JP4464351B2 - ログ生成システム、ログ生成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、本発明は半導体装置(LSI:large-scale integration)などの被テスト回路をテストしたテスト結果であるテスタログを作成するログ生成システム、ログ生成装置及びプログラムに関する。
半導体装置の試験は、LSIテスタにテストプログラムを実行させることで行われるが一般に、LSIテスタへ入力する上記テストプログラムは試験対象の半導体装置の論理シミュレーションで使われたテストパタンを流用して作成することが知られている。更に、論理シミュレーションは、半導体装置の論理が記述されているハードウェア記述言語やネットリストとCAD(Computer Aided Design)ツールの1つである論理シミュレータとを用いて実施されている。
この論理シミュレーションで使用されたテストパタンは、そのままではLSIテスタには入力することはできず、所定の形式のテストプログラムに変換する必要がある。これは、論理シミュレーションで使われるテストパタンがイベントベースであって、LSIテスタで扱えるテストプログラムはサイクルベースである等の理由による(例えば特許文献1参照)。イベントベースとは、注目する試験パタンの論理が反転するときの変換点(イベント)を時間経過に従って記述した形式のデータである。また、サイクルベースとは、各テストサイクルに通し番号がアドレスとして与えられ、各アドレス毎にテストサイクルの初期タイミングを初期位相と定義し、この初期位相からの時間をタイミングデータとして与えることによって試験パタン信号の開始点と終了点を記述した形式のデータである。
試験対象のLSI(以下、被テスト回路という。)をテストする場合には、論理シミュレーションで使用されたテストパタン及び期待値パタンをサイクルベースに変換し、LSIの良否の検証を行なう。ただし、イベントベースとサイクルベースとのデータ形式の違い等により、LSIテスタ用に生成されたテストパタン及び期待値パタンが、被テスト回路の不良等を正しく検出できるような所定のテストパタンにならないことがある。このため、例えば特許文献1に記載のテストパタン妥当性検証方法においては、サイクルベースに変換されたテストパタン及び期待値パタンの妥当性を、論理シミュレーションを使用して検証している。
ところで、被テスト回路をテストするLSIテスタにおいては、LSIテスタメーカ各社から複数の機種がリリースされている。このため、各社で入力可能なテストプログラム(テストパタン(テストベクタ)を含む)のフォーマット(言語)は統一されておらず、テストプログラムはLSIテスタ機種毎に準備する必要がある。
そこで、例えば特許文献2では、各機種LSIテスタに共通の情報が登録されたライブラリのデータ、及びLSIの種類毎に固有の製品情報が登録された製品情報ファイルのうち、各機種LSIテスタのテストプログラムの生成に必要なデータを使用して、LSIテスタの機種毎に固有の各種テストプログラム言語から独立した共通言語のデータに変換する。そして、各機種LSIテスタのテストプログラムの生成に使用するための中間データを生成することで、各機種毎のテストプログラムの生成の容易化を図っている。
特開2001−255357号公報 特開2000−163278号公報
更に、LSIテスタの機種毎にテストプログラムのフォーマットが異なるため、各LSIテスタがテストしたテスト結果(以下、テスタログという。)のフォーマットも異なるものとなる。すなわち、論理シミュレーションで使用されたテストパタンを、LSIテスタに応じたテストプログラムに変換して被テスト回路の良否を検証すると、そのテスタログは、論理シミュレーションで使用された最初のテストパタンとは異なる形式のデータとなっており、テスタログを見ても上述の論理シミュレーションで使用されたテストパタンとどのように対応しているかが不明となる。したがって、テスト検証者は、別途各LSIテスタに応じたテスタログの解析装置又は変換ツール等を用意し、これを用いて解析する必要がある。または、設計者等が自らテスタログを解析し、故障箇所や原因を調査する必要があるという問題点がある。次に、この問題点について詳細に説明する。
論理シミュレーションを基に作成したテストパタンからLSIテスタ用テストプログラムを作成する際には、特許文献1に記載されているイベントベースからサイクルベースへの変換以外にも、LSIテスタ固有の制約に対応するための変換が必要になる場合がある。このLSIテスタ固有の制約の代表的なものとして、LSIテスタに搭載されているメモリ容量がある。
LSIテスタに搭載されているメモリ容量は限られているため、入力可能なテストプログラム、すなわちテストパタン数はメモリ容量により制限を受ける。メモリ容量制限の影響をもっとも受けやすいのは、スキャンチェーンを用いたテストパタンである。
図8(a)は、テスト対象となる回路(被テスト回路)の端子に与える値を列挙したサイクルベースのテストパタンを示す。図8(a)においてテストアドレスは、右図に示す各ピンへのパタンが記憶されたメモリのアドレスに対応する。メモリに格納された各ピンへのパタンを順次読み出し被テスト回路に供給する。各ピンへのパタンは、ピン番号0001、0002、・・・の各ピンへのパタンを示す。図8(b)は、スキャンチェーンを用いたテストパタン(スキャンパタン)を示す。この例では、被テスト回路がSIN(スキャンイン)、FF(フリップフロップ)1〜FF15、及びSOUT(スキャンアウト)で構成されるスキャンチェーンを有している場合を示す。そして、このスキャンチェーンに対して、テストアドレス4、8を読み出したタイミングで図8(b)のようなスキャンパタンをSIN経由でFF1〜FF15にセットする。例えばテストアドレス4を読み出したタイミングでSINからスキャンチェーンに15ビットのスキャンパタンをセットする間、SIN以外のピンには、図8(a)のテストアドレス4の各ピンへのパタンが繰り返し供給されることとなる。
図8(a)、図8(b)のようなテストパタンを、LSIテスタ用の固有のテストプログラムに変換した例が図9(a)、図9(b)である。以下の説明においては、図8に示すテストパタンをEDA(Electronic Design Automation)テストパタン、テストアドレスをEDAアドレス、図9に示すテストアドレスをTESTERアドレスということとする。LSIテスタは、図9(a)に示すTESTERアドレス及び各ピンへのパタンに従って被テスト回路のテストを実行する。図9(b)は、テスタに内蔵されているスキャン用メモリに格納されるデータを示す。
ここで、図9(a)のTESTERアドレス4、8には、LSIテスタがサポートしている制御コマンドの1つである"SCAN"コマンドが用いられている。SCANコマンドのフォーマットなどは各LSIテスタで異なるが、SCANコマンドの動作としては、テスタ上のスキャン用メモリに格納されている値を呼び出して、スキャンチェーンに与えるといったものが一般的である。すなわち、テスタは、テストアドレス4の"SCAN mem1 1"を読み出すと、これに従い、スキャン用メモリmem1に格納されているNo.1の値(図9(b))を呼び出し、スキャンチェーンのSINへ供給する。そして、スキャンチェーンに対し、TESTERアドレス4のスキャンパタンをセットする。なお、スキャンパタンをセットする間、SIN以外の各ピンには、図9(a)のTESTERアドレス4の各ピンへのパタンが繰り返し供給される。
ところで、LSIテスタに内蔵されるスキャン用メモリの容量は、テスタ毎に異なる場合があり、その容量には上限がある。スキャン用メモリに格納するべきデータ容量は、スキャンチェーンの規模と、SCANコマンドが実行される回数に依存することになるが、このスキャンパタンのデータ容量がLSIテスタのメモリ容量を超えてしまった場合は、スキャン用メモリに格納することができなくなる。よってテストプログラムを分割する必要がある。
次に、スキャン用メモリ制限を超えた場合について、図10、図11を参照して説明する。図10は、スキャン用メモリに格納するべきスキャン用データを示す図である。図11は、図10に示すテストプログラムSCAN_PATを分割したテストプログラムを示す図である。
本例においては、スキャン用メモリ容量(メモリ制限)を150(bit)とする。一方、スキャンパタンは、図8に示すように、テストアドレス4,8,・・・,80の計20パタンあり、更にスキャンチェーンは、15段のフリップフロップから構成されているものとする。この場合、1つスキャンパタンで、15(bit)のメモリ容量を消費することになるため、LSIテスタのメモリは、10スキャンパタンしか格納することができない。すなわちテストアドレス40までの10回目のスキャンパタンでメモリ容量が一杯になり、テストアドレス44以降、すなわち11回目以降のスキャンパタンはメモリに格納できない。したがって、テストアドレス44前でテストプログラムを分割する必要がある。
本例においては、テストアドレス1〜43と、それ以降のテストアドレスとでテストプログラムSCAN_PATを分割している。分割したテストプログラムをそれぞれテストプログラムSCAN_PAT1、SCAN_PAT2とする。ここで、テストプログラムSCAN_PAT2におけるTESTERアドレス44以降のアドレスは、アドレスが1から開始されるよう変更される。本例における分割前のテストプログラムはTESTERアドレスは1〜83とすると、分割されたテストプログラムSCAN_PAT2の最初のTESTERアドレスは、44ではなく1となり、同様に、例えばTESTERアドレス80は37となり、最終TESTERアドレス83は40に変更される。こうして、テストプログラムが分割されることでEDAアドレスとTESTERアドレスとにずれが生じる。
LSIテスタには、テストプログラムSCAN_PAT1の入力後、SCAN_PAT2が入力されて被テスト回路のテストが行われる。図12は、そのテスト結果(テスタログ)の一例を示す。この例では、SCAN_PAT1のTESTERアドレス8、SCAN_PAT2のTESTERアドレス1、5で期待値不一致(本例では、Uが期待値不一致を意味する)が発生していることを示している。
ここで、LSIテスタでの被テスト回路のテストの結果、期待値不一致、すなわち故障が検出された場合は故障解析を実施することになるが、この故障解析は主にLSI設計者がハードウェア記述言語やネットリストと、LSIテスタのテストプログラムの作成元となったEDAテストパタン(サイクルパタン、スキャンパタン)とを比較しつつ行うことになる。しかしながら、LSIテスタのメモリ容量等を考慮して作成されるテストプログラムにおいては、例えばTESTERアドレスが図8に示すEDAアドレスと1対1に対応しない。このため、LSI設計者が論理シミュレーションを基に作成した基のEDAテストパタンのフォーマットに戻す必要が生じ、故障解析に多大な工数がかかってしまうという課題が生じる。
また、SCANコマンドなどの制御コマンドは、各LSIテスタ毎にコマンド名、フォーマット、制限等が異なるため、テストを実施したLSIテスタ毎に異なるフォーマットのテスタログが得られることとなり、これらをその都度、基のEDAテストパタンに読み替えながら故障解析をしなければならなくなり、更に工数がかかってしまうという問題点もある。
本発明にかかるプログラムは、メモリを備えるコンピュータに所定の動作を実行させるためのプログラムであって、前記メモリは、被テスト回路をテストするための入力パタンをテスタで使用される固有のテストプログラムに変換する際に得られる変換情報が記憶されたものであって、前記変換情報を前記メモリから読出し、前記固有のテストプログラムにより前記被テスト回路をテストした結果得られる固有の結果情報を、前記変換情報を参照して前記入力パタンに対応付けた形式の標準結果情報に変換するステップを有するものである。
本発明にかかるログ生成システムは、被テスト回路をテストするための入力パタンを変換し、テスタで使用される固有のテストプログラムを生成するテストプログラム生成装置と、前記固有のテストプログラムにより前記被テスト回路をテストした固有の結果情報を、前記入力パタンに対応付けた形式の標準結果情報に変換するログ生成装置とを有し、前記ログ生成装置は、前記入力パタンから前記固有のテストプログラムを生成する際に得られる変換情報が前記入力パタンに対応付けられた形式とされた共通変換情報を保持するメモリと、前記共有変換情報を参照し、前記固有の結果情報を、前記標準結果情報に変換する標準結果情報変換部とを有するものである。
本発明においては、入力パタンを固有のテストプログラムに変換する際の変換情報を参照し、固有のテストプログラムの実行結果である結果情報を、入力パタンに対応づけた形式の標準結果情報に変換するため、テスタが固有のテストプログラムを用いて被テスト回路をテストした場合であっても、常に入力パタンに対応付けられた形式で結果情報が得られる。
本発明によれば、LSIテスタの機種によらず、標準化されたテスト結果を得ることができるログ生成システム、ログ生成装置及びプログラムを提供することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかる標準テスタログ生成システムを示す模式図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる標準テスタログ生成システム(ログ生成システム)1は、テストプログラム生成装置20と、標準テスタログ生成装置(ログ生成装置)10とを有する。
入力パタンとなるテストパタンTPは、例えば論理シミュレーションを基に作成された、例えばサイクルパタン及びスキャンパタンからなるテストパタンであり、本実施の形態においては、これをEDAテストパタンということとする。テストプログラム生成装置20は、EDAテストパタンTPからLSIテスタに固有のテストプログラム(テストパタン(テストベクタ)を含む)を生成する。なお、図1には、3つのLSIテスタA〜Cについてのテスタログの標準化(共通フォーマット化)を行なうログ生成システム1を示すが、扱うLSI機種は3以上であってもよいことは勿論である。図1においては、テストプログラム生成装置20は、各LSIテスタA〜Cに応じた固有のテストプログラムA〜Cを生成する変換部21A〜21Cを有する。
変換部21A〜21Cは、EDAテストパタンTPを各LSIテスタA、B、Cに応じたテストプログラムA、B、Cに変換する。ここで、上述したように、各LSIテスタは、それぞれテスタに応じたプログラム言語によるテストプログラムを使用する必要があり、またメモリ容量、ループ回数等テスタ固有の制限を有している。したがって、通常、試験対象のLSIの論理シミュレーションで使われたEDAテストパタンTPをそのまま使用してLSIのテストを実行することができない。よって、変換部21A〜21Cは、各LSIテスタのプログラム言語、メモリ容量等を考慮し、EDAテストパタンTPを適切な形式に変換する。本明細書においては、EDAテストパタンTPを、被テスト回路のテストを実行させるため、各LSIテスタに応じた形式に変換したもの(テストベクタやコマンド等を含む。)をテストプログラムという。
各変換部21A〜21Cが変換したテストプログラムA、B、Cは、それぞれメモリ22A〜22Cに格納される。また、テストパタンTPをテストプログラムA〜Cに変換した際の変換情報は変換ログとしてそれぞれメモリ23A〜23Cに格納される。
各LSIテスタ31A〜31Cには、テストプログラム生成装置20からテストプログラムA〜Cが供給される。LSIテスタ31A〜31CはテストプログラムA〜Cに従って被テスト回路(LSI)のテストを実行する。各テスタに固有のテスト結果として得られる結果情報としてのテスタログA〜Cは、それぞれのメモリ32A〜32Cへ保存される。なお、本実施の形態においては、テストプログラム生成装置20は各LSIテスタとは異なるものとして説明するが、各LSIテスタがそれぞれテストプログラム生成装置20、すなわちEDAテストパタンTPからテストプログラムへ変換する変換部21A〜21Cの機能を有するようにしてもよい。その場合には、変換ログはLSIテスタからログ生成装置10へ供給するようにすればよい。また、後述するように、ログ生成装置10には必要に応じてテストプログラムも供給される。
ログ生成装置10は、共通変換情報生成部としての共通ログ作成部11、共通ログメモリ12、及び標準結果情報変換部としてのログ変換部13を有している。共通ログ作成部11は、テストパタンTP及び変換ログA〜Cに基づき後述する共有変換情報である共通ログを生成して共通ログメモリ12へ格納する。ログ変換部13は、共通ログメモリ12の共通ログを参照し、テスタログメモリ32A〜32Cに格納されているテスタログA〜Cを、標準結果情報としての標準テスタログA〜Cに変換する。標準テスタログA〜Cは、テストパタンTPに対応する形式であって、統一されたフォーマット形式を有する。なお、ログ生成装置10ではなく、例えばテストプログラム生成装置20に共通ログ作成部11を有するようにしてもよい。この場合は、共通ログをログ生成装置10へ送るようにすればよい。本ログ生成システム1により、各LSIテスタによるテスタログがEDAテストパタンに対応した形式の標準テスタログとして得られるため、LSIの故障検出が高効率化される。
次に、本実施の形態にかかるログ生成システム1について詳細に説明する。図2及び図3は、それぞれテストプログラム生成装置20、ログ生成装置10の動作を示すフローチャートである。ここで、本実施の形態においては、被テスト回路をテストするための入力パタンとして、図8(a)に示すサイクルパタン及び図8(b)に示すスキャンパタンからなるテストパタンをEDAテストパタンTPとして使用する場合について説明する。
変換部21A〜21Cは、EDAテストパタンTPを入力として(ステップS1)、各LSIテスタ31A〜31Cの制約、例えばSCAN用メモリ容量、ループ回数などを考慮しつつ、各LSIテスタにて使用されるテストプログラム言語に合わせてEDAテストパタンTPを変換し、テストプログラムA〜Cを作成する(ステップS2)。
こうして、図8(a)に示すサイクルパタン、図8(b)に示すスキャンパタンは、例えば図9(a)、図9(b)に示すテストプログラムに変換される。なお、以降の説明においては、図8に示すEDAテストパタンTPにおけるテストアドレスをEDAアドレス、図9に示すテストプログラムにおけるテストアドレスをTESTERアドレスという。ここで、図8(b)に示すように、スキャンチェーンは、15段のフリップフロップから構成されており、図9(b)に示すテスタ内蔵スキャン用メモリに格納されるスキャン用データは、テストアドレス4,8,・・・,80の計20パタン(図10参照)からなるものとする。
ところで、上述したように、LSIテスタは、通常、テスタ供給メーカ毎で固有のプログラム言語が使用され、またメモリ容量等、各テスタ機種毎で固有の制約を有する。ここでは、本実施の形態におけるLSIテスタ31Aのスキャン用メモリ容量(メモリ制限)が150(bit)である場合について説明する。この場合、LSIテスタ31Aのスキャン用メモリには、上記スキャン用データのうち、アドレス40までの150ビットのデータしか一度に格納することができない。このように、スキャン用メモリに格納するべきデータ容量は、スキャンチェーンの規模と、SCANコマンドが実行される回数に依存することになるが、このデータ容量がメモリ容量を超えてしまった場合は、スキャン用メモリに格納することができなくなる。よってテストプログラムを分割する。
そこで、本例においては、変換部21Aは、例えば、EDAテストパタンTPから図11(a)、(b)に示すように、TESTERアドレス1〜43と、それ以降のTESTERアドレスとで分割し、テストプログラムSCAN_PAT1、SCAN_PAT2としたテストプログラムAを生成することとする。ここで、分割されたテストプログラムSCAN_PAT2において、EDAテストパタンにおけるテストアドレス44(EDAアドレス)(=テストプログラムSCAN_PATにおけるTESTERアドレス44)は1に変換される。同じく、EDAアドレス80はテストプログラムSCAN_PAT2においてはTESTERアドレス37に、最終のEDAアドレス83はTESTERアドレス40に変換される。変換ログメモリ23A〜23Cには、このような、変換した際の変換規則等の情報が変換対象のパタン名、パタン数などと共に変換ログA〜Cとして格納される(ステップS3)。
そして、本実施の形態においては、共通ログ作成部11が、テストパタンTP、及び各変換部21A〜21CがテストプログラムA〜Cを生成した際に得られる変換ログA〜Cを入力とし(ステップS11)、EDAテストパタンTPが各変換部21A〜21Cにおいて、それぞれテストプログラムA〜Cにどのように変換されたかを示す共通ログA〜Cを作成する(ステップS12)。
共通ログは、テストパタンTPと各変換ログとから、各LSIテスタのテストプログラム言語に依存しない形式で作成される。ログ変換部13は、LSIテスタに応じて対応する共通ログを参照し、各テスタログをそれぞれ標準テスタログに変換する。この共通ログには、EDAテストパタンから各プログラム言語に対応するテストプログラムへどのようにパラメータが変換されかの変換方法、対応関係が記述される。このため、ログ変換部13は、LSIテスタに対応する共通ログを参照することでEDAテストパタンTPをテストプログラムを生成する際にどのように変換したかを把握することができる。
次に、共通ログに含まれる情報について具体的に説明する。図4は、共通ログを示す。各共通ログは、図4に示すように、例えば入力パタン情報、スキャン情報及びその他の情報などからなる。なお、ここでは、変換部21Aにより図8(a)、(b)に示すEDAテストパタンTPから図11(a)、(b)に示すテストプログラムSCAN_PAT1、テストプログラムSCAN_PAT2からなるテストプログラムAを生成すると、図4に示す共通ログAとして生成されるものとして説明するが、共通ログは、この他の情報を含むものであってもよい。
入力パタン情報は、パタンタイプ、パタン長、パタン名などを含み、変換に基づいて作成される。本例においては、図4に示すように、入力パタン情報として、
パタン名(PAT_NAME):SCAN_PAT1
タイプ(TYPE):SCAN_TCPAT1(スキャンパタンあり、の意味)
パタン長(PAT_LENG):43
や、
パタン名:SCAN_PAT2
タイプ:SCAN_TCPAT1
パタン長:40
等の情報が記述される。
なお、上述のように、SCAN_PAT1、SCAN_PAT2は、元々1つEDAテストパタンTPから作成されているため、パタンタイプが同一のSCAN_TCPAT1となる。
また、スキャン情報は、スキャンチェーン数、スキャンチェーンサイズ、アドレスなどを含み、入力されたサイクルパタン、スキャンパタンに基づいて作成される。本例においては、図4に示すように、スキャン情報として、
タイプ(TYPE):SCAN_PAT1
スキャンチェーン数(SCANNUM):1
スキャンチェーンサイズ(SIZE):15
スキャンパタンが入力されるアドレス(TIM_n):4,8,12・・・40,44・・・,80
等の情報が記述される。
また、入力パタン情報及びスキャン情報以外のその他情報として、SCAN以外の制御コマンド、例えばLOOPコマンドなどの情報が含まれる。
一方、LSIテスタ31A〜31Cは、それぞれ上述のようにして生成されたテストプログラムA〜Cに従ってLSIのテストを実行し、所望のテスト結果が得られるか否か、すなわち試験対象のLSIの良否判定を行なう。
例えば図12に示すテスタログが、LSIテスタ31AがプログラムAによりLSIのテストを実行した結果を示すものとする。テスタログには、テストプログラム名やフェイルアドレスなどが記録される。しかしながら、このテスタログは、LSIテスタ31Aに固有のフォーマットで記述される。すなわち、このテスタログとテストパタンTPとは例えばアドレス等が対応しておらず、テスタログに示されているフェイルアドレスがテストパタンTPにどのように対応しているかが不明である。
そこで、本実施の形態においては、ログ変換部13が、これらの各LSIテスタ個別に得られるテスタログA〜Cを、テストパタンTPと同様のフォーマットに統一された形式のログ(標準テスタログ)に変換する(ステップS13、S14)。この際、ログ変換部13は、上述の共通ログA〜Cを参照し、それぞれテスタログA〜Cを標準テスタログA〜Cに変換する。
図5は、標準テスタログの一例を示す図であって、図12に示すテスタログAをテストパタンTPと対応する形式に変換した標準テスタログAを示す。図5に示すように、標準テスタログには、テストの結果と期待値とが一致しなかったテストプログラム名、ピン番号、アドレス、期待値照合結果(U)などが含まれる。
例えば変換前の図12に示すテスタログには、以下の情報が記載される。
フェイル(期待値不一致)したテストプログラム名:SCAN_PAT1
フェイルアドレス:8
フェイル箇所:SSO01(101)
フェイルしたテストプログラム名:SCAN_PAT2
フェイルアドレス:1、5
フェイル箇所:SSO01の0001(1ビット目)と0010(10ビット目)
ここで、SSO01(101)は、スキャンチェーンの出力ピンを示し、括弧内の101は、SOUTのピン番号を示し、0001(1ビット(FF1)目)と、0010(10ビット(FF10)目)が期待値不一致であることを示す。
このようなテスタログは、LSIテスタの機種又は製造メーカ毎に固有のフォーマットとなる。例えば、LSIテスタAは、テスタログA内にフェイルアドレスを「FAIL ADDRESS」と記録し、LSIテスタBは、テスタログB内にフェイルアドレスを「ERROR ADD」と記録する場合、これらの記載がフェイルアドレスに対応することを示す情報が共通ログに記載されている。また、テスタログに記録されるフェイルアドレス(TESTERアドレス)は、EDAテストパタンTPにおけるEDAアドレスをどのように変換したものであるかの情報等も記載されている。
ログ変換部13は、共通ログを参照し各テスタログの中から上記情報を抽出してフォーマット変換し、所定の順序に配列する。例えば、各テスタログ固有のフェイルアドレスを抽出し、入力パタンであるテスタパタンTPと同じフォーマットのアドレスに変換する。
ここでは、図12に示すテスタログをテスタログAとし、ログ変換部13が図5に示す標準テスタログに変換する場合について具体的に説明する。本実施の形態にかかる標準テスタログは、変換情報F1(図5左)と詳細情報F2a、F2b(図5右)とからなる。なお、標準テスタログのフォーマットは本例に限らない。
図5に示す例においては、変換情報F1は、各テストプログラム毎にフェイル情報(FAIL_INFO)が記録される。フェイル情報には、スキャンパタン名(SCAN_PAT)、テストプログラムのファイル名(PAT_FILE_NAME)、パタン長(PATHLENGTH)、不一致が発生した開始アドレス(TEST_PAT_START)、不一致の発生が終了したアドレス(TEST_PAT_END)などが記録される。変換情報F1は、これを入力とする、後段の解析装置において基本情報として参照されるなどする。
また、詳細情報F2a、F2bは、フェイルアドレスなどの細かい情報が記録される。本例においては、2つのテストプログラム(SCAN_PAT1、SCAN_PAT2)を実行し、各プログラムにおいてそれぞれ不一致が発生しているので、SCAN_PAT1に対応する詳細情報F2a、SCAN_PAT2に対応するF2bの2つが生成されている。この詳細情報F2a、F2bには、不一致が発生した部位の情報を以下の指標により示す。すなわち、テストアドレス(EDAアドレス(address eda)、TESTERアドレス(address tester))、サイクル(EDAテストパタンTPにおけるサイクル(cycle eda)、テスタにおけるサイクル(cycle tester))、端子名(ponnname)、何番目に入力されたスキャンパタンであるか(scan_set)、スキャンチェーンにおける何番目のFFか(scan_bit)、モード名(mode)、期待値(exp)、及び期待値と不一致となった実測値(fail)などである。
この詳細情報F2a、F2bに示すように、EDAテストパタンとテストプログラムとの対応付けは、テストアドレスだけでなく、サイクル(cycle)でも行われる。サイクルとは、スキャンチェーンの長さも考慮した表現である。簡潔に表現すれば、アドレスnのサイクル=n+Σ(n−1までのスキャンパタン数×スキャンチェーンの長さ)となる。
ログ変換部13は、テスタログAに対応する入力パタン情報、スキャン情報などを有する共通ログAを参照する。そして、テスタログにおいて入力パタン情報、スキャン情報などがEDAテストパタンPTからどのように変換されているかを把握する。例えば、テスタログA上の「SCAN_PAT2」は、入力されたEDAテストパタンTPにおけるスキャンパタン「SCAN_PAT」(図10参照)が分割されて作成された2番目のテストプログラムであること、1番目のテストプログラムSCAN_PAT1はテストアドレス43まであること、SCAN_PAT2のテストアドレス1は、分割前のテストパタンTP上のテストアドレス44に相当すること、などの情報をログ変換部13は共通ログAから取得する。そして、これらの変換情報に基づき、テスタログAに記載されている例えばTESTERアドレスをEDAテストパタンTPのEDAアドレスへ変換するのである。本例においては、テスタログA上のSCAN_PAT2でのテストアドレス1、5は、標準テスタログ上では、EDAテストパタンTPのEDAアドレス44、48と求めることができる。
また、サイクルは以下のように変換される。すなわち、図12に示すテスタログAおいて、フェイルアドレスは、TESTERアドレスで記録される。このテスタログAを参照するに、テストプログラムSCAN_PAT1においては、TETERアドレス8の1ビット目、すなわち1番目のFFにおけるスキャンパタン0001、及び10ビット目、すなわち10番目のFFにおけるスキャンパタン0010において期待値不一致(U)が発生している。ここで、共通ログAを参照することで、SCAN_PAT1では、TESTERアドレス8までには、スキャンパタンが1つ(アドレス4)あり、スキャンチェーンの長さが15であることがわかり、テストアドレス8は、EDAテストパタンTPにおいては、EDAアドレス=8、サイクル=8+15=23であることがわかる。また、その1ビット目の0001と10ビット目の0010において期待値不一致が発生しているため、EDAテストパタンTP上では、サイクル23及び32(図5のcycle eda参照)というように変換が可能となる。こうして、ログ変換部13により、各LSIテスタ固有のフォーマットのテスタログから、図5に示すような共通のフォーマットの標準テスタログに変換される。
テストプログラムSCAN_PAT2の方も同様である。共通ログを参照することで、図12において期待値不一致(U)が発生しているTESTERアドレス1、5は、1番目、2番目に入力スキャンパタンが入力されるアドレスであることがわかり、その1ビット目、10ビット目であることから、テストプログラムにおけるサイクルは1、10、20、29と求まる。そして、テストプログラムSCAN_PAT2のサイクルが194から始まることから、テストプログラムにおける上記サイクル1、10、20、29は、EDAテストパタンTPにおけるサイクル194、203、213、222というように変換することができる。
これらの情報が記録された標準テスタログを参照すれば、LSI設計者は、LSIテスタで発生した期待値不一致が、テストパタンTP、スキャンパタンのどこで発生しているのかが一目瞭然となる。
以上のような、変換部21A〜21CにおけるテストパタンTPからテストプログラムA〜Cへの変換、共通ログ作成部11における共通ログ作成、ログ変換部13におけるログ変換の各処理は、コンピュータにプログラムを実行させることで行なわれる。図6は、コンピュータのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、コンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102及びRAM(Random Access Memory)103を有し、これらがバス104を介して相互に接続されている。このバス104にはまた、入出力インターフェイス105も接続されている。
入出力インターフェイス105には、キーボード、マウスなどよりなる入力部106、CRT、LCDなどよりなるディスプレイ、並びにヘッドフォンやスピーカなどよりなる出力部107、ハードディスクなどより構成される記憶部108、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部109などが接続されている。
CPU101は、ROM102に記憶されているソフトウェアモジュールを構成する各種プログラム、又は記憶部108からRAM103にロードされたソフトウェアモジュールを構成する各種プログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
通信部109は、図示せぬインターネットを介しての通信処理を行ったり、CPU101から提供されたデータを送信したり、通信相手から受信したデータをCPU101、RAM103、記憶部108に出力する。記憶部108はCPU101との間でやり取りし、情報の保存・消去を行う。通信部109はまた、他の装置との間で、アナログ信号又はディジタル信号の通信処理を行う。
入出力インターフェイス105にはまた、必要に応じてドライブ110が接続され、磁気ディスク111、光ディスク112、フレキシビルディスク113、又は半導体メモリ114などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部108にインストールされる。
なお、テストプログラム生成装置20、ログ生成装置10における処理は異なるコンピュータにて実行されてもよいし、一のコンピュータにより実行されてもよい。また、共通ログ作成処理とログ変換処理とを異なるプログラムとしてコンピュータに実行させることも可能である。その場合、例えばテストプログラム生成装置20内に共通ログ生成部を設けることも可能である。また、ログ変換部は、共通ログが参照できれば標準テスタログを生成することができる。すなわち、図1に示すログ生成システム1は、図7のように構成することも可能である。図7は、本実施の形態の変形例を示す図である。
図7に示すように、本変形例におけるログ生成システム40は、ログ生成装置50を有する。ログ生成装置50は、共通ログ作成部51、メモリ52、及びログ変換部53を有する。共通ログ作成部51は、テストパタンTP、変換ログA〜C及びテストプログラムA〜Cを使用する。なお、図1に示す共通ログ作成部11も必要に応じてテストプログラムA〜Cをも参照し、共通ログを作成してもよい。
そして、この共通ログ作成部51は、作成した共通ログを各テストプログラムA〜Cに例えばコメントとして挿入しておく。LSIテスタ31A〜31Cは、共通ログが挿入されたそれぞれテストプログラムA〜Cを実行し、それぞれテスタログA〜Cを生成する。なお、この際、テスタログA〜Cにも共通ログを挿入しておいてもよい。
このようにテストプログラムに共通ログを挿入しておくことで、ログ変換部53は、共通ログが挿入されたプログラムを参照してテスタログを標準テスタログに変換することができる。この場合、共通ログ作成部51が作成したテストプログラムを参照してもよいが、LSIテスタで使用しているテストプログラムを参照することも可能である。また、各LSIテスタ31A〜31C内にログ変換部を設けることも可能である。更に、テスタログA〜Cに共通ログ付加するようにすれば、ログ変換部53は、各テスタログAからそれぞれ標準テスタログA〜Cを生成することができる。
従来、複数のLSIテスタを使用してテストを行うような場合には、それぞれのLSIテスタに応じたテストプログラムが用意され、それぞれ異なるフォーマットのテスタログが出力されることとなり、よって、各テスタログを解析する解析装置等が別途必要であったが、本実施の形態においては、ログ変換部13がテストパタンと共通のフォーマットであって、その後の解析に必要な情報のみを抽出した標準テスタログに自動変換するため、システムの小型化、高効率化、低コスト化を図ることができる。
標準テスタログを自動生成することで、各LSIテスタの出力結果であるテスタログと各LSIテスタ用テストプログラムを作成する元となったテストパタンTPとの対応が容易に取れる。これにより、各LSIテスタのテストプログラム言語、出力フォーマットを理解する必要がなくなり、LSIテスタによるテスト結果に基づいた検証作業にかかる工数を大幅に削減することが可能となる。
また、標準テスタログを入力とし、この後段における故障解析・診断ルーツへの入力を統一することができる。更に、標準テスタログは、テスタ固有の情報を削除したものとし、必要な情報のみを記述させるようにすることで、解析・診断に必要な情報のみを簡単に取り出せることができる。更にまた、フェイルアドレスは、テストパタンに対応した表記方法に変換される。つまり、EDAツールから出力されるテストパタンにおけるアドレスと同一の形式でフェイルアドレスが得られるため、EDAツールとの連携が容易化する。
更に、LSIテスタ固有のテスタログは、LSIテスタにて使用するテストプログラム(テストベクタ)におけるアドレス(TESTERアドレス)でフェイルアドレスが表記されるが、標準テスタログにおいては、自動変換によりEDAテスタパタンにおけるEDAアドレスも表記されるため、ログ解析・故障解析の際に従来のように変換しなおす必要がなく、解析時間が短縮化する。
また、標準テスタログ生成装置は、標準テスタログ変換に必要な情報を共通のフォーマットの共通ログとして備えることで、テストパタンのフォーマットが変更になっても、又はLSIテスタの変更等によりテスタログのフォーマットが変更になっても、ログ変換部13は、同様の方法にて共通ログを参照し、所望の統一フォーマットとした標準テスタログに変換すればよい。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。上述の実施の形態におけるテストプログラム生成、共通ログ作成、ログ変換の各処理は、CPUにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することが可能であるが、この場合、コンピュータプログラムは、記録媒体に記録して提供することも可能であり、また、インターネットその他の伝送媒体を介して伝送することにより提供することも可能である。
本発明の実施の形態にかかるログ生成システムを示す模式図である。 本発明の実施の形態におけるテストプログラム生成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるログ生成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における共通ログ生成部が生成した共通ログの一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるログ変換部が生成した標準テスタログの一例を示す図である。 コンピュータのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の変形例を示す図である。 (a)は、テスト対象となる回路(被テスト回路)の端子に与える値を列挙したサイクルベースのテストパタンを示す図、(b)は、スキャンチェーンを用いたテストパタン(スキャンパタン)を示す図である。 図8(a)、図8(b)のようなテストパタンを変換したLSIテスタ用の固有のテストプログラムの一例を示す図である。 スキャン用メモリに格納するべきテストプログラム(スキャン用データ)を示す図である。 図10に示すテストプログラムを分割したテストプログラムを示す図である。 テストプログラムの実行結果(テスタログ)の一例を示す図である。
符号の説明
1 ログ生成システム
10 ログ生成装置
11,51 共通ログ作成部
12,22A〜22C,23A〜23C,32A〜32C メモリ
12,52 共通ログメモリ
13,53 ログ変換部
20 テストプログラム生成装置
21A〜21C 変換部
31A〜31C テスタ
40 ログ生成装置
100 コンピュータ
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 バス
105 入出力インターフェイス
106 入力部
107 出力部
108 記憶部
109 通信部
110 ドライブ
111 磁気ディスク
112 光ディスク
113 フレキシビルディスク
114 半導体メモリ

Claims (12)

  1. メモリを備えるコンピュータに所定の動作を実行させるためのプログラムであって、
    前記メモリは、被テスト回路をテストするための入力パタンをテスタで使用される固有のテストプログラムに変換する際に得られる変換情報が記憶されたものであって、
    前記変換情報を前記メモリから読出し、前記固有のテストプログラムにより前記被テスト回路をテストした結果得られる固有の結果情報を、前記変換情報を参照して前記入力パタンに対応付けた形式の標準結果情報に変換するステップを有するプログラム。
  2. 前記変換情報は、前記固有のテストプログラムに変換する際に得られる固有の変換情報が前記入力パタンに対応付けられた形式とされた共有変換情報であって、
    前記標準結果情報へ変換するステップでは、前記共通変換情報を前記メモリから読出し、当該共通変換情報を参照して前記固有の結果情報を前記標準結果情報に変換する
    ことを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  3. 前記共通変換情報は、各テスタで使用される固有のプログラム言語には依存しないフォーマットからなる
    ことを特徴とする請求項2記載のプログラム。
  4. 前記共通変換情報は前記テストプログラムに挿入されている
    ことを特徴とする請求項2記載のプログラム。
  5. 前記標準結果情報は、テスタ機種固有の情報が削除されたものである
    ことを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  6. 前記標準結果情報は、前記被テスト回路における不良発生箇所を特定する情報を含む
    ことを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  7. 前記入力パタンは、前記被テスト回路の論理シミュレーションで使用されたテストパタンであって、
    前記標準結果情報は、前記不良発生箇所を特定する情報として、前記入力パタンと同一形式のアドレス情報を含む
    ことを特徴とする請求項6記載のプログラム。
  8. 前記入力パタンを、前記被テスト回路をテストするための前記固有のテストプログラムに変換するステップを更に有する
    ことを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  9. 前記固有のテストプログラムに変換するステップでは、前記入力パタンが各テスタで使用されるプログラム言語に固有のテストプログラムに変換される
    ことを特徴とする請求項8記載のプログラム。
  10. 被テスト回路をテストするための入力パタンをテスタで使用される固有のテストプログラムに変換した際に得られる変換情報が当該入力パタンに対応付けられた形式とされた共通変換情報を保持するメモリと、
    前記共通変換情報を参照し、前記固有のテストプログラムにより前記被テスト回路をテストした結果得られる固有の結果情報を、前記入力パタンに対応付けた形式の標準結果情報に変換する標準結果情報変換部とを有するログ生成装置。
  11. 前記変換情報に基づき前記共通変換情報を生成する共通変換情報生成部を更に有する
    ことを特徴とする請求項10記載のログ生成装置。
  12. 被テスト回路をテストするための入力パタンを変換し、テスタで使用される固有のテストプログラムを生成するテストプログラム生成装置と、
    前記固有のテストプログラムにより前記被テスト回路をテストした固有の結果情報を、前記入力パタンに対応付けた形式の標準結果情報に変換するログ生成装置とを有し、
    前記ログ生成装置は、
    前記入力パタンから前記固有のテストプログラムを生成する際に得られる変換情報が前記入力パタンに対応付けられた形式とされた共通変換情報を保持するメモリと、
    前記共有変換情報を参照し、前記固有の結果情報を、前記標準結果情報に変換する標準結果情報変換部とを有するログ生成システム。
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