JP4477073B2 - リソース検索システムおよびリソース検索用情報処理装置 - Google Patents
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Description
「P2P技術の基礎知識(1)」, UNIX(登録商標) MAGAZINE 2005/09, 株式会社アスキー, 2005年9月 「P2P技術の基礎知識(2)」, UNIX(登録商標) MAGAZINE 2005/10, 株式会社アスキー, 2005年10月 「P2P技術の基礎知識(3)」, UNIX(登録商標) MAGAZINE 2005/11, 株式会社アスキー, 2005年11月 「Multi Protocol Label Switching Architecture」, RFC3031, 2001年1月 「MPLS Label Stack Encoding」, RFC3032, 2001年1月 「LDP Specification」, RFC5036, 2001年1月 「RSVP-TE: Extensions to RSVP for LSP Tunnels」, RFC3209, 2001年12月
・明示的なLSP生成、及び、それらへのリソース割り当て技術
・LSPの冗長構成技術
・高速リルート技術
まず、各実施形態に共通する事項について説明する。
最初に、本発明の各実施形態に適用するラベルスイッチングネットワーク(MPLS:マルチプロトコルラベルスイッチング)で使用される用語について説明する。なお、これらは一般的なものにより、詳細には言及しない。
同一の転送処理が行なわれるべきパケット群が属すクラス。例えば、IPパケットの場合、同じプレフィックス(ネットワークアドレス)を持つパケット群は、同じFECに属す可能性がある。
Ingressノード、Egressノード、及び、それらの間の中間ノード群で構成されるスイッチングパスで、同じFECに属すパケット群が辿るパスである。
LSR(後述)がラベルに基づきスイッチング処理を行なう時に、ラベル操作(下記スワップ、プッシュ、ポップ参照)、出力インタフェース(次ホップ)の決定等を行なうためのエントリである。
FECとNHLFEのマッピングを保持し、Ingressノードが、受信したパケットの属性により決定したFECからNHLFEを特定するために使用する。
入力ラベルとNHLFEのマッピングを保持し、ラベルスイッチングルータが、受信したパケットのラベル(入力ラベル)からNHLFEを特定するために使用する。
パケットに付与されたラベルの値に基づき、パケットのスイッチングを行なうルータ群で、その役割により、以下の3種類が存在する。
LSPの入口に位置し、パケットの属性(例えば宛先アドレス)とFTNからNHLFEを特定し、その内容に基づき、パケットへのラベルのプッシュ処理、次ホップへのパケットの送信処理を行なう。
LSPの出口に位置し、入力ラベルとILMからNHLFEを特定し、その内容に基づき、パケットからのラベルのポップ処理を行なった後、パケットの属性に基づいた処理を行なう(例えば、パケットがIPパケットであれば、IPヘッダの宛先アドレスに基づいた転送処理等を行なう)。
LSP上のIngressノード、Egressノード以外のLSRであり、入力ラベルとILMからNHLFEを特定し、その内容に基づき、ラベルのスワップ等の処理を行なった後、次ホップへのパケットの送信処理を行なう。
ラベルは複数付与可能で、それらはスタック(ラストイン-ファーストアウト)を構成する。これをラベルスタックと呼ぶ。ラベルスタックのうち、最初に付与されたものをボトムラベル(ボトムレベルのラベル)と呼び、最後に付与されたものをトップラベル(トップレベルのラベル)と呼ぶ。
- プッシュ(push)
パケットにラベルを付与する
- スワップ(swap)
トップレベルのラベルを置き換える。
トップレベルのラベルを取り除く。
Egressノードの一つ前のLSRにて、ポップ処理を行なう。
あるLSPにて、Ingressノードを上流、Egressノードを下流とし、そのLSP上のある2つのLSRを考えた場合に、より上流側(Ingress ノードに近い)LSRが上流ノードである。
上記と同様に、あるLSP上のある2つのLSRを考えた場合に、より下流側(Egressノードに近い)LSRが下流ノードである。
LSR間で、スイッチングに使用するラベルその他情報を配布し、LSPを設定するためのプロトコル(シグナリングプロトコル)である。
図2に、本発明の第1の実施形態に係るリソース検索システムの構成の一例を示す。
クライアントアクセスネットワーク11は、クライアント15−フロントエンドサーバ16間の通信手段を提供する。なお、通信手段の例としては、以下のようなものが想定されるが、具体的手段は本実施形態の特徴的な部分ではないため、詳細は割愛し、以後、IPネットワークの使用を前提とする。
イーサネット(登録商標)、PPP等。
TCP/IP等。
FC、SCSI、SAS、ATA、SATA等。
PCI、PCI-Express、InfiniBand等。
・「フロントエンドネットワーク12」
フロントエンドネットワーク12は、フロントエンドサーバ16−Ingressノード17間の通信手段を提供する。通信手段の例としては、上記クライアントアクセスネットワーク11で使用される通信手段と同様な例に加え、OSが提供するプロセス間通信、共有メモリ、共有ファイル等が考えられる。これらは、フロントエンドサーバ16とIngressノード17が同一マシン上で動作している場合に使用が想定されるものである。これらについても、具体的手段は本実施形態の特徴的な部分ではないため、詳細は割愛し、以後、IPネットワークの使用を前提とする。
バックエンドネットワーク13は、Egressノード18−バックエンドサーバ20間の通信手段を提供する。通信手段の例としては、上記クライアントアクセスネットワーク11、或いは、上記フロントエンドネットワーク12で使用される通信手段の例と同様である。特に後者は、Egressノード18とバックエンドサーバ20が同一マシン上で動作している場合に使用が想定されるものである。これらについても、具体的手段は本実施形態の特徴的な部分ではないため、詳細は割愛し、以後、IPネットワークの使用を前提とする。
リソースアクセスネットワーク14は、バックエンドサーバ20がリソース保持装置21にアクセスする手段を提供する。具体的な通信手段としては、アクセスするリソースの種類に依存するが、代表的なものとして以下のものが挙げられる。
FC、SCSI、SAS、ATA、SATA等。
リソースがメモリの場合に使用。
PCI、PCI-Express、InfiniBand等。
・「クライアント15」
クライアント15は、クライアントアクセスネットワーク11により、リソース検索要求をフロントエンドサーバ16に送信し、また、フロントエンドサーバ16からリソース検索結果を受信する。フロントエンドサーバ16との通信手段(クライアントアクセスネットワーク11)の例としては、上記の通り各種のものが挙げられるが、本実施形態では、広く使用されているTCP/IPベースのネットワークの使用を前提とする。
フロントエンドサーバ16は、本実施形態の特徴的な部分である。このフロントエンドサーバ16は、図3に示されるように、クライアントアクセスネットワーク送受信処理部161、フロントエンドネットワーク送受信処理部162、リソース検索要求処理部163、リソース検索結果処理部164、リソースキャッシュ部165などの機能を有する。これら機能161〜165の概要を以下に示す。
クライアントアクセスネットワーク送受信処理部161は、クライアントアクセスネットワーク11を介して、クライアント15との通信(リソース検索要求の受信、リソース検索結果の送信)を行なう。このクライアントアクセスネットワーク送受信処理部161は、クライアントアクセスネットワーク11で使用される通信プロトコルに依存する処理を他機能要素から隠蔽する。
フロントエンドネットワーク送受信処理部162は、リソース検索要求処理部163により変換されたリソース検索要求をIngressノード17に送信する。Ingressノード17が複数存在する場合には、ラウンドロビン、その他のアルゴリズムを使用し、クライアント15からのリソース検索要求を各Ingressノード17に振り分ける(負荷分散する)処理も行なう。
リソース検索要求処理部163は、クライアント15からのリソース検索要求をラベルスイッチングネットワーク100が解釈可能な形式に変換する。また、このリソース検索要求処理部163は、リソース検索要求とリソース検索結果のマッチングに必要な情報をリソースキャッシュ部165に保存する。なお、Ingressノード17は、フロントエンドサーバ16と同一マシン上で動作することも可能であり、この場合、ここでの変換処理に影響が出てくる。これに関しては、後で説明する。
リソース検索結果処理部164は、フロントエンドネットワーク12を介してラベルスイッチングネットワーク100から受信したリソース検索結果を、クライアントアクセスネットワーク11によりクライアント15に送信する。また、このリソース検索結果処理部164は、受信したリソース検索結果をリソースキャッシュ部165に保存する。
リソースキャッシュ部165は、リソース検索要求に含まれるクライアント15のIPアドレス、リソース識別子を保持し、リソース検索結果とのマッチングに使用する。また、このリソースキャッシュ部165は、バックエンドサーバ20からのリソース検索結果、つまり、リソースを保持し、キャッシュとして使用する。
Ingressノード17は、下流ノード、つまり、中間ノード19とLDPメッセージをやりとりし、FTN、NHLFEの設定を行なう。また、このIngressノード17は、上流ノードからのパケットを、FTN、NHLFEの内容に従い、ラベル処理(プッシュ等)後、次ホップへ送信する。なお、一般的なラベルスイッチングネットワークでは、Ingressノード17はLSPの入口のLSRを指すが、ここでは、ラベルスイッチングネットワークの入口のノードを指すこととする。
フロントエンドネットワーク送受信処理部171は、フロントエンドサーバ16との通信処理を行なう。フロントエンドネットワーク12のプロトコル依存の処理を他のモジュールから隠蔽することが主たる役割となる。
ラベルスイッチングネットワーク送受信処理部172は、中間ノード19との通信処理を行なう。ラベルスイッチングネットワーク100のプロトコル依存の処理を他のモジュールから隠蔽することが主たる役割となる。
ラベルスイッチング処理部173は、ラベルスイッチング処理を行なう。詳細は後述する。
ルーティングプロトコル処理部174は、中間ノード19との経路情報のやりとり等を行なう。
Egressノード18は、上流ノード、つまり、中間ノード19とLDPメッセージをやりとりし、ILM/NHLFEの設定を行なう。また、上流ノードからのパケットを、ILM/NHLFEの内容に従い、ラベル処理(ポップ等)後、次ホップへ送信する。なお、一般的なラベルスイッチングネットワークでは、Egressノード18はLSPの出口のLSRを指すが、ここでは、ラベルスイッチングネットワークの出口のノードを指すこととする。
ラベルスイッチングネットワーク送受信処理部181は、中間ノード19との通信処理を行なう。ラベルスイッチングネットワーク100のプロトコル依存の処理を他のモジュールから隠蔽することが主たる役割となる。
バックエンドネットワーク送受信処理部182は、バックエンドサーバ20との通信処理を行なう。バックエンドネットワーク13のプロトコル依存の処理を他のモジュールから隠蔽することが主たる役割となる。
ラベルスイッチング処理部183は、ラベルスイッチング処理を行なう。詳細は後述する。
ルーティングプロトコル処理部184は、中間ノード19、バックエンドサーバ20との経路情報のやりとり等を行なう。
中間ノード19は、下流ノード、つまり、より下流の中間ノード或いはEgressノード18、及び、上流ノード、つまり、より上流の中間ノード或いはIngressノード17とLDPメッセージをやりとりし、ILM/NHLFEの設定を行なう。また、中間ノード19は、上流ノードからのパケットを、ILM/NHLFEの内容に従い、ラベル処理(スワップ等)後、次ホップへ送信する。
バックエンドサーバ20は、フロントエンドサーバ16とともに、本実施形態の特徴的な部分である。このバックエンドサーバ20は、図6に示されるように、バックエンドネットワーク送受信処理部201、リソースアクセスネットワーク送受信処理部202、リソース検索要求処理部203、リソース検索結果処理部204、リソースキャッシュ部205などの機能を有する。これら機能201〜205の概要を以下に示す。そのほか、図示しない構成情報管理部を有するが、これについては後で述べる。
バックエンドネットワーク送受信処理部201は、Egressノード18との通信処理を行なう。バックエンドネットワーク13のプロトコル依存の処理を他のモジュールから隠蔽することが主たる役割となる。
リソースアクセスネットワーク送受信処理部202は、リソースアクセスネットワーク14を介して、リソース保持装置21との通信を行なう。リソースアクセスネットワーク14で使用される通信プロトコルに依存する処理を他のモジュールから隠蔽することが主たる役割となる。
リソース検索要求処理部203は、リソース検索要求とリソース検索結果のマッチングに必要な情報をリソースキャッシュ部205に渡す。
リソース検索結果処理部204は、検索、獲得したリソースからリソース検索結果を生成し、以下の処理を行なう。
リソースキャッシュ部205は、リソース検索要求の送信元IPアドレス、リソース検索要求に含まれるリソース識別子を保持し、リソース検索結果とのマッチングに使用する。また、検索、獲得したリソースの内容を保持し、キャッシュとして使用される。
ルーティングプロトコル処理部は、Egressノード18との経路情報のやりとり等を行なう。
リソース保持装置21は、検索対象となるリソースを保持する。このリソース保持装置21は、バックエンドサーバ20からリソースアクセスネットワーク14によりアクセスされる。
・「運用開始時のシステム構築」
・「システム増設」
・「リソース検索」
のそれぞれについて順に詳細を説明し、最後に、リソース検索が失敗した場合の処理概要を説明する。
hh.hh.hh.hh:hhhh
(hは16進数)
或いは、
n.n.n.n.hhhh
(nは0〜255の10進数、hは16進数)
と表記する。“.”で4つのフィールドに区切られている32ビット(“:”より左側部分)はラベルスイッチング識別子であり、“:”より右側部分の16ビットはバックエンドサーバ内識別子である。
ここで、lは0〜3、i,jは0〜255であり、jで識別されるレベルl−1のノードに収容されるi番目のレベルlのノードを表す。
中間ノード2i j
は、jで識別されるレベルlの中間ノードに収容されているi番目のレベル2の中間ノードを表す。
ここで、i,jは0〜255であり、jで識別されるレベル3の中間ノードに収容されるi番目のEgressノード、及び、そのEgressノードに収容されるバックエンドサーバをそれぞれ表す。
システム運用開始時に想定されるリソース識別子の使用量に応じて、フロントエンドサーバ、LSR(Ingressノード、中間ノード、Egressノード)、バックエンドサーバを配置する。
(a) レベル1の中間ノードの経路情報の配信と設定
i. 中間ノード1K 0の構成情報管理部は、自身がリソース識別子のK.00.00.00:0000〜K.ff.ff.ff:ffffの範囲のリソースをサポートする必要があるので、ラベルスイッチング識別子部分をIPアドレスにマッピングした結果、IPプレフィックスK.0.0.0/8への経路を自身の経路表(後述)に設定する。また、中間ノード1K 0のルーティングプロトコル処理部は、K.0.0.0/8への経路を中間ノード00に配信する。
i. 中間ノード2L Kの構成情報管理部は、自身がリソース識別子のK.L.00.00:0000〜K.L.ff.ff:ffffの範囲のリソースをサポートする必要があるので、ラベルスイッチング識別子部分をIPアドレスにマッピングした結果、IPプレフィックスK.L.0.0/16への経路を自身の経路表(後述)に設定する。また、中間ノード2L Kのルーティングプロトコル処理部は、K.L.0.0/16への経路を中間ノード1K 0に配信する。
i. 中間ノード3M Lの構成情報管理部は、自身がリソース識別子のK.L.M.00:0000〜K.L.M.ff:ffffの範囲のリソースをサポートする必要があるので、ラベルスイッチング識別子部分をIPアドレスにマッピングした結果、IPプレフィックスK.L.M.0/24への経路を自身の経路表(後述)に設定する。また、中間ノード3M Lのルーティングプロトコル処理部は、K.L.M.0/24への経路を中間ノード2L Kに配信する。
i. バックエンドサーバN Mの構成情報管理部は、自身がリソース識別子のK.L.M.N:0000〜K.L.M.N:ffffの範囲のリソースをサポートする必要があるので、ラベルスイッチング識別子部分をIPアドレスにマッピングした結果、IPプレフィックスK.L.M.N/32への経路を自身の経路表(後述)に設定する。また、バックエンドサーバN Mのルーティングプロトコル処理部は、K.L.M.N/32への経路をEgressノードN Mに配信する。
LSPの設定は一般的な処理で、本実施形態の特徴的な部分ではないが、本実施形態の理解のため、ここで一通り説明することとする。
- Egressノード、バックエンドサーバの増設
上記システム運用開始時では、サポートするリソース識別子の範囲はK.L.M.N:0000〜K.L.M.N:ffffであったが、これをK.L.M.n:0000〜K.L.M.n:ffff(n=0〜255、N以外)に拡大する必要が生じた場合について、機器増設に伴う処理の詳細を説明する。
(a) バックエンドサーバ(Egressノード)の経路情報の配信と設定
i. バックエンドサーバn Mの構成情報管理部は、自身がリソース識別子のK.L.M.n:0000〜K.L.M.n:ffffの範囲のリソースをサポートする必要があるので、ラベルスイッチング識別子部分をIPアドレスにマッピングした結果、IPプレフィックスK.L.M.n/32への経路を自身の経路表に設定する。また、バックエンドサーバのルーティングプロトコル処理部は、K.L.M.n/32への経路をEgressノードn Mに配信する。
(a) Egressノードn MのLDPは、{FEC, 入力ラベル}={K.L.M.n/32, NULL}を中間ノード3M Lに通知するとともに、自身のILM/NHLFEを図11(a)のように設定する。
上記Egressノードn M、バックエンドサーバn Mの増設によるシステム増設完了時点では、サポートするリソース識別子の範囲は最大K.L.M.00:0000〜K.L.M.ff:ffffであったが、これをK.L.00.00:0000〜K.L.m.ff:ffff(m=0〜255、M以外)に拡大する必要が生じた場合について、機器増設に伴う処理の詳細を説明する。
(a) レベル3の中間ノードの経路情報の配信と設定
i. 中間ノード3m Lの構成情報管理部は、自身がリソース識別子のK.L.m.00:0000〜K.L.m.ff:ffffの範囲のリソースをサポートする必要があるので、ラベルスイッチング識別子部分をIPアドレスにマッピングした結果、IPのK.L.m.0/24への経路を自身の経路表に設定する。また、中間ノード3m Lのルーティングプロトコル処理部は、K.L.m.0/24への経路を中間ノード2L Kに配信する。
上記中間ノード3m L(m=0〜255、M以外)に接続しているEgressノード、及び、そのEgressノードに接続しているバックエンドサーバについて説明する。
(a) Egressノードn mのLDPは、{FEC, 入力ラベル}={K.L.m.n/32, NULL}を中間ノード3m Lに通知するとともに、自身のILM/NHLFEを図12(a)のように設定する。
更に、K.00.00.00:0000〜K.l.ff.ff:ffff(l=0〜255、L以外)に拡大する必要が生じた場合について、機器増設に伴う処理の詳細を説明する。
(a) レベル2の中間ノードの経路情報の配信と設定
i. 中間ノード2l Kの構成情報管理部は、自身がリソース識別子のK.l.00.00:0000〜K.l.ff.ff:ffffの範囲のリソースをサポートする必要があるので、ラベルスイッチング識別子部分をIPアドレスにマッピングした結果、IPのK.l.0.0/16への経路を自身の経路表に設定する。また、中間ノード2l Kのルーティングプロトコル処理部は、K.l.0.0/16への経路を中間ノード1K 0に配信する。
上記中間ノード2l Kに接続しているレベル3の中間ノードについて説明する。
上記中間ノード3m lに接続しているEgressノード、及び、そのEgressノードに接続しているバックエンドサーバについて説明する。
(a) Egressノードn mのLDPは、{FEC, 入力ラベル}={K.l.m.n/32, NULL}を中間ノード3m lに通知するとともに、自身のILM/NHLFEを図13(a)のように設定する。
更に、00.00.00.00:0000〜k.ff.ff.ff:ffff(k=0〜255、K以外)に拡大する必要が生じた場合について、機器増設に伴う処理の詳細を説明する。
(a) レベル1の中間ノードの経路情報の配信と設定
i. 中間ノード1k 0の構成情報管理部は、自身がリソース識別子のk.00.00.00:0000〜k.ff.ff.ff:ffffの範囲のリソースをサポートする必要があるので、ラベルスイッチング識別子部分をIPアドレスにマッピングした結果、IPのk.0.0.0/8への経路を自身の経路表に設定する。また、中間ノード1k 0のルーティングプロトコル処理部は、k.0.0.0/8への経路を中間ノード00に配信する。
上記中間ノード1k 0に接続しているレベル2の中間ノードについて説明する。
上記中間ノード2l kに接続しているレベル3の中間ノードについて説明する。
上記中間ノード3m lに接続しているEgress、及び、そのEgressノードに接続しているバックエンドサーバについて説明する。
(a) Egressノードn mのLDPは、{FEC, 入力ラベル}={k.l.m.n/32, NULL}を中間ノード3m lに通知するとともに、自身のILM/NHLFEを図14(a)のように設定する。
リソース識別子の全範囲をサポートするためには、上記の通り、Ingressノード、及び、レベル0の中間ノードは1台のまま、レベル1、レベル2、レベル3の中間ノード、Egressノード、バックエンドサーバを増設すれば良い。
上記設定されたLSPを使用したリソース検索処理について説明する。
i. リソースキャッシュ部165が保持しているリソースをリソース検索結果に格納し、クライアントアクセスネットワーク送受信処理部161に渡す(ステップS13)。
i. リソース検索要求の送信元IPアドレス、及び、リソース識別子をリソースキャッシュ部165に登録する(ステップS14)。
i. リソースキャッシュ部205が保持しているリソースをリソース検索結果に格納し、バックエンドネットワーク送受信処理部201に渡す(ステップS33)。
i. リソース検索要求の送信元IPアドレス、及び、リソース識別子をリソースキャッシュ部205に登録する(ステップS34)。
バックエンドサーバn mは、専用ネットワークで使用されるプロトコルに従い、フロントエンドサーバ16にリソース検索結果を送信する。
* ラベルスイッチングネットワーク100がIPパケットを転送可能な場合
バックエンドサーバn mは、ラベルスイッチングネットワーク100をIPネットワークと見なし、IPレベルで直接フロントエンドサーバ16にリソース検索結果を送信する(宛先IPアドレスとしてフロントエンドサーバ16のIPアドレスを指定する)。
バックエンドサーバn mが接続するEgressノードn mと、フロントエンドサーバ16が接続するIngressノード17間に別途LSPを生成し、バックエンドサーバn mはそのLSPを使用してフロントエンドサーバ16にリソース検索結果を送信する。
・リソース検索要求のリソース識別子を含むリソース識別子の範囲をサポートするであろうバックエンドサーバ20、リソース保持装置21、或いは、それへの経路を保持するLSRが存在しない場合
以下、上記の理由によりリソース検索が失敗した場合の各ノードの処理について説明する。
リソース保持装置21は、バックエンドサーバからの検索アクセスで指定されたリソース識別子に対応するリソースを保持していない場合、バックエンドサーバに対してエラーを返す。
バックエンドサーバ20のリソースアクセスネットワーク送受信処理部201は、リソース保持装置21からエラーを受け取ると、検査失敗を示すマジックナンバーをリソースとして、また、検索キーとして使用したリソース識別子をリソース識別子としてそれぞれ設定したリソース検索結果を、リソース検索結果処理部204に渡す。以後の処理は、上述したバックエンドサーバのリソース検索処理の9(d)以降の処理と同様である。
ラベルスイッチングネットワーク100のLSRが、パケットを下流ノードへ転送することが出来なかった場合に到達不可能の通知をパケットの送信元に送信する能力を有している場合、それをパケットの送信元、すなわち、フロントエンドサーバ16へ送信する。一方、その能力を有していない場合、パケットを廃棄し、エラー処理その他の処理は一切行なわない。
フロントエンドサーバ16のフロントエンドネットワーク送受信処理部162は、ラベルスイッチングネットワーク100から、パケットの到達不可能の通知(例えば“ICMP Destination Unreachable Message”)を受け取った場合、検索失敗を示すマジックナンバーをリソースとして、また、前記通知で示されたリソース識別子をリソース識別子としてそれぞれ設定したリソース検索結果を、リソース検索結果処理部164に渡す。以後の処理は、上述したフロントエンドサーバのリソース検索処理の10(b)以降の処理と同様である。
第1の実施形態のリソース識別子の分割方法を一般化すると、リソース識別子のビット長L、その上位Mビットがラベルスイッチング識別子(結果的にバックエンドサーバ内識別子はL−Mビット)で、更にラベルスイッチング識別子をN個のフィールドに分割し、それぞれのフィールド長はMn(n=0〜N−1)ビットである。
・中間ノードの段数
・各ノードが保持、配信する経路のIPv4プレフィックス長、及び、それに基づくFECとLSPの粒度
[第3の実施形態]
第1の実施形態では、フロントエンドサーバ16とIngressノード17、或いは、Egressノード19とバックエンドサーバ20が別ノードであることを前提としたが、フロントエンドサーバ16とIngressノード17を、或いは、Egressノード19とバックエンドサーバ20を同一ノード(同一物理マシン)上で動作させることも可能である。
通常、同一ノード上の仮想マシン間はIPにより通信可能であることから、第1の実施形態と同じ処理で本実施形態の機能を実現可能である。
プロセス間通信を用いることが想定されるが、この場合、IPをベースとする場合は、第1の実施形態と同じ処理で本実施形態の機能を実現可能である。一方、IPをベースとしない場合、例えば、UNIX(登録商標)ドメインを使用する場合等は、第1の実施形態ではフロントエンドサーバ16がリソース識別子のラベルスイッチング識別子を宛先IPアドレスとしてIPパケットに設定してIngressノード17に送信する部分を、例えば、フロントエンドサーバ16はリソース識別子をIngressノード17にプロセス間通信のペイロードとして(或いは別の手段で)そのまま渡し、それを受け取ったIngressノード17がペイロードに格納されているリソース識別子のラベルスイッチング識別子をIPアドレスと解釈してFECの特定を行なう、といった方法で対処可能である。
この場合、上記プロセス間通信による部分を、例えば、関数呼び出し及びそのパラメータによる情報の受渡しや、大域変数等による情報の受渡しに置き換えれば、同等の機能を実現可能である。
上記と同様の方法で、以下の方法をとることも可能である。
- 同一ノード上の同一プロセス内の単一スレッドとして動作
- 同一ノード上の同一プロセス内の独立したスレッドとしてそれぞれ動作
- 同一ノード上のOS内の単一カーネルスレッドとして動作
- 同一ノード上のOS内の独立したカーネルスレッドとしてそれぞれ動作
[第4の実施形態]
第1〜第3の実施形態では、図23の概念図に示されるように、LSPの生成は、リソース保持装置21が保持するリソースのリソース識別子(の一部)に基づき、ラベルスイッチングネットワーク100にFECが定義され(ステップ(1), (2))、更に、そのFECに基づき、LSPが生成される(ステップ(3))ものであった。いわば、リソースの配置場所のみに基づいたLSPの生成であると言える。更に、一旦、LSPが生成されると、それが固定的に使用されることとなる。
- アクセス元(クライアント)
- その他リソースへのアクセスに関わる属性
・リソース検索の属性
- 応答時間(リソース検索要求送信からリソース検索結果受信までの時間)
- その他リソース検索に関わる属性
一方、バックエンドサーバ20は、以下の情報を計測又はリソース保持装置21から取得し、保持する。
- 種類(文書、静止画、動画、ブロック、メモリなど)
- 重要度、機密度
- サイズ
- サイズの変動(増加、減少等の傾向)
- その他リソースに関わる属性
・リソースへのアクセス属性
- アクセス元(フロントエンドサーバ)
- アクセス頻度(単位時間当たり、累積)
- 最終アクセス時刻
- 読み出し、書き込み
- シーケンシャルアクセス、ランダムアクセス
- その他リソースへのアクセスに関わる属性
・リソース保持装置の属性
- リソース格納領域のサイズ、残量
- CPU使用率
- メモリ使用率
- IO(アクセス)頻度、IO量(単位時間当たり、累積)
- その他リソース保持装置に関わる属性
また、バックエンドサーバ20は、上記計測又は取得した情報をフロントエンドサーバ16へ定期的、或いは、不定期に送信し、フロントエンドサーバ16は、バックエンドサーバ20からのそれら情報を受信、保持する。
第1〜第3の実施形態に示したようにリソース識別子から導出されたFECに基づきLSPを生成するのではなく、LSPが辿るべきIngressノード17、中間ノード19、Egressノード18を特定するための情報(例えばノードのIPアドレス、ノードが属すIPプレフィックス/AS番号)を指定し、LSPを生成する。なお、明示的LSP生成は、新規に生成する時だけでなく、以下に示すように、LSPの経路変更、冗長LSP生成、既存LSPの属性変更時にも適用されるものである。
例えば、アクセス頻度が高いリソース群に対する既存LSP(第1〜第3の実施形態の方法で生成されたLSPも含む)が、同一経路を辿っているような場合、これらの負荷を分散させるために、一部LSPを別経路に変更する、というような場合に適用される。
例えば、リソースへのアクセス頻度、機密度などを考慮し、既存LSP(第1〜第3の実施形態の方法で生成されたLSPも含む)に加え、冗長LSPを生成する。これら複数LSP間での負荷分散も考えられる。
上記生成、または、経路変更時に、LSPの属性を指定する。或いは、第1〜第3の実施形態の方法で生成されたLSPも含め、既存のLSPの属性を変更する。例えば、以下のような指定、変更が想定される。
各実施形態で説明したリソース検索システムは、以下に示すような、シーケンシャルに識別子を付与可能なリソースの検索、取得、管理に広く応用可能である。
・メモリ
・ストレージ(ブロックデバイス)
・CPU、デバイス
また、各実施形態で説明したラベルスイッチングネットワークは、例えば1台のパーソナルコンピュータの中のデバイス群がバスで接続される一定範囲(例えば基板上でCPUに接続されるブリッジ装置とNIC(Network Interface Card)等のリソースへのアクセスが可能なデバイス群とがPCIバス等により接続される範囲など)に実現することが可能である。
上述した各実施形態で説明した各種のシステムに備えられる各種の機能や情報などの概念をまとめると以下の通りとなる。
リソースを検索するためのキー情報であり、あらかじめ定義された固定ビット長の、0から前述のビット長で定まる最大値まで連続単調増加する整数。
バックエンドサーバに接続され、あらかじめ定義された範囲の連続したリソース識別子で識別されるリソースを保持する。
- リソース検索・取得を要求するクライアントと、ラベルスイッチングネットワークの間に位置する。
- ラベルスイッチングネットワークとリソース保持装置との間に位置する。
- フロントエンドサーバとフロントエンドネットワークを介して接続する。
- Lビット長で構成される。
Pj=Σi=0 j-1Mi、j=1〜N
PN=M0+M1+...+MN-1=M
ここで、最上位フィールドからj番目までのフィールドで構成されるフィールドをIPプレフィックス、その長さPjをIPプレフィックス長、或いは、ネットマスク長とする。
- リソース識別子b〜b+(2L-M−1)の範囲で識別される最大2L-M個のリソースを保持する。
b=2L-M×d、d=0〜2M−1
- 長さPNのネットマスクとdとのビット毎の論理積であるIPプレフィックス値への経路を持つバックエンドサーバと接続する。
- クライアントからリソース識別子を含むリソース検索要求を受信すると、リソース検索要求に含まれるリソース識別子の上位MビットをIPプレフィックスとして、リソース検索要求の宛先アドレス(下位32−Mビットは任意)に設定し、リソース検索要求をIngressノードに送信する。
- PNのネットマスクとdとのビット毎の論理積であるIPプレフィックス値への経路を持つ。
- ラベルスイッチングネットワークは、Ingressノード、Egressノード、及び、N段の中間ノードで構成される。
* 長さPNのネットマスクとdとのビット毎の論理積であるIPプレフィックス値への経路を持つ。
* 長さPnのネットマスクとdとのビット毎の論理積であるIPプレフィックス値への経路を持つ。
* 長さP0のネットマスクとdとのビット毎の論理積であるIPプレフィックス値への経路を持つ。つまり、全てのIPアドレスへの経路を持つ。
* 同じ経路を持つ中間ノード0と接続する。
- 中間ノードの段数
- 各ノードが保持、配信する経路のIPプレフィックス長、及び、それに基づくFECとLSPの粒度
(4) 上述の(1)〜(3)に示したリソース検索システムの冗長構成に関しては、以下の特徴を有する。
- 複数のIngressノードとの通信手段を有する。
- 複数のフロントエンドサーバとの通信手段を有する。
- 複数のIngressノード、複数の中間ノード1との通信手段、及び、経路情報の交換手段、LSPの設定手段を有する。
- 複数の中間ノード0との通信手段、及び、経路情報の交換手段、LSPの設定手段を有する。
上記をそのまま使用するか、或いは、更に、TCP/IP等の上位プロトコルを使用する。
・PCI、PCI-Express、InfiniBand等のデバイス接続用バスによる接続
・FSB等のメモリアクセスに使用されるバスによる接続
・プロセス間通信、共有メモリ、共有ファイル等のOS内の通信による接続
例えばクライアント、フロントエンドサーバ、LSR群の各々、バックエンドサーバ、リソース保持装置が、それぞれ異なる計算機に備えられ、計算機間が上記イーサネット(登録商標)のような通信規格に準拠するネットワークで接続されるように構成してもよい。
・ストレージ領域(ブロック、ボリューム、パーティション、スライス、オブジェクト)
・メモリ、メモリページ
・CPU、IOデバイス
・その他、有限の最大値まで連続単調増加する整数で識別可能なリソース
(10) 第4の実施形態のリソース検索システムは、以下の特徴を有する。
- 以下の情報を計測又は取得し、保持する手段を有する。
・アクセス元(クライアント)
・その他リソースへのアクセスに関わる属性
* リソース検索の属性
・応答時間(リソース検索要求送信からリソース検索結果受信までの時間)
・その他リソース検索に関わる属性
- バックエンドサーバから、リソース属性、リソースへのアクセス属性、リソース保持装置の属性を受信し、保持する手段を有する。なお、この手段は省略が可能である。管理者から指示をもらえれば、自身でも上述の各種属性を計測することができるからである。
* LSPの経路変更
* 冗長LSP生成
* 既存LSPの属性変更(優先度、帯域)
・バックエンドサーバ
以下の情報を計測又はリソース保持装置から取得し、保持する手段を有する。
・種類(文書、静止画、動画、ブロック、メモリなど)
・サイズ
・サイズの変動(増加、減少等の傾向)
・その他リソースに関わる属性
* リソースへのアクセス属性
・アクセス元(フロントエンドサーバ)
・アクセス頻度(単位時間当たり、累積)
・最終アクセス時刻
・読み出し、書き込み
・シーケンシャルアクセス、ランダムアクセス
・その他リソースへのアクセスに関わる属性
* リソース保持装置の属性
・リソース格納領域のサイズ、残量
・CPU使用率
・メモリ使用率
・IO(アクセス)頻度、IO量(単位時間当たり、累積)
・その他リソース保持装置に関わる属性
- 上記計測又は取得し、保持した情報をフロントエンドサーバへ定期的、或いは、不定期に送信する手段を有する。
Claims (16)
- 固定ビット長のリソース識別子で識別されるリソースをラベルスイッチングネットワークを経由して検索するリソース検索システムであって、
一定範囲の連続したリソース識別子で識別されるリソースを保持するリソース保持装置と、
クライアントとクライアントアクセスネットワークを介して接続するとともに、前記ラベルスイッチングネットワークとフロントエンドネットワークを介して接続するフロントエンドサーバであって、クライアントからリソース識別子を含むリソース検索要求を受信し、当該リソース識別子或いはその一部を用いて、当該リソース検索要求が属するべきFEC(Forwarding Equivalence Class)の特定が可能なヘッダ情報を有するリソース検索要求に変換し、それを前記ラベルスイッチングネットワークに送信する処理を行うとともに、前記ラベルスイッチングネットワーク或いはバックエンドサーバからリソース検索結果を受信し、それを、対応するリソース検索要求を送信してきたクライアントへ送信する処理を行うフロントエンドサーバと、
前記リソース保持装置とリソースアクセスネットワークを介して接続するとともに、前記ラベルスイッチングネットワークとバックエンドネットワークを介して接続するバックエンドサーバであって、前記リソース保持装置が保持するリソースの範囲を示すリソース識別子或いはその一部を用いて、前記ラベルスイッチングネットワークでのLSP(Label Switched Path)の設定に用いる情報を生成し、それを前記ラベルスイッチングネットワークに送信する処理を行うとともに、前記ラベルスイッチングネットワークからリソース検索要求を受信し、当該リソース検索要求に含まれるリソース識別子を検索キーとして、前記リソース保持装置にアクセスしてリソースを検索、取得し、当該検索、取得したリソースを、リソース検索結果として、前記ラベルスイッチングネットワーク経由で、或いは、別の手段により直接、前記フロントエンドサーバへ送信する処理を行うバックエンドサーバと、
前記ラベルスイッチングネットワークを構成するLSR(Label Switching Router)群であって、前記バックエンドサーバから送信された情報から各LSRがLSR間の経路情報を生成し、当該経路情報をFECとしてLSPを設定する処理を行うとともに、前記フロントエンドサーバから送信されたリソース検索要求に対し、当該リソース検索要求のヘッダ情報により特定されるFECに対応するLSPを経由するラベルスイッチング処理を行って前記バックエンドサーバに送信する処理を行うLSR群と
を具備することを特徴とするリソース検索システム。 - 前記リソース識別子の一部は、複数のFECの特定が可能な情報をそれぞれ含む複数のフィールドから構成されることを特徴とする請求項1に記載のリソース検索システム。
- 前記バックエンドサーバは、前記リソース保持装置が保持するリソースのリソース識別子或いはその一部に基づき、前記ラベルスイッチングネットワークにFECを定義するための情報を配信することを特徴とする請求項1又は2に記載のリソース検索システム。
- 前記フロントエンドサーバは、前記リソース識別子の一部を構成する前記複数のフィールドの情報をIPプレフィックスとした宛先IPアドレスを有するリソース検索要求を前記ラベルスイッチングネットワークに送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のリソース検索システム。
- 前記バックエンドサーバは、前記リソース識別子の一部を構成する前記複数のフィールドの情報をIPプレフィックスとした宛先IPアドレスを有するリソース検索要求を前記ラベルスイッチングネットワークから受信することを特徴とする請求項4に記載のリソース検索システム。
- 前記LSR群の中のあるノードは、前記フロントエンドサーバから送信されたリソース検索要求の宛先IPアドレスに基づき、当該リソース検索要求のラベルスイッチングに使用するラベルスタックを生成することを特徴とする請求項4に記載のリソース検索システム。
- 前記リソース識別子の一部は、そのビット数、フィールドの個数、及び、それぞれのフィールドの長さが可変であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のリソース検索システム。
- 前記ラベルスイッチングネットワークは、あるリソース検索要求が経由する既存のLSPに加え、当該リソース検索要求が経由する別のLSPを生成することが可能であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のリソース検索システム。
- 前記フロントエンドサーバ及び前記バックエンドサーバの少なくとも一方は、
あるリソースを保持するキャッシュを備え、
受信したリソース検索要求が求めているリソースが前記キャッシュに存在する場合には、当該キャッシュに保持されているリソースをリソース検索結果として使用することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のリソース検索システム。 - 前記LSR群の中のあるノードと前記フロントエンドサーバとが、もしくは、前記LSR群の中のあるノードと前記バックエンドサーバとが、同一装置上で動作することが可能であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のリソース検索システム。
- 前記クライアント、前記フロントエンドサーバ、前記LSR群の各々、前記バックエンドサーバ、前記リソース保持装置が、それぞれ異なる計算機に備えられ、計算機間が所定の通信規格に準拠するネットワークで接続されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のリソース検索システム。
- 前記ラベルスイッチングネットワークは、1台のコンピュータの中のデバイス群がバスで接続される一定範囲に実現されたものであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のリソース検索システム。
- 前記フロントエンドサーバは、
リソースへのアクセス属性及びリソース検索の属性を含む各種属性を計測又は取得する手段と、
前記計測又は取得した各種属性を元に、LSPに対する処理を前記ラベルスイッチングネットワークに対して行なわせるための指示を、前記LSR群の中のあるノードへ送信する手段と
を具備することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のリソース検索システム。 - 前記バックエンドサーバは、
リソースの属性、リソースへのアクセス属性、及びリソース保持装置の属性を含む各種属性を計測又は前記リソース保持装置から取得する手段と、
前記計測又は取得した各種属性を前記フロントエンドサーバへ送信する手段と
を具備することを特徴とする請求項13に記載のリソース検索システム。 - 固定ビット長のリソース識別子で識別されるリソースをラベルスイッチングネットワークを経由して検索するリソース検索システムに適用されるフロントエンドサーバであって、
クライアントとクライアントアクセスネットワークを介して接続するとともに、前記ラベルスイッチングネットワークとフロントエンドネットワークを介して接続する手段と、
クライアントからリソース識別子を含むリソース検索要求を受信し、当該リソース識別子或いはその一部を用いて、当該リソース検索要求が属するべきFEC(Forwarding Equivalence Class)の特定が可能なヘッダ情報を有するリソース検索要求に変換し、それを前記ラベルスイッチングネットワークに送信する処理を行うとともに、前記ラベルスイッチングネットワーク或いはバックエンドサーバからリソース検索結果を受信し、それを、対応するリソース検索要求を送信してきたクライアントへ送信する処理を行う手段と
を具備することを特徴とするフロントエンドサーバ。 - 固定ビット長のリソース識別子で識別されるリソースをラベルスイッチングネットワークを経由して検索するリソース検索システムに適用されるバックエンドサーバであって、
一定範囲の連続したリソース識別子で識別されるリソースを保持するリソース保持装置とリソースアクセスネットワークを介して接続するとともに、前記ラベルスイッチングネットワークとバックエンドネットワークを介して接続する手段と、
前記リソース保持装置が保持するリソースの範囲を示すリソース識別子或いはその一部を用いて、前記ラベルスイッチングネットワークでのLSP(Label Switched Path)の設定に用いる情報を生成し、それを前記ラベルスイッチングネットワークに送信する処理を行うとともに、前記ラベルスイッチングネットワークからリソース検索要求を受信し、当該リソース検索要求に含まれるリソース識別子を検索キーとして、前記リソース保持装置にアクセスしてリソースを検索、取得し、当該検索、取得したリソースを、リソース検索結果として、前記ラベルスイッチングネットワーク経由で、或いは、別の手段により直接、フロントエンドサーバへ送信する処理を行う手段と
を具備することを特徴とするバックエンドサーバ。
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