JP4508548B2 - Process for producing aromatic hydroxycarboxylic acid - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩と二酸化炭素との反応による芳香族ヒドロキシカルボン酸の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
芳香族ヒドロキシカルボン酸は、コルベ・シュミット反応として古くより知られる、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩と二酸化炭素との反応によって得られ、幅広い用途に用いられる重要な化成品である。
【0003】
例えば2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸は顔料、染料の中間体や、トナー用の電荷制御剤の原料に用いられる重要な化合物である。また、p−ヒドロキシ安息香酸は、高分子原料、化粧品および医薬品などの防腐剤の原料として、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸は高分子原料、液晶化合物中間体として広く使用されている有用な化合物である。
【0004】
芳香族ヒドロキシカルボン酸の製法であるコルベ・シュミット反応としては、十分に脱水された芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩と二酸化炭素との固気相での反応が古くから知られている。しかし、固気相による反応では、長い反応時間を必要とすること、高温での反応の熱的不均一性のために原料である芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩の損失が多いこと、反応中の相変化のため反応を制御し難く、安定した収率を得ることが困難であるなどの問題があり、これを改良するために種々の提案がなされてきた。
【0005】
本発明者の一人は既に、固気相で行われていたコルベ・シュミット反応について、種々の媒体を用いた液状反応に関する検討を行い、現在工業的に実施されている改良技術などを提案している。
【0006】
例えば、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸の製法に関して、軽油または灯油、β−ナフトールナトリウムおよびβ−ナフトールからなる液状混合物と二酸化炭素とを反応させる方法を発明している(特許文献1)。この方法は、連続化が可能であり、不純物の含有量が少なく、品質のバラツキの極めて少ない2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸を提供することが出来る。さらに2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸の製法(特許文献2)、p−ヒドロキシ安息香酸の製法(特許文献3)に関する改良技術をそれぞれ提案している。
【0007】
しかし、上記のように種々の改良が加えられたコルベシュミット反応についても、依然として反応効率が悪く、また、副反応による原料損失が生じるという問題があった。
【0008】
【特許文献1】
特公昭56−53296号公報
【特許文献2】
特公平7−45431号公報
【特許文献3】
特公昭45−9529号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記問題に鑑み、本発明の目的は、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩を実質的に溶解しない媒体の存在下に、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩と二酸化炭素とを反応させる、芳香族ヒドロキシカルボン酸の製造方法において、効率的に反応を進行させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らが芳香族ヒドロキシカルボン酸の工業的製法の改良に関して鋭意検討した結果、従来技術における問題が、反応液の粘度の変化に起因するものであることを見出した。即ち、コルベシュミット反応において、反応開始時には流動性の高い、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩のスラリーや溶融液であったものが、反応の進行と共に反応系中で芳香族ヒドロキシカルボン酸のアルカリ金属塩の微細結晶が増加するため、反応後期には高粘度のペースト状となる。このような粘度の変化によって、反応効率が低下し、また、熱的不均一が生じるために副反応による原料損失が発生していたものと考えられる。
そこで、反応工程を通じて、反応液の粘度によらず効率的に攪拌することのできる特定の攪拌装置を用いることによって、反応効率が改良されると共に、副反応が抑えられることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】
すなわち本発明は、反応槽の中心部に垂直に配設された攪拌軸に、反応槽の側壁および底部に沿って回転自在に設置された攪拌翼を有する反応槽を使用し、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩を実質的に溶解しない媒体の存在下に、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩と二酸化炭素とを反応せさせることを特徴とする、芳香族ヒドロキシカルボン酸の製造方法に関する。
【0012】
本発明で使用する反応槽は、攪拌軸および攪拌翼を備えたものであり、図1に示すように以下の特徴を有するものである。
(1)反応槽1の断面は円形であり、攪拌軸2はその中心に垂直に配設される。
(2)攪拌翼3は、反応槽1の側壁4および底部5に沿って、回転自在に攪拌軸に設置される。
攪拌翼としてはアンカー翼が好適に採用される。
【0013】
攪拌翼3の下部には反応槽1の底部5に沿う形状の後退翼付パドル翼7を有していてもよく、また攪拌翼3の上部には、パドル翼、ヘリカルリボン翼などを有していてもよい。
本発明において使用する反応槽はさらに邪魔板6を有していてもよい。この場合、邪魔板6は、攪拌翼3の回転軌跡より反応槽の中心側に設置されるのが好ましい。
邪魔板は、反応槽の側壁に取り付けられてもよく、反応槽上部より取り付けられても良い。
【0014】
本発明において使用する反応槽、攪拌軸、攪拌翼および邪魔板の材質に関しては、反応条件において、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩に対する耐食性を有するものであれば特に限定されず、例えば、SUS316Lなどが好適に用いられる。
このような攪拌翼と邪魔板を備えた攪拌装置としては、日本化学機械製造株式会社製NXミキサーが好適に使用される。
【0015】
本発明で使用する反応槽は、上記の他に、炭酸ガス導入管、温度計支持管、圧力計、および排気管などを有していてもよい。
【0016】
このような攪拌機構を備えた反応槽を使用し、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩を実質的に溶解しない媒体の存在下に、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩と二酸化炭素とを反応させることによって、反応初期の低粘度状態から、反応後期の高粘度状態に到るまで効率的に攪拌することが可能となり、副反応による原料損失の低下や、反応収率を向上させることが可能となる。
【0017】
本発明の方法における芳香族ヒドロキシ化合物は、好ましくはフェノールまたはβ−ナフトールであり、アルカリ金属は、好ましくはナトリウムまたはカリウムである。また、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩の好適な例としては、β−ナフトールナトリウムが挙げられる。
【0018】
本発明で使用される芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩を実質的に溶解しない反応媒体としては軽油、灯油、白油、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、ジフェニル、ジフェニルアルカン、アルキルジフェニル、トリフェニル、水素化トリフェニル、ジフェニルエーテル、アルキルフェニルエーテル、アルキルジフェニルエーテル、iso-オクチルアルコールなどの高沸点高級アルコールなど、およびこれらの混合物、などが挙げられる。特に好ましくは軽油または水素化トリフェニルが用いられる。
【0019】
本発明の芳香族ヒドロキシカルボン酸の製造方法において、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩を実質的に溶解しない媒体の存在下に、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩と二酸化炭素とを反応せさせる方法であれば特に限定されず、従来知られたコルベシュミット反応に関する方法を用いたものであれば良い。好適に用いられる方法として、例えば、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩の脱水工程や二酸化炭素との反応工程を、芳香族ヒドロキシ化合物の共存下に行う方法、この方法により添加された芳香族ヒドロキシ化合物や反応により副生した芳香族ヒドロキシ化合物および水を、反応中に気体状で二酸化炭素と共に系外に除去する方法などが挙げられる。
【0020】
本発明の製法において、反応原料として使用される、脱水された芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩の調製方法については特に限定されない。例えば、反応槽と別途設けられた脱水槽にて、アルカリ金属水酸化物などのアルカリ金属化合物と芳香族ヒドロキシ化合物から調製された芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩を反応に用いる媒体中で加熱することにより脱水を行えばよい。また、本発明で使用する反応槽により、同様に脱水された芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩を調製しても良い。
【0021】
このようにして得られた、脱水された芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩は、次いで二酸化炭素との反応に供される。
【0022】
芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩と二酸化炭素との反応時の温度は、200〜350℃が好ましく250〜300℃が特に好ましい。反応温度が200℃より低ければ、反応収率が低い、もしくは良好な収率を得る為に長時間を要するなどの問題がある。反応温度が350℃より高ければ、生成物である芳香族ヒドロキシカルボン酸のアルカリ金属塩の熱分解による収率の低下、副反応に起因する原料損失によって生成する樹脂状物(タール)の増加や、製品の色調、純度などの品質に問題を生じる。
反応時の二酸化炭素圧力は0.05〜2MPa(G)が好ましく、0.2〜1MPa(G)が特に好ましい。
【0023】
攪拌条件については、攪拌翼直径(m)×円周率×攪拌回転数(rpm)÷60の式により算出される、攪拌翼の先端周速度が2〜8m/秒となる攪拌回転数で行うのが好ましい。先端周速度が2m/秒より遅いと、十分に攪拌されず、良好な収率が得られない。先端周速度が8m/秒より速ければ、反応液を反応層上部へ跳ね上げてしまう問題や、攪拌動力費に無駄を生じる。
【0024】
反応時間については、反応条件、使用する芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩の種類により異なるが、通常0.5〜10時間、好ましくは1〜7時間で行われる。
【0025】
反応終了後の反応槽内容物は、冷却後水を添加して攪拌し溶解される。あるいは、ポンプなどを利用し、別途設けられた加水溶解槽に移送した後に攪拌して溶解してもよい。
【0026】
得られた溶解液は、芳香族ヒドロキシカルボン酸のアルカリ金属塩や、副生、添加などにより生じた芳香族ヒドロキシ化合物が析出しない様、80〜100℃に保温された状態で、主に反応媒体からなる有機層と、芳香族ヒドロキシカルボン酸のアルカリ金属塩を含む水層に分液される。
【0027】
得られた水層は、鉱酸などによりpH6.5〜8に調節された後、未反応の芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩の中和により遊離する芳香族ヒドロキシ化合物を疎水性有機溶媒を用いて抽出される。抽出に用いる疎水性有機溶媒としては、トルエン、キシレン、ニトロベンゼンなどの芳香族炭化水素系、n−ブタノール、n−オクチルアルコール、2−エチルヘキシルアルコールなどのアルコール系、ジブチルエーテル、ジフェニルエーテルなどのエーテル系、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶媒などが好適に用いられる。
【0028】
反応媒体層中および、疎水性有機溶媒中に抽出された、芳香族ヒドロキシ化合物はアルカリ金属水酸化物の水溶液などにより、芳香族ヒドロキシ化合物のアルカリ金属塩として抽出され、脱水工程に戻し再び反応に供することが出来る。
【0029】
遊離の芳香族ヒドロキシ化合物を抽出された水層は、所望により、活性炭などの吸着剤により着色性のタール様の物質などを除去した後に酸析される。酸析に用いる酸は特に限定されないが、鉱酸、例えば、塩酸、フッ化水素酸のような二元酸、硫酸、硝酸、リン酸、過塩素酸のようなオキソ酸によりpH1〜3に調節される。
【0030】
酸析により得られた、芳香族ヒドロキシカルボン酸の懸濁液は、遠心分離、フィルタープレスなどの常法により母液から分離され、所望により洗浄や再結晶などの精製工程を経た後に、乾燥され製品とされる。
このようにして得られた芳香族ヒドロキシカルボン酸は顔料、染料の中間体や高分子原料など、種々の用途に好適に利用される。
【0031】
【実施例】
実施例1
図1に示す、容量50Lの反応容器に、48%水酸化ナトリウムと、β−ナフトールを入れ、窒素雰囲気下にて50%β−ナフトールナトリウム水溶液24.9kg(75mol)を調製した。
この水溶液に軽油を添加し、窒素気流下にて260℃まで昇温し、脱水を行った。この間、水と共に軽油の低沸点留分が系外に留出するので、留出軽油量の計量を行い、最終的に反応槽内の軽油量が17.4kgとなるように軽油を添加し調節した。
得られた無水β−ナフトールナトリウムの軽油懸濁液を280℃に昇温した後に、β−ナフトール5.4kg(37.5mol)を添加した。
【0032】
ついで、炭酸ガス圧力6.0kg/cm2(G)に加圧し翼先端周速度2.7m/秒(攪拌回転数140rpm、攪拌翼径370mm)の条件で、1.8時間、290℃に保持し反応を行った。
反応終了後、内容物を200Lの水を張り込んだ溶解槽に移送し、窒素雰囲気下で90℃に保持し溶解した。ついで、反応槽に50Lの水を入れて90℃に保持して洗浄し、洗浄液を溶解槽へ移送した。
反応溶解液と、反応槽の洗浄液を合わせた溶解液を90℃に保持、静置した後に、水層と軽油層に分液した。
【0033】
得られた、各層の組成を、高速液体クロマトグラフィーにより分析し、原料および生成物の回収量を測定した。その結果を表1に示す。分析結果より、β−ナフトールナトリウム基準の、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸の収率は41.2%であり、不明生成物への転化率は8.3%であった。
【0034】
比較例1
図2に示す容量50Lの反応槽を用い、翼先端周速度4.7m/秒(攪拌回転数500rpm、攪拌翼径180mm)で反応を行うことの他は、実施例1と同様の操作を行った。
水層および軽油層の組成を、高速液体クロマトグラフィーにより分析し、原料および生成物の回収量を測定した。その結果を表1に示す。分析結果より、β−ナフトールナトリウム基準の、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸の収率は37.7%であり、β−ナフトールナトリウムの不明生成物への転化率は28.1%であった。
【0035】
【表1】
A:2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸
B:2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸
C:2−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジカルボン酸
D:β−ナフトール、およびβ−ナフトールナトリウム
E:不明生成物(仕込みβ―ナフトールナトリウムおよび、添加β−ナフトールからA、B、CおよびDの総量を差し引いたもの)
【0036】
このように、本発明の方法により、反応液を十分に攪拌することによって、反応収率が向上し、副反応による原料の損失が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において使用した、本発明に使用する攪拌機構を備える反応槽の模式図である。
【図2】比較例1において使用した、パドル翼による攪拌機構を備える反応槽の模式図である。
【符号の説明】
1 反応槽
2 攪拌軸
3 攪拌翼
4 反応槽側壁
5 反応槽底部
6 邪魔板
7 後退翼付パドル翼[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing an aromatic hydroxycarboxylic acid by reacting an alkali metal salt of an aromatic hydroxy compound with carbon dioxide.
[0002]
[Prior art]
Aromatic hydroxycarboxylic acids are obtained by the reaction of an alkali metal salt of an aromatic hydroxy compound and carbon dioxide, which has long been known as the Kolbe-Schmidt reaction, and are important chemical products used in a wide range of applications.
[0003]
For example, 2-hydroxy-3-naphthoic acid is an important compound used as a raw material for pigment and dye intermediates and charge control agents for toners. In addition, p-hydroxybenzoic acid is a raw material for preservatives such as polymer raw materials, cosmetics and pharmaceuticals, and 2-hydroxy-6-naphthoic acid is a useful compound widely used as a polymer raw material and liquid crystal compound intermediates. It is.
[0004]
As the Kolbe-Schmidt reaction, which is a process for producing an aromatic hydroxycarboxylic acid, a reaction in a solid gas phase between a sufficiently dehydrated alkali metal salt of an aromatic hydroxy compound and carbon dioxide has been known for a long time. However, the reaction in the solid gas phase requires a long reaction time, the loss of the alkali metal salt of the aromatic hydroxy compound as a raw material is large due to the thermal heterogeneity of the reaction at high temperature, However, it is difficult to control the reaction due to the phase change, and it is difficult to obtain a stable yield. Various proposals have been made to improve this problem.
[0005]
One of the inventors of the present invention has already studied the liquid reaction using various media for the Kolbe-Schmidt reaction that has been carried out in the solid phase, and proposed an improved technique that is currently being implemented industrially. Yes.
[0006]
For example, regarding a method for producing 2-hydroxy-3-naphthoic acid, a method of reacting a liquid mixture comprising light oil or kerosene, β-naphthol sodium and β-naphthol with carbon dioxide has been invented (Patent Document 1). This method can provide 2-hydroxy-3-naphthoic acid that can be continuous, has a small impurity content, and has very little quality variation. Furthermore, the improvement technique regarding the manufacturing method (patent document 2) of 2-hydroxy-6-naphthoic acid and the manufacturing method (patent document 3) of p-hydroxybenzoic acid is proposed, respectively.
[0007]
However, the Kolbeschmitt reaction to which various improvements are added as described above also has a problem that the reaction efficiency is still poor and a raw material loss due to a side reaction occurs.
[0008]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 56-53296 [Patent Document 2]
Japanese Patent Publication No. 7-45431 [Patent Document 3]
Japanese Patent Publication No. 45-9529 [0009]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above problems, an object of the present invention is to react aromatic hydroxy compound alkali metal salt with carbon dioxide in the presence of a medium that does not substantially dissolve the alkali metal salt of aromatic hydroxy compound. In the method for producing carboxylic acid, the reaction is to proceed efficiently.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies on the improvement of the industrial production process of aromatic hydroxycarboxylic acids by the present inventors, it has been found that the problems in the prior art are caused by changes in the viscosity of the reaction solution. That is, in the Kolbeschmitt reaction, a slurry or molten liquid of an alkali metal salt of an aromatic hydroxy compound, which has high fluidity at the start of the reaction, is an alkali metal of an aromatic hydroxycarboxylic acid in the reaction system as the reaction proceeds. Since salt fine crystals increase, a high-viscosity paste is formed in the late reaction stage. It is considered that due to such a change in viscosity, the reaction efficiency is lowered, and thermal non-uniformity occurs, resulting in a loss of raw materials due to side reactions.
Therefore, by using a specific stirring device that can efficiently stir regardless of the viscosity of the reaction liquid throughout the reaction step, it was found that the reaction efficiency was improved and side reactions were suppressed, and the present invention was It came to be completed.
[0011]
That is, the present invention uses an aromatic hydroxy compound using a reaction vessel having an agitation blade disposed so as to be rotatable along the side wall and the bottom of the reaction vessel on an agitation shaft disposed perpendicularly to the center of the reaction vessel. The present invention relates to a method for producing an aromatic hydroxycarboxylic acid, characterized by reacting an alkali metal salt of an aromatic hydroxy compound with carbon dioxide in the presence of a medium that does not substantially dissolve the alkali metal salt.
[0012]
The reaction tank used in the present invention includes a stirring shaft and a stirring blade, and has the following characteristics as shown in FIG.
(1) The cross section of the reaction vessel 1 is circular, and the stirring shaft 2 is disposed perpendicular to the center thereof.
(2) The stirring blade 3 is rotatably installed on the stirring shaft along the
An anchor blade is preferably employed as the stirring blade.
[0013]
The lower part of the stirring blade 3 may have a paddle blade 7 with a receding blade having a shape along the
The reaction vessel used in the present invention may further have a
The baffle plate may be attached to the side wall of the reaction tank or may be attached from the upper part of the reaction tank.
[0014]
The material of the reaction vessel, the stirring shaft, the stirring blade and the baffle used in the present invention is not particularly limited as long as it has corrosion resistance to the alkali metal salt of the aromatic hydroxy compound in the reaction conditions. For example, SUS316L or the like Are preferably used.
As such a stirring device equipped with a stirring blade and a baffle plate, an NX mixer manufactured by Nippon Chemical Machinery Co., Ltd. is preferably used.
[0015]
In addition to the above, the reaction tank used in the present invention may have a carbon dioxide introduction pipe, a thermometer support pipe, a pressure gauge, an exhaust pipe, and the like.
[0016]
Using a reaction vessel equipped with such a stirring mechanism, the alkali metal salt of the aromatic hydroxy compound and carbon dioxide are reacted in the presence of a medium that does not substantially dissolve the alkali metal salt of the aromatic hydroxy compound. By this, it becomes possible to efficiently stir from the low viscosity state at the initial stage of the reaction to the high viscosity state at the late stage of the reaction, and it becomes possible to reduce the raw material loss due to the side reaction and improve the reaction yield. .
[0017]
The aromatic hydroxy compound in the method of the present invention is preferably phenol or β-naphthol, and the alkali metal is preferably sodium or potassium. Moreover, as a suitable example of the alkali metal salt of an aromatic hydroxy compound, β-naphthol sodium can be mentioned.
[0018]
The reaction medium that does not substantially dissolve the alkali metal salt of the aromatic hydroxy compound used in the present invention includes light oil, kerosene, white oil, alkylbenzene, alkylnaphthalene, diphenyl, diphenylalkane, alkyldiphenyl, triphenyl, hydrogenated trihydride. Examples thereof include phenyl, diphenyl ether, alkylphenyl ether, alkyldiphenyl ether, high-boiling higher alcohols such as iso-octyl alcohol, and mixtures thereof. Particularly preferably, light oil or hydrogenated triphenyl is used.
[0019]
In the method for producing an aromatic hydroxycarboxylic acid of the present invention, a method in which an alkali metal salt of an aromatic hydroxy compound and carbon dioxide are reacted in the presence of a medium that does not substantially dissolve the alkali metal salt of the aromatic hydroxy compound. If it is, it will not specifically limit, What is necessary is just to use the method regarding the Kolbeschmitt reaction known conventionally. As a method suitably used, for example, a method of performing a dehydration step of an alkali metal salt of an aromatic hydroxy compound or a reaction step with carbon dioxide in the presence of an aromatic hydroxy compound, an aromatic hydroxy compound added by this method And a method of removing the aromatic hydroxy compound and water by-produced by the reaction in a gaseous state during the reaction together with carbon dioxide.
[0020]
In the production method of the present invention, the method for preparing an alkali metal salt of a dehydrated aromatic hydroxy compound used as a reaction raw material is not particularly limited. For example, an alkali metal salt of an aromatic hydroxy compound prepared from an alkali metal compound such as an alkali metal hydroxide and an aromatic hydroxy compound is heated in a medium used for the reaction in a dehydration tank provided separately from the reaction tank. The dehydration may be performed. Moreover, you may prepare the alkali metal salt of the aromatic hydroxy compound similarly dehydrated with the reaction tank used by this invention.
[0021]
The alkali metal salt of the dehydrated aromatic hydroxy compound thus obtained is then subjected to a reaction with carbon dioxide.
[0022]
The temperature during the reaction between the alkali metal salt of the aromatic hydroxy compound and carbon dioxide is preferably 200 to 350 ° C, particularly preferably 250 to 300 ° C. If the reaction temperature is lower than 200 ° C., there is a problem that the reaction yield is low or a long time is required to obtain a good yield. If the reaction temperature is higher than 350 ° C., the yield decreases due to thermal decomposition of the alkali metal salt of the aromatic hydroxycarboxylic acid product, the increase in resinous matter (tar) generated due to the loss of raw materials due to side reactions, This causes problems in the quality of the product, such as color tone and purity.
The carbon dioxide pressure during the reaction is preferably 0.05 to 2 MPa (G), particularly preferably 0.2 to 1 MPa (G).
[0023]
As for the stirring conditions, the stirring blade diameter (m) × circularity × stirring rotational speed (rpm) ÷ the stirring rotational speed at which the tip peripheral speed of the stirring blade is 2 to 8 m / sec is calculated. Is preferred. When the tip peripheral speed is slower than 2 m / sec, sufficient agitation is not achieved and a good yield cannot be obtained. If the tip peripheral speed is higher than 8 m / sec, a problem of jumping up the reaction solution to the upper part of the reaction layer and a waste of stirring power are caused.
[0024]
The reaction time varies depending on the reaction conditions and the type of the alkali metal salt of the aromatic hydroxy compound to be used, but is usually 0.5 to 10 hours, preferably 1 to 7 hours.
[0025]
The reaction tank contents after completion of the reaction are dissolved by adding water after cooling and stirring. Or you may melt | dissolve by stirring, using a pump etc., after transferring to the separately provided hydrolysis dissolution tank.
[0026]
The obtained solution is mainly a reaction medium in a state of being kept at a temperature of 80 to 100 ° C. so that an alkali metal salt of an aromatic hydroxycarboxylic acid and an aromatic hydroxy compound produced as a by-product or addition are not precipitated. And an aqueous layer containing an alkali metal salt of an aromatic hydroxycarboxylic acid.
[0027]
The obtained aqueous layer is adjusted to pH 6.5-8 with mineral acid or the like, and then the aromatic hydroxy compound released by neutralization of the alkali metal salt of the unreacted aromatic hydroxy compound is used with a hydrophobic organic solvent. Extracted. Examples of the hydrophobic organic solvent used for extraction include aromatic hydrocarbons such as toluene, xylene and nitrobenzene, alcohols such as n-butanol, n-octyl alcohol and 2-ethylhexyl alcohol, ethers such as dibutyl ether and diphenyl ether, A ketone solvent such as cyclohexanone, methyl ethyl ketone, and methyl isobutyl ketone is preferably used.
[0028]
The aromatic hydroxy compound extracted in the reaction medium layer and in the hydrophobic organic solvent is extracted as an alkali metal salt of the aromatic hydroxy compound by an aqueous solution of an alkali metal hydroxide, etc., and returned to the dehydration step to react again. Can be served.
[0029]
If desired, the aqueous layer from which the free aromatic hydroxy compound has been extracted is subjected to acid precipitation after removing colored tar-like substances and the like with an adsorbent such as activated carbon. The acid used for acid precipitation is not particularly limited, but is adjusted to pH 1 to 3 with a mineral acid, for example, a binary acid such as hydrochloric acid or hydrofluoric acid, or an oxo acid such as sulfuric acid, nitric acid, phosphoric acid or perchloric acid. Is done.
[0030]
The suspension of aromatic hydroxycarboxylic acid obtained by acid precipitation is separated from the mother liquor by a conventional method such as centrifugation or filter press, and after being subjected to a purification process such as washing or recrystallization, if desired, dried. It is said.
The aromatic hydroxycarboxylic acid thus obtained is suitably used for various applications such as pigments, dye intermediates and polymer raw materials.
[0031]
【Example】
Example 1
48% sodium hydroxide and β-naphthol were placed in a reaction vessel having a capacity of 50 L shown in FIG. 1, and 24.9 kg (75 mol) of a 50% β-naphthol sodium aqueous solution was prepared in a nitrogen atmosphere.
Light oil was added to this aqueous solution, and the temperature was raised to 260 ° C. under a nitrogen stream to perform dehydration. During this time, since the low boiling fraction of light oil distills out of the system together with water, the amount of distillate light oil is measured and adjusted by adding light oil so that the final light oil amount in the reaction tank is 17.4 kg. did.
After heating the obtained light oil suspension of anhydrous β-naphthol sodium to 280 ° C., 5.4 kg (37.5 mol) of β-naphthol was added.
[0032]
Subsequently, the carbon dioxide pressure was increased to 6.0 kg / cm 2 (G) and the blade tip peripheral speed was maintained at 290 ° C. for 1.8 hours under conditions of a blade tip peripheral speed of 2.7 m / second (stirring rotation speed 140 rpm, stirring blade diameter 370 mm). The reaction was carried out.
After completion of the reaction, the contents were transferred to a dissolution tank filled with 200 L of water, and dissolved at 90 ° C. in a nitrogen atmosphere. Subsequently, 50 L of water was put into the reaction tank, and it wash | cleaned by hold | maintaining at 90 degreeC, and the washing | cleaning liquid was transferred to the dissolution tank.
The solution obtained by combining the reaction solution and the washing solution for the reaction tank was kept at 90 ° C. and allowed to stand, and then separated into an aqueous layer and a light oil layer.
[0033]
The composition of each layer obtained was analyzed by high performance liquid chromatography, and the recovered amounts of raw materials and products were measured. The results are shown in Table 1. From the analysis results, the yield of 2-hydroxy-3-naphthoic acid based on β-naphthol sodium was 41.2%, and the conversion rate to an unknown product was 8.3%.
[0034]
Comparative Example 1
The same operation as in Example 1 was performed except that the reaction was performed at a blade tip peripheral speed of 4.7 m / sec (stirring rotation speed 500 rpm, stirring blade diameter 180 mm) using a reaction tank having a capacity of 50 L shown in FIG. It was.
The composition of the water layer and the light oil layer was analyzed by high performance liquid chromatography, and the recovered amounts of raw materials and products were measured. The results are shown in Table 1. From the analysis results, the yield of 2-hydroxy-3-naphthoic acid based on β-naphthol sodium was 37.7%, and the conversion rate of β-naphthol sodium to an unknown product was 28.1%. .
[0035]
[Table 1]
A: 2-hydroxy-3-naphthoic acid B: 2-hydroxy-6-naphthoic acid C: 2-hydroxynaphthalene-3,6-dicarboxylic acid D: β-naphthol and β-naphthol sodium E: unknown product ( The total amount of A, B, C and D subtracted from the charged β-naphthol sodium and added β-naphthol)
[0036]
Thus, by sufficiently stirring the reaction solution according to the method of the present invention, the reaction yield is improved and the loss of raw materials due to side reactions is suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a reaction tank equipped with a stirring mechanism used in the present invention used in Example 1. FIG.
FIG. 2 is a schematic view of a reaction tank equipped with a stirring mechanism using paddle blades used in Comparative Example 1.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Reaction tank 2 Stirring shaft 3
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