JP4495571B2 - Cable insertion structure in sunroof equipment - Google Patents
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Description
本発明は、車両のサンルーフ装置に関する。 The present invention relates to a sunroof device for a vehicle.
車両の一般的なサンルーフ装置として、固定ルーフの開口部に装着されるルーフパネルと、ルーフパネルに接続し、スライドすることによりルーフパネルの開閉を行うスライダと、スライダに接続し、プッシュプル動作によりスライダをスライドさせるケーブルと、スライダ用のガイド溝及びケーブルを挿通させるケーブル溝が形成されたガイドレールとを備えた構成のものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。 As a general sunroof device of a vehicle, a roof panel that is attached to an opening of a fixed roof, a slider that is connected to the roof panel and opens and closes by sliding, and a slider that is connected to the slider and operated by push-pull operation. There is a configuration including a cable for sliding a slider, a guide groove for the slider, and a guide rail in which a cable groove for inserting the cable is formed (see, for example, Patent Document 1).
ケーブルをケーブル溝に挿通させる構造の一従来例を図6に示す。(a)は側断面説明図、(b)は外観斜視図である。ガイドレール51の外部においてケーブル52のガイド機能を担うパイプ53の端部は拡開形成され、この拡開部にジョイント部材54の一端側がかしめ等により内嵌固定されている。そして、ジョイント部材54の他端側がガイドレール51の端面においてケーブル溝55に同芯状に内嵌された状態で、パイプ53が留め具56、ボルト57等により所定のフレーム(図示せず)に固定されることで、ケーブル52がケーブル溝55に直線状に挿通される。
ケーブル溝55は、ケーブル52のプッシュプル動作をスムースにガイドするべく、その内径寸法Dがケーブル52の径より若干大きい程度となっている。したがって、ジョイント部材54の他端側をケーブル溝55に内嵌させるにあたり、従来ではケーブル溝55の端部周りを拡径し、その拡径部58にジョイント部材54を内嵌させる構造が採られていた。この拡径部58の形成が必須となる従来の構造では、特にガイドレール51がアルミニウム合金等の押出形材で成形されている場合、座ぐり加工にて対応せざるを得ないため、この別途要する加工工程によりサンルーフ装置の製造コストが高くなりやすい。
The
本発明は、以上のような問題を解決するために創作されたものであり、ガイドレールのケーブル溝において拡径部の形成を要さないサンルーフ装置におけるケーブルの挿通構造を提供することを目的としている。 The present invention was created to solve the above problems, and an object thereof is to provide a cable insertion structure in a sunroof device that does not require the formation of an enlarged diameter portion in a cable groove of a guide rail. Yes.
前記課題を解決するため、本発明は、固定ルーフの開口部に装着されるルーフパネルと、前記ルーフパネルに接続し、スライドすることにより前記ルーフパネルの開閉を行うスライダと、前記スライダに接続し、プッシュプル動作により前記スライダをスライドさせるケーブルと、前記スライダ用のガイド溝及び前記ケーブルを挿通させるケーブル溝が形成されたガイドレールと、前記ガイドレールの外部において前記ケーブルをガイドするパイプと、を備えたサンルーフ装置に関し、前記ケーブルをジョイント部材を介して前記ケーブル溝に挿通させる構造であって、前記ジョイント部材は、前記ガイドレールにおける前記ケーブル溝と異なる位置に嵌合して、前記ジョイント部材と前記ケーブル溝とにおける前記ケーブルの芯出しを行う位置決め手段を有し、前記ジョイント部材は、前記パイプの一端側周りを挟持固定する構成からなり、前記位置決め手段は、前記ジョイント部材の内部に位置した前記パイプの一端と前記ケーブル溝とを同軸状に位置させる機能を有することを特徴とするサンルーフ装置におけるケーブルの挿通構造とした。 In order to solve the above-described problems, the present invention provides a roof panel that is attached to an opening of a fixed roof, a slider that is connected to the roof panel and that opens and closes the roof panel by sliding, and a slider that is connected to the slider. A cable for sliding the slider by a push-pull operation, a guide groove for the slider and a guide rail formed with a cable groove for inserting the cable, and a pipe for guiding the cable outside the guide rail. The sunroof apparatus includes a structure in which the cable is inserted into the cable groove via a joint member, the joint member being fitted at a position different from the cable groove in the guide rail, Centering the cable with the cable groove Has-decided Me means, the joint member is made of a configuration for sandwiching fixing one end around the pipe, the positioning means, coaxially one end with the cable groove of the pipe which is located inside of the joint member The cable insertion structure in the sunroof device is characterized by having a function of being positioned in a shape .
この構造によれば、ジョイント部材とケーブル溝とにおけるケーブルの芯出しが、ジョイント部材をガイドレールにおけるケーブル溝と異なる位置に嵌合することで達成されるため、従来のようにケーブル溝にジョイント部材を嵌合させる拡径部を形成する必要がない。 According to this structure, the centering of the cable between the joint member and the cable groove is achieved by fitting the joint member at a position different from the cable groove on the guide rail. There is no need to form an enlarged diameter portion for fitting the.
また、前記ジョイント部材に形成され、前記ケーブル溝に臨むケーブル挿通路の内径寸法は、前記ケーブル溝の内径寸法と同一、或いは前記ケーブル溝の内径寸法よりも小さいことを特徴とするサンルーフ装置におけるケーブルの挿通構造とした。 The cable in the sunroof apparatus is characterized in that the inner diameter dimension of the cable insertion passage formed in the joint member and facing the cable groove is the same as or smaller than the inner diameter dimension of the cable groove. The insertion structure is as follows.
この構造によれば、何らガイドレールにエッジ処理加工を要することなく、ケーブルとケーブル溝の開口エッジ部との干渉を防止できる。 According to this structure, it is possible to prevent interference between the cable and the opening edge portion of the cable groove without requiring any edge processing on the guide rail.
また、前記ガイドレールは押出形材からなることを特徴とするサンルーフ装置におけるケーブルの挿通構造とした。 The guide rail is made of an extruded profile, and has a cable insertion structure in a sunroof device.
この構造によれば、一定断面たる押出形材のガイドレールに対し、拡径部の形成として座ぐり加工を要さないため、サンルーフ装置の製造工程を削減できる。 According to this structure, the countersunk process is not required for forming the enlarged diameter portion for the guide rail of the extruded profile having a constant cross section, so that the manufacturing process of the sunroof device can be reduced.
本発明によれば、ジョイント部材とケーブル溝とにおけるケーブルの芯出しを行うにあたり、従来のようにケーブル溝にジョイント部材を嵌合させる拡径部を形成する必要がなく、特にガイドレールが押出形材からなる場合、座ぐり加工を要さないためサンルーフ装置の製造工程を削減できる。 According to the present invention, when the cable is centered between the joint member and the cable groove, it is not necessary to form an enlarged diameter portion for fitting the joint member to the cable groove as in the prior art. When it is made of a material, it is possible to reduce the manufacturing process of the sunroof device because it does not require spot facing.
先ず本発明が適用されるサンルーフ装置の概略構造について説明する。図1はサンルーフ装置1の平面図(ルーフパネル4を後方に移動させた状態として示す)、図2はルーフパネル4の開閉動作を示す側面作用説明図である。本実施形態のサンルーフ装置1はアウタスライド式であり、図1において、閉時には固定ルーフ2の開口部3を閉塞し、開時にはチルトアップして車外において後方に移動するルーフパネル4を備える。ルーフパネル4は例えばガラス製のパネルとして構成される。開口部3の周縁下部には、車両の前後方向に延設する左右対称の一対のガイドレール5と、車両の幅方向に延設し、ガイドレール5の前端部同士及び後端部同士をそれぞれ連結する前部フレーム6及び後部フレーム7とが配設されている。
First, a schematic structure of a sunroof device to which the present invention is applied will be described. FIG. 1 is a plan view of the sunroof device 1 (shown as a state in which the
各ガイドレール5には、ルーフパネル4のチルト機能とスライド機能とを担うチルトスライド機構部が収装され、その一例としては、図2に示すように、車両の前後方向にスライドするスライダ(前部スライダ8及び後部スライダ9)と、ルーフパネル4と前部スライダ8及び後部スライダ9との間に介在するパネル支持ステー10とを備えた構成からなる。前部スライダ8及び後部スライダ9にはそれぞれカム溝8a、9aが形成され、パネル支持ステー10にはこれらカム溝8a、9aに係合する係合ピン10a、10bが形成されている。ルーフパネル4はパネル支持ブラケット11を介してパネル支持ステー10に取り付けられている。後部スライダ9にはモータM(図1)等の駆動源によってプッシュプル動作を行うケーブル14(図2では図示せず、図1、図5等参照)が連結されており、そのプッシュプル動作により後部スライダ9が前後にスライドするとともに、パネル支持ステー10を介して前部スライダ8も連動してスライドする。
Each guide rail 5 is provided with a tilt slide mechanism portion for performing a tilt function and a slide function of the
図2の(a)はルーフパネル4が全閉となった状態を示しており、このとき前部スライダ8及び後部スライダ9は最前進位置にある。この状態から、ケーブル14(図1)を介して後部スライダ9が若干後方にスライドすると、カム溝8a、9aと係合ピン10a、10bとの関係により、(b)に示すように、パネル支持ステー10が後上がりに傾動してルーフパネル4がチルトアップした状態となる。この状態では前部スライダ8は未だスライドせず、ルーフパネル4もスライドしていない状態である。そして、後部スライダ9がさらに後方にスライドすると、パネル支持ステー10の介在により前部スライダ8も連動して後方にスライドし、(c)に示すように、ルーフパネル4はチルトアップした状態として後方にスライドする。
FIG. 2A shows a state in which the
次いでガイドレール5の断面形状について説明すると、図3(図1におけるA部の拡大斜視図)に示すように、ガイドレール5は、平板状の底部上において開口部3寄りから順に、ケーブル14(図5)が挿通するケーブル溝5Aと、前部スライダ8(図2)及び後部スライダ9(図2)のスライドをガイドするガイド溝5Bと、雨水等を排水するための排水溝5Cとが画成されている。ケーブル溝5Aの上部には、前部スライダ8(図2)に連結し、ルーフパネル4(図2)の開き際の押し上げ及び閉じ際の引き込みをアシストするアンカスライダ(図示せず)用のガイド溝5Dが画成されている。ガイドレール5は、その前端周りが前部フレーム6の端部に載置固定される。また、ガイドレール5は例えばアルミニウム合金の押出形材からなる。
Next, the cross-sectional shape of the guide rail 5 will be described. As shown in FIG. 3 (enlarged perspective view of the portion A in FIG. 1), the guide rail 5 is formed on the flat bottom portion in order from the opening 3 toward the cable 14 ( The
さて、本発明は、図4(ガイドレール5の端部周り及びジョイント部材12の外観斜視図)、図5(ガイドレール5とジョイント部材12の接続構造を示す説明図であり、(a)は側断面説明図、(b)は(a)におけるB−B断面説明図)に示すように、ケーブル14を外部からジョイント部材12を介してケーブル溝5Aに挿通させる構造において、ジョイント部材12が、ガイドレール5におけるケーブル溝5Aと異なる位置に嵌合して、ジョイント部材12とケーブル溝5Aとにおけるケーブル14の芯出しを行う位置決め手段15を有していることを主な特徴とする。
Now, the present invention is FIG. 4 (appearance perspective view of the periphery of the guide rail 5 and the joint member 12), FIG. 5 (descriptive view showing the connection structure of the guide rail 5 and the
図4及び図5(a)に示す符号13は、ガイドレール5の外部においてケーブル14のガイド機能を担うパイプを示し、一端側がジョイント部材12に接続し、他端側は図1に示すようにモータM周りまで延設されている。パイプ13は前部フレーム6に形成した図示しない貫通孔を通ってガイドレール5側とモータM側との間に配管される。なお図1の符号16は、各ガイドレール5に対応するケーブル14を引いたときのそれぞれの余長分を収容するアイドリングパイプを示し、その各端部は前部フレーム6の適宜な箇所に固定される。
図4及び図5において、パイプ13の一端側の端縁は口広げ状の鍔部13aとして形成されるとともに、鍔部13aから所定間隔を空けた外周部には環状の突部13bが形成される。ジョイント部材12はこのパイプ13の一端側をガイドレール5に対して固定する機能を担うものであり、本実施形態では図4から判るように2分割して上ブロック12a及び下ブロック12bから構成している。上ブロック12a及び下ブロック12bの互いに対向する面には、それぞれパイプ13の上外周面側、下外周面側に嵌合する半円形のパイプ用内周面部12cが形成されるとともに、パイプ13の端縁から延出されるケーブル14のガイド機能を担う半円形のケーブル用内周面部12dが形成される。パイプ用内周面部12cには前記したパイプ13の鍔部13a及び突部13bを位置決め可能に収容するための溝部12e、12fが形成されている。
4 and 5, the end of one end of the
図5(a)に示すように、ケーブル用内周面部12dの内径寸法D0(請求項に記載の「ケーブル溝に臨むケーブル挿通路の内径寸法」に相当する)はケーブル14の径寸法dより若干大きい程度であって、ガイドレール5のケーブル溝5Aの内径寸法Dと同一、或いは内径寸法Dより小さい寸法である。つまり、「d<D0≦D」の関係となるように構成されている。内径寸法D0を内径寸法Dよりも大きくした場合には、ケーブル14がケーブル溝5Aの開口エッジ部と干渉するおそれがあるため、開口エッジ部に曲面処理やテーパ面処理を施すなど、ガイドレール5に対して別途のエッジ処理加工が必要となる。これに対して内径寸法D0を内径寸法Dと同一寸法、或いは内径寸法Dより小さくすれば、何らガイドレール5にエッジ処理加工を要することなく、ケーブル14とケーブル溝5Aの開口エッジ部との干渉を防止できる。
As shown in FIG. 5A, the inner diameter D 0 of the cable inner
なお、ジョイント部材12の製作精度や取り付け精度を考慮すると、両者を同一寸法とする仕様よりも内径寸法D0を内径寸法Dより小さく設定する仕様の方がより望ましい。この場合、今度はケーブル14とジョイント部材12の開口エッジ部との干渉が問題となってくるが、ジョイント部材12におけるエッジ処理(符号12gで示すテーパ面など)については、例えばジョイント部材12が後記するようにアルミダイキャスト製からなるような場合には、ジョイント部材12の成形時に同時に形成することが可能であり、別途のエッジ処理加工を要せずに対処可能となる。また、パイプ13の内径寸法Dpと内径寸法D0との関係は「D0≦Dp」であり、この場合においても両者を同一寸法とする仕様よりも内径寸法D0を内径寸法Dpより小さくする方が望ましい。その場合、ジョイント部材12側においてはケーブル14との干渉を防止すべく、符号12hで示すような曲面などが形成される。この曲面12hもジョイント部材12の成形時に同時に形成することができる。
In consideration of the manufacturing accuracy and mounting accuracy of the
以上により、図4に示すように、パイプ13の一端側周りを上下から挟み込むように上ブロック12aと下ブロック12bとを嵌合させ、両者をねじ17で締結固定することで、ジョイント部材12に対するパイプ13の取り付けがなされ、パイプ13の軸方向の移動は前記鍔部13a、突部13bと溝部12e、12fとの係合により規制される。ジョイント部材12の材質は特に限定されないが、強度や軽量性、防錆性の観点からアルミニウムが好適であり、アルミダイキャスト製にすれば設計自由度や製作コストの点でも有利である。
As described above, as shown in FIG. 4, the
次いで前記した「ガイドレール5におけるケーブル溝5Aと異なる位置に嵌合して、ジョイント部材12とケーブル溝5Aとにおけるケーブル14の芯出しを行う位置決め手段15」について説明する。「ガイドレール5におけるケーブル溝5Aと異なる位置」の例としては、ガイド溝5B、排水溝5C(図3)、ガイド溝5Dが挙げられるが、ケーブル溝5Aに近接した位置とした方がジョイント部材12を小型化させることができる。本実施形態では、前記位置をガイド溝5Dとしている。なお、このガイド溝5D内をスライドするアンカスライダ(図示せず)はガイド溝5Dの前端周りには位置しないため位置決め手段15と干渉することはない。
Next, the “positioning means 15 for fitting the
ガイド溝5Dは一方の側辺の中央周りが開口形成された縦長矩形断面を呈している。ジョイント部材12の上ブロック12aには、ガイドレール5の前端からこのガイド溝5Dに挿嵌される嵌合部18が一体に形成されている。嵌合部18の形状は、ガイド溝5Dに挿嵌された際に、断面における360度方向の位置決め、つまり図5(b)におけるX軸及びY軸方向の位置決めがなされればいかなる態様でもよい。本実施形態では、ガイド溝5Dの矩形断面に対して小となる略相似形の矩形断面形状とし、上面と下面にはそれぞれガイド溝5Dの延出方向に沿う上リブ18a、下リブ18bを形成するとともに、両側面にはガイド溝5Dの延出方向に間隔を空けた一対の突部18cを形成している。
The
すなわち、上リブ18aと下リブ18bとが、ガイド溝5Dを構成するガイドレール5の上面、下面に当接することでジョイント部材12の前記Y軸方向の位置決めがなされ、突部18cがガイド溝5Dを構成するガイドレール5の側面に当接することでジョイント部材12の前記X軸方向の位置決めがなされる。このように、上リブ18a、下リブ18b、突部18cなど局所的な突状部で位置決めをする態様とすれば、前記したようにジョイント部材12をアルミダイキャスト製とした場合、金型における前記突状部の寸法の微調整だけでガイド溝5Dに対するジョイント部材12の位置決め精度を容易に高めることができる。
That is, the
そして、嵌合部18がガイド溝5Dに挿嵌されたとき、前記ケーブル用内周面部12dによって形成されるケーブル14の挿通路の軸が、ガイドレール5のケーブル溝5Aの軸と同軸状に位置する。つまり、ジョイント部材12とケーブル溝5Aとにおけるケーブル14の芯出しがなされる。その後、図5(a)に示すようにジョイント部材12の端面をガイドレール5の端面に突き当てたうえで、図4に示すねじ19でジョイント部材12を前部フレーム6(図1)に締結固定することで、ガイドレール5に対するジョイント部材12の取り付けが完了する。
When the
以上のように、ジョイント部材12において、ガイドレール5におけるケーブル溝5Aと異なる位置に嵌合して、ジョイント部材12とケーブル溝5Aとにおけるケーブル14の芯出しを行う位置決め手段15を備える構成とすれば、ジョイント部材12とケーブル溝5Aとにおけるケーブル14の芯出しが、ケーブル溝5A以外の箇所での嵌合により達成されるため、従来の拡径部58(図6)の形成が不要となる。特にガイドレール5がアルミニウム合金等の押出形材で成形されている場合、拡径部58の形成としての座ぐり加工が不要になるので、サンルーフ装置1の組立工数の削減が実現され、製造コストを低減できる。
As described above, the
また、ジョイント部材12に形成され、ケーブル溝5Aに臨むケーブル挿通路の内径寸法(内径寸法D0)を、ケーブル溝5Aの内径寸法Dと同一、或いはケーブル溝5Aの内径寸法Dよりも小さく設定すれば、何らガイドレール5にエッジ処理加工を要することなく、ケーブル14とケーブル溝5Aの開口エッジ部との干渉を防止できる。
Further, the inner diameter dimension (inner diameter dimension D 0 ) of the cable insertion passage formed in the
以上、本発明について好適な実施形態を説明した。本発明においては、嵌合部18の嵌合態様としてはガイドレール5の断面形状をそのまま利用したものであればいかなるものでもよい。また、本実施形態ではジョイント部材12を上下に2分割に構成したが、単体から構成してパイプ13を前部フレーム6(図1)に対して上から押さえ込むようにして固定する態様も可能である。その他、本発明は各構成要素に関するレイアウトや形状、個数等について図面に記載したものに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に設計変更が可能である。
The preferred embodiments of the present invention have been described above. In the present invention, any fitting manner of the
1 サンルーフ装置
2 固定ルーフ
3 開口部
4 ルーフパネル
5 ガイドレール
5A ケーブル溝
12 ジョイント部材
13 パイプ
14 ケーブル
15 位置決め手段
18 嵌合部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Sunroof apparatus 2 Fixed roof 3
Claims (3)
前記ジョイント部材は、前記ガイドレールにおける前記ケーブル溝と異なる位置に嵌合して、前記ジョイント部材と前記ケーブル溝とにおける前記ケーブルの芯出しを行う位置決め手段を有し、
前記ジョイント部材は、前記パイプの一端側周りを挟持固定する構成からなり、
前記位置決め手段は、前記ジョイント部材の内部に位置した前記パイプの一端と前記ケーブル溝とを同軸状に位置させる機能を有することを特徴とするサンルーフ装置におけるケーブルの挿通構造。 A roof panel mounted in an opening of a fixed roof, a slider connected to the roof panel and opening and closing the roof panel by sliding, and a cable connected to the slider and sliding the slider by push-pull operation And a guide rail formed with a guide groove for the slider and a cable groove through which the cable is inserted , and a pipe for guiding the cable outside the guide rail. Through the cable groove through,
The joint member has positioning means for fitting at a position different from the cable groove in the guide rail to center the cable in the joint member and the cable groove;
The joint member is configured to sandwich and fix one end side of the pipe,
The cable insertion structure in the sunroof device , wherein the positioning means has a function of coaxially positioning one end of the pipe located in the joint member and the cable groove .
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