JP4526049B2 - Ballpoint pen tip and manufacturing method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボールペンチップ、更に詳しくは、ボールと、ホルダーと、インク誘導芯とを備えたボールペンチップに関し、インク誘導芯のボール側の端部をボール受け座とすることにより、ボールとボール受け座との間の摩擦を低減させて、書き味を滑らかにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図7に示すように、ボール20とホルダー30とを備え、ホルダー30の先端側にボール20を回転自在に保持するボールペンチップ10が提供されている。
前記ボール20は、筆記面にインクを塗布するためのものである。このボール20は、超硬合金や焼入鋼などの金属、又はセラミックなどによって形成されている。
【0003】
また、前記ホルダー30は、ボール20を保持するためのものである。このホルダー30には、ボールハウス31、インク誘導孔33及びチャンネル70などが設けられている。そして、このホルダー30は、洋白、真鍮又はステンレス鋼などの金属製の線材を切削することによって形成される。
また、前記ボールハウス31は、ボール20を収納するための孔である。このボールハウス31は、ホルダー30の先端側に設けられている。また、このボールハウス31は、側面部35と底面部36とを有している。前記側面部35は、ボール20の直径より内径がわずかに大きい円筒状に形成されている。また、前記底面部36は、ホルダー30の反ボールハウス31側へ向かって内径を次第に小さくする円錐状に形成されている。そして、このボールハウス31は、線材の先端側から後端側へ向けて、線材の軸心に回転軸を一致させたドリルで切削することによって形成される。
【0004】
また、前記インク誘導孔33は、ホルダー30の後端側の端部からボールハウス31まで貫通する孔である。このインク誘導孔33により、ボールハウス31に収納されたボール20にインクが供給される。そして、このインク誘導孔33は、例えば、線材の後端側から先端側へ向けて、線材の軸心に回転軸を一致させたドリルで切削することによって形成される。なお、インク誘導孔33は、直径が異なる複数種類のドリルを用いて複数工程で切削されることにより、多段に形成されることがある。
【0005】
更に、前記チャンネル70は、ボールハウス31に収納されたボール20にインクが十分に供給されるようにするための溝である。このチャンネル70は、インク誘導孔33の内周面に設けられ、線材の軸心から見て放射状に形成される。そして、このチャンネル70は、例えば、線材の先端側から後端側へ向けてブローチ加工を施すことによって形成される。
【0006】
そして、このボールペンチップ10は、ボールハウス31にボール20を収納した後に、ホルダー30の先端側の端部近辺にカシメ部32を形成することによって、ボールハウス31からボール20の一部を突出させつつ、ホルダー30の先端側にボール20を回転自在に保持させている。
ところで、ホルダー30の先端側に保持されているボール20は、その先端側をカシメ部32の内周面と若干の距離を有し、また、その周囲をボールハウス31の側面部35と若干の距離を有し、更に、その後端側をボールハウス31の底面部36に当接させて回転するため、これらの間の滑らかさが、書き味の滑らかさに影響する。
【0007】
特に、ボール20の後端側と当接する部分は、ボール受け座50と呼ばれるが、このボール受け座50には、筆記時にボール20が回転しつつ押圧当接するため、このボール受け座50の表面の滑らかさが、書き味の滑らかさに大きく影響するのである。
従って、ドリルで切削した後のボールハウス31の底面部36に、先端がドリルの先端と略同形状の円錐形をした押圧具を押圧することによって、ボールハウス31の底面部36の表面を滑らかにすることがあった。
【0008】
また、最近では、カシメ部32を形成してホルダー30の先端側にボール20を保持させた後に、ボール20をボールハウス31の底面部36側へ向けて押圧することにより、ボール受け座50の表面を滑らかにすると共に、ボール20とボール受け座50とを馴染ませることもあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ボールが超硬合金や焼入鋼などの金属、又はセラミックなどによって形成されていると共に、ホルダーが洋白、真鍮又はステンレス鋼などの金属によって形成されているボールペンチップにあっては、ボールハウスの底面部の表面をどんなに滑らかに加工しても、ボールとボール受け座との間の摩擦を低減させるには限界があった。従って、書き味の滑らかさを向上させるには限界があった。
【0010】
特に、ボールの外形に沿った形状のボール受け座の面積が小さいと、書き味の滑らかさを保つことが困難であったのである。
そこで、本発明のうち請求項1に記載した発明は、ボールペンチップを、ボールと、ホルダーと、インク誘導芯とによって構成すると共に、インク誘導芯のボール側の端部をボール受け座とすることにより、接触面積を広げ、ボールとボール受け座との間の摩擦を低減させて、書き味が滑らかなボールペンチップを提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明のうち請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明の目的に加えて、ボール受け座を、インク誘導芯をホルダーに固定した後に、ボールをインク誘導芯側へ向けて押圧することによって形成することにより、ボール受け座の形成が容易なボールペンチップを提供することを目的とする。
また、本発明のうち請求項3に記載した発明は、請求項1、又は2に記載した発明の目的に加えて、インク誘導芯を合成樹脂によって形成することにより、ボールとボール受け座との間の摩擦をより一層低減させて、書き味がより一層滑らかなボールペンチップを提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明のうち請求項4に記載した発明は、請求項3に記載した発明の目的に加えて、押圧を、超音波溶着機のホーンを振動させながら押しつけることによって行うことにより、ボール受け座の形成が確実なボールペンチップを提供することを目的とする。
また、本発明のうち請求項5に記載した発明は、請求項1、2、3又は4に記載した発明の目的に加えて、インク誘導芯の周囲又は内部に毛管溝を形成することにより、ボールへのインクの供給を十分に行えるようにしたボールペンチップを提供することを目的とする。
【0013】
また、本発明のうち請求項6に記載した発明は、インク誘導芯をホルダーに固定するためのポンチ部を、ホルダーの肉厚が薄い部分に設けることにより、インク誘導芯のホルダーへの固定がボールペンチップを提供することを目的とする。
また、本発明のうち請求項7に記載した発明は、ボールハウスのインク誘導芯側に仮ボール受け座を設けることにより、ボールハウス内にボールを保持させる工程が容易なボールペンチップを提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明のうち請求項8に記載した発明は、仮ボール受け座を有するボールハウスにボールを収納した後に、ホルダーの端部近辺にカシメ部を形成し、その後に、インク誘導芯をインク誘導孔に挿入して、このインク誘導芯でボールを押すことにより、ボールをカシメ部の内周面に当接させ、この状態でホルダーにポンチ部を形成することにより、インク誘導芯をホルダーに固定し、その後に、ボールをインク誘導芯側へ向けて押圧することにより、インク誘導芯のボール側の端部にボール受け座を形成すると共に、ボールとカシメ部の内周面との間にクリアランスを設けることにより、書き味が滑らかなボールペンチップの製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
また、本発明のうち請求項9に記載した発明は、請求項8に記載した発明の目的に加えて、ポンチ部を、ホルダーの肉厚が薄い部分に形成することにより、インク誘導芯のホルダーへの固定が容易なボールペンチップの製造方法を提供することを目的とする。
更に、本発明のうち請求項10に記載した発明は、請求項8又は9に記載した発明の目的に加えて、押圧を、超音波溶着機のホーンを振動させながら押しつけることによって行うことにより、ボール受け座の形成が確実なボールペンチップの製造方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)
本発明のうち請求項1に記載した発明は、ボール(20)と、ボール(20)を保持するためのホルダー(30)と、ボール(20)にインクを供給するためのインク誘導芯(40)とを備え、ホルダー(30)の一方側にボール(20)を位置させ、また、他方側にインク誘導芯(40)を位置させたボールペンチップ(10)であって、前記ホルダー(30)は、その一方側の端部近辺に設けた、ボール(20)を収納するためのボールハウス(31)と、ボールハウス(31)に収納されたボール(20)が外部に飛び出さないようにするためのカシメ部(32)と、その反ボールハウス(31)側の端部からボールハウス(31)まで貫通し、インク誘導芯(40)を挿入可能とされるインク誘導孔(33)とを有するように形成され、前記ボール(20)は、ボールハウス(31)に収納され、前記インク誘導芯(40)は、インク誘導孔(33)に挿入されたときにホルダー(30)に形成されるポンチ部(34)によってホルダー(30)に固定されていると共に、そのボール(20)側の端部には、ボール受け座(50)が形成されていることを特徴とする。
【0017】
ここで、「ボール(20)」とは、筆記面にインクを塗布するためのものをいう。
このボール(20)は、例えば、超硬合金、ステンレス鋼、焼入鋼、又はセラミックなどによって形成することができる。
また、「ホルダー(30)」とは、ボール(20)を保持するためのものをいう。
【0018】
このホルダー(30)は、例えば、洋白、真鍮、黄銅又はステンレス鋼などの金属製の線材を切削することによって形成することができる。また、パイプ鋼材を用いてホルダー(30)を形成することもできる。
また、「インク誘導芯(40)」とは、ボール(20)にインクを供給するためのものをいう。
【0019】
このインク誘導芯(40)は、例えば、ポリアセタールなどの合成樹脂によって形成することができる。また、例えば、ガラス繊維によってインク誘導芯(40)を形成することもできる。更に、例えば、砲金などの金属によってインク誘導芯(40)を形成することもできる。
また、「ボールハウス(31)」とは、ホルダー(30)の一方側に設けられる、ボール(20)を収納するための孔をいう。
【0020】
例えば、ホルダー(30)が金属製の線材から形成される場合には、線材の一方側から他方側へ向けて、線材の軸心に回転軸を一致させたドリルで切削することによって、ボールハウス(31)を形成することができる。
また、ホルダー(30)がパイプ鋼材を用いて形成される場合には、例えば、パイプ鋼材の一方の端部から、パイプ鋼材の軸心に回転軸を一致させたドリルで切削することによって、ボールハウス(31)を形成することができる。
【0021】
また、ホルダー(30)がパイプ鋼材を用いて形成される場合には、例えば、パイプ鋼材の内腔をそのままボールハウス(31)とすることもできる。
また、「カシメ部(32)」とは、ボールハウス(31)に収納されたボール(20)が外部に飛び出さないようにするための部分をいう。
このカシメ部(32)は、例えば、ホルダー(30)のボールハウス(31)側の端部近辺の内径を、ボール(20)の直径よりも小さく縮径させることによって形成することができる。
【0022】
また、「インク誘導孔(33)」とは、ホルダー(30)の反ボールハウス(31)側の端部からボールハウス(31)まで貫通する孔をいう。
例えば、ホルダー(30)が金属製の線材から形成される場合には、線材の反ボールハウス(31)側の端部からボールハウス側へ向けて、線材の軸心に回転軸を一致させたドリルで切削することによって、インク誘導孔(33)を形成することができる。このとき、直径の異なる複数種類のドリルを用いて複数工程で切削することにより、インク誘導孔(33)が多段に形成されることがある。
【0023】
また、ホルダー(30)がパイプ鋼材を用いて形成される場合には、例えば、パイプ鋼材の内腔をそのままインク誘導孔(33)とすることができる。
また、「ポンチ部(34)」とは、インク誘導孔(33)に挿入されたインク誘導芯(40)をホルダー(30)に固定するための部分をいう。
このポンチ部(34)は、例えば、インク誘導孔(33)にインク誘導芯(40)を挿入した際に、ホルダー(30)の外周面にポンチ加工を施すことによって形成することができる。
【0024】
また、「ボール受け座(50)」とは、ボール(20)の反カシメ部(32)側が当接する部分をいう。
本発明では、このボール受け座(50)は、インク誘導芯(40)のボール(20)側の端部に形成される。
そして、このボール受け座(50)は、例えば、インク誘導芯(40)をホルダー(30)に固定した後に、ボール(20)をインク誘導芯(40)側へ向けて押圧することによって形成することができる。
【0025】
また、例えば、インク誘導芯(40)をインク誘導孔(33)に挿入する前に、インク誘導芯(40)の一方の端部をボール(20)の外形に沿った形状とすることにより、ボール受け座(50)を形成することもできる。
このように、インク誘導芯(40)のボール(20)側の端部をボール受け座(50)とすることにより、接触面積が広くなり、ボール(20)とボール受け座(50)との間の摩擦を低減させることができるので、書き味が滑らかなボールペンチップ(10)とすることができるのである。
(請求項2)
また、本発明のうち請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明の構成に加えて、ボール受け座(50)は、インク誘導芯(40)をホルダー(30)に固定した後に、ボール(20)をインク誘導芯(40)側へ向けて押圧することによって形成されることを特徴とする。
【0026】
このように、インク誘導芯(40)をホルダー(30)に固定した後に、ボール(20)をインク誘導芯(40)側へ向けて押圧してボール受け座(50)を形成することにより、ボールペンチップ(10)の製造を容易にすることができるのである。
(請求項3)
また、本発明のうち請求項3に記載した発明は、請求項1、又は2に記載した発明の構成に加えて、インク誘導芯(40)は、合成樹脂によって形成されていることを特徴とする。
【0027】
ここで、「合成樹脂」とは、例えば、ポリアセタールなどの樹脂をいう。
このように、インク誘導芯(40)を合成樹脂によって形成することにより、ボール(20)とボール受け座(50)との間の摩擦をより一層低減させることができるので、書き味をより一層滑らかにすることができるのである。
(請求項4)
また、本発明のうち請求項4に記載した発明は、請求項3に記載した発明の構成に加えて、押圧は、超音波溶着機のホーンを振動させながら押しつけることによって行われることを特徴とする。
【0028】
ここで、「超音波溶着機」とは、超音波による振動を利用して、プラスチック同士、あるいはプラスチックと金属などとを溶着する装置をいう。
この超音波溶着機は、「ホーン」と呼ばれる金属製の部品を備えている。また、このホーンは、超音波振動することとなっている。そして、例えば、2つのプラスチック製品同士を接触させた状態で、一方のプラスチック製品にホーンを押しつけると、ホーンと共に一方のプラスチック製品が超音波振動することにより、プラスチック製品同士の接触部分が発熱して、プラスチック製品同士が溶着するのである。
【0029】
そして、このような超音波溶着機を用いて押圧を行うことにより、インク誘導芯(40)にボール受け座(50)を確実に形成することができるのである。
特に、インク誘導芯(40)が合成樹脂によって形成されているので、インク誘導芯(40)のボール(20)側の端部を溶かすことができ、ボール(20)の外形に沿った形状のボール受け座(50)を確実に形成することができるのである。
(請求項5)
また、本発明のうち請求項5に記載した発明は、請求項1、2、3又は4に記載した発明の構成に加えて、インク誘導芯(40)の周囲又は内部には、インクを誘導するための毛管溝(41)が形成されていることを特徴とする。
【0030】
ここで、「毛管溝(41)」とは、毛細管現象が認められる程度の細い溝をいう。
この毛管溝(41)は、例えば、インク誘導芯(40)の周囲のみ、又はインク誘導芯(40)の内部のみに設けてもよく、また、インク誘導芯(40)の周囲及び内部の双方に設けてもよい。
【0031】
このように、インク誘導芯(40)の周囲又は内部に毛管溝(41)を設けることにより、この毛管溝(41)をインクが伝わるので、ボール(20)にインクを十分に供給することができるのである。
(請求項6)
また、本発明のうち請求項6に記載した発明は、請求項1、2、3、4又は5に記載した発明の構成に加えて、インク誘導芯(40)をホルダー(30)に固定するためのポンチ部(34)は、ホルダー(30)の肉厚が薄い部分に形成されていることを特徴とする。
【0032】
例えば、ホルダー(30)が金属製の線材から形成される場合には、線材の反ボールハウス(31)側の外周を切削することにより、ホルダー(30)のインク誘導孔(33)部分の肉厚を薄くする。
そして、この肉厚を薄くした部分にポンチ部(34)を設けることにより、ポンチ部(34)を形成する際に加える力が小さくて済むので、インク誘導芯(40)のホルダー(30)への固定を容易にすることができるのである。
【0033】
更に、ホルダー(30)の肉厚が薄い部分にポンチ部(34)を設けることにより、ホルダー(30)全体の変形を防止することができるのである。
(請求項7)
また、本発明のうち請求項7に記載した発明は、請求項1、2、3、4、5又は6に記載した発明の構成に加えて、ボールハウス(31)のインク誘導芯(40)側には、仮ボール受け座(60)が設けられていることを特徴とする。
【0034】
ここで、「仮ボール受け座(60)」とは、ボールハウス(31)のインク誘導孔(33)側に設けられる部分であって、製造段階においてのみ、ボール(20)のインク誘導孔(33)側と当接する部分をいう。
例えば、ホルダー(30)が金属製の線材から形成される場合には、線材をドリルで切削することにより、従来のものと比較して軸心方向の長さが長いボールハウス(31)を形成すると、このようなボールハウス(31)の底面部(36)を仮ボール受け座(60)とすることができる。
【0035】
そして、このような仮ボール受け座(60)を設けることにより、ボールハウス(31)内にボール(20)を保持させる工程が容易になるので、ボールペンチップ(10)の製造を容易にすることができる。
(請求項8)
また、本発明のうち請求項8に記載した発明は、ボールペンチップ(10)の製造方法であって、一方側に、ボール(20)を収納するためのボールハウス(31)を有し、他方側には、インク誘導芯(40)を挿入可能とされるインク誘導孔(33)を有し、ボールハウス(31)には、仮ボール受け座(60)を有するように形成したホルダー(30)のボールハウス(31)にボール(20)を収納し、その後に、ホルダー(30)のボールハウス(31)側の端部近辺にカシメ部(32)を形成して、ボール(20)がボールハウス(31)内でホルダー(30)の軸心方向に移動可能となるように、ボールハウス(31)内にボール(20)を保持させ、その後に、ホルダー(30)の反ボールハウス(31)側からインク誘導孔(33)にインク誘導芯(40)を挿入して、このインク誘導芯(40)のボール(20)側の端部でボール(20)を押すことにより、ボール(20)をカシメ部(32)の内周面に当接させ、この状態でホルダー(30)にポンチ部(34)を形成することによりインク誘導芯(40)をホルダー(30)に固定し、その後に、ボール(20)をインク誘導芯(40)側へ向けて押圧することにより、インク誘導芯(40)のボール(20)側の端部にボール受け座(50)を形成すると共に、ボール(20)とカシメ部(32)の内周面との間にクリアランスを設けることを特徴とする。
【0036】
このように、仮ボール受け座(60)を有するボールハウス(31)にボール(20)を収納した後に、ホルダー(30)のボールハウス(31)側の端部近辺にカシメ部(32)を形成し、その後に、インク誘導芯(40)をインク誘導孔(33)に挿入して、このインク誘導芯(40)のボール(20)側の端部でボール(20)を押すことにより、ボール(20)をカシメ部(32)の内周面に当接させ、この状態でホルダー(30)にポンチ部(34)を形成することにより、インク誘導芯(40)をホルダー(30)に固定し、その後に、ボール(20)をインク誘導芯(40)側へ向けて押圧することにより、インク誘導芯(40)のボール(20)側の端部にボール受け座(50)を形成すると共に、ボール(20)とカシメ部(32)の内周面との間にクリアランスを設けることにより、書き味が滑らかなボールペンチップ(10)を容易に製造することができるのである。
(請求項9)
また、本発明のうち請求項9に記載した発明は、請求項8に記載した発明の構成に加えて、ポンチ部(34)を、ホルダー(30)の肉厚が薄い部分に形成することを特徴とする。
【0037】
このように、ホルダー(30)の肉厚が薄い部分にポンチ部(34)を形成することにより、ポンチ部(34)を形成する際に加える力が小さくて済むので、インク誘導芯(40)のホルダー(30)への固定を容易にすることができるのである。
更に、ホルダー(30)の肉厚が薄い部分にポンチ部(34)を設けることにより、ホルダー(30)全体の変形を防止することができるのである。
(請求項10)
更に、本発明のうち請求項10に記載した発明は、請求項8又は9に記載した発明の構成に加えて、押圧を、超音波溶着機のホーンを振動させながら押しつけることによって行うことを特徴とする。
【0038】
このように、押圧を、超音波溶着機のホーンを振動させながら押しつけることによって行うことにより、ボール受け座(50)を確実に形成することができるのである。
特に、インク誘導芯(40)が合成樹脂によって形成されている場合には、インク誘導芯(40)のボール(20)側の端部を溶かすことができるので、ボール(20)の外形に沿った形状のボール受け座(50)を確実に形成することができるのである。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るボールペンチップ10及びその製造方法の実施の形態を、図示例と共に説明する。
図1は、本実施の形態に係るボールペンチップ10の断面図、図2は、本実施の形態に係るボールペンチップ10の要部断面図、図3及び図4は、本実施の形態に係るボールペンチップ10が備えるインク誘導芯40の断面図、図5及び図6は、本実施の形態に係るボールペンチップ10の製造段階における断面図である。
【0040】
本実施の形態に係るボールペンチップ10は、ボール20と、ボール20を保持するためのホルダー30と、ボール20にインクを供給するためのインク誘導芯40とを備えている。
前記ホルダー30は、ボール20を収納するためのボールハウス31と、ボールハウス31に収納されたボール20が外部に飛び出さないようにするためのカシメ部32と、インク誘導芯40を挿入可能とされるインク誘導孔33とを有するように形成されている。
【0041】
また、ボールハウス31のインク誘導孔33側には、仮ボール受け座60が設けられている。
また、前記ボール20は、ボールハウス31に収納されている。
また、前記インク誘導芯40は、インク誘導孔33に挿入されたときにホルダー30に形成されるポンチ部34によってホルダー30に固定されている。
【0042】
更に、インク誘導芯40のボール20側の端部には、ボール受け座50が形成されている。
そして、本実施の形態に係るボールペンチップ10は、インク誘導芯40のボール20側の端部をボール受け座50とすることにより、ボール20とボール受け座50との間の摩擦を低減させて、書き味を滑らかにしているものである。
【0043】
以下、更に、本実施の形態に係るボールペンチップ10について詳述する。
(ボール20)
前記ボール20は、筆記面にインクを塗布するためのものである。
このボール20は、超硬合金、ステンレス鋼、焼入鋼、又はセラミックなどによって形成されている。
(ホルダー30)
また、前記ホルダー30は、ボール20を保持するためのものである。
【0044】
このホルダー30は、洋白、真鍮、黄銅又はステンレス鋼などによって形成されている。
また、このホルダー30には、ボールハウス31、インク誘導孔33、カシメ部32、ポンチ部34及び仮ボール受け座60が設けられている。
前記ボールハウス31は、ホルダー30の一方側に設けられている。
【0045】
そして、このボールハウス31は、ボール20を収納可能に形成されている。
また、前記インク誘導孔33は、ホルダー30の反ボールハウス31側の端部からボールハウス31まで貫通している。
そして、このインク誘導孔33は、インク誘導芯40を挿入可能に形成されている。
【0046】
また、前記カシメ部32は、ホルダー30のボールハウス31側の端部近辺に設けられている。
そして、このカシメ部32は、ホルダー30の端部近辺の内径をボール20の直径よりも小さく縮径させることにより、ボールハウス31に収納されたボール20がホルダー30の外部に飛び出さないようにしている。
【0047】
また、このカシメ部32の内周面とボール20との間には、クリアランスが設けられている。
また、前記ポンチ部34は、ホルダー30のインク誘導孔33側の周面であって、ホルダー30の肉厚が薄い部分に設けられている。
そして、このポンチ部34は、インク誘導孔33の内方へ向かって突出するように形成されることにより、インク誘導孔33に挿入されたインク誘導芯40をホルダー30に固定している。
【0048】
また、前記仮ボール受け座60は、ボールハウス31のインク誘導孔33側に設けられている。
そして、この仮ボール受け座60は、製造段階においてのみ、ボール20のインク誘導孔33側と当接し、製造後にあっては、ボール20のインク誘導孔33側と接触しないように形成されている。
(インク誘導芯40)
前記インク誘導芯40は、ボール20にインクを供給するためのものである。
【0049】
このインク誘導芯40は、ポリアセタールなどの合成樹脂によって形成されている。
また、このインク誘導芯40は、ホルダー30のインク誘導孔33に挿入され、ホルダー30に設けられたポンチ部34によってホルダー30に固定されている。
また、このインク誘導芯40のボール20側の端部には、ボール受け座50が形成されている。
【0050】
更に、このインク誘導芯40の周囲には、図3に示すように、多数の毛管溝41が形成されている。
そして、これらの毛管溝41は、毛細管現象が認められる程度の幅に形成されている。
なお、毛管溝41は、図4に示すように、インク誘導芯40の内部に設けてもよい。
(ボールペンチップ10の製造方法)
次に、本実施の形態に係るボールペンチップ10の製造方法について説明する。
【0051】
先ず、ホルダー30の製造方法、具体的には、ボールハウス31、仮ボール受け座60及びインク誘導孔33などの形成方法について説明する。
このホルダー30は、洋白、真鍮、黄銅又はステンレス鋼などの金属製の線材を切削して形成される。
前記ボールハウス31は、線材の一方側から他方側へ向けて、線材の軸心に回転軸を一致させたドリルで切削して形成される。
【0052】
このとき、従来よりも深く切削することにより、従来のものと比較して軸心方向の長さが長いボールハウス31を形成する。
これにより、このボールハウス31は、ボール20の直径よりわずかに内径が大きい円筒状の側面部35と、線材の他方側へ向けて内径を次第に小さくする円錐状の底面部36とを有するように形成される。
【0053】
そして、このようにして形成されるボールハウス31の底面部36が、仮ボール受け座60とされるのである。
また、前記インク誘導孔33は、線材の反ボールハウス31側からボールハウス31側へ向けて、線材の軸心に回転軸を一致させたドリルで切削して形成される。
これにより、線材の反ボールハウス31側の端部からボールハウス31まで貫通し、インク誘導芯40を挿入可能とされるインク誘導孔33が形成される。
【0054】
その後、線材のボールハウス31側の外周が切削され、線材のボールハウス31側の外周がテーパー状に形成される。
更に、線材のインク誘導孔33側の外周が切削され、線材のインク誘導孔33部分の肉厚が薄くされる。
このようにして、ホルダー30が製造されるのである。
【0055】
次に、ボールペンチップ10の製造方法について説明する。
先ず、仮ボール受け座60を有するボールハウス31に、ボール20を収納する。このとき、仮ボール受け座60にボール20を載せるようにして、ボールハウス31にボール20を収納する。
その後に、図5に示すように、ホルダー30のボールハウス31側の端部近辺にカシメ部32を形成する。このとき、カシメ部32の内周面がボール20に当接しないように、カシメ部32を形成する。そして、このようにカシメ部32を形成することにより、ボール20がボールハウス31内でホルダー30の軸心方向に移動可能となるように、ボールハウス31内にボール20を保持させる。
【0056】
その後に、図6に示すように、ホルダー30の反ボールハウス31側から、インク誘導孔33にインク誘導芯40を挿入する。このとき、インク誘導芯40のボール20側の端部でボール20を押すことにより、ボール20をカシメ部32の内周面に当接させる。そして、この状態でホルダー30の肉厚を薄くした部分にポンチ部34を形成することにより、インク誘導芯40をホルダー30に固定する。
【0057】
その後に、ボール20をインク誘導芯40側へ向けて押圧する。また、押圧は、超音波溶着機のホーンを振動させながらボール20に押しつけることによって行う。このとき、ボール20が仮ボール受け座60に接触しない程度にボール20を押圧する。これにより、図2に示すように、インク誘導芯40のボール20側の端部に、ボール20の外形に沿った形状のボール受け座50を形成すると共に、ボール20とカシメ部32の内周面との間に適当なクリアランスを設ける。
【0058】
なお、このような超音波溶着機を用いてボール受け座50を形成するにあたっては、超音波振動による加熱やホーンによる押圧により、毛管溝41のボール受け座50側の開口部を塞がないようにして、十分なインクの流通路を確保する必要がある。そして、そのためには、インク誘導芯40の材質などにより、超音波溶着機の設定を適宜調整する必要がある。
【0059】
このように、インク誘導芯40のボール20側の端部をボール受け座50とすることにより、接触面積が広くなり、ボール20とボール受け座50との間の摩擦を低減させることができるので、書き味が滑らかなボールペンチップ10とすることができるのである。
また、ボールハウス31に仮ボール受け座60を設けることにより、ボールハウス31内にボール20を保持させる工程が容易になるので、ボールペンチップ10の製造を容易にすることができるのである。
【0060】
また、インク誘導芯40を合成樹脂によって形成することにより、ボール20とボール受け座50との間の摩擦をより一層低減させることができるので、書き味をより一層滑らかにすることができるのである。
また、ボール受け座50を、インク誘導芯40をホルダー30に固定した後に、ボール20をインク誘導芯40側へ向けて押圧することによって形成することにより、ボール受け座50の形成を容易にすることができるのである。
【0061】
また、押圧を、超音波溶着機のホーンを振動させながら押しつけることによって行うことにより、インク誘導芯40のボール20側の端部を溶かすことができるので、ボール20の外形に沿った形状のボール受け座50を確実に形成することができるのである。
また、インク誘導芯40の周囲に毛管溝41を設けることにより、毛管溝41をインクが伝わるので、ボール20にインクを十分に供給することができるのである。
【0062】
また、ポンチ部34を、ホルダー30の肉厚が薄い部分に設けることにより、ポンチ部34を形成する際にホルダー30全体が変形しにくくなり、また、ポンチ部34を形成する際に加える力が小さくて済むので、インク誘導芯40のホルダー30への固定を容易にすることができるのである。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明に発明によれば、書き味が滑らかなボールペンチップを提供することができるのである。
また、請求項2に記載した発明によれば、ボール受け座の形成を容易にすることができるのである。
【0064】
また、請求項3に記載した発明によれば、ボールとボール受け座との間の摩擦をより一層低減させることができるのである。
また、請求項4に記載した発明によれば、ボールの外形に沿った形状のボール受け座を確実に形成することができるのである。
また、請求項5に記載した発明によれば、ボールにインクを十分に供給することができるのである。
【0065】
また、請求項6に記載した発明によれば、インク誘導芯のホルダーへの固定を容易にすることができるのである。
また、請求項7に記載した発明によれば、ボールハウス内にボールを保持させる工程を容易にすることができるのである。
また、請求項8に記載した発明によれば、書き味が滑らかなボールペンチップを容易に製造することができるのである。
【0066】
また、請求項9に記載した発明によれば、インク誘導芯のホルダーへの固定を容易にすることができるのである。
更に、請求項10に記載した発明によれば、ボールの外形に沿った形状のボール受け座を確実に形成することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るボールペンチップの断面図。
【図2】本実施の形態に係るボールペンチップの要部断面図。
【図3】本実施の形態に係るボールペンチップが備えるインク誘導芯の断面図。
【図4】本実施の形態に係るボールペンチップが備えるインク誘導芯の断面図。
【図5】本実施の形態に係るボールペンチップの製造段階における断面図。
【図6】本実施の形態に係るボールペンチップの製造段階における断面図。
【図7】従来のボールペンチップの要部断面図。
【符号の説明】
10 ボールペンチップ
20 ボール
30 ホルダー
31 ボールハウス
32 カシメ部
33 インク誘導孔
34 ポンチ部
35 側面部
36 底面部
40 インク誘導芯
41 毛管溝
50 ボール受け座
60 仮ボール受け座
70 チャンネル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a ball-point pen tip, and more particularly, to a ball-point pen tip including a ball, a holder, and an ink guide core. It reduces the friction between the seat and smoothes the writing.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 7, a
The
[0003]
The
The
[0004]
The
[0005]
Further, the
[0006]
Then, after the
By the way, the
[0007]
In particular, the portion that comes into contact with the rear end side of the
Therefore, the surface of the
[0008]
In addition, recently, after the
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the ball is made of metal such as cemented carbide or hardened steel, or ceramic, and the holder is made of metal such as white, brass or stainless steel, the ball No matter how smooth the bottom surface of the house is, there is a limit to reducing the friction between the ball and the ball seat. Therefore, there is a limit to improving the smoothness of writing.
[0010]
In particular, when the area of the ball seat having a shape along the outer shape of the ball is small, it is difficult to maintain the smoothness of writing.
Therefore, in the invention described in claim 1 of the present invention, the ball-point pen tip is constituted by a ball, a holder, and an ink guide core, and the end of the ink guide core on the ball side is a ball receiving seat. Accordingly, it is an object of the present invention to provide a ballpoint pen tip having a smooth writing feel by expanding the contact area and reducing the friction between the ball and the ball seat.
[0011]
Further, in the invention described in claim 2 of the present invention, in addition to the object of the invention described in claim 1, after the ball receiving seat is fixed to the holder with the ink guide core, the ball is moved to the ink guide core side. An object of the present invention is to provide a ballpoint pen tip that can be easily formed by forming the ball receiving seat by pressing it toward the surface.
Further, in the invention described in claim 3 among the present invention, in addition to the object of the invention described in claim 1 or 2, the ink guide core is formed of a synthetic resin, so that the ball and the ball receiving seat are formed. An object of the present invention is to provide a ballpoint pen tip having a smoother writing feeling by further reducing the friction between them.
[0012]
In addition to the object of the invention described in claim 3, the invention described in claim 4 of the present invention performs the pressing by pressing the horn of the ultrasonic welder while vibrating, thereby receiving the ball receiver. It is an object of the present invention to provide a ball-point pen tip with a reliable seat formation.
In addition to the object of the invention described in claim 1, 2, 3 or 4, the invention described in claim 5 of the present invention is formed by forming a capillary groove around or inside the ink guiding core. An object of the present invention is to provide a ballpoint pen tip that can sufficiently supply ink to a ball.
[0013]
According to the invention described in claim 6 of the present invention, the ink guide core can be fixed to the holder by providing a punch portion for fixing the ink guide core to the holder in a portion where the thickness of the holder is thin. An object is to provide a ballpoint pen tip.
The invention according to claim 7 of the present invention provides a ballpoint pen tip that facilitates the process of holding the ball in the ball house by providing a temporary ball receiving seat on the ink guide core side of the ball house. With the goal.
[0014]
According to an eighth aspect of the present invention, the ball is housed in a ball house having a temporary ball receiving seat, and then a crimped portion is formed in the vicinity of the end of the holder. By inserting the guide hole into the guide hole and pushing the ball with the ink guide core, the ball is brought into contact with the inner peripheral surface of the crimped portion, and in this state, the punch portion is formed in the holder, so that the ink guide core is attached to the holder. Then, by pressing the ball toward the ink guide core side, a ball receiving seat is formed at the end of the ink guide core on the ball side, and between the ball and the inner peripheral surface of the caulking portion. An object of the present invention is to provide a method for producing a ballpoint pen tip with a smooth writing feel by providing a clearance.
[0015]
According to the ninth aspect of the present invention, in addition to the object of the eighth aspect, the punch portion is formed in a portion where the thickness of the holder is thin. An object of the present invention is to provide a method for manufacturing a ballpoint pen tip that can be easily fixed to the head.
Furthermore, in the invention described in
[0016]
[Means for Solving the Problems]
(Claim 1)
The invention according to claim 1 of the present invention includes a ball (20), a holder (30) for holding the ball (20), and an ink guide core (40) for supplying ink to the ball (20). A ballpoint pen tip (10) having a ball (20) positioned on one side of the holder (30) and an ink guide core (40) positioned on the other side, the holder (30) The ball house (31) for storing the ball (20) and the ball (20) stored in the ball house (31) provided near the end on one side of the ball And an ink guide hole (33) through which the ink guide core (40) can be inserted through the end from the opposite ball house (31) side to the ball house (31). The ball (20) is housed in a ball house (31) The ink guide core (40) is fixed to the holder (30) by a punch portion (34) formed in the holder (30) when inserted into the ink guide hole (33), and the ball (20 A ball receiving seat (50) is formed at the end on the) side.
[0017]
Here, the “ball (20)” is for applying ink to the writing surface.
The ball (20) can be formed of, for example, cemented carbide, stainless steel, hardened steel, or ceramic.
The “holder (30)” refers to a holder for holding the ball (20).
[0018]
The holder (30) can be formed, for example, by cutting a metal wire such as white, brass, brass, or stainless steel. The holder (30) can also be formed using pipe steel.
The “ink guide core (40)” is for supplying ink to the ball (20).
[0019]
The ink guide core (40) can be formed of, for example, a synthetic resin such as polyacetal. Further, for example, the ink guide core (40) can be formed of glass fiber. Further, for example, the ink guide core (40) can be formed of metal such as gun metal.
The “ball house (31)” refers to a hole provided on one side of the holder (30) for storing the ball (20).
[0020]
For example, in the case where the holder (30) is formed of a metal wire, the ball house is cut from one side of the wire to the other side with a drill whose rotational axis is aligned with the axis of the wire. (31) can be formed.
In addition, when the holder (30) is formed using pipe steel material, for example, the ball is obtained by cutting from one end of the pipe steel material with a drill whose rotational axis matches the axis of the pipe steel material. A house (31) can be formed.
[0021]
Further, when the holder (30) is formed using pipe steel, for example, the lumen of the pipe steel can be used as it is as the ball house (31).
The “crimping part (32)” is a part for preventing the ball (20) stored in the ball house (31) from jumping out.
The crimped portion (32) can be formed, for example, by reducing the inner diameter near the end of the holder (30) on the ball house (31) side to be smaller than the diameter of the ball (20).
[0022]
The “ink guide hole (33)” refers to a hole penetrating from the end of the holder (30) on the side opposite to the ball house (31) to the ball house (31).
For example, when the holder (30) is formed of a metal wire, the rotation axis is aligned with the axis of the wire from the end of the wire opposite to the ball house (31) toward the ball house. By cutting with a drill, the ink guide hole (33) can be formed. At this time, the ink guide holes (33) may be formed in multiple stages by cutting in a plurality of steps using a plurality of types of drills having different diameters.
[0023]
When the holder (30) is formed using pipe steel material, for example, the lumen of the pipe steel material can be used as the ink guide hole (33) as it is.
The “punch part (34)” refers to a part for fixing the ink guide core (40) inserted into the ink guide hole (33) to the holder (30).
This punch part (34) can be formed, for example, by punching the outer peripheral surface of the holder (30) when the ink guide core (40) is inserted into the ink guide hole (33).
[0024]
Further, the “ball receiving seat (50)” refers to a portion where the anti-caulking portion (32) side of the ball (20) contacts.
In the present invention, the ball seat (50) is formed at the end of the ink guide core (40) on the ball (20) side.
The ball seat (50) is formed, for example, by pressing the ball (20) toward the ink guide core (40) after the ink guide core (40) is fixed to the holder (30). be able to.
[0025]
Also, for example, before inserting the ink guide core (40) into the ink guide hole (33), one end of the ink guide core (40) is shaped along the outer shape of the ball (20), A ball seat (50) can also be formed.
In this way, the end of the ink guide core (40) on the ball (20) side is used as the ball receiving seat (50), so that the contact area is increased, and the ball (20) and the ball receiving seat (50) are separated from each other. Since the friction between them can be reduced, a ballpoint pen tip (10) with a smooth writing feel can be obtained.
(Claim 2)
Further, in the invention described in claim 2 of the present invention, in addition to the configuration of the invention described in claim 1, the ball seat (50) has the ink guide core (40) fixed to the holder (30). It is formed by pressing the ball (20) toward the ink guide core (40) later.
[0026]
Thus, after fixing the ink guide core (40) to the holder (30), the ball (20) is pressed toward the ink guide core (40) side to form the ball receiving seat (50), The ballpoint pen tip (10) can be easily manufactured.
(Claim 3)
Further, the invention described in claim 3 of the present invention is characterized in that, in addition to the configuration of the invention described in claim 1 or 2, the ink guide core (40) is formed of a synthetic resin. To do.
[0027]
Here, “synthetic resin” refers to a resin such as polyacetal.
Thus, by forming the ink guide core (40) from a synthetic resin, the friction between the ball (20) and the ball seat (50) can be further reduced, so that the writing quality is further improved. It can be made smooth.
(Claim 4)
The invention described in claim 4 of the present invention is characterized in that, in addition to the configuration of the invention described in claim 3, the pressing is performed by pressing the horn of the ultrasonic welder while vibrating. To do.
[0028]
Here, the “ultrasonic welding machine” refers to an apparatus that welds plastics or plastics and metals using vibrations of ultrasonic waves.
This ultrasonic welding machine includes a metal part called a “horn”. Moreover, this horn is supposed to vibrate ultrasonically. For example, when a horn is pressed against one plastic product in a state where the two plastic products are in contact with each other, one plastic product is ultrasonically vibrated together with the horn, so that a contact portion between the plastic products is heated. Plastic products are welded together.
[0029]
By pressing using such an ultrasonic welder, the ball receiving seat (50) can be reliably formed on the ink guide core (40).
In particular, since the ink guide core (40) is made of synthetic resin, the end of the ink guide core (40) on the ball (20) side can be melted, and the shape of the ink guide core (40) along the outer shape of the ball (20) Thus, the ball seat (50) can be reliably formed.
(Claim 5)
In addition to the configuration of the invention described in claim 1, 2, 3 or 4, the invention described in claim 5 of the present invention induces ink around or inside the ink guide core (40). A capillary groove (41) is formed for the purpose.
[0030]
Here, the “capillary groove (41)” refers to a groove that is thin enough to allow capillary action.
The capillary groove (41) may be provided, for example, only around the ink guide core (40), or only inside the ink guide core (40), and both around and inside the ink guide core (40). May be provided.
[0031]
Thus, by providing the capillary groove (41) around or inside the ink guide core (40), the ink is transmitted through the capillary groove (41), so that the ink can be sufficiently supplied to the ball (20). It can be done.
(Claim 6)
According to the sixth aspect of the present invention, the ink guide core (40) is fixed to the holder (30) in addition to the configuration of the first, second, third, fourth or fifth aspect. The punch portion (34) for forming the holder (30) is formed in a portion where the thickness of the holder (30) is thin.
[0032]
For example, when the holder (30) is formed of a metal wire, the outer circumference of the wire on the side opposite to the ball house (31) is cut, so that the ink guide hole (33) portion of the holder (30) is cut. Reduce the thickness.
By providing the punch portion (34) in the thinned portion, the force applied when forming the punch portion (34) can be reduced, so that the holder (30) of the ink guide core (40) can be reduced. Can be fixed easily.
[0033]
Furthermore, by providing the punch portion (34) in the thin portion of the holder (30), the entire holder (30) can be prevented from being deformed.
(Claim 7)
In addition to the configuration of the invention described in claim 1, 2, 3, 4, 5 or 6, the invention described in claim 7 includes an ink guide core (40) of the ball house (31). A temporary ball receiving seat (60) is provided on the side.
[0034]
Here, the “provisional ball receiving seat (60)” is a portion provided on the ink guide hole (33) side of the ball house (31), and the ink guide hole ( 33) The part that contacts the side.
For example, when the holder (30) is made of a metal wire, a ball house (31) with a longer axial length is formed by cutting the wire with a drill. Then, the bottom surface part (36) of such a ball house (31) can be used as the temporary ball receiving seat (60).
[0035]
And by providing such a temporary ball seat (60), the process of holding the ball (20) in the ball house (31) becomes easy, so that the manufacture of the ballpoint pen tip (10) is facilitated. Can do.
(Claim 8)
The invention described in claim 8 of the present invention is a method for manufacturing a ballpoint pen tip (10), comprising a ball house (31) for storing a ball (20) on one side, On the side, there is an ink guide hole (33) into which the ink guide core (40) can be inserted, and the ball house (31) has a holder (30) formed so as to have a temporary ball receiving seat (60). ), The ball (20) is stored in the ball house (31), and then the crimping portion (32) is formed near the end of the holder (30) on the ball house (31) side. The ball (20) is held in the ball house (31) so that it can move in the axial direction of the holder (30) in the ball house (31), and then the anti-ball house ( 31) Insert the ink guide core (40) into the ink guide hole (33) from the side. By pushing the ball (20) at the end of the ball (20) of 40), the ball (20) is brought into contact with the inner peripheral surface of the caulking part (32), and in this state the punch part is placed on the holder (30). (34) is formed to fix the ink guide core (40) to the holder (30), and then the ball (20) is pressed toward the ink guide core (40) to thereby form the ink guide core ( A ball receiving seat (50) is formed at the end of the ball (20) side of 40), and a clearance is provided between the ball (20) and the inner peripheral surface of the crimping portion (32).
[0036]
In this way, after the ball (20) is stored in the ball house (31) having the temporary ball seat (60), the crimping portion (32) is placed near the end of the holder (30) on the ball house (31) side. After that, by inserting the ink guide core (40) into the ink guide hole (33) and pressing the ball (20) at the end of the ink guide core (40) on the ball (20) side, By bringing the ball (20) into contact with the inner peripheral surface of the crimping portion (32) and forming the punch portion (34) in the holder (30) in this state, the ink guide core (40) is attached to the holder (30). After fixing, the ball (20) is pressed toward the ink guide core (40) to form the ball receiving seat (50) at the end of the ink guide core (40) on the ball (20) side. In addition, a clearance is provided between the ball (20) and the inner peripheral surface of the caulking part (32), so It is possible to produce a smooth ball-point pen tip (10) easily.
(Claim 9)
Further, in the invention described in claim 9 of the present invention, in addition to the configuration of the invention described in claim 8, the punch portion (34) is formed in a portion where the thickness of the holder (30) is thin. Features.
[0037]
In this way, since the punch part (34) is formed in the thin part of the holder (30), the force applied when forming the punch part (34) can be reduced, so that the ink guide core (40) Can be easily fixed to the holder (30).
Furthermore, by providing the punch portion (34) in the thin portion of the holder (30), the entire holder (30) can be prevented from being deformed.
(Claim 10)
Furthermore, in the invention described in
[0038]
In this way, the ball receiving seat (50) can be reliably formed by pressing the horn of the ultrasonic welder while vibrating the horn.
In particular, when the ink guide core (40) is formed of a synthetic resin, the end of the ink guide core (40) on the ball (20) side can be melted, so that the outer shape of the ball (20) is aligned. Thus, it is possible to reliably form the ball receiving seat (50) having a different shape.
[0039]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the ball-
1 is a cross-sectional view of a ball-
[0040]
The ball-
The
[0041]
A temporary
The
Further, the
[0042]
Further, a
The
[0043]
Hereinafter, the ball-
(Ball 20)
The
The
(Holder 30)
The
[0044]
The
Further, the
The
[0045]
And this
The
The
[0046]
The
The
[0047]
Further, a clearance is provided between the inner peripheral surface of the
Further, the
The
[0048]
The temporary
The temporary
(Ink guide core 40)
The
[0049]
The
The
A
[0050]
Further, a large number of
These
The
(Method for manufacturing ballpoint pen tip 10)
Next, a method for manufacturing the
[0051]
First, a method for manufacturing the
The
The
[0052]
At this time, the
Thus, the
[0053]
The
Further, the
As a result, an
[0054]
Thereafter, the outer periphery of the wire rod on the side of the
Further, the outer periphery of the wire on the
In this way, the
[0055]
Next, a method for manufacturing the
First, the
Thereafter, as shown in FIG. 5, a
[0056]
Thereafter, as shown in FIG. 6, the
[0057]
Thereafter, the
[0058]
In forming the
[0059]
In this way, by making the end portion of the
Further, by providing the
[0060]
Further, since the
In addition, the
[0061]
In addition, since the end of the
Further, by providing the
[0062]
Further, by providing the
[0063]
【The invention's effect】
As described above, according to the invention described in claim 1, it is possible to provide a ballpoint pen tip with a smooth writing feel.
According to the invention described in claim 2, the formation of the ball receiving seat can be facilitated.
[0064]
Moreover, according to the invention described in claim 3, the friction between the ball and the ball receiving seat can be further reduced.
Further, according to the invention described in claim 4, it is possible to reliably form a ball receiving seat having a shape along the outer shape of the ball.
According to the fifth aspect of the present invention, the ink can be sufficiently supplied to the ball.
[0065]
In addition, according to the sixth aspect of the present invention, the ink guide core can be easily fixed to the holder.
According to the seventh aspect of the invention, the step of holding the ball in the ball house can be facilitated.
Further, according to the invention described in claim 8, it is possible to easily manufacture a ball-point pen tip with a smooth writing feel.
[0066]
According to the ninth aspect of the invention, the ink guide core can be easily fixed to the holder.
Furthermore, according to the tenth aspect of the present invention, it is possible to reliably form a ball receiving seat having a shape along the outer shape of the ball.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a ballpoint pen tip according to an embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a main part of the ballpoint pen tip according to the present embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view of an ink guide core provided in the ballpoint pen tip according to the present embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view of an ink guide core provided in the ballpoint pen tip according to the present embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the ball-point pen tip according to the present embodiment at the manufacturing stage.
FIG. 6 is a cross-sectional view of the ball-point pen tip according to the present embodiment at the manufacturing stage.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a main part of a conventional ballpoint pen tip.
[Explanation of symbols]
10 Ballpoint pen tip
20 balls
30 holder
31 ball house
32 Caulking club
33 Ink guide hole
34 Punch part
35 Side
36 Bottom
40 Ink guide core
41 Capillary groove
50 ball seat
60 Temporary ball seat
70 channels
Claims (9)
ホルダーの一方側にボールを位置させ、また、他方側にインク誘導芯を位置させたボールペンチップであって、
前記ホルダーは、その一方側の端部近辺に設けた、ボールを収納するためのボールハウスと、ボールハウスに収納されたボールが外部に飛び出さないようにするためのカシメ部と、その反ボールハウス側の端部からボールハウスの底面部まで貫通し、インク誘導芯を挿入可能とされるとともに前記底面部に貫通する箇所の内径はボールの直径より小さく、かつ、同ボールハウス近傍部分の内径がそれ以外の部分の内径より小さいインク誘導孔とを有するように形成され、
前記ボールは、ボールハウスに収納され、
前記底面部は、ボールを載せることが可能な仮ボール受座として形成され、
前記インク誘導芯は、インク誘導孔に挿入されたときに前記ボールハウス近傍部分の全周でインク誘導孔と接触し、かつホルダーに形成されるポンチ部によってホルダーに固定されていると共に、そのボール側の端部には、ボール受け座が形成され、
前記ボール受座と接触するボールは、前記仮ボール受座とは接触しないことを特徴とするボールペンチップ。A ball, a holder for holding the ball, and an ink guide core for supplying ink to the ball;
A ballpoint pen tip with a ball positioned on one side of the holder and an ink guide core positioned on the other side,
The holder includes a ball house for storing a ball, a crimping portion for preventing the ball stored in the ball house from jumping out, and an anti-ball provided near the end on one side of the holder. penetrating from the end portion of the house side to the bottom part of the ball house, the inside diameter of the portion that penetrates to the bottom portion while being capable of being inserted the ink guide core is minor than the diameter of the ball, and the same ball housing portion near inner diameter is formed so as to have a remaining portion of the inner diameter than have small ink guide hole,
The ball is stored in a ball house,
The bottom portion is formed as a temporary ball seat on which a ball can be placed,
When the ink guide core is inserted into the ink guide hole, the ink guide core contacts the ink guide hole all around the ball house and is fixed to the holder by a punch portion formed in the holder. At the end of the side, a ball seat is formed,
A ballpoint pen tip, wherein a ball in contact with the ball seat does not come into contact with the temporary ball seat.
その後に、ホルダーのボールハウス側の端部近辺にカシメ部を形成して、ボールがボールハウス内でホルダーの軸心方向に移動可能となるように、ボールハウス内にボールを保持させ、
その後に、ホルダーの反ボールハウス側からインク誘導孔にインク誘導芯を挿入して、前記ボールハウス近傍部分の全周でインク誘導孔と接触し、かつこのインク誘導芯のボール側の端部でボールを前記仮ボール受座とは接触しない位置まで押すことにより、ボールをカシメ部の内周面に当接させ、この状態でホルダーにポンチ部を形成することによりインク誘導芯をホルダーに固定し、
その後に、ボールをインク誘導芯側へ向けて押圧することにより、インク誘導芯のボール側の端部にボール受け座を形成すると共に、ボールとカシメ部の内周面との間にクリアランスを設けることを特徴とするボールペンチップの製造方法。On one side, it has a ball house for storing the ball, and on the other side, it penetrates from the end on the opposite ball house side to the bottom surface of the ball house, and an ink guide core can be inserted. the inner diameter of the portion penetrating the bottom portion is minor than the diameter of the ball, and has a similar ball housing portion near the inner diameter other portions of the inner diameter than have small ink guide hole, and the bottom surface of the ball house ball The ball is stored in the ball house of the holder formed so as to be formed as a temporary ball receiving seat that can be loaded with,
After that, a caulking portion is formed near the end of the holder on the ball house side, and the ball is held in the ball house so that the ball can move in the axial direction of the holder in the ball house,
After that, an ink guide core is inserted into the ink guide hole from the opposite side of the ball house to the ink guide hole to contact the ink guide hole all around the ball house, and at the end of the ink guide core on the ball side. By pushing the ball to a position where it does not come into contact with the provisional ball seat, the ball is brought into contact with the inner peripheral surface of the caulking portion, and in this state, a punch portion is formed on the holder to fix the ink guide core to the holder. ,
Thereafter, by pressing the ball toward the ink guide core, a ball receiving seat is formed at the end of the ink guide core on the ball side, and a clearance is provided between the ball and the inner peripheral surface of the caulking portion. A method for manufacturing a ballpoint pen tip.
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