JP4527846B2 - Method for producing a fuel comprising a dispersion of water and oil - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水と油との分散液からなる燃料を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
1995年の新聞が報じたところによれば、米キャタピラー社とエネルギーベンチャー企業のA−55(ネバタ州)は、共同で、水55%とガソリン45%とを特殊な添加剤を用いて混合した状態とし、これを特殊な触媒を通してエンジン内に噴射させて燃焼させる技術を開発したと報じている。
【0003】
このように、ガソリンなどの油に水を混ぜ合わせると、燃焼時の排気ガスを大幅に減らせるほか、空気中では燃えにくく引火などの危険性が極めて低くなるので、このような技術に対する期待は極めて大きいものがあるが、残念ながら前述の技術が未だ普及していないところをみると、水とガソリンとの混合物を安定に存在させることができない点に原因があるのではないかと想像される。
【0004】
水と油を混合させる方法としては、適量の界面活性剤の存在下に水と油をプロペラ式撹拌機で混合する方法が知られている。しかし、マヨネーズのように粘度の高く、卵が混ざっているものは長い間安定な混合分散状態を保つことができるが、ガソリン、軽油、灯油などの液状燃料を水中に多量に分散させ、かつそれを安定な状態に維持することは極めて困難であり、このような分散系が安定に存在しうるという知見は未だ知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、極めて分散状態が安定している水と油との混合、分散系を製造する方法を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一は、インバーターにより振動モーターを70〜300Hz、好ましくは100〜200Hz、とくに好ましくは140〜180Hzの間の所望の振動を発生させ、この振動を振動応力分散手段を介して処理槽内の振動棒を一段または多段に固定した振動羽根を振幅0.01〜10.0mmで振動させ、処理槽中の水と油を界面活性剤の存在下に、生成した水と油のエマルジョン(分散液)の粒径が直径1μmを超え、5μm未満であり、このエマルジョンが7日間以上エマルジョン(分散)状態を維持することができることを特徴とするエマルジョン燃料の製造方法に関する。なお、水と油の割合はとくに制限するものではないが、水:油の割合が1:99〜90:10の広い範囲において適用できる。
【0007】
本発明の第二は、水と油の合計量に対して、水に可溶性のアルコール類を20重量%以下、好ましくは5〜15重量%の割合で共存させてなる請求項1記載の水と油との分散液からなる燃料の製造方法に関する。
【0008】
本発明の第三は、前記第一または第二の発明を電気石(tourmaline)の存在下に実施する点にある。
【0009】
本発明装置の1例を添付の図1〜3により詳細に説明する。図1は、本発明装置の1例を示すものであって、1部縦断正面図である。図2、図3は、前記装置を上部開放型円形タンク(処理槽)1に取付けた状態を示す。処理槽1内には処理される水と油が入っている。本発明の装置は振動モーター2に振動棒7が取付けられ、さらに、振動棒7に、振動羽根8が好ましくは図示されていない押え板を介して振動羽根用固定部材9例えばナットや固定板等により回転不能に固定されている。本例では振動羽根8は5枚で構成されている。振動モーター2の振動を処理槽1に伝達させないため、振動モーター2を上面に支持固定する本体載置台4aの下方に振動吸収機構を設ける。振動吸収機構は、台板4bと本体載置台4aとの間にバネ3を介装し、横すべり防止のため台板4b上に固定したガイドシャフト5を本体載置台4aに上下に摺動可能にスプリング(バネ)3内を上下に分断的に貫通して(図11参照)本体載置台4aをガイドしている。上記バネ3に代え、ゴム等の緩衝体を用いてもよい。この場合には、ガイドシャフト5と緩衝体は別位置に設ける。羽根の形状は、図9に示すものを使用した。羽根は金属製またはプラスチック製で厚み1.5mmのものを使用した。角度は水平である。
【0010】
振動数を制御するためトランジスターインバーター35を振動モーターの前に結線し、200Vを供給する。振動モーター2の振動エネルギーは振動吸収体機構の振動吸収体、例えばバネ3により処理槽1から絶縁され、該エネルギーは振動棒7より処理される水に振動羽根8により伝えられ、処理される水が循環流動する。振動発生手段として振動モーター2を使用することができる。振動モーターは、いわゆる高周波バイブレータの範ちゅうに属するものであり、例えば村上精機工作所製の3相200V、0.075〜3.7kWの商品名「ハイフレユーラス」の各種グレードを液量に応じて選択使用することができる。
【0011】
前記振動羽根は、インバーターにより制御された振動モーターにより70〜300Hz、好ましくは100〜200Hz、とくに好ましくは140〜180Hzの間の任意の特定の振動を生じるが、この振動羽根の材質および厚みは、この振動により羽根がしなりながら振動するものであることが好ましい。
【0012】
また、振動羽根の形状は、板に切り込み部を有しないものであることが好ましい。切り込みがあると振動による材質疲労が原因で切り込み部分から羽根に亀裂が発生するので好ましくない。もっとも好ましい形状は羽根の先端部以外は振動棒に固定する振動羽根の付け根部分の幅と同一の幅をもつ短冊状のものである。
【0013】
本発明においては、振動応力分散手段を設けることが好ましい。応力分散手段を用いた本発明装置の1例を図13に示す。図13における接続部11を構成する応力分散手段としては、例えばつぎのような手段を挙げることができる。
【0014】
一つの振動応力分散手段について述べれば、振動発生手段と振動棒の接続部において、振動発生手段の下部および/または上部の振動棒の周りに設けられるゴム質リングを設ける。ゴム質リングは肉厚のものが好ましい。
【0015】
例えば、図4または図5に示すように、振動伝達部材37に振動棒7を連結するに当り、振動伝達部材37の所定の穴に振動棒7を通し、振動棒7の端部をナット12、13、ワッシャーリング16により固定し(図4の場合は振動伝達部材37とワッシャーリング16の間にゴム質リング18′を介在させている)、一方、振動伝達部材37の反対側は、振動棒7に前記の合成ゴム質リング18を挿入し、ナット14、15により固定する。
【0016】
ゴム質リング18や18′を全く使用しないケースにおいては、振動応力が振動伝達部材と振動棒との接合部分近辺に集中し、振動棒が折れ易いという問題点があったが、ここにゴム質リングを挿着することにより、完全に解消することができた。とくに、ゴム質リングを使用しないで振動数を100Hz以上に高くした場合には振動棒の折れがしばしば発生していたが、これにより、そのような心配がなく振動数を高くすることができる。
【0017】
前記ゴム質リングは、硬い天然ゴム、硬い合成ゴム、合成樹脂等のショアーA硬度80〜120、好ましくは90〜100の硬質弾性体により構成することができる。とくに、ショアーA硬度90〜100の硬質ウレタンゴムが耐久性、耐薬品性の点で好ましい。
【0018】
もう一つの振動応力分散手段は、振動発生手段と振動棒の接続部において、振動発生装置と振動棒の間に金属線束を挿入することである。例えば、図6に示すように、振動伝達部材37に振動棒7を連結するに当り、補助振動棒7′と金属線束23を介在させるものである。なお、場合により、補助振動棒7′は使用しないで、金属線束23を直接振動伝達部材37に連結することもできる。具体的には、補助振動棒7′の一端をナット12、12′、13、13′、ワッシャーリング16、16′により振動伝達部材37に固定し、この他端にナット19と接続リング20を介して金属線束23の一端を連結し、ついで金属線束23の他端に接続リング21とナット22を用いて振動棒7を連結した。これにより、ゴム質リングを用いた場合と同様の効果を奏することができる。
【0019】
金属線束は、その構造が吊り橋のケーブルとしてよく利用されているタイプのものであって、たくさんの金属単線あるいは金属撚線を端部で外側より結束したものであり、通常結束には金属被覆部を用いる。この金属線束と他物との連結には、前記金属被覆部にネジを切ることにより達成できる。
【0020】
金属線束の大きさは、直径が振動棒と同じ位であり、長さは振動により上下の金属線束の被覆部や該被覆部に取付けられた接続リング同士が接触しない程度の長さがあればよい。
【0021】
通常、振動モーターは、処理槽上、処理槽側壁にあるいは固い床上に架台をおきその上にセットする。槽の厚みが薄く(ステンレス槽5mm以下)液の振動によりタンク側壁や床面に振動が伝えられる場合は槽の外側に架台を設置することが好ましい。槽の厚みが5mm以下の場合には、槽の側壁にバンドを締めるような要領で補強部材を付設し、そこに振動装置を設置するとよい。振動モーターの発生する振動は、基本振動部材を介して振動棒に伝えられる。この場合、振動モーターは通常基本振動部材の下側に吊り下げる形でセットすることが好ましい(図14参照)。このようにすることにより重心を下げることができ、横ぶれの発生を極めて少なくすることができる。
【0022】
本発明における振動発生手段は、通常、振動モーター(電機モーター、エアーモーター等も含む)により基本振動部材や振動伝達部材などを振動させるシステムを採用している。振動モーターに代えて電磁マグネットあるいはエアーガンなどの振動発生手段も使用することができる。
【0023】
振動羽根部は、振動羽根と振動羽根用固定部材よりなるが、振動羽根を複数枚重ねたもの、あるいは振動羽根と振動羽根用固定部材を一体成形したものを使用することができる。
【0024】
前記振動羽根は、材質として、好ましくは薄い金属、弾力のある合成樹脂等が使用できるが、振動モーターの上下の振動により、少なくとも羽根板の先端部分がフラッター現象(波を打つような状態)を呈する厚みであり、これにより系に振動に加えて流動を与えることのできるものが好ましい。金属の振動羽根の材質としてチタン、アルミニウム、銅、鉄鋼、ステンレス鋼、磁性鋼などの磁性金属、これらの合金が使用できる。合成樹脂としては、ポリカーボネート、塩化ビニル系樹脂、ポリプロピレンなどが使用できる。振動エネルギーを伝えて振動の効果を上げるため厚みは特に限定されないが一般に金属の場合は0.2〜2mm、プラスチックの場合は0.5〜10mmが好ましい。過度に厚くなると振動撹拌の効果が減少する。
【0025】
振動羽根の材質として弾性のある合成樹脂等を使用する場合には、厚みは特に限定されないが一般に0.5〜5mmが好ましいが、金属たとえばステンレスの場合は0.2〜1mmたとえば0.6mmのものが好ましい。また、振動板の振幅は、0.1〜15mm、好ましくは0.5〜5mmである。
【0026】
振動軸に対し振動羽根は一段又は多段に取り付けることができる。振動羽根を多段にする場合、水位、容量、振動モーターの大きさにより変化し、必要に応じて5〜7枚と増加することができる。多段の段数を増加する場合、振動モーターの負荷を大きくすると振動巾が減少し、振動モーターが発熱する場合がある。振動羽根は一体でもよい。振動軸に対し振動羽根部の角度は水平でもよいが、ある程度の角度をもたせることができ、角度α(図12参照)が5〜30度とくに10〜20度にして振動に方向性をもたせることもできる。
【0027】
振動羽根は振動羽根用固定部材により上下両面から挾みつけて振動棒に固定することにより振動羽根部を形成することができる。また、振動羽根用固定部材と振動羽根は振動軸の側面からみて図12に示すように一体的に傾斜していることができる。
【0028】
また、振動羽根と振動羽根用固定部材は例えばプラスチックスを用いて一体成形することにより製造することもできる。この場合は振動羽根と、振動羽根用固定部材を別々に使用する場合に較べて、その接合部分に被処理物が浸入、固着し、洗浄に手間がかかるという欠点を回避することができる。また、羽根と固定部材を一体化したことにより、厚みの段差が発生せず、応力集中を避けることができるので、羽根の使用寿命を大幅に延長することができる。
【0029】
一方では振動羽根と振動羽根用固定部材を別々に作っておけば、振動羽根のみをとりかえることができるが、一体成形のものでも交換は可能である。この場合の振動羽根、振動羽根用固定部材、一体成形品はプラスチックスに限らず、前述の種々の材料が使用できる。振動羽根用固定部材9や10を使用するときは、上下から振動羽根をはさみつけて使用するが、この固定部材は上下で、その大きさを異ったものとすることもでき、これにより振動応力を分散させることができる。
【0030】
また、図12にみられるように、振動羽根用固定部材10と振動羽根8の間に合成樹脂シート例えば弗素樹脂シートまたはゴムシート33を介在させ、これにクッション作用を持たせることにより振動羽根の応力を分散することができる。また、前記合成樹脂シートやゴムシート33は前記振動羽根用固定部材10より長めで、振動羽根の先端方向にやゝ突出している長さとすることが好ましい。
【0031】
振動羽根または振動羽根用固定部材などよりなる振動羽根部は、ナットを用いて振動棒に固着することができる。振動羽根および/または振動羽根用固定部材を多数振動棒に取付ける場合には、図13に示すようにナット29で固定した後、振動棒に丁度嵌合する円筒状の一定の長さのスペーサ30を1個(図13参照)または複数個(図12参照)挿入することにより、振動羽根および/または振動羽根用固定部材の間隔を簡単に一定化することができる。
【0032】
振動羽根(または振動羽根部)の形状は、いろいろな形状を採用することができる。その1例を図8〜9に示す。図8(a)の振動羽根8、8は、一枚の板を十字状に切り抜いて作ってもよいし、矩形状のものを2枚重ねて作ってもよい。固定部材10は振動羽根の巾と同じ〔図8(a)、図9(a)〕でもよいし、振動羽根の巾より狭くてもよい〔図8(b)、図9(b)参照〕。これらの場合、特願平6−337183号の図7、8のように羽根に切欠部を設けると、長期使用の場合に振動羽根や固定部材の破損を誘発する傾向があるので、切欠部を設けないことが好ましい。
【0033】
振動羽根に図12のように角度αを与えた場合には、特願平6−337183号の図22に示すように多数の振動羽根のうち、下位の1〜2枚を下向きの角度とし、それ以外のものを上向きの角度とすることもできる。このようにすると、処理槽底部の撹拌を充分行うことができ、下部に溜りが発生するのを防止することができる。
【0034】
以上は、振動棒が1本の場合について説明してきたが、振動棒は複数本であってもよいことは勿論であり、多軸にすることにより大型の処理槽の撹拌に有効である。この具体例を図15〜図17に示す。この具体例は振動棒を2本としたケースであり、図16にそれがよく示されている。
【0035】
振動羽根部の振動に伴って発生する振動羽根の“しなり現象”の程度は、振動を与える周波数、振動羽根の長さと厚み、被撹拌物の粘度、比重などによって変化するので、与えられた周波数においてもっともよく“しなる”長さと厚みを選択することができる。周波数と振動羽根の厚みを一定にして、振動羽根板の長さを変化させてゆくと、振動羽根のしなりの程度は図10に示すように長さ(固定部材より先の部分の長さ)が大きくなるに従ってある段階までは大きくなるが、それをすぎるとしなりは小さくなり、ある長さはときにはほとんどしなりがなくなり、さらに振動羽根を長くするとまたしなりが大きくなるという関係をくりかえすことが判ってきた。その様子のモデルを図10に示す。
【0036】
したがって、振動羽根の長さ(固定部材より先の部分の長さ)は、好ましくは、第1回目のピークを示す長さか、第2回目のピークを示す長さを選択することが好ましい。第1回目のピークを示す長さにするか、第2回目のピークを示す長さにするかは、系の振動を強くするか、流動を強くするかによって適宜選択できる。第3回目のピークを示す長さを選択した場合は、振動巾が小さくなり、用途が限られる。
【0037】
周波数150〜180Hz、75kWのKHE−1−2T(株式会社村上精機工作所製)でSUS304製の振動板のいろいろの厚みのものについて、ほゞ第1回目のピークを示す長さ、第二回目のピークを示す長さを求めたところ、つぎのような結果が得られた。
【表1】
なお、この実験における長さは、振動羽根用固定部材の先端から振動羽根の先端までの長さで示したものであり、振動棒中心から前記固定部材先端部までの長さは27mm、振動羽根の角度αは上向き15゜の場合である。
【0038】
振動羽根の厚みは、被処理物の粘度、振動条件により好ましい範囲は異なるが、振動羽根が折れることなく、羽根のように充分しなうことのできる程度の厚みとするのが、もっとも振動撹拌の効率を高めることができる。
【0039】
この点から振動羽根は、系の流動に大きく寄与し、振動羽根用固定部材は系の振動に寄与しているものと推定される。
【0040】
振動棒に固定するためにはナット(図中ナットは省略している場合が多い)を用いて基本振動部材または振動伝達部材などの振動羽根を固着することができるが、特願平6−337183号の図18に示すようにナットの代りにストッパーリングを用いることができる。ストッパーリングを用いることにより振動棒を上下させて液中の振動棒の長さを変化させることができるので、処理槽の大きさに応じて振動棒の長さを任意に調整することができる。また、振動棒を金属製よりプラスチック製などに容易に取り替えることができる。このように処理槽内の液の性質により容易に振動棒や振動羽根などの撹拌手段を変更できることは、従来のプロペラ式撹拌機では全く行なえないことである。
【0041】
また、本発明においては、振動発生手段と処理槽は、図13、図14の振動発生手段において、図11に示すように振動伝達部材37から下方に垂直に伸びた四本の支持棒47、それに対応して処理槽側から上方に垂直に伸びた支持棒48および上下支持棒47、48を取り巻くスプリング36により係合されていることが好ましい。とくに上と下の支持棒47、48は前記スプリング36により非接触状態に保たれていることが好ましい。これにより、振動発生手段に横ゆれが発生しても前述の係合部分でうまく横ゆれを吸収することができ、装置全体に好ましくない横ゆれの発生、それに伴う騒音の発生を防止することができる。
【0042】
振動発生手段と処理槽の間のスプリングを用いた横ゆれ防止手段のかわりに、振動発生手段と処理槽との間に、(イ)ゴム板または(ロ)ゴム板(板状ゴム)と金属板との積層体よりなる振動吸収部材を用いることもできる。
【0043】
本発明における振動吸収手段としての(イ)ゴム板または(ロ)ゴム板と金属板との積層体は、ゴム板により振動モーターを含む振動発生装置の振動を吸収させ、かつ金属板とゴム板が一体になって、あるいはゴム板単独で振動モーターを含む振動発生装置の重量を受け止めかつ、振動棒以外に振動が伝わらないよう無駄な振動を吸収する働きをしているものである。したがって、金属板とゴム板の積層体は、それぞれの間を接着剤により接着してもよいが、接着しないで単に積み重ねただけのものであってもよい。
【0044】
ゴム板またはその積層体の厚みは、前述のとおり振動発生装置の重量に耐えうるものであるとともに、振動発生装置の振動を振動棒や振動羽根以外のものにはできるだけ伝達しないように吸収するという目的に叶うものであればよい。
【0045】
積層体は、金属板/ゴム板〔例えば図18の(a)参照〕または金属板/ゴム板/金属板〔例えば図18の(b)参照〕あるいはこれらの繰り返し〔例えば図18の(c)または(d)参照〕よりなる構成であることができる。
【0046】
前記ゴム板またはその積層体は、振動棒が貫通するための孔が存在するだけで処理槽全体を覆う密閉型のもの(金属板は槽の外枠と同一または大きいが、ゴム板は槽の内側に栓をするようにくいこむ形のものも使用できる)〔例えば図19の(a)参照〕、前記貫通孔の個所で二分割されている準密閉型のもの〔例えば図19の(b)参照〕、あるいは処理槽の枠にほゞ一致する部分をのぞき中央部が開口している開放型のもの〔例えば図19の(c)参照〕などを例示することができる。
図19の(b)のタイプのものは、2つに分割されたゴム板を両方から分割面に押しつけるようにしてセットすれば、ほゞ密閉型と同一の働きを示す。
【0047】
完全密閉型とする場合には、振動棒がゴム板またはその積層体を貫通する個所を可変形性シール部材でシールする必要がある。このようなシールをすれば、有毒ガスが発生する反応系の撹拌において、とくに有利である。可変形性シール部材としては、軟らかいゴムが使用できる。このような可変形性シール部材を使用しない場合でも、ゴム板またはその積層体の主成分がゴムであるうえ、振動棒の上下振動は通常20mm以下、好ましくは10mm以下、とくに好ましくは5mm以下であり、下限は0.1mm以上、好ましくは0.5mm以上、といった程度であるから、ゴム板またはその積層板の伸縮が振動棒の上下動にかなり追従することができるので予想外に摩擦熱は発生せず、単にゴム板またはその積層体に振動棒の外径とほゞ同じ径の穴を開け、これに振動棒を通すのみで、可成り満足できる密閉状態を形成することができる。また、前述の準密閉型の密閉状態もほゞこれに準ずる密閉状態の形成が可能である。また、シール部材と振動棒が一体となった密閉型市販品としてはNHK CO.,LTD.社のNS・・・A形〔コンパクトタイプ〕直線運動用やNS形〔重荷重タイプ〕直線運動用を採用することもできる。
【0048】
積層体における金属板とゴム板との関係は、通常金属板の平面図とゴム板の平面図が一致するものを積層して積層体としたものであるが、図20の斜視図(一部断面図)のような形状のものを使用することができるが、この場合でも、上下の補助板を除く、ゴム/金属積層体の上下面の表面積が、積層体の中心線に沿って上から下に切断して形成される積層体の表面積より大きいものであることが必要である。このような条件を満さないと、積層体が振動するとき側面からみて多少であるが「くの字」型に変形し、振動棒に歪がかかるので好ましくない。したがって、この場合の積層体部分は金属板とゴム板とがそれぞれ少なくとも1〜2層以上積層されているタイプのものが好ましい。おおむね5層以下で充分である。
【0049】
前記ゴム板は、合成ゴムあるいは天然ゴムの加硫物であることができ、JISK6386で規定する防振ゴムが好ましい。
【0050】
前記合成ゴムとしては、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ニトリル−クロロプレンゴム、スチレン−クロロプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム、エピクロルヒドリン系ゴム、アルキレンオキシド系ゴム、フッ素系ゴム、シリコーン系ゴム、ウレタン系ゴム、多硫化ゴム、フォスファビンゴムなどを例示することができる。市販ゴムシートとしては、天然ゴム板、絶縁ゴム板、導電性ゴム板、耐油性ゴム板(NBRなど)、クロロプレンゴム板、ブチルゴム板、ハイパロンゴム板、SBRゴム板、シリコンゴム板、フッ素ゴム板、アクリルゴム板、エチレンプロピレンゴム板、ウレタンゴム板、エピクロルヒドリンゴム板、難燃性ゴム板等が入手でき使用することができる。これらのゴム材料としては、とりわけ、JISK6386(1977)記載の物性をもつ防振ゴムの物性を満足するものが好ましい。とくに静的せん断弾性率4〜22kgf/cm2、好ましくは5〜10kgf/cm2、伸び250%以上のものが好ましい。
【0051】
前記金属板としては、ステンレス板、鉄板、銅板、アルミニウム板、その他各種合金板などを挙げることができる。また、金属板として撹拌棒の蓋をそのまま転用することもできる。
【0052】
本発明においては、前記(イ)ゴム板または(ロ)ゴム板と金属板との積層体よりなる振動吸収部材の使用に加えて、処理槽とその据え付け部との間に任意の振動吸収機構を付設することが好ましい。この振動吸収機構は、前記据え付け部の上方に所望の厚みのゴム層を設けることにより達成することができる。このようなゴム材としては、耐震構造建築の振動吸収材として用いられているゴム材を用いることが好ましい。また、場合によりゴム層に代えて重ね板ばね、皿ばねなどを用いることもできるし、前記ゴム層と併用することもできる。
【0053】
また、振動モータの取付け態様は、図13の方式でも図14の方式でもよい。
【0054】
この横ゆれ防止機構を備えた振動撹拌タイプの本発明の水と油からなる安定な分散液を製造する装置の1例は、図13および図14に示し、これらの図における横ゆれ防止機構の拡大図は、図11に示す。図中36はスプリング、46は処理槽またはそれに設けられた架台あるいは補強部材、47は基本振動部材または振動伝達部材より下方に垂直に伸びた支持棒、48は前記46より上方に垂直に伸びた支持棒である。図13のタイプは振動棒7に直接振動羽根8を振動羽根用固定部材10で固定したものであり、図14のタイプは、振動棒7を途中で2つに分割し、分割振動棒34、34に分かれ、分割振動棒34、34には、振動羽根8、8……がかけ渡されており、この振動羽根8、8……が振動することにより系に振動撹拌を与える。
【0055】
横ゆれ防止機構として、ゴムまたはゴム/金属積層体を用いた本発明の水と油からなる安定な分散液を製造する装置の例を図21と図22に示す。
【0056】
本発明によれば、処理液を100mm/秒以上、好ましくは200mm/秒、とくに好ましくは250mm/秒以上の流速で流動させることができる。なお、この流速は、3次元電磁流速計(アレック電子株式会社製商品名ACM300A)を用いて測定したものである。
【0057】
前記水に可溶性のアルコールとしては、とくに水に対する溶解度が実質的に無限大のアルコール類が好ましく、その具体例としては、メチルアルコール、エチルアルコール、1−プロピルアルコール、2−プロピルアルコールなどの1価アルコール;エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、イソブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオールなどの多価アルコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルなどのアルコールエーテルを挙げることができる。水に対する溶解度が無限大ではないが、水に可溶性の他のアルコールの例としては、dl−1,2−ブタンジオール、dl−1,3−ブタンジオール、イソプロピルアルコール、1−ブチルアルコール、2−ブチルアルコールなどを挙げることができる。高級アルコールも前記アルコール類と併用するなどして使用することができる。また、アルコール以外の溶剤も使用可能である。とくに油類の割合が高い場合には水可溶性に左程こだわる必要がない。
【0058】
前記電気石(tourmaline)としては、一般式
【化1】
XY9B3Si6O27(OまたはOHまたはF)4
(式中、XはCa、Na、K、Mnよりなる群から選ばれた少なくとも1種の元素であり、YはMg、Fe、Al、Cr、Mn、Ti、Liよりなる群から選ばれた少なくとも1種の元素である)
などで示される1987年2月15日共立出版株式会社発行「化学大辞典6」第246頁記載のホウ素含有シクロケイ酸塩鉱物や平成7年11月30日株式会社保育社発行「岩石鉱物」第86頁記載の一般式
【化2】
XY3Al6(BO3)3(Si6O18)(OH)4
(式中、XはNa、Caよりなる群から選ばれた元素であり、YはAl、Fe、Li、Mgよりなる群から選ばれた元素である)
で示されるホウ素含有シクロケイ酸塩鉱物であり、具体的鉱物名としては、ショール〔NaFe3Al6B3Si6O27(OH)4〕、ドラバイト〔NaMg3Al6B3Si6O27(OH)4〕、エルバイト〔NaLi3Al6B3Si6O27(OH)4〕、チラサイト、石灰苦土電気石〔CaMg4Al5B3Si6O27(OH)4〕、リシア電気石〔Na(Al,Fe,Li,Mg)3B3Al3(Al3Si6O27)(O,OH,F)4〕などがある。
【0059】
前記電気石は、例えばステンレス金網などで作ったカゴなどに入れた状態で処理槽内に吊り下げ、処理液と接触する状態にして使用する。電気石の個々の大きさはカゴからこぼれ出ない範囲において小さいほど接触面積が大きくなるので好都合である。使用量に制限はないが、水と油の合計量に対し、1〜10%程度の割合で使用するのが一応の目安である。
【0060】
アルコール類や電気石の併用により、界面活性剤の使用量を一層少なくすることができる。
【0061】
本発明における油とは、石油、重油、廃油、灯油、軽油、ガソリンなどの炭化水素系油あるいは動物油、植物油などを挙げることができるが、油−樹脂結合体、長油性アルキッド樹脂や短油性アルキッド樹脂のように油変性樹脂は本発明における油ではない。
【0062】
本発明において、ガソリン、軽油、灯油あるいは重油に水を加えて安定な分散液とした燃料は、廃ガス中に有害成分が少なく、燃焼効率も高いので、経済的である上、NOxやSOxの発生量が少なく、極めて地球環境にやさしい燃料である。また、タンカー底部やガソリンスタンド貯油槽底部に堆積する廃棄用ビルジ廃油のように、処理に困っていた廃油や廃塗料も、本発明により水と油の分散液とすれば充分燃料として使用することができる。
【0063】
本発明によれば、機械油、潤滑油、天ぷら油などの廃油についても水と安定な分散液とすることができるので、これらも新しい燃料としての道が開ける。また場合によっては、脱脂剤廃液、金属加工等の廃油エマルジョン、工業用クリーニング廃液などに直接本発明を適用することもできる。また、これらに他の廃油を加えて本発明を適用したものは、燃料として使用できる。さらに水のかわりに界面活性剤を含んでいるめっき工程の脱脂廃液を用いることもできる。この場合は脱脂廃液の処理と界面活性剤の節約が同時に達成できる。
【0064】
食品分野では、マヨネーズやドレッシングのように食用油と水系成分との分散体がいろいろ用いられており、そのためには高価なホモジナイザーが用いられているが、本発明を適用すれば、高価なホモジナイザーより一層均一に分散されたマヨネーズやドレッシングを得ることができる。
【0065】
本発明に用いる界面活性剤としては、とくに制限はないが、使用する油に対する親和性と水に対する親和性のバランスのとれたものが好ましい。通常、硫酸エステル型、スルホン酸型のアニオン系界面活性剤やアルキレンオキサイド系非イオン界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール系非イオン界面活性剤などを挙げることができる。油が食用油の場合には、ソルビトール脂肪酸エステル系やポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル系などの人体に無害の界面活性剤を選択することは当然である。また高分子分散剤も使用可能であり、とくに前記界面活性剤と併用して使用することができる。高分子分散剤としては、水溶性でんぷん、リグニンスルホン酸ソーダなどの天然系高分子、アルキルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコールなどの合成高分子などを挙げることができる。
【0066】
界面活性剤の使用量は、混合系に対して、0.8重量%以下、好ましくは0.5重量%以下、さらに好ましくは0.3重量%以下、一般的には0.01〜0.5重量%、好ましくは0.1〜0.3重量%で使用する。
【0067】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
【0068】
実施例1
図15〜17に本発明の実施例に使用する振動撹拌手段と処理槽を示す。図15は、本発明の実施例1に用いた装置の断面図であり、図16は、図15の他の断面図であり、図17は上面図である。振動撹拌手段を駆動するための振動モーターは、株式会社村上精機工作所の3相、200V、75Wの高周波(150〜180Hz)振動モーターハイフレユーラスKHE−1−2Tを用い、処理槽は内寸1100×450×500(mm)のステンレス容器を用いた。振動撹拌機は図15〜16に示すように、2本の振動棒(SUS304製)の間に5枚の振動羽根(SUS304製)を取り付けたものであり、上4枚の振動羽根は水平方向から15°上向きに、一番下の振動羽根は水平方向から15°下向きに取り付けたものである。
使用界面活性剤
・アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム
・脂肪酸アルカノールアミド
・アルキルアミンオキシド
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(主成分)
・アルキルベタイン
を40%含有しているJIS K 3370の洗浄剤と表示されている花王石鹸株式会社製商品名「ファミリー」を処理液5リットルに対し、15mlの割合で用いた。
振動撹拌条件:インバーターにより振動モーターを180Hzで振動させた。
【0069】
各組成物の乳化状態は、下記表のとおりである。
【表2】
△:12時間後に若干の分離がみられた。
◎:7日後においても非常に良好なエマルジョンであった。
ガソリンは、JIS K 2201(1980)1号のものを使用。
【0070】
【表3】
△:12時間後に若干の分離がみられた。
○:7日後においても良好なエマルジョンであった。
灯油は、JIS K 2203(1982)2号を用いた。
【0071】
【表4】
△:12時間後に若干の分離がみられた。
○:7日後においても良好なエマルジョンであった。
重油は、JIS K 2205(1980)1種1号A重油を用いた。
【0072】
実施例2
実施例1と同様の要領で、同量の界面活性剤を用いて60分間振動撹拌して得られたガソリン/水混合物、灯油/水混合物、A重油/水混合物について、燃焼試験を行ったところ、下記の結果が得られた。
【0073】
燃焼は、灯油/水混合物およびA重油/水混合物の場合は、三浦工業(株)のボイラーSI−2000を使用した。ボイラー効率95.0%、空気比1.24%、煙突の口径300mm、煙突の高さ6.0mであった。廃ガス中のNOxやSOxの測定はJIS K−0103およびJIS K−0104で行った。
なお、ガソリン/水混合物の場合は、オートバイの燃料タンクに該混合物を入れ、エンジンを駆動させることにより燃焼テストを行った。なお、NOx発生量の測定法およびSOx発生量の測定法は下記に従った。
NOx発生量の測定法:JIS K 0104に準拠
SOx発生量の測定法:JIS K 0103に準拠
【0074】
【表5】
【0075】
【表6】
【0076】
【表7】
【0077】
実施例3
実施例1において、水と油の混合物として、
(A)水:灯油:メタノール=3:6:1
(B)水:灯油:メタノール=4:5:1
いずれも容量比
灯油はJIS K 2203(1982)2号
メタノールは工業用メタノール
を用いた以外は、実施例1を繰り返した。なお、界面活性剤の種類およびその使用量も同一とした。
撹拌時間が30分では、生成物を5リットル容器に採取して観察すると(A)、(B)いずれも1日後にわずかに分離の傾向が認められたが、60分間撹拌したものでは10日間放置しても分離はおきておらず、全体が乳白色で原液よりわずかに粘度が上がっていた。
前記(A)を60分撹拌処理したものの顕微鏡写真を図23に示す。なお、参考までに
水:灯油=4:6
とした以外は前記と同一の操作を繰り返し、60分間撹拌処理したものの顕微鏡写真を図24に示す。図から分るように本発明のエマルジョンは直径2μm前後のものが多く、1μm以下や5μm以上のものが非常に少ないため、長期の安定性を示すものと考えられる。ちなみに1μm以下の粒子が多くなると凝集がおこりやすく、5μm以上の粒子が多くなると沈降やクリーミングが発生しやすい。この60分撹拌処理したものを実施例1の要領で燃焼試験を行った結果を下記に示す。
【表8】
【0078】
実施例4
実施例1の装置を用い、処理槽内に平均直径5mmのトルマリン鉱石(エルバイト)5リットルを入れたステンレス製金網カゴ(カゴの網目は1mm×1mm)をつり下げ、界面活性剤の使用量を半分に減らしたほかは、実施例1を繰り返した。
その結果、実施例1と同一の結果が得られた。
【0079】
比較例1
実施例1において3相、200V、75Wの高周波振動モーターハイフレユーラスKHE−1−2Tの代りに3相、200V、75Wの低周波振動モーター(株式会社村上精機工作所製KEE−1−2B)を取り付け、振動撹拌条件をインバーターにより40Hzで振動させた以外は、実施例1を繰り返した。撹拌時間が60分、120分、180分のいずれのものについても7日後には完全に層分離していた。このケースで生成したエマルジョンを調べてみたところ、図25に示すとおりであり、1μm以下の粒子が多く、一方10μm以上の大きな粒子も顕微鏡の視野のかなりの面積を占めており、エマルジョンとして好適な範囲の2μm前後の粒子は非常に少なかった。
【0080】
【発明の効果】
(1)本発明により、極めて分散状態が安定している水と油の混合、分散系を得ることができ、得られた混合、分散系は乳化、分散粒子が極めて小さく、かつ粒度分布が狭く、比較的均一な粒子が分散した状態である。
(2)水に対する油の割合が低くても、燃焼することは非常に驚くべきことであり、かつ、それにより得られるエネルギーも、相当する量の油が発生するエネルギーに優るとも劣らない。
(3)燃焼による廃ガス中のNOxやSOxを調べたところ、油のみを燃焼したときに較べて、NOxやSOxの発生量が大幅に低減していた。
(4)以上の点を総合すると、本発明により得られた水と油の混合物は、将来の低公害形燃料として有望である。
(5)タンカー底部の廃油やガソリンスタンド貯油槽底部の廃油あるいは水分を多く含む含油質産業廃棄物など燃料として使用する道を開くものである。
(6)アルコール類を添加したものは、燃焼のさいに黒煙が大巾に減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る水と油との分散液からなる燃料を製造する装置の一部を縦断した正面図である。
【図2】 本発明に係る水と油との分散液からなる燃料を製造する装置を処理槽に取付けた状態を示す平面図である。
【図3】 図2のX−X′線における処理槽および水と油との分散液からなる燃料を製造する装置の一部の縦断面図である。
【図4】 本発明装置における振動応力分散手段としてゴム質リングを用いた場合の拡大断面図である。
【図5】 本発明装置における振動応力分散手段としてゴム質リングをもちいた場合のもう1つの変形例を示す拡大断面図である。
【図6】 本発明装置における振動応力分散手段として金属線束を用いた場合の拡大断面図を示す。
【図7】 金属線束端部の断面図を示す。
【図8】 (a)は振動羽根の形状の1例を示す平面図であり、(b)はその変形例を示す平面図である。
【図9】 (a)は振動羽根の形状の1例を示す平面図であり、(b)はその変形例を示す平面図である。
【図10】 振動羽根の長さとしなりの程度の関係をモデル的に示すグラフである。
【図11】 本発明の横ゆれ防止機構の拡大断面図である。
【図12】 振動羽根と振動羽根用固定部材の間に合成樹脂シートまたはゴムシートを介在させた振動羽根部の拡大断面図である。
【図13】 本発明装置の1具体例を示す断面図である。
【図14】 図13に示した本発明装置の1変形例を示す断面図である。
【図15】 本発明装置のもう1つの変形例を示す断面図である。
【図16】 図15の装置の側面断面図である。
【図17】 図15の装置の上面図である。
【図18】 本発明の金属板/ゴム板の積層体よりなる振動吸収部材の種々のタイプのものを示す断面図であり、(a)は、金属板−ゴム板積層体の、(b)は、金属板−ゴム板−金属板積層体の、(c)は、金属板−ゴム板−金属板−ゴム板積層体の、(d)は、金属板−ゴム板−金属板−ゴム板−金属板積層体の断面図である。
【図19】 本発明の金属板/ゴム板積層体よりなる振動吸収部材の種々のタイプのものの平面図であり、(a)は密閉型の一例を、(b)は準密閉型の一例を、(c)は非密閉型の一例を示す平面図である。
【図20】 本発明の金属板/ゴム板積層体よりなる振動吸収部材の特殊なケースを示す一部切断斜視図である。
【図21】 本発明装置の他の変形例を示す断面図である。
【図22】 本発明装置の図21の側面断面図である。
【図23】 実施例3の(A)のものを本発明方法により1時間処理して得られた水と油の混合物の顕微鏡写真である。
【図24】 水と灯油を4:6で用いた以外は実施例3の条件で1時間水と油を撹拌して得られたエマルジョンの顕微鏡写真である。
【図25】 比較例1で1時間水と油を撹拌して得られたエマルジョンの顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1 処理槽
2 振動モーター
3 振動吸収体であるバネ
4a 本体載置台
4b 台板
5 ガイドシャフト
6 支持架台
7 振動棒
7′ 補助振動棒
8 振動羽根
9 振動羽根用固定部材
10 振動羽根用固定部材
11 接続部(応力分散手段)
12 ナット
12′ ナット
13 ナット
13′ ナット
14 ナット
15 ナット
16 ワッシャーリング
16′ ワッシャーリング
17 振動棒のネジ溝
17′ 補助振動棒のネジ溝
18 ゴム質リング
18′ ゴム質リング
19 ナット
20 接続リング
21 接続リング
22 ナット
23 金属線束
24 金属線
25 金属線束の被覆部
26 金属線束の被覆部に設けたネジ溝
29 ナット
30 スペーサ
31 球面状キャップ
33 合成樹脂シート又はゴムシート(クッション作用)
34 分割振動棒
35 インバーター
36 スプリング
37 振動伝達部材
46 処理槽またはそれに設けられた架台あるいは補強部材
47 基本振動部材またはそれに設けられた架台あるいは補助部材より下方に垂直に伸びた支持棒
48 前記46より上方に垂直に伸びた支持棒
51 金属板
52 ゴム板
53 金属板とゴム板の積層体
54 補助板
55 振動棒を通すための穴
56 中空部
57 ナット
58 ボルト
59 パッキング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to water and oilA fuel consisting of a dispersion ofIt relates to a method of manufacturing.
[0002]
[Prior art]
According to a 1995 newspaper, Caterpillar and energy venture company A-55 (Nevada) jointly mixed 55% water and 45% gasoline with a special additive. It is reported that a technology has been developed in which the fuel is injected into the engine through a special catalyst and burned.
[0003]
In this way, mixing water with gasoline and other oils can greatly reduce the exhaust gas during combustion, and it is difficult to burn in the air and the risk of ignition is extremely low. Although there are extremely large ones, unfortunately, looking at the places where the above-mentioned technology is not yet widespread, it can be imagined that the cause is that the mixture of water and gasoline cannot exist stably.
[0004]
As a method for mixing water and oil, a method is known in which water and oil are mixed with a propeller-type stirrer in the presence of an appropriate amount of a surfactant. However, those with high viscosity, such as mayonnaise, that are mixed with eggs can maintain a stable mixed and dispersed state for a long time, but a large amount of liquid fuel such as gasoline, light oil and kerosene is dispersed in water. It is extremely difficult to maintain a stable state, and the knowledge that such a dispersion system can exist stably is not yet known.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a method for producing a mixed system of water and oil and a dispersion system in which the dispersion state is extremely stable.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the first aspect of the present invention, a desired vibration of 70 to 300 Hz, preferably 100 to 200 Hz, particularly preferably 140 to 180 Hz is generated by a vibration motor by an inverter, and this vibration is processed through a vibration stress distribution means. A vibrating blade having a single or multi-stage vibration rod fixed thereto is vibrated with an amplitude of 0.01 to 10.0 mm, and water and oil in the treatment tank are produced in the presence of a surfactant in the presence of a surfactant. Dispersion)The emulsion has a diameter of more than 1 μm and less than 5 μm, and this emulsionIs capable of maintaining an emulsion (dispersed) state for 7 days or more.EmulsionThe present invention relates to a fuel manufacturing method. In addition, although the ratio of water and oil is not particularly limited, the ratio can be applied in a wide range of 1:99 to 90:10.
[0007]
The second aspect of the present invention is the water according to
[0008]
A third aspect of the present invention is that the first or second aspect of the present invention is carried out in the presence of tourmaline.
[0009]
An example of the apparatus of the present invention will be described in detail with reference to FIGS. FIG. 1 shows an example of the device of the present invention, and is a one-part longitudinal sectional front view. 2 and 3 show a state in which the apparatus is attached to an upper open type circular tank (treatment tank) 1. The
[0010]
In order to control the frequency, the
[0011]
The vibration blade generates any specific vibration between 70 to 300 Hz, preferably 100 to 200 Hz, particularly preferably 140 to 180 Hz by a vibration motor controlled by an inverter. The material and thickness of the vibration blade are: It is preferable that the blade vibrates while being bent by this vibration.
[0012]
Moreover, it is preferable that the shape of the vibrating blades is such that the plate does not have a cut portion. If there is a notch, it is not preferable because a crack occurs in the blade from the notched part due to material fatigue due to vibration. The most preferable shape is a strip having the same width as that of the base portion of the vibrating blade fixed to the vibrating rod except for the tip of the blade.
[0013]
In the present invention, it is preferable to provide vibration stress dispersion means. An example of the apparatus of the present invention using the stress dispersing means is shown in FIG. Examples of the stress distribution means constituting the connecting
[0014]
To describe one vibration stress distribution means, a rubber ring provided around the vibration rod at the lower part and / or the upper part of the vibration generation means is provided at the connection portion between the vibration generation means and the vibration rod. The rubber ring is preferably thick.
[0015]
For example, as shown in FIG. 4 or 5, when connecting the
[0016]
In the case where the
[0017]
The rubber ring can be composed of a hard elastic body having a Shore A hardness of 80 to 120, preferably 90 to 100, such as hard natural rubber, hard synthetic rubber, or synthetic resin. In particular, a hard urethane rubber having a Shore A hardness of 90 to 100 is preferable in terms of durability and chemical resistance.
[0018]
Another vibration stress dispersion means is to insert a metal wire bundle between the vibration generator and the vibration rod at the connection portion between the vibration generation means and the vibration rod. For example, as shown in FIG. 6, when connecting the
[0019]
A metal wire bundle is a type whose structure is often used as a cable for a suspension bridge, and is a bundle of many metal single wires or metal strands from the outside at the end. Is used. The connection between the metal wire bundle and the other object can be achieved by cutting a screw in the metal coating portion.
[0020]
The size of the metal wire bundle is about the same as the diameter of the vibrating rod, and the length is long enough that the upper and lower metal wire bundle covers and the connection rings attached to the cover do not contact each other due to vibration. Good.
[0021]
Usually, the vibration motor is set on the processing tank, on the side wall of the processing tank or on a hard floor. When the tank is thin (
[0022]
The vibration generating means in the present invention usually employs a system that vibrates a basic vibration member, a vibration transmission member, or the like with a vibration motor (including an electric motor, an air motor, etc.). Instead of the vibration motor, vibration generating means such as an electromagnetic magnet or an air gun can be used.
[0023]
The vibration blade portion is composed of the vibration blade and the vibration blade fixing member, and a plurality of vibration blades stacked or a member obtained by integrally forming the vibration blade and the vibration blade fixing member can be used.
[0024]
The material of the vibrating blade is preferably a thin metal, elastic synthetic resin, or the like, but at least the tip of the blade plate flutters (in a state where waves are struck) due to the vertical vibration of the vibration motor. It is preferable to have a thickness that can be applied to the system in addition to vibration. Magnetic metals such as titanium, aluminum, copper, steel, stainless steel, magnetic steel, and alloys thereof can be used as the material for the metal vibrating blades. As the synthetic resin, polycarbonate, vinyl chloride resin, polypropylene or the like can be used. The thickness is not particularly limited in order to transmit vibration energy and increase the vibration effect, but generally 0.2 to 2 mm is preferable for metal, and 0.5 to 10 mm is preferable for plastic. If it is too thick, the effect of vibration agitation is reduced.
[0025]
When an elastic synthetic resin or the like is used as the material of the vibration blade, the thickness is not particularly limited, but generally 0.5 to 5 mm is preferable, but in the case of a metal such as stainless steel, 0.2 to 1 mm, for example 0.6 mm. Those are preferred. The amplitude of the diaphragm is 0.1 to 15 mm, preferably 0.5 to 5 mm.
[0026]
The vibration blades can be attached to the vibration shaft in a single stage or multiple stages. When the vibration blades are multi-staged, it varies depending on the water level, the capacity, and the size of the vibration motor, and can be increased to 5 to 7 as necessary. When increasing the number of stages, if the load of the vibration motor is increased, the vibration width decreases and the vibration motor may generate heat. The vibrating blades may be integrated. Although the angle of the vibration blade portion may be horizontal with respect to the vibration axis, it can have a certain angle, and the angle α (see FIG. 12) should be 5 to 30 degrees, particularly 10 to 20 degrees, to give direction to the vibration. You can also.
[0027]
The vibrating blades can be formed by squeezing from both upper and lower surfaces by a vibrating blade fixing member and fixing the vibrating blade to the vibrating rod. Further, the vibration blade fixing member and the vibration blade can be integrally inclined as shown in FIG. 12 when viewed from the side of the vibration shaft.
[0028]
The vibrating blade and the fixing member for the vibrating blade can also be manufactured by integrally molding using plastics, for example. In this case, as compared with the case where the vibrating blade and the fixing member for the vibrating blade are used separately, it is possible to avoid the disadvantage that the object to be processed enters and adheres to the joint portion and takes time for cleaning. In addition, since the blade and the fixing member are integrated, a thickness difference does not occur and stress concentration can be avoided, so that the service life of the blade can be greatly extended.
[0029]
On the other hand, if the vibrating blade and the fixing member for the vibrating blade are separately formed, only the vibrating blade can be replaced. In this case, the vibration blade, the vibration blade fixing member, and the integrally molded product are not limited to plastics, and various materials described above can be used. When using the fixing
[0030]
Further, as seen in FIG. 12, a synthetic resin sheet such as a fluorine resin sheet or a
[0031]
The vibration blade portion made of the vibration blade or the vibration blade fixing member can be fixed to the vibration rod using a nut. When a large number of vibrating blades and / or fixing members for vibrating blades are attached to a vibrating rod, a
[0032]
Various shapes can be adopted as the shape of the vibrating blade (or the vibrating blade portion). One example is shown in FIGS. The vibrating
[0033]
When the angle α is given to the vibrating blades as shown in FIG. 12, among the many vibrating blades, as shown in FIG. 22 of Japanese Patent Application No. 6-337183, the lower one or two sheets are set to downward angles, Other than that, the upward angle can be set. If it does in this way, the bottom of a processing tank can be fully stirred and it can prevent that a pool occurs in the lower part.
[0034]
The above description has been given for the case where the number of vibrating bars is one. However, it is needless to say that a plurality of vibrating bars may be used, and it is effective for stirring a large processing tank by using multiple axes. Specific examples thereof are shown in FIGS. This specific example is a case with two vibrating bars, which is well illustrated in FIG.
[0035]
The degree of the “bending phenomenon” of the vibrating blade that occurs with the vibration of the vibrating blade portion varies depending on the frequency of applying vibration, the length and thickness of the vibrating blade, the viscosity of the object to be stirred, the specific gravity, etc. You can choose the length and thickness that best “smooths” in frequency. When the frequency and the thickness of the vibrating blade are made constant and the length of the vibrating blade plate is changed, the bending degree of the vibrating blade becomes the length (the length of the portion ahead of the fixed member) as shown in FIG. ) Increases to a certain level as it increases, but if it is too much, it becomes smaller, some lengths sometimes become less likely, and if the vibrating blade is made longer, the relationship becomes larger again. Has come to understand. A model of this state is shown in FIG.
[0036]
Therefore, the length of the vibrating blade (the length of the portion ahead of the fixing member) is preferably selected to be a length showing the first peak or a length showing the second peak. The length indicating the first peak or the length indicating the second peak can be appropriately selected depending on whether the vibration of the system is increased or the flow is increased. When the length indicating the third peak is selected, the vibration width becomes small and the use is limited.
[0037]
The length of the peak at the first time, and the second time for various thicknesses of diaphragm made of SUS304 with KHE-1-2T (manufactured by Murakami Seiki Co., Ltd.) with a frequency of 150 to 180 Hz and 75 kW. When the length showing the peak of was obtained, the following results were obtained.
[Table 1]
The length in this experiment is the length from the tip of the vibration blade fixing member to the tip of the vibration blade. The length from the center of the vibration rod to the tip of the fixing member is 27 mm, and the vibration blade In this case, the angle α is upward 15 °.
[0038]
The preferred range of the thickness of the vibrating blade varies depending on the viscosity of the workpiece and the vibration conditions, but the thickness of the vibrating blade does not break, and the thickness of the blade can be adequately maintained as if it is a blade. Can be increased.
[0039]
From this point, it is presumed that the vibration blade greatly contributes to the flow of the system, and the vibration blade fixing member contributes to the vibration of the system.
[0040]
In order to fix to the vibration rod, a vibration blade such as a basic vibration member or a vibration transmission member can be fixed using a nut (the nut is often omitted in the figure), but Japanese Patent Application No. 6-337183. A stopper ring can be used in place of the nut as shown in FIG. Since the length of the vibrating rod in the liquid can be changed by moving the vibrating rod up and down by using the stopper ring, the length of the vibrating rod can be arbitrarily adjusted according to the size of the treatment tank. In addition, the vibrating rod can be easily replaced from metal to plastic. As described above, the fact that the stirring means such as the vibrating rod and the vibrating blade can be easily changed depending on the properties of the liquid in the treatment tank is not possible at all with a conventional propeller type stirrer.
[0041]
Further, in the present invention, the vibration generating means and the processing tank are the four
[0042]
Instead of means for preventing lateral shaking using a spring between the vibration generating means and the treatment tank, (i) a rubber plate or (b) a rubber plate (plate rubber) and metal between the vibration generating means and the treatment tank. A vibration absorbing member made of a laminated body with a plate can also be used.
[0043]
In the present invention, (i) a rubber plate or a laminate of (b) a rubber plate and a metal plate as vibration absorbing means in the present invention absorbs the vibration of a vibration generator including a vibration motor by the rubber plate, and the metal plate and the rubber plate. Are integrated with each other, or the rubber plate alone receives the weight of the vibration generating device including the vibration motor, and absorbs unnecessary vibration so that vibration is not transmitted to other than the vibration rod. Therefore, the laminate of the metal plate and the rubber plate may be bonded with an adhesive between them, but may be simply stacked without being bonded.
[0044]
As described above, the thickness of the rubber plate or the laminate thereof can withstand the weight of the vibration generating device, and absorbs the vibration of the vibration generating device so as not to be transmitted to anything other than the vibrating rod and the vibrating blade. It may be anything that meets the purpose.
[0045]
The laminate may be a metal plate / rubber plate (for example, see FIG. 18 (a)) or a metal plate / rubber plate / metal plate (for example, see FIG. 18 (b)) or a repetition thereof (for example, FIG. 18 (c)). Or, see (d)].
[0046]
The rubber plate or its laminated body is a sealed type that covers the entire processing tank only by the presence of a hole through which the vibrating rod penetrates (the metal plate is the same or larger than the outer frame of the tank, but the rubber plate is (It is also possible to use a shape that is difficult to plug inside) (see, for example, FIG. 19A), a semi-sealing type that is divided into two at the through hole (for example, FIG. 19B) Reference], or an open type (see, for example, FIG. 19C) in which the central portion is opened except for a portion that substantially matches the frame of the treatment tank.
In the case of the type shown in FIG. 19B, if the rubber plate divided into two parts is set so as to be pressed against the divided surface from both sides, the same function as that of the sealed type is exhibited.
[0047]
In the case of a completely sealed type, it is necessary to seal a portion where the vibration rod penetrates the rubber plate or the laminated body with a deformable sealing member. Such a seal is particularly advantageous in stirring a reaction system that generates toxic gases. As the deformable seal member, soft rubber can be used. Even when such a deformable seal member is not used, the main component of the rubber plate or the laminate thereof is rubber, and the vertical vibration of the vibrating bar is usually 20 mm or less, preferably 10 mm or less, particularly preferably 5 mm or less. Yes, since the lower limit is 0.1 mm or more, preferably 0.5 mm or more, the expansion and contraction of the rubber plate or its laminated plate can considerably follow the vertical movement of the vibrating rod, so the frictional heat is unexpectedly It does not occur, and a satisfactory sealed state can be formed simply by opening a hole having the same diameter as the outer diameter of the vibration rod in the rubber plate or its laminate and passing the vibration rod through the hole. Further, the above-described semi-sealed type sealed state can be formed in a sealed state similar to this. Further, as a sealed commercial product in which a seal member and a vibrating rod are integrated, NHK CO. , LTD. NS type A [compact type] for linear motion and NS type [heavy load type] for linear motion can also be employed.
[0048]
The relationship between the metal plate and the rubber plate in the laminate is usually a laminate in which the plan view of the metal plate and the plan view of the rubber plate coincide with each other, but the perspective view of FIG. Can be used, but even in this case, the surface area of the upper and lower surfaces of the rubber / metal laminate excluding the upper and lower auxiliary plates is from above along the center line of the laminate. It needs to be larger than the surface area of the laminate formed by cutting below. If these conditions are not satisfied, it is not preferable because when the laminated body vibrates, it slightly deforms when viewed from the side surface, but deforms into a “U” shape and strains the vibrating rod. Accordingly, the laminate portion in this case is preferably of a type in which at least one or two or more metal plates and rubber plates are laminated. Generally, 5 layers or less are sufficient.
[0049]
The rubber plate may be a vulcanized product of synthetic rubber or natural rubber, and is preferably an anti-vibration rubber specified by JISK6386.
[0050]
Examples of the synthetic rubber include chloroprene rubber, nitrile rubber, nitrile-chloroprene rubber, styrene-chloroprene rubber, acrylonitrile-butadiene rubber, isoprene rubber, ethylene-propylene-diene copolymer rubber, epichlorohydrin rubber, alkylene oxide rubber, fluorine. Examples of such rubbers include silicone rubber, silicone rubber, urethane rubber, polysulfide rubber, and phosphabin rubber. Commercially available rubber sheets include natural rubber plates, insulating rubber plates, conductive rubber plates, oil resistant rubber plates (NBR, etc.), chloroprene rubber plates, butyl rubber plates, hypalon rubber plates, SBR rubber plates, silicon rubber plates, fluoro rubber plates. An acrylic rubber plate, an ethylene propylene rubber plate, a urethane rubber plate, an epichlorohydrin rubber plate, a flame retardant rubber plate, etc. can be obtained and used. Among these rubber materials, those satisfying the physical properties of the vibration-proof rubber having the physical properties described in JIS K6386 (1977) are particularly preferable. Especially static shear modulus 4-22kgf / cm2, Preferably 5-10 kgf / cm2Further, those having an elongation of 250% or more are preferable.
[0051]
Examples of the metal plate include a stainless plate, an iron plate, a copper plate, an aluminum plate, and other various alloy plates. Further, the lid of the stirring rod can be used as it is as a metal plate.
[0052]
In the present invention, in addition to the use of the vibration absorbing member comprising the (a) rubber plate or (b) a laminate of the rubber plate and the metal plate, any vibration absorbing mechanism between the treatment tank and the installation portion thereof. It is preferable to attach. This vibration absorbing mechanism can be achieved by providing a rubber layer having a desired thickness above the mounting portion. As such a rubber material, it is preferable to use a rubber material that is used as a vibration absorbing material for earthquake-resistant structural buildings. Moreover, it can replace with a rubber layer depending on the case, a laminated leaf spring, a disc spring, etc. can also be used, and it can also use together with the said rubber layer.
[0053]
Further, the manner of attaching the vibration motor may be the method of FIG. 13 or the method of FIG.
[0054]
An example of an apparatus for producing a stable dispersion composed of water and oil of the present invention of the vibration agitation type equipped with this lateral shaking prevention mechanism is shown in FIG. 13 and FIG. An enlarged view is shown in FIG. In the figure, 36 is a spring, 46 is a treatment tank or a frame or a reinforcing member provided on the treatment tank, 47 is a support bar extending vertically below the basic vibration member or vibration transmitting member, and 48 is vertically extending above 46. It is a support bar. In the type shown in FIG. 13, the vibrating
[0055]
FIG. 21 and FIG. 22 show an example of an apparatus for producing a stable dispersion composed of water and oil of the present invention using rubber or a rubber / metal laminate as a lateral shaking prevention mechanism.
[0056]
According to the present invention, the treatment liquid can be flowed at a flow rate of 100 mm / second or more, preferably 200 mm / second, particularly preferably 250 mm / second or more. This flow velocity was measured using a three-dimensional electromagnetic current meter (trade name ACM300A manufactured by Alec Electronics Co., Ltd.).
[0057]
As the water-soluble alcohol, alcohols having substantially infinite solubility in water are particularly preferable. Specific examples thereof include monovalents such as methyl alcohol, ethyl alcohol, 1-propyl alcohol, and 2-propyl alcohol. Alcohol: Polyhydric alcohols such as ethylene glycol, 1,2-propanediol, 1,3-propanediol, isobutylene glycol, 1,4-butanediol, 2,3-butanediol, ethylene glycol monoethyl ether, ethylene glycol monomethyl Mention may be made of alcohol ethers such as ethers. Examples of other alcohols that are not infinitely soluble in water but are soluble in water include dl-1,2-butanediol, dl-1,3-butanediol, isopropyl alcohol, 1-butyl alcohol, 2- Examples include butyl alcohol. Higher alcohols can also be used in combination with the alcohols. Moreover, solvents other than alcohol can also be used. In particular, when the ratio of oils is high, there is no need to stick to the left to water solubility.
[0058]
The tourmaline is a general formula.
[Chemical 1]
XY9B3Si6O27(O or OH or F)4
(Wherein X is at least one element selected from the group consisting of Ca, Na, K, and Mn, and Y is selected from the group consisting of Mg, Fe, Al, Cr, Mn, Ti, Li) At least one element)
Boron-containing cyclosilicate minerals listed on page 246 of “
[Chemical 2]
XY3Al6(BO3)3(Si6O18) (OH)4
(Wherein X is an element selected from the group consisting of Na and Ca, and Y is an element selected from the group consisting of Al, Fe, Li and Mg)
A boron-containing cyclosilicate mineral represented by3Al6B3Si6O27(OH)4], Drabite [NaMg3Al6B3Si6O27(OH)4] Elbite [NaLi3Al6B3Si6O27(OH)4], Thirasite, limestone clay tourmaline [CaMg4Al5B3Si6O27(OH)4] Lithia tourmaline [Na (Al, Fe, Li, Mg)3B3Al3(Al3Si6O27) (O, OH, F)4〕and so on.
[0059]
The tourmaline is used in a state where it is suspended in a processing tank in a state of being placed in a basket made of, for example, a stainless steel wire mesh, and in contact with a processing solution. The smaller the tourmaline size is in the range that does not spill from the cage, the more convenient the contact area becomes. Although there is no restriction | limiting in the usage-amount, it is a temporary standard to use in the ratio of about 1-10% with respect to the total amount of water and oil.
[0060]
The combined use of alcohols and tourmaline can further reduce the amount of surfactant used.
[0061]
Examples of the oil in the present invention include petroleum oils, heavy oils, waste oils, kerosene, light oils, gasoline oils, animal oils, vegetable oils, oil-resin conjugates, long oil alkyd resins and short oil alkyds. Like resin, oil-modified resin is not oil in the present invention.
[0062]
In the present invention, fuel, which is a stable dispersion obtained by adding water to gasoline, light oil, kerosene or heavy oil, is less economical and has high combustion efficiency. It is a fuel that generates little and is very friendly to the global environment. In addition, waste oil and waste paint that were in trouble with processing, such as waste bilge waste oil deposited on the bottom of tankers and bottoms of gas tank storage tanks, should be used as sufficient fuel as a dispersion of water and oil according to the present invention. Can do.
[0063]
According to the present invention, waste oils such as machine oil, lubricating oil, and tempura oil can be made into a stable dispersion with water, and these also open the way as new fuels. In some cases, the present invention can be directly applied to a degreasing agent waste liquid, a waste oil emulsion for metal processing, an industrial cleaning waste liquid, and the like. Moreover, what added the other waste oil to these and applied this invention can be used as a fuel. Furthermore, the degreasing waste liquid of the plating process which contains surfactant instead of water can also be used. In this case, processing of the degreasing waste liquid and saving of the surfactant can be achieved at the same time.
[0064]
In the food field, various dispersions of edible oil and water-based components are used like mayonnaise and dressing. For that purpose, expensive homogenizers are used, but if the present invention is applied, it is more expensive than homogenizers. Mayonnaise and dressing that are more evenly distributed can be obtained.
[0065]
The surfactant used in the present invention is not particularly limited, but a surfactant having a good balance between the affinity for the oil to be used and the affinity for water is preferable. In general, sulfuric acid ester type and sulfonic acid type anionic surfactants, alkylene oxide nonionic surfactants, polyoxyalkylene alkylphenol nonionic surfactants and the like can be mentioned. When the oil is an edible oil, it is natural to select a surfactant that is harmless to the human body, such as a sorbitol fatty acid ester type or a polyoxyethylene sorbitol fatty acid ester type. A polymer dispersant can also be used, and in particular, it can be used in combination with the surfactant. Examples of the polymer dispersant include natural polymers such as water-soluble starch and sodium lignin sulfonate, and synthetic polymers such as sodium salt of alkylnaphthalene sulfonate formalin condensate, sodium polyacrylate, and polyvinyl alcohol. .
[0066]
The amount of the surfactant used is 0.8% by weight or less, preferably 0.5% by weight or less, more preferably 0.3% by weight or less, generally 0.01 to 0.00%, based on the mixed system. It is used at 5% by weight, preferably 0.1 to 0.3% by weight.
[0067]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described with reference to examples, but the present invention is not limited thereto.
[0068]
Example 1
Figure15-17Shows the vibration stirring means and the treatment tank used in the examples of the present invention. Figure15These are sectional views of the apparatus used in Example 1 of the present invention,16The figure15FIG.17Is a top view. The vibration motor for driving the vibration stirring means is a three-phase, 200 V, 75 W high-frequency (150-180 Hz) vibration motor high frequency KHE-1-2T manufactured by Murakami Seisakusho Co., Ltd. A stainless steel container of × 450 × 500 (mm) was used. Figure of vibration agitator15-16As shown in FIG. 5, five vibrating blades (made of SUS304) are attached between two vibrating rods (made of SUS304), and the upper four vibrating blades are the most upward 15 ° from the horizontal direction. The lower vibration blade is attached 15 ° downward from the horizontal direction.
Used surfactant
・ Sodium alkyl ether sulfate ester
・ Fatty acid alkanolamide
・ Alkylamine oxide
・ Polyoxyethylene alkyl ether (main component)
・ Alkylbetaine
The product name “Family” manufactured by Kao Soap Co., Ltd., which is indicated as a cleaning agent of JIS K 3370 containing 40%, was used at a rate of 15 ml with respect to 5 liters of the treatment liquid.
Vibration stirring condition: The vibration motor was vibrated at 180 Hz by an inverter.
[0069]
The emulsified state of each composition is as shown in the following table.
[Table 2]
Δ: Some separation was observed after 12 hours.
A: The emulsion was very good even after 7 days.
The gasoline used is JIS K 2201 (1980) No. 1.
[0070]
[Table 3]
Δ: Some separation was observed after 12 hours.
○: It was a good emulsion even after 7 days.
As kerosene, JIS K 2203 (1982) No. 2 was used.
[0071]
[Table 4]
Δ: Some separation was observed after 12 hours.
○: It was a good emulsion even after 7 days.
As heavy oil, JIS K 2205 (1980)
[0072]
Example 2
A combustion test was performed on a gasoline / water mixture, kerosene / water mixture, and A fuel oil / water mixture obtained by shaking and stirring for 60 minutes using the same amount of surfactant in the same manner as in Example 1. The following results were obtained.
[0073]
In the case of kerosene / water mixture and A heavy oil / water mixture, a boiler SI-2000 from Miura Kogyo Co., Ltd. was used for combustion. The boiler efficiency was 95.0%, the air ratio was 1.24%, the chimney diameter was 300 mm, and the chimney height was 6.0 m. Measurements of NOx and SOx in the waste gas were performed in accordance with JIS K-0103 and JIS K-0104.
In the case of a gasoline / water mixture, the combustion test was performed by putting the mixture in a fuel tank of a motorcycle and driving the engine. In addition, the measuring method of NOx generation amount and the measuring method of SOx generation amount were as follows.
Measurement method of NOx generation: Conforms to JIS K 0104
SOx generation amount measurement method: Conforms to JIS K 0103
[0074]
[Table 5]
[0075]
[Table 6]
[0076]
[Table 7]
[0077]
Example 3
In Example 1, as a mixture of water and oil,
(A) Water: Kerosene: Methanol = 3: 6: 1
(B) Water: kerosene: methanol = 4: 5: 1
Both are capacity ratios
Kerosene is JIS K 2203 (1982) No. 2.
Methanol is industrial methanol
Example 1 was repeated except that was used. In addition, the kind of surfactant and its usage-amount were also made the same.
When the stirring time was 30 minutes, when the product was collected in a 5-liter container and observed, both (A) and (B) showed a slight tendency to separate after 1 day. No separation occurred even after standing, and the whole was milky white and slightly increased in viscosity from the stock solution.
FIG. 23 shows a photomicrograph of the above (A) stirred for 60 minutes. For your reference
Water: kerosene = 4: 6
FIG. 24 shows a micrograph of the same operation as described above except that the mixture was stirred for 60 minutes. As can be seen from the figure, the emulsion of the present invention is often about 2 μm in diameter and very few in the range of 1 μm or less or 5 μm or more, so it is considered to exhibit long-term stability. By the way, when the particle size is 1 μm or less, aggregation tends to occur, and when the particle size is 5 μm or more, sedimentation or creaming is likely to occur. The result of performing a combustion test in the manner of Example 1 after stirring for 60 minutes is shown below.
[Table 8]
[0078]
Example 4
Using the apparatus of Example 1, a stainless steel wire cage (the cage mesh is 1 mm × 1 mm) with 5 liters of tourmaline ore (elbite) having an average diameter of 5 mm in the treatment tank is suspended, and the amount of surfactant used Example 1 was repeated except that was reduced by half.
As a result, the same result as in Example 1 was obtained.
[0079]
Comparative Example 1
In Example 1, instead of the three-phase, 200V, 75W high-frequency vibration motor high frequency KHE-1-2T, a three-phase, 200V, 75W low-frequency vibration motor (Kura-1-2B manufactured by Murakami Seiki Kogyo Co., Ltd.) Example 1 was repeated except that the mounting and vibration stirring conditions were vibrated at 40 Hz by an inverter. The layers having a stirring time of 60 minutes, 120 minutes, and 180 minutes were completely separated after 7 days. Examining the emulsion produced in this case, as shown in FIG. 25, there are many particles of 1 μm or less, while large particles of 10 μm or more occupy a considerable area of the field of view of the microscope and are suitable as an emulsion. There were very few particles around 2 μm in the range.
[0080]
【The invention's effect】
(1) According to the present invention, it is possible to obtain a mixture and dispersion of water and oil with a very stable dispersion state, and the resulting mixture and dispersion are emulsified, dispersed particles are extremely small, and the particle size distribution is narrow. In this state, relatively uniform particles are dispersed.
(2) Even if the ratio of oil to water is low, it is very surprising to burn, and the energy obtained thereby is not inferior to the energy generated by a corresponding amount of oil.
(3) When NOx and SOx in the waste gas due to combustion were examined, the amount of NOx and SOx generated was significantly reduced as compared to when only oil was burned.
(4) Taking the above points together, the water / oil mixture obtained by the present invention is promising as a future low-pollution fuel.
(5) It opens the way to use as fuel such as waste oil at the bottom of tankers, waste oil at the bottom of gas station storage tanks, or oil-containing industrial waste containing a lot of moisture.
(6) When the alcohol is added, black smoke is greatly reduced during combustion.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 Water and oil according to the present inventionFuel consisting of a dispersion withIt is the front view which cut through a part of apparatus which manufactures.
FIG. 2 shows water and oil according to the present invention.Fuel consisting of a dispersion withIt is a top view which shows the state which attached the apparatus which manufactures to a processing tank.
3 is a treatment tank and water and oil along the line XX ′ in FIG. 2;Fuel consisting of a dispersion withFIG.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view when a rubber ring is used as vibration stress dispersing means in the device of the present invention.
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view showing another modified example in which a rubber ring is used as the vibration stress dispersing means in the device of the present invention.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view when a metal wire bundle is used as vibration stress dispersing means in the apparatus of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view of an end portion of a metal wire bundle.
8A is a plan view showing an example of the shape of a vibrating blade, and FIG. 8B is a plan view showing a modification example thereof.
FIG. 9A is a plan view showing an example of the shape of a vibrating blade, and FIG. 9B is a plan view showing a modified example thereof.
FIG. 10 is a graph that schematically shows the relationship between the length of a vibrating blade and the degree of bending.
FIG. 11 is an enlarged cross-sectional view of the lateral shaking prevention mechanism of the present invention.
FIG. 12 is an enlarged cross-sectional view of a vibration blade portion in which a synthetic resin sheet or a rubber sheet is interposed between the vibration blade and the vibration blade fixing member.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing one specific example of the device of the present invention.
14 is a cross-sectional view showing a modification of the device of the present invention shown in FIG.
FIG. 15 is a cross-sectional view showing another modification of the device of the present invention.
16 is a side cross-sectional view of the apparatus of FIG.
17 is a top view of the apparatus of FIG.
18A and 18B are cross-sectional views showing various types of vibration absorbing members made of a metal plate / rubber plate laminate of the present invention, wherein FIG. 18A is a metal plate-rubber plate laminate, FIG. Is a metal plate-rubber plate-metal plate laminate, (c) is a metal plate-rubber plate-metal plate-rubber plate laminate, and (d) is a metal plate-rubber plate-metal plate-rubber plate. -It is sectional drawing of a metal plate laminated body.
FIGS. 19A and 19B are plan views of various types of vibration absorbing members made of the metal plate / rubber plate laminate of the present invention, wherein FIG. 19A is an example of a sealed type and FIG. 19B is an example of a semi-sealed type. (C) is a top view which shows an example of a non-sealing type.
20 is a partially cut perspective view showing a special case of the vibration absorbing member made of the metal plate / rubber plate laminate of the present invention. FIG.
FIG. 21 is a sectional view showing another modification of the device of the present invention.
22 is a side cross-sectional view of the device of the present invention shown in FIG. 21. FIG.
FIG. 23 is a photomicrograph of a mixture of water and oil obtained by treating the sample in Example 3 (A) for 1 hour according to the method of the present invention.
FIG. 24 is a photomicrograph of an emulsion obtained by stirring water and oil for 1 hour under the conditions of Example 3 except that water and kerosene were used at 4: 6.
25 is a photomicrograph of an emulsion obtained by stirring water and oil for 1 hour in Comparative Example 1. FIG.
[Explanation of symbols]
1 treatment tank
2 Vibration motor
3 Spring as a vibration absorber
4a Body mounting table
4b Base plate
5 Guide shaft
6 Support stand
7 Vibrating bar
7 'auxiliary vibration bar
8 Vibrating blades
9 Fixing member for vibrating blade
10 Vibration blade fixing member
11 Connection (stress distribution means)
12 nuts
12 'nut
13 Nut
13 'nut
14 nuts
15 nuts
16 Washer ring
16 'washer ring
17 Vibrating rod thread groove
17 'Thread of auxiliary vibration rod
18 Rubber ring
18 'rubber ring
19 Nut
20 Connection ring
21 Connection ring
22 nuts
23 Metal wire bundle
24 metal wire
25 Metal wire bundle cover
26 Thread groove provided in the covering part of the metal wire bundle
29 nuts
30 Spacer
31 Spherical cap
33 Synthetic resin sheet or rubber sheet (cushion action)
34 Dividing vibrator
35 inverter
36 Spring
37 Vibration transmission member
46. Treatment tank or gantry or reinforcement member provided on it
47 Supporting bar extending vertically below the basic vibration member or the base or auxiliary member provided on it
48 Support rod extending vertically above 46
51 metal plate
52 Rubber plate
53 Laminate of metal plate and rubber plate
54 Auxiliary plate
55 Hole for passing vibration bar
56 Hollow part
57 nut
58 volts
59 Packing
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