JP4485688B2 - ウォルシュコードを割り当てるための方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システムの分野に関し、特に、通信システムのメッセージ信号の伝送の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
セルラー通信システムの技術においては、送信されるメッセージ信号をウォルシュコードベクタなどの拡散コードベクタと混合することはよく知られている。これにより、メッセージ信号を結合、送信し、それから受信後に受信機で互いから分離することが可能になる。拡散コードベクタは直交であり、それらは結合される信号間のゼロの理論的な干渉を提供するため、受信された信号を分離することが可能である。
【0003】
これらの動作を実行するためには、使用可能な拡散コードの1つをそれぞれの新規発信呼に、またはそれぞれ新規ハンドオフ呼を通信システムに無作為に割り当てることは既知である。しかしながら、このようにして拡散コードを無作為に割り当てると、結合された信号の送信電力レベルで大きなピークが生じる可能性がある。
【0004】
信号レベルピークのもっとも重大な結果は、結合された信号を増幅する電力増幅器が、非線形領域内に一時的に動かされ、飽和することができることである。これにより、結合システム間、特に隣接するチャネル間で干渉が生じる場合がある。結合システム間の干渉は、分離され、色つけられる信号の劣化を引き起こすことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
問題点は、電力増幅器に容量の増加を当てることによって解決することができる。このような電力増幅器は結合された信号の電力レベルにおいてピークによって非線形領域内に駆動される。しかしながら、電力増幅器の増加した容量が、残りの99パーセントの間使用されないために、これらは問題点に高価かつ非効率的な解決策である。
【0006】
このようにして、より少ないピークを引き起こし、電力増幅器をより頻繁ではなくその非線形領域の中に移動するために、拡散コードの無作為選択により引き起こされる結合信号の送信電力レベルを円滑化するためのシステムおよび方法を提供することが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】
通信システムに入る新規呼と、アクティブおよび非アクティブであることができるウォルシュコードを有する通信システムにおいてメッセージ信号を送信するための方法が教示される。方法は、ウォルシュコードをビンに分割し、ビン内でのアクティブなウォルシュコードの数を決定することを含む。ウォルシュコード決定に基づいてウォルシュコードを選択し、選択されたウォルシュコードを新規呼に割り当てることが述べられる。ウォルシュコードはインデックスを有し、ウォルシュコードはインデックスに従ってビンに分割される。ウォルシュコードはインデックスに従ってサイクルに分割され、ウォルシュコード内のビンの数がnである場合、ウォルシュコードはそのインデックスモジュロnに従ってビンの中に分けられる。ビンの中のアクティブなウォルシュコードの最小数が求められ、ウォルシュコードは最小数のアクティブコードに従って選択される。複数のビンは、最小数のアクティブウォルシュコードを入れることができる。方法は、最小数のアクティブなウォルシュコードを含む複数のビンを選択することと、選択されたビンからウォルシュコードを選択することも述べる。最小数のアクティブなウォルシュコードが入ったビンのサブセットが選択され、ビンのサブセットの内の残りのビンの優先順位より低い優先順位の付いた第1所定ビンが選択される。
【0008】
【発明の実施の形態】
ウォルシュ信号のようなメッセージ信号は、成分−1/+1を有する1つのベクタとして表すことができる。ウォルシュコードの対応するバイナリ拡散コードは、成分0/1を有する1つのベクタとして表記することもできる。ウォルシュコードベクタは、添字の付いたWとして表記することができる。添字は、コードベクタのウォルシュコードインデックスを表すために使用される。コードインデックスの順序付けは、WiまたはWi[n]などの標準的な順序付けである。ウォルシュ信号の対応するバイナリウォルシュコードは、例えばwiなどの添字付きのwで表すことができる。Wi内の各1を0で置き換え、Wi内の各−1を1で置き換えることによって、wiを得ることができることは、当業者によって理解されるだろう。
【0009】
バイナリウォルシュコードは線形符号である。したがって、wiおよびwjがウォルシュコードベクタである場合には、wi+wiモジュロ2もバイナリウォルシュコードベクタである。線形符号内の任意のコードベクタは、基本ベクタと呼ばれているコードベクタの小さい方の集合の線形組み合わせとして表記することができる。特に、サイズ2mのバイナリ線形符号は、m個のベクタの一定の集合の線形組み合わせとして表記することができる。例えば、{w1、w2、w4、w8、w16、w32}は、サイズ64のバイナリウォルシュコード用の基本ベクタの集合として選択することができ、そこではインデックスはゼロをベースにしている。これは、移動通信システム用の業界規格、IS−95に指定されている符号の種類である。
【0010】
このようにして、任意のバイナリウォルシュコードベクタは、以下のように表記することができる。
【数1】
【0011】
そこでは、加算はモジュロ2であり、c1、c2、c4、c8、c16、c32が、したがって値ゼロまたは1を取るにすぎないバイナリスケーラである。合計64の中からのバイナリパラメータ{c1、c2、c4、c8、c16、c32}のそれぞれ別個の選択は、別個のバイナリウォルシュコードベクタを与える。さらに、ベクタ集合{w1、w2、w4、w8、w16、W32}は、基底ベクタの複数の考えられる選択肢の内の唯一の1つである。基底ベクタの別の集合は{w1、w3、w6、w9、w17、w33}である場合がある。しかしながら、計算を簡略化する目的のため、基底ベクタの選択肢はここでは制限されている。バイナリウォルシュコードベクタw0が、各c1をゼロに設定することによって得られ、任意のコードベクタwiの場合、wj+wj=w0であることが当業者によって理解されるだろう。
【0012】
任意のウォルシュコードwiのパラメータciを得るためには、そのバイナリ形式の整数jが以下のように表記される。
【数2】
【0013】
この表記を使用すると、
【数3】
【0014】
符号パラメータは、バイナリウォルシュコードベクタWiの成分と呼ばれている。さらに、任意の2つのウォルシュコードベクタwiとwjの総計のウォルシュコードインデックスを得るために、wiとwjの成分が得られる。{c1、c2、c4、c8、c16、c32}と{c’1、c’2、c’4、c’8、c’16、c’32}がベクタwiとwjのそれぞれの成分であり、kが総計のインデックスである場合には、
【数4】
【0015】
その場合、+がモジュロ2の加算を示す。
【0016】
バイナリウォルシュコードベクタの加算モジュロ2が、対応するウォルシュ信号の乗算に同等でることも理解されるだろう。このようにして、Wi・Wjもウォルシュ信号であり、それはバイナリウォルシュコードベクタwi+wjに一致する。これ以降ウォルシュ信号Wi、Wjの点乗積は、W<i,j>として表される。
【0017】
ウォルシュコードベクタのもう一つの重要な特徴は、その最大ランレングスである。バイナリウォルシュコードベクタの最大ランレングスは、コードベクタ内の連続するゼロまたは1の最大数である。ウォルシュコードベクタの順序付けの1つの特性とは、ウォルシュコードインデックスが8の倍数である場合、ベクタの最大ランレングスは16の倍数である。1つの例外とは、8という最大ランレングスを有するw8である。
【0018】
ウォルシュコードベクタの順序付けの別の特性とは、ウォルシュコードインデックスが8の倍数ではなく、4の倍数である場合にベクタの最大ランレングスが4または8のどちらかであるという点である。その他のすべてのウォルシュコードは4以下の最大ランレングスを有する。このようにして、最大ランレングスのウォルシュコードとは、8の倍数であるインデックスの付いたウォルシュコードのことである。
【0019】
図1は、波形生成システム100のブロック図表記である。波形生成システム100内では、加算回路106は、複数の入力信号102a−nを受信し、結合する。各入力信号102iは、トラフィックチャネル利得{Gi}、メッセージ記号{di}、およびウォルシュコードビットWiから形成される。便宜上、すべてのデジタル信号および波形が単一記号期間、表記される。
【0020】
波形生成システム100からの波形出力は同相成分I(t)および位相はずれ成分Q(t)を含む。システム100の出力は、本発明の通信システム内での送信のために高電力増幅器(図示せず)に適用される。波形生成システム100の出力は、以下として表記できる。
【数5】
【0021】
信号r(t)のエンベロープは、以下のとおりである。
【数6】
【0022】
波形生成システム100の出力信号も、以下のように表記できる。
【数7】
【0023】
ここでは、Tはチップ間隔である。前記表記を組み合わせると、以下が生じる。
【数8】
式(1)
【0024】
h(t−n1t)h(t−n2T)は、|n1−n2|≧2のときには非常に小さい。さらに、h(i−n1T)h(t−n2T)は、どのウォルシュコードベクタが使用されるのかには相対的に鈍感である。このようにして、式(1)に述べられたエンベロープ二乗A2(t)は、以下のように3つの項の総計として表記することができる。
【数9】
式(2)
【0025】
ここでは、W<i1,i2>は、ベクタ集合WiとWjの成分単位の積であるウォルシュコードワードである。
【0026】
式(2)の右側の最初の項は、断然支配的な項である。それは、どのウォルシュコードが割り当てられているのかに依存していない。それは、割り当てられたウォルシュコードの各対の積、あるいはバイナリドメインにおいては、割り当てられたウォルシュコードの総計だけに依存する。第1項が大きいという確率は、第1項の中の複数のウォルシュコードW<i1,i2>が大きいランレングスを有するとき、はるかに高くなる。これは、特に割り当てられた符号の各対の積または総計が8の倍数であるときに発生する。8の倍数えあるインデックスを有するベクタが、8の倍数であるランレングスを有することは、ウォルシュコードベクタの標準索引付けの特性である。
【0027】
W<i1,j2>が割り当てられているウォルシュコードの複数の対に対する同じウォルシュコードベクタである場合、式(2)の第1項が大きい傾向がある。チップサンプリング時に、式(2)の第2項および第3項は、h(t)がナイキストフィルタである場合には消えてしまう。このようにして、さらに多くのピークがチップサンプリング時以外のときに発生するらしい。第2項および第3項の式(2)は、特定のウォルシュコードに対して相対的に鈍感である。ピーク対平均率もトラフィックチャネル利得に依存する。さらに、式(2)によると、ピーク対平均率は、アクティブチャネル利得がほぼ等しいときに最大となる傾向がある。アクティブチャネル利得が大幅に不均一になるとき、ピーク対平均率はいくぶん減少する傾向にある。
【0028】
このようにして、前記に基づいて、ピーク対平均率の第1決定要因は、割り当てられた特定のウォルシュコードではないらしい。むしろ、一次決定要因は、ウォルシュコードの各対の積のランレングスであるらしい。さらに、8の倍数であるインデックスの付いたウォルシュコードは多くの場合割り当てられたウォルシュコードの対の積に出現する場合、ピーク対平均率は高くなるらしい。
【0029】
図2は、波形生成システム200のブロック図表記を示す。波形生成システム200内では、加算回路206が、複数の入力信号202a−nを受信し、結合する。各入力信号202iは、トラフィックチャネル利得{Gi}、メッセージ記号{di}、およびウォルシュコードビットWから形成される。トラフィックチャネル利得{Gi}は、非アクティブなチャネルの場合ゼロであることがある。便宜上、すべてのデジタル信号および波形は、単一の信号期間iに関して表記される。
【0030】
本発明の方法に従って、置換は、加算回路200によって実行される結合の後に発生する。このようにして、加算回路202の出力は置換ブロック208に適用され、ここに記述されている置換動作を実行する。置換ブロック208の置換された出力は、それぞれ信号210、220と混合するために混合器214、224に適用される。
【0031】
波形生成システム200の波形出力は、このようにして変換216の出力時の同相成分I(t)および変換226の出力時の位相はずれ成分Q(t)を含む。システム200の出力は、本発明の通信システム内での送信のために高電力増幅器(図示せず)に適用される。
【0032】
図3は、等しいチャネル利得でのピーク対平均率をきわめて不均一なチャネル利得でのピーク対平均率に比較する。図表記300は、1−CDFであり、そこではN=8、RS2が固定された完全レートであり、CDFは累積分散関数である。この比較を行うために、以下に後述されるようウォルシュコードだけを使用する複数のウォルシュコード集合を使用して比較シミュレーションが実行される。オーバヘッドチャネルは考慮されない。さらに、すべてのトラフィックチャネルは、同じトラフィックチャネル利得を有すると仮定される。
【0033】
ウォルシュコードの以下の3つの集合は、図表記300のシミュレーションで使用される。3つの集合のそれぞれに8個のウォルシュコードが含まれる。(1)WCC−1={1、9、17、25、33、41、49、57}である。このようにして、WCC−1に従って、シミュレーションで使用されるウォルシュコードの各対の積は、8の倍数であるインデックスを有する。(2)WCC−2={0、1、2、4、8、9、10、12}である。このようにして、シミュレーションで使用されるウォルシュコードの妥当な数が、8の倍数であるインデックスつきのバイナリ総計を有する。(3)WCC−3={0、1、2、3、4、6、7}である。このようにして、図表記に述べられているどのウォルシュコードの対も8の倍数であるインデックス付きのバイナリ総計を有さない。このようにして、図3は、WCC−1を使用して得られるピーク対平均がWCC−2を使用して得られるピーク対平均よりはるかに高いことを示す。その結果、WCC−2は、WCC−3を使用して得られるピーク対平均より高いピーク対平均を提供する。これらの結果は、前述された結果と一貫している。
【0034】
このようにして、以下のように、固定サイズのウォルシュコードの集合のピークタイ平均率特性をほぼ決定するために4つの規則が提供される。規則1は、そのモジュロ2総数が8の倍数であるインデックス付きのウォルシュコードであるバイナリウォルシュコードベクタの対の高い方の数を有するコードの集合に向けられている。コードベクタのこのような集合はさらに高いピーク対平均率を有すると予想される。
【0035】
規則Iに従って、規則IIは、集合の中のウォルシュコードの対の積として各ウォルシュコードの発生のより高い周波数がある場合に向けられる。これらの場合は、より高いピーク対平均率にも一致する。シミュレーションに基づき、規則Iは規則IIより重要であると考えられている。
【0036】
規則IVは、(a)バイナリウォルシュコードベクタの対のトラフィックチャネル利得のさらに高い積がある場合、および(b)バイナリウォルシュコードベクタの総計が8の倍数であるインデックス付きのウォルシュコードを与える場合に向けられる。このような場合では、バイナリウォルシュコードベクタの対は、他の対より、ピーク対平均率に高い貢献をする。例えば、パイロットチャネルにはウォルシュコードゼロおよび高チャネル利得が割り当てられる。それから、トラフィックチャネルには、8の倍数であるインデックス付きのウォルシュコードを割り当てることができる。符号のこの対のピーク対平均率の貢献はさらに重要である。例えば、この対の貢献は、8の倍数であるインデックス付きのウォルシュコードであるバイナリ総計のあるウォルシュコードの対の貢献よりさらに重要である。
【0037】
図4は、きわめて不同のチャネル利得とともに、等しいチャネル利得の場合でのピーク対平均率を比較するための図表記400を示す。図表記400は、異なる送信チャネル利得のある1−CDFプロットである。図表記400のシミュレーションで使用されるウォルシュコード集合は、WCC−2である。図表記300に関して前述されたように、N=8、RS2、および固定完全レートである。このようにして、図表記400は、トラフィックチャネル利得がほぼ等しい場合には、ピーク対平均が、それらが不同である場合より高くなる傾向があることを示す。
【0038】
図5から図9は、偏向ビン平衡用アルゴリズム500のブロック図表記を示す。ウォルシュコードが、偏向ビン平衡用アルゴリズム500に従って、通信システム内で新規呼に割り当てられるとき、結合信号の送信電力レベルでの大きいピークの発生は、1パーセントの10分の1まで削減される。これは、無作為ウォルシュコード割当て法を使用する約1パーセントの発生と比較されなければならない。
【0039】
偏向ビン平衡用アルゴリズム500の実行中に実行されるウォルシュコードを含む計算は、ここに述べられている教示を使用して実行することができる。偏向されたビンの平衡用アルゴリズム500の実行は、基地局での呼リソースデータベース管理装置内で実行できる。偏向ビン平衡用アルゴリズム500を実行する上で有効な構造は、ウォルシュコード制御ブロックと呼ばれる。このデータ構造は、基地局で維持できる。
【0040】
偏向ビン平衡用アルゴリズム500は、おもに規則Iに基づいている。それは、部分的には規則IIIにも基づく。規則IIの重要性は、考えられる代替実施形態を提供することにあると考えられている。さらに、規則IVは、パイロットチャネル利得が残りのチャネルのチャネル利得より高い場合でおもに関係すると考えられている。偏向ビン平衡用アルゴリズム500は、考えられる最小の現在アクティブなウォルシュコードを備えるウォルシュコードのバイナリ総計が、8の倍数であるインデックスを有し、部分的には規則IIを取り込まなければならないように、ウォルシュコードを新規ユーザ、通信システムの発呼またはハンドオフのどちらかに割り当てるように適応されている。本発明の方法に従って、新しい呼には、そうするためのリソースが使用できる場合には、要求時に即座にウォルシュコードが割り当てられる。ウォルシュコード制御ブロックに対する更新は、ユーザにウォルシュコードが割り当てられる、あるいは割り当てられない直後に実行される。
【0041】
ウォルシュコード制御ブロックは、ビン、つまりウォルシュコードについての情報を記憶するためのデータ構造v0、v1、v2、v3、v4、v5、v6、v7を含む。ウォルシュコードは、そのインデックスモジュロ8がiである場合に、ビンviに属する。さらに、ウォルシュコードは、それがビンviに属し、現在アクティブなトラフィックチャネルまたはオーバヘッドチャネルに割り当てられる場合に、ビンviにおいてアクティブであると言われる。そうでなければ、ヲルシュコードは非アクティブであると言われる。それぞれのビンviは、トラフィックチャネルおよびオーバヘッドチャネルに割り当てられているウォルシュコードを含む、それに属する各ウォルシュコードの表示を記憶する。ビンvi内のアクティブなウォルシュコードの総数は、bin_valueとして表記される。
【0042】
例えば、ビンbiのbin_valueは、集合{w2、w10、w13、w26、w34、w42、w50、w58}から割り当てられたウォルシュコードインデックスの数を含むことがある。したがって、ビンviのビン容量、つまり最大bin_valueは、8である。ビン容量は、同じビンに属する任意の2個のバイナリウォルシュコードベクタのモジュロ2総計が8の倍数であること、およびさまざまなビンに属する任意の2個のバイナリウォルシュコードベクタの総計が8の倍数ではないことを注記することによって検証することができる。このようにして、ビンviはiに等しいbin_labelを有する。
【0043】
ウォルシュコード制御ブロックには、整数可変サイクルも含まれる。インデックス8iから8i+7のある各ウォルシュコードは、サイクルiを有すると定義される。このようにして、64というウォルシュコードサイズの場合、サイクルの値はゼロと7の間である。ウォルシュコードは、そのサイクルおよびそのbin_label値を指定することによって一意に指定される。ウォルシュコード制御ブロックは、以下の形を取る整数アレイWC_assignを含む。
WC_assign=[current_cyclr、current_bin_label]
ここでは、current_cycleはサイクル型であり、current_bin_labelはbin_label型である。アレイWC_assignは、次の呼要求に対する割当てのために現在使用可能であるウォルシュコードのcycleおよびbin_labelを指す。
【0044】
本発明の方法の初期状態のいては、トラフィックチャネルはない。この状態では、ビンv0は、パイロットチャネルと同期チャネルだけを含み、従ってビンv0の場合はbin_value=2である。さらに、ビンv1は、ページングチャネルだけを含み、それによってビンv1の場合、bin_value=1である。他のすべてのビンにはbin_value=0が設定されている。さらに、current_cycleはゼロに設定され、curent_bin_labelは2に設定される。
【0045】
図10は、ウォルシュコード割当て状態図600を示す。ウォルシュコード割当て状態図600は、本発明に従って実行されるプロセスを表し、合計4つの状態を含む。割当て状態図600のアイドル状態610からの遷移は、2つのバイナリ変数、new_user_arrivesとold_user_departsによって制御される。2つのバイナリ変数は、新規ユーザ、つまり発信またはハンドオフのどちらかがウォルシュコードチャネルを要求するとき、あるいは旧ユーザがそれぞれウォルシュコードチャネルに割り当てられるときにTRUEの値に設定される。
【0046】
new_user_arrivesがTRUEになると、状態図600のプロセスはアイドル状態610を離れ、ウォルシュコード割当て更新ビン応対620に入る。状態620では、WC_assignという現在値によって参照されているウォルシュコードは、要求を行うユーザに割り当てられる。割り当てられたウォルシュコードは、ラベルcurrent_bin_labelを有するビンの中でアクティブに設定される。ラベルcurrent_bin_labelが設定されるビンのbin_valueは増分される。それから、状態620からupdate_ptr状態640への状態遷移が状態図600の中で発生する。
【0047】
old_user_departsがTRUEになると、状態図600のプロセスはアイドル状態610を離れ、ウォルシュコード未割当て更新ビン状態630に入る。状態630では、離れていくユーザのウォルシュコードは割り当てられていない。割り当てられていないウォルシュコードは、それが過去に割り当てられていなかった場合にはビンの中で非アクティブに設定される。ビンのbin_valueが決定される。状態630からupdate_ptr状態640への状態の遷移は、状態図600の中で発生する。
【0048】
偏向ビン平衡用アルゴリズム500は、ウォルシュコード割当て状態図600のupdate_ptr状態640の中で本発明に従って実行される動作を述べる。本発明の1つの好ましい実施形態においては、ビンは一様に負荷される。これは、ピーク対平均率に関してウォルシュコードの無作為な割当てに優るかなりの改善を実現する。しかしながら、さらに改善された性能は、ビンの負荷をいくぶん偏向することによって得ることができる。例えば、ビンv0は、高い利得を有するパイロット信号を搬送するため、ビンv0に最も低い優先順位を指定することが好ましい。さらに、ビンv1にはページングチャネルが含まれるため、ビンv1は、v7を通してビンv2より低い優先順位を受け取った。残りのビンv2からv7は等しい優先順位を受け取る。
【0049】
偏向ビン平衡用アルゴリズム500では、ビンv0とビンv7の間のビンのどれが、ブロック505に図示されているように割り当てられているアクティブなウォルシュコードの最少数を含むのかに関する決定が下される。例えば、ビンv2とv3が3個のアクティブなウォルシュコードを含み、ビンの残りが4つ以上を含んだ場合、ブロック505の動作はビンv1とv3を戻すだろう。それから、ビン、ビンV2からv7から成り立つビンのサブセット内の最小数の割り当てられたアクティブなウォルシュコードを含むビンが、ブロック510に図示されるように決定される。
【0050】
それから、偏向ビン平衡用アルゴリズム500は、ブロック510で決定されたビンv2とv7の間のビンの数nに関して決定が下される決定515に進む。n==1である場合、偏向ビン平衡用アルゴリズム500の実行は、オフページコネクタ519およびオンページコネクタ521を経由して図5から図6に進む。この場合では単一ビンだけが最少数のアクティブコードを有するため、偏向ビン平衡用アルゴリズム500は、ブロック520に示されているように、単一ビンで使用可能な非アクティブコードの1つを単に選択するだけである。ブロック525に示されているように、選択されたコードが新規呼に割り当てられる。現在のサイクルは、ブロック530に図示されているように増分され、平衡アルゴリズム500の実行が出口535に進む。ビンv2とビンv7の間の2つ以上のビンが、決定515によって決定されるように、最小数のアクティブウォルシュコードを有する場合、偏向ビン平衡用アルゴリズム500の実行は、オフページコネクタ518およびオンページコネクタ551を経由して図5から図7に進む。
【0051】
この経路が取られると、アルゴリズム500は、ブロック550に図示されているように最小数のアクティブコードが設定されるビンの1つで使用可能である最低のインデックスウォルシュコードを割り当てようとする。このようにして、ウォルシュコードは、例えば、そのインデックスモジュロ8に従って8つの連続サイクルに分割することができる。現在のサイクルポインタによって示されている非アクティブなウォルシュコードがサイクル内で使用できない場合にだけ、ブロック560で図示されるように次のサイクルからウォルシュコードが使用される。それから、選択されたウォルシュコードは、ブロック570に示されるように、新規呼に割り当てられる。それから、実行は、終了端末575を経由して終了する。
【0052】
ビンv1が、決定515によって決定されたように、最小数のアクティブウォルシュコードを有する場合、偏向ビン平衡用アルゴリズム500の実行は、オフページコネクタ517およびオンページコネクタ581を経由して図8に進む。オフページコネクタ517の経路は、オフページコネクタ518、519の経路のどちらも取られなくはない場合には取られない。このようにして、アルゴリズム500は、前述されたようにビンv1に対して偏向される。非アクティブなウォルシュコードは、ブロック580に示されるようにビンv1内に位置する。位置が突き止められたウォルシュコードは、ブロック585に図示されているように新規セルに割り当てられる。ブロック590においては、現在のサイクルが増分され、実行が出口595に進む。
【0053】
偏向ビン平衡用アルゴリズムの実行が、それ以外の経路のどれかを経由して決定515から進まないとき、それはオフページコネクタ516およびオンページコネクタ820を経由して図9に進む。それから、非アクティブなコードは、ブロック830に図示されるように現在のビン内で検出され、ブロック840で図示されるように新規呼に割り当てられる。現在のサイクルは、ブロック850に図示されるように増分され、実行は、出口860を会してアルゴリズム500を終了する。
【0054】
偏向ビン平衡用アルゴリズム500のさらに詳しい説明は表1に述べられている。表Iの表記は、当業者によって理解される従来の擬似コード表記である。
【表1】
【0055】
偏向ビン平衡用アルゴリズム500の動作の例においては、パイロットチャネル、ページングチャネルおよび同期チャネルだけがアクティブである。それらは0、1と32というウォルシュコードを有する。このようにして、ビンv0およびv1は、それぞれ2と1というbin_valueを有し、他のすべてのビンはbin_value=0を有する。本発明のシステムの一次的な利点は動的通信システムにおいて発生すると考えられているが、ウォルシュコードを必要とするそれぞれの新規呼が長期間アクティブであるという仮定がなされる。このようにして、この例では、いったんウォルシュコードが割り当てられると、それは未割当てではない。これらの条件下では、偏向ビン平衡用アルゴリズム500は、以下のシーケンスを提供する。
2、4、6、7、10、11、12、13、14、15、9、18、19、20、21、22、23、17、8、26、27、
【0056】
偏向ビン平衡アルゴリズム500が基づいている2つの原則は以下のとおりである。第1に、任意の単一ビン構成に対応する異なるウォルシュコード割当ては、ほぼ同じピーク対平均率を示す。特定のウォルシュコード割当てに対応するビン値は、割り当てられているウォルシュコードの対応する集合のビン構成と呼ぶことができる。第2に、ビン構成内のビンの不均衡が増加するにつれて、ピーク対平均率が上昇する。
【0057】
第1原則を試験するために、表IIのビン構成が提供される。この構成においては、8つのアクティブなトラフィックチャネルがある。パイロットチャネル、ページングチャネルおよび同期チャネルには、それぞれウォルシュコード0、1、32が割り当てられている。
【表2】
表II
【0058】
図11は、異なるウォルシュコード割当てのためのピーク対平均率を、表IIに図示されるのと同じビン構成と比較する図表記900を示す。図表記900は、1−CDFパイロット、N=8、RS2、固定フルレートである。アクティブトラフィックチャネルのためのウォルシュコード割当ては、以下のとおりである。
WCC−1={2、3、4、5、6、7、10、11}
WCC−2={2、3、12、13、22、23、42、43}
WCC−3={2、11、20、29、38、47、58、3}
WCC−4={2、3、4、5、38、42、43}
図表記900のウォルシュコードのピーク対平均率は、ともに非常に近い。WCC−3のピーク対平均率のわずかな上昇は、前記規則IIIに関係していると考えられる。
【0059】
前述された第2原則を試験するために、14のアクティブなトラフィックチャネルがあり、パイロットチャネル、ページングチャネル、および同期チャネルにそれぞれウォルシュコード0、1、32が割り当てられる場合が考えられる。ウォルシュコード集合およびビン構成の列は表IIIとして述べられている。WCC−1ケースが大幅に平衡されている。不均衡はWCC−2ケースで増加し、WCC−3ケースでの不均衡はさらに増加する。WCC−4ケースでの不均衡が最大である。
【0060】
図12は、表IIIのウォルシュコード集合のピーク対平均率を示す図表記1000を示す。図表記1000の波形に従って、ウォルシュコードのピーク対平均率は、ビン不均衡が増大するにつれて増加する。
【0061】
前記規則IVにさらに、ピーク対平均率はトラフィックチャネル利得にも依存する。このようにして、偏向ビン平衡用アルゴリズム500の代替実施形態において、各ビンのbin_valueは、ビンに属するウォルシュコードに一致するトラフィックチャネル利得を含むことができる。トラフィックチャネル利得を使用してビン値を更新する2つの方法が、性能を向上させるためにこの代替実施形態に従って使用できる。
【0062】
ある方法は、ウォルシュコードを割り当てまたは割り当てない直後にトラフィックチャネル利得を使用し、その結果WC_assignを設定することである。他の方法は、ビンを定期的に更新し、その結果WC_assignを設定することである。トラフィックチャネル利得はシステム動作中に動的に変化するため、後者の方法は、いくぶん改善された性能を生じさせることがある。しかしながら、この結果、複雑さは増す。更新ポインタ状態図600の状態update_ptrはこの代替実施形態に影響を及ぼされない。
【0063】
追加代替実施形態においては、同じ1つまたは複数のウォルシュコードを指定するためのウォルシュ総計の複数の対の確率は非常に限られている。この代替実施形態は、前記基礎KIIに従って提供される。この実施形態においては、状態update_ptrだけが影響を受ける。アルゴリズム500をこの実施形態に従って実行するには、変数current_cycleが、update_WC_assign()手順内での各コードチャネル割当ての後に、少なくとも1増分される。このようにして、表__の中の(i=0;++i;i<8)の場合の開放ループステートメントは、(i=i;++i;i<8)の場合に変更される。
【0064】
コードチャネルのブロックが同時に割り当てられると、偏向ビン平衡アルゴリズム500に修正を加えることができる。ブロック割当ては、例えば、複数のデータ転送速度が同時に複数のコードチャネルの割当てを参照する、複数のデータ転送速度がサポートされているときに発生することがある。アレイWC_assignは、次の形を取ることがある。
【数10】
【0065】
この場合Mは一度に割り当てることのできるコードチャネルの最大数である。
【0066】
追加代替実施形態は、4の倍数であるインデックスを有するウォルシュコードワードも、例えば4また8などの相対的に大きいランレングスを有するという事実によって示される。複数のビンが最小のbin_valueを有する場合、ウォルシュコードは、有効な特性を備えるビンから割り当てることができる。最小数のアクティブなウォルシュコードワードは、モジュロ2総計を、4の倍数であるインデックス付きのウォルシュコードワードを示すこのようなビンのアクティブなウォルシュコードワードで形成する。この実施形態を示すためには、各ビンviは、bin_values vi(j+4)mod8およびv(j−4)mod8の総計を記憶する。
【0067】
偏向ビン平衡アルゴリズム500の有効性を概算するために、公式が示される。公式は、ランダムなウォルシュコード割当て中に発生する多様な不均衡なビン構成の確立を概算する上で有効である。前述されたように、ビン不均衡が発生すると、ピーク対平均率が上昇する。
【0068】
この公式においては、アクティブなトラフィックチャネルおよびオーバヘッドトラフィックチャネルの合計数はNとして表される。すべてのNコードチャネル用のウォルシュコードが無作為に割り当てられるときに、少なくともj個のビンが少なくともM個の割り当てられたウォルシュコードを含む確率があり、それぞれを以下のように図示することができる。
【数11】
【0069】
この確率の近似は、Mの大きい値の場合、非常に有効である。
【0070】
図13は、ビン不均衡の確率プロットを示す図表記1100を示す。割り当てられたウォルシュコードの大部分が小さい数のビンに属する場合のビン構成の不均衡。これは、Mの大きな値、およびおそらくjの大きな値に相当する。図表記1100は、N=17である場合の値MおよびJの確率P(N、M、J)を示す。別の代替実施形態においては、ビンv3およびv4は、それらの両方とも同じ数のアクティブウォルシュコードを有している場合には無作為に選択することができる。
【0071】
好ましい実施形態の前述の説明は、当業者が本発明を作成または使用できるようにするために提供される。これらの実施形態に対する多様な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、ここに定義される包括的な原則は、本発明の機能を使用しなくとも他の実施形態に応用されてよい。このようにして、本発明はここに示されている実施形態に限られることを意図するのではなく、開示された原則および新規特徴に一貫する最も広い範囲を与えられなければならない。
【図面の簡単な説明】
本発明の特徴、目的および優位点は、類似する参照文字が通して対応する要素を特定するときに後述される詳細な説明からさらに明らかになるだろう。
【図1】 図1は通信システムでの送信に適切な波形を生成するためのシステムのブロック図表記を示す。
【図2】 図2は本発明に従った通信システムの送信に適した波形を生成するためのシステムのブロック図表記を示す。
【図3】 図3は複数の異なるウォルシュコード集合のピーク対平均率の比較の図表記である。
【図4】 図4は等しいチャネル利得でのピーク対平均率と、複数のウォルシュコード集合のきわめて同等ではないチャネル利得でのピーク対平均率の比較の図表記を示す。
【図5】 図5は本発明の偏向されたビンの平衡用アルゴリズムのフローチャート表記を示す。
【図6】 図6は本発明の偏向されたビンの平衡用アルゴリズムのフローチャート表記を示す。
【図7】 図7は、本発明の偏向されたビンの平衡用アルゴリズムのフローチャート表記を示す。
【図8】 図8は本発明の偏向されたビンの平衡用アルゴリズムのフローチャート表記を示す。
【図9】 図9は本発明の偏向されたビンの平衡用アルゴリズムのフローチャート表記を示す。
【図10】 図10は本発明の方法の状態を表す状態図を示す。
【図11】 図11はウォルシュコードベクタの異なる割り当ての影響の比較のグラフィックを示す。
【図12】 図12はウォルシュコードベクタの異なる割り当ての影響の比較のグラフィックを示す。
【図13】 図13はウォルシュコードベクタの異なる割り当ての影響の比較のグラフィックを示す。
【符号の説明】
100…波形生成システム
106…加算回路
200…波形生成システム
206…加算回路
208…置換ブロック
214.224…混合器
216、226…変換
500…偏向ビン平衡用アルゴリズム
505、510…ブロック
515…決定
516、517、518、519、521、551、581…オフページコネクタ
535、595…出口
575…終了端末
610…アイドル状態
620…更新ビン応対
630…更新ビン状態
640…状態
820…オンページコネクタ
860…出口
Claims (13)
- 通信システムに入る新規呼、ならびにアクティブおよび非アクティブであることがあるウォルシュコードを有する通信システム内でメッセージ信号を送信する方法であって、
(a)ウォルシュコードをビンに分割する工程と、該ビンはウォルシュコードについての情報を記憶するデータ構造であり、
(b)ビン内のアクティブウォルシュコードの最小数を決定する工程と、
(c)工程(b)において決定された最少数のアクティブコードに従ってウォルシュコードを選択する工程と、
(d)選択されたウォルシュコードを該新規呼に割り当てる工程と、
を備える方法。 - ウォルシュコードがインデックスを有し、工程(a)が該インデックスに従ってウォルシュコードを分割することを備える、請求項1に記載される送信方法。
- ウォルシュコードが該インデックスに従ってサイクルに分割される、請求項2に記載される方法。
- ビンの数がnである場合に、該ウォルシュコードがそのインデックスモジュロnの値に従ってビンに分割される、請求項2に記載される送信方法。
- 複数のビンが最小数のアクティブウォルシュコードを含み、
(a)最小数のアクティブなウォルシュコードを含む複数のビンの内の任意のビンを選択する工程と、
(b)選択されたビンから該ウォルシュコードを選択する工程と、
を備える、請求項1に記載される送信方法。 - (a)最小数のアクティブなウォルシュコードを含むビンのサブセットを決定する工程と、
(b)ビンのサブセットの残りのビンの優先順位より低い優先順位が設定された第1所定ビンを選択する工程と、
を備える、請求項5に記載される送信方法。 - 第1所定ビンがパイロット信号ビンを備える、請求項6に記載される送信方法。
- 第1所定ビンの優先順位より大きい優先順位、およびビンのサブセットの残りのビンの優先順位より低い優先順位が設定された第2所定ビンを選択する工程を備える、請求項6に記載される送信方法。
- 等しい優先順位が設定された残りのビンのサブセットの内の任意のビンを選択する工程を備える、請求項6に記載される送信方法。
- ウォルシュコードを選択する工程が、現在のサイクル内でウォルシュコードを選択することを備える、現在のサイクルを含む、請求項3に記載される送信方法。
- ウォルシュコードが現在のサイクル内で使用できないときにだけ、別のサイクルでウォルシュコードを選択する工程を備える、請求項10に記載される送信方法。
- 通信システムに入る新規呼、ならびにアクティブおよび非アクティブとなることがあるウォルシュコードを有する通信システムでメッセージ信号を送信するための装置であって、
(a)ウォルシュコードをビンに分割するためのビンと、該ビンはウォルシュコードについての情報を記憶するデータ構造であり、
(b)ビン内のアクティブなウォルシュコードの最小数を表す値と、
(c)アクティブなウォルシュコードの最小数を表す値に従って決定される選択されたウォルシュコードと、
(d)ウォルシュコードに選択された呼を割り当てるための新規呼と、
を備える装置。 - 通信システムに入る新規呼、ならびにアクティブおよび非アクティブとなることがあるウォルシュコードを有する通信システムでメッセージ信号を送信するための装置であって、
(a)ウォルシュコードをビンに分割する手段と、該ビンはウォルシュコードについての情報を記憶するデータ構造であり、
(b)ビン内のアクティブなウォルシュコードの最小数を決定するための手段と、
(c)工程(b)において決定されたアクティブなウォルシュコードの最小数に従ってウォルシュコードを選択するための手段と、
(d)選択されたウォルシュコードを新規呼に割り当てるための手段と、
を備える装置。
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