JP4500037B2 - Protection device for diaphragm type pump - Google Patents
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Description
本発明はダイヤフラム型ポンプの保護装置に関する。さらに詳しくは、主として室内用エアマットやエアベッドへのエアの吸排、養魚用水槽や家庭浄化槽などにおける酸素補給、または公害監視における検査ガスのサンプリングなどに利用されるダイヤフラム型ポンプの保護装置に関する。 The present invention relates to a protection device for a diaphragm type pump. More specifically, the present invention relates to a protection device for a diaphragm type pump that is mainly used for intake / exhaust of air to / from indoor air mats and air beds, oxygen supply in fish tanks and domestic septic tanks, or sampling of inspection gas in pollution monitoring.
図6に示されるように、従来のダイヤフラム型ポンプ101は、振動子102に固定された永久磁石103と面対向して配置された電磁石104との磁気的相互作用により、前記振動子102を電源周波数に応じてその長手方向に往復移動させるように構成されており、振動子102が連結されたダイヤフラム105の振動によってポンプ室の容積が左右背反的に増減変化して、左右交互にエアの吸入排出が行なわれる(特許文献1参照)。前記ダイヤフラム105は、その外周部をポンプケース106のダイヤフラム台107とポンプケーシング108によって挟持されている。このポンプ101は、ダイヤフラム105が反復屈曲使用により破損した場合にポンプの電源を遮断して、振動子102の振動を停止させて、振動子周辺の損傷を防ぐための保護装置111を備えている。
As shown in FIG. 6, the
この保護装置111は、振動子102の上部に間隔をあけて2つの爪102aを設け、梁型枠112に前記電磁石104の電源回路の端子となる固定片113と板ばね状の可動片114およびL型検知アーム115を有している。この検知アーム115は、回転軸116により梁部112aに回転自在であり、その一方に延設されたシュー117が前記振動子102の2つの爪102aのあいだに配設されいる。前記検知アーム114の他方は、せん断ねじ118によって前記固定片113と前記可動片114を連通して、ナットなどで固定されている。
This
前記ダイヤフラム105の破損により振動子102の振幅が異常な振幅(正常な振幅以上の振幅)になった場合、前記振動子102の2つの爪のうち、いずれか一方の爪102aが前記検知アーム115のシュー117に当たると、前記検知アーム115に回転軸116を中心とした回転力が働いてせん断ねじ118を破断する。その結果、固定片113が可動片114から離れポンプの電源を切って振動子102の振動を停止させる。
When the amplitude of the
また、図7に示されるように、振動子151に設けられる一対の爪152のあいだに、軸153を中心に回動自在なレバー154の作動端155が配置されるように電磁石156側に取り付けられる電源遮断スイッチである保護装置157がある(特許文献2)。かかる保護装置157では、レバー154の頭部158の凹部と接点端子159の凸部とが係合しており、前記ダイヤフラムの破損により振動子151の振幅が異常な振幅になった場合、前記振動子151の2つの爪152のうち、いずれか一方の爪152が作動端155に当たり、レバー154の頭部158と接点端子159との係合が外れ、ポンプの電源を切って振動子151の振動を停止させる。
Further, as shown in FIG. 7, it is attached to the
しかしながら、前記特許文献1の保護装置では、ポンプ電源のプラグを引き抜いたのち、ポンプケースの内部から破断したせん断ねじとナットの残骸を探して取り去るとともに、ダイヤフラムの修復後、新たなせん断ねじとナットで組み直して(リセット)、ポンプを再駆動する必要がある。かかるリセット作業は狭いポンプケースの内部で行なわなければならないので、リセット作業が面倒であるという問題がある。
However, in the protection device of
また、前記特許文献2の保護装置では、ダイヤフラムの修復後、取手160を回転してレバー154の頭部158を接点端子159に係合させて(リセット)、ポンプを再駆動させることができるが、この取手160の回転作業はポンプケースを外してからではないとできないため、リセット作業が面倒であるという問題がある。
In the protective device of
本発明は、叙上の事情に鑑み、リセット作業を簡単にして、メンテナンスを容易にすることができるダイヤフラム型ポンプの保護装置を提供することを目的とする。 In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide a protection device for a diaphragm type pump that can simplify a reset operation and facilitate maintenance.
本発明のダイヤフラム型ポンプの保護装置は、電磁石と永久磁石の磁気的相互作用に基づいて、該永久磁石を備えた振動子の電磁振動によって、該振動子に連結されたダイヤフラムを振動させるダイヤフラム型ポンプの保護装置であって、該保護装置が、前記振動子に形成される一対の爪と、該爪に対向して、前記ポンプのポンプケースに形成される開口部の近傍に取り付けられる検知手段と、前記ダイヤフラムの修復後の検知手段のリセットを、前記ポンプケースの開口部の外部から該検知手段が有する挿入口を通して行なうリセット手段とからなり、前記検知手段が、前記一対の爪のあいだに配置される検知レバーと、前記ポンプケースの開口部と略同心状の挿入口を有し、前記検知レバーを回動自在に取り付ける支持部と、前記検知レバーの当接部と当接する端子を有するスイッチ部とからなり、前記検知レバーが、前記振動子の上部を前記振動子の振動方向に沿って回動可能であり、前記リセット手段が、前記ポンプケースの開口部の内周面と該開口部に挿入された支持部の環状部とのあいだに着脱自在に装着される押しボタンであり、該押しボタンが、リセット時に前記挿入口に挿入されるべき有底筒状の本体と、該本体の開放側に形成されたつば部と、該つば部の周縁から前記本体の軸方向に立設されたスカート部とから構成されてなることを特徴としている。 The protection device for the diaphragm type pump of the present invention is a diaphragm type that vibrates the diaphragm connected to the vibrator by the electromagnetic vibration of the vibrator having the permanent magnet based on the magnetic interaction between the electromagnet and the permanent magnet. A protection device for a pump, wherein the protection device is attached to a pair of claws formed on the vibrator and in the vicinity of an opening formed in a pump case of the pump so as to face the claws. When the reset of the detection means after repair of the diaphragm, the pump case outside from said detection means of the opening of Ri Do and a reset means for performing through the insertion opening has, the detecting means, between the pair of pawls A detection lever disposed on the pump case, a support portion having a substantially concentric insertion opening with the opening of the pump case, and rotatably mounting the detection lever. A switch portion having a terminal that contacts the contact portion, and the detection lever is capable of rotating on an upper portion of the vibrator along a vibration direction of the vibrator, and the reset means includes the pump The push button is detachably mounted between the inner peripheral surface of the opening of the case and the annular portion of the support portion inserted into the opening, and the push button is inserted into the insertion port at the time of resetting wherein a bottomed cylindrical body, and a flange portion formed on the open side of the body, the Rukoto such is composed of a skirt portion provided upright in the axial direction of the body from the peripheral edge of the flange portion to It is said.
本発明によれば、リセット作業を簡単にして、メンテナンスを容易にすることができる。これにより、ポンプの安全運転を維持することができるとともに、ポンプの品質の信頼性を向上させることができる。 According to the present invention, it is possible to simplify the reset operation and facilitate maintenance. Thereby, while being able to maintain the safe driving | operation of a pump, the reliability of the quality of a pump can be improved.
以下、添付図面に基づいて、本発明のダイヤフラム型ポンプの保護装置を説明する。 Hereinafter, a protection device for a diaphragm type pump according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
本発明の保護装置が適用されるダイヤフラム型ポンプは、本発明においてとくに限定されるものではないが、たとえば図1に示されるように、電磁石1と永久磁石2の磁気的相互作用に基づいて、該永久磁石2を備えた振動子3の電磁振動によって、該振動子3に連結されたダイヤフラム4を振動させるものであり、該振動子3の長手方向の異常振幅を検知した場合、ポンプの電源を切って該振動子3の振動を停止させる保護装置Aを備えている。
The diaphragm type pump to which the protection device of the present invention is applied is not particularly limited in the present invention. For example, as shown in FIG. 1, based on the magnetic interaction between the
前記電磁石1は、ポンプケース5内に対向して配置されており、たとえばE型鉄心および該E型鉄心の2箇所の凹部に組み込まれる捲線コイル部から構成されている。前記ダイヤフラム4は、EPDM(エチレンプロピレンゴム)またはCR(クロロプレン)などから作製されている。前記振動子3は、前記一対の電磁石1のあいだに、所定の間隔(空隙部)をおいて配置されており、平板状の非磁性体の本体6に、平板状のフェライト磁石または稀土類磁石などである前記永久磁石2が所定の間隔で2ブロック固定されている。この振動子3としては、平板状のもの以外に、たとえば円柱形状のものを採用することもできる。前記ポンプケース5の両端部には、ポンプケーシング7aとパッキングを挟んだ蓋7bからなるポンプケーシング部7が固定されている。このポンプケーシング部7は、さらに吸引室8、吐出室9および圧縮室10からなるポンプ部を有しており、吸引室8は、前記圧縮室10と連通するために、吸入口11と吸入弁12を、吐出室9は吐出口13と吐出弁14をそれぞれ備えている。
The
前記保護装置Aは、前記振動子3の本体6の上端部(図1の紙面上方)に形成される一対の爪15、該爪15に対向して、前記ポンプケース5に形成される開口部16の近傍に取り付けられる検知手段17、およびリセット手段である押しボタン18から構成されている。本実施の形態では、振動子3の上下を誤って組み込むのを防止するとともに、上下のバランスを保つために、前記本体6の下端部にも一対の爪15が形成されている。なお、本実施の形態では、保護装置Aがポンプケース5の上端部に設けられているが、本発明においては、これに限定されるものではなく、ポンプケース5の下端部に設けることもできる。
The protection device A includes a pair of
前記検知手段17は、前記一対の爪15のあいだに配置される検知部(シュー)19を有する検知レバー20と、前記検知レバー20を回動自在に取り付ける支持部21と、前記検知レバー20の側方から延出している当接部22と当接する端子23を有するスイッチ部24とから構成されている。該スイッチ部24とポンプの電源とが接続されており、前記当接部22が端子23に当接している状態がスイッチ部24がON(オン)の状態である。
The detection means 17 includes a
前記検知部19は、振動子3の長手方向の異常振幅時に前記爪15の横(幅)振れを確実に検知し、該爪15との当接力を検知レバー19に伝達するために、該爪15をその幅方向(図において紙面上下方向)において囲むようにわずかに広く形成されている(図2参照)。前記検知レバー19の支持部21への取付け構造は、振動子3の異常振幅により、前記爪15が検知部19に当接するときに発生する当接力が所定の大きさをこえる場合に、検知レバー19を回動させ得るように調整可能な構造であれば、本発明においては、とくに限定されるものではないが、本実施の形態では、ねじ25とナット26の締め付け力により検知レバー19の回動力を調整できるようにされている。なお、27はワッシャーである。この検知レバー19の側面から延出している当接部22は、端子23を常時プッシュしてポンプが作動できるON状態にしており、振動子の異常振動により検知レバー19が回動したときに、端子23との係合が解除できるようにされている。当接部22は、スイッチ部24の端子23の形状に応じて適宜係合できる形状にすることができ、たとえば端子23の形状がアール形状である場合、当接部22の先端形状は、凹形状にすることができる。前記スイッチ部24としては、マイクロスイッチまたはそれに類似するON−OFFスイッチを用いることができる。
The
前記支持部21は、前記検知レバー19とスイッチ部24を取り付けるための基部28と、前記ポンプケース5にねじ29により取り付けられるフランジ部30と、前記開口部16に挿入される環状部31とから構成されている。該環状部31は、開口部16に略同心状に配置されている。
The
前記押しボタン18は、前記基部28の挿入口28aを通して、回動後の検知レバー19の当接部22をスイッチ部24に当接させるように、検知レバー19の姿勢を元に戻すために用いられるものであり、本実施の形態では、前記開口部16の内周面16aと前記環状部31とのあいだに着脱自在に装着されるキャップ形状を呈している。この押しボタン18は、一端が開放された有底筒状の本体18aと、該本体18aの開放側に形成されたつば部18bと、該つば部18bの周縁から前記本体18aの軸方向に立設したスカート部18cとから構成されている。このスカート部18cが前記開口部16の内周面と前記環状部31とのあいだに形成された環状の溝に挿入される。この押しボタン18がポンプの振動により脱落しないように、装着保持を目的に環状部31の外周の環状溝にOリング33などの弾性体からなる脱落防止手段を配設するのが好ましい。
The
本実施の形態では、前記ダイヤフラム4の破損により、振動子3の長手方向の異常振幅が発生し、図4に示されるように、振動子3が矢印F1方向に大きく振れた結果、爪15が検知部19および検知レバー20に当接した場合、検知レバー20が矢印F2方向に回動する。これにより、検知レバー20の当接部22とスイッチ部24の端子23との係合が外れ、ポンプの電源が自動的に切れて、振動子3の振動が停止する。
In the present embodiment, the
つぎに破損したダイヤフラムを交換(修復)したのち、ポンプを再駆動させる場合、図5に示されるように、まず、押しボタン18を開口部16に位置する環状部31から取り外したのち、反転させて、押しボタン18の本体18aを矢印F3方向から挿入口28aに差し込む。
Next, when the damaged diaphragm is replaced (repaired) and the pump is driven again, as shown in FIG. 5, first, the
ついで該押しボタン18の本体18aを前記検知レバー20に押し当てて、前記検知レバー20を矢印F4方向に回動させて、図1に示される元の姿勢に戻す(リセット)。
Next, the
本実施の形態におけるリセットは、前記ポンプケースの開口部の外部から環状部が有する挿入口を通して行なうので、リセット作業を簡単に行なうことができる。これにより、保護装置のメンテナンスを容易にすることができるため、ポンプの安全運転を維持することができるとともに、ポンプの品質の信頼性を向上させることができる。 Since the reset in the present embodiment is performed from the outside of the opening of the pump case through the insertion opening of the annular portion, the reset operation can be easily performed. Thereby, since the maintenance of the protection device can be facilitated, the safe operation of the pump can be maintained, and the reliability of the quality of the pump can be improved.
また、本実施の形態にかかわる保護装置は、小型化であるため、小さいスペースで簡単にリセットができる。 In addition, since the protective device according to the present embodiment is miniaturized, it can be easily reset in a small space.
なお、本実施の形態におけるダイヤフラム型ポンプは、ポンプケースを金属または合成樹脂から作製することができるが、前記一対の電磁石の外表面に樹脂をモールドして框体部を成形すると、生産コストを低減させることができる。かかるモールド樹脂の成形材料として、耐熱性で低収縮率のABS、PBTやBMC(バルクモールドコンパウンド)が望ましく、たとえば不飽和ポリエステル系のBMCなどを用いることができる。 In the diaphragm type pump in the present embodiment, the pump case can be made of metal or synthetic resin. However, if the casing is formed by molding resin on the outer surfaces of the pair of electromagnets, the production cost is reduced. Can be reduced. As a molding material of such a mold resin, ABS, PBT, and BMC (bulk mold compound) having heat resistance and a low shrinkage rate are desirable. For example, unsaturated polyester-based BMC can be used.
1 電磁石
2 永久磁石
3 振動子
4 ダイヤフラム
5 ポンプケース
6 本体
7 ポンプケーシング部
7a ポンプケーシング
7b 蓋
8 吸引室
9 吐出室
10 圧縮室
11 吸入口
12 吸入弁
13 吐出口
14 吐出弁
15 爪
16 開口部
16a 内周面
17 検知手段
18 押しボタン
19 検知部(シュー)
20 検知レバー
21 支持部
22 当接部
23 端子
24 スイッチ部
25、29 ねじ
26 ナット
27 ワッシャー
28 基部
28a 挿入口
30 フランジ部
31 環状部31
33 Oリング
A 保護装置
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF
33 O-ring A Protection device
Claims (3)
前記検知手段が、前記一対の爪のあいだに配置される検知レバーと、前記ポンプケースの開口部と略同心状の挿入口を有し、前記検知レバーを回動自在に取り付ける支持部と、前記検知レバーの当接部と当接する端子を有するスイッチ部とからなり、前記検知レバーが、前記振動子の上部を前記振動子の振動方向に沿って回動可能であり、
前記リセット手段が、前記ポンプケースの開口部の内周面と該開口部に挿入された支持部の環状部とのあいだに着脱自在に装着される押しボタンであり、該押しボタンが、リセット時に前記挿入口に挿入されるべき有底筒状の本体と、該本体の開放側に形成されたつば部と、該つば部の周縁から前記本体の軸方向に立設されたスカート部とから構成されてなることを特徴とするダイヤフラム型ポンプの保護装置。 A protection device for a diaphragm type pump that vibrates a diaphragm connected to a vibrator by electromagnetic vibration of a vibrator provided with the permanent magnet based on a magnetic interaction between an electromagnet and a permanent magnet, the protection device Are a pair of claws formed on the vibrator, a detecting means attached to the pump case in the vicinity of the opening facing the claws, and a detecting means after repairing the diaphragm reset, Ri Do and a reset means for performing through the insertion opening from the outside of the opening portion of the pump casing having the said detection means,
The detection means includes a detection lever disposed between the pair of claws, a support portion having an insertion port substantially concentric with the opening of the pump case, and a support portion for rotatably mounting the detection lever; It comprises a switch part having a terminal that contacts the contact part of the detection lever, and the detection lever is rotatable along the vibration direction of the vibrator.
The reset means is a push button that is detachably mounted between the inner peripheral surface of the opening of the pump case and the annular portion of the support portion inserted into the opening. A bottomed cylindrical main body to be inserted into the insertion port, a collar formed on the open side of the main body, and a skirt that is erected in the axial direction of the main body from the periphery of the collar diaphragm pump protector you characterized by comprising a.
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