JP4474849B2 - 油圧式パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧式パワーステアリング装置において、パワーアシスト部への作動油の供給量を制御する流量制御機能及びパワーアシスト部における操舵補助力を適宜値に規制する圧力制御機能を電磁弁機構の作動にて制御するようにした電子制御方式の油圧式パワーステアリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車用パワーステアリング装置に用いられるオイルポンプ用流量制御装置は、例えば、特開2001−163233号公報等に示される如く、車速あるいは操舵角等に応じて、パワーステアリング装置のパワーアシスト部へ供給される作動油の流量が適当な値になるように制御されるようになっているものである。この作動油供給量の制御を行う方法としては、既存のスプール式流量制御装置の送出ポート部に設けられた可変バルブをソレノイドにて作動させることによって行われるようになっているものが挙げられる。そして、このようなソレノイドのところには、車速あるいはステアリング機構における操舵角等に関連する電気信号が入力され、この電気信号に応じて上記ソレノイドが作動するとともに、このソレノイドの作動に応じて上記可変バルブが作動して、パワーステアリング装置のパワーアシスト部への作動油の供給量が制御されるようになっているものである。また、一方、油圧式のパワーステアリング装置において、例えば特公平8−11538号公報に示される如く、車速の上昇に応じてステアリングハンドルにおける操舵トルクを増大化させるよう、上記ステアリング機構のところに油圧反力機構を設けるようにしたものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−163233号公報
【特許文献2】
特公平8−11538号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記オイルポンプ用流量制御装置または油圧反力機構が、単独にパワーステアリング装置に適用された場合、例えばソレノイドに接続された動力線に断線が生じ、ソレノイドへの電力供給が途絶えると、流量制御機能あるいは油圧反力制御機能が不能となり、ステアリングハンドルが軽くなり過ぎたり、あるいは逆に重くなり過ぎて、操舵フィーリングを損ねるおそれがある。そこで、これら流量制御機能及び油圧反力制御機能を、共に電磁弁機構にて発揮させるようにするとともに、一方の機構が異常状態となったときに、残りの一方の機構にて全体のパワーアシスト機能を補償させるようにした電子制御方式の油圧式パワーステアリング装置を提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては次のような手段を講ずることとした。すなわち、請求項1記載の発明においては、ポンプにて生成された吐出油を流量制御装置にて制御した状態でステアリングギヤ機構を駆動するパワーアシスト部へ送出してアシストトルクを付与するように構成された油圧式パワーステアリング装置に関して、ポンプからの吐出油をパワーアシスト部を形成する油圧装置側へ送り出す通路中に設けられるものであって所定の電気信号の値に応じて作動する第一の電磁弁機構を有するとともに、上記ポンプからの吐出油の流量が所定値を超えたときに上記第一の電磁弁機構の前後差圧に応じて作動して余剰の吐出油をポンプ吸入ポートにつながるバイパス路へ還流させるスプールを有する流量制御装置と、ステアリングハンドルの操舵トルクを増大化させるように作用する油圧反力をステアリング装置に付与するものであって上記油圧反力の値を車速に応じて変化させるように制御作用を行う第二の電磁弁機構と、少なくともスピードセンサからの電気信号を入力して第一の電磁弁機構及び第二の電磁弁機構の作動を制御するとともに、流量制御装置または反力制御装置のうちの少なくともいずれか一方側の装置に異常が生じたときに残りのもう一方側の装置を制御するように形成されるものであって、上記流量制御装置の異常によりアシストトルクが減少した場合には反力制御装置における油圧反力の値を減少させるようにするか、または上記反力制御装置の異常により油圧反力の値が減少した場合には上記流量制御装置によるアシストトルクを減少させるような指令を発しさせるようにした制御装置と、からなるようにした構成を採ることとした。
【0006】
このような構成を採ることにより、本発明のものにおいては、両油圧装置の機能が、ともに電磁弁機構の作動にて制御されるようになっているので、両装置の機能を、上記制御手段からの電気信号にて適当に補わせることができるようになる。従って、それぞれの油圧装置に、お互いの補償機能を持たせるようにすることができるようになる。
【0007】
また、本発明のものにおいては、上記流量制御装置または反力制御装置のうちのいずれか一方側の装置が異状を来したときに、残りのもう一方側の装置を上記制御手段からの指令に基づき制御することにより、本油圧式パワーステアリング装置全体のパワーアシスト作動を補償させるようにした。
【0008】
また、本発明のものにおいては、例えば反力制御装置側が異常状態となり、ステアリング装置におけるトルク反力の値が低車速時においても異状に大きくなったようなときには、上記流量制御装置側における第一の電磁弁機構を作動させて、パワーアシスト部を形成する油圧装置側へ多くの作動油を供給させるようにする。これによって、最小限必要とされるパワーアシスト力を発揮させることができるようになる。また、一方、流量制御装置側に異状が生じてパワーアシスト部への十分な作動油の供給が行われなくなった場合には、反力制御装置側における第二の電磁弁機構を作動させて、ステアリング装置におけるステアリングトルク反力が過大な値とならないようにする。これによって、例えば低速走行時等において、最小限必要とされるパワーアシスト力を上記パワーアシスト部に適切に提供することができるようになる。
【0009】
また、本発明のものにおいては、上記制御手段に、流量制御装置の異状によりアシストトルクが減少した場合には上記反力制御装置における油圧反力の値を減少させるようにするか、または上記反力制御装置の異状により油圧反力の値が減少した場合には上記流量制御装置によるアシストトルクを減少させるような指令を発しさせるようにした。これによって、ステアリング装置における最低限必要な制御機能を保持させることができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図1及び図2を基に説明する。このものは、図1に示す如く、ポンプ1にて生成された吐出油(作動油)を流量制御装置2にて適当な値に制御した状態でステアリングギヤ装置6を駆動するパワーアシスト部33側へ送り出すとともに、上記吐出油(作動油)の一部を反力制御装置3へ導いてステアリングトルクを車速に応じて適当な値に制御するようにした反力制御機構付きの油圧式パワーステアリング装置に関するものである。そして、このような構成からなる上記流量制御装置2及び反力制御装置3は、ともに制御手段4からの励磁電流(指令)に基づいて作動する電磁弁機構21、31にて駆動されるようになっているものである。すなわち、本実施の形態にかかるものは、図1に示す如く、ドライバーによって操舵されるステアリングハンドル5と、当該ステアリングハンドル5に連結されるステアリングシャフト55と、当該ステアリングシャフト55からの操舵トルクを車輪(図示せず)へ伝達する役目を果たすステアリングギヤ装置6と、からなるステアリング装置において、当該ステアリング装置におけるステアリングハンドル5からの入力を、油圧機構を介して増大化させた状態にて上記ステアリングギヤ装置6側へ伝達する油圧式パワーステアリング装置に関するものである。
【0011】
このような構成からなるものにおいて、上記流量制御装置2は、図2に示す如く、ポンプ1からの吐出油のうち、余剰のものをポンプ吸入ポートにつながるバイパス路27へ還流させるスプール25を主に形成されるものである。そして、このようなバイパス路27等を有するハウジング29の一方の端部側にはユニオン26を介して第一の電磁弁機構21が設けられるようになっている。また、上記ユニオン26内には上記第一の電磁弁機構21にて、その開度の制御される可変絞り22が設けられるようになっている。この可変絞り22周りには、送出口23が設けられ、ここを通じて可変絞り22にて制御された作動油がパワーアシスト部33へ送出されるようになっているものである。また、上記可変絞り22における前後差圧に応じて上記スプール25が作動して、上記ポンプ1から吐出された余剰の作動油はバイパス路27側へと放出されるようになっているものである。
【0012】
なお、上記可変絞り22の開度を制御する第一の電磁弁機構21は、可変絞り22を形成する弁体212と、当該弁体212につながる可動鉄芯211と、当該可動鉄芯211の外側に設けられるものであって当該可動鉄芯211を相対スライド運動させるコイル213と、からなるものである。そして、このような第一の電磁弁機構21を形成するコイル213のところには、本第一の電磁弁機構21の作動を制御する制御手段4からの励磁電流(指令)が、動力線41を介して入力されるようになっているものである(図1参照)。そして更に、当該制御手段4のところには、スピードセンサ7からの信号あるいは舵角センサ51からの信号、更にはエンジン回転速度等の信号が入力され、本第一の電磁弁機構21を適宜作動させるようになっているものである。
【0013】
また、上記反力制御装置3のところにも、上記第一の電磁弁機構と同様、ソレノイド機構を主に形成される第二の電磁弁機構31が設けられるようになっている(図1参照)。そして、この第二の電磁弁機構31のところには、スピードセンサ7または舵角センサ51からの入力信号に基づいて所定の演算処理を行うとともに、これに基づいた指令を発するように形成された制御手段4からの励磁電流が、動力線43を介して供給されるようになっているものである。このような制御手段4からの励磁電流(指令)に基づいて本第二の電磁弁機構31は作動し、上記ポンプ1からの吐出油(作動油)の一部が上記反力制御装置3に導入されるようになる。これによって、反力制御装置3には、車速あるいはハンドル操舵角等に応じた油圧反力が形成されることとなり、ステアリングシャフト55のところには、車速等に応じたステアリングトルク反力が形成されることとなる。その結果、本ステアリング装置における高速安定性あるいは直進時の中立保持性等が確保されるようになる。
【0014】
このような構成からなるものにおいて、上記制御手段4は、マイクロプロセッサユニット(MPU)を主に形成されるコンピュータ装置からなるものであり、予め入力されたROMデータに基づいて所定の演算処理が成されるようになっているものである。そして、このような構成からなる本制御手段4のところには、スピードセンサ7からの車速情報あるいはステアリングハンドル5の周りに設けられた舵角センサ51からの操舵角信号等が入力されるとともに、これら入力信号を受けて所定の演算処理を行った後に、本制御手段4は、上記第一の電磁弁機構21及び第二の電磁弁機構31に所定の励磁電流(指令)を、動力線41、43を介して流すようになっているものである。
【0015】
次に、このような構成からなる本実施の形態のものについての、その作動態様等について、図1及び図2を基に説明する。まず、ポンプ1が稼働を開始すると、当該ポンプ1から吐出された吐出油(作動油)は、流量制御装置2へと導入され、そして更に、第一の電磁弁機構21にて制御される可変絞り22を経由して油圧装置からなるパワーアシスト部33へと送られる。このとき、ポンプ回転速度がある程度上昇して吐出流量が所定値を超えた場合、当該余剰の吐出油は図2におけるバイパス路27へと還流される。これによって、送出口23から送出される作動油の流量は一定値になる。すなわち、定流量制御状態となる。なお、この定流量状態時における流量は、エンジン回転速度に比例したポンプ回転速度、あるいはスピードセンサ7から入力された車速等に関する信号に基づいて、上記制御手段4が所定の演算処理を行うことによって決定される。また、一方、上記ポンプ1からの吐出油の一部は反力制御装置3へも供給される。そして、この反力制御装置3への作動油の供給量は、車速センサ7あるいは舵角センサ51等からの信号に基づき、上記制御手段4が所定の演算処理を行った、その結果に基づいて上記第二の電磁弁機構31に所定の指令を発することによって制御されることとなる。具体的には、車両が高速走行状態にある場合、あるいは直進状態にある場合には、上記スピードセンサ7あるいは舵角センサ51からは、その旨の信号が上記制御手段4に送られるので、これを受けて、制御手段4からは上記第二の電磁弁機構31のところに、反力制御装置3の油圧反力を上昇させるような指令が出力される。その結果、反力制御装置3における反力は高めに保持されることとなり、ステアリングシャフト55におけるステアリングトルクは高い値に保持されることとなる。これによって、高速走行時におけるステアリングハンドル5の直進安定性等が確保されるようになる。
【0016】
これに加えて、本実施の形態のものにおいては、流量制御装置2と反力制御装置3との間において相互に補償機能をもたせるようにしている。具体的には、例えば、反力制御装置3を形成する第二の電磁弁機構31に励磁電流が供給されない場合には、上記反力制御装置3の反力の値が最小となるように設定されているものとする。そして、この場合、上記制御手段4と第二の電磁弁機構31との間の動力線43または第二の電磁弁機構を形成するコイル等に断線が生じ、第二の電磁弁機構31には励磁電流が供給されない状態となったとすると、上記ステアリングシャフト55に対する反力は、仮に車両が高速走行状態にあったとしても最小の値となってしまう。そこで、この場合、上記流量制御装置2側における第一の電磁弁機構21へ供給する励磁電流を変更し、パワーアシスト部33を形成する油圧装置側へ供給する作動油の量を減少させるようにする。すなわち、低速走行状態においてはステアリング反力は最小の値であっても差し支えないので、反力制御装置3側の動力線43の断線が検出されたときには、少なくとも高速走行状態であることを条件に、上記パワーアシスト部33を形成する油圧装置側へ供給する作動油の量を減少させるように、上記流量制御装置2を制御する。これによって、不意に反力が減少(消失)した分を、上記流量制御装置2にて補償し、パワーステアリング装置全体の制御作用を補償させるようにする。なお、このような作動油の減少量は、車速、舵角のそれぞれに応じた異なった複数の値とすることもできるし、または連続的に変化する値とすることもできる。
【0017】
一方、流量制御装置2を形成する第一の電磁弁機構21に励磁電流が供給されない場合には送出口23から送出される作動油の流量が最小となるように設定されているものとする。そして、この場合、上記制御手段4と第一の電磁弁機構21との間の動力線41またはコイル213に断線が生じ、第一の電磁弁機構21に励磁電流が供給されない状態となったとすると、上記パワーアシスト部33を形成する油圧装置側にて発生するアシストトルクが不足することとなる。そこで、この場合には、上記反力制御装置3側における第二の電磁弁機構31へ供給する励磁電流を変更し、ステアリングシャフト55に対する反力を減少させるようにする。具体的には、高速走行状態ではアシストトルクが減少しても操舵フィーリングに大きな影響が生じないので、少なくとも低速走行状態であることを条件に、上記反力を減少させるように反力制御装置3を制御する。これによって、不意にアシストトルクが減少した分を上記反力制御装置3側にて補償し、パワーステアリング装置全体のパワーアシスト作動を補償させるようにする。なお、このような反力の減少量は、車速、舵角のそれぞれに応じた異なった複数の値とすることもできるし、または連続して変化する値とすることもできる。
【0018】
このように、本実施の形態においては、反力制御装置3の第二の電磁弁機構31が、励磁電流が供給されないときには反力の値が最小となるように設定されており、流量制御装置2の第一の電磁弁機構21が、励磁電流が供給されないときには作動油の流量が最小となるように設定されているものについて説明をして来た。しかし、これとは逆に、第二の電磁弁機構31が、当該第二の電磁弁機構31への励磁電流が供給されないときに反力が最大となるように設定され、そして、第一の電磁弁機構21が、当該第一の電磁弁機構21への励磁電流が供給されないときに作動油の流量が最大となるように設定されているものであるとすると、相互の制御装置による補償作用も前の説明とは逆のパターンになることは言うまでもない。なお、上記動力線41、43等の断線検出は、これら動力線41、43に別途設けられた電流センサ等による電流監視機構を初めとした周知のものにて行うことができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、流量制御装置側に設けられる第一の電磁弁機構と、反力制御装置側に設けられる第二の電磁弁機構とを、一つの制御手段にて両者を関連させた状態にて制御するようにしたので、いずれか一方側の装置に異状が生じた場合に、残りのもう一方側の装置を上記制御手段からの指令に基づき制御することにより、本油圧式パワーステアリング装置全体のパワーアシスト作動を補償させることができるようになった。
【0020】
すなわち、本発明のものにおいては、流量制御装置と反力制御装置との間において相互に補償機能をもたせることによって、例えば、不意に反力トルクが減少したような場合には、流量制御装置側にて補償させて、パワーステアリング装置全体のパワーアシスト作動を行わせるようにするとともに、逆に、不意にアシストトルクが減少した場合には、反力制御装置を制御することによってパワーステアリング装置全体のパワーアシスト作動を補償させることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の主要部を成す電磁式流量制御装置の全体構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプ
2 流量制御装置
21 第一の電磁弁機構
211 可動鉄芯
212 弁体
213 コイル
22 可変絞り
23 送出口
25 スプール
26 ユニオン
27 バイパス路
29 ハウジング
3 反力制御装置
31 第二の電磁弁機構
33 パワーアシスト部
4 制御手段
41 動力線
43 動力線
5 ステアリングハンドル
51 舵角センサ
55 ステアリングシャフト
6 ステアリングギヤ装置
7 スピードセンサ
Claims (1)
- ポンプにて生成された吐出油を流量制御装置にて制御した状態でステアリングギヤ機構を駆動するパワーアシスト部へ送出してアシストトルクを付与するように構成された油圧式パワーステアリング装置において、ポンプからの吐出油をパワーアシスト部を形成する油圧装置側へ送り出す通路中に設けられるものであって所定の電気信号の値に応じて作動する第一の電磁弁機構を有するとともに、上記ポンプからの吐出油の流量が所定値を超えたときに上記第一の電磁弁機構の前後差圧に応じて作動して余剰の吐出油をポンプ吸入ポートにつながるバイパス路へ還流させるスプールを有する流量制御装置と、ステアリングハンドルの操舵トルクを増大化させるように作用する油圧反力をステアリング装置に付与するものであって上記油圧反力の値を車速に応じて変化させるように制御作用を行う第二の電磁弁機構と、少なくともスピードセンサからの電気信号を入力して第一の電磁弁機構及び第二の電磁弁機構の作動を制御するとともに、流量制御装置または反力制御装置のうちの少なくともいずれか一方側の装置に異常が生じたときに残りのもう一方側の装置を制御するように形成されるものであって、上記流量制御装置の異常によりアシストトルクが減少した場合には反力制御装置における油圧反力の値を減少させるようにするか、または上記反力制御装置の異常により油圧反力の値が減少した場合には上記流量制御装置によるアシストトルクを減少させるような指令を発しさせるようにした制御装置と、からなるようにしたことを特徴とする油圧式パワーステアリング装置。
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