JP4495173B2 - Ferrule holder and fusion splicer - Google Patents
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Description
本発明は、光ファイバを融着接続する際にフェルールを保持するフェルールホルダおよび融着接続機に関するものである。 The present invention relates to a ferrule holder and a fusion splicer that hold a ferrule when fusion-bonding optical fibers.
近年、データ通信サービスにおけるFTTH(Fiber To The Home)の普及によって光通信網が一般家庭等で用いられるようになったのに伴い、光通信サービスの加入者宅等の接続現場において光ファイバ同士を融着接続して組み立てることを可能とした光コネクタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された光コネクタは、予め光ファイバを取り付けたフェルールを使用している。
In recent years, with the spread of FTTH (Fiber To The Home) in data communication services, the optical communication network has been used in general homes. There has been proposed an optical connector that can be assembled by fusion splicing (see, for example, Patent Document 1). The optical connector disclosed in
ところで、特許文献1の光コネクタが使用するフェルールは、直径が2mm弱であり、長さが10mm程度と微小であることから、予め取り付けた光ファイバに他の光ファイバを融着接続する際、素手による取り扱いが難しく作業性が悪いという問題があった。
By the way, since the ferrule used by the optical connector of
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、予めフェルールに取り付けた光ファイバに他の光ファイバを融着接続する際のフェルールの取り扱いを容易にし、融着接続の作業性を向上させることが可能なフェルールホルダおよび融着接続機を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above, and facilitates handling of a ferrule when another optical fiber is fusion-connected to an optical fiber previously attached to the ferrule, thereby improving workability of the fusion connection. It is an object of the present invention to provide a ferrule holder and a fusion splicer that can be used.
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るフェルールホルダは、一端が挿着された光ファイバの他端が後方へ所定長さ延出するフェルールを保持し、融着接続機のホルダ台上に位置決めして設置されるフェルールホルダであって、前記フェルールの鍔部に隣接する筒状部を配置するV溝と、前記鍔部を配置する凹部とが形成され、磁石が設けられた基板と、前記基板に開閉自在に取り付けられ、前記磁石の磁力によって前記基板に吸着され、前記フェルールを前記基板との間に挟持する蓋と、を備えたことを特徴とする。 In order to solve the above-described problems and achieve the object, the ferrule holder according to the present invention holds a ferrule in which the other end of the optical fiber into which one end is inserted extends backward by a predetermined length, and is fusion spliced. A ferrule holder that is positioned and installed on a holder base of a machine, wherein a V-groove for arranging a cylindrical portion adjacent to the flange portion of the ferrule and a recess for arranging the flange portion are formed, and a magnet is formed And a lid that is attached to the substrate so as to be opened and closed, is attracted to the substrate by the magnetic force of the magnet, and holds the ferrule between the substrate and the substrate.
また、本発明に係るフェルールホルダは、上記の発明において、前記フェルールは、本体の一方に割スリーブが設けられると共に、他方に紐状の把持部材が設けられたフェルール把持具の前記割スリーブによって前記筒状部が把持された状態で前記基板と前記蓋との間に挟持されることを特徴とする。 The ferrule holder according to the present invention is the ferrule according to the invention described above, wherein the ferrule is provided with the split sleeve of the ferrule gripping tool provided with a split sleeve on one side of the main body and a string-shaped gripping member on the other side. The cylindrical portion is held between the substrate and the lid in a state where the cylindrical portion is gripped.
また、本発明に係るフェルールホルダは、上記の発明において、前記フェルールの筒状部を把持した割スリーブは、前記V溝によって位置決めされることを特徴とする。 The ferrule holder according to the present invention is characterized in that, in the above invention, the split sleeve that holds the tubular portion of the ferrule is positioned by the V groove.
また、本発明に係るフェルールホルダは、上記の発明において、前記凹部は、前記基板の長手方向一方に突出させた突出部に設けられ、前記ホルダ台に設けられる当該突出部を位置決めする位置決め部の幅よりも僅かに幅狭に形成されていることを特徴とする。 In the ferrule holder according to the present invention , in the above invention, the concave portion is provided in a protruding portion that protrudes in one longitudinal direction of the substrate, and a positioning portion that positions the protruding portion provided in the holder base is provided. It is characterized by being formed slightly narrower than the width.
本発明のフェルールホルダは、フェルールの鍔部に隣接する筒状部を配置するV溝と、鍔部を配置する凹部とが形成され、磁石が設けられた基板と、基板に開閉自在に取り付けられ、磁石の磁力によって基板に吸着され、フェルールを基板との間に挟持する蓋とを備えているので、基板と蓋とで挟持することによって小さなフェルールを素手で簡易に取り扱うことができ、融着接続の作業性を向上させることができるという効果を奏する。 The ferrule holder of the present invention is formed with a V-groove for arranging a cylindrical portion adjacent to the flange portion of the ferrule and a recess for disposing the flange portion, and is attached to the substrate so as to be openable and closable. Since it has a lid that is attracted to the substrate by the magnetic force of the magnet and holds the ferrule between the substrate and the substrate, the small ferrule can be easily handled with bare hands by sandwiching it between the substrate and the lid. There is an effect that the workability of the connection can be improved.
以下、本発明のフェルールホルダにかかる実施の形態を詳細に説明する。ここで、本発明のフェルールホルダは、コネクタ付光ファイバコードを製造する際に光ファイバコードを保持した光ファイバコードホルダ(以下、単に「コードホルダ」という)と共に使用されるので、コードホルダと共に以下に説明する。図1は、コードホルダの蓋を開いた斜視図である。図2は、蓋を閉じたコードホルダの平面図である。図3は、蓋を外したコードホルダの基板を示す平面図である。 Hereinafter, embodiments according to the ferrule holder of the present invention will be described in detail. Here, the ferrule holder of the present invention is used together with an optical fiber cord holder (hereinafter simply referred to as “cord holder”) that holds an optical fiber cord when manufacturing an optical fiber cord with a connector. Explained. FIG. 1 is a perspective view in which a lid of a cord holder is opened. FIG. 2 is a plan view of the cord holder with the lid closed. FIG. 3 is a plan view showing the substrate of the code holder with the lid removed.
コードホルダ10は、光ファイバコードを保持するホルダであって、図1〜図6に示すように、基板11と蓋13を有している。
The
基板11は、図1〜図6に示すように、幅方向中央に光ファイバコードを配置する配置溝11aが形成され、配置溝11aの一端には光ファイバコードを保持する保持溝11bが形成されている。また、基板11は、保持溝11bと対向する長手方向の端部に幅狭に突出させた突出部11cが形成され、保持溝11bよりも幅が狭く、突出部11cへ延びる位置決め溝11dが配置溝11aに連設されている。位置決め溝11dは、光ファイバコードの光ファイバに被着した補強スリーブを光ファイバと共に位置決め保持する。基板11は、配置溝11aの幅方向一側にヒンジピン11e(図3参照)が設けられ、配置溝11aを挟んでヒンジピン11eと対向する他側上面には磁石12が埋設されている。基板11は、配置溝11aの略中央に上下方向に貫通する位置決め孔11fが設けられている。位置決め孔11fは、コードホルダ10を設置する融着接続機のホルダ台の傾斜に合わせて基板11に対して傾斜させて形成されている(図6参照)。
As shown in FIGS. 1 to 6, the
蓋13は、図1〜図6に示すように、基板11の位置決め溝11d側の略半分を覆う蓋であり、ヒンジピン11eと係合するヒンジ部13aによって基板11に開閉自在に取り付けられている。蓋13は、突出部11c上へ張り出す押圧片13bを有しており、押圧片13bの基部側の端部下面には、例えば、ゴム等からなる摩擦部材14が取り付けられている。蓋13は、磁石12の磁力によって基板11に吸着され、光ファイバコードの光ファイバに被着した補強スリーブを光ファイバと共に基板11との間に挟持する。
As shown in FIGS. 1 to 6, the
コードホルダ10は、以上のように構成され、コネクタ付光ファイバコードを製造する際、以下に説明する本発明のフェルールホルダを使用する。
The
フェルールホルダ20は、フェルールを保持するホルダであって、図7〜図11に示すように、基板21と蓋23を有している。
The
基板21は、図7〜図11に示すように、長手方向一方に幅狭に突出させた突出部21aが形成され、突出部21aの端部にはフェルールの鍔部を配置する凹部21bが形成されている。また、基板21は、凹部21bに隣接する位置から長手方向他方へ延びるV溝21cが幅方向中央に形成され、長手方向に見て凹部21bに対向する後半側のV溝21c上部にはV溝21cを封止する封止板21d,21eが設置されている。基板21は、V溝21cの幅方向一側にヒンジピン21f(図9参照)が設けられ、V溝21cを挟んでヒンジピン21fと対向する他側上面には磁石22が埋設されている。基板21は、上下方向に貫通してV溝21cに開口する位置決め孔21gが封止板21dと封止板21eとの間に設けられている。位置決め孔21gは、フェルールホルダ20を設置する融着接続機のホルダ台の傾斜に合わせて基板21に対して傾斜させて形成されている(図11参照)。
As shown in FIGS. 7-11, the board |
蓋23は、図7〜図11に示すように、基板21の凹部21b側の略半分を覆う蓋であり、ヒンジピン21fと係合するヒンジ部23aによって基板21に開閉自在に取り付けられている。蓋23は、突出部21a上へ張り出す突出部23bが形成され、突出部23bの下面には、例えば、ゴム等からなる摩擦部材24が取り付けられている。蓋23は、磁石22の磁力によって基板21に吸着され、フェルールを把持するフェルール把持具30を基板21との間に挟持する。
7 to 11, the
以上のように構成されるコードホルダ10は、コネクタ付光ファイバコードを製造する際、図12に示すように、蓋13を開いた状態で、配置溝11aにシース4の部分を配置して光ファイバコード1を保持する。このとき、光ファイバコード1は、図13に示すように、予め光コネクタの構成部品であるゴムブーツ41、リング42、カシメリング43、ストップリング44及びスプリング45を組み付けておき、先端からシース4を所定長さ除去し、露出する抗張力繊維3を所定長さに切断すると共に、シース4を長手方向に所定長さ縦裂きしておく。ここで、光ファイバコード1は、図13に示すように、光ファイバ2の先端から被覆2bを除去して裸ファイバ2aを所定長さ露出させてある。
When manufacturing the optical fiber cord with a connector, the
そして、コードホルダ10は、図14に示すように、シース4の部分を保持溝11bに圧入すると共に、補強スリーブ5を光ファイバ2と共に位置決め溝11dに位置決め保持させる。次に、コードホルダ10は、図15に示すように、蓋13を閉じる。これにより、コードホルダ10は、基板11と磁石12の磁力によって吸着される蓋13とによって光ファイバコード1を保持する。このとき、コードホルダ10は、図16に示すように、蓋13の摩擦部材14と位置決め溝11dとによって補強スリーブ5を光ファイバ2と共に把持している。
As shown in FIG. 14, the
このとき、光ファイバコード1は、図17に示すように、光ファイバ2の周囲に抗張力繊維3が配置され、抗張力繊維3の外周を合成樹脂からなるシース4によって被覆されている。このため、光ファイバコード1は、シース4の部分を保持溝11bに圧入すると、図18に示すように、シース4が保持溝11bの部分で抗張力繊維3と共に変形して保持溝11bに圧入される。このように、コードホルダ10は、光ファイバコード1を簡単に保持することができるので、光ファイバコード1を単独で扱う場合に比べて光ファイバコード1の取り扱いが容易になり、融着接続等の際の作業性が向上する。
At this time, as shown in FIG. 17, in the
ここで、補強スリーブ5は、図19に示すように、ホットメルト等の熱溶融樹脂からなるインナチューブ6と、金属棒からなる抗張力体7と、インナチューブ6と抗張力体7とを被包する熱収縮チューブ8とを有しており、予め光ファイバコード1の光ファイバ2に被着させた状態でコードホルダ10に保持させる。そして、コードホルダ10は、光ファイバコード1を保持した状態で、補強スリーブ5から延出した光ファイバ2の先端から被覆2bを除去して裸ファイバ2aを所定長さ露出させ、アルコールを含ませた払拭紙で裸ファイバ2aを清掃しておく。
Here, as shown in FIG. 19, the
一方、本発明のフェルールホルダ20は、コネクタ付光ファイバコードを製造する際、図20に示すように、予め光ファイバ26を取り付けたフェルール25をフェルール把持具30で把持させる。このとき使用するフェルール把持具30は、本体31の一方に割スリーブ32が設けられると共に、他方に紐状の把持部材33が設けられている。ここで、フェルール25は、図20に示したように、後部へ延出した光ファイバ26の端部から被覆26bを除去して裸ファイバ26aを所定長さ露出させている。また、フェルール25は、筒状部25aの後部に鍔部25bが形成され、鍔部25bには位置決め用の切欠き25cが長手方向に形成されている。そして、フェルール把持具30は、図21に示すように、割スリーブ32でフェルール25の筒状部25aを把持させる。
On the other hand, the
このようにしてフェルール25を把持したフェルール把持具30は、図22に示すように、蓋23を開いた状態で、フェルールホルダ20の基板21に形成されたV溝21cに配置される。このとき、フェルール25は、図22及び図23に示すように、鍔部25bが凹部21bに配置されると共に、筒状部25aを把持したフェルール把持具30の割スリーブ32がV溝21cによって位置決めされ、把持部材33は封止板21d,21e上を通って後方へ延出している。
As shown in FIG. 22, the
次に、フェルールホルダ20は、図24に示すように、蓋23を閉じる。これにより、フェルールホルダ20は、基板21と磁石22の磁力によって吸着される蓋23とによってフェルール把持具30に把持されたフェルール25を保持する。このとき、フェルールホルダ20は、図25に示すように、蓋23の摩擦部材24とV溝21cの斜面とによってフェルール25の筒状部25aを保持している。
Next, the
このようにして光ファイバコード1を保持したコードホルダ10とフェルール25を保持したフェルールホルダ20は、図26に示す光ファイバの融着接続機50に設置してそれぞれが保持している光ファイバコード1の光ファイバ2とフェルール25の光ファイバ26とが融着接続される。
Thus, the
この融着接続に使用される融着接続機50は、中央に融着接続をする作業部51が配置され、作業部51の奥部側には加熱部56が配置されている。
In the
作業部51は、左右にホルダ台52が配置され、各ホルダ台52上に光ファイバFを把持するホルダ53(一方は光ファイバFを把持している)が設置されている。両ホルダ台52は、風防カバー58を閉じると互いに所定距離移動して接近し、ホルダ53が把持した光ファイバFが突き合わされ、風防カバー58を開くと同じ距離移動して把持した光ファイバFが離れるように構成されている。ここで、ホルダ台52には、光ファイバFの端面を対向配置させるホルダ53に代えて、コードホルダ10やフェルールホルダ20を設置することも可能である。また、両側のホルダ台52の間にはV溝を形成したガイド板を有する2つのV溝ブロック54が間隔を置いて設けられ、2つのV溝ブロック54の間には光ファイバFの長手方向に対して直交する方向に放電電極55が先端を対向させて配置されている。
In the working
一方、加熱部56は、光ファイバFの長手方向に沿って直線状に形成された加熱室であり、両端には融着接続された光ファイバやフェルール把持具30の紐状の把持部材33を保持するホルダ57が設けられている。ここで、融着接続機50は、光ファイバの融着接続を行う場合には、風防カバー58を閉じて作業部51を覆う。
On the other hand, the
このとき、ホルダ台52は、図27〜図29に示すように、ホルダ53,コードホルダ10或いはフェルールホルダ20の設置位置を位置決めする位置決め突起52a,52aと位置決めピン52bとを有している。ホルダ台52は、位置決め突起52a,52a間にホルダ53の突出部53aやコードホルダ10或いはフェルールホルダ20の突出部11c,21aを係合させると共に、位置決めピン52bに位置決め孔53b、11f,21gを係合させてホルダ53、コードホルダ10或いはフェルールホルダ20を設置する。ここで、一方のホルダ台52にコードホルダ10を設置し、他方のホルダ台52にフェルールホルダ20を設置すると、図30に示すように、各V溝ブロック54によって光ファイバ2,26が位置決めされて光ファイバ2,26の先端が対向配置される。
At this time, the
このとき、フェルール25は、図31に示すように、筒状部25aの中心に形成したファイバ孔に光ファイバ26の裸ファイバ26aが接着固定され、鍔部25bの中心から後方に形成された挿通孔25dを通って光ファイバ26が延出している。このため、フェルール25は、挿通孔25dが光ファイバ26の直径に比べて大径に成形されていることから、挿通孔25dから延出する光ファイバ26の延出端側が動き易く、筒状部25aを中心として光ファイバ26が軸ずれし易い。
At this time, as shown in FIG. 31, the
このため、フェルールホルダ20は、図32に示すように、基板21の突出部21aの幅Wbをホルダ台52の位置決め突起52a,52a間の幅Wpよりも狭く形成し、位置決め孔21gを位置決めピン52bの直径Dに対して幅方向に長い長さLの長孔に形成する。フェルールホルダ20は、基板21の突出部21a及び位置決め孔21gをこのように形成すると、保持したフェルール25の光ファイバ26に水平方向の軸ずれが生じても、基板21を幅方向にずらしてホルダ台52に対して位置調整することにより、図33に示すように、光ファイバ26をV溝ブロック54のV溝に具合よく配置することができる。なお、融着接続機50は、風防カバー58を閉じると、風防カバー58内面の部材が光ファイバ26をV溝ブロック54上に押圧するので、光ファイバ26の上下方向の軸ずれは何ら問題にはならない。
For this reason, as shown in FIG. 32, the
ここで、突出部21aの幅Wbと位置決め突起52a,52a間の幅Wpとの間に差があれば、フェルールホルダ20は、位置決めピン52bを中心として基板21の突出部21a側を幅方向にずらすことができる。このため、位置決め孔21gは、位置決めピン52bの直径Dに対して幅方向に長い長孔に形成しなくてもよい。このとき、突出部21aの幅Wbと位置決め突起52a,52a間の幅Wpとの間の差は、フェルール25が有する光ファイバ26から被覆26bを除去して露出する裸ファイバ26aの直径の4倍程度あればよい。
Here, if there is a difference between the width Wb of the protruding
このようにして一方のホルダ台52に設置して光ファイバ2,26の先端を対向配置した後、風防カバー58を閉じる。これにより、双方のホルダ台52が接近し、図34に示すように、光ファイバ2,26が先端の裸ファイバ2a,26a間に所定距離を置いた状態で位置決めされる。
In this way, the
次に、対向配置された放電電極55に通電し、フェルール25の後方へ延出した光ファイバ26と光ファイバコード1先端に露出した光ファイバ2とを融着接続する。このとき、光ファイバ2,26は、図35に示すように、放電電極55に通電することによって発生する放電アークAによって裸ファイバ2a,26aの先端が融着接続される。ここで、図34及び図35には、補強スリーブ5を描いているが、補強スリーブ5は、実際には光ファイバ2と共にコードホルダ10に保持されている。
Next, the
このようにして裸ファイバ2a,26aを融着接続した後、風防カバー58を開く。その後、コードホルダ10及びフェルールホルダ20の蓋13,23を開き、図37に示すように、シース4と把持部材33とを指で挟んで光ファイバ2,26が融着接続された光ファイバコード1とフェルール25とをコードホルダ10及びフェルールホルダ20から取り出す。このとき、図36に示すように、融着接続した裸ファイバ2a,26aの接続部へ補強スリーブ5を移動する。そして、光ファイバコード1とフェルール25を把持したフェルール把持具30とを加熱部56に移動し、ホルダ57によって保持する。このとき、各ホルダ57によってコードホルダ10のシース4とフェルール把持具30の把持部材33とを、それぞれ保持する。
ここで、融着接続機50によって光ファイバ2,26を融着接続する際、フェルール25はフェルールホルダ20に保持されてハンドリングされる。このため、直径が2mm弱であり、10mm程度の長さしかない小さなフェルール25を素手でハンドリングする場合に比べ、フェルール25のハンドリングが格段に容易になる。しかも、フェルール25をフェルール把持具30で把持してハンドリングすると、フェルールホルダ20への着脱や補強スリーブ5の加熱処理に伴う光ファイバの接続部の補強作業等が容易になるうえ、フェルール25から延出している光ファイバ26を折損等の事故から保護することができる。
Here, when the
その後、加熱部56で補強スリーブ5を加熱処理する。これにより、図38に示すように、インナチューブ6が溶融して光ファイバ2,26の被覆2b,26b及び裸ファイバ2a,26aに溶着すると共に、収縮した熱収縮チューブ8によってインナチューブ6及び抗張力体7が被覆され、裸ファイバ2a,26aの接続部Psが抗張力体7によって補強される。
Thereafter, the reinforcing
次に、図39に示すように、ゴムブーツ41、リング42、カシメリング43、ストップリング44及びスプリング45をフェルール25側へ移動させると共に、フェルール25をプラグフレーム46に挿着すると共に、プラグフレーム46をプラグハウジング47に挿着して光コネクタに組み立てる。これにより、光ファイバコード1の端部に光コネクタ40を組み付けた図40に示すコネクタ付光ファイバコードが製造される。
Next, as shown in FIG. 39, the
このとき、フェルール25とスプリング45は、フェルール25の鍔部25b側の後端からストップリング44の中へ収容し、これらを一体としてプラグフレーム46内へ挿着する。次に、ストップリング44のローレット部44aの周囲に接着剤を塗布し、その上に抗張力繊維3を広げて被せ、先端側の大径部43aを縮径させてカシメリング43をストップリング44の後部に取り付けると共に、抗張力繊維3をカシメリング43とストップリング44とで固定する。
At this time, the
次いで、カシメリング43の小径部43bの周囲に接着剤を塗布し、光ファイバコード1の予め所定長さ縦裂きしておいたシース4を引き戻すようにして小径部43bに被せ、リング42を縮径させて小径部43bとリング42とでシース4を把持する。そして、これらに後方からゴムブーツ41を被せ、プラグフレーム46をプラグハウジング47に挿着して光コネクタ40の組み立てが完了する。
Next, an adhesive is applied around the small-
光コネクタ40の組み立てに際し、フェルール25の光ファイバ26と光ファイバコード1の光ファイバ2とは融着接続によって接続される。このため、図40に示すコネクタ付光ファイバコードは、光ファイバ2,26相互の接続状態が安定しており、光コネクタ40の信頼性を長期に亘って保証することができる。
When the
なお、上述のフェルールホルダは、単心の光ファイバを有する単心フェルールを保持するフェルールホルダについて説明したが、多心の光ファイバを有する多心フェルールを保持するフェルールホルダとしても使用することができる。この場合、フェルールホルダ20の基板21は、フェルールの鍔部を配置する凹部21bやV溝21cに代えて、多心フェルールを位置決め保持する凹部を形成する。
The ferrule holder described above is a ferrule holder that holds a single-core ferrule having a single-core optical fiber. However, the ferrule holder can also be used as a ferrule holder that holds a multi-core ferrule having a multi-core optical fiber. . In this case, the
1 光ファイバコード
2 光ファイバ
2b 被覆
2a 裸ファイバ
3 抗張力繊維
4 シース
5 補強スリーブ
6 インナチューブ
7 抗張力体
8 熱収縮チューブ
10 コードホルダ
11 基板
11a 配置溝
11b 保持溝
11c 突出部
11d 位置決め溝
11e ヒンジピン
11f 位置決め孔
12 磁石
13 蓋
13a ヒンジ部
13b 押圧片
14 摩擦部材
20 フェルールホルダ
21 基板
21a 突出部
21b 凹部
21c V溝
21d,21e 封止板
21f ヒンジピン
22 磁石
21g 位置決め孔
23 蓋
23a ヒンジ部
23b 突出部
24 摩擦部材
25 フェルール
25a 筒状部
25b 鍔部
25c 切欠き
25d 挿通孔
26 光ファイバ
26a 裸ファイバ
26b 被覆
30 フェルール把持具
31 本体
32 割スリーブ
33 把持部材
40 光コネクタ
41 ゴムブーツ
42 リング
43 カシメリング
44 ストップリング
45 スプリング
50 融着接続機
51 作業部
52 ホルダ台
53 ホルダ
54 V溝ブロック
55 放電電極
56 加熱部
57 ホルダ
58 風防カバー
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記フェルールの鍔部に隣接する筒状部を配置するV溝と、前記鍔部を配置する凹部とが形成され、磁石が設けられた基板と、
前記基板に開閉自在に取り付けられ、前記磁石の磁力によって前記基板に吸着され、前記フェルールを前記基板との間に挟持する蓋と、
を備えたことを特徴とするフェルールホルダ。 A ferrule holder that is positioned and installed on a holder base of a fusion splicer, holding the ferrule with the other end of the optical fiber with one end inserted backward extending a predetermined length,
A V-groove in which a cylindrical portion adjacent to the flange portion of the ferrule is disposed, and a recess in which the flange portion is disposed, and a magnet is provided;
A lid that is attached to the substrate so as to be opened and closed, is attracted to the substrate by the magnetic force of the magnet, and holds the ferrule between the substrate and the lid,
A ferrule holder characterized by comprising:
Priority Applications (1)
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