JP4460541B2 - コンテンツ送受信先認証方法、コンテンツ送受信先認証システムおよびプログラム - Google Patents
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UPnPを用いることによって、ホームネットワークの機器同士が通信可能となり、視聴覚情報などのコンテンツを各機器間で送受信することができるようになる。
また、特許文献2では、携帯電話を用いて、遠隔地から自宅の家電機器を操作する場合、Webサーバが毎回異なるパスワードを自動的に発行することで、携帯電話の使用者による煩わしいパスワード入力やユーザ名入力なしに、高いセキュリティを維持することができる技術が開示されている。
そして、サービス管理サーバは、第1の情報家電機器と第1のゲートウェイとの識別情報、および、第2の情報家電機器と第2のゲートウェイとの識別情報を対応付けて認証情報として記憶し、第1のゲートウェイと第2のゲートウェイは、サービス管理サーバが記憶する認証情報を受信した場合以外は、自身のネットワークの外部と通信を行うことができないように設定される。
さらに、第2のゲートウェイは、サービス管理サーバから受信した認証情報、および、トンネリング技術を用いることで、第1のゲートウェイと通信を行い、この第1のゲートウェイ経由で第1の情報家電機器が記憶するコンテンツを受信し、第2の情報家電機器にコンテンツを出力する。
かかる発明によれば、異なるネットワークに存在し、コンテンツの送受信を行う第1の情報家電機器と第2の情報家電機器を、サービス管理サーバによって事前に認証することができる。
そして、第1の設定機器は、入力された第1の情報家電機器と第1のゲートウェイとの識別情報をサービス管理サーバに送信し、また、サービス管理サーバが記憶した認証情報を携帯機器に書き込み、第2の設定機器は、その携帯機器から少なくとも認証情報の一部を読み取ることで、サービス管理サーバに対して、第2の情報家電機器と第2のゲートウェイとの識別情報とを含んだ情報の送信を行う。
かかる発明によれば、携帯機器を使用することで、サービス管理サーバに対する第2の情報家電機器などの設定を容易に行うことができる。
かかる発明によれば、携帯機器の記憶する登録情報がサービス管理サーバから登録完了情報を含んでいることで、認証の確実性を高めることができる。
かかる発明によれば、コンテンツを暗号化して送受信することで、セキュリティを高めることができる。
かかる発明によれば、コンテンツ送受信先認証方法をコンピュータに実行させることができる。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のコンテンツ送受信先認証システムの全体構成図である。コンテンツ送受信先認証システムSは、大きく、ホームネットワーク1(第1のネットワーク)、ホームネットワーク2(第2のネットワーク)、サービス管理サーバ3、および、ネットワーク4から構成される。
情報家電機器制御プロトコルプロキシ部112は、UPnPなどの機能としてテレビ22(詳細は後記)が行うホームネットワーク2内での広告メッセージの定期的ブロードキャストを、テレビ22に代わってホームネットワーク1内で行うものである。
なお、広告メッセージとは、ホームネットワーク内の各機器が、自身の機器の種類(テレビ、DVDレコーダ、冷蔵庫など)を、ホームネットワーク内の他の各機器に対して、たとえば数十秒ごとに伝達する信号のことである。この広告メッセージを受信することによって、各機器は、自身のホームネットワーク内に接続されている他の機器を認識することができる。
パケット転送部113は、パケットを転送したり、サービス管理サーバ3からゲートウェイ21のIPアドレスを受信したりするものである。
設定PC13は、DVDレコーダ12をサービス管理サーバ3に対して設定するためのPCであり、キーボードなどの入力部131を備えている。
なお、移動先は、たとえば、ホテル、友人宅、インターネットカフェなど、情報家電機器などが設けられていれば、どこでもよい。
テレビ22は、視聴覚情報を出力する装置であり、表示部221などを備えている。
設定PC23は、テレビ22をサービス管理サーバ3に対して設定するためのPCであり、キーボードなどの入力部231を備えている。
なお、設定PC23の代わりに、ユーザが設定PC13を持参し、その設定PC13をゲートウェイ21とテレビ22に接続して使用してもよい。
機器ID331には、DVDレコーダ12の機器IDが登録される。
ユーザID332には、ユーザが所持するIDが登録される。
ゲートウェイIPアドレス333には、ゲートウェイ11のIPアドレスが登録される。
機器ID341には、テレビ22の機器IDが登録される。
ユーザID342には、ユーザが所持するIDが登録される。
ゲートウェイIPアドレス343には、ゲートウェイ21のIPアドレスが登録される。
まず、ユーザは、自宅、すなわちホームネットワーク1内におり、設定PC13の入力部131を操作することで、DVDレコーダ12をコンテンツの配信元としてサービス管理サーバ3に登録するための情報(登録情報)をゲートウェイ11に送信する(ステップS210)。登録情報には、DVDレコーダ12の機器IDとユーザIDが含まれる。
なお、ステップS210における設定PC13による登録情報の送信先は、ゲートウェイ11としなくても、サービス管理サーバ3としてもよい。そして、その場合も、ゲートウェイ11の認証部111は、その登録情報をサービス管理サーバ3に転送する。
そして、サービス管理サーバ3は、配信元の登録が完了したことを通知する応答メッセージ(登録完了情報)を、ゲートウェイ11を経由して、設定PC13に送信する(ステップS220)。
ユーザは、設定PC23の入力部231を操作することで、テレビ22をコンテンツの配信先としてサービス管理サーバ3に登録するための情報(登録情報)をゲートウェイ21に送信する(ステップS230)。登録情報には、テレビ22の機器IDとユーザIDが含まれる。
なお、ステップS230における設定PC23による登録情報の送信先は、ゲートウェイ21としなくても、サービス管理サーバ3としてもよい。そして、その場合も、ゲートウェイ21の認証部211は、その登録情報をサービス管理サーバ3に転送する。
そして、サービス管理サーバ3は、配信先の登録が完了したことを通知するメッセージを、ゲートウェイ21を経由して、設定PC23に送信する(ステップS240)。
なお、ステップS253では、ゲートウェイ21がホームネットワーク2内に広告メッセージを単に転送してブロードキャストするのではなく、ゲートウェイ21が情報家電機器制御プロトコルプロキシ部212を用いて定期的に、DVDレコーダ12に代わってホームネットワーク2内に広告メッセージをブロードキャストするようにしてもよい。
このようにして、DVDレコーダ12とテレビ22は、ゲートウェイ11とゲートウェイ21を介してお互いを認識し、機器制御プロトコルによるデータの送受信をすることが可能となる。
すなわち、ユーザがテレビ22を操作すると、テレビ22はネットワーク4経由でDVDレコーダ12に対し、情報家電機器制御プロトコルによりコンテンツ122の送信要求に関するメッセージを送信する。そして、そのメッセージを受けたDVDレコーダ12は、情報家電機器制御プロトコルによって記憶部121のコンテンツ122をテレビ22に送信する。そうすると、テレビ22は、表示部221に、その受信したコンテンツ122を表示する。
すなわち、ゲートウェイ11とゲートウェイ12は、サービス管理サーバ3が記憶する認証情報32を受信した場合以外は、自身のネットワークの外部と通信を行うことができない。したがって、サービス管理サーバ3で配信元の情報家電機器と配信先の情報家電機器を対応付けて認証情報32として記憶し、その認証情報32を使用してゲートウェイ11とゲートウェイ12が通信できるようになることで、DVDレコーダ12の記憶部121に記憶されたコンテンツ122の意図しない流出(不特定の情報家電機器への配信)や、第三者によるコンテンツ122への不正アクセスなどを防止することができる。
さらに、サービス管理サーバ3は、配信元や配信先を登録した後に、登録完了情報(応答メッセージ)をユーザ側の機器(設定PC13など)に返すことで、認証の確実性を高めることができる。
なお、コンテンツ送受信先認証システムSにおける各機器の処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを所定の者が作成し、各機器で使用することができる。
さらに、サービス管理サーバ3で認証情報32を管理することで、ゲートウェイ11とゲートウェイ21が最初から直接通信する場合に比べ、特に、双方のユーザが異なる場合などには、相手側のゲートウェイの信頼性をサービス管理サーバ3が保証してくれるので、不正なゲートウェイなどと通信する可能性を低減することができ、より安全な通信を行うことができる。
また、設定PC13や設定PC23は、必須の構成ではなく、DVDレコーダ12やテレビ22で情報の入力などができるのであれば、省略してもかまわない。
また、配信元のユーザと配信先のユーザは、同一人物でなくても、別の者であってもよい。
次に、図3を参照しながら、第2実施形態のコンテンツ送受信先認証システムについて説明する(適宜図1参照)。図3は、第2実施形態のコンテンツ送受信先認証システムの全体構成図である。なお、図3のコンテンツ送受信先認証システムS1は、図1のコンテンツ送受信先認証システムSと比べて、ユーザが携帯する携帯デバイス5があり、また、設定PC13aと設定PC23aに、それぞれ、携帯デバイス書込部132と携帯機デバイス読取部232が設けられている点で異なっており、それ以外の構成については、説明を省略する。
設定PC13aの携帯デバイス書込部132は、接続された携帯デバイス5に情報を書き込む装置である。
設定PC23aの携帯機デバイス読取部232は、接続された携帯デバイス5から情報を読み取る装置である。
次に、ユーザは、設定PC13aの入力部131を操作することで、DVDレコーダ12をコンテンツの配信元としてサービス管理サーバ3に登録するための情報(登録情報)をゲートウェイ11に送信する(ステップS410)。登録情報には、DVDレコーダ12の機器IDとユーザIDが含まれる。
登録情報を受信したサービス管理サーバ3は、配信元を登録する(ステップS415)、すなわち、記憶部31の認証情報32の配信元データ33において、機器ID331にDVDレコーダ12の機器IDを記憶し、ユーザID332にユーザIDを記憶し、ゲートウェイIPアドレス333にゲートウェイ11のIPアドレスを記憶する。
そして、サービス管理サーバ3は、配信元の登録が完了したことを通知する応答メッセージを、ゲートウェイ11を経由して、設定PC13aに送信する(ステップS420)。
次に、ユーザが、携帯デバイス5を持参して、ホームネットワーク2に移動したものとする(ステップS425)。
続いて、ユーザは、設定PC23aの入力部231を操作することで、テレビ22をコンテンツの配信先としてサービス管理サーバ3に登録するための情報(登録情報)を携帯デバイス5から読み出し、ゲートウェイ21に送信する(ステップS430)。この際、携帯デバイス5から読み出した登録情報(サービス管理サーバ3の配信元データ33における機器ID331、ユーザID332およびゲートウェイIPアドレス333に対応する情報)を使用することで、ユーザは、サービス管理サーバ3の認証情報32を特定するための情報入力などを省くことができる。
その後のステップS435〜S460は、図2のステップS235〜S260と同様であるので、説明を省略する。
たとえば、情報家電機器として、DVDレコーダとテレビを例に挙げて説明したが、それ以外に、PC、HDDレコーダ、FAX、電話機、電子レンジ、冷蔵庫、エアコン、ドアホンなど、ネットワークに接続でき、コンテンツを送受信できるものであれば、何でもよい。
その他、具体的な構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
3 サービス管理サーバ
4 ネットワーク
5 携帯デバイス
11,21 ゲートウェイ
12 DVDレコーダ
13,13a,23,23a 設定PC
22 テレビ
31 記憶部
Claims (9)
- 第1のネットワークに、
視聴用のコンテンツを記憶し、また、自身のネットワーク内での情報家電機器同士の通信を可能にする情報家電機器制御プロトコルによって通信を含む情報処理を行う第1の情報家電機器と、
その第1の情報家電機器と接続され、前記第1のネットワークの外部と通信を行う第1のゲートウェイと、が設けられ、
第2のネットワークに、
前記情報家電機器制御プロトコルによって通信を含む情報処理を行う第2の情報家電機器と、
その第2の情報家電機器と接続され、前記第2のネットワークの外部と通信を行う第2のゲートウェイと、が設けられ、
さらに、外部ネットワークを介して、前記第1のゲートウェイおよび前記第2のゲートウェイと接続されたサービス管理サーバを備えたコンテンツ送受信先認証システムによるコンテンツ送受信先認証方法であって、
前記サービス管理サーバは、
前記第1の情報家電機器と前記第1のゲートウェイとの識別情報、および、前記第2の情報家電機器と前記第2のゲートウェイとの識別情報を対応付けて認証情報として記憶し、
前記第1のゲートウェイと前記第2のゲートウェイは、前記サービス管理サーバが記憶する前記認証情報を受信した場合以外は、自身のネットワークの外部と通信を行うことができないように設定され、
前記第2のゲートウェイは、
前記サービス管理サーバから受信した前記認証情報、および、トンネリング技術を用いることで、前記第1のゲートウェイと通信を行い、この第1のゲートウェイ経由で前記第1の情報家電機器が記憶する前記コンテンツを受信し、前記第2の情報家電機器に前記コンテンツを出力する
ことを特徴とするコンテンツ送受信先認証方法。 - 前記コンテンツ送受信先認証システムは、
前記第1の情報家電機器と前記第1のゲートウェイとの識別情報とを前記サービス管理サーバに記憶させるときに操作する第1の設定機器と、
その第1の設定機器に対して着脱可能であり、情報を記憶する携帯機器と、
前記第2の情報家電機器と前記第2のゲートウェイとの識別情報とを前記サービス管理サーバに記憶させるときに操作する第2の設定機器と、をさらに備え、
前記第1の設定機器は、入力された前記第1の情報家電機器と前記第1のゲートウェイとの識別情報を前記サービス管理サーバに送信し、また、前記サービス管理サーバが記憶した前記認証情報を前記携帯機器に書き込み、
前記第2の設定機器は、その携帯機器から少なくとも前記認証情報の一部を読み取ることで、前記サービス管理サーバに対して、前記第2の情報家電機器と前記第2のゲートウェイとの識別情報とを含んだ情報の送信を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ送受信先認証方法。 - 前記サービス管理サーバは、前記第1の情報家電機器と前記第1のゲートウェイとの識別情報を記憶したときに、前記第1の設定機器に対して登録完了情報を送信し、
前記携帯機器は、前記認証情報に加えて前記登録完了情報を記憶することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ送受信先認証方法。 - 前記第1の情報家電機器は、
前記第2の情報家電機器に前記コンテンツを送信するときに、そのコンテンツを暗号化することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ送受信先認証方法。 - 第1のネットワークに、
視聴用のコンテンツを記憶し、また、自身のネットワーク内での情報家電機器同士の通信を可能にする情報家電機器制御プロトコルによって通信を含む情報処理を行う第1の情報家電機器と、
その第1の情報家電機器と接続され、前記第1のネットワークの外部と通信を行う第1のゲートウェイと、が設けられ、
第2のネットワークに、
前記情報家電機器制御プロトコルによって通信を含む情報処理を行う第2の情報家電機器と、
その第2の情報家電機器と接続され、前記第2のネットワークの外部と通信を行う第2のゲートウェイと、が設けられ、
さらに、外部ネットワークを介して、前記第1のゲートウェイおよび前記第2のゲートウェイと接続されたサービス管理サーバを備えたコンテンツ送受信先認証システムであって、
前記サービス管理サーバは、
前記第1の情報家電機器と前記第1のゲートウェイとの識別情報、および、前記第2の情報家電機器と前記第2のゲートウェイとの識別情報を対応付けて認証情報として記憶し、
前記第1のゲートウェイと前記第2のゲートウェイは、前記サービス管理サーバが記憶する前記認証情報を受信した場合以外は、自身のネットワークの外部と通信を行うことができないように設定され、
前記第2のゲートウェイは、
前記サービス管理サーバから受信した前記認証情報、および、トンネリング技術を用いることで、前記第1のゲートウェイと通信を行い、この第1のゲートウェイ経由で前記第1の情報家電機器が記憶する前記コンテンツを受信し、前記第2の情報家電機器に前記コンテンツを出力する
ことを特徴とするコンテンツ送受信先認証システム。 - 前記第1の情報家電機器と前記第1のゲートウェイとの識別情報とを前記サービス管理サーバに記憶させるときに操作する第1の設定機器と、
その第1の設定機器に対して着脱可能であり、情報を記憶する携帯機器と、
前記第2の情報家電機器と前記第2のゲートウェイとの識別情報とを前記サービス管理サーバに記憶させるときに操作する第2の設定機器と、をさらに備え、
前記第1の設定機器は、入力された前記第1の情報家電機器と前記第1のゲートウェイとの識別情報を前記サービス管理サーバに送信し、また、前記サービス管理サーバが記憶した前記認証情報を前記携帯機器に書き込み、
前記第2の設定機器は、その携帯機器から少なくとも前記認証情報の一部を読み取ることで、前記サービス管理サーバに対して、前記第2の情報家電機器と前記第2のゲートウェイとの識別情報とを含んだ情報の送信を行う
ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ送受信先認証システム。 - 前記サービス管理サーバは、前記第1の情報家電機器と前記第1のゲートウェイとの識別情報を記憶したときに、前記第1の設定機器に対して登録完了情報を送信し、
前記携帯機器が記憶する前記登録情報は、前記登録完了情報を含むことを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ送受信先認証システム。 - 前記第1の情報家電機器は、
前記第2の情報家電機器に前記コンテンツを送信するときに、そのコンテンツを暗号化することを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ送受信先認証システム。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のコンテンツ送受信先認証方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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