JP4512127B2 - 情報提供サーバ装置、情報提供方法、および情報提供プログラム - Google Patents

情報提供サーバ装置、情報提供方法、および情報提供プログラム Download PDF

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本発明は、ユーザが利用する情報端末、および配信情報を配信する情報配信サーバ装置とネットワークを介して通信可能な情報提供サーバ装置に関する。
近年、インターネットなどのネットワークによる情報通信技術が発達しており、PC(パーソナルコンピュータ)や携帯電話などの情報端末を利用した情報の取得や交換が活発になっている。従来型の情報提供のための静的なウェブサイトに加えて、ユーザが自身で書き込んだ日記などを、ネットワークを介して簡単に公開できるブログサービスや、特定のユーザとのつながりを設定したり嗜好の共通する複数のユーザとのコミュニティを形成したりすることを可能とするSNS(ソーシャルネットワーキングサイト)サービスなどの情報サービスは、近年では単なる情報提供、情報交換にとどまらず、重要なコミュニケーションの場として著しく普及している。
特許文献1には、このような情報サービスにおいて、特定の情報サービスに登録されたユーザのそれぞれがいかなる特徴、パーソナリティを持っており、その情報サービス内でいかなるユーザといかなるつながりをもっているかという情報を抽出する情報抽出装置が提案されている。
特開2005−235118号公報
しかしながら、上述の情報抽出装置は、特定の情報サービスを利用するユーザの特徴と関係性とを抽出するにとどまるものであるが、近年の情報サービスによるユーザは、異なる情報サービスのユーザとも様々な関係性を構築することができるようになっている。例えば、ブログサービスには、トラックバックPingと呼ばれる情報を送信しあうことによって、他のブログサービスの特定ページや特定のウェブサイトに自己のブログページへのリンクを設定する機能が一般的に備えられている。このようなトラックバックシステムを用いると、複数のブログサービスにまたがるユーザ同士がネットワーク上で関係性を構築することができる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、ネットワークを介して提供される様々な情報サービスを利用するユーザ同士の関係性を抽出して提供する情報提供サーバを提供する。
上述した課題を解決するために、本発明は、ユーザが利用するユーザ端末および配信情報を配信する情報配信サーバ装置とネットワークを介して通信可能な情報提供サーバ装置であって、ユーザ端末から、情報配信サーバ装置に接続するための接続宛先情報が入力されると、接続宛先情報に基づいて、情報配信サーバ装置に情報配信要求を送信する情報配信要求手段と、接続宛先情報と、接続宛先情報を入力したユーザ端末を利用するユーザを示すユーザ識別情報と、を対応付けた情報を含む通信履歴情報を記憶する通信履歴情報記憶手段と、通信履歴情報に基づいて、ユーザと、接続宛先情報が示す情報配信サーバ装置が配信する配信情報または接続宛先情報に対応する他のユーザとの関係性を示す関係性情報を抽出する関係性抽出手段と、ユーザ識別情報に対応付けて、関係性抽出手段が抽出した関係性情報を記憶する関係性情報記憶手段と、ユーザ識別情報を受信すると、ユーザ識別情報に対応する関係性情報を関係性情報記憶手段から読み出して返信する関係性情報提供手段と、を備えることを特徴とする情報提供サーバ装置である。
また、本発明は、上述の情報提供サーバ装置が、ユーザ識別情報に対応付けて、ユーザキーワードを記憶するユーザ情報記憶手段をさらに備え、通信履歴情報記憶手段は、情報配信サーバ装置が配信する配信情報に含まれる配信情報キーワードを記憶し、関係性抽出手段は、ユーザキーワードと、配信情報キーワードとが一致するか否かに基づいて、関係性を示す情報を抽出することを特徴とする。
また、本発明は、上述の関係性抽出手段が、通信履歴情報に基づいて関係性情報を抽出するための複数のアルゴリズムを有し、関係性情報提供手段は、複数のアルゴリズムのうちいずれかのアルゴリズムを示す識別情報を受信すると、識別情報に対応するアルゴリズムによって抽出された関係性情報を返信することを特徴とする。
また、本発明は、上述の情報配信サーバ装置は、ブログページを配信するブログサーバ装置であり、関係性抽出手段は、ユーザ端末から情報配信要求されたブログ情報が含む記事コンテンツ、コメント、またはトラックバックを示す情報に基づいて、ユーザ端末に対応するユーザと、ブログ情報との関係性を抽出することを特徴とする。
また、本発明は、上述の関係性情報が、配信情報に含まれたその配信情報の特徴を示すキーワードによって階層化された情報であることを特徴とする。
また、本発明は、ユーザが利用するユーザ端末および配信情報を配信する情報配信サーバ装置とネットワークを介して通信可能な情報提供サーバ装置を用いた情報提供方法であって、情報提供サーバ装置の、情報配信要求手段が、ユーザ端末から、情報配信サーバ装置に接続するための接続宛先情報が入力されると、接続宛先情報に基づいて、情報配信サーバ装置に情報配信要求を送信するステップと、通信履歴情報記憶手段が、接続宛先情報と、接続宛先情報を入力したユーザ端末を利用するユーザを示すユーザ識別情報と、を対応付けた情報を含む通信履歴情報を記憶するステップと、関係性抽出手段が、通信履歴情報に基づいて、ユーザと、接続宛先情報が示す情報配信サーバ装置が配信する配信情報または接続宛先情報に対応する他のユーザとの関係性を示す関係性情報を抽出するステップと、関係性情報記憶手段が、ユーザ識別情報に対応付けて、関係性抽出手段が抽出した関係性情報を記憶するステップと、関係性情報提供手段が、ユーザ識別情報を受信すると、ユーザ識別情報に対応する関係性情報を関係性情報記憶手段から読み出して返信するステップと、を備えることを特徴とする情報提供方法である。
また、本発明は、ユーザが利用するユーザ端末および配信情報を配信する情報配信サーバ装置とネットワークを介して通信可能な情報提供サーバ装置としてのコンピュータに、情報配信要求手段が、ユーザ端末から、情報配信サーバ装置に接続するための接続宛先情報が入力されると、接続宛先情報に基づいて、情報配信サーバ装置に情報配信要求を送信するステップと、通信履歴情報記憶手段が、接続宛先情報と、接続宛先情報を入力したユーザ端末を利用するユーザを示すユーザ識別情報と、を対応付けた情報を含む通信履歴情報を記憶するステップと、関係性抽出手段が、通信履歴情報に基づいて、ユーザと、接続宛先情報が示す情報配信サーバ装置が配信する配信情報または接続宛先情報に対応する他のユーザとの関係性を示す関係性情報を抽出するステップと、関係性情報記憶手段が、ユーザ識別情報に対応付けて、関係性抽出手段が抽出した関係性情報を記憶するステップと、関係性情報提供手段が、ユーザ識別情報を受信すると、ユーザ識別情報に対応する関係性情報を関係性情報記憶手段から読み出して返信するステップと、を実行させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば、ユーザ情報と、ユーザ情報に対応付けられた接続宛先情報とを対応付けて通信履歴情報として記憶し、当該通信履歴情報に基づいてユーザ間の関係性情報を抽出するようにしたので、特定の情報サービスのみならず、本装置を介して行う多様な情報サービスを利用した情報通信に基づく関係性情報を抽出することができる。
また、本発明は、ユーザ識別情報に対応して予め定められたユーザキーワードと、そのユーザ識別情報が示すユーザに配信される配信情報に含まれる配信情報キーワードとが一致するか否かに基づいて、関係性情報を抽出するようにしたので、同一のキーワードを有するユーザ間の関係性を抽出することができる。
また、本発明は、複数のアルゴリズムに基づいて関係性情報を算出するようにしたので、ユーザは、多様な関係性情報を取得することができる。
また、本発明は、ブログサーバ装置から提供されるブログ情報に基づいてユーザの関係性情報を抽出するようにしたので、ユーザの日々の活動が記述されるブログ情報に基づいた関係性を抽出することができ、移り変わるユーザの状態を反映した有用性のある関係性情報を生成することができる。
また、本発明は、配信情報に含まれた特徴を示すキーワードによって階層化された情報を関係性情報として生成することにしたので、ユーザは、広範なネットワーク空間に広がる多様な関係性情報を、体系的に把握することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態による関係性情報提供システムを示す概念図である。
本実施形態では、ユーザが利用する端末であるユーザ端末4が、情報ネットワーク1を介して関係性情報提供サーバ装置2と情報通信を行う。ここで、情報ネットワーク1は、情報通信可能なネットワークであれば良いが、本実施形態では、いわゆるインターネットを想定する。また、配信情報を配信する情報配信サーバ装置3は、情報ネットワーク1を介して関係性情報提供サーバ装置2またはユーザ端末4と通信が可能である。ここで、図1には、ユーザ端末4と情報配信サーバ装置3とをそれぞれ1台ずつ示しているが、情報ネットワーク1には、複数のユーザ端末4、複数の情報配信サーバ装置3その他の情報端末が接続されていて良い。
ユーザ端末4は、ユーザが利用する情報端末であり、情報ネットワーク1を介して他の情報機器と情報通信を行うことが可能である。ユーザ端末4は、具体的には、PC(パーソナルコンピュータ)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話端末などの、入力部、出力部、制御部、演算部、記憶部を備えたコンピュータ機器が想定される。
情報配信サーバ装置3は、他端末からの情報配信要求に応じて情報を配信する情報端末である。情報配信サーバ装置3は、例えば、ウェブサーバ機能を備えており、特定のURL(Uniform Resource Locator)に対する情報配信要求を受信して、対応するウェブページを返信する。具体的には、情報配信サーバ装置3は、例えば、ショッピングサービス、オークションサービス、掲示板サービス、検索サービス、ブログサービスなどのウェブサービスを提供する。
関係性情報提供サーバ装置2は、情報ネットワーク1を介して接続可能な情報配信サーバ装置3が提供するウェブサイトへの接続宛先情報であるURLをリンク情報としてユーザ端末4に提供する。また、関係性情報提供サーバ装置2は、ユーザ端末4から、関係性情報提供サーバ装置2が提供したリンク情報に対応する情報配信要求を受信すると、そのリンク情報に対応する情報配信サーバ装置3へユーザ端末4の情報配信要求を中継するポータルサイトとしての機能を有する。関係性情報提供サーバ装置2は、ユーザ端末4からの接続要求に関する情報を記憶し、記憶された情報に基づいて、ユーザ端末4を利用するユーザとウェブサイトとの関係性を分析することで、他ユーザとの関係性を抽出する。
図2は、図1に示した関係性情報提供サーバ装置2が備える各機能を示すブロック図である。本実施形態による関係性情報提供サーバ装置2は、ユーザ情報記憶部20と、通信履歴抽出部21と、通信履歴記憶部22と、関係性抽出部23と、関係性情報記憶部24と、認証制御機能部25と、通信インターフェイス機能部26とを備えている。
通信インターフェイス機能部26は、情報ネットワーク1を介して接続可能なウェブサイトへのURLを示すリンク情報をユーザ端末4に提供し、ユーザ端末4からリンク情報に対応する情報配信要求を受信すると、そのリンク情報に対応する情報配信サーバ装置3へのユーザ端末4の情報配信要求を中継する。さらに、通信インターフェイス機能部26は、情報配信サーバ装置3やユーザ端末4等の情報端末から関係性情報の利用要求を受信すると、関係性情報記憶部24に記憶された関係性情報を読み出し、利用要求元へ返信する機能を有する。
ここで、通信インターフェイス機能部26がユーザ端末4に提供するポータルサービスは、例えば、ウェブアプリケーション型のRSS(RDF Site Summary、Rich Site Summary、Really Simple Syndication)リーダ、ソーシャルブックマークサービス、SNSサービスなどが想定される。本実施形態では、通信インターフェイス機能部26は、ウェブアプリケーション型のRSSリーダサービスを提供することとして説明する。
RSSリーダとは、RSS、RDF(Resource Description Framework)、Atomなどのフィードと呼ばれるデータファイルを取得してその内容を表示するアプリケーションである。このようなフィードには、特にブログやニュースサイトなど比較的頻繁に更新のあるウェブページの概要などが予め定められたフォーマットにまとめられて記述されている。RSSリーダは、このようなフィードを定期的または不定期に受信し、ウェブページのコンテンツ概要を表示させ、またそのフィードが示すウェブページへのリンクを表示させる。ユーザは、気に入ったウェブページに対応するフィードの取得先をRSSリーダに予め登録しておくことで、自ら気に入ったページに接続要求をしなくとも、RSSリーダによってそのウェブページに更新があったか否かを知ることができ、また、リンクを押下することでそのウェブページに簡単に接続できる。
ユーザ情報記憶部20は、ユーザ端末4を利用するユーザの識別情報に対応付けて、例えば、氏名、ネットワーク通信において用いる仮名(ハンドルネーム)、年齢、性別、パスワードなどのユーザ情報を記憶する。本実施形態では、ユーザ情報記憶部20には、上述の通信インターフェイス機能部26であるRSSリーダの利用者として予め登録されたユーザ情報が記憶されていることとする。
認証制御機能部25は、情報配信サーバ装置3やユーザ端末4などの情報端末から、関係性情報の利用要求を受信すると、利用要求元に、認証情報の要求を行う。ここで、認証情報とは、例えば、ユーザ名とパスワードの組み合わせの情報であり、受信する認証情報が、予め記憶された認証情報と一致するか否かの判定を行い、一致すれば認証成功と、一致しなければ認証失敗と判定する。
通信履歴抽出部21は、通信インターフェイス機能部26によってユーザ端末4から情報配信サーバ装置3への情報配信要求が中継する際に、ユーザ端末4が行った接続要求に関する情報と、その接続要求に対応して情報配信サーバ装置3から配信された情報に関する情報とを抽出して、通信履歴記憶部22に記憶させる。
ここで、ユーザ端末4が行った情報配信要求に関する情報とは、例えば、通信種別(記事閲覧要求、コメント投稿要求、またはブログシステムにおけるトラックバックPing送信など)、送信ユーザ識別情報(ユーザ識別情報、ハンドルネーム、または送信端末のIPアドレスなど)、通信日時(通信のあった日時)、通信要求リンク元のウェブページURLなどである。
また、ユーザ端末4からの接続要求に対応して情報配信サーバ装置3から配信された情報に関する情報とは、例えば、配信されたウェブページのタイトル、更新日時、作成者(著者)、ウェブページ内容の分野(カテゴリ)、ウェブページ内容のキーワード、ウェブページに含まれる人名、またはウェブページに含まれる専門用語などである。
このように、通信履歴抽出部21がウェブページから情報を抽出する際には、例えばブログページの記事コンテンツを形態素解析などで解析し、重要な単語を抽出しても良いし、ウェブページのメタデータを参照しても良い。ここで、このようなメタデータを体系的に構造化し、その関係を記述するオントロジーの概念を利用しても良い。このようなオントロジー体系は、インターネットに散在するウェブページを構造化して把握する方法であり、例えば、抽出されたそれぞれのウェブページのキーワードを、クラスごとに階層的に整理することでウェブページを構造的に把握する技術である。例えば、クラス「スポーツ」に対する下位概念としてクラス「野球」、クラス「サッカー」、クラス「ラグビー」などを定め、これに対応してウェブページを構造化して整理する。
関係性抽出部23は、通信履歴記憶部22に記憶された通信履歴情報を読み出し、読み出した通信履歴情報に基づいて、予め定められた抽出方法が異なる複数の関係性抽出方法アルゴリズム(例えば、抽出方法アルゴリズムA〜D)を用いて抽出したユーザ間の関係性を示す関係性情報を生成し、関係性情報記憶部24に記憶させる。関係性抽出部23は、単一の関係性抽出方法アルゴリズムを用いて関係性情報を生成しても良いが、本実施形態のように、複数の関係性抽出方法アルゴリズムを用いることで、単一のユーザに関する多様な関係性情報を抽出することができる。
ここで、関係性情報とは、例えば、ユーザ識別情報に対応付けて、そのユーザ識別情報との関連性がある他のユーザのユーザ識別情報、興味カテゴリ、および興味強度ポイントなどの項目で構成される。関係性情報の利用要求を行う情報端末は、このような項目に関する値を利用要求の条件として指定することができる。ここで、興味カテゴリとは、例えば上述のオントロジー体系におけるクラスを示すキーワードである。興味強度ポイントは、例えばそのウェブページや、そのウェブページに含まれるリンク先のウェブページに特定の単語が現れる回数をポイントとして数値化し、ポイントが多いほどその単語に関する興味強度が強いこととする。
このように関係性情報を構成すると、特定のユーザを示すユーザ識別情報と、ホップ数と、興味カテゴリを指定することで、特定のカテゴリに関する特定のユーザを中心としたホップ数に応じたサイズのコミュニティを抽出することができる。例えば、あるユーザを中心とした2ホップのサッカー観戦コミュニティなどが抽出できる。また、本実施形態では、関係性情報を抽出するアルゴリズムを複数有することとしたため、そのアルゴリズムに応じて、コミュニティ抽出の方法も多様化できる。例えば、過去一ヶ月間の特定のユーザを中心とした2ホップのサッカー観戦コミュニティや、通信履歴を抽出し始めてから全ての期間での、特定のユーザを中心とした2ホップのサッカー観戦コミュニティが抽出できる。
次に、上述の抽出方法アルゴリズムA〜Dの関係性抽出方法を説明する。
抽出方法アルゴリズムAは、通信履歴記憶部22に記憶されたユーザ情報を、ユーザ情報に含まれる通信日時が新しい順に抽出し、接続先ユーザ、興味カテゴリごとに分類し、通信種別に応じた重み付けを行い、数値化する。ここで、通信種別に応じた重み付けとは、例えば、閲覧は1点、コメントは10点、トラックバックは15点などとして数値化する。さらに、その数値と時期とを乗算する。例えば、最近1週間以内の通信履歴については10、1週間から2週間前については8を乗算する。関係性抽出部23は、その結果値を、興味強度ポイントとして、関係性情報記憶部24に記憶させる。
抽出方法アルゴリズムBは、通信履歴記憶部22に記憶されたユーザ情報のうち、特定のユーザ識別情報に対応する過去1ヶ月間のみの通信履歴情報を読み出して、抽出方法アルゴリズムBと同様の処理を行う。
抽出方法アルゴリズムCは、通信履歴記憶部22に記憶されたユーザ情報を、接続先ユーザ、興味カテゴリごとに分類し、通信種別に応じた重み付けを行い、数値化して、興味強度ポイントとする。抽出方法アルゴリズムCでは、抽出方法アルゴリズムAと異なり、時期の重み付けは行わない。
抽出方法アルゴリズムDは、通信履歴記憶部22に記憶されたユーザ情報に含まれる情報のうち、通信種別が記事閲覧である通信履歴情報のみを読み出し、抽出方法アルゴリズムAと同様の計算を行う。
また、このような関係性情報の抽出は、この他にも、通信履歴記憶部22に記憶された通信履歴情報に基づいて様々な抽出方法によって行って良い。例えば、特定のユーザが、特定のウェブページを閲覧した回数によって、そのウェブページの著者である他のユーザとの関係性のポイントを上げたり、特定のユーザが、複数のウェブページに同様のキーワードを含むコメントを投稿している場合に、そのユーザとそのキーワードとの関係性のポイントを上げたりすることができる。
さらに、このような通信履歴情報を用いた関係性情報の抽出によって、擬似的なコミュニティの形成を捉えることが可能である。例えば、インターネットを介して誰にでも開放されたブログサービスであっても、特定のユーザから特定のユーザへの閲覧、コメントの投稿やトラックバックの頻度などによって、ユーザ間の関係強度を予測することができる。例えば、同じ「野球」というキーワードを含むブログはインターネット上に多数存在するが、特定のユーザが、他の特定のユーザを著者とするブログページに対する閲覧やコメントの回数が特に多いことなどを判定すれば、そのユーザ同士が、野球をキーワードとする関係の中でも特定のコミュニティを形成していると捉えることができる。このようにすれば、ユーザ同士の関係や、ユーザとキーワードとの関係を、そのユーザを著者とするウェブページや通信履歴から、様々な角度から分析することが可能となる。
関係性情報記憶部24は、関係性抽出部23によって通信履歴記憶部22から抽出されたユーザ間の関係性を示す関係性情報を記憶する。関係性情報記憶部24は、例えば、ユーザ識別情報に対応付けて、そのユーザ識別情報との関連性がある他のユーザのユーザ識別情報、興味カテゴリ、および興味強度ポイントなどで構成される。関係性情報記憶部24が記憶する興味カテゴリは、上述のオントロジー体系によるクラスの抽象度によって体系化されたオントロジーDB(database)であって良い。
次に、関係性情報提供サーバ装置2の動作例を説明する。
図3は、本実施形態による関係性情報提供サーバ2の動作例を示すシーケンス図である。
ユーザ端末4は、関係性情報提供サーバ装置2の通信インターフェイス機能部26によって提供されるRSSリーダを利用する。関係性情報提供サーバ装置2の通信インターフェイス機能部26は、ユーザ端末4から予め登録されたウェブサイトのURL情報を、ユーザ端末4に送信する。
ユーザ端末4は、通信インターフェイス機能部26から受信するURL情報に対する情報配信要求を、関係性情報提供サーバ装置2に送信する(ステップS1)。関係性情報提供サーバ装置2の通信インターフェイス機能部26が、ユーザ端末4から送信された情報配信要求を受信し、通信履歴抽出部21は、通信種別を「記事閲覧要求」、送信ユーザ識別情報をユーザ端末4に対応するユーザ識別情報、などとする通信履歴情報を生成し(ステップS2)、通信履歴記憶部22に記憶させる(ステップS3)。ここで、通信履歴抽出部21は、ステップS1でユーザ端末4から情報配信要求のあったウェブページを取得し、取得したウェブページのタイトル、更新日時、作成者(著者)などの情報を抽出して、通信履歴記憶部22に記憶させる。
そして、関係性抽出部23は、予め定められたアルゴリズムに従って、通信履歴記憶部22に記憶された通信履歴情報を読み出し、読み出した通信履歴情報に含まれるユーザ識別情報と他のユーザ識別情報との関係性を抽出し、抽出した関係性を示す関係性情報を関係性情報記憶部24に記憶させる(ステップS4)。
情報配信サーバ装置3は、関係性情報提供サーバ装置2に、特定のユーザ識別情報に対応する関係性情報の利用要求を送信する(ステップS5)。関係性情報提供サーバ装置2は、関係性情報の利用要求を受信すると(ステップS6)、情報配信サーバ装置3に認証情報を要求する。情報配信サーバ装置3が、認証情報要求に対応して、認証情報を送信すると、関係性情報提供サーバ装置2が、認証情報を受信し、認証制御機能部25が、認証処理を行う(ステップS7)。
ステップS7で、認証制御機能部25が、認証失敗と判定すると、処理を中止し、関係性情報の提供を行わない(ステップS9)。一方、ステップS7で、認証制御機能部25が、認証成功と判定すると、通信インターフェイス機能部26は、ステップS6で受信したユーザ識別情報に対応する関係性情報を関係性情報記憶部24から読み出して、情報配信サーバ装置3に送信する(ステップS8)。そして、情報配信サーバ装置3は、関係性情報提供サーバ装置2から送信された関係性情報を受信する(ステップS10)。
また、ユーザ端末4は、関係性情報提供サーバ装置2に、自装置を利用するユーザのユーザ識別情報に対応する関係性情報の利用要求を送信する(ステップS11)。関係性情報提供サーバ装置2は、関係性情報の利用要求を受信すると(ステップS12)、情報配信サーバ装置3に認証情報を要求する。情報配信サーバ装置3が、認証情報要求に対応して、認証情報を送信すると、関係性情報提供サーバ装置2の認証制御機能部25が、受信した認証情報と予め記憶された情報配信サーバ装置3に対応する認証情報が一致するか否かを判定する認証処理を行う(ステップS13)。
ステップS13で、認証制御機能部25が、認証失敗と判定すると、処理を中止し、関係性情報の提供を行わない(ステップS15)。一方、ステップS13で、認証制御機能部25が、認証成功と判定すると、通信インターフェイス機能部26は、ステップS12で受信したユーザ識別情報に対応する関係性情報を関係性情報記憶部24から読み出して、ユーザ端末4に送信する(ステップS14)。そして、ユーザ端末4は、関係性情報提供サーバ装置2から送信された関係性情報を受信する(ステップS16)。
このように、本発明によれば、インターネット空間におけるURLに基づいて行われる通信の履歴を記憶し、記憶した通信履歴情報に基づいてユーザ間の関係性を解析して抽出するようにしたので、特定の情報サービスに閉じることなく、インターネット全体に広がった広範なコミュニケーション空間を抽出対象として、ユーザ間の関係性を抽出することができる。
なお、本実施形態では、ステップS4で、関係性抽出部23が、通信履歴記憶部22に記憶された通信履歴情報を読み出して、関係性情報を抽出して関係性情報記憶部24に記憶させることとしたが、ステップS4の時点では、関係性抽出部23は、関係性情報を抽出するための情報整理をして関係性情報記憶部24に記憶させるにとどめ、ステップS6で関係性情報の利用要求を受信して、関係性情報を返信する際に関係性情報記憶部24から関係性情報を抽出するようにしても良い。
また、本実施形態では、関係性情報提供サーバ装置2の関係性抽出部23は、複数の抽出方法アルゴリズムを有することとしたので、特定のユーザのここ1ヶ月の関係性情報や、閲覧履歴のみに基づく関係性情報など、柔軟な関係性情報を提供することができる。また、ステップS5やステップS10で情報端末から関係性情報提供サーバ装置2に送信される関係性情報の利用要求情報には、複数の抽出方法アルゴリズムのうちいずれかの抽出方法アルゴリズムを示す識別情報を含むこととし、関係性情報提供サーバ装置2は、受信した抽出方法アルゴリズムの識別情報に対応するアルゴリズムによって抽出された前記関係性情報を返信するようにしても良い。
<第2の実施形態>
次に、図面を参照して、本発明の第2の実施形態による関係性情報提供サーバ装置について説明する。図4は、本実施形態による関係性情報提供サーバ装置6を示すブロック図である。関係性情報提供サーバ装置6は、ユーザ端末4のブログ閲覧履歴に基づいて、ユーザ間の関係性情報を抽出する。本実施形態による関係性情報提供サーバ装置6は、第1の実施形態による関係性情報提供サーバ装置2と同様の構成をしており、第1の実施形態と同様の構成、処理についてはその説明を省略する。
図4は、情報配信サーバ装置3の類型のひとつとして、ブログサービスを提供するブログサーバ装置52を示した例である。また、情報ネットワーク1には、関係性情報提供サーバ装置6によって提供される関係性情報を利用したサービスを行う関係性情報利用装置51が接続されている。
関係性情報利用装置51は、例えば、ユーザの嗜好に合った広告配信を行うサーバや、ユーザの嗜好にあったRSSフィードを提供するRSSリーダなどである。
関係性情報提供サーバ装置6は、情報ネットワーク1を介して行われる情報通信から、ユーザ間の関係性を抽出して関係性情報を提供する装置であり、ユーザ情報記憶部60と、通信履歴抽出部61と、通信履歴記憶部62と、関係性抽出部63と、関係性情報記憶部64と、認証制御機能部65と、通信インターフェイス機能部66とを備えている。
ユーザ情報記憶部60には、予めユーザ情報が登録されている。ここで、ユーザ情報記憶部60には、例えば、ユーザ識別情報に対応付けて、そのユーザ識別情報が示すユーザのブログのURLや、好みのキーワードなどが記憶される。
通信履歴抽出部61は、通信インターフェイス機能部66を介して、ブログページの通信があることを検知すると通信履歴情報の抽出を行い、記事特徴取得部611と、閲覧取得部612と、コメント取得部613と、トラックバック取得部614とを備えている。
記事特徴取得部611は、ブログページの特徴を抽出する。閲覧取得部612は、ブログページの閲覧者の情報を抽出する。コメント取得部613は、ブログページのコメントの特徴を抽出する。トラックバック取得部614は、ブログページのトラックバックの情報を抽出する。これらによって抽出された通信履歴情報は、通信履歴記憶部62に記憶される。
さらに、通信履歴抽出部61は、ブログページから抽出したキーワードを手がかりとして、インターネット上からキーワードに合致するブログページを検索し、検索されたブログページの特徴、閲覧者のユーザ情報、コメント、トラックバックなどの情報を抽出し、抽出したこれらの情報を通信履歴情報として通信履歴記憶部62に記憶させることとしても良い。
関係性抽出部63は、例えば、通信履歴記憶部62に記憶された通信履歴情報を読み出して、特定のキーワードに、特定のユーザを中心とした人脈リストとそのキーワードを含む通信履歴情報のみを抽出して、関係性情報記憶部64に記憶させる。
本実施形態では、通信インターフェイス機能部66は、予め定められた時間間隔で定期的に、または関係性情報提供サーバ装置6の管理者から実行要求が入力された場合に、ユーザ情報記憶部60に記憶されたユーザ情報に含まれるブログURLに対して、ブログページの取得要求を行う。ここで、通信インターフェイス機能部66が取得したブログページが、前回の取得時から更新があった場合には、通信履歴抽出部61が、取得したブログページに関する情報を通信履歴記憶部62に記憶させる。
また、通信インターフェイス機能部66は、関係性情報利用装置51から受信する関係性情報の利用要求に応じて、要求された利用要求の条件に応じた関係性情報を返信する。ここで、通信インターフェイス機能部66は、利用要求された条件に合致する関係性情報が存在しない場合には、要求されたキーワードの抽象度を変化させて抽出した関係性情報を返信するようにしても良い。例えば、特定のユーザを中心としたサッカー観戦コミュニティが存在しないときには、「サッカー観戦」というキーワードが含まれる上位の概念である「スポーツ」を新たなキーワードとして関係性情報の抽出を行う。関係性情報提供サーバ装置6は、このようなキーワードが予め構造化されたオントロジー体系DBを記憶することとしても良い。これにより、関係性情報利用装置51は、特定のユーザを中心としたスポーツコミュニティに属するユーザを、関係性情報として取得することができる。なお、関係性情報利用装置51が、利用要求を行った関係性利用要求の結果が0件だった場合に、条件としてのキーワードの抽象度を変化させて、再度、関係性情報の利用要求を行うことで、関係性情報が表す関係性の幅を変化させるようにしても良い。
次に、本実施形態による関係性情報提供サーバ装置6の動作例を説明する。
図5は、本実施形態による関係性情報提供サーバ装置6の動作例を示すシーケンス図である。
通信インターフェイス機能部66は、関係性情報利用装置51から受信する関係性情報の利用要求に応じて、ユーザ情報記憶部70に記憶されている特定のユーザに対応するブログURLに対応するブログサーバ装置52に対して、ブログページの取得要求を行う(ステップS21)。
ブログサーバ装置52は、ブログページの取得要求を受信すると、対応するブログページを、関係性情報提供サーバ装置6に送信する(ステップS22)。通信インターフェイス機能部66は、ブログページを受信すると、通信履歴抽出部61に転送する(ステップS23)。そして、通信履歴抽出部61の記事特徴取得部611は、転送されたブログページの特徴を抽出し、通信履歴記憶部62に記憶させる(ステップS24)。通信履歴抽出部61の閲覧取得部612は、転送されたブログページの閲覧情報を抽出し、通信履歴記憶部62に記憶させる(ステップS25)。通信履歴抽出部61のコメント取得部613は、転送されたブログページのコメントを抽出し、通信履歴記憶部62に記憶させる(ステップS26)。通信履歴抽出部61のトラックバック取得部614は、転送されたブログページのトラックバック情報を抽出し、通信履歴記憶部62に記憶させる(ステップS27)。
通信履歴記憶部62が、通信履歴情報を記憶する(ステップS28)と、関係性抽出部63が、通信履歴記憶部62に記憶された通信履歴情報から、上述のようなアルゴリズムに従って関係性情報を生成し(ステップS29)、関係性情報記憶部64に記憶させる(ステップS30)。
関係性情報利用装置51は、特定のユーザのユーザ識別情報に対応する関係性情報の利用要求を、関係性情報提供サーバ装置6に送信する(ステップS31)。関係性情報提供サーバ装置6の通信インターフェイス機能部66は、利用要求を受信する(ステップS32)。認証制御機能部65が、関係性情報利用装置51から受信する利用要求の認証処理を行い(ステップS33)、認証失敗と判定すれば、関係性情報提供サーバ装置6は、処理を中止し、関係性情報の提供サービスを拒否する(ステップS38)。
一方、ステップS33で、認証制御機能部65が認証成功と判定すれば、通信インターフェイス機能部66は、関係性情報記憶部64に関係性情報の読み出し要求を行う(ステップS34)。通信インターフェイス機能部66は、関係性情報記憶部64から、読み出し要求のあったユーザ識別情報に対応する関係性情報を読み出すと(ステップS35、ステップS36)、読み出した関係性情報を関係性情報利用装置51に送信する(ステップS37)。
なお、ステップS24、ステップS25、ステップS26、ステップS27の各処理の実行シーケンスは、上述のような順番である必要はなく、任意の順番で行うこととしても良いし、また同時並行処理を行うこととしても良い。
このように、本実施形態によれば、広く利用されるようになったブログサービスによって公開されるブログ情報により、的確なユーザ間の関係性を抽出することができる。特に、ブログサービスは、ユーザの関心や活動などがリアルタイムに公開されているために、ブログ空間からは信頼性の高い関係性情報を抽出することができる。
また、図6は、関係性情報提供サーバ装置7を示すブロック図である。関係性情報提供サーバ装置7は、第1の実施形態による関係性情報提供サーバ装置2と同様の構成をしており、第1の実施形態と同様の構成、処理については、その説明を省略する。
関係性情報提供サーバ装置7は、ユーザ情報記憶部70と、通信履歴抽出部71と、通信履歴記憶部72と、関係性抽出部73と、関係性情報記憶部74と、認証制御機能部75と、通信インターフェイス機能部76とを備えている。
通信履歴抽出部71は、情報ネットワーク1を介してブログサーバ装置52から受信するブログページから通信履歴情報を抽出して通信履歴記憶部72に記憶させる。関係性抽出部73は複数のデータ抽出方法、例えば抽出法Fと抽出法Gとで関係性情報の抽出処理を行う。抽出法Fと抽出法Gとは、異なるデータの持ち方、方法により履歴から関係性を抽出する。
これにより、一人のユーザに関する異なる複数のデータの持ち方あるいは枠組みで作成された通信者間関係性情報の提供が可能となる。
抽出法Fでは、モダーンジャズ音楽を中心とした人脈とその音楽活動情報が抽出され、抽出法Gでは特定のユーザの水泳クラブを中心とした人脈とその水泳クラブ活動情報が抽出されて関係性情報記憶部74に記憶される。
関係性情報利用装置51が、特定のユーザを示すユーザ識別情報の水泳仲間リストやその水泳クラブ活動の関係性情報を利用要求すると、関係性情報提供サーバ装置7は、認証制御機能部75による認証後、関係性情報記憶部74から抽出法Gによって抽出された該当する関係性情報を読み出して、関係性情報利用装置51に送信する。
このように、本発明によれば、通信履歴に基づいて多様な関係性を抽出することができるものである。
従来技術によるユーザの関係性の抽出は、ユーザ同士が情報交換を促進する場合に、情報交換する相手ユーザが如何なるパーソナリティをもっているかを、予めシステム内に記憶されたユーザ情報に基づいて抽出するものであって、あるコミュニケーション装置の上でのみ、情報利用履歴からユーザ間の関係性を抽出するものであった。
しかしながら、本発明は、広く情報ネットワークで流通しているユーザの通信履歴情報やアプリケーションあるいはサービスから通信履歴を抽出し、情報利用履歴を作成して記憶し、記憶された情報からユーザ間の関係性を抽出して記憶することで外部サービスをまたいだユーザ間の関係性情報を記憶し、さらに、外部サービスからの関係性情報利用要求に応じて、ユーザ間の関係性情報を提供するものである。また、このようにすれば、ユーザによって様々な情報が公開され連結されるCGM(Consumer Generated Media)の状況を把握することができる。
このように、本発明によれば、インターネット上に存在する様々なウェブサイトやそのユーザの関係性情報の提供が可能となるので、情報通信産業はもとより、産業界全般の情報利用の効率化が実現して産業競争力の強化が図られる。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより関係性情報提供を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明による関係性情報提供システムの概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態による関係性情報提供システムを示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による関係性情報提供システムの動作例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による関係性情報提供システムを示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による関係性情報提供システムの動作例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による関係性情報提供システムを示すブロック図である。
符号の説明
1 情報ネットワーク
2 関係性情報提供サーバ装置
3 情報配信サーバ装置
4 ユーザ端末
6 関係性情報提供サーバ装置
7 関係性情報提供サーバ装置
20 ユーザ情報記憶部
21 通信履歴抽出部
22 通信履歴記憶部
23 関係性抽出部
24 関係性情報記憶部
25 認証制御機能部
26 通信インターフェイス機能部
51 関係性情報利用装置
52 ブログサーバ装置
60 ユーザ情報記憶部
61 通信履歴抽出部
62 通信履歴記憶部
63 関係性抽出部
64 関係性情報記憶部
65 認証制御機能部
66 通信インターフェイス機能部
70 ユーザ情報記憶部
71 通信履歴抽出部
72 通信履歴記憶部
73 関係性抽出部
74 関係性情報記憶部
75 認証制御機能部
76 通信インターフェイス機能部
611 記事特徴取得部
612 閲覧取得部
613 コメント取得部
614 トラックバック取得部

Claims (7)

  1. ユーザが利用するユーザ端末および配信情報を配信する情報配信サーバ装置とネットワークを介して通信可能な情報提供サーバ装置であって、
    前記ユーザ端末から、前記情報配信サーバ装置に接続するための接続宛先情報が入力されると、当該接続宛先情報に基づいて、前記情報配信サーバ装置に情報配信要求を送信する情報配信要求手段と、
    前記接続宛先情報と、前記接続宛先情報を入力した前記ユーザ端末を利用するユーザを示すユーザ識別情報と、を対応付けた情報を含む通信履歴情報を記憶する通信履歴情報記憶手段と、
    前記通信履歴情報に基づいて、前記ユーザと、前記接続宛先情報が示す情報配信サーバ装置が配信する配信情報対応する他のユーザとの関係性を示す関係性情報、または前記ユーザと、前記接続宛先情報に対応する他のユーザとの関係性を示す関係性情報を抽出する関係性抽出手段と、
    前記ユーザ識別情報に対応付けて、前記関係性抽出手段が抽出した関係性情報を記憶する関係性情報記憶手段と、
    前記ユーザ識別情報を受信すると、当該ユーザ識別情報に対応する関係性情報を前記関係性情報記憶手段から読み出して返信する関係性情報提供手段と、
    を備えることを特徴とする情報提供サーバ装置。
  2. 前記ユーザ識別情報に対応付けて、ユーザキーワードを記憶するユーザ情報記憶手段をさらに備え、
    前記通信履歴情報記憶手段は、前記情報配信サーバ装置が配信する配信情報に含まれる配信情報キーワードを記憶し、
    前記関係性抽出手段は、前記ユーザキーワードと、前記配信情報キーワードとが一致するか否かに基づいて、関係性を示す情報を抽出すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報提供サーバ装置。
  3. 前記関係性抽出手段は、前記通信履歴情報に基づいて前記関係性情報を抽出するための複数のアルゴリズムを有し、
    前記関係性情報提供手段は、前記複数のアルゴリズムのうちいずれかのアルゴリズムを示す識別情報を受信すると、当該識別情報に対応するアルゴリズムによって抽出された前記関係性情報を返信すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報提供サーバ装置。
  4. 前記情報配信サーバ装置は、ブログページを配信するブログサーバ装置であり、
    前記関係性抽出手段は、前記ユーザ端末から情報配信要求されたブログ情報が含む記事コンテンツ、コメント、またはトラックバックを示す情報に基づいて、前記ユーザ端末に対応するユーザと、当該ブログ情報との関係性を抽出すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報提供サーバ装置。
  5. 前記関係性情報は、前記配信情報に含まれたその配信情報の特徴を示すキーワードによって階層化された情報であること
    を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の情報提供サーバ装置。
  6. ユーザが利用するユーザ端末および配信情報を配信する情報配信サーバ装置とネットワークを介して通信可能な情報提供サーバ装置を用いた情報提供方法であって、
    情報提供サーバ装置の、
    情報配信要求手段が、前記ユーザ端末から、前記情報配信サーバ装置に接続するための接続宛先情報が入力されると、当該接続宛先情報に基づいて、前記情報配信サーバ装置に情報配信要求を送信するステップと、
    通信履歴情報記憶手段が、前記接続宛先情報と、前記接続宛先情報を入力した前記ユーザ端末を利用するユーザを示すユーザ識別情報と、を対応付けた情報を含む通信履歴情報を記憶するステップと、
    関係性抽出手段が、前記通信履歴情報に基づいて、前記ユーザと、前記接続宛先情報が示す情報配信サーバ装置が配信する配信情報対応する他のユーザとの関係性を示す関係性情報、または前記ユーザと、前記接続宛先情報に対応する他のユーザとの関係性を示す関係性情報を抽出するステップと、
    関係性情報記憶手段が、前記ユーザ識別情報に対応付けて、前記関係性抽出手段が抽出した関係性情報を記憶するステップと、
    関係性情報提供手段が、前記ユーザ識別情報を受信すると、当該ユーザ識別情報に対応する関係性情報を前記関係性情報記憶手段から読み出して返信するステップと、
    を備えることを特徴とする情報提供方法。
  7. ユーザが利用するユーザ端末および配信情報を配信する情報配信サーバ装置とネットワークを介して通信可能な情報提供サーバ装置としてのコンピュータに、
    情報配信要求手段が、前記ユーザ端末から、前記情報配信サーバ装置に接続するための接続宛先情報が入力されると、当該接続宛先情報に基づいて、前記情報配信サーバ装置に情報配信要求を送信するステップと、
    通信履歴情報記憶手段が、前記接続宛先情報と、前記接続宛先情報を入力した前記ユーザ端末を利用するユーザを示すユーザ識別情報と、を対応付けた情報を含む通信履歴情報を記憶するステップと、
    関係性抽出手段が、前記通信履歴情報に基づいて、前記ユーザと、前記接続宛先情報が示す情報配信サーバ装置が配信する配信情報対応する他のユーザとの関係性を示す関係性情報、または前記ユーザと、前記接続宛先情報に対応する他のユーザとの関係性を示す関係性情報を抽出するステップと、
    関係性情報記憶手段が、前記ユーザ識別情報に対応付けて、前記関係性抽出手段が抽出した関係性情報を記憶するステップと、
    関係性情報提供手段が、前記ユーザ識別情報を受信すると、当該ユーザ識別情報に対応する関係性情報を前記関係性情報記憶手段から読み出して返信するステップと、
    を実行させるための情報提供プログラム。
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