JP4526045B2 - 通信中継装置および通信中継方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信中継装置および通信中継方法に係り、特にIPネットワークに接続された半導体などの製造装置とその製造監視制御装置との間でなされるIPパケットを中継する通信中継装置および通信中継方法に関する。
半導体製造工場では、例えば、ドライエッチング装置、ステッパ装置等の各種の製造装置が用いられている。これらの製造装置は、図7に示すように例えばイーサネット(登録商標、以下同じ)等に代表されるようなIPネットワーク1に接続される。そしてこのIPネットワーク1には、複数の製造装置3を一括に監視制御する半導体製造監視制御装置2(以下、単に製造監視制御装置ということがある)が接続された構成を取っている。このような構成をとる半導体製造工場において、例えば、半導体ウエハプロセスの前工程にあっては、約300〜500の工程があり、300台程度の製造装置3が稼働している。また液晶表示板やプラズマディスプレイパネル等を製造するフラットディスプレイ製造工場にあっても、前述した同様の製造工程が取られている。
この種の半導体製造工場やフラットディスプレイ製造工場には、歩留まりの向上や装置稼働率の向上を図るべく各製造装置3の稼働状態を把握して予防保全を行う稼働状態モニタ装置4が設けられている。この稼働状態モニタ装置4は、概略的には図8に示すように製造監視制御装置2と製造装置3との間でやりとりされる情報を中継する通信中継装置5を介して論理的に接続される。そして通信中継装置5は、受け取ったデータを稼働状態モニタ装置4に受け渡すように構成されている。
この場合、製造監視制御装置2と製造装置3との間の通信は、各装置に予め割り当てられたIPアドレス情報を基にしてなされる。例えば、製造監視制御装置2、製造装置3および通信中継装置5のそれぞれにIPアドレス情報が、[192.168.123.1]、[192.168.123.3]および[192.168.123.2]のように予め割り当てられる。
そして製造監視制御装置2が製造装置3に制御情報等を送出する場合、製造監視制御装置2は、一旦、通信中継装置5のIPアドレス[192.168.123.2]に対してその制御情報等を送出する。そしてこの制御情報等を受けとった通信中継装置5は、製造装置3のIPアドレス[192.168.123.3]に対して、受けとった制御情報等を送出するとともに、この制御情報等を稼働状態モニタ装置4に送出する。
一方、製造装置3の稼働状態情報等は、製造装置3から通信中継装置5のIPアドレス[192.168.123.2]に対して送出される。そしてこの稼働状態情報等を受信した通信中継装置5は、製造監視制御装置2のIPアドレス[192.168.123.1]に対して、受け取った稼働状態情報等を送出して中継するとともに、この稼働状態情報等を稼働状態モニタ装置4に送出する。このように通信中継装置5は、いわゆるプロキシサーバの役割を担っている。
半導体製造工場やフラットディスプレイ製造工場等では、このようにして製造装置の稼働状態をモニタすることで製造装置の不具合等を事前に検出して予防保全を実施することができ、製造工程の歩留まり向上に役立てることができる。
尚、上記したようにして各装置間で情報の送受を行う際に用いられるIPアドレスは、OSI基本参照モデルの第3層(ネットワーク層)が管理するアドレスであるが、実際の通信においてはよく知られているように第2層(データリンク層)のMAC副層が管理するMACアドレスによってなされる。このMACアドレスは、48ビット長のユニークなアドレスであって、一般には、ネットワークインタフェースカード等のハードウェアによって予め固定されて、かつ重複しないアドレスとして付与されている。
しかしながら、上述した構成をとる半導体製造工場やフラットディスプレイ製造工場にあっては、通信中継装置5が何らかの原因で故障した場合、製造監視制御装置2と製造装置3との通信ができなくなり製造工程が停止してしまうという問題がある。通信中継装置5が故障等した場合、製造監視制御装置2と製造装置3との通信を復旧させるには、通信中継装置5を介すことなく製造監視制御装置2と製造装置3との間で直接通信することができるように互いの送信先IPアドレスの再設定を行う必要がある。具体的には、上述のように各装置のIPアドレスが設定されている場合、製造監視制御装置2は、製造装置3のIPアドレス[192.168.123.3]を送信先アドレスに設定するとともに、製造装置3は、製造監視制御装置2のIPアドレス[192.168.123.1]を送信先アドレスに設定する。当然ながらこのIPアドレスの変更作業中は、製造工程が停止してしまう。
逆に通信中継装置5を製造監視制御装置2と製造装置3との間に挿入して稼働状態モニタ装置4によって製造装置3の稼働状態のモニタリングを開始する場合、製造監視制御装置2および製造装置3の送信先アドレスを通信中継装置5のIPアドレス[192.168.123.2]に再設定しなければならない。
このアドレス更新作業中は、製造工程を稼働させることができず、特に多数の製造装置を備える半導体製造工程やフラットディスプレイ製造工程においては、その装置稼働率が大きく低下するという問題があった。またIPアドレスの更新・設定作業においてIPアドレスの設定に誤りがあると、各装置間の通信が不能となり、最悪の場合、システムダウンにつながるという問題もあった。
勿論、単に製造監視制御装置2と製造装置3との間で確立したセッションに対して、稼働状態モニタ装置4を割り込ませるだけなら、よく知られているようなセッションハイジャックを適用すれば目的を達成することができる。しかしながら、セッションハイジャックの場合、前述したようなIPアドレスの変更やネットワーク設定の変更等は一切必要ないものの、稼働状態モニタ装置4から製造監視制御装置2または製造装置3に対してIPパケットを送信すると、そのIPパケットの送出数に応じてTCPヘッダのシーケンス番号やACK番号が更新されてしまうため、その後の製造監視制御装置2と製造装置3との間でなされるIPパケットの送達が、正常に継続できなくなるという問題がある。
本発明は、上述した問題点を解決すべくなされたものであって、その目的は、製造監視制御装置および製造装置のIPアドレス等のネットワーク設定を一切変更することなく製造監視制御装置、製造装置、稼働状態モニタ装置との間でなされる通信の中継を正常に行いつつ、製造装置の稼働状態をモニタすることができる通信中継装置および通信中継方法を提供することにある。
上述した目的を達成すべく本発明の通信中継装置は、IPネットワークに接続された製造装置と、前記IPネットワークに接続されて前記複数の製造装置の作動を監視制御する製造監視制御装置と、前記各装置間で送受されるIPパケットに含まれる情報から前記製造装置の稼働状態をモニタする稼働状態モニタ装置との間で送受されるIPパケットの中継を行う通信中継装置であって、
前記通信中継装置は、前記製造装置および前記製造監視制御装置に予め付与されたIPアドレス情報およびMACアドレス情報をそれぞれ保持するアドレス情報記憶部と、前記製造装置および前記製造監視制御装置との間で送受される前記IPパケットの中継を開始するとき、前記各装置に予め付与された前記IPアドレス情報に前記通信中継装置のMACアドレスを付加したARPパケットを送出するARP制御部と、前記製造装置、前記製造監視制御装置および前記稼働状態モニタ装置でそれぞれ送受されるIPパケットの中継をする際、前記各装置で送受されるそれぞれのIPパケットに含まれるシーケンス番号を保持するシーケンスカウンタを備え、前記製造装置、前記製造監視制御装置または前記稼働状態モニタ装置のいずれかから送出された前記IPパケットを受信して前記通信中継装置と前記各装置との間で送受されるIPパケットのシーケンス番号を前記シーケンスカウンタに保持されたシーケンス番号に付け替えて相手方の前記装置のいずれかにそのIPパケットを中継することを特徴としている。
好ましくは前記ARP制御部は、前記製造装置および前記製造監視制御装置との間で送受される前記IPパケットの中継を停止するとき、前記各装置に予め付与されたIPアドレス情報および該通信中継装置のMACアドレス情報を前記IPネットワークに送出することが望ましい。
より好ましくは、前記製造装置および前記製造監視制御装置は、予め付与されたIPアドレス情報とMACアドレス情報とを対応付けたアドレス情報を保持するARPキャッシュをそれぞれ備ることと、前記ARP制御部は、前記ARPキャッシュがそれぞれ保持するアドレス情報の保有期限時間(寿命)よりも短い時間周期で前記IPネットワークにARPパケットを送出することが望ましい。
好ましくは前記製造装置は、半導体製造装置またはフラットパネルディスプレイ製造装置に適用されることが望ましい。
上述した目的を達成すべく本発明に係る通信中継方法は、IPネットワークに接続された製造装置と、前記IPネットワークに接続されて前記複数の製造装置の作動を監視制御する製造監視制御装置と、前記各装置間で送受されるIPパケットに含まれる情報から前記製造装置の稼働状態をモニタする稼働状態モニタ装置との間で送受されるIPパケットを、通信中継装置を介して中継するに際し、
前記製造装置および前記製造監視制御装置に予め付与されたIPアドレス情報とMACアドレス情報とをそれぞれ保持する一方、IPパケットの中継を開始するとき、前記製造装置と前記製造監視制御装置に予め付与された前記IPアドレス情報に前記通信中継装置のMACアドレス情報を付与したARPパケットを前記IPネットワークに送出し、前記各装置のいずれかから送出された前記IPパケットを受信して中継する際、受信したIPパケットに含まれるシーケンス番号を保持すると共に、当該IPパケットの宛先たる前記各装置がそれぞれ受け取るべきシーケンス番号に付け替えて前記IPパケットを中継することを特徴としている。
好ましくは、前記製造装置および前記製造監視制御装置は、予め付与されたIPアドレス情報とMACアドレス情報とを対応付けたアドレス情報を保持するARPキャッシュを有し、前記ARPパケットを、前記ARPキャッシュがそれぞれ保持するアドレス情報の保有期限時間(寿命)よりも短い時間周期で前記IPネットワークに送出することが望ましい。
上述した本発明の通信中継装置および通信中継方法によれば、例えばIPネットワークを利用した半導体製造工程やフラットパネルディプレイ製造工程における製造監視制御装置と半導体製造装置との間でなされるIPパケットの送受を、通信中継装置が備えるARP制御部によって、IPアドレスとMACアドレスとの対応付けの付け替えを行い、製造監視制御装置があたかも製造装置との通信を行っているかの如く、あるいは、製造装置があたかも製造監視制御装置と通信をおこなっているかの如く設定しているので、製造監視制御装置および製造装置のIPアドレス等のネットワーク設定を変更することなく相互の装置間で行われるIPパケットの中継を行うことができる。
また本発明の通信中継装置および通信中継方法は、製造装置、製造監視制御装置および稼働状態モニタ装置でそれぞれ送受されるIPパケットを中継する際、各装置で送受されるそれぞれのIPパケットに含まれるシーケンス番号を保持するシーケンスカウンタを備えおり、このシーケンスカウンタを用いて通信中継装置と上記各装置との間で送受されるIPパケットのシーケンス番号をこのシーケンスカウンタに保持されたシーケンス番号に付け替えてIPネットワークに送出すると共に、製造装置または製造監視制御装置のいずれかから送出されたIPパケットを受信して他方の装置にそのIPパケットを中継しているので、通信中継装置を介して各装置間でやりとりされるIPパケットのシーケンス番号を正しく維持することができる。このため、本発明の通信中継装置および通信中継方法は、各装置間での通信の中継を行いつつ、稼働状態モニタ装置にて各装置の稼働状態をモニタすることが可能となる。
更に本発明の通信中継装置および通信中継方法は、前記IPパケットの中継を行いながらそのIPパケットの情報を稼働状態モニタ装置に転送しているので、例えば半導体製造工程やプラズマディプレイ製造工程等の稼働率を低下させることなく製造装置の稼働状態をモニタリングすることができる。
更に本発明の通信中継装置および通信中継方法は、IPネットワークに接続するだけでネットワークの設定を変更することなくIPパケットの中継ができるので、例えば半導体製造工程やプラズマディプレイ製造工程等の稼働を停止することなく稼働状態モニタ装置の取付け/取り外しを任意に行うことができる。そのため、仮に本発明の通信中継装置の稼働が何らかの不都合により停止したとしても製造工程における稼働停止時間を極めて短時間に限定することが可能であるという実用上優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の通信中継方法を適用した通信中継装置についての一実施例について添付図面を参照しながら説明する。ここに図1〜図6は、本発明の一実施例であって、図中、図7、図8と同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成は、図7、図8に示す従来のものと同様である。尚、これらの添付図面は、本発明の一実施例を説明するための図に過ぎず、これらの図面によって本発明が限定されるものではない。
図1および図2は、本発明の一実施形態に係る通信中継装置が適用される半導体製造工場やフラットパネルディプレイ製造工場等における各種装置のネットワーク接続形態の一例を示した図である。これらの図において1は、TCP/IPプロトコルが適用されるイーサネット等のIPネットワークである。このIPネットワーク1には、半導体製造工程やフラットパネルディプレイ製造工程等における各種機器を監視・制御する製造監視制御装置2と、この製造監視制御装置2の監視制御のもと半導体製造工程やフラットパネルディプレイ製造工程等における各種工程を実行する複数の製造装置3が接続される。
またこのIPネットワーク1には、詳細は後述するが製造監視制御装置2と製造装置3との間で送受される情報(IPパケット)を中継しつつ、そのIPパケットを取得する通信中継装置10が設けられている。この通信中継装置10が取得した情報(IPパケット)は、この情報を保持するとともに、製造監視制御装置2と製造装置3との間で送受される情報(IPパケット)の内容を判定し、製造装置3に不具合の兆候がないかどうか等を判定する稼働状態モニタ装置4に与えられる。
通信中継装置10は、製造監視制御装置2および製造装置3に予め付与されたIPアドレス情報およびMACアドレス情報をそれぞれ保持するアドレス情報記憶部11および製造監視制御装置2と製造装置3との間で送受されるIPパケットの中継を開始するとき、IPネットワーク1に製造監視制御装置2と製造装置3に予め付与されたIPアドレス情報に通信中継装置10のMACアドレスを付加したARPパケットを送出するARP制御部12とを備えている。
尚、上記製造監視制御装置2および製造装置3は、IPアドレスとMACアドレスとを対応付けたアドレス情報をそれぞれ保持するARPキャッシュ(2a,3a)をそれぞれ備える。ちなみにWindows(登録商標)のARPキャッシュの寿命は2分から10分である。そしてこの時間を超えてそれぞれの装置が備えるARPキャッシュ2a,3aからIPアドレスとMACアドレスとを対応付けたアドレス情報が失われたとき、IPパケットの送出を行う製造監視制御装置2または製造装置3は、ARPリクエストを送出してMACアドレスを取得する。
概略的には上述したように構成された通信中継装置10が行う通信中継方法について説明する。尚、ここでは、製造監視制御装置2のMACアドレスが48ビットの16進表記で[11:11:11:11:11:11]で、予め割り当てられたIPアドレスが[192.168.123.1]であり、製造装置3のMACアドレスが[33:33:33:33:33:33]で、予め割り当てられたIPアドレスが[192.168.123.3]であり、通信中継装置10のMACアドレスが[22:22:22:22:22:22]で、予め割り当てられたIPアドレスが[192.168.123.2]であるとする。尚、これらのMACアドレスおよびIPアドレスは、説明上、便宜的に定めたものであって、これらのアドレスに限定されるものではない。
まず通信中継装置10を介さずに製造監視制御装置2と製造装置3との間でなされるMACアドレスの取得手順について製造監視制御装置2が製造装置3に対してARPパケットを送信する場合を図3に示す伝送手順シーケンスを用いて説明する。
製造監視制御装置2は、製造装置3のMACアドレス情報を取得するべくIPネットワーク1に対してARPリクエスト(宛先MACアドレス[FF:FF:FF:FF:FF:FF])を送出する(ステップS1)。このARPリクエストは、製造装置3のIPアドレス[192.168.123.3]に対するMACアドレス情報を取得するために送出されるものであって、送信元IPアドレス[192.168.123.1]、送信元MACアドレス[11:11:11:11:11:11]の情報を含んでいる。
このARPリクエストを受信した製造装置3は、自らのIPアドレスに対するARPリクエストであると認識して、このARPリクエストを送出した製造監視制御装置2に対して製造装置3のMACアドレス[33:33:33:33:33:33]の情報を含むARPレスポンスを送信すると同時に、ARPリクエストに含まれる製造監視制御装置2のIPアドレス情報とMACアドレス情報のそれぞれを製造装置3のARPキャッシュ3aに保持する(ステップS2)。
一方、製造監視制御装置2は、前記ARPリクエストに対する製造装置3からのARPレスポンスに含まれるMACアドレス情報を取り出し、製造装置3のIPアドレス情報とMACアドレス情報をARPキャッシュ2aに保持する。
尚、上記製造監視制御装置2または製造装置3は、前述したようにARPキャッシュの保有期限時間(寿命時間)を超え、ARPキャッシュからアドレス情報が失われたときにIPパケットを送出しようとした場合、その装置からARPリクエストが送出されてMACアドレスの取得が行われ、ARPパケットキャッシュの内容が更新される。以後、製造監視制御装置2および製造装置3は、必要に応じてMACアドレスの取得を行いながらARPキャッシュを更新する。このようにして製造監視制御装置2および製造装置3は、それぞれのMACアドレス情報を確保しながら相互通信を行う。
尚、上記のARPキャッシュの更新は、製造監視制御装置2が製造装置3に対してARPリクエストを送信する場合を説明したが、逆に製造装置3が製造監視制御装置2に対してARPリクエストを送出した場合でも、上述した手順に準じてMACアドレスの取得が行われる。
次に、本発明の通信中継方法を適用した通信中継手順を図4に示す伝送手順シーケンスを用いて説明する。ここでは、通信中継装置10がまず製造装置3に対してARPリクエストを送出し、その応答パケットとして製造装置3が製造監視制御装置2に対してARPレスポンスを送出することを述べるが、最初に製造監視制御装置2に対してARPリクエストを送出した後に、その応答パケットとして製造監視制御装置2が製造装置3に対してARPレスポンスを送出する場合も同様にARPキャッシュの更新ができるので、その説明を省略する。
まず通信中継装置10は、製造装置3に対して送信元のIPアドレス[192.168.123.1]、MACアドレス[22:22:22:22:22:22]としてARPリクエストを宛先MACアドレス[33:33:33:33:33:33]のユニキャストで送出する(ステップS3)。すると製造装置3は、このARPリクエストが自局に対するリクエストであると認識し、このARPリクエストの応答としてMACアドレス[22:22:22:22:22:22]の通信中継装置10に対して自らのMACアドレス[33:33:33:33:33:33]の情報を含むARPレスポンスを返すと同時に、製造監視制御装置2のMACアドレスのつもりでARPリクエストに含まれるMACアドレス[22:22:22:22:22:22]をARPキャッシュ3aに保持する(ステップS4)。つまり通信中継装置10は、この通信中継装置10を製造監視制御装置2のIPアドレスに相当する装置であるかの如く振る舞って製造装置3のARPキャッシュを更新させる。
次いで通信中継装置10は、製造監視制御装置2に対して送信元のIPアドレス[192.168.123.3]、MACアドレス[22:22:22:22:22:22]としてARPリクエストを宛先MACアドレス[11:11:11:11:11:11]のユニキャストで送出する(ステップS5)。すると製造監視制御装置2は、このARPリクエストが自局に対するリクエストであると認識し、この応答としてMACアドレス[22:22:22:22:22:22]の通信中継装置10に対して自らのMACアドレス[11:11:11:11:11:11]の情報を含むARPレスポンスを返すと同時に、製造装置3のMACアドレスのつもりでこのMACアドレスアドレス[22:22:22:22:22:22]をARPキャッシュ2aに保持する(ステップS6)。つまり通信中継装置10は、この通信中継装置10を製造装置3のIPアドレスに相当する装置であるかの如く振る舞って製造監視制御装置2のARPキャッシュを更新させる。
通信中継装置10は、このようにして各装置が備えるARPキャッシュ2a,3aの更新が完了した後、製造監視制御装置2から製造装置3宛のIPパケットを受信して(ステップS7)、製造装置3に中継する(ステップS8)一方、製造装置3から製造監視制御装置2宛のIPパケットを受信して(ステップS9)、製造監視制御装置2に中継する(ステップS10)。そしてまた通信中継装置10は、これら製造監視制御装置2と製造装置3との間でなされるIPパケットを受信すると、この受信したIPパケットを稼働状態モニタ装置4に送出する(ステップS11,S12)。尚、詳細は省略するが稼働状態モニタ装置4は、受信したIPパケットに含まれる情報を判定して製造装置3に不具合やその兆候がないかどうかを判定する機能を備えている。
このように通信中継装置10は、製造監視制御装置2と製造装置3との間でなされる通信を中継することによって製造監視制御装置2および製造装置3のそれぞれが直接相互に通信を行っているかのようにしている。ちなみに、上述した通信中継装置10が行うARPリクエストの送出は、製造監視制御装置2および製造装置3のARPキャッシュ2a,3aの保有保持期限(寿命時間)(例えば2分)よりも短い時間で実行される。したがって、製造監視制御装置2および製造装置3のARPキャッシュ2a,3aは、常に通信中継装置10からのARPリクエストによって更新されている。よって、製造監視制御装置2と製造装置3との間のパケットは、常に通信中継装置10によって中継がなされることになる。
ちなみに製造監視制御装置2または製造装置3からこれら以外の装置へのARPリクエスト(宛先MACアドレスFF:FF:FF:FF:FF:FF)が送出された場合は、送信元の装置のMACアドレスの取得がなされ、これらの装置が保持するARPキャッシュ3a,または2aの内容が書き換えられてしまう。このため通信中継装置10は、これらの装置からARPリクエストが送出された場合、上述した手順によって、即座に各装置に対して通信中継装置10のMACアドレスを送信元とするARPリクエストを送出し、ARPキャッシュ2a,3aの更新を行う。
次に、上述したようにして製造監視制御装置2と製造装置3との間でなされる通信の中継を行っている際、通信中継装置10が、その中継を中止する場合について説明する。尚、ここでは、通信中継装置10がまず製造装置3に対してARPリクエストを送出し、その応答パケットとして製造装置3が製造監視制御装置2に対してARPレスポンスを送出することを述べるが、最初に製造監視制御装置2に対してARPリクエストを送出した後に、その応答パケットとして製造監視制御装置2が製造装置3に対してARPレスポンスを送出する場合も同様にARPキャッシュの更新ができるので、その説明を省略する。
まず通信中継装置10は、図5の伝送手順シーケンスに示すように製造装置3に対して送信元のIPアドレス[192.168.123.1]、MACアドレス[11:11:11:11:11:11]であるとしてARPリクエストを送出する(ステップS12)。すると製造装置3は、製造監視制御装置2のMACアドレスが[11:11:11:11:11:11]として、このアドレス情報をARPキャッシュ3aに保持する。すなわち通信中継装置10は、製造監視制御装置2のMACアドレス情報と製造監視制御装置2に予め割り当てられた正規のIPアドレスが対応付けられるように製造装置3のARPキャッシュを更新させる。
そして製造装置3は、このARPリクエストの応答としてMACアドレス[11:11:11:11:11:11]の製造監視制御装置2に対して自らのMACアドレス[33:33:33:33:33:33]の情報を含むARPレスポンスを送信する(ステップS13)。このとき製造監視制御装置2は、このARPレスポンスを受け付けまたは無視する(製造監視制御装置2に依存)。
次いで通信中継装置10は、製造監視制御装置2に対して送信元のIPアドレスを[192.168.123.3]、MACアドレスを[33:33:33:33:33:33]としてARPリクエストを送出する(ステップS14)。すると製造監視制御装置2は、このARPリクエストの応答としてMACアドレス[33:33:33:33:33:33]の製造装置3に対して自らのMACアドレス[11:11:11:11:11:11]の情報を含むARPレスポンスを送信すると共に、製造装置3のMACアドレスが[33:33:33:33:33:33]であるとして、ARPキャッシュ2aにこのMACアドレス情報を保持する。すなわち通信中継装置10は、製造装置3のMACアドレス情報と、この製造装置3に予め割り当てられた正規のIPアドレスが対応付けられるように製造監視制御装置2のARPキャッシュ2aが保持するMACアドレスを更新させる(ステップS15)。
このとき、製造装置3は、このARPレスポンスを受け付けまたは無視する(製造装置3に依存)。
そうして通信中継装置10は、このようにして各装置のARPキャッシュ2a,3aの更新が完了した以降、製造監視制御装置2と製造装置3との間の通信の中継を行わない。
尚、上述したようにして製造監視制御装置2と製造装置3のそれぞれの装置が保持するARPキャッシュ2a,3aが保持するMACアドレスの更新を行うと製造監視制御装置2と製造装置3間でなされるIPパケットの送達に係るシーケンス番号が不一致となる。したがって、製造監視制御装置2または製造装置3は、互いの装置間で通信ができなくなる。
そこで通信中継装置10は、上述したようにして装置間でやりとりされるIPパケットの中継を中止するとき、製造監視制御装置2および製造装置3のそれぞれに対してRSTパケットを送出して各装置間の通信を一旦中断させる。そうして通信中継装置10は、製造監視制御装置2と製造装置3との間でなされるIPパケットの中継を中断した後、それぞれの装置が備える上位プロトコルの再接続手順によって通信の再開を行わせる(ステップS16,S17)。
次に製造監視制御装置2と製造装置3との間の通信の中継を行う通信中継装置10の作動手順についてより詳細に説明する。
IPネットワーク1を用いて送受されるIPパケットには、このIPパケットの送達が確実に行われたか否かを確認するための循環するTCPシーケンス番号が付与されている。
ここで本発明の通信中継方法について、製造監視制御装置2が製造装置3へ通信中継装置10を介してパケットを送信中に、稼働状態モニタ装置4が製造装置3に対してパケットを送出する場合を例示して説明する。尚、この説明は、本発明の通信中継方法が特徴とするシーケンス番号の制御について理解することを目的としているのでエラー回復処理等については特に述べない。
さて図6の伝送手順シーケンスに示したように製造監視制御装置2が製造装置3へパケットを送出したパケットのシーケンス番号が例えば、[Seq1]であるとする(ステップS20)。するとこのパケットを受信した通信中継装置10は、製造監視制御装置2および製造装置3で送受されるIPパケットに含まれるシーケンス番号を管理するシーケンスカウンタ13にこのシーケンス番号を保持すると共に、この受信したパケットをシーケンス番号[Seq1]として中継して製造装置3に送出する(ステップS21)。製造装置3は、このパケットが正しく受信できた場合、通信中継装置10に対してその肯定応答として{当該シーケンス番号[SeqN]+受信バイト数}からなるパケット(以後、[Ack+番号]と略記する)を返す(ステップS22)。そして通信中継装置10は、この場合、肯定応答[Ack1]を製造監視制御装置2へ中継する(ステップS23)。
ちなみにシーケンス番号およびIPパケットを送信した装置に対してこのパケットが正しく受信できたことを示す肯定応答パケット(Ackパケット)に含まれるACK番号は、受信したバイト数に応じてインクリメントされるが、ここでは理解をしやすくするため簡略化して記述している。
次いで製造監視制御装置2が製造装置3へIPパケットを送出するときのIPパケットのシーケンス番号は[Seq2]となる(ステップS24)。するとこのIPパケットを受信した通信中継装置10は、この受信したIPパケットをシーケンス番号[Seq2]として製造装置3に中継する(ステップS25)。製造装置3は、このパケットが正しく受信できた場合、通信中継装置10にその肯定応答として[Ack2]を返す(ステップS26)。そして通信中継装置10は、この肯定応答[Ack2]を製造監視制御装置2へ中継する(ステップS27)。
ここで、稼働状態モニタ装置4が製造装置3へIPパケットを送出する場合、そのIPパケットのシーケンス番号が例えば[Seq100]であるとする(ステップS28)。ちなみにこのシーケンス番号の初期値は、ランダムな値をとり製造監視制御装置2が最初に設定したシーケンス番号と稼働状態モニタ装置4が設定したシーケンス番号とは異なった値となるが、ここでは稼働状態モニタ装置4が製造装置3へ送出するIPパケットのシーケンス番号を[Seq100]として説明する。
このとき製造装置3は、上述したようにシーケンス番号[Seq2]のIPパケットまで受信済みであるため,引き続き受信するIPパケットのシーケンス番号は[Seq3]を期待している。したがって通信中継装置10がシーケンス番号を[Seq100]として製造装置3に送出すると、製造装置3は、シーケンス番号が不一致であるとしてこのIPパケットを破棄してしまう。そこで通信中継装置10は、シーケンスカウンタ13が保持するシーケンス番号により[Seq3]に付け替えて稼働状態モニタ装置4が送出するIPパケットを製造装置3へ中継する(ステップS29)。
製造装置3は、このパケットが正しく受信できた場合、通信中継装置10にその肯定応答として[Ack3]を返す(ステップS30)。この[Ack3]を受け取った通信中継装置10は、[Ack3]を稼働状態モニタ装置4へ返すために、[Seq100]に対する肯定応答としてシーケンスカウンタ13が保持するシーケンス番号により[Seq100]に対する肯定応答である[Ack100]に付け替えて稼働状態モニタ装置4へ送出する(ステップS31)。
次いで製造監視制御装置2が製造装置3へIPパケットを送出したとすると、そのIPパケットのシーケンス番号は、[Seq3]である(ステップS32)。ところが製造装置3が受信したIPパケットのシーケンス番号が上述したようにして[Seq3]まで進んでいるので、通信中継装置10がシーケンス番号を[Seq3]としてそのまま中継すると、製造装置3は、重複したIPパケットが到来したものとしてこのIPパケットを破棄してしまう。そこで通信中継装置10は、シーケンスカウンタ13が保持するシーケンス番号を参照してシーケンス番号を[Seq4]に付け替えて製造監視制御装置2が送出したIPパケットを製造装置3へ送信する(ステップS33)。
製造装置3は、このIPパケットが正しく受信できた場合、通信中継装置10にその肯定応答としてシーケンスカウンタ13が保持するシーケンス番号を参照して[Ack4]を返す(ステップS34)。そして通信中継装置10は、この肯定応答[Ack4]を製造監視制御装置2へ返すべく、シーケンスカウンタ13が保持するシーケンス番号を用いて肯定応答の番号を[Ack3]に付け替えて製造監視制御装置2へ送出する(ステップS35)。
このようにして通信中継装置10は、シーケンスカウンタ13によってシーケンス番号の管理を行いながら各装置間でなされるパケットの中継を行う。そして、シーケンカウンタ13は、製造監視制御装置2、製造装置3および稼働状態モニタ装置4の間で、それぞれの装置→装置の片方向毎に、少なくとも一つずつのシーケンス番号を示すカウンタから構成される。本例では、3つの装置間であるので6つのカウンタデータから構成されることで十分である。
尚、この場合、通信中継装置10が何らかの原因によってダウンしたとすると、シーケンス番号の不一致により通信を継続できずタイムアウトが発生する。しかしながら製造監視制御装置2または製造装置3からARPキャッシュの更新がなされると共に、シーケンス番号のリセットがなされるので、通信が中断される時間を短時間に抑えることが可能である。
かくして上述したように構成された本発明の通信中継装置および通信中継方法によれば、通信中継装置10がIPネットワーク1に接続された製造監視制御装置2および製造装置3に予め付与されたIPアドレス情報とMACアドレス情報を保持するアドレス情報記憶部11を備え、製造監視制御装置2および製造装置3との間で送受されるIPパケットの中継を開始するとき、ARP制御部12によってIPネットワーク1にそれぞれの製造監視制御装置2および製造装置3に予め付与されたIPアドレス情報に通信中継装置10のMACアドレスを付加したARPパケットを送出しているので、通信中継装置の介在を意識することなく一方の装置から送出されたIPパケットを受信して他方の装置にそのIPパケットを中継することができる。
また本発明の通信中継装置および通信中継方法は、製造装置3、製造監視制御装置2および稼働状態モニタ装置4でそれぞれ送受されるIPパケットの中継をする際、各装置で送受されるそれぞれのIPパケットに含まれるシーケンス番号を保持するシーケンスカウンタ13を備えおり、通信中継装置10と上記各装置との間で送受されるIPパケットのシーケンス番号をこのシーケンスカウンタ13に保持されたシーケンス番号に付け替えてIPネットワークに送出すると共に、製造装置3または製造監視制御装置2のいずれかから送出されたIPパケットを受信して他方の装置にそのIPパケットを中継しているので、通信中継装置10を介して各装置間でやりとりされるIPパケットのシーケンス番号を正しく管理することができる。このため、本発明の通信中継装置および通信中継方法は、各装置間での通信の中継を行いつつ、稼働状態モニタ装置4にて各装置の稼働状態をモニタすることが可能となる。
また通信中継装置10が備えるARP制御部12は、製造監視制御装置2および製造装置3との間で送受されるIPパケットの中継を停止するとき、製造監視制御装置2および製造装置3に予め付与されたIPアドレス情報およびこれらの装置のMACアドレス情報をIPネットワークに送出しているので、製造監視制御装置2および製造装置3との間で直接に相互通信を行わせることができる。
更にARP制御部12は、製造監視制御装置2および製造装置3が有するARPキャッシュの保有期限時間(寿命時間)よりも短い時間でARPリクエストをIPネットワーク1に送出している。このため各装置が備えるARPキャッシュには、常に通信中継装置10のMACアドレスが保持されているので、常に製造監視制御装置2および製造装置3が送出したパケットを通信中継装置10が取り込みながら中継を行うことが可能である。
尚、本発明の通信中継装置および通信中継方法は、上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもかまわない。例えば、上述した実施形態は、バス型のネットワーク構成を例示したものであるが、ハブを利用したスター型のネットワークでも同様に構成することが可能である。
半導体製造工場やフラットパネルディプレイ製造工場等において本発明の一実施形態に係る通信中継方法を適用した通信中継装置を備えたIPネットワークの物理的接続形態の概略構成を示す図である。 図1に示すIPネットワークに接続される各装置の論理的接続形態を示す図である。 製造監視制御装置と製造装置との間で行われるARPパケットの伝送手順を示すシーケンス図である。 通信中継装置を介して製造監視制御装置と製造装置との間で行われるARPパケットの伝送手順を示すシーケンス図である。 通信中継装置によるパケットの中継を中止するとき、製造監視制御装置と製造装置との間で行われるARPパケットの伝送手順を示すシーケンス図である。 通信中継装置を介して製造監視制御装置と製造装置との間で行われるパケット伝送に係るシーケンス番号を用いた伝送制御手順を示すシーケンス図である。 通信中継装置を備えた従来の半導体製造工場やフラットパネルディプレイ製造工場等におけるIPネットワークの物理的接続形態の概略構成を示す図である。 図7に示すIPネットワークに接続される各装置の論理的接続形態を示す図である。
1 IPネットワーク
2 製造監視装置
2a ARPキャッシュ
3 製造装置
3a ARPキャッシュ
4 稼働状態モニタ装置
10 通信中継装置
11 アドレス情報記憶部
12 ARP制御部
13 シーケンスカウンタ

Claims (7)

  1. IPネットワークに接続された製造装置と、前記IPネットワークに接続されて前記複数の製造装置の作動を監視制御する製造監視制御装置と、前記各装置間で送受されるIPパケットに含まれる情報から前記製造装置の稼働状態をモニタする稼働状態モニタ装置との間で送受されるIPパケットの中継を行う通信中継装置であって、
    前記通信中継装置は、前記製造装置および前記製造監視制御装置に予め付与されたIPアドレス情報およびMACアドレス情報をそれぞれ保持するアドレス情報記憶部と、
    前記製造装置および前記製造監視制御装置との間で送受される前記IPパケットの中継を開始するとき、前記各装置に予め付与された前記IPアドレス情報に前記通信中継装置のMACアドレスを付加したARPパケットを送出するARP制御部と、
    前記製造装置、前記製造監視制御装置および前記稼働状態モニタ装置でそれぞれ送受されるIPパケットの中継をする際、前記各装置で送受されるそれぞれのIPパケットに含まれるシーケンス番号を保持するシーケンスカウンタを備え、
    前記製造装置、前記製造監視制御装置または前記稼働状態モニタ装置のいずれかから送出された前記IPパケットを受信して前記通信中継装置と前記各装置との間で送受されるIPパケットのシーケンス番号を前記シーケンスカウンタに保持されたシーケンス番号に付け替えて相手方の前記装置のいずれかにそのIPパケットを中継することを特徴とする通信中継装置。
  2. 前記ARP制御部は、前記製造装置および前記製造監視制御装置との間で送受される前記IPパケットの中継を停止するとき、前記各装置に予め付与されたIPアドレス情報および該通信中継装置のMACアドレス情報を前記IPネットワークに送出することを特徴とする請求項1に記載の通信中継装置。
  3. 前記製造装置および前記監視制御装置は、予め付与されたIPアドレス情報とMACアドレス情報とを対応付けたアドレス情報を保持するARPキャッシュをそれぞれ備えることと、
    前記ARP制御部は、前記ARPキャッシュがそれぞれ保持するアドレス情報の保有期限時間よりも短い時間周期で前記IPネットワークにARPパケットを送出することと
    を特徴とする請求項1または2に記載の通信中継装置。
  4. 前記製造装置は、半導体製造装置であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信中継装置。
  5. 前記製造装置は、フラットパネルディスプレイ製造装置であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信中継装置。
  6. IPネットワークに接続された製造装置と、前記IPネットワークに接続されて前記複数の製造装置の作動を監視制御する製造監視制御装置と、前記各装置間で送受されるIPパケットに含まれる情報から前記製造装置の稼働状態をモニタする稼働状態モニタ装置との間で送受されるIPパケットを、通信中継装置を介して中継するに際し、
    前記製造装置および前記製造監視制御装置に予め付与されたIPアドレス情報とMACアドレス情報とをそれぞれ保持する一方、IPパケットの中継を開始するとき、前記製造装置と前記製造監視制御装置に予め付与された前記IPアドレス情報に前記通信中継装置のMACアドレス情報を付与したARPパケットを前記IPネットワークに送出し、前記各装置のいずれかから送出された前記IPパケットを受信して中継する際、受信したIPパケットに含まれるシーケンス番号を保持すると共に、当該IPパケットの宛先たる前記各装置がそれぞれ受け取るべきシーケンス番号に付け替えて前記IPパケットを中継することを特徴とする通信中継方法。
  7. 前記製造装置および前記製造監視装置は、予め付与されたIPアドレス情報とMACアドレス情報とを対応付けたアドレス情報を保持するARPキャッシュを有し、前記ARPパケットは、前記ARPキャッシュがそれぞれ保持するアドレス情報の保有期限時間よりも短い時間周期で前記IPネットワークに送出されることを特徴とする請求項6に記載の通信中継方法。
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