JP4518649B2

JP4518649B2 - Chair armrest equipment

Info

Publication number: JP4518649B2
Application number: JP2000244403A
Authority: JP
Inventors: 将人角道
Original assignee: Okamura Corp
Current assignee: Okamura Corp
Priority date: 2000-08-11
Filing date: 2000-08-11
Publication date: 2010-08-04
Anticipated expiration: 2020-08-11
Also published as: JP2002051871A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、座る人の体格や作業内容等に合わせて、座体に対する肘当ての位置を前後に調節しうるようにした椅子の肘掛け装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種の従来の肘掛け装置として、例えば特開平１１−３４６８７３号や特開平８−２４０７９号公報等に開示されているものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の前者の肘掛け装置においては、肘当て支持体に前後方向に長い左右１対のスライド孔を設け、このスライド孔に摺動可能に挿通した垂直軸に、肘当てを前後移動可能に取付けているだけであるので、肘当てが簡単に前後方向に動いてしまい、任意の位置に保持することはできない。
【０００４】
一方、上記後者の肘掛け装置は、肘当て支持台に取付けたガイドレールに複数の係合凹部を設けるとともに、肘当て側に、係合凹部と係合可能な係合爪を備えるロック機構を設け、ロック解除ボタンを押動して係合爪を係合凹部に選択的に係合させることより、肘当ての前後位置を段階的に調節可能とするものである。
しかし、このものにおいては、ロック機構の構成が複雑で、かつ部品点数も多いため、組付けが面倒であるとともに、コスト高となる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、肘当ての前後位置を段階的に容易に調節しうるようにした椅子の肘掛け装置を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(１)座体の側部より起立する肘掛け支柱の頂部に装着された肘当て支持体に、肘当てを、前後方向に移動可能に取付けてなる椅子の肘掛け装置において、前記肘当ての下面に形成した前後方向を向く凹所内の左右両側部に、前記肘当て支持体に立設したブラケットの左右両側部を、前後方向に相対移動可能に嵌合するとともに、前記肘当て下面の凹所における頂壁の中央部に、前後方向を向く矩形状の凹孔を形成し、この凹孔の左右の内側面に、互いに対向する複数の係止凹溝を前後方向に所定間隔おきに設け、かつ前記ブラケットの左右両側部に、このブラケットの左右の側端部に外嵌される基片と、その前後の端縁に平面視Ｌ字形をなすよう内向きに連設された、左右方向に弾性変形可能な前後１対の足片と、両足片の先端部同士を接続するようにして、外向き円弧状に形成され、かつ中央部外面に肘当て下面の係止凹溝と係脱しうる突起を有する弧状片とからなる硬質合成樹脂により一体成形された左右１対のセレクタを設ける。
【０００６】
(２)上記(１)項において、肘当ての下面の凹所内に、ブラケットの左右両側部を前後方向に相対移動可能に保持して案内する内向きコ字状のガイドレールを備える可動プレートを止着する。
【０００７】
(３)上記(１)または(２)項において、各セレクタにおける基片を、可動プレートのガイドレールに前後方向に摺動可能に嵌合する。
【０００８】
(４)上記(１)〜(３)項のいずれかにおいて、係止凹溝を波形とするとともに、それに係脱しうる突起を半球状のものとする。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図１は、本発明を適用した椅子(Ａ)の側面図を示すもので、座体(１)の左右両側部より若干前傾（以下、方向は図１の左方を前として説明する）して起立する１対の肘掛け支柱(２)の上端部に、本発明の肘掛け装置(３)が設けられている。
【００１０】
肘掛け装置(３)の肘当て(４)は、前後方向の位置と左右方向の回動角度とを調整しうるようになっている。
【００１１】
図２〜図１０は、上記肘掛け装置(３)の詳細を示す。なお、左右の肘掛け装置(３)は、左右対称で同一構成となっているため、以下の説明は右方のもののみとし、左方のものについては省略する。
【００１２】
また、肘掛け支柱(２)内に組み込まれた高さ調節機構についても、本発明とは直接関係しないので、その詳細な説明は省略する。
【００１３】
まず肘当て(４)の回動機構について説明する。
図２〜図４に示すように、肘掛け支柱(２)内の昇降杆(５)の頂面には、水平をなす円板状の基板(６)が固着され、その中心と外周端部には、それぞれ垂直軸(７)と短寸の前後１対のピン(８)(８)とが立設されている。
【００１４】
基板(６)の上面には、図４に示すように、円板状の角度保持プレート(９)と、弾性板材(10)と、円形をなすホルダ(11)と、下端部を円形とし、かつ上部を、円形の下端部より前方に延出する長円形とした肘当て支持体(12)とが、垂直軸(７)が貫通するようにして、下方より順に載置されている。
【００１５】
角度保持プレート(９)は、アセタール樹脂等により形成され、その前後の外周面に形成された係合溝(13)(13)を、基板(６)の１対のピン(８)に嵌合することにより、軸線回りに回転するのが阻止されている。
【００１６】
角度保持プレート(９)における係合溝(13)を挟む左右の上面には、垂直軸(７)を中心とする円周上に放射方向を向く複数（例えば７個ずつ）の長溝(14)が、円周方向に一定間隔おき（例えば１５°間隔）に形成されている。
【００１７】
弾性板材(10)は、ばね板を打ち抜いて形成され、リング状部の外周縁には、直径方向に向かって斜め下方に延出する１対の弾性片(10a)(10a)が１８０°対向状
に連設されている。両弾性片(10a)の先端部には、下向きに膨出する半球状の突起(15)が形成されてる。なお、弾性片(10a)は、１対以上設けることもある。
両突起(15)の下面は、上記角度保持プレート(９)の複数の長溝(14)のいずれにも係合可能となっている。
【００１８】
合成樹脂よりなるホルダ(11)の下面には、図５に示すように、弾性板材(10)が収容可能なそれとほぼ補形をなす上向きの凹溝(16)と、その両側の外周部寄りに、上記基板(６)における各ピン(８)の上端部が遊嵌可能な円弧状の１対の案内溝(17)(17)とが形成されている。
【００１９】
両案内溝(17)は、凹溝(16)を二分する中心線に対して線対称をなし、かつそれらの円周方向の長さは、各ピン(８)が案内溝(17)内においてほぼ９０°相対回動しうるように設定されている。
【００２０】
合成樹脂よりなる肘当て支持体(12)における円形の下面には、複数の突部(18)が形成され、この突部(18)をホルダ(11)の上面の複数の凹部(19)に嵌合することにより、肘当て支持体(12)とホルダ(11)とが位置決めされ、かつ互いに相対回転するのが阻止されている。
【００２１】
肘当て支持体(12)における下端部の中央に穿設した上下方向を向く軸孔(12a)には、ガイド筒(20)が圧入され、その上下両端部に嵌合されたブッシュ(21)に垂直軸(７)が挿通されている。
【００２２】
上記角度保持プレート(９)、弾性板材(10)、ホルダ(11)及び肘当て支持体(12)は、肘当て支持体(12)の上方に突出する垂直軸(７)の上端部の小径おねじ部(22)に、ウェーブワッシャ(23)と平ワッシャ(24)を介してナット(25)を螺合することにより、基板(６)上に取付けられている。
【００２３】
この際、ウェーブワッシャ(23)は、垂直軸(７)を挿通してガイド筒(20)に嵌合したブッシュ(21)の上端と当接し、かつ平ワッシャ(24)により押圧されて弾性変形させられるようになっている。
【００２４】
これは、図３に示すように、ホルダ(11)に収容した弾性板材(10)の両弾性片(10a)を、ウェーブワッシャ(23)の弾性力により若干上向きに弾性変形させることにより、肘当て支持体(12)をウェーブワッシャ(23)と弾性板材(10)とにより弾性的に保持するためと、弾性片(10a)の突起(15)が角度保持プレート(９)の長溝(14)と係合している際、回動方向に適度の抵抗力を付与するようにするためである。
【００２５】
基板(６)の各ピン(８)とホルダ(11)の案内溝(17)との組付位相は、図５に示すように、両案内溝(17)を二分する中心線(Ｌ₁)が各ピン(８)の中心を結ぶ前後方向を向く中心線(Ｌ₂)に対し、時計方向にほぼ３０°ずれた位相となるようにし、かつこのとき、弾性板材(10)の各突起(15)が、１８０°対向する第２番目の長溝(14)とそれぞれ係合するようにしてある（図１２参照）。このような位置関係とすると、ホルダ(11)及びそれと一体をなす肘当て支持体(12)は、各ピン(８)に対し、時計方向にほぼ１５°、反時計方向にほぼ７５°だけ、垂直軸(７)回りに回動させることができる。
【００２６】
また、上記位置関係にあるとき、肘当て支持体(12)に取付けられる前述した肘当て(４)は、通常使用位置、すなわち前後方向に真直ぐな位置となる。
【００２７】
次に、肘当て(４)の前後移動機構について説明する。
図２及び図３に示すように、肘当て支持体(12)内の上部には、前後方向を向くチャンネル状の肘当てブラケット(26)がねじ止めされ、その上端の左右方向を向く両水平片(26a)(26a)には、図６に示すような、互いに同形をなす左右１対のセレクタ(27)(27)が、左右対称的に嵌合されている。
【００２８】
各セレクタ(27)は、アセタール樹脂等により形成され、水平片(26a)の外側縁部に外嵌される基片(27a)と、その前後の端縁より、平面視Ｌ字形をなすように内向きに連設され、かつ取付け時において水平片(26a)の上面と当接する前後１対の足片(27b)(27b)と、両足片(27b)の先端部同士を接続するようにして、それらの上面に連設された外向きに円弧状に膨出する弧状片(27c)とからなり、弧状片(27c)の中央部の外面には、半球状の突起(28)が形成されている。
【００２９】
弧状片(27c)とそれを支持する両足片(27b)とは、突起(28)が左右方向に移動しうるように若干弾性変形しうるようになっている。
【００３０】
肘当てブラケット(26)の両水平片(26a)及びそれに嵌合されたセレクタ(27)の基片(27a)は、前後方向を向く可動プレート(29)における左右両端部の内向きコ字状をなす１対のガイドレール(30)(30)内に、相対移動可能として嵌合されている（図２参照）。
【００３１】
上記肘当て(４)は、前後方向に長い平面視ほぼ矩形状の合成樹脂製の上面板(4a)と、その下面に若干の空間が形成されるようにしてねじ(31)止めされた合成樹脂製の下面板(4b)とからなり、下面板(4b)の中央部には、前後方向に長い矩形状の上向きの凹所(32)が形成されている。
【００３２】
下面板(4b)における凹所(32)の頂壁(32a)の中央部には、図７及び図８に示すように、前後方向を向く矩形孔(33)が形成され、その左右に対向する内側面には、複数（例えば７個）の波形の係止凹溝(34)が互いに対向するように形成されている。
【００３３】
下面板(4b)の凹所(32)内には、上記可動プレート(29)が、その後端の左右両側部の係止片(29a)(29a)を凹所(32)内の係合孔(35)内に挿し込んで係止するとともに、前端の取付片(29b)を凹所(32)内の段部(32b)にねじ(31)止めすることにより固定されている。
【００３４】
可動プレート(29)の中央部には、下面板(4b)の矩形孔(33)よりも大きな矩形孔(29c)が形成され、矩形孔(33)に形成された両係止凹溝(34)が矩形孔(29c)の内方に露出するようになっている（図７、図８参照）。
【００３５】
下面板(4b)を可動プレート(29)に固定すると、図８に示すように、肘当てブラケット(26)に取付けた左右１対のセレクタ(27)における各弧状片(27c)が、下面板(4c)の矩形孔(33)より上方に突出し、それらに形成した半球状の突起(28)が、複数の係止凹溝(34)のいずれかと弾性係合しうるようになる。
【００３６】
すなわち、下面板(4b)を可動プレート(29)に固定すると、肘当て(４)は、肘当て支持体(12)に対して前後方向に移動可能となり、かつ左右のセレクタ(27)における突起(28)をいずれかの係止凹溝(34)に選択的に係合させることにより、肘当て(４)の前後方向の位置を段階的に調節することができる。なお、肘当て(４)を前後限位置まで移動させると、両セレクタ(27)における弧状片(27c)の前後の端縁が下面板(4b)の矩形孔(33)の前後の端面に当接するので、それ以上前後に移動することはない。
【００３７】
図２、図３及び図１０に示すように、下面板(4b)における凹所(32)の下端開口面には、合成樹脂製の前後１対のカバー(36)が止着され、肘当て(４)を前後方向に移動させた際、指等が凹所(32)内に入り込んで肘当て支持体(12)との間に挟まれるのを防止している。
【００３８】
各カバー(36)には、図９に示すように（前後対称につき、一方のみ図示する）、中央部と左右両側部とに、上記垂直軸(７)に螺合したナット(25)の移動を許容する前後方向を向く逃げ溝(37)と、肘当てブラケット(26)における左右の垂直片の移動を許容するスリット状の逃げ溝(38)とが形成され、かつ左右の側縁には、互いに対向する前後１対ずつの係合片(39)が上向きに突設されている。
【００３９】
両カバー(36)の対向端を突合わせるようにして、各係合片(39)を、下面板(4b)の凹所(32)の周縁部に形成した８個の係合孔(40)（図７、図８参照）に、若干内向きに弾性変形させて挿入することにより、各係合片(39)の外面に形成された係止突条(39a)が係止孔(40)の上端縁に弾性係合し、抜け止めされる。
【００４０】
上記実施形態の肘掛け装置において、肘当て(４)を手で掴んで前後方向に強く押動すると、図１１に示すように、左右１対のセレクタ(27)が相対的に前後方向に移動することにより、その足片(27b)が弾性変形し、各弧状片(27c)の突起(28)が、肘当て(４)の下面板(4b)の左右の係止凹溝(34)より離脱し、他の適宜の係止凹溝(34)と弾性的に係合する。
【００４１】
これにより、肘当て(４)の前後方向の位置を、係止凹溝(34)の数だけ段階的に調節することができる。
【００４２】
一方、肘当て(４)を回動させ、左右の肘当て(４)間の間隔を調節する際は、次のようにして行う。
【００４３】
図１２に示すように、実線示の通常使用位置にある肘当て(４)全体を上方より掴み、平面視時計方向（左方の肘当ては反時計方向）に回動させると、肘当て(４)に取付けられた肘当て支持体(12)、ホルダ(11)及びホルダ(11)の凹溝(16)内に保持された弾性板材(10)が、角度保持プレート(９)に対して垂直軸(７)回りに回動する。すると、ホルダ(11)の案内溝(17)内に嵌合されている各ピン(８)が、想像線で示すように、案内溝(17)における回動方向と反対側の端部と当接するまで相対移動することにより、肘当て(４)はほぼ１５°だけ回動させることができる。
【００４４】
この際、弾性板材(10)の１対の突起(15)が、各ピン(８)と近接する側の１８０°対向する最端部の長溝(14)と弾性的に係合する。従って、肘当て(４)が、その位置から反時計方向に妄りに回動することはない。
【００４５】
このように肘当て(４)を時計方向に１５°回動させると、図１３に示すように、例えばパソコン等のマウス(Ｍ)を操作する際、座者の肘を人間工学的に最適な状態で支持することができる。
【００４６】
一方、肘当て(４)を、通常使用位置から反時計方向に（左方の肘当ては時計方向）に回動させると、図１２に示すように、各ピン(８)が案内溝(17)内を上記と反対側の端部と当接するまで相対移動することにより、肘当て(４)を、最大でほぼ７５°まで回動させることができる。
【００４７】
この回動範囲内において、弾性板材(10)の１対の突起(15)を各長溝(14)と順次弾性係合させれば、肘当て(４)は、ほぼ１５°間隔ずつ段階的に回動停止させることができる。
【００４８】
このように、反時計方向への肘当て(４)の回動領域を広げておくと、作業内容等に応じて、肘当て(４)を最適位置に調節することができる。
特に、図１４に示すように、例えばノート型の小型パソコン等のキーボード(Ｋ)を操作する際、左右の肘当て(４)をハの字形に大きく回動させ、座者の肘をキーボード(Ｋ)の操作に快適な姿勢で広範囲に支持することができ、疲労感を小さくしうる。
【００４９】
以上説明したように、上記実施形態においては、肘当て(４)の回動機構と前後移動機構とを分離させ、肘当て(４)を肘掛け支柱(２)を中心として回動させるようにしてあるため、肘当ての回動が肘掛部において行われる従来のもののように、肘当て(４)の回動範囲が制約されることはない。
【００５０】
また、角度保持プレート(９)の上面に放射方向を向く複数の長溝(14)を設け、これに弾性板材(10)の２個の突起(15)を弾性係合させるようにしてあるため、万一ホルダ(11)及び肘当て支持体(12)と垂直軸(７)との間にがたが発生し、突起(15)が径方向に位置ずれしたとしても、長溝(14)によりその位置ずれを吸収することができるので、肘当て(４)は所望の位置に確実に弾性保持される。しかも、１８０°対向する２個の突起(15)が常時角度保持プレート(９)に圧接しているので、垂直軸(７)に偏荷重が作用することはなく、肘当て支持体(12)はバランスよく円滑に回動しうる。
【００５１】
さらに、肘当て支持体(12)に固定した肘当てブラケット(26)に、左右１対の弾性変形可能なセレクタ(27)を取付け、両セレクタ(27)における弧状片(27c)に形成した各突起(28)を、肘当て(４)における下面板(4b)の中央部に設けた左右に対向する複数の係止凹溝(34)と弾性的に係脱しうるようにしてあるため、肘当て(４)の前後位置を節度感をもって段階的に調節しうるとともに、肘当て(４)を左右方向にがた付かせることなく、前後に安定的に移動させることができる。
【００５２】
肘当て(４)の下面板(4b)に形成された凹所(32)には、カバー(36)が止着されているため、不用意に肘当て(４)を前後に移動しても、指等が凹所(32)の前後の端縁と肘当て支持体(12)との間に挟まれたり、ゴミ等の異物が凹所(32)内に入り込む恐れはない。
【００５３】
なお、上記実施形態においては、角度保持プレート(９)を固定し、弾性板材(10)側を回動させているが、それらを反対としてもよい。
すなわち、角度保持プレート(９)と弾性板材(10)とを上下反対向きとして、角度保持プレート(９)をホルダ(11)に固定するとともに、弾性板材(10)を基板(６)に回動不能として固着すればよい。
【００５４】
また、回動角度規制手段を構成しているピン(８)とその案内溝(17)も上下反対とし、ピン(８)をホルダ(11)に、案内溝(17)を基板(６)に設けるようにしてもよい。
【００５５】
ホルダ(11)は必ずしも必要ではなく、肘当て支持体(12)の下面に、弾性板材(10)収容用の凹溝とピン(８)用の案内溝を直接設ければ、ホルダ(11)は省略しうる。
肘当て(４)を上面板(4a)と下面板(4b)とからなるものとしたが、一体構造の肘当て(４)として、その下面に形成した凹所内に上述と同様の係止凹溝(34)を設けてもよい。
【００５６】
椅子の使用目的に応じて、案内溝(17)の円周方向の長さや、ピン(８)と案内溝(17)との位相を変えることにより、肘当て(４)の左右方向への回動範囲を任意に設定しうるのは勿論である。
【００５７】
【発明の効果】
請求項１記載の発明によれば、肘当ての下面に形成した複数の係止凹溝に、左右方向に弾性変形しうるセレクタの突起を選択的に係合させるだけの簡単な構成で、肘当ての前後位置を節度感をもって段階的に、かつ安定的に調節することができる。
また、セレクタを構成する各部材が互いに一体的に結合されているため、その弾性力が使用中に小さくなる恐れはなく、肘当てを長期間に亘って安定的に弾性保持することができる。
さらに、セレクタは、合成樹脂製であるため、成形が容易でかつ安価である。
【００５８】
請求項２記載の発明によれば、肘当ての肘当て支持体に対する支持強度を大としうるとともに、肘当てを前後方向に安定的に移動させることができる。
【００５９】
請求項３記載の発明によれば、セレクタの保持力が高まるので、肘当てを移動する際にがた付くことはない。
【００６０】
請求項４記載の発明によれば、係止凹溝と突起との係脱が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を適用した椅子の側面図である。
【図２】本発明の一実施形態を備える肘掛け支柱部の一部切欠縦断側面図である。
【図３】同じく、図２のIII−III線の拡大縦断正面図である。
【図４】同じく、肘当ての回動機構部の分解斜視図である。
【図５】同じく、ホルダの底面図である。
【図６】同じく、肘当てブラケットとそれに取付けられるセレクタの斜視図である。
【図７】同じく、肘当ての底面図である。
【図８】同じく、肘当てブラケットに肘当てを取付けた状態の一部切欠平面図である。
【図９】同じく、カバーの斜視図である。
【図１０】同じく、図２のＸ−Ｘ線の縦断正面図である。
【図１１】同じく、肘当ての前後の位置調節時の一部切欠平面図である。
【図１２】同じく、図２をXII−XII線において横断して見た際のピンと案内溝との位置関係及び肘当ての回動範囲を示す平面図である。
【図１３】肘当てを外向きに回動してパソコンのマウスを操作する一例を示す概略平面図である。
【図１４】同じく、肘当てを内向きに大きく回動して小型パソコンのキーボードを操作する一例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
(１)座体
(２)肘掛け支柱
(３)肘掛け装置
(４)肘当て
(4a)上面板
(4a)下面板
(５)昇降杆
(６)基板
(７)垂直軸
(８)ピン
(９)角度保持プレート
(10)弾性板材
(10a)弾性片
(11)ホルダ
(12)肘当て支持体
(13)係合溝
(14)長溝
(15)突起
(16)凹溝
(17)案内溝
(18)突部
(19)凹部
(20)ガイド筒
(21)ブッシュ
(22)小径おねじ部
(23)ウェーブワッシャ
(24)平ワッシャ
(25)ナット
(26)肘当てブラケット
(26a)水平片
(27)セレクタ
(27a)基片
(27b)足片
(27c)弧状片
(28)突起
(29)可動プレート
(29a)係止片
(29b)取付片
(30)ガイドレール
(31)ねじ
(32)凹所
(32a)頂壁
(32b)段部
(33)矩形孔
(34)係止凹溝
(35)係合孔
(36)カバー
(37)(38)逃げ溝
(39)係合片
(39a)係止突条
(40)係合孔
(Ａ)椅子
(Ｋ)キーボード
(Ｍ)マウス[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an armrest device for a chair that can adjust the position of an armrest relative to a seating body in accordance with the physique of a seated person, work contents, and the like.
[0002]
[Prior art]
Examples of this type of conventional armrest device include those disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 11-346873 and 8-24079.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional armrest device, a pair of left and right slide holes that are long in the front-rear direction are provided in the elbow rest support body, and the elbow rest is attached to a vertical shaft that is slidably inserted into the slide hole. Therefore, the elbow rest easily moves in the front-rear direction and cannot be held at an arbitrary position.
[0004]
On the other hand, the latter armrest device is provided with a plurality of engaging recesses on the guide rail attached to the elbow rest support base, and provided with a locking mechanism having an engaging claw capable of engaging with the engaging recess on the arm rest side. The front and rear positions of the elbow pads can be adjusted stepwise by pressing the lock release button and selectively engaging the engaging claws with the engaging recesses.
However, in this case, since the structure of the lock mechanism is complicated and the number of parts is large, the assembly is troublesome and the cost is high.
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide an armrest device for a chair that can easily adjust the front and back positions of the armrest step by step with a simple configuration.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, the above problem is solved as follows.
(1) In an armrest device for a chair in which an armrest is attached to an armrest support attached to the top of an armrest strut that stands up from the side of the seat so as to be movable in the front-rear direction. The left and right side portions of the bracket erected on the elbow rest support body are fitted to the left and right side portions of the formed recess facing the front and rear direction so as to be movable relative to each other in the front and rear direction. A rectangular concave hole facing in the front-rear direction is formed in the central portion of the top wall, and a plurality of engaging concave grooves facing each other are provided at predetermined intervals in the front-rear direction on the left and right inner surfaces of the concave hole, and The left and right sides of the bracket are elastically attached to the left and right side ends of the bracket and inwardly connected to the front and rear edges so as to form an L shape in plan view. A pair of deformable front and back feet and the tip of both feet are connected In the so that, outwardly arcuately formed, and the central portion exterior surface in the hard synthetic resin made of arcuate piece having a projection which can engage and disengage the locking groove of the elbow lower surface of the left and right pair are integrally molded A selector is provided.
[0006]
(2) In the above paragraph (1), a movable plate provided with an inwardly U-shaped guide rail for guiding the left and right sides of the bracket so as to be relatively movable in the front-rear direction in the recess in the lower surface of the armrest. Fasten.
[0007]
( 3 ) In the above item (1) or (2 ), the base piece in each selector is fitted to the guide rail of the movable plate so as to be slidable in the front-rear direction.
[0008]
(4) above (1) to (3) in any section, with the locking groove and the waveform, it is the projection Ru disengaging Siu as hemispherical.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a side view of a chair (A) to which the present invention is applied. The chair (1) is tilted slightly forward from both left and right sides (hereinafter, the direction will be described with the left side of FIG. 1 as the front). The armrest device (3) of the present invention is provided at the upper end of the pair of armrest struts (2) that stand up.
[0010]
The armrest (4) of the armrest device (3) can adjust the position in the front-rear direction and the rotation angle in the left-right direction.
[0011]
2 to 10 show details of the armrest device (3). Since the left and right armrest devices (3) are symmetrical and have the same configuration, only the right side is described below, and the left side is omitted.
[0012]
Further, the height adjusting mechanism incorporated in the armrest strut (2) is not directly related to the present invention, and thus detailed description thereof is omitted.
[0013]
First, the rotation mechanism of the elbow rest (4) will be described.
As shown in FIGS. 2 to 4, a horizontal disk-shaped substrate (6) is fixed to the top surface of the lifting / lowering rod (5) in the armrest strut (2), and the center and outer peripheral ends thereof are fixed. Each has a vertical shaft (7) and a short pair of front and rear pins (8) and (8).
[0014]
On the upper surface of the substrate (6), as shown in FIG. 4, a disk-shaped angle holding plate (9), an elastic plate material (10), a circular holder (11), and a lower end portion are circular. And the ellipse pad support body (12) which made the upper part the ellipse extended ahead from the circular lower end part is mounted in order from the lower part so that the vertical axis (7) may penetrate.
[0015]
The angle holding plate (9) is formed of acetal resin or the like, and engaging grooves (13) (13) formed on the front and rear outer peripheral surfaces thereof are fitted to a pair of pins (8) of the substrate (6). As a result, rotation around the axis is prevented.
[0016]
On the left and right upper surfaces sandwiching the engagement groove (13) in the angle holding plate (9), a plurality of (for example, seven) long grooves (14) facing the radial direction on the circumference around the vertical axis (7). Are formed at regular intervals (for example, 15 ° intervals) in the circumferential direction.
[0017]
The elastic plate member (10) is formed by punching a spring plate, and a pair of elastic pieces (10a) (10a) extending obliquely downward in the diameter direction are opposed to the outer peripheral edge of the ring-shaped portion by 180 °. Are arranged in a row. A hemispherical protrusion (15) bulging downward is formed at the tip of both elastic pieces (10a). One or more pairs of elastic pieces (10a) may be provided.
The lower surfaces of both projections (15) can be engaged with any of the plurality of long grooves (14) of the angle holding plate (9).
[0018]
On the lower surface of the holder (11) made of synthetic resin, as shown in FIG. 5, there is an upward concave groove (16) that is substantially complementary to that of the elastic plate (10) that can be accommodated, and closer to the outer peripheral portions on both sides thereof. In addition, a pair of arc-shaped guide grooves (17) and (17) are formed in which the upper ends of the pins (8) of the substrate (6) can be loosely fitted.
[0019]
Both guide grooves (17) are symmetrical with respect to the center line that bisects the concave groove (16), and their circumferential length is such that each pin (8) is within the guide groove (17). It is set so that it can be rotated approximately 90 °.
[0020]
A plurality of protrusions (18) are formed on the circular lower surface of the elbow rest support (12) made of synthetic resin, and the protrusions (18) are formed in the plurality of recesses (19) on the upper surface of the holder (11). By fitting, the elbow rest support (12) and the holder (11) are positioned and prevented from rotating relative to each other.
[0021]
A bushing (21) in which a guide cylinder (20) is press-fitted into the vertical hole (12a) drilled in the center of the lower end of the elbow pad support (12) and fitted to both upper and lower ends thereof. vertical axis (7) is inserted into.
[0022]
The angle holding plate (9), the elastic plate (10), the holder (11) and the elbow support (12) are small diameters at the upper end of the vertical shaft (7) protruding above the elbow support (12). The nut (25) is screwed onto the male thread portion (22) via a wave washer (23) and a flat washer (24), thereby being mounted on the substrate (6).
[0023]
At this time, the wave washer (23) is in contact with the upper end of the bush (21) inserted through the vertical shaft (7) and fitted into the guide tube (20), and is pressed by the flat washer (24) to be elastically deformed. It is supposed to be made.
[0024]
As shown in FIG. 3, this is because the elastic pieces (10a) of the elastic plate (10) accommodated in the holder (11) are elastically deformed slightly upward by the elastic force of the wave washer (23). In order to hold the abutting support (12) elastically by the wave washer (23) and the elastic plate (10), the protrusion (15) of the elastic piece (10a) is formed into a long groove (14) of the angle holding plate (9). This is because an appropriate resistance force is imparted in the rotation direction when engaged.
[0025]
As shown in FIG. 5, the assembly phase of each pin (8) of the substrate (6) and the guide groove (17) of the holder (11) is a center line (L ₁ ) that bisects both guide grooves (17). Are phase shifted by approximately 30 ° clockwise with respect to the center line (L ₂ ) that faces the front-rear direction connecting the centers of the pins (8), and at this time, the protrusions ( 15) engage with the second long groove (14) facing each other by 180 ° (see FIG. 12). With such a positional relationship, the holder (11) and the elbow rest support (12) integrated therewith are approximately 15 ° clockwise and approximately 75 ° counterclockwise with respect to each pin (8). It can be rotated around the vertical axis (7).
[0026]
Moreover, when it is in the said positional relationship, the above-mentioned elbow pad (4) attached to an elbow pad support body (12) will be a normal use position, ie, a position straight in the front-back direction.
[0027]
Next, the back-and-forth movement mechanism of the elbow rest (4) will be described.
As shown in FIGS. 2 and 3, a channel-shaped elbow rest bracket (26) facing in the front-rear direction is screwed to the upper part in the elbow rest support (12), and both horizontal directions facing in the left-right direction at the upper end thereof. the piece (26a) (26a), as shown in FIG. 6, a pair of right and left selector forming a conformal each other physician (27) (27) are symmetrical manner fitted.
[0028]
Each selector (27) is formed of acetal resin or the like, and has a base piece (27a) fitted on the outer edge of the horizontal piece (26a), and an L-shape in a plan view from its front and rear edges. A pair of front and rear foot pieces (27b) (27b) that are inwardly connected and abutted with the upper surface of the horizontal piece (26a) at the time of installation are connected to the tip portions of both foot pieces (27b). The arc-shaped piece (27c) bulging outward in an arc shape connected to the upper surface of the arc-shaped piece (27c) is formed on the outer surface of the central portion of the arc-shaped piece (27c). ing.
[0029]
The arc-shaped piece (27c) and both leg pieces (27b) supporting the arc-shaped piece (27c) can be slightly elastically deformed so that the protrusion (28) can move in the left-right direction.
[0030]
Both horizontal pieces (26a) of the elbow rest bracket (26) and the base piece (27a) of the selector (27) fitted thereto are inwardly U-shaped at the left and right ends of the movable plate (29) facing in the front-rear direction. Are fitted in a pair of guide rails (30), (30) that are movable relative to each other (see FIG. 2).
[0031]
The elbow rest (4) is composed of a synthetic resin upper surface plate (4a) having a substantially rectangular shape in plan view that is long in the front-rear direction, and a screw (31) fixed so that a slight space is formed on the lower surface. The lower surface plate (4b) is made of a resin, and a rectangular upward recess (32) that is long in the front-rear direction is formed at the center of the lower surface plate (4b).
[0032]
As shown in FIGS. 7 and 8, a rectangular hole (33) facing in the front-rear direction is formed in the central portion of the top wall (32a) of the recess (32) in the bottom plate (4b), and is opposed to the left and right thereof. A plurality of (for example, seven) corrugated locking grooves (34) are formed on the inner surface so as to face each other.
[0033]
In the recess (32) of the lower surface plate (4b), the movable plate (29) is connected to the engagement pieces (29a) (29a) on the left and right sides of the rear end thereof in the recess (32). It is fixed by being inserted into (35) and locked, and the front end mounting piece (29b) is fixed to the step (32b) in the recess (32) with a screw (31).
[0034]
A rectangular hole (29c) larger than the rectangular hole (33) of the lower surface plate (4b) is formed in the central portion of the movable plate (29), and both locking concave grooves (34) formed in the rectangular hole (33) are formed. ) Is exposed to the inside of the rectangular hole (29c) (see FIGS. 7 and 8).
[0035]
When the lower plate (4b) is fixed to the movable plate (29), as shown in FIG. 8, each arcuate piece (27c) in the pair of left and right selectors (27) attached to the elbow rest bracket (26) The hemispherical protrusion (28) formed on the rectangular hole (33) of (4c) and protruding above can be elastically engaged with any of the plurality of locking grooves (34).
[0036]
That is, when the lower surface plate (4b) is fixed to the movable plate (29), the elbow rest (4) can move in the front-rear direction with respect to the elbow rest support (12), and the protrusions on the left and right selectors (27). By selectively engaging (28) with any of the locking grooves (34), the position of the elbow rest (4) in the front-rear direction can be adjusted stepwise. When the elbow rest (4) is moved to the front / rear limit position, the front and rear edges of the arc-shaped piece (27c) in both selectors (27) are brought into contact with the front and rear end faces of the rectangular hole (33) of the bottom plate (4b). Since it touches, it does not move back and forth any further.
[0037]
As shown in FIGS. 2, 3 and 10, a pair of front and rear covers (36) made of synthetic resin are fixed to the lower end opening surface of the recess (32) in the lower surface plate (4 b), and the elbow rest When (4) is moved in the front-rear direction, fingers and the like are prevented from entering the recess (32) and being pinched between the elbow rest support (12).
[0038]
As shown in FIG. 9 (only one of them is shown in the front-rear symmetry), each cover (36) is moved by a nut (25) screwed to the vertical shaft (7) at the center and both left and right sides. Are formed in the front and rear clearance grooves (37) and slit-shaped clearance grooves (38) that allow the left and right vertical pieces of the elbow rest bracket (26) to move, and on the left and right side edges. A pair of front and rear engaging pieces (39) facing each other are provided so as to protrude upward.
[0039]
Eight engagement holes (40) in which the engagement pieces (39) are formed at the peripheral edge of the recess (32) of the lower surface plate (4b) so that the opposing ends of both covers (36) are abutted. (Refer to FIGS. 7 and 8), the locking protrusion (39a) formed on the outer surface of each engagement piece (39) is inserted into the locking hole (40) by being elastically deformed slightly inwardly. It is elastically engaged with the upper edge of the lens and is prevented from coming off.
[0040]
In the armrest device of the above embodiment, when the elbow rest (4) is grasped by hand and pushed strongly in the front-rear direction, a pair of left and right selectors (27) relatively move in the front-rear direction as shown in FIG. As a result, the foot piece (27b) is elastically deformed, and the protrusion (28) of each arcuate piece (27c) is detached from the left and right engaging grooves (34) of the bottom plate (4b) of the elbow rest (4). Then, it is elastically engaged with other appropriate locking grooves (34).
[0041]
Thereby, the position of the elbow rest (4) in the front-rear direction can be adjusted step by step by the number of the locking grooves (34).
[0042]
On the other hand, when the elbow rest (4) is rotated and the interval between the left and right elbow rests (4) is adjusted, it is performed as follows.
[0043]
As shown in FIG. 12, when the entire elbow rest (4) in the normal use position indicated by the solid line is gripped from above and rotated clockwise in plan view (left elbow rest is counterclockwise), the elbow rest ( 4) The elastic plate material (10) held in the elbow rest support (12), the holder (11) and the concave groove (16) of the holder (11) is attached to the angle holding plate (9). It rotates around the vertical axis (7). Then, each pin (8) fitted in the guide groove (17) of the holder (11) is brought into contact with the end of the guide groove (17) opposite to the rotation direction, as indicated by an imaginary line. By relative movement until contact, the elbow rest (4) can be rotated by approximately 15 °.
[0044]
At this time, the pair of protrusions (15) of the elastic plate member (10) is elastically engaged with the longest groove (14) at the end facing 180 ° on the side close to each pin (8). Therefore, the elbow rest (4) does not rotate in a counterclockwise direction from that position.
[0045]
Thus, when the elbow rest (4) is rotated clockwise by 15 °, as shown in FIG. 13, when operating the mouse (M) such as a personal computer, the elbow of the seated person is optimally ergonomically. It can be supported in a state.
[0046]
On the other hand, when the elbow rest (4) is rotated counterclockwise from the normal use position (the left elbow rest is clockwise), as shown in FIG. ), The elbow rest (4) can be rotated up to about 75 ° at the maximum by moving relative to the end opposite to the above.
[0047]
Within this rotation range, if the pair of protrusions (15) of the elastic plate (10) are sequentially elastically engaged with the long grooves (14), the elbow rest (4) is gradually stepped by about 15 °. The rotation can be stopped.
[0048]
Thus, if the rotation area | region of the elbow pad (4) to a counterclockwise direction is expanded, according to the work content etc., an elbow pad (4) can be adjusted to an optimal position.
In particular, as shown in FIG. 14, for example, when operating a keyboard (K) of a notebook type personal computer or the like, the left and right elbow pads (4) are largely rotated into a C-shape, and the seated elbow is placed on the keyboard ( K) can be supported in a wide range with a comfortable posture, and the feeling of fatigue can be reduced.
[0049]
As described above, in the above embodiment, the turning mechanism of the elbow rest (4) and the forward / backward movement mechanism are separated, and the elbow rest (4) is turned around the armrest strut (2). Therefore, the rotation range of the elbow rest (4) is not limited as in the conventional one in which the pivot of the elbow rest is performed at the armrest.
[0050]
In addition, a plurality of long grooves (14) facing the radial direction are provided on the upper surface of the angle holding plate (9), and the two protrusions (15) of the elastic plate (10) are elastically engaged with the long grooves (14). Even if a backlash occurs between the holder (11) and the elbow support (12) and the vertical shaft (7), and the protrusion (15) is displaced in the radial direction, the long groove (14) Since the displacement can be absorbed, the elbow rest (4) is securely held in a desired position. Moreover, since the two protrusions (15) opposed to each other by 180 ° are always in pressure contact with the angle holding plate (9), the vertical shaft (7) is not subjected to an offset load, and the elbow rest support (12) Can rotate smoothly in a balanced manner.
[0051]
Furthermore, a pair of left and right elastically deformable selectors (27) are attached to the elbow rest bracket (26) fixed to the elbow rest support (12), and each of the arcuate pieces (27c) formed in both selectors (27) is formed. Since the protrusion (28) can be elastically engaged with and disengaged from the left and right engaging grooves (34) provided at the center of the bottom plate (4b) of the elbow rest (4), The front and rear positions of the abutment (4) can be adjusted stepwise with moderation, and the elbow rest (4) can be stably moved back and forth without rattling in the left-right direction.
[0052]
Since the cover (36) is fixed to the recess (32) formed in the bottom plate (4b) of the elbow rest (4), even if the elbow rest (4) is inadvertently moved back and forth There is no possibility that a finger or the like is sandwiched between the front and rear edges of the recess (32) and the elbow rest support (12), and foreign matters such as dust enter the recess (32).
[0053]
In the above embodiment, the angle holding plate (9) is fixed and the elastic plate (10) side is rotated, but they may be reversed.
That is, the angle holding plate (9) and the elastic plate material (10) are turned upside down, the angle holding plate (9) is fixed to the holder (11), and the elastic plate material (10) is rotated to the substrate (6). What is necessary is just to fix as impossible.
[0054]
In addition, the pin (8) and the guide groove (17) constituting the rotation angle restricting means are also turned upside down, the pin (8) is in the holder (11), and the guide groove (17) is in the substrate (6). You may make it provide.
[0055]
The holder (11) is not necessarily required. If the concave groove for accommodating the elastic plate (10) and the guide groove for the pin (8) are directly provided on the lower surface of the elbow support (12), the holder (11) Can be omitted.
The elbow rest (4) is composed of an upper surface plate (4a) and a lower surface plate (4b). However, as an elbow rest (4) with an integral structure, the same locking recess as described above is formed in the recess formed on the lower surface. A groove (34) may be provided.
[0056]
By changing the circumferential length of the guide groove (17) and the phase of the pin (8) and the guide groove (17) according to the purpose of use of the chair, the armrest (4) can be turned in the left-right direction. Of course, the moving range can be set arbitrarily.
[0057]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the elbow has a simple configuration in which the protrusions of the selector that can be elastically deformed in the left-right direction are selectively engaged with the plurality of locking grooves formed on the lower surface of the elbow pad. The position of the front and rear of the contact can be adjusted stepwise and stably with a sense of moderation.
Further, since the members constituting the selector are integrally coupled to each other, the elastic force is not likely to be reduced during use, and the elbow rest can be stably elastically held over a long period of time.
Furthermore, since the selector is made of synthetic resin, it is easy to mold and inexpensive.
[0058]
According to invention of Claim 2, while being able to enlarge the support strength with respect to the elbow rest support body of an elbow rest, an elbow rest can be stably moved to the front-back direction.
[0059]
According to the third aspect of the present invention, since the holding force of the selector is increased, it is not rattled when the elbow rest is moved.
[0060]
According to the fourth aspect of the invention, the engagement / disengagement between the locking groove and the protrusion is facilitated.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a chair to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a partially cut-away vertical side view of an armrest strut provided with an embodiment of the present invention.
3 is an enlarged longitudinal front view taken along the line III-III in FIG.
4 is an exploded perspective view of an elbow rest turning mechanism. FIG.
FIG. 5 is also a bottom view of the holder.
FIG. 6 is also a perspective view of an elbow rest bracket and a selector attached thereto.
FIG. 7 is also a bottom view of the elbow rest.
FIG. 8 is a partially cutaway plan view of the elbow rest bracket attached to the elbow rest.
FIG. 9 is a perspective view of the cover in the same manner.
10 is also a longitudinal sectional front view taken along line XX of FIG. 2. FIG.
FIG. 11 is also a partially cutaway plan view when the position of the elbow rest is adjusted before and after.
12 is a plan view showing the positional relationship between the pin and the guide groove and the rotation range of the elbow rest when FIG. 2 is viewed transversely along the line XII-XII. FIG.
FIG. 13 is a schematic plan view showing an example of operating a mouse of a personal computer by rotating an elbow pad outward.
FIG. 14 is a schematic plan view showing an example in which the keyboard of a small personal computer is operated by largely rotating the elbow rest inward.
[Explanation of symbols]
(1) Seat
(2) Armrest support
(3) Armrest device
(4) Elbow rest
(4a) Top plate
(4a) Bottom plate
(5) Lifting rod
(6) Board
(7) Vertical axis
(8) Pin
(9) Angle holding plate
(10) Elastic plate material
(10a) Elastic piece
(11) Holder
(12) Elbow rest support
(13) Engaging groove
(14) Long groove
(15) Protrusion
(16) Groove
(17) Guide groove
(18) Projection
(19) Recess
(20) Guide tube
(21) Bush
(22) Small diameter male thread
(23) Wave washer
(24) Flat washer
(25) Nut
(26) Elbow rest bracket
(26a) Horizontal piece
(27) Selector
(27a) Base piece
(27b) Foot piece
(27c) Arc piece
(28) Protrusion
(29) Movable plate
(29a) Locking piece
(29b) Mounting piece
(30) Guide rail
(31) Screw
(32) Recess
(32a) Top wall
(32b) Step
(33) Rectangular hole
(34) Locking groove
(35) Engagement hole
(36) Cover
(37) (38) Escape groove
(39) Engagement piece
(39a) Locking ridge
(40) Engagement hole
(A) Chair
(K) Keyboard
(M) Mouse

Claims

In the armrest device of the chair, in which the armrest is attached to the armrest support that is mounted on the top of the armrest column that stands up from the side of the seat body so that the armrest can be moved in the front-rear direction.
The left and right side portions of the bracket erected on the elbow pad support body are fitted to the left and right side portions in the front-rear direction recess formed on the lower surface of the elbow pad so as to be relatively movable in the front-rear direction, and the elbow A rectangular concave hole facing in the front-rear direction is formed in the central portion of the top wall of the recess on the lower surface of the abutment, and a plurality of engaging concave grooves facing each other are predetermined in the front-rear direction on the left and right inner surfaces of the concave hole. Provided at intervals, and on both left and right sides of the bracket, a base piece that is externally fitted to the left and right side end portions of the bracket, and an inwardly extending shape in an L shape in plan view at the front and rear edges. In addition, a pair of front and rear foot pieces that can be elastically deformed in the left-right direction and the distal end portions of both foot pieces are connected to each other and formed in an outward arc shape, and a locking recess on the lower surface of the elbow rest on the outer surface of the center portion together by hard synthetic resin made of arcuate pieces having projections capable emerged groove engagement Armrest apparatus chair, characterized in that a form has been a pair of left and right selector.

The chair according to claim 1, wherein a movable plate having an inwardly U-shaped guide rail that holds and guides the left and right sides of the bracket so as to be relatively movable in the front-rear direction is fixed in a recess in the lower surface of the elbow rest. Armrest device.

The armrest device for a chair according to claim 1 or 2 , wherein a base piece in each selector is fitted to a guide rail of a movable plate so as to be slidable in the front-rear direction.

As well as a locking groove and waveform, armrest device of the chair according to any one of claims 1 to 3, the projection Ru disengaged Siu was assumed hemispherical.