JP4500608B2 - 企業間電子商取引方法及びシステム - Google Patents
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Description
また、ウェブブラウザを標準インタフェースとすることにより、ハードウェアの互換性を考慮することもなく、通信の暗号化により一定のセキュリティレベルを保持することも可能となる。
各ユーザには、一意のユーザIDが付与され、主キーとされる。第2列「ユーザ名」にはユーザIDに対応するユーザの氏名が、第3列「ユニットID」には各ユーザが属するユニットが、第4列「管理者フラグ」にはユニットの管理者(ホスト企業)であるかどうかのフラグが最低限の情報として管理される。
アライアンステーブル122は、ユニット間のアライアンス関係を管理する。元ユニットにはアライアンスの締結元ユニットの情報が格納され、先ユニットにはアライアンスの締結先ユニットの情報が格納される。ここで、元ユニットに指定されたユニットは、先ユニットに指定されたユニットに資源を開放することとなる。例えば、第1行目においては、ユニットBはユニットAの資源を利用できることが規定されている。第2行目においては、ユニットAがユニットBの資源を利用できることが規定されている。このように、両ユニットが相互に資源を共有している状態を通常アライアンスという。
一方、第3行目にはユニットAがユニットCの資源を利用できることが規定されているが、ユニットCがユニットAの資源を利用できることは他の行に規定されていない。このように、一方向にだけ資源の開放がなされている状態を片方向アライアンスという。
アライアンステーブル122に格納された情報に基づくユニットA〜C間のアライアンス関係は、図4に示すとおりとなる。
ユニットテーブルでは、各ユニットの属性情報が管理される。ここでは、一意のユニットIDと紐づけられたユニット名やユニット使用することのできるアプリケーション情報等が管理される。
グループ構成テーブルでは、各ユーザの所属するグループが管理される。ここでは、ユーザIDとグループIDの紐付けがなされる。グループは同一ユニット内又はアライアンスを締結したユニット内のユーザ同士で構成することができる。例えば、グループ構成テーブル126に格納された情報に基づくユーザ間の構成グループは、図5に示すとおりとなる。
グループテーブルは、グループの基本情報が管理される。グループID毎にグループ名、有効期間の情報等が管理される。
まず、ユーザが、ネットワークを介してサーバに接続しユーザ情報を入力すると(STEP1)、サーバは、ユーザ名、パスワード、IPアドレス等によりユーザの認証を行い(STEP2)、認証が失敗した場合には、ユーザにアクセス拒否の通知をする(STEP7)。
認証が成功した場合には、ユーザが利用を希望するシステム資源が、当該ユーザの所属するユニット内の共有資源であるかを確認する(STEP3)。ユニット内の共有資源であれば、共有データをユーザに送信する(STEP6)。そうでなければ、ユーザの所属するユニットがアライアンスを締結するユニットがあるかを確認し、ユーザが利用を希望するシステム資源が、アライアンス先ユニット内の共有資源であるかを確認する(STEP4)。アライアンス先ユニット内の共有資源であれば、共有データをユーザに送信する(STEP6)。そうでなければ、ユーザが所属するグループがあるかを確認し、ユーザが利用を希望するシステム資源が、アライアンス先ユニット内の共有資源であるかを確認する(STEP5)。グループ内の共有資源であれば、共有データをユーザに送信し(STEP6)、そうでなければユーザにアクセス拒否の通知をする(STEP7)。
本実施例に係るシステムは、図7に示すように、データセンタ61に配置された1以上のRDBMSサーバ62と、1以上のASPサーバ66と、データセンタ61とインターネット70を介して接続されるクライアント端末81〜86から構成される。
要件1.販売の中核となる販売店(商社)を取り込んだネットワークを実現すること。 要件2.協業する企業のみがグループを作り自由に情報を交換できること。
要件3.購入側企業、販売側企業が自由に参加できること。
要件4.信用取引を考慮に入れた仕組みを有すること。
要件5.システム構成が簡易であり、且つ安価であること。
まず、図8に示すように、販売店を管理者(ホスト企業)として、その顧客である製造業者を会員とするネットワークサイトを構築する。このクローズドな1まとまりのネットワークサイトを「ユニット」と定義する。このユニットにより販売店は、顧客である製造業群と各種情報を共有することにより従来の関係以上に顧客を囲い込むことができるようになる。
同一ユニット内又はアライアンスユニット内の販売店を除くユーザ同士が購入企業と販売企業になり、商談・回収ともにユーザ同士で行う従来型のネット上での取引形態である。しかしながら、購入企業、販売企業共に販売店の管理下におかれた企業であり、身元が明らかであることから従来型における信用リスクの心配はない。
商談は同一ユニット内又はアライアンスユニット内の販売店を除くユーザ同士で行い、回収は購入企業の販売店が代理する形態である。販売企業への支払いは、販売店から行われるため、販売企業は安心して販売を行うことができる。
販売企業が販売企業の販売店に商談及び回収を委託する取引形態である。販売企業は、営業に労力を費やすことなく商品の生産・開発に注力することが可能となり、また信用リスクの心配からも開放される。
Claims (4)
- データベーステーブルを備え、アプリケーションサービスを提供するインターネットに接続されたサーバと、ウェブブラウザを備えた複数のクライアントと、ウェブブラウザを備えたホストクライアントとを含んで構成された電子商取引システムにおいて、
前記サーバは、前記複数のクライアントに関する情報と前記ホストクライアントに関する情報から構成されるユニット情報をユニットIDと紐付けてデータベーステーブルに格納する手段と、
前記ホストクライアントからアライアンス締結要求がなされた際に、当該アライアンス締結先のユニットのホストクライアントにアライアンス締結要求情報を送信し、当該ホストクライアントが承諾情報をサーバに返信した際にはアライアンス締結元のユニットIDおよびアライアンス締結先のユニットIDが関連付けられてなるアライアンス情報をデータベーステーブルへ書き込む手段と、
前記クライアントから前記サーバへシステム資源の利用要求がなされた際に、前記データベーステーブルから当該クライアントのユニットIDと当該システム資源のユニットIDを照会し、両ユニットIDが同一である場合又はアライアンス締結元とアライアンス締結先の関係にある場合には当該システム資源を当該クライアントに開放する手段とを有し、
前記ホストクライアントは、サーバに他のユニットとのアライアンス締結を要求する手段を有することを特徴とする電子商取引システム。 - 前記クライアントはサーバに同一ユニット内の又はアライアンス締結先のユニット内のクライアントとのグループ構成を要求する手段を有し、
前記サーバは、前記クライアントからグループ構成の要求がなされた際に、前記データベーステーブルからグループ構成要求元クライアントのユーザIDおよびユニットIDとグループ構成要求先クライアントのユーザIDおよびユニットIDとを照会し、両ユニットIDが同一である場合又はアライアンス締結元とアライアンス締結先の関係にある場合には各ユーザIDとグループIDが関連付けられてなるグループ構成情報をデータベーステーブルへ書き込む手段と、
前記クライアントから前記サーバへシステム資源の利用要求がなされた際に、前記データベーステーブルから当該クライアントのグループIDと当該システム資源のグループIDを照会し、両グループIDが同一である場合には当該システム資源を当該クライアントに開放する手段とを有することを特徴とする請求項1の電子商取引システム。 - ウェブブラウザを備えた複数のクライアントと、ウェブブラウザを備えたホストクライアントと、前記複数のクライアントに関する情報と前記ホストクライアントに関する情報から構成され、ユニットIDと紐付けられたユニット情報およびユーザIDと紐付けられたユニットIDを含むユーザ情報が格納されたデータベーステーブルを備え、アプリケーションサービスを提供するインターネットに接続されたサーバとを含んで構成された電子商取引システムによる電子商取引方法であって、
前記サーバは、ユーザがクライアント端末から、ネットワークを介してサーバに接続して入力したユーザIDを含むユーザ入力情報を受信するステップと、
データベーステーブルから照会したユーザ情報と受信したユーザ入力情報に基づいて認証を行うステップと、
ユーザからシステム資源の利用要求がなされた際に、前記データベーステーブルから当該クライアントのユニットIDと当該システム資源のユニットIDを照会し、両ユニットIDが同一である場合又はアライアンス締結元とアライアンス締結先の関係にある場合にはユーザに当該システム資源を提供するステップとを有することを特徴とする電子商取引方法。 - 前記サーバは、前記クライアントからグループ構成の要求がなされた際に、前記データベーステーブルからグループ構成要求元クライアントのユーザIDおよびユニットIDとグループ構成要求先クライアントのユーザIDおよびユニットIDとを照会し、両ユニットIDが同一である場合又はアライアンス締結元とアライアンス締結先の関係にある場合には各ユーザIDとグループIDが関連付けられてなるグループ構成情報をデータベーステーブルへ書き込むステップと、
前記クライアントから前記サーバへシステム資源の利用要求がなされた際に、前記データベーステーブルから当該クライアントのグループIDと当該システム資源のグループIDを照会し、両グループIDが同一である場合には当該システム資源を当該クライアントに開放するステップとを有することを特徴とする請求項3の電子商取引方法。
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