JP4496468B2 - Crushable packaging container - Google Patents
Crushable packaging container Download PDFInfo
- Publication number
- JP4496468B2 JP4496468B2 JP2004166806A JP2004166806A JP4496468B2 JP 4496468 B2 JP4496468 B2 JP 4496468B2 JP 2004166806 A JP2004166806 A JP 2004166806A JP 2004166806 A JP2004166806 A JP 2004166806A JP 4496468 B2 JP4496468 B2 JP 4496468B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packaging container
- side wall
- bent
- rib
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
本発明は、包装用容器に関し、特に、使用後に押し潰すことができて、捨てる際の容積を小さくできるようにした包装用容器に関するものである。 The present invention relates to a packaging container, and more particularly to a packaging container that can be crushed after use and can be reduced in volume when discarded.
包装用容器は、種々なものを入れるために所定の容積を有したものとして形成されるのであるが、これが使用された後には「ゴミ」となって捨てられるものでもある。この種の包装用容器は、その使用後に容積をできるだけ小さくしないと、これを捨てるゴミ箱が直ぐに一杯となってしまうため、簡単に潰せるものであると都合がよい。 The packaging container is formed to have a predetermined volume for storing various things, but after it is used, it is also discarded as “garbage”. This type of packaging container is convenient if it can be easily crushed because the trash bin that throws it away will soon fill up unless the volume is reduced as much as possible after use.
一方、この種の包装用容器は、種々な物入れとして使用されるものであるから、物入れとして使用される場合に必要な剛性を有している必要性も、当然ある。換言すれば、この種の包装用容器は、容器としての形状が維持できるように、ある程度の剛性を有したものとして形成されなければならないものである。 On the other hand, since this type of packaging container is used as various containers, there is a need to have rigidity necessary for use as a container. In other words, this type of packaging container must be formed with a certain degree of rigidity so that the shape of the container can be maintained.
以上のような、容器としてのある程度の剛性を有し、捨てる際には押し潰してその容積を小さくできるようにした包装用容器としては、例えば特許文献1または特許文献2に記載されているようなものがある。
As described above, for example,
特許文献1には、図11に示すように、「ペットボトルや缶詰等の製造過程で容器を潰し易くする潰し用溝を設け、溝は各種容器の形状に応じて各種溝の形状と位置を選択し、靴等の外力で簡単確実に板状に潰れて原形に戻らない」「クラッシュライン」を施すことが提案されている。
In
また、特許文献2には、図12に示すように、「押し潰しによって減容化が可能なプラスチックカップを提供する」ことを目的として、「逆円錐台形状の側壁1と、周辺に糸尻3を有する底板2と、開口部のフランジ4とからなる射出成形によるプラスチックカップであって、前記底板2を外側に歪曲させ、前記プラスチックカップの中心軸9を通る複数の垂直断面と交わる前記側壁1と前記底板2の内側に凹陥溝による薄肉ライン5を、また該薄肉ラインが通過する前記糸尻3部分に外側に向かって開く切り欠き8を、それぞれ設ける」ようにした「易廃棄性プラスチックカップ」が提案されている。
ところが、特許文献1にて提案されている「クラッシュライン」は、「ペットボトルや缶詰等の製造過程で設ける」溝であるが、この溝あるいは「クラッシュライン」は「靴等の外力で簡単確実に板状に潰れて原形に戻らない」ようにするものであるから、容器として本来必要な剛性を不足させてしまうと考えられる。
However, the “crash line” proposed in
また、特許文献2にて提案されている「易廃棄性プラスチックカップ」は、「薄肉ライン5が通過する前記糸尻3部分に、外側に向かって開く切り欠き8を設ける」ようにしなければならないため、加工性に問題があると考えられるし、「切り欠き8」を形作っていた部分の合成樹脂の廃棄や製品に混入しないようにする処理が必要になって、結局コストの掛かる「プラスチックカップ」になると考えられる。
In addition, the “easily disposable plastic cup” proposed in
さらに、この種の包装用容器は、合成樹脂シートにより一体的に成形されることが多いし、しかも、「容器」としての形状に成形されるのであるから、その弾性力によって潰したものが再び元に戻ってしまうことがある。つまり、この種の包装用容器は、使用後に容積を小さくするために潰しても、ゴミ箱に入れるときには殆ど元の状態になっていて、折角の潰し作業が全くの無駄になって「疲れる」ことになる。 In addition, this type of packaging container is often molded integrally with a synthetic resin sheet, and since it is molded into the shape of a “container”, the one crushed by its elastic force is again It may return to the original. In other words, even if this type of packaging container is crushed to reduce its volume after use, it is almost in its original state when placed in the trash can, and the crushing operation of the folding corner is completely wasted and "gets tired". become.
そこで、本発明者等は、使用後に押し潰して「嵩」を小さくすることができる包装用容器として、必要な剛性を維持させたまま、簡単に潰せしかも元に戻らないものとするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、底面等が容器の内側に押し潰されるようにすることがよい結果をもたらすことを新規に知見して、本発明を完成したのである。 Therefore, the present inventors, as a packaging container that can be crushed after use to reduce the "bulk", how can it be easily crushed and not restored while maintaining the necessary rigidity? As a result of various studies on whether or not to do so, the present invention has been completed by newly discovering that the bottom surface or the like is crushed inside the container and brings about a good result.
すなわち、本発明の目的とするところは、底面及びその近傍部分が容器の内側へ入り込むようにして、商品の収納に必要な剛性はそのまま維持しながら簡単に潰せるようにすることができ、しかも潰した状態が簡単には元に戻らないようにすることのできる包装用容器を提供することにある。 That is, the object of the present invention is to allow the bottom surface and the vicinity thereof to enter the inside of the container so that it can be easily crushed while maintaining the rigidity necessary for storing the product as it is. It is an object of the present invention to provide a packaging container that can prevent the state from being easily restored.
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「底面11と、これから立ち上がる側壁12と、この側壁12の上端外周に一体化されたフランジ部15とを備えた包装用容器10であって、
側壁12と底面11との間に、これらにまたがる複数の凹み14を設けるとともに、これら各凹み14の上部にリブまたは屈曲面13を設け、
かつ、各凹み14の中心に、底面11から上方に傾斜して直線状に立ち上がる折れ線部14aを形成するとともに、この折れ線部14aの両側に、平面となる当接面14bを形成して、これらの当接面14bと折れ線部14aとにより、凹み14を構成するようにしたことを特徴とする圧潰可能な包装用容器10」
である。
In order to solve the above problems, first, the means taken by the invention according to
“A
Between the
In addition, a
It is.
すなわち、この請求項1に係る包装用容器10は、底面11と、これから立ち上がる側壁12と、この側壁12の上端外周に一体化されたフランジ部15とを備えた一般的な形状を有するものであり、合成樹脂シートに対して真空または圧空成形することにより、一体的に形成されるものである。なお、後述する最良形態の包装用容器10では、これに蓋体20が嵌合されることもあるものである。
That is, the
特に、この請求項1に係る包装用容器10は、図1〜図5に示すように、その側壁12と底面11との間に、これらにまたがる複数の凹み14を設けたことに特徴を有するものである。これらの凹み14は、図2及び図5に示すように、当該包装用容器10の外側からみた場合に凹んでいるものであり、当該包装用容器10の内側に突出しているものである。
In particular, the
後述する最良形態の包装用容器10では、その全体形状が四角形を基調とするものであるから、側壁12と底面11との間には、図1にも示すように、4つのコーナー部ができる。そこで、最良形態の包装用容器10では、これら4つのコーナー部のそれぞれに凹み14を形成するようにしているが、底面11の1つの対角線上に位置する部分に各凹み14(2つになる)を設けるようにしてもよいものである。また、この凹み14は、側壁12と底面11との間の全部にわたるように、これを多数形成して実施してもよいものである。
Since the overall shape of the
また、各凹み14の上側には、図3あるいは図4に例示するような形状のリブまたは屈曲面13が形成される。このリブまたは屈曲面13は、当該包装用容器10を潰すときの力によって座屈して、底面11とその近傍部分を側壁12の内部に押し込めるように作用するものであり、図3及び図4の(イ)〜(ハ)に示すような種々な形態のものが考えられる。
Further, a rib or
図3の(イ)及び(ハ)に示したリブまたは屈曲面13は最良形態に係るものであり、図2にも示すように、側壁12の横方向全周に亘って形成した「段部」である。そして、このリブまたは屈曲面13の上下に位置する側壁12が、このリブまたは屈曲面13を境にして大形部12aと小形部12bとに分けられ、当該リブまたは屈曲面13がこれらの大形部12aと小形部12bとの間で略水平状に位置する「段部」となっているのである。
The ribs or
また、図3の(ロ)に示したリブまたは屈曲面13は、側壁12の下部と底面11とを下窄まり形状の屈曲面で連続させるようにしたとき、この側壁12での屈曲面となる。このときには、当該リブまたは屈曲面13の上端、つまり側壁との境界部分が、上述した「座屈」の起点となることになる。
Further, the rib or the
さらに、図4の(イ)に示したリブまたは屈曲面13は、側壁12の上部、例えば大形部12aに形成した縦方向のリブである。このリブの下端が上述した「座屈」の起点となるのであるが、このリブまたは屈曲面13は、図4の(ロ)に示したように、側壁12の横方向に位置するように形成してもよく、また、図4の(ハ)に示したように、上下方向に位置するが凹み14の少し上方に位置するように形成して実施してもよいものである。
Further, the rib or
このように構成した包装用容器10では、合成樹脂シートに対する真空または圧空成形によって簡単に成形できるだけでなく、リブまたは屈曲面13も各凹み14もアンダーカット部を構成することはないから、成形後の型抜きが容易になっている。
In the
それだけでなく、この包装用容器10は、フランジ部15、リブまたは屈曲面13、そして各凹み14及びその周囲にある凹凸によって剛性が高められているから、平面的な合成樹脂シートから成形したものであっても、容器として必要な剛性を十分備えたものとなっているのである。
In addition, the
さて、この包装用容器10を使用した後には、これを潰すのであるが、その作業は、次のようにしてなされ、各部が以下のように作用する。この包装用容器10を潰すには、これを例えば机の上に置いて、上側になっているフランジ部15の、なるべく全体を手のひらで押し付ける。すると、フランジ部15からの力によって、まず、側壁12ではなく底面11に変化が現れる。
Now, after this
つまり、この底面11は机からの反力によって潰れようとするのであるが、この底面11と側壁12との間には凹み14が形成してあったから、この凹み14が左右から閉じ始めようとするため、この凹み14の左右に位置する部分が内側に潰れ始めるのである。この各凹み14における現象が、「潰れ」の「きっかけ」となるのである。
That is, the
特に、この請求項1に係る包装用容器10では、その各凹み14の中心に、底面11から上方に傾斜して直線状に立ち上がる折れ線部14aを形成するとともに、この折れ線部14aの両側に、平面となる当接面14bを形成して、これらの当接面14bと折れ線部14aとにより、凹み14を構成するようにしてある。 In particular, in the
すなわち、この請求項1の包装用容器10では、その凹み14を、図1及び図2に示すように、底面11から傾斜状に立ち上がる折れ線部14aと、この折れ線部14aの両側に形成した平面となる当接面14bとにより、具体的に構成したものである。 That is, in the
折れ線部14aは、潰し作業時における底面11からの反力が凹み14全体に掛かり易くするものであり、この折れ線部14aの両側にある平面となっている当接面14bは、折れ線部14aの存在もあって互いに近づき易くなっているものである。 The
換言すれば、折れ線部14aが折れ線部14aと当接面14bとからなっていることにより、凹み14自体は勿論のこと、底面11やその上の小形部12bの塑性変形が起こり易くなっているのであり、結果として、包装用容器10全体の潰し作業をより行い易くしているのである。 In other words, since the
このため、この包装用容器10は、折れ線部14aと当接面14bとからなる凹み14によって、小さい力であっても潰しが簡単に行えるものとなっているのである。 For this reason, the
以上の結果、底面11は、側壁12の下部内にめり込み始め、当該包装用容器10の容積縮小化が始まるのである。さらにフランジ部15に力を加えていけば、リブまたは屈曲面13に応力が集中し、これによって今度は側壁12の下部(小形部12b)自体が底面11とともに側壁の上部(大形部12a)内にめり込むのである。側壁12の下部が上部内に完全にめり込んでしまえば、当該包装用容器10の容積は潰す前の約半分となって、容積縮小化が完了するのである。
As a result, the
ここで、フランジ部15から手を離したとしても、各凹み14について、その左右に位置する部分が側壁12の上部内で広がろうとしているから、側壁12の下部は上部内にめり込んだままの状態が維持されて、元の状態に戻ることはない。何故なら、上述したように、側壁12の上部内にめり込んだ側壁12の下部と底面11においては、その境界部分に形成してあった凹み14が、原材料であった合成樹脂シートの弾性力によって広がろうとするのであるが、その力は、当該凹み14が底面11や側壁12の下部とともに上部内にめり込んだ状態で作用しているため、めり込んだ状態を維持する方向には掛かるが、側壁12の下部を上部から引き出す方向には掛からないからである。
Here, even if the hand is released from the
従って、この請求項1に係る包装用容器10は、容器としての十分な剛性を有していることは勿論、押し潰す力によって、底面11及びその近傍部分が側壁12上部の内側に入り込み、使用後において人の手の力で簡単に潰せるものとなっているだけでなく、潰した後には、元の状態には戻らず、容積が小さくなったままとなるものとなっているのである。
Therefore, the
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載の圧潰可能な包装用容器10について、
「側壁12の中間部に形成したリブまたは屈曲面13の上側を大形部12aとし、リブまたは屈曲面13の下側を小形部12bとしたこと」
である。
In order to solve the above-mentioned problem, the means taken by the invention according to
“The upper side of the rib or
It is.
すなわち、この請求項2に係る圧潰可能な包装用容器10では、図1〜図5に示すように、その側壁12の中間部に形成したリブまたは屈曲面13の上側となる側壁12を大形部12aとし、リブまたは屈曲面13の下側となる側壁12を小形部12bとして、この小形部12bと底面11との間に、これらにまたがる上記凹み14を複数設けたものである。
That is, in the
以上のように、側壁12を、リブまたは屈曲面13の上側となる大形部12aと、リブまたは屈曲面13の下側となる小形部12bとにより構成するようにしたので、大形部12a及び小形部12bの、それぞれ横断面形状を自在に変更することができる。最良形態のものでは、大形部12aを四角を基調とする形状にしておいて、小形部12bを略八角形にしたものであるが、大形部12aまたは小形部12bのいずれか一方を円形にすることも可能である。
As described above, the
さて、この包装用容器10を使用した後には、これを潰すのであるが、その作業は、次のようにしてなされ、各部が以下のように作用する。この包装用容器10を潰すには、これを例えば机の上に置いて、上側になっているフランジ部15の、なるべく全体を手のひらで押し付けると、フランジ部15からの力によって、まず、側壁12ではなく底面11に変化が現れる。
Now, after this
つまり、この底面11は机からの反力によって潰れようとするのであるが、この底面11と側壁12との間には凹み14が形成してあったから、この凹み14が左右から閉じ始めようとするため、上述した請求項1に係る包装用容器10の場合と同様に、この凹み14の左右に位置する部分が内側に潰れ始めるのである。この各凹み14における現象が、「潰れ」の「きっかけ」となるのである。
That is, the
そうすると、底面11は、側壁12を構成している小形部12b内にめり込み、当該包装用容器10の容積縮小化が始まるのである。さらにフランジ部15に力を加えていけば、大形部12aと小形部12bとの境界となっているリブまたは屈曲面13に応力が集中し、これによって今度は小形部12b自体が底面11とともに大形部12a内にめり込むのである。小形部12bが大形部12a内に完全にめり込んでしまえば、当該包装用容器10の容積は潰す前の約半分となって、容積縮小化が完了する。
If it does so, the
ここで、フランジ部15から手を離したとしても、小形部12bは大形部12a内にめり込んだままの状態が維持されて、元の状態に戻ることはない。何故なら、大形部12a内にめり込んだ小形部12bと底面11においては、その境界部分に形成してあった凹み14が、原材料であった合成樹脂シートの弾性力によって広がろうとするのであるが、その力は、当該凹み14が底面11や小形部12bとともに大形部12a内にめり込んだ状態で作用しているため、めり込んだ状態を維持する方向には掛かるが、小形部12bを大形部12aから引き出す方向には掛からないからである。
Here, even if the hand is released from the
従って、この請求項2に係る包装用容器10は、リブまたは屈曲面13を境界として、側壁12をフランジ部15に連なる大形部12aと底面11に連なる小形部12bとに構成したから、容器としての十分な剛性を有していることは勿論、使用後において人の手の力で簡単に潰せるものとなっているだけでなく、潰した後には、元の状態には戻らず、容積が小さくなったままとなるものとなっているのである。
Therefore, the
上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2に記載の圧潰可能な包装用容器10について、
「凹み14の直上に位置するリブまたは屈曲面13を、他のそれより幅の広い大段部13aとしたこと」
である。
In order to solve the above-mentioned problem, the means taken by the invention according to
“The rib or
It is.
すなわち、この請求項3の包装用容器10は、図1及び図2に示すように、各凹み14の直上に位置するリブまたは屈曲面13を、他のそれより幅の広い大段部13aとしたものである。
That is, as shown in FIGS. 1 and 2, the
各凹み14の直上に位置するリブまたは屈曲面13が、他のそれより幅の広い大段部13aであるから、当該包装用容器10を潰すときの力による変形がこの大段部13aにおいてし易くなっており、かつその変形量が大きくなっていて、この大段部13aにおいて潰しの進行が促進されることになる。何故なら、この大段部13a以外のリブまたは屈曲面13においては、図1に示すように、大段部13aより幅が狭くなっているために剛性が高く、潰し作業による変化が簡単には起きないものとなっているのであるが、これらより面積が大きい大段部13aは、変形し易くなっているために潰し作業による変化が容易に起きるからである。
Since the rib or
換言すれば、この大段部13aが存在していることによって、潰し作業時における、各凹み14の縮小化や、小形部12bの大形部12a内へのめり込みが促進されるのであり、老人や子供のような力の少ない人でも、当該包装用容器10の潰しを簡単に行えるのである。
In other words, the presence of the
従って、この請求項3の包装用容器10は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、小さい力であっても大段部13aによって潰しが簡単に行えるものとなっているのである。
Therefore, the
以上、詳述した通り、本発明においては、
「底面11と、これから立ち上がる側壁12と、この側壁12の上端外周に一体化されたフランジ部15とを備えた包装用容器10であって、
側壁12と底面11との間に、これらにまたがる複数の凹み14を設けるとともに、これら各凹み14の上部にリブまたは屈曲面13を設け、
かつ、各凹み14の中心に、底面11から上方に傾斜して直線状に立ち上がる折れ線部14aを形成するとともに、この折れ線部14aの両側に、平面となる当接面14bを形成して、これらの当接面14bと折れ線部14aとにより、凹み14を構成するようにしたこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、底面11及びその近傍部分が容器10の内側へ入り込むようにすることができて、商品の収納に必要な剛性はそのまま維持しながら簡単に潰すことができ、しかも潰した状態が簡単には元に戻らないようにすることのできる包装用容器10を提供することができたのである。
As described above in detail, in the present invention,
“A
Between the
In addition, a
There is a main feature in the structure, and by this, the
特に、本発明に係る包装用容器10は、折れ線部14aと当接面14bとからなる凹み14によって、小さい力であっても潰しが簡単に行えるものとなっているのである。In particular, the
次に、以上のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した最良の形態である包装用容器10につてい説明すると、この包装用容器10は、上記各請求項に係る発明の全てを実質的に含むものである。
Next, the invention according to each claim configured as described above will be described with respect to the
図1には、本発明に係る包装用容器10の平面図が示してあるが、この包装用容器10は、底面11と、これから立ち上がる側壁12と、この側壁12の上端外周に一体化されたフランジ部15とを備えたものであって、フランジ部15の上側は、蓋体20が嵌合される嵌合部16としたものである。なお、この包装用容器10は、合成樹脂シートに対して真空または圧空成形することにより、一体的に形成したものである。
FIG. 1 shows a plan view of a
本最良形態の包装用容器10は、図1にも示したように、全体の形状として四角を基調とするものとしたものであり、その底面11は、正方形の4辺の各コーナー部を少し切り落とした八角形となっている上げ底部11bと、この上げ底部11bの周囲部分とからなっている。上げ底部11bには、図1に示したように、底面11の中心から上げ底部11bまで放射状に伸びる折り溝11aが形成してあるが、これらの折り溝11aは、例えば成形型側の突条によって型成形されるものである。なお、後述する大段部13aの内側辺が、この上げ底部11bのコーナーに位置する各辺に平行になるものである。
As shown in FIG. 1, the
この底面11に形成してある各上げ底部11bは、底面11自体の剛性を高めるためのものであると同時に、底面11に発生する応力を後述する凹み14側に集中させるためのものでもあり、当該包装用容器10を潰す場合に、その潰しが効率的に行えるようにするものである。すなわち、各折り溝11aは、本発明において必ずしも必要なものではないが、これらによって潰しがより効果的になされるものである。
Each raised bottom portion 11b formed on the
以上のような底面11の周縁からは側壁12が立ち上がっているが、この側壁12の中間部には、図2及び図5に示したように、リブまたは屈曲面13が形成してある。このリブまたは屈曲面13は、図5に示したように、その上側の側壁12を大形部12aとし、その下側の側壁12を小形部12bとするための言わば境界線となるものである。換言すれば、このリブまたは屈曲面13が存在することによって、側壁12を、大形部12aと、この大形部12aの中に入る小形部12bとに分けているのである。
The
このリブまたは屈曲面13の、後述する凹み14に対向する部分は、図1及び図2に示したように、大段部13aとしてある。つまり、この大段部13aは、当該包装用容器10を潰すときの力による変形を発生し易くするものであり、かつその変形量を大きくするもので、この大段部13aによって潰しの進行を促進させるものである。つまり、この大段部13a以外のリブまたは屈曲面13においては、図1に示したように、大段部13aより幅が狭くなっているために剛性が高く、潰し作業による変化が簡単には起きないものとなっているのであるが、これらより面積が大きい大段部13aは、変形し易くなっているために潰し作業による変化が容易に起きるのである。
As shown in FIGS. 1 and 2, a portion of the rib or
そして、本発明に係る包装用容器10では、側壁12の下側部分、つまり小形部12bと、前述した底面11との間の一部または全部に、図1及び図2に示したように、これらにまたがる凹み14が設けてある。本最良形態の凹み14は、図2にも示したように、その中心に、底面11から傾斜状に立ち上がってくる折れ線部14aを形成するとともに、この折れ線部14aの両側に、平面となる当接面14bを形成して、これらにより構成したものである。
And in the
なお、本最良形態の包装用容器10では、そのフランジ部15のコーナー部に、図1に示したようなつまみ部15aが形成してある。また、この包装用容器10は、後述する蓋体20が嵌合されるものであるため、図2に示したように、フランジ部15の下側を、蓋体20側の嵌合部24が嵌合されることになる嵌合部16としてある。また、この包装用容器10は、製造後に、これだけを多数重ね合わせて梱包されるものであるが、その時のブロッキング(互いに重なり合ってしまって、一枚宛の引き剥がしが困難となる状態)が発生しないようにするためのブロッキング防止突起17が、図1及び図8に示したように、適所に形成してある。
In addition, in the
蓋体20は、上述した包装用容器10と同様に、合成樹脂シートから成形させるものであり、図9及び図10に示したように、フランジ部21と、このフランジ部21の下側に形成されて、包装用容器10側のフランジ部15に形成してある嵌合部16に嵌合される嵌合部24と、側壁21、及び包装用容器10の収納部全体を覆う天蓋23とからなっている。
The
この図に示した蓋体20は、目の不自由な人でも簡単に使用できるようにするために、フランジ部21と一体的なつまみ部21aに点字突起21bが形成してある。図示した蓋体20では、4つのコーナーの全てに点字突起21bが形成してあるが、この点字突起21bは、適宜の位置に、適宜の数で形成すればよいものである。
The
10 包装用容器
11 底面
11a 折り溝
11b 上げ底部
12 側壁
12a 大形部
12b 小形部
13 リブまたは屈曲面
13a 大段部
14 凹み
14a 折れ線部
14b 当接面
15 フランジ部
15a つまみ部
16 嵌合部
17 ブロッキング防止突起
20 蓋体
21 フランジ部
21a つまみ部
21b 点字突起
22 側壁
23 天蓋
24 嵌合部
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記側壁と前記底面との間に、これらにまたがる複数の凹みを設けるとともに、これら各凹みの上部にリブまたは屈曲面を設け、
前記各凹みの中心に、前記底面から上方に傾斜して直線状に立ち上がる折れ線部を形成するとともに、この折れ線部の両側に、平面となる当接面を形成して、これらの当接面と前記折れ線部とにより、前記凹みを構成するようにしたことを特徴とする圧潰可能な包装用容器。
項3のいずれかに記載の圧潰可能な包装用容器。 A packaging container comprising a bottom surface, a side wall rising from now on, and a flange portion integrated with the outer periphery of the upper end of the side wall,
Between the bottom surface and the side wall, provided with a recess of a plurality spanning these settings ribs or bent surface at the top of each recess,
In the center of each of the recesses, a bent line portion that is inclined upward from the bottom surface and rises linearly is formed, and on both sides of the bent line portion, flat contact surfaces are formed, and these contact surfaces and The collapsible packaging container , wherein the dent is constituted by the broken line portion .
Item 4. A crushable packaging container according to any one of Items 3 to 4.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004166806A JP4496468B2 (en) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | Crushable packaging container |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004166806A JP4496468B2 (en) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | Crushable packaging container |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005343531A JP2005343531A (en) | 2005-12-15 |
JP4496468B2 true JP4496468B2 (en) | 2010-07-07 |
Family
ID=35496264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004166806A Active JP4496468B2 (en) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | Crushable packaging container |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4496468B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5431822B2 (en) * | 2009-07-30 | 2014-03-05 | リスパック株式会社 | Volumetric resin molding |
JP5461919B2 (en) * | 2009-08-19 | 2014-04-02 | リスパック株式会社 | Sheet forming container |
JP5462004B2 (en) * | 2010-01-14 | 2014-04-02 | リスパック株式会社 | Volumetric resin molding |
-
2004
- 2004-06-04 JP JP2004166806A patent/JP4496468B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005343531A (en) | 2005-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5727461B2 (en) | Can lid | |
JP6537770B2 (en) | Plastic bottle | |
JP2006224979A (en) | Packaging container | |
US4324341A (en) | Easily openable cover member | |
JP2009018866A (en) | Packaging container and lid body | |
JP5693847B2 (en) | Molded lightweight plastic lid showing high strength | |
JP6157187B2 (en) | Easy-open container | |
US3471055A (en) | Nestable container with bottom stacking | |
JP5431822B2 (en) | Volumetric resin molding | |
JP4496468B2 (en) | Crushable packaging container | |
JP5254707B2 (en) | Packaging container | |
JP5195025B2 (en) | Composite container | |
KR200487577Y1 (en) | Disposable container | |
US4256239A (en) | Easily openable cover member | |
JPH11301630A (en) | Synthetic resin bottle | |
JP5348838B2 (en) | Bottle with handle | |
JP3255069B2 (en) | Vertically crushable plastic container | |
JP5789447B2 (en) | Packaging container lid | |
JP3119357U (en) | Cap for beverage can | |
JP2020147363A (en) | Packaging container | |
JP2019018893A (en) | Synthetic resin-made multiple bottle | |
JP5375031B2 (en) | Plastic container with handle | |
JP5462004B2 (en) | Volumetric resin molding | |
JP3993759B2 (en) | Blow bottle | |
JP2007119049A (en) | Pinch-grip type bottle-shaped vessel |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070518 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090917 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091006 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091204 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20091204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100302 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100331 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4496468 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423 Year of fee payment: 4 |