JP4455727B2 - Drainage pipe system in building - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物内の排水管システムに関し、特に、建物内において、居住環境の変化に伴う衛生器具の変更及び移動に伴う衛生器具への配管路の変更が容易な建物内排水管システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般のコンクリート建造物内における給排水配管は、コンクリートスラブの下、つまり下階の天井内に配管設置スペースを設けて配管し、予め用意したスラブ貫通穴を通してスラブ上に立ち上げ、配置される衛生器具と接続させて構成されており、このような給排水配管方式は、一般に、床下配管と呼ばれている。
近年、特に高層建築物の集合住宅においては、住戸内のコンクリートスラブと床との間に配管設置スペースを設けて、その空間内に給排水配管を設けるのが主流となってきており、このような給排水配管方式は、一般に、床上配管と呼ばれている。この床上配管は、従来の床下配管に比べ、下階に影響を与えずに施工することができる点で大きなメリットがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、最近では、特に高層建築物の集合住宅においては、台所、洗面所等における電気器具及び衛生器具の進歩により、また、居住者が同じ住居に長く生活する際に家族構成等の変化に伴う住居内のレイアウトの変更により、例えば衛生器具等に係る住戸内の配管の変更が多くなってきている。
例えば、このような衛生器具を移設をする場合、これら衛生器具に関する住戸内の給水管、給湯管及び排水管の更新を行なわなければならない。特に、排水管の場合は、衛生器具から、シャフト室内に立設されている合流排水立管までの排水の移動を自然流下に依存するために、各衛生器具から合流排水立管までの排水横枝管及び合流排水横枝管は、所定の勾配を設けて設置されなければならず、そのために、既存の、つまり移設しない衛生器具の排水横枝管の取り付け位置に対し、移設する衛生器具の排水横枝管との取り付け位置が制約されることとなる。
【0004】
例えば、給水横枝管や給湯横枝管は、一般に配管径が排水横枝管に比べかなり細いので、配管同士を重ねても、配管設置スペース内に比較的楽に収めることができるので、給水横枝管や給湯横枝管については、配管同士を交差することができる。しかし、排水横枝管の場合は、給水横枝管や給湯横枝管に比して、管径が大きいために、配管同士を交差させようとすると、二重床の配管設置スペース内に収まらず、といって、躯体コンクリートの上下階間のスラブ間隔を変えることは、居住スペースの天井高さを低くすることになって問題である。
また、排水横枝管同士の交差を避けるように、例えば、移設する衛生器具の排水管路を迂回して設けようとすると、排水管路を徒に長くしなければならず、排水用の配管コストの面でも、また排水能力の面でも間題である。
また、以前は、一住戸に対して、排水立管を複数本立てて、最寄りの衛生器具の排水横枝管を接続する施工方法をとつていたが、最近では、合流排水管継ぎ手の排水搬送能力の向上とコストダウンを目的として、合流排水横枝管に衛生器具の排水を集めて、1本の排水立管に接続する方法を取っている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】
一般的な集合住宅における住戸内の排水管システムの場合、合流排水立管の合流排水立管継手に合流排水横枝管を接続し、各衛生器具は、夫々、排水横枝管を介して、合流排水横枝管の途中および末端に接続されている合流排水管継手に接続し、排水横枝管を介して、衛生器具に接続する構成となつている。
例えば、図5に示す従来の一般的な集合住宅における住戸内の排水管システム58の場合には、例えば、排水立管又は排水桝(何れも図示されていない)に、合流排水横枝管59が、排水の流れる方向60側で接続固定されている。本例においては、衛生器具として、例えば、洗面器4、洗濯機パン5及びユニットバス6が設けられている。洗面器4の排水横枝管61は、洗面器用の分岐管部62に接続し、この分岐管部62は、前記合流排水横枝管59に接続している合流排水管継ぎ手63から分岐している。この合流排水管継ぎ手63に対して上流側には、合流排水横枝管64が接続しており、この合流排水横枝管64には、分岐管部65を有する合流排水管継ぎ手66が接続している。洗濯機パン5の排水横枝管67は、前記分岐管部65に接続している。前記合流排水管継ぎ手66に対して上流側には、合流排水横枝管68が接続しており、この合流排水横枝管68には、分岐管部69を有する合流排水管継ぎ手70が接続している。ユニットバス6の排水横枝管71は、前記分岐管部69に接続している。合流排水管継ぎ手70に対して上流側には、合流排水横枝管72が接続している。
【0006】
この従来例において、洗面器4を、図5の合流排水横枝管59、64、68、72の中心軸を結ぶ軸線73に対して右側の位置から、軸線73に対して左側に移設する場合、この移設は合流排水横枝管を結ぶ軸線73を跨ぐ移設となるので、まず、(1)洗面器4の排水横枝管61を合流排水管継ぎ手63の分岐管部62から外し、(2)次いで、合流排水管継ぎ手63を合流排水横枝管59及び64から外す。(3)(i)合流排水横枝管59及び64と合流排水管継ぎ手63の接続が、メカニカル接続やゴムリング等による差し込み接続等であり、着脱可能により再使用可能である場合には、接続する配管のシール部材を交換して、合流排水管継ぎ手63を該軸線73を中心に回転させ、合流排水管継ぎ手63の分岐管部62の向きを、軸線73に対して左側に向けて、合流排水管継ぎ手63を合流排水横枝管56及び64に接続する。(ii)しかし、合流排水横枝管59及び64と合流排水管継ぎ手63の接続が、ねじ込み接続や接着接続などのように着脱不能な場合には、再使用が可能ではないから、新しい合流排水管継手63を、その分岐管部62の向きを、軸線73に対して左側に向けて、合流排水横枝管59及び64に接続する。(4)このように配管したところで、洗面器4の排水横枝管61を合流排水管継ぎ手63の分岐管部62に接続する。このような要領で、洗濯機パン5及びユニットバス6について、据え付けられている位置から、軸線73に対して反対側の位置に移動させる。
【0007】
以上のように、従来の排水管システムにおいては、合流排水横枝管を跨いで配管を変更する住戸内の衛生器具の移設には、その衛生器具の排水管を合流排水管継ぎ手の排水横枝管から外し、さらに、その合流排水管継ぎ手を片側又は前後の合流排水横枝管から外して、その全体を敷設し直さなければならず、そのために、多くの労力を費やして問題とされていた。また、図5に示す実施例において、例えばユニットバス6を図5の実線の位置から、その下流側で軸線73に対して左側の一点鎖線で示されるユニットバス6′の位置に移設しようとする場合、合流排水管継ぎ手がメカニカル継ぎ手であるときは、該合流排水管継ぎ手70を合流排水横枝管68及び72より外して、分岐管部69が軸線73に対して左側にくるように配置して、排水横枝管71′を配管してユニットバス6′と再接続することとなるが、ユニットバス6′は、合流排水管継ぎ手70に対し下流側になるために、ユニットバス6′に取り付けられた排水横枝管71′の排水経路は、合流排水横枝管内の排水の流れに対し逆方向となるために、流れの反転する部分を生じて、排水搬送性能が大きく低下することとなり、問題である。そこで、合流排水管継ぎ手70は、ユニットバス6′の位置に合わせて下流側に移動させて、合流排水横枝管に接続されることとなる。したがって、その下流側の合流排水横枝管も、合流排水管継ぎ手の接続位置に合わせて新規に敷設することとなり、コストが掛かり問題である。
そこで、これらの必要とする費用及び労力を考慮して、合流排水横枝管を跨がない限度の衛生器具の配置の変更に妥協するとしても、衛生器具を使用する上での不便さが残り問題であり、このように衛生器具の配置の自由度が大きく制限されてしまうことについても問題とされている。
本発明は、衛生器具の移設に伴う排水用配管の変更の際の問題点を解決することを目的としている。
【0008】
【問題点を解決するための手段】
本発明は、衛生器具の移設の際に排水用配管の変更を自由に且つ簡単に行うことができる配管システムを提供することを目的としている。
即ち本発明は、建物内の合流排水横枝管に接続する排水ヘッダーと、該排水ヘッダーに着脱自在に接続する複数の排水横枝管とからなる建物内排水管システムにおいて、該排水ヘッダーは複数個の合流排水管継ぎ手を回動自在に連結してなることを特徴とする建物内排水管システムにある。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の建物内排水管システムにおいては、合流排水横枝管は、排水立管又は排水桝に、夫々管継ぎ手を介して接続されており、この合流排水横枝管に、衛生器具の排水横枝管を接続するために、分岐管部を有する合流排水管継ぎ手が使用されている。本発明において、排水ヘッダーは、複数の合流排水管継ぎ手で構成されており、その排水ヘッダーの継ぎ手構造は、合流排水管継ぎ手内の合流排水に、一以上の排水横枝管内の排水をスムーズに合流させるようになっており、上流の合流排水管継ぎ手の接続部と下流の合流排水管継ぎ手の接続部を直線上に配置し、その直線に対し、傾き、例えば45°程度の傾きを有する直線上に排水横枝管を接続配置する構成となっている。本発明において、排水ヘッダーを有する建物内排水管システムは、下階に影響を与えずに施工できるように、住戸内のコンクリートスラブと床の間に配設するのに適している。
【0010】
本発明において、合流排水管継ぎ手は、その両端は、共に接続用端部であり、合流排水横枝管又は合流排水管継ぎ手の接続用端部に、ゴムリング等のシール部材によりシールされた状態で回動可能で接続可能に形成される。前記両端の接続用端部は、シールされた状態で回動可能に接続できれば、同一の接続構造とすることができ、又は異なる接続構造とすることができる。接続構造は、シールされた状態で回動可能に接続されるものであり、ゴムリングを使用する差込み接続やハウジング接続等の接続構造とすることができる。
【0011】
本発明において、例えば、差込み接続のように、一方の合流排水管継ぎ手又は合流排水横枝管の接続用端部を拡大部に形成して差込み可能とすることができる。この場合には、この拡大部に、回動可能に接続する相手方の合流排水管継ぎ手の接続用端部を差込み、両端部間に、ゴムリング等のシール部材を配置して、該シール部材により液密にシールされた状態で回動可能な差込み口に形成することができる。
【0012】
合流排水管継ぎ手には、衛生器具の排水横枝管が接続可能な、少なくとも一個の分岐管部が接続用端部が形成されている主管部から分岐して設けられる。この分岐管部は合流排水管継ぎ手にY字形分岐管等の各種分岐管として形成することができ、衛生器具の排水横枝管部に管継ぎ手を介して又は介さずに取り外し可能に接続できるように形成される。
【0013】
本発明において、合流排水横枝管の接続用端部と、合流排水管継ぎ手の接続用端部とを、略同寸法の管状部に形成して、互いに突き合うように配置して、例えばゴムリング等のシール部材を有するハウジング型継ぎ手等を使用して、回動可能に接続することができる。また、合流排水横枝管の接続用端部は、合流排水管継ぎ手の接続用端部と、略同寸法の管部に形成して、両端部を突き合わせた状態で、ゴムシール部材を備えるカラー継ぎ手により、回動可能に接続することができる。
【0014】
本発明において、合流排水横枝管及び合流排水管継ぎ手は、従来の合流排水横枝管及び合流排水管継ぎ手と同様の素材で形成することができる。
本発明において、合流排水管継ぎ手の一方の側の接続用端部、即ち第一の接続用端部を拡大開口に形成し、他方の接続用端部、即ち第二接続用端部を差込み用開口に形成することができる。また、第一の合流排水管継ぎ手は、両端部の接続用端部に拡大開口を形成し、第二の合流排水管継ぎ手及び合流排水横枝管の接続用端部を差込み開口に形成することができる。何れの場合にも、拡大開口内に差込み用開口が差し込まれ、両開口の間に、リング状のシール部材が挟着させて、両開口間を回動可能に接続する。
【0015】
本発明は、建物内の合流排水横枝管に接続する排水ヘッダーと、該排水ヘッダーに着脱自在に接続する複数の排水横枝管とからなる建物内排水管システムにおいて、該排水ヘッダーは複数個の合流排水管継ぎ手を回動自在に連結してなるので、合流排水横枝管を跨ぐ方向に、又は上流側から下流側又はこの逆に下流側から上流側に合流排水管横枝管を跨ぐ方向に衛生器具の配置を変更しても、合流排水管継ぎ手を隣接する合流排水横枝管又は合流排水管継ぎ手に対して回動させることによって、合流排水管継ぎ手を、これに接続する合流排水管継ぎ手及び合流排水横枝管の何れとも係合又は接続を解くことなく、合流排水管継ぎ手の分岐管部の接続口を合流排水横枝管を中心にして反対側に向けることができ、移設した衛生器具に排水横枝管を接続することができ、また、複数の合流排水管継ぎ手が、夫々回動可能に最下流側に集約することもあり、排水横枝管の排水経路合流排水横枝管の排水流れ方向に対して反転する部分を生じることがなく、排水搬送性能を低下させない。
【0016】
【実施例】
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施例について説明するが、本発明は、以下の例示及び説明の内容によって何ら限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例の排水管システムにおける衛生器具、合流排水横枝管及び合流排水管継ぎ手の接続関係を示す概略の配管図である。図2は、前記図1に示す本発明の一実施例における排水管システムの合流排水管継ぎ手に対する合流排水横枝管及び他の合流排水管継ぎ手の接続関係の一例を示す概略の部分断面図である。図3は、前記図1に示す本発明の一実施例の排水管システムにおけ合流排水管継ぎ手に対する図2と異なる合流排水横枝管及び他の合流排水管継ぎ手の接続関係の一例を示す概略の部分断面図である。図4は、前記図1に示す本発明の一実施例の排水管システムにおける合流排水管継ぎ手に対する図2及び図3と異なる合流排水横枝管及び他の合流排水管継ぎ手の接続関係の一例を示す概略の部分断面図である。図1乃至図4において対応する部分には同一の符号が付されている。
【0017】
図1に示す実施例において、排水管システム1は、排水立管又は排水桝(何れも図示されていない)に、合流排水横枝管2が、合流排水の流れる方向3において接続固定されている。本例においては、衛生器具として、洗面器4、洗濯機パン5及びユニットバス6が設けられている。洗面器4の排水横枝管7は、合流排水管継ぎ手8に形成されている分岐管部9に接続している。合流排水管継ぎ手8に対して上流側には、合流排水管継ぎ手10が接続しており、この合流排水管継ぎ手10は、分岐管部11を有している。洗濯機パン5の排水横枝管12は、前記分岐管部11に接続している。合流排水管継ぎ手10に対して上流側には、合流排水管継ぎ手13が接続しており、この合流排水管継ぎ手13には、分岐管部14が形成されている。ユニットバス6の排水横枝管15は、前記分岐管部14に接続している。
【0018】
本例は以上のように構成されている。そこで、本例の配管システムの使用について、図1に示す実施例において、洗面器4を、合流排水横枝管2及び16の中心軸を結ぶ軸線17の右側から左側に移設する事例を説明する。
即ち、洗面器4を、図1の前記軸線17の右側の位置から、図1の前記軸線17の左側の位置に移設する場合には、まず、(1)洗面器4について、洗面器4に接続する側及び合流排水管継ぎ手8の分岐管部9に接続する側で排水横枝管7を外して該排水横枝管7を取り除く。次いで、(2)合流排水管継ぎ手8に隣接の合流排水横枝管2及び合流排水管継ぎ手10が回転しないように夫々を抑えながら、合流排水管継ぎ手8を、分岐管部9が前記軸線17の左側で洗面器4の移設予定位置の方向を向くまで、合流排水横枝管2及び16を結ぶ前記軸線17を中心に回転させる。次いで、(3)合流排水管継ぎ手8の回転により分岐管部9を、洗面器4の移設予定位置の方向に向けた後、分岐管部9と洗面器4とを結ぶ排水横枝管7を配管し、洗面器4の移設を行う。
【0019】
また、洗濯機パン5を、図1の前記軸線17の右側の位置から、図1の前記軸線17の左側の位置に移設する場合には、まず、(1)洗濯機パン5について、洗濯機パン5に接続する側及び合流排水管継ぎ手10の分岐管部11に接続する側で排水横枝管12を外して該排水横枝管12を取り除く。次いで、(2)合流排水管継ぎ手10に隣接の合流排水管継ぎ手8及び合流排水管継ぎ手13が回転しないように夫々を抑えながら、合流排水管継ぎ手10を、分岐管部11が前記軸線17の左側で洗濯機パン5の移設予定位置の方向を向くまで、合流排水横枝管2及び16を結ぶ前記軸線17を中心に回転させる。次いで、(3)合流排水管継ぎ手10の回転により分岐管部11を、洗濯機パン5の移設予定位置の方向に向けた後、分岐管部11と洗濯機パン5とを結ぶ排水横枝管12を配管し、洗濯機パン5の移設を行う。
【0020】
さらに、ユニットバス6を、図1の前記軸線17の右側の位置から、図1の前記軸線17の左側の位置に移設する場合には、まず、(1)ユニットバス6について、ユニットバス6に接続する側及び合流排水管継ぎ手13の分岐管部14に接続する側で排水横枝管15を外して該排水横枝管15を取り除く。次いで、(2)合流排水管継ぎ手13に隣接の合流排水管継ぎ手10及び合流排水横枝管16が回転しないように夫々を抑えながら、合流排水管継ぎ手13を、分岐管部14が前記軸線17の左側でユニットバス6の移設予定位置の方向を向くまで、合流排水横枝管2及び16を結ぶ前記軸線17を中心に回転させる。次いで、(3)合流排水管継ぎ手13の回転により分岐管部14を、ユニットバス6の移設予定位置の方向に向けた後、分岐管部14とユニットバス6とを結ぶ排水横枝管15を配管し、ユニットバス6の移設を行う。
【0021】
本例においては、衛生器具として、洗面器4、洗濯機パン5及びユニットバス6を合流排水横枝管2に、合流排水管継ぎ手8、10及び13を介して接続する例を説明したが、これ以外の衛生器具を加えても、本例に準じて配置し、移設時の配管作業を行うことができる。また以下の例においても、本例に準じて配置し、移設時の配管作業を行うことができる。
本例において、分岐管部を有する合流排水管継ぎ手8、10及び13を直列に接続しているが、このように複数の合流排水管継ぎ手を連続して直列に接続して形成した集合継ぎ手部は、排水ヘッダー18と呼ばれている。
【00022】
図2に示す実施例においては、合流排水横枝管2の、排水ヘッダー18の合流排水管継ぎ手8と接続する拡大接続端部19は、合流排水管継ぎ手8の差込み口20が挿入可能であるように、径が拡大された拡大接続開口部21となっている。前記拡大接続開口部21の内部には、合流排水管継ぎ手8の差込み口20が差し込まれて、リング状シール部材22により回動可能に支持されている。
【0023】
本例において、合流排水管継ぎ手8は、その主たる管状部23の側部に、分岐管部9が形成され、その端部には径が拡大された分岐管部接続口24が形成されている。分岐管部接続口24には、その外側に向けてフランジ部25が形成され、分岐管部接続口24の内側にパッキング26が配置されている。パッキング26及びフランジ部25の上には、抑え輪27が配置されており、抑え輪27は、フランジ部25にボルト28及びナット29を介して取り付けられている。合流排水管継ぎ手8の一方の端部の差込み口20に対し反対側の端部30には、拡大接続開口部31が形成されており、この拡大接続開口部31の内部には、合流排水管継ぎ手8と同一の構造を有する隣接する合流排水管継ぎ手10の差込み口32が差し込まれて、リング状シール部材33により回動可能に支持されている。合流排水管継ぎ手10においても同様に、差込み口32に対し反対側の端部34には、拡大接続開口部35が形成されており、この拡大接続開口部35の内部には、合流排水管継ぎ手8及び10と同一の構造を有して隣接する合流排水管継ぎ手13の差込み口36が差し込まれて、リング状シール部材37により回動可能に支持されている。
【0024】
本例は以上のように構成されているので、合流排水管継ぎ手8は、合流排水横枝管2の拡大接続開口部19内に、その差込み口20を回動させながら押し込み、又はその侭押し込んで挿入することにより、回動可能に且つ液密に保持される。本例において、リング状シール材は、弾性材料で形成されており、接続時には、拡大接続開口部21内に予め配置されていてもよく、また差込み口20の周囲に予め配置されていてもよい。
【0025】
合流排水管継ぎ手8の分岐管部9への排水横枝管7(図1)の接続は、まず最初に、抑え輪27を排水横枝管7に通し、その次に、パッキング26を排水横枝管7に取り付け、最後に、分岐管部9の差込み口38に排水横枝管7を差込み、ボルト28及びナット29で抑え輪27とフランジ部25を締め付けることで、抑え輪27がパッキング26を押圧して、排水横枝管7を液密に取り付ける。
合流排水管継ぎ手8に合流排水管継ぎ手10を取り付けて接続する場合も、合流排水横枝管2に合流排水管継ぎ手8を取り付けて接続する場合と同様である。即ち、合流排水管継ぎ手10の差込み口32を、合流排水管継ぎ手8の拡大接続開口部31内に、回動しながら押し込み又はその侭押し込むことにより挿入して、回動可能に且つ液密に保持させることにより接続する。
【0026】
本例においても、図1に示す実施例と同様の仕方で、洗面器4、洗濯機パン5及びユニットバス6が設けられている排水管システムにおいて、洗面器4を、合流排水横枝管2及び16の中心軸を結ぶ軸線17の右側から左側に移設することができる。
即ち、洗面器4を、図1の合流排水横枝管2及び16の中心軸を結ぶ軸線17の右側の位置から、図1の前記軸線17の左側の位置に移設する場合には、まず、(1)洗面器4について、洗面器4に接続する側及び合流排水管継ぎ手8の分岐管部9側で排水横枝管7を外して排水横枝管7を取り除く。次いで、(2)洗面器4を軸線17の右側の位置から目的の左側の位置に移設する。次いで、(3)合流排水管継ぎ手8に隣接の合流排水横枝管2及び合流排水管継ぎ手10が回転しないように、夫々を抑えながら合流排水管継ぎ手8を、分岐管部9が、前記軸線17の左側で洗面器を接続させる方向に向くまで、前記軸線17を中心に回転させる。(4)分岐管部9が、前記軸線17の左側で洗面器を接続させる方向に向いたところで、排水横枝管7を洗面器4に接続すると共に、分岐管部9に接続させて、洗面器4と合流排水管継手8の分岐管部9の間に排水横枝管7を配管する。
【0027】
図3に示す実施例は、図2に示す実施例と比較して、合流排水横枝管2と合流排水管継ぎ手8の接続に管継ぎ手部材39を使用する点で相違する。
本例において、管継ぎ手部材39は、合流排水管継ぎ手8の接続する側に、合流排水管継ぎ手8の差込み口20が挿入可能であるように、径が拡大された拡大接続開口部40を有し、合流排水横枝管2に接続する側に、フランジ部41を有する内径が拡大されていない接続開口部42を有している。接続開口部42の一段内径が拡大されている内側部分43には、フランジ部41より上方に突き出て弾性材料製のパッキング44が配置されており、またフランジ部41の上には、抑え輪45が配置されている。抑え輪45は、パッキング44を押圧するように、フランジ部41に、ボルト46及びナット47を介して取り付けられている。
【0028】
したがって、本例において、合流排水横枝管2に合流排水管継ぎ手8を接続するには、例えば、管継ぎ手部材39のボルト46及びナット47の係合を緩めて、管継ぎ手部材39の接続開口部42のパッキング44を緩くする。このパッキング44が緩められた接続開口部42の内側部分43に合流排水横枝管2の接続端開口部48を差し込んでボルト46及びナット47を締めて管継ぎ手部材39に合流排水横枝管2を固定する。固定された管継ぎ手部材39の拡大接続開口部40内に合流排水管継ぎ手8の差込み口20を差し込んで、管継ぎ手部材39に合流排水管継ぎ手8を、リング状のシール部材49を介して回動可能に支持する。
【0029】
本例においては、管継ぎ手39の拡大接続開口部40の内部には、合流排水管継ぎ手8の差込み口20が差し込まれて、リング状のシール部材49により回動可能に支持されている。本例においても、図2の実施例と同様に、合流排水管継ぎ手8には、その管状側部に、図2の実施例と同一構造の分岐管部9が形成され、その端部には径が拡大された排水横枝管接続口38が形成されている。また、合流排水管継ぎ手8には、差込み口20と反対側には拡大接続開口部30が形成されており、この拡大接続開口部30の内部には、合流排水管継ぎ手8と同一の構造を有する隣接する合流排水管継ぎ手10の差込み口32が差し込まれて、リング状のシール部材33により回動可能に支持されている。
【0030】
本例は以上のように構成されているので、本例においても、図1及び図2に示す実施例と同様の仕方で、洗面器4、洗濯機パン5及びユニットバス6が設けられている排水管システムにおいて、洗面器4を、合流排水横枝管2及び16の中心軸を結ぶ軸線17の右側から左側に移設することができる。
【0031】
図4に示す実施例においては、シール部材のゴムリング50を間に収容できるように、溶接リング51が、接続される合流排水管継ぎ手の接続端部52に夫々設けられている。この溶接リング51は、接続端部52の外周に形成された案内溝を以って代えることができる。本例においては、溶接リング51間に配置されているゴムリング50を覆うように、両接続端部52に設けられている溶接リング51を跨いで、一対の半割形のハウジング53が配置される。この半割形ハウジング53には、その長手方向端部に、外側に突き出るように突設片部54が設けられており、夫々突設片部を互いに対向させて、ボルト55及びナット56により、半割形のハウジング53が、ゴムリング50を互いに締め付けて、ゴムリング50を管の接続部に圧着させて管の接続を行なうように固定することができる。以上のように、本例は,半割形ハウジング53を、互いに締め付け固定することにより、ゴムリング50を圧着させて管の接続を行うようにした点、及び合流排水横枝管2及び排水ヘッダーを構成する各合流排水管継ぎ手8、10及び13の夫々に、拡大接続開口部を形成する必要がない点で図2及び3に示す実施例と相違する。
【0032】
即ち、図4に示す実施例においては、排水ヘッダー18の各合流排水管継ぎ手8と、これに接続する直管状の合流排水横枝管2は、共に全体が同寸径に形成されている。したがって、排水ヘッダー18の合流排水管継ぎ手8の接続端開口部52と接続する直管状の合流排水横枝管2の接続端開口部48は、同寸径であり、その接続間隙は符号57で示されている。本例においては、前記ハウジング形の管継ぎ手部材53及びゴムリング50を合流排水管横枝管2の接続端部48及び合流排水管継ぎ手8の接続端部52の上に配置し、一対の半割形のハウジング53を、ゴムリング50及び接続部を囲んで配置して、例えばボルト55及びナット56等の締め具により締めて、ゴムリング50を圧着して、合流排水横枝管2に対し合流排水管継ぎ手8を回動可能に且つ液密に保持することができる。本例において、分岐管部9、11及び14は、図2及び図3に示す実施例と同様に構成される。
本例においても、図1に示す実施例と同様の仕方で、洗面器4、洗濯機パン5及びユニットバス6が設けられている排水管システムにおいて、洗面器4を、合流排水横枝管2及び排水ヘッダー18の各合流排水管継ぎ手8,10及び13の中心軸を結ぶ軸線17の右側から左側に移設することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、建物内の合流排水横枝管に接続する排水ヘッダーと、該排水ヘッダーに着脱自在に接続する複数の排水横枝管とからなる建物内排水管システムにおいて、該排水ヘッダーは複数個の合流排水管継ぎ手を回動自在に連結するので、合流排水管継ぎ手が、下流側に集約されることとなり、衛生器具、例えばユニットバスを、今ある位置から、二つの合流排水横枝管を結ぶ軸線に対し、反対側の場所に移設する場合でも、合流排水管継ぎ手から移設される衛生器具の排水横枝管を外して、ユニットバスを移設する目的位置に移し、合流排水管継ぎ手を前記軸線を中心に回転して、排水横枝管を介して接続することができ、合流排水管継ぎ手を合流排水横枝管から外す事なくユニットバスの移設を行うことができ、また、上流側から下流側の何れの場所に移設する場合でも、従来の排水管システムと、比較して、合流排水横枝管の排水の流れに対して反転する部分を生じることがなく、排水搬送性能を低下させることなく、衛生器具の移設を行うことができる。以上のように、本発明によると、従来の排水管システムに比して、合流排水管継手を外す労力を削減でき、したがって、衛生器具の配置が制限されることがなく、さらに、合流排水管継手を外した場合、新しい合流排水管継手や交換用の配管とのシール部材を必要とせず、衛生器具の取り替え及び配置換えの作業を短縮でき、衛生器具の取り替えコストを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の排水管システムにおける衛生器具、合流排水横枝管及び合流排水管継ぎ手の接続関係を示す概略の配管図である。
【図2】前記図1に示す本発明の一実施例における排水管システムの合流排水管継ぎ手に対する合流排水横枝管及び他の合流排水管継ぎ手の接続関係の一例を示す概略の部分断面図である。
【図3】前記図1に示す本発明の一実施例の排水管システムにおけ合流排水管継ぎ手に対する図2と異なる合流排水横枝管及び他の合流排水管継ぎ手の接続関係の一例を示す概略の部分断面図である。
【図4】前記図1に示す本発明の一実施例の排水管システムにおける合流排水管継ぎ手に対する図2及び図3と異なる合流排水横枝管及び他の合流排水管継ぎ手の接続関係の一例を示す概略の部分断面図である。
【図5】従来の一般的な集合住宅における住戸内の排水管システムを示す概略の部分的配管図である。
【符号の説明】
1、58 排水管システム
2、16、59、64、68、72 合流排水横枝管
3、60 排水の流れる方向
4 洗面器
5 洗濯機パン
6、6′ ユニットバス
7、12、15、61、67、71、71′ 排水横枝管
8、10、13、63、66、70 合流排水管継ぎ手
9、11、14、62、65、69 分岐管部
17、73 軸線
18 排水ヘッダー
19 拡大接続端部
20、32、36 合流排水管継ぎ手の差込み口
21、31、35 拡大接続開口部
22、33、37 リング状シール部材
23 主たる管状部
24 分岐管部接続口
25、41 フランジ部
26、44 パッキング
27 抑え輪
28、46、55 ボルト
29、47、56 ナット
30、34 合流排水管継ぎ手の差込み口に対し反対側の端部
38 分岐管部の差込み口
39 管継ぎ手部材
40、42 管継ぎ手部材39の接続開口部
43 接続開口部の内側部分
47 合流排水横枝管2の接続端開口部
49 シール部材
50 ゴムリング
51 溶接リング
52 合流排水管継ぎ手の接続端開口部
53 半割形のハウジング
54 突設片部
57 接続間隙
58 排水管システム[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a drainage pipe system in a building, and more particularly, to a drainage pipe system in a building in which a change of a sanitary appliance accompanying a change in a living environment and a change of a piping path to a sanitary appliance accompanying a movement are easy.
[0002]
[Prior art]
The water supply and drainage pipes in general concrete buildings are installed under the concrete slab, that is, in the ceiling on the lower floor, with piping installation space, and are placed on the slab through the slab through-holes prepared in advance. Such a water supply / drainage piping system is generally called underfloor piping.
In recent years, particularly in high-rise apartment buildings, it has become the mainstream to provide a pipe installation space between the concrete slab in the dwelling unit and the floor, and to provide water supply and drainage pipes in the space. The water supply / drainage piping system is generally called floor piping. This floor piping has a great merit in that it can be constructed without affecting the lower floor, compared to the conventional floor piping.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, recently, especially in high-rise apartment buildings, due to the progress of electric appliances and sanitary appliances in kitchens, washrooms, etc., and due to changes in the family structure etc. when residents live in the same residence for a long time Due to the change in the layout in the dwelling, for example, the change in the piping in the dwelling unit related to sanitary ware has been increasing.
For example, when relocating such sanitary equipment, the water supply pipes, hot water supply pipes and drain pipes in the dwelling units related to these sanitary equipments must be updated. In particular, in the case of drainage pipes, the horizontal movement of drainage from each sanitary instrument to the combined drainage standpipe depends on the natural flow of the drainage from the sanitary equipment to the merged drainage standpipe installed in the shaft chamber. The branch pipes and the combined drainage horizontal branch pipes must be installed with a predetermined gradient. For this reason, the existing sanitary appliance drainage side branch pipe mounting position of the sanitary appliance that is not to be transferred is installed. The mounting position with the drainage horizontal branch pipe will be restricted.
[0004]
For example, water supply side branch pipes and hot water supply side branch pipes are generally much thinner than drainage side branch pipes, so even if pipes are stacked, they can be accommodated relatively easily in the pipe installation space. As for branch pipes and hot water supply side branch pipes, the pipes can intersect each other. However, in the case of a drainage horizontal branch pipe, the pipe diameter is larger than that of a water supply horizontal branch pipe or a hot water supply horizontal branch pipe. However, changing the slab spacing between the upper and lower floors of the frame concrete is problematic because it reduces the ceiling height of the living space.
Also, in order to avoid the crossing of the drainage horizontal branch pipes, for example, if it is intended to bypass the drainage pipe of the sanitary equipment to be moved, the drainage pipe must be lengthened and the drainage pipe This is an issue both in terms of cost and drainage capacity.
Previously, a construction method was used in which a single dwelling unit was set up and connected to the drainage branch of the nearest sanitary appliance. For the purpose of improving capacity and reducing costs, the drainage of sanitary equipment is collected in a combined drainage horizontal branch pipe and connected to a single drainage standpipe.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the case of a drainage pipe system in a dwelling unit in a general housing complex, a joining drainage branch pipe is connected to a joining drainage pipe joint of a joining drainage standpipe, and each sanitary appliance is connected via a drainage drainage pipe respectively. It connects with the joint drainage pipe joint connected to the middle and the terminal of the joint drainage side branch pipe, and it is the structure connected to a sanitary instrument through the drainage side branch pipe.
For example, in the case of the
[0006]
In this conventional example, the
[0007]
As described above, in the conventional drainage pipe system, when transferring sanitary ware in a dwelling unit that changes the piping across the merged drainage horizontal branch pipe, the drainage pipe of the sanitary equipment is connected to the drainage branch of the joint drainage pipe joint. It was necessary to remove the joint drainage pipe joint from one side or the front and back joint drainage side branch pipes and re-install the entire pipe, which caused a lot of labor. . Further, in the embodiment shown in FIG. 5, for example, the
Therefore, in consideration of the necessary cost and labor, even if it is compromised to change the arrangement of sanitary equipment that does not straddle the combined drainage horizontal branch pipes, inconvenience in using the sanitary equipment remains. It is a problem, and it is also a problem that the degree of freedom of arrangement of sanitary instruments is greatly limited.
An object of this invention is to solve the problem in the case of the change of the piping for drainage accompanying the transfer of a sanitary instrument.
[0008]
[Means for solving problems]
An object of the present invention is to provide a piping system that can freely and easily change drainage piping when a sanitary instrument is moved.
That is, the present invention relates to a drainage pipe system in a building comprising a drainage header connected to a confluent drainage side branch pipe in a building and a plurality of drainage side branch pipes detachably connected to the drainage header. An in-building drain pipe system is characterized in that individual joint drain pipe joints are rotatably connected.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the in-building drainage pipe system of the present invention, the combined drainage horizontal branch pipes are connected to drainage vertical pipes or drainage basins via pipe joints, respectively. In order to connect the branch pipes, a joint drain pipe joint having a branch pipe portion is used. In the present invention, the drain header is composed of a plurality of joint drain pipe joints, and the joint structure of the drain header smoothly drains the drains in one or more drain side branch pipes into the joint drain in the joint drain pipe joint. The connecting part of the upstream joining drainage pipe joint and the connecting part of the downstream joining drainage pipe joint are arranged on a straight line, and a straight line having an inclination with respect to the straight line, for example, about 45 ° The drainage horizontal branch pipe is connected and arranged on the top. In the present invention, the in-building drain pipe system having the drain header is suitable for being arranged between the concrete slab in the dwelling unit and the floor so that construction can be performed without affecting the lower floor.
[0010]
In the present invention, both ends of the joint drain pipe joint are connecting end parts, and the joint drain side branch pipe or the joint drain pipe joint connecting end part is sealed by a sealing member such as a rubber ring. It can be rotated and connected. The connection end portions at both ends can have the same connection structure or a different connection structure as long as they can be pivotably connected in a sealed state. The connection structure is connected so as to be rotatable in a sealed state, and can be a connection structure such as an insertion connection using a rubber ring or a housing connection.
[0011]
In the present invention, for example, as in the case of plugging connection, one of the joining drainage pipe joints or the joining drainage side branch pipe connecting end part can be formed in the enlarged portion so as to be plugged in. In this case, the connecting end of the mating drainage pipe joint to be connected to be rotatable is inserted into the enlarged portion, and a sealing member such as a rubber ring is disposed between the both ends. It can be formed in an insertion port that can be rotated in a liquid-tight sealed state.
[0012]
The joint drain pipe joint is provided with at least one branch pipe portion that can be connected to the drainage horizontal branch pipe of the sanitary appliance, branched from the main pipe portion where the connection end is formed. This branch pipe part can be formed as various branch pipes such as a Y-shaped branch pipe at the joint drain pipe joint, so that it can be detachably connected to the drainage horizontal branch pipe part of the sanitary appliance through or without the pipe joint. Formed.
[0013]
In the present invention, the connecting end of the joining drainage horizontal branch pipe and the connecting end of the joining drainage pipe joint are formed in a tubular part having substantially the same dimensions and arranged so as to face each other, for example, rubber A housing type joint having a sealing member such as a ring can be used to enable a pivotable connection. Further, the connecting end portion of the joining drainage horizontal branch pipe is formed in a pipe portion having substantially the same dimensions as the connecting end portion of the joining drainage pipe joint, and a collar joint provided with a rubber seal member in a state where both ends are butted. Thereby, it can connect so that rotation is possible.
[0014]
In the present invention, the joining drainage horizontal branch pipe and the joining drainage pipe joint can be formed of the same material as the conventional joining drainage lateral branch pipe and the joining drainage pipe joint.
In the present invention, the connecting end on one side of the joint drain pipe joint, that is, the first connecting end is formed in the enlarged opening, and the other connecting end, that is, the second connecting end is inserted. It can be formed in the opening. In addition, the first joint drain pipe joint is formed with an enlarged opening at the connection ends at both ends, and the second joint pipe joint and the connection end of the joint drain horizontal branch pipe are formed at the insertion opening. Can do. In any case, an insertion opening is inserted into the enlarged opening, and a ring-shaped seal member is sandwiched between the openings so that the openings can be rotated.
[0015]
The present invention relates to a drainage pipe system in a building comprising a drainage header connected to a confluent drainage side branch pipe in a building and a plurality of drainage side branch pipes detachably connected to the drainage header. Since the joint drainage pipe joint is pivotally connected, the junction drainage pipe crosses the junction drainage side branch pipe in the direction straddling the junction drainage side branch pipe, or from the upstream side to the downstream side or vice versa. Even if the arrangement of sanitary equipment is changed in the direction, the combined drainage pipe joint is connected to this by rotating the joint drainage pipe joint relative to the adjacent joint drainage horizontal branch pipe or the joint drainage pipe joint. The connection port of the junction pipe joint can be directed to the opposite side of the junction drain side branch pipe without engaging or disconnecting either the pipe joint or the junction drain side branch pipe. Drainage horizontal branch pipe on sanitary ware In addition, a plurality of merging drain pipe joints may be gathered to the most downstream side so that they can rotate, respectively, and the drainage path of the drainage side branch pipe is connected to the drainage flow direction of the junction drainage side branch pipe There is no part that reverses, and drainage transport performance is not reduced.
[0016]
【Example】
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings, but the present invention is not limited to the contents of the following examples and descriptions.
FIG. 1 is a schematic piping diagram showing the connection relationship of sanitary instruments, merged drainage side branch pipes and merged drainage pipe joints in the drainage pipe system of one embodiment of the present invention. FIG. 2 is a schematic partial cross-sectional view showing an example of the connection relation of the joined drainage side branch pipe and the other joined drain pipe joint to the joined drain pipe joint of the drain pipe system in the embodiment of the present invention shown in FIG. is there. FIG. 3 is a schematic diagram showing an example of the connection relationship between the joint drain side branch pipe and other joint drain pipe joints different from FIG. 2 to the joint drain pipe joint in the drain pipe system of the embodiment of the present invention shown in FIG. FIG. FIG. 4 shows an example of the connection relation of the combined drainage side branch pipe and other combined drainage pipe joints different from those in FIG. 2 and FIG. 3 to the joint drainage pipe joint in the drainage pipe system of the embodiment of the present invention shown in FIG. It is a general | schematic fragmentary sectional view shown. Corresponding portions in FIGS. 1 to 4 are denoted by the same reference numerals.
[0017]
In the embodiment shown in FIG. 1, the drainage pipe system 1 includes a drainage standpipe or a drainage basin (both not shown), and a joined drainage horizontal branch pipe 2 is connected and fixed in a direction 3 in which the joined drainage flows. . In this example, a
[0018]
This example is configured as described above. Therefore, an example of transferring the
That is, when the
[0019]
When the washing machine pan 5 is moved from the position on the right side of the
[0020]
Further, when the
[0021]
In this example, as an example of a sanitary instrument, the
In this example, the joint
[00022]
In the embodiment shown in FIG. 2, the enlarged
[0023]
In this example, the merging drain pipe joint 8 has a branch pipe part 9 formed at the side of the main
[0024]
Since this example is configured as described above, the merging drain pipe joint 8 is pushed into the
[0025]
Connection of the drainage side branch pipe 7 (FIG. 1) to the branch pipe portion 9 of the joint
The case where the junction drain pipe joint 10 is attached and connected to the junction drain pipe joint 8 is the same as the case where the junction drain pipe joint 8 is attached and connected to the junction drain side pipe 2. That is, the
[0026]
Also in this example, in the drainage pipe system provided with the
That is, when the
[0027]
The embodiment shown in FIG. 3 differs from the embodiment shown in FIG. 2 in that a pipe joint member 39 is used to connect the combined drainage horizontal branch pipe 2 and the combined
In this example, the pipe joint member 39 has an
[0028]
Therefore, in this example, in order to connect the merged drainage pipe joint 8 to the merged drainage lateral branch pipe 2, for example, the engagement of the bolt 46 and the
[0029]
In this example, the
[0030]
Since this example is configured as described above, also in this example, the
[0031]
In the embodiment shown in FIG. 4, a
[0032]
That is, in the embodiment shown in FIG. 4, the joint
Also in this example, in the drainage pipe system provided with the
[0033]
【The invention's effect】
The present invention relates to a drainage pipe system in a building comprising a drainage header connected to a confluent drainage side branch pipe in a building and a plurality of drainage side branch pipes detachably connected to the drainage header. Since the joint drainage pipe joints are pivotably connected, the joint drainage pipe joints are concentrated on the downstream side, and the sanitary appliance, for example, the unit bath, is installed from the current position with the two joint drainage side branch pipes. Even when moving to the opposite side of the connecting axis, remove the drainage side branch pipe of the sanitary equipment to be transferred from the joint drain pipe joint, move it to the target position to transfer the unit bath, and connect the joint drain pipe joint Rotating around the axis, it can be connected via a drainage horizontal branch pipe, the unit bath can be moved without removing the joint drainage pipe joint from the junction drainage horizontal branch pipe, and from the upstream side Downstream Even when relocating to any location, compared to the conventional drainage pipe system, there is no part that reverses with respect to the drainage flow of the combined drainage side branch pipe, without reducing drainage conveyance performance, Sanitary equipment can be relocated. As described above, according to the present invention, it is possible to reduce the labor for removing the joint drain pipe joint as compared with the conventional drain pipe system, and therefore, the arrangement of the sanitary equipment is not limited, and the joint drain pipe When the joint is removed, a seal member with a new combined drainage pipe joint or replacement pipe is not required, so that the sanitary equipment replacement and rearrangement work can be shortened, and the sanitary equipment replacement cost can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic piping diagram showing a connection relationship between sanitary equipment, a combined drainage horizontal branch pipe and a combined drainage pipe joint in a drainpipe system according to an embodiment of the present invention.
2 is a schematic partial cross-sectional view showing an example of a connection relationship of a combined drainage horizontal branch pipe and another combined drainage pipe joint to a joint drainage pipe joint of the drainage pipe system in the embodiment of the present invention shown in FIG. 1; FIG. is there.
FIG. 3 is a schematic diagram showing an example of the connection relation of the combined drainage horizontal branch pipe and other joint drainage pipe joints different from those in FIG. 2 to the joint drainage pipe joint in the drainage pipe system of the embodiment of the present invention shown in FIG. 1; FIG.
4 is an example of a connection relationship between a combined drainage horizontal branch pipe and other combined drainage pipe joints different from those in FIG. 2 and FIG. 3 with respect to the combined drainage pipe joint in the drainage pipe system of the embodiment of the present invention shown in FIG. It is a general | schematic fragmentary sectional view shown.
FIG. 5 is a schematic partial piping diagram showing a drain pipe system in a dwelling unit in a conventional general apartment house.
[Explanation of symbols]
1,58 Drainage pipe system
2, 16, 59, 64, 68, 72 Combined drainage side branch pipe
3, 60 Flow direction of drainage
4 Basin
5 Washing machine bread
6, 6 'unit bus
7, 12, 15, 61, 67, 71, 71 ′ Drainage horizontal branch pipe
8, 10, 13, 63, 66, 70 Joint drain pipe joint
9, 11, 14, 62, 65, 69 Branch pipe section
17, 73 axis
18 Drainage header
19 Extended connection end
20, 32, 36 Joint drain pipe joint outlet
21, 31, 35 Enlarged connection opening
22, 33, 37 Ring-shaped seal member
23 Main tubular part
24 Branch pipe connection port
25, 41 Flange
26, 44 Packing
27 Retaining wheel
28, 46, 55 volts
29, 47, 56 Nut
30, 34 The opposite end of the joint drain pipe joint
38 Branch pipe outlet
39 Pipe fittings
40, 42 Connection opening of pipe joint member 39
43 Inside part of connection opening
47 Joint end opening of combined drainage horizontal branch pipe 2
49 Seal member
50 Rubber ring
51 Welding ring
52 Connection end opening of joint drain pipe joint
53 Half-shaped housing
54 Projection piece
57 Connection gap
58 Drainage pipe system
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