてワゴン本体の台板上面に取り付けられたベースフレームと、ベースフレームに対して立設された起立フレームと、ベースフレーム又は起立フレームに取り付けられた折り畳み自在なパネルとで簡易型販売台を構成している。そして、パネルは、折り畳んだ状態でワゴン本体の前面のみ又は前面及び側面を覆う壁面パネルとなり、展開した状態では起立フレームの前面のみ又は前面及び側面を囲う壁面パネルとなるようにしている。そのため、開店時は台板上に載置した商品の販売を従来同様に行うことが可能であり、閉店時は前面側又は側面側を覆うパネル壁面とすることが可能である。
【0030】
また本発明にあっては、前記簡易型販売台を複数台集めて隣位の販売台どうしを連結し、各販売台のパネルを展開した状態で係止することにより、集合した販売台の全周囲を連続したパネル壁面で囲うようにすることができる。従って、閉店時に、販売台を倉庫へ移動したり、シートを被せてロープで縛る等の面倒な作業が不要であり、商品が損傷する等の問題もない。
【0031】
更に、本発明にあっては、ワゴン本体の台板上面に取り付けられる枠組みされたベースフレームと、ベースフレームに対して立設される起立フレームとで簡易型販売台の骨組みを形成するようにしたから、販売台の組み立て及び分解作業が極めて容易であり、作業性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るもので、図(A)は営業時の販売台の斜視図、図(B)は閉店時の販売台の斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るもので、図(A)は営業時の販売台の正面図で、図(B)は同平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るもので、図(A)は営業時の販売台の側面図で、図(B)は閉店時の販売台の側面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係るもので、図(A)は閉店時の展開状態のパネルを示す側面図、図(B)は営業時の折り畳んだ状態のパネルの一部を示す側面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るもので、ベースフレームと起立フレームの分解斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るもので、図(A)は直線部における連結部を示す斜視図で、図(B)はその連結具の斜視図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係るもので、図(A)はコーナー部の販売台と隣位の販売台の連結部を示す斜視図で、図(B)は連結具の斜視図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係るもので、図(A)はコーナー用ベースフレームの平面図で、図(B)は同正面図、図(C)は同側面図、
【図9】本発明の一実施の形態に係るもので、図(A)はコーナー用起立フレームの正面図で、図(B)は同平面図、図(C)は同側面図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係るもので、図(A)は複数台の販売台で構築したパネル壁面を示す斜視図、図(B)はその販売台の配置図を示す平面図である。
【図11】従来の販売台を示す斜視図である。
【符号の説明】
3…ワゴン本体、8…簡易型販売台、9…ベースフレーム、10…起立フレーム、20…パネル、20A…上部パネル、20B…下部パネル

Claims (7)

  1. 店頭販売用のワゴン本体と、枠組み形成されてワゴン本体の台板上面に取り付けられたベースフレームと、ベースフレームに対して立設された起立フレームと、ベースフレーム又は起立フレームに取り付けられた折り畳み自在なパネルとから成り、パネルは折り畳んだ状態でワゴン本体の前面のみ又は前面及び側面を覆う壁面パネルとなり、展開した状態では起立フレームの前面のみ又は前面及び側面を囲う壁面パネルとなることを特徴とする簡易型販売台。
  2. パネルが上下に折り畳み自在で、上半分のパネルの方が下半分のパネルよりも上下方向の寸法が長い請求項1に記載の簡易型販売台。
  3. パネルの大きさが、折り畳んだ状態で、ワゴン本体の前面のみ又は前面と側面の全面をカバーするように設定されている請求項1又は2に記載の簡易型販売台。
  4. パネルを展開した状態から折り畳むときに、パネルをくの字状態で仮止めする係合部がパネルと起立フレームとの間に設けられている請求項1乃至3のいずれか一つに記載の簡易型販売台。
  5. 請求項1乃至4に記載の簡易型販売台を複数台集めて隣位の販売台どうしを連結し、各販売台のパネルを展開することにより、集合した販売台の全周囲を連続したパネル壁面で囲うようにしたことを特徴とする簡易型販売台による壁面の構築構造。
  6. ワゴン本体の台板上面に取り付けられる枠組みされたベースフレームと、ベースフレームに対して立設される起立フレームとから成り、ベースフレームは、台板の前面及び左右両側面の上端縁に載置されるアッパーフレームと、後面の下部側に位置するアンダーフレームとを有し、前面側のアッパーフレームには起立フレームの挿込部が取り付けられており、後面のアンダーフレームには台板の下面側を挟持するための挟持片が取り付けられており、起立フレームはワゴン本体の前面側に面するフロントフレームと、ワゴン本体の側面側に面するサイドフレームとを有することを特徴とする簡易型販売台のフレーム。
  7. フロントフレームの下部側には、上下に折り畳み自在なパネルが取り付けられる請求項6に記載の簡易型販売台のフレーム。
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