JP4462652B2 - Data recording / reproducing apparatus and method, and providing medium - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ記録再生装置および方法、並びに提供媒体に関し、特に、例えばダイジェスト再生等の特殊再生を実行する際に設定可能な、再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻を計算することにより、より容易に特殊再生の設定を行えるようにしたデータ記録再生装置および方法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近のMPEGに代表されるような帯域圧縮技術の発達により、例えば、映画などの長時間の音声データまたは映像データを光ディスクやハードディスク等の大容量の記録媒体に記録することが可能となってきた。
【0003】
これに伴い、長時間記録されたデータを短時間で確認再生するニーズが高まり、これに対応するため、通常の再生速度よりも高速の再生を行うダイジェスト再生が提案されている。例えば、画像データは、フレーム単位またはフィールド単位で1/2に間引かれ、音声データは、音声レベル検出を所定区間毎に行って得られた無音区間が再生されないようにすることにより、通常の2倍の再生速度で再生(ダイジェスト再生)することができる。
【0004】
また、バッファメモリに再生データまたは記録データを一旦格納することにより、記録と再生を同時に行うことができるような技術も開発されている。このような記録と再生を同時に行うことができる装置では、例えば、タイマ記録(予約録画または予約録音)が実行されている状態において、既に記録されたデータの先頭から、記録速度よりも速い再生速度でダイジェスト再生を実行し、再生が記録に追いついた時点(記録しているデータと再生しているデータが同一になった時点)で通常の再生を行うことも可能である。なお、以下、このような動作を追いつき再生と称する。また、このような装置では、ダイジェスト再生を通常の再生中に実行することも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、ダイジェスト再生の再生速度をどの程度に設定すべきかを判断する基準がないため、例えば、タイマ記録を実行している状態において、記録開始時刻からあまり時間が経過していないときに、再生速度を闇雲に高速に設定してダイジェスト再生を実行した場合、記録済みのデータが少ないため、予想以上に短時間でダイジェスト再生が終了してしまい、内容を把握することができない可能性があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、特殊再生の再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の設定を容易に行えるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のデータ記録再生装置は、記録されているデータの記録開始時刻からの経過時間または再生されているデータの未再生データ量を検出する検出手段と、検出手段により検出された経過時間または未再生データ量に対応して、特殊再生を実行する際に設定可能な、再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻とする範囲を計算する計算手段と、計算手段により計算された再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の範囲に対応して、特殊再生の再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の設定を行う設定手段と、設定手段による設定に対応して、特殊再生を実行する実行手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
請求項7に記載のデータ記録再生方法は、記録されているデータの記録開始時刻からの経過時間または再生されているデータの未再生データ量を検出する検出ステップと、検出ステップで検出された経過時間または未再生データ量に対応して、特殊再生を実行する際に設定可能な、再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻とする範囲を計算する計算ステップと、計算ステップで計算された再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の範囲に対応して、特殊再生の再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の設定を行う設定ステップと、設定ステップにおける設定に対応して、特殊再生を実行する実行ステップとを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項8に記載の提供媒体は、記録されているデータの記録開始時刻からの経過時間または再生されているデータの未再生データ量を検出する検出ステップと、検出ステップで検出された経過時間または未再生データ量に対応して、特殊再生を実行する際に設定可能な、再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻とする範囲を計算する計算ステップと、計算ステップで計算された再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の範囲に対応して、特殊再生の再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の設定を行う設定ステップと、設定ステップにおける設定に対応して、特殊再生を実行する実行ステップとを有するコンピュータプログラムを提供することを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載のデータ記録再生装置、請求項7に記載のデータ記録再生方法、および請求項8に記載の提供媒体においては、記録されているデータの記録開始時刻からの経過時間または再生されているデータの未再生データ量が検出され、検出された経過時間または未再生データ量に対応して、特殊再生を実行する際に設定可能な、再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻とする範囲が計算され、計算された再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の範囲に対応して、特殊再生の再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の設定が行われ、特殊再生が実行される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定することを意味するものではない。
【0012】
請求項1に記載のデータ記録再生装置は、記録されているデータの記録開始時刻からの経過時間または再生されているデータの未再生データ量を検出する検出手段(例えば、図1のタイムコードデータ検出部13または記録データ残量検出部15)と、検出手段により検出された経過時間または未再生データ量に対応して、特殊再生を実行する際に設定可能な、再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻とする範囲を計算する計算手段(例えば、図1の再生制御部16)と、計算手段により計算された再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の範囲に対応して、特殊再生の再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の設定を行う設定手段(例えば、図1の時間設定部29、速度設定部30、または時刻設定部31)と、設定手段による設定に対応して、特殊再生を実行する実行手段(例えば、図1のシステムコントロール部17)とを備えることを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載のデータ記録再生装置は、計算手段により計算された、再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻をユーザに提示する提示手段(例えば、図1の再生情報提示部32)をさらに備えることを特徴とする。
【0014】
図1は、本発明を適用したデータ記録再生装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。この例において、記録媒体としての光ディスク1は、ディスク駆動サーボ部2により駆動される。光学ピックアップ部3は、光ディスク1に記録されているデータを読み取り、再生データとして記録再生RF部4に出力するとともに、記録再生RF部4より供給される記録データを光ディスク1に記録する。記録再生RF部4は、光学ピックアップ部3より供給される再生データに対して復調処理および誤り訂正(ECCデコード)処理を施し、処理を施した再生データを、データバス6を介して出力する。また、記録再生RF部4は、バッファメモリ7に格納されている記録データを、データバス6を介して所定のタイミングで読み出し、読み出した記録データに対して、例えばRS符号(リードソロモン符号)などの誤り訂正符号の付加や、例えばEFM変調などの変調を行い、それを光学ピックアップ部3に出力する。バッファメモリ7は、供給されるデータを、アドレスバス5を介してシステムコントロール部17により指定されるアドレスに格納するようになされている。
【0015】
デマルチプレクス処理部8は、再生データがバッファメモリ7に所定の量蓄積されたタイミングで、それをデータバス6を介して読み出し、読み出した再生データに対して、デマルチプレクス処理を施し、得られた音声データと映像データを、それぞれ、再生音声データ処理部9と再生映像データ処理部11に出力する。また、デマルチプレクス処理部8は、デマルチプレクス処理を施して得られたデータを、さらに、タイムコードデータ検出部13または識別データ検出部14にも出力するようになされている。
【0016】
再生音声データ処理部9は、入力された音声データに対して、デコード処理を行い、デコードした音声データを、音声データD/A変換部10に出力する。音声データD/A変換部10は、再生音声データ処理部9から供給される音声データを、デジタルデータからアナログデータに変換した後、再生音声として出力する。再生映像データ処理部11は、デマルチプレクス処理部8から供給される映像データに対して、デコード処理を行い、デコードした映像データを、映像データD/A変換部12に出力する。映像データD/A変換部12は、入力された映像データを、デジタルデータからアナログデータに変換し、再生映像として出力する。
【0017】
タイムコードデータ検出部13は、デマルチプレクス処理部8より供給されたデータから、光ディスク1に記録されているデータの残量(残量時間)の検出や、再生または記録時の経過時間の検出に用いられるタイムコードデータを検出し、記録データ残量検出部15に出力する。識別データ検出部14は、例えば、光ディスク1のTOC(Table of Contents)に記録されている、無音区間または楽音区間を示す識別データを検出し、記録データ残量検出部15を介して、システムコントロール部17に出力する。
【0018】
記録データ残量検出部15は、タイムコードデータ検出部13より供給されるタイムコードデータから、データの残量または記録時の経過時間を検出し、システムコントロール部17または再生制御部16に出力するようになされている。再生制御部16は、記録データ残量検出部15より供給されるデータ残量または経過時間に対応して、特殊再生(ダイジェスト再生)を行う際に設定可能な、再生速度、再生所要時間、再生終了時刻を計算し、計算結果をシステムコントロール部17に出力するようになされている。
【0019】
受信部19は、アンテナ18を介して、図示せぬ放送局から送信された所定の放送番組(プログラム)を受信し、それを音声データと映像データに分離した後、それぞれを音声データA/D変換部20と映像データA/D変換部22に出力する。音声データA/D変換部20は、受信部19より供給された音声データに対して、所定のフィルタ処理や、例えば、サンプリング周波数が48.0KHz、量子化ビット数が16ビットのA/D変換処理を行い、処理を施した音声データを音声データ記録処理部21に出力する。映像データA/D変換部22は、受信部19より供給された映像データに対して、所定のフィルタ処理や、例えば、サンプリング周波数が13.5MHz、量子化ビット数が16ビットのA/D変換処理を行い、処理を施した映像データを映像データ記録処理部23に出力する。
【0020】
音声データ記録処理部21は、音声データA/D変換部20より供給された音声データに対して、例えば、MPEGオーディオのレイヤ1またはレイヤ2などの帯域圧縮処理を行い、圧縮した音声データを特徴検出部24およびマルチプレクス処理部26に出力する。映像データ記録処理部23は、映像データA/D変換部22より供給された映像データに対して、例えば、MPEGで規定されているMP/ML(Main Profile at Main Level)モードで所定の処理を行い、処理された映像データを特徴検出部24およびマルチプレクス処理部26に出力する。
【0021】
特徴検出部24は、例えば、音声データの無音区間検出、楽音区間検出、または映像データのシーンチェンジ区間検出などの、音声データまたは映像データの特徴的な区間を検出し、検出結果を識別データ生成部25に出力する。ここで、音声データの無音区間検出は、例えば、音声データA/D変換部20における音声データレベルを検出することにより可能であり、楽音区間は、例えば、「音情報を用いたビデオ ブラウジング インタフェース」(テレビジョン学会技術報告:1995年2月3日)に記載されているように、音声データをスペクトル解析し、そのケプストラム(cepstrum)などにより推定検出することができる。また、映像データのシーンチェンジ区間検出は、例えば、動きベクトルを用いて行うことが可能であることが知られている。
【0022】
識別データ生成部25は、特徴検出部24より供給された検出結果に応じた識別データを生成し、マルチプレクス処理部26に出力する。マルチプレクス処理部26は、音声データ記録処理部21より供給される音声データ、映像データ記録処理部23から供給される映像データ、識別データ生成部25より供給される識別データ、またはタイムコードデータ生成部27から供給されるタイムコードデータに対して、所定のマルチプレクス処理を行い、処理を施したデータを記録データとして、データバス6を介してバッファメモリ7に出力する。タイムコードデータ生成部27は、システムコントロール部17により制御され、所定のタイムコードデータを生成して、マルチプレクス処理部26に出力するようになされている。
【0023】
ユーザインタフェース部28は、記録、再生、特殊再生(ダイジェスト再生)、またはプログラム番号の選択等の指令や、再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻等の各種の設定情報が入力されるようになされており、入力された指令をシステムコントロール部17に出力するとともに、入力された設定情報のうち、再生所要時間を時間設定部29に、再生速度を速度設定部30に、再生終了時刻を時刻設定部31に、それぞれ出力する。時間設定部29は、特殊再生を実行する際の再生所要時間を、入力された再生所要時間に設定する。速度設定部30は、特殊再生を実行する際の再生速度を入力された再生速度に設定する。時刻設定部31は、特殊再生を実行する際の再生終了時刻を入力された再生終了時刻に設定する。
【0024】
システムコントロール部17は、ユーザインタフェース部28から入力される指令に対応して各種の処理を実行し、再生制御部16の計算結果に対応して時間設定部29、速度設定部30、または時刻設定部31における各設定を制御し、時間設定部29、速度設定部30、または時刻設定部31における設定に対応して、ダイジェスト再生を実行するようになされている。システムコントロール部17は、また、ディスク駆動サーボ部2、再生情報提示部32、またはタイムコードデータ生成部27を制御する。再生情報提示部32は、システムコントロール部17に制御され、ユーザインタフェース部28を介して、ユーザに各種の情報を提示するようになされている。
【0025】
図2は、ユーザインタフェース部28としての、操作パネルの構成例を示す図である。ユーザは、この操作パネルを介して、ダイジェスト再生の再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻等の設定情報を入力することができる。この例において、再生速度設定ボタン51は、ボタン51−1乃至51−8により構成されており、ボタン51−1乃至51−8は、それぞれ、再生速度を1倍速(×1)乃至8倍速(×8)に設定するとき操作される。表示部56は、ボタン51−1乃至51−8のうちの何れかが操作された場合において、操作されたボタンに対応する再生速度が設定可能であるとき、例えば緑色に点灯(または点滅)するようになされており、対応するボタンの再生速度が設定可能ではない場合、点灯(または点滅)しないようになされている。
【0026】
再生所要時間設定ボタン52は、ボタン52−1乃至52−6により構成されており、各ボタンは、再生所要時間(分)を、それぞれ、10分、20分、30分、60分、90分、または120分に設定するとき操作される。表示部57は、ボタン52−1乃至52−6のうちの何れかが操作された場合において、操作されたボタンに対応する再生所要時間が設定可能であるとき、例えば緑色に点灯(または点滅)するようになされており、対応する再生速度が設定可能ではない場合、点灯(または点滅)しないようになされている。
【0027】
再生終了時刻設定ボタン53は、ボタン53−1乃至53−5により構成されており、表示部58に表示されるダイジェスト再生の終了時刻の設定に用いられる。ボタン53−1は、再生終了時刻の時(hour)の設定を行うとき、ボタン53−2は、終了時刻の分(min(minute))の設定を行うとき、それぞれ操作される。ボタン53−4は、時または分を増加させるとき、ボタン53−5は、時または分を減少させるとき、それぞれ操作される。なお、時は24進または12進で増加または減少するようになされており、分は60進で増加または減少するようになされている。また、時を12進で増加または減少させる場合、午前を示すAMまたは午後を示すPMが、再生終了時刻とともに表示部58に表示される。さらに、再生終了時刻設定ボタン53のボタン53−4と53−5は、設定不可能な再生終了時刻には設定することができないようになされている(すなわち、設定可能な再生終了時刻の範囲の上限以上に増加させること、または、設定可能な再生終了時刻の下限以下に減少させることができない)。
【0028】
ダイジェスト再生モードボタン(DIGEST)54は、再生速度を設定可能な範囲の上限に設定してダイジェスト再生を行うとき操作される。例えば、いま、設定可能な再生速度が、1倍速(通常再生)乃至6倍速までの範囲であるとき、ダイジェスト再生モードボタン54を操作すると、再生速度がこの中で最も速い6倍速に設定され、ダイジェスト再生が実行される。
【0029】
中間速度ダイジェスト再生ボタン(MODERATE)55は、設定可能な再生速度(再生所要時間または再生終了時刻)のうちの中間の再生速度(中間の所要時間または中間の再生終了時刻)でダイジェスト再生を行うとき操作される。なお、記録または再生が実行されている状態で中間速度ダイジェスト再生を実行する場合、再生モードまたは記録モードの再生または記録が終了すると同時にダイジェスト再生が終了するように再生速度(再生所要時間または再生終了時刻)を設定するようにしてもよい。
【0030】
表示部59は、プログラム番号(PROGRAM No.)や、再生時の光ディスク1に記録されている再生対象データの未再生データ量(残量時間)または記録時の光ディスク1の空き容量(記録可能な残り時間)を示すバーが表示されるようになされている。
【0031】
図3は、図2の操作パネルの他の構成例を示す図である。表示部60は、光ディスク1から再生しているデータまたはそこに記録しているデータのプログラム番号(トラック番号)を表示するようになされている。再生速度設定ボタン61は、ボタン61−1乃至61−8により構成されており、各ボタンは、それぞれ、再生速度を1倍速乃至8倍速に設定するとき操作される。この例においては、ボタン61−1乃至61−8のうち、設定可能な再生速度に対応するボタンが、例えば緑色に点灯(または点滅)し、また、そのうちの、ユーザにより選択された(操作された)ボタンが、例えば赤色に点灯(または点滅)するようになされている。例えば、いま、設定可能な再生速度が2倍速乃至5倍速であるものとすると、対応するボタン61−2乃至61−5が緑色に点灯する。そして、この状態において、ユーザが例えば、4倍速に対応するボタン61−4を操作した場合、ボタン61−2乃至61−4が赤色で点灯する。
【0032】
再生所要時間設定ボタン62は、ボタン62−1乃至62−8により構成されており、各ボタンは、再生所要時間を、それぞれ30分乃至240分に設定するとき操作される。ボタン62−1乃至62−8は、ボタン61−1乃至61−8と同様に、設定可能な再生所要時間に対応するボタンが緑色に点灯し、ユーザにより操作された範囲が、例えば赤色で点灯するようになされている。いまの場合、設定可能な再生所要時間が30乃至150分とされており、それに対応するボタン62−1乃至62−5が緑色に点灯している。また、ユーザによりボタン62−3が操作された(すなわち、再生所要時間が90分に設定された)ことにより、ボタン62−1乃至62−3が赤色で点灯している状態とされている。
【0033】
表示部63には、再生時における光ディスク1に記録されている再生対象のデータの未再生データ量(残量)や、記録時における光ディスク1の空き容量を示すバーが、例えば、橙色で表示される。表示部64には、現在の時刻が表示され、表示部65には、再生終了時刻が表示されるようになされている。再生終了時刻設定ボタン66は、再生終了時刻の設定に用いられる。ボタン66−1は、再生終了時刻の設定を行うとき、または再生終了時刻の設定を終了するとき、操作される。ボタン66−2は、表示部65に表示されている再生終了時刻の時または分を増加させるとき操作される。ボタン66−3は、表示部65に表示されている再生終了時刻の時または分を減少させるとき操作される。ボタン66−4は、表示部65に表示されている再生終了時刻の時または分を選択するとき操作される。このボタン66−4を連続して操作した場合、時と分が交互に選択されるようになされている。
【0034】
以上のように、ダイジェスト再生を実行する際に設定可能な再生速度または再生所要時間と、ユーザによる設定を判別することができるように、対応するボタンを所定の色で点灯(または点滅)させることにより、ユーザは、設定可能な再生速度または再生所要時間と、設定(選択)した再生速度または再生所要時間とを、視覚的に判断することがきる。なお、ボタンの点灯時の色は、他の色にしても良い。また、ボタンを点灯させる代わりに、選択可能なボタンを突出させるようにしてもよい。この場合、選択不可能なボタンは、選択可能なボタンに比べて窪んだ状態となる。また、選択可能なボタンを音声でユーザに知らせるようにしてもよい。
【0035】
ここで、図2または図3の操作パネルにおいて、ユーザにより選択不可能なボタンが操作された場合の動作として以下の処理が考えられる。
(1) 選択可能な設定のうち、操作されたボタンに対応する設定に最も近い設定にする。
(2) 選択不可能なことを示す表示または音声の出力を行う。
(3) 選択可能な設定のうち、最短でダイジェスト再生が終了するような設定にする(すなわち、ダイジェスト再生モードボタン54またはダイジェスト再生モードボタン64を操作した場合と同様の処理が実行される)。
【0036】
なお、本発明の実施の形態においては、(3)に示した動作が実行されるものとする。
【0037】
図4は、例えば、光ディスク1に記録されている所定のプログラム(番組)を、その先頭から再生速度を設定してダイジェスト再生を行う場合、または、それを通常再生している状態において再生速度を設定してダイジェスト再生を実行する場合における未再生データ量(残量)時間と設定可能再生速度の関係の例を示す図である。この例においては、プログラムの未再生データの残量時間が90分であるとき、設定可能な再生速度は、1倍速(通常再生)乃至6倍速とされる。
【0038】
図5は、例えば、所定のプログラムを、その先頭から再生所要時間を設定してダイジェスト再生を行う場合、または、通常再生している状態において再生所要時間を設定してダイジェスト再生を実行する場合における未再生データの残量時間と設定可能再生所要時間の関係の例を示す図である。この例においては、プログラムの未再生データの残量時間が90分であるとき、設定可能な再生所要時間は、20分乃至90分(通常再生)とされる。
【0039】
図6は、例えば、光ディスク1に記録されている所定のプログラムを、その始めから再生終了時刻を設定してダイジェスト再生を行う場合、または、通常再生している状態において再生終了時刻を設定してダイジェスト再生を実行する場合における、未再生データの残量時間と設定可能再生終了時刻の関係の例を示す図である。この例においては、現在の時刻が8時であるものとし、そのプログラムの未再生データの残量時間が90分であるものとすると、設定可能な再生終了時刻は、8時30分乃至9時30分とされる。
【0040】
図7は、例えば、所定のプログラムを記録(タイマ記録)している状態(記録開始時刻から所定の時間が経過してる状態)において、既に記録されたプログラム(データ)の先頭から所定の再生速度(記録速度よりも速い速度)でダイジェスト再生を実行し、ダイジェスト再生が記録に追いついたとき(すなわち、再生データと記録データが同一になったとき)、以降において通常再生を実行するモード(以下、追いつき再生モードと称する)における動作特性の例を示す図である。この例において、特性線Aは、タイマ記録開始時刻Pからの記録経過時間と記録データ量(記録時間)の関係を示すものである。例えば、記録開始時刻から1時間が経過した時点では、記録されているデータ量も1時間分である。特性Bは、タイマ記録開始時刻Pからの記録内容を現時刻Rからダイジェスト再生を実行する場合の特性の一例を示している。この例においては、時刻Tで記録動作に追いつく(すなわち、時刻Tでダイジェスト再生しているデータと記録しているデータが同一になる)ものとし、そのときの再生所要時間をa(分)、記録データ量をc(分)とすると、再生速度v(倍速)は、以下のようにして求めることができる。
v=c/a ・・・(1)
【0041】
そして、この例においては、時刻T乃至Wの期間では、タイマ記録と同時に通常再生が実行されることになる。例えば、図8に示すように、時刻8時にタイマ記録が開始され、時刻10時にタイマ記録が終了するものとし、現時刻が9時であるものとする。この状態で、時刻9時30分に再生が終了するようにダイジェスト再生を実行した場合、時刻9時30分にダイジェスト再生がタイマ記録に追いつき、この時刻から時刻10時までは、タイマ記録動作と通常再生が同時に行われることになる。
【0042】
なお、例えば、タイマ記録終了時刻Wに近い時刻R’でダイジェスト再生を開始した場合、ダイジェスト再生がタイマ記録に追いつかない(ダイジェスト再生が追いつく前にタイマ記録が終了する)場合がある。この場合、図の特性Dのように時刻Wでタイマ記録が終了した後は、ダイジェスト再生のみが継続して実行されることになる。
【0043】
図9は、タイマ記録が実行されている状態で再生速度を設定してダイジェスト再生を実行する場合におけるタイマ記録の経過時間と設定可能再生速度の関係の一例を示す図である。この例においては、タイマ記録を開始してから2時間後に記録が終了するものとし、タイマ記録を開始してからの経過時間が30分であるものとすると、設定可能再生速度は1乃至2倍速とされている。
【0044】
ここで、図10に示すように、タイマ記録の開始から終了までの時間をT0とし、時刻t1でダイジェスト再生を開始させるものとすると、そのときの再生速度vを、
v=T0/(T0−t1)・・・(2)
と設定すれば、タイマ記録の終了と同時にダイジェスト再生を終了させることができる。
【0045】
図11は、例えば、開始から2時間後に終了するようなタイマ記録を行っている場合において再生所要時間を設定してダイジェスト再生を行うときの、タイマ記録経過時間と設定可能な再生所要時間の関係の一例を示す図である。この例においては、タイマ記録が開始されてからの経過時間が60分のとき、設定可能再生所要時間は20分乃至60分とされる。
【0046】
以上に示した関係に基づいて、再生制御部16は、設定可能な再生所要時間、再生速度、または再生終了時刻を計算するようになされている。
【0047】
以上においては、特殊再生としてダイジェスト再生について説明したが、キュー(早送り再生)またはレビュー(逆早送り再生)モードのような特殊再生においても本発明を適用することができる。図12は、所定のプログラムの未再生データ(レビューモードの場合、再生済みデータ)の残量時間とキューまたはレビューモードの再生速度の関係の一例を示す図である。この例において、特性Eは、残量時間が、30分乃至60分の間である時、再生速度は4倍速であり、60分乃至90分の間であるとき、再生速度は6倍速であるといったように、離散的な特性とされている。一方、特性Fは、残量時間が30分までの設定可能な再生速度は2倍速であるが、以降において、再生速度は、残量時間に比例して連続的に増加するようになされている。
【0048】
次に、図13乃至図15のフローチャートを参照して、図1のデータ記録再生装置の動作について説明する。なお、以下の説明において、操作パネルとして図3の操作パネルを用いるものとる。まず、ステップS10において、ユーザは、ユーザインタフェース部28(操作パネル)を介して、記録、再生、またはダイジェスト再生等の動作モードの指令を入力する。ステップS11において、システムコントロール部17は、ユーザにより指令された動作モードが記録モードであるか否かを判定し、指令された動作モードは記録モードであると判定した場合、ステップS46(図15)に進み、以降の処理が実行される。ステップS11において、指令された動作モードが記録モードではない(すなわち、指令されたモードは再生モード(ダイジェスト再生モード)である)と判定された場合、ステップS12に進み、識別データ検出部14は、ユーザにより入力された、再生対象となるデータ(プログラム)のプログラム番号を検出する。ステップS13において、システムコントロール部17は、検出されたプログラム番号を、図3の表示部60に表示する。
【0049】
ステップS14に進み、記録データ残量検出部15は、再生対象データの未再生データ量(残量)を検出し、ステップS15において、システムコントロール部17は、図3の表示部63に、検出された残量を示すバーを、例えば橙色で表示する。ステップS16に進み、システムコントロール部17は、未再生データが存在するか否かを判定し、未再生データが存在しない(すなわち、全て再生した)と判定した場合、ステップS17において、システムコントロール部17は、再生情報提示部32を制御して、例えば、図示せぬスピーカ等から「残量がありません」等の音声を出力することにより、ユーザに対して注意を促した後、ステップS44(図14)に進み、以降の処理を実行する。
【0050】
ステップS16において、まだ再生していないデータが存在すると判定された場合、ステップS18に進み、システムコントロール部17は、指令されたモードがダイジェスト再生または追いつき再生(以下、これらを個々に区別する必要がない場合、単にダイジェスト再生と表記する)モードであるか否かを判定し、指令されたモードは、ダイジェスト再生モードではないと判定した場合、ステップS19に進み、通常再生モードの実行を開始し、ステップS20において、通常再生モードが終了したか否かを判定する。ステップS20で、通常再生モードが終了したと判定された場合、ステップS43(図14)に進み、移行の処理が実行される。
【0051】
ステップS20において、通常再生モードはまだ終了していないと判定された場合、ステップS21に進み、記録データ残量検出部15は、未再生データ量を検出する。ステップS22において、システムコントロール部17は、再生情報提示部32を制御して、表示部63の残量の表示を、検出された未再生データ量に対応する表示に更新させ(すなわち、バーの長さを、検出された未再生データ量に対応する長さに変化させ)、ステップS23で、まだ未再生データが存在するか否かを判定する。ステップS23において、まだ未再生のデータが存在すると判定された場合、ステップS20に戻り、以降の処理が実行される。ステップS23において、未再生データが存在しない(すなわち、再生が終了した)と判定された場合、ステップS43に進み、以降の処理が実行される。
【0052】
ステップS18において、指令されたモードは、ダイジェスト再生モードであると判定された場合、ステップS24に進み、再生制御部16は、検出された残量(または記録モードにおける経過時間)に対応して、ダイジェスト再生の実行時に設定することができる、再生所要時間、再生速度、または再生終了時刻を計算する。続いてステップS25において、システムコントロール部17は、再生制御部16により計算された再生所要時間、再生速度、または再生終了時刻に対応して、再生情報提示部32を制御して、図3の操作パネルの各ボタンのうち、選択可能なボタンを、例えば緑色で点灯させる。
【0053】
ステップS26において、指令されたモードはデフォルトモードであるか(すなわち、図3のダイジェスト再生モードボタン67または中間速度ダイジェスト再生モードボタン68が操作されたか)否かが判定され、指令されたモードはデフォルトモードである(ダイジェスト再生モードボタン67または中間速度ダイジェスト再生モードボタン68が操作された)と判定された場合、ステップS27に進み、指令されたモードは中間速度ダイジェスト再生モードであるか否かが判定される。ステップS27において、指令されたモードは中間速度ダイジェスト再生モードであると判定された場合、ステップS28において、速度設定部30は、再生速度を設定可能な範囲内の中間速度に設定し、ステップS33(図14)に進む。
【0054】
ステップS27において、指令されたモードは中間速度ダイジェスト再生モードではないと判定された場合、ステップS29において、速度設定部30は、再生速度を設定可能な範囲内の最高速度に設定し、ステップS33に進む。
【0055】
ステップS26において、デフォルトモードは指令されていない(ユーザの設定によるダイジェスト再生モードである)と判定された場合、ステップS30に進み、ユーザは、設定情報(再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻)を入力する。続いて、ステップS31において、システムコントロール部17は、ユーザにより入力された設定情報が、設定可能な設定情報であるか否かを判定し、入力された設定情報は設定不可能であると判定した場合、ステップS29に進み、以降の処理を実行する。
【0056】
ステップS31において、入力された設定情報が設定可能であると判定された場合、ステップS32において、時間設定部29、速度設定部30、または時刻設定部31は、入力された設定情報に対応する設定を行う。続いて、ステップS33に進み、システムコントロール部17は、再生情報提供部32を制御して、ユーザにより入力された設定情報に対応するボタンを赤色で点灯させ、ステップS34において、ダイジェスト再生を開始する。
【0057】
ステップS35において、システムコントロール部17は、ダイジェスト再生が終了したか(再生停止の指令が入力されたか、設定された再生終了時刻になったか、または、再生データが無くなった(ダイジェスト再生のデータが記録モードで記録されているデータと同一になった)か)否かが判定され、ダイジェスト再生が終了したと判定された場合、ステップS36に進み、記録モードが実行されているか(すなわち、追いつき再生モードであるか)否かが判定され、記録モードが実行されている(追いつき再生モードである)と判定された場合、ステップS45に進み、以降の処理が実行される。ステップS36において、記録モードは実行されていない(追いつき再生モードではない)と判定された場合、処理を終了する。
【0058】
ステップS35において、ダイジェスト再生は終了していないと判定された場合、ステップS37に進み、記録データ残量検出部15は、未再生データ量(または記録モードにおける経過時間)を検出する。ステップS38において、システムコントロール部17は、再生情報提示部32を制御して、表示部63の残量の表示を、検出された未再生データ量に対応する表示に更新(ずなわち、バーの長さを、検出された未再生データ量に対応する長さに変化)させる。ステップS39において、再生制御部15は、検出された未再生データ量(または記録モードにおける経過時間)に対応して、設定可能な、再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻を計算し、ステップS40において、システムコントロール部17は、再生情報提示部32を制御して、計算された再生所要時間、再生速度、または再生終了時刻に対応して、図3の操作パネルの各ボタンのうち、選択可能なボタンの点灯を更新させる(選択可能となったボタンの点灯または選択不可能となったボタンの消灯を行う)。
【0059】
ステップS42において、システムコントロール部17は、まだ未再生データが存在するか否かを判定し、まだ再生していないデータが存在すると判定した場合、ステップS35に戻り、以降の処理を再び実行する。ステップS42において、未再生データが無い(すなわち、ダイジェスト再生が終了した)と判定された場合、ステップS43に進み、他のモードを実行するか(または他のモードが実行されているか)否かが判定される。ステップS43において、他のモードは実行しない(他のモードは実行されていない)と判定された場合、処理を終了する。
【0060】
ステップS43において、他のモードを実行する(他のモードが実行されている)と判定された場合、ステップS44に進み、記録モードが実行されているか(すなわち、追いつき再生モードであるか)否かが判定され、記録モードは実行されていない(追いつき再生モードではない)と判定された場合、ステップS10に戻り、以降の処理が実行される。
【0061】
ステップS44において、記録モードが実行されている(追いつき再生モードである)と判定された場合、ステップS45に進み、タイマ記録モードが実行されているか否かが判定され、タイマ記録モードではない(すなわち、通常の記録モードである)と判定された場合、ステップS53に進み、以降の処理が実行される。ステップS45において、タイマ記録モードが実行されていると判定された場合、ステップS58に進み、以降の処理が実行される。
【0062】
ステップS46において、記録データ残量検出部15は、光ディスク1の空き容量および記録開始時刻からの経過時間を検出し、ステップS47で、システムコントロール部17は、再生情報提示部32を制御して、図3の表示部63に、検出された空き容量を示すバーを表示させる。ステップS48において、空き容量があるか否かが判定され、空き容量がないと判定された場合、ステップS49に進み、上書き記録を実行するか(記録済みのデータに上書きして記録するか)否かが判定される。ステップS49において、上書き記録を実行しないと判定された場合(すなわち、ユーザにより上書き記録を実行しないとする指令が入力された場合)、ステップS50において、システムコントロール部17は、再生情報提示部32を制御して、例えば、「記録が実行されません」等の音声を出力させることにより、ユーザに対して警告を行わせ、ステップS59に進む。ステップS49において、上書き記録を実行すると判定された場合(すなわち、ユーザにより、上書き記録を実行する指令が入力された場合)、ステップS51に進む。
【0063】
ステップS48において、空き容量があると判定された場合、ステップS51に進み、現在のモードがタイマ記録モードであるか否かが判定される。ステップS51において、現在のモードはタイマ記録モードではないと判定された場合、ステップS52に進み、システムコントロール部17は、通常記録モードの実行を開始する。ステップS53で、通常記録モードが終了したか否かが判定され、通常記録モードが終了したと判定された場合、ステップS59に進み、以降の処理が実行される。ステップS53において、通常記録モードは終了していないと判定された場合、ステップS60に進み、以降の処理が実行される。
【0064】
ステップS51において、現在のモードがタイマ記録モードであると判定された場合、ステップS54に進み、ユーザにより、タイマ記録の開始時刻と終了時刻が設定される。ステップS55において、タイマ記録モードの開始時刻になったか否かが判定され、まだ開始時刻ではないと判定された場合、ステップS56に進み、システムコントロール部17は一旦待機し、ステップS55に戻る。
【0065】
ステップS55において、タイマ記録モードの開始時刻となったと判定された場合、ステップS57に進み、システムコントロール部17は、タイマ記録モードの実行を開始する。次に、ステップS58において、タイマ記録モードの終了時刻になったか否かが判定され、タイマ記録モードの終了時刻となったと判定された場合、ステップS59に進み、他のモードを実行するか否かが判定される。ステップS59において、他のモードを実行すると判定された場合、ステップS10に戻り、以降の処理が実行される。ステップS59において、他のモードは実行されないと判定された場合、処理を終了する。
【0066】
ステップS58において、タイマ記録モードの終了時刻にはなっていないと判定された場合、ステップS60に進み、ダイジェスト再生が実行されているか(すなわち、追いつき再生モードであるか)否かが判定される。ステップS60において、ダイジェスト再生モードが実行されていない(追いつき再生モードではない)と判定された場合、ステップS58に戻り、以降の処理が実行される。ステップS60において、ダイジェスト再生モードが実行されている(追いつき再生モードである)と判定された場合、ステップS35に戻り、以降の処理が実行される。
【0067】
なお、本発明の実施の形態においては、記録媒体として光ディスク1を用いたが、勿論、他の記録媒体を用いる場合においても、本発明を適用することができる。
【0068】
また、上記各種の処理を行うコンピュータプログラムは、磁気ディスク、CD−ROMなどの記録媒体を介してユーザに提供したり、ネットワークなどの提供媒体を介してユーザに提供し、必要に応じて内蔵するRAMやハードディスクなどに記録して利用させるようにすることができる。
【0069】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1に記載のデータ記録再生装置、請求項7に記載のデータ記録再生方法、および請求項8に記載の提供媒体によれば、記録されているデータの記録開始時刻からの経過時間または再生されているデータの未再生データ量を検出し、検出された経過時間または未再生データ量に対応して、特殊再生を実行する際に設定可能な、再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻とする範囲を計算するようにしたので、例えば、ダイジェスト再生を行う際の再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻などの設定をより容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ記録再生装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のユーザインタフェース部18としての操作パネルの構成例を示す図である。
【図3】図2の操作パネルの他の構成例を示す図である。
【図4】未再生データ量と設定可能再生速度の関係の一例を示す図である。
【図5】未再生データ量と設定可能再生所要時間の関係の一例を示す図である。
【図6】未再生データ量と設定可能再生終了時刻の関係の一例を示す図である。
【図7】追いつき再生モードにおける動作特性の一例を示す図である。
【図8】追いつき再生モードを説明する図である。
【図9】タイマ記録経過時間と設定可能再生速度の関係の一例を示す図である。
【図10】追いつき再生モードにおける動作特性の一例を説明する図である。
【図11】タイマ記録経過時間と設定可能再生時間の関係の一例を示す図である。
【図12】キューまたはレビューモードにおける動作特性の一例を示す図である。
【図13】図1のデータ記録再生装置の動作を説明するフローチャートである。
【図14】図13に続くフローチャートである。
【図15】図14に続くフローチャートである。
【符号の説明】
1 光ディスク, 2 ディスク駆動サーボ部, 3 光学ピックアップ部,4 記録再生RF部, 5 アドレスバス, 6 データバス, 7 バッファメモリ, 8 デマルチプレクス処理部, 9 再生音声データ処理部, 10 音声データD/A変換部, 11 再生映像データ処理部, 12 映像データD/A変換部, 13 タイムコードデータ検出部, 14 識別データ検出部, 15 記録データ残量検出部, 16 再生制御部, 17 システムコントロール部, 18 アンテナ, 19 受信部, 20 音声データA/D変換部, 21 音声データ記録処理部, 22 映像データA/D変換部, 23 映像データ記録処理部, 24 特徴検出部, 25 識別データ生成部, 26 マルチプレクス処理部, タイムコードデータ生成部, 28 ユーザインタフェース部, 29 時間設定部, 30 速度設定部, 31 時刻設定部, 32 再生情報提示部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a data recording / reproducing apparatus and method, and a providing medium, and in particular, by calculating a reproduction speed, a time required for reproduction, or a reproduction end time that can be set when performing special reproduction such as digest reproduction, for example. The present invention also relates to a data recording / reproducing apparatus and method, and a providing medium, which can set special reproduction more easily.
[0002]
[Prior art]
With the recent development of band compression techniques represented by MPEG, for example, it has become possible to record long-time audio data or video data such as movies on a large-capacity recording medium such as an optical disk or a hard disk. .
[0003]
Accordingly, there is an increasing need for confirming and reproducing data recorded for a long time in a short time, and in order to respond to this, digest reproduction that performs reproduction at a higher speed than the normal reproduction speed has been proposed. For example, the image data is thinned out in half in frame units or field units, and the audio data is reproduced in a normal manner by preventing the silent section obtained by performing the audio level detection every predetermined section from being reproduced. Playback (digest playback) can be performed at twice the playback speed.
[0004]
In addition, a technique has been developed that allows recording and reproduction to be performed simultaneously by temporarily storing reproduction data or recording data in a buffer memory. In an apparatus capable of performing such recording and reproduction at the same time, for example, in a state where timer recording (reserved recording or reserved recording) is being executed, a reproduction speed faster than the recording speed from the beginning of the already recorded data. It is also possible to perform digest playback and perform normal playback at the time when playback catches up with recording (when the recorded data becomes the same as the data being played back). Hereinafter, such an operation is referred to as catch-up reproduction. In such an apparatus, digest reproduction can also be executed during normal reproduction.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, conventionally, there is no standard for determining how much the playback speed of digest playback should be set. For example, in a state where timer recording is being executed, when not much time has passed since the recording start time, If digest playback is executed with the playback speed set to high speed, the digest playback will be completed in a shorter time than expected because the recorded data is small, and the content may not be understood. It was.
[0006]
The present invention has been made in view of such a situation, and makes it possible to easily set the playback speed of special playback, the time required for playback, or the playback end time.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The data recording / reproducing apparatus according to
[0008]
The data recording / reproducing method according to
[0009]
The providing medium according to
[0010]
In the data recording / reproducing apparatus according to
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below, but in order to clarify the correspondence between each means of the invention described in the claims and the following embodiments, in parentheses after each means, The features of the present invention will be described with the corresponding embodiment (however, an example) added. However, of course, this description does not mean that each means is limited to the description.
[0012]
The data recording / reproducing apparatus according to
[0013]
The data recording / reproducing apparatus according to
[0014]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration example of an embodiment of a data recording / reproducing apparatus to which the present invention is applied. In this example, an
[0015]
The
[0016]
The reproduction audio
[0017]
The time code
[0018]
The recording data remaining
[0019]
The receiving
[0020]
The audio data
[0021]
The
[0022]
The identification
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
FIG. 2 is a diagram illustrating a configuration example of an operation panel as the
[0026]
The required playback time setting button 52 includes buttons 52-1 to 52-6, and each button sets the required playback time (minutes) to 10 minutes, 20 minutes, 30 minutes, 60 minutes, and 90 minutes, respectively. Or when set to 120 minutes. When any of the buttons 52-1 to 52-6 is operated, the display unit 57 is lit in green (or flashes), for example, when the required playback time corresponding to the operated button can be set. When the corresponding playback speed is not settable, it is not lit (or flashes).
[0027]
The playback end
[0028]
The digest playback mode button (DIGEST) 54 is operated when performing digest playback with the playback speed set to the upper limit of the settable range. For example, when the playback speed that can be set is in the range from 1 × speed (normal playback) to 6 × speed, operating the digest playback mode button 54 sets the playback speed to the fastest 6 × speed. Digest playback is executed.
[0029]
An intermediate speed digest playback button (MODERATE) 55 is used to perform digest playback at an intermediate playback speed (intermediate required time or intermediate playback end time) among settable playback speeds (required playback time or playback end time). Operated. When performing medium speed digest playback while recording or playback is being performed, playback speed (required playback time or playback end so that digest playback ends at the same time playback or recording in playback mode or recording mode ends. Time) may be set.
[0030]
The
[0031]
FIG. 3 is a diagram showing another configuration example of the operation panel of FIG. The
[0032]
The required playback time setting button 62 includes buttons 62-1 to 62-8, and each button is operated when the required playback time is set to 30 minutes to 240 minutes, respectively. Buttons 62-1 to 62-8, like buttons 61-1 to 61-8, are lit in green corresponding to the playback time that can be set, and the range operated by the user is lit in red, for example. It is made to do. In this case, the settable reproduction required time is 30 to 150 minutes, and the corresponding buttons 62-1 to 62-5 are lit in green. Further, when the button 62-3 is operated by the user (that is, the required playback time is set to 90 minutes), the buttons 62-1 to 62-3 are lit in red.
[0033]
On the display unit 63, an unreproduced data amount (remaining amount) of reproduction target data recorded on the
[0034]
As described above, the corresponding button is lit (or flashed) in a predetermined color so that the playback speed or playback time that can be set when performing digest playback and the setting by the user can be discriminated. Thus, the user can visually determine the set playback speed or playback required time and the set (selected) playback speed or playback required time. The color when the button is lit may be other colors. Further, instead of lighting the button, a selectable button may be projected. In this case, the buttons that cannot be selected are depressed compared to the selectable buttons. Further, the user may be notified of selectable buttons by voice.
[0035]
Here, in the operation panel of FIG. 2 or FIG. 3, the following processing can be considered as an operation when a user selects a button that cannot be selected.
(1) Of the selectable settings, the setting closest to the setting corresponding to the operated button is set.
(2) A display or sound output indicating that selection is impossible is performed.
(3) Among the selectable settings, a setting is made such that digest playback is completed in the shortest time (that is, processing similar to that performed when the digest playback mode button 54 or the digest playback mode button 64 is operated).
[0036]
In the embodiment of the present invention, the operation shown in (3) is assumed to be executed.
[0037]
FIG. 4 shows, for example, a case where a predetermined program (program) recorded on the
[0038]
FIG. 5 shows, for example, a case where a predetermined program is played back by setting the required playback time from the beginning, or when the playback time is set and the digest playback is executed in the normal playback state. It is a figure which shows the example of the relationship between the residual time of unreproduced data, and the setting required reproduction | regeneration time. In this example, when the remaining amount of unreproduced data in the program is 90 minutes, the settable reproduction time is 20 minutes to 90 minutes (normal reproduction).
[0039]
FIG. 6 shows, for example, a case where a predetermined program recorded on the
[0040]
FIG. 7 shows, for example, a predetermined playback speed from the beginning of a program (data) already recorded in a state where a predetermined program is recorded (timer recording) (a state in which a predetermined time has elapsed from the recording start time). A mode in which digest playback is executed at a speed higher than the recording speed and digest playback catches up with recording (that is, when playback data and recording data are the same), and thereafter normal playback is executed (hereinafter, It is a figure which shows the example of the operation characteristic in a catch-up reproduction mode). In this example, the characteristic line A indicates the relationship between the recording elapsed time from the timer recording start time P and the recording data amount (recording time). For example, when one hour has elapsed from the recording start time, the amount of data recorded is also one hour. A characteristic B shows an example of a characteristic in the case where the digest reproduction is executed from the current time R for the recorded contents from the timer recording start time P. In this example, it is assumed that the recording operation catches up at time T (that is, the data being digest-reproduced and the data being recorded become the same at time T), and the time required for reproduction at that time is a (minute), If the recording data amount is c (minutes), the reproduction speed v (double speed) can be obtained as follows.
v = c / a (1)
[0041]
In this example, during the period from time T to time W, normal reproduction is executed simultaneously with timer recording. For example, as shown in FIG. 8, it is assumed that timer recording starts at
[0042]
For example, when digest playback is started at time R ′ close to timer recording end time W, digest playback may not catch up with timer recording (timer recording ends before digest playback catches up). In this case, after timer recording ends at time W as shown by characteristic D in the figure, only digest reproduction is continuously executed.
[0043]
FIG. 9 is a diagram showing an example of the relationship between the elapsed time of timer recording and the settable playback speed when digest playback is executed with the playback speed set while timer recording is being executed. In this example, assuming that the recording ends 2 hours after the start of the timer recording and the elapsed time from the start of the timer recording is 30 minutes, the settable playback speed is 1 to 2 times faster. It is said that.
[0044]
Here, as shown in FIG. 10, assuming that the time from the start to the end of timer recording is T0 and digest playback is started at time t1, the playback speed v at that time is
v = T0 / (T0-t1) (2)
Is set, the digest reproduction can be ended simultaneously with the end of the timer recording.
[0045]
FIG. 11 shows, for example, the relationship between the timer recording elapsed time and the settable required playback time when performing the digest playback by setting the required playback time in the case of performing timer recording that ends two hours after the start. It is a figure which shows an example. In this example, when the elapsed time from the start of the timer recording is 60 minutes, the settable reproduction required time is 20 minutes to 60 minutes.
[0046]
Based on the relationship shown above, the
[0047]
In the above, digest playback has been described as special playback. However, the present invention can also be applied to special playback such as a cue (fast forward playback) or review (reverse fast forward playback) mode. FIG. 12 is a diagram showing an example of the relationship between the remaining time of unreproduced data (reproduced data in the case of the review mode) of the predetermined program and the reproduction speed of the cue or review mode. In this example, the characteristic E is that when the remaining time is between 30 minutes and 60 minutes, the playback speed is 4 times faster, and when it is between 60 minutes and 90 minutes, the playback speed is 6 times faster. As described above, the characteristics are discrete. On the other hand, in the characteristic F, the playback speed that can be set up to a remaining time of 30 minutes is double speed, but the playback speed is continuously increased in proportion to the remaining time thereafter. .
[0048]
Next, the operation of the data recording / reproducing apparatus of FIG. 1 will be described with reference to the flowcharts of FIGS. In the following description, the operation panel shown in FIG. 3 is used as the operation panel. First, in step S10, the user inputs an operation mode command such as recording, reproduction, or digest reproduction via the user interface unit 28 (operation panel). In step S11, the
[0049]
In step S14, the recording data remaining
[0050]
In step S16, when it is determined that there is data that has not been reproduced yet, the process proceeds to step S18, and the
[0051]
If it is determined in step S20 that the normal playback mode has not yet ended, the process proceeds to step S21, and the remaining recording
[0052]
If it is determined in step S18 that the commanded mode is the digest playback mode, the process proceeds to step S24, and the
[0053]
In step S26, it is determined whether or not the commanded mode is the default mode (that is, whether or not the digest playback mode button 67 or the intermediate speed digest playback mode button 68 in FIG. 3 has been operated), and the commanded mode is the default mode. If it is determined that the mode is selected (the digest playback mode button 67 or the intermediate speed digest playback mode button 68 has been operated), the process proceeds to step S27, and it is determined whether or not the commanded mode is the intermediate speed digest playback mode. Is done. If it is determined in step S27 that the commanded mode is the intermediate speed digest playback mode, in step S28, the
[0054]
If it is determined in step S27 that the commanded mode is not the intermediate speed digest playback mode, in step S29, the
[0055]
If it is determined in step S26 that the default mode is not instructed (the digest playback mode is set by the user), the process proceeds to step S30, and the user sets the setting information (playback speed, playback required time, or playback end time). ). Subsequently, in step S31, the
[0056]
If it is determined in step S31 that the input setting information is settable, in step S32, the
[0057]
In step S35, the
[0058]
If it is determined in step S35 that the digest reproduction has not ended, the process proceeds to step S37, and the remaining recording
[0059]
In step S42, the
[0060]
If it is determined in step S43 that another mode is to be executed (other mode is being executed), the process proceeds to step S44, and whether or not the recording mode is being executed (that is, the catch-up reproduction mode). Is determined, and it is determined that the recording mode is not executed (not the catch-up reproduction mode), the process returns to step S10, and the subsequent processing is executed.
[0061]
If it is determined in step S44 that the recording mode is being executed (it is a catch-up playback mode), the process proceeds to step S45, where it is determined whether or not the timer recording mode is being executed. , It is determined that the recording mode is a normal recording mode), the process proceeds to step S53, and the subsequent processing is executed. If it is determined in step S45 that the timer recording mode is being executed, the process proceeds to step S58, and the subsequent processing is executed.
[0062]
In step S46, the remaining recording
[0063]
If it is determined in step S48 that there is free space, the process proceeds to step S51, and it is determined whether or not the current mode is the timer recording mode. If it is determined in step S51 that the current mode is not the timer recording mode, the process proceeds to step S52, and the
[0064]
If it is determined in step S51 that the current mode is the timer recording mode, the process proceeds to step S54, and the start time and end time of timer recording are set by the user. In step S55, it is determined whether or not the start time of the timer recording mode has been reached. If it is determined that it is not yet the start time, the process proceeds to step S56, where the
[0065]
If it is determined in step S55 that the timer recording mode start time has come, the process proceeds to step S57, and the
[0066]
If it is determined in step S58 that the end time of the timer recording mode has not been reached, the process proceeds to step S60, where it is determined whether digest playback is being performed (that is, whether it is the catch-up playback mode). If it is determined in step S60 that the digest playback mode has not been executed (not the catch-up playback mode), the process returns to step S58, and the subsequent processing is executed. If it is determined in step S60 that the digest playback mode is being executed (the catch-up playback mode), the process returns to step S35, and the subsequent processing is executed.
[0067]
In the embodiment of the present invention, the
[0068]
In addition, the computer program for performing the above-described various processes is provided to the user via a recording medium such as a magnetic disk or a CD-ROM, or is provided to the user via a provision medium such as a network, and is incorporated as necessary. It can be recorded on RAM or hard disk for use.
[0069]
【The invention's effect】
As described above, according to the data recording / reproducing apparatus according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration example of a data recording / reproducing apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a diagram illustrating a configuration example of an operation panel as the
FIG. 3 is a diagram showing another configuration example of the operation panel of FIG. 2;
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of a relationship between an unreproduced data amount and a settable reproduction speed.
FIG. 5 is a diagram showing an example of the relationship between the amount of unreproduced data and a settable reproduction required time.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a relationship between an unreproduced data amount and a settable reproduction end time.
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of operation characteristics in a catch-up reproduction mode.
FIG. 8 is a diagram for explaining a catch-up reproduction mode.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a relationship between a timer recording elapsed time and a settable playback speed.
FIG. 10 is a diagram for explaining an example of operation characteristics in a catch-up reproduction mode.
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of a relationship between a timer recording elapsed time and a settable playback time.
FIG. 12 is a diagram illustrating an example of operation characteristics in a cue or review mode.
FIG. 13 is a flowchart for explaining the operation of the data recording / reproducing apparatus of FIG. 1;
FIG. 14 is a flowchart following FIG. 13;
FIG. 15 is a flowchart following FIG. 14;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (8)
記録されているデータの記録開始時刻からの経過時間または再生されているデータの未再生データ量を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記経過時間または前記未再生データ量に対応して、前記特殊再生を実行する際に設定可能な、再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻とする範囲を計算する計算手段と、
前記計算手段により計算された前記再生速度、前記再生所要時間、または前記再生終了時刻の範囲に対応して、前記特殊再生の再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の設定を行う設定手段と、
前記設定手段による前記設定に対応して、前記特殊再生を実行する実行手段と
を備えることを特徴とするデータ記録再生装置。In a data recording / reproducing apparatus that performs special reproduction in a state where predetermined data is recorded or reproduced on a recording medium,
Detection means for detecting an elapsed time from the recording start time of the recorded data or an unreproduced data amount of the reproduced data;
Corresponding to the elapsed time or the amount of unreproduced data detected by the detection means , a range that can be set when executing the special reproduction is set as a reproduction speed, a required reproduction time, or a reproduction end time. Calculation means;
Setting means for setting the playback speed, the required playback time, or the playback end time for the special playback corresponding to the range of the playback speed, the required playback time, or the playback end time calculated by the calculating means; ,
A data recording / reproducing apparatus comprising: execution means for executing the special reproduction in response to the setting by the setting means.
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生装置。The data recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein the data is video data or audio data.
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生装置。The data recording / reproducing apparatus according to claim 1, further comprising a presenting unit that presents to the user the reproduction speed, the time required for reproduction, or the reproduction end time calculated by the calculation unit.
ことを特徴とする請求項3に記載のデータ記録再生装置。The data recording / reproducing apparatus according to claim 3, wherein the presenting unit performs display corresponding to the reproduction speed, the reproduction required time, or the reproduction end time.
ことを特徴とする請求項3に記載のデータ記録再生装置。The data recording / reproducing apparatus according to claim 3, wherein the presenting means outputs a sound corresponding to the reproduction speed, the time required for reproduction, or the reproduction end time.
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生装置。The execution means is configured to end the special reproduction at the same time as the recording or the reproduction ends in response to the setting by the setting means in a state where the special reproduction is executed simultaneously with the recording or reproduction. The data recording / reproducing apparatus according to claim 1, wherein special reproduction is performed.
記録されているデータの記録開始時刻からの経過時間または再生されているデータの未再生データ量を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出された前記経過時間または前記未再生データ量に対応して、前記特殊再生を実行する際に設定可能な、再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻とする範囲を計算する計算ステップと、
前記計算ステップで計算された前記再生速度、前記再生所要時間、または前記再生終了時刻の範囲に対応して、前記特殊再生の再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の設定を行う設定ステップと、
前記設定ステップにおける前記設定に対応して、前記特殊再生を実行する実行ステップと
を備えることを特徴とするデータ記録再生方法。In a data recording / reproducing method in a data recording / reproducing apparatus for performing special reproduction in a state where predetermined data is recorded or reproduced on a recording medium,
A detection step of detecting an elapsed time from the recording start time of the recorded data or an unreproduced data amount of the reproduced data;
Corresponding to the elapsed time or the amount of unreproduced data detected in the detection step, a range that can be set when executing the special reproduction is set as a reproduction speed, a required reproduction time, or a reproduction end time. A calculation step;
A setting step for setting the playback speed, the required playback time, or the playback end time for the special playback corresponding to the range of the playback speed, the required playback time, or the playback end time calculated in the calculating step; ,
A data recording / reproducing method comprising: executing the special reproduction in response to the setting in the setting step.
記録されているデータの記録開始時刻からの経過時間または再生されているデータの未再生データ量を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出された前記経過時間または前記未再生データ量に対応して、前記特殊再生を実行する際に設定可能な、再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻とする範囲を計算する計算ステップと、
前記計算ステップで計算された前記再生速度、前記再生所要時間、または前記再生終了時刻の範囲に対応して、前記特殊再生の再生速度、再生所要時間、または再生終了時刻の設定を行う設定ステップと、
前記設定ステップにおける前記設定に対応して、前記特殊再生を実行する実行ステップと
を有するコンピュータプログラムを提供することを特徴とする提供媒体。In a providing medium for providing a computer program used in a data recording / reproducing apparatus that performs special reproduction in a state where predetermined data is recorded or reproduced on a recording medium,
A detection step of detecting an elapsed time from the recording start time of the recorded data or an unreproduced data amount of the reproduced data;
Corresponding to the elapsed time or the amount of unreproduced data detected in the detection step, a range that can be set when executing the special reproduction is set as a reproduction speed, a required reproduction time, or a reproduction end time. A calculation step;
A setting step for setting the playback speed, the required playback time, or the playback end time for the special playback corresponding to the range of the playback speed, the required playback time, or the playback end time calculated in the calculating step; ,
A providing medium comprising: an execution step of executing the special reproduction in response to the setting in the setting step.
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