JP4479058B2 - 携帯端末装置サービスシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機などの携帯端末装置の登録情報のバックアップ機能を備え、携帯端末装置の動作を制御する携帯端末装置サービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機などの携帯端末装置は、所有者が携帯して移動先で使用され、屋外に設置された基地局と無線回線で接続された状態で、基地局、無線回線制御局、及び集中局の制御によって、所有者の移動先から局線に接続された電話機や、基地局と無線回線で接続される移動端末装置の相手端末との間での送受信動作が行われる。
【0003】
また、この種の携帯端末装置には、特定の登録情報を登録格納することができる登録情報メモリが設けられ、この登録メモリに、携帯端末装置の所有者の取引先の名称、住所、電話番号、個人の銀行口座番号、個人のスケジュールなどの登録情報を予め格納しておき、必要に応じてディスプレイに表示させて利用することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この種の携帯端末装置を所有者が使用の過程で、出先場所に置き忘れたり、紛失したりした場合には、手元にコピーを作成しておかない限り、取引先の名称、住所、電話番号、個人の銀行口座番号、個人のスケジュールなどの登録情報は、所有者の手元からなくなり、再生するまでに時間がかかり大変不便である。さらに、置き忘れられたり、道端に落ちていた携帯端末装置が、第3者に不正に取得され利用されると、登録情報が読み出されてプライバシーが侵害されると共に、これらの登録情報の悪用によって、携帯端末装置の所有者が多大の損害を受けることもあり、通信事業者が通報に基づいて、該携帯端末装置を使用不能とするまでの間に、不正使用した該携帯端末装置の使用料金は所有者が負担しなくてはならない。
【0005】
本発明は、前述したようなこの種の携帯端末装置の利用の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、紛失した携帯端末装置の登録情報に基づいて、該携帯端末装置の所有者が受ける不利益を防止可能な携帯端末装置サービスシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、センタサーバを備えた集中局が、無線回線制御局及び基地局を介して、複数の携帯端末装置と無線回線で接続され、前記集中局、前記無線回線制御局及び前記基地局によって、前記携帯端末装置の動作が制御される携帯端末装置サービスシステムであって、前記携帯端末装置に入力され登録される登録情報がバックアップ処理される格納手段と、予め設定した更新時点毎に、前記携帯端末装置から前記登録情報を読み取り、読み取った登録情報によって、前記格納手段に格納されている登録情報をアップデートするアップデート手段と、前記携帯端末装置の所有者からの転送要求指令により、前記格納手段に格納されている前記所有者の携帯端末装置の登録情報を、前記転送要求指令に係る携帯端末装置に転送する登録情報転送手段とが前記センタサーバに設けられ、前記アップデート手段は、前記読み取った登録情報の内、前記所有者の携帯端末装置の登録情報における前記所有者の回線関連情報が変更されている場合は、前記所有者の回線関連情報を登録情報の一部として登録している他の携帯端末装置の前記格納手段に格納されている登録情報の内の、前記所有者の回線関連情報においても、前記変更された回線関連情報によってアップデートすることを特徴とするものである。
【0007】
このような手段によると、予め設定した更新時点毎に、アップデート手段によって、携帯端末装置の登録情報が、携帯端末装置から読み取られ、読み取られた登録情報によって、格納手段にバックアップ処理されて格納されている対応する登録情報がアップデートされ、携帯端末装置の所有者からの転送要求指令により、登録情報転送手段によって、格納手段に格納されている所有者の携帯端末装置の登録情報が、転送要求指令に係る携帯端末装置に転送され、携帯端末装置の登録情報を誤って消滅させた場合には、該携帯端末装置の所有者の転送要求指令に基づき、集中局のセンタサーバからアップデートされた最新の登録情報が携帯端末装置に転送され、転送された登録情報が簡単且つ適確に再登録される。
【0008】
同様に前記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明に対して、前記携帯端末装置の所有者からの消滅要求指令により、該消滅要求指令に係る携帯端末装置の登録情報を消滅させる登録情報消滅手段が、前記センタサーバにさらに設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
このような手段によると、請求項1記載の発明での作用に加えて、センタサーバに設けられている登録情報消滅手段によって、携帯端末装置の所有者からの消滅要求指令に基づいて、該消滅要求指令に係る携帯端末装置の登録情報が消滅されるので、携帯端末装置を紛失した場合に、該携帯端末装置に記録されている登録情報が消滅され、登録情報が読み出されて悪用されることが防止される。
【0010】
同様に前記目的を達成するために、請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記登録情報には、前記携帯端末装置の作動に必要な動作必須データが含まれていることを特徴とするものである。
【0011】
このような手段によると、請求項2記載の発明での作用に加えて、登録情報には、携帯端末装置の作動に必要な動作必須データが含まれているので、携帯端末装置を紛失した場合に、該携帯端末装置に登録されている登録情報を消滅させることにより、紛失した携帯端末装置が携帯端末装置の所有者の料金負担により、他人に無断使用されることが防止される。
【0012】
同様に前記目的を達成するために、請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3の何れかに記載の発明において、前記登録情報が、暗号化された登録情報であることを特徴とするものである。
【0013】
このような手段によると、携帯端末装置を使用する送受信の過程で、クラッカーによるハッキング行為によって、登録情報のデータが盗まれ不正使用されることが完全に防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施の形態を、携帯端末装置として携帯電話機を使用する場合について、図1ないし図3を参照して説明する。
図1は本実施の形態の全体構成を示すブロック図、図2は本実施の形態の登録情報のアップデート動作を示す説明図、図3は本実施の形態の登録情報の消滅動作及び登録情報の転送登録動作を示す説明図である。
【0015】
本実施の形態では、センタサーバ2を備えた集中局1が設けられ、この集中局1には、複数の端局3a〜3nが接続され、端局3aには複数の加入者の電話機Taa〜Tanが接続され、図示せぬ端局3b以下の端局にも同様に、それぞれ複数の加入者の電話機が接続され、端局3nには、複数の加入者の電話機Tna〜Tnnが接続されている。一方、集中局1には、複数の無線回線制御局5a〜5kが接続され、無線回線制御局5aには複数の基地局5aa〜5amが接続され、図示せぬ無線回線制御局5b以下の無線回線制御局にも同様に、それぞれ複数の基地局が接続され、無線回線制御局5kには複数の基地局5ka〜5kmが接続されている。
【0016】
また、基地局5aaは、そのサービスエリア内に存在する携帯電話機7aa〜7anと無線接続自在であり、同様に、図示せぬ基地局5abは、そのサービスエリア内に存在する図示せぬ携帯電話機7aba〜7abnと無線接続自在であり、基地局6amは、そのサービスエリア内に存在する携帯電話機7ama〜7amnと無線接続自在に構成されている。同様にして、図示せぬ無線回線制御局5bの複数の基地局は、それぞれ、そのサービスエリア内に存在する複数の携帯電話機と無線接続自在であり、基地局5kaは、そのサービスエリア内に存在する携帯電話機7ka〜7knと無線接続自在で、以下同様にして、基地局5kmは、そのサービスエリア内に存在する携帯電話機7kma〜7kmnと無線接続自在に構成されている。
【0017】
本実施の形態においては、センタサーバ2には、携帯電話機7aa〜7kmnにそれぞれ入力され登録される登録情報を、携帯電話機7aa〜7kmnに対応付けてバックアップ処理するバックアップメモリが設けられている。
この場合、本実施の形態においては、携帯電話機7aa〜7kmnに登録され、センタサーバ2によりバックアップ処理される登録情報としては、各携帯電話機の所有者の取引先の名称、住所、電話番号、電子メール情報、個人の銀行口座番号、個人のスケジュールなど、所有者が逐次入力登録して使用する個人データの他に、事前に携帯電話機7aa〜7kmnに登録される暗証番号、IDコードなどの携帯電話機7aa〜7kmnの作動に必要な動作必須データが含まれている。
【0018】
また、センタサーバ2には、予め設定した更新時点(例えば、毎月27日)毎に、携帯電話機7aa〜7kmnから最新の登録情報を読取り、読み取った最新の登録情報によって、センタサーバ2のメモリに格納されている対応する従来の登録情報をアップデート処理するアップデート手段が設けられている。同様に、センタサーバ2には、携帯電話機の所有者からの消滅要求指令によって、該消滅要求指令に係る携帯電話機の登録情報を消滅する登録情報消滅手段、及び携帯電話機の所有者からの転送要求指令により、センタサーバ2のメモリに格納されている対応する登録情報を、転送要求指令に係る携帯電話機に転送する登録情報転送手段が設けられている。
【0019】
このような構成の本実施の形態の動作を説明する。
例えば、携帯電話機7aaの所有者が、端局3aに接続されている公衆回線の電話機Taaとの間で通話を行おうとすると、携帯電話機7aaの所有者は、携帯電話機7aaを操作して、電話機Taaを呼び出す発呼処理を行い、この発呼処理により送信される発呼信号は、無線回線制御局5aの制御によって、携帯電話機7aaの現在位置を管理エリアとする基地局5aaで受信され、受信された発呼信号は、無線回線制御局5aを介して集中局1に送信される。
そして、集中局1において、受信される発呼信号が解析され、この解析によって、受信した発呼信号が、端局3aに接続される公衆回線の電話機Taaに対する発呼信号であると判定されると、集中局1の制御によって、発呼信号は端局3aを介して、端局3aに接続されている発呼先の電話機Taaに送信され、電話機Taaに着信音を発生させる。
この着信音に応答して発呼先の電話機Taaがオフフックされると、発呼元の携帯電話機7aaの所有者と発呼先の電話機Taaの利用者との間での通話が行われる。
【0020】
同様にして、端局3a〜3nの何れかの公衆回線の電話機Taa〜Tnnの利用者から、携帯電話機7aa〜7kmnの何れかを呼び出す場合には、以上に説明した処理が逆方向に行われ、集中局1の指令によって、無線回線制御局5a〜5kが駆動制御され、呼び出された携帯電話機の現在位置を管理エリアとする基地局が検出され、検出された基地局から発呼先の携帯電話機に発呼信号が送信され、発呼元の電話機の利用者と発呼先の携帯電話機の所有者との間での通話が行われる。
【0021】
また、例えば、携帯電話機7amaの所有者が、携帯電話機7kmnとの間で通話を行おうとすると、携帯電話機7amaの所有者は、携帯電話機7amaを操作して、携帯電話機7kmnを呼び出す発呼処理を行い、この発呼処理により送信される発呼信号は、無線回線制御局5aの制御によって、携帯電話機7amaの現在位置を管理エリアとする基地局5amで受信され、受信された発呼信号は、無線回線制御局5aを介して集中局1に送信される。
そして、集中局1において、受信される発呼信号が解析され、この解析によって、受信した発呼信号が、携帯電話機7kmnに対する発呼信号であると判定されると、集中局1の制御によって、無線回線制御局5kが、携帯電話機7kmnの現在位置を管理エリアとする基地局が基地局5kmであることを検出し、発呼信号は、無線回線制御局5kを介して基地局5kmから、発呼先の携帯電話機7kmnに送信され、携帯電話機7kmnに着信音を発生させる。
この着信音に応答して発呼先の携帯電話機7kmnがオフフックされると、発呼元の携帯電話機7amaの所有者と、発呼先の携帯電話機7kmnの所有者との間での通話が行われる。
【0022】
このようにして、携帯電話機7aa〜7kmnの所有者は、自己が所有する携帯電話機7aa〜7kmnを使用して、他の携帯電話機や局線に接続された電話機との間で通話を行うが、本実施の形態では、携帯電話機に設けられた登録情報メモリには、携帯電話機の作動に必要な暗証番号、IDコードなどの動作必須データが予め登録格納されており、さらに、携帯電話機の所有者は、この登録情報メモリに、取引先の名称、住所、電話番号、電子メール、個人の銀行口座番号、個人のスケジュールなどの個人データを逐次入力登録し、必要に応じてディスプレイに表示させることにより、携帯電話機を電子手帳的にも使用している。
【0023】
本実施の形態においては、携帯電話機7aa〜7kmnの登録情報メモリに格納されている登録情報は、センタサーバ2のバックアップメモリにも格納されバックアップ処理されているが、最初に、センタサーバ2に設けられるアップデート手段により行われるセンタサーバ2のバックアップメモリの登録情報に対するアップデート処理と、同様にセンタサーバ2に設けられる登録情報転送手段による登録情報の転送処理とについて説明する。
【0024】
本実施の形態では、センタサーバ2に設けられているアップデート手段によって、予め設定した更新時点毎に、携帯電話機7aa〜7kmnから登録情報がそれぞれ読み取られ、読み取られた登録情報で、センタサーバ2のバックアップメモリにバックアップ処理されている各携帯電話機7aa〜7kmnに対応する登録情報がアップデートされる。また、携帯電話機7aa〜7kmnの所有者からの転送要求指令によって、センタサーバ2のバックアップメモリに格納されている該所有者の携帯電話機の登録情報が、登録情報転送手段によって、転送要求指令に係る携帯電話機に転送される。
【0025】
先ず、アップデート処理について説明すると、本実施の形態では、毎月27日が予め更新時点に設定されていて、毎月27日になると、集中局1から各無線回線制御局5a〜5kに更新指令信号が入力され、この更新指令信号によって、無線回線制御局5aからは、管理対象の基地局5aa〜5amに登録情報読取指令信号が出力され、同様にして、無線回線制御局5b以下の無線回線制御局からも、管理対象の基地局に登録情報読取指令信号が出力され、無線回線制御局5kからは、管理対象の基地局5ka〜5kmに登録情報読取指令信号が出力される。
【0026】
この場合、基地局5aaでは、無線回線制御局5aからの登録情報読取指令信号に基づいて、現在管理エリア内に存在する携帯電話機7aa〜7anに読取信号を送信し、この読取信号に基づいて、携帯電話機7aa〜7anの登録情報メモリから登録情報が読み取られ、読み取られた登録情報信号が、携帯電話機7aa〜7anから基地局5aaに送信され、基地局5aaによって、携帯電話機7aa〜7anからそれぞれ送信される登録情報信号が受信される。
図示せぬ基地局5abも、無線回線制御局5aからの登録情報読取指令信号に基づいて同様に動作し、以下同様にして、基地局5amでは、無線回線制御局5aからの登録情報読取指令信号に基づいて、現在管理エリア内に存在する携帯電話機7ama〜7amnに読取信号を送信し、この読取信号に基づいて、携帯電話機7ama〜7amnの登録情報メモリから登録情報が読み取られ、基地局5amによって、携帯電話機7ama〜7amnからそれぞれ送信される登録情報信号が受信される。
【0027】
また、図示せぬ無線回線制御局5bに接続されている基地局でも同様な動作が行われ、以下同様にして、基地局5kaでは、無線回線制御局5kからの登録情報読取指令信号に基づいて、現在管理エリア内に存在する携帯電話機7ka〜7knに読取信号を送信し、この読取信号に基づいて、携帯電話機7ka〜7knの登録情報メモリから登録情報が読み取られ、読み取られた登録情報が、携帯電話機7ka〜7knから基地局5kaに送信され、基地局5kaによって、携帯電話機7ka〜7knからそれぞれ送信される登録情報信号が受信される。
図示せぬ基地局5kbも、無線回線制御局5kからの登録情報読取指令信号に基づいて同様に動作し、以下同様にして、基地局5kmでは、無線回線制御局5kからの登録情報読取指令信号に基づいて、現在管理エリア内に存在する携帯電話機7kma〜7kmnに読取信号を送信し、この読取信号に基づいて、携帯電話機7kma〜7kmnの登録メモリから登録情報が読み取られ、読み取られた登録情報が、携帯電話機7kma〜7kmnから基地局5kmに送信され、基地局5kmによって、携帯電話機7kma〜7kmnからそれぞれ送信される登録情報信号が受信される。
【0028】
このようにして、基地局5aa〜5amで受信した携帯電話機7aa〜7amnの登録情報信号は、無線回線制御局5aを介して集中局1に転送され、以下同様にして、基地局5ka〜5kmで受信した携帯電話機7ka〜7kmnの登録情報信号は、無線回線制御局5kを介して集中局1に転送される。
そして、集中局1の制御によって、転送された全携帯電話機7aa〜7kmnの登録情報によって、センタサーバ2のバックアップメモリに格納されている各携帯電話機の登録情報がそれぞれアップデート処理される。
【0029】
本実施の形態において、図2に示すように、例えば、田中太郎が所有者である携帯電話機7amaに登録されている登録情報の内で、電話番号情報と電子メール情報からなる回線関連情報14が変更され、3月15日に変更された回線関連情報14Aが、携帯電話機7amaに入力登録されているものとする。
この場合3月27日の更新登録時点に行われるアップデート処理によって、センタサーバ2のバックアップメモリには、田中太郎が所有する携帯電話機7amaに対応して、回線関連情報を変更後の回線関連情報14Aとする登録情報がアップデート処理されてバックアップ登録される。
また、同図に示すように、田中太郎の回線関連情報14を登録情報20の一部として登録している増淵順子が所有の携帯電話機7knに対して、3月27日に行われる登録情報のバックアップ処理に際しては、センタサーバ2のバックアップメモリの登録情報20の一部である回線関連情報14は、変更後の回線関連情報14Aと照合変更され、変更された登録情報20Aが新たな登録情報として、センタサーバ2のバックアップメモリに登録される。
【0030】
ところで、本実施の形態では、携帯電話機の所有者からの転送要求指令によって、センタサーバ2のバックアップメモリの登録情報を、転送要求指令に係る携帯電話機に転送することができる。
このために、更新登録時点後の例えば4月1日に、増淵順子が携帯電話機7knを操作して、登録情報の転送要求指令を入力すると、転送要求信号が、基地局5ka、無線回線制御局5kを介して集中局1に送信され、この転送要求信号を受信した集中局1の指令によって、センタサーバ2のバックアップメモリから、携帯電話機7knに対応する登録情報20Aが読み出され、対応する登録情報信号が、集中局1から無線回線制御局5k、基地局5kaを介して、図2に示すように、携帯電話機7knに送信され、登録操作によって携帯電話機7knの現在の登録情報20が登録情報20Aによって更新登録される。
【0031】
ここで、本実施の形態において、センタサーバ2の登録情報消滅手段による携帯電話機の登録情報の消滅処理について説明する。
【0032】
例えば、田中太郎が、所持使用していた携帯電話機7amaを出先で紛失した場合には、田中太郎は近くの電話機、例えば電話機Tnnを使用して、携帯電話機7amaの登録情報の消滅要求指令を入力すると、対応する消滅要求指令信号が集中局1に入力され、暗証番号やIDを確認した集中局1の指令によって、センタサーバ2の登録情報消滅手段が作動し、図3に示すように、暗証番号やIDの照合で確認される田中太郎の所有に係る携帯電話機7amaの登録情報の消滅指令信号F1が出力される。
同時に、集中局1の制御によって、携帯電話機7amaの現在位置を管理エリアとする基地局5amが検出され、無線回線制御局5aから出力される消滅信号F11が、基地局5amから携帯電話機7amaに送信される。そして、この消滅信号F11によって、携帯電話機7amaに登録情報として登録されている携帯電話機7amaの作動に必要な暗証番号、IDコードなどの動作データと、取引先の名称、住所、電話番号、電子メール、個人の銀行口座番号、個人のスケジュールなどの個人データとが、携帯電話機7amaの登録情報メモリから消滅処理される。
【0033】
この場合も、図3に示すように、田中太郎による転送要求指令の入力によって、センタサーバ2のバックアップメモリから、紛失した携帯電話機7amaに登録されていた登録情報を、登録情報転送手段によって、無線回線制御局5及び基地局6を介して転送処理し、田中太郎が新に使用する携帯電話機8に登録情報として登録することができる。
【0034】
このように、本実施の携帯によると、携帯電話機7aa〜7kmnの登録情報メモリに登録情報として格納される暗証番号、IDコードなどの動作データと、取引先の名称、住所、電話番号、電子メール、個人の銀行口座番号、個人のスケジュールなどの個人データとは、毎月27日の更新登録時点毎に、アップデート手段によって、登録情報メモリから読み出され、基地局5aa〜5km、無線回線制御局5a〜5kを介して、集中局1のセンタサーバ2に送信され、バックアップメモリに各携帯電話機に対応して登録されている登録情報が、アップデート手段の読み出した登録情報によってアップデートされるので、センタサーバ2のバックアップメモリには、常に最新の登録情報がバックアップ格納され、携帯電話機7aa〜7kmnの誤操作や異常動作による登録情報メモリのデータの消失に、迅速適確に対処することが可能になる。
【0035】
また、携帯電話機7aa〜7kmnの紛失時に、紛失した携帯電話機の所有者からの消滅要求指令によって、センタサーバ2の登録情報消滅手段から消滅指令信号F1が発せられ、集中局1、無線回線制御局5a〜5k、基地局5aa〜5kmを介して、消滅要求指令に係る携帯電話機の登録メモリに登録格納されている暗証番号、IDコードなどの動作データと、取引先の名称、住所、電話番号、電子メール、個人の銀行口座番号、個人のスケジュールなどの個人データとが、消滅処理されるので、紛失に係る携帯電話機の使用による送受信動作が不能になって、所有者の使用料金負担による不正使用が防止可能になり、所有者の個人データが流出して悪用されることも防止可能になる。
【0036】
なお、以上に説明した実施の形態においては、携帯端末装置が携帯電話機である場合について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、携帯端末装置としては、携帯電話機の他に、PHS(Personal Handy−phone System)に使用する簡易型携帯電話機、各種のPDA(PersonalDigitalAssistant;携帯情報端末)、携帯型パソコンなどを使用することが可能である。
また、実施の形態においては、平文の登録情報を使用した場合を説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、登録情報を暗号化することにより、携帯端末装置を使用する送受信の過程で、クラッカーによるハッキング行為によって、登録情報のデータが盗まれ不正使用されることを完全に防止することも可能である。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、センタサーバを備えた集中局が、無線回線制御局及び基地局を介して、複数の携帯端末装置と無線回線で接続され、集中局、無線回線制御局及び基地局によって、携帯端末装置の動作が制御されるが、センタサーバには、携帯端末装置に入力され登録される登録情報がバックアップ処理される格納手段、アップデート手段及び登録情報転送手段が設けられており、予め設定した更新時点毎に、アップデート手段によって、携帯端末装置の登録情報が、携帯端末装置から読み取られ、読み取られた登録情報によって、格納手段にバックアップ処理されている対応する登録情報がアップデートされ、携帯端末装置の所有者からの転送要求指令により、登録情報転送手段によって、格納手段に格納されている所有者の携帯端末装置の登録情報が、転送要求指令に係る携帯端末装置に転送され、アップデート手段によって、読み取った登録情報の内、所有者の携帯端末装置の登録情報における所有者の回線関連情報が変更されている場合は、所有者の回線関連情報を登録情報の一部として登録している他の携帯端末装置の格納手段に格納されている登録情報の内の、所有者の回線関連情報においても、変更された回線関連情報によってアップデートされる。
このようにして、携帯端末装置の登録情報が、センタサーバの格納手段に、更新時点毎にアップデートされてバックアップ処理され、必要に応じて格納手段の登録情報は登録情報転送手段によって、携帯端末装置に転送されるので、携帯端末装置の登録情報を誤って消滅させた場合でも、該携帯端末装置の所有者の転送要求指令に基づき、集中局のセンタサーバからアップデートされた最新の登録情報を携帯端末装置に転送して、転送された登録情報を簡単且つ適確に再登録することが可能になる。
【0038】
請求項2記載の発明によると、請求項1記載の発明で得られる効果に加えて、センタサーバに設けられている登録情報消滅手段によって、携帯端末装置の所有者からの消滅要求指令に基づいて、該消滅要求指令に係る携帯端末装置の登録情報が消滅されるので、携帯端末装置を紛失した場合に、該携帯端末装置に記録されている登録情報を消滅させることにより、登録情報が読み出されて悪用されることを防止することが可能になる。
【0039】
請求項3記載の発明によると、請求項2記載の発明で得られる効果に加えて、登録情報には、携帯端末装置の作動に必要な動作必須データが含まれているので、携帯端末装置を紛失した場合に、該携帯端末装置に登録されている登録情報を消滅させることにより、紛失した携帯端末装置が、携帯端末装置の所有者の料金負担によって、他人に無断使用されることが防止可能になる。
【0040】
請求項4記載の発明によると、請求項1ないし請求項3の何れかに記載の発明で得られる効果に加えて、登録情報が、暗号化された登録情報であるので、携帯端末装置を使用する送受信の過程で、クラッカーによるハッキング行為によって、登録情報のデータが盗まれ不正使用されることを完全に防止することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の全体構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態の登録情報のアップデート動作を示す説明図である。
【図3】同実施の形態の登録情報の消滅動作及び登録情報の転送登録動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・集中局、2・・センタサーバ、3a〜3n・・端局、5a〜5k・・無線回線制御局、5aa〜5am・・基地局、5ka〜5km・・基地局、7aa〜7an・・携帯電話機、7ama〜7amn・・携帯電話機、7ka〜7kn・・携帯電話機、7kma〜7kmn・・携帯電話機。
Claims (4)
- センタサーバを備えた集中局が、無線回線制御局及び基地局を介して、複数の携帯端末装置と無線回線で接続され、前記集中局、前記無線回線制御局及び前記基地局によって、前記携帯端末装置の動作が制御される携帯端末装置サービスシステムであって、
前記携帯端末装置に入力され登録される登録情報がバックアップ処理される格納手段と、
予め設定した更新時点毎に、前記携帯端末装置から前記登録情報を読み取り、読み取った登録情報によって、前記格納手段に格納されている登録情報をアップデートするアップデート手段と、
前記携帯端末装置の所有者からの転送要求指令により、前記格納手段に格納されている前記所有者の携帯端末装置の登録情報を、前記転送要求指令に係る携帯端末装置に転送する登録情報転送手段と
が前記センタサーバに設けられ、
前記アップデート手段は、前記読み取った登録情報の内、前記所有者の携帯端末装置の登録情報における前記所有者の回線関連情報が変更されている場合は、前記所有者の回線関連情報を登録情報の一部として登録している他の携帯端末装置の前記格納手段に格納されている登録情報の内の、前記所有者の回線関連情報においても、前記変更された回線関連情報によってアップデートすることを特徴とする携帯端末装置サービスシステム。 - 請求項1記載の携帯端末装置サービスシステムに対して、
前記携帯端末装置の所有者からの消滅要求指令により、該消滅要求指令に係る携帯端末装置の登録情報を消滅させる登録情報消滅手段が、前記センタサーバにさらに設けられていることを特徴とする携帯端末装置サービスシステム。 - 前記登録情報には、前記携帯端末装置の作動に必要な動作必須データが含まれていることを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置サービスシステム。
- 前記登録情報が、暗号化された登録情報であることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の携帯端末装置サービスシステム。
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